JPH06246179A - 竪型ミルの振動防止方法 - Google Patents
竪型ミルの振動防止方法Info
- Publication number
- JPH06246179A JPH06246179A JP5037595A JP3759593A JPH06246179A JP H06246179 A JPH06246179 A JP H06246179A JP 5037595 A JP5037595 A JP 5037595A JP 3759593 A JP3759593 A JP 3759593A JP H06246179 A JPH06246179 A JP H06246179A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crushing
- fine powder
- roller
- air
- mill
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- Pending
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- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉砕ローラの滑りをなくし、主として摩擦自
励振動の発生をなくするようした竪型ミルの振動防止方
法を提供することにある。 【構成】 水平回転をする粉砕テーブルに圧接して従動
回転をする粉砕ローラと、原塊供給管と、粉砕された微
粉を排出させる微粉排出口と、粉砕されたのちの微粉を
該微粉排出口まで移送する空気をミル内の上方に向けて
噴出させる一次空気ポートとを備えた竪型ミルにおい
て、前記一次空気ポートに供給する空気量を所定値より
も大きい量にして供給し、その所定値よりも大きくした
分の量の空気を前記ローラの下部粉砕面に向けて噴射さ
せてその部の微粉を排除することからなる。
励振動の発生をなくするようした竪型ミルの振動防止方
法を提供することにある。 【構成】 水平回転をする粉砕テーブルに圧接して従動
回転をする粉砕ローラと、原塊供給管と、粉砕された微
粉を排出させる微粉排出口と、粉砕されたのちの微粉を
該微粉排出口まで移送する空気をミル内の上方に向けて
噴出させる一次空気ポートとを備えた竪型ミルにおい
て、前記一次空気ポートに供給する空気量を所定値より
も大きい量にして供給し、その所定値よりも大きくした
分の量の空気を前記ローラの下部粉砕面に向けて噴射さ
せてその部の微粉を排除することからなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水平回転をする粉砕テ
ーブルと従動回転をする粉砕ローラとの間で、原炭など
の原塊を粉砕して微粉にする竪型ミルの振動防止方法に
関するものである。
ーブルと従動回転をする粉砕ローラとの間で、原炭など
の原塊を粉砕して微粉にする竪型ミルの振動防止方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の竪型ミルは、たとえば、
図２に示すような構成からなっている。図２において、
１は水平回転をする粉砕テーブル、２は該テーブル１に
圧接して従動回転をする複数の粉砕ローラ、３は該ロー
ラ２を前記テーブル１に圧接させる加圧装置、４は原炭
などの粉砕される原塊、５は該原塊４を上部から前記テ
ーブル１の中央に供給する原塊供給管、６は粉砕された
のちの微粉をミル外へ排出させる微粉排出口、７は粉砕
されたのちの微粉を前記微粉排出口６まで移送する空気
をミル内上方に向けて噴出させる一次空気ポート、８は
粗粉分離器、９は異物排出管、１０は減速機である。す
なわち、原炭などの原塊４は原塊供給管によって粉砕テ
ーブル１の中央に供給され、粉砕テーブル１の粉砕ロー
ラ２の間で粉砕されて微粉炭などの微粉となり、一次空
気ポート７からの噴出空気により移送されて微粉排出口
６からミル外へ排出される。
図２に示すような構成からなっている。図２において、
１は水平回転をする粉砕テーブル、２は該テーブル１に
圧接して従動回転をする複数の粉砕ローラ、３は該ロー
ラ２を前記テーブル１に圧接させる加圧装置、４は原炭
などの粉砕される原塊、５は該原塊４を上部から前記テ
ーブル１の中央に供給する原塊供給管、６は粉砕された
のちの微粉をミル外へ排出させる微粉排出口、７は粉砕
されたのちの微粉を前記微粉排出口６まで移送する空気
