JPH07282598A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH07282598A JPH07282598A JP6095646A JP9564694A JPH07282598A JP H07282598 A JPH07282598 A JP H07282598A JP 6095646 A JP6095646 A JP 6095646A JP 9564694 A JP9564694 A JP 9564694A JP H07282598 A JPH07282598 A JP H07282598A
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Landscapes
- Dram (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Static Random-Access Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 全ワード線を一括選択して全メモリセルのゲ
ート酸化膜に高電界を印加する擬似的なバーンインを低
消費電力で行うことができる半導体記憶装置を提供す
る。 【構成】 擬似バーンインテスト制御信号BTのハイレ
ベルによって、パワースイッチトランジスタQPBをオ
フ状態に、全行アドレスデコード信号DWL00〜DW
Li0,MW0〜MWiを選択レベルにする。これによ
り夫々のインバータINV0〜INViの入力に結合さ
れたレシオ回路に貫通電流が流れることなく全ワード線
WD0〜WDiは一括して選択レベルに駆動される。
ート酸化膜に高電界を印加する擬似的なバーンインを低
消費電力で行うことができる半導体記憶装置を提供す
る。 【構成】 擬似バーンインテスト制御信号BTのハイレ
ベルによって、パワースイッチトランジスタQPBをオ
フ状態に、全行アドレスデコード信号DWL00〜DW
Li0,MW0〜MWiを選択レベルにする。これによ
り夫々のインバータINV0〜INViの入力に結合さ
れたレシオ回路に貫通電流が流れることなく全ワード線
WD0〜WDiは一括して選択レベルに駆動される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置、更に
はそのデバイステストにおいて擬似的にバーンインを可
能にする為の技術に関し、例えば、メモリセルの選択ト
ランジスタにおけるゲート酸化膜の初期不良を検出可能
にするSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・
メモリ)に適用して有効な技術に関するものである。
はそのデバイステストにおいて擬似的にバーンインを可
能にする為の技術に関し、例えば、メモリセルの選択ト
ランジスタにおけるゲート酸化膜の初期不良を検出可能
にするSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・
メモリ)に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SRAMなどの半導体記憶装置におい
て、アドレスの変化に応じてワード線の切換え動作を高
速化する場合には、ワード線を選択的に駆動する回路の
回路形式としてレシオレス回路を用いるよりもレシオ回
路を用いることが得策である。
て、アドレスの変化に応じてワード線の切換え動作を高
速化する場合には、ワード線を選択的に駆動する回路の
回路形式としてレシオレス回路を用いるよりもレシオ回
路を用いることが得策である。
【0003】図5には本発明者が検討したSRAMの行
メインデコーダの一部が示される。同図において代表的
に示された4本のワード線WD0〜WD3は、アドレス
デコード信号MW0がハイレベルの選択レベルにされた
状態において、アドレスデコード信号DWL00〜DW
L03の中からハイレベルにされるものに対応して選択
レベルに駆動される。例えばアドレスデコード信号MW
0とDWL00とがハイレベルにされた状態では、絶縁
ゲート型電界効果トランジスタ(以下単にMOSトラン
ジスタとも記す)QP00、QN00及びQ0を介して
電流が流れる。これによりトランジスタQP00とQN
00との結合ノードに得られるローレベルの電圧をイン
バータINV0が受けることによって、ワード線WD0
がワード線選択レベルに駆動される。このとき当該結合
ノードに発生するローレベルの電圧レベルは、MOSト
ランジスタQP00,QN00,Q0のオン抵抗による
抵抗分圧によって接地電位よりも高くされる。従ってイ
ンバータINV0〜INV3の入力信号は一対の電源電
圧間をフルスイングする必要はなく、その分だけワード
線切換え時における当該信号の充放電時間が短くて済
み、ワード線切換え動作の高速化の点においてレシオレ
ス回路形式よりも有利である。
メインデコーダの一部が示される。同図において代表的
に示された4本のワード線WD0〜WD3は、アドレス
デコード信号MW0がハイレベルの選択レベルにされた
状態において、アドレスデコード信号DWL00〜DW
L03の中からハイレベルにされるものに対応して選択
レベルに駆動される。例えばアドレスデコード信号MW
0とDWL00とがハイレベルにされた状態では、絶縁
ゲート型電界効果トランジスタ(以下単にMOSトラン
ジスタとも記す)QP00、QN00及びQ0を介して
電流が流れる。これによりトランジスタQP00とQN
00との結合ノードに得られるローレベルの電圧をイン
バータINV0が受けることによって、ワード線WD0
がワード線選択レベルに駆動される。このとき当該結合
ノードに発生するローレベルの電圧レベルは、MOSト
ランジスタQP00,QN00,Q0のオン抵抗による
抵抗分圧によって接地電位よりも高くされる。従ってイ
ンバータINV0〜INV3の入力信号は一対の電源電
圧間をフルスイングする必要はなく、その分だけワード
線切換え時における当該信号の充放電時間が短くて済
み、ワード線切換え動作の高速化の点においてレシオレ
ス回路形式よりも有利である。
【0004】ところで、MOSトランジスタにおける素
子破壊の一つとしてゲート酸化膜の破壊がある。これは
製造プロセス中においてゲート酸化膜に異物が混入した
りピンホールが形成されたりする場合には加速される。
また、破壊の進行はゲート・ソース間等に形成される電
界強度が強いほど経時的に顕著となる。このようなゲー
ト酸化膜の破壊については昭和59年11月30日にオ
ーム社発行の「LSIハンドブック」第677頁に記載
がある。従って、ピンホール等のゲート酸化膜に内在さ
れる不良はデバイスの初期不良として検出することが望
ましい。
子破壊の一つとしてゲート酸化膜の破壊がある。これは
製造プロセス中においてゲート酸化膜に異物が混入した
りピンホールが形成されたりする場合には加速される。
また、破壊の進行はゲート・ソース間等に形成される電
界強度が強いほど経時的に顕著となる。このようなゲー
ト酸化膜の破壊については昭和59年11月30日にオ
ーム社発行の「LSIハンドブック」第677頁に記載
がある。従って、ピンホール等のゲート酸化膜に内在さ
れる不良はデバイスの初期不良として検出することが望
ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、SRAM
等の半導体記憶装置のテストコストを低減する為に、例
えばウェハプロービングテストのような製造プロセスの
初期のテスト段階で、メモリセルの選択トランジスタに
含まれる未だ顕在化されないゲート酸化膜の不良を検出
することについて検討した。即ち、上記半導体記憶装置
の全てのワード線を同時に選択可能とし、全てのメモリ
セルに対して一括して選択MOSトランジスタのゲート
・ソース間に高電界をかけて、顕在化されないゲート酸
化膜の不良を顕在化させる。しかしながら上記のような
製造プロセス初期のテスト段階において、上記レシオ回
路を備える半導体記憶装置のメモリセルに内在されるゲ
ート酸化膜の不良を検出する為に当該半導体記憶装置の
全てのワード線を一括して選択する場合、以下のような
問題点があることが見いだされた。
等の半導体記憶装置のテストコストを低減する為に、例
えばウェハプロービングテストのような製造プロセスの
初期のテスト段階で、メモリセルの選択トランジスタに
含まれる未だ顕在化されないゲート酸化膜の不良を検出
することについて検討した。即ち、上記半導体記憶装置
の全てのワード線を同時に選択可能とし、全てのメモリ
セルに対して一括して選択MOSトランジスタのゲート
・ソース間に高電界をかけて、顕在化されないゲート酸
化膜の不良を顕在化させる。しかしながら上記のような
製造プロセス初期のテスト段階において、上記レシオ回
路を備える半導体記憶装置のメモリセルに内在されるゲ
ート酸化膜の不良を検出する為に当該半導体記憶装置の
全てのワード線を一括して選択する場合、以下のような
問題点があることが見いだされた。
【0006】例えば図5にその一部が示されるSRAM
は、選択状態にすべきワード線のインバータにローレベ
ルの電圧を供給する為、当該インバータの入力に結合さ
れるレシオ回路には貫通電流が発生する。従って全ての
ワード線を選択状態とする場合は上記貫通電流の合計は
極めて大きな値となり、例えば4MビットSRAMでは
70Aに達する。このような大電流は、ウェハプロービ
ングテストのような製造プロセス初期のテストに使用さ
れるテスト装置では供給することはできず、全てのワー
ド線を選択状態とすることは不可能である。この為半導
