JPH061164B2 - 立体形状測定装置 - Google Patents
立体形状測定装置Info
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- JPH061164B2 JPH061164B2 JP60016836A JP1683685A JPH061164B2 JP H061164 B2 JPH061164 B2 JP H061164B2 JP 60016836 A JP60016836 A JP 60016836A JP 1683685 A JP1683685 A JP 1683685A JP H061164 B2 JPH061164 B2 JP H061164B2
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B11/00—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
- G01B11/24—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
- G01B11/25—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures by projecting a pattern, e.g. one or more lines, moiré fringes on the object
- G01B11/2513—Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures by projecting a pattern, e.g. one or more lines, moiré fringes on the object with several lines being projected in more than one direction, e.g. grids, patterns
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、立体的な物体の形状を測定するための装置に
関するものである。
関するものである。
[発明の技術的背景] 従来の立体形状測定装置の多くは、いわゆる複眼によっ
て対象物体を観測している。すなわち、2箇所以上の視
点から同一の対象物体を観測し、各観測点から得られた
情報(画像)を総合して対象物体の形状を決定してい
る。
て対象物体を観測している。すなわち、2箇所以上の視
点から同一の対象物体を観測し、各観測点から得られた
情報(画像)を総合して対象物体の形状を決定してい
る。
これに対して1箇所の視点から対象物体を観測してその
形状を決定する、単眼の測定装置も知られているが、そ
れらの装置は見掛け上は単眼であっても複眼の原理を変
形したものに過ぎず、真の単眼の測定装置というものは
未だ知られていない。
形状を決定する、単眼の測定装置も知られているが、そ
れらの装置は見掛け上は単眼であっても複眼の原理を変
形したものに過ぎず、真の単眼の測定装置というものは
未だ知られていない。
[背景技術の問題点] 従来の測定装置において実施されている測定方法にあっ
ては、まず画像の解析方法が非常に複雑であるという問
題点があつた。また対象物体の表面を連続した面として
とらえてその面の座標を決定しようとするため、被測定
表面に亀裂があったり極端な窪みがあったりすると解析
が不可能になるという問題点もあり、さらに、要求され
る測定精度の高低とは無関係に、それらの観測装置は常
に良好な観測精度を有していなければ対象物体の形状を
決定することができないという欠点も有していた。
ては、まず画像の解析方法が非常に複雑であるという問
題点があつた。また対象物体の表面を連続した面として
とらえてその面の座標を決定しようとするため、被測定
表面に亀裂があったり極端な窪みがあったりすると解析
が不可能になるという問題点もあり、さらに、要求され
る測定精度の高低とは無関係に、それらの観測装置は常
に良好な観測精度を有していなければ対象物体の形状を
決定することができないという欠点も有していた。
[発明の目的] したがって本発明の目的は、単眼によって対象物体を観
察することにより、簡単な画像解析によってその対象物
体の形状を測定することができるとともに、観測装置の
精度は要求される測定精度の高低に応じて設定すること
が可能であり、さらに対象物体の表面に激しい凹凸があ
ってもその測定をすることができる立体形状測定装置を
提供することである。
察することにより、簡単な画像解析によってその対象物
体の形状を測定することができるとともに、観測装置の
精度は要求される測定精度の高低に応じて設定すること
が可能であり、さらに対象物体の表面に激しい凹凸があ
ってもその測定をすることができる立体形状測定装置を
提供することである。
[発明の概要] すなわち本発明に係る観測装置は、これからその形状を
決定しようとしている対象物体(V)を観測するための
観測装置(J)と、この対象物体Vを2方向から照らす
ための2つの投光装置(A,B)とから構成されてい
る。ここで、観測装置Jは単レンズ系の場合のレンズ中
心に相当する光学中心(F)および観測面(I)から構
成されるものであるが、特にこの光学中心Fはただ1個
であり、本測定装置が本質的に単眼の装置であることが
わかる。次に投光装置A,Bを説明する。投光装置Aは
光源(La)およびスリット面(Sa)から構成され、
また投光装置Bは光源(Lb)およびスリット面(S
b)から構成されるものである。そしてこれらのスリッ
ト面Sa,Sbにはそれぞれ規則正しくスリツトライン
が刻まれており、光源La,Lbを点灯すると、これら
のスリットラインを通過した光が対象物体Vの表面に達
して、この対象物体V上に光の投影格子(Vs)を映し
だすようになっている。
決定しようとしている対象物体(V)を観測するための
観測装置(J)と、この対象物体Vを2方向から照らす
ための2つの投光装置(A,B)とから構成されてい
る。ここで、観測装置Jは単レンズ系の場合のレンズ中
心に相当する光学中心(F)および観測面(I)から構
成されるものであるが、特にこの光学中心Fはただ1個
であり、本測定装置が本質的に単眼の装置であることが
わかる。次に投光装置A,Bを説明する。投光装置Aは
光源(La)およびスリット面(Sa)から構成され、
また投光装置Bは光源(Lb)およびスリット面(S
b)から構成されるものである。そしてこれらのスリッ
ト面Sa,Sbにはそれぞれ規則正しくスリツトライン
が刻まれており、光源La,Lbを点灯すると、これら
のスリットラインを通過した光が対象物体Vの表面に達
して、この対象物体V上に光の投影格子(Vs)を映し
だすようになっている。
本測定装置における対象物体の形状測定の手順は、“ま
ず、このようにして対象物体Vの表面に映しだされた投
影格子Vsを、さらに、観測装置Jの焦点Fを通して観
測面I上に映しだす。(ここで観測面I上に映しだされ
る投影格子Vsの像を観測格子Isとする。)それか
ら、この観測格子Isの格子点の任意の1点(観測格子
点p)に注目し、その観測格子点pに対応している投影
格子Vsの1格子点(投影格子点χ)の座標を、後述す
る簡単な解析方法にしたがって決定する。”というもの
である。そして、この手順にしたがって観測格子Isの
全格子点についてそれに対応する投影格子Vsの格子点
の座標を決定していけば、対象物体Vの形状を知ること
ができるのである。
ず、このようにして対象物体Vの表面に映しだされた投
影格子Vsを、さらに、観測装置Jの焦点Fを通して観
測面I上に映しだす。(ここで観測面I上に映しだされ
る投影格子Vsの像を観測格子Isとする。)それか
ら、この観測格子Isの格子点の任意の1点(観測格子
点p)に注目し、その観測格子点pに対応している投影
格子Vsの1格子点(投影格子点χ)の座標を、後述す
る簡単な解析方法にしたがって決定する。”というもの
である。そして、この手順にしたがって観測格子Isの
全格子点についてそれに対応する投影格子Vsの格子点
の座標を決定していけば、対象物体Vの形状を知ること
ができるのである。
このように、本測定手順においては、対象物体Vの表面
を“面”としではなく“個々の点(格子点χ)の集合
体”としてとらえる。したがって観測装置Jは、少なく
とも対象物体上の格子点χを1つ1つ識別することがで
きる程度の精度があれば十分である。また、対象物体上
の格子点χの座標を各々を独立して決定するので、対象
物体の表面が大きく変化していて投影格子が切れている
ような場合でも測定には何ら影響はなく、あらゆる形状
の物体を測定することができる。
を“面”としではなく“個々の点(格子点χ)の集合
体”としてとらえる。したがって観測装置Jは、少なく
