JPH0660286B2 - 油性ペースト組成物 - Google Patents
油性ペースト組成物Info
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- JPH0660286B2 JPH0660286B2 JP1035836A JP3583689A JPH0660286B2 JP H0660286 B2 JPH0660286 B2 JP H0660286B2 JP 1035836 A JP1035836 A JP 1035836A JP 3583689 A JP3583689 A JP 3583689A JP H0660286 B2 JPH0660286 B2 JP H0660286B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、飽和炭化水素油を主成分として成り、透明性
が良好でべたつき感もない油性ペースト組成物、および
それを含有する化粧品材料、艶出し材料に関する。
が良好でべたつき感もない油性ペースト組成物、および
それを含有する化粧品材料、艶出し材料に関する。
[従来の技術] 従来から飽和炭化水素油をペースト化した組成物が多く
の産業分野で使用されているが、この油性ペースト組成
物を製造する際には、飽和炭化水素油に増粘化剤を配合
することが必要である。
の産業分野で使用されているが、この油性ペースト組成
物を製造する際には、飽和炭化水素油に増粘化剤を配合
することが必要である。
この場合の増粘化剤のうち、有機系の増粘化剤として
は、例えば、デキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪
酸エステル、D−ソルビトール−ベンズアルデヒド縮合
物などが使用され、また、無機系の増粘化剤としては、
有機変性鉱物が使用されている。
は、例えば、デキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪
酸エステル、D−ソルビトール−ベンズアルデヒド縮合
物などが使用され、また、無機系の増粘化剤としては、
有機変性鉱物が使用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記したような有機系増粘化剤を配合し
て成る油性ペースト組成物は、べたつき感があるため使
用感に劣るという問題がある。また、無機系の増粘化剤
を配合したものは、透明性が失なわれるとともに、滑ら
かさも乏しく使用時にざらつき感があり、更には経時変
化して飽和炭化水素油を分離排出し保存安定性に欠ける
という問題がある。
て成る油性ペースト組成物は、べたつき感があるため使
用感に劣るという問題がある。また、無機系の増粘化剤
を配合したものは、透明性が失なわれるとともに、滑ら
かさも乏しく使用時にざらつき感があり、更には経時変
化して飽和炭化水素油を分離排出し保存安定性に欠ける
という問題がある。
本発明の目的は、飽和炭化水素油を主成分とする油性ペ
ースト組成物において、発生していた上記の問題を解消
した新規な油性ペースト組成物を提供することにある。
ースト組成物において、発生していた上記の問題を解消
した新規な油性ペースト組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、後述する特定の条件下で得られた3次元
構造を含む重合体から成る重合生成物と飽和炭化水素油
とから、前記目的を達成し得る油性ペースト組成物を開
発するに至った。
構造を含む重合体から成る重合生成物と飽和炭化水素油
とから、前記目的を達成し得る油性ペースト組成物を開
発するに至った。
すなわち、本発明は、 (イ)下記(A)のオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンと下記(B)のオルガノポリシロキサンとを、これら
(A)および(B)の合計量100重量部に対し、下記
(C)の飽和炭化水素油および下記(D)の低粘度シリ
コーン油から選ばれる少なくとも1種10〜1000重量部の
存在下において付加重合させて得られた重合生成物100
重量部、ならびに、 (ロ)下記(C)の飽和炭化水素油10〜1000重量部を含有
してなる混合物を、剪断力下で混練することによって得
られる油性ペースト組成物を提供するものである。
ンと下記(B)のオルガノポリシロキサンとを、これら
(A)および(B)の合計量100重量部に対し、下記
(C)の飽和炭化水素油および下記(D)の低粘度シリ
コーン油から選ばれる少なくとも1種10〜1000重量部の
存在下において付加重合させて得られた重合生成物100
重量部、ならびに、 (ロ)下記(C)の飽和炭化水素油10〜1000重量部を含有
してなる混合物を、剪断力下で混練することによって得
られる油性ペースト組成物を提供するものである。
(A):HSiO1.5単位、RSiO1.5単位、RHSiO単位、R2SiO単
位、R2HSiO0.5単位及びR3SiO0.5単位からなる群より選
ばれる少なくとも一種(Rは、脂肪族不飽和基を除く、
置換もしくは非置換の一価炭化水素基である)で構成さ
れ、分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を平均1.
5個以上含有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ン。
位、R2HSiO0.5単位及びR3SiO0.5単位からなる群より選
ばれる少なくとも一種(Rは、脂肪族不飽和基を除く、
置換もしくは非置換の一価炭化水素基である)で構成さ
れ、分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を平均1.
5個以上含有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ン。
(B):(R1)SiO1.5単位、RSiO1.5単位、(R1)RSiO単位、R2
SiO単位、R2(R1)SiO0.5単位、R3SiO0.5単位からなる群
より選ばれる少なくとも一種(Rは前記の通りであり、
R1は脂肪族不飽和基である)で構成され、分子中に、ケ
イ素原子に結合した脂肪族不飽和基を平均で1.5個以上
含有するオルガノポリシロキサン。
SiO単位、R2(R1)SiO0.5単位、R3SiO0.5単位からなる群
より選ばれる少なくとも一種(Rは前記の通りであり、
R1は脂肪族不飽和基である)で構成され、分子中に、ケ
イ素原子に結合した脂肪族不飽和基を平均で1.5個以上
含有するオルガノポリシロキサン。
(C):蒸留温度が70〜360℃の範囲にある液状の飽和炭化
水素油。
水素油。
(D):25℃における粘度が100cSt以下である低粘度シリ
コーン油。
コーン油。
本発明の油性ペースト組成物は、前記(イ)成分の重合
生成物と、前記(ロ)成分の飽和炭化水素油を必須の成
分として構成される。
生成物と、前記(ロ)成分の飽和炭化水素油を必須の成
分として構成される。
まず、重合生成物は、前記(A)および前記(B)の反
