JPH0625500A - 新規なフッ素ゴム組成物 - Google Patents
新規なフッ素ゴム組成物Info
- Publication number
- JPH0625500A JPH0625500A JP18220492A JP18220492A JPH0625500A JP H0625500 A JPH0625500 A JP H0625500A JP 18220492 A JP18220492 A JP 18220492A JP 18220492 A JP18220492 A JP 18220492A JP H0625500 A JPH0625500 A JP H0625500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluororubber
- weight
- fluororesin
- tetrafluoroethylene
- thermoplastic elastomer
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (a)フッ素ゴム 100重量部、(b)フ
ッ素樹脂 1〜100重量部、および(c)フッ素樹脂
(b)100重量部に対して5〜100重量部の含フッ
素熱可塑性エラストマーを含んでなるフッ素ゴム組成
物。 【効果】 本発明のフッ素ゴム組成物は、優れた熱時強
度を有する。
ッ素樹脂 1〜100重量部、および(c)フッ素樹脂
(b)100重量部に対して5〜100重量部の含フッ
素熱可塑性エラストマーを含んでなるフッ素ゴム組成
物。 【効果】 本発明のフッ素ゴム組成物は、優れた熱時強
度を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なフッ素ゴム組成
物に関する。
物に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素ゴムは、優れた特性(例えば、優
れた耐熱性および耐油性)を有するゴムであるので、種
々の用途において使用されている。しかし、フッ素ゴム
には、加熱時に強度低下が大きいという欠点がある。
れた耐熱性および耐油性)を有するゴムであるので、種
々の用途において使用されている。しかし、フッ素ゴム
には、加熱時に強度低下が大きいという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フッ
素ゴムの熱時強度を改善することにある。
素ゴムの熱時強度を改善することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、(a)
フッ素ゴム 100重量部、(b)フッ素樹脂 1〜1
00重量部、および(c)フッ素樹脂(b)100重量
部に対して5〜100重量部の含フッ素熱可塑性エラス
トマーを含んでなるフッ素ゴム組成物に存する。
フッ素ゴム 100重量部、(b)フッ素樹脂 1〜1
00重量部、および(c)フッ素樹脂(b)100重量
部に対して5〜100重量部の含フッ素熱可塑性エラス
トマーを含んでなるフッ素ゴム組成物に存する。
【0005】フッ素ゴム(a)とは、フッ素化された弾
性状重合体であり、従来公知のフッ素ゴムはいずれも含
まれる。代表的なフッ素ゴム(a)としては、ビニリデ
ンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレン系(ビニリ
デンフルオライド:ヘキサフルオロプロピレンの好まし
いモル比=45〜95:55〜5)、ビニリデンフルオ
ライド/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロ
ピレン系(ビニリデンフルオライド/テトラフルオロエ
チレン/ヘキサフルオロプロピレンの好ましいモル比=
45〜90:1〜35:5〜50)、ビニリデンフルオ
ライド/クロロトリフルオロエチレン系、テトラフルオ
ロエチレン/プロピレン系、ヘキサフルオロプロピレン
/エチレン系、パーフルオロアルキルビニルエーテル
(複数個のエーテル結合を含むものも包含する)/オレフ
ィン(テトラフルオロエチレン、エチレンなど)系(パー
フルオロアルキルビニルエーテル/オレフィンの好まし
いモル比=15〜75:85〜25)、フルオロシリコ
ン系、フルオロフォスファゼン系などのフッ素ゴムが挙
げられる。フッ素ゴム(a)は加硫反応性を高めるため