とも対象物体上の格子点χを1つ1つ識別することがで
きる程度の精度があれば十分である。また、対象物体上
の格子点χの座標を各々を独立して決定するので、対象
物体の表面が大きく変化していて投影格子が切れている
ような場合でも測定には何ら影響はなく、あらゆる形状
の物体を測定することができる。
次に、観測格子Isの格子点の1つである観測格子点p
に対応する、対象物体V上の投影格子点χの空間座標を
決定する方法の概要を説明する。ここで観測装置の光学
中心Fおよび観測格子点pの座標はそれぞれ既知とす
る。
に対応する、対象物体V上の投影格子点χの空間座標を
決定する方法の概要を説明する。ここで観測装置の光学
中心Fおよび観測格子点pの座標はそれぞれ既知とす
る。
まず、光学中心Fと観測格子点pとを含む直線mを求め
る。この直線m上に投影格子点χが存在しているわけで
あるが、本装置のような単眼の観測装置は、被観測点
(投影格子点χ)の遠近を測ることができないので、こ
の段階では投影格子点χの座標を特定することはできな
い。
る。この直線m上に投影格子点χが存在しているわけで
あるが、本装置のような単眼の観測装置は、被観測点
(投影格子点χ)の遠近を測ることができないので、こ
の段階では投影格子点χの座標を特定することはできな
い。
そこで、投光装置A,Bから発して対象物体Vに達して
いる光の中で特に投影格子点χを照らしている2光線
(l aχ,l bχ)に着目する。説明するまでもな
く、投影格子点χは、この光線l aχ上に存在し、同
時に光線l bχ上に存在している。また、この2光線
l aχ,l bχの方程式は、それぞれ初期条件として
与えられているわけではないが、既知の条件を数学的に
処理することによつて求めることができるものである。
その数学的処理方法は[発明の実施例]にて説明するの
でここでは省略するが、この2光線l aχ,l bχを
求める際には、スライド面Sa,Sb上のスリットライ
ンが重要な役割をはたす。
いる光の中で特に投影格子点χを照らしている2光線
(l aχ,l bχ)に着目する。説明するまでもな
く、投影格子点χは、この光線l aχ上に存在し、同
時に光線l bχ上に存在している。また、この2光線
l aχ,l bχの方程式は、それぞれ初期条件として
与えられているわけではないが、既知の条件を数学的に
処理することによつて求めることができるものである。
その数学的処理方法は[発明の実施例]にて説明するの
でここでは省略するが、この2光線l aχ,l bχを
求める際には、スライド面Sa,Sb上のスリットライ
ンが重要な役割をはたす。
こうして光線l aχ,l bχの2直線の方程式を求め
ることによって、投影格子点χを含む3つの直線(直線
m、l aχ、およびlbχ)を得たことになる。投影格
子点χはこの3直線の交点であるから、その座標はこれ
らの直線の交点を求めることによって容易に決定するこ
とができる。
ることによって、投影格子点χを含む3つの直線(直線
m、l aχ、およびlbχ)を得たことになる。投影格
子点χはこの3直線の交点であるから、その座標はこれ
らの直線の交点を求めることによって容易に決定するこ
とができる。
なお、本測定装置における対象物体の形状測定の基本的
な考え方は以上の通りであるが、たとえば測定の一番最
初の段階のように、対象物体上の投影格子点の座標のす
べてが未知の状態において始めてその中にある1格子点
χの座標を決定しようとする場合など、特別な場合にお
いては、これよりも少し複雑な手法をとらざるを得な
い。すなわち、そのような場合は、光線l aχ(l b
χの場合も同様)を求めようとしても、その“候補の光
線(l aχ1,l aχ2…)”を得るにとどまり、そ
れらの候補線の中から“真の光線l aχ”を特定する
ことはできないのである。したがってその場合の実際の
計算手順は、[発明の実施例]の基本手法Iに記されて
いるように、まず光線l aχの候補の光線(l bχ
1,l bχ2…)を求めてその各候補線が直線mと交
わる点(χb1,χb2…)を得て、それから、これと同様
にして光線l bχの候補の光線(l bχ1,l bχ
2…)を求めてその各候補線が直線mと交わる点(χb
1,χb2…)を求める、というものとなる。そして、こ
れらの点(χa1,χa2…;χb1,χb2…)が一致した点
を、真の投影格子点χとして得るのである。
な考え方は以上の通りであるが、たとえば測定の一番最
初の段階のように、対象物体上の投影格子点の座標のす
べてが未知の状態において始めてその中にある1格子点
χの座標を決定しようとする場合など、特別な場合にお
いては、これよりも少し複雑な手法をとらざるを得な
い。すなわち、そのような場合は、光線l aχ(l b
χの場合も同様)を求めようとしても、その“候補の光
線(l aχ1,l aχ2…)”を得るにとどまり、そ
れらの候補線の中から“真の光線l aχ”を特定する
ことはできないのである。したがってその場合の実際の
計算手順は、[発明の実施例]の基本手法Iに記されて
いるように、まず光線l aχの候補の光線(l bχ
1,l bχ2…)を求めてその各候補線が直線mと交
わる点(χb1,χb2…)を得て、それから、これと同様
にして光線l bχの候補の光線(l bχ1,l bχ
2…)を求めてその各候補線が直線mと交わる点(χb
1,χb2…)を求める、というものとなる。そして、こ
れらの点(χa1,χa2…;χb1,χb2…)が一致した点
を、真の投影格子点χとして得るのである。
しかし、このような手法を用いなければならないの
は、全測定工程の中の特別な場合のみであって、多くの
場合は[発明の実施例]の基本手法IIIに記されてい
るようにして、上記の基本的な考え方の通りの計算手順
にしたがって、簡単に対象物体V上の投影格子点χの座
標を決定することができる。
は、全測定工程の中の特別な場合のみであって、多くの
場合は[発明の実施例]の基本手法IIIに記されてい
るようにして、上記の基本的な考え方の通りの計算手順
にしたがって、簡単に対象物体V上の投影格子点χの座
標を決定することができる。
[発明の実施例] 以下図面を参照して、本発明に係る立体形状測定装置の
構成およびこの測定装置による物体の形状測定の手法を
説明する。
構成およびこの測定装置による物体の形状測定の手法を
説明する。
測定装置の構成および測定条件の設定 まず、第1図のように、これからその表面の形状を決定
しようとしている対象物体Vを任意の位置に設定する。
そして、光源Laを設置し、さらにこの光源Laと対象
物体Vとの間にスライド面Saを設定する。このスライ
ド面Saには図のように規則正しくスリットラインαが
刻まれている。この光源Laおよびスライド面Saを投
光装置Aと称する。次にこの投光装置Aと同様に、光源
Lbおよびスライド面Sbから構成される投光装置Bを
設定する。さらに、光学中心Fを通して上記対象物体V
を観測できる位置に、観測面Iを設定する。この図には
既に観測面I上に対象物体の輪郭が映つているようすが
示されている。この光学中心Fおよび観測面Iを合わせ
て観測装置Jと称する。
しようとしている対象物体Vを任意の位置に設定する。
そして、光源Laを設置し、さらにこの光源Laと対象
物体Vとの間にスライド面Saを設定する。このスライ
ド面Saには図のように規則正しくスリットラインαが
刻まれている。この光源Laおよびスライド面Saを投
光装置Aと称する。次にこの投光装置Aと同様に、光源
Lbおよびスライド面Sbから構成される投光装置Bを
設定する。さらに、光学中心Fを通して上記対象物体V
を観測できる位置に、観測面Iを設定する。この図には
既に観測面I上に対象物体の輪郭が映つているようすが
示されている。この光学中心Fおよび観測面Iを合わせ
て観測装置Jと称する。
ここで、上記の光学中心Fおよび観測面Iの座標(方程
式)はそれぞれ既知とし、またスライド面Sa,Sbの
座標(方程式)、さらにそこに刻まれているスリットラ
インα(α1…αi-1、αi、αi+1…)、およびスリッ
トラインβ(β1…βi-1、βi、βi+1…)の各直線の
座標(方程式)もすべて既知とする。
式)はそれぞれ既知とし、またスライド面Sa,Sbの
座標(方程式)、さらにそこに刻まれているスリットラ
インα(α1…αi-1、αi、αi+1…)、およびスリッ
トラインβ(β1…βi-1、βi、βi+1…)の各直線の
座標(方程式)もすべて既知とする。
また、スライド面Saおよびスライド面Sbには第1図
のように多数のスリットラインが存在するが、以下の図
面ではその一部分だけを取出して示すことにする。
のように多数のスリットラインが存在するが、以下の図
面ではその一部分だけを取出して示すことにする。
次に、このようにして対象物体V、投光装置A,B、そ
して観測装置Jがそれぞれ設定された観測系において、
