JPH10330254A - 翼状片の進行および術後の再発抑制剤 - Google Patents
翼状片の進行および術後の再発抑制剤Info
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- JPH10330254A JPH10330254A JP12658698A JP12658698A JPH10330254A JP H10330254 A JPH10330254 A JP H10330254A JP 12658698 A JP12658698 A JP 12658698A JP 12658698 A JP12658698 A JP 12658698A JP H10330254 A JPH10330254 A JP H10330254A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 翼状片組織の増殖抑制作用を有し、翼状片の
進行および術後の再発抑制剤として有用な医薬品組成物
を提供する。 【解決手段】 【化1】 〔R1はH,ハロゲン,OH,アルキル、アルコキシ
等、R2、R3はH,アルコキシ等、R4、R5はH,
アルコキシ等、Yは−NR6R7(R6、R7はH,ア
ルキル,シクロアルキルアルキル等),−NH(C
H2)n−A−R8〔Aは単結合、−O−(CH2)m
−(mは2〜6),−N(R9)(CH2)p−(R9
はH,置換可アルキル、pは2〜6)、R8はOH,置
換可アミノ、nは2〜6〕,置換可アリールアミノ又は
ヒドロキシアミノ〕で表される2−アシルアミノベンズ
アミド誘導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を
有効成分として含有することを特徴とする医薬品組成
物。
進行および術後の再発抑制剤として有用な医薬品組成物
を提供する。 【解決手段】 【化1】 〔R1はH,ハロゲン,OH,アルキル、アルコキシ
等、R2、R3はH,アルコキシ等、R4、R5はH,
アルコキシ等、Yは−NR6R7(R6、R7はH,ア
ルキル,シクロアルキルアルキル等),−NH(C
H2)n−A−R8〔Aは単結合、−O−(CH2)m
−(mは2〜6),−N(R9)(CH2)p−(R9
はH,置換可アルキル、pは2〜6)、R8はOH,置
換可アミノ、nは2〜6〕,置換可アリールアミノ又は
ヒドロキシアミノ〕で表される2−アシルアミノベンズ
アミド誘導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を
有効成分として含有することを特徴とする医薬品組成
物。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は翼状片の進行および
術後の再発抑制剤として有用な医薬品組成物に関するも
のである。 【0002】さらに詳しく述べれば本発明は、一般式 【0003】 【化4】 【0004】〔式中のR1は水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ヒドロキ
シ低級アルコキシ基、シクロアルキルアルコキシ基、ア
ラルキルオキシ基、低級アシル基、ニトロ基、シアノ
基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよ
いアミノ基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニ
ル基または低級アルキルスルホニル基であり、R2およ
びR3は同じでも異なっていてもよく、それぞれ水素原
子または低級アルコキシ基であり、または両者で一緒に
なって酸素原子を介する低級アルキレン基を形成しても
よく、R4及びR5は同じでも異なっていてもよく、そ
れぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、低級アルキル
基または低級アルコキシ基であり、Yは一般式 【0005】−N(R6)(R7) 【0006】(式中のR6及びR7は同じでも異なって
いてもよく、それぞれ水素原子、低級アルキル基、シク
ロアルキルアルキル基またはアラルキル基である)で表
される基、一般式 【0007】−NH−(CH2)n−A−R8 【0008】〔式中のAは単結合、一般式 【0009】−O−(CH2)m− 【0010】(式中のmは2〜6の整数である)で表さ
れる基または一般式 【0011】−N(R9)(CH2)p− 【0012】(式中のR9は水素原子または置換基とし
て水酸基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されてい
てもよいアミノ基を有していてもよい低級アルキル基で
あり、pは2〜6の整数である)で表される基であり、
R8は水酸基、低級アルキル基でモノまたはジ置換され
ていてもよいアミノ基であり、nは2〜6の整数であ
る〕で表される基、置換基としてカルボキシル基を有し
ていてもよいアリールアミノ基またはヒドロキシアミノ
基である〕で表される2−アシルアミノベンズアミド誘
導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を有効成分
として含有することを特徴とする翼状片の進行および術
後の再発抑制剤に関するものである。 【0013】 【従来の技術】翼状片とは、例えば、紫外線、乾燥、高
温、冷気、塵埃等の外界からの刺激により、肥厚、充血
した結膜が角膜に三角形に侵入することにより発症する
眼疾患であり、特に翼状片は瞼裂に沿った鼻側の角膜に
多く認められ、結膜から角膜頂点に向かって徐々に進行
し、瞳孔領にかかると視力障害を招く。しかしながら、
現在翼状片の進行を抑制し確実に奏効する治療薬剤はな
く、翼状片治療としては、翼状片組織を切除する等の外
科的手術が専ら行われている。 【0014】また、翼状片手術において、術後に約30
〜50%と非常に高い頻度で翼状片が再発することが重
大な問題点として指摘されており、翼状片の治療分野に
おいて、翼状片の再発を抑制する物質を模索すべく鋭意
研究が活発に行われている。これまで、例えば、マイト
マイシン等の抗腫瘍剤で有効性が確認されているが、強
膜軟化症等の重篤な副作用の問題が懸念されており〔例
えば、Connective Tissue,Vol.
26,pp135〜137(1994)〕、臨床的には
満足できるものではない。その他、ストロンチウム90
を用いたβ線照射が翼状片術後の再発抑制に有効である
ことが報告されているが、白内障等の障害が指摘されて
いる〔例えば、眼科,Vol.24,pp917〜92
3(1982)〕。それ故、効果的な翼状片の治療薬お
よび術後の再発抑制薬の開発が大いに待望されている。 【0015】前記一般式(I)で表される2−アシルア
ミノベンズアミド誘導体が翼状片の進行および術後の再
発を抑制する効果を有することは何ら開示されておら
ず、前記一般式(I)で表される2−アシルアミノベン
ズアミド誘導体が翼状片の進行および術後の再発抑制剤
として有用であることは全く知られていない。 【0016】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、翼状片組織
の増殖を阻害する効果を有し、翼状片の進行および術後
の再発を顕著に抑制する薬剤を提供するものである。 【0017】 【発明の実施の形態】本発明者らは翼状片組織の増殖に
対して抑制効果を示す化合物を見いだすべく鋭意研究し
た結果、前記一般式(I)で表される2−アシルアミノ
ベンズアミド誘導体が翼状片組織の増殖を顕著に阻害す
る作用を有することを見出し、翼状片の進行および術後
の再発抑制剤として極めて有用であるという知見を得、
本発明をなすに至った。 【0018】即ち、本発明は、一般式 【0019】 【化5】 【0020】〔式中のR1は水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ヒドロキ
シ低級アルコキシ基、シクロアルキルアルコキシ基、ア
ラルキルオキシ基、低級アシル基、ニトロ基、シアノ
基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよ
いアミノ基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニ
ル基または低級アルキルスルホニル基であり、R2およ
びR3は同じでも異なっていてもよく、それぞれ水素原
子または低級アルコキシ基であり、または両者で一緒に
なって酸素原子を介する低級アルキレン基を形成しても
よく、R4及びR5は同じでも異なっていてもよく、そ
れぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、低級アルキル
基または低級アルコキシ基であり、Yは一般式 【0021】−N(R6)(R7) 【0022】(式中のR6及びR7は同じでも異なって
いてもよく、それぞれ水素原子、低級アルキル基、シク
ロアルキルアルキル基またはアラルキル基である)で表
される基、一般式 【0023】−NH−(CH2)n−A−R8 【0024】〔式中のAは単結合、一般式 【0025】−O−(CH2)m− 【0026】(式中のmは2〜6の整数である)で表さ
れる基または一般式 【0027】−N(R9)(CH2)p− 【0028】(式中のR9は水素原子または置換基とし
て水酸基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されてい
てもよいアミノ基を有していてもよい低級アルキル基で
あり、pは2〜6の整数である)で表される基であり、
R8は水酸基、低級アルキル基でモノまたはジ置換され
ていてもよいアミノ基であり、nは2〜6の整数であ
る〕で表される基、置換基としてカルボキシル基を有し
ていてもよいアリールアミノ基またはヒドロキシアミノ
基である〕で表される2−アシルアミノベンズアミド誘
導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を有効成分
として含有する翼状片の進行および術後の再発抑制剤に
関するものである。 【0029】本発明において、低級アルキル基とは、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル
基、tert−ペンチル基、ヘキシル基等の炭素数1〜
6の直鎖状または枝分かれ状のアルキル基をいい、低級
アルコキシ基とは、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペン
チルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオ
キシ基、tert−ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ
基等の炭素数1〜6の直鎖状または枝分かれ状のアルコ
キシ基をいう。 【0030】低級アルコキシカルボニル基とは、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカ
ルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカ
ルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブト
キシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、
ペンチルオキシカルボニル基、イソペンチルオキシカル
ボニル基、ネオペンチルオキシカルボニル基、tert
−ペンチルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボ
ニル基等の炭素数2〜7の直鎖状または枝分かれ状のア
ルコキシカルボニル基をいう。 【0031】アリール基とは、フェニル基、ナフチル基
等の芳香族炭化水素基をいい、アラルキル基とは前記ア
リール基で置換された前記低級アルキル基をいい、アラ
ルキルオキシ基とは前記アリール基で置換された前記低
級アルコキシ基をいい、シクロアルキル基とは3〜7員
環の環状アルキル基をいい、シクロアルキルアルキル基
とは前記シクロアルキル基で置換された前記低級アルキ
ル基をいい、シクロアルキルアルコキシ基とは前記シク
ロアルキル基で置換された前記低級アルコキシ基をい
う。 【0032】ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子をいい、低級アシル基とは、
アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基等の直鎖状又
は枝分かれ状の炭素数2〜7のアルキルカルボニル基を
いい、低級アルキルスルホニル基とは、メタンスルホニ
ル基、エタンスルホニル基等の直鎖状又は枝分かれ状の
炭素数1〜6のアルキルスルホニル基をいう。 【0033】酸素原子を介する低級アルキレン基とはメ
チレンジオキシ基、エチレンジオキシ基等の酸素原子を
含む炭素数1〜6のアルキレン基をいう。 【0034】本発明者らは、翼状片組織由来細胞を用い
たin vitroの細胞増殖阻害作用確認試験におい
て、前記一般式(I)で表される2−アシルアミノベン
ズアミド誘導体が顕著に翼状片組織の増殖を抑制するこ
とを確認した。 【0035】このように、前記一般式(I)で表される
2−アシルアミノベンズアミド誘導体は優れた翼状片組
織由来細胞の増殖抑制効果を有するものであり、翼状片
の進行および術後の再発抑制剤として極めて有用な化合
物である。 【0036】従って、前記一般式(I)で表される2−
アシルアミノベンズアミド誘導体またはその薬理学的に
許容される塩を有効成分として用いることにより、翼状
片の進行および術後の再発抑制剤として有用な医薬品組
成物を製造することができる。 【0037】有効成分である前記一般式(I)で表され
る2−アシルアミノベンズアミド誘導体およびそれらの
薬理学的に許容される塩は一部公知化合物であり、その
製法は種々知られており(例えば、Egypt.J.C
hem.,28巻,3号,235〜238ページ(19
85年)、特開昭47−2927号、特開昭63−29
5543号、特開昭63−295544号、特開平1−
26543号、Indian J.Chem.,13
巻,4号,326〜328ページ(1975年)、Bu
ll.Trav.Soc.Pharm.Lyon,17
巻,4号,143〜148号(1973年)、U.A.
R.Chem.,13巻,4号,379〜390ページ
(1970年)、J.Chem.U.A.R.,12
巻,1号,57〜68ページ(1969年)、米国特許
第3192214号、英国特許公開第1099829
号、J.Med.Chem.,9巻,16号,809〜
812ページ(1966年)、J.Med.Che
m.,12巻,1号,164〜166ページ(1969
年)、J.Chem.Soc.,4420〜4421ペ
ージ(1956年)、Rev.Roum.Chim.,
22巻,8号,1217〜1223ページ(1977
年)等)、これら文献記載の方法またはこれらと類似の
方法、または他の公知な方法を組み合わせることにより
製造することができる。 【0038】例えば、前記一般式(I)で表される化合
物は、一般式 【0039】 【化6】 【0040】(式中のR10は水素原子、ハロゲン原
子、保護基を有する水酸基、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、保護基を有するヒドロキシ低級アルコキシ
基、シクロアルキルアルコキシ基、アラルキルオキシ
基、低級アシル基、ニトロ基、シアノ基、保護基を有す
るモノ低級アルキル置換されていてもよいアミノ基、ジ
低級アルキル置換アミノ基、低級アルコキシカルボニル
基または低級アルキルスルホニル基であり、R2および
R3は前記と同じ意味をもつ)で表されるカルボン酸誘
導体またはその酸ハライド、活性エステル等の反応性官
能的誘導体と、一般式 【0041】 【化7】 【0042】〔式中のY0は一般式 【0043】−N(R6)(R7) 【0044】(式中のR6及びR7は前記と同じ意味を
もつ)で表される基、一般式 【0045】−NH−(CH2)n−A0−R11 【0046】〔式中のA 0 は単結合、一般式 【0047】−O−(CH2)m− 【0048】(式中のmは前記と同じ意味をもつ)で表
される基または一般式 【0049】−N(R12)(CH2)p− 【0050】(式中のR12はアミノ基の保護基または
置換基として水酸基、保護基を有するモノ低級アルキル
置換されていてもよいアミノ基またはジ低級アルキル置
換アミノ基を有していてもよい低級アルキル基であり、
pは前記と同じ意味をもつ)で表される基であり、R
11は水酸基、保護基を有するモノ低級アルキル置換さ
れていてもよいアミノ基またはジ低級アルキル置換アミ
ノ基であり、nは前記と同じ意味をもつ〕で表される
基、置換基としてカルボキシル基を有していてもよいア
リールアミノ基またはヒドロキシアミノ基であり、R4
およびR5は前記と同じ意味をもつ〕で表される2−ア
ミノベンズアミド誘導体またはその閉環体(2−(2−
アミノフェニル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−オ
ン)とを、不活性溶媒中、塩基の存在下、脱水剤または
縮合剤の存在下または非存在下に反応させ、必要に応
じ、保護基を除去し、所望により、加水分解することに
より製造することができる。 【0051】前記一般式(I)で表される化合物は、一
般式 【0052】 【化8】 【0053】(式中のR2、R3、R4、R5およびR
10は前記と同じ意味をもつ)で表される化合物と、一
般式 【0054】H−Y0 (V) 【0055】(式中のY0は前記と同じ意味をもつ)で
表されるアミン化合物とを、不活性溶媒中または無溶媒
で反応させ、必要に応じ、保護基を除去し、所望によ
り、加水分解することにより製造することができる。 【0056】また、前記一般式(I)で表される化合物
は、一般式 【0057】 【化9】 【0058】(式中のR2、R3、R4、R5およびR
10は前記と同じ意味をもつ)で表される2−アシルア
ミノ安息香酸誘導体またはその反応性官能的誘導体と前
記一般式(V)で表されるアミン化合物とを、不活性溶
媒中、塩基の存在下、脱水剤または縮合剤の存在下また
は非存在下に反応させ、必要に応じ、保護基を除去し、
所望により、加水分解することにより製造することがで
きる。 【0059】例えば、前記一般式(I)で表される化合
物のうち、一般式 【0060】 【化10】 【0061】(式中のR1、R2、R3、R4およびR
5は前記と同じ意味をもつ)で表される化合物は、一般
式 【0062】 【化11】 【0063】(式中のR2、R3、R4、R5およびR
10は前記と同じ意味をもつ)で表される2−アシルア
ミノ安息香酸エステル誘導体をアンモニアのメタノール
溶液と触媒量のシアン化ナトリウムの存在下、封管中加
熱下に反応させ、必要に応じ、保護基を除去することに
より製造することができる。 【0064】前記製造方法において原料物質として用い
られる前記一般式(II)および(V)で表される化合
物は、市販品として購入するか、文献記載の公知の方法
またはそれと類似の方法により製造することができる。 【0065】また、前記製造方法において原料物質とし
て用いられる前記一般式(III)で表される化合物
は、市販品として購入するか、一般式 【0066】 【化12】 【0067】(式中のR4およびR5は前記と同じ意味
をもつ)で表されるイサト酸無水物誘導体、または一般
式 【0068】 【化13】 【0069】(式中のR4およびR5は前記と同じ意味
をもつ)で表されるアントラニル酸誘導体を塩化チオニ
ルで処理した後、前記一般式(V)で表されるアミン化
合物と不活性溶媒中、塩基の存在下に反応させることに
より製造することができる。 【0070】前記製造方法において原料物質として用い
られる前記一般式(IV)で表される化合物は、文献記
載の公知の方法またはそれと類似の方法、または前記一
般式(II)で表されるカルボン酸誘導体またはその酸
ハライド、活性エステル等の反応性官能的誘導体と、一
般式 【0071】 【化14】 【0072】(式中のR13は水素原子またはアルキル
基であり、R4およびR5は前記と同じ意味をもつ)で
表されるアントラニル酸誘導体とを、不活性溶媒中、塩
基の存在下、脱水剤または縮合剤の存在下または非存在
下に反応させ、必要に応じ、エステル基を加水分解して
カルボキシル基に変換し、前記一般式(VI)で表され
る2−アシルアミノ安息香酸誘導体を得た後、不活性溶
媒中、無水酢酸等の脱水剤または縮合剤の存在下に閉環
させるか、または加熱下で脱水閉環させることにより製
造することができる。 【0073】また、前記一般式(VIII)、(IX)
および(X)で表される化合物は、市販品として購入す
るか、文献記載の公知の方法またはそれと類似の方法に
より製造することができる。 【0074】前記一般式(I)で表される2−アシルア
ミノベンズアミド誘導体のうち、アミノ基、置換アミノ
基、水酸基またはカルボキシル基を有する化合物は、常
法により、その薬理学的に許容される塩とすることがで
きる。このような塩としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ
化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの鉱酸との酸付加
塩、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、プロピオン酸、クエン
酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、酪酸、シュウ酸、マ
ロン酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、炭酸、グルタミ
ン酸、アスパラギン酸等の有機酸との酸付加塩、ナトリ
ウム塩、カリウム塩等の無機塩基との塩、モルホリン、
ピペリジン、リジン等の有機アミンとの塩を挙げること
ができる。 【0075】前記製法により製造される前記一般式
(I)で表される2−アシルアミノベンズアミド誘導体
およびそれらの薬理学的に許容される塩は、必要に応
じ、慣用の分離手段である分別再結晶法、カラムクロマ
トグラフィーを用いた精製方法、溶媒抽出法等により容
易に単離精製することができる。 【0076】また、前記一般式(I)で表される化合物
には、水和物やエタノール等の医薬品として許容される
溶媒との溶媒和物も含まれる。 【0077】前記一般式(I)で表される化合物には2
つの幾何異性体が存在するが、本発明においてはシス体
(Z体)の化合物またはトランス体(E体)の化合物の
いずれの化合物を使用してもよいが、トランス体(E
体)の方が好ましい。 【0078】前記一般式(I)で表される化合物のう
ち、不斉炭素原子を有する化合物にはR配置およびS配
置の2つの光学異性体が存在するが、本発明においては
いずれの光学異性体を使用してもよく、それらの光学異
性体の混合物であっても構わない。 【0079】本発明で用いられる前記一般式(I)で表
される化合物において、好ましい化合物としては、例え
ば、(E)−N−(2−ヒドロキシエチル)−2−
(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)ベン
ズアミド、(E)−2−〔2−(3,4−ジメトキシシ
ンナモイルアミノ)ベンゾイルアミノ〕安息香酸、
(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズアミド
塩酸塩、(E)−N−(2−ジメチルアミノエチル)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミド塩酸塩等の化合物を挙げることができる。 【0080】前記一般式(I)で表される化合物は非常
に安全性の高い化合物であり、例えば、マウスを用いた
急性毒性試験において、(E)−2−(3,4−ジメト
キシシンナモイルアミノ)ベンズアミドおよび(E)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミドは1000mg/kg以上の単回投与にお
いても死亡例は認められなかった。 【0081】本発明の医薬品組成物を実際の治療に用い
る場合、経口的に投与してもよいが、点眼剤、眼軟膏剤
等による局所投与が好ましい。 【0082】例えば、点眼剤は、前記一般式(I)で表
される化合物またはその薬理学的に許容される塩を適量
の滅菌精製水に適宜界面活性剤を添加した後、加熱溶解
し、次いで必要に応じ、溶解補助剤、保存剤、安定化
剤、緩衝剤、等張化剤、酸化防止剤、粘稠化剤などの慣
用の医薬品添加物を適宜加えることにより製造すること
ができる。 【0083】例えば、眼軟膏剤は、一般的に眼軟膏剤に
用いられる基剤を用いて適宜調製することができる。ま
た、可逆性熱ゲル化水性医薬品として使用することもで
きる。 【0084】本発明の医薬品組成物を実際の治療に用い
る場合、その有効成分である前記一般式(I)で表され
る化合物またはその薬理学的に許容される塩の投与量は
患者の年齢、疾患および治療の程度等により適宜決定さ
れ、治癒効果が発揮できる適当な濃度に設定すればよい
が、例えば、点眼の場合、好ましくは0.001〜2重
量%に調製した点眼剤を、1日1〜数回、1回当たり1
〜数滴点眼する。 【0085】 【実施例】本発明の内容を以下の参考例および実施例で
さらに詳細に説明するが、本発明はその内容に限定され
るものではない。 【0086】参考例1 (E)−3−イソプロポキシケイ皮酸イソプロピル (E)−3−ヒドロキシケイ皮酸(2g)および炭酸カ
リウム(3.7g)のN,N−ジメチルホルムアミド
(20ml)懸濁液にヨウ化イソプロピル(2.68m
l)を加え80℃で3日間攪拌した。反応液に水を加え
酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和重曹水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
塩化メチレン)で分離精製し、3−イソプロポキシケイ
皮酸イソプロピル(1.20g)を得た。 【0087】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.31(d,J=6.3Hz,6
H),1.34(d,J=6.1Hz,6H),4.5
−4.65(m,1H),5.05−5.2(m,1
H),6.39(d,J=16.0Hz,1H),6.