にそのポリマー鎖にヨウ素原子や臭素原子を結合するも
の(例えば、特開昭53−125491号、特公昭53
−4115号、特開昭59−20310号を参照)であ
ってもよい。フッ素ゴムの分子量は、3,000〜1,2
00,000であることが好ましい。
性状重合体であり、従来公知のフッ素ゴムはいずれも含
まれる。代表的なフッ素ゴム(a)としては、ビニリデ
ンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレン系(ビニリ
デンフルオライド:ヘキサフルオロプロピレンの好まし
いモル比=45〜95:55〜5)、ビニリデンフルオ
ライド/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロ
ピレン系(ビニリデンフルオライド/テトラフルオロエ
チレン/ヘキサフルオロプロピレンの好ましいモル比=
45〜90:1〜35:5〜50)、ビニリデンフルオ
ライド/クロロトリフルオロエチレン系、テトラフルオ
ロエチレン/プロピレン系、ヘキサフルオロプロピレン
/エチレン系、パーフルオロアルキルビニルエーテル
(複数個のエーテル結合を含むものも包含する)/オレフ
ィン(テトラフルオロエチレン、エチレンなど)系(パー
フルオロアルキルビニルエーテル/オレフィンの好まし
いモル比=15〜75:85〜25)、フルオロシリコ
ン系、フルオロフォスファゼン系などのフッ素ゴムが挙
げられる。フッ素ゴム(a)は加硫反応性を高めるため
にそのポリマー鎖にヨウ素原子や臭素原子を結合するも
の(例えば、特開昭53−125491号、特公昭53
−4115号、特開昭59−20310号を参照)であ
ってもよい。フッ素ゴムの分子量は、3,000〜1,2
00,000であることが好ましい。
【0006】フッ素樹脂(b)は、テトラフルオロエチ
レン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(以下、PFAという)、テトラフルオロエチレン/ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体(以下、FEPという)、
テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン/
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(以下、
EPEという)、テトラフルオロエチレン/エチレン共
重合体(以下、ETFEという)、ポリクロロトリフルオ
ロエチレン(以下、PCTFEという)、ビニリデンフル
オライドの単独重合体およびビニリデンフルオライドと
共重合可能な不飽和化合物との共重合体(以下、PVD
Fという)などである。
レン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(以下、PFAという)、テトラフルオロエチレン/ヘキ
サフルオロプロピレン共重合体(以下、FEPという)、
テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン/
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(以下、
EPEという)、テトラフルオロエチレン/エチレン共
重合体(以下、ETFEという)、ポリクロロトリフルオ
ロエチレン(以下、PCTFEという)、ビニリデンフル
オライドの単独重合体およびビニリデンフルオライドと
共重合可能な不飽和化合物との共重合体(以下、PVD
Fという)などである。
【0007】なお、PFAは、テトラフルオロエチレン
と、式: CF2=CF−O−Rf (式中、Rfは炭素数1
〜10のフルオロアルキル基を表す。)で示されるフル
オロアルキルビニルエーテルの少なくとも1種の共重合
体であり、好ましくはテトラフルオロエチレン99.5
〜92重量%とフルオロアルキルビニルエーテル0.5
〜8重量%とから成るものである。FEPは、好ましく
はテトラフルオロエチレン96〜87重量%とヘキサフ
ルオロプロピレン4〜13重量%とから成る。ETFE
は、好ましくはテトラフルオロエチレン90〜74重量
%とエチレン10〜26重量%とから成る。
と、式: CF2=CF−O−Rf (式中、Rfは炭素数1
〜10のフルオロアルキル基を表す。)で示されるフル
