JPH0511482B2 - - Google Patents
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- JPH0511482B2 JPH0511482B2 JP62146989A JP14698987A JPH0511482B2 JP H0511482 B2 JPH0511482 B2 JP H0511482B2 JP 62146989 A JP62146989 A JP 62146989A JP 14698987 A JP14698987 A JP 14698987A JP H0511482 B2 JPH0511482 B2 JP H0511482B2
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Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は上工水道水、下水、河川水、湖沼水、
凝集沈殿上澄水、各種工程中間水、各種回収水、
各種廃水、生物処理装置の処理水あるいは有価物
含有液、酒、油等の原液中の懸濁物を除去するた
めの高速濾過装置に関するものである。
凝集沈殿上澄水、各種工程中間水、各種回収水、
各種廃水、生物処理装置の処理水あるいは有価物
含有液、酒、油等の原液中の懸濁物を除去するた
めの高速濾過装置に関するものである。
〈従来の技術〉
原液中の懸濁物を除去する目的で、従来から各
種の濾過装置が用いられている。
種の濾過装置が用いられている。
たとえば原液中の比較的大きい懸濁物を金網等
のスクリーンで除去するものも濾過装置の一種で
あるし、また微細孔を有する濾過膜を用いて原液
中の微粒子を精密濾過するのも濾過装置の一種で
ある。また濾過支持体に濾過助剤をプレコートし
て当該プレコート層で懸濁物を濾過するのも濾過
装置の一種である。
のスクリーンで除去するものも濾過装置の一種で
あるし、また微細孔を有する濾過膜を用いて原液
中の微粒子を精密濾過するのも濾過装置の一種で
ある。また濾過支持体に濾過助剤をプレコートし
て当該プレコート層で懸濁物を濾過するのも濾過
装置の一種である。
このように原液の種類やその目的に応じて種々
の濾過装置が用いられているが、最も普通に用い
られているのが充填層型濾過装置である。
の濾過装置が用いられているが、最も普通に用い
られているのが充填層型濾過装置である。
当該充填層型濾過装置は、濾過塔内に濾過砂、
アンスラサイト等の粒状濾過材あるいは短繊維、
繊維ボール等の濾過材を充填し、当該充填層に下
降流もしくは上昇流で原液を通水して原液中の懸
濁物を当該充填層で補足し、濾過液を得、また圧
力損失の増加、あるいは濾過液の液質悪化により
濾過を終了し、当該充填層を水流もしくは水流と
空気等によつて膨張あるいは撹拌させて補足した
懸濁物を洗浄し、洗浄後の充填層で再び前記濾過
を行うものである。
アンスラサイト等の粒状濾過材あるいは短繊維、
繊維ボール等の濾過材を充填し、当該充填層に下
降流もしくは上昇流で原液を通水して原液中の懸
濁物を当該充填層で補足し、濾過液を得、また圧
力損失の増加、あるいは濾過液の液質悪化により
濾過を終了し、当該充填層を水流もしくは水流と
空気等によつて膨張あるいは撹拌させて補足した
懸濁物を洗浄し、洗浄後の充填層で再び前記濾過
を行うものである。
当該充填層型濾過装置においては、濾過工程で
は高流速で濾過してもそれ程圧力損失が増加せ
ず、かつ濾過液の水質が良好であること、また洗
浄工程では充填層に補捉した懸濁物を、少ない洗
浄水量で短時間で、かつ確実に除去できることが
望まれている。
は高流速で濾過してもそれ程圧力損失が増加せ
ず、かつ濾過液の水質が良好であること、また洗
浄工程では充填層に補捉した懸濁物を、少ない洗
浄水量で短時間で、かつ確実に除去できることが
望まれている。
しかしながら従来のたとえば砂、アンスラサイ
ト等の粒状濾過材を用いる濾過装置においては、
通液速度が最大でも20m/H程度であり、また懸
濁物の種類によつてはすぐ目詰まりを起こして圧
力損失が比較的早期に上昇してしまうという欠点
があり、また洗浄においても、粒状濾過材が塔外
に流出しない程度の流速による洗浄であるから洗
浄が不充分となり易く、懸濁物が次第に蓄積し、
時にはマツドボール等が形成されるという欠点も
あり、さらに洗浄水量も比較的多量に必要とし、
懸濁物の濃縮倍率が小さいという欠点もある。
ト等の粒状濾過材を用いる濾過装置においては、
通液速度が最大でも20m/H程度であり、また懸
濁物の種類によつてはすぐ目詰まりを起こして圧
力損失が比較的早期に上昇してしまうという欠点
があり、また洗浄においても、粒状濾過材が塔外
