JPH08507332A - 製紙用化学パルプの脱リグニン方法 - Google Patents
製紙用化学パルプの脱リグニン方法Info
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Abstract
(57)【要約】
塩素化試薬を含まない一連の段階、即ち、酸素処理段階、金属イオン封鎖剤を用いるパルプ汚染除去段階、アルカリ性過酸化水素処理段階及びペルオキシ酸処理段階を含む製紙用化学パルプの脱リグニン方法。
Description
【発明の詳細な説明】
製紙用化学パルプの脱リグニン方法
本発明は、製紙用化学パルプの脱リグニン方法に関する。
化学反応剤の存在下セルロースをベースとした物質を蒸解することにより得ら
れた製紙用未ざらし化学パルプを、酸化化学薬品の使用を含む一連の脱リグニン
及び漂白処理段階によって処理することは既知である。化学パルプを漂白する従
来の連続の第1段階の目的は、蒸解操作後のままである未ざらしパルプの脱リグ
ニンを完了することである。この最初の脱リグニン段階は、慣用的には、パルプ
中の残留リグニンと反応すると共にクロロリグニンを生じ、次の処理段階におい
てこれらのクロロリグニンをアルカリ媒体に可溶化することによりパルプから抽
出することができるように、未ざらしパルプを酸性媒体中の塩素又は塩素−二酸
化塩素の組合わせ、混合物もしくはその順序で処理することにより行われる。
種々の理由のために、ある状態においては、この最初の脱リグニン段階を塩素
含有反応剤によらない処理に置き換える能力を有することが有効である。
クラフトパルプを、第1酸素段階、次いで金属イオン封鎖剤で処理する段階、
次いでアルカリ性過酸化水素による第3段階で処理することは既に提唱されてい
る(Eka Nobel名義の欧州特許出願第0512590号)。第2段階をアルカリ性過酸化
水素で行う同じ連続も提唱されている(“Preprints of the Internationl Pulp
Bleaching Conference”,“Production of Bleached Chemical Pulp in the Fu
ture”,ストックホルム,11-14 Jun.1991,vol.3,p.23-33,J.Bastaら,“
Reducing Levels of AOX‐Part3‐Lowering of Kappa No.Priorto ClO2 Bleac
hing”)。
しかしながら、これらの既知の方法を用いた後に得られたパルプは、塩素含有
反応剤を用いて脱リグニンされたパルプに置き換えることができるほど脱リグニ
ンされていない。更に、塩素含有反応剤で処理されたパルプより白色度レベルが
低い。
本発明は、未ざらし化学パルプの効率の良い脱リグニンを行う方法を提供する
ことにより既知の方法の欠点を克服するものであり、塩素含有反応剤の使用を必
要とせずに内的品質の高いパルプを得ることを可能にする。
この目的のために、本発明は、酸素、金属イオン封鎖剤及び過酸化水素より選
ばれた反応剤を用いる塩素含有反応剤を含まない処理段階の連続によって製紙用
化学パルプを脱リグニンする方法であって、下記逐次段階:
OQPA
(ここで、Oは酸素で処理する段階を示し、
Qはパルプを金属イオンから汚染除去する段階を示し、
Pはアルカリ性過酸化水素で処理する段階を示し、
Aはペルオキシ酸で処理する段階を示す。)
を含むことを特徴とする方法に関する。
本発明によれば、製紙用化学パルプは、アルカリ媒体中硫化ナトリウム(クラ
フト又は硫酸塩蒸解)、酸性媒体中二酸化イオウ又は亜硫酸の金属塩(亜硫酸塩
又は重亜硫酸塩蒸解)のような化学反応剤の存在下に脱リグニン処理を行ったパ
ルプを示すことが理解される。更に、Organosolvのような溶媒を使用する方法に
of Industrial Chemistry,5th Edit.vol.A18,1991,p.568 & 569に記載され