オロアルキルビニルエーテルの少なくとも1種の共重合
体であり、好ましくはテトラフルオロエチレン99.5
〜92重量%とフルオロアルキルビニルエーテル0.5
〜8重量%とから成るものである。FEPは、好ましく
はテトラフルオロエチレン96〜87重量%とヘキサフ
ルオロプロピレン4〜13重量%とから成る。ETFE
は、好ましくはテトラフルオロエチレン90〜74重量
%とエチレン10〜26重量%とから成る。
【0008】フッ素樹脂(b)は、これら重合体の本質
的な性質を損なわない範囲で他のモノマーを含んでも良
い。他のモノマーとしては、ビニリデンフルオライド、
テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、
パーフルオロアルキルビニルエーテル、パーフルオロ
(C1〜C10)アルキルエチレン、パーフルオロ(C1〜C
10)アルキルアリルエーテル、および 式: CF2=CF[OCF2CFX(CF2)m]nOCF2(C
F2)pY (式中、Xはフッ素またはトリフルオロメチル基、Yは
ハロゲン、mは0または1(ただしmが1の場合、Xはフ
ッ素に限る)、nは0〜5の数、pは0〜2の数を示す。)
で示される化合物が挙げられる。
的な性質を損なわない範囲で他のモノマーを含んでも良
い。他のモノマーとしては、ビニリデンフルオライド、
テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、
パーフルオロアルキルビニルエーテル、パーフルオロ
(C1〜C10)アルキルエチレン、パーフルオロ(C1〜C
10)アルキルアリルエーテル、および 式: CF2=CF[OCF2CFX(CF2)m]nOCF2(C
F2)pY (式中、Xはフッ素またはトリフルオロメチル基、Yは
ハロゲン、mは0または1(ただしmが1の場合、Xはフ
ッ素に限る)、nは0〜5の数、pは0〜2の数を示す。)
で示される化合物が挙げられる。
【0009】含フッ素熱可塑性エラストマー(c)は、
好ましくは少なくとも1種のエラストマー性ポリマー鎖
セグメントおよび少なくとも1種の非エラストマー性ポ
リマー鎖セグメントから成り、そのうち少なくとも1つ
は含フッ素ポリマー鎖セグメントである。特に、エラス
トマー性ポリマー鎖セグメントと非エラストマー性ポリ
マー鎖セグメントの重量比が40〜95:5〜60であ
るものが好ましい。含フッ素熱可塑性エラストマー
(c)の分子量は、30,000〜1,600,000で
あることが好ましい。
好ましくは少なくとも1種のエラストマー性ポリマー鎖
セグメントおよび少なくとも1種の非エラストマー性ポ
リマー鎖セグメントから成り、そのうち少なくとも1つ
は含フッ素ポリマー鎖セグメントである。特に、エラス
トマー性ポリマー鎖セグメントと非エラストマー性ポリ
マー鎖セグメントの重量比が40〜95:5〜60であ
るものが好ましい。含フッ素熱可塑性エラストマー
(c)の分子量は、30,000〜1,600,000で
あることが好ましい。
【0010】含フッ素熱可塑性エラストマー(c)とし
て特に好ましい具体例を示せば、2種または3種のポリ
マー鎖セグメントから成る連鎖と、該連鎖の一端に存在
するヨウ素原子ならびに該連鎖の他端に存在するアイオ
ダイド化合物から少なくとも1個のヨウ素原子を除いた
残基から成り、前記ポリマー鎖セグメントの1種(連鎖
が2種のポリマー鎖セグメントから成る場合)もしくは
1種または2種(連鎖が3種のポリマー鎖セグメントか
ら成る場合)は、(1)ビニリデンフルオライド/ヘキサ
フルオロプロピレンまたはペンタフルオロプロピレン/
テトラフルオロエチレン(モル比45〜90:5〜50:
0〜35)ポリマーおよび(2)パーフルオロ(C1〜C3ア
ルキルビニルエーテル)[複数個のエーテル結合を含むも
のも包含する。以下同様]/テトラフルオロエチレン/
ビニリデンフルオライド(モル比15〜75:0〜85:
0〜85)ポリマーから選択された、分子量30,000
〜1,200,000のエラストマー性ポリマー鎖セグメ
ントであり、前記ポリマー鎖セグメントの残余は、(3)
ビニリデンフルオライド/テトラフルオロエチレン(モ
ル比0〜100:0〜100)ポリマーおよび(4)エチレ
ン/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレ
ン、3,3,3−トリフルオロプロピレン−1,2−トリ
フルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピレン−
1またはパーフルオロ(C1〜C3アルキルビニルエーテ
ル)(モル比40〜60:60〜40:0〜30)ポリマー
から選択された、分子量3,000〜400,000の非
エラストマー性ポリマー鎖セグメントであり、エラスト
マー性ポリマー鎖セグメントと非エラストマー性ポリマ
ー鎖セグメントの重量比が40〜95:5〜60である
含フッ素熱可塑性エラストマーが挙げられる。好ましい
含フッ素熱可塑性エラストマー(c)は、特開昭53−
3495号公報に記載されている。
て特に好ましい具体例を示せば、2種または3種のポリ
マー鎖セグメントから成る連鎖と、該連鎖の一端に存在
するヨウ素原子ならびに該連鎖の他端に存在するアイオ
ダイド化合物から少なくとも1個のヨウ素原子を除いた
残基から成り、前記ポリマー鎖セグメントの1種(連鎖
が2種のポリマー鎖セグメントから成る場合)もしくは
1種または2種(連鎖が3種のポリマー鎖セグメントか
ら成る場合)は、(1)ビニリデンフルオライド/ヘキサ
フルオロプロピレンまたはペンタフルオロプロピレン/
テトラフルオロエチレン(モル比45〜90:5〜50:
0〜35)ポリマーおよび(2)パーフルオロ(C1〜C3ア
ルキルビニルエーテル)[複数個のエーテル結合を含むも
のも包含する。以下同様]/テトラフルオロエチレン/
ビニリデンフルオライド(モル比15〜75:0〜85:
0〜85)ポリマーから選択された、分子量30,000
〜1,200,000のエラストマー性ポリマー鎖セグメ
ントであり、前記ポリマー鎖セグメントの残余は、(3)
ビニリデンフルオライド/テトラフルオロエチレン(モ
ル比0〜100:0〜100)ポリマーおよび(4)エチレ
ン/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレ
ン、3,3,3−トリフルオロプロピレン−1,2−トリ
フルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピレン−
1またはパーフルオロ(C1〜C3アルキルビニルエーテ
ル)(モル比40〜60:60〜40:0〜30)ポリマー
から選択された、分子量3,000〜400,000の非
エラストマー性ポリマー鎖セグメントであり、エラスト
マー性ポリマー鎖セグメントと非エラストマー性ポリマ
ー鎖セグメントの重量比が40〜95:5〜60である
含フッ素熱可塑性エラストマーが挙げられる。好ましい
含フッ素熱可塑性エラストマー(c)は、特開昭53−
3495号公報に記載されている。
【0011】含フッ素熱可塑性エラストマーの典型的な
構造は、たとえば式: Q[(A−B−……)I]n [式中、Qはアイオダイド化合物からヨウ素原子を除い
た残基、A、B、……はそれぞれポリマー鎖セグメント
(ただし、そのうちの少なくとも1つは含フッ素ポリマ
ー鎖セグメントである。)、Iは前記アイオダイド化合
物から遊離したヨウ素原子、nはQの結合手の数を表わ
す。]で示され、基本的に、少なくとも2種のポリマー
鎖セグメントから成る連鎖と、その両末端に結合したヨ
ウ素原子ならびにアイオダイド化合物から少なくとも1
個のヨウ素原子を除いた残基を必須構成分として成る。
しかして、前記少なくとも2種のポリマー鎖セグメント
は、それぞれ隣接するポリマー鎖セグメントとは互いに
異種のもの(たとえば、それを構成するモノマー単位の
構造や組成を異にするもの。)であり、それらのうち、
少なくとも1種は含フッ素ポリマー鎖セグメントであ
り、少なくとも1種のハードセグメントおよび少なくと
も1種のソフトセグメントから成る。好ましくは、各ポ
リマー鎖セグメントはそれぞれ分子量3,000以上で
あるが、その少なくとも1種のポリマー鎖セグメントは
分子量30,000以上を有するものであって、いわゆ
るテロマー領域を除くものである。また、前記アイオダ
イド化合物から少なくともヨウ素原子を除いた残基は、
該アイオダイド化合物に重合性二重結合が存在する場合
には、前記ポリマー鎖セグメントを構成するモノマーな
いしは該アイオダイド化合物に由来する何らかの置換分
を有しうるものである。これら含フッ素熱可塑性エラス
トマーは、通常0.001〜10重量%のヨウ素原子を
