JPH087501B2 - 現像ローラ - Google Patents

現像ローラ

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JPH087501B2
JPH087501B2 JP63198621A JP19862188A JPH087501B2 JP H087501 B2 JPH087501 B2 JP H087501B2 JP 63198621 A JP63198621 A JP 63198621A JP 19862188 A JP19862188 A JP 19862188A JP H087501 B2 JPH087501 B2 JP H087501B2
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JP
Japan
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sleeve
drum
developing
magnet roller
roller
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靖雄 宮内
昭宏 野村
明生 竹田
西城  泰嗣
春男 内田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、現像ローラに関するもので、詳しくは、ド
ラムと現像器で構成される電子写真装置において、トナ
ーをドラム表面へ搬送し、現像器で現像するための現像
ローラに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の現像ローラは、ステンレススリーブに
メタルフランジを圧入して接着し、これにドラムとスリ
ーブ間の距離を保つための突当てコロを、ボールベアリ
ングを介して軸支し、そして、スリーブを駆動するため
のギアを組込む方式をとっていた。
また比較的低速の機械あるいはカートリッジ構成の機
械では、それほどの耐久性が必要でなくなってくるた
め、アルミスリーブを使用し、これにアルミフランジを
圧入して接着してから突当てコロの代りにキャップを構
成し、駆動ギアをアルミフランジにはめ込む方式をとっ
ていた。
一方、非磁性体からなるスリーブの中に組込まれるマ
グネットローラは、スリーブやフランジと接触しないよ
うに構成され、別の部材で磁極合せを兼ねながら固定さ
れるようになっていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述した従来の技術では、部品点数が
多く、コストアップになるという問題があった。とく
に、ドラムとスリーブ間の距離の許容誤差が小さい場合
は、部品の積み上げ誤差を抑えるために、個々の部品の
精度を非常に厳しくしなければならないので、これは、
さらにコストアップの大きな要因となっている。またマ
グネットローラは磁力を確保するために、スリーブの内
面ぎりぎりの大きさに設定されることが多いので、従来
のように多数の部品を介する支持方法では、スリーブと
マグネットローラの中心がずれてしまって、スリーブ内
面とマグネットローラが、こすれてしまうような場合が
多く、画質が落ちたり、負荷トルクが増大するという問
題点があった。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもの
である。すなわち、本発明は、部品点数を少なくするこ
とができて、コストダウンを図ることができ、かつ、良
質な画像が得られ、負荷トルクの増大とならない現像ロ
ーラを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、非磁性体の管
材からなるスリーブと、該スリーブ内に嵌挿されたマグ
ネットローラとを備えている現像ローラにおいて、前記
ドラムとの距離を一定に保つための突当て部がモールド
一体成型された駆動ギアが前記スリーブの一端部に設け
られるとともに、前記ドラムとの距離を一定に保つため
のリングが、前記スリーブの他端部付近の外周に設けら
れており、かつ、前記駆動ギアの中心穴で前記マグネッ
トローラの一端部が軸支され、前記マグネットローラの
他端部が前記スリーブの他端部の外周面を受ける軸受部
材により支持されるとともにその磁極合わせがなされて
いるものとした。
[作用] 本発明によれば、ドラムとの距離を一定にする突当て
部が駆動ギアにモールド一体成型されているので、該駆
動ギアをスリーブの一端部に圧入または接着し、スリー
ブの他端部付近の外周にリングを取り付けるだけで現像
ローラが組み立てられ、著しいコストダウンを図ること
が可能となる。また主要部品としては、2部品の組合せ
だけなので、積み上げ公差を抑えることも容易であり、
現像する上で、最適な距離を維持することができる。さ
らに、マグネットローラを駆動ギアの中心穴で軸支する
ことにより、マグネットローラを精度よく組み込むこと
が可能となる。
[実施例] 第1図は本発明の第1実施例を示したもので、プロセ
スカートリッジの横断面図を示している。
プロセスカートリッジは、よく知られているとおり、
ドラム1、現像器2および図示されていないクリーナ、
帯電器等によって構成されているが、ここでは、現像器
2について詳しく説明する。
まず、3は現像容器で、マグネットローラ4を、磁極
合せ板5を介して保持固定し、さらに、現像スリーブ6
