JP7273458B2 - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

塗布装置及び塗布方法 Download PDF

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Description

本発明は、ノズルを回転させて被塗物へ液体を塗布する塗布装置及び塗布方法に関する。
従来、アイスクリーム用コーンの内面へチョコレートなどの液体を塗布するために、圧縮空気で液体を霧化するエアスプレイノズルが用いられる。エアスプレイノズルの場合、液体を霧化するための圧縮空気は、液体がコーンの奥側へ入り込むことを阻害するので、液体をコーンの内面へ均一に塗布することが困難である。コーンの内面は円錐形状であるので、コーンの奥側は、液体を塗布すべき面積が小さく、コーンの手前側(開口部側)は、液体を塗布すべき面積が大きい。エアスプレイノズルの場合、コーンの奥側と手前側とで液体の塗布量を異ならせるようにスプレイパターンを制御することは困難である。そのため、エアスプレイノズルにおいて、コーンの手前側に必要な液体の塗布量に調整すると、コーンの奥側における液体の塗布量が多くなり過ぎる。これに対して、液体を霧化するための圧縮空気を用いないエアレススプレイノズルの場合、コーンの奥側と手前側で塗布量を調整することができる。
特開平5-316931号公報
しかし、エアレススプレイ塗布においては、エアレススプレイレノズルを固定しコーンを回転させながらコーンの内面に液体を塗布する。従って、エアレススプレイノズルの場合、コーンを回転させる設備が必要となる(特許文献1)。コーンを回転させる設備を設けるには多額の費用が発生する。また、既存のアイスクリーム製造設備にコーンを回転させる設備を追加することが困難な場合もある。
そこで、本発明は、ノズルを回転させて被塗物へ液体を塗布する塗布装置を提供する。
前述した課題を解決する為に、本発明の一実施例による被塗物へ液体を塗布する塗布装置は、
前記液体を吐出するノズルと、
前記ノズルへ前記液体を供給する液体供給源と、
前記ノズルと前記液体供給源との間の液体経路に設けられ、前記ノズルからの前記液体の吐出を許容する開位置と前記ノズルからの前記液体の吐出を停止する閉位置とへ移動可能な液体弁と、
前記ノズルの回転中心線まわりに前記ノズルを回転させるノズル回転手段と、
を備え
前記ノズルは、前記回転中心線に対して鋭角で傾斜している中心線を有するスプレイパターンで液体を吐出するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルを回転させて被塗物へ液体を塗布することができる。
塗布装置を示す図。 熱媒体の循環経路を示す図。 塗布バルブの斜視図。 塗布バルブの正面図。 図4の線V-Vに沿って取った塗布バルブの断面図。 図4の線VI-VIに沿って取った塗布バルブの断面図。 図5の線VII-VIIに沿って取った塗布バルブの断面図。 塗布バルブ内の液体経路を示す図。 回転軸の斜視図。 アダプタに取り付けられたノズルを示す図。 実施例2の塗布バルブの部分断面図。
以下、本発明を、実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(塗布装置)
図1は、塗布装置1を示す図である。塗布装置1は、容器、円筒状容器、円錐状容器又はアイスクリーム用コーンなどの被塗物20の内面20aに液体30を塗布する。塗布装置1は、タンク(液体供給源)2、加圧ポンプ(加圧手段)4、ヒータ5、フィルタ6、圧力レギュレータ7、塗布バルブ8、循環バルブ9、ヒータコントローラ11、バルブ開閉コントローラ12及びモータ回転コントローラ14を有する。タンク2は、温水などの熱媒体を循環させるジャケット3が設けられている。タンク2内に収容された溶融したチョコレートなどの材料は、ジャケット3からの熱により液体30として保持される。なお、液体30は、溶融体を含む。加圧ポンプ4の内部には、プランジャ(不図示)及び空圧ピストン(不図示)が往復移動可能に設けられている。圧縮エアにより空圧ピストンが作動すると、加圧ポンプ4は、タンク2から液体30を吸い込む。加圧ポンプ4は、プランジャ(不図示)の断面積に対する空圧ピストン(不図示)の断面積の比の値を圧縮エアの圧力に乗じた圧力で液体30をヒータ5へ吐出する。なお、タンク2から供給される液体を加圧する加圧手段は、加圧ポンプ4に限らず加圧タンク(加圧ポット)であってもよい。