応性オルガノポリシロキサンを、前記(C)の飽和炭化
水素油および前記(D)の低粘度シリコーン油から選ば
れる少なくとも1種の存在下において、付加重合せしめ
て得られる重合生成物であって、3次元架橋構造を有す
る重合体と、その内部に包蔵されている前記(C)、前
記(D)または両者の混合油とから成る。
応性オルガノポリシロキサンを、前記(C)の飽和炭化
水素油および前記(D)の低粘度シリコーン油から選ば
れる少なくとも1種の存在下において、付加重合せしめ
て得られる重合生成物であって、3次元架橋構造を有す
る重合体と、その内部に包蔵されている前記(C)、前
記(D)または両者の混合油とから成る。
この重合生成物の製造に用いられる(A)のオルガノハ
イドロジエンポリシロキサンは、HSiO1.5単位,RSiO1.5
単位,RHSiO単位,R2SiO単位,R2SiO0.5単位及び/又は
R3SiO0.5単位で構成されている。
イドロジエンポリシロキサンは、HSiO1.5単位,RSiO1.5
単位,RHSiO単位,R2SiO単位,R2SiO0.5単位及び/又は
R3SiO0.5単位で構成されている。
ここで、上記した各単位におけるRは、脂肪族不飽和基
を除く置換もしくは非置換の一価炭化水素基であり、例
えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキル
基;フェニル、トリル等のアリール基;シクロヘキシル
のようなシクロアルキル基などの一価炭化水素基、なら
びに、これら一価炭化水素基が有する1または2以上の
水素原子が塩素、臭素、フッ素等のハロゲン原子もしく
はシアノ基等によって置換された置換炭化水素基、例え
ば、γ−トリフルオロピロピル基、クロロメチル基など
をあげることができる。
を除く置換もしくは非置換の一価炭化水素基であり、例
えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキル
基;フェニル、トリル等のアリール基;シクロヘキシル
のようなシクロアルキル基などの一価炭化水素基、なら
びに、これら一価炭化水素基が有する1または2以上の
水素原子が塩素、臭素、フッ素等のハロゲン原子もしく
はシアノ基等によって置換された置換炭化水素基、例え
ば、γ−トリフルオロピロピル基、クロロメチル基など
をあげることができる。
この(A)のオルガノハイドロジエンポリシロキサン
は、直鎖状、分岐状、環状のいずれでってもよいが、後
述する重合生成物を得るための合成反応を円滑に進める
ためには、直鎖状であることが好ましい。
は、直鎖状、分岐状、環状のいずれでってもよいが、後
述する重合生成物を得るための合成反応を円滑に進める
ためには、直鎖状であることが好ましい。
また、この(A)のオルガノハイドロジエンポリシロキ
サンは、1分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を
平均で1.5個以上、好ましくは2〜5個含有するもので
ある。また、このケイ素原子に結合した水素原子の、前
記オルガノハイドロジエンポリシロキサン分子中におけ
る割合は、ケイ素原子に結合した水素原子および有機基
の合計に対し、通常、0.5〜50モル%、とくに1〜20モ
ル%であることが好ましい。
サンは、1分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を
平均で1.5個以上、好ましくは2〜5個含有するもので
ある。また、このケイ素原子に結合した水素原子の、前
記オルガノハイドロジエンポリシロキサン分子中におけ
る割合は、ケイ素原子に結合した水素原子および有機基
の合計に対し、通常、0.5〜50モル%、とくに1〜20モ
ル%であることが好ましい。
この(A)に含まれる有機基としては、前記Rとして表
現したものが種々可能であるが、好ましくは、メチル基
であり、とくにRの50モル%以上がメチル基であること
が好ましい。
現したものが種々可能であるが、好ましくは、メチル基
であり、とくにRの50モル%以上がメチル基であること
が好ましい。
上記(A)のオルガノハイドロジエンポリシロキサンの
例の代表例なものとしては、次式: [(CH3)3SiO0.5]a[(CH3)2HSiO0.5]b [(CH3)2SiO]c[CH3HSiO]d(ここで、aおよびbは、a+
b=2の関係を満足する0,1または2の整数であり、c
は0〜500の整数、dは0〜50の整数である)で示され
るものをあげることができる。
例の代表例なものとしては、次式: [(CH3)3SiO0.5]a[(CH3)2HSiO0.5]b [(CH3)2SiO]c[CH3HSiO]d(ここで、aおよびbは、a+
b=2の関係を満足する0,1または2の整数であり、c
は0〜500の整数、dは0〜50の整数である)で示され
るものをあげることができる。
つぎに、(B)のオルガノポリシロキサンは、(R1)SiO
1.5単位、RSiO1.5単位、、(R1)RSiO単位、R2SiO単位、R
2(R1)SiO0.5単位及び/又はR3SiO0.5単位で構成され、
1分子中に、ケイ素原子に結合した脂肪族不飽和基を平
均で1.5個以上、好ましくは2〜5個含有する脂肪族不
飽和基含有オルガノポリシロキサンである。ここで、脂
肪族不飽和基R1としては、例えば、ビニル基、アリル基
をあげることができるが、一般には、ビニル基であるこ
とが好ましい。
1.5単位、RSiO1.5単位、、(R1)RSiO単位、R2SiO単位、R
2(R1)SiO0.5単位及び/又はR3SiO0.5単位で構成され、
1分子中に、ケイ素原子に結合した脂肪族不飽和基を平
均で1.5個以上、好ましくは2〜5個含有する脂肪族不
飽和基含有オルガノポリシロキサンである。ここで、脂
肪族不飽和基R1としては、例えば、ビニル基、アリル基
をあげることができるが、一般には、ビニル基であるこ
とが好ましい。
この(B)のオルガノポリシロキサンとしては、例え
ば、(CH2=CH)SiO1.5単位,RSiO1.5単位, R(CH2=CH)SiO単位,R2SiO単位,R2(CH2=CH)SiO0.5単
位,R3SiO0.5単位(ここで、Rは前記したと同じ意味を
有する)等で構成されるものをあげることができる。
ば、(CH2=CH)SiO1.5単位,RSiO1.5単位, R(CH2=CH)SiO単位,R2SiO単位,R2(CH2=CH)SiO0.5単
位,R3SiO0.5単位(ここで、Rは前記したと同じ意味を
有する)等で構成されるものをあげることができる。
(B)のオルガノポリシロキサンの分子構造は、直鎖
状、分岐状、環状のいずれであってもよいが、重合生成
物の合成反応を円滑に進めるためには、直鎖状であるこ
とが好ましい。
状、分岐状、環状のいずれであってもよいが、重合生成
物の合成反応を円滑に進めるためには、直鎖状であるこ
とが好ましい。
また、脂肪族不飽和基、例えばビニル基の含有量は、ケ
イ素原子に結合した有機基のうち0.5〜50モル%、とく
に1〜20モル%であることが好ましい。この脂肪族不飽