に流出しない程度の流速による洗浄であるから洗
浄が不充分となり易く、懸濁物が次第に蓄積し、
時にはマツドボール等が形成されるという欠点も
あり、さらに洗浄水量も比較的多量に必要とし、
懸濁物の濃縮倍率が小さいという欠点もある。
また短繊維や繊維ボール等の濾過材を用いる濾
過装置は、使用する濾過材として任意の大きさの
ものを選定できるので、原液の懸濁物の種類に応
じて最適のものを選定できるという利点があるも
のの、使用する濾過材が極めて軽いので、洗浄中
に塔内から濾過材が流出しないようなスクリーン
等を設けることが必須であり、構造が複雑となり
易く、また前記スクリーンが障害となつて洗浄時
に懸濁物が塔外に排出しにくくなり、結局洗浄が
不充分となつて懸濁物が次第に蓄積するという欠
点を有している。
過装置は、使用する濾過材として任意の大きさの
ものを選定できるので、原液の懸濁物の種類に応
じて最適のものを選定できるという利点があるも
のの、使用する濾過材が極めて軽いので、洗浄中
に塔内から濾過材が流出しないようなスクリーン
等を設けることが必須であり、構造が複雑となり
易く、また前記スクリーンが障害となつて洗浄時
に懸濁物が塔外に排出しにくくなり、結局洗浄が
不充分となつて懸濁物が次第に蓄積するという欠
点を有している。
〈発明が解決しようとする問題点〉
本発明は従来の充填層型濾過装置における上述
した欠点を解決し、高流速で濾過でき、しかもそ
れ程圧力損失を上昇させず、かつ短時間で少ない
洗浄水量で確実に洗浄できる高速濾過装置を提供
することを目的とするものである。
した欠点を解決し、高流速で濾過でき、しかもそ
れ程圧力損失を上昇させず、かつ短時間で少ない
洗浄水量で確実に洗浄できる高速濾過装置を提供
することを目的とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉
かかる目的を達成するための本発明の技術手段
は、濾過塔の内部に支持体を横設もしくは充填
し、当該支持体の上部に長さ0.4m以上の長繊維
束の下端を、濾過塔断面積1m2当たり30〜90Kg
(乾燥重量)の充填密度で固定して、その上端を
自由端とした長繊維束からなる濾過体を形成し、
かつ当該長繊維束からなる濾過体は、長繊維束の
上端から下端に向かつて下降流の原液を通液した
際、当該通液中において、長繊維束はその高さが
縮みはするが、水平状に折れ曲がらず、濾過塔内
で〓間なく全体的に直立を維持するものであり、
当該下降流の通液によつて長繊維束内の空〓部で
原液中の懸濁物を補足することを特徴とする高速
濾過装置である。
は、濾過塔の内部に支持体を横設もしくは充填
し、当該支持体の上部に長さ0.4m以上の長繊維
束の下端を、濾過塔断面積1m2当たり30〜90Kg
(乾燥重量)の充填密度で固定して、その上端を
自由端とした長繊維束からなる濾過体を形成し、
かつ当該長繊維束からなる濾過体は、長繊維束の
上端から下端に向かつて下降流の原液を通液した
際、当該通液中において、長繊維束はその高さが
縮みはするが、水平状に折れ曲がらず、濾過塔内
で〓間なく全体的に直立を維持するものであり、
当該下降流の通液によつて長繊維束内の空〓部で
原液中の懸濁物を補足することを特徴とする高速
濾過装置である。
以下に本発明を原液として懸濁物を含む水を例
にして図面を参照して詳細に説明する。
にして図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の実施態様の一例を示す模式断
面図であつて、濾過塔1内の下方内部に多孔板か
らなる支持体2を横設し、当該支持体2に長繊維
束3の下端を固定し、当該長繊維束3の上端を自
由端とする。また濾過塔1の上部に原水流入管4
を連通するとともに、当該原水流入管4に逆洗水
流出管5を分岐して接続する。
面図であつて、濾過塔1内の下方内部に多孔板か
らなる支持体2を横設し、当該支持体2に長繊維
束3の下端を固定し、当該長繊維束3の上端を自
由端とする。また濾過塔1の上部に原水流入管4
を連通するとともに、当該原水流入管4に逆洗水
流出管5を分岐して接続する。
さらに濾過塔1の下部に濾過水流出管6を連通
し、当該濾過水流出管6に逆洗水流入管7および
空気流入管8を分岐して連通する。なお9,1
0,11,12,13はそれぞれ弁を示す。
し、当該濾過水流出管6に逆洗水流入管7および
空気流入管8を分岐して連通する。なお9,1
0,11,12,13はそれぞれ弁を示す。
なお長繊維束3の充填量は、比較的高流速の原
水を下降流で通水した場合、長繊維束3が屈曲し
てその高さが縮みはするが、長繊維束3がその水
流により水平状に折れ曲がらず、濾過塔1内で全