含む。ただし、これら熱可塑性エラストマーからヨウ素
原子を反応により除去したり、または他の原子や原子団
に置換したものも勿論含まれる。含フッ素熱可塑性エラ
ストマー(c)のハードセグメントは、フッ素樹脂
(b)と同じ組成であることが好ましい。
構造は、たとえば式: Q[(A−B−……)I]n [式中、Qはアイオダイド化合物からヨウ素原子を除い
た残基、A、B、……はそれぞれポリマー鎖セグメント
(ただし、そのうちの少なくとも1つは含フッ素ポリマ
ー鎖セグメントである。)、Iは前記アイオダイド化合
物から遊離したヨウ素原子、nはQの結合手の数を表わ
す。]で示され、基本的に、少なくとも2種のポリマー
鎖セグメントから成る連鎖と、その両末端に結合したヨ
ウ素原子ならびにアイオダイド化合物から少なくとも1
個のヨウ素原子を除いた残基を必須構成分として成る。
しかして、前記少なくとも2種のポリマー鎖セグメント
は、それぞれ隣接するポリマー鎖セグメントとは互いに
異種のもの(たとえば、それを構成するモノマー単位の
構造や組成を異にするもの。)であり、それらのうち、
少なくとも1種は含フッ素ポリマー鎖セグメントであ
り、少なくとも1種のハードセグメントおよび少なくと
も1種のソフトセグメントから成る。好ましくは、各ポ
リマー鎖セグメントはそれぞれ分子量3,000以上で
あるが、その少なくとも1種のポリマー鎖セグメントは
分子量30,000以上を有するものであって、いわゆ
るテロマー領域を除くものである。また、前記アイオダ
イド化合物から少なくともヨウ素原子を除いた残基は、
該アイオダイド化合物に重合性二重結合が存在する場合
には、前記ポリマー鎖セグメントを構成するモノマーな
いしは該アイオダイド化合物に由来する何らかの置換分
を有しうるものである。これら含フッ素熱可塑性エラス
トマーは、通常0.001〜10重量%のヨウ素原子を
含む。ただし、これら熱可塑性エラストマーからヨウ素
原子を反応により除去したり、または他の原子や原子団
に置換したものも勿論含まれる。含フッ素熱可塑性エラ
ストマー(c)のハードセグメントは、フッ素樹脂
(b)と同じ組成であることが好ましい。
【0012】フッ素樹脂(b)の量はフッ素ゴム(a)
100重量部に対して1〜100重量部、好ましくは3
〜60重量部である。1重量部より少ない場合は熱時強
度の向上の程度が低い。100重量部より多い場合は硬
度が大きくなりすぎ、ゴム弾性を失う。含フッ素熱可塑
性エラストマー(c)の量はフッ素樹脂(b)100重
量部に対して5〜100重量部、好ましくは5〜50重
量部である。5重量部より少ない場合は相溶化剤として
の効果が発揮されない。100重量部より多く添加して
も、それ以上の効果が得られない。
100重量部に対して1〜100重量部、好ましくは3
〜60重量部である。1重量部より少ない場合は熱時強
度の向上の程度が低い。100重量部より多い場合は硬
度が大きくなりすぎ、ゴム弾性を失う。含フッ素熱可塑
性エラストマー(c)の量はフッ素樹脂(b)100重
量部に対して5〜100重量部、好ましくは5〜50重
量部である。5重量部より少ない場合は相溶化剤として
の効果が発揮されない。100重量部より多く添加して
も、それ以上の効果が得られない。
【0013】フッ素ゴム(a)にフッ素樹脂(b)のみ
をブレンドすると相対的に熱時強度が向上するが、常態
での強度および伸びが低い。含フッ素熱可塑性エラスト
マー(c)は、フッ素ゴム(a)とフッ素樹脂(b)の
相溶化剤として機能しており、常態での物性を改善す
る。
をブレンドすると相対的に熱時強度が向上するが、常態
での強度および伸びが低い。含フッ素熱可塑性エラスト
マー(c)は、フッ素ゴム(a)とフッ素樹脂(b)の
相溶化剤として機能しており、常態での物性を改善す
る。
【0014】本発明の組成物は、フッ素ゴム(a)、フ
ッ素樹脂(b)および含フッ素熱可塑性エラストマー
(c)を混合することによって製造することができる。
フッ素樹脂(b)の融点以上の温度、例えば180〜4
00℃で混合する。混合は、ミキシングロール、ニーダ
ー、バンバリーミキサーなどによって行うことができ
る。
ッ素樹脂(b)および含フッ素熱可塑性エラストマー
(c)を混合することによって製造することができる。
フッ素樹脂(b)の融点以上の温度、例えば180〜4
00℃で混合する。混合は、ミキシングロール、ニーダ
ー、バンバリーミキサーなどによって行うことができ
