JPH06165955A - 多軸可動式スプレーガン - Google Patents
多軸可動式スプレーガンInfo
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- JPH06165955A JPH06165955A JP5168874A JP16887493A JPH06165955A JP H06165955 A JPH06165955 A JP H06165955A JP 5168874 A JP5168874 A JP 5168874A JP 16887493 A JP16887493 A JP 16887493A JP H06165955 A JPH06165955 A JP H06165955A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B13/00—Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
- B05B13/02—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
- B05B13/04—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation
- B05B13/0431—Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation with spray heads moved by robots or articulated arms, e.g. for applying liquid or other fluent material to 3D-surfaces
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/0091—Apparatus for coating printed circuits using liquid non-metallic coating compositions
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- Spray Control Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Abstract
にかつ効率的に塗布できる、スプレーガンの操作装置を
提供する。 【構成】 この装置は、スプレーノズルを有するスプレ
ー装置12を目的の基板に対して操作し、X、Y、Z方
向にスプレー装置12を動かす駆動機構、及びスプレー
装置12に対してスプレーノズルを回転させかつスプレ
ー装置に対してスプレーノズルを傾ける分離機構をそれ
ぞれ備えている。
Description
れるスプレーガンに関し、より詳しくは、5つの「軸」
に沿った運動、すなわちXおよびY軸に沿った第一の平
面内の運動、Z軸に沿った直角平面内の運動、本質的に
Z軸と平行な軸を中心とする回転(いわゆる「第四の
軸」の運動)およびZ軸に対して本質的に平行な垂直平
面内の回転運動(いわゆる「第五の軸」の運動)が可能
な、特にプリント回路基板を塗装するためのスプレーガ
ンに関する。また、本発明では、スプレーガンをX、Y
およびZ方向で固定し、塗装すべき基材をそのスプレー
ガンに対してX、YおよびZ方向で移動できるテーブル
上に支持し、そのスプレーガン上の第四および第五軸駆
動機構を使用することもできる。
分、漏電および埃から保護するために、一般的に防湿性
の絶縁フィルムで被覆する。好ましくは、防湿性絶縁フ
ィルムは、揮発性溶剤に溶解させたアクリル、ポリウレ
タンまたはエポキシ合成樹脂の様な適合性被覆と呼ばれ
るフィルムである。清浄なプリント回路基板に塗布した
場合、溶剤が蒸発するにつれて一様な厚さの連続した絶
縁性の樹脂フィルムが形成される。
被覆を施すのに5種類の主な方法が使用された。これら
の方法は、タカギ シマダの名前で、「組み立てた回路
基板上に防湿絶縁被覆を施すための方法」と題する先行
の米国特許第4,753,819号、およびその関連特
許である、タカギ シマダの名前の、「フラットパター
ンノズルから放出された三角形またはあり継ぎ形液体フ
ィルムを使用する、回路基板上に防湿絶縁被覆を施すた
めの方法」と題する第4,880,663号に記載され
ている。これらの特許の記載内容全体をここに参考とし
て含める。
リント回路基板に防湿絶縁被覆を施すための主な方法に
は、(a)防湿絶縁塗料を含むタンク中に組み立てた回
路基板を浸漬する浸漬法、(b)防湿絶縁塗料をプリン
ト回路基板に手で刷毛塗りする刷毛塗り法、(c)防湿
絶縁塗料を含浸した羊毛ロールをプリント回路基板の表
面上に転がして塗布するローラー法、(d)防湿絶縁塗
料をスプレー技術によりプリント回路基板に塗布するス
プレー法、および(e)防湿絶縁塗料を加圧してスリッ
トダイスから押出し、プリント回路基板表面をフィルム
で被覆するスリットダイス法がある。
に、上記の方法にはそれぞれ長所と短所がある。例え
ば、刷毛塗り以外の方法はすべて、プリント回路基板の
塗装しない部分はマスクで覆う必要がある。基板へのマ
スクの取り付けおよび基板からの取り外しは手作業で行
なう必要があり、回路基板の大量生産の障害となること
がある。刷毛塗りは、マスクを必要としないが、労力が
かかり、大量生産に向いていない。
に使用されている絶縁塗装方法はスプレー法である。上
記のシマダ特許のどれもプリント回路基板上に絶縁性液
体塗料をスプレーする方法を記載しているが、そこでは
フラットパターンノズルを使用し、ノズルと回路基板の
間を相対的に移動させている。一般的に、外部加熱器を
使用して塗料を加熱してから、その塗料を配量装置中に
導入する。大量生産では、スプレーノズルを固定位置に
取り付けたスプレーガンを操作するためにロボットアー
ムを使用することが多い。これらのロボットアームは、
スプレーガンおよびそのスプレーノズルをZ方向に、す
なわちプリント回路基板に向かって、およびそこから離
れる方向に、およびXおよびY方向に、すなわち回路基
板の長さおよび幅に沿って移動させることができる。
および第4,880,663号に開示されている方法お
よび装置により、塗料はスプレー装置のノズルから「葉
形状」パターンで放出される。この葉形状パターンの幅
寸法は、ノズルの放出放出口から外側に向かって最大幅
まで増加し、次いで内側に向かって最小幅まで先細りに
なる。したがって、回路基板に塗布されるコーティング
材料のパターンの幅はノズルの放出口と回路基板の間隔
により異なる。この間隔は、回路基板の形状により必要
に応じて、スプレー装置およびノズルを上記の様にZ方
向へ、すなわち回路基板に向かう、およびそこから離れ
る方向へ移動させることができるロボットアームにより
変えることができる。
節する、または変えることにより回路基板上のスプレー
パターンの幅を変更する際の問題点は、回路基板に塗布
されるコーティング材料の厚さが不均一になることであ
る。これは、回路基板に対するノズルの位置に関係な
く、同じ流れまたは量のコーティング材料がノズルから
放出されるためである。スプレーパターンの幅寸法が最
大の場合は、コーティング材料は大きな面積に塗布され
るので、コーティング材料の薄い層が回路基板に塗布さ
れる。パターンの幅が狭い場合には、同じ量または流れ
のコーティング材料がより小さな面積上に放出されるの
で、それに応じてより厚い層のコーティング材料がスプ
レーノズルにより塗布される。多くの場合、回路基板上
の部品すべてが確実に、適切に被覆され、コーティング
材料が無駄にならない様にするためには、回路基板全体
に一様な厚さのコーティングを得るのが好ましい。
際のもう一つの問題は、XおよびY方向においてスプレ
ーガンの移動方向を変更することである。以前には、ス
プレーガンのXおよびY方向の両方の移動においてスプ
レーノズルから望ましいパターンのコーティング材料を
確実に塗布するためには、移動方向をX方向からY方向
に、またはその逆に変更させる度にスプレーノズルを、
したがってスプレーガンの方向を90o 再調整する必要
があった。スプレーガン全体を回転させるには比較的大
きな重量の機構が必要であり、これをロボットアーム上
に支持するのは困難である、および/またはこれによっ
てロボットアームの移動速度が低下することが多い。そ
の様な機構は取扱いにくいことが立証されただけではな
く、その様な機構では、X軸またはY軸に沿った移動に
対してスプレーパターンを適切に調整するのに、スプレ
ーガンの方向を90o ずつ増加することにより再調整す
る以外にない。さらに、コーティング材料を、Xまたは
Y軸に沿った直線経路の代わりに、非直線経路、例えば
円形または半円形の経路に沿って移動させるのが望まし
い用途もある。上記の種類のロボット操作機構ではスプ
レー装置を90o ずつ増加して方向付けする以外にない
ので、コーティング材料が過度に重複することなく、非
直線パターンを描くことは不可能であり、したがってプ
リント回路基板上に不均一な厚さの層が形成される。
つの難点は、回路部品等が回路基板表面から突き出して