体記憶装置のテストコストの低減に有効な、製造プロセ
ス初期のテストにおけるメモリセルの選択トランジスタ
のゲート酸化膜に内在される不良の検出は不可能であ
る。
は、選択状態にすべきワード線のインバータにローレベ
ルの電圧を供給する為、当該インバータの入力に結合さ
れるレシオ回路には貫通電流が発生する。従って全ての
ワード線を選択状態とする場合は上記貫通電流の合計は
極めて大きな値となり、例えば4MビットSRAMでは
70Aに達する。このような大電流は、ウェハプロービ
ングテストのような製造プロセス初期のテストに使用さ
れるテスト装置では供給することはできず、全てのワー
ド線を選択状態とすることは不可能である。この為半導
体記憶装置のテストコストの低減に有効な、製造プロセ
ス初期のテストにおけるメモリセルの選択トランジスタ
のゲート酸化膜に内在される不良の検出は不可能であ
る。
【0007】本発明の目的は、通常のワード線を選択的
に駆動する動作の高速化を考慮してレシオ回路を用いた
ものにおいて、全てのワード線を一括して選択して全て
のメモリセルの選択トランジスタのゲート酸化膜に対し
て高電界を印加することを低い電流消費で行うことがで
きる半導体記憶装置を提供することである。
に駆動する動作の高速化を考慮してレシオ回路を用いた
ものにおいて、全てのワード線を一括して選択して全て
のメモリセルの選択トランジスタのゲート酸化膜に対し
て高電界を印加することを低い電流消費で行うことがで
きる半導体記憶装置を提供することである。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】擬似バーンインテスト制御信号が活性化レ
ベルとされた場合は、行アドレスデコーダによって全て
の行アドレスデコード信号が選択レベルに強制される。
ワード線を選択的に駆動する回路は、一対の動作電源の
間に負荷トランジスタと上記行アドレスデコード信号に
制御されるスイッチングトランジスタとが直列配置され
るレシオ回路形式により形成され、当該半導体記憶装置
を構成するワード線毎に設けられる。また、上記擬似バ
ーンインテスト制御信号が活性化レベルにされることに
同期してオフ状態とされるパワースイッチトランジスタ
が、上記ワード線を選択的に駆動する回路の上記負荷ト
ランジスタと動作電源との間に設けられる。
ベルとされた場合は、行アドレスデコーダによって全て
の行アドレスデコード信号が選択レベルに強制される。
ワード線を選択的に駆動する回路は、一対の動作電源の
間に負荷トランジスタと上記行アドレスデコード信号に
制御されるスイッチングトランジスタとが直列配置され
るレシオ回路形式により形成され、当該半導体記憶装置
を構成するワード線毎に設けられる。また、上記擬似バ
ーンインテスト制御信号が活性化レベルにされることに
同期してオフ状態とされるパワースイッチトランジスタ
が、上記ワード線を選択的に駆動する回路の上記負荷ト
ランジスタと動作電源との間に設けられる。
【0011】上記パワースイッチトランジスタは、上記
ワード線を選択的に駆動する回路を構成する全ての負荷
トランジスタによって共有される。
ワード線を選択的に駆動する回路を構成する全ての負荷
トランジスタによって共有される。
【0012】また、データ線毎に設けられたデータ線負
荷トランジスタは、上記擬似バーンインテスト制御信号
が活性化レベルにされた場合はオフ状態とされる。
荷トランジスタは、上記擬似バーンインテスト制御信号
が活性化レベルにされた場合はオフ状態とされる。
【0013】更に、上記擬似バーンインテスト制御信号
が活性化レベルとされた場合は、列アドレスデコーダに
よって全ての列アドレスデコード信号が非選択レベルに
強制される。
が活性化レベルとされた場合は、列アドレスデコーダに
よって全ての列アドレスデコード信号が非選択レベルに
強制される。
【0014】
【作用】上記した手段によれば、擬似バーンインテスト
制御信号が活性化レベルにされた場合は、パワースイッ
チトランジスタによってワード線を選択的に駆動する回
路の負荷トランジスタと動作電源との間が遮断される。
また擬似バーンインテスト制御信号が活性化レベルにさ
れた場合は、行アドレスデコーダによって全ての行アド
レスデコード信号が選択レベルとされる。従って上記ワ
ード線を選択的に駆動する回路内の貫通電流を発生させ
ることなく、全てのワード線が選択レベルに駆動され
る。
制御信号が活性化レベルにされた場合は、パワースイッ
チトランジスタによってワード線を選択的に駆動する回
路の負荷トランジスタと動作電源との間が遮断される。
また擬似バーンインテスト制御信号が活性化レベルにさ
れた場合は、行アドレスデコーダによって全ての行アド
レスデコード信号が選択レベルとされる。従って上記ワ
ード線を選択的に駆動する回路内の貫通電流を発生させ
ることなく、全てのワード線が選択レベルに駆動され
る。
【0015】上記ワード線を選択的に駆動する回路の全
ての負荷トランジスタによる上記パワースイッチトラン
ジスタの共有は、半導体記憶回路の回路規模の拡大を最
小限に抑える。
ての負荷トランジスタによる上記パワースイッチトラン
ジスタの共有は、半導体記憶回路の回路規模の拡大を最
小限に抑える。
【0016】また、上記擬似バーンインテスト制御信号
が活性化レベルにされた場合、データ線負荷トランジス
タがオフ状態とされることにより、データ線に対する電
流供給が停止される。
が活性化レベルにされた場合、データ線負荷トランジス
タがオフ状態とされることにより、データ線に対する電
流供給が停止される。
【0017】更に、上記擬似バーンインテスト制御信号
が活性化レベルとされた場合、全ての列アドレスデコー
ド信号が非選択レベルとされる。これにより全ての列選
択スイッチトランジスタがオフ状態とされ、相補コモン
データ線とデータ線との間が遮断される。
が活性化レベルとされた場合、全ての列アドレスデコー
ド信号が非選択レベルとされる。これにより全ての列選
択スイッチトランジスタがオフ状態とされ、相補コモン
データ線とデータ線との間が遮断される。
【0018】
【実施例】図2には、本発明に係る半導体記憶装置の一
実施例であるSRAMの回路ブロック図が示されてい
る。同図に示されるSRAMは、特に制限されないが、
公知の半導体集積回路の製造技術によって一つの半導体
基板上に形成される。上記SRAMにおいて、例えばN
チャネル型MOSトランジスタ(以下単にNMOSとも
記す)はN型半導体基板上に形成されたP型ウェル領域
上に、またPチャネル型MOSトランジスタ(以下単に
PMOSとも記す)はN型半導体基板上に夫々形成され
る。NMOSトランジスタの基体ゲートとしてのP型ウ
ェル領域は回路の接地端子に結合され、PMOSトラン
ジスタの共通の基体ゲートとしてのN型半導体基板は回
路の電源端子に結合される。尚、メモリセルを構成する
MOSトランジスタをウェル領域に形成する構成は、α
線等により引起こされるメモリセルの蓄積情報の不所望
な反転を防止する上で効果的である。
実施例であるSRAMの回路ブロック図が示されてい
る。同図に示されるSRAMは、特に制限されないが、
公知の半導体集積回路の製造技術によって一つの半導体
基板上に形成される。上記SRAMにおいて、例えばN
チャネル型MOSトランジスタ(以下単にNMOSとも
記す)はN型半導体基板上に形成されたP型ウェル領域
上に、またPチャネル型MOSトランジスタ(以下単に
PMOSとも記す)はN型半導体基板上に夫々形成され
る。NMOSトランジスタの基体ゲートとしてのP型ウ
ェル領域は回路の接地端子に結合され、PMOSトラン
ジスタの共通の基体ゲートとしてのN型半導体基板は回
路の電源端子に結合される。尚、メモリセルを構成する
MOSトランジスタをウェル領域に形成する構成は、α
線等により引起こされるメモリセルの蓄積情報の不所望
な反転を防止する上で効果的である。
【0019】本実施例のSRAMは、マトリクス配置さ
れた複数個のスタティック型メモリセルMCを備える。
同じ行に配置されたメモリセルの選択端子は、夫々対応
するワード線WD0〜WDiに共通に接続され、同じ列
に配置されたメモリセルのデータ入出力端子は、夫々対
応する一対の相補データ線D0,BD0〜Dn,BDn
に接続される。
れた複数個のスタティック型メモリセルMCを備える。
同じ行に配置されたメモリセルの選択端子は、夫々対応
するワード線WD0〜WDiに共通に接続され、同じ列
に配置されたメモリセルのデータ入出力端子は、夫々対
応する一対の相補データ線D0,BD0〜Dn,BDn
に接続される。
【0020】図2に示されるワード線WD0〜WDi
は、外部行アドレス入力端子13を介して供給される複
数ビットの行アドレス信号Aiに基づき、行プリデコー
ダ12と行メインデコーダ14によって選択的に駆動さ
れる。
は、外部行アドレス入力端子13を介して供給される複
数ビットの行アドレス信号Aiに基づき、行プリデコー
ダ12と行メインデコーダ14によって選択的に駆動さ
れる。
【0021】同図に示される相補データ線D0,BD0
〜Dn,BDnは、一方においてデータ線負荷回路FQ
0〜FQnに夫々接続され、他方において列選択MOS
トランジスタDQ0,BD0〜DQn,BDQnを介し
て相補コモンデータ線CD,BCDに夫々共通接続され
る。そして上記相補データ線D0,BD0〜Dn,BD
nは外部列アドレス入力端子16より供給される複数ビ
ットの列アドレス信号Amに基づき、上記列選択MOS
トランジスタDQ0,BDQ0〜DQn、BDQnが列
デコーダ15によってスイッチ制御されることにより選
択される。