ヒータ5は、液体30を加熱して液体30の温度を調整する。ヒータ5は、液体30の温度を検出する温度センサ10が設けられている。ヒータコントローラ11は、温度センサ10の検出温度に基づいて液体30の温度を塗布温度へ調整する。ヒータ5により加熱された液体30は、フィルタ6へ流れる。フィルタ6は、液体30内の凝集物を濾過する。フィルタ6により濾過された液体30は、圧力レギュレータ7へ流れる。圧力レギュレータ7は、液体30の圧力を低減して、塗布圧力へ調整する。圧力レギュレータ7により調圧された液体30は、塗布バルブ8へ流れる。本実施例において、塗布装置1は、4つの塗布バルブ8が設けられている。塗布バルブ8の数は、4つに限定されるものではなく、必要に応じて、1つのみの塗布バルブ8が設けられていてもよいし、3つ、5つなどの複数の塗布バルブ8が設けられていてもよい。
塗布バルブ8は、液体30を被塗物20へ吐出するノズル13が設けられている。ノズル13から被塗物20へ液体30を吐出しない状態では、液体30は、塗布バルブ8の本体60、戻り通路32及び循環バルブ9を通り、タンク2へ戻される。循環バルブ9は、タンク2から塗布バルブ8へ流れる液体30の流量を調整するニードル弁を有する。液体30は、タンク2、加圧ポンプ4、ヒータ5、フィルタ6、圧力レギュレータ7、塗布バルブ8及び循環バルブ9からなる循環経路33を循環することにより、循環経路33を加温する。
ノズル13から被塗物20へ液体30を吐出する場合、バルブ開閉コントローラ12は、後述する液体弁機構部61(図5)へ供給される圧縮エアを制御する。バルブ開閉コントローラ12は、圧縮エアにより液体弁機構部61内の液体弁69(図5)を移動させてノズル13からの液体30の吐出開始と吐出停止を制御する。塗布バルブ8の先端に取り付けられたノズル13は、モータ回転コントローラ(回転制御手段)14により制御されるモータ63(図3)により所定の回転速度で回転する。所定の回転速度は、60~400rpmであるとよい。本実施例においては、モータ63は、200rpmで回転する。
図2は、熱媒体40の循環経路50を示す図である。塗布バルブ8の温度を更に一定に保つために、塗布バルブ8の本体60に熱媒体40を循環させる循環経路50が設けられている。熱媒体40は、熱媒体タンク41に収容されている。熱媒体タンク41は、温水を通すジャケット44に囲まれて、温水で加温される。ポンプ45は、熱媒体タンク41から熱媒体40を吸い込み、塗布バルブ8へ圧送する。塗布バルブ8から出た熱媒体40は、熱媒体タンク41へ戻される。
(塗布バルブ)
図3は、塗布バルブ8の斜視図である。塗布バルブ8は、本体60、液体弁機構部61、ノズル13(図4)、回転軸62及びモータ63を有する。回転軸62及びモータ63は、ノズル13を回転させるノズル回転手段を構成する。図4は、塗布バルブ8の正面図である。本体60には、圧力レギュレータ7により調圧された液体30を受け入れる液体入口64及びタンク2へ液体30を戻す液体出口65が設けられている。図5は、図4の線V-Vに沿って取った塗布バルブ8の断面図である。図6は、図4の線VI-VIに沿って取った塗布バルブ8の断面図である。図7は、図5の線VII-VIIに沿って取った塗布バルブ8の断面図である。図6に示すように、液体入口64は、本体60に設けられた第一液体通路66に連通している。図7に示すように、第一液体通路66は、本体60に設けられた液体室67に連通している。液体出口65は、本体60に設けられた第二液体通路68(図7)に連通している。図7に示すように、本体60には、熱媒体タンク41から熱媒体40を受ける熱媒体入口42及び熱媒体40を本体60から熱媒体タンク41(図2)へ出す熱媒体出口43が設けられている。図8は、塗布バルブ8内の液体経路31を示す図である。図7に示すように、第二液体通路68は、液体室67に連通している。液体入口64、第一液体通路66、液体室67、第二液体通路68及び液体出口65は、図8に示すように、本体60に液体経路31を形成する。
