JPH05286889A - アリール酢酸及びそれらのアルカリ金属塩の製造方法 - Google Patents
アリール酢酸及びそれらのアルカリ金属塩の製造方法Info
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- JPH05286889A JPH05286889A JP5032824A JP3282493A JPH05286889A JP H05286889 A JPH05286889 A JP H05286889A JP 5032824 A JP5032824 A JP 5032824A JP 3282493 A JP3282493 A JP 3282493A JP H05286889 A JPH05286889 A JP H05286889A
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- alkali metal
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- metal salts
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/347—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups
- C07C51/377—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reactions not involving formation of carboxyl groups by splitting-off hydrogen or functional groups; by hydrogenolysis of functional groups
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- Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】一般式(I)
Ar−CHR−COOH(I)
〔RはH又はC1〜C4アルキル基、Arは2−チエニ
ル基、3−チエニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル
基、1−(2−メトキシナフチル)基、3,4−メチレ
ンジオキシフェニル基又は一般式(II) のフェニル基、R1はH、OH又はC1〜C4アルコキ
シ基、R2はH、C1〜C4アルキル基、C1〜C4ア
ルコキシ基又はOHである〕のアリール酢酸又はそれら
のアルカリ金属塩の製造方法において、 Ar−CR(OH)−COOH 又はそのアルカリ金属塩と、ギ酸又はそのアルカリ金属
塩、ホスホン酸、ホフィン酸又はそれらのアルカリ金属
塩から選択した水素供与剤と、水素移行触媒の存在下に
反応させ、所望により分離し、又は塩の形にする方法。 【効果】本化合物は治療活性、例えば抗炎症活性を有す
る一定の物質を得るために有用な原材料であり、それら
を合理的な方法で作ることができる。
ル基、3−チエニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル
基、1−(2−メトキシナフチル)基、3,4−メチレ
ンジオキシフェニル基又は一般式(II) のフェニル基、R1はH、OH又はC1〜C4アルコキ
シ基、R2はH、C1〜C4アルキル基、C1〜C4ア
ルコキシ基又はOHである〕のアリール酢酸又はそれら
のアルカリ金属塩の製造方法において、 Ar−CR(OH)−COOH 又はそのアルカリ金属塩と、ギ酸又はそのアルカリ金属
塩、ホスホン酸、ホフィン酸又はそれらのアルカリ金属
塩から選択した水素供与剤と、水素移行触媒の存在下に
反応させ、所望により分離し、又は塩の形にする方法。 【効果】本化合物は治療活性、例えば抗炎症活性を有す
る一定の物質を得るために有用な原材料であり、それら
を合理的な方法で作ることができる。
Description
【0001】本発明はアリール酢酸及びそれらのアルカ
リ金属塩の製造方法に関する。
リ金属塩の製造方法に関する。
【0002】本発明の方法によって得ることのできるア
リール酢酸は下記一般式(I)の酸及びそれらのアルカ
リ金属塩である:
リール酢酸は下記一般式(I)の酸及びそれらのアルカ
リ金属塩である:
【0003】 Ar−CHR−COOH (I)
【0004】式中Rは水素原子又はC1 〜C4 アルキル
基を表わし、Arは2−チエニル基、3−チエニル基、