第2図のように光源LaおよびLbを点灯する。この時
これらの光源から発せられた光によって、対象物体Vの
表面には投影格子Vsが映し出される。これは、スライ
ド面Saのスリットラインαが投影ラインγ(…γi-
1、γi、γi+1…)となって対象物体V上に映り、これ
と同様にしてスライド面Sbのスリットラインβが投影
ラインδ(…δi-1、δi、δi+1…)となって対象物体
V上に映っているからである。この投影格子Vsにおい
て、投影ラインγと投影ラインδとが交差している多数
の格子点を総称して投影格子点Xと呼ぶことにする。一
方観測面I上には、投光格子Vsに対応して観測格子I
sが観測されている。この観測格子Isは、投影ライン
γを観測した観測ラインλ、および投影ラインδを観測
した観測ラインμから構成された格子である。この観測
格子Isにおける多数の格子点は総称して観測格子点P
と呼ぶことにする。
して観測装置Jがそれぞれ設定された観測系において、
第2図のように光源LaおよびLbを点灯する。この時
これらの光源から発せられた光によって、対象物体Vの
表面には投影格子Vsが映し出される。これは、スライ
ド面Saのスリットラインαが投影ラインγ(…γi-
1、γi、γi+1…)となって対象物体V上に映り、これ
と同様にしてスライド面Sbのスリットラインβが投影
ラインδ(…δi-1、δi、δi+1…)となって対象物体
V上に映っているからである。この投影格子Vsにおい
て、投影ラインγと投影ラインδとが交差している多数
の格子点を総称して投影格子点Xと呼ぶことにする。一
方観測面I上には、投光格子Vsに対応して観測格子I
sが観測されている。この観測格子Isは、投影ライン
γを観測した観測ラインλ、および投影ラインδを観測
した観測ラインμから構成された格子である。この観測
格子Isにおける多数の格子点は総称して観測格子点P
と呼ぶことにする。
この状態において、明らかに観測格子点Pの各1点は、
それぞれ撮影格子点Xの特定の1点と対応している。こ
れと同様に、観測ラインλ(…λi-1、λi、λi+1…)
のそれぞれも投影ラインγの各ライン(…γi-1、γ
i、γi+1…)と1対1の対応関係にあり、そしてさら
にこれらの投影ラインγ(…γi-1、γi、γi+1…)
は、それぞれ、スリットラインα(…αi-1、αi、αi
+1…)と1対1の対応関係にある。この対応関係の1例
が図面に示されており、この例ではスリットラインαi
と投影ラインγiと観測ラインλiが対応している。
(なお、この図の平面Siは、光源Laとスリットライ
ンαiを含む平面でありこの平面Si上の光によつて、
対象物体V上にスリットラインαiの投影ラインγiが
映されているのである。)また、このような1対1の対
応関係は、スリットラインβと投影ラインδと観測ライ
ンμに関しても同様である。しかし観測格子Isに見ら
れる多数の観測ラインλ、μがそれぞれのスリットライ
ンα,βに対応するのかは、この段階では未知である。
それぞれ撮影格子点Xの特定の1点と対応している。こ
れと同様に、観測ラインλ(…λi-1、λi、λi+1…)
のそれぞれも投影ラインγの各ライン(…γi-1、γ
i、γi+1…)と1対1の対応関係にあり、そしてさら
にこれらの投影ラインγ(…γi-1、γi、γi+1…)
は、それぞれ、スリットラインα(…αi-1、αi、αi
+1…)と1対1の対応関係にある。この対応関係の1例
が図面に示されており、この例ではスリットラインαi
と投影ラインγiと観測ラインλiが対応している。
(なお、この図の平面Siは、光源Laとスリットライ
ンαiを含む平面でありこの平面Si上の光によつて、
対象物体V上にスリットラインαiの投影ラインγiが
映されているのである。)また、このような1対1の対
応関係は、スリットラインβと投影ラインδと観測ライ
ンμに関しても同様である。しかし観測格子Isに見ら
れる多数の観測ラインλ、μがそれぞれのスリットライ
ンα,βに対応するのかは、この段階では未知である。
以上が本実施例の立体形状測定装置の構成、および対象
物体Vの形状を測定するための準備である。
物体Vの形状を測定するための準備である。
基本手法I さてこうして準備が完了した状態においては、第3図の
ように、対象物体V上に投影格子Vsが映し出され、観
測面Iには観測格子Isが観察されている。次に、この
対象物体Vの形状を知るための手法を説明していくが、
その手法とは、換言すれば観測格子点Pの中から任意に
1格子点pを選び、その格子点pに対応する投影格子点
χの座標を求める手法である。この手法もって全観測格
子点Pに対応する投影格子点Xの座標を決定すれば、対
象物体Vの外形すなわち形状を知ることができる。で
は、以下にその手法を説明する。
ように、対象物体V上に投影格子Vsが映し出され、観
測面Iには観測格子Isが観察されている。次に、この
対象物体Vの形状を知るための手法を説明していくが、
その手法とは、換言すれば観測格子点Pの中から任意に
1格子点pを選び、その格子点pに対応する投影格子点
χの座標を求める手法である。この手法もって全観測格
子点Pに対応する投影格子点Xの座標を決定すれば、対
象物体Vの外形すなわち形状を知ることができる。で
は、以下にその手法を説明する。
まず、観測格子点Pの中の1格子点pに着目する。そし
てこの格子点pと光学中心Fを結ぶ直線を直線mとす
る。格子点pの座標および光学中心Fの座標はそれぞれ
既知であるから、この直線mの方程式も既知となる。こ
の時、この直線m上に、格子点pに対応する投影格子点
χが存在することは、上述の観測条件から明らかであ
る。
てこの格子点pと光学中心Fを結ぶ直線を直線mとす
る。格子点pの座標および光学中心Fの座標はそれぞれ
既知であるから、この直線mの方程式も既知となる。こ
の時、この直線m上に、格子点pに対応する投影格子点
χが存在することは、上述の観測条件から明らかであ
る。
次に、第4図のように、光源Laと投影格子点χとを含
む光線に着目し、これを直線laとする。そしてこの直
線laがスライド面Saを通り抜ける地点を点Aχとす
る。この点Aχの座標は未知なので直線laの方程式も
未知である。しかし格子点χに対応するこの点Aχの座
標を求めることができれば直線laを表わす方程式が求
められ、そして対象物体上の投影格子点χの座標は、前
記の既知の直線mとこの直線laとの交点として求める
ことができる。
む光線に着目し、これを直線laとする。そしてこの直
線laがスライド面Saを通り抜ける地点を点Aχとす
る。この点Aχの座標は未知なので直線laの方程式も
未知である。しかし格子点χに対応するこの点Aχの座
標を求めることができれば直線laを表わす方程式が求
められ、そして対象物体上の投影格子点χの座標は、前
記の既知の直線mとこの直線laとの交点として求める
ことができる。
したがつて以下にこの格子点χに対応する点Aχの座標
を求める手法を述べる。
を求める手法を述べる。
まず、第4図からもわかるように格子点χはスリットラ
インαが投影されることによって生じた投影ラインγの
上に存在する点であるから、この点Aχがスリットライ
ンαのいずれか1本の上に存在することは明らかであ
る。ただし、ここでは個々のスリットラインαと投影ラ
インγとの対応関係が不明なので、点Aχがスライド面
Saのどのスリットラインα上にあるかを特定すること
はできない。
インαが投影されることによって生じた投影ラインγの
上に存在する点であるから、この点Aχがスリットライ
ンαのいずれか1本の上に存在することは明らかであ
る。ただし、ここでは個々のスリットラインαと投影ラ
インγとの対応関係が不明なので、点Aχがスライド面
Saのどのスリットラインα上にあるかを特定すること
はできない。
次に、この点Aχを求める問題を一般化して考える。す
なわち、第5図のように光源qと面Sがあり、光源qと
面Sの座標はそれぞれ既知であると仮定する。そして、
そこに、任意の点rを置いて、光源qから発して点rに
達する光直線tが平面Sと交わる点uの座標を求める場
合を想定する。さらにこの場合に、第6図のように点r
を通る既知の直線vがあると仮定する。
なわち、第5図のように光源qと面Sがあり、光源qと
面Sの座標はそれぞれ既知であると仮定する。そして、
そこに、任意の点rを置いて、光源qから発して点rに
達する光直線tが平面Sと交わる点uの座標を求める場
合を想定する。さらにこの場合に、第6図のように点r
を通る既知の直線vがあると仮定する。
このような時は、第6図のように直線vを光源qより観
測した際に平面S上に投影される直線(エピポーラライ
ン)nqを求めるとよい。このエピポーララインnq
は、まず光源qと直線vとを含む平面Svを求め、次に
この平面Svと平面Sとの交線を求めることによって得