〜Dn,BDnは、一方においてデータ線負荷回路FQ
0〜FQnに夫々接続され、他方において列選択MOS
トランジスタDQ0,BD0〜DQn,BDQnを介し
て相補コモンデータ線CD,BCDに夫々共通接続され
る。そして上記相補データ線D0,BD0〜Dn,BD
nは外部列アドレス入力端子16より供給される複数ビ
ットの列アドレス信号Amに基づき、上記列選択MOS
トランジスタDQ0,BDQ0〜DQn、BDQnが列
デコーダ15によってスイッチ制御されることにより選
択される。
【0022】また、上記相補コモンデータ線CD,BC
Dには、夫々図示されないセンスアンプ、書込みアンプ
及びデータ入出力バッファを含む入出力回路17が接続
される。メモリセルMCからの読出しデータは上記セン
スアンプにより増幅され、データ入出力バッファを介し
てデータ入出力端子18に与えられる。データ入出力端
子18より入力された書き込みデータは、データ入出力
バッファを介して書込みアンプに与えられて、相補コモ
ンデータ線CD,BCDを駆動する。
Dには、夫々図示されないセンスアンプ、書込みアンプ
及びデータ入出力バッファを含む入出力回路17が接続
される。メモリセルMCからの読出しデータは上記セン
スアンプにより増幅され、データ入出力バッファを介し
てデータ入出力端子18に与えられる。データ入出力端
子18より入力された書き込みデータは、データ入出力
バッファを介して書込みアンプに与えられて、相補コモ
ンデータ線CD,BCDを駆動する。
【0023】図4には、上記メモリセルMCの一例回路
図が示される。同図に示されるメモリセルMCは、例え
ばワード線WD0と相補データ線D0,BD0との交差
位置に配置されるメモリセルである。
図が示される。同図に示されるメモリセルMCは、例え
ばワード線WD0と相補データ線D0,BD0との交差
位置に配置されるメモリセルである。
【0024】上記メモリセルMCは、ゲートとドレイン
が互いに交差結線されて、且つソースが回路の接地電位
Vssに結合された記憶MOSトランジスタDr1,D
r2と、上記記憶MOSトランジスタDr1,Dr2の
ドレインと電源端子Vccとの間に設けられたポリ(多
結晶)シリコン層からなる高抵抗R1,R2とを含んで
いる。更に、上記記憶MOSトランジスタDr1(Dr
2)と上記高抵抗R1(R2)の接続ノードと相補デー
タ線D0(BD0)との間には、選択MOSトランジス
タTr1(Tr2)が設けられている。上記選択MOS
トランジスタTr1,Tr2のゲートは、夫々対応する
ワード線WD0に接続される。
が互いに交差結線されて、且つソースが回路の接地電位
Vssに結合された記憶MOSトランジスタDr1,D
r2と、上記記憶MOSトランジスタDr1,Dr2の
ドレインと電源端子Vccとの間に設けられたポリ(多
結晶)シリコン層からなる高抵抗R1,R2とを含んで
いる。更に、上記記憶MOSトランジスタDr1(Dr
2)と上記高抵抗R1(R2)の接続ノードと相補デー
タ線D0(BD0)との間には、選択MOSトランジス
タTr1(Tr2)が設けられている。上記選択MOS
トランジスタTr1,Tr2のゲートは、夫々対応する
ワード線WD0に接続される。
【0025】上記メモリセルMCにおいて、記憶MOS
トランジスタDr1,Dr2と抵抗R1,R2とは一種
のフリップフロップ回路を構成しているが、消費電力を
低く抑える為、情報保持状態における動作点は普通の意
味でのフリップフロップ回路のそれと随分異なる。即
ち、上記メモリセルMCにおいて抵抗R1は、記憶MO
SトランジスタDr1がオフ状態にされているときの記
憶MOSトランジスタDr2のゲート電圧を、そのしき
い値電圧よりも若干高い電圧に維持させることができる
程度の著しく高い抵抗値にされる。同様に抵抗R2も高
抵抗値にされる。換言すれば、上記抵抗R1及びR2
は、記憶MOSトランジスタDr1及びDr2のドレイ
ンリーク電流を補償できる程度の高抵抗にされる。即
ち、抵抗R1及びR2は、記憶MOSトランジスタDr
1及びDr2のゲート容量(図示しない)に蓄積されて
いる情報電荷が放電させられてしまうのを防ぐ程度の電
流供給能力を持つ。
トランジスタDr1,Dr2と抵抗R1,R2とは一種
のフリップフロップ回路を構成しているが、消費電力を
低く抑える為、情報保持状態における動作点は普通の意
味でのフリップフロップ回路のそれと随分異なる。即
ち、上記メモリセルMCにおいて抵抗R1は、記憶MO
SトランジスタDr1がオフ状態にされているときの記
憶MOSトランジスタDr2のゲート電圧を、そのしき
い値電圧よりも若干高い電圧に維持させることができる
程度の著しく高い抵抗値にされる。同様に抵抗R2も高
抵抗値にされる。換言すれば、上記抵抗R1及びR2
は、記憶MOSトランジスタDr1及びDr2のドレイ
ンリーク電流を補償できる程度の高抵抗にされる。即
ち、抵抗R1及びR2は、記憶MOSトランジスタDr
1及びDr2のゲート容量(図示しない)に蓄積されて
いる情報電荷が放電させられてしまうのを防ぐ程度の電
流供給能力を持つ。
【0026】本実施例に従えば、SRAMがMOS−I
C技術によって製造されるにも拘らず、メモリセルはN
MOSトランジスタとポリシリコン抵抗素子とにより構
成される。ポリシリコン抵抗素子の代わりにPMOSト
ランジスタを利用することも可能であるが、上記ポリシ
リコン抵抗R1,R2を用いる本実施例のメモリセルM
Cは、PMOSトランジスタを用いるメモリセルに比
べ、その大きさを小さくできる。即ち、PMOSトラン
ジスタを用いた場合は、選択MOSトランジスタTr
1,Tr2から比較的大きな距離を持って離す必要があ
る為無駄な空白部分が生じるが、ポリシリコン抵抗素子
を利用すれば選択MOSトランジスタTr1又はTr2
のゲート電極と一体的に形成できるとともに、それ自体
のサイズを小型化できる。
C技術によって製造されるにも拘らず、メモリセルはN
MOSトランジスタとポリシリコン抵抗素子とにより構
成される。ポリシリコン抵抗素子の代わりにPMOSト
ランジスタを利用することも可能であるが、上記ポリシ
リコン抵抗R1,R2を用いる本実施例のメモリセルM
Cは、PMOSトランジスタを用いるメモリセルに比
べ、その大きさを小さくできる。即ち、PMOSトラン
ジスタを用いた場合は、選択MOSトランジスタTr
1,Tr2から比較的大きな距離を持って離す必要があ
る為無駄な空白部分が生じるが、ポリシリコン抵抗素子
を利用すれば選択MOSトランジスタTr1又はTr2
のゲート電極と一体的に形成できるとともに、それ自体
のサイズを小型化できる。
【0027】SRAMの製造プロセスにおいて、例えば
メモリセルを構成する選択MOSトランジスタのゲート
酸化膜に異物が混入したりピンホールが形成されたりし
て、未だ顕在化されないものの近い将来において不具合
となる要因を内在するものは取除くことが求められる。
通常はバーンインによって全てのメモリセルの選択MO
Sトランジスタのゲート酸化膜に高電界を加え、上記不
良要因を含むゲート酸化膜を短時間で劣化させて検出す
る。本実施例においては、外部から供給される擬似バー
ンインテスト制御信号BTによって全てのワード線WD
0〜WDiが選択状態にされると共に、これに伴う電力
消費量を低く抑えるようになっている。これによりウェ
ハプロービングテスト時においてメモリセルMCの選択
MOSトランジスタTr1,Tr2のゲート酸化膜に対
して高電界を加える擬似バーンインが実現可能とされ
る。以下これに関して詳述する。
メモリセルを構成する選択MOSトランジスタのゲート
酸化膜に異物が混入したりピンホールが形成されたりし
て、未だ顕在化されないものの近い将来において不具合
となる要因を内在するものは取除くことが求められる。
通常はバーンインによって全てのメモリセルの選択MO
Sトランジスタのゲート酸化膜に高電界を加え、上記不
良要因を含むゲート酸化膜を短時間で劣化させて検出す
る。本実施例においては、外部から供給される擬似バー
ンインテスト制御信号BTによって全てのワード線WD
0〜WDiが選択状態にされると共に、これに伴う電力
消費量を低く抑えるようになっている。これによりウェ
ハプロービングテスト時においてメモリセルMCの選択
MOSトランジスタTr1,Tr2のゲート酸化膜に対
して高電界を加える擬似バーンインが実現可能とされ
る。以下これに関して詳述する。
【0028】本実施例において、上記擬似バーンインを
行う動作モード(以下単に擬似バーンインモードと記
す)は、擬似バーンインテスト制御信号BTによって指
示される。上記擬似バーンインテスト制御信号BTは、
特に制限されないが、端子11を介して供給される2値
の論理値を採り得る信号とされ、ハイレベルにより上記
擬似バーンインモードを指示する。また上記擬似バーン
インテスト制御信号BTがローレベルの場合は、当該S
RAMの通常の読出し・書込み動作が可能な動作モード
(以下単に通常モードと称する)とされる。バーンイン
制御回路10は、これも特に制限されないが、外部信号
レベルを内部信号レベルに変換する回路、例えばTTL
レベルをMOSレベルに変換する回路である。上記擬似
バーンインテスト制御信号BTがハイレベルとされる
と、上記バーンイン制御回路10によりバーンイン制御
信号Biがハイレベルとされる。上記バーンイン制御信
号Biは、行プリデコーダ12、行メインデコーダ1
4、データ線負荷回路FQ0〜FQn及び列デコーダ1
5に供給される。
行う動作モード(以下単に擬似バーンインモードと記
す)は、擬似バーンインテスト制御信号BTによって指
示される。上記擬似バーンインテスト制御信号BTは、