1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−(2−メトキシ
ナフチル)基、3,4−メチレンジオキシフェニル基、
下記一般式 (II) のフェニル基から選択した芳香族系基
を表わす。
基を表わし、Arは2−チエニル基、3−チエニル基、
1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−(2−メトキシ
ナフチル)基、3,4−メチレンジオキシフェニル基、
下記一般式 (II) のフェニル基から選択した芳香族系基
を表わす。
【0005】
【化2】
【0006】式中R1 は水素原子又はヒドロキシル基又
はC1 〜C4 アルコキシ基を表わし、R2 は水素原子又
はC1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アルコキシ基又は
ヒドロキシル基を表わす。
はC1 〜C4 アルコキシ基を表わし、R2 は水素原子又
はC1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アルコキシ基又は
ヒドロキシル基を表わす。
【0007】C1 〜C4 アルキル基は例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イ
ソブチル基、sec−ブチル基、又はtert−ブチル
基を表わすことができる。
エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イ
ソブチル基、sec−ブチル基、又はtert−ブチル
基を表わすことができる。
【0008】C1 〜C4 アルコキシ基は、例えばメトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、イソプ
ロポキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、又
はtert−ブトキシ基を表わすことができる。
シ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、イソプ
ロポキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、又
はtert−ブトキシ基を表わすことができる。
【0009】一般式(I)のアリール酢酸及びそれらの
アルカリ金属塩は広く文献に記載されており、それらは
治療活性、例えば抗炎症活性を有する一定の物質を得る
ために有用な原材料である。従ってそれらをできる限り
合理的な方法で作ることができることは非常に有用であ
る。一般式(I)のアリール酢酸は、下記一般式 (III)
の対応するアリールグリコール酸の化学又は触媒水素分
解によって得ることができる:
アルカリ金属塩は広く文献に記載されており、それらは
治療活性、例えば抗炎症活性を有する一定の物質を得る
ために有用な原材料である。従ってそれらをできる限り
合理的な方法で作ることができることは非常に有用であ
る。一般式(I)のアリール酢酸は、下記一般式 (III)
の対応するアリールグリコール酸の化学又は触媒水素分
解によって得ることができる:
【0010】 Ar−CR(OH)−COOH (II
I)
I)
【0011】式中Ar及びRは前述したのと同意義を有
する(ヨーロッパ特許出願No.3825、No.28
375、No.32374、No.124407、N
o.221815、No.224401、No.265
793参照)。しかしながらこれらの方法は市場で殆ど
入手できない原材料か又は非常に高価な試薬を必要とす
る。
する(ヨーロッパ特許出願No.3825、No.28
375、No.32374、No.124407、N
o.221815、No.224401、No.265
793参照)。しかしながらこれらの方法は市場で殆ど
入手できない原材料か又は非常に高価な試薬を必要とす
る。
【0012】驚いたことに、本発明者は、水素移行触媒
の存在下に、好適な水素供与剤と、一般式 (III)の対応
するアリールグリコール酸又はそのアルカリ金属塩の一
つを、好適な溶媒中で反応させることにより、一般式
(I)のアリール酢酸又はそのアルカリ金属塩を、良好
な収率で経済的に得ることができることをここに見出し
た。
の存在下に、好適な水素供与剤と、一般式 (III)の対応
するアリールグリコール酸又はそのアルカリ金属塩の一
つを、好適な溶媒中で反応させることにより、一般式
(I)のアリール酢酸又はそのアルカリ金属塩を、良好
な収率で経済的に得ることができることをここに見出し