られる直線である。この時、この図面および第6図
(B)からわかるように、光源qから発して直線v上の
点(r1,r2,r3…)に達する光直線(t1,t
2,t3…)が、平面Sと交わる交点(u1,u2,u
3…)は、全てエピポーララインnqに存在する。した
がって点rに対応する点uもこのエピポーララインnq
上に存在していることがわかる。
測した際に平面S上に投影される直線(エピポーラライ
ン)nqを求めるとよい。このエピポーララインnq
は、まず光源qと直線vとを含む平面Svを求め、次に
この平面Svと平面Sとの交線を求めることによって得
られる直線である。この時、この図面および第6図
(B)からわかるように、光源qから発して直線v上の
点(r1,r2,r3…)に達する光直線(t1,t
2,t3…)が、平面Sと交わる交点(u1,u2,u
3…)は、全てエピポーララインnqに存在する。した
がって点rに対応する点uもこのエピポーララインnq
上に存在していることがわかる。
そこでこれを第4図の点Aχを求める問題にあてはめる
と、第7図(A)のようになる。すなわち、本測定装置
における光源Laは第6図の光源qに相当し、スライド
面Saは第6図の平面Sに相当し、そして格子点χは点
rに相当する。さらに、第6図の直線vに相当する直線
として、観測格子点pと光学中心Fを結ぶ既知の直線m
があるので、スライド面Sa上に直線mのエピポーララ
インnaを求めれば、格子点χに対応する点Aχは、そ
のエピポーララインna上に存在することがわかる。
と、第7図(A)のようになる。すなわち、本測定装置
における光源Laは第6図の光源qに相当し、スライド
面Saは第6図の平面Sに相当し、そして格子点χは点
rに相当する。さらに、第6図の直線vに相当する直線
として、観測格子点pと光学中心Fを結ぶ既知の直線m
があるので、スライド面Sa上に直線mのエピポーララ
インnaを求めれば、格子点χに対応する点Aχは、そ
のエピポーララインna上に存在することがわかる。
ここで、今述べた「点Aχはエピポーララインna上に
存在する」という条件と、前述した「点Aχはスリット
ラインαの上に存在する」という条件を合わせると、第
7図(B)のように、点Aχはエピポーララインnaと
スリットラインαとの交点(Aχ1,Aχ2)であるこ
とがわかる。これらの点Aχ1,Aχ2はそれぞれ“真
の点Aχ”の“候補点”であり、そのいずれか1点が真
の点Aχである。(実際にはスライド面Saはもっと大
きいので交点も2点以上あるが、ここではこの2点に関
して説明を続ける。後述の点Bχの場合も同様であ
る。) こうして点Aχの候補点がいくつかに限定された段階
で、第8図のように、これらの候補点Aχ1,Aχ2と
光源Laとを結ぶ直線l aχ1,l aχ2を求める。
そして、直線l aχ1,l aχ2のそれぞれが直線m
と交わる点χaχ1,χa2を求めると、これらの点χaχ
1,χa2が“格子点χの候補点”であり、このいずれか
1点が“真の格子点χ”である。
存在する」という条件と、前述した「点Aχはスリット
ラインαの上に存在する」という条件を合わせると、第
7図(B)のように、点Aχはエピポーララインnaと
スリットラインαとの交点(Aχ1,Aχ2)であるこ
とがわかる。これらの点Aχ1,Aχ2はそれぞれ“真
の点Aχ”の“候補点”であり、そのいずれか1点が真
の点Aχである。(実際にはスライド面Saはもっと大
きいので交点も2点以上あるが、ここではこの2点に関
して説明を続ける。後述の点Bχの場合も同様であ
る。) こうして点Aχの候補点がいくつかに限定された段階
で、第8図のように、これらの候補点Aχ1,Aχ2と
光源Laとを結ぶ直線l aχ1,l aχ2を求める。
そして、直線l aχ1,l aχ2のそれぞれが直線m
と交わる点χaχ1,χa2を求めると、これらの点χaχ
1,χa2が“格子点χの候補点”であり、このいずれか
1点が“真の格子点χ”である。
さて、以上の第4図乃至第8図を参照して説明した計算
および作図によって、観測格子点pに対応する格子点χ
の候補点χa1,χa2が求められた。上記の説明は全て投
光装置Aに関する説明であったが、これは投光装置Bに
ついても全く同様である。そこで第9図および第10図
に示すように、第4図の観測格子点pと同一の格子点p
について、投光装置Bに関しても同様の計算および作図
を行なう。第9図は第7図に対応し、第10図は第8図
に対応するもので、特に説明する必要はないと思われる
が、ここでは点Bχの候補点が4点(Bχ1,Bχ2,
Bχ3,Bχ4)あるため、格子点χの候補点も、χb
1,χb2,χb3,χb4の4点となっている。
および作図によって、観測格子点pに対応する格子点χ
の候補点χa1,χa2が求められた。上記の説明は全て投
光装置Aに関する説明であったが、これは投光装置Bに
ついても全く同様である。そこで第9図および第10図
に示すように、第4図の観測格子点pと同一の格子点p
について、投光装置Bに関しても同様の計算および作図
を行なう。第9図は第7図に対応し、第10図は第8図
に対応するもので、特に説明する必要はないと思われる
が、ここでは点Bχの候補点が4点(Bχ1,Bχ2,
Bχ3,Bχ4)あるため、格子点χの候補点も、χb
1,χb2,χb3,χb4の4点となっている。
以上のようにして投光装置Aおよび投光装置Bの2つの
観点から格子点χの候補点を求めることができた。真の
格子点χは、投光装置Aから得られた候補点の1つであ
ると同時に、投光装置Bから得られた候補点の1つでも
ある。そこで、第11図のように投光装置Aの側から得
られた候補点χa1,χa2と、投光装置Bの側から得られ
た候補点χb1,χb2,χb3,χb4とを同一の図面に表わ
してみると、候補点χa2と候補点χb1が同一の点である
ことがわかる。真の格子点χはこの点χa2(χb1)であ
る。
観点から格子点χの候補点を求めることができた。真の
格子点χは、投光装置Aから得られた候補点の1つであ
ると同時に、投光装置Bから得られた候補点の1つでも
ある。そこで、第11図のように投光装置Aの側から得
られた候補点χa1,χa2と、投光装置Bの側から得られ
た候補点χb1,χb2,χb3,χb4とを同一の図面に表わ
してみると、候補点χa2と候補点χb1が同一の点である
ことがわかる。真の格子点χはこの点χa2(χb1)であ
る。
以上が観測格子点pに対応する対象物体V上の格子点χ
の座標を求める手法である。前述したように、この手法
にしたがって、観測格子点Pの全点に対応する対象物体
V上の格子点Xを求めれば、対象物体の外形すなわち形
状を測定することができる。この時、格子点Xが多数で
あるほど測定の精度は高くなる。格子点Xの数を多くす
るためには、スリットラインα,βを密にして投影格子
Vsを細かい格子にすればよい。また、この手法によっ
て対象物体V上の格子点Xの全てを求める必要はなく、
対象物体上の知る必要のある格子点χの座標を知るため
にこの手法を適用してもよいことは言うまでもない。
の座標を求める手法である。前述したように、この手法
にしたがって、観測格子点Pの全点に対応する対象物体
V上の格子点Xを求めれば、対象物体の外形すなわち形
状を測定することができる。この時、格子点Xが多数で
あるほど測定の精度は高くなる。格子点Xの数を多くす
るためには、スリットラインα,βを密にして投影格子
Vsを細かい格子にすればよい。また、この手法によっ
て対象物体V上の格子点Xの全てを求める必要はなく、
対象物体上の知る必要のある格子点χの座標を知るため
にこの手法を適用してもよいことは言うまでもない。
基本手法II 前述の第11図において、各装置の配置位置関係および
格子点pの選び方によっては、投光装置Aから得られた
候補点と投光装置Bから得られた候補点との一致点はた
だ1点にならない。すなわち、第12図(A)に示すよ
うに一致点が複数個存在する場合もある。この図は、あ
る観測格子点pyを選びその観測格子点pyに対応する
投影格子点yを求めようとしたものであり、投光装置A
において点Ayの候補点Ay1およびAy2が求められ、こ
のそれぞれから格子点yの候補点ya1,ya2が得られて
いる。さらに、投影装置Bからは候補点yb1,yb2,y
b3が求められているが、それらの一致点はy1およびy
2の2点となっている。このような場合、上記の手法で
は点y1と点y2のいずれが真の投影格子点yであるか
を決定することはできない。そこで次に、このようなケ
ースにおける真の格子点yを決定する方法を説明する。
格子点pの選び方によっては、投光装置Aから得られた
候補点と投光装置Bから得られた候補点との一致点はた
だ1点にならない。すなわち、第12図(A)に示すよ
うに一致点が複数個存在する場合もある。この図は、あ
る観測格子点pyを選びその観測格子点pyに対応する