8−7.3(m,4H),7.62(d,J=16.0
Hz,1H) 【0088】参考例2 参考例1と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−3,5−ジメトキシ−4−エトキシケイ皮酸エ
チル 【0089】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.25−1.5(m,6H),3.
87(s,6H),4.09(q,J=7.1Hz,2
H),4.27(q,J=7.1Hz,2H),6.3
5(d,J=15.9Hz,1H),6.75(s,2
H),7.61(d,J=15.9Hz,1H) 【0090】(E)−3,5−ジメトキシ−4−(2−
ヒドロキシエトキシ)ケイ皮酸2−ヒドロキシエチル 【0091】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.7−4.45(m,14H),
6.41(d,J=15.9Hz,1H),6.77
(s,2H),7.65(d,J=15.9Hz,1
H) 【0092】参考例3 (E)−3−イソプロポキシケイ皮酸 (E)−3−イソプロポキシケイ皮酸イソプロピル
(1.1g)のエタノール(10ml)溶液に2規定水
酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加え、室温で15時
間攪拌した。反応液に1規定塩酸を加え反応液を酸性に
し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧濃縮し、(E)−3−イソプロポキ
シケイ皮酸(914mg)を得た。 【0093】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.36(d,J=6.0Hz,6
H),4.5−4.65(m,1H),6.43(d,
J=16.0Hz,1H),6.9−7.4(m,4
H),7.75(d,J=16.0Hz,1H) 【0094】参考例4 参考例3と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−3,5−ジメトキシ−4−エトキシケイ皮酸 【0095】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.37(t,J=7.1Hz,3
H),3.89(s,6H),4.11(q,J=7.
1Hz,2H),6.36(d,J=15.9Hz,1
H),6.78(s,2H),7.71(d,J=1
5.9Hz,1H) 【0096】(E)−3,5−ジメトキシ−4−(2−
ヒドロキシエトキシ)ケイ皮酸 【0097】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.7−3.8(m,2H),3.9
1(s,6H),4.1−4.25(m,2H),6.
37(d,J=15.9Hz,1H),6.79(s,
2H),7.70(d,J=15.9Hz,1H) 【0098】参考例5 (E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸tert−ブ
チル o−ブロモ安息香酸エチル(1.0g)、ヨウ化ナトリ
ウム(720mg)及び臭化ニッケル(II)(190
mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)に
加え、140℃で4時間攪拌した。反応液にアクリル酸
tert−ブチル(0.7ml)、パラジウム(0)ビ
ス(ジベンジリデンアセトン)(23mg)、トリ−o
−トリルホスフィン(530mg)およびトリエチルア
ミン(0.67ml)を加えてさらに140℃で3時間
攪拌した。反応混合物を塩化メチレンで希釈して錯体を
ろ去し、希酢酸溶液で洗浄した。溶媒を減圧留去した
後、ジエチルエーテルに溶解し、蒸留水で3回洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:塩化メチレン)で分離精製することにより、
(E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸tert−ブ
チル(676mg)を得た。 【0099】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.41(t,J=7.1Hz,3
H),1.54(s,9H),4.40(q,J=7.
1Hz,2H),6.23(d,J=15.9Hz,1
H),7.35−7.65(m,3H),7.94(d
d,J=7.8,1.4Hz,1H),8.31(d,
J=15.9Hz,1H) 【0100】参考例6 (E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸 (E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸tert−ブ
チル(538mg)をトリフルオロ酢酸(5ml)に加
え、40℃で30分攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣
に少量のジエチルエーテルを加え、超音波で処理した
後、ろ取し、(E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸
(339mg)を得た。 【0101】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.34(t,J=7.1Hz,3
H),4.34(q,J=7.1Hz,2H),6.4
3(d,J=15.9Hz,1H),7.45−7.9
5(m,4H),8.23(d,J=15.9Hz,1
H),12.4−12.65(br,1H) 【0102】参考例7 (E)−3,4−エチレンジオキシケイ皮酸 3,4−エチレンジオキシベンズアルデヒド(2.0
g)およびマロン酸(1.5g)のピリジン(20m
l)溶液にピペリジン(24μl)を加え、20時間加
熱還流した。更にマロン酸(7.5g)を加え、20時
間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣を2規定水
酸化ナトリウム水溶液に溶解した。水溶液を塩化メチレ
ンで洗浄後、濃塩酸を加え酸性にした。析出物をろ取
し、水およびヘキサンで洗浄し、(E)−3,4−エチ
レンジオキシケイ皮酸(1.48g)を得た。 【0103】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:4.2−4.4(m,4H),6.
37(d,J=16.0Hz,1H),6.89(d,
J=8.4Hz,1H),7.18(dd,J=8.
4,2.0Hz,1H),7.24(d,J=2.0H
z,1H),7.48(d,J=16.0Hz,1
H),12.0−12.6(br,1H) 【0104】参考例8 (E)−2−(2−カルボキシシンナモイルアミノ)安
息香酸 (E)−2−(2−エトキシカルボニルシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(510.8mg)の酢酸(2m
l)溶液に濃塩酸(2ml)を加えて、100℃で5分
間撹拌した。溶媒を減圧留去し、残渣にエタノール(2
ml)および1規定水酸化ナトリウム水溶液(2ml)
を加えて、100℃で4時間撹拌した。反応液を1規定
塩酸で酸性にし、析出物をろ取した後、ジエチルエーテ
ルで洗浄し、(E)−2−(2−カルボキシシンナモイ
ルアミノ)安息香酸(144mg)を得た。 【0105】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.76(d,J=15.6Hz,
1H),7.1−8.05(m,7H),8.34
(d,J=15.6Hz,1H),8.59(d,J=
7.5Hz,1H),11.40(brs,1H),1
3.0−14.0(br,2H) 【0106】参考例9 (E)−4−アセトキシ−3,5−ジメトキシケイ皮酸 (E)−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシケイ皮酸
(365mg)の無水酢酸(5ml)溶液に水酸化ナト
リウム(65mg)を加え、100℃で20分間撹拌し
た。反応液を減圧濃縮し、残渣に2規定塩酸を加え酸性
にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、減圧濃縮し、(E)−4−アセト
キシ−3,5−ジメトキシケイ皮酸(334mg)を得
た。 【0107】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.26(s,3H),3.81
(s,6H),6.64(d,J=16.0Hz,1
H),7.12(s,2H),7.57(d,J=1
6.0Hz,1H),12.3−12.5(br,1
H) 【0108】参考例10 (E)−4−(2−アセトキシエトキシ)−3,5−ジ
メトキシケイ皮酸 (E)−3,5−ジメトキシ−4−(2−ヒドロキシエ
トキシ)ケイ皮酸(292mg)のピリジン(6ml)
溶液に無水酢酸(0.31ml)を加え、室温で13時
間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣に水を加えて酢酸
エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/ジエチルエー
テル=1/1)で分離精製し、(E)−4−(2−アセ
トキシエトキシ)−3,5−ジメトキシケイ皮酸(60
mg)を得た。 【0109】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.09(s,3H),3.88
(s,6H),4.2−4.4(m,4H),6.36
(d,J=15.9Hz,1H),6.78(s,2
H),7.70(d,J=15.9Hz,1H) 【0110】参考例11 2−アミノ−N−(3−フェニルプロピル)ベンズアミ
ド イサト酸無水物(500mg)のN,N−ジメチルホル
ムアミド(3ml)溶液に4−ジメチルアミノピリジン
(37mg)および3−フェニルプロピルアミン(43
6mg)を加え室温で1日間攪拌した。反応液に水を加
え酢酸エチルで抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧濃縮し、2−アミノ−N−(3−フェニ
ルプロピル)ベンズアミド(760mg)を得た。 【0111】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.9−2.0(m,2H),2.6
5−2.8(m,2H),3.4−3.55(m,2
H),5.48(brs,2H),5.98(brs,
1H),6.55−6.95(m,2H),7.1−
7.4(m,7H) 【0112】参考例12 2−アミノ−N−〔2−(2−ヒドロキシエトキシ)エ
チル〕ベンズアミド エタノール(5ml)にイサト酸無水物(1.0g)及
び2−(2−アミノエトキシ)エタノール(645m
g)を加え、10分間加熱還流した。溶媒を減圧留去し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:クロロホルム/メタノール=10/1)により
分離精製し、2−アミノ−N−〔2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エチル〕ベンズアミド(1.32g)を得
た。 【0113】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.05−2.45(br,1H),
3.55−3.85(m,8H),5.25−5.75
(br,2H),6.50−6.75(m,3H),
7.15−7.25(m,1H),7.35(dd,J
=7.9,1.5Hz,1H) 【0114】参考例13 参考例12と同様の方法で以下の化合物を合成した。 2−アミノ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミ
ド 【0115】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.66(t,J=5.1Hz,1
H),3.50−3.65(m,2H),3.75−
3.9(m,2H),5.50(brs,2H),6.
40−6.75(m,3H),7.15−7.30
(m,1H),7.34(dd,J=7.9,1.5H
z,1H) 【0116】2−アミノ−N−(4−ヒドロキシブチ
ル)ベンズアミド 【0117】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.40−2.00(m,4H),
3.40−3.50(m,2H),3.72(t,J=
6.0Hz,2H),5.30−5.70(br,2
H),6.34(brs,1H),6.55−6.75
(m,2H),7.10−7.40(m,2H) 【0118】2−アミノ−N−(2−ジメチルアミノエ
チル)ベンズアミド 【0119】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.26(s,6H),2.50
(t,J=6.0Hz,2H),3.40−3.55
(m,2H),5.54(brs,2H),6.60−
6.80(m,3H),7.15−7.25(m,1
H),7.35(dd,J=7.8,1.4Hz,1
H) 【0120】2−アミノ−N−〔2−〔ビス(2−ヒド
ロキシエチル)アミノ〕エチル〕ベンズアミド 【0121】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.61(t,J=5.0Hz,4
H),2.69(t,J=5.5Hz,2H),3.4
−3.5(m,2H),3.57(t,J=5.0H
z,4H),5.41(brs,2H),6.6−7.
35(m,4H),7.40(dd,J=7.8,1.
3Hz,1H) 【0122】参考例14 (E)−2−(4−ジメチルアミノシンナモイルアミ
ノ)安息香酸 N−カルボキシメチルカルボニルアントラニル酸(5
g)および4−ジメチルアミノベンズアルデヒド(3.
43g)のトルエン(50ml)溶液にピペリジン
(2.22ml)を加え、Dean−Starkトラッ
プを付けて18時間加熱還流した。トルエンを減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:酢酸エチル)で分離精製した後、得られた結晶を
ジエチルエーテルで洗浄し、(E)−2−(4−ジメチ
ルアミノシンナモイル)アミノ安息香酸(1.14g)
を得た。 【0123】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.98(s,6H),6.54
(d,J=15.5Hz,1H),6.73(d,J=
8.9Hz,2H),7.1−7.7(m,5H),
8.00(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),
8.63(d,J=8.4Hz,1H),11.25
(s,1H),13.3−13.9(br,1H) 【0124】参考例15 (E)−2−(4−ジメチルアミノスチリル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン (E)−2−(4−ジメチルアミノシンナモイルアミ
ノ)安息香酸(500mg)を無水酢酸(10ml)に
溶かし、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、
(E)−2−(4−ジメチルアミノスチリル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン(480mg)を得た。 【0125】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.04(s,6H),6.56
(d,J=15.9Hz,1H),6.65−7.85
(m,8H),8.19(dd,J=7.9,1.4H
z,1H) 【0126】参考例16 (E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4−ジメトキ
シスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン 4,5−ジメトキシアントラニル酸(435mg)のピ
リジン(10ml)溶液に(E)−3,4−ジメトキシ
ケイ皮酸クロリド(500mg)を加えて室温で2時間
攪拌した後、無水酢酸(642mg)を加え室温で13
時間攪拌した。反応液を水にあけ攪拌した後、析出物を
ろ取し、(E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4−
ジメトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4
−オン(635mg)を得た。 【0127】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.81(s,3H),3.83
(s,3H),3.89(s,3H),3.94(s,
3H),6.85(d,J=16.1Hz,1H),
7.00(d,J=8.4Hz,1H),7.09
(s,1H),7.25−7.5(m,3H),7.6
7(d,J=16.1Hz,1H) 【0128】参考例17 (E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4,5−トリ
メトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−
オン 4,5−ジメトキシアントラニル酸(423mg)のピ
リジン(5ml)溶液に(E)−3,4,5−トリメト
キシケイ皮酸クロリド(500mg)を加え室温で1時
間攪拌した後、無水酢酸(510mg)を加え室温で1
3時間攪拌した。反応液を水にあけ攪拌した後、析出物
をろ取し、得られた析出物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/ジエチルエーテ
ル=10/1)で分離精製し、(E)−6,7−ジメト
キシ−2−(3,4,5−トリメトキシスチリル)−
3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(562mg)を
得た。 【0129】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.90(s,3H),3.91
(s,3H),4.00(s,3H),4.02(s,
3H),6.68(d,J=16.0Hz,1H),
6.82(s,2H),7.02(s,2H),7.5
5(s,2H),7.75(d,J=16.0Hz,1
H) 【0130】参考例18 (E)−2−(2−カルボキシスチリル)−3,1−ベ
ンゾオキサジン−4−オン (E)−2−(2−カルボキシシンナモイルアミノ)安
息香酸(70mg)をピリジン(1ml)に溶かし、無
水酢酸(42.5μl)を加え室温で3日間攪拌した。
反応液を1規定塩酸で酸性にし、析出物をろ取した後、
1規定塩酸および水で洗浄し、(E)−2−(2−カル
ボキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−オ
ン(32.6mg)を得た。 【0131】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.92(d,J=16.1Hz,
1H),7.5−8.2(m,8H),8.53(d,
J=16.1Hz,1H),13.33(brs,1
H) 【0132】参考例19 参考例15〜18と同様の方法で以下の化合物を合成し
た。 (E)−6,7−ジメトキシ−2−(4−エトキシ−3
−メトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4
−オン 【0133】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.34(t,J=6.9Hz,3
H),3.83(s,3H),3.89(s,3H),
3.94(s,3H),4.06(q,J=6.9H
z,2H),6.83(d,J=16.1Hz,1
H),6.98(d,J=8.4Hz,1H),7.0
8(s,1H),7.20−7.5(m,3H),7.
66(d,J=16.1Hz,1H) 【0134】(E)−6−アセトキシ−2−(3,4,
5−トリメトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジ
ン−4−オン 【0135】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.32(s,3H),3.71
(s,3H),3.85(s,6H),7.05(d,
J=16.1Hz,1H),7.19(s,2H),
7.65−7.9(m,4H) 【0136】(E)−8−アセトキシ−2−(3,4,
5−トリメトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジ
ン−4−オン 【0137】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.47(s,3H),3.91
(s,3H),3.93(s,6H),6.67(d,
J=16.0Hz,1H),6.83(s,2H),
7.45−7.6(m,2H),7.76(d,J=1
6.0Hz,1H),8.12(dd,J=7.6,
1.7Hz,1H) 【0138】(E)−2−(3,4−ジメトキシスチリ
ル)−6−メトキシ−3,1−ベンゾオキサジン−4−
オン 【0139】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.92(s,3H),3.936
(s,3H),3.938(s,3H),6.66
(d,J=16.0Hz,1H),6.91(d,J=
8.3Hz,1H),7.1−7.45(m,3H),
7.53(d,J=8.9Hz,1H),7.61
(d,J=2.9Hz,1H),7.76(d,J=1
6.0Hz,1H) 【0140】参考例20 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−5−ヒドロキシ安息香酸メチル (E)−3,4−ジメトキシケイ皮酸クロリド(147
mg)および5−ヒドロキシアントラニル酸メチル(1
00mg)をピリジン(2ml)に加え、80℃で5時
間撹拌した。反応液を水にあけ攪拌した後、析出物をろ
取した。得られた析出物を1規定塩酸及び水で洗浄し、
(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−5−ヒドロキシ安息香酸メチル(100mg)を
得た。 【0141】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.80(s,3H),3.83
(s,3H),3.85(s,3H),6.78(d,
J=15.5Hz,1H),6.95−7.4(m,5
H),7.51(d,J=15.5Hz,1H),8.
16(d,J=9.0Hz,1H),9.68(br
s,1H),10.42(s,1H) 【0142】参考例21 2−(2−アミノベンゾイルアミノ)安息香酸 アントラニル酸(2.00g)およびイサト酸無水物
(2.38g)を1規定水酸化ナトリウム水溶液(2
1.9ml)及び水(10ml)の混液に加え、80℃
で1時間撹拌した。反応液に酢酸(2.5ml)を加え
た後、析出した固体をろ取し、メタノールで再結晶し
て、2−(2−アミノベンゾイルアミノ)安息香酸
(1.49g)を得た。 【0143】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.5−7.0(m,2H),7.
1−7.8(m,4H),8.04(dd,J=7.
9,1.6Hz,1H),8.65(d,J=8.4H
z,1H),11.93(s,1H) 【0144】参考例22 2−(2−アミノフェニル)−3,1−ベンゾオキサジ
ン−4−オン 2−(2−アミノベンゾイルアミノ)安息香酸(1.4
9g)を濃硫酸(15ml)中室温で30分間撹拌し
た。反応溶液を水に注ぎ、析出した固体をろ取し、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、2−(2
−アミノフェニル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−
オン(884mg)を得た。 【0145】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.55−6.7(m,1H),
6.87(d,J=8.4Hz,1H),7.2−7.
65(m,4H),7.7−8.0(m,3H),8.
12(dd,J=7.8,1.4Hz,1H) 【0146】実施例1 (E)−2−(3−エトキシシンナモイルアミノ)ベン
ズアミド(化合物1) (E)−3−エトキシケイ皮酸(448mg)のトルエ
ン(2.5ml)懸濁液に塩化チオニル(826mg)
および触媒量のN,N−ジメチルホルムアミドを加え
て、80℃で3時間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮
し、得られた残渣に2−アミノベンズアミド(314m
g)およびピリジン(8ml)を加え、130℃で3時
間加熱還流した。反応液を水にあけ攪拌した後、析出物
をろ取した。得られた析出物を1規定塩酸、飽和重曹
水、水及びジエチルエーテルで順次洗浄し、(E)−2
−(3−エトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド
(458mg)を得た。 【0147】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.4−1.5(m,3H),4.0
8(q,J=7.0Hz,2H),6.48(brs,
1H),6.59(d,J=15.5Hz,1H),
6.8−7.8(m,9H),8.76(d,J=8.