体的に直立していることが維持できるような充填
量とする。このような充填量とすることにより空
隙率の極めて大きな濾過体を形成することができ
る。
水を下降流で通水した場合、長繊維束3が屈曲し
てその高さが縮みはするが、長繊維束3がその水
流により水平状に折れ曲がらず、濾過塔1内で全
体的に直立していることが維持できるような充填
量とする。このような充填量とすることにより空
隙率の極めて大きな濾過体を形成することができ
る。
〈作用〉
本発明の濾過装置で原水を濾過する場合は、以
下のようにする。
下のようにする。
すなわち弁9および弁13を開口し、原水流入
管4から懸濁物を含む原水を下降流で流入する。
管4から懸濁物を含む原水を下降流で流入する。
当該原水の水流により前述したごとく長繊維束
3はやや屈曲してその高さが若干縮みはするが、
長繊維束3は全体的に濾過塔1内で直立してお
り、したがつて直立する長繊維束3の上端から下
端に向かつて原水が下降流で通過し、長繊維束3
の空隙部で懸濁物が捕捉され、濾過水流出管6か
ら濾過水が流出する。
3はやや屈曲してその高さが若干縮みはするが、
長繊維束3は全体的に濾過塔1内で直立してお
り、したがつて直立する長繊維束3の上端から下
端に向かつて原水が下降流で通過し、長繊維束3
の空隙部で懸濁物が捕捉され、濾過水流出管6か
ら濾過水が流出する。
また下降流の水流により長繊維束3の下方部か
ら上方部に向かつてしだいに屈曲するため、屈曲
してない上方部の垂直状の長繊維束よりやや密に
充填され、その結果原水が長繊維束をシヨートパ
スすることなく、原水中の懸濁物を当該長繊維束
で効果的に捕捉することができる。なお原水中の
懸濁物が微細粒子の場合は、原水にポリ塩化アル
ミニウムや硫酸アルミニウムやカチオン性、アニ
オン性、ノニオン性の高分子等の凝集剤を添加し
ても差し支えない。
ら上方部に向かつてしだいに屈曲するため、屈曲
してない上方部の垂直状の長繊維束よりやや密に
充填され、その結果原水が長繊維束をシヨートパ
スすることなく、原水中の懸濁物を当該長繊維束
で効果的に捕捉することができる。なお原水中の
懸濁物が微細粒子の場合は、原水にポリ塩化アル
ミニウムや硫酸アルミニウムやカチオン性、アニ
オン性、ノニオン性の高分子等の凝集剤を添加し
ても差し支えない。
当該通水の続行により長繊維束の空隙に懸濁物
あるいは、懸濁物の凝集物が捕捉され、次第に圧
力損失が増加して行く。なお当該圧力損失の増加
に伴い長繊維束の屈曲の度合が増加し、長繊維束
の直立している高さが次第に減少して行く現象が
生ずる。
あるいは、懸濁物の凝集物が捕捉され、次第に圧
力損失が増加して行く。なお当該圧力損失の増加
に伴い長繊維束の屈曲の度合が増加し、長繊維束
の直立している高さが次第に減少して行く現象が
生ずる。
このような通水の続行により、圧力損失が既定
の値、あるいは濾過水の水質の低下により通水を
止め以下の逆洗を行う。
の値、あるいは濾過水の水質の低下により通水を
止め以下の逆洗を行う。
すなわち弁9および弁13を閉じ、弁10およ
び弁12を開口して空気流入管8から圧縮空気を
流入する。
び弁12を開口して空気流入管8から圧縮空気を
流入する。
当該圧縮空気の流入により濾過塔1内の水が撹
拌されるとともに長繊維束が振動し、繊維間で形
成していた空隙が破壊されて懸濁物の集合体ある
いは懸濁物の凝集物が破壊され、また長繊維束に
付着していた懸濁物や前記凝集物が剥離される。
拌されるとともに長繊維束が振動し、繊維間で形
成していた空隙が破壊されて懸濁物の集合体ある
いは懸濁物の凝集物が破壊され、また長繊維束に
付着していた懸濁物や前記凝集物が剥離される。
次いで当該圧縮空気の流入を続行したままある
いは弁12を閉じて圧縮空気の流入を止め、弁1
0は開口したまま弁11を開口して逆洗水流入管
7から逆洗水を流入する。
いは弁12を閉じて圧縮空気の流入を止め、弁1
0は開口したまま弁11を開口して逆洗水流入管
7から逆洗水を流入する。
長繊維束3の下端が支持体2に固定されている
とともに、その上端が自由端となつているので、
流入した逆洗水の上昇流により、長繊維束3は第
2図に示したように支持体2を固定部とした吹き
流しのようになつて伸長するとともに、各繊維が
振動する。
とともに、その上端が自由端となつているので、
流入した逆洗水の上昇流により、長繊維束3は第
2図に示したように支持体2を固定部とした吹き
流しのようになつて伸長するとともに、各繊維が
振動する。
したがつて長繊維束に懸濁物がとどまることが
できず、長繊維束から懸濁物が離脱し、当該懸濁
物を多量に含む逆洗排水が逆洗水流出管5から流
出する。
できず、長繊維束から懸濁物が離脱し、当該懸濁