投影格子点yを求めようとしたものであり、投光装置A
において点Ayの候補点Ay1およびAy2が求められ、こ
のそれぞれから格子点yの候補点ya1,ya2が得られて
いる。さらに、投影装置Bからは候補点yb1,yb2,y
b3が求められているが、それらの一致点はy1およびy
2の2点となっている。このような場合、上記の手法で
は点y1と点y2のいずれが真の投影格子点yであるか
を決定することはできない。そこで次に、このようなケ
ースにおける真の格子点yを決定する方法を説明する。
初めにこの方法の概略を説明する。この方法では、真の
格子点yを求めるためには、第12図(A)および
(B)に示された点Ayの候補点、Ay1,Ay2のどちら
が真の点Ayであるかを決定すればよいという考え方を
基本としている。
格子点yを求めるためには、第12図(A)および
(B)に示された点Ayの候補点、Ay1,Ay2のどちら
が真の点Ayであるかを決定すればよいという考え方を
基本としている。
実際には、まず第12図(C)のように観測面1におい
て格子点pyとは異なる格子点pzを、格子点pyと同
一の観測ラインλ上にある格子点の中から選択する。そ
して上記の手法にしたがってこの点pzに対応する対象
物体上の格子点zを求める。もしこの格子点pzについ
ても格子点pyと同様に第12図のような配置関係があ
って真の格子点zを決定することができない場合は、さ
らに格子点pyと同一観測ラインλ上の格子点の中から
別の格子点pz′を選び、その駆使点pz′について対
象物体上の真の対応格子点z′を求める。ここでは格子
点pzについて真の対応格子点zが求められたとして説
明を続ける。
て格子点pyとは異なる格子点pzを、格子点pyと同
一の観測ラインλ上にある格子点の中から選択する。そ
して上記の手法にしたがってこの点pzに対応する対象
物体上の格子点zを求める。もしこの格子点pzについ
ても格子点pyと同様に第12図のような配置関係があ
って真の格子点zを決定することができない場合は、さ
らに格子点pyと同一観測ラインλ上の格子点の中から
別の格子点pz′を選び、その駆使点pz′について対
象物体上の真の対応格子点z′を求める。ここでは格子
点pzについて真の対応格子点zが求められたとして説
明を続ける。
この第12図(C)のように観測格子点pzに対応する
真の投影格子点zが求められれば、これと同時に、格子
点pzの真の対応点Azも決定され、点Azを含むスリ
ットラインαzと投影ラインγzおよび観測ラインλz
の3者が、それぞれ真の対応関係にあることがわかる。
真の投影格子点zが求められれば、これと同時に、格子
点pzの真の対応点Azも決定され、点Azを含むスリ
ットラインαzと投影ラインγzおよび観測ラインλz
の3者が、それぞれ真の対応関係にあることがわかる。
ここで観測格子点pzと観測格子点pyは同一の観測ラ
インλz上の点であるから、図面から明らかなように、
この観測格子点pyに対応する投影格子点yも投影ライ
ンγz上に存在し、したがって点Ayもスリットライン
αz上に存在している。こうして点Ayが含まれるスリ
ットラインαzを特定することができれば、第12図
(D)のように、格子点pyに対応する真の点Ayは、
点Ay1、点Ay2の中のスリットラインαz上のもの、す
なわち点Ay2であると決定することができる。したがっ
て第12図(A)においてこの真の点Ay2を用いて求め
られた点ya2(y1)が真の格子点yである。
インλz上の点であるから、図面から明らかなように、
この観測格子点pyに対応する投影格子点yも投影ライ
ンγz上に存在し、したがって点Ayもスリットライン
αz上に存在している。こうして点Ayが含まれるスリ
ットラインαzを特定することができれば、第12図
(D)のように、格子点pyに対応する真の点Ayは、
点Ay1、点Ay2の中のスリットラインαz上のもの、す
なわち点Ay2であると決定することができる。したがっ
て第12図(A)においてこの真の点Ay2を用いて求め
られた点ya2(y1)が真の格子点yである。
基本手法III さて、上記の手法IIは、第12図(A)のような配置
関係によって、基本の手法Iでは真の格子点yを決定す
ることができないという特別な場合に適用されるものと
して説明した。しかし、この手法を以下に説明するよう
にして一般の場合に適用すると、特に、対象物体上のあ
る投影ライン上の全ての格子点の座標を測定しようとす
る時には、上述した基本の手法(IおよびII)よりも
遥かに能率よく測定を行なうことができる。
関係によって、基本の手法Iでは真の格子点yを決定す
ることができないという特別な場合に適用されるものと
して説明した。しかし、この手法を以下に説明するよう
にして一般の場合に適用すると、特に、対象物体上のあ
る投影ライン上の全ての格子点の座標を測定しようとす
る時には、上述した基本の手法(IおよびII)よりも
遥かに能率よく測定を行なうことができる。
その手順においては、まず、第13図(A)のように、
ある観測格子点pwについてその真の対応格子点wおよ
びスライドSa上の対応点Awを、上記の基本の手法I
(またはII)にしたがって求める。この時、観測格子
点pwを含む観測ラインλwと、格子点wを含む投影ラ
インγw、そして点Awを含むスリットラインαwがそ
れぞれ真に対応するラインとして確定される。
ある観測格子点pwについてその真の対応格子点wおよ
びスライドSa上の対応点Awを、上記の基本の手法I
(またはII)にしたがって求める。この時、観測格子
点pwを含む観測ラインλwと、格子点wを含む投影ラ
インγw、そして点Awを含むスリットラインαwがそ
れぞれ真に対応するラインとして確定される。
その後、第13図(B)に示されているようなこの格子
ラインγw上の別の格子点w′,w″…を求める時は、
それらの格子点w′,w″…の真の対応点Aw′,A
w″…(図示せず)もスリットラインαw上にあること
を利用して容易に求めることができる。すなわち、格子
点w′に対応する真の点Aw′を求める際、第13図
(C)のように、点Aw′の候補点が複数個(Aw′
1,Aw′2,Aw′3,Aw′4)のある場合でも、
スリットラインαw上の点Aw′2が真の対応点Aw′
であるとすぐに決定できるので、真の格子点w′は、こ
の点Aw′2を用いて求めればよいのである。
ラインγw上の別の格子点w′,w″…を求める時は、
それらの格子点w′,w″…の真の対応点Aw′,A
w″…(図示せず)もスリットラインαw上にあること
を利用して容易に求めることができる。すなわち、格子
点w′に対応する真の点Aw′を求める際、第13図
(C)のように、点Aw′の候補点が複数個(Aw′
1,Aw′2,Aw′3,Aw′4)のある場合でも、
スリットラインαw上の点Aw′2が真の対応点Aw′
であるとすぐに決定できるので、真の格子点w′は、こ
の点Aw′2を用いて求めればよいのである。
格子点W″の座標決定も同様の手順であり、第13図の
ようにして求めることができる。
ようにして求めることができる。
このように、この手法では一度スリットラインと投影ラ
インと観測ラインとの対応づけができれば、投光装置A
だけを使用して測定をすることができるのである。この
手法は、もちろん投光装置Bを使用して行なってもよ
い。また上記の説明からわかるように、この手法は対象
物体上のある1格子点について、光学中心Fとこの投影
格子点を含む直線、および投光装置A,Bから発して対
象物体上のこの1格子点を照らしている直線を求め、そ
してこれらの直線の交点としてこの投影格子点の座標を
決定するので、本測定装置のための典型的な計算方法と
いうこともできる。
インと観測ラインとの対応づけができれば、投光装置A
だけを使用して測定をすることができるのである。この
手法は、もちろん投光装置Bを使用して行なってもよ
い。また上記の説明からわかるように、この手法は対象
物体上のある1格子点について、光学中心Fとこの投影
格子点を含む直線、および投光装置A,Bから発して対
象物体上のこの1格子点を照らしている直線を求め、そ
してこれらの直線の交点としてこの投影格子点の座標を
決定するので、本測定装置のための典型的な計算方法と
いうこともできる。
なお対象物体表面の凹凸が激しい場合には、注目してい
る投影ラインが対象物体上で複数の孤に分断されること
も考えられる。そのような時は各々の孤を全く別々の投
影ラインとみなしてそれぞれの孤について上記の手法を
用いればよい。
る投影ラインが対象物体上で複数の孤に分断されること
も考えられる。そのような時は各々の孤を全く別々の投
影ラインとみなしてそれぞれの孤について上記の手法を
用いればよい。
一方、対象物体表面に激しい凹凸がないことが確認され
ている場合には、まず、基本手法I(またはII)にし