和基以外の有機基の好ましいものは、例えば、メチル基
であり、とくに他の有機基の50モル%以上がメチル基で
あることが好ましい。
イ素原子に結合した有機基のうち0.5〜50モル%、とく
に1〜20モル%であることが好ましい。この脂肪族不飽
和基以外の有機基の好ましいものは、例えば、メチル基
であり、とくに他の有機基の50モル%以上がメチル基で
あることが好ましい。
上記(B)のオルガノポリシロキサンの代表的な例とし
ては、次式: [(CH2=CH)(CH3)2SiO0.5]e[(CH3)3SiO0.5]f [(CH3)2SiO]g[(CH2=CH)CH3SiO]h(ここで、eおよびf
は、e+fは=2を満足する0,1または2の整数であ
り、gは0〜500の整数、hは0〜50の整数を表わす)
で示されるメチルビニルポリシロキサンをあげることが
できる。これは混合物であってもよい。
ては、次式: [(CH2=CH)(CH3)2SiO0.5]e[(CH3)3SiO0.5]f [(CH3)2SiO]g[(CH2=CH)CH3SiO]h(ここで、eおよびf
は、e+fは=2を満足する0,1または2の整数であ
り、gは0〜500の整数、hは0〜50の整数を表わす)
で示されるメチルビニルポリシロキサンをあげることが
できる。これは混合物であってもよい。
上記したように、(A)のオルガノハイドロジエンポリ
シロキサンおよび(B)のオルガノポリシロキサンのい
ずれにおいても1分子中において、それぞれの反応性基
である水素原子または脂肪族不飽和基のケイ素原子への
結合数は平均で1.5個以上であることが必要であるが、
このいずれか一方でも1.5個未満である場合は、付加重
合により得られた重合体中における3次元架橋構造の形
成が困難となり、その結果、得られた(イ)の重合生成
物の増粘性、ひいては目的とする油性ペースト組成物へ
の増粘効果が不充分になる。
シロキサンおよび(B)のオルガノポリシロキサンのい
ずれにおいても1分子中において、それぞれの反応性基
である水素原子または脂肪族不飽和基のケイ素原子への
結合数は平均で1.5個以上であることが必要であるが、
このいずれか一方でも1.5個未満である場合は、付加重
合により得られた重合体中における3次元架橋構造の形
成が困難となり、その結果、得られた(イ)の重合生成
物の増粘性、ひいては目的とする油性ペースト組成物へ
の増粘効果が不充分になる。
また、これらの反応性基の含有量は(A),(B)それ
ぞれのポリシロキサンにおいて0.5〜50モル%であるこ
とが好ましい。この含有量が50モル%より多い場合は、
得られる重合体は硬く、(C)の飽和炭化水素油、
(D)の低粘度シリコーン油または両者の混合油が3次
元架橋構造の中に包摂されにくくなり、その結果、得ら
れた油性ペースト組成物において上記(C)ないし
(D)の油成分の分離排出が起り、その保存安定性は低
下する。逆に、反応性基の含有量が0.5モル%よりも少
ない場合は、3次元架橋構造の形成が不充分となるた
め、目的とする油性ペースト組成物の調製時に、(イ)
成分の重合生成物の(ロ)成分でる(C)の飽和炭化水
素油への溶解性が高まることになり、その結果、得られ
た油性ペースト組成物に充分な粘性を付加することがで
きなくなる。
ぞれのポリシロキサンにおいて0.5〜50モル%であるこ
とが好ましい。この含有量が50モル%より多い場合は、
得られる重合体は硬く、(C)の飽和炭化水素油、
(D)の低粘度シリコーン油または両者の混合油が3次
元架橋構造の中に包摂されにくくなり、その結果、得ら
れた油性ペースト組成物において上記(C)ないし
(D)の油成分の分離排出が起り、その保存安定性は低
下する。逆に、反応性基の含有量が0.5モル%よりも少
ない場合は、3次元架橋構造の形成が不充分となるた
め、目的とする油性ペースト組成物の調製時に、(イ)
成分の重合生成物の(ロ)成分でる(C)の飽和炭化水
素油への溶解性が高まることになり、その結果、得られ
た油性ペースト組成物に充分な粘性を付加することがで
きなくなる。
更に好ましい態様は、(A)のオルガノハイドロジエン
ポリシロキサンと(B)のオルガノポリシロキサンの少
なくとも一方の反応性基含有量が20モル%より少ない場
合である。この場合には、付加重合によって得られた重
合体の架橋度が好適な状態となり、油性ペースト組成物
の前記した調製時に、(ロ)成分の(C)の飽和炭化水
素油による(イ)成分の重合生成物の膨潤が良好に進行
して、得られた油性ペースト組成物における(C)の飽
和炭化水素油の分離排出は起りにくくなりその保存安定
性が向上する。
ポリシロキサンと(B)のオルガノポリシロキサンの少
なくとも一方の反応性基含有量が20モル%より少ない場
合である。この場合には、付加重合によって得られた重
合体の架橋度が好適な状態となり、油性ペースト組成物
の前記した調製時に、(ロ)成分の(C)の飽和炭化水
素油による(イ)成分の重合生成物の膨潤が良好に進行
して、得られた油性ペースト組成物における(C)の飽
和炭化水素油の分離排出は起りにくくなりその保存安定
性が向上する。
つぎに、(C)の飽和炭化水素油としては、例えば、リ
グロイン、ミネラルスピリット、ケロシン、イソパラフ
ィン等を挙げることができ、その蒸留温度が70〜360℃
(好ましくは、蒸留温度90〜270℃の範囲にあるもので
あり、常温で液状であれば、単一物、混合物を問わず、
特に限定されるものではない。ただし、皮膚に対する刺
激性が少ないことや塗布表面を侵すことがより少ないこ
とから、特にイソパラフィンの使用が好ましい。イソパ
ラフィンとしては、例えば、アイソパーC、アイソパー
E、アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、アイ
ソパーM(いずれもエクソン化学(株)製の商品名)、
アイソゾール200、アイソゾール300、アイソゾール400
(いずれも日本石油化学(株)の商品名)、IPソルベ
ント1016、IPソルベント1620、IPソルベント2028、
IPソルベント2835(いずれも出光石油化学(株)製の
商品名)、マルガゾールR(丸善石油化学(株)製の商
品名)などをあげることができる。
グロイン、ミネラルスピリット、ケロシン、イソパラフ
ィン等を挙げることができ、その蒸留温度が70〜360℃
(好ましくは、蒸留温度90〜270℃の範囲にあるもので
あり、常温で液状であれば、単一物、混合物を問わず、
特に限定されるものではない。ただし、皮膚に対する刺
激性が少ないことや塗布表面を侵すことがより少ないこ
とから、特にイソパラフィンの使用が好ましい。イソパ
ラフィンとしては、例えば、アイソパーC、アイソパー
E、アイソパーG、アイソパーH、アイソパーL、アイ
ソパーM(いずれもエクソン化学(株)製の商品名)、
アイソゾール200、アイソゾール300、アイソゾール400
(いずれも日本石油化学(株)の商品名)、IPソルベ
ント1016、IPソルベント1620、IPソルベント2028、
IPソルベント2835(いずれも出光石油化学(株)製の
商品名)、マルガゾールR(丸善石油化学(株)製の商