ているAsamパルプのように蒸解が中性媒体中亜硫酸塩によって行われた(中性亜
硫酸塩蒸解、NSSC蒸解としても知られる)セミケミカルパルプも本発明の方
法で漂白することができる。
本発明は、特にクラフト蒸解を行ったパルプを対象とするものである。化学パ
ルプの製造に用いられる全ての種類の木材、特にクラフトパルプに用いられるも
の、即ち、針葉樹材、例えば、いろいろな種類のマツ及びモミ並びに落葉樹材、
例えば、ブナ、オーク、ユーカリ及びシデが本発明の方法を利用するのに適する
。
本発明によれば、第1処理段階は酸素段階である(段階O)。この酸素段階は
、アルカリ化合物の存在下にアルカリ化合物の重量が乾燥パルプに対して0.5〜
5%であるような量で気体酸素と20〜1000kPaの圧力で接触させること
により行われる。酸素段階の温度は、通常70℃より高く、好ましくは80℃よ
り高くなければならない。この温度は、また、通常130℃より低く、好ましく
は
120℃より低くなければならないことが適する。酸素処理時間は、酸素とパル
プ中に存在するリグニンとの反応が完了するのに十分でなければならない。しか
しながら、この反応時間を過度に超えてはならない、さもないとパルプのセルロ
ース鎖構造を分解させることになる。実際には、30分より長く、好ましくは4
0分より長い。また、通常は120分より短く、好ましくは80分より短い。パ
ルプの酸素による処理は、また、可溶性マグネシウム塩又は有機金属封鎖剤、例
えば、ポリカルボン酸又はホスホン酸のようなセルロース用保護剤の存在下に行
われる。マグネシウム塩、特に硫酸マグネシウム7水和物が好ましく、乾燥パル
プに対して0.02〜1重量%の割合で用いられる。
O段階中のパルプコンシステンシーは、通常、固形分含量8重量%より小さく
なく、好ましくは10%より小さくない。このコンシステンシーは、通常、固形
分含量30重量%を超えず、好ましくは25%を超えない。
別の形態においては、O段階は、過酸化水素の存在下に行われる(Op段階)
。O段階に混入される過酸化水素量は、通常、乾燥パルプ100gに対してH2
O20.2gより小さくなく、ほとんどの場合、0.5gより小さくない。同様に
、通常は、乾燥パルプ100gに対してH2O22.5gを超えず、ほとんどの場
合、2gを超えない。
本発明によれば、第2処理段階は、パルプをその金属イオンから汚染除去する
段階である(Q段階)。本発明によれば、Q段階は、少なくとも1種の金属封鎖
剤、例えば、アルカリ金属ピロリン酸塩、メタリン酸塩のような無機リン酸塩又
はポリリン酸塩、酒石酸、クエン酸、グルコン酸、ジエチレントリアミン五酢酸
及びシクロヘキサンジアミン四酢酸及びそれらの塩、ポリ−α−ヒドロキシアク
リル酸及びその塩のような有機ポリカルボン酸塩又はアミノポリカルボン酸塩又
はエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタ(
メチレンホスホン)酸又はシクロヘキサンジアミンテトラメチレンホスホン酸及
びそれらの塩のような有機ポリホスホン酸塩でパルプを処理することからなる。
ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)が優れた結果を生じた。
更に、Q段階は、金属封鎖剤を含まない酸で処理することからなる。酸は、二
酸化イオウ及び硫酸、亜硫酸、塩酸、硝酸又はそれらの酸性塩のような無機無水
物又は酸及びカルボン酸又はホスホン酸のような有機酸又はそれらの酸性塩を示
すものである。二酸化イオウ又はアルカリ又はアルカリ土類金属重亜硫酸塩が適
切である。重亜硫酸塩は、式Me(HSO3)n(式中、Meは原子価nの金属原
子を表し、nは1又は2の整数である。)に対応する亜硫酸の酸性塩を示すもの
である。
また、金属封鎖剤が存在する場合にも、Q段階で少量の酸が添加される。
