JPH05105248A - 画像形成装置の回転カセツト型給紙装置 - Google Patents

画像形成装置の回転カセツト型給紙装置

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JPH05105248A
JPH05105248A JP3270889A JP27088991A JPH05105248A JP H05105248 A JPH05105248 A JP H05105248A JP 3270889 A JP3270889 A JP 3270889A JP 27088991 A JP27088991 A JP 27088991A JP H05105248 A JPH05105248 A JP H05105248A
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sheet
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    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 用紙上に画像を形成する複写機に備えられ、
用紙を収容する回転カセットを有し、この回転カセット
がモータによって用紙の縦送り方向と横送り方向とに回
転される複写機の回転カセット型給紙装置において、モ
ータの回転速度を、コピー動作が要求されていない待機
時には、コピー動作が要求されているコピー動作時より
も、回転カセットが低速で回転するように制御する制御
手段を備えている。 【効果】 待機時に回転カセットを駆動させる場合に
は、モータが低速で回転する。このため、回転カセット
の駆動系及びモータより発する騒音を低下させ静音化す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば画像形成装置と
しての複写機に供され、用紙カセットを縦送り方向と横
送り方向とに回転可能な画像形成装置の回転カセット型
給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機には、原稿の画像を転写するため
の用紙を供給する給紙装置が備えられている。上記給紙
装置においては、原稿サイズあるいは拡大縮小複写に応
じて、複数サイズの用紙を供給し得る機能が要求されて
いる。
【0003】この種の従来の供給装置には、本発明の説
明図である図2及び図3に示すように、用紙の補給ある
いは交換等を行うために、複写機本体1の下部に設けら
れた回転カセットユニット3・4内に回転カセット6を
備えたものがある。上記回転カセットユニット3・4
は、下部に回転カセット6を回転させるための動力源と
なるモータ7を有し、このモータ7の駆動力によって回
転カセット6が回転するようになっている。また、回転
カセットユニット3における回転カセット6には、A4
サイズの用紙が配備されており、回転カセット6を回転
させることによりこのA4サイズの用紙を縦送りあるい
は横送り可能になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような回転カセ
ット型給紙装置においては、複写機が複写動作を短時間
のうちに開始させるように回転カセット6の回転は高速
で行われる。そして、コピー動作が要求されていない待
機時及びコピー動作が要求されているコピー動作時共、
回転動作の速度は同一である。したがって、待機時にお
いては、例えばオートクリアキーのON操作によって回
転カセット6が所定の初期位置へ回転駆動されると、こ
の回転動作に伴って大きいモータ7音及び駆動音が発生
するという問題点を有している。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、待機時に駆動する回転カ
セットの駆動系及びモータより発する騒音を低下させ静
音化し得る画像形成装置の回転カセット型給紙装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置の回転カセット型給紙装置は、上記の課題を
解決するために、用紙上に画像を形成する画像形成装置
に備えられ、用紙を収容する用紙カセットを有し、この
用紙カセットが駆動モータによって用紙の縦送り方向と
横送り方向とに回転される画像形成装置の回転カセット
型給紙装置において、上記の駆動モータの回転速度を、
画像形成動作が要求されていない待機時には、画像形成
動作が要求されている画像形成動作時よりも、用紙カセ
ットが低速で回転するように制御する制御手段を備えて
いることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明の画像形成装置の回