た。
【0013】アルカリ金属なる語は例えばそして好まし
くはナトリウム又はカリウムを表わすことができる。
くはナトリウム又はカリウムを表わすことができる。
【0014】使用できる溶媒には例えば水、酢酸、種々
の割合の水−酢酸混合物、水酸化ナトリウムもしくは水
酸化カリウムの稀薄水性溶液がある。
の割合の水−酢酸混合物、水酸化ナトリウムもしくは水
酸化カリウムの稀薄水性溶液がある。
【0015】好適な水素供与剤には例えばギ酸もしくは
そのアルカリ金属塩の一つ、ホスホン酸、ホスフィン酸
もしくはそれらのアルカリ金属塩の一つがある。
そのアルカリ金属塩の一つ、ホスホン酸、ホスフィン酸
もしくはそれらのアルカリ金属塩の一つがある。
【0016】水素移行触媒には、例えば所望によって木
炭、炭酸カルシウム、硫酸バリウムの如きアモルファス
固体支持体上に付着させた、パラジウム、白金、ロジウ
ムがある。好ましくは水素移行触媒は、中でも木炭に付
着されたパラジウムである。
炭、炭酸カルシウム、硫酸バリウムの如きアモルファス
固体支持体上に付着させた、パラジウム、白金、ロジウ
ムがある。好ましくは水素移行触媒は、中でも木炭に付
着されたパラジウムである。
【0017】本発明による方法は、水又は水−酢酸混合
物中で有利に実施できる。反応は大気圧下、50℃より
高い温度、好ましくは80℃以上の温度で、理論量に対
して過剰の水素移行剤、好ましくは10〜50モル%過
剰の水素移行剤の存在下で行うのが好ましい。
物中で有利に実施できる。反応は大気圧下、50℃より
高い温度、好ましくは80℃以上の温度で、理論量に対
して過剰の水素移行剤、好ましくは10〜50モル%過
剰の水素移行剤の存在下で行うのが好ましい。
【0018】反応終了時に、一般式(I)の目的のアリ
ール酢酸は既知の方法で反応混合物から非常に容易に分
離される。有利には周囲温度まで冷却し、反応混合物を
濾過して触媒を回収し、次いで濾液を減圧下に溶媒を除
去して濃縮し、残存油を炭酸水素ナトリウム又は水酸化
ナトリウムの如きアルカリ性無機薬剤の存在下に、7よ
り大なるpHで水に溶解する。次に水性溶液を濃塩酸で
pH1に酸性にし、目的のアリール酢酸を一般に結晶状
態で析出させる、これは必要により、既知の手段、例え
ば適切な溶媒からの熱及び冷再結晶により精製できる。
ール酢酸は既知の方法で反応混合物から非常に容易に分
離される。有利には周囲温度まで冷却し、反応混合物を
濾過して触媒を回収し、次いで濾液を減圧下に溶媒を除
去して濃縮し、残存油を炭酸水素ナトリウム又は水酸化
ナトリウムの如きアルカリ性無機薬剤の存在下に、7よ
り大なるpHで水に溶解する。次に水性溶液を濃塩酸で
pH1に酸性にし、目的のアリール酢酸を一般に結晶状
態で析出させる、これは必要により、既知の手段、例え
ば適切な溶媒からの熱及び冷再結晶により精製できる。
【0019】所望ならば、酸は、例えば相当するアルカ
リ金属水酸化物の作用により、通常の方法で所望のアル
カリ金属塩に塩化できる。
リ金属水酸化物の作用により、通常の方法で所望のアル
カリ金属塩に塩化できる。
【0020】前述した本発明の方法は、有利には一般式
(III) の選択したアリールグリコール酸ナトリウム塩の
1モルを水−酢酸混合物中に溶解し、次いでこの溶液中
に4±1%パラジウムを有するパラジウムブラックを逐
次導入し、次いで過剰の選択した水素供与剤を導入し、
反応媒体を80℃より高い温度に、出発材料が完全に変
換されるまで(これは反応媒体から規則的に取った試料
をクロマトグラフ分析で追求する)加熱し、次いで触媒
を濾過によって除去し、反応溶媒を減圧下に蒸溜によっ
て除去し、残った油を水中に7より大なるpHで溶解
し、最後にこの水性溶液からpH1に酸性にすることに
よって目的の酸を沈澱させることによって行う。
(III) の選択したアリールグリコール酸ナトリウム塩の
1モルを水−酢酸混合物中に溶解し、次いでこの溶液中
に4±1%パラジウムを有するパラジウムブラックを逐
次導入し、次いで過剰の選択した水素供与剤を導入し、
反応媒体を80℃より高い温度に、出発材料が完全に変
換されるまで(これは反応媒体から規則的に取った試料
をクロマトグラフ分析で追求する)加熱し、次いで触媒
を濾過によって除去し、反応溶媒を減圧下に蒸溜によっ
て除去し、残った油を水中に7より大なるpHで溶解
し、最後にこの水性溶液からpH1に酸性にすることに
よって目的の酸を沈澱させることによって行う。
【0021】本発明の方法の改変法によれば、操作を塩
素イオンの触媒量の存在下に行う。有利にはこれらの塩
