JPH054305A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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JPH054305A
JPH054305A JP25012991A JP25012991A JPH054305A JP H054305 A JPH054305 A JP H054305A JP 25012991 A JP25012991 A JP 25012991A JP 25012991 A JP25012991 A JP 25012991A JP H054305 A JPH054305 A JP H054305A
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JP
Japan
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paper
coating
unsaturated polyester
polyester resin
decorative paper
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Pending
Application number
JP25012991A
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English (en)
Inventor
Yoshiji Suzuki
嘉二 鈴木
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NIPPON PRINT COLOR GOUBAN KOGY
NIPPON PRINT COLOR GOUBAN KOGYO KUMIAI
Original Assignee
NIPPON PRINT COLOR GOUBAN KOGY
NIPPON PRINT COLOR GOUBAN KOGYO KUMIAI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家具用化粧材や建築用化粧材として用いられ
る化粧板の製造方法に関し、少量の上塗り塗料で気泡な
どを含まない美しく厚い樹脂塗膜ができると共に、不飽
和ポリエステル樹脂が硬くて靭性を持っているので従来
の化粧板に比べて表面性能を大幅に向上させる事が可能
な化粧板の提供を目的としている。 【構成】 木質系の基板上に接着剤を塗布後、重さが2
0〜45g/m程度の範囲にある薄葉化粧紙を貼着
し、次いでその表面に不飽和ポリエステル樹脂塗料を塗
布し、平滑に硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家具用化粧材や建築
用化粧材として用いられる化粧板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木質系の基板上に接着剤を介して
重さが20〜40g/m程度の薄葉化粧紙を貼着した
化粧板は、その表面に上塗り層としてアミノアルキッド
樹脂やウレタン樹脂などの合成樹脂塗料を40〜60g
/m(樹脂固形分45〜50%)程度を塗布・乾燥し
て表面の性能と美観を保持させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の化粧板は、上塗りの樹脂の固形分を余り高く(50
%以上)すると塗料の性状から、現在のロールコーター
やフローコーターなどの塗装装置では塗布しにくくなる
だけでなく、薄葉化粧紙中や塗料中から放出される空気
や溶剤による気泡が塗膜中に取り込まれて欠点となるな
どの問題から、上塗り層を厚く出来なかったので、化粧
板の見かけに深みが少なく、耐摩耗性や耐引っ掻き性等
の表面性能もあまり優れているとは言い難かった。特
に、合成樹脂を化粧紙中に含浸し、半乾燥した樹脂含浸
紙を基板上に熱圧成型して製造されるメラミン樹脂化粧
板やジアリルフタレート樹脂化粧板に比較するとはるか
に劣るものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するためなされたもので、その構成は、木質系の基
板上に接着剤を塗布後、重さが20〜45g/m程度
の範囲にある薄葉化粧紙を貼着し、次いでその表面に不
飽和ポリエステル樹脂塗料を塗布し、平滑に硬化させる
化粧板の製造方法に係る。
【0005】
【作用】この発明の特許請求の範囲第1項又は第2頂又
は第3項又は第4頂において、不飽和ポリエステル樹脂
塗料を薄葉化粧紙の上塗り塗料として用いるのは、塗料
の樹脂固形分がほぼ100%であって粘稠性が高く、紙
に対する樹脂の浸透量が少ないため、塗布した樹脂がほ
とんど塗膜となって上塗り塗膜を厚くできるだけでな
く、ポリエステル樹脂が硬くて靭性を持っているので化
粧板の上塗り塗料としては適した合成樹脂であることに
よる。また、薄葉化粧紙を用いるのは、紙の性質が薄く
て内部に空気を含有しにくいので、上塗り塗料を厚く塗
布しても塗膜中に気泡を生じにくく、かつ、紙間強度が
適当で有るなどの理由による。
【0006】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて詳述す
る。図1はこの発明の方法により製造された化粧板の一
実施例を示している。
【0007】この発明に用いられる木質基板1は、合
板、パーティクルボード、ウエハーボード、OSB、繊
維板などを単体または複合して構成されたものである。