4Hz,1H),11.86(brs,1H) 【0148】実施例2 (E)−2−(3−イソプロポキシシンナモイルアミ
ノ)ベンズアミド(化合物2) (E)−3−イソプロポキシケイ皮酸(500mg)の
トルエン(5ml)懸濁液に塩化チオニル(3ml)お
よびN,N−ジメチルホルムアミド1滴を加え、80℃
で30分間攪拌した。反応液を減圧下で濃縮し、残渣を
テトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、氷冷下2−
アミノベンズアミド(693mg)を加え室温で5分間
攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出し、抽出
液を1規定塩酸、飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗
浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し、
(E)−2−(3−イソプロポキシシンナモイルアミ
ノ)ベンズアミド(738mg)を得た。 【0149】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.28(d,J=6.0Hz,6
H),4.65−4.8(m,1H),6.83(d,
J=15.6Hz,1H),6.9−7.9(m,9
H),8.30(brs,1H),8.57(dd,J
=8.4,1.0Hz,1H),11.85(s,1
H) 【0150】実施例3 (E)−2−(2−エトキシカルボニルシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物3) (E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸(295m
g)のトルエン(2ml)溶液に塩化チオニル(195
μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド1滴を加
え、50℃で1時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後、
残渣をテトラヒドロフラン(1ml)に溶解し、氷冷下
で2−アミノベンズアミド(456mg)のテトラヒド
ロフラン(1ml)溶液に滴下した。室温で5分間攪拌
した後、析出した塩をろ去して、溶媒を減圧留去した。
残渣を1規定塩酸、1規定水酸化ナトリウム水溶液、蒸
留水およびジエチルエーテルで順次洗浄し、(E)−2
−(2−エトキシカルボニルシンナモイルアミノ)ベン
ズアミド(418mg)を得た。 【0151】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.41(t,J=7.1Hz,3
H),4.42(q,J=7.1Hz,2H),5.3
−6.4(br,2H),6.46(d,J=15.6
Hz,1H),7.0−7.7(m,6H),7.95
(dd,J=7.9,1.2Hz,1H),8.44
(d,J=15.6Hz,1H),8.82(dd,J
=8.7,1.1Hz,1H),11.52(s,1
H) 【0152】実施例4 実施例1〜3と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)ベンズアミド(化合物4) 【0153】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.80(s,3H),3.84
(s,3H),6.71(d,J=15.7Hz,1
H),6.95−7.9(m,8H),8.28(br
s,1H),8.59(dd,J=8.4,0.9H
z,1H),11.80(s,1H) 【0154】(E)−2−(2,3−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物5) 【0155】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.78(s,3H),3.83
(s,3H),6.77(d,J=15.9Hz,1
H),7.0−7.9(m,8H),8.31(br
s,1H),8.57(dd,J=8.4,1.0H
z,1H),11.98(s,1H) 【0156】(E)−2−(3−ベンジルオキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物6) 【0157】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:5.17(s,2H),6.85
(d,J=15.6Hz,1H),7.0−7.9
(m,14H),8.31(brs,1H),8.5−
8.65(m,1H),11.88(s,1H) 【0158】(E)−2−(3−ブトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物7) 【0159】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:0.95(t,J=7.4Hz,3
H),1.4−1.8(m,4H),4.03(t,J
=6.5Hz,2H),6.85(d,J=15.7H
z,1H),6.9−7.9(m,9H),8.30
(brs,1H),8.57(dd,J=8.3,0.
9Hz,1H),11.85(s,1H) 【0160】(E)−2−(4−メトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物8) 【0161】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.80(s,3H),6.64
(d,J=15.6Hz,1H),6.9−7.9
(m,9H),8.27(brs,1H),8.57
(dd,J=8.3,0.9Hz,1H),11.84
(s,1H) 【0162】(E)−2−(4−エトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物9) 【0163】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.34(t,J=6.9Hz,3
H),4.08(q,J=6.9Hz,2H),6.6
3(d,J=15.6Hz,1H),6.9−7.85
(m,9H),8.27(brs,1H),8.5−
8.7(m,1H),11.84(s,1H) 【0164】(E)−2−(3−シクロヘキシルメトキ
シシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物10) 【0165】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:0.8−2.0(m,11H),
3.84(d,J=6.1Hz,2H),6.5−8.
1(m,10H),8.32(brs,1H),8.5
7(d,J=8.2Hz,1H),11.85(s,1
H) 【0166】(E)−2−(3−メトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物11) 【0167】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.81(s,3H),6.84
(d,J=15.7Hz,1H),6.9−7.9
(m,9H),8.30(brs,1H),8.57
(d,J=8.2Hz,1H),11.87(s,1
H) 【0168】(E)−2−(2,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物12) 【0169】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.84(s,3H),3.88
(s,3H),5.2−6.2(br,2H),6.4
6(d,J=2.4Hz,1H),6.51(dd,J
=8.4,2.3Hz,1H),6.61(d,J=1
5.6Hz,1H),7.0−7.6(m,4H),
7.95(d,J=15.7Hz,1H),8.8−
8.9(m,1H),11.29(brs,1H) 【0170】(E)−2−(2,5−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物13) 【0171】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.77(s,3H),3.82
(s,3H),6.82(d,J=15.7Hz,1
H),6.9−8.6(m,10H),11.86
(s,1H) 【0172】(E)−2−(3−ニトロシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物14) 【0173】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:7.0−8.7(m,12H),1
1.89(s,1H) 【0174】(E)−2−(4−メチルシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物15) 【0175】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.33(s,3H),6.73
(d,J=15.6Hz,1H),7.1−7.9
(m,9H),8.29(brs,1H),8.57
(dd,J=8.3,0.9Hz,1H),11.89
(s,1H) 【0176】(E)−2−(3−エトキシ−4−メトキ
シシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物16) 【0177】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.35(t,J=6.9Hz,3
H),3.79(s,3H),4.09(q,J=6.
9Hz,2H),6.70(d,J=15.5Hz,1
H),6.9−7.9(m,8H),8.29(br
s,1H),8.58(dd,J=8.4,1.0H
z,1H),11.78(s,1H) 【0178】(E)−2−(4−エトキシ−3−メトキ
シシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物17) 【0179】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.33(t,J=6.9Hz,3
H),3.83(s,3H),4.05(q,J=6.
9Hz,2H),6.71(d,J=15.5Hz,1
H),6.9−8.4(m,9H),8.59(dd,
J=8.4,1.0Hz,1H),11.80(s,1
H) 【0180】(E)−2−(4−シアノシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物18) 【0181】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:7.03(d,J=15.6Hz,
1H),7.1−8.4(m,10H),8.57(d
d,J=8.3,0.9Hz,1H),11.95
(s,1H) 【0182】(E)−N−ブチル−2−(3,4−ジメ
トキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物1
9) 【0183】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:0.98(t,J=7.3Hz,3
H),1.3−1.8(m,4H),3.46(td,
J=7.1,5.7Hz,2H),3.92(s,3
H),3.96(s,3H),6.28(brs,1
H),6.48(d,J=15.5Hz,1H),6.
87(d,J=8.2Hz,1H),7.0−7.6
(m,5H),7.68(d,J=15.6Hz,1
H),8.75(dd,J=8.4,0.9Hz,1
H),11.30(s,1H) 【0184】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−(3−フェニルプロピル)ベンズ
アミド(化合物20) 【0185】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.95−2.05(m,2H),
2.76(t,J=7.4Hz,2H),3.45−
3.55(m,2H),3.92(s,3H),3.9
5(s,3H),6.28(brs,1H),6.47
(d,J=15.5Hz,1H),6.8−7.55
(m,11H),7.67(d,J=15.5Hz,1
H),8.65−8.8(m,1H),11.29
(s,1H) 【0186】(E)−2−(2−エトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物21) 【0187】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.50(t,J=6.9Hz,3
H),4.12(q,J=6.9Hz,2H),6.2
6(brs,1H),6.73(d,J=15.7H
z,1H),6.8−7.8(m,8H),8.03
(d,J=15.7Hz,1H),8.79(dd,J
=8.4,0.8Hz,1H),11.71(s,1
H) 【0188】(E)−2−(3−クロロシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物22) 【0189】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.95(d,J=15.6Hz,
1H),7.0−8.6(m,11H),11.88
(s,1H) 【0190】(E)−2−(3−フルオロシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物23) 【0191】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.93(d,J=15.6Hz,
1H),7.1−7.95(m,9H),8.32(b
rs,1H),8.58(dd,J=8.3,0.9H
z,1H),11.91(s,1H) 【0192】(E)−2−(2−メトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物24) 【0193】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.88(s,3H),6.76
(d,J=15.7Hz,1H),6.9−7.9
(m,9H),8.30(brs,1H),8.58
(dd,J=8.3,0.9Hz,1H),11.92
(s,1H) 【0194】(E)−2−(2,4,5−トリメトキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物25) 【0195】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.77(s,3H),3.84
(s,3H),3.87(s,3H),6.68(d,
J=15.6Hz,1H),6.72(s,1H),
7.0−7.9(m,6H),8.28(brs,1
H),8.58(d,J=8.3Hz,1H),11.
75(s,1H) 【0196】(E)−2−(3,4,5−トリメトキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物26) 【0197】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.69(s,3H),3.84
(s,6H),6.83(d,J=15.5Hz,1
H),7.07(s,2H),7.1−8.7(m,7
H),11.80(s,1H) 【0198】(E)−2−シンナモイルアミノベンズア
ミド(化合物27) 【0199】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.80(d,J=15.7Hz,
1H),7.1−7.9(m,10H),8.28(b
rs,1H),8.57(dd,J=8.4,0.9H
z,1H),11.91(s,1H) 【0200】(E)−2−(4−クロロシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物28) 【0201】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.85(d,J=15.6Hz,
1H),7.0−7.9(m,9H),8.28(br
s,1H),8.57(d,J=7.8Hz,1H),
11.90(s,1H) 【0202】(E)−2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物29) 【0203】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.98(s,3H),6.09(b
rs,1H),6.58(d,J=15.8Hz,1
H),6.9−8.2(m,8H) 【0204】(E)−2−(3,4−メチレンジオキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物30) 【0205】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.20(s,2H),6.80
(d,J=15.5Hz,1H),7.07(d,J=
8.0Hz,1H),7.2−8.0(m,7H),
8.39(brs,1H),8.70(dd,J=8.
4,1.0Hz,1H),11.94(s,1H) 【0206】(E)−2−(2,3,4−トリメトキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物31) 【0207】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.77(s,3H),3.84
(s,3H),3.85(s,3H),6.68(d,
J=15.8Hz,1H),6.89(d,J=8.8
Hz,1H),7.05−8.4(m,7H),8.5
9(d,J=8.3Hz,1H),11.93(s,1
H) 【0208】(E)−2−(3,5−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物32) 【0209】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.80(s,6H),6.45−
7.9(m,9H),8.30(brs,1H),8.
57(d,J=7.6Hz,1H),11.83(s,
1H) 【0210】(E)−2−(4−アセチルシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物33) 【0211】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.60(s,3H),6.96
(d,J=15.7Hz,1H),7.1−7.85
(m,5H),7.87(d,J=8.4Hz,2
H),7.98(d,J=8.4Hz,2H),8.2
8(brs,1H),8.57(dd,J=8.4,
1.0Hz,1H),11.94(s,1H) 【0212】(E)−2−(4−メチルスルホニルシン
ナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物34) 【0213】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.24(s,3H),7.01
(d,J=15.7Hz,1H),7.1−7.85
(m,5H),7.95(d,J=8.6Hz,2
H),7.99(d,J=8.6Hz,2H),8.2
8(brs,1H),8.56(dd,J=8.4,
1.0Hz,1H),11.94(s,1H) 【0214】(E)−2−(3,5−ジメトキシ−4−
エトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物3
5) 【0215】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.37(t,J=7.1Hz,3
H),3.90(s,6H),4.10(q,J=7.
1Hz,2H),5.45−6.45(br,2H),
6.51(d,J=15.5Hz,1H),6.80
(s,2H),7.05−7.6(m,3H),7.6
5(d,J=15.5Hz,1H),8.82(dd,
J=8.8,1.1Hz,1H),11.44(s,1
H) 【0216】(E)−2−(2,4,6−トリメトキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物36) 【0217】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.84(s,3H),3.88
(s,6H),6.31(s,2H),6.78(d,
J=15.8Hz,1H),7.05−7.85(m,
4H),7.91(d,J=15.8Hz,1H),
8.27(brs,1H),8.60(dd,J=8.
4,1.0Hz,1H),11.86(s,1H) 【0218】(E)−2−(3,4−エチレンジオキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物37) 【0219】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:4.2−4.4(m,4H),6.
65(d,J=15.6Hz,1H),6.89(d,
J=8.4Hz,1H),7.1−7.9(m,7
H),8.29(brs,1H),8.57(d,J=
8.4Hz,1H),11.81(s,1H) 【0220】実施例5 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズアミド
(化合物38) 2−アミノ−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズ
アミド(500mg)をテトラヒドロフラン(10m
l)に溶かし、トリエチルアミン(370μl)次いで
(E)−3,4−ジメトキシケイ皮酸クロリド(600
mg)を加え、室温で15時間攪拌した。反応液に水を
加え酢酸エチルで抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧下で濃縮した。残渣をアミノプロピル
化シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢
酸エチル)で分離精製し、(E)−2−(3,4−ジメ
トキシシンナモイルアミノ)−N−(2−ジメチルアミ
ノエチル)ベンズアミド(416mg)を得た。 【0221】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.28(s,6H),2.55
(t,J=5.9Hz,2H),3.45−3.55
(m,2H),3.92(s,3H),3.96(s,
3H),6.49(d,J=15.5Hz,1H),
6.87(d,J=8.3Hz,1H),7.00−
7.20(m,4H),7.45−7.55(m,2
H),7.69(d,J=15.5Hz,1H),8.
78(d,J=8.0Hz,1H),11.48(s,
1H) 【0222】実施例6 実施例5と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−(4
−エトキシ−3−メトキシシンナモイルアミノ)ベンズ
アミド(化合物39) 【0223】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.49(t,J=7.0Hz,3
H),2.29(s,6H),2.55(t,J=5.
9Hz,2H),3.45−3.6(m,2H),3.
95(s,3H),4.15(q,J=7.0Hz,2
H),6.49(d,J=15.5Hz,1H),6.
87(d,J=8.4Hz,1H),6.95−7.6
(m,6H),7.68(d,J=15.5Hz,1
H),8.79(d,J=8.7Hz,1H),11.
47(s,1H) 【0224】(E)−N−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物40) 【0225】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.29(s,6H),2.56
(t,J=5.9Hz,2H),3.45−3.60
(m,2H),3.88(s,3H),3.92(s,
6H),6.53(d,J=15.5Hz,1H),
6.80(s,2H),7.05−7.6(m,4
H),7.65(d,J=15.5Hz,1H),8.
78(d,J=8.3Hz,1H),11.51(s,
1H) 【0226】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−〔2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル〕ベンズアミド(化合物41) 【0227】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.05−3.15(m,1H),
3.60−3.85(m,8H),3.93(s,3
H),3.97(s,3H),6.43(d,J=1
5.5Hz,1H),6.88(d,J=8.3Hz,
1H),6.95−7.05(m,1H),7.12
(d,J=1.8Hz,1H),7.17(dd,J=
8.3,1.8Hz,1H),7.35−7.50
(m,3H),7.69(d,J=15.5Hz,1
H),8.56(d,J=8.3Hz,1H),11.
15(s,1H) 【0228】(E)−N−〔2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エチル〕−2−(3,4,5−トリメトキシシン
ナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物42) 【0229】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.90−3.00(m,1H),
3.60−3.85(m,8H),3.89(s,3
H),3.93(s,6H),6.48(d,J=1
5.5Hz,1H),6.82(s,2H),6.95
−7.05(m,1H),7.25−7.55(m,3
H),7.66(d,J=15.5Hz,1H),8.
55−8.65(m,1H),11.21(s,1H) 【0230】(E)−2−(4−エトキシ−3−メトキ
シシンナモイルアミノ)−N−〔2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エチル〕ベンズアミド(化合物43) 【0231】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.49(t,J=7.0Hz,3
H),2.85−3.00(br,1H),3.60−
3.85(m,8H),3.95(s,3H),4.1
5(q,J=7.0Hz,2H),6.43(d,J=
15.5Hz,1H),6.87(d,J=8.2H
z,1H),6.95−7.5(m,6H),7.68
(d,J=15.5Hz,1H),8.59(d,J=
8.3Hz,1H),11.16(s,1H) 【0232】(E)−N−(2−ヒドロキシエチル)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミド(化合物44) 【0233】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.37(t,J=5.0Hz,1
H),3.55−3.70(m,2H),3.80−
4.00(m,11H),6.50(d,J=15.5
Hz,1H),6.80(s,2H),6.85−6.
95(m,1H),7.00−7.15(m,1H),
7.45−7.55(m,2H),7.65(d,J=
15.5Hz,1H),8.65−8.75(m,1
H),11.26(s,1H) 【0234】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズ
アミド(化合物45) 【0235】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.40−2.65(br,1H),
3.60−3.95(m,7H),3.96(s,3
H),6.45(d,J=15.5Hz,1H),6.
80−7.20(m,5H),7.40−7.55
(m,2H),7.68(d,J=15.5Hz,1
H),8.6−8.75(m,1H),11.20
(s,1H) 【0236】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−(4−ヒドロキシブチル)ベンズ
アミド(化合物46) 【0237】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.40−1.70(m,4H),
3.20−3.50(m,4H),3.80(s,3
H),3.84(s,3H),4.40(t,J=5.
1Hz,1H),6.75(d,J=15.5Hz,1
H),6.99(d,J=8.4Hz,1H),7.1
0−7.60(m,5H),7.75(dd,J=7.
9,1.4Hz,1H),8.55(dd,J=8.
4,1.0Hz,1H),8.70−8.80(m,1
H),11.49(s,1H) 【0238】(E)−N−(4−ヒドロキシブチル)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミド(化合物47) 【0239】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.40−1.70(m,4H),
3.20−3.50(m,4H),3.70(s,3
H),3.85(s,6H),4.41(t,J=5.
1Hz,1H),6.85(d,J=15.5Hz,1
H),7.08(s,2H),7.10−7.60
(m,3H),7.75(dd,J=7.9,1.4H
z,1H),8.55(dd,J=8.4,1.0H
z,1H),8.70−8.85(m,1H),11.
52(s,1H) 【0240】(E)−2−(3−エトキシ−4−メトキ
シシシンナモイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ベンズアミド(化合物48) 【0241】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.52(t,J=7.0Hz,3
H),2.44(t,J=5.1Hz,1H),3.5
5−3.70(m,2H),3.80−4.00(m,
5H),4.17(q,J=7.0Hz,2H),6.
44(d,J=15.5Hz,1H),6.80−7.
20(m,5H),7.40−7.55(m,2H),
7.67(d,J=15.5Hz,1H),8.65−
8.75(m,1H),11.20(s,1H) 【0242】(E)−N−〔2−〔ビス(2−ヒドロキ
シエチル)アミノ〕エチル〕−2−(3,4−ジメトキ
シシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物49) 【0243】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.45−3.65(m,12H),
3.92(s,3H),3.96(s,3H),6.4
6(d,J=15.5Hz,1H),6.87(d,J
=8.3Hz,1H),6.95−7.45(m,4
H),7.54(dd,J=7.8,1.2Hz,1
H),7.67(d,J=15.5Hz,1H),8.
05(t,J=5.3Hz,1H),8.47(d,J
=8.3Hz,1H),11.11(s,1H) 【0244】(E)−N−〔2−〔ビス(2−ヒドロキ
シエチル)アミノ〕エチル〕−2−(3,4,5−トリ
メトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物5
0) 【0245】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.56(t,J=4.6Hz,4
H),2.69(t,J=5.1Hz,2H),3.4
5−3.65(m,6H),3.89(s,3H),
3.92(s,6H),6.51(d,J=15.5H
z,1H),6.81(s,2H),6.95−7.5
(m,2H),7.55(dd,J=7.9,1.3H
z,1H),7.65(d,J=15.5Hz,1
H),8.04(t,J=5.3Hz,1H),8.5
0(dd,J=8.3,0.8Hz,1H),11.1
8(s,1H) 【0246】実施例7 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N,N−ジメチルベンズアミド(化合物51) (E)−2−(3,4−ジメトキシスチリル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン(100mg)およびジ
メチルアミン塩酸塩(80mg)にピリジン(1ml)
およびトリエチルアミン(0.13ml)を加え、11
5℃で18時間撹拌した。冷後、反応液に2規定塩酸を
加え酸性溶液とし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を重
曹水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧濃縮し、(E)−2−(3,4−ジメトキ
シシンナモイルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミ
ド(95mg)を得た。 【0247】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.0−3.25(m,6H),3.