特に制限されないが、端子11を介して供給される2値
の論理値を採り得る信号とされ、ハイレベルにより上記
擬似バーンインモードを指示する。また上記擬似バーン
インテスト制御信号BTがローレベルの場合は、当該S
RAMの通常の読出し・書込み動作が可能な動作モード
(以下単に通常モードと称する)とされる。バーンイン
制御回路10は、これも特に制限されないが、外部信号
レベルを内部信号レベルに変換する回路、例えばTTL
レベルをMOSレベルに変換する回路である。上記擬似
バーンインテスト制御信号BTがハイレベルとされる
と、上記バーンイン制御回路10によりバーンイン制御
信号Biがハイレベルとされる。上記バーンイン制御信
号Biは、行プリデコーダ12、行メインデコーダ1
4、データ線負荷回路FQ0〜FQn及び列デコーダ1
5に供給される。
【0029】図2に示される行プリデコーダ12は、外
部行アドレス入力端子13より供給される行アドレス信
号Aiをデコードして行アドレスデコード信号を形成す
る。同図に示される行アドレスデコード信号は、例えば
行アドレス信号Aiの下位2ビットをデコードして得ら
れる第1の行アドレスデコード信号DWL00,DWL
01,DWL02,DWL03〜DWLi0,DWLi
1,DWLi2,DWLi3と、行アドレス信号Aiの
残りの上位ビットをデコードして得られる第2の行アド
レスデコード信号MW0〜MWiとによって構成され
る。
部行アドレス入力端子13より供給される行アドレス信
号Aiをデコードして行アドレスデコード信号を形成す
る。同図に示される行アドレスデコード信号は、例えば
行アドレス信号Aiの下位2ビットをデコードして得ら
れる第1の行アドレスデコード信号DWL00,DWL
01,DWL02,DWL03〜DWLi0,DWLi
1,DWLi2,DWLi3と、行アドレス信号Aiの
残りの上位ビットをデコードして得られる第2の行アド
レスデコード信号MW0〜MWiとによって構成され
る。
【0030】本実施例において上記行プリデコーダ12
は図示されないORゲートを備え、上記ORゲートは上
記バーンイン制御信号Biと上記行アドレス信号Aiを
デコードして得られた信号とに基づき、行アドレスデコ
ード信号DWL00〜DWLi3及びMW0〜MWiを
出力する。例えば行プリデコーダ12に供給される上記
バーンイン制御信号Biがハイレベルの場合、上記OR
ゲートによって上記行アドレス信号Aiに拘らず全ての
行アドレスデコード信号DWL00〜DWLi3及びM
W0〜MWiは選択レベルであるハイレベルとされる。
また、供給される上記バーンイン制御信号Biがローレ
ベルの場合、出力される行アドレスデコード信号DWL
00〜DWLi3及びMW0〜MWiは、夫々行アドレ
ス信号Aiをデコードして得られたレベルとされる。
は図示されないORゲートを備え、上記ORゲートは上
記バーンイン制御信号Biと上記行アドレス信号Aiを
デコードして得られた信号とに基づき、行アドレスデコ
ード信号DWL00〜DWLi3及びMW0〜MWiを
出力する。例えば行プリデコーダ12に供給される上記
バーンイン制御信号Biがハイレベルの場合、上記OR
ゲートによって上記行アドレス信号Aiに拘らず全ての
行アドレスデコード信号DWL00〜DWLi3及びM
W0〜MWiは選択レベルであるハイレベルとされる。
また、供給される上記バーンイン制御信号Biがローレ
ベルの場合、出力される行アドレスデコード信号DWL
00〜DWLi3及びMW0〜MWiは、夫々行アドレ
ス信号Aiをデコードして得られたレベルとされる。
【0031】図1には行メインデコーダ14の一例回路
図の一部が示される。同図を用いてワード線WD0〜W
D3を駆動する回路部分について説明するが、他の部分
もこれと同様である。
図の一部が示される。同図を用いてワード線WD0〜W
D3を駆動する回路部分について説明するが、他の部分
もこれと同様である。
【0032】図1に示される行メインデコーダ14は、
特に制限されないが、ワード線WD0〜WD3に出力が
結合されるインバータINV0〜INV3が設けられ
る。上記インバータINV0〜INV3は対応するワー
ド線WD0〜WD3を選択的に駆動する駆動回路とされ
る。またNMOSトランジスタによって形成されるスイ
ッチングトランジスタQN00〜QN03と、PMOS
トランジスタにより形成される負荷トランジスタQP0
0〜QP03とにより構成されるレシオ回路が対応する
ワード線WD0〜WD3毎に設けられ、上記スイッチン
グトランジスタQN00〜QN03と負荷トランジスタ
QP00〜QP03との結合ノードが上記インバータI
NV0〜INV3の入力に夫々接続される。上記負荷ト
ランジスタQP00〜QP03のゲートは接地端子Vs
sに接続される。上記夫々のスイッチングトランジスタ
QN00〜QN03のソースは、NMOSトランジスタ
によって形成されるスイッチングトランジスタQ0を介
して接地端子Vssに接続される。
特に制限されないが、ワード線WD0〜WD3に出力が
結合されるインバータINV0〜INV3が設けられ
る。上記インバータINV0〜INV3は対応するワー
ド線WD0〜WD3を選択的に駆動する駆動回路とされ
る。またNMOSトランジスタによって形成されるスイ
ッチングトランジスタQN00〜QN03と、PMOS
トランジスタにより形成される負荷トランジスタQP0
0〜QP03とにより構成されるレシオ回路が対応する
ワード線WD0〜WD3毎に設けられ、上記スイッチン
グトランジスタQN00〜QN03と負荷トランジスタ
QP00〜QP03との結合ノードが上記インバータI
NV0〜INV3の入力に夫々接続される。上記負荷ト
ランジスタQP00〜QP03のゲートは接地端子Vs
sに接続される。上記夫々のスイッチングトランジスタ
QN00〜QN03のソースは、NMOSトランジスタ
によって形成されるスイッチングトランジスタQ0を介
して接地端子Vssに接続される。
【0033】上記スイッチングトランジスタQN00〜
QN03のゲートには上記第1の行アドレスデコード信
号DWL00〜DWL03が夫々供給される。上記スイ
ッチングトランジスタQ0のゲートには上記第2の行ア
ドレスデコード信号MW0が供給される。その他のワー
ド線WD1〜WDiに対しても夫々4本の上記第1の行
アドレスデコード信号DWL10〜DWL13,DWL
20〜DWL23,・・・,DWLi0〜DWLi3と
1本の第2の行アドレスデコード信号MW1〜MWiを
一単位とする上記同様の構成とされる。
QN03のゲートには上記第1の行アドレスデコード信
号DWL00〜DWL03が夫々供給される。上記スイ
ッチングトランジスタQ0のゲートには上記第2の行ア
ドレスデコード信号MW0が供給される。その他のワー
ド線WD1〜WDiに対しても夫々4本の上記第1の行
アドレスデコード信号DWL10〜DWL13,DWL
20〜DWL23,・・・,DWLi0〜DWLi3と
1本の第2の行アドレスデコード信号MW1〜MWiを
一単位とする上記同様の構成とされる。
【0034】上記のようにして夫々のインバータINV
0〜INViに一対一対応でレシオ回路が設けられる。
また上記レシオ回路を構成する全ての負荷トランジスタ
QP00〜QPi3のソースは、当該行メインデコーダ
14に唯一配置されるPMOSトランジスタによって構
成されるパワートランジスタQPBに共通接続され、上
記パワートランジスタQPBを介して電源端子Vccに
接続される。上記パワートランジスタQPBのゲートに
はバーンイン制御信号Biが供給される。
0〜INViに一対一対応でレシオ回路が設けられる。
また上記レシオ回路を構成する全ての負荷トランジスタ
QP00〜QPi3のソースは、当該行メインデコーダ
14に唯一配置されるPMOSトランジスタによって構
成されるパワートランジスタQPBに共通接続され、上
記パワートランジスタQPBを介して電源端子Vccに
接続される。上記パワートランジスタQPBのゲートに
はバーンイン制御信号Biが供給される。
【0035】図1に示される行メインデコーダ14にお
ける擬似バーンインテスト制御信号BTがローレベルの
ときの動作、即ち通常モードにおけるワード線WD0〜
WDiの選択動作について説明する。上記擬似バーンイ
ンテスト制御信号BTがローレベルの場合、バーンイン
制御回路10によってバーンイン制御信号Biはローレ
ベルとされ、パワースイッチトランジスタQPBはオン
状態とされる。外部行アドレス入力端子13より行アド
レス信号Aiが入力されると、行プリデコーダ12によ
って上記行アドレス信号Aiがデコードされる。上記行
アドレス信号Aiの下位2ビットのデコード結果によっ
て夫々4本を一単位とする上記第1の行アドレスデコー
ド信号DWL00〜DWL03,DWL10〜DWL1
3,・・・,DWLi0〜DWLi3の夫々の一単位の
中から対応する1本が選択レベルとされる。例えば上記
行アドレス信号Aiがワード線WD0を選択する為のア
ドレスである場合は、行アドレスデコード信号DWL0
0,DWL10,・・・,DWLi0が並列的に選択レ
ベルとされる。更に、上記行アドレス信号Aiの残りの
上位ビットに従い、第2の行アドレスデコード信号MW
0〜MWiの中から1本が選択レベルとされる。この例
に従えば行アドレスデコード信号MW0が選択レベルと
される。従ってオン状態の上記パワースイッチトランジ
スタQPBと、選択レベルの行アドレスデコード信号D
WL00及びMW0が供給されてオン状態とされるスイ
ッチングトランジスタQN00及びQ0とを介して電源