素イオンは反応媒体中に塩化ナトリウムを溶解すること
によって加える。有利な方法によれば、本発明の方法
は、使用する一般式(III) のアリールグリコール酸1モ
ルについて塩化ナトリウム0.1〜0.01モルの存在
下に行う。
素イオンの触媒量の存在下に行う。有利にはこれらの塩
素イオンは反応媒体中に塩化ナトリウムを溶解すること
によって加える。有利な方法によれば、本発明の方法
は、使用する一般式(III) のアリールグリコール酸1モ
ルについて塩化ナトリウム0.1〜0.01モルの存在
下に行う。
【0022】本発明の方法によって得られる一般式
(I)のアリール酢酸の中には、パラヒドロキシフェニ
ル酢酸、オルソヒドロキシフェニル酢酸、パラメトキシ
フェニル酢酸、2−パラヒドロキシフェニルプロパン酸
を挙げることができる。
(I)のアリール酢酸の中には、パラヒドロキシフェニ
ル酢酸、オルソヒドロキシフェニル酢酸、パラメトキシ
フェニル酢酸、2−パラヒドロキシフェニルプロパン酸
を挙げることができる。
【0023】これが、本発明の方法が前述した一般式
(I)のアリール酢酸を得るため前述した方法の使用に
もある理由である。
(I)のアリール酢酸を得るため前述した方法の使用に
もある理由である。
【0024】下記実施例は本発明を示す。
【0025】実施例 1 1分子の水で結晶化したパラヒドロキシマンデル酸ナト
リウム52g(250ミリモル)、酢酸80g、水25
g、ギ酸12.9g(280ミリモル)、塩化ナトリウ
ム9g(154ミリモル)及び5重量%のパラジウムを
有するパラジウムブラック1.56gの混合物を、撹拌
下に10時間沸点まで加熱した。次いで周囲温度まで冷
却した懸濁液を濾過し、次いで無色の濾液を減圧下に濃
縮した。残存した油を炭酸水素ナトリウムの水溶液中に
溶解し、次いで得られた溶液を濃塩酸でpH1まで酸性
にした。目的の酸は自然発生的に結晶化し、それを濾別
し、次いで水洗し、60℃で減圧下に一定重量になるま
で乾燥した。この方法で35.75g(235ミリモ
ル)の純粋な結晶化したパラヒドロキシフェニル酢酸が
得られた、これは148±2℃の融点を有していた(Be
il. 10,190の文献では融点149〜151℃)。
収率は原料の酸に対して理論量の94%であった。
リウム52g(250ミリモル)、酢酸80g、水25
g、ギ酸12.9g(280ミリモル)、塩化ナトリウ
ム9g(154ミリモル)及び5重量%のパラジウムを
有するパラジウムブラック1.56gの混合物を、撹拌
下に10時間沸点まで加熱した。次いで周囲温度まで冷
却した懸濁液を濾過し、次いで無色の濾液を減圧下に濃
縮した。残存した油を炭酸水素ナトリウムの水溶液中に
溶解し、次いで得られた溶液を濃塩酸でpH1まで酸性
にした。目的の酸は自然発生的に結晶化し、それを濾別
し、次いで水洗し、60℃で減圧下に一定重量になるま
で乾燥した。この方法で35.75g(235ミリモ
ル)の純粋な結晶化したパラヒドロキシフェニル酢酸が
得られた、これは148±2℃の融点を有していた(Be
il. 10,190の文献では融点149〜151℃)。
収率は原料の酸に対して理論量の94%であった。
【0026】実施例 2 パラメトキシマンデル酸ナトリウム25.5g(125
ミリモル)、酢酸80g、ホスホン酸12.8g(15
6ミリモル)、塩化ナトリウム500mg及び5重量%
のパラジウムを有するパラジウムブラック255mgの
混合物を、撹拌下に8時間沸点まで加熱した。反応のこ
の段階で、高圧液体クロマトグラフィを用いた試料の分
析ではもはや出発材料を見出さなかった。周囲温度に冷
却した懸濁液を濾過し、次いで無色の濾液を減圧下に濃
縮した。残存した油を炭酸水素ナトリウムの水溶液中に
溶解し、得られた溶液を濃塩酸でpH1に酸性にした。
目的のパラメトキシフェニル酢酸が自然発生的に結晶化
した、これを濾別し、次いで水洗し、最後に60℃で減
圧下に一定重量になるまで乾燥した。この方法で20g
(120ミリモル)の純粋な結晶のパラメトキシフェニ
ル酢酸が得られた、融点は84〜85℃を有していた。
ミリモル)、酢酸80g、ホスホン酸12.8g(15
6ミリモル)、塩化ナトリウム500mg及び5重量%
のパラジウムを有するパラジウムブラック255mgの
混合物を、撹拌下に8時間沸点まで加熱した。反応のこ
の段階で、高圧液体クロマトグラフィを用いた試料の分
析ではもはや出発材料を見出さなかった。周囲温度に冷
却した懸濁液を濾過し、次いで無色の濾液を減圧下に濃
縮した。残存した油を炭酸水素ナトリウムの水溶液中に
溶解し、得られた溶液を濃塩酸でpH1に酸性にした。