図5及び図7に示すように、液体室67には、液体弁69が往復移動可能に配置されている。液体弁69の一端部には弁体70が設けられており、他端部にはピストン71が設けられている。ピストン71は、ピストン室72に配置されている。液体弁69は、バルブ開閉コントローラ12により制御される圧縮エアにより開位置と閉位置とへ移動可能である。バルブ開閉コントローラ12が圧縮エアを液体弁機構部61に設けられたエア入口73からピストン室72へ供給すると、液体弁69は、バネ74の付勢力に抗して図5及び図7中左方向へ移動する。液体弁69が開位置へ移動すると、弁体70が弁座75から離れ、ノズル13からの液体30の吐出を許容する。すなわち、弁体70が弁座75から離れると、液体室67の液体30が液体排出室76へ排出される。液体は、後述する回転軸62に設けられた環状溝87、複数の液体穴88及び軸穴89を通り、ノズル13から吐出される。ピストン室72の圧縮エアが液体弁機構部61に設けられたエア出口77か排出されると、液体弁69は、バネ74の付勢力により図5及び図7中右方向へ移動して、弁体70が弁座75を閉じる。液体弁69が閉位置へ移動すると、弁体70が弁座75を閉じて、ノズル13からの液体30の吐出を停止する。バルブ開閉コントローラ12は、液体弁69の開位置と閉位置との間の移動を制御する液体吐出制御手段として機能する。
(回転軸)
図5に示すように、回転軸62は、本体60に設けられた滑り軸受け78及び79により回転可能に保持されている。本体60と回転軸62の間から液体30が漏れ出ないようにロータリーシール80が設けられている。回転軸62の一端部62aは、モータ63の回転軸81にカップリング82により接続されている。回転軸62の他端部62bには、アダプタ83が取り付けられている。ノズル13は、アダプタ83にナット84により固定されている。モータ63は、回転軸62及びノズル13を回転させる。
図9は、回転軸62の斜視図である。回転軸62の一端部62aには、カップリング82に接続するためのキー85が取り付けられるキー溝86が設けられている。回転軸62の中央部には、環状溝87が設けられている。環状溝87は、本体60に設けられた液体排出室76(図5)に連通する。環状溝87には、複数の液体穴88が形成されている。複数の液体穴88は、回転軸62の他端部62bに開口する軸穴89に連通する。軸穴89は、アダプタ83に設けられた貫通穴90を介してノズル13に連通する(図5)。
((ノズル))
図10は、アダプタ83に取り付けられたノズル13を示す図である。ノズル13は、ナット84によりアダプタ83に固定される。ノズル13は、ノズルチップ91及びノズルホルダ92からなる。ノズル13は、液体30を霧化するためのエアを用いないエアレススプレイノズルである。ノズルホルダ92には、アダプタ83の貫通穴90に連通する貫通穴93が設けられている。ノズルホルダ92の先端部には、ノズルチップ91が嵌め込まれる凹部(ノズル取付部)100が設けられている。凹部100には、ノズルチップ91が装着される傾斜面94が設けられている。傾斜面94の法線98は、回転軸62の回転中心線97に対して傾斜している。傾斜面94は、アダプタ83に装着されるノズルホルダ92の装着面102に対して傾斜している。ノズルチップ91は、ノズルホルダ92にろう付けされている。
ノズルチップ91には、液体30を吐出するオリフィス95が設けられている。本実施例において、オリフィス95の開口部96は、回転軸62の回転中心線97上に配置されている。オリフィス95から吐出される液体30のスプレイパターンの中心線99は、回転軸62の回転中心線97に対して傾斜している。本実施例において、スプレイパターンの中心線99は、傾斜面94の法線98と平行であるが、これに限定されるものではない。スプレイパターンの中心線99は、回転軸62の回転中心線97に対して傾斜していれば、傾斜面94の法線98と必ずしも平行である必要はない。ノズルホルダ92の傾斜面94の傾き角度を変更することにより、被塗物20に対する液体30の塗布位置を調整することができる。開口部96は、必ずしも回転軸62の回転中心線97上に配置されている必要はなく、開口部96は、回転中心線97から離れていてもよい。開口部96が回転中心線97から離れている場合、開口部96と回転中心線97の距離及びノズルホルダ92の傾斜面94の傾き角度を変更することにより、被塗物に対する液体30の塗布位置を調整することができる。