92(s,3H),3.95(s,3H),6.44
(d,J=15.5Hz,1H),6.8−7.8
(m,7H),8.39(d,J=8.3Hz,1
H),9.34(s,1H) 【0248】実施例8 (E)−4,5−ジメトキシ−2−(3,4−ジメトキ
シシンナモイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ベンズアミド(化合物52) (E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4−ジメトキ
シスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン
(100mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2m
l)溶液に2−アミノエタノール(50mg)を加え室
温で24時間攪拌した。反応液を減圧下で濃縮し、残渣
に塩化メチレンおよびジエチルエーテルを加えて結晶化
させ、ろ取した結晶をジエチルエーテルで洗浄し、
(E)−4,5−ジメトキシ−2−(3,4−ジメトキ
シシンナモイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ベンズアミド(87mg)を得た。 【0249】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.3−3.45(m,2H),
3.5−3.65(m,2H),3.79(s,3
H),3.80(s,3H),3.81(s,3H),
3.84(s,3H),4.80(t,J=5.6H
z,1H),6.71(d,J=15.5Hz,1
H),6.98(d,J=8.5Hz,1H),7.1
5−7.45(m,3H),7.51(d,J=15.
5Hz,1H),8.40(s,1H),8.67
(t,J=5.5Hz,1H),11.96(s,1
H) 【0250】実施例9 (E)−4,5−ジメトキシ−2−(3,4,5−トリ
メトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物5
3) (E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4,5−トリ
メトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−
オン(562mg)を28%アンモニア水(50ml)
に加え、室温で7時間攪拌した。析出物をろ取し、水、
塩化メチレン/メタノールの混合溶媒及び塩化メチレン
で順次洗浄し、(E)−4,5−ジメトキシ−2−
(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)ベン
ズアミド(302mg)を得た。 【0251】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.70(s,3H),3.75−
3.95(m,12H),6.78(d,J=15.6
Hz,1H),7.04(s,2H),7.39(s,
1H),7.45−7.65(m,2H),8.21
(brs,1H),8.43(s,1H),12.24
(s,1H) 【0252】実施例10 実施例7〜9と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−メチルベンズアミド(化合物54) 【0253】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.03(d,J=4.9Hz,3
H),3.93(s,3H),3.96(s,3H),
6.38(brs,1H),6.49(d,J=15.
5Hz,1H),6.8−7.6(m,6H),7.6
9(d,J=15.5Hz,1H),8.74(d,J
=8.3Hz,1H),11.30(s,1H) 【0254】(E)−N−シクロヘキシルメチル−2−
(3,4−ジメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミ
ド(化合物55) 【0255】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:0.8−1.8(m,11H),
3.1−3.2(m,2H),3.80(s,3H),
3.84(s,3H),6.74(d,J=15.5H
z,1H),6.9−7.8(m,7H),8.52
(d,J=8.4Hz,1H),8.7−8.8(m,
1H),11.44(s,1H) 【0256】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−ヒドロキシベンズアミド(化合物
56) 【0257】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.93(s,3H),3.94
(s,3H),6.68(d,J=16.0Hz,1
H),6.85−7.85(m,7H),8.22(d
d,J=7.9,1.5Hz,1H) 【0258】(E)−4,5−ジメトキシ−2−(4−
エトキシ−3−メトキシシンナモイルアミノ)−N−
(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド(化合物57) 【0259】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.33(t,J=7.0Hz,3
H),3.2−3.6(m,4H),3.80(s,3
H),3.81(s,3H),3.84(s,3H),
4.05(q,J=7.0Hz,2H),4.7−4.
9(m,1H),6.70(d,J=15.5Hz,1
H),6.96(d,J=8.3Hz,1H),7.1
−7.4(m,3H),7.51(d,J=15.5H
z,1H),8.40(s,1H),8.6−8.75
(m,1H),11.95(s,1H) 【0260】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチル)−5−
メトキシベンズアミド(化合物58) 【0261】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.2−3.6(m,4H),3.
79(s,3H),3.80(s,3H),3.83
(s,3H),4.80(t,J=5.7Hz,1
H),6.73(d,J=15.5Hz,1H),6.
98(d,J=8.4Hz,1H),7.05−7.4
5(m,4H),7.50(d,J=15.5Hz,1
H),8.35−8.8(m,2H),11.09
(s,1H) 【0262】(E)−5−ヒドロキシ−2−(3,4,
5−トリメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド
(化合物59) 【0263】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.69(s,3H),3.84
(s,6H),6.79(d,J=15.5Hz,1
H),6.85−7.2(m,4H),7.48(d,
J=15.5Hz,1H),7.60(brs,1
H),8.15(brs,1H),8.29(d,J=
8.9Hz,1H),9.53(brs,1H),1
1.14(s,1H) 【0264】(E)−3−ヒドロキシ−2−(3,4,
5−トリメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド
(化合物60) 【0265】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.70(s,3H),3.84
(s,6H),6.9−7.6(m,8H),7.90
(brs,1H),9.80−9.95(br,1
H),10.50−10.65(br,1H) 【0266】(E)−4,5−ジメトキシ−2−(4−
エトキシ−3−メトキシシンナモイルアミノ)ベンズア
ミド(化合物61) 【0267】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.34(t,J=6.9Hz,3
H),3.80(s,3H),3.81(s,3H),
3.83(s,3H),4.05(q,J=6.9H
z,2H),6.67(d,J=15.5Hz,1
H),6.97(d,J=8.4Hz,1H),7.1
−7.65(m,5H),8.22(brs,1H),
8.44(s,1H),12.23(s,1H) 【0268】(E)−4,5−ジメトキシ−2−(3,
4−ジメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化
合物62) 【0269】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.65−4.05(m,12
H),6.68(d,J=15.6Hz,1H),6.
99(d,J=8.4Hz,1H),7.15−7.7
(m,5H),8.15−8.25(br,1H),
8.43(s,1H),12.23(s,1H) 【0270】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−5−メトキシベンズアミド(化合物6
3) 【0271】1H−NMR(CD3OD,400MH
z)δ ppm:3.89(s,3H),3.96
(s,3H),3.99(s,3H),6.56(d,
J=15.6Hz,1H),6.97(d,J=8.5
Hz,1H),7.05−7.4(m,4H),7.6
4(d,J=15.6Hz,1H),8.54(d,J
=9.1Hz,1H) 【0272】実施例11 (E)−2−(4−ジメチルアミノシンナモイルアミ
ノ)ベンズアミド(化合物64) (E)−2−(4−ジメチルアミノスチリル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン(200mg)をメタノ
ール(5ml)および塩化メチレン(5ml)の混合溶
媒に溶かし、28%アンモニア水(2ml)を加え50
℃で10分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られ
た残渣を塩化メチレンで洗浄し、(E)−2−(4−ジ
メチルアミノシンナモイルアミノ)ベンズアミド(24
mg)を得た。 【0273】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.98(s,6H),6.46
(d,J=15.5Hz,1H),6.72(d,J=
8.8Hz,2H),7.05−7.6(m,5H),
7.70(brs,1H),7.80(d,J=6.9
Hz,1H),8.27(brs,1H),8.59
(d,J=8.1Hz,1H),11.79(s,1
H) 【0274】実施例12 (E)−2−(2−カルボキシシンナモイルアミノ)ベ
ンズアミド(化合物65) (E)−2−(2−カルボキシスチリル)−3,1−ベ
ンゾオキサジン−4−オン(20mg)を氷冷下28%
アンモニア水(1ml)に加え10分間攪拌した。反応
液に1規定塩酸を加えて酸性にし、析出物をろ取した
後、水洗し、(E)−2−(2−カルボキシシンナモイ
ルアミノ)ベンズアミド(21mg)を得た。 【0275】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.69(d,J=15.6Hz,
1H),7.45−7.95(m,8H),8.25−
8.40(m,2H),8.59(d,J=8.4H
z,1H),11.95(s,1H),13.24(b
rs,1H) 【0276】実施例13 (E)−2−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシ
ンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物66) (E)−4−アセトキシ−3,5−ジメトキシケイ皮酸
(70mg)のトルエン(1ml)溶液に塩化チオニル
(38μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド1滴
を加え、80℃で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮
し、残渣にピリジン(1ml)および2−アミノベンズ
アミド(43mg)を加え、115℃で10分間撹拌し
た。溶媒を減圧留去し、残渣に2規定塩酸を加え酸性と
し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で
分離精製し、得られた(E)−2−(4−アセトキシ−
3,5−ジメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド
にメタノール(1ml)および炭酸カリウム(36m
g)を加えて室温で5分間攪拌した。溶媒を減圧留去し
た後、2規定塩酸を加え酸性とし、酢酸エチルで抽出
し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去した後、残渣を分取薄層クロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル)で分離精製し、(E)−2−
(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(7mg)を得た。 【0277】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.84(s,6H),6.71
(d,J=15.3Hz,1H),7.04(s,2
H),7.1−7.85(m,5H),8.32(br
s,1H),8.61(d,J=8.3Hz,1H),
8.90(brs,1H),11.78(s,1H) 【0278】実施例14 (E)−2−〔3,5−ジメトキシ−4−(2−ヒドロ
キシエトキシ)シンナモイルアミノ〕ベンズアミド(化
合物67) (E)−4−(2−アセトキシエトキシ)−3,5−ジ
メトキシケイ皮酸(57mg)のトルエン(1ml)溶
液に塩化チオニル(40μl)及び触媒量のN,N−ジ
メチルホルムアミドを加え80℃で1時間撹拌した後、
溶媒を減圧留去した。残渣にピリジン(1ml)および
2−アミノベンズアミド(25mg)を加えて130℃
で2時間加熱還流した後、溶媒を減圧留去し、残渣に水
を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液を1規定塩酸、飽
和重曹水、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をメタ
ノール(0.5ml)に溶かし、炭酸カリウム(17m
g)を加え、室温で1時間攪拌した後、1規定塩酸
(0.5ml)を加え、溶媒を減圧留去した。残渣を水
及びジエチルエーテルで洗浄後、分取薄層クロマトグラ
フィー(展開溶媒:塩化メチレン/ジエチルエーテル/
メタノール=10/10/1)で分離精製し、(E)−
2−〔3,5−ジメトキシ−4−(2−ヒドロキシエト
キシ)シンナモイルアミノ〕ベンズアミド(5mg)を
得た。 【0279】1H−NMR(CDCl3+CD3OD,
400MHz)δ ppm:3.7−3.85(m,2
H),3.94(s,6H),4.1−4.25(m,
2H),6.57(d,J=15.6Hz,1H),
6.86(s,2H),7.1−7.6(m,2H),
7.61(d,J=15.6Hz,1H),7.70
(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),8.69
(dd,J=8.4,0.9Hz,1H) 【0280】実施例15 (E)−2−〔2−(3,4−ジメトキシシンナモイル
アミノ)ベンゾイルアミノ〕安息香酸(化合物68) (E)−3,4−ジメトキシケイ皮酸クロリド(84
0.5mg)及び2−(2−アミノフェニル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン(884mg)のピリジ
ン(10ml)懸濁液を120℃で1.5時間撹拌し
た。反応溶液を水に注ぎ、析出した固体をろ取し、水、
ジエチルエーテルで順次洗浄した。この生成物(1.4
8g)を1規定水酸化ナトリウム水溶液(10.4m
l)及びエタノール(20ml)の混液に加え、80℃
で30分間撹拌した。反応溶液を氷水に注ぎ、析出した
固体をろ取し、水、ジエチルエーテルで順次洗浄し、
(E)−2−〔2−(3,4−ジメトキシシンナモイル
アミノ)ベンゾイルアミノ〕安息香酸(1.50g)を
得た。 【0281】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.79(s,3H),3.82
(s,3H),6.77(d,J=15.6Hz,1
H),6.98(d,J=8.4Hz,1H),7.1
−7.4(m,4H),7.5−7.75(m,3
H),7.8−7.9(m,1H),8.0−8.1
(m,1H),8.33(d,J=8.3Hz,1
H),8.58(d,J=8.3Hz,1H),10.
73(s,1H),11.89(s,1H),12.5
−14.5(br,1H) 【0282】実施例16 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−5−ヒドロキシベンズアミド(化合物69) (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−5−ヒドロキシ安息香酸メチル(100mg)の
飽和アンモニアメタノール溶液(25ml)にシアン化
ナトリウム(1.4mg)を加え、封管中40℃で2日
間加熱した。溶媒を減圧留去した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/
メタノール=10/1)により分離精製し、(E)−2
−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミノ)−5−ヒ
ドロキシベンズアミド(28mg)を得た。 【0283】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.79(s,3H),3.83
(s,3H),6.68(d,J=15.6Hz,1
H),6.85−7.25(m,4H),7.33
(d,J=2.0Hz,1H),7.47(d,J=1
5.6Hz,1H),7.57(brs,1H),8.
12(brs,1H),8.27(d,J=9.0H
z,1H),9.4−9.65(br,1H),11.
11(s,1H) 【0284】実施例17 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズアミド
塩酸塩(化合物70) (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズアミド
(100mg)をエタノール(1ml)に溶かし、1規
定塩酸(1ml)を加え室温で5分間攪拌した。反応液
を減圧濃縮し、(E)−2−(3,4−ジメトキシシン
ナモイルアミノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)
ベンズアミド塩酸塩(109mg)を得た。 【0285】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.88(s,3H),2.90
(s,3H),3.25−3.35(m,2H),3.
80−4.00(m,8H),6.48(d,J=1
5.5Hz,1H),6.87(d,J=8.3Hz,
1H),7.05−7.20(m,3H),7.45−
7.55(m,1H),7.67(d,J=15.5H
z,1H),8.09(dd,J=8.0,1.3H
z,1H),8.70−8.80(m,1H),8.9
8(t,J=5.6Hz,1H),11.60(s,1
H),12.10−12.25(br,1H) 【0286】実施例18 実施例17と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−(4
−エトキシ−3−メトキシシンナモイルアミノ)ベンズ
アミド塩酸塩(化合物71) 【0287】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.33(t,J=7.0Hz,3
H),2.83(s,3H),2.84(s,3H),
3.2−3.75(m,4H),3.82(s,3
H),4.05(q,J=7.0Hz,2H),6.7
4(d,J=15.5Hz,1H),6.9−9.1
(m,9H),9.95−10.15(br,1H),
11.27(s,1H) 【0288】(E)−N−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド塩酸塩(化合物72) 【0289】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.83(s,3H),2.84
(s,3H),3.15−3.75(m,7H),3.
84(s,6H),6.86(d,J=15.6Hz,
1H),7.0−7.25(m,3H),7.5−9.
15(m,5H),10.05−10.25(br,1
H),11.30(s,1H) 【0290】実施例19 翼状片組織由来細胞の増殖阻害作用確認試験 翼状片組織由来細胞の培養 ヒト翼状片組織を細切し培養皿に付着させ、10%のウ
シ胎児血清(FBS)含有Dulbecco’s mo
dified Eagle’s Medium(DME
M)中、5%炭酸ガス−95%気相下、37℃で培養し
た。組織から細胞が遊走・増殖した時点で培養液を除
き、リン酸緩衝生理食塩水溶液(PBS(−))を静か
に加えて細胞を洗浄した。次にそのPBS(−)を除
き、0.02%のEDTAを含有した0.25%トリプ
シン溶液を適宜加えて、位相差顕微鏡にて細胞の状態を
観察した。細胞が円球化しつつある状態で、10%FB
S含有DMEMをトリプシン溶液に等量加え、トリプシ
ンの作用を止めた。先の細いパスツールピペットにてピ
ペッティングを行い、細胞を培養プレートより剥がし
た。細胞浮遊液をスピッツ管に移し、培地を加えてパス
ツールピペットにて激しく20回程ピペッティングを行
い、100〜110Gで1分間遠心した。上清を捨て、
新しい培地を加え、パスツールピペットにてピペッティ
ングを行い、翼状片由来細胞浮遊液を作製した。さら
に、10%FBS含有DMEM中で前記と同様に継代培
養して細胞浮遊液を調製し実験に供した。 【0291】供試薬物の調製 供試薬物はすべてジメチルスルホキシド(DMSO)に
溶解し、最終濃度が所定濃度になるように培地で希釈し
て調製した。DMSOの最終濃度は0.5%とした。 【0292】実験操作 96穴プレート(Toyobo Engineerin
g Co.,Ltd.製)に各穴細胞浮遊液200μl
を添加し、37℃、5%炭酸ガス−95%気相下で培養
した。培養1日後に培養液を各種濃度の供試薬物を含有
する培地200μlに交換して培養した。さらに3日間
培養後、細胞増殖測定用試薬Alamar Blueを
各穴20μl添加して更に4時間培養し、イムノリーダ
ーにて620nmおよび540nmの吸光度を測定し細
胞数を算出した。尚、供試薬物の増殖抑制活性は、無処
置群に対し50%阻害を示す濃度(IC50)または無
処置群に対する30μM濃度または100μM濃度での
阻害率(%)で表した。 【0293】結果 以下の表1に示されるように、前記一般式(I)で表さ
れる化合物は翼状片組織由来細胞の増殖を顕著に抑制し
た。なお、*が付された数字、**が付された数字は3
0μM濃度での阻害率(%)、100μM濃度での阻害
率(%)をそれぞれ示す。 【0294】 【表1】 【0295】実施例20 急性毒性試験 雄性ICR系マウスを4時間絶食し、0.5%カルボキ
シメチルセルロースナトリウムに懸濁した(E)−2−
(3,4−ジメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミ
ド300、1000、2000mg/kg又は(E)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミド300、1000mg/kgを経口投与
し、死亡の有無を検討したところ、全投与群において死
亡例は認められなかった。
術後の再発抑制剤として有用な医薬品組成物に関するも
のである。 【0002】さらに詳しく述べれば本発明は、一般式 【0003】 【化4】 【0004】〔式中のR1は水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ヒドロキ
シ低級アルコキシ基、シクロアルキルアルコキシ基、ア
ラルキルオキシ基、低級アシル基、ニトロ基、シアノ
基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよ
いアミノ基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニ
ル基または低級アルキルスルホニル基であり、R2およ
びR3は同じでも異なっていてもよく、それぞれ水素原
子または低級アルコキシ基であり、または両者で一緒に
なって酸素原子を介する低級アルキレン基を形成しても
よく、R4及びR5は同じでも異なっていてもよく、そ
れぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、低級アルキル
基または低級アルコキシ基であり、Yは一般式 【0005】−N(R6)(R7) 【0006】(式中のR6及びR7は同じでも異なって
いてもよく、それぞれ水素原子、低級アルキル基、シク
ロアルキルアルキル基またはアラルキル基である)で表
される基、一般式 【0007】−NH−(CH2)n−A−R8 【0008】〔式中のAは単結合、一般式 【0009】−O−(CH2)m− 【0010】(式中のmは2〜6の整数である)で表さ
れる基または一般式 【0011】−N(R9)(CH2)p− 【0012】(式中のR9は水素原子または置換基とし
て水酸基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されてい
てもよいアミノ基を有していてもよい低級アルキル基で
あり、pは2〜6の整数である)で表される基であり、
R8は水酸基、低級アルキル基でモノまたはジ置換され
ていてもよいアミノ基であり、nは2〜6の整数であ
る〕で表される基、置換基としてカルボキシル基を有し
ていてもよいアリールアミノ基またはヒドロキシアミノ
基である〕で表される2−アシルアミノベンズアミド誘
導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を有効成分
として含有することを特徴とする翼状片の進行および術
後の再発抑制剤に関するものである。 【0013】 【従来の技術】翼状片とは、例えば、紫外線、乾燥、高
温、冷気、塵埃等の外界からの刺激により、肥厚、充血
した結膜が角膜に三角形に侵入することにより発症する
眼疾患であり、特に翼状片は瞼裂に沿った鼻側の角膜に
多く認められ、結膜から角膜頂点に向かって徐々に進行
し、瞳孔領にかかると視力障害を招く。しかしながら、
現在翼状片の進行を抑制し確実に奏効する治療薬剤はな
く、翼状片治療としては、翼状片組織を切除する等の外
科的手術が専ら行われている。 【0014】また、翼状片手術において、術後に約30
〜50%と非常に高い頻度で翼状片が再発することが重
大な問題点として指摘されており、翼状片の治療分野に
おいて、翼状片の再発を抑制する物質を模索すべく鋭意
研究が活発に行われている。これまで、例えば、マイト
マイシン等の抗腫瘍剤で有効性が確認されているが、強
膜軟化症等の重篤な副作用の問題が懸念されており〔例
えば、Connective Tissue,Vol.