目的のパラメトキシフェニル酢酸が自然発生的に結晶化
した、これを濾別し、次いで水洗し、最後に60℃で減
圧下に一定重量になるまで乾燥した。この方法で20g
(120ミリモル)の純粋な結晶のパラメトキシフェニ
ル酢酸が得られた、融点は84〜85℃を有していた。
【0027】実施例 3 実施例1及び2に記載した方法と同じ方法で、オルソヒ
ドロキシマンデル酸ナトリウムを用いて出発してオルソ
ヒドロキシフェニル酢酸を製造した。
ドロキシマンデル酸ナトリウムを用いて出発してオルソ
ヒドロキシフェニル酢酸を製造した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 317/60 333/24
Claims (12)
- 【請求項1】 下記一般式 (III) Ar−CR(OH)−COOH (III) のアリールグリコール酸又はそのアルカリ金属塩の一つ
を、水素移行触媒の存在下にギ酸もしくはそのアルカリ
金属塩、ホスホン酸、ホスフィン酸もしくはそれらのア
ルカリ金属塩からなる群から選択した水素供与剤と溶媒
中で反応させ、これを分離するか又は所望によって塩に
することを特徴とする一般式(I) Ar−CHR−COOH (I) 〔前記各式中、Rは水素原子又はC1 〜C4 アルキル基
を表わし、Arは2−チエニル基、3−チエニル基、1
−ナフチル基、2−ナフチル基、1−(2−メトキシナ
フチル)基、3,4−メチレンジオキシフェニル基、一
般式 (II) 【化1】 のフエニル基(R1 は水素原子又はヒドロキシル基又は
C1 〜C4 アルコキシ基を表わし、R2 は水素原子又は
C1 〜C4 アルキル基、C1 〜C4 アルコキシ基又はヒ
ドロキシル基を表わす)から選択した芳香族系基を表わ
す〕のアリール酢酸又はそれらのアルカリ金属塩を製造
する方法。 - 【請求項2】 使用する溶媒が水及び酢酸の混合物であ
ることを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】 使用する溶媒が水であることを特徴とす
る請求項1の方法。 - 【請求項4】 水素移行触媒がパラジウムであることを
特徴とする請求項1〜3の何れか1項の方法。 - 【請求項5】 水素供与剤がギ酸又はそのアルカリ金属
塩の一つであることを特徴とする請求項1〜4の何れか
1項の方法。 - 【請求項6】 水素供与剤がホスホン酸又はそのアルカ
リ金属塩の一つであることを特徴とする請求項1〜4の
何れか1項の方法。 - 【請求項7】 水素供与剤がホスフィン酸又はそのアル
カリ金属塩の一つであることを特徴とする請求項1〜4
の何れか1項の方法。 - 【請求項8】 塩素イオンの触媒量の存在下に行うこと
を特徴とする請求項1〜7の何れか1項の方法。 - 【請求項9】 使用するアリールグリコール酸1モルに
ついて塩化ナトリウム0.1〜0.01モルの存在下に
行うことを特徴とする請求項8の方法。 - 【請求項10】 パラヒドロキシフェニル酢酸又はその
アルカリ金属塩の一つを得ることを特徴とする請求項1
〜9の何れか1項の方法の用途。 - 【請求項11】 パラメトキシフェニル酢酸又はそのア
ルカリ金属塩の一つを得ることを特徴とする請求項1〜
9の何れか1項の方法の用途。 - 【請求項12】 オルソヒドロキシフェニル酢酸又はそ
のアルカリ金属塩の一つを得ることを特徴とする請求項
1〜9の何れか1項の方法の用途。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9201215 | 1992-02-04 | ||
FR9201215A FR2686876B1 (fr) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | Procede de preparation d'acides arylacetiques et de leurs sels de metaux alcalins. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286889A true JPH05286889A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=9426298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5032824A Pending JPH05286889A (ja) | 1992-02-04 | 1993-01-27 | アリール酢酸及びそれらのアルカリ金属塩の製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5306833A (ja) |