品名)などをあげることができる。
蒸留温度が70℃よりも低いものは、皮膚に対する刺激性
が特に強く、肌荒れ等の問題が生じ、また360℃より高
いものは、揮発性が低いために油分が残留し、べたつき
感が感じられるようになるので、それぞれ本発明に適し
ない。
が特に強く、肌荒れ等の問題が生じ、また360℃より高
いものは、揮発性が低いために油分が残留し、べたつき
感が感じられるようになるので、それぞれ本発明に適し
ない。
(D)の低粘度シリコーン油としては、25℃における粘
度が100cSt以下のものであれば、特に限定されず使用す
ることができる。好ましくは、50cSt以下のものであ
る。この粘度が100cStより高いものは、得られる油性ペ
ースト組成物にべたつき感が感じられるようになる。
度が100cSt以下のものであれば、特に限定されず使用す
ることができる。好ましくは、50cSt以下のものであ
る。この粘度が100cStより高いものは、得られる油性ペ
ースト組成物にべたつき感が感じられるようになる。
(D)の低粘度シリコーン油としては、具体的には、低
重合度で直鎖状または分岐状のメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン、エチルポリシロキサ
ン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニルポリ
シロキサン、環状のオクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン等があげられ、
必要に応じてこれらの1種または2種以上が適宜選択し
て用いられる。なかでも、とくにメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチルポリ
シロキサンは好適である。
重合度で直鎖状または分岐状のメチルポリシロキサン、
メチルフェニルポリシロキサン、エチルポリシロキサ
ン、エチルメチルポリシロキサン、エチルフェニルポリ
シロキサン、環状のオクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン等があげられ、
必要に応じてこれらの1種または2種以上が適宜選択し
て用いられる。なかでも、とくにメチルポリシロキサ
ン、メチルフェニルポリシロキサン、環状ジメチルポリ
シロキサンは好適である。
本発明の油性ペースト組成物における(イ)成分の重合
生成物の製造は、(C)の飽和炭化水素油および(D)
の低粘度シリコーン油から選ばれる少なくとも1種の共
存下で、(A)のオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンと(B)のポリシロキサンとを付加重合せしめること
により行なわれるが、その場合、(C)の飽和炭化水素
油、(D)の低粘度シリコーン油または両者の混合油の
割合は、(A)のオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンと(B)のオルガノポリシロキサンの合計量100重量
部に対し、10〜1000重量部、好ましくは20〜500重量部
の範囲に設定される。
生成物の製造は、(C)の飽和炭化水素油および(D)
の低粘度シリコーン油から選ばれる少なくとも1種の共
存下で、(A)のオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンと(B)のポリシロキサンとを付加重合せしめること
により行なわれるが、その場合、(C)の飽和炭化水素
油、(D)の低粘度シリコーン油または両者の混合油の
割合は、(A)のオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンと(B)のオルガノポリシロキサンの合計量100重量
部に対し、10〜1000重量部、好ましくは20〜500重量部
の範囲に設定される。
この割合が10重量部より少ない場合は、その共存効果
が小さくなり得られた重合体の増粘性は低下し、また、
(ロ)成分の(C)の飽和炭化水素油との剪断力下にお
ける混練時に、得られた油性ペースト組成物の透明性が
失なわれるためである。また、その割合が1000重量部を
超える場合は、(A)のオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンと(B)のオルガノポリシロキサンとの反応率
が低下して充分な増粘性を有する重合生成物が得られな
いからである。
が小さくなり得られた重合体の増粘性は低下し、また、
(ロ)成分の(C)の飽和炭化水素油との剪断力下にお
ける混練時に、得られた油性ペースト組成物の透明性が
失なわれるためである。また、その割合が1000重量部を
超える場合は、(A)のオルガノハイドロジエンポリシ
ロキサンと(B)のオルガノポリシロキサンとの反応率
が低下して充分な増粘性を有する重合生成物が得られな
いからである。
(C)の飽和炭化水素油、(D)の低粘度シリコーン油
または両者の混合油を上記反応時に共存させることによ
り、得られた重合生成物を配合して成る目的の油性ペー
スト組成物は、透明性に優れ、均一で滑らかなペースト
状またはグリース状になるが、更に上記油性分の共存
は、これら油成分が重合生成物合成時における希釈剤と
しての役割を果し、(A)のオルガノハイドロジエンポ
リシロキサンと(B)のオルガノポリシロキサンが付加
重合するときに、充分な3次元架橋構造を保持しながら
重合反応を進行せしめるという効果にも寄与する。この
ようにして得られた重合生成物に、更に(C)の飽和炭
化水素油を配合して、剪断力下で混練すると、この配合
された(C)の飽和炭化水素油は、容易に、重合生成物
の3次元架橋構造の内部空間に侵入し、前記重合生成物
を膨潤せしめるため、透明性に優れ、均一で滑らかな油
性ペースト組成物を得ることができるのである。
または両者の混合油を上記反応時に共存させることによ
り、得られた重合生成物を配合して成る目的の油性ペー
スト組成物は、透明性に優れ、均一で滑らかなペースト
状またはグリース状になるが、更に上記油性分の共存
は、これら油成分が重合生成物合成時における希釈剤と
しての役割を果し、(A)のオルガノハイドロジエンポ
リシロキサンと(B)のオルガノポリシロキサンが付加
重合するときに、充分な3次元架橋構造を保持しながら
重合反応を進行せしめるという効果にも寄与する。この
ようにして得られた重合生成物に、更に(C)の飽和炭
化水素油を配合して、剪断力下で混練すると、この配合
された(C)の飽和炭化水素油は、容易に、重合生成物
の3次元架橋構造の内部空間に侵入し、前記重合生成物
を膨潤せしめるため、透明性に優れ、均一で滑らかな油
性ペースト組成物を得ることができるのである。
付加重合に供される(A)のオルガノハイドロジエンポ
リシロキサンと(B)のオルガノポリシロキンとの割合
は、(A)が有するケイ素原子に結合した水素原子/
(B)が有するケイ素原子に結合した脂肪族不飽和基で
示されるモル比が、1/3〜3/1の範囲にあることが好まし