酸の用量は、木材の種類及び含有する金属不純物量に左右される。酸の量は、
通常、パルプのpHが約5より高く、好ましくは約5.5より高いように用いら
れる。同様に、酸の量は、pHが7を超えず、好ましくは6.5を超えないよう
に調整される。Q段階が金属封鎖剤を含まない場合には、媒体を実質的に酸性に
、即ち、pH5より低く、好ましくは4.5より低くするようにpHが調整され
る。パルプを分解させないために、通常pH2.0、好ましくはpH2.5より低
くすることを避ける。
金属封鎖剤が存在する場合には、通常、乾燥パルプ100gに対して金属封鎖
剤1.5gより小さい量で段階Qにおいて用いられる。ほとんどの場合、この量
は乾燥パルプ100gに対して金属封鎖剤1.0gより小さい。
Q段階は、一般に、大気圧に近接した圧力及び酸及び/又は金属封鎖剤の効率
の良い使用を確実にすると同時にセルロースを分解せずかつ前記使用に用いられ
る加熱手段のエネルギーコストを負わないようにあまり高くない十分な温度で行
われる。実際には、少なくとも40℃、好ましくは少なくとも50℃の温度が適
切である。同様に、温度が100℃を超えず、好ましくは90℃を超えてはなら
ないことが有利である。最善の結果が約60℃で得られた。
Q段階の時間は、完全な反応を確実にするのに十分でなければならない。長時
間はパルプの脱リグニンの程度又はその強度の内的品質に影響しないが、固定コ
スト及びパルプを加熱するエネルギーコストを制限するように、反応を完了する
ために要求される反応時間を延長しないことが推奨される。実際に、前処理時間
は、使用される装置の型、酸の選択、温度及び圧力によって広範囲に、例えば、
約15分から数時間まで変動させてもよい。通常は少なくとも10分間、好まし
くは少なくとも15分間が十分である。同様に、前処理時間は、60分、好まし
くは40分を超えてはならないことが重要である。約30分間が優れた結果を生
じた。
Q段階は、通常、固形分含量少なくとも2%、好ましくは固形分含量少なくと
も2.5%のパルプコンシステンシーで行われる。ほとんどの場合、このコンシ
ステンシーは15%を超えず、好ましくは10%を超えない。固形分含量約3%
のコンシステンシーが優れた結果を生じた。
本発明によれば、第3処理段階はアルカリ性過酸化水素を用いる段階である(
段階P)。そのアルカリの種類は、良好な溶解性と同時に酸化リグニンの良好な
抽出効率を示すようにしなければならない。例えば、そのようなアルカリは水酸
化ナトリウムの水溶液である。アルカリの用量は、10よりも高いpH、好まし
くは11よりも高いpHを維持するのに十分でなければならない。アルカリの量
は、また、反応の終わりに過酸化物の完全な使用を確実にするように調整されな
ければならない。実際に、乾燥パルプ100gに対してアルカリ1〜3gのアル
カリの量が適切である。これらのアルカリの量の他に、0.3gH2O2/乾燥パル
プ100gより大きい、好ましくは0.5gH2O2/乾燥パルプ100gより大き
い過酸化水素の量が用いられる。過酸化水素の量は、また、通常5.0gH2O2/
乾燥パルプ100gより小さく、好ましくは4.0gH2O2/乾燥パルプ100g
より小さくなければならないことが適する。
段階Pの温度は、少なくとも50℃、好ましくは70℃に保持されるように調
節されなければならない。また、100℃を超えず、好ましくは95℃を超えて
はならない。90℃の温度が優れた結果を生じた。
段階Pの時間は、漂白反応ができるだけ完了するのに十分でなければならない
。しかしながら、この反応時間を過度に超えることができない、さもないとパル
プの白色度の後退が生じてしまう。実際には、少なくとも60分、好ましくは少
なくとも90分の時間に決められる。また、ほとんどの場合、600分を超えず
、好ましくは500分を超えてはならない。温度条件と約90℃の時間と約12