端子Vccと接地端子Vssとの間が導通して貫通電流
が流れる。上記貫通電流によりスイッチングトランジス
タQN00と負荷トランジスタQP00との結合ノード
にローレベルの電圧が得られ、インバータINV0に供
給される。これにより上記インバータINV0の出力に
接続されるワード線WD0だけが選択レベルであるハイ
レベルに駆動される。
ける擬似バーンインテスト制御信号BTがローレベルの
ときの動作、即ち通常モードにおけるワード線WD0〜
WDiの選択動作について説明する。上記擬似バーンイ
ンテスト制御信号BTがローレベルの場合、バーンイン
制御回路10によってバーンイン制御信号Biはローレ
ベルとされ、パワースイッチトランジスタQPBはオン
状態とされる。外部行アドレス入力端子13より行アド
レス信号Aiが入力されると、行プリデコーダ12によ
って上記行アドレス信号Aiがデコードされる。上記行
アドレス信号Aiの下位2ビットのデコード結果によっ
て夫々4本を一単位とする上記第1の行アドレスデコー
ド信号DWL00〜DWL03,DWL10〜DWL1
3,・・・,DWLi0〜DWLi3の夫々の一単位の
中から対応する1本が選択レベルとされる。例えば上記
行アドレス信号Aiがワード線WD0を選択する為のア
ドレスである場合は、行アドレスデコード信号DWL0
0,DWL10,・・・,DWLi0が並列的に選択レ
ベルとされる。更に、上記行アドレス信号Aiの残りの
上位ビットに従い、第2の行アドレスデコード信号MW
0〜MWiの中から1本が選択レベルとされる。この例
に従えば行アドレスデコード信号MW0が選択レベルと
される。従ってオン状態の上記パワースイッチトランジ
スタQPBと、選択レベルの行アドレスデコード信号D
WL00及びMW0が供給されてオン状態とされるスイ
ッチングトランジスタQN00及びQ0とを介して電源
端子Vccと接地端子Vssとの間が導通して貫通電流
が流れる。上記貫通電流によりスイッチングトランジス
タQN00と負荷トランジスタQP00との結合ノード
にローレベルの電圧が得られ、インバータINV0に供
給される。これにより上記インバータINV0の出力に
接続されるワード線WD0だけが選択レベルであるハイ
レベルに駆動される。
【0036】上記において当該結合ノードに発生するロ
ーレベルの電圧は、上記パワースイッチトランジスタQ
PB、負荷トランジスタQP00、上記スイッチングト
ランジスタQN00及びQ0とのオン抵抗による抵抗分
圧によって、接地電位よりも高い電圧レベルとされる。
従ってインバータINV0に供給される信号の振幅は一
対の電源電圧間のレベル差より小さくされる。これによ
り本実施例のようなレシオ回路によるワード線を選択的
に駆動する回路は、レシオレス回路によるものに比して
選択状態のワード線を非選択状態とする為に必要なイン
バータINV0の入力に対する充電時間が短縮され、ワ
ード線の切換え動作が高速化される。
ーレベルの電圧は、上記パワースイッチトランジスタQ
PB、負荷トランジスタQP00、上記スイッチングト
ランジスタQN00及びQ0とのオン抵抗による抵抗分
圧によって、接地電位よりも高い電圧レベルとされる。
従ってインバータINV0に供給される信号の振幅は一
対の電源電圧間のレベル差より小さくされる。これによ
り本実施例のようなレシオ回路によるワード線を選択的
に駆動する回路は、レシオレス回路によるものに比して
選択状態のワード線を非選択状態とする為に必要なイン
バータINV0の入力に対する充電時間が短縮され、ワ
ード線の切換え動作が高速化される。
【0037】本実施例において、端子11を介してハイ
レベルの擬似バーンインテスト制御信号BTが供給され
た場合、即ち擬似バーンインモードにおいてはバーンイ
ン制御回路10によってハイレベルのバーンイン制御信
号Biが出力される。従って上記パワースイッチトラン
ジスタQPBはオフ状態とされる。また行プリデコーダ
12は、これに供給された行アドレス信号Aiに拘らず
全ての行アドレスデコード信号DWL00〜DWLi3
及びMW0〜MWiを選択レベルとする。これにより全
てのスイッチングトランジスタQN00〜QNi3及び
Q0〜Qiがオン状態とされるが、上記パワースイッチ
トランジスタQPBがオフ状態とされているので、行メ
インデコーダ14に含まれる上記レシオ回路内には貫通
電流は発生しない。このとき全てのインバータINV0
〜INViの入力は、オン状態の上記スイッチングトラ
ンジスタQN00〜QNi3及びQ0を介して接地端子
Vssに導通される。これにより上記全てのインバータ
INV0〜INViにローレベルの接地電圧が供給さ
れ、全てのワード線WD0〜WDiが選択レベルに駆動
される。従って上記行メインデコーダ14を構成するレ
シオ回路に貫通電流を流さなくとも全てのワード線WD
0〜WDiを選択レベルに駆動し、全てのメモリセルM
Cの選択MOSトランジスタTr1,Tr2のゲート酸
化膜に対し高電界を印加することができる。
レベルの擬似バーンインテスト制御信号BTが供給され
た場合、即ち擬似バーンインモードにおいてはバーンイ
ン制御回路10によってハイレベルのバーンイン制御信
号Biが出力される。従って上記パワースイッチトラン
ジスタQPBはオフ状態とされる。また行プリデコーダ
12は、これに供給された行アドレス信号Aiに拘らず
全ての行アドレスデコード信号DWL00〜DWLi3
及びMW0〜MWiを選択レベルとする。これにより全
てのスイッチングトランジスタQN00〜QNi3及び
Q0〜Qiがオン状態とされるが、上記パワースイッチ
トランジスタQPBがオフ状態とされているので、行メ
インデコーダ14に含まれる上記レシオ回路内には貫通
電流は発生しない。このとき全てのインバータINV0
〜INViの入力は、オン状態の上記スイッチングトラ
ンジスタQN00〜QNi3及びQ0を介して接地端子
Vssに導通される。これにより上記全てのインバータ
INV0〜INViにローレベルの接地電圧が供給さ
れ、全てのワード線WD0〜WDiが選択レベルに駆動
される。従って上記行メインデコーダ14を構成するレ
シオ回路に貫通電流を流さなくとも全てのワード線WD
0〜WDiを選択レベルに駆動し、全てのメモリセルM
Cの選択MOSトランジスタTr1,Tr2のゲート酸
化膜に対し高電界を印加することができる。
【0038】上記においてパワースイッチトランジスタ
QPBは、擬似バーンインモードのときに上記レシオ回
路を構成する全ての負荷トランジスタQP00〜QPi
3と電源端子Vccとの間を遮断することを条件とすれ
ば、当該行メインデコーダ14に唯一である必要はな
い。例えば図3にその一部が示される行メインデコーダ
14bのように、パワースイッチトランジスタQPB0
0〜QPBi3が、上記負荷トランジスタQP00〜Q
Pi3に一対一対応で設けられる構成も可能である。
QPBは、擬似バーンインモードのときに上記レシオ回
路を構成する全ての負荷トランジスタQP00〜QPi
3と電源端子Vccとの間を遮断することを条件とすれ
ば、当該行メインデコーダ14に唯一である必要はな
い。例えば図3にその一部が示される行メインデコーダ
14bのように、パワースイッチトランジスタQPB0
0〜QPBi3が、上記負荷トランジスタQP00〜Q
Pi3に一対一対応で設けられる構成も可能である。
【0039】上記相補データ線D0,BD0〜BDn,
Dnには、データ線負荷回路FQ0〜FQnとして、図
4に示されるようなPMOSトランジスタQ10,Q1
2が夫々設けられている。全てのデータ線負荷回路FQ
0〜FQnを構成する上記PMOSトランジスタQ1
0,Q12のゲートにはバーンイン制御信号Biが供給
される。通常モードのとき、即ちバーンイン制御信号B
iがローレベルの場合はPMOSトランジスタQ10,
Q12はオン状態にスイッチ制御されて、当該SRAM
のデータ線負荷回路として機能する。また擬似バーンイ
ンモードのとき、即ちバーンイン制御信号Biがハイレ
ベルの場合、全ての上記PMOSトランジスタQ10,
Q12はオフ状態とされ、相補データ線D0,BD0〜
BDn,DnよりメモリセルMCに向かって流れる貫通
電流が防止される。上述の擬似バーンインモードのよう
に全てのワード線WD0〜WDiが一括して選択された
場合であっても、この貫通電流は従来のようなレシオ回
路に発生する問題視された貫通電流に比すれば微弱では
あるが、本実施例においてはこのような微弱な貫通電流
をも防止して擬似バーンインモードの電力消費を低減さ
せる。
Dnには、データ線負荷回路FQ0〜FQnとして、図
4に示されるようなPMOSトランジスタQ10,Q1
2が夫々設けられている。全てのデータ線負荷回路FQ
0〜FQnを構成する上記PMOSトランジスタQ1
0,Q12のゲートにはバーンイン制御信号Biが供給
される。通常モードのとき、即ちバーンイン制御信号B
iがローレベルの場合はPMOSトランジスタQ10,
Q12はオン状態にスイッチ制御されて、当該SRAM
のデータ線負荷回路として機能する。また擬似バーンイ
ンモードのとき、即ちバーンイン制御信号Biがハイレ
ベルの場合、全ての上記PMOSトランジスタQ10,
Q12はオフ状態とされ、相補データ線D0,BD0〜
BDn,DnよりメモリセルMCに向かって流れる貫通
電流が防止される。上述の擬似バーンインモードのよう
に全てのワード線WD0〜WDiが一括して選択された
場合であっても、この貫通電流は従来のようなレシオ回
路に発生する問題視された貫通電流に比すれば微弱では
あるが、本実施例においてはこのような微弱な貫通電流
をも防止して擬似バーンインモードの電力消費を低減さ