をミル内上方に向けて噴出させる一次空気ポート、８は
粗粉分離器、９は異物排出管、１０は減速機である。す
なわち、原炭などの原塊４は原塊供給管によって粉砕テ
ーブル１の中央に供給され、粉砕テーブル１の粉砕ロー
ラ２の間で粉砕されて微粉炭などの微粉となり、一次空
気ポート７からの噴出空気により移送されて微粉排出口
６からミル外へ排出される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の竪型ミルにおいては、原炭を粉砕する場合につ
いて述べると、粉砕テーブル１上に細かい石炭と粗い石
炭がある一定比率で存在したときに、粉砕ローラ２が滑
り、該ローラ２の摩擦自励振動が発生するという問題点
があった。とくに、起動時や停止に至る時には、細かい
石炭が多く、粗い石炭が少ないため、前記摩擦自励振動
が発生し易いことが知られている。本発明は上記のよう
な問題点を解決しようとするものである。すなわち、本
発明は、粉砕ローラの滑りをなくし、主として摩擦自励
振動の発生をなくするようにした竪型ミルの振動防止方
法を提供することを目的とするものである。
た従来の竪型ミルにおいては、原炭を粉砕する場合につ
いて述べると、粉砕テーブル１上に細かい石炭と粗い石
炭がある一定比率で存在したときに、粉砕ローラ２が滑
り、該ローラ２の摩擦自励振動が発生するという問題点
があった。とくに、起動時や停止に至る時には、細かい
石炭が多く、粗い石炭が少ないため、前記摩擦自励振動
が発生し易いことが知られている。本発明は上記のよう
な問題点を解決しようとするものである。すなわち、本
発明は、粉砕ローラの滑りをなくし、主として摩擦自励
振動の発生をなくするようにした竪型ミルの振動防止方
法を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、水平回転をする粉砕テーブルと、加圧装
置によって該粉砕テーブルに圧接して従動回転をする複
数の粉砕ローラと、原塊を上部から該粉砕テーブルの中
央に供給する原塊供給管と、粉砕された微粉をミル外へ
排出させる微粉排出口と、前記テーブルとローラの間で
粉砕されたのちの微粉を該微粉排出口まで移送する空気
をミル内の上方に向けて噴出させる一次空気ポートとを
備えた竪型ミルにおいて、前記一次空気ポートに供給す
る空気量を所定値よりも大きい量にして供給し、その所
定値よりも大きくした分の量の空気を前記ローラの下部
粉砕面に向けて噴射させてその部の微粉を排除するよう
にした。
に、本発明は、水平回転をする粉砕テーブルと、加圧装
置によって該粉砕テーブルに圧接して従動回転をする複
数の粉砕ローラと、原塊を上部から該粉砕テーブルの中
央に供給する原塊供給管と、粉砕された微粉をミル外へ
排出させる微粉排出口と、前記テーブルとローラの間で
粉砕されたのちの微粉を該微粉排出口まで移送する空気
をミル内の上方に向けて噴出させる一次空気ポートとを
備えた竪型ミルにおいて、前記一次空気ポートに供給す
る空気量を所定値よりも大きい量にして供給し、その所
定値よりも大きくした分の量の空気を前記ローラの下部
粉砕面に向けて噴射させてその部の微粉を排除するよう
にした。
【０００５】
【作用】本発明によれば、水平回転をする粉砕テーブル
と、加圧装置によって該粉砕テーブルに圧接して従動回
転をする複数の粉砕ローラと、原塊を上部から該粉砕テ
ーブルの中央に供給する原塊供給管と、粉砕された微粉
をミル外へ排出させる微粉排出口と、前記テーブルとロ
ーラの間で粉砕されたのちの微粉を該微粉排出口まで移
送する空気をミル内の上方に向けて噴出させる一次空気
ポートとを備えた竪型ミルにおいて、前記一次空気ポー
トに供給する空気量を所定値よりも大きい量にして供給
し、その所定値よりも大きくした分の量の空気を前記ロ
ーラの下部粉砕面に向けて噴射させてその部の微粉を排
除するので、常に粉砕ローラの下部粉砕面が清掃され
て、滑り摩擦自励振動が発生しなくなる。
と、加圧装置によって該粉砕テーブルに圧接して従動回
転をする複数の粉砕ローラと、原塊を上部から該粉砕テ
ーブルの中央に供給する原塊供給管と、粉砕された微粉
をミル外へ排出させる微粉排出口と、前記テーブルとロ
ーラの間で粉砕されたのちの微粉を該微粉排出口まで移
送する空気をミル内の上方に向けて噴出させる一次空気
ポートとを備えた竪型ミルにおいて、前記一次空気ポー
トに供給する空気量を所定値よりも大きい量にして供給