たがってスリットラインと投影ラインと観測ラインとの
対応づけをしてこの3種のライン(スリットラインと投
影ラインと観測ライン)の1組さえ対応関係が明らかに
なれば、その他の各組は、その1組をもとに、その隣
り、隣り…として自動的に決定することができる。ただ
しこの方法は“対象物体上で隣り合って見えるラインは
必ず隣りあったスリットラインが映されているもの”と
いう仮定に基いており、もしも対象物体に急な谷のよう
な窪みがあってこの仮定が成り立たない場合には、間違
った結論を出してしまうことになるので注意を要する。
ている場合には、まず、基本手法I(またはII)にし
たがってスリットラインと投影ラインと観測ラインとの
対応づけをしてこの3種のライン(スリットラインと投
影ラインと観測ライン)の1組さえ対応関係が明らかに
なれば、その他の各組は、その1組をもとに、その隣
り、隣り…として自動的に決定することができる。ただ
しこの方法は“対象物体上で隣り合って見えるラインは
必ず隣りあったスリットラインが映されているもの”と
いう仮定に基いており、もしも対象物体に急な谷のよう
な窪みがあってこの仮定が成り立たない場合には、間違
った結論を出してしまうことになるので注意を要する。
計算機による処理手順 さて計算機を用いて対象物体の形状測定を行なう場合
は、上述の基本手法の手順通りの計算処理を行なうこと
もできるが、実際には以下に説明する処理手順を従うと
便利である。この手順は、初めは第1図乃至第7図およ
び第9図を参照して説明したものと全く同じであるが、
その次の段階から少し違った手法をとる。すなわち上記
の基本手法では点Aχの候補点および点Bχの候補点か
らそれぞれ真の点Aχ,Bχを決定せずに格子点χの候
補点を求めたのに対して、ここでは、点Aχ,Bχ候補
点の中からまず真の点Aχ,Bχのペアを決定し、それ
から真の格子点χを求めるのである。ではこれを以下に
説明する。
は、上述の基本手法の手順通りの計算処理を行なうこと
もできるが、実際には以下に説明する処理手順を従うと
便利である。この手順は、初めは第1図乃至第7図およ
び第9図を参照して説明したものと全く同じであるが、
その次の段階から少し違った手法をとる。すなわち上記
の基本手法では点Aχの候補点および点Bχの候補点か
らそれぞれ真の点Aχ,Bχを決定せずに格子点χの候
補点を求めたのに対して、ここでは、点Aχ,Bχ候補
点の中からまず真の点Aχ,Bχのペアを決定し、それ
から真の格子点χを求めるのである。ではこれを以下に
説明する。
まず、先に説明した第7図(A),(B)と全く同様に
して点Aχの候補点Aχ1および点Aχ2を求め、点B
χについても同じく第9図(A)および(B)のように
してその候補点Bχ1,Bχ2,Bχ3,Bχ4を求め
る。
して点Aχの候補点Aχ1および点Aχ2を求め、点B
χについても同じく第9図(A)および(B)のように
してその候補点Bχ1,Bχ2,Bχ3,Bχ4を求め
る。
次に第14図(A)のように点Aχの候補点Aχ1,A
χ2を用いて直線l aχ1,l aχ2を求める。そ
の後、これらの直線l aχ1,l aχ2を第9図
(A)の直線mのように見立てて、スライド面Sb上に
エピポーララインnc1,nc2を求める。エピポーラライ
ンnc1は直線l aχ1が投影された直線であり、エピポ
ーララインnc2は直線l aχ2が投影された直線であ
る。ここで直線l aχ1,l aχ2のうちの真の直
線l aχは格子点χを含んでいるはずである。したが
って、たとえばl aχ1が真の直線l aχであれば第
14図(B)のようにエピポーララインnc1とスリット
ラインβとの交点アが真の点Bχである。またl aχ2
が真の直線l aχであれば第14図(B)におけるエ
ピポーララインnc2とスリットラインβとの交点(イ,
ウ,エ,)の中のいずれか1点が真の点Bχである。一
方、第9図(B)に示したように、真の点Bχは、候補
点Bχ1,Bχ2,Bχ3,Bχ4のいずれか1点であ
ることがわかっている。これらのことから、真の点Bχ
は、第14図(C)のように、エピポーララインnc1ま
たはエピポーララインnc2がスリットラインβと交わる
点(ア,イ,ウ,エ)の中で、Bχ1,Bχ2,Bχ
3,Bχ4と一致している点であることがわかる。この
図ではエピポーララインnc2とスリットラインβとの交
点ウが点Bχ1と一致しているので、点Bχ1(点ウ)
が真の点Bχである。さらに真の点Aχは、第14図に
示されている。このエピポーララインnc2のもととなっ
た直線l aχ2上の点Aχ2であると決定されるの
で、真の点Aχ,BχのペアはAχ2とBχ1の組み合
わせであることがわかる。
χ2を用いて直線l aχ1,l aχ2を求める。そ
の後、これらの直線l aχ1,l aχ2を第9図
(A)の直線mのように見立てて、スライド面Sb上に
エピポーララインnc1,nc2を求める。エピポーラライ
ンnc1は直線l aχ1が投影された直線であり、エピポ
ーララインnc2は直線l aχ2が投影された直線であ
る。ここで直線l aχ1,l aχ2のうちの真の直
線l aχは格子点χを含んでいるはずである。したが
って、たとえばl aχ1が真の直線l aχであれば第
14図(B)のようにエピポーララインnc1とスリット
ラインβとの交点アが真の点Bχである。またl aχ2
が真の直線l aχであれば第14図(B)におけるエ
ピポーララインnc2とスリットラインβとの交点(イ,
ウ,エ,)の中のいずれか1点が真の点Bχである。一
方、第9図(B)に示したように、真の点Bχは、候補
点Bχ1,Bχ2,Bχ3,Bχ4のいずれか1点であ
ることがわかっている。これらのことから、真の点Bχ
は、第14図(C)のように、エピポーララインnc1ま
たはエピポーララインnc2がスリットラインβと交わる
点(ア,イ,ウ,エ)の中で、Bχ1,Bχ2,Bχ
3,Bχ4と一致している点であることがわかる。この
図ではエピポーララインnc2とスリットラインβとの交
点ウが点Bχ1と一致しているので、点Bχ1(点ウ)
が真の点Bχである。さらに真の点Aχは、第14図に
示されている。このエピポーララインnc2のもととなっ
た直線l aχ2上の点Aχ2であると決定されるの
で、真の点Aχ,BχのペアはAχ2とBχ1の組み合
わせであることがわかる。
こうして真の点Aχ,Bχを求めた後は、格子点χの座
標は、第14図(D)のように、直線l aχ2と直線
l bχ1との交点として求めることもできるし、ま
た、直線l aχ2と直線mとの交点として求めてもよ
く、同様に直線l bχ1と直線mとの交点として求め
てもよい。
標は、第14図(D)のように、直線l aχ2と直線
l bχ1との交点として求めることもできるし、ま
た、直線l aχ2と直線mとの交点として求めてもよ
く、同様に直線l bχ1と直線mとの交点として求め
てもよい。
また、この手法においても上記の基本の手法IIに述べ
た第12図(A)のような配置関係が生じると、真の点
Ay,Byのペアが1組に定まらず、真の格子点yを特
定することができない。すなわち、第12図(A)のよ
うな配置の場合、第14図(A),(B),(C)に相
当する図面は、それぞれ第15図(A),(B),
(C)のようになり、第15図(D)からわかるよう
に、点Ay,Byのペアが(Ay1,By1)と(Ay2,B
y3)の2組存在し、真のペアが決定できない。しかし、
この時も第12図を参照して説明したような手法によっ
て、真の点Ay(または点By)を決定すれば真の格子
点yを求めることができる。さらにこの計算機用の処理
手順の場合も、多くの格子点Xの座標を簡単に求めるた
めに上述の基本手法IIIの手法の原理を適用すること
ができる。
た第12図(A)のような配置関係が生じると、真の点
Ay,Byのペアが1組に定まらず、真の格子点yを特
定することができない。すなわち、第12図(A)のよ
うな配置の場合、第14図(A),(B),(C)に相
当する図面は、それぞれ第15図(A),(B),
(C)のようになり、第15図(D)からわかるよう
に、点Ay,Byのペアが(Ay1,By1)と(Ay2,B
y3)の2組存在し、真のペアが決定できない。しかし、
この時も第12図を参照して説明したような手法によっ
て、真の点Ay(または点By)を決定すれば真の格子
点yを求めることができる。さらにこの計算機用の処理
手順の場合も、多くの格子点Xの座標を簡単に求めるた
めに上述の基本手法IIIの手法の原理を適用すること
ができる。
次に、第16図を参照して、計算機を使用した場合の上
記の処理手順の流れを簡単に説明する。
記の処理手順の流れを簡単に説明する。
スタート 1…投光装置の設置 対象物体V上に投影された投影ラインが互いに交差して
格子Vsを構成するように、2台の投光装置A,Bを設
置する。