26,pp135〜137(1994)〕、臨床的には
満足できるものではない。その他、ストロンチウム90
を用いたβ線照射が翼状片術後の再発抑制に有効である
ことが報告されているが、白内障等の障害が指摘されて
いる〔例えば、眼科,Vol.24,pp917〜92
3(1982)〕。それ故、効果的な翼状片の治療薬お
よび術後の再発抑制薬の開発が大いに待望されている。 【0015】前記一般式(I)で表される2−アシルア
ミノベンズアミド誘導体が翼状片の進行および術後の再
発を抑制する効果を有することは何ら開示されておら
ず、前記一般式(I)で表される2−アシルアミノベン
ズアミド誘導体が翼状片の進行および術後の再発抑制剤
として有用であることは全く知られていない。 【0016】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、翼状片組織
の増殖を阻害する効果を有し、翼状片の進行および術後
の再発を顕著に抑制する薬剤を提供するものである。 【0017】 【発明の実施の形態】本発明者らは翼状片組織の増殖に
対して抑制効果を示す化合物を見いだすべく鋭意研究し
た結果、前記一般式(I)で表される2−アシルアミノ
ベンズアミド誘導体が翼状片組織の増殖を顕著に阻害す
る作用を有することを見出し、翼状片の進行および術後
の再発抑制剤として極めて有用であるという知見を得、
本発明をなすに至った。 【0018】即ち、本発明は、一般式 【0019】 【化5】 【0020】〔式中のR1は水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ヒドロキ
シ低級アルコキシ基、シクロアルキルアルコキシ基、ア
ラルキルオキシ基、低級アシル基、ニトロ基、シアノ
基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよ
いアミノ基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニ
ル基または低級アルキルスルホニル基であり、R2およ
びR3は同じでも異なっていてもよく、それぞれ水素原
子または低級アルコキシ基であり、または両者で一緒に
なって酸素原子を介する低級アルキレン基を形成しても
よく、R4及びR5は同じでも異なっていてもよく、そ
れぞれ水素原子、水酸基、ハロゲン原子、低級アルキル
基または低級アルコキシ基であり、Yは一般式 【0021】−N(R6)(R7) 【0022】(式中のR6及びR7は同じでも異なって
いてもよく、それぞれ水素原子、低級アルキル基、シク
ロアルキルアルキル基またはアラルキル基である)で表
される基、一般式 【0023】−NH−(CH2)n−A−R8 【0024】〔式中のAは単結合、一般式 【0025】−O−(CH2)m− 【0026】(式中のmは2〜6の整数である)で表さ
れる基または一般式 【0027】−N(R9)(CH2)p− 【0028】(式中のR9は水素原子または置換基とし
て水酸基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されてい
てもよいアミノ基を有していてもよい低級アルキル基で
あり、pは2〜6の整数である)で表される基であり、
R8は水酸基、低級アルキル基でモノまたはジ置換され
ていてもよいアミノ基であり、nは2〜6の整数であ
る〕で表される基、置換基としてカルボキシル基を有し
ていてもよいアリールアミノ基またはヒドロキシアミノ
基である〕で表される2−アシルアミノベンズアミド誘
導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を有効成分
として含有する翼状片の進行および術後の再発抑制剤に
関するものである。 【0029】本発明において、低級アルキル基とは、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブ
チル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル
基、tert−ペンチル基、ヘキシル基等の炭素数1〜
6の直鎖状または枝分かれ状のアルキル基をいい、低級
アルコキシ基とは、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ
基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペン
チルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオ
キシ基、tert−ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ
基等の炭素数1〜6の直鎖状または枝分かれ状のアルコ
キシ基をいう。 【0030】低級アルコキシカルボニル基とは、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカ
ルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカ
ルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブト
キシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、
ペンチルオキシカルボニル基、イソペンチルオキシカル
ボニル基、ネオペンチルオキシカルボニル基、tert
−ペンチルオキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボ
ニル基等の炭素数2〜7の直鎖状または枝分かれ状のア
ルコキシカルボニル基をいう。 【0031】アリール基とは、フェニル基、ナフチル基
等の芳香族炭化水素基をいい、アラルキル基とは前記ア
リール基で置換された前記低級アルキル基をいい、アラ
ルキルオキシ基とは前記アリール基で置換された前記低
級アルコキシ基をいい、シクロアルキル基とは3〜7員
環の環状アルキル基をいい、シクロアルキルアルキル基
とは前記シクロアルキル基で置換された前記低級アルキ
ル基をいい、シクロアルキルアルコキシ基とは前記シク
ロアルキル基で置換された前記低級アルコキシ基をい
う。 【0032】ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子をいい、低級アシル基とは、
アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基等の直鎖状又
は枝分かれ状の炭素数2〜7のアルキルカルボニル基を
いい、低級アルキルスルホニル基とは、メタンスルホニ
ル基、エタンスルホニル基等の直鎖状又は枝分かれ状の
炭素数1〜6のアルキルスルホニル基をいう。 【0033】酸素原子を介する低級アルキレン基とはメ
チレンジオキシ基、エチレンジオキシ基等の酸素原子を
含む炭素数1〜6のアルキレン基をいう。 【0034】本発明者らは、翼状片組織由来細胞を用い
たin vitroの細胞増殖阻害作用確認試験におい
て、前記一般式(I)で表される2−アシルアミノベン
ズアミド誘導体が顕著に翼状片組織の増殖を抑制するこ
とを確認した。 【0035】このように、前記一般式(I)で表される
2−アシルアミノベンズアミド誘導体は優れた翼状片組
織由来細胞の増殖抑制効果を有するものであり、翼状片
の進行および術後の再発抑制剤として極めて有用な化合
物である。 【0036】従って、前記一般式(I)で表される2−
アシルアミノベンズアミド誘導体またはその薬理学的に
許容される塩を有効成分として用いることにより、翼状
片の進行および術後の再発抑制剤として有用な医薬品組
成物を製造することができる。 【0037】有効成分である前記一般式(I)で表され
る2−アシルアミノベンズアミド誘導体およびそれらの
薬理学的に許容される塩は一部公知化合物であり、その
製法は種々知られており(例えば、Egypt.J.C
hem.,28巻,3号,235〜238ページ(19
85年)、特開昭47−2927号、特開昭63−29
5543号、特開昭63−295544号、特開平1−
26543号、Indian J.Chem.,13
巻,4号,326〜328ページ(1975年)、Bu
ll.Trav.Soc.Pharm.Lyon,17
巻,4号,143〜148号(1973年)、U.A.
R.Chem.,13巻,4号,379〜390ページ
(1970年)、J.Chem.U.A.R.,12
巻,1号,57〜68ページ(1969年)、米国特許
第3192214号、英国特許公開第1099829
号、J.Med.Chem.,9巻,16号,809〜
812ページ(1966年)、J.Med.Che
m.,12巻,1号,164〜166ページ(1969
年)、J.Chem.Soc.,4420〜4421ペ
ージ(1956年)、Rev.Roum.Chim.,
22巻,8号,1217〜1223ページ(1977
年)等)、これら文献記載の方法またはこれらと類似の
方法、または他の公知な方法を組み合わせることにより
製造することができる。 【0038】例えば、前記一般式(I)で表される化合
物は、一般式 【0039】 【化6】 【0040】(式中のR10は水素原子、ハロゲン原
子、保護基を有する水酸基、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、保護基を有するヒドロキシ低級アルコキシ
基、シクロアルキルアルコキシ基、アラルキルオキシ
基、低級アシル基、ニトロ基、シアノ基、保護基を有す
るモノ低級アルキル置換されていてもよいアミノ基、ジ
低級アルキル置換アミノ基、低級アルコキシカルボニル
基または低級アルキルスルホニル基であり、R2および
R3は前記と同じ意味をもつ)で表されるカルボン酸誘
導体またはその酸ハライド、活性エステル等の反応性官
能的誘導体と、一般式 【0041】 【化7】 【0042】〔式中のY0は一般式 【0043】−N(R6)(R7) 【0044】(式中のR6及びR7は前記と同じ意味を
もつ)で表される基、一般式 【0045】−NH−(CH2)n−A0−R11 【0046】〔式中のA 0 は単結合、一般式 【0047】−O−(CH2)m− 【0048】(式中のmは前記と同じ意味をもつ)で表
される基または一般式 【0049】−N(R12)(CH2)p− 【0050】(式中のR12はアミノ基の保護基または
置換基として水酸基、保護基を有するモノ低級アルキル
置換されていてもよいアミノ基またはジ低級アルキル置
換アミノ基を有していてもよい低級アルキル基であり、
pは前記と同じ意味をもつ)で表される基であり、R
11は水酸基、保護基を有するモノ低級アルキル置換さ
れていてもよいアミノ基またはジ低級アルキル置換アミ
ノ基であり、nは前記と同じ意味をもつ〕で表される
基、置換基としてカルボキシル基を有していてもよいア
リールアミノ基またはヒドロキシアミノ基であり、R4
およびR5は前記と同じ意味をもつ〕で表される2−ア
ミノベンズアミド誘導体またはその閉環体(2−(2−
アミノフェニル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−オ
ン)とを、不活性溶媒中、塩基の存在下、脱水剤または
縮合剤の存在下または非存在下に反応させ、必要に応
じ、保護基を除去し、所望により、加水分解することに
より製造することができる。 【0051】前記一般式(I)で表される化合物は、一
般式 【0052】 【化8】 【0053】(式中のR2、R3、R4、R5およびR
10は前記と同じ意味をもつ)で表される化合物と、一
般式 【0054】H−Y0 (V) 【0055】(式中のY0は前記と同じ意味をもつ)で
表されるアミン化合物とを、不活性溶媒中または無溶媒
で反応させ、必要に応じ、保護基を除去し、所望によ
り、加水分解することにより製造することができる。 【0056】また、前記一般式(I)で表される化合物
は、一般式 【0057】 【化9】 【0058】(式中のR2、R3、R4、R5およびR
10は前記と同じ意味をもつ)で表される2−アシルア
ミノ安息香酸誘導体またはその反応性官能的誘導体と前
記一般式(V)で表されるアミン化合物とを、不活性溶
媒中、塩基の存在下、脱水剤または縮合剤の存在下また
は非存在下に反応させ、必要に応じ、保護基を除去し、
所望により、加水分解することにより製造することがで
きる。 【0059】例えば、前記一般式(I)で表される化合
物のうち、一般式 【0060】 【化10】 【0061】(式中のR1、R2、R3、R4およびR
5は前記と同じ意味をもつ)で表される化合物は、一般
式 【0062】 【化11】 【0063】(式中のR2、R3、R4、R5およびR
10は前記と同じ意味をもつ)で表される2−アシルア
ミノ安息香酸エステル誘導体をアンモニアのメタノール
溶液と触媒量のシアン化ナトリウムの存在下、封管中加
熱下に反応させ、必要に応じ、保護基を除去することに
より製造することができる。 【0064】前記製造方法において原料物質として用い
られる前記一般式(II)および(V)で表される化合
物は、市販品として購入するか、文献記載の公知の方法
またはそれと類似の方法により製造することができる。 【0065】また、前記製造方法において原料物質とし
て用いられる前記一般式(III)で表される化合物
は、市販品として購入するか、一般式 【0066】 【化12】 【0067】(式中のR4およびR5は前記と同じ意味
をもつ)で表されるイサト酸無水物誘導体、または一般
式 【0068】 【化13】 【0069】(式中のR4およびR5は前記と同じ意味
をもつ)で表されるアントラニル酸誘導体を塩化チオニ
ルで処理した後、前記一般式(V)で表されるアミン化
合物と不活性溶媒中、塩基の存在下に反応させることに
より製造することができる。 【0070】前記製造方法において原料物質として用い
られる前記一般式(IV)で表される化合物は、文献記
載の公知の方法またはそれと類似の方法、または前記一
般式(II)で表されるカルボン酸誘導体またはその酸
ハライド、活性エステル等の反応性官能的誘導体と、一
般式 【0071】 【化14】 【0072】(式中のR13は水素原子またはアルキル
基であり、R4およびR5は前記と同じ意味をもつ)で
表されるアントラニル酸誘導体とを、不活性溶媒中、塩
基の存在下、脱水剤または縮合剤の存在下または非存在
下に反応させ、必要に応じ、エステル基を加水分解して
カルボキシル基に変換し、前記一般式(VI)で表され
る2−アシルアミノ安息香酸誘導体を得た後、不活性溶
媒中、無水酢酸等の脱水剤または縮合剤の存在下に閉環
させるか、または加熱下で脱水閉環させることにより製
造することができる。 【0073】また、前記一般式(VIII)、(IX)
および(X)で表される化合物は、市販品として購入す
るか、文献記載の公知の方法またはそれと類似の方法に
より製造することができる。 【0074】前記一般式(I)で表される2−アシルア
ミノベンズアミド誘導体のうち、アミノ基、置換アミノ
基、水酸基またはカルボキシル基を有する化合物は、常
法により、その薬理学的に許容される塩とすることがで
きる。このような塩としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ
化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの鉱酸との酸付加
塩、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸、プロピオン酸、クエン
酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、酪酸、シュウ酸、マ
ロン酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、炭酸、グルタミ
ン酸、アスパラギン酸等の有機酸との酸付加塩、ナトリ
ウム塩、カリウム塩等の無機塩基との塩、モルホリン、
ピペリジン、リジン等の有機アミンとの塩を挙げること
ができる。 【0075】前記製法により製造される前記一般式
(I)で表される2−アシルアミノベンズアミド誘導体
およびそれらの薬理学的に許容される塩は、必要に応
じ、慣用の分離手段である分別再結晶法、カラムクロマ
トグラフィーを用いた精製方法、溶媒抽出法等により容
易に単離精製することができる。 【0076】また、前記一般式(I)で表される化合物
には、水和物やエタノール等の医薬品として許容される
溶媒との溶媒和物も含まれる。 【0077】前記一般式(I)で表される化合物には2
つの幾何異性体が存在するが、本発明においてはシス体
(Z体)の化合物またはトランス体(E体)の化合物の
いずれの化合物を使用してもよいが、トランス体(E
体)の方が好ましい。 【0078】前記一般式(I)で表される化合物のう
ち、不斉炭素原子を有する化合物にはR配置およびS配
置の2つの光学異性体が存在するが、本発明においては
いずれの光学異性体を使用してもよく、それらの光学異
性体の混合物であっても構わない。 【0079】本発明で用いられる前記一般式(I)で表
される化合物において、好ましい化合物としては、例え
ば、(E)−N−(2−ヒドロキシエチル)−2−
(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)ベン
ズアミド、(E)−2−〔2−(3,4−ジメトキシシ
ンナモイルアミノ)ベンゾイルアミノ〕安息香酸、
(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズアミド
塩酸塩、(E)−N−(2−ジメチルアミノエチル)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミド塩酸塩等の化合物を挙げることができる。 【0080】前記一般式(I)で表される化合物は非常
に安全性の高い化合物であり、例えば、マウスを用いた
急性毒性試験において、(E)−2−(3,4−ジメト
キシシンナモイルアミノ)ベンズアミドおよび(E)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミドは1000mg/kg以上の単回投与にお
いても死亡例は認められなかった。 【0081】本発明の医薬品組成物を実際の治療に用い
る場合、経口的に投与してもよいが、点眼剤、眼軟膏剤
等による局所投与が好ましい。 【0082】例えば、点眼剤は、前記一般式(I)で表
される化合物またはその薬理学的に許容される塩を適量
の滅菌精製水に適宜界面活性剤を添加した後、加熱溶解
し、次いで必要に応じ、溶解補助剤、保存剤、安定化
剤、緩衝剤、等張化剤、酸化防止剤、粘稠化剤などの慣
用の医薬品添加物を適宜加えることにより製造すること
ができる。 【0083】例えば、眼軟膏剤は、一般的に眼軟膏剤に
用いられる基剤を用いて適宜調製することができる。ま
た、可逆性熱ゲル化水性医薬品として使用することもで
きる。 【0084】本発明の医薬品組成物を実際の治療に用い
る場合、その有効成分である前記一般式(I)で表され
る化合物またはその薬理学的に許容される塩の投与量は
患者の年齢、疾患および治療の程度等により適宜決定さ
れ、治癒効果が発揮できる適当な濃度に設定すればよい
が、例えば、点眼の場合、好ましくは0.001〜2重
量%に調製した点眼剤を、1日1〜数回、1回当たり1
〜数滴点眼する。 【0085】 【実施例】本発明の内容を以下の参考例および実施例で
さらに詳細に説明するが、本発明はその内容に限定され
るものではない。 【0086】参考例1 (E)−3−イソプロポキシケイ皮酸イソプロピル (E)−3−ヒドロキシケイ皮酸(2g)および炭酸カ
リウム(3.7g)のN,N−ジメチルホルムアミド
(20ml)懸濁液にヨウ化イソプロピル(2.68m
l)を加え80℃で3日間攪拌した。反応液に水を加え
酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和重曹水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
塩化メチレン)で分離精製し、3−イソプロポキシケイ
皮酸イソプロピル(1.20g)を得た。 【0087】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.31(d,J=6.3Hz,6
H),1.34(d,J=6.1Hz,6H),4.5
−4.65(m,1H),5.05−5.2(m,1
H),6.39(d,J=16.0Hz,1H),6.
8−7.3(m,4H),7.62(d,J=16.0
Hz,1H) 【0088】参考例2 参考例1と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−3,5−ジメトキシ−4−エトキシケイ皮酸エ
チル 【0089】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.25−1.5(m,6H),3.
87(s,6H),4.09(q,J=7.1Hz,2
H),4.27(q,J=7.1Hz,2H),6.3
5(d,J=15.9Hz,1H),6.75(s,2
H),7.61(d,J=15.9Hz,1H) 【0090】(E)−3,5−ジメトキシ−4−(2−
ヒドロキシエトキシ)ケイ皮酸2−ヒドロキシエチル 【0091】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.7−4.45(m,14H),
6.41(d,J=15.9Hz,1H),6.77
(s,2H),7.65(d,J=15.9Hz,1
H) 【0092】参考例3 (E)−3−イソプロポキシケイ皮酸 (E)−3−イソプロポキシケイ皮酸イソプロピル
(1.1g)のエタノール(10ml)溶液に2規定水
酸化ナトリウム水溶液(5ml)を加え、室温で15時
間攪拌した。反応液に1規定塩酸を加え反応液を酸性に
し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧濃縮し、(E)−3−イソプロポキ
シケイ皮酸(914mg)を得た。 【0093】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.36(d,J=6.0Hz,6
H),4.5−4.65(m,1H),6.43(d,
J=16.0Hz,1H),6.9−7.4(m,4
H),7.75(d,J=16.0Hz,1H) 【0094】参考例4 参考例3と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−3,5−ジメトキシ−4−エトキシケイ皮酸 【0095】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.37(t,J=7.1Hz,3
H),3.89(s,6H),4.11(q,J=7.
1Hz,2H),6.36(d,J=15.9Hz,1
H),6.78(s,2H),7.71(d,J=1
5.9Hz,1H) 【0096】(E)−3,5−ジメトキシ−4−(2−
ヒドロキシエトキシ)ケイ皮酸 【0097】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.7−3.8(m,2H),3.9
1(s,6H),4.1−4.25(m,2H),6.