物を多量に含む逆洗排水が逆洗水流出管5から流
出する。
本発明の濾過装置においては長繊維束3の下端
が支持体2に固定されているので、高流速の逆洗
水を流入しても長繊維束3が濾過塔1外に流出す
ることがない。
が支持体2に固定されているので、高流速の逆洗
水を流入しても長繊維束3が濾過塔1外に流出す
ることがない。
したがつて従来の砂やアンスラサイト等の充填
材を用いる濾過装置と比較してより以上の高流速
の逆洗水を流入することができるとともに、濾過
塔の上方にスクリーン等の障害物が一切付設され
ていないので、本発明の濾過装置は短時間で、か
つ効果的に懸濁物を逆洗により除くことができ
る。
材を用いる濾過装置と比較してより以上の高流速
の逆洗水を流入することができるとともに、濾過
塔の上方にスクリーン等の障害物が一切付設され
ていないので、本発明の濾過装置は短時間で、か
つ効果的に懸濁物を逆洗により除くことができ
る。
第3図は本発明の他の実施態様を示す模式断面
図であつて、濾過塔1の断面積が比較的大きい場
合の構造を示すものである。
図であつて、濾過塔1の断面積が比較的大きい場
合の構造を示すものである。
すなわち濾過塔1の断面積が大きくなると、第
1図に示したように、通水中において長繊維束3
を全体的に直立させることが困難となり、通水中
に長繊維束3が水平状に折れ曲がる傾向となる。
1図に示したように、通水中において長繊維束3
を全体的に直立させることが困難となり、通水中
に長繊維束3が水平状に折れ曲がる傾向となる。
長繊維束3が通水中に水平状に折れ曲がると長
繊維束3が密に充填されることとなり、それだけ
圧力損失が大となるので好ましくない。
繊維束3が密に充填されることとなり、それだけ
圧力損失が大となるので好ましくない。
したがつて第3図に示しとごとく濾過塔1内に
複数の分割板14を立設し、当該分割板14によ
り濾過塔内に縦割状に分割するとよい。
複数の分割板14を立設し、当該分割板14によ
り濾過塔内に縦割状に分割するとよい。
当該分割板14は長繊維束3が水平状に折れ曲
がるのを防止する障壁板として作用し、たとえ断
面積が大なる濾過塔であつても長繊維束が水平状
に折れ曲がることなく、本発明の目的を達成でき
る。
がるのを防止する障壁板として作用し、たとえ断
面積が大なる濾過塔であつても長繊維束が水平状
に折れ曲がることなく、本発明の目的を達成でき
る。
なお通水および逆洗の操作は第1図および第2
図に示した濾過塔と同じである。
図に示した濾過塔と同じである。
第1図ないし第3図に示した実施態様は支持体
2として多孔板を用いたものであるが、第4図に
示したように支持体2としてスチールウール15
を用いることもできる。
2として多孔板を用いたものであるが、第4図に
示したように支持体2としてスチールウール15
を用いることもできる。
すなわち第4図のごとくスチールウール15か
らなる支持体に長繊維束3の下端を固定し、その
上端を自由端とするものである。なおスチールウ
ール15の下部に、スチールウール15を固定支
持するスクリーン16を横設する。なお他の構成
は第1図ないし第2図と同様である。
らなる支持体に長繊維束3の下端を固定し、その
上端を自由端とするものである。なおスチールウ
ール15の下部に、スチールウール15を固定支
持するスクリーン16を横設する。なお他の構成
は第1図ないし第2図と同様である。
第4図に示した本発明の濾過装置においては、
長繊維束3の下部にスチールウール15からなる
充填層が存在するので、通水中に長繊維束3を通
過してしまうような原水中の微細な懸濁物を当該
スチールウール15で捕捉し得るので、濾過水の
水質をより向上させることができる。
長繊維束3の下部にスチールウール15からなる
充填層が存在するので、通水中に長繊維束3を通
過してしまうような原水中の微細な懸濁物を当該
スチールウール15で捕捉し得るので、濾過水の
水質をより向上させることができる。
なお濾過後における逆洗は前述したと同様に、
弁12および弁10を開口してまず空気流入管8
から圧縮空気を流入してスチールウール15の充
填層および長繊維束3を撹拌、振動させ、次いで
逆洗水流入管7から逆洗水を流入して懸濁物を除
去する。また第4図に示したスチールウール15
に変えて、長繊維束3の支持体として焼結金属あ
るいはセラミツクなどの多孔質積層体を用いても
よい。
弁12および弁10を開口してまず空気流入管8
から圧縮空気を流入してスチールウール15の充
填層および長繊維束3を撹拌、振動させ、次いで
逆洗水流入管7から逆洗水を流入して懸濁物を除
去する。また第4図に示したスチールウール15
に変えて、長繊維束3の支持体として焼結金属あ
るいはセラミツクなどの多孔質積層体を用いても