本実施例において、傾斜面94の傾き角度は、水平に対して15°である。オリフィス95の開口部96から吐出される液体30のスプレイパターンは、回転中心線97に対して0°から30°の範囲の平らな扇形状である。傾斜面94の法線98の回転中心線97に対する傾き角度は、0°から90°までの範囲で任意の角度に設定されてもよい。また、スプレイパターンの開き角度も任意の角度に設定されてもよい。スプレイパターンが霧状であると液体30が飛び散り、被塗物20への塗着効率が低下する。そこで、スプレイパターンは、液膜状であるとよい。しかし、スプレイパターンは、必ずしも平らな扇形の液膜状に限定されるものではなく、必要に応じて、例えば、中空円錐形状であってもよい。
ノズル13のオリフィス95の開口部96の形状を変えることにより、液体30の塗布分布を調整することができる。このようなノズルをコントロールパターンノズルという。コントロールパターンノズルを用いることにより、塗布幅の片側の塗布量を多くしたり、塗布幅の中央部の塗布量を多くしたりすることができる。
(塗布方法)
円錐形状の被塗物20の内面20aへ液体30を塗布する塗布方法を説明する。被塗物20の位置は、保持機構101により塗布バルブ8に対して固定される。円錐形状の被塗物20の中心線がノズル13の回転中心線97と一致するように被塗物20が位置決めされるとよい。塗布作業工程が行われている間、ノズル13は、モータ63により常に回転させられている。バルブ開閉コントローラ12が塗布バルブ8を開閉することにより、ノズル13から被塗物20の内面20aへ液体30が塗布される。ノズル13から被塗物20の内面20aへ塗布される液体30の塗布量は、ノズル13の種類及び液体30の粘度に従って、圧力レギュレータ7により液体30の圧力を調整することにより制御される。被塗物20の内面20aへ塗布される液体30の塗布幅は、ノズル13の種類及び液体30の粘度に従って、液体30の圧力及びノズル13と被塗物20の距離を調整することにより制御される。
液体30は、ノズル13から平らな扇形の液膜状のエアレススプレイパターンで吐出される。エアレススプレイパターンは、円錐形状の被塗物20を断面で見たときに被塗物20の内面20aの一方の側に片寄っている。ノズル13は、モータ63により200rpmの回転速度で図10の矢印Rで示す方向に回転される。被塗物20は、回転しないように保持機構101により保持されている。液体30は、円錐形状の被塗物20の内面20aの母線20bへ向けて扇形の液膜状のエアレススプレイパターンでノズル13から吐出されながらノズル13が回転される。液体30の平らな扇形の液膜状のエアレススプレイパターンが被塗物20の内面20aを1周する時間は、0.3秒である。バルブ開閉コントローラ12からの開閉指示信号に対する液体弁69の開閉の遅れ時間及びスプレイパターンの安定時間を考慮して、本実施例においては、液体30をノズル13から吐出する塗布時間を約0.35秒に設定する。塗布時間約0.35秒は、ノズル13が一回転する時間0.3秒より長い。これにより、円錐形状の被塗物20の内面20aの一周にわたって液体30を塗布することができる。
前述したように、本実施例において、液体30の塗布量は、塗布時間を一定にして液体30の圧力を調整することにより制御される。仮に、液体30の圧力を一定にして塗布時間を調整することにより液体30の塗布量を制御しようとすると、液体30の塗布開始部分と塗布終了部分とが重複したり、塗布開始部分と塗布終了部分との間に隙間が生じたりする。これは、液体30の塗布分布にムラを発生させる。従って、本実施例においては、塗布時間を所定の値に一定にして、液体30の圧力を調整することにより塗布量を制御している。また、液体30の粘度の変化に従って塗布量及び塗布幅が変化するので、液体30のロットの違いによる粘度管理をしたり、液体30の温度管理をしたりしてもよい。
本実施例によれば、ノズル13が任意の回転速度及び任意の回転方向で回転し、被塗物20を回転させずに被塗物20の内面20aへ液体30を塗布することができる。ノズル13を交換することにより、任意の塗布幅及び任意の塗布量で液体を被塗物へ塗布することができる。被塗物へ液体を塗布する既存の塗布設備において、被塗物を回転させるための改造を不要とすることができる。エアレススプレイのノズル13から平らな扇形の液膜状のスプレイパターンで液体30を被塗物20へ塗布することができるので、塗着効率が向上し、使用する液体30の量を削減することができる。回転中心線97に対してオリフィス95が傾いたノズル(角度付きノズル)13を使用することにより、ノズル13の取り付け作業を容易にすることができる。