37(d,J=15.9Hz,1H),6.79(s,
2H),7.70(d,J=15.9Hz,1H) 【0098】参考例5 (E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸tert−ブ
チル o−ブロモ安息香酸エチル(1.0g)、ヨウ化ナトリ
ウム(720mg)及び臭化ニッケル(II)(190
mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(10ml)に
加え、140℃で4時間攪拌した。反応液にアクリル酸
tert−ブチル(0.7ml)、パラジウム(0)ビ
ス(ジベンジリデンアセトン)(23mg)、トリ−o
−トリルホスフィン(530mg)およびトリエチルア
ミン(0.67ml)を加えてさらに140℃で3時間
攪拌した。反応混合物を塩化メチレンで希釈して錯体を
ろ去し、希酢酸溶液で洗浄した。溶媒を減圧留去した
後、ジエチルエーテルに溶解し、蒸留水で3回洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:塩化メチレン)で分離精製することにより、
(E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸tert−ブ
チル(676mg)を得た。 【0099】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.41(t,J=7.1Hz,3
H),1.54(s,9H),4.40(q,J=7.
1Hz,2H),6.23(d,J=15.9Hz,1
H),7.35−7.65(m,3H),7.94(d
d,J=7.8,1.4Hz,1H),8.31(d,
J=15.9Hz,1H) 【0100】参考例6 (E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸 (E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸tert−ブ
チル(538mg)をトリフルオロ酢酸(5ml)に加
え、40℃で30分攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣
に少量のジエチルエーテルを加え、超音波で処理した
後、ろ取し、(E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸
(339mg)を得た。 【0101】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.34(t,J=7.1Hz,3
H),4.34(q,J=7.1Hz,2H),6.4
3(d,J=15.9Hz,1H),7.45−7.9
5(m,4H),8.23(d,J=15.9Hz,1
H),12.4−12.65(br,1H) 【0102】参考例7 (E)−3,4−エチレンジオキシケイ皮酸 3,4−エチレンジオキシベンズアルデヒド(2.0
g)およびマロン酸(1.5g)のピリジン(20m
l)溶液にピペリジン(24μl)を加え、20時間加
熱還流した。更にマロン酸(7.5g)を加え、20時
間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣を2規定水
酸化ナトリウム水溶液に溶解した。水溶液を塩化メチレ
ンで洗浄後、濃塩酸を加え酸性にした。析出物をろ取
し、水およびヘキサンで洗浄し、(E)−3,4−エチ
レンジオキシケイ皮酸(1.48g)を得た。 【0103】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:4.2−4.4(m,4H),6.
37(d,J=16.0Hz,1H),6.89(d,
J=8.4Hz,1H),7.18(dd,J=8.
4,2.0Hz,1H),7.24(d,J=2.0H
z,1H),7.48(d,J=16.0Hz,1
H),12.0−12.6(br,1H) 【0104】参考例8 (E)−2−(2−カルボキシシンナモイルアミノ)安
息香酸 (E)−2−(2−エトキシカルボニルシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(510.8mg)の酢酸(2m
l)溶液に濃塩酸(2ml)を加えて、100℃で5分
間撹拌した。溶媒を減圧留去し、残渣にエタノール(2
ml)および1規定水酸化ナトリウム水溶液(2ml)
を加えて、100℃で4時間撹拌した。反応液を1規定
塩酸で酸性にし、析出物をろ取した後、ジエチルエーテ
ルで洗浄し、(E)−2−(2−カルボキシシンナモイ
ルアミノ)安息香酸(144mg)を得た。 【0105】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.76(d,J=15.6Hz,
1H),7.1−8.05(m,7H),8.34
(d,J=15.6Hz,1H),8.59(d,J=
7.5Hz,1H),11.40(brs,1H),1
3.0−14.0(br,2H) 【0106】参考例9 (E)−4−アセトキシ−3,5−ジメトキシケイ皮酸 (E)−3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシケイ皮酸
(365mg)の無水酢酸(5ml)溶液に水酸化ナト
リウム(65mg)を加え、100℃で20分間撹拌し
た。反応液を減圧濃縮し、残渣に2規定塩酸を加え酸性
にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、減圧濃縮し、(E)−4−アセト
キシ−3,5−ジメトキシケイ皮酸(334mg)を得
た。 【0107】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.26(s,3H),3.81
(s,6H),6.64(d,J=16.0Hz,1
H),7.12(s,2H),7.57(d,J=1
6.0Hz,1H),12.3−12.5(br,1
H) 【0108】参考例10 (E)−4−(2−アセトキシエトキシ)−3,5−ジ
メトキシケイ皮酸 (E)−3,5−ジメトキシ−4−(2−ヒドロキシエ
トキシ)ケイ皮酸(292mg)のピリジン(6ml)
溶液に無水酢酸(0.31ml)を加え、室温で13時
間攪拌した。溶媒を減圧留去し、残渣に水を加えて酢酸
エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾
燥し、減圧濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/ジエチルエー
テル=1/1)で分離精製し、(E)−4−(2−アセ
トキシエトキシ)−3,5−ジメトキシケイ皮酸(60
mg)を得た。 【0109】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.09(s,3H),3.88
(s,6H),4.2−4.4(m,4H),6.36
(d,J=15.9Hz,1H),6.78(s,2
H),7.70(d,J=15.9Hz,1H) 【0110】参考例11 2−アミノ−N−(3−フェニルプロピル)ベンズアミ
ド イサト酸無水物(500mg)のN,N−ジメチルホル
ムアミド(3ml)溶液に4−ジメチルアミノピリジン
(37mg)および3−フェニルプロピルアミン(43
6mg)を加え室温で1日間攪拌した。反応液に水を加
え酢酸エチルで抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧濃縮し、2−アミノ−N−(3−フェニ
ルプロピル)ベンズアミド(760mg)を得た。 【0111】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.9−2.0(m,2H),2.6
5−2.8(m,2H),3.4−3.55(m,2
H),5.48(brs,2H),5.98(brs,
1H),6.55−6.95(m,2H),7.1−
7.4(m,7H) 【0112】参考例12 2−アミノ−N−〔2−(2−ヒドロキシエトキシ)エ
チル〕ベンズアミド エタノール(5ml)にイサト酸無水物(1.0g)及
び2−(2−アミノエトキシ)エタノール(645m
g)を加え、10分間加熱還流した。溶媒を減圧留去し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:クロロホルム/メタノール=10/1)により
分離精製し、2−アミノ−N−〔2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エチル〕ベンズアミド(1.32g)を得
た。 【0113】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.05−2.45(br,1H),
3.55−3.85(m,8H),5.25−5.75
(br,2H),6.50−6.75(m,3H),
7.15−7.25(m,1H),7.35(dd,J
=7.9,1.5Hz,1H) 【0114】参考例13 参考例12と同様の方法で以下の化合物を合成した。 2−アミノ−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミ
ド 【0115】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.66(t,J=5.1Hz,1
H),3.50−3.65(m,2H),3.75−
3.9(m,2H),5.50(brs,2H),6.
40−6.75(m,3H),7.15−7.30
(m,1H),7.34(dd,J=7.9,1.5H
z,1H) 【0116】2−アミノ−N−(4−ヒドロキシブチ
ル)ベンズアミド 【0117】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.40−2.00(m,4H),
3.40−3.50(m,2H),3.72(t,J=
6.0Hz,2H),5.30−5.70(br,2
H),6.34(brs,1H),6.55−6.75
(m,2H),7.10−7.40(m,2H) 【0118】2−アミノ−N−(2−ジメチルアミノエ
チル)ベンズアミド 【0119】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.26(s,6H),2.50
(t,J=6.0Hz,2H),3.40−3.55
(m,2H),5.54(brs,2H),6.60−
6.80(m,3H),7.15−7.25(m,1
H),7.35(dd,J=7.8,1.4Hz,1
H) 【0120】2−アミノ−N−〔2−〔ビス(2−ヒド
ロキシエチル)アミノ〕エチル〕ベンズアミド 【0121】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.61(t,J=5.0Hz,4
H),2.69(t,J=5.5Hz,2H),3.4
−3.5(m,2H),3.57(t,J=5.0H
z,4H),5.41(brs,2H),6.6−7.
35(m,4H),7.40(dd,J=7.8,1.
3Hz,1H) 【0122】参考例14 (E)−2−(4−ジメチルアミノシンナモイルアミ
ノ)安息香酸 N−カルボキシメチルカルボニルアントラニル酸(5
g)および4−ジメチルアミノベンズアルデヒド(3.
43g)のトルエン(50ml)溶液にピペリジン
(2.22ml)を加え、Dean−Starkトラッ
プを付けて18時間加熱還流した。トルエンを減圧留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:酢酸エチル)で分離精製した後、得られた結晶を
ジエチルエーテルで洗浄し、(E)−2−(4−ジメチ
ルアミノシンナモイル)アミノ安息香酸(1.14g)
を得た。 【0123】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.98(s,6H),6.54
(d,J=15.5Hz,1H),6.73(d,J=
8.9Hz,2H),7.1−7.7(m,5H),
8.00(dd,J=7.9,1.6Hz,1H),
8.63(d,J=8.4Hz,1H),11.25
(s,1H),13.3−13.9(br,1H) 【0124】参考例15 (E)−2−(4−ジメチルアミノスチリル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン (E)−2−(4−ジメチルアミノシンナモイルアミ
ノ)安息香酸(500mg)を無水酢酸(10ml)に
溶かし、室温で1時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、
(E)−2−(4−ジメチルアミノスチリル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン(480mg)を得た。 【0125】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.04(s,6H),6.56
(d,J=15.9Hz,1H),6.65−7.85
(m,8H),8.19(dd,J=7.9,1.4H
z,1H) 【0126】参考例16 (E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4−ジメトキ
シスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン 4,5−ジメトキシアントラニル酸(435mg)のピ
リジン(10ml)溶液に(E)−3,4−ジメトキシ
ケイ皮酸クロリド(500mg)を加えて室温で2時間
攪拌した後、無水酢酸(642mg)を加え室温で13
時間攪拌した。反応液を水にあけ攪拌した後、析出物を
ろ取し、(E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4−
ジメトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4
−オン(635mg)を得た。 【0127】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.81(s,3H),3.83
(s,3H),3.89(s,3H),3.94(s,
3H),6.85(d,J=16.1Hz,1H),
7.00(d,J=8.4Hz,1H),7.09
(s,1H),7.25−7.5(m,3H),7.6
7(d,J=16.1Hz,1H) 【0128】参考例17 (E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4,5−トリ
メトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−
オン 4,5−ジメトキシアントラニル酸(423mg)のピ
リジン(5ml)溶液に(E)−3,4,5−トリメト
キシケイ皮酸クロリド(500mg)を加え室温で1時
間攪拌した後、無水酢酸(510mg)を加え室温で1
3時間攪拌した。反応液を水にあけ攪拌した後、析出物
をろ取し、得られた析出物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/ジエチルエーテ
ル=10/1)で分離精製し、(E)−6,7−ジメト
キシ−2−(3,4,5−トリメトキシスチリル)−
3,1−ベンゾオキサジン−4−オン(562mg)を
得た。 【0129】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.90(s,3H),3.91
(s,3H),4.00(s,3H),4.02(s,
3H),6.68(d,J=16.0Hz,1H),
6.82(s,2H),7.02(s,2H),7.5
5(s,2H),7.75(d,J=16.0Hz,1
H) 【0130】参考例18 (E)−2−(2−カルボキシスチリル)−3,1−ベ
ンゾオキサジン−4−オン (E)−2−(2−カルボキシシンナモイルアミノ)安
息香酸(70mg)をピリジン(1ml)に溶かし、無
水酢酸(42.5μl)を加え室温で3日間攪拌した。
反応液を1規定塩酸で酸性にし、析出物をろ取した後、
1規定塩酸および水で洗浄し、(E)−2−(2−カル
ボキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−オ
ン(32.6mg)を得た。 【0131】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.92(d,J=16.1Hz,
1H),7.5−8.2(m,8H),8.53(d,
J=16.1Hz,1H),13.33(brs,1
H) 【0132】参考例19 参考例15〜18と同様の方法で以下の化合物を合成し
た。 (E)−6,7−ジメトキシ−2−(4−エトキシ−3
−メトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4
−オン 【0133】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.34(t,J=6.9Hz,3
H),3.83(s,3H),3.89(s,3H),
3.94(s,3H),4.06(q,J=6.9H
z,2H),6.83(d,J=16.1Hz,1
H),6.98(d,J=8.4Hz,1H),7.0
8(s,1H),7.20−7.5(m,3H),7.
66(d,J=16.1Hz,1H) 【0134】(E)−6−アセトキシ−2−(3,4,
5−トリメトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジ
ン−4−オン 【0135】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.32(s,3H),3.71
(s,3H),3.85(s,6H),7.05(d,
J=16.1Hz,1H),7.19(s,2H),
7.65−7.9(m,4H) 【0136】(E)−8−アセトキシ−2−(3,4,
5−トリメトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジ
ン−4−オン 【0137】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.47(s,3H),3.91
(s,3H),3.93(s,6H),6.67(d,
J=16.0Hz,1H),6.83(s,2H),
7.45−7.6(m,2H),7.76(d,J=1
6.0Hz,1H),8.12(dd,J=7.6,
1.7Hz,1H) 【0138】(E)−2−(3,4−ジメトキシスチリ
ル)−6−メトキシ−3,1−ベンゾオキサジン−4−
オン 【0139】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.92(s,3H),3.936
(s,3H),3.938(s,3H),6.66
(d,J=16.0Hz,1H),6.91(d,J=
8.3Hz,1H),7.1−7.45(m,3H),
7.53(d,J=8.9Hz,1H),7.61
(d,J=2.9Hz,1H),7.76(d,J=1
6.0Hz,1H) 【0140】参考例20 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−5−ヒドロキシ安息香酸メチル (E)−3,4−ジメトキシケイ皮酸クロリド(147
mg)および5−ヒドロキシアントラニル酸メチル(1
00mg)をピリジン(2ml)に加え、80℃で5時
間撹拌した。反応液を水にあけ攪拌した後、析出物をろ
取した。得られた析出物を1規定塩酸及び水で洗浄し、
(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−5−ヒドロキシ安息香酸メチル(100mg)を
得た。 【0141】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.80(s,3H),3.83
(s,3H),3.85(s,3H),6.78(d,
J=15.5Hz,1H),6.95−7.4(m,5
H),7.51(d,J=15.5Hz,1H),8.
16(d,J=9.0Hz,1H),9.68(br
s,1H),10.42(s,1H) 【0142】参考例21 2−(2−アミノベンゾイルアミノ)安息香酸 アントラニル酸(2.00g)およびイサト酸無水物
(2.38g)を1規定水酸化ナトリウム水溶液(2
1.9ml)及び水(10ml)の混液に加え、80℃
で1時間撹拌した。反応液に酢酸(2.5ml)を加え
た後、析出した固体をろ取し、メタノールで再結晶し
て、2−(2−アミノベンゾイルアミノ)安息香酸
(1.49g)を得た。 【0143】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.5−7.0(m,2H),7.
1−7.8(m,4H),8.04(dd,J=7.
9,1.6Hz,1H),8.65(d,J=8.4H
z,1H),11.93(s,1H) 【0144】参考例22 2−(2−アミノフェニル)−3,1−ベンゾオキサジ
ン−4−オン 2−(2−アミノベンゾイルアミノ)安息香酸(1.4
9g)を濃硫酸(15ml)中室温で30分間撹拌し
た。反応溶液を水に注ぎ、析出した固体をろ取し、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、2−(2
−アミノフェニル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−
オン(884mg)を得た。 【0145】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.55−6.7(m,1H),
6.87(d,J=8.4Hz,1H),7.2−7.
65(m,4H),7.7−8.0(m,3H),8.
12(dd,J=7.8,1.4Hz,1H) 【0146】実施例1 (E)−2−(3−エトキシシンナモイルアミノ)ベン
ズアミド(化合物1) (E)−3−エトキシケイ皮酸(448mg)のトルエ
ン(2.5ml)懸濁液に塩化チオニル(826mg)
および触媒量のN,N−ジメチルホルムアミドを加え
て、80℃で3時間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮
し、得られた残渣に2−アミノベンズアミド(314m
g)およびピリジン(8ml)を加え、130℃で3時
間加熱還流した。反応液を水にあけ攪拌した後、析出物
をろ取した。得られた析出物を1規定塩酸、飽和重曹
水、水及びジエチルエーテルで順次洗浄し、(E)−2
−(3−エトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド
(458mg)を得た。 【0147】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.4−1.5(m,3H),4.0
8(q,J=7.0Hz,2H),6.48(brs,
1H),6.59(d,J=15.5Hz,1H),
6.8−7.8(m,9H),8.76(d,J=8.
4Hz,1H),11.86(brs,1H) 【0148】実施例2 (E)−2−(3−イソプロポキシシンナモイルアミ
ノ)ベンズアミド(化合物2) (E)−3−イソプロポキシケイ皮酸(500mg)の
トルエン(5ml)懸濁液に塩化チオニル(3ml)お
よびN,N−ジメチルホルムアミド1滴を加え、80℃
で30分間攪拌した。反応液を減圧下で濃縮し、残渣を
テトラヒドロフラン(10ml)に溶かし、氷冷下2−
アミノベンズアミド(693mg)を加え室温で5分間
攪拌した。反応液に水を加え酢酸エチルで抽出し、抽出
液を1規定塩酸、飽和重曹水および飽和食塩水で順次洗
浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し、
(E)−2−(3−イソプロポキシシンナモイルアミ
ノ)ベンズアミド(738mg)を得た。 【0149】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.28(d,J=6.0Hz,6
H),4.65−4.8(m,1H),6.83(d,
J=15.6Hz,1H),6.9−7.9(m,9
H),8.30(brs,1H),8.57(dd,J
=8.4,1.0Hz,1H),11.85(s,1
H) 【0150】実施例3 (E)−2−(2−エトキシカルボニルシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物3) (E)−2−エトキシカルボニルケイ皮酸(295m
g)のトルエン(2ml)溶液に塩化チオニル(195
μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド1滴を加
え、50℃で1時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後、
残渣をテトラヒドロフラン(1ml)に溶解し、氷冷下
で2−アミノベンズアミド(456mg)のテトラヒド
ロフラン(1ml)溶液に滴下した。室温で5分間攪拌
した後、析出した塩をろ去して、溶媒を減圧留去した。
残渣を1規定塩酸、1規定水酸化ナトリウム水溶液、蒸
留水およびジエチルエーテルで順次洗浄し、(E)−2
−(2−エトキシカルボニルシンナモイルアミノ)ベン
ズアミド(418mg)を得た。 【0151】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.41(t,J=7.1Hz,3
H),4.42(q,J=7.1Hz,2H),5.3
−6.4(br,2H),6.46(d,J=15.6
Hz,1H),7.0−7.7(m,6H),7.95
(dd,J=7.9,1.2Hz,1H),8.44
(d,J=15.6Hz,1H),8.82(dd,J
=8.7,1.1Hz,1H),11.52(s,1
H) 【0152】実施例4 実施例1〜3と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)ベンズアミド(化合物4) 【0153】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.80(s,3H),3.84
(s,3H),6.71(d,J=15.7Hz,1
H),6.95−7.9(m,8H),8.28(br
s,1H),8.59(dd,J=8.4,0.9H
z,1H),11.80(s,1H) 【0154】(E)−2−(2,3−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物5) 【0155】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.78(s,3H),3.83
(s,3H),6.77(d,J=15.9Hz,1
H),7.0−7.9(m,8H),8.31(br
s,1H),8.57(dd,J=8.4,1.0H
z,1H),11.98(s,1H) 【0156】(E)−2−(3−ベンジルオキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物6) 【0157】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:5.17(s,2H),6.85
(d,J=15.6Hz,1H),7.0−7.9
(m,14H),8.31(brs,1H),8.5−
8.65(m,1H),11.88(s,1H) 【0158】(E)−2−(3−ブトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物7) 【0159】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:0.95(t,J=7.4Hz,3
H),1.4−1.8(m,4H),4.03(t,J
=6.5Hz,2H),6.85(d,J=15.7H
z,1H),6.9−7.9(m,9H),8.30
(brs,1H),8.57(dd,J=8.3,0.