いることがあるので、回路基板が必ずしも平面ではない
ことである。用途によっては、回路基板上に支持された
部品の垂直側面またはその下の部分を被覆するのが望ま
しい場合もある。これは、スプレーガンをX、Yおよび
Z方向でしか移動できないロボットアームでは容易に達
成できない。
は、スプレーガンを操作する際の制御に必要な運動量お
よび慣性を少なくし、標的の基板上に、およびその基板
上に支持された部品上に正確に、且つ効率的にコーティ
ングできる、スプレーガンの操作装置を提供することで
ある。
ーノズルを有するスプレーガンを、プリント回路基板の
様な被覆すべき基材に対して操作するための装置におい
て、X、YおよびZ方向におけるスプレーガンおよびス
プレーノズルの運動を、独立して制御され、発動され
る、スプレーガンに対するスプレーノズルの運動と連結
することにより達成される。スプレーガンを支持するロ
ボットアームに関する機構は、スプレーガンおよびその
スプレーノズルをX軸、Y軸およびZ軸に沿って、プリ
ント回路基板または他の被覆すべき基材に対して移動さ
せることができる。この運動に加えて、本発明の装置
は、スプレーガンのスプレーノズルをZ軸と平行な軸を
中心として回転させる機構、およびこの回転とは無関係
に、スプレーノズルをスプレーガンに対して旋回させる
もう一つの機構を含む。したがって、本発明の装置は、
スプレーガンのノズルの5軸運動、例えばX、Yおよび
Z軸のそれぞれに沿った運動、Z軸と平行な軸(いわゆ
る「第4軸」)を中心とする回転、およびスプレーガン
に対して旋回させる、つまり振り回す運動(いわゆる
「第5軸」)を与える。あるいは、本発明の装置は、第
4および第5軸駆動機構を含むが、X、YおよびZ方向
には固定されているスプレーガンにも応用できる。この
場合、被覆すべき回路基板は、固定されたスプレーガン
に対してX、YおよびZ方向に移動し得るテーブル上に
支持する。
4,785,996号に示される型のスプレーガンを僅
かに変形して延長部を設けるが、この延長部は、ガンの
内側に形成された内部通路内に回転できる様に支持さ
れ、ガン本体の基底部から外に向かって伸び、そこにガ
ンのスプレーノズルが通常通りに取り付けられる。この
延長部にはコーティング配送通路が形成されており、そ
の中にガン本体により支持されたプランジャーが収容さ
れている。コーティング材料は入り口を通してガン本体
の内部通路の中に導入され、プランジャーの外側表面の
回りを流れ、延長部のコーティング配送通路に入る。プ
ランジャーは延長部中に形成された出口を開閉し、未使
用の、または過剰のコーティング材料はプランジャーの
中空内部を通ってガン本体に再循環され、コーティング
材料の供給源と連絡する出口を通って排出される。
きる様に取り付けられており、延長部のコーティング配
送通路と連絡している。スプレーノズルは放出口を有
し、この放出口は、延長部の縦軸からずれており、プラ
ンジャーが開放位置にある時、プリント回路基板の様な
基材上にコーティング材料を放出する。
ルは一体となって、ロボットアームによりX軸、Y軸お
よびZ軸に沿って移動し得る。この運動に加えて、延長
部およびスプレーノズルをスプレーガンに対して回転さ
せ、スプレーノズルをスプレーガンに対して旋回、つま
り回転させるための別の機構を備えている。
れた割り出し輪の操作により、延長部およびスプレーノ
ズルをスプレーガンに対して回転させる。割り出し輪は
周状に間隔を置いて配置された複数のピンを有し、それ
らのピンのそれぞれが、前進位置と後退位置の間で移動
し得る押し板と噛み合うことができる。押し板は、前進
する度に割り出し輪のピンの一つと噛み合い、割り出し
輪および延長部をスプレーガンに対して回転させる。押
し板がその前進位置から後退位置に戻っている間、割り
出し輪に関連する締付け装置が割り出し輪を回転可能な
固定位置に保持する。これらの部品はすべて比較的軽量
であり、ロボットアームの移動速度を犠牲にすることな
く、あるいは過度の重量による著しい慣性力を加えるこ
となく、各種のロボットアームと共に使用することがで
きる。
出し輪を、したがって延長部およびスプレーノズルを、
スプレーガンに対して90o の角度間隔だけ回転させ
る。この様にして、スプレーガンがX方向またはY方向
に移動しているかに関係なく、スプレーガンの移動方向
と本質的に直角の方向にコーティング材料の所望のパタ
ーンを描く様に、スプレーノズルの方向を決めることが
できる。これによって、スプレーガンまたは標的の基材
の一方を動かす必要なしに、ガンの移動方向に対する望
ましいスプレーパターンの方向付けを達成することがで
きる。
形、等の非直線経路でコーティング材料を塗布する必要
があることが分かっている。これらの塗布を行なうため
に、本発明の別の実施態様では、スプレーガンが、Xま
たはY方向だけではなく、所望の非直線経路に沿って移
動する様に、X軸およびY軸に沿ってスプレーガンを移
動させる機構を同時に作動させる制御装置を含む。その
様な非直線経路に沿って一様なコーティング材料の層を
形成するためには、ノズルから放出されるコーティング
材料のパターンが非直線経路を連続的に追跡する様に、
スプレー装置に接続されたノズルを徐々に回転させなけ
ればならない。すなわち、パターンが、非直線経路に沿
ったスプレー装置の移動方向に対して一般的に直角に、
連続的に向く様に、ノズルからスプレーパターンを放出
する方向が、スプレー装置の移動と共に徐々に変化しな
ければならない。
ことは、この実施態様において、上記の割り出し輪をな
くし、延長部に固定したプーリーで置き換え、駆動ベル
トによりプーリーに接続されたステッパーモーターを含
むことにより達成される。ステッパーモーターの出力シ
ャフトは時計方向および半時計方向にどの様な所望の程
度にも回転させることができ、したがって延長部および
スプレーノズルをプリント回路基板に対してあらゆる所
望の角度に回転させることができる。その結果、ノズル
から放出されるスプレーパターンの方向を連続的に調整
し、スプレー装置の非直線経路を追跡することができ
る。
ンに対する回転に加えて、スプレーノズルの回転軸と一
般的に平行な平面内でスプレーノズルを旋回させる機構
を提供する。好ましい実施態様では、スリーブが延長部
にスライドできる様に取り付けてあり、延長部に沿って
垂直に上下運動することができる。このスリーブには空
気圧シリンダーのピストンに接続されたヨークが取り付
けてある。シリンダーを作動させてピストンを前進させ
ると、ヨークがピストンと共に移動し、スリーブを延長
部に沿って押し下げる。ピストンがシリンダー内で後退
すると、スリーブが延長部に沿って上昇し、それと共に
ヨークが移動する。
が接続しているために、延長部に沿ったスリーブの上下
運動により、スプレーノズルの傾斜運動が起こる。ノズ
ルクランクアームは、スリーブに旋回できる様に取り付
けられた上端部およびノズル傾斜レバーに旋回できる様
に取り付けられた下端部を有する。ノズル傾斜レバー
は、スプレーノズルの基底部に取り付けられたアダプタ
ー内で旋回できる様に支持された、スプレーノズル上の
突出部に固定されている。
クアームが下方に移動し、それによってノズル傾斜レバ
ーの一端が時計方向か、または反時計方向に旋回する。
さらに、ノズル傾斜レバーとノズル突出部が接続されて
いるので、スプレーノズルが同じ方向に傾斜する。次い
でスリーブが反対の上方向に移動すると、ノズルクラン
クアームが上昇し、ノズル傾斜レバーおよびスプレーノ
ズルを反対方向に旋回させる。
クアームおよびノズル傾斜レバーがスプレーノズルをス
プレーガンに対して旋回させ、ノズルの放出オリフィス
が被覆すべき基材に対して円弧状経路で旋回する。これ
によって、回路基板およびその上に支持された部品に対
してある角度でコーティング材料を放出し、その様な部
品の側面および/またはその様な部品の下側を被覆する
ことができる。
斜、つまり旋回させるための別の機構を提供するが、そ
こではスプレーノズルの放出口が延長部の軸と本質的に
同列にある。この実施態様では、ノズル傾斜レバーがノ
ズル支持部品のシャフトに接続され、そのシャフトは、
延長部により支持された旋回基部の内側にスライドでき
る様に取り付けられている。ノズル支持部品にはノズル
ホルダーが取り付けられており、このノズルホルダーが
スプレーノズルを延長部の縦軸と同列に支持している。
ノズル傾斜レバーの上下運動に応じて、上記の様に、ノ
ズル支持部品、ノズルホルダーおよびスプレーノズルが
旋回基部中でスライドして旋回し、ノズルの放出口が、
回路基板およびその上にある部品に対して円弧状の経路
で傾斜、つまり旋回する。
斜させるための上記の実施態様のいずれも、延長部によ
り支持されたスリーブを上下方向に移動させるために空
気圧シリンダーを使用している。ある種の用途を制限す
ることがあるこの構造の一つの特徴は、空気圧シリンダ
ーのピストン棒が、作動の際に、完全に前進した、また
は完全に後退した位置に移動することである。その結
果、ノズルは延長部の軸、またはそれと平行な軸に対し
て2つの角度位置にしか移動し得ない。別の実施態様で