る。
【0015】本発明のフッ素ゴム組成物は、加硫され
る。なお、用途によっては、加硫をしなくてもよい場合
がある。加硫剤としては、有機パーオキサイド化合物、
ポリヒドロキシ化合物/加硫促進剤、ポリアミン化合物
などを用いることができる。これら加硫剤により加硫す
る場合には、それぞれパーオキサイド加硫、ポリオール
加硫、ポリアミン加硫などの既知の加硫方法を採用でき
る。さらに、添加剤、例えば、架橋助剤、補強剤などを
添加してもよい。架橋助剤は特にパーオキサイド加硫の
場合に用いることが好ましく、架橋助剤の例は、トリア
リル化合物(例えば、トリアリルシアヌレートおよびト
リアリルイソシアヌレート)およびジアリル化合物(例
えば、ジアリルフタレート)などである。補強剤の例
は、カーボンブラック、シリカ、タルクなどである。
る。なお、用途によっては、加硫をしなくてもよい場合
がある。加硫剤としては、有機パーオキサイド化合物、
ポリヒドロキシ化合物/加硫促進剤、ポリアミン化合物
などを用いることができる。これら加硫剤により加硫す
る場合には、それぞれパーオキサイド加硫、ポリオール
加硫、ポリアミン加硫などの既知の加硫方法を採用でき
る。さらに、添加剤、例えば、架橋助剤、補強剤などを
添加してもよい。架橋助剤は特にパーオキサイド加硫の
場合に用いることが好ましく、架橋助剤の例は、トリア
リル化合物(例えば、トリアリルシアヌレートおよびト
リアリルイソシアヌレート)およびジアリル化合物(例
えば、ジアリルフタレート)などである。補強剤の例
は、カーボンブラック、シリカ、タルクなどである。
【0016】加硫は、通常のフッ素ゴムの加硫条件下で
行うことができる。例えば、加硫用組成物を混練後、金
型に入れ、100〜200℃で20〜100kg/cm
2で5〜180分間保持することによりプレス加硫を行
い、次いで、150〜300℃の炉中で0〜50時間保
持することによりオーブン加硫を行い、加硫ゴムを得
る。
行うことができる。例えば、加硫用組成物を混練後、金
型に入れ、100〜200℃で20〜100kg/cm
2で5〜180分間保持することによりプレス加硫を行
い、次いで、150〜300℃の炉中で0〜50時間保
持することによりオーブン加硫を行い、加硫ゴムを得
る。
【0017】以下に実施例および比較例を示し、本発明
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
【0018】実施例1 フッ素樹脂10重量部(VP−830、ダイキン工業製
のポリビニリデンフルオライド)および含フッ素熱可塑
性エラストマー2重量部(T−630、ダイキン工業製
のエンドブロックがポリビニリデンフルオライドの熱可
塑性エラストマー)を東洋精機製作所製ラボプラストミ
ルにおいて200℃で20分間、ローターの回転速度2
0rpmで混合した。次いで、フッ素ゴム90重量部(G
−902、ダイキン工業製のヨウ素含有フッ素ゴム(ビ
ニリデンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレン/テ
トラフルオロエチレン3元共重合体))を添加し、200
℃で40分間混合してフッ素ゴム組成物を得た。 フッ素ゴム組成物に、表1に記載した量のMT−カーボ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)ヘキサン(パーヘキサ2.5B、日本油脂製)、トリ
アリルイソシアヌレート(TAIC)(日本化成製)をオ
ープンロールにより混練し、加硫用組成物を得た。加硫
用組成物を160℃で10分間プレス加硫した後、18
0℃で4時間オーブン加硫を行って、厚さ2mmの試料
を形成した。この試料を用いて、常態においておよび熱
老化(200℃x72時間)させた後、100%モジュ
ラス、引張強度、伸び、引裂強度および硬度を測定し
た。加熱時についても物性を測定した。物性の測定は、
JIS K6301に準じて行った。同様の条件で加硫
させて得られた厚さ12.7mmの試料を用いて、25
%圧縮下(200℃×72時間)で圧縮永久歪みを測定
した。結果を表2に示す。
のポリビニリデンフルオライド)および含フッ素熱可塑
性エラストマー2重量部(T−630、ダイキン工業製
のエンドブロックがポリビニリデンフルオライドの熱可
塑性エラストマー)を東洋精機製作所製ラボプラストミ