0分の組合わせが良好な結果を生じた。
段階Pにおけるコンシステンシーは、通常、固形分含量40重量%以下、好ま
しくは固形分含量30%であるように選ばれる。たいてい5%より小さくなく、
好ましくは8%より小さくない。10%のコンシステンシーが良好な結果を生じ
た。
本発明の方法の有利な別の形態は、過酸化水素との混合物として気体酸素を段
階Pに導入することからなる(段階Po又はOp)。
本発明によれば、第4処理段階はペルオキシ酸段階である(段階A)。ペルオ
キシ酸は、分子が少なくとも1個のペルヒドロキシル基−O−O−Hを含む全て
の酸あるいはこの酸のアンモニウム塩又は任意の金属塩を示すものである。本発
明のペルオキシ酸が無機又は有機ペルオキシ酸の種類に属するものであることは
同様に適切である。
本発明の別の第1形態によれば、ペルオキシ酸は無機ペルオキシ酸である。本
発明による無機ペルオキシ酸は、1個以上のペルヒドロキシル基を含有するもの
である。しかしながら、単一のペルヒドロキシル基を含有する無機ペルオキシ酸
が好ましい。そのペルオキシ酸の例は、硫酸、セレン酸、テルル酸、リン酸、ヒ
酸及びケイ酸のペルオキシ酸である。良好な結果は、モノペルオキシ硫酸で得ら
れた。
無機ペルオキシ酸がモノペルオキシ硫酸である場合、カロー酸の水溶液を用い
ることが好ましく、これは通常モノペルオキシ硫酸と混合した少量の過酸化水素
及び過剰量の硫酸を含有する。モノペルオキシ硫酸25〜40重量%、過酸化水
素1〜5重量%及び硫酸40〜60%を含有する水溶液が適切である。しかしな
がら、処理パルプの機械的性質を維持するために、モノペルオキシ硫酸に対して
低い値で、好ましくはペルオキシモノ硫酸/過酸化水素の重量比が10より大き
い過酸化水素含量を維持することが推奨される。
本発明の別の第2形態によれば、ペルオキシ酸は有機ペルオキシ酸である。本
発明による有機ペルオキシ酸は、過ギ酸及び脂肪族又は芳香族ペルオキシ酸より
選ばれる。
有機ペルオキシ酸が脂肪族ペルオキシ酸である場合、1〜3個のペルカルボキ
シル基を含有するペルオキシ酸より選ばれる。
単一のペルカルボキシル基を含有する脂肪族ペルオキシ酸は、通常、炭素原子
が11個より少ない、好ましくは6個より少ない直鎖又は分枝鎖飽和アルキル鎖
を含有する。そのペルオキシ酸の例は、ペルオキシ酢酸、ペルオキシプロパン酸
、ペルオキシブタン酸及びペルオキシペンタン酸である。ペルオキシ酢酸は、そ
の効率及びその調製方法の相対的簡便さのために特に好ましい。
2又は3個のペルカルボキシル基を含有する脂肪族ペルオキシ酸は、炭素原子
が16個より少ない直鎖又は分枝鎖アルキル鎖を含有するカルボキシルジ及びト
リペルオキシ酸より選ばれる。ジペルオキシ酸の場合には、2つのペルカルボキ
シル基が相互に相対するα−ω位に位置する炭素原子を置き換えることが好まし
い。そのジペルオキシ酸の例は、1,6−ジペルオキシヘキサン二酸、1,8−ジ
ペルオキシオクタンニ酸及び1,10−ジペルオキシデカン二酸及び1,12−ジ
ペルオキシドデカン二酸である。トリペルオキシ酸の例は、トリペルオキシクエ
ン酸である。
芳香族ペルオキシ酸は、ベンゼン環に対して少なくとも1個のペルオキシカル
ボキシル基を含有するものより選ばれる。選ばれた芳香族ペルオキシ酸は、ベン
ゼン環に対して単一のペルオキシカルボキシル基のみを含有するものであること
が好ましい。その酸の例は、ペルオキシ安息香酸である。
本発明の方法の別の形態は、有機官能置換基によって置換された有機ペルオキ
シ酸を選ぶことからなる。有機官能置換基は、カルボニル基(ケトン、アルデヒ
ド又はカルボン酸)、アルコール基、窒素含有基、例えば、ニトリル基、ニトロ
基、アミン基及びアミド基及びイオウ含有基、例えば、スルホ基及びメルカプト
基のような官能基を示すものである。
異なる無機及び/又は有機ペルオキシ酸の混合物も十分に適する。