は、空気圧シリンダーの代わりにステッパーモーターを
使用し、その出力シャフトはねじ山の付いた棒に接続さ
れてこれを駆動し、その棒は、スリーブに取り付けられ
たヨークにより支持されたブラケットに接続されてい
る。ステッパーモーターは、ねじ山付きのシャフトを望
ましい程度だけ漸進的に回転させ、それによってスリー
ブを延長部に沿って少しずつ上下動させることができ
る。その結果、ノズルの傾斜運動ははるかに精確に制御
できるので、特定用途の必要条件に応じて、プリント回
路基板に対してノズルを本質的にどの様な望ましい角度
にも方向付けすることができる。
る種のコーティング材料では、高温で配量される様に、
その様な材料を加熱するための手段を備えるべきであ
る。外部の加熱装置、スプレーガンに導くラインおよび
未使用のコーティング材料を外部ヒーターに再循環させ
るためのポンプを備えるには比較的経費がかかり、ヒー
ターからスプレーガンにより支持されている延長部の放
出口までの流路全体を満たすには著しく大量の材料が必
要になる。その上、スプレーガンとヒーターの間のライ
ンにおける熱損失の問題もある。その結果、所望の塗布
温度で配量できる様に、この熱損失をまかなうためにコ
ーティング材料を高温に加熱しなければならない。ある
種の材料に関しては、熱制限ファクターにより、その材
料を損なわずにある一定の水準を超えて加熱することが
できない。本発明により提供されるもう一つの改良点
は、スプレーガンの近くで、およびプリント回路基板上
に放出される直前に、コーティング材料が延長部を通っ
て流れる時に、コーティング材料を加熱する手段であ
る。
ーガンを、コーティング材料の供給源に接続された入り
口と、スプレーガンへの入り口に接続された出口との間
に細長いループ状の、または蛇行する流路を形成する流
体穴を備えたマニホルドに直接取り付ける。カートリッ
ジヒーターをマニホルド内に取り付け、マニホルドの流
体穴中のループ状の、蛇行する流路を通ってコーティン
グ材料が流れる時にそれを加熱する。コーティング材料
は、マニホルドの出口に到達するまでに塗布温度に加熱
される。その様な温度は、スプレーガンがマニホルドに
直接接続しており、マニホルドとの接触から伝導により
それ自体が加熱されるために、スプレーガン内部で本質
的に維持される。
る延長部の外表面を加熱素子で包むことにより、延長部
にも加熱素子を備える。この加熱素子が延長部の温度を
上昇させるので、その中を流れるコーティング材料は、
プリント回路基板上に放出される前に、所望の塗布温度
に実質的に維持される。マニホルドおよび延長部用の加
熱素子を含むことにより、その系の装填に必要なコーテ
ィング材料の量を少なくし、製造期間または作業日の終
了時における様な、設備の停止の際にも材料の無駄を少
なくすることができる。さらに、特定用途の必要条件に
応じて、コーティング材料の粘度を所望により変えるこ
とができる。本発明の好ましい実施態様の構造、操作お
よび長所を、以下に添付の図面を参照しながらさらに詳
細に説明する。
として含めるZiecker の米国特許第RE33,481号
に記載されている型のスプレーガン12を含む。スプレ
ーガン12は、ガン本体14を有し、段差のついた穴1
6がガン本体14の最下端に伸びている。ガン本体14
の下端で、穴16の中に軸受け17が支持されており、
その軸受け17の上に取り付けブロック18が載ってい
る。軸受け17および取り付けブロック18の両方にそ
れぞれ通し穴19および21が形成され、これらの穴
が、中空内部23を有する可動プランジャー22を受け
入れている。プランジャー22の外側と、取り付けブロ
ック18の通し穴21との間に空間があり、取り付けブ
ロック18からガン本体14の入り口21まで形成され
た通路24と接続している。コーティング材料は口25
および通路24を通して通し穴21の中に導入され、プ
ランジャー22の外側に沿って流れる。
きる様に支持された円筒形の延長部26を有する。円筒
系延長部26の上端部は軸受け17の上端でシール27
と接し、そこで軸受け17と取り付けブロック18の輪
状底部の間に保持されている。円筒形延長部26には内
部通路28が形成されており、その通路はその上端で取
り付けブロック18中の通し穴21に連絡し、コーティ
ング材料を輸送する。この通路28は、延長部26の最
下端まで下方に伸びるプランジャー22を受け入れてい
る。好ましくは、プランジャー22の下端30はテーパ
ーがついており、延長部26の最下端に位置する座32
と接している。プランジャー22は、その下端が座32
から離れ、その中に形成された放出口34を開放してい
る、開いた、後退した位置と、プランジャー22の下端
30が座32に接し、放出口34をふさいでいる、図に
示す伸びた位置との間で移動できる。プランジャー22
のこの運動により、以下に説明する様に基材上に塗布す
るために延長部26から放出されるコーティング材料の
流れが調整される。
2が後退した、開放位置にある場合、コーティング材料
はプランジャー22の外側に沿って、テーパーのついた
下端30へ流れ、そこで放出口34を通して放出され
る。プランジャー22が閉じた位置にある場合、および
/または過剰のコーティング材料を延長部26から除去
するために、コーティング材料を延長部26の底部から
上方に向け、ガン本体14から外に再循環させる手段を
備えている。
2には、その下部のテーパーのついた末端30のすぐ上
の点に口38が形成されている。過剰の、または使用さ
れなかった、放出口34から放出されないコーティング
材料は、プランジャー22の口38に入り、その中空内
部23を通って上方に向かい、プランジャー22の上端
に形成された第二の口40へと流れる。コーティング材
料は口40から排出され、ガン本体14中で、取り付け
ブロック18の上部に位置するワッシャー43の形のシ
ールと、スプリング45により所定の位置に保持されて
いる類似のシール44との間に形成されたキャビティ4
2中に入る。このキャビティ42は、ガン本体14中に
形成された再循環出口47に接続し、その出口はコーテ
ィング材料の供給源(図には示していない)に連絡して
いる。コーティング材料は、その一部が放出口34から
放出されていても、プランジャー22の中を連続的に再
循環する。これによって、スプレーガン12の運転中、
コーティング材料は適切な温度に加熱される。
22あるいは他の再循環手段に限定するものではない。
スプレーガン12がコーティング材料を再循環させる手
段を持たない、すなわち材料がガンから放出されない場
合はその中に「停滞する」こともできる。
およびスプレーノズル48を延長部26に取り付けるた
めに、アダプター46が延長部26の最下端にねじ込ま
れている。アダプター46は、延長部26上の外側ねじ
山と噛み合うカラー50、および延長部26の下端で座
32中の放出口34と連絡する穴52を有する。アダプ
ター46により支持されたワッシャー53は座32と接
し、その間を密閉する。アダプター46は横方向の通し
穴54を有し、その中で、ノズル支持部品49の円筒形
突出部56が回転できる様に取り付けられている。Oリ
ングシール58がアダプター46と突出部56の間に配
置され、そこで流体に対して密閉している。
穴60が形成されているが、この穴は一端でアダプター
46中の穴52と、他端でノズル支持部品49中に形成
された流体配送通路64と連絡している。ノズル支持部
品49には清掃用のねじ65が取り付けられており、こ
れが通路64と交差し、その通路および延長部26の底
部の清掃を行なうことができる。流体配送通路64は段
差のついた下端部を有し、その内側にノズルホルダー6
3を取り付けるためのねじが形成されている。好ましく
は、テフロンリング67をノズルホルダー63の外側に
取り付け、通路64とノズルホルダー63の噛み合った
ねじ山を通ってコーティング材料が漏れるのを防止す
る。ノズル48は、ここにその前文を参考として含め
る、本発明と同じ譲受人に譲受された、ルードへの米国
特許第4,346,849号に記載されているのと同じ
方法でノズルホルダー63の基底部にろう付けされてい
る。特許第4,346,849号に説明されている様
に、ノズルホルダー63には通し穴66が形成されてお
り、その最下端で座に接続している。ノズル48は、こ
の座の中で、ノズル48の放出口71がノズルホルダー
63の通し穴66と並ぶ様にろう付けされている。
それぞれアダプター46中の穴52、円筒形突出部56
中のコネクター穴60、ノズル支持部品49内の流体配
送通路64、およびノズルホルダー63およびノズル4
8の通し穴66および放出口71を含めて、延長部26
からスプレーノズル48まで形成される。この流体経路
を通るコーティング材料の流れは、プランジャー22
の、放出口34に対して後退した開放位置と、伸びた閉
鎖位置との間の移動操作により制御される。
号に記載されている型のノズルおよび/または米国特許
第4,753,819号および第4,880,663号
に記載されているノズルは、それぞれある一定の幅寸法
および非常に薄い、または小さな深度寸法を有する「平
らな」パターンを形成する。プリント回路基板のコーテ