く、とくに1/2〜2/1の範囲にあることが好ましい。この
モル比が大きすぎても、また小さすぎても得られた重合
体には、未反応成分(ケイ素原子に結合した水素原子ま
たは脂肪族不飽和基)が残存するため、最終的に得られ
る油性ペースト組成物の保存性が損なわれる。
リシロキサンと(B)のオルガノポリシロキンとの割合
は、(A)が有するケイ素原子に結合した水素原子/
(B)が有するケイ素原子に結合した脂肪族不飽和基で
示されるモル比が、1/3〜3/1の範囲にあることが好まし
く、とくに1/2〜2/1の範囲にあることが好ましい。この
モル比が大きすぎても、また小さすぎても得られた重合
体には、未反応成分(ケイ素原子に結合した水素原子ま
たは脂肪族不飽和基)が残存するため、最終的に得られ
る油性ペースト組成物の保存性が損なわれる。
付加重合は、メタノール、エタノール、2−プロパノー
ル、ブタノール等の脂肪族アルコール;ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素;n−ヘキタン、n
−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族または脂環式炭
化水素;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
トリクロロエタン、トリクロロエチレン、フッ素塩化炭
化水素等のハロゲン化炭化水素のような有機溶媒に可溶
性の白金族金属系触媒、例えば、白金化合物(例えば、
塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸−
ビニルシロキサン錯体など)、同じく前記有機溶媒に可
溶性のパラジウム化合物またはロジウム化合物の触媒の
存在下で、室温または約50〜150℃の加温下において進
めればよい。
ル、ブタノール等の脂肪族アルコール;ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素;n−ヘキタン、n
−ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族または脂環式炭
化水素;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、
トリクロロエタン、トリクロロエチレン、フッ素塩化炭
化水素等のハロゲン化炭化水素のような有機溶媒に可溶
性の白金族金属系触媒、例えば、白金化合物(例えば、
塩化白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸−
ビニルシロキサン錯体など)、同じく前記有機溶媒に可
溶性のパラジウム化合物またはロジウム化合物の触媒の
存在下で、室温または約50〜150℃の加温下において進
めればよい。
これら触媒のうち、とくに好ましいものは、塩化白金
酸;米国特許第3,159,601号、同第3,159,662号、同第3,
775,452号明細書などに記載されているハイドロシリレ
ーション反応に用いられる白金化合物、(例えば、Pt(P
Ph3)3)などがあげられる。これらのうち、例えば、ビニ
ルシロキサンと白金化合物との錯体、更にこれをアルコ
ール変性化したものが好適である。そのなかでもとく
に、特公昭33−9969号公報に記載の塩化白金酸、または
ビニルシロキサンと塩化白金酸との錯体は好ましいもの
である。
酸;米国特許第3,159,601号、同第3,159,662号、同第3,
775,452号明細書などに記載されているハイドロシリレ
ーション反応に用いられる白金化合物、(例えば、Pt(P
Ph3)3)などがあげられる。これらのうち、例えば、ビニ
ルシロキサンと白金化合物との錯体、更にこれをアルコ
ール変性化したものが好適である。そのなかでもとく
に、特公昭33−9969号公報に記載の塩化白金酸、または
ビニルシロキサンと塩化白金酸との錯体は好ましいもの
である。
付加重合の具体的操作は、例えば、(A)のオルガノハ
イドロジエンポリシロキサン、(B)のオルガノポリシ
ロキサン、(C)の飽和炭化水素油、(D)の低粘度シ
リコーン油または両者の混合油のそれぞれの所定量を配
合し、更にここに触媒を添加し、適当な温度で攪拌すれ
ばよい。このことによって容易に、(C)の飽和炭化水
素油に対して不溶であるがしかしこれによって膨潤する
性質を備えた重合体であってその3次元架橋構造の内部
に前記(C)の飽和炭化水素油、(D)の低粘度シリコ
ーン油または両者の混合油が包摂された状態にある重合
生成物を合成することができる。
イドロジエンポリシロキサン、(B)のオルガノポリシ
ロキサン、(C)の飽和炭化水素油、(D)の低粘度シ
リコーン油または両者の混合油のそれぞれの所定量を配
合し、更にここに触媒を添加し、適当な温度で攪拌すれ
ばよい。このことによって容易に、(C)の飽和炭化水
素油に対して不溶であるがしかしこれによって膨潤する
性質を備えた重合体であってその3次元架橋構造の内部
に前記(C)の飽和炭化水素油、(D)の低粘度シリコ
ーン油または両者の混合油が包摂された状態にある重合
生成物を合成することができる。
本発明の油性ペースト組成物は、例えば、上記のように
して製造された重合生成物100重量部に対し、(C)の
飽和炭化水素油10〜1000重量部、好ましくは20〜500重
量部を、剪断力下で混練することによって製造される。
この場合、(C)の飽和炭化水素油の量が10重量部未満
であると、得られた組成物は均一なペースト状またはグ
リース状にならず、また1000重量部を超えると、充分な
増粘性を有する組成物が得られず、同様に良好なペース
ト状またはグリース状にならない。
して製造された重合生成物100重量部に対し、(C)の
飽和炭化水素油10〜1000重量部、好ましくは20〜500重
量部を、剪断力下で混練することによって製造される。
この場合、(C)の飽和炭化水素油の量が10重量部未満
であると、得られた組成物は均一なペースト状またはグ
リース状にならず、また1000重量部を超えると、充分な
増粘性を有する組成物が得られず、同様に良好なペース
ト状またはグリース状にならない。
この混練は剪断力下で行なわれることが必要で、この場
合の剪断力を付与する装置としては、3本ロールミル,
2本ロールミル,コロイドミル,ガウリンホモジナイザ
ーなどを使用できるが、これらのうちでも3本ロールミ
ルを用いることが好ましい。剪断力下で混練することに
より、重合生成物は(C)の飽和炭化水素油によって均
一に膨潤し易い。換言すれば、剪断力下での混練によっ
て、(イ)成分である重合生成物と(ロ)成分である
(C)の飽和炭化水素油との均一化が可能となり、その
結果、飽和炭化水素油を主成分としているにもかかわら
ず、比較的高粘度で、均一で、外観が滑らかなペースト
状またはグリース状の組成物を容易に得ることができる
のである。
合の剪断力を付与する装置としては、3本ロールミル,
2本ロールミル,コロイドミル,ガウリンホモジナイザ
ーなどを使用できるが、これらのうちでも3本ロールミ