を回転可能に保持している。トナーは内壁3′とシール
材7によって囲まれた室に充てんされており、図示され
ていないブレードによってコーティング層が規制されて
ドラム1上に搬送されていく。
ここで、現像スリーブ6は、引き抜きあるいは押し出
し成型によるアルミ管を使用しており、一端には駆動ギ
ア8が、他端にはフランジ9が、それぞれ圧入または接
着されている。また駆動ギア8とフランジ9はモールド
部品であり、ドラム1と現像スリーブ6を理想的な距離
aに保つための突当て部10が形成されている。
現像器2は、図示されていないばねにより常にFの力
が加わっているから、ドラムギア11から駆動ギア8にト
ルクが伝達され、現像スリーブ6が回転する時、両側の
突当て部10,10によって、常に現像スリーブ6とドラム
1の間の距離aが保証される。この時、距離aの精度は
現像スリーブ6と駆動ギア8およびフランジ9の部品精
度だけを考えればよいので、ばらつきが少なくなり、均
一な画像濃度を得ることができる。
第2図は本発明の第2実施例を示している。
現像スリーブ26には、突当て部10が形成された駆動ギ
ア28が取付けられており、これは現像器22の現像容器23
と軸受部材25によって回転可能に支持されている。
軸受部材25のA矢視図が第3図であり、C型軸受部30
で現像スリーブ26の外周面を直接受けている。またリン
グ29が現像スリーブ26の軸受部材25側の端部付近外周に
組込まれていて、現像スリーブ26とドラム1の間の距離
を保っている。耐久寿命が少なければ、リング29の替わ
りに、樹脂シートの小片を現像スリーブ26とドラム1の
間に挟み込んで固定しておくだけでもよい。
またマグネットローラ24は片側を駆動ギア28の中心穴
で回転可能に支持し、他方を軸受部材25のDカット穴31
で、適切な角度において支持される。このDカット穴31
は角穴やキー溝等の回り止め手段でもよい。
これによって、マグネットローラ24は適当な磁極配置
となる所で固定され、現像スリーブ26がその回りを回転
することになる。
この構成によれば、非常に少ない部品で組立てること
ができるので、コストダウンはもちろんのこと、現像ス
リーブ26とマグネットローラ24が同一部材で支持されて
いるため、芯ずれを最小限に抑えることが可能である。
とくに、小径スリーブでは、磁力の問題から、マグネッ
トローラ24の外周をできるだけ大きくする必要があり、
必然的に現像スリーブ26とマグネットローラ24の隙間は
小さくなるため、より有効である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、ドラムとの距
離を一定にする突当て部が駆動ギアにモールド一体成型
されているので、該駆動ギアをスリーブの一端部に圧入
または接着し、スリーブの他端部付近の外周にリングを
取り付けるだけで現像ローラが組み立てられ、著しいコ
ストダウンを図ることが可能となる。また主要部品とし
ては、2部品の組合せだけなので、積み上げ公差を抑
え、画像に大きな影響を及ぼすスリーブとドラムの間の
距離のばらつきを最小限に抑え、最適な距離を維持する
ことができる。さらに、スリーブの他端部の軸受部材で
同時にマグネットローラの磁極合わせがなされているの
で、磁極合わせのための別部材を要することなく、構造
が簡略化されるとともに組立が簡単であり、さらにコス
トダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を示したもので、第1図は第1
実施例の断面図、第2図は第2実施例の断面図、第3図
は第2図の矢印Aの方向から見た軸受部材の説明図であ
る。 1……ドラム、2,22……現像器、4,24……マグネットロ
ーラ、6,26……現像スリーブ、8,28……駆動ギア、9…
…フランジ、10……突当て部、25……軸受部材、29……
リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西城 泰嗣 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 内田 春男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−63860(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性体の管材からなるスリーブと、該ス
    リーブ内に嵌挿されたマグネットローラとを備えている
    現像ローラにおいて、前記ドラムとの距離を一定に保つ
    ための突当て部がモールド一体成型された駆動ギアが前
    記スリーブの一端部に設けられるとともに、前記ドラム
    との距離を一定に保つためのリングが、前記スリーブの
    他端部付近の外周に設けられており、かつ、前記駆動ギ
    アの中心穴で前記マグネットローラの一端部が軸支さ
    れ、前記マグネットローラの他端部が前記スリーブの他
    端部の外周面を受ける軸受部材により支持されるととも
    にその磁極合わせがなされていることを特徴とする現像
    ローラ。
JP63198621A 1988-08-09 1988-08-09 現像ローラ Expired - Fee Related JPH087501B2 (ja)

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