ィングでは、例えば、回路基板上の様々な部品の向きお
よび配置により、ノズル48から放出される平らなスプ
レーパターンの幅寸法を変化させて、回路基板上の所望
の区域または部品を被覆するのが望ましい場合がある。
上記の様に、米国特許第4,753,819号および第
4,880,663号の開示により放出されるいわゆる
「葉形状」パターンの幅寸法の変更は、ノズル48を回
路基板の表面に向かって、およびそこから離して移動す
ることにより達成されるが、このために塗布されたコー
ティング材料層の厚さが不均一になる。このことは、回
路基板の区域によってコーティングが厚過ぎたり、薄過
ぎたりし、材料が浪費されることがあるので、好ましく
ない。
リント回路基板を相互に移動させることなく、ノズル4
8から放出されるパターンの幅を変化させるための制御
機構が備えられている。コーティング材料は、コーティ
ングサプライ350からライン352を通り、スプレー
ガン本体14中の口25に配送される。図2も参照。圧
力調整装置または変換器354はライン356によりコ
ーティングサプライ350に接続され、空気ライン36
0を通して空気供給源350と通じている。本発明に好
適な型の変換器354の一つは、ベロフラム コーポレ
ーション、ニューウェル、ウエストバージニアから市販
されている電気−空気式またはベロフラム式変換器であ
る。プログラム化可能な制御装置360は、ライン36
2を経由して変換器354に、ライン363を経由して
コーティングサプライ350に、および、以下により詳
細に説明する様に、様々なモーターに接続され、スプレ
ーガン12およびそのノズル48を複数の軸を中心にし
て、プリント回路基板に対して移動させる。予めプログ
ラム化された間隔で、プリント回路基板に対するノズル
48の位置に応じて、制御装置はライン362を通して
変換器354に信号を送ることができる。この信号に応
じて、コーティング材料がより高圧で、またはより低圧
でスプレーガン12に配送される様に、変換器354は
コーティングライン352中の圧力を増加または減少さ
せる。コーティング材料がより高圧で供給される場合、
ノズル48から放出されるスプレーパターンの幅は増加
し、それによって同じ量のコーティング材料がプリント
回路基板に沿ってより広い区域に配分される。反対に、
変換器354が制御装置360によりコーティングライ
ン352中の圧力を下げる様に運転される場合、コーテ
ィング材料はより低い圧力で供給され、それによってノ
ズル48から放出されるコーティングパターンの幅が減
少する。
354によりパターン幅を制御する利点は、スプレーガ
ンまたはプリント回路基板を移動させることなく、その
様な幅の変更が迅速に、効率的に行なわれることであ
る。パターンの幅を変えるためにスプレーガンおよび/
または回路基板を互いの方に向かって、または相互に離
れる様に移動させることは面倒であり、製造にかかる時
間が浪費される。また、スプレーガンおよび/または回
路基板をZ軸方向で移動させることにより、コーティン
グ作業の、すなわち回路基板上の特定の位置でコーティ
ングを開始するためにコーティング材料を流す場合の調
整または校正精度が影響を受ける。スプレーガンおよび
回路基板が互いの方に向かって、または互いから離れる
様に移動する際、コーティング材料がノズル48の放出
口から出てプリント回路基板に到達するまでの時間が変
化し、したがってコーティング材料の流れを開始する時
間も変更しなければならない。このために、系を適切に
校正するための時間および難しさが増大する。さらに、
比較的広い幅および比較的狭い幅のパターンの両方を同
じプリント回路基板に塗布し、なお且つ一様な厚さのコ
ーティングを得ることが望ましい場合、制御装置360
をライン364によりコーティングサプライ350に接
続し、コーティング材料を供給する圧力によりコーティ
ング材料のスプレーガン14への流量を変えることもで
きる。例えば、より広いスプレーパターンからより狭い
スプレーパターンに変換する場合、より高い流量で塗布
されているより広いスプレーパターンの厚さと等しい厚
さを有する、より狭い幅のパターンがプリント回路基板
に塗布される様に、コーティング材料の流量およびガン
本体12に対するその圧力の両方を低下させる。
ーノズル48をプリント回路基板の様な標的基材に対し
て移動させる機構の構造および操作である。スプレーガ
ン12を支持するロボットアームに関連する機構が、ス
プレーガン12をX軸、Y軸およびZ軸に沿って移動さ
せる。その様な機構の詳細は本発明自体を構成するもの
ではなく、下記のスプレーガン12のX、YおよびZ軸
移動の説明は装置10の全体的な運転を説明するために
のみ行なう。その上、別の実施態様では、スプレーガン
12を固定し、回路基板を支持するテーブル(図には示
していない)をX、YおよびZ軸に沿って移動させるた
めの駆動機構を備える。
1および2に示すスプレーガン12の上側部分を意味
し、用語「底部」はその様な図におけるガン本体14の
下側部分を意味する。「X軸」は図1の左から右に伸び
る軸であり、「Y軸」は図1の頁の手前から向う側に伸
びる軸であり、「Z軸」は図1の上部と底部の間の垂直
方向に伸びる軸である。
は、垂直に伸びる側縁部70を有するガン取付け板68
に固定されているが、図1にはその側縁部の一方を示
す。ガン取付け板68は4個のローラー間に保持されて
おり、取付け板68の両方の即縁部70にそれぞれ2個
のローラーが配置されている。各ローラー72は、図1
に図式的に示すロボットアーム78に支持されたフレー
ム76に固定されたピン74上で回転できる。
られており、そのモーターの出力シャフト82はピニオ
ン歯車84に接続されており、これを駆動する。ピニオ
ン歯車84は、ガン取付け板68に固定されたラック8
6と噛み合っている。モーター80が作動すると、ピニ
オン歯車84がラック86に対して時計方向か、または
反時計方向に回転する。ピニオン歯車84とラック86
が噛み合って接続しているので、ガン取付け板68は、
そのそれぞれの側縁部70上のローラー72間で、垂直
に、すなわちZ軸に沿って移動する。ガン取付け板68
のその様な運動がスプレーガン12およびスプレーノズ
ル48を移動させ、被覆すべき回路基板の様な基材に対
して所望の垂直位置にスプレーノズル48を合わせる。
8のY方向における移動は、次の様に行なわれる。フレ
ーム76の上部板には4個の軸受けブロック88、89
(図にはそのうちの2個を示す)が取付けられており、
これらのブロックは、ポスト95により支持板96に取
付けられた案内棒または直線路92、94にそれぞれ支
持されている。さらに、支持板96は、ポスト98(図
にはそのうちの1個を示す)により案内棒100に取付
けられ、その案内棒はロボットアーム78により軸受け
ブラケット101上に支持されている。
その出力シャフト104はピニオン歯車106に接続さ
れ、これを駆動する。このピニオン歯車106は、フレ
ーム76の上部板に取付けられたY方向に伸びるラック
108と噛み合っている。モーター102が作動する
と、ピニオン歯車106がラック108と噛み合ってい
るので、フレーム76が移動し、スプレーガン12およ
びスプレーノズル48が上記のY軸に沿ってY方向に移
動する。
8のX方向における、つまりX軸に沿った運動は、Y軸
に沿った運動と同様に行なわれる。ロボットアーム78
に取付けられた第三のモーター110の出力シャフト1
12はピニオン歯車114を備えている。このピニオン
歯車114は、支持板96の上に取付けられ、X方向に
伸びるラック116と噛み合っている。出力シャフト1
12およびピニオン歯車114の回転により、支持板9
6、フレーム76およびスプレーガン12およびスプレ
ーノズル48のすべてが、固定されたロボットアーム7
8に対してX方向に移動する。
ズル48をX、YおよびZ軸に沿って移動させるための
上記の駆動機構は本発明を限定的するものではなく、そ
の様なX、YおよびZ移動は様々な他の機構によっても
達成される。
12に対してスプレーノズル48を回転させる機構の一
実施態様を説明する。上記の様に、スプレーガン12お
よびスプレーノズル48は1単位としてX、YおよびZ
方向に移動する。しかし、第4軸運動の機構は、スプレ
ーガン12の残りの部分から独立して、およびロボット
アームのいかなる運動からも独立して、スプレーノズル
48を回転させる。
118が延長部26に固定されている。割出し輪118
は、割出し輪118の中心から同じ半径方向の間隔で、
互いに90o の間隔で配置された、4本の下方に伸びる
ピン120a−dを有する。割出し輪118の周辺部に
は4箇所の窪み122a−dが、半径方向でそれぞれピ
ン120a−dと並んで形成されている。
片側から外方向に突き出し、その位置で、ねじ126に
よりガン取付け板68の下側に取付けられている。この
支持フレーム124は、ピストン130を有する空気圧
シリンダー128を支えており、そのピストンは、以下
により詳細に説明する様に、図5に示す伸びた位置と、
図4に示す後退した位置との間で移動できる。ピストン