よい。
このような多孔質積層体を用いてもスチールウ
ール15と同様な効果を達成する。
ール15と同様な効果を達成する。
第5図は本発明の他の実施態様を示す模式断面
図であつて、多孔板からなる支持体2の下部に長
繊維束3の水平状積層体17からなる充填層を設
けた複合濾過体を形成させたものである。なお水
平積層体17の下部に、水平積層体17を固定支
持するための多孔板からなる支持体2を横設す
る。他の構成は第1図ないし第2図と同様であ
る。
図であつて、多孔板からなる支持体2の下部に長
繊維束3の水平状積層体17からなる充填層を設
けた複合濾過体を形成させたものである。なお水
平積層体17の下部に、水平積層体17を固定支
持するための多孔板からなる支持体2を横設す
る。他の構成は第1図ないし第2図と同様であ
る。
第5図に示した実施態様においては、弁9およ
び弁13を開口して懸濁物を含む原水を下降流で
通水することにより、前述したごとく長繊維束3
はやや屈曲してその高さが若干縮みはするが、長
繊維束3は全体的に濾過塔1内で直立しており、
したがつて直立する長繊維束3の上端から下端に
向かつて原水が下降流で通過し、長繊維束3の空
隙部で懸濁物が捕捉される。また長繊維束3を通
過した濾過水は支持体2を介して、さらに水平積
層体17を通過するので、前記濾過水中に含まれ
る少量の微細な懸濁物は、水平積層体17でさら
に捕捉され、清澄度のより高い濾過水が濾過水流
出管8から得られる。
び弁13を開口して懸濁物を含む原水を下降流で
通水することにより、前述したごとく長繊維束3
はやや屈曲してその高さが若干縮みはするが、長
繊維束3は全体的に濾過塔1内で直立しており、
したがつて直立する長繊維束3の上端から下端に
向かつて原水が下降流で通過し、長繊維束3の空
隙部で懸濁物が捕捉される。また長繊維束3を通
過した濾過水は支持体2を介して、さらに水平積
層体17を通過するので、前記濾過水中に含まれ
る少量の微細な懸濁物は、水平積層体17でさら
に捕捉され、清澄度のより高い濾過水が濾過水流
出管8から得られる。
水平積層体17は長繊維束3を水平状に積層し
たものであるからその充填密度は支持体2上に固
定した直立状の長繊維束3より大きく、したがつ
て懸濁物の捕捉能力は大きい。
たものであるからその充填密度は支持体2上に固
定した直立状の長繊維束3より大きく、したがつ
て懸濁物の捕捉能力は大きい。
しかしながら当該水平積層体17の充填層高を
あまり高くするとそれに比例して圧力損失が増加
する。したがつて水平積層体17の充填層高は、
それ程高くすることは得策でなく、たとえば30mm
程度の厚さで充分である。
あまり高くするとそれに比例して圧力損失が増加
する。したがつて水平積層体17の充填層高は、
それ程高くすることは得策でなく、たとえば30mm
程度の厚さで充分である。
なお第5図に示した濾過装置における逆洗は前
述した他の実施態様の濾過装置と基本的には全く
同様なので説明を省略する。
述した他の実施態様の濾過装置と基本的には全く
同様なので説明を省略する。
また第5図における水平積層体17に変えて、
この部分を充填層高の比較的低い砂、アンスラサ
イト等の粒状充填物あるいはスチールウールある
いは焼結金属やセラミツク等の多孔質積層体とし
てもその効果は同様である。
この部分を充填層高の比較的低い砂、アンスラサ
イト等の粒状充填物あるいはスチールウールある
いは焼結金属やセラミツク等の多孔質積層体とし
てもその効果は同様である。
なお第5図における水平積層体17に変えてス
チールウールあるいは多孔質積層体を用いる場合
は、長繊維束3の下端を支持体2を介して固定す
るか、あるいはスチールウールあるいは多孔質積
層体に直接長繊維束3の下端を固定するかの違い
だけで、複合濾過体を形成することについては第
4図に示した実施態様と基本的には同じと言え
る。
チールウールあるいは多孔質積層体を用いる場合
は、長繊維束3の下端を支持体2を介して固定す
るか、あるいはスチールウールあるいは多孔質積
層体に直接長繊維束3の下端を固定するかの違い
だけで、複合濾過体を形成することについては第
4図に示した実施態様と基本的には同じと言え
る。
次に本発明に用いる長繊維束3について説明す
る。
る。
本発明に用いる長繊維束3は前述したごとく、
比較的高流速の原水を下降流で通水しても、長繊
維束が屈曲してその高さが縮みはするが、長繊維
束が水平状に折れ曲がらず濾過塔1内で通水中に
おいても全体的に直立を維持できるような腰の強
さと、充填量が必要で、アクリル繊維、ポリエス
テル繊維、ポリアミド繊維などの合成繊維、ある
いは綿、羊毛などの天然繊維を用いることができ
る。