ルを用いることが好ましい。剪断力下で混練することに
より、重合生成物は(C)の飽和炭化水素油によって均
一に膨潤し易い。換言すれば、剪断力下での混練によっ
て、(イ)成分である重合生成物と(ロ)成分である
(C)の飽和炭化水素油との均一化が可能となり、その
結果、飽和炭化水素油を主成分としているにもかかわら
ず、比較的高粘度で、均一で、外観が滑らかなペースト
状またはグリース状の組成物を容易に得ることができる
のである。
この剪断力を加えないかまたは剪断力が不充分である混
練の場合には、重合生成物と(C)の飽和炭化水素油は
分離した状態のままで存在し、その結果、得られた組成
物は不均一であり、それ自体が低粘度であって充分な増
粘性は付与されない。更には、膨潤が不充分な重合生成
物が残存するため、得られた組成物はざらついた感触に
なり、外観も滑らかではなくなる。
練の場合には、重合生成物と(C)の飽和炭化水素油は
分離した状態のままで存在し、その結果、得られた組成
物は不均一であり、それ自体が低粘度であって充分な増
粘性は付与されない。更には、膨潤が不充分な重合生成
物が残存するため、得られた組成物はざらついた感触に
なり、外観も滑らかではなくなる。
[実施例] 以下に、本発明の組成物につき実施例をあげて更に詳細
に説明する。なお、これら実施例は本発明を何ら限定す
るものではない。
に説明する。なお、これら実施例は本発明を何ら限定す
るものではない。
実施例中の粘度は25℃における値を示し、また粘度はJI
SK2220に準じて測定した値である。
SK2220に準じて測定した値である。
実施例1 内容積約5のプラネタリーミキサーで、トリメチルシ
リル末端封鎖ジメチルハイドロジエンポリシロキサン
(平均分子量2280、Si-H3.1モル%)900g、ジメチルビ
ニルシリル末端封鎖ジメチルポリシロキサン(平均分子
量930、ビニル基含有量7.7モル%)396g、およびジメ
チルポリシロキサン(粘度6cSt)864gを攪拌混合し
た。得られた混合溶液に、塩化白金酸の2%イソプロパ
ノール溶液0.5gを添加し、70〜80℃で2時間の撹拌を
続けた。白色で柔軟性を備えた粉体が重合生成物として
得られた。
リル末端封鎖ジメチルハイドロジエンポリシロキサン
(平均分子量2280、Si-H3.1モル%)900g、ジメチルビ
ニルシリル末端封鎖ジメチルポリシロキサン(平均分子
量930、ビニル基含有量7.7モル%)396g、およびジメ
チルポリシロキサン(粘度6cSt)864gを攪拌混合し
た。得られた混合溶液に、塩化白金酸の2%イソプロパ
ノール溶液0.5gを添加し、70〜80℃で2時間の撹拌を
続けた。白色で柔軟性を備えた粉体が重合生成物として
得られた。
この重合生成物100重量部と、飽和炭化水素油である
“アイソパーG”(蒸留温度158〜177℃、エクソン化学
(株)製)400重量部とを分散混合したのち、得られた
混合物を3本ロールミルを用いて剪断力下で混練して重
合生成物を膨潤せしめた。外観は無色透明で、粘度が17
000cPの油性ペースト組成物が得られた。
“アイソパーG”(蒸留温度158〜177℃、エクソン化学
(株)製)400重量部とを分散混合したのち、得られた
混合物を3本ロールミルを用いて剪断力下で混練して重
合生成物を膨潤せしめた。外観は無色透明で、粘度が17
000cPの油性ペースト組成物が得られた。
比較例1 比較のために、上記の重合生成物100重量部と“アイソ
パーG”400重量部の混合物を、室温下において、3本
ロールミルに代えてプラネタリーミキサーで2時間撹拌
した。しかし、重合生成物は充分に膨潤せず混合物は2
層分離を起してしまい、均一で感触がなめらかなペース
ト状組成物は得られなかった。
パーG”400重量部の混合物を、室温下において、3本
ロールミルに代えてプラネタリーミキサーで2時間撹拌
した。しかし、重合生成物は充分に膨潤せず混合物は2
層分離を起してしまい、均一で感触がなめらかなペース
ト状組成物は得られなかった。
このように、実施例1では、3本ロールミルを用いて充
分な剪断力を加えることにより、重合生成物は飽和炭化
水素油で均一に膨潤し、増粘性は高く、なめらかな感触
を有するペースト状組成物が得られたが、剪断力を加え
ない比較例1の場合にはそのようなペースト状組成物は
得られなかった。
分な剪断力を加えることにより、重合生成物は飽和炭化
水素油で均一に膨潤し、増粘性は高く、なめらかな感触
を有するペースト状組成物が得られたが、剪断力を加え
ない比較例1の場合にはそのようなペースト状組成物は
得られなかった。
比較例2 プラネタリーミキサーへの仕込み物質を、トリメチルシ
リル末端封鎖ジメチルハイドロジエンポリシロキサン
(平均分子量2280、Si-H3.1モル%)1400g、ジメチル
ビニルシリル末端封鎖ジメチルポリシロキサン(平均分
子量930、ビニル基含有量7.7モル%)616g、および塩
化白金酸の2%イソプロパノール溶液1.0gとしたこと
を除いては、実施例1の場合と同様にして重合生成物を
得た。
リル末端封鎖ジメチルハイドロジエンポリシロキサン
(平均分子量2280、Si-H3.1モル%)1400g、ジメチル
ビニルシリル末端封鎖ジメチルポリシロキサン(平均分
子量930、ビニル基含有量7.7モル%)616g、および塩
化白金酸の2%イソプロパノール溶液1.0gとしたこと
を除いては、実施例1の場合と同様にして重合生成物を
得た。
この重合生成物100重量部と“アイソパーG”400重量部
を、実施例1の場合と同様にして剪断力下で混練し、油
性ペースト組成物を得た。しかし、この組成物は、外観
が白濁しており、その粘度は2000cPであった。
を、実施例1の場合と同様にして剪断力下で混練し、油
性ペースト組成物を得た。しかし、この組成物は、外観
が白濁しており、その粘度は2000cPであった。
このように、重合生成物の製造時に、実施例1で用いた
ような低粘度のジメチルポリシロキサン(粘度6cSt)
を共存させない場合には、得られた油性ペースト組成物
は外観が白濁しており、また増粘性の乏しい組成物にな
ってしまうのである。
ような低粘度のジメチルポリシロキサン(粘度6cSt)
を共存させない場合には、得られた油性ペースト組成物
は外観が白濁しており、また増粘性の乏しい組成物にな
ってしまうのである。
実施例2 仕込材料として、トリメチルシリル末端封鎖ジメチルハ
イドロジエンポリシロキサン(平均分子量2870、Si-H2.
5モル%)320g、ジメチルビニルシリル末端封鎖ジメチ
ルポリシロキサン(平均分子量5000、ビニル基含有量1.
5モル%)616g、飽和炭化水素油(蒸留温度206〜257
℃、日本石油化学(株)製の“アイソゾール400”)936
gを配合し、ここに塩化白金酸の2%イソプロパノール
溶液0.5gを添加した以外は、実施例1と同様にして重
合生成物を得た。
イドロジエンポリシロキサン(平均分子量2870、Si-H2.
5モル%)320g、ジメチルビニルシリル末端封鎖ジメチ
ルポリシロキサン(平均分子量5000、ビニル基含有量1.