130は、ヨーク131に固定され、そのヨークは13
2で押し板134に回転できる様に取付けられている。
押し板134には、図4−6から分かる様に、片側の、
両端の中間にカム表面136、および前方、つまり左側
の末端に切欠き138が形成されている。押し板134
の上表面からは、以下に説明する目的のために、ピン1
40が上方に伸びている。
は、締付けアーム142が144でピンにより取付けら
れている。締付けアーム142の一端は折れ曲がってお
り、割出し輪118の周辺部にある窪み122と噛み合
うことができるローラー146を備えている。締付けア
ーム142と、支持フレーム124により支えられたポ
スト150との間に伸びるスプリング148が締付けア
ーム142の一端を図4−6で見て時計方向に押し付け
るので、ローラー146は割出し輪118の周辺部に対
して保持される。
以下の様に作動する。図4に示す位置で、空気圧シリン
ダー128のピストン130は後退した位置にあり、押
し板134上のピン140は締付けアーム142の後方
にあり、割出し輪118のピン120bは押し板134
の切欠き138内に位置する。押し板134とフレーム
124の間を接続するスプリング152により、押し板
134はピン120bに押し付けられる。さらに、締付
けアーム142のローラー146は、割出し輪118の
周辺部にある窪み122c内に位置し、割出し輪118
を固定された回転位置に保持する。
作動してピストン130を前進させると、2つの運動が
連続して起こる。第一に、押し板134上のピン140
が締付けアーム142に接し、軸144を中心にして締
付けアームを回転させるので、ローラー146が割出し
輪118の窪み122cから外れる。これによって割出
し輪118はその固定された位置から解放され、回転で
きる様になる。さらにピストン130が伸びて押し板1
34が前進することにより、押し板134の切欠き13
8が割出し輪118のピン120bに接する。押し板1
34は、ピン120bに接しているために、割出し輪1
18、付属する延長部26およびスプレーノズル48を
回転させ、締付けアーム142のローラー146は割出
し輪118の周辺部の上を走行する。
びると、押し板134は割出し輪118を約90o 回転
させている、すなわちピン120bは、図4で見られる
様に本来ピン120aにより閉められていた位置に移動
している。前進方向に移動する間、割出し輪118が円
形なので押し板134は円弧状に移動するが、これは押
し板134と、ピストン130に接続されているヨーク
が回転できる様に接続されていることから可能である。
この円弧状経路により、ピン140が締付けアーム14
2の末端を回って通過し、締付けアームが解放され、割
出し輪118の周辺部と再び噛み合うことができる。ピ
ストン130が完全に伸び切った位置で、締付けアーム
142のローラー146は割出し輪118の周辺部にあ
るくぼみ、すなわち図5に示す窪み122d中に落ち着
く。これによって割出し輪118が固定回転位置に固定
され、ピストン130の後退と共に押し板134はその
最初の位置に戻る。
カム表面136は、本来ピン120bにより閉められて
いた位置に移動して来たピン120cの上を通過する。
図6参照。このカム表面136により押し板134は締
付けアーム142に対して外方向に押し上げられるの
で、押し板134上のピン140は締付けアーム142
を乗り越え、図4に示す締付けアーム142の後方の本
来の位置に戻ることができる。
カム板143がある。リミットスイッチ147に接続さ
れたトリップレバー145がこのカム板143の外周上
に載っている。カム板143に沿った予め決められた位
置に到達すると、トリップレバー145がリミットスイ
ッチを作動させ、割出し輪118が「本来の」位置にあ
る、すなわち4本のピン120a−dが図4に示す位置
にあることを示す信号を発信する。
118を、延長部26の縦軸に対してさらに90o 割出
す。ロボットアームの制御に関連する制御装置(図には
示していない)により、割出し輪118の回転の速度お
よび頻度を所望により変えられる様に、空気圧シリンダ
ー128の運転を制御することができる。特定用途の必
要条件に応じて、空気圧シリンダー128を操作してピ
ストン130をゆっくり、または速く、および/または
高または低頻度で前進および後退させ、スプレーノズル
48の望ましい回転運動を行なうことができる。
ーノズル48をスプレーガン12に対して回転させる機
構の別の実施態様を示す。用途によってはスプレーノズ
ル48を90o より小さく、または大きく回転させ、そ
の様な回転をスプレーガン12のXまたはY方向におけ
る運動と同期させるのが有利であることが分かってい
る。図4−6の実施態様では、スプレーノズル48を空
気圧シリンダー128により90o ずつ進めて回転させ
ている。図11の実施態様は、特定用途の必要条件に応
じて、本質的にどの様な程度ででもスプレーノズル48
を回転させることができる。
図8に示す構造と共通しており、その様な共通した構造
は同じ番号で示してある。この実施態様では、空気圧シ
リンダー128がなくなり、スプレーガン12に支持さ
れたブラケット302に取付けられたステッパーモータ
ー300に置き換えられている。ガン本体14の最下端
の下で、直径のより大きい第二プーリー308が延長部
26に固定されており、エンドレスベルト310がプー
リー306と308を接続している。ステッパーモータ
ー300の出力シャフトの回転に応じて、プーリー30
6およびベルト310がプーリー308を回転させ、こ
れがさらにスプレーガン12に対して延長部26および
スプレーノズル48を回転させる。
なる所望の回転程度ででも、その出力シャフトを時計方
向にも、反時計方向にも回転させることができるので、
延長部26およびノズル48は、本質的にすべての所望
の角度に調節することができる。このことは、図12に
図式的に示す様に、コーティング材料を非直線経路で塗
布するのに特に有利であることが分かっている。図12
は、回路基板312の半円形区域314上にコーティン
グ材料の連続層を塗布する場合を示す。これを達成する
には、最初にスプレーノズル48を固定位置に保持し、
スプレーガン12をX軸に沿って移動させ、コーティン
グ材料の最初の垂直縞を塗布し、次いで、追加の垂直縞
316を回路基板12に塗布できる様に、スプレーガン
12を上記の様にY軸に沿って、すなわち図12で見て
左から右に割出す。この操作は、複数の隣接した垂直縞
316が半円形区域314の大部分を覆うが、その様な
区域314の周辺部の180o 円弧部分は除かれる、
「鋸歯」効果をもたらす。
ィング材料を一様に塗布するには、上記の制御装置36
0を使用し、スプレー装置をXおよびY方向に移動させ
る上記の機構を操作し、同時にステッパーモーター30
0を操作する。図1および11に図式的に示す様に、制
御装置360は、スプレーガン12をX方向に移動させ
るモーター110にライン359により、スプレーガン
12をY方向に移動させるモーター102にライン36
1により、およびノズル48を回転させるステッパーモ
ーター300にライン365により接続する。スプレー
装置が図12で半円形の縞320により図式的に示す半
円形経路に従う様に、スプレーノズル48は前から後
(Y軸に沿って)および左から右(X軸に沿って)の両
方に移動しなければならないので、制御装置はXおよび
Y軸機構を同時に、時間的に連続して操作する。さら
に、スプレーノズル48は葉形状または半葉形状の平ら
なスプレーパターンを形成するので、ノズル48は、半
円形縞320に沿ってスプレー装置の運動を追跡するた
めに回転しなければならない。すなわち、ノズルから放
出されるコーティング材料のパターンの幅が、半円形縞
320に沿ったスプレー装置12の運動全体にわたって
一定になる様に、ノズル48は回路基板312に対して
方向を定めなければならない。図12で左から右に移動
する時に、スプレーノズル48を、スプレー装置12の
移動経路全体にわたって時計方向に徐々に回転させる。
制御装置360は、区域314の垂直縞316の塗布に
よって被覆されなかった部分を覆う、厚さが一様なコー
ティング材料の半円形の縞320が区域314の周辺部
に沿って形成される様に、スプレーノズル48を徐々に
回転させることができる。
ガン12に対してスプレーノズル48を傾斜させる機構
の一実施態様を説明する。この機構は、スプレーガン1
2のX、YおよびZ軸に沿った運動と無関係に、および
上記のスプレーノズル48の回転と無関係に、円弧状経
路に沿ってスプレーノズル48を傾斜させる、または旋
回させることができる。
8に取付けられており、ナット159でヨーク158に
固定されたピストン156を有する。止め板160が空
気圧シリンダー154の基底部に取付けられており、ス
ロットまたは穴が形成され、止めボルト164がスライ
ドできる様に受け入れられている。止めボルト164は
調節ナット166によりヨーク158に接続され、ピス
トン156の前進および後退に応じてヨークと共に移動
し得る。
ム168(図にはその一方を示す)を有し、スリーブ1