ルにおいて200℃で20分間、ローターの回転速度2
0rpmで混合した。次いで、フッ素ゴム90重量部(G
−902、ダイキン工業製のヨウ素含有フッ素ゴム(ビ
ニリデンフルオライド/ヘキサフルオロプロピレン/テ
トラフルオロエチレン3元共重合体))を添加し、200
℃で40分間混合してフッ素ゴム組成物を得た。 フッ素ゴム組成物に、表1に記載した量のMT−カーボ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)ヘキサン(パーヘキサ2.5B、日本油脂製)、トリ
アリルイソシアヌレート(TAIC)(日本化成製)をオ
ープンロールにより混練し、加硫用組成物を得た。加硫
用組成物を160℃で10分間プレス加硫した後、18
0℃で4時間オーブン加硫を行って、厚さ2mmの試料
を形成した。この試料を用いて、常態においておよび熱
老化(200℃x72時間)させた後、100%モジュ
ラス、引張強度、伸び、引裂強度および硬度を測定し
た。加熱時についても物性を測定した。物性の測定は、
JIS K6301に準じて行った。同様の条件で加硫
させて得られた厚さ12.7mmの試料を用いて、25
%圧縮下(200℃×72時間)で圧縮永久歪みを測定
した。結果を表2に示す。
【0019】実施例2〜6および比較例1〜2 表1に示す量のG−902、VP−803、T−630
およびMTカーボンを用いる以外は、実施例1と同様の
手順を繰り返した。結果を表2に示す。
およびMTカーボンを用いる以外は、実施例1と同様の
手順を繰り返した。結果を表2に示す。
【0020】
【表1】 比1 比2 実1 実2 実3 実4 実5 実6 G−902 100 80 90 80 80 80 80 60 VP−830 - 20 10 20 20 20 20 40T−630 - - 2 1 2 4 8 8 MTカーボン 20 10 20 10 10 10 10 5 パーヘキサ2.5B 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5TAIC 4 4 4 4 4 4 4 4
【0021】
【表2】 比1 比2 実1 実2 実3 実4 実5 実6 常態 100%モジュラス 45 91 74 90 97 91 93 202 引張強度 229 154 235 232 243 262 269 309 伸び 287 210 261 236 239 270 274 277 引裂強度 31 40 33 38 39 41 39 63 硬度 74 81 80 81 81 80 80 89 熱老化 100%モジュラス 44 88 77 85 90 85 83 168 引張強度 208 152 236 243 227 223 244 270 伸び 288 218 296 277 271 264 303 279 硬度 74 81 80 80 81 78 79 89 熱時強度 100℃ 引張強度 65 55 84 79 83 93 92 120 (保持率) 28 36 36 34 34 35 34 39 引裂強度 17 24 18 21 21 22 24 30 (保持率) 55 60 55
55 54 54 62 48 150℃ 引張強度 38 31 45 48 49 50
61 (保持率) 17 20 19 20 19 19 20 引裂強度 12 17 15 13 14 14 19 (保持率) 39 43 39 33 34 36 30 圧縮永久歪 (%) 18 21 18 24 24 22 21 33
55 54 54 62 48 150℃ 引張強度 38 31 45 48 49 50
61 (保持率) 17 20 19 20 19 19 20 引裂強度 12 17 15 13 14 14 19 (保持率) 39 43 39 33 34 36 30 圧縮永久歪 (%) 18 21 18 24 24 22 21 33
【0022】実施例7 フッ素樹脂20重量部(EP−620、ダイキン工業製
のエチレン/テトラフルオロエチレン共重合体)および
含フッ素熱可塑性エラストマー4重量部(T−530、
ダイキン工業製のエンドブロックがエチレン/テトラフ
ルオロエチレン共重合体の熱可塑性エラストマー)を東
洋精機製作所製ラボプラストミルにおいて260℃で2
0分間、ローターの回転速度20rpmで混合した。次い
で、フッ素ゴム100重量部(G−901H、ダイキン
工業製のヨウ素含有フッ素ゴム)を添加し、260℃で