5モル%)616g、飽和炭化水素油(蒸留温度206〜257
℃、日本石油化学(株)製の“アイソゾール400”)936
gを配合し、ここに塩化白金酸の2%イソプロパノール
溶液0.5gを添加した以外は、実施例1と同様にして重
合生成物を得た。
この重合生成物100重量部と、上記した“アイソゾール4
00”300重量部とを配合したことを除いては、実施例1
と同様にして油性ペースト組成物を得た。この油性ペー
スト組成物は、外観が無色透明であり、その粘度は1800
0cPであった。
00”300重量部とを配合したことを除いては、実施例1
と同様にして油性ペースト組成物を得た。この油性ペー
スト組成物は、外観が無色透明であり、その粘度は1800
0cPであった。
実施例3 仕込材料として、ジメチルハイドロジエンシリル末端封
鎖ジメチルポリシロキサン(平均分子量2280、Si-H3.1
モル%)150g、トリメチルシリル末端封鎖ジメチルビ
ニルポリシロキサン(平均分子量10800、ビニル基含有
量0.7モル%)786g、およびジメチルポリシロキサン
(粘度6cSt)1404gを配合し、ここに塩化白金酸の2
%イソプロパノール溶液0.5gを添加した以外は、実施
例1と同様にして重合生成物を得た。
鎖ジメチルポリシロキサン(平均分子量2280、Si-H3.1
モル%)150g、トリメチルシリル末端封鎖ジメチルビ
ニルポリシロキサン(平均分子量10800、ビニル基含有
量0.7モル%)786g、およびジメチルポリシロキサン
(粘度6cSt)1404gを配合し、ここに塩化白金酸の2
%イソプロパノール溶液0.5gを添加した以外は、実施
例1と同様にして重合生成物を得た。
この重合生成物100重量部と、飽和炭化水素油として
“IPソルベント1620”(蒸留温度166〜202℃、出光石
油化学(株)製)300重量部とを配合した以外は実施例
1と同様にして油性ペースト組成物を得た。
“IPソルベント1620”(蒸留温度166〜202℃、出光石
油化学(株)製)300重量部とを配合した以外は実施例
1と同様にして油性ペースト組成物を得た。
この油性ペースト組成物は、外観が無色透明で、グリー
ス状であり、未混和稠度390、混和稠度395であった。ま
た、その可視光の透過率を測定したところ、340〜700nm
の波長領域に亘り90%以上の値であった。
ス状であり、未混和稠度390、混和稠度395であった。ま
た、その可視光の透過率を測定したところ、340〜700nm
の波長領域に亘り90%以上の値であった。
実施例4 仕込材料として、トリメチルシリル末端封鎖ジメチルハ
イドロジエンポリシロキサン(平均分子量2280、Si-H3.
1モル%)140g、ジメチルビニルシリル末端封鎖ジメチ
ルポリシロキサン(平均分子量5000、ビニル基含有量1.
5モル%)340g、およびオクタメチルシクロテトラシロ
キサン(粘度2.3cSt)1918gを配合し、ここに塩化白金
酸の2%イソプロパノール溶液0.3gを添加した以外
は、実施例1と同様にして重合生成物を得た。
イドロジエンポリシロキサン(平均分子量2280、Si-H3.
1モル%)140g、ジメチルビニルシリル末端封鎖ジメチ
ルポリシロキサン(平均分子量5000、ビニル基含有量1.
5モル%)340g、およびオクタメチルシクロテトラシロ
キサン(粘度2.3cSt)1918gを配合し、ここに塩化白金
酸の2%イソプロパノール溶液0.3gを添加した以外
は、実施例1と同様にして重合生成物を得た。
この重合生成物100重量部に、飽和炭化水素油として、
“マルカゾールR”(蒸留温度178.5〜181.0℃、丸善石
油化学(株)製)100重量部および“アイソパーH”
(蒸留温度174〜189℃、エクソン化学(株)製)200重
量部を配合した以外は、実施例1と同様にして油性ペー
スト組成物を得た。
“マルカゾールR”(蒸留温度178.5〜181.0℃、丸善石
油化学(株)製)100重量部および“アイソパーH”
(蒸留温度174〜189℃、エクソン化学(株)製)200重
量部を配合した以外は、実施例1と同様にして油性ペー
スト組成物を得た。
この組成物は、外観が無色透明であり、またその粘度は
16000cPtであった。また150℃、30分の加熱減量は95%
を示し、極めて少量のシリコーン重合体で安定な油性ペ
ースト組成物を得ることができることが判明した。
16000cPtであった。また150℃、30分の加熱減量は95%
を示し、極めて少量のシリコーン重合体で安定な油性ペ
ースト組成物を得ることができることが判明した。
実施例5 仕込材料として、トリメチルシリル末端封鎖ジメチルハ
イドロジエンポリシロキサン(平均分子量2280、Si-H3.
1モル%)200g、ジメチルビニルシリル末端封鎖ジメチ
ルポリシロキサン(平均分子量5000、ビニル基含有量1.
5モル%)485g、飽和炭化水素油(蒸留温度207〜257℃
の“アイソパーM”、エクソン化学(株)製)514g、
およびフェニルトリストリメチルシロキシシラン(粘度
40cSt)514gを配合し、ここに塩化白金酸の2%イソプ
ロパノール溶液0.5gを添加した以外は、実施例1と同
様にして重合生成物を得た。
イドロジエンポリシロキサン(平均分子量2280、Si-H3.
1モル%)200g、ジメチルビニルシリル末端封鎖ジメチ
ルポリシロキサン(平均分子量5000、ビニル基含有量1.