9Hz,1H),11.85(s,1H) 【0160】(E)−2−(4−メトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物8) 【0161】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.80(s,3H),6.64
(d,J=15.6Hz,1H),6.9−7.9
(m,9H),8.27(brs,1H),8.57
(dd,J=8.3,0.9Hz,1H),11.84
(s,1H) 【0162】(E)−2−(4−エトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物9) 【0163】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.34(t,J=6.9Hz,3
H),4.08(q,J=6.9Hz,2H),6.6
3(d,J=15.6Hz,1H),6.9−7.85
(m,9H),8.27(brs,1H),8.5−
8.7(m,1H),11.84(s,1H) 【0164】(E)−2−(3−シクロヘキシルメトキ
シシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物10) 【0165】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:0.8−2.0(m,11H),
3.84(d,J=6.1Hz,2H),6.5−8.
1(m,10H),8.32(brs,1H),8.5
7(d,J=8.2Hz,1H),11.85(s,1
H) 【0166】(E)−2−(3−メトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物11) 【0167】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.81(s,3H),6.84
(d,J=15.7Hz,1H),6.9−7.9
(m,9H),8.30(brs,1H),8.57
(d,J=8.2Hz,1H),11.87(s,1
H) 【0168】(E)−2−(2,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物12) 【0169】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.84(s,3H),3.88
(s,3H),5.2−6.2(br,2H),6.4
6(d,J=2.4Hz,1H),6.51(dd,J
=8.4,2.3Hz,1H),6.61(d,J=1
5.6Hz,1H),7.0−7.6(m,4H),
7.95(d,J=15.7Hz,1H),8.8−
8.9(m,1H),11.29(brs,1H) 【0170】(E)−2−(2,5−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物13) 【0171】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.77(s,3H),3.82
(s,3H),6.82(d,J=15.7Hz,1
H),6.9−8.6(m,10H),11.86
(s,1H) 【0172】(E)−2−(3−ニトロシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物14) 【0173】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:7.0−8.7(m,12H),1
1.89(s,1H) 【0174】(E)−2−(4−メチルシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物15) 【0175】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.33(s,3H),6.73
(d,J=15.6Hz,1H),7.1−7.9
(m,9H),8.29(brs,1H),8.57
(dd,J=8.3,0.9Hz,1H),11.89
(s,1H) 【0176】(E)−2−(3−エトキシ−4−メトキ
シシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物16) 【0177】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.35(t,J=6.9Hz,3
H),3.79(s,3H),4.09(q,J=6.
9Hz,2H),6.70(d,J=15.5Hz,1
H),6.9−7.9(m,8H),8.29(br
s,1H),8.58(dd,J=8.4,1.0H
z,1H),11.78(s,1H) 【0178】(E)−2−(4−エトキシ−3−メトキ
シシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物17) 【0179】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.33(t,J=6.9Hz,3
H),3.83(s,3H),4.05(q,J=6.
9Hz,2H),6.71(d,J=15.5Hz,1
H),6.9−8.4(m,9H),8.59(dd,
J=8.4,1.0Hz,1H),11.80(s,1
H) 【0180】(E)−2−(4−シアノシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物18) 【0181】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:7.03(d,J=15.6Hz,
1H),7.1−8.4(m,10H),8.57(d
d,J=8.3,0.9Hz,1H),11.95
(s,1H) 【0182】(E)−N−ブチル−2−(3,4−ジメ
トキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物1
9) 【0183】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:0.98(t,J=7.3Hz,3
H),1.3−1.8(m,4H),3.46(td,
J=7.1,5.7Hz,2H),3.92(s,3
H),3.96(s,3H),6.28(brs,1
H),6.48(d,J=15.5Hz,1H),6.
87(d,J=8.2Hz,1H),7.0−7.6
(m,5H),7.68(d,J=15.6Hz,1
H),8.75(dd,J=8.4,0.9Hz,1
H),11.30(s,1H) 【0184】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−(3−フェニルプロピル)ベンズ
アミド(化合物20) 【0185】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.95−2.05(m,2H),
2.76(t,J=7.4Hz,2H),3.45−
3.55(m,2H),3.92(s,3H),3.9
5(s,3H),6.28(brs,1H),6.47
(d,J=15.5Hz,1H),6.8−7.55
(m,11H),7.67(d,J=15.5Hz,1
H),8.65−8.8(m,1H),11.29
(s,1H) 【0186】(E)−2−(2−エトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物21) 【0187】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.50(t,J=6.9Hz,3
H),4.12(q,J=6.9Hz,2H),6.2
6(brs,1H),6.73(d,J=15.7H
z,1H),6.8−7.8(m,8H),8.03
(d,J=15.7Hz,1H),8.79(dd,J
=8.4,0.8Hz,1H),11.71(s,1
H) 【0188】(E)−2−(3−クロロシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物22) 【0189】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.95(d,J=15.6Hz,
1H),7.0−8.6(m,11H),11.88
(s,1H) 【0190】(E)−2−(3−フルオロシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物23) 【0191】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.93(d,J=15.6Hz,
1H),7.1−7.95(m,9H),8.32(b
rs,1H),8.58(dd,J=8.3,0.9H
z,1H),11.91(s,1H) 【0192】(E)−2−(2−メトキシシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物24) 【0193】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.88(s,3H),6.76
(d,J=15.7Hz,1H),6.9−7.9
(m,9H),8.30(brs,1H),8.58
(dd,J=8.3,0.9Hz,1H),11.92
(s,1H) 【0194】(E)−2−(2,4,5−トリメトキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物25) 【0195】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.77(s,3H),3.84
(s,3H),3.87(s,3H),6.68(d,
J=15.6Hz,1H),6.72(s,1H),
7.0−7.9(m,6H),8.28(brs,1
H),8.58(d,J=8.3Hz,1H),11.
75(s,1H) 【0196】(E)−2−(3,4,5−トリメトキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物26) 【0197】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.69(s,3H),3.84
(s,6H),6.83(d,J=15.5Hz,1
H),7.07(s,2H),7.1−8.7(m,7
H),11.80(s,1H) 【0198】(E)−2−シンナモイルアミノベンズア
ミド(化合物27) 【0199】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.80(d,J=15.7Hz,
1H),7.1−7.9(m,10H),8.28(b
rs,1H),8.57(dd,J=8.4,0.9H
z,1H),11.91(s,1H) 【0200】(E)−2−(4−クロロシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物28) 【0201】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.85(d,J=15.6Hz,
1H),7.0−7.9(m,9H),8.28(br
s,1H),8.57(d,J=7.8Hz,1H),
11.90(s,1H) 【0202】(E)−2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物29) 【0203】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.98(s,3H),6.09(b
rs,1H),6.58(d,J=15.8Hz,1
H),6.9−8.2(m,8H) 【0204】(E)−2−(3,4−メチレンジオキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物30) 【0205】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.20(s,2H),6.80
(d,J=15.5Hz,1H),7.07(d,J=
8.0Hz,1H),7.2−8.0(m,7H),
8.39(brs,1H),8.70(dd,J=8.
4,1.0Hz,1H),11.94(s,1H) 【0206】(E)−2−(2,3,4−トリメトキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物31) 【0207】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.77(s,3H),3.84
(s,3H),3.85(s,3H),6.68(d,
J=15.8Hz,1H),6.89(d,J=8.8
Hz,1H),7.05−8.4(m,7H),8.5
9(d,J=8.3Hz,1H),11.93(s,1
H) 【0208】(E)−2−(3,5−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)ベンズアミド(化合物32) 【0209】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.80(s,6H),6.45−
7.9(m,9H),8.30(brs,1H),8.
57(d,J=7.6Hz,1H),11.83(s,
1H) 【0210】(E)−2−(4−アセチルシンナモイル
アミノ)ベンズアミド(化合物33) 【0211】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.60(s,3H),6.96
(d,J=15.7Hz,1H),7.1−7.85
(m,5H),7.87(d,J=8.4Hz,2
H),7.98(d,J=8.4Hz,2H),8.2
8(brs,1H),8.57(dd,J=8.4,
1.0Hz,1H),11.94(s,1H) 【0212】(E)−2−(4−メチルスルホニルシン
ナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物34) 【0213】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.24(s,3H),7.01
(d,J=15.7Hz,1H),7.1−7.85
(m,5H),7.95(d,J=8.6Hz,2
H),7.99(d,J=8.6Hz,2H),8.2
8(brs,1H),8.56(dd,J=8.4,
1.0Hz,1H),11.94(s,1H) 【0214】(E)−2−(3,5−ジメトキシ−4−
エトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物3
5) 【0215】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.37(t,J=7.1Hz,3
H),3.90(s,6H),4.10(q,J=7.
1Hz,2H),5.45−6.45(br,2H),
6.51(d,J=15.5Hz,1H),6.80
(s,2H),7.05−7.6(m,3H),7.6
5(d,J=15.5Hz,1H),8.82(dd,
J=8.8,1.1Hz,1H),11.44(s,1
H) 【0216】(E)−2−(2,4,6−トリメトキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物36) 【0217】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.84(s,3H),3.88
(s,6H),6.31(s,2H),6.78(d,
J=15.8Hz,1H),7.05−7.85(m,
4H),7.91(d,J=15.8Hz,1H),
8.27(brs,1H),8.60(dd,J=8.
4,1.0Hz,1H),11.86(s,1H) 【0218】(E)−2−(3,4−エチレンジオキシ
シンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物37) 【0219】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:4.2−4.4(m,4H),6.
65(d,J=15.6Hz,1H),6.89(d,
J=8.4Hz,1H),7.1−7.9(m,7
H),8.29(brs,1H),8.57(d,J=
8.4Hz,1H),11.81(s,1H) 【0220】実施例5 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズアミド
(化合物38) 2−アミノ−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズ
アミド(500mg)をテトラヒドロフラン(10m
l)に溶かし、トリエチルアミン(370μl)次いで
(E)−3,4−ジメトキシケイ皮酸クロリド(600
mg)を加え、室温で15時間攪拌した。反応液に水を
加え酢酸エチルで抽出し、抽出液を無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧下で濃縮した。残渣をアミノプロピル
化シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢
酸エチル)で分離精製し、(E)−2−(3,4−ジメ
トキシシンナモイルアミノ)−N−(2−ジメチルアミ
ノエチル)ベンズアミド(416mg)を得た。 【0221】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.28(s,6H),2.55
(t,J=5.9Hz,2H),3.45−3.55
(m,2H),3.92(s,3H),3.96(s,
3H),6.49(d,J=15.5Hz,1H),
6.87(d,J=8.3Hz,1H),7.00−
7.20(m,4H),7.45−7.55(m,2
H),7.69(d,J=15.5Hz,1H),8.
78(d,J=8.0Hz,1H),11.48(s,
1H) 【0222】実施例6 実施例5と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−(4
−エトキシ−3−メトキシシンナモイルアミノ)ベンズ
アミド(化合物39) 【0223】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.49(t,J=7.0Hz,3
H),2.29(s,6H),2.55(t,J=5.
9Hz,2H),3.45−3.6(m,2H),3.
95(s,3H),4.15(q,J=7.0Hz,2
H),6.49(d,J=15.5Hz,1H),6.
87(d,J=8.4Hz,1H),6.95−7.6
(m,6H),7.68(d,J=15.5Hz,1
H),8.79(d,J=8.7Hz,1H),11.
47(s,1H) 【0224】(E)−N−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(化合物40) 【0225】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.29(s,6H),2.56
(t,J=5.9Hz,2H),3.45−3.60
(m,2H),3.88(s,3H),3.92(s,
6H),6.53(d,J=15.5Hz,1H),
6.80(s,2H),7.05−7.6(m,4
H),7.65(d,J=15.5Hz,1H),8.
78(d,J=8.3Hz,1H),11.51(s,
1H) 【0226】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−〔2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル〕ベンズアミド(化合物41) 【0227】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.05−3.15(m,1H),
3.60−3.85(m,8H),3.93(s,3
H),3.97(s,3H),6.43(d,J=1
5.5Hz,1H),6.88(d,J=8.3Hz,
1H),6.95−7.05(m,1H),7.12
(d,J=1.8Hz,1H),7.17(dd,J=
8.3,1.8Hz,1H),7.35−7.50
(m,3H),7.69(d,J=15.5Hz,1
H),8.56(d,J=8.3Hz,1H),11.
15(s,1H) 【0228】(E)−N−〔2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エチル〕−2−(3,4,5−トリメトキシシン
ナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物42) 【0229】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.90−3.00(m,1H),
3.60−3.85(m,8H),3.89(s,3
H),3.93(s,6H),6.48(d,J=1
5.5Hz,1H),6.82(s,2H),6.95
−7.05(m,1H),7.25−7.55(m,3
H),7.66(d,J=15.5Hz,1H),8.
55−8.65(m,1H),11.21(s,1H) 【0230】(E)−2−(4−エトキシ−3−メトキ
シシンナモイルアミノ)−N−〔2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エチル〕ベンズアミド(化合物43) 【0231】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.49(t,J=7.0Hz,3
H),2.85−3.00(br,1H),3.60−
3.85(m,8H),3.95(s,3H),4.1
5(q,J=7.0Hz,2H),6.43(d,J=
15.5Hz,1H),6.87(d,J=8.2H
z,1H),6.95−7.5(m,6H),7.68
(d,J=15.5Hz,1H),8.59(d,J=
8.3Hz,1H),11.16(s,1H) 【0232】(E)−N−(2−ヒドロキシエチル)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミド(化合物44) 【0233】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.37(t,J=5.0Hz,1
H),3.55−3.70(m,2H),3.80−
4.00(m,11H),6.50(d,J=15.5
Hz,1H),6.80(s,2H),6.85−6.
95(m,1H),7.00−7.15(m,1H),
7.45−7.55(m,2H),7.65(d,J=
15.5Hz,1H),8.65−8.75(m,1
H),11.26(s,1H) 【0234】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチル)ベンズ
アミド(化合物45) 【0235】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.40−2.65(br,1H),
3.60−3.95(m,7H),3.96(s,3
H),6.45(d,J=15.5Hz,1H),6.
80−7.20(m,5H),7.40−7.55
(m,2H),7.68(d,J=15.5Hz,1
H),8.6−8.75(m,1H),11.20
(s,1H) 【0236】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−(4−ヒドロキシブチル)ベンズ
アミド(化合物46) 【0237】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.40−1.70(m,4H),
3.20−3.50(m,4H),3.80(s,3
H),3.84(s,3H),4.40(t,J=5.
1Hz,1H),6.75(d,J=15.5Hz,1
H),6.99(d,J=8.4Hz,1H),7.1
0−7.60(m,5H),7.75(dd,J=7.
9,1.4Hz,1H),8.55(dd,J=8.
4,1.0Hz,1H),8.70−8.80(m,1
H),11.49(s,1H) 【0238】(E)−N−(4−ヒドロキシブチル)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミド(化合物47) 【0239】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.40−1.70(m,4H),
3.20−3.50(m,4H),3.70(s,3
H),3.85(s,6H),4.41(t,J=5.
1Hz,1H),6.85(d,J=15.5Hz,1
H),7.08(s,2H),7.10−7.60
(m,3H),7.75(dd,J=7.9,1.4H
z,1H),8.55(dd,J=8.4,1.0H
z,1H),8.70−8.85(m,1H),11.
52(s,1H) 【0240】(E)−2−(3−エトキシ−4−メトキ
シシシンナモイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ベンズアミド(化合物48) 【0241】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:1.52(t,J=7.0Hz,3
H),2.44(t,J=5.1Hz,1H),3.5
5−3.70(m,2H),3.80−4.00(m,
5H),4.17(q,J=7.0Hz,2H),6.
44(d,J=15.5Hz,1H),6.80−7.
20(m,5H),7.40−7.55(m,2H),
7.67(d,J=15.5Hz,1H),8.65−
8.75(m,1H),11.20(s,1H) 【0242】(E)−N−〔2−〔ビス(2−ヒドロキ
シエチル)アミノ〕エチル〕−2−(3,4−ジメトキ
シシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物49) 【0243】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.45−3.65(m,12H),
3.92(s,3H),3.96(s,3H),6.4
6(d,J=15.5Hz,1H),6.87(d,J
=8.3Hz,1H),6.95−7.45(m,4
H),7.54(dd,J=7.8,1.2Hz,1
H),7.67(d,J=15.5Hz,1H),8.
05(t,J=5.3Hz,1H),8.47(d,J
=8.3Hz,1H),11.11(s,1H) 【0244】(E)−N−〔2−〔ビス(2−ヒドロキ
シエチル)アミノ〕エチル〕−2−(3,4,5−トリ
メトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物5
0) 【0245】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.56(t,J=4.6Hz,4
H),2.69(t,J=5.1Hz,2H),3.4
5−3.65(m,6H),3.89(s,3H),
3.92(s,6H),6.51(d,J=15.5H
z,1H),6.81(s,2H),6.95−7.5
(m,2H),7.55(dd,J=7.9,1.3H
z,1H),7.65(d,J=15.5Hz,1
H),8.04(t,J=5.3Hz,1H),8.5
0(dd,J=8.3,0.8Hz,1H),11.1
8(s,1H) 【0246】実施例7 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N,N−ジメチルベンズアミド(化合物51) (E)−2−(3,4−ジメトキシスチリル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン(100mg)およびジ
メチルアミン塩酸塩(80mg)にピリジン(1ml)
およびトリエチルアミン(0.13ml)を加え、11
5℃で18時間撹拌した。冷後、反応液に2規定塩酸を
加え酸性溶液とし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を重
曹水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧濃縮し、(E)−2−(3,4−ジメトキ
シシンナモイルアミノ)−N,N−ジメチルベンズアミ
ド(95mg)を得た。 【0247】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.0−3.25(m,6H),3.
92(s,3H),3.95(s,3H),6.44
(d,J=15.5Hz,1H),6.8−7.8
(m,7H),8.39(d,J=8.3Hz,1
H),9.34(s,1H) 【0248】実施例8 (E)−4,5−ジメトキシ−2−(3,4−ジメトキ
シシンナモイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ベンズアミド(化合物52) (E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4−ジメトキ
シスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン
(100mg)のN,N−ジメチルホルムアミド(2m
l)溶液に2−アミノエタノール(50mg)を加え室
温で24時間攪拌した。反応液を減圧下で濃縮し、残渣
に塩化メチレンおよびジエチルエーテルを加えて結晶化
させ、ろ取した結晶をジエチルエーテルで洗浄し、
(E)−4,5−ジメトキシ−2−(3,4−ジメトキ
シシンナモイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)ベンズアミド(87mg)を得た。 【0249】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.3−3.45(m,2H),
3.5−3.65(m,2H),3.79(s,3
H),3.80(s,3H),3.81(s,3H),
3.84(s,3H),4.80(t,J=5.6H
z,1H),6.71(d,J=15.5Hz,1
H),6.98(d,J=8.5Hz,1H),7.1
5−7.45(m,3H),7.51(d,J=15.
5Hz,1H),8.40(s,1H),8.67
(t,J=5.5Hz,1H),11.96(s,1
H) 【0250】実施例9 (E)−4,5−ジメトキシ−2−(3,4,5−トリ
メトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物5
3) (E)−6,7−ジメトキシ−2−(3,4,5−トリ
メトキシスチリル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−
オン(562mg)を28%アンモニア水(50ml)
に加え、室温で7時間攪拌した。析出物をろ取し、水、
塩化メチレン/メタノールの混合溶媒及び塩化メチレン
で順次洗浄し、(E)−4,5−ジメトキシ−2−
(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)ベン
ズアミド(302mg)を得た。 【0251】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.70(s,3H),3.75−
3.95(m,12H),6.78(d,J=15.6
Hz,1H),7.04(s,2H),7.39(s,
1H),7.45−7.65(m,2H),8.21
(brs,1H),8.43(s,1H),12.24
(s,1H) 【0252】実施例10 実施例7〜9と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−メチルベンズアミド(化合物54) 【0253】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.03(d,J=4.9Hz,3
H),3.93(s,3H),3.96(s,3H),
6.38(brs,1H),6.49(d,J=15.
5Hz,1H),6.8−7.6(m,6H),7.6
9(d,J=15.5Hz,1H),8.74(d,J
=8.3Hz,1H),11.30(s,1H) 【0254】(E)−N−シクロヘキシルメチル−2−
(3,4−ジメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミ
ド(化合物55) 【0255】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:0.8−1.8(m,11H),
3.1−3.2(m,2H),3.80(s,3H),
3.84(s,3H),6.74(d,J=15.5H
z,1H),6.9−7.8(m,7H),8.52
(d,J=8.4Hz,1H),8.7−8.8(m,
1H),11.44(s,1H) 【0256】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−ヒドロキシベンズアミド(化合物
56) 【0257】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:3.93(s,3H),3.94
(s,3H),6.68(d,J=16.0Hz,1
H),6.85−7.85(m,7H),8.22(d
d,J=7.9,1.5Hz,1H) 【0258】(E)−4,5−ジメトキシ−2−(4−
エトキシ−3−メトキシシンナモイルアミノ)−N−
(2−ヒドロキシエチル)ベンズアミド(化合物57) 【0259】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.33(t,J=7.0Hz,3
H),3.2−3.6(m,4H),3.80(s,3
H),3.81(s,3H),3.84(s,3H),
4.05(q,J=7.0Hz,2H),4.7−4.