本実施例の塗布装置1は、容器、円筒状容器、円錐状容器又はアイスクリーム用コーンなどの被塗物20の内面20aへ液体30を塗布する。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、容器に収容された材料の上に液体を塗布する場合にも適用できる。例えば、傾斜面94の法線98の回転中心線97に対する傾き角度が0°の場合、上部が開口した容器に収容された材料の上に液体を塗布することができる。また、傾斜面94の法線98の回転中心線97に対する傾き角度が90°の場合、円筒や円筒状容器の内面に液体を塗布することができる。
本実施例によれば、ノズル13を回転させて被塗物20へ液体30を塗布することができる。
以下、実施例2を説明する。実施例2において、実施例1と同様の構造には、同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例2は、ノズル113を回転軸62に取り付けるためのアダプタ183に傾斜面194が設けられている点が実施例1と異なる。実施例2のその他の構造は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
図11は、実施例2の塗布バルブ8の部分断面図である。回転軸62の他端部62bには、アダプタ183が取り付けられている。アダプタ183には、ノズル113が取り付けられる傾斜面194が設けられている。傾斜面194の法線198は、回転軸62の回転中心線97に対して傾斜している。実施例2において、回転中心線97に対する傾斜面194の法線198の角度は、0°から20°の範囲内で設定されている。ノズル113は、ナット84によりアダプタ183に固定される。ノズル113は、液体30を霧化するためのエアを用いないエアレススプレイノズルである。ノズル113は、傾斜面194に取り付けられることにより、液体30を吐出するオリフィス195が回転中心線97に対して傾いた角度付きノズルとなる。ノズル113から吐出される平らな扇形の液膜状のスプレイパターンが被塗物20の内面20aの適切な位置に塗布されるように、傾斜面194の角度、液体30の圧力及びノズル113と被塗物20の距離が設定される。
実施例2によれば、実施例1と同様の効果を奏する。また、傾斜面194が設けられたアダプタ183を用いることにより、通常のノズル113を使用することができる。なお、ノズル113は、実施例1と同様にノズルチップが装着される傾斜面を有していてもよい。
本実施例によれば、ノズル113を回転させて被塗物20へ液体30を塗布することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、その特徴事項から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
1・・・塗布装置
2・・・タンク(液体供給源)
13、113・・・ノズル
20・・・被塗物
30・・・液体
31・・・液体経路
62・・・回転軸(ノズル回転手段)
63・・・モータ(ノズル回転手段)
69・・・液体弁

Claims (19)

  1. 被塗物へ液体を塗布する塗布装置であって、
    前記液体を吐出するノズルと、
    前記ノズルへ前記液体を供給する液体供給源と、
    前記ノズルと前記液体供給源との間の液体経路に設けられ、前記ノズルからの前記液体の吐出を許容する開位置と前記ノズルからの前記液体の吐出を停止する閉位置とへ移動可能な液体弁と、
    前記ノズルの回転中心線まわりに前記ノズルを回転させるノズル回転手段と、
    を備え、
    前記ノズルは、前記回転中心線に対して鋭角で傾斜している中心線を有するスプレイパターンで液体を吐出するように構成されていることを特徴とする塗布装置。
  2. 前記被塗物が回転しないように前記被塗物を保持する保持機構を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記ノズルは、前記液体を吐出するオリフィスが形成されたノズルチップと、前記ノズルチップを保持するノズルホルダとを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布装置。
  4. 被塗物へ液体を塗布する塗布装置であって、
    前記液体を吐出するノズルと、
    前記ノズルへ前記液体を供給する液体供給源と、