76の上側ディスク172および下側ディスク174に
より形成される溝170中にゆるく受け入れられてい
る。スリーブ176は一般的に形状が円筒形で、延長部
26上にスライドできる様に取付けられており、延長部
に沿って垂直方向、すなわちZ軸と平行に移動できる。
好ましくは、割出し輪118および垂直に移動し得るス
リーブ176の相対的な回転位置を維持するために、上
側ディスク172と上記の割出し輪118の間にコネク
ターピン178が伸びている。
アダプター46の横方向通し穴54中に回転できる様に
支持されており、ノズル支持部品49の突出部56がそ
こから外側に伸びている。このノズル支持部品49の突
出部56は、ノズル傾斜レバー184の一部を形成する
一対のアーム180、182の間に固定されている。傾
斜レバー184のアーム180、182は互いに間隔を
置いており、その間に切欠き部があり、これが突出部5
6を取り囲んでいる。アーム180、182の間にボル
ト185が伸びており、これがアーム180、182を
相互に押し付けて突出部56を固定しているので、ノズ
ル傾斜レバー184の運動はノズル支持部品49、ノズ
ルホルダー63およびノズル48に直接伝達される。
86により、ノズルクランクアーム188の下端に回転
できる様に取付けられている。ノズルクランクアーム1
88の反対側の上端は、ピン189により、下側ディス
ク174のすぐ下でスリーブ176に取付けられてい
る。
ル48の旋回運動は次の様にして得られる。空気圧シリ
ンダー154が作動してピストン156を前進させ、ヨ
ーク158および止めボルト164を図に示す様に下方
に移動させる。一方、ヨーク158はスリーブ176を
延長部26に沿って下方に押し下げる。このスリーブ1
76の運動がノズルクランクアーム188を押し下げ、
それによってノズル傾斜レバー184が図3に示す様に
時計方向に旋回する。ノズル傾斜レバー184は突出部
56に接続しているので、スプレーノズル48はノズル
傾斜レバー184と同じ移動方向に旋回する。したがっ
てスプレーノズル48の放出口71は、ノズル傾斜レバ
ー184の旋回運動量に対応する円弧を描いて時計方向
に傾斜、つまり旋回する。
運動に応じて、ヨーク158はスリーブ176を上方に
引っ張り、それと共にノズルクランクアーム188を引
上げる。このノズルクランクアーム188の上方向の運
動により、ノズル傾斜レバー184を反対方向の、反時
計方向に回転させ、それによってノズル支持部品49
を、したがってノズル48を同じ方向に傾斜、つまり旋
回させる。この様に、ピストン156、ヨーク158、
スリーブ176およびノズルクランクアーム188の垂
直方向の上下運動が、ノズル傾斜レバー184により、
スプレーノズル48の旋回、つまり傾斜運動に変換され
るのである。
の程度は止めボルト164により制御される。図3に示
す様に、止めボルト164のヘッド165は止め板16
0の上側に位置している。ピストン156が伸びてヨー
ク158を下方に移動させると、止めボルト164もヨ
ーク158と共に移動する。止めボルト164のヘッド
165が固定された止め板160に接すると、ピストン
156はそれ以上下降できない。これによって、延長部
26に沿ったスリーブ176の垂直移動量が制限され、
さらにノズルクランクアーム188およびノズル傾斜レ
バー184の運動も制限される。固定止め板160に対
する止めボルト164のヘッド165の位置は、ナット
166をゆるめ、止めボルト164をヨーク158に沿
って移動させることにより、調節できる。
200を旋回させる機構の別の実施態様を説明する。ス
プレーノズル200は、図2、3および7に関して上に
説明したノズル48と同じ様式でスプレーガン12に対
して旋回させるが、X、YおよびZ軸に沿ったスプレー
ガン14の運動と無関係に、円弧経路に沿ってスプレー
ノズル200を「傾斜させる」、つまり旋回させるため
の異なった構造を提供する。図8〜10の実施態様の構
造で、図2、3および7の構造と同じものは図8〜10
でも同じ番号で示す。
び7の実施態様の主な違いは、図8〜10の実施態様に
おけるスプレーノズル200は延長部26と本質的に同
じ縦軸に沿って方向付けするのに対し、前に説明した実
施態様のノズル48は延長部26の軸からずれているこ
とである。図7参照。用途によっては、このノズル48
のずれにより、ロボットアームおよび他の自動操作機構
にとって、基材に対してノズル48を適切に整列させる
のが困難になることが分かった。場合により、スプレー
ノズル200がスプレーガン12の延長部26の軸と本
質的に同じ軸に沿って位置する方が、基材に対してノズ
ルをより簡単に配置することができる。ノズル200を
延長部26の軸と同列にすることのもう一つの利点は、
4軸運転から5軸運転へ転換、またはその逆が簡単にな
ることである。例えば、ロボットアームが最初に4軸運
転する様にプログラム化されている場合、スプレーガン
12、延長部26およびノズル200はX、YおよびZ
軸に対して移動可能であり、ノズル200は回転できる
が、旋回はできない。5軸運転へ転換する、すなわちノ
ズルの旋回運動を加える場合、図8〜10の実施態様で
は、XおよびY軸に沿ったロボットアームの運動を再プ
ログラム化する必要はない。ノズル200は延長部26
の軸に沿って配置されているので、延長部26およびノ
ズル200をX軸およびY軸に沿って操作する上でロボ
ットアームの運動を調整する必要はなく、延長部26お
よびノズル200を回転および旋回させて標的の表面を
より効果的にカバーすることができる。
ル200を傾斜、つまり旋回させる機構は、輪状壁20
6および底壁208により限定される上部キャビティ2
04を有する旋回基部(swivel base) 202を含む。輪
状壁206の内側にはねじ山があり、これが延長部26
の底部の外側ねじ山と噛み合い、旋回基部202を延長
部26に接続する。好ましくは、プランジャー22の先
端、つまり下端30に対する座32は底壁208の上に
位置し、延長部26の下端と底壁208の間で、座32
の回りにOリング210が伸びている。図9および10
に示す様に延長部26および旋回基部202を組み立て
た位置では、延長部26内の通路28は座32中の穴2
12と整列し、その中をコーティング材料が流れる。
4があり、その中にノズル支持部品216が旋回および
スライドできる様に取り付けられている。このノズル支
持部品216はシャフト218を有し、そのシャフト
は、旋回基部202中の輪状通し穴214から開口部2
20を通って外側に伸びる平面部219を有する。平面
部219を備えたシャフト218は、傾斜レバー224
中に形成された穴222中に固定され、この傾斜レバー
224は、シャフト218の外側末端228に接続され
たスナップリング226により、シャフト218上で旋
回基部202に対して保持されている。傾斜レバー22
4の他端はピン186によりノズルクランクアーム18
8に接続されているが、その構造および操作は、図2、
3および7の実施態様に関して上に説明してある。
の上部には周方向に伸びるスロット230が形成されて
おり、旋回基部202中に形成された供給口232を経
由して座32中の穴212と連絡している。このスロッ
ト230は、ノズル支持部品216に形成された細長い
窪み236の中にあるOリングの間で、ノズル支持部品
216の外周の一部に沿って伸びている。スロット23
0はノズル支持部品216中のコネクター通路238に
接続し、さらにノズル支持部品216内の、スペーサー
242を有するキャビティ240に伸びている。
8と、以下に説明するノズル200を取り付けるノズル
ホルダー245との間に配置されている。ノズルホルダ
ー245は、ノズル支持部品216の基底部からキャビ
ティ240に伸びる穴244の中に受け入れられてい
る。この穴244の上部内側には、ノズルホルダー24
5の外側ねじ山と噛み合うねじ山があるので、ノズルホ
ルダー245をノズル支持部品216の中にねじ込み、
スペーサーに対して密閉することができる。好ましく
は、ノズルホルダー245の、ねじ山のない下側部分に
テフロンリング247を取り付け、穴244をその内側
ねじ山の下で密封し、そこを通過するコーティング材料
の漏れを防止する。
上に記載した様式で、およびルードへの米国特許第4,
346,849号に記載されている様に、ノズルホルダ
ー245の基底部にろう付けする。特許第4,346,
849号に記載されている様に、ノズルホルダー245
には通し穴246があり、その最も下の末端で端ぐり
し、円筒形の座を形成する。ノズル200は、この円筒
形の座の中でノズルホルダー245に、ノズル200の
放出口249がノズルホルダー245中の通し穴246
と整列する様にろう付けする。図10から分かる様に、
ノズル200をノズルホルダー245に収容した状態で
は、延長部26中の通路28から、座32の穴212の
中に入り、旋回基部202中の供給口232を通り、ノ
ズル支持部品216内のスロット230およびコネクタ
ー通路238の中に入り、次いでノズルホルダー245
中の通し穴246を通り、ノズル200の放出口249