し、その所定値よりも大きくした分の量の空気を前記ロ
ーラの下部粉砕面に向けて噴射させてその部の微粉を排
除するので、常に粉砕ローラの下部粉砕面が清掃され
て、滑り摩擦自励振動が発生しなくなる。
【０００６】
【実施例】図１は本発明方法を実施する竪型ミルの一例
を示した一部拡大断面図である。図１において、１は図
２で説明したものと同様な粉砕テーブル、２と７もそれ
ぞれ同様な粉砕ローラと一次空気ポートである。そし
て、１１は該ローラ２の下部粉砕面、１２は該テーブル
１に装着されたテーブルセグメント、１３は該セグメン
ト１２の粉砕面、１４は前記一次空気ポート７の途中に
該下部粉砕面１１のほうに向けて設けられた小孔、１５
は前記一次空気ポート７内に位置して該小孔１４の直上
部に設けられたひさしである。
を示した一部拡大断面図である。図１において、１は図
２で説明したものと同様な粉砕テーブル、２と７もそれ
ぞれ同様な粉砕ローラと一次空気ポートである。そし
て、１１は該ローラ２の下部粉砕面、１２は該テーブル
１に装着されたテーブルセグメント、１３は該セグメン
ト１２の粉砕面、１４は前記一次空気ポート７の途中に
該下部粉砕面１１のほうに向けて設けられた小孔、１５
は前記一次空気ポート７内に位置して該小孔１４の直上
部に設けられたひさしである。
【０００７】図１に示すように構成された竪型ミルにお
いては、一次空気ポート７から分岐状に設けられて粉砕
ローラ２の下部粉砕面１１のほうに向いている小孔１４
を有するので、前記一次空気ポート７に供給する空気量
を所定値よりも大きい量にして供給し、その所定値より
も大きくした分の量の空気を前記小孔１４から該ローラ
２の下部粉砕面１１に向けて噴射させてその部の微粉を
排除するようにする。すると、前記両粉砕面１１，１３
の間には粗粒が多くなり、粉砕ローラ２の滑りがなくな
って滑り摩擦自励振動を発生しなくなる。しかも、前記
一次空気ポート７内に位置して該小孔１４の直上部に設
けられたひさし１５を有するので、該一次空気ポート７
からの小孔１４への空気の分流量が正確な値となる。
いては、一次空気ポート７から分岐状に設けられて粉砕
ローラ２の下部粉砕面１１のほうに向いている小孔１４
を有するので、前記一次空気ポート７に供給する空気量
を所定値よりも大きい量にして供給し、その所定値より
も大きくした分の量の空気を前記小孔１４から該ローラ
２の下部粉砕面１１に向けて噴射させてその部の微粉を
排除するようにする。すると、前記両粉砕面１１，１３
の間には粗粒が多くなり、粉砕ローラ２の滑りがなくな
って滑り摩擦自励振動を発生しなくなる。しかも、前記
一次空気ポート７内に位置して該小孔１４の直上部に設
けられたひさし１５を有するので、該一次空気ポート７
からの小孔１４への空気の分流量が正確な値となる。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水平回転をする粉砕テーブルと、加圧装置によって該粉
砕テーブルに圧接して従動回転をする複数の粉砕ローラ
と、原塊を上部から該粉砕テーブルの中央に供給する原
塊供給管と、粉砕された微粉をミル外へ排出させる微粉
排出口と、前記テーブルとローラの間で粉砕されたのち
の微粉を該微粉排出口まで移送する空気をミル内の上方
に向けて噴出させる一次空気ポートとを備えた竪型ミル
において、前記一次空気ポートに供給する空気量を所定
値よりも大きい量にして供給し、その所定値よりも大き
くした分の量の空気を前記ローラの下部粉砕面に向けて
噴射させてその部の微粉を排除するので、常に粉砕ロー
ラの下部粉砕面が清掃されて、滑り摩擦自励振動が発生
しなくなる。またその微粉を排除するための空気は一次
空気ポートから分流させるが、その分流量を見込んで、
該ポートには、所定値よりもそれだけ大きい量を供給す
るので、微粉の移送等には所定値以上の空気が使用され
ることになり、全く支障がない。
水平回転をする粉砕テーブルと、加圧装置によって該粉
砕テーブルに圧接して従動回転をする複数の粉砕ローラ
と、原塊を上部から該粉砕テーブルの中央に供給する原
塊供給管と、粉砕された微粉をミル外へ排出させる微粉
排出口と、前記テーブルとローラの間で粉砕されたのち
の微粉を該微粉排出口まで移送する空気をミル内の上方
に向けて噴出させる一次空気ポートとを備えた竪型ミル
において、前記一次空気ポートに供給する空気量を所定
値よりも大きい量にして供給し、その所定値よりも大き
くした分の量の空気を前記ローラの下部粉砕面に向けて