5モル%)485g、飽和炭化水素油(蒸留温度207〜257℃
の“アイソパーM”、エクソン化学(株)製)514g、
およびフェニルトリストリメチルシロキシシラン(粘度
40cSt)514gを配合し、ここに塩化白金酸の2%イソプ
ロパノール溶液0.5gを添加した以外は、実施例1と同
様にして重合生成物を得た。
この重合生成物100重量部と上記した“アイソパーM”3
00重量部とを配合した以外は、実施例1と同様にして油
性ペースト組成物を得た。この油性ペースト組成物は、
外観がなめらかで伸展性に富み、粘度50000cPであっ
た。
00重量部とを配合した以外は、実施例1と同様にして油
性ペースト組成物を得た。この油性ペースト組成物は、
外観がなめらかで伸展性に富み、粘度50000cPであっ
た。
実施例6 仕込材料として、ジメチルハイドロジエンシリル末端封
鎖ジメチルポリシロキサン(平均分子量2870、Si-H2.5
モル%)320g、トリメチルシシル末端封鎖ジメチルビ
ニルポリシロキサン(平均分子量5000、ビニル基含有量
1.5モル%)616g、およびメチルトリストリメチルシロ
キシシラン(粘度1.6cSt)1405gを配合し、ここに塩化
白金酸の2%イソプロパノール溶液0.5gを添加した以
外は、実施例1と同様にして重合生成物を得た。この重
合生成物と飽和炭化水素油(蒸留温度170〜189℃の“ア
イソゾール300”、日本石油化学(株)製)300重量部と
を配合した以外は、実施例1と同様にして油性ペースト
組成物を得た。
鎖ジメチルポリシロキサン(平均分子量2870、Si-H2.5
モル%)320g、トリメチルシシル末端封鎖ジメチルビ
ニルポリシロキサン(平均分子量5000、ビニル基含有量
1.5モル%)616g、およびメチルトリストリメチルシロ
キシシラン(粘度1.6cSt)1405gを配合し、ここに塩化
白金酸の2%イソプロパノール溶液0.5gを添加した以
外は、実施例1と同様にして重合生成物を得た。この重
合生成物と飽和炭化水素油(蒸留温度170〜189℃の“ア
イソゾール300”、日本石油化学(株)製)300重量部と
を配合した以外は、実施例1と同様にして油性ペースト
組成物を得た。
この組成物は、外観が無色透明で、粘度が150000cPであ
った。
った。
実施例7 仕込材料として、トリメチルシリル末端封鎖ジメチルハ
イドロジエンポリシロキサン(平均分子量11200、Si-H1
8.4モル%)30g、ジメチルビニルシリル末端封鎖ジメ
チルポリシロキサン(平均分子量14200、ビニル基含有
量0.52モル%)1140g、飽和炭化水素油(蒸留温度213
〜262℃の“IPソルベント2028”出光石油化学(株)
製)585g、およびオキタメチルトリシロキサン(粘度
1.0cSt)585gを配合し、ここに塩化白金酸の2%イソ
プロパノール溶液0.5gを添加した以外は、実施例1と
同様にして重合生成物を得た。
イドロジエンポリシロキサン(平均分子量11200、Si-H1
8.4モル%)30g、ジメチルビニルシリル末端封鎖ジメ
チルポリシロキサン(平均分子量14200、ビニル基含有
量0.52モル%)1140g、飽和炭化水素油(蒸留温度213
〜262℃の“IPソルベント2028”出光石油化学(株)
製)585g、およびオキタメチルトリシロキサン(粘度
1.0cSt)585gを配合し、ここに塩化白金酸の2%イソ
プロパノール溶液0.5gを添加した以外は、実施例1と
同様にして重合生成物を得た。
この重合生成物100重量部と上記した“IPソルベント2
028”200重量部とを配合した以外は、実施例1と同様に
して油性ペースト組成物を得た。この組成物は、外観が
無色透明、粘度が20000cPであった。
028”200重量部とを配合した以外は、実施例1と同様に
して油性ペースト組成物を得た。この組成物は、外観が
無色透明、粘度が20000cPであった。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明の油性ペースト組
成物は、飽和炭化水素油を主成分としているにもかかわ
らず、その構成成分が膨潤して均一化しているため、感
触がなめらかでべたつき感がなく、しかも透明性に優れ
ているペースト状またはグリース状の組成物である。
成物は、飽和炭化水素油を主成分としているにもかかわ
らず、その構成成分が膨潤して均一化しているため、感
触がなめらかでべたつき感がなく、しかも透明性に優れ
ているペースト状またはグリース状の組成物である。
この組成物は、それ自体、又は配合用材料として広い用
途が可能である。すなわち、安全性、さっぱり感にも優
れているため、化粧用、医療用等の用途上適している。
また、透明性に優れていることは、化粧品原料としての
顔料の使用に何ら制限を受けることがない。とくに、飽
和炭化水素油として揮発性の高いものを用いると、得ら
れた組成物の増粘性は一層向上するため、揮発成分の極
めて少ない油性ペースト組成物が得られ、化粧品用また
は医療品用材料として極めて有用である。
途が可能である。すなわち、安全性、さっぱり感にも優
れているため、化粧用、医療用等の用途上適している。
また、透明性に優れていることは、化粧品原料としての
顔料の使用に何ら制限を受けることがない。とくに、飽
和炭化水素油として揮発性の高いものを用いると、得ら
れた組成物の増粘性は一層向上するため、揮発成分の極
めて少ない油性ペースト組成物が得られ、化粧品用また
は医療品用材料として極めて有用である。
また、この組成物は伸展性が良好であるため、自動車や
家具などの艶出し材料の基材として用いたとき、極めて
優れた使用感を味うことができて有用である。
家具などの艶出し材料の基材として用いたとき、極めて
優れた使用感を味うことができて有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09G 1/12 7188−4H
Claims (3)
- 【請求項1】(イ)下記(A)のオルガノハイドロジエン
ポリシロキサンと下記(B)のオルガノポリシロキサン
とを、これら(A)および(B)の合計量100重量部に
対し、下記(C)の飽和炭化水素油および下記(D)の
低粘度シリコーン油から選ばれる少なくとも1種10〜10
00重量部の存在下において付加重合させて得られた重合
生成物100重量部、 ならびに、 (ロ)下記(C)の飽和炭化水素油10〜1000重量部 を含有してなる混合物を、剪断力下で混練することによ
って得られる油性ペースト組成物。 (A):HSiO1.5単位、RSiO1.5単位、RHSiO単位、R2SiO単
位、R2HSiO0.5単位及びR3SiO0.5単位からなる群より選
ばれる少なくとも一種(Rは、脂肪族不飽和基を除く、
置換もしくは非置換の一価炭化水素基である)で構成さ
れ、分子中に、ケイ素原子に結合した水素原子を平均で
1.5個以上含有するオルガノハイドロジエンポリシロキ
サン。 (B):(R1)SiO1.5単位、RSiO1.5単位、(R1)RSiO単位、R2
SiO単位、R2(R1)SiO0.5単位、R3SiO0.5単位からなる群
より選ばれる少なくとも一種(Rは前記の通りであり、
R1は脂肪族不飽和基である)で構成され、分子中に、ケ
イ素原子に結合した脂肪族不飽和基を平均で1.5個以上
含有するオルガノポリシロキサン。 (C):蒸留温度が70〜360℃の範囲にある液状の飽和炭化
水素油。 (D):25℃における粘度が100cSt以下である低粘度シリ
コーン油。 - 【請求項2】請求項1記載の油性ペースト組成物を含有
して成る化粧品材料。 - 【請求項3】請求項1記載の油性ペースト組成物を含有
して成る艶出し材料。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP1035836A JPH0660286B2 (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 油性ペースト組成物 |
DE69019022T DE69019022T2 (de) | 1989-02-15 | 1990-02-13 | Ölige Pasten-Zusammensetzung. |
EP90301507A EP0383540B1 (en) | 1989-02-15 | 1990-02-13 | Oily paste composition |
US07/480,004 US4970252A (en) | 1989-02-15 | 1990-02-14 | Oily paste composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1035836A JPH0660286B2 (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 油性ペースト組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02214775A JPH02214775A (ja) | 1990-08-27 |
JPH0660286B2 true JPH0660286B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=12453060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1035836A Expired - Lifetime JPH0660286B2 (ja) | 1989-02-15 | 1989-02-15 | 油性ペースト組成物 |
Country Status (4)
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---|---|
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EP (1) | EP0383540B1 (ja) |
JP (1) | JPH0660286B2 (ja) |
DE (1) | DE69019022T2 (ja) |
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