格子Vsを構成するように、2台の投光装置A,Bを設
置する。
2…観測装置の設置 対象物体V上の格子Vsが十分観測できる位置に観測装
置を設置する。
置を設置する。
3…画像入力 対象物体上の格子Vsを観測装置により観測してその画
像(観測格子Is)を入力する。
像(観測格子Is)を入力する。
4…観測格子点の検出 観測格子Psの全格子点の座標を検出する。
5…観測格子点の選択 観測格子Psの格子点の中から1格子点pを選択する。
6…エピポーララインnaの算出 観測格子点pと光学中心Fと光源Laにより作られる平
面とスライド面Saとの交線を求める。この交線がエピ
ポーララインnaである。
面とスライド面Saとの交線を求める。この交線がエピ
ポーララインnaである。
7…エピポーララインnbの算出 エピポーララインnaと同様の方法で求める。
8…点Aχの候補点の決定 エピポーララインnaとスライド面Sa上に刻まれたス
リットラインとの交点を求めればよい。
リットラインとの交点を求めればよい。
9…点Bχの候補点の決定 点Aχの候補点の決定と同様にして求める。
10…エピポーララインncの算出 点Aχの候補点の一つ点Aχiに対応する直線l aχ
iを求め、その直線l aχiと光源Lbとを含む平面
とスライド面Sbとの光源を求める。この交線がエピポ
ーララインncである。
iを求め、その直線l aχiと光源Lbとを含む平面
とスライド面Sbとの光源を求める。この交線がエピポ
ーララインncである。
………10の処理を、点Aχの候補点の全てについて行
なうまで繰返す……… 11…投影格子点χの算出 まず、10の処理で求めた直線ncとスリットラインと
の交点の中で、点Bχの候補点と一致する点(真の点B
χ)を求める。それから先に説明したようにして投影格
子点χを求める。
なうまで繰返す……… 11…投影格子点χの算出 まず、10の処理で求めた直線ncとスリットラインと
の交点の中で、点Bχの候補点と一致する点(真の点B
χ)を求める。それから先に説明したようにして投影格
子点χを求める。
………5〜11の処理を、観測格子Isの全部の格子点
について行なうまで繰返す……… 終了 以上のように、この計算機用の手法と前述の基本手法と
の相違点は、基本手法が直線m上に格子点χを捜すのに
対して、今述べた手法は、スライド面(Sa,Sb)上
に格子点χを得るための点(Aχ,Bχ)を捜すという
点である。しかし両者の間に本質な違いがないことは図
面等から明らかであろう。
について行なうまで繰返す……… 終了 以上のように、この計算機用の手法と前述の基本手法と
の相違点は、基本手法が直線m上に格子点χを捜すのに
対して、今述べた手法は、スライド面(Sa,Sb)上
に格子点χを得るための点(Aχ,Bχ)を捜すという
点である。しかし両者の間に本質な違いがないことは図
面等から明らかであろう。
色を利用する場合 さて以上の全ての説明において、スライド面Saのスリ
ットラインαは、一色(たとえば黒色)で構成されてお
り、スライド面Sbのスリットラインβも一色で構成さ
れていた。しかし、これらのスリットラインを数種類の
色(たとえば赤、緑、青)に着色すると、対象物体上の
格子点Xの座標決定がより効率的に行なえるようにな
る。
ットラインαは、一色(たとえば黒色)で構成されてお
り、スライド面Sbのスリットラインβも一色で構成さ
れていた。しかし、これらのスリットラインを数種類の
色(たとえば赤、緑、青)に着色すると、対象物体上の
格子点Xの座標決定がより効率的に行なえるようにな
る。
以下にその手法を説明する。ここでは数種類の色として
赤、緑、青の3色を使用した場合について説明する。
赤、緑、青の3色を使用した場合について説明する。
まず、スリットラインα(α1,α2,α3,α4,α
5,α6,α7…)をそれぞれ赤、緑、青、赤、緑、
青、赤、……というように、赤、緑、青が連続するよう
に着目し、対象物体V上の投影ラインγ(γ1,γ2,
γ3,γ4,γ5,γ6,γ7…)もそれぞれ赤、緑、
青、赤、緑、青、赤、……と着目されるようにする。次
にスリットラインβ(β1,β2,β3…)もそれぞれ
赤、緑、青……に着目し、対象物体V上の投影ラインδ
(δ1,δ2,δ3…)もそれぞれ赤、緑、青……と着
色されるようにする。ただしこれは一例であって色の並
べ方はランダムでもよい。
5,α6,α7…)をそれぞれ赤、緑、青、赤、緑、
青、赤、……というように、赤、緑、青が連続するよう
に着目し、対象物体V上の投影ラインγ(γ1,γ2,
γ3,γ4,γ5,γ6,γ7…)もそれぞれ赤、緑、
青、赤、緑、青、赤、……と着目されるようにする。次
にスリットラインβ(β1,β2,β3…)もそれぞれ
赤、緑、青……に着目し、対象物体V上の投影ラインδ
(δ1,δ2,δ3…)もそれぞれ赤、緑、青……と着
色されるようにする。ただしこれは一例であって色の並
べ方はランダムでもよい。
さて、こうして赤、青、緑に着色された投影ラインγ,
βから構成された投影格子の格子点Xは、6種類の色と
なる。すなわち、赤色の投影ラインγの青色の投影ライ
ンβとの交差している格子点xはマゼンダ(赤紫)色の
格子点となり、これと同様に赤色と緑色の組合わせから
は黄色、青色と緑色の組合わせからはシアン(青緑)色
の格子点ができる。そして、この3色に加えて、投影ラ
インγとβが同じ色の場合は、格子点は赤色または青色
または緑色となるので、格子点の色の種類は合計6色で
ある。
βから構成された投影格子の格子点Xは、6種類の色と
なる。すなわち、赤色の投影ラインγの青色の投影ライ
ンβとの交差している格子点xはマゼンダ(赤紫)色の
格子点となり、これと同様に赤色と緑色の組合わせから
は黄色、青色と緑色の組合わせからはシアン(青緑)色
の格子点ができる。そして、この3色に加えて、投影ラ
インγとβが同じ色の場合は、格子点は赤色または青色
または緑色となるので、格子点の色の種類は合計6色で
ある。
ここで、観測装置はこれら対象物体上の投影ラインγ、
δおよび格子点Xの各色を識別するものとする。そして
基本の手法と同様にして観測格子点の任意の1点pに注
目してこの格子点pに対応する対象物体上の投影格子点
χの座標を決定するが、いま、この格子点pは、たとえ
ば赤色の投影ラインγxと青色の投影ラインδxとの交
点である紫色の格子点χを観測しているものとする。こ
の場合は理由を説明するまでもなく、この格子点χに対
応する点Aχはスライド面Sa上の赤色のスリットライ
ン上の点であり、点Bχはスライド面Sb上の青色のス
リットライン上の点である。
δおよび格子点Xの各色を識別するものとする。そして
基本の手法と同様にして観測格子点の任意の1点pに注
目してこの格子点pに対応する対象物体上の投影格子点
χの座標を決定するが、いま、この格子点pは、たとえ
ば赤色の投影ラインγxと青色の投影ラインδxとの交
点である紫色の格子点χを観測しているものとする。こ
の場合は理由を説明するまでもなく、この格子点χに対
応する点Aχはスライド面Sa上の赤色のスリットライ
ン上の点であり、点Bχはスライド面Sb上の青色のス
リットライン上の点である。
こうして、この方法においてはスライド面Sa,Sb上
の多数のスリットラインの中から特定の色のスリットラ
インだけを見て点Aχ,Bχの候補点を選べばよいの
で、点A,Bの候補点は、最初に述べた基本の手法の場
合よりも少数に絞ることができる。その結果、格子点χ
の候補点を求めるための計算量も少なくなり、短時間で
真の格子点χの座標を決定することができる。
の多数のスリットラインの中から特定の色のスリットラ
インだけを見て点Aχ,Bχの候補点を選べばよいの
で、点A,Bの候補点は、最初に述べた基本の手法の場
合よりも少数に絞ることができる。その結果、格子点χ
の候補点を求めるための計算量も少なくなり、短時間で
真の格子点χの座標を決定することができる。
また、一般に測定精度の向上を図ってスリットラインを
密にすると、第12図に示したように配置関係が生じて
候補点χaと候補点χbとが重複する確率が高くなる。
基本操作IIで説明したように、第12図の配置関係が
生じるその投影格子点を求めるための計算工程が増える
ので、効率的な測定を行なう妨げになる。しかし、上記
の色を利用する方法においては、ある格子点χに注目し
た時、その格子点χに関与するスリットラインの数はス
リットライン全体の一部分であり、実質上、スリットラ
インが疎であるのと同じ条件になるので、スリットライ
ン全体は密であっても第12図に示したような配置関係
が生じる確率は高くならない。
密にすると、第12図に示したように配置関係が生じて
候補点χaと候補点χbとが重複する確率が高くなる。
基本操作IIで説明したように、第12図の配置関係が
生じるその投影格子点を求めるための計算工程が増える
ので、効率的な測定を行なう妨げになる。しかし、上記