に至る流路が形成される。
較的短いので、図1〜8の実施態様に記載する流路より
も有利である。例えば、図7に示す様に、座32とノズ
ル48の間には比較的長い流路が形成されている。その
様な長い流路は始動時の問題が生じ得ることが分かって
いる。すなわち、プランジャー22を最初に開放位置に
移動させた時に、その様な流路中に存在する材料の大き
な塊が放出され、プランジャー22を閉鎖位置に戻した
時もそのプランジャーの下流にある材料の少なくとも一
部がノズル200から滴り落ちることがある。その上、
その様な流路内の材料の体積が比較的大きいために、プ
ランジャー22とノズル48の間の流路内にある材料
が、ノズルの移動の際にノズル48から外に垂れ下がる
ことがある。図10の実施態様は、プランジャー22と
ノズル200の間の流路をはるかに短くし、はるかに少
量の材料を運ぶことにより、これらの問題を低減、また
はなくしている。
の操作は次の様に行なう。図2、3および7に関連して
上に記載したノズルクランクアーム188の往復運動に
応じて、傾斜レバー224の一端が上下に移動する。図
8参照。傾斜レバー224の多端とノズル支持部品21
6が接続しているので、傾斜レバー224が往復運動す
ると、ノズル支持部品216は、旋回基部202中の輪
状通し穴214の中で滑りながら旋回する。ノズル支持
部品216が通し穴214中でその様に滑りながら旋回
することにより、延長部26の軸に対してスプレーノズ
ル200が傾斜、つまり旋回し、ノズル200の放出口
249を通してコーティング材料を所望の角度で放出す
る。
で傾斜、つまり旋回できる様にするために、旋回基部2
02の底部に、輪状通し穴214と連絡する細長い開口
部248が形成されているので、ノズル200はノズル
支持部品216と共に、細長い開口部248の対向する
縁部250および252間の距離に等しい円弧に沿って
傾斜、つまり旋回することができる。旋回基部202内
のノズル支持部品216およびノズル200の旋回運動
が制限されず、ノズル200が開口部248の縁部25
0、252に接触しない様に、開口部248の対向する
縁部250および252間の距離、つまり円弧は、ノズ
ルクランクアーム188の行程または垂直運動に対応す
る様に選択する。さらに、ノズル支持部品216の上部
で周方向に伸びるスロット230は、ノズル支持部品2
16が旋回基部202の輪状通し穴214内で旋回する
際、旋回基部202中の供給口232と連絡を保つ様に
形成する。スロット230は、旋回基部202中でノズ
ル支持部品216が旋回運動する間、常に供給口232
と連絡を保つ様に、十分な周方向の長さを有する。
第一の長所は、スプレーノズル200が一般的に延長部
26の縦軸と整列することである。ノズル200は延長
部26に対して傾斜、つまり旋回できるが、図2、3お
よび7の実施態様で生じるノズル48と延長部26のず
れは本質的に回避される。
てスプレーノズル48を傾斜させる機構のさらに別の実
施態様を図13に示す。上記の、および図2、3および
図8〜10に示す各実施態様は、ノズル48の傾斜運動
を起こす空気圧シリンダー154を使用している。図1
3の実施態様では、空気圧シリンダー154で得られる
よりも大きな角度にわたってスプレーノズル48を制御
しながら傾斜させるために、空気圧シリンダー154は
使用していない。図13の実施態様は、その他の点では
上記の実施態様と同じであり、共通の構造は同じ番号で
図13に示してある。
けられたブラケット332が、ねじ山を切った出力シャ
フト326を有するステッパーモーター324を支持し
ている。この出力シャフト326は、アーム168の外
側末端に形成されたヨーク158に固定されたナット3
28と噛み合っている。これらのアーム168の反対側
の末端は、上記の実施態様に関して説明したスリーブ1
76の上側および下側ディスク172、174により形
成された溝170の中にゆるく収容されている。好まし
くは、案内棒330がブラケット322に固定され、ヨ
ーク158のアーム168に取り付けられた部品332
の中にゆるく収容されている。
60がライン334により接続されている。制御装置3
60から送られる信号に応じてステッパーモーター32
4が作動し、ねじ山の付いたシャフト326を時計方向
または反時計方向に回転させる。さらに、ナット328
が出力シャフト326に沿ってZ軸方向で垂直に上下運
動する。ナット328はヨーク158およびスリーブ1
76を動かし、上記の実施態様に関して説明したのと同
じ様式でノズル48を傾斜、つまり旋回させる。ステッ
パーモーター324はその出力シャフト326の回転を
精確に制御できるので、ノズル48は、特定用途の必要
条件に応じて本質的にいかなる角度ででも、どの様な所
望の速度ででも傾斜させることができる。これは、基板
上の高さおよび形状の異なる様々な部品を有し、それら
を効率的に被覆するにはノズル48を異なった方向に配
置する必要があるプリント回路基板にコーティング材料
を塗布する場合に有利である。
ティング材料を放出する前に、その粘度を調整するため
に、コーティング材料を加熱するのが有利である。図1
5および16に関して、ノズル48からプリント回路基
板上に放出する前に、コーティング材料がスプレーガン
12に入り、スプレーガン12により支持される延長部
26の中に流れ込む時に、そのコーティング材料を加熱
するための構造を示す。好ましくは、延長部26より上
に間隔を置いた位置で、マニホルド400をスプレーガ
ン12のガン本体14に直接取り付ける。マニホルド4
00には、入り口404および出口406を有する流体
穴402が形成されている。入り口404は、部品40
8およびライン410により、図1の実施態様に関して
前に説明したコーティングサプライ350に接続してい
る。流体穴402の出口406は、図には示していない
様式により、ガン本体14中に形成された口25および
通路24に接続されている。
402は、入り口404および出口406の間に多くの
ループ412を有する細長い非直線的な、つまり「蛇行
する」流路を有する。この蛇行する流路により、マニホ
ルド400を通って流れるコーティング材料に遠回りの
経路を与えるので、比較的大量のコーティング材料がマ
ニホルド中に常に存在し、コーティング材料は所望の塗
布温度に加熱するのに十分な時間マニホルド中に滞留す
る。好ましくは、マニホルド400は板414で覆い、
その間にガスケット418を挟み、ねじ416で取り付
ける。
は、その中に取り付けたカートリッジヒーター420に
より加熱する。図1に関して上に説明した様に、電源4
22が制御装置360に接続され、これがさらにライン
424によりカートリッジヒーター420に接続されて
いる。制御装置360はカートリッジヒーターを作動さ
せ、マニホルド400を、したがってその中の流体穴4
02を通過するコーティング材料を所望の温度に加熱す
る。その様な制御を行なうために、マニホルド400に
は熱電対が取り付けられ、ライン428により制御装置
360に接続されている。カートリッジヒーター420
の作動温度を必要に応じて調節できる様に、熱電対42
6はマニホルド400の温度を検知し、その様な温度を
示す信号を制御装置360に送る。
レーガン12に入ったコーティング材料は延長部26に
送られ、そこでコーティング材料はプランジャー22の
操作によりノズル48を通して放出される。マニホルド
400と延長部26は物理的に間隔を置いているので、
コーティング材料中の熱は少なくともある程度失われ
る。そこで、コーティング材料が望ましい温度に維持さ
れる様に、好ましくは加熱素子430を延長部26の外
表面の回りに巻き付けて十分な熱を与える。加熱素子4
30は制御装置360に接続されたライン432により
作動し、熱電対434が延長部26の温度を監視し、そ
の様な温度を示す信号をライン436経由で制御装置3
60に送る。したがって、加熱素子430およびカート
リッジヒーター420により、コーティング材料はスプ
レーガン12および延長部26を通過する間、所望の温
度に加熱される。
が、無論、当業者なら本発明の範囲から逸れることなく
各種の変形が可能であり、それらの部品を同等品で置き
換えることができる。その上、特定の状況または材料を
本発明の開示に適用するために、本発明の本質的な範囲
から逸れることなく、多くの修正を加えることができ
る。
斜させるための図1〜5に示す機構を使用してスプレー
ノズルを回転させるための別の方法を示すのに対し、図
13の実施態様は、ノズルを回転させるための図1〜5
の実施態様の構造を使用してノズルを傾斜させるための
別の構造を示す。図14はさらに別の実施態様を示す
が、そこでは図11に示すノズルを回転させる機構、お
よび図13に示すノズルを傾斜させる機構を一つの装置
に組合わせている。したがって、この設計により、スプ
レーノズル48の放出口の延長部に対する方向付け、お
よびその様なスプレーノズル48の延長部に対する角度
付け、つまり傾斜の両方を無限に調節することができ
る。図14の実施態様は、スプレーノズル48のこれら
の調節の両方を必要とする用途に使用できよう。