    前記ノズルと前記液体供給源との間の液体経路に設けられ、前記ノズルからの前記液体の吐出を許容する開位置と前記ノズルからの前記液体の吐出を停止する閉位置とへ移動可能な液体弁と、
    前記ノズルを回転させるノズル回転手段と、
    前記液体を吐出するオリフィスが形成されたノズルチップと、
    前記ノズルチップを保持するノズルホルダと、
    を備え、
    前記ノズルホルダは、前記ノズルチップが装着される傾斜面が形成され、
    前記傾斜面の法線は、前記ノズルの回転中心線に対して傾いていることを特徴とする塗布装置。
  5. 前記ノズル回転手段は、前記ノズルが取り付けられる回転軸と、前記回転軸を回転させるモータとを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の塗布装置。
  6. 前記回転軸に前記ノズルを取り付けるためのアダプタを更に備えることを特徴とする請求項5に記載の塗布装置。
  7. 被塗物へ液体を塗布する塗布装置であって、
    前記液体を吐出するノズルと、
    前記ノズルへ前記液体を供給する液体供給源と、
    前記ノズルと前記液体供給源との間の液体経路に設けられ、前記ノズルからの前記液体の吐出を許容する開位置と前記ノズルからの前記液体の吐出を停止する閉位置とへ移動可能な液体弁と、
    前記ノズルを回転させるノズル回転手段と、
    前記ノズルが取り付けられる回転軸と、
    前記回転軸を回転させるモータと、
    前記回転軸に前記ノズルを取り付けるためのアダプタと、
    を備え、
    前記アダプタは、前記ノズルが装着される傾斜面が形成され、
    前記傾斜面の法線は、前記回転軸の回転中心線に対して傾いていることを特徴とする塗布装置。
  8. 前記ノズルは、平らな扇形の液膜状のエアレススプレイパターンで前記液体を吐出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の塗布装置。
  9. 前記液体供給源から供給される前記液体を加圧する加圧手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の塗布装置。
  10. 前記加圧手段は、加圧ポンプ又は加圧タンクであることを特徴とする請求項9に記載の塗布装置。
  11. 前記液体弁の前記開位置と前記閉位置との間の移動を制御する液体吐出制御手段と、
    前記ノズル回転手段の回転を制御する回転制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の塗布装置。
  12. 前記液体は、溶融したチョコレートであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の塗布装置。
  13. 前記被塗物は、アイスクリーム用コーンであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の塗布装置。
  14. 前記アイスクリーム用コーンは、前記アイスクリーム用コーンの中心線が前記ノズルの前記回転中心線に一致するように前記塗布装置に対して配置されることを特徴とする請求項13に記載の塗布装置。
  15. 前記鋭角は、0°から20°であることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  16. 前記ノズルホルダは、前記ノズルチップが装着される傾斜面が形成され、
    前記傾斜面の法線は、前記ノズルの前記回転中心線に対して傾いていることを特徴とする請求項3に記載の塗布装置。
  17. 前記アダプタは、前記ノズルが装着される傾斜面が形成され、
    前記傾斜面の法線は、前記回転軸の回転中心線に対して傾いていることを特徴とする請求項6に記載の塗布装置。
  18. 前記被塗物が回転しないように前記被塗物を保持する保持機構を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の塗布装置。
  19. 前記被塗物が回転しないように前記被塗物を保持する保持機構を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の塗布装置。
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