比較的高流速の原水を下降流で通水しても、長繊
維束が屈曲してその高さが縮みはするが、長繊維
束が水平状に折れ曲がらず濾過塔1内で通水中に
おいても全体的に直立を維持できるような腰の強
さと、充填量が必要で、アクリル繊維、ポリエス
テル繊維、ポリアミド繊維などの合成繊維、ある
いは綿、羊毛などの天然繊維を用いることができ
る。
なおこれらの合成繊維あるいは天然繊維の素材
である太さ50μ以下、通常20μ前後の非撚単繊維
の集合体を用いることが好ましい。
である太さ50μ以下、通常20μ前後の非撚単繊維
の集合体を用いることが好ましい。
但し、通水中において水平状に折れ曲がらず、
濾過塔1内で全体的に直立するような長繊維束で
あれば、撚糸の集合体でも差し支えない。
濾過塔1内で全体的に直立するような長繊維束で
あれば、撚糸の集合体でも差し支えない。
本発明に用いる長繊維束の集合密度が大なれば
大なる程微細な懸濁物までも除去でき濾過水の水
質は向上するが、しかし逆に圧力損失は大とな
る。
大なる程微細な懸濁物までも除去でき濾過水の水
質は向上するが、しかし逆に圧力損失は大とな
る。
また前記集合密度が小さくなるにしたがい濾過
水の水質は低下するが、逆に圧力損失は小とな
る。
水の水質は低下するが、逆に圧力損失は小とな
る。
したがつて原水の懸濁物の質あるいは量によつ
て最も適した集合密度の長繊維束を選定して用い
るとよい。
て最も適した集合密度の長繊維束を選定して用い
るとよい。
本発明に用いる長繊維束の長さは、0.4m〜3.0
m程度とし、たとえば長さ0.4mで20μの非撚単繊
維の集合体からなる長繊維束を用いた場合におい
て、濾過断面積1m2当たり30〜90Kg(乾燥重量)
の長繊維束となるような充填密度とするとよい。
m程度とし、たとえば長さ0.4mで20μの非撚単繊
維の集合体からなる長繊維束を用いた場合におい
て、濾過断面積1m2当たり30〜90Kg(乾燥重量)
の長繊維束となるような充填密度とするとよい。
〈効果〉
以上説明したごとく本発明の濾過装置は濾過体
として、濾過中において濾過塔内に全体的に直立
するような長繊維束を用いるので、通液における
圧力損失が小さく、したがつて高流速で濾過する
ことができ、特に製紙工場等で排出される繊維状
の懸濁物を含有する白水等の従来の砂やアンスラ
サイトを充填した濾過器では濾過しにくい原液の
濾過に適している。
として、濾過中において濾過塔内に全体的に直立
するような長繊維束を用いるので、通液における
圧力損失が小さく、したがつて高流速で濾過する
ことができ、特に製紙工場等で排出される繊維状
の懸濁物を含有する白水等の従来の砂やアンスラ
サイトを充填した濾過器では濾過しにくい原液の
濾過に適している。
また濾過塔の径に対して全面的に長繊維束が直
立している濾過体を用いるので、多数の繊維間を
原液が通過する際に懸濁物が効果的に除去され、
濾過液の水質も良好となる。
立している濾過体を用いるので、多数の繊維間を
原液が通過する際に懸濁物が効果的に除去され、
濾過液の水質も良好となる。
さらに当該長繊維束の下方にスチールウール、
多孔質積層体、粒状濾過材、長繊維束の水平状積
層体等の充填層を形成して複合濾過体を形成する
ことにより、濾過液の水質をさらに良好なものと
することができる。
多孔質積層体、粒状濾過材、長繊維束の水平状積
層体等の充填層を形成して複合濾過体を形成する
ことにより、濾過液の水質をさらに良好なものと
することができる。
また本発明の濾過装置においては長繊維束の下
端が支持体で固定されているため、高流速の逆洗
水を通過させても長繊維束が濾過塔から離脱する
ことがなく、よつて高流速の逆洗水で短時間に逆
洗工程を実施することができ、従来の濾過装置と
比較して逆洗時間を大幅に短縮することができ、
かつ逆洗工程により確実に懸濁物を塔外に排出す
ることができ、従来の濾過装置のように懸濁物が
蓄積するようなことがない。
端が支持体で固定されているため、高流速の逆洗
水を通過させても長繊維束が濾過塔から離脱する
ことがなく、よつて高流速の逆洗水で短時間に逆
洗工程を実施することができ、従来の濾過装置と
比較して逆洗時間を大幅に短縮することができ、
かつ逆洗工程により確実に懸濁物を塔外に排出す
ることができ、従来の濾過装置のように懸濁物が
蓄積するようなことがない。
なお従来の濾過装置に比較して濾過流速を著し
く大とすることができるので、濾過塔の断面積を
小さくすることができ、設置コストおよび設置面
積等を大幅に低減できることは言うまでもない。
く大とすることができるので、濾過塔の断面積を
小さくすることができ、設置コストおよび設置面
積等を大幅に低減できることは言うまでもない。