40分間混合してフッ素ゴム組成物を得た。 フッ素ゴム組成物に、表3に記載した量のMT−カーボ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)ヘキサン(パーヘキサ2.5B、日本油脂製)、トリ
アリルイソシアヌレート(TAIC)(日本化成製)をオ
ープンロールにより混練し、加硫用組成物を得た。加硫
用組成物を160℃で10分間プレス加硫した後、18
0℃で4時間オーブン加硫を行って、厚さ2mmの試料
を形成した。この試料を用いて、常態において、100
%モジュラス、引張強度、伸びおよび引裂強度を測定し
た。加熱時についても物性を測定した。物性の測定は、
JIS K6301に準じて行った。同様の条件で加硫
させて得られた厚さ12.7mmの試料を用いて、25
%圧縮下(200℃×72時間)で圧縮永久歪みを測定
した。
のエチレン/テトラフルオロエチレン共重合体)および
含フッ素熱可塑性エラストマー4重量部(T−530、
ダイキン工業製のエンドブロックがエチレン/テトラフ
ルオロエチレン共重合体の熱可塑性エラストマー)を東
洋精機製作所製ラボプラストミルにおいて260℃で2
0分間、ローターの回転速度20rpmで混合した。次い
で、フッ素ゴム100重量部(G−901H、ダイキン
工業製のヨウ素含有フッ素ゴム)を添加し、260℃で
40分間混合してフッ素ゴム組成物を得た。 フッ素ゴム組成物に、表3に記載した量のMT−カーボ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)ヘキサン(パーヘキサ2.5B、日本油脂製)、トリ
アリルイソシアヌレート(TAIC)(日本化成製)をオ
ープンロールにより混練し、加硫用組成物を得た。加硫
用組成物を160℃で10分間プレス加硫した後、18
0℃で4時間オーブン加硫を行って、厚さ2mmの試料
を形成した。この試料を用いて、常態において、100
%モジュラス、引張強度、伸びおよび引裂強度を測定し
た。加熱時についても物性を測定した。物性の測定は、
JIS K6301に準じて行った。同様の条件で加硫
させて得られた厚さ12.7mmの試料を用いて、25
%圧縮下(200℃×72時間)で圧縮永久歪みを測定
した。
【0023】実施例8〜9および比較例3〜4 表3に示す量のG−901H、EP−620およびT−
530を用いる以外は、実施例7と同様の手順を繰り返
した。結果を表3に示す。
530を用いる以外は、実施例7と同様の手順を繰り返
した。結果を表3に示す。
【0024】
【表3】 比3 比4 実7 実8 実9 G−901H 100 100 100 100 100 EP−620 - 20 20 20 40 T−530 - - 4 8 8 MTカーボン 20 20 20 20 20 パーヘキサ2.5B 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 TAIC 4 4 4 4 4 常態 100%モジュラス 65 78 76 73 216 引張強度 193 165 179 207 254 伸び 210 200 220 260 140 引裂強度 22 30 31 30 40 熱時強度 100℃ 引張強度 58 74 72 71 125 (保持率) 30 45 40 34 49 引裂強度 15 18 17 17 28 (保持率) 68 59 55 56 70 圧縮永久歪 (%) 17 42 43 49 42
【0025】
【発明の効果】本発明のフッ素ゴム組成物は、優れた熱
時強度を有する。
時強度を有する。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)フッ素ゴム 100重量部、
(b)フッ素樹脂 1〜100重量部、および(c)フ
ッ素樹脂(b)100重量部に対して5〜100重量部
の含フッ素熱可塑性エラストマーを含んでなるフッ素ゴ
ム組成物。
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- 1992-07-09 JP JP04182204A patent/JP3134511B2/ja not_active Expired - Fee Related
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