この例では、厚さ2.5mmの合板を用いた。
【0008】木質基板1の上面に貼着される薄葉化粧紙
2は、重さが20〜45g/mの範囲にある薄くて樹
脂浸透量の少ない白色の紙で、所望によりその表面に木
目などの各種の模様を印刷した模様紙や、或は単一色を
全面に印刷した単一色化粧紙などである。この例では、
全面を白色に印刷した薄葉化粧紙2を用いた。
【0009】木質系基板1と薄葉化粧紙2の接着に用い
る接着剤3としては、酢酸ビニルエマルジョン樹脂、尿
素樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹
脂などからなる常用の接着剤で、ホットプレスやラミネ
ーターの装置を用いて接着される。なお、接着剤2の塗
布量は、通常60〜80g/m程度である。この例で
は、尿素樹脂100部に酢酸ビニルエマルジョン樹脂1
00部、小麦粉50部を混合した接着剤3を基板1上に
70g/m塗布後、ホットプレスを用いて基板1と薄
葉化粧紙2を貼着した。
【0010】次いで、木質系基板1上に貼着した薄葉化
粧紙2の上面に不飽和ポリエステル樹脂4を塗布する。
不飽和ポリエステル樹脂4は、薄葉化粧紙2が模様紙の
場合には透明な樹脂が用いられ、無印刷紙の場合には着
色不透明樹脂が用いられる。なお、薄葉化粧紙2が単一
色化粧紙の場合には透明又は着色不透明樹脂のいずれか
が用いられる。樹脂4中には塗布直前に硬化触媒や硬化
促進剤を添加する。塗布量としては、100〜180g
/mを目安とする。塗布方法としては、化粧紙2表面
の一部に塗布した後、その上面から化粧紙2全体を覆う
大きさの酸素遮断性のフィルムを被せ、更にその上から
樹脂4の厚さが均一になる様にロールなどで圧延して全
体の塗膜厚さを均一化するとともに、樹脂4内部の空気
を除去するか、紫外線硬化型不飽和ポリエステル樹脂塗
料を塗布する場合は、フローコーター等の塗装機を用い
る。
【0011】酸素遮断性のフィルムとしては、セロファ
ン、テトロン、ビニロン等のフィルムを用いる。この例
では、薄葉白色化粧紙2上にチタン白を混入した不飽和
ポリエステル樹脂塗料4を120g/m塗布し、その
上面をビニロンフィルムで覆って酸素を遮断した。更に
その上面からロールで圧延して樹脂塗料4を化粧紙2上
面に均一に展開した。
【0012】塗布された不飽和ポリエステル樹脂4が硬
化触媒による硬化型で有れば、常温や遠赤外線照射下で
約1〜3時間程度放置して硬化を完了後、酸素遮断性フ
ィルムを剥離する。紫外線硬化型の樹脂の場合は紫外線
を数十秒間照射して、求める化粧板とする。この例で
は、上記の化粧板を常温中に約1.5時間程度放置して
樹脂4を硬化させた後、フィルムを剥離して求める白色
の化粧板を得た。
【発明の効果】この発明は上記の様に、不飽和ポリエス
テル樹脂塗料を化粧板用の上塗り塗料として用いるの
で、塗布した樹脂がほとんど塗膜となるだけでなく、吸
い込みの少ない薄葉化粧紙の上に樹脂を塗布するので、
樹脂浸透が少なくて少量の塗布量で気泡などを含まない
美しく厚い樹脂塗膜ができる。また、不飽和ポリエステ
ル樹脂が硬くて靭性を持っているので従来の化粧板に比
べて表面性能を大幅に向上させる事ができる等の効果を
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例になる化粧板の断面図。
【符号の説明】
1−木質系の基板 2−薄葉化粧紙 3−接着剤 4−不飽和ポリエステル樹脂

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質系の基板上に接着剤を塗布後、重さ
    が20〜45g/m程度の範囲にある薄葉化粧紙を貼
    着し、次いでその表面に不飽和ポリエステル樹脂塗料を
    塗布し、次いでその塗料を平滑に硬化させることを特徴
    とする化粧板の製造方法。
  2. 【請求項2】 薄葉化粧紙が模様印刷紙であり、その表
    面に塗布される不飽和ポリエステル樹脂塗料が透明塗料
    であることを特徴とする請求項1記載の化粧板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 薄葉化粧紙が無印刷紙又は単一色印刷紙
    であり、その表面に塗布される不飽和ポリエステル樹脂
    塗料が着色不透明塗料であることを特徴とする請求項1
    記載の化粧板の製造方法。
  4. 【請求項4】 薄葉化粧紙が単一色印刷紙であり、その
    表面に塗布される不飽和ポリエステル樹脂塗料が透明塗
    料であることを特徴とする請求項1記載の化粧板の製造
    方法。
JP25012991A 1991-06-25 1991-06-25 化粧板の製造方法 Pending JPH054305A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011508683A (ja) * 2007-12-21 2011-03-17 サーファス・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディトゲゼルシャフト 装飾模様入り積層体を製造するための方法
US10349672B2 (en) 2013-07-19 2019-07-16 Altria Client Services Llc Methods and systems for incorporating nicotine into oral products

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