ペルオキシ酸がペルオキシ酸溶液の状態であるいはそのペルオキシ酸のアンモ
ニウム塩、アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩の溶液として用いられること
は同様に適切である。溶液は、水又は有機溶媒の溶液を示すものである。水と1
種以上の水と混ざる有機溶媒との混合液である有機溶媒の混合液もまた、ペルオ
キシ酸を本発明に従って溶解するのに適する。水溶液が好ましい。
段階Aにおけるペルオキシ酸の用量は、広範囲に変動させてもよい。使用され
る木材の種類及び前に行った蒸解及び脱リグニン処理の効率に左右される。実際
に、ペルオキシ酸の用量は、通常、乾燥パルプ100gに対してH2O2等価物
0.2gより小さくなく、好ましくは0.5g/乾燥パルプ100gより小さくな
い。H2O2等価物は、同量の活性酸素を含有する過酸化水素量を示すものである
。ペルオキシ酸の量は、通常、乾燥パルプ100gに対してH2O2等価物3gを
超えず、好ましくはH2O2等価物2g/乾燥パルプ100gを超えない。
ペルオキシ酸で処理する段階Aは、また、ペルオキシ酸と適合できる1種以上
の添加剤、例えば、界面活性剤、ペルオキシ酸用安定剤、セルロース繊維の解重
合禁止剤及び腐食防止剤の存在下に行われる。その添加剤の例は、アニオン界面
活性剤、非イオン界面活性剤、可溶性Mg塩及び金属イオン封鎖剤である。通例
として、添加剤が存在する場合には、用量は乾燥パルプ100gに対して3gを
超えず、好ましくは2.5gを超えない。
本発明のペルオキシ酸で処理する段階Aは、広範囲の温度で行われる。ペルオ
キシ酸による処理は、通常、少なくとも40℃、好ましくは少なくとも60℃の
温度で行われる。同様に、この温度は、通常100℃を超えず、好ましくは95
℃を超えない。90℃の温度が良好な結果を生じた。
有機ペルオキシ酸による処理は、通常は大気圧で行われる。この処理時間は、
パルプを調製するために用いられた温度及び木材の種類並びに蒸解及び前の段階
の効率に左右される。約60〜約500分間が適切である。120分間が優れた
結果を生じた。
ペルオキシ酸で処理する段階AのpHが酸性pH及びアルカリ性pH範囲にあ
ることは同様に適切である。しかしながら、中程度の酸性pH値が好ましい。実
際に、開始pH値を少なくとも3.5に決めることが好ましい。通常は開始pH
5を超えない。開始pH4が良好な結果を生じた。
ペルオキシ酸による処理の段階Aにおけるパルプコンシステンシーは、通常、
固形分含量40重量%以下、好ましくは固形分含量30%以下であるように選ば
れる。たいてい5%より小さくなく、好ましくは8%より小さくない。コンシス
テンシー10%が良好な結果を生じた。
また、本発明の処理段階の前に酸性水溶液及び/又は金属イオン封鎖剤溶液で
少なくとも1洗浄すること又は汚染除去前処理する段階を行うことが有利である
(段階Q)。この洗浄又はこの段階の目的は、漂白及び/又は脱リグニン操作の
良好な進行に有害な金属イオンとして存在する不純物をパルプから抽出すること
である。全ての無機又は有機酸が水溶液としてそれだけで又は混合して用いられ
るものが適切である。無機強酸、例えば、硫酸又は塩酸が適切である。
酸性汚染除去前処理又は洗浄は、金属イオン封鎖剤の存在下に行わなければな
らないことが有利である。これを目的として、アミノポリカルボン酸又はアミノ
ポリホスホン酸の種類の有機酸又はそれらの塩及びこれらの酸の混合物又は上記
無機強酸との塩が特に適切である。適切なアミノポリカルボン酸の例は、ジエチ
レントリアミン五酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、シクロヘキサン
ジアミン四酢酸(CDTA)及びニトリロ三酢酸(NTA)である。ジエチレン
トリアミン五酢酸(DTPA)が好ましい。アミノポリスルホン酸の例は、ジエ
チレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)酸(DTPMPA)、エチレンジ
アミンテトラ(メチレンホスホン)酸(EDTMPA)、シクロヘキサンジアミ
ンテトラメチレンホスホン酸(CDTMPA)及びニトリロトリ(メチレンホス
ホン)酸である。DTPMPAが好ましい。
汚染除去前処理の操作条件は重要ではない。具体的な各々の場合において、紙
パルプの種類及び処理が行われる装置の関数として決定されなければならない。
通常は、酸の選択及び媒体をpH7より小さく、例えば、約1〜約6.5にする
ために用いられる量を決めることが適切である。特に有利なpH値は、約3.0
〜約6.0である。温度及び圧力は重要ではなく、通常は室温及び大気圧が適す
る。前処理時間は、使用される装置の種類、酸の選択、温度及び圧力によって広
範囲に、例えば、約15分から数時間まで変動させてもよい。
更に、本発明によれば、アルカリ又はアルカリ土類金属水酸化物又は炭酸塩で
アルカリ抽出の脱リグニン段階による処理段階を続けることが可能である(段階
E)。また、過酸化水素による段階も続けられる(段階P)。また、過酸化水素
(段階Ep)、酸素(段階Eo)又は同時に両反応剤、酸素及び過酸化水素(段
階Eop)で強化したアルカリ抽出段階も続けられる。
また、高レベルの白色度に漂白された脱リグニン紙パルプを得ることが企図さ
れる場合には、本発明の脱リグニン方法を過酸化水素、二酸化塩素及び次亜塩素
酸ナトリウムより選ばれる既知の反応剤を用いる単段又は多段漂白で補足するこ
とも可能である。
本発明の方法は、いかなる種類の化学パルプの脱リグニンにも適用される。ク
ラフトパルプ及び亜硫酸パルプを脱リグニンするのに適する。特に、クラフトパ
ルプの処理に十分に適する。
下記の実施例は本発明を具体的に説明するために示されるが、その範囲に限定
されない。実施例1R及び2R
(本発明によらない)
クラフト蒸解を行った針葉樹パルプの試料(ISO規格2470(1959)に準
じて測定した開始白色度27.9°ISO、SCAN規格C1−59(1959)に
準じて測定したカッパー価26.7及びグルコース単位数として表されSCAN
規格C15−62(1962)に準じて測定した重合度1680)を、圧力の下で気
体酸素による段階(段階O)で開始し、酸性媒体中ジエチレントリアミン五酢酸
(DTPA)による段階が続く一連の2段階を行うことにより処理した。
2つの実施例1R及び2Rに共通する最初の2段階の操作条件は次の通りとし
た。第1段階
:酸素段階(段階O):
圧力、kPa: 600
NaOH含量、g/100g乾燥パルプ: 4
MgSO4・7H2O含量、g/100g乾燥パルプ: 0.5
温度、℃: 120
時間、分: 60
コンシステンシー、固形分含量の重量%: 12第2段階
:DTPA段階(段階Q):
DTPA含量、g/100g乾燥パルプ: 0.5
温度、℃: 60
時間、分: 30
コンシステンシー、固形分含量の重量%: 3
次いで、単一段階(実施例1R)又は2連続段階(実施例2R)において用い
た同量の過酸化水素によって処理した。
処理の終わりに、得られたパルプのカッパー価、重合度及び白色度を測定した
。
得られた結果を下記の表に示す。
実施例3及び4:(本発明による)
第4段階の過酸化水素をペルオキシ酢酸(実施例3)又はモノペルオキシ硫酸
(カロー酸、実施例4)に置き換えた以外は実施例2Rを繰り返した。温度、時
間及びコンシステンシーの操作条件は、実施例2Rの段階3及び4と同様にした
。第4段階における開始pHは、実施例3及び4の双方とも4であった。
反応剤の使用量は次の通りとした:
ここで、DTPMPNa7はジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)
酸の7ナトリウム塩を示す。
CH3CO3H含量2.24%及びH2SO5含量3.35%は、1%の過酸化水素