の色を利用する方法においては、ある格子点χに注目し
た時、その格子点χに関与するスリットラインの数はス
リットライン全体の一部分であり、実質上、スリットラ
インが疎であるのと同じ条件になるので、スリットライ
ン全体は密であっても第12図に示したような配置関係
が生じる確率は高くならない。
[発明の効果] 以上のように本発明に係る立体形状測定装置は、単眼に
よって対象物体を観察することにより、簡単な画像解析
によってその対象物体の形状を測定することができる。
また、対象物体を点(格子点)の集合体としてとらえる
ので、観測装置はこれらの格子点を識別することができ
る程度の精度があれば十分である。さらに対象物体上の
各格子点の座標をそれぞれ独立に求めることができるの
で、対象物体の表面に激しい凹凸があってもその形状測
定をすることができる。
よって対象物体を観察することにより、簡単な画像解析
によってその対象物体の形状を測定することができる。
また、対象物体を点(格子点)の集合体としてとらえる
ので、観測装置はこれらの格子点を識別することができ
る程度の精度があれば十分である。さらに対象物体上の
各格子点の座標をそれぞれ独立に求めることができるの
で、対象物体の表面に激しい凹凸があってもその形状測
定をすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本発明に係る測定装置の構成を説
明するための図、そして第3図乃至第16図は上記測定
装置によつて物体の形状を測定する際の測定方法の一例
を説明するための図である。 La,Lb…光源、Sa,Sb…スライド面、α,β
…スリットライン、 V…対象物体V、β,γ…投影ライン、Vs…投影格
子、X…投影格子点、 F…光学中心、I…観測面、δ,μ…観測ライン、 Is…観測格子、P…観測格子点。
明するための図、そして第3図乃至第16図は上記測定
装置によつて物体の形状を測定する際の測定方法の一例
を説明するための図である。 La,Lb…光源、Sa,Sb…スライド面、α,β
…スリットライン、 V…対象物体V、β,γ…投影ライン、Vs…投影格
子、X…投影格子点、 F…光学中心、I…観測面、δ,μ…観測ライン、 Is…観測格子、P…観測格子点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−204141(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】測定すべき対象物体を第1の方向から第1
のスライド面を通して照射して前記対象物体の表面に前
記第1のスライド面に形成された像を結像させる第1の
光源と、前記対象物体を第2のスライド面を通して前記
第1の方向とは異なる第2の方向から照射して前記対象
物体の表面に前記第2のスライド面に形成された像を結
像させる第2の光源と、前記対象物体の前記第1および
第2のスライド面を通して形成された像を1点の光学中
心Fを通して観測することができる観測面とを備え、 前記第1および第2のスライド面はそれぞれ複数のスリ
ットラインを有しており、前記第1および第2の光源か
らの光によって前記第1および第2のスライド面の各ス
リットラインはそれぞれ前記対象物体の表面上に互いに
交差して投影格子を形成するように投影され、 前記投影格子上の空間座標を求めるべき点xを前記観測
面上に観測点Pとして設定する手段と、前記点Pと光学
中心Fとを結ぶ直線mを前記第1のスリット面上に逆投
影し直線naとして設定する手段と、前記第1のスリッ
ト面上の前記複数のスリットと前記直線naとの交点を
複数の対応候補点Ax1,Ax2,…として求める手段
と、前記第1のスリット面を照射する前記第1の光源と
前記複数の対応候補点Ax1,Ax2,…それぞれとを
結ぶ全ての直線と前記直線mとの交点xa1,xa2,
…を求める手段とからなる第1の観測手段、および さらに前記点Pと光学中心Fとを結ぶ直線mを前記第2
のスリット面上に逆投影し直線nbとして設定する手段
と、前記第2のスリット面上の前記複数のスリットと前
記直線nbとの交点を複数の対応候補点Bx1,Bx
2,…として求める手段と、前記第2のスリット面を照
射する前記第2の光源と前記複数の対応候補点Bx1,
Bx2,…それぞれとを結ぶ全ての直線と前記直線mと
の交点xb1,xb2,…を求める手段とからなる第2
の観測手段を具備し、 前記第1および第2の観測手段によって前記投影格子上
の座標が決定されるようにしたことを特徴とする立体形
状測定装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60016836A JPH061164B2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | 立体形状測定装置 |
US06/822,007 US4668094A (en) | 1985-01-31 | 1986-01-24 | Apparatus for measuring the three-dimensional shape of a solid object |
DE19863602995 DE3602995A1 (de) | 1985-01-31 | 1986-01-31 | Verfahren und vorrichtung zum vermessen der dreidimensionalen form eines festen koerpers |
GB08602411A GB2172108B (en) | 1985-01-31 | 1986-01-31 | Determining the three-dimensional shapes of surfaces of objects |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60016836A JPH061164B2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | 立体形状測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61175511A JPS61175511A (ja) | 1986-08-07 |
JPH061164B2 true JPH061164B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=11927283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60016836A Expired - Fee Related JPH061164B2 (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | 立体形状測定装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4668094A (ja) |
JP (1) | JPH061164B2 (ja) |
DE (1) | DE3602995A1 (ja) |
GB (1) | GB2172108B (ja) |
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-
1985
- 1985-01-31 JP JP60016836A patent/JPH061164B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1986
- 1986-01-24 US US06/822,007 patent/US4668094A/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-01-31 GB GB08602411A patent/GB2172108B/en not_active Expired
- 1986-01-31 DE DE19863602995 patent/DE3602995A1/de active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB8602411D0 (en) | 1986-03-05 |
JPS61175511A (ja) | 1986-08-07 |
GB2172108A (en) | 1986-09-10 |
GB2172108B (en) | 1988-11-02 |
DE3602995A1 (de) | 1986-08-07 |
US4668094A (en) | 1987-05-26 |
DE3602995C2 (ja) | 1993-09-09 |
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