せる。
【0040】図1に示される列デコーダ15は、特に制
限されないが、外部列アドレス入力端子16より供給さ
れる列アドレス信号Amとバーンイン制御信号Biとを
入力する。通常モードの場合は、供給される列アドレス
信号Amのデコード結果に基づき、相補データ線D0,
BD0〜Dn,BDnの中の選択すべき1対に対応する
列アドレスデコード信号を選択レベルとする。また擬似
バーンインモードの場合は、上記列アドレス信号Amに
拘らず全ての列アドレスデコード信号を非選択レベルに
強制する。
限されないが、外部列アドレス入力端子16より供給さ
れる列アドレス信号Amとバーンイン制御信号Biとを
入力する。通常モードの場合は、供給される列アドレス
信号Amのデコード結果に基づき、相補データ線D0,
BD0〜Dn,BDnの中の選択すべき1対に対応する
列アドレスデコード信号を選択レベルとする。また擬似
バーンインモードの場合は、上記列アドレス信号Amに
拘らず全ての列アドレスデコード信号を非選択レベルに
強制する。
【0041】同図に示される列選択トランジスタDQ0
〜DQn,BDQ0〜BDQnは、特に制限されない
が、NMOSトランジスタにより構成され、接続される
相補データ線D0,BD0〜Dn,BDnに対応した列
アドレスデコード信号が上記列デコーダ15より夫々の
ゲートに供給される。例えばローレベルのバーンイン制
御信号Biと、相補データ線D0,BD0を選択する上
記列アドレス信号Amが上記列デコーダ15に供給され
た場合は、列選択トランジスタDQ0,BDQ0がオン
状態とされ、相補データ線D0,BD0だけが選択され
る。またハイレベルのバーンイン制御信号Biが上記列
デコーダ15に供給された場合は、上記全ての列選択ト
ランジスタDQ0〜DQn,BDQ0〜BDQnがオフ
状態とされる。このときデータ書込み動作が指示されて
入出力装置17の書込みアンプによって相補コモンデー
タ線CD,BCDが駆動された場合でも、全ての上記相
補データ線D0,BD0〜Dn,BDnは選択されな
い。これにより擬似バーンインモードのときに書込み動
作が指示されても、メモリセルMCに向かって無駄な電
流が流れることが防止される。
〜DQn,BDQ0〜BDQnは、特に制限されない
が、NMOSトランジスタにより構成され、接続される
相補データ線D0,BD0〜Dn,BDnに対応した列
アドレスデコード信号が上記列デコーダ15より夫々の
ゲートに供給される。例えばローレベルのバーンイン制
御信号Biと、相補データ線D0,BD0を選択する上
記列アドレス信号Amが上記列デコーダ15に供給され
た場合は、列選択トランジスタDQ0,BDQ0がオン
状態とされ、相補データ線D0,BD0だけが選択され
る。またハイレベルのバーンイン制御信号Biが上記列
デコーダ15に供給された場合は、上記全ての列選択ト
ランジスタDQ0〜DQn,BDQ0〜BDQnがオフ
状態とされる。このときデータ書込み動作が指示されて
入出力装置17の書込みアンプによって相補コモンデー
タ線CD,BCDが駆動された場合でも、全ての上記相
補データ線D0,BD0〜Dn,BDnは選択されな
い。これにより擬似バーンインモードのときに書込み動
作が指示されても、メモリセルMCに向かって無駄な電
流が流れることが防止される。
【0042】図6に本実施例におけるSRAMの擬似バ
ーンインモードの一例タイムチャートが示される。本実
施例のSRAMにおいては上記パワースイッチトランジ
スタQPBによって行メインデコーダ14内部の電流経
路が遮断される為、全てのワード線WD0〜WDiがハ
イレベルに駆動された場合でも消費電流ΣIの値は実質
的に増大しない。しかしパワースイッチトランジスタQ
PBを備えない従来のSRAMでは、同図において破線
で示されるように、消費電流ΣIは全てのワード線WD
0〜WDiがハイレベルに駆動されるのと同期して増加
する。
ーンインモードの一例タイムチャートが示される。本実
施例のSRAMにおいては上記パワースイッチトランジ
スタQPBによって行メインデコーダ14内部の電流経
路が遮断される為、全てのワード線WD0〜WDiがハ
イレベルに駆動された場合でも消費電流ΣIの値は実質
的に増大しない。しかしパワースイッチトランジスタQ
PBを備えない従来のSRAMでは、同図において破線
で示されるように、消費電流ΣIは全てのワード線WD
0〜WDiがハイレベルに駆動されるのと同期して増加
する。
【0043】図7には擬似バーンインモードにおいて貫
通電流を防止する上記実施例に係る手段を持たない4M
ビットのSRAMにおいて、上記SRAMを構成する全
てのワード線が選択レベルに駆動された状態における消
費電流ΣIの一例グラフが示される。バーンイン動作時
には約7V〜8Vの電圧をSRAMに印加する。8Vの
電圧が印加された場合に上記SRAMによって消費され
る電流ΣIは、同図に従えば約80Aとなる。上記にお
いて電流ΣIはほとんどワード線を選択的に駆動するレ
シオ回路内に発生する貫通電流によって消費される。従
って擬似バーンインモードのときに不要な電流を遮断す
る本実施例のSRAMでは、上記消費電流ΣIは無視し
得る小さい値となる。
通電流を防止する上記実施例に係る手段を持たない4M
ビットのSRAMにおいて、上記SRAMを構成する全
てのワード線が選択レベルに駆動された状態における消
費電流ΣIの一例グラフが示される。バーンイン動作時
には約7V〜8Vの電圧をSRAMに印加する。8Vの
電圧が印加された場合に上記SRAMによって消費され
る電流ΣIは、同図に従えば約80Aとなる。上記にお
いて電流ΣIはほとんどワード線を選択的に駆動するレ
シオ回路内に発生する貫通電流によって消費される。従
って擬似バーンインモードのときに不要な電流を遮断す
る本実施例のSRAMでは、上記消費電流ΣIは無視し
得る小さい値となる。
【0044】本実施例によれば以下の作用効果がある。
通常モードにおけるワード線WD0〜WDiを選択的に
駆動する動作の高速化を考慮してスイッチングトランジ
スタQN00〜QNi3及びQ0〜Qiと負荷トランジ
スタQP00〜QPi3よりなるレシオ回路をワード線
WD0〜WDi毎に設ける。またパワースイッチトラン
ジスタQPBを設け、擬似バーンインモードのとき上記
負荷トランジスタQP00〜QPi3と電源端子Vcc
との間を遮断する。従って擬似バーンインモードの場合
は、全てのワード線WD0〜WDiが選択されても上記
レシオ回路に貫通電流は流れない。これにより通常モー
ドにおけるワード線WD0〜WDiを選択的に駆動する
動作の高速化と、擬似バーンインモードにおける全ての
ワード線WD0〜WDiを一括選択する場合の消費電流
の低減が両立できる。
通常モードにおけるワード線WD0〜WDiを選択的に
駆動する動作の高速化を考慮してスイッチングトランジ
スタQN00〜QNi3及びQ0〜Qiと負荷トランジ
スタQP00〜QPi3よりなるレシオ回路をワード線
WD0〜WDi毎に設ける。またパワースイッチトラン
ジスタQPBを設け、擬似バーンインモードのとき上記
負荷トランジスタQP00〜QPi3と電源端子Vcc
との間を遮断する。従って擬似バーンインモードの場合
は、全てのワード線WD0〜WDiが選択されても上記
レシオ回路に貫通電流は流れない。これにより通常モー
ドにおけるワード線WD0〜WDiを選択的に駆動する
動作の高速化と、擬似バーンインモードにおける全ての
ワード線WD0〜WDiを一括選択する場合の消費電流
の低減が両立できる。
【0045】また擬似バーンインモードの場合、供給さ
れる行アドレス信号Aiに拘らず全ての行アドレスデコ
ード信号DWL00〜DWLi3及びMW0〜MWiが
行プリデコーダ12によって選択レベルにされる。これ
により全てのスイッチングトランジスタQN00〜QN
i3及びQ0〜Qiがオン状態にされ、全てのインバー
タINV0〜INViにローレベルの接地電圧が供給さ
れる。従って擬似バーンインモードのときは、上記レシ
オ回路内に貫通電流が流れなくても全てのワード線WD
0〜WDiが選択レベルに駆動される。これにより低消
費電流で全てのメモリセルMCの選択MOSトランジス
タTr1,Tr2のゲート酸化膜に一括して高電界を印
加することができる。
れる行アドレス信号Aiに拘らず全ての行アドレスデコ
ード信号DWL00〜DWLi3及びMW0〜MWiが
行プリデコーダ12によって選択レベルにされる。これ
により全てのスイッチングトランジスタQN00〜QN
i3及びQ0〜Qiがオン状態にされ、全てのインバー
タINV0〜INViにローレベルの接地電圧が供給さ
れる。従って擬似バーンインモードのときは、上記レシ
オ回路内に貫通電流が流れなくても全てのワード線WD
0〜WDiが選択レベルに駆動される。これにより低消
費電流で全てのメモリセルMCの選択MOSトランジス
タTr1,Tr2のゲート酸化膜に一括して高電界を印
加することができる。
【0046】擬似バーンインモードによって低い電力消
費量で全てのワード線を一括して選択可能とすること
は、バーンイン専用テスタ以外の装置、例えばウェハプ
ロービングテストにおいて全てのメモリセルMCの選択
MOSトランジスタTr1,Tr2のゲート酸化膜に対
して擬似的にバーンインを行うこともできる。従って上
記ゲート酸化膜に内在される顕在化されない不良をより
早期に検出することが可能となり、SRAMのテストコ
ストが低減できる。
費量で全てのワード線を一括して選択可能とすること
は、バーンイン専用テスタ以外の装置、例えばウェハプ
ロービングテストにおいて全てのメモリセルMCの選択