料を循環するものとして示しているが、上記の様に、お
よび図15および16に示す様に、マニホルド400お
よび加熱素子430を使用してコーティング材料を加熱
する場合は、コーティング材料は延長部で「滞留する」
ことも可能である。
ための最良の形態として記載した特定の実施態様に限定
されるものではなく、本発明は請求項の範囲内に入るす
べての実施態様を含むものである。
させる機構を図式的に示す、本発明の「5軸」スプレー
ガンの、部分的に図式的な、部分的に分解した立面図で
ある。
構を部分的に断面で示す、図1の線2−2で見た側面図
である。
2の下部の部分図である。
スプレーノズルを回転させる機構を示す、図1の線3−
3で見た断面図である。
である。
図4および5と類似の図である。
図2の線4−4で見た拡大断面図である。
構の別の実施態様を示す、図3と類似の部分図である。
る。
の実施態様を示す、図8と類似の図である。
の非直線パターンの図式的に示す図である。
の実施態様を示す、図8と類似の図である。
取り入れた本発明の別の実施態様を示す図である。
り付けた、図1に示すスプレーガンの全体図である。
ある。
Claims (10)
- 【請求項1】 プリント回路基板にコーティング材料を
塗布するための装置であって、 コーティング材料の供給源に接続されるように構成さ
れ、そのコーティング材料が加圧下で、予め決められた
流量で供給されるスプレー装置、 前記スプレー装置により支持され、ある幅寸法を有する
コーティング材料のパターンを放出する放出口を備えた
ノズル、 前記スプレー装置および前記プリント回路基板を少なく
とも一つの軸に沿って相対的に運動させる駆動手段と、 前記駆動手段が前記スプレー装置およびプリント回路基
板を相対的に運動させる時に、それに対応して、前記ノ
ズルの前記放出口から放出される前記スプレーパターン
の前記幅寸法が変更される様に、前記スプレー装置を通
ってコーティング材料が移動する圧力および流量の少な
くとも一つを変えるためのパターン制御手段と、からな
る装置。 - 【請求項2】 前記パターン制御手段が、コーティング
材料を供給源から前記スプレー装置に輸送する供給ライ
ンに接続された圧力調整装置を含み、前記圧力調整装置
は、前記スプレー装置にコーティング材料を供給する圧
力を変えることができる請求項1の装置。 - 【請求項3】 プリント回路基板にコーティング材料を
塗布するための装置であって、 ある幅寸法を有するパターンでコーティング材料を放出
するスプレーノズルを有するスプレー装置と、 前記スプレー装置および前記プリント回路基板をX軸に
沿って相対的に運動させる第一の手段と、 前記スプレー装置および前記プリント回路基板を、前記
X軸に対して直角なY軸に沿って相対的に運動させる第
二の手段と、 前記スプレーノズルを前記スプレー装置に対して、前記
X軸および前記Y軸に対して直角なZ軸を中心として漸
進的に回転させる第三の手段と、 前記第一手段および前記第二手段を同時に操作し、前記
スプレー装置およびプリント回路基板を非直線経路に沿
って相対的に運動させ、前記非直線経路の全体に沿って
本質的に一定の幅寸法を有するコーティング材料のパタ
ーンがプリント回路基板に塗布される様に、前記第三手
段を操作し、前記スプレー装置の移動方向で前記スプレ
ーノズルを漸進的に回転させる制御手段と、からなる装
置。 - 【請求項4】 プリント回路基板にコーティング材料を
塗布するための装置であって、 コーティング材料を放出する放出口を有するスプレーノ
ズルが回転できる様に取り付けられた延長部を有するス
プレー装置と、 前記スプレー装置および前記プリント回路基板をX軸に
沿って相対的に運動させる第一の手段と、 前記スプレー装置および前記プリント回路基板を、前記
X軸に対して直角なY軸に沿って相対的に運動させる第
二の手段と、(i) 前記延長部に沿って第一方向および第
二方向に移動し得るスリーブ、(ii)前記スプレーノズル
に接続された傾斜レバー、(iii) 前記スリーブの前記第
一および第二方向における移動に応じて、前記傾斜レバ
ー、および前記スプレーノズルを時計方向および反時計
方向に回転させるための、前記スリーブおよび前記傾斜
レバーの間に回転できる様に接続されたクランクアーム
を含む、前記延長部に対して前記スプレーノズルを傾斜
させるための第三の手段と、 前記スリーブに沿って、前記第1および第2の方向に前
記スリーブを漸進的に運動させ、前記延長部に関して前
記スプレーノズルの傾斜運動の実質的に無限の調整を行
う第4の手段と、からなる装置。 - 【請求項5】 前記第4の手段は、ねじの形成された出
力軸を有するステッパーモータと、前記出力軸に螺合さ
れ、前記スリーブに固定された接続部材に取り付けられ
るナットとを備え、前記ステッパーモータは前記出力軸
を回転させて前記ナット及び前記スリーブを順番に前記
第1及び第2の方向に前記出力軸に沿って動かす請求項
4の装置。 - 【請求項6】 プリント回路基板にコーティング材料を
塗布するための装置であって、 コーティング材料を放出する放出口を有するスプレーノ
ズルが回転できるように取り付けられた延長部を有する
スプレー装置と、 前記スプレー装置及び前記プリント回路基板をX軸に沿
って相対的に運動させる第1の手段と、 前記スプレー装置及び前記プリント回路基板を前記X軸
に対して直角なY軸に沿って相対的に運動させる第2の
手段と、 前記スプレー装置及び前記プリント回路基板を前記X軸
及び前記Y軸に対して直角なZ軸を中心として漸進的に
回転させて前記プリント基板に対して前記スプレーノズ
ルの前記放出口の向きの実質的に無限の調整を行う第3
の手段と、 前記スプレーノズルを前記延長部に対して漸進的に傾斜
させて前記延長部に対する前記スプレーノズルの角度の
実質的に無限の調整を行う第4の手段と、からなる装
置。 - 【請求項7】 前記第3の手段は、前記延長部に固定さ
れた第1のプーリと、第2のプーリを支持する出力軸を
有するステッパーモータと、前記ステッパーモータの前
記出力軸上の前記第2のプーリを前記第1のプーリと連
結するベルトとを備え、前記ステッパーモータは前記延
長部及び前記スプレーノズルが前記Z軸に対して回転す
るように前記ベルトを介して前記第2のプーリを回転さ
せる請求項6の装置。 - 【請求項8】 前記第4の手段は、 前記延長部に沿って第1及び第2の方向に運動できるス
リーブと、 前記スプレーノズルに接続された傾斜レバーと、 前記スリーブと前記傾斜レバーとの間を枢支的に接続し
て前記傾斜レバーを旋回させ、かつ前記スリーブの前記
第及び第2の方向の運動に応じて前記スプレーノズルを
時計及び反時計方向に旋回するクランクアームと、 前記出力軸に螺合され、前記スリーブに固定された接続
部材に取り付けられるナットとを備え、前記ステッパー
モータは前記出力軸を回転させて前記ナット及び前記ス
リーブを順番に前記第1及び第2の方向に前記出力軸に
沿って動かす請求項6の装置。 - 【請求項9】 プリント回路基板にコーティング材料を
塗布するための装置であって、 出口の形成された延長部を備え、入口を有する内部通路
が形成された分配装置と、 出入口を有する流体穴が形成されたマニホルドであっ
て、この流体穴は前記入口とその出口との間に長く実質
的に非直線流路を確定し、前記流体穴の前記出口が前記
内部通路の前記入口に接続しかつ前記流体穴の前記入口
がコーティング材料の供給源と連通するように前記分配
装置に取り付けられるマニホルドと、 前記マニホルドにより支持され、このマニホルドで前記
流体穴を通して流れるコーティング材料を加熱し、前記
分配装置を加熱してこの分配装置を通して流れるコーテ
ィング材料の温度を実質的に保持する加熱手段と、から
なる装置。 - 【請求項10】 プリント回路基板にコーティング材料
を塗布するための装置であって、 出口の形成された延長部を備え、入口を有する内部通路
が形成された分配装置と、 出入口を有する流体穴が形成されたマニホルドであっ
て、この流体穴は前記入口とその出口との間に長く実質
的に非直線流路を確定し、前記流体穴の前記出口が前記
内部通路の前記入口に接続しかつ前記流体穴の前記入口
がコーティング材料の供給源と連通するように前記分配
装置に取り付けられるマニホルドと、 前記マニホルドにより支持され、このマニホルドで前記
流体穴を通して流れるコーティング材料を加熱し、前記
分配装置を加熱してこの分配装置を通して流れるコーテ
ィング材料の温度を実質的に保持する第1の加熱手段
と、 前記延長部により支持され、前記出口から排出される前
に前記出口を通して流れるコーティング材料を加熱する
第2の加熱手段と、からなる装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH06165955A true JPH06165955A (ja) | 1994-06-14 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5316219A (ja) |
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