以下に本発明の効果をより明確とするために実
施例を示す。
施例を示す。
実施例
(1) 直径65mm、高さ550mm(直線部)のアクリル
樹脂製の濾過筒の下部に多孔板を付設し、太さ
20μ、長さ400mmのアクリル製の非撚単繊維の
集合体からなる乾燥充填量128g(38.6Kg/m2)
の長繊維束の下端を固定し、その上端を自由端
とした第1図に示したような濾過装置を構成
し、当該濾過装置の上方からカオリンを10mg/
含む原水にポリ塩化アルミニウムを5mg/
添加しながら、これを下降流線速度75m/Hで
通水した。
樹脂製の濾過筒の下部に多孔板を付設し、太さ
20μ、長さ400mmのアクリル製の非撚単繊維の
集合体からなる乾燥充填量128g(38.6Kg/m2)
の長繊維束の下端を固定し、その上端を自由端
とした第1図に示したような濾過装置を構成
し、当該濾過装置の上方からカオリンを10mg/
含む原水にポリ塩化アルミニウムを5mg/
添加しながら、これを下降流線速度75m/Hで
通水した。
この通水における通水時間と処理水濁度(点
線)および圧力損失(実線)の関係を第6図の
グラフ線図Aとして示した。
線)および圧力損失(実線)の関係を第6図の
グラフ線図Aとして示した。
(2) また上記実施例における長繊維束の乾燥充填
量を255g(76.8Kg/m2)とした他は全く同様
な濾過装置、同様な原水を同条件で通水したと
きの結果を第6図のグラフ線図Bとして示し
た。
量を255g(76.8Kg/m2)とした他は全く同様
な濾過装置、同様な原水を同条件で通水したと
きの結果を第6図のグラフ線図Bとして示し
た。
(3) 実施例1で用いた濾過筒の多孔板の下部に直
径65mm、高さ50mmの濾過筒を接続し、この接続
した濾過筒内に実施例(1)で用いたと同じ長繊維
束を水平状に敷き詰め、第5図に示したような
濾過装置を構成した。なお水平に敷き詰めた長
繊維束は、太さ20μのアクリル製の非撚単繊維
の集合体からなるもので、充填量22g(乾燥重
量)で厚さ、20mmとなしたものである。当該複
合濾過体を形成した濾過装置の上方からカオリ
ンを10mg/含む原水にポリ塩化アルミニウム
を5mg/添加しながら、これを下降流線速度
75m/Hで通水した。
径65mm、高さ50mmの濾過筒を接続し、この接続
した濾過筒内に実施例(1)で用いたと同じ長繊維
束を水平状に敷き詰め、第5図に示したような
濾過装置を構成した。なお水平に敷き詰めた長
繊維束は、太さ20μのアクリル製の非撚単繊維
の集合体からなるもので、充填量22g(乾燥重
量)で厚さ、20mmとなしたものである。当該複
合濾過体を形成した濾過装置の上方からカオリ
ンを10mg/含む原水にポリ塩化アルミニウム
を5mg/添加しながら、これを下降流線速度
75m/Hで通水した。
この通水における通水時間と処理水濁水(点
線)および圧力損失(実線)の関係を第6図の
グラフ線図Cとして示した。
線)および圧力損失(実線)の関係を第6図の
グラフ線図Cとして示した。
なお実施例1、2、3とも濾過終了後、濾過塔
の下部から圧縮空気を流入した後、上昇流線速度
100m/Hで90秒間逆洗したところ、濾過中に捕
捉された懸濁物はその全部が効果的に除去できる
ことが確認された。
の下部から圧縮空気を流入した後、上昇流線速度
100m/Hで90秒間逆洗したところ、濾過中に捕
捉された懸濁物はその全部が効果的に除去できる
ことが確認された。
第1図は本発明の実施態様の一例である濾過装
置を示す模式断面図であり、第2図は第1図で示
した濾過装置の逆洗の状態を示す模式断面図であ
る。また第3図、第4図、第5図は本発明の他の
実施態様である濾過装置の模式断面図である。ま
た第6図は実施例1、2、3における通水結果を
示すグラフで縦軸に処理水濁度、圧力損失を示
し、横軸に通水時間を示す。 1……濾過塔、2……支持体、3……長繊維
束、4……原水流入管、5……逆洗水流出管、6
……濾過水流出管、7……逆洗水流入管、8……
空気流入管、9,10,11,12,13……
弁、14……分割板、15……スチールウール、
16……スクリーン。
置を示す模式断面図であり、第2図は第1図で示
した濾過装置の逆洗の状態を示す模式断面図であ
る。また第3図、第4図、第5図は本発明の他の
実施態様である濾過装置の模式断面図である。ま
た第6図は実施例1、2、3における通水結果を
示すグラフで縦軸に処理水濁度、圧力損失を示
し、横軸に通水時間を示す。 1……濾過塔、2……支持体、3……長繊維
束、4……原水流入管、5……逆洗水流出管、6
……濾過水流出管、7……逆洗水流入管、8……
空気流入管、9,10,11,12,13……
弁、14……分割板、15……スチールウール、