MOSトランジスタTr1,Tr2のゲート酸化膜に対
して擬似的にバーンインを行うこともできる。従って上
記ゲート酸化膜に内在される顕在化されない不良をより
早期に検出することが可能となり、SRAMのテストコ
ストが低減できる。
【0047】上記パワースイッチトランジスタQPBを
全ての上記レシオ回路を構成する全ての負荷トランジス
タQP00〜QPi3によって共有すれば、行メインデ
コーダ14に唯一設けるだけでよい。従ってパワースイ
ッチトランジスタQPBを複数設ける場合よりも当該S
RAMの回路面積を小さくできる。
全ての上記レシオ回路を構成する全ての負荷トランジス
タQP00〜QPi3によって共有すれば、行メインデ
コーダ14に唯一設けるだけでよい。従ってパワースイ
ッチトランジスタQPBを複数設ける場合よりも当該S
RAMの回路面積を小さくできる。
【0048】また、データ線負荷回路FQ0〜FQnを
構成するPMOSトランジスタQ10,Q12は、バー
ンイン制御信号Biがハイレベルのときオフ状態とされ
る。従って擬似バーンインモードのときにデータ線D
0,BD0〜Dn,BDnからメモリセルMCへ向けて
流れる貫通電流の経路が遮断され、電流消費を更に低減
できる。
構成するPMOSトランジスタQ10,Q12は、バー
ンイン制御信号Biがハイレベルのときオフ状態とされ
る。従って擬似バーンインモードのときにデータ線D
0,BD0〜Dn,BDnからメモリセルMCへ向けて
流れる貫通電流の経路が遮断され、電流消費を更に低減
できる。
【0049】更に擬似バーンインモードの場合は、全て
の列選択スイッチトランジスタDQ0,BDQ0〜DQ
n,BQDnがオフ状態とされる。従ってこのときに書
込み動作が指示されていても、入出力回路17より相補
コモンデータ線CD,BCDを介してメモリセルMCに
無駄な電流が流れることが防止される。これにより擬似
バーンインモードのときの電流消費を一層低減すること
ができる。
の列選択スイッチトランジスタDQ0,BDQ0〜DQ
n,BQDnがオフ状態とされる。従ってこのときに書
込み動作が指示されていても、入出力回路17より相補
コモンデータ線CD,BCDを介してメモリセルMCに
無駄な電流が流れることが防止される。これにより擬似
バーンインモードのときの電流消費を一層低減すること
ができる。
【0050】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0051】例えば、SRAMの構成は本実施例に限定
されない。またパワースイッチトランジスタの個数や、
1個のパワースイッチトランジスタに接続される負荷ト
ランジスタの数も本実施例に限定されない。更にパワー
スイッチトランジスタはPチャネル型MOSトランジス
タに限定されず、ゲートに供給されるバーンイン制御信
号を逆相信号としてNチャネル型MOSトランジスタで
構成しても良い。
されない。またパワースイッチトランジスタの個数や、
1個のパワースイッチトランジスタに接続される負荷ト
ランジスタの数も本実施例に限定されない。更にパワー
スイッチトランジスタはPチャネル型MOSトランジス
タに限定されず、ゲートに供給されるバーンイン制御信
号を逆相信号としてNチャネル型MOSトランジスタで
構成しても良い。
【0052】更に、データ線負荷トランジスタの動作も
本実施例に限定されず、例えば通常モードにおいてはチ
ップ選択信号により動作制御され、擬似バーンインモー
ドにおいては上記チップ選択信号に拘らずオフ状態とさ
れるものであっても良い。
本実施例に限定されず、例えば通常モードにおいてはチ
ップ選択信号により動作制御され、擬似バーンインモー
ドにおいては上記チップ選択信号に拘らずオフ状態とさ
れるものであっても良い。
【0053】擬似バーンインモードの指示も、例えばT
TLレベルのような外部信号レベルの信号をバーンイン
制御回路に供給する本実施例に限定されない。例えばM
OSレベルのような内部信号レベルの信号を、バーンイ
ン制御回路を介さずに直接行アドレスデコーダ等に供給
して指示しても良い。
TLレベルのような外部信号レベルの信号をバーンイン
制御回路に供給する本実施例に限定されない。例えばM
OSレベルのような内部信号レベルの信号を、バーンイ
ン制御回路を介さずに直接行アドレスデコーダ等に供給
して指示しても良い。
【0054】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
Mに適用した場合について説明したが、本発明はそれに
限定されず、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リやエレクトリカリ・イレーザブル・プログラマブル・
リード・オンリ・メモリ等の半導体記憶装置や、マイク
ロコンピュータ等の半導体集積回路のオンチップメモリ
等にも適用して有効な技術である。
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
Mに適用した場合について説明したが、本発明はそれに
限定されず、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リやエレクトリカリ・イレーザブル・プログラマブル・
リード・オンリ・メモリ等の半導体記憶装置や、マイク
ロコンピュータ等の半導体集積回路のオンチップメモリ
等にも適用して有効な技術である。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0056】即ち、擬似バーンインテスト制御信号の状
態に基づき、ワード線を選択的に駆動する為のレシオ回
路に一切の貫通電流を流さすことなく全てのワード線を
選択レベルに駆動することにより、全てのメモリセルの
選択MOSトランジスタのゲート酸化膜に一括して高電
界を印加する場合の電力消費量を低減できる。従ってウ
ェハプロービングテストに使用するテスタのように電流
供給能力の比較的小さな装置、換言すればバーンイン専
用テスタ以外の装置でもメモリセルの選択MOSトラン
ジスタのゲート酸化膜に対して擬似的にバーンインを行
うことが可能となる。これにより半導体記憶装置のテス
トコストが低減できる。
態に基づき、ワード線を選択的に駆動する為のレシオ回
路に一切の貫通電流を流さすことなく全てのワード線を
選択レベルに駆動することにより、全てのメモリセルの
選択MOSトランジスタのゲート酸化膜に一括して高電
界を印加する場合の電力消費量を低減できる。従ってウ
ェハプロービングテストに使用するテスタのように電流
供給能力の比較的小さな装置、換言すればバーンイン専
用テスタ以外の装置でもメモリセルの選択MOSトラン
ジスタのゲート酸化膜に対して擬似的にバーンインを行
うことが可能となる。これにより半導体記憶装置のテス
トコストが低減できる。
【0057】擬似バーンインテスト制御信号が非活性化
レベルの場合は、ワード線の選択はレシオ回路の動作を
介して行われる。従って通常のワード線を選択的に駆動
する動作に影響を与えることなく、全てのメモリセルの
選択MOSトランジスタのゲート酸化膜に一括して高電
界を印加するときの消費電流が低減できる。
レベルの場合は、ワード線の選択はレシオ回路の動作を
介して行われる。従って通常のワード線を選択的に駆動
する動作に影響を与えることなく、全てのメモリセルの
選択MOSトランジスタのゲート酸化膜に一括して高電
界を印加するときの消費電流が低減できる。
【0058】レシオ回路に対し選択的に動作電流を供給
する為のパワースイッチトランジスタを全てのレシオ回
路に共有させることにより、上記パワースイッチトラン
ジスタの追加による当該半導体記憶装置の回路規模の拡
大若しくはチップ面積の拡大を最小限に抑えることがで
きる。
する為のパワースイッチトランジスタを全てのレシオ回
路に共有させることにより、上記パワースイッチトラン
ジスタの追加による当該半導体記憶装置の回路規模の拡
大若しくはチップ面積の拡大を最小限に抑えることがで
きる。
【0059】また、上記擬似バーンインテスト制御信号
が活性化レベルの場合、夫々のデータ線に設けられたデ
ータ線負荷トランジスタをオフ状態とすることにより、
当該データ線負荷トランジスタを介して無駄に電流がデ
ータ線へ流れるのを防止することができる。
が活性化レベルの場合、夫々のデータ線に設けられたデ
ータ線負荷トランジスタをオフ状態とすることにより、
当該データ線負荷トランジスタを介して無駄に電流がデ
ータ線へ流れるのを防止することができる。
【0060】更に、上記擬似バーンインテスト制御信号
が活性化レベルの場合、列アドレスデコーダは列アドレ
ス信号に拘らず全ての列アドレスデコード信号を非選択
レベルに強制する。従って全ての列選択スイッチトラン
ジスタがオフ状態とされ、このとき書込み動作が指示さ
れていても入出力装置の書込み回路からデータ線へ無駄
な電流が流れない。これにより上記擬似バーンイン時の
消費電流を一層低減することが可能となる。
が活性化レベルの場合、列アドレスデコーダは列アドレ
ス信号に拘らず全ての列アドレスデコード信号を非選択
レベルに強制する。従って全ての列選択スイッチトラン
ジスタがオフ状態とされ、このとき書込み動作が指示さ
れていても入出力装置の書込み回路からデータ線へ無駄
な電流が流れない。これにより上記擬似バーンイン時の
消費電流を一層低減することが可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係るSRAMの行メインデ
コーダのブロック図である。
コーダのブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係るSRAMの一例ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】本発明の一実施例に係るSRAMの行メインデ
コーダの別の一例ブロック図である。
コーダの別の一例ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係るSRAMのメモリセル
の一例回路図である。
の一例回路図である。
【図5】本発明者によってバーンイン実施時における問
題点が発見されたSRAMの行メインデコーダの一例ブ
ロック図である。
題点が発見されたSRAMの行メインデコーダの一例ブ
ロック図である。
【図6】図2に示されるSRAMの擬似バーンインモー
ドを説明する一例タイムチャートである。
ドを説明する一例タイムチャートである。
【図7】図5に示されるSRAMの全てのワード線が選
択された場合の電源電圧に対する消費電流の変化の一例
説明図である。
択された場合の電源電圧に対する消費電流の変化の一例
説明図である。
BT 擬似バーンインテスト制御信号 Bi バーンイン制御信号 INV0〜INVi インバータ QN00〜QNi3 スイッチングトランジスタ Q0〜Qi スイッチングトランジスタ QP00〜QPi3 負荷トランジスタ QPB パワースイッチトランジスタ WD0〜WDi ワード線 DWL00〜DWLi3 第1の行アドレスデコード信
号 MW0〜MWi 第2の行アドレスデコード信号 10 バーンイン制御回路 12 行プリデコーダ 14 行メインデコーダ 15 列デコーダ Ai 行アドレス信号 Am 列アドレス信号 D0〜Dn,BD0〜BDn 相補データ線 FQ0〜FQn データ線負荷回路 DQ0〜DQn,BDQ0〜BDQn 列選択トランジ
スタ MC メモリセル Tr1,Tr2 選択MOSトランジスタ Dr1,Dr2 記憶MOSトランジスタ R1,R2 抵抗 I 貫通電流
号 MW0〜MWi 第2の行アドレスデコード信号 10 バーンイン制御回路 12 行プリデコーダ 14 行メインデコーダ 15 列デコーダ Ai 行アドレス信号 Am 列アドレス信号 D0〜Dn,BD0〜BDn 相補データ線 FQ0〜FQn データ線負荷回路 DQ0〜DQn,BDQ0〜BDQn 列選択トランジ
スタ MC メモリセル Tr1,Tr2 選択MOSトランジスタ Dr1,Dr2 記憶MOSトランジスタ R1,R2 抵抗 I 貫通電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8244 27/11 H01L 27/10 381 (72)発明者 渡部 憲佳 北海道亀田郡七飯町字中島145番地 日立 北海セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 吉崎 和夫 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のデータ線と複数のワード線との交
差位置にメモリセルが配置されて成るメモリセルアレイ
と、 夫々のワード線に1対1対応で設けられ、一対の動作電
源の間に設けられた負荷トランジスタとスイッチングト
ランジスタとの直列結合点の電圧を入力に受けて対応す
るワード線を駆動する為の駆動回路と、 ワード線を選択する為の行アドレス信号をデコードし
て、上記夫々のスイッチングトランジスタの制御端子に
供給されるべき行アドレスデコード信号を形成すると共
に、外部から供給される擬似バーンインテスト制御信号
の所定の状態では行アドレス信号に拘らず全ての行アド
レスデコード信号を選択レベルに強制する行アドレスデ
コーダと、 上記擬似バーンインテスト制御信号の上記所定の状態に
同期して夫々の負荷トランジスタへの電源の供給を停止
させるパワースイッチトランジスタと、 を備えて成るものであることを特徴とする半導体記憶装
置。 - 【請求項2】 複数のデータ線と複数のワード線との交
差位置にメモリセルが配置されて成るメモリセルアレイ
と、 夫々のワード線に1対1対応で設けられ、一対の動作電
源の間に設けられた負荷トランジスタと第1のスイッチ
ングトランジスタとの直列結合点の電圧を入力に受けて
対応するワード線を駆動する為の駆動回路と、 複数個の第1のスイッチングトランジスタを夫々1単位
として各別に一方の動作電源に接続する複数個の第2の
スイッチングトランジスタと、 ワード線を選択する為の行アドレス信号をデコードし
て、上記各単位毎に共通であって夫々の単位を構成する
第1のスイッチングトランジスタの制御端子に各別に供
給されるべき第1の行アドレスデコード信号と、上記夫
々の第2のスイッチングトランジスタの制御端子に各別
に供給されるべき第2の行アドレスデコード信号とを形
成すると共に、外部から供給される擬似バーンインテス
ト制御信号の上記所定の状態では行アドレス信号に拘ら
ず上記全ての第1及び第2の行アドレスデコード信号を
選択レベルに強制する行アドレスデコーダと、 上記擬似バーンインテスト制御信号の所定の状態に同期
して夫々の負荷トランジスタへの電源の供給を停止させ
るパワースイッチトランジスタと、 を備えて成るものであることを特徴とする半導体記憶装
置。 - 【請求項3】 上記パワースイッチトランジスタは全て
の負荷トランジスタが共有するトランジスタであること
を特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 擬似バーンインテスト制御信号の上記所
定の状態に同期してオフ状態に制御されるデータ線負荷
トランジスタが夫々のデータ線に設けられて成るもので
あることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載
の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 夫々のデータ線と共通データ線との間に
各別に設けられ、両者を選択的に導通させる為の列選択
スイッチトランジスタと、 データ線を選択する為の列アドレス信号をデコードし
て、上記夫々の列選択スイッチトランジスタの制御端子
に供給されるべき列アドレスデコード信号を形成すると
共に、外部から供給される擬似バーンインテスト制御信
号の上記所定の状態では列アドレス信号に拘らず全ての
列アドレスでコード信号を列選択スイッチトランジスタ
の非選択レベルに強制する列アドレスデコーダと、 を設けて成るものであることを特徴とする請求項1乃至
4の何れか1項記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09564694A JP3220326B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09564694A JP3220326B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07282598A true JPH07282598A (ja) | 1995-10-27 |
JP3220326B2 JP3220326B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=14143276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09564694A Expired - Fee Related JP3220326B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220326B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5936910A (en) * | 1997-07-25 | 1999-08-10 | Nec Corporation | Semiconductor memory device having burn-in test function |
US6714478B2 (en) | 2002-02-21 | 2004-03-30 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor memory device having divided word line structure |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP09564694A patent/JP3220326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5936910A (en) * | 1997-07-25 | 1999-08-10 | Nec Corporation | Semiconductor memory device having burn-in test function |
US6714478B2 (en) | 2002-02-21 | 2004-03-30 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor memory device having divided word line structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3220326B2 (ja) | 2001-10-22 |
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