に等価な活性酸素量、即ち、実施例2Rの第4段階で導入したものの1/2を表
す。
実施例4で使用したカロー酸は、モノペルオキシ硫酸28.3重量%、過酸化
水素1.1重量%及び硫酸57.8重量%を含有する水溶液とした。
得られた結果は下記の通りであった。
実施例5及び6:(本発明による)
実施例3及び4で得られたパルプを、NaOH1.7%及び過酸化水素1%の
存在下アルカリ抽出の第5段階に供した。
得られた結果は次の通りであった。
実施例1R、2R、5及び6の連続において用いた酸化反応剤の全量は、乾燥
パルプ100gに対して過酸化水素4gに等価な活性酸素の同量に相当する。本
発明の連続5及び6は、従来技術の連続OQP及びOQPPより白色度が高く重
合度が匹敵する良好に脱リグニンされるパルプを得ることを可能にすることがわ
かる。
─────────────────────────────────────────────────────
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(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,
CZ,FI,JP,KR,KZ,LK,LV,MG,M
N,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SK
,UA,US,UZ
(72)発明者 デスプレ フランソワ
ベルギー ベー1180 ブリュッセル リュ
ー ジェレイトベーク 117
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.酸素、金属イオン封鎖剤及び過酸化水素より選ばれた反応剤を用いる塩素含 有反応剤を含まない処理段階の連続によって製紙用化学パルプを脱リグニンする 方法であって、下記逐次段階: OQPA (ここで、Oは酸素で処理する段階を示し、 Qは該パルプをその金属イオンの汚染除去する段階を示し、 Pはアルカリ性過酸化水素で処理する段階を示し、 Aはペルオキシ酸で処理する段階を示す。) を含むことを特徴とする方法。 2.該ペルオキシ酸が無機ペルオキシ酸であることを特徴とする請求項1記載の 方法。 3.該ペルオキシ酸が有機ペルオキシ酸であることを特徴とする請求項1記載の 方法。 4.該無機ペルオキシ酸がモノペルオキシ硫酸であることを特徴とする請求項2 記載の方法。 5.該有機ペルオキシ酸がペルオキシ酢酸であることを特徴とする請求項3記載 の方法。 6.酸素による最初の該段階が過酸化水素の存在下に行われることを特徴とする 請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。 7.酸素で処理する該段階の前に、予備的処理段階が金属イオン封鎖剤で行われ ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。 8.処理段階の該連続の後に、アルカリ又はアルカリ土類金属水酸化物又は炭酸 塩によるアルカリ抽出段階が続くことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項 に記載の方法。 9.該アルカリ抽出段階が酸素及び/又は過酸化水素の存在下に行われる請求項 8記載の方法。 10.脱リグニン処理段階の該連続の後に、過酸化水素、過酸化塩素及び次亜塩素 酸ナトリウムより選ばれた既知の反応剤を用いる単段又は多段漂白が続くこと を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。 11.クラフトパルプ及び亜硫酸パルプの脱リグニン及び漂白に適用される請求項 1〜10のいずれか1項に記載の方法の適用。
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