EP (1) | EP0554636A1 (ja) |
JP (1) | JPH05286889A (ja) |
BR (1) | BR9300456A (ja) |
FR (1) | FR2686876B1 (ja) |
HU (1) | HU213315B (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2705669B1 (fr) * | 1993-05-28 | 1995-08-25 | Hoechst France | Procédé de préparation d'acides hydroxyphénylacétiques. |
US5827805A (en) * | 1996-02-29 | 1998-10-27 | The Lubrizol Corporation | Condensates of alkyl phenols and glyoxal and products derived therefrom |
US6552078B2 (en) | 1999-10-27 | 2003-04-22 | Nobex Corp | 6-methoxy-2-naphthylacetic acid prodrugs |
US6436990B1 (en) | 1999-10-27 | 2002-08-20 | Nobex Corporation | 6-methoxy-2-naphthylacetic acid prodrugs |
TWI262791B (en) | 1999-10-27 | 2006-10-01 | Nobex Corp | 6-methoxy-2-naphthylacetic acid prodrugs |
US8664428B2 (en) | 2009-07-07 | 2014-03-04 | Bayer Cropscience Ag | Method for producing (2,4-dimethylbiphenyl-3-yl)acetic acids, the esters thereof and intermediate compounds |
ITMI20120114A1 (it) * | 2012-01-31 | 2013-08-01 | F I S Fabbrica Italiana Sint P A | Nuovo procedimento per la preparazione di acido 2,4,5-trifluorofenilacetico |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB1575808A (en) * | 1976-04-12 | 1980-10-01 | Shell Int Research | Hydrogenation process |
US4266067A (en) * | 1977-03-18 | 1981-05-05 | Sagami Chemical Research Center | Process for preparing thiophene derivatives |
DE2944480A1 (de) * | 1979-11-03 | 1981-05-27 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zur herstellung von phenylessigsaeure und von deren einfachen derivaten |
FR2588869B1 (fr) * | 1985-10-21 | 1988-08-12 | Hoechst France | Procede pour la fabrication d'acides alkanoiques |
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1992
- 1992-02-04 FR FR9201215A patent/FR2686876B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-30 EP EP92403590A patent/EP0554636A1/fr not_active Withdrawn
-
1993
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