噴射させてその部の微粉を排除するので、常に粉砕ロー
ラの下部粉砕面が清掃されて、滑り摩擦自励振動が発生
しなくなる。またその微粉を排除するための空気は一次
空気ポートから分流させるが、その分流量を見込んで、
該ポートには、所定値よりもそれだけ大きい量を供給す
るので、微粉の移送等には所定値以上の空気が使用され
ることになり、全く支障がない。
【図１】本発明方法を実施する竪型ミルの一例を示した
一部拡大正面断面図である。
一部拡大正面断面図である。
【図２】従来の技術の一例を示した正面断面図である。
１ 粉砕テーブル ２ 粉砕ローラ ３ 加圧装置 ４ 原塊 ５ 原塊供給管 ６ 微粉排出口 ７ 一次空気ポート １１ ローラの下部粉砕面 １４ 小孔
Claims (2)
- 【請求項１】 水平回転をする粉砕テーブルと、加圧装
置によって該粉砕テーブルに圧接して従動回転をする複
数の粉砕ローラと、原塊を上部から該粉砕テーブルの中
央に供給する原塊供給管と、粉砕された微粉をミル外へ
排出させる微粉排出口と、前記テーブルとローラの間で
粉砕されたのちの微粉を該微粉排出口まで移送する空気
をミル内の上方に向けて噴出させる一次空気ポートとを
備えた竪型ミルにおいて、前記一次空気ポートに供給す
る空気量を所定値よりも大きい量にして供給し、その所
定値よりも大きくした分の量の空気を前記ローラの下部
粉砕面に向けて噴射させてその部の微粉を排除すること
を特徴とする、竪型ミルの振動防止方法。 - 【請求項２】 一次空気ポートの途中に分岐状に、粉砕
ローラの下部粉砕面に向けた小孔を設けて、該小孔から
所定値よりも大きくした分の量の空気を噴射させること
からなる請求項１記載の竪型ミルの振動防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037595A JPH06246179A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 竪型ミルの振動防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037595A JPH06246179A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 竪型ミルの振動防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246179A true JPH06246179A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12501915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5037595A Pending JPH06246179A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 竪型ミルの振動防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06246179A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190051828A (ko) | 2017-11-06 | 2019-05-15 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 분쇄기 및 분쇄기의 운용 방법 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP5037595A patent/JPH06246179A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20190051828A (ko) | 2017-11-06 | 2019-05-15 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 분쇄기 및 분쇄기의 운용 방법 |
| JP2019084487A (ja) * | 2017-11-06 | 2019-06-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 粉砕機及び粉砕機の運用方法 |
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