9(m,1H),6.70(d,J=15.5Hz,1
H),6.96(d,J=8.3Hz,1H),7.1
−7.4(m,3H),7.51(d,J=15.5H
z,1H),8.40(s,1H),8.6−8.75
(m,1H),11.95(s,1H) 【0260】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−N−(2−ヒドロキシエチル)−5−
メトキシベンズアミド(化合物58) 【0261】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.2−3.6(m,4H),3.
79(s,3H),3.80(s,3H),3.83
(s,3H),4.80(t,J=5.7Hz,1
H),6.73(d,J=15.5Hz,1H),6.
98(d,J=8.4Hz,1H),7.05−7.4
5(m,4H),7.50(d,J=15.5Hz,1
H),8.35−8.8(m,2H),11.09
(s,1H) 【0262】(E)−5−ヒドロキシ−2−(3,4,
5−トリメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド
(化合物59) 【0263】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.69(s,3H),3.84
(s,6H),6.79(d,J=15.5Hz,1
H),6.85−7.2(m,4H),7.48(d,
J=15.5Hz,1H),7.60(brs,1
H),8.15(brs,1H),8.29(d,J=
8.9Hz,1H),9.53(brs,1H),1
1.14(s,1H) 【0264】(E)−3−ヒドロキシ−2−(3,4,
5−トリメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド
(化合物60) 【0265】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.70(s,3H),3.84
(s,6H),6.9−7.6(m,8H),7.90
(brs,1H),9.80−9.95(br,1
H),10.50−10.65(br,1H) 【0266】(E)−4,5−ジメトキシ−2−(4−
エトキシ−3−メトキシシンナモイルアミノ)ベンズア
ミド(化合物61) 【0267】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.34(t,J=6.9Hz,3
H),3.80(s,3H),3.81(s,3H),
3.83(s,3H),4.05(q,J=6.9H
z,2H),6.67(d,J=15.5Hz,1
H),6.97(d,J=8.4Hz,1H),7.1
−7.65(m,5H),8.22(brs,1H),
8.44(s,1H),12.23(s,1H) 【0268】(E)−4,5−ジメトキシ−2−(3,
4−ジメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド(化
合物62) 【0269】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.65−4.05(m,12
H),6.68(d,J=15.6Hz,1H),6.
99(d,J=8.4Hz,1H),7.15−7.7
(m,5H),8.15−8.25(br,1H),
8.43(s,1H),12.23(s,1H) 【0270】(E)−2−(3,4−ジメトキシシンナ
モイルアミノ)−5−メトキシベンズアミド(化合物6
3) 【0271】1H−NMR(CD3OD,400MH
z)δ ppm:3.89(s,3H),3.96
(s,3H),3.99(s,3H),6.56(d,
J=15.6Hz,1H),6.97(d,J=8.5
Hz,1H),7.05−7.4(m,4H),7.6
4(d,J=15.6Hz,1H),8.54(d,J
=9.1Hz,1H) 【0272】実施例11 (E)−2−(4−ジメチルアミノシンナモイルアミ
ノ)ベンズアミド(化合物64) (E)−2−(4−ジメチルアミノスチリル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン(200mg)をメタノ
ール(5ml)および塩化メチレン(5ml)の混合溶
媒に溶かし、28%アンモニア水(2ml)を加え50
℃で10分間撹拌した。溶媒を減圧留去した後、得られ
た残渣を塩化メチレンで洗浄し、(E)−2−(4−ジ
メチルアミノシンナモイルアミノ)ベンズアミド(24
mg)を得た。 【0273】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.98(s,6H),6.46
(d,J=15.5Hz,1H),6.72(d,J=
8.8Hz,2H),7.05−7.6(m,5H),
7.70(brs,1H),7.80(d,J=6.9
Hz,1H),8.27(brs,1H),8.59
(d,J=8.1Hz,1H),11.79(s,1
H) 【0274】実施例12 (E)−2−(2−カルボキシシンナモイルアミノ)ベ
ンズアミド(化合物65) (E)−2−(2−カルボキシスチリル)−3,1−ベ
ンゾオキサジン−4−オン(20mg)を氷冷下28%
アンモニア水(1ml)に加え10分間攪拌した。反応
液に1規定塩酸を加えて酸性にし、析出物をろ取した
後、水洗し、(E)−2−(2−カルボキシシンナモイ
ルアミノ)ベンズアミド(21mg)を得た。 【0275】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:6.69(d,J=15.6Hz,
1H),7.45−7.95(m,8H),8.25−
8.40(m,2H),8.59(d,J=8.4H
z,1H),11.95(s,1H),13.24(b
rs,1H) 【0276】実施例13 (E)−2−(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシ
ンナモイルアミノ)ベンズアミド(化合物66) (E)−4−アセトキシ−3,5−ジメトキシケイ皮酸
(70mg)のトルエン(1ml)溶液に塩化チオニル
(38μl)およびN,N−ジメチルホルムアミド1滴
を加え、80℃で30分間撹拌した。反応液を減圧濃縮
し、残渣にピリジン(1ml)および2−アミノベンズ
アミド(43mg)を加え、115℃で10分間撹拌し
た。溶媒を減圧留去し、残渣に2規定塩酸を加え酸性と
し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で
分離精製し、得られた(E)−2−(4−アセトキシ−
3,5−ジメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミド
にメタノール(1ml)および炭酸カリウム(36m
g)を加えて室温で5分間攪拌した。溶媒を減圧留去し
た後、2規定塩酸を加え酸性とし、酢酸エチルで抽出
し、抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去した後、残渣を分取薄層クロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル)で分離精製し、(E)−2−
(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド(7mg)を得た。 【0277】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.84(s,6H),6.71
(d,J=15.3Hz,1H),7.04(s,2
H),7.1−7.85(m,5H),8.32(br
s,1H),8.61(d,J=8.3Hz,1H),
8.90(brs,1H),11.78(s,1H) 【0278】実施例14 (E)−2−〔3,5−ジメトキシ−4−(2−ヒドロ
キシエトキシ)シンナモイルアミノ〕ベンズアミド(化
合物67) (E)−4−(2−アセトキシエトキシ)−3,5−ジ
メトキシケイ皮酸(57mg)のトルエン(1ml)溶
液に塩化チオニル(40μl)及び触媒量のN,N−ジ
メチルホルムアミドを加え80℃で1時間撹拌した後、
溶媒を減圧留去した。残渣にピリジン(1ml)および
2−アミノベンズアミド(25mg)を加えて130℃
で2時間加熱還流した後、溶媒を減圧留去し、残渣に水
を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液を1規定塩酸、飽
和重曹水、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をメタ
ノール(0.5ml)に溶かし、炭酸カリウム(17m
g)を加え、室温で1時間攪拌した後、1規定塩酸
(0.5ml)を加え、溶媒を減圧留去した。残渣を水
及びジエチルエーテルで洗浄後、分取薄層クロマトグラ
フィー(展開溶媒:塩化メチレン/ジエチルエーテル/
メタノール=10/10/1)で分離精製し、(E)−
2−〔3,5−ジメトキシ−4−(2−ヒドロキシエト
キシ)シンナモイルアミノ〕ベンズアミド(5mg)を
得た。 【0279】1H−NMR(CDCl3+CD3OD,
400MHz)δ ppm:3.7−3.85(m,2
H),3.94(s,6H),4.1−4.25(m,
2H),6.57(d,J=15.6Hz,1H),
6.86(s,2H),7.1−7.6(m,2H),
7.61(d,J=15.6Hz,1H),7.70
(dd,J=7.9,1.4Hz,1H),8.69
(dd,J=8.4,0.9Hz,1H) 【0280】実施例15 (E)−2−〔2−(3,4−ジメトキシシンナモイル
アミノ)ベンゾイルアミノ〕安息香酸(化合物68) (E)−3,4−ジメトキシケイ皮酸クロリド(84
0.5mg)及び2−(2−アミノフェニル)−3,1
−ベンゾオキサジン−4−オン(884mg)のピリジ
ン(10ml)懸濁液を120℃で1.5時間撹拌し
た。反応溶液を水に注ぎ、析出した固体をろ取し、水、
ジエチルエーテルで順次洗浄した。この生成物(1.4
8g)を1規定水酸化ナトリウム水溶液(10.4m
l)及びエタノール(20ml)の混液に加え、80℃
で30分間撹拌した。反応溶液を氷水に注ぎ、析出した
固体をろ取し、水、ジエチルエーテルで順次洗浄し、
(E)−2−〔2−(3,4−ジメトキシシンナモイル
アミノ)ベンゾイルアミノ〕安息香酸(1.50g)を
得た。 【0281】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.79(s,3H),3.82
(s,3H),6.77(d,J=15.6Hz,1
H),6.98(d,J=8.4Hz,1H),7.1
−7.4(m,4H),7.5−7.75(m,3
H),7.8−7.9(m,1H),8.0−8.1
(m,1H),8.33(d,J=8.3Hz,1
H),8.58(d,J=8.3Hz,1H),10.
73(s,1H),11.89(s,1H),12.5
−14.5(br,1H) 【0282】実施例16 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−5−ヒドロキシベンズアミド(化合物69) (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−5−ヒドロキシ安息香酸メチル(100mg)の
飽和アンモニアメタノール溶液(25ml)にシアン化
ナトリウム(1.4mg)を加え、封管中40℃で2日
間加熱した。溶媒を減圧留去した後、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/
メタノール=10/1)により分離精製し、(E)−2
−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミノ)−5−ヒ
ドロキシベンズアミド(28mg)を得た。 【0283】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:3.79(s,3H),3.83
(s,3H),6.68(d,J=15.6Hz,1
H),6.85−7.25(m,4H),7.33
(d,J=2.0Hz,1H),7.47(d,J=1
5.6Hz,1H),7.57(brs,1H),8.
12(brs,1H),8.27(d,J=9.0H
z,1H),9.4−9.65(br,1H),11.
11(s,1H) 【0284】実施例17 (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズアミド
塩酸塩(化合物70) (E)−2−(3,4−ジメトキシシンナモイルアミ
ノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)ベンズアミド
(100mg)をエタノール(1ml)に溶かし、1規
定塩酸(1ml)を加え室温で5分間攪拌した。反応液
を減圧濃縮し、(E)−2−(3,4−ジメトキシシン
ナモイルアミノ)−N−(2−ジメチルアミノエチル)
ベンズアミド塩酸塩(109mg)を得た。 【0285】1H−NMR(CDCl3,400MH
z)δ ppm:2.88(s,3H),2.90
(s,3H),3.25−3.35(m,2H),3.
80−4.00(m,8H),6.48(d,J=1
5.5Hz,1H),6.87(d,J=8.3Hz,
1H),7.05−7.20(m,3H),7.45−
7.55(m,1H),7.67(d,J=15.5H
z,1H),8.09(dd,J=8.0,1.3H
z,1H),8.70−8.80(m,1H),8.9
8(t,J=5.6Hz,1H),11.60(s,1
H),12.10−12.25(br,1H) 【0286】実施例18 実施例17と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−N−(2−ジメチルアミノエチル)−2−(4
−エトキシ−3−メトキシシンナモイルアミノ)ベンズ
アミド塩酸塩(化合物71) 【0287】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:1.33(t,J=7.0Hz,3
H),2.83(s,3H),2.84(s,3H),
3.2−3.75(m,4H),3.82(s,3
H),4.05(q,J=7.0Hz,2H),6.7
4(d,J=15.5Hz,1H),6.9−9.1
(m,9H),9.95−10.15(br,1H),
11.27(s,1H) 【0288】(E)−N−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルア
ミノ)ベンズアミド塩酸塩(化合物72) 【0289】1H−NMR(DMSO−d6,400M
Hz)δ ppm:2.83(s,3H),2.84
(s,3H),3.15−3.75(m,7H),3.
84(s,6H),6.86(d,J=15.6Hz,
1H),7.0−7.25(m,3H),7.5−9.
15(m,5H),10.05−10.25(br,1
H),11.30(s,1H) 【0290】実施例19 翼状片組織由来細胞の増殖阻害作用確認試験 翼状片組織由来細胞の培養 ヒト翼状片組織を細切し培養皿に付着させ、10%のウ
シ胎児血清(FBS)含有Dulbecco’s mo
dified Eagle’s Medium(DME
M)中、5%炭酸ガス−95%気相下、37℃で培養し
た。組織から細胞が遊走・増殖した時点で培養液を除
き、リン酸緩衝生理食塩水溶液(PBS(−))を静か
に加えて細胞を洗浄した。次にそのPBS(−)を除
き、0.02%のEDTAを含有した0.25%トリプ
シン溶液を適宜加えて、位相差顕微鏡にて細胞の状態を
観察した。細胞が円球化しつつある状態で、10%FB
S含有DMEMをトリプシン溶液に等量加え、トリプシ
ンの作用を止めた。先の細いパスツールピペットにてピ
ペッティングを行い、細胞を培養プレートより剥がし
た。細胞浮遊液をスピッツ管に移し、培地を加えてパス
ツールピペットにて激しく20回程ピペッティングを行
い、100〜110Gで1分間遠心した。上清を捨て、
新しい培地を加え、パスツールピペットにてピペッティ
ングを行い、翼状片由来細胞浮遊液を作製した。さら
に、10%FBS含有DMEM中で前記と同様に継代培
養して細胞浮遊液を調製し実験に供した。 【0291】供試薬物の調製 供試薬物はすべてジメチルスルホキシド(DMSO)に
溶解し、最終濃度が所定濃度になるように培地で希釈し
て調製した。DMSOの最終濃度は0.5%とした。 【0292】実験操作 96穴プレート(Toyobo Engineerin
g Co.,Ltd.製)に各穴細胞浮遊液200μl
を添加し、37℃、5%炭酸ガス−95%気相下で培養
した。培養1日後に培養液を各種濃度の供試薬物を含有
する培地200μlに交換して培養した。さらに3日間
培養後、細胞増殖測定用試薬Alamar Blueを
各穴20μl添加して更に4時間培養し、イムノリーダ
ーにて620nmおよび540nmの吸光度を測定し細
胞数を算出した。尚、供試薬物の増殖抑制活性は、無処
置群に対し50%阻害を示す濃度(IC50)または無
処置群に対する30μM濃度または100μM濃度での
阻害率(%)で表した。 【0293】結果 以下の表1に示されるように、前記一般式(I)で表さ
れる化合物は翼状片組織由来細胞の増殖を顕著に抑制し
た。なお、*が付された数字、**が付された数字は3
0μM濃度での阻害率(%)、100μM濃度での阻害
率(%)をそれぞれ示す。 【0294】 【表1】 【0295】実施例20 急性毒性試験 雄性ICR系マウスを4時間絶食し、0.5%カルボキ
シメチルセルロースナトリウムに懸濁した(E)−2−
(3,4−ジメトキシシンナモイルアミノ)ベンズアミ
ド300、1000、2000mg/kg又は(E)−
2−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミノ)
ベンズアミド300、1000mg/kgを経口投与
し、死亡の有無を検討したところ、全投与群において死
亡例は認められなかった。
フロントページの続き
(72)発明者 野中 義功
長野県南安曇郡豊科町大字豊科4951−2
フレグランス花みずきC−202
(72)発明者 鎌田 晃爾
長野県松本市大字島内4363−1 フレグラ
ンスメロディA101
(72)発明者 矢崎 敏和
長野県南安曇郡穂高町大字有明5944−95
(72)発明者 布袋 之彦
長野県南安曇郡穂高町大字有明2105−387
コーポ山地205号
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中のR1は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、低級
アルキル基、低級アルコキシ基、ヒドロキシ低級アルコ
キシ基、シクロアルキルアルコキシ基、アラルキルオキ
シ基、低級アシル基、ニトロ基、シアノ基、低級アルキ
ル基でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基、カ
ルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基または低級
アルキルスルホニル基であり、R2およびR3は同じで
も異なっていてもよく、それぞれ水素原子または低級ア
ルコキシ基であり、または両者で一緒になって酸素原子
を介する低級アルキレン基を形成してもよく、R4及び
R5は同じでも異なっていてもよく、それぞれ水素原
子、水酸基、ハロゲン原子、低級アルキル基または低級
アルコキシ基であり、Yは一般式 −N(R6)(R7) (式中のR6及びR7は同じでも異なっていてもよく、
それぞれ水素原子、低級アルキル基、シクロアルキルア
ルキル基またはアラルキル基である)で表される基、一
般式 −NH−(CH2)n−A−R8 〔式中のAは単結合、一般式 −O−(CH2)m− (式中のmは2〜6の整数である)で表される基または
一般式 −N(R9)(CH2)p− (式中のR9は水素原子または置換基として水酸基、低
級アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよいアミ
ノ基を有していてもよい低級アルキル基であり、pは2
〜6の整数である)で表される基であり、R8は水酸
基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよ
いアミノ基であり、nは2〜6の整数である〕で表され
る基、置換基としてカルボキシル基を有していてもよい
アリールアミノ基またはヒドロキシアミノ基である〕で
表される2−アシルアミノベンズアミド誘導体またはそ
れらの薬理学的に許容される塩を有効成分として含有す
ることを特徴とする翼状片の進行および術後の再発抑制
剤。 - 【請求項2】 一般式 【化2】 〔式中のR1aは水素原子またはメトキシ基であり、R
2aおよびR3aはメトキシ基であり、R4およびR5
は同じでも異なっていてもよく、それぞれ水素原子、水
酸基、ハロゲン原子、低級アルキル基または低級アルコ
キシ基であり、Yは一般式 −N(R6)(R7) (式中のR6及びR7は同じでも異なっていてもよく、
それぞれ水素原子、低級アルキル基、シクロアルキルア
ルキル基またはアラルキル基である)で表される基、一
般式 −NH−(CH2)n−A−R8 〔式中のAは単結合、一般式 −O−(CH2)m− (式中のmは2〜6の整数である)で表される基または
一般式 −N(R9)(CH2)p− (式中のR9は水素原子または置換基として水酸基、低
級アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよいアミ
ノ基を有していてもよい低級アルキル基であり、pは2
〜6の整数である)で表される基であり、R8は水酸
基、低級アルキル基でモノまたはジ置換されていてもよ
いアミノ基であり、nは2〜6の整数である〕で表され
る基、置換基としてカルボキシル基を有していてもよい
アリールアミノ基またはヒドロキシアミノ基である〕で
表される2−アシルアミノベンズアミド誘導体またはそ
れらの薬理学的に許容される塩を有効成分として含有す
ることを特徴とする翼状片の進行および術後の再発抑制
剤。 - 【請求項3】 一般式 【化3】 〔式中のR1aは水素原子またはメトキシ基であり、R
2aおよびR3aはメトキシ基であり、Y1はアミノ
基、2−ヒドロキシエチルアミノ基、2−ジメチルアミ
ノエチルアミノ基または2−カルボキシフェニルアミノ
基である)で表される2−アシルアミノベンズアミド誘
導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を有効成分
として含有することを特徴とする翼状片の進行および術
後の再発抑制剤。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12658698A JPH10330254A (ja) | 1997-04-01 | 1998-03-31 | 翼状片の進行および術後の再発抑制剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-118582 | 1997-04-01 | ||
JP11858297 | 1997-04-01 | ||
JP12658698A JPH10330254A (ja) | 1997-04-01 | 1998-03-31 | 翼状片の進行および術後の再発抑制剤 |
Publications (1)
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JPH10330254A true JPH10330254A (ja) | 1998-12-15 |
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---|---|---|---|
JP12658698A Pending JPH10330254A (ja) | 1997-04-01 | 1998-03-31 | 翼状片の進行および術後の再発抑制剤 |
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JP (1) | JPH10330254A (ja) |
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- 1998-03-31 JP JP12658698A patent/JPH10330254A/ja active Pending
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