16……スクリーン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 濾過塔の内部に支持体を横設もしくは充填
し、当該支持体の上部に長さ0.4m以上の長繊維
束の下端を、濾過塔断面積1m2当たり30〜90Kg
(乾燥重量)の充填密度で固定して、その上端を
自由端とした長繊維束からなる濾過体を形成し、
かつ当該長繊維束からなる濾過体は、長繊維束の
上端から下端に向かつて下降流の原流を通液した
際、当該通液中において、長繊維束はその高さが
縮みはするが、水平状に折れ曲がらず、濾過塔内
で〓間なく全体的に直立を維持するものであり、
当該下降流の通液によつて長繊維束内の空〓部で
原液中の懸濁物を補捉することを特徴とする高速
濾過装置。 2 支持体が多孔板である特許請求の範囲第1項
記載の高速濾過装置。 3 支持体が多孔質積層体である特許請求の範囲
第1項記載の高速濾過装置。 4 支持体がスチールウールである特許請求の範
囲第1項記載の高速濾過装置。 5 支持体の下部に充填層を設置して複合濾過体
を形成する特許請求の範囲第2項記載の高速濾過
装置。 6 充填層が粒状濾過材、多孔質積層体、スチー
ルウール、長繊維束の水平状積層体から選ばれる
一種または二種以上の充填層である特許請求の範
囲第5項記載の高速濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62146989A JPS63315110A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 高速濾過器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62146989A JPS63315110A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 高速濾過器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63315110A JPS63315110A (ja) | 1988-12-22 |
JPH0511482B2 true JPH0511482B2 (ja) | 1993-02-15 |
Family
ID=15420096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62146989A Granted JPS63315110A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 高速濾過器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63315110A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4886601A (en) | 1988-05-31 | 1989-12-12 | Japan Organo Co., Ltd. | Column filter using bundles of long fibers |
JP5345512B2 (ja) * | 2009-12-02 | 2013-11-20 | オルガノ株式会社 | 長繊維ろ過装置の逆洗方法及び長繊維ろ過装置 |
KR20130012009A (ko) * | 2010-03-30 | 2013-01-30 | 쿠리타 고교 가부시키가이샤 | 수처리 장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5347069A (en) * | 1976-10-11 | 1978-04-27 | Mueller Hans | Method and system for filtrating liquid and gas |
-
1987
- 1987-06-15 JP JP62146989A patent/JPS63315110A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5347069A (en) * | 1976-10-11 | 1978-04-27 | Mueller Hans | Method and system for filtrating liquid and gas |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63315110A (ja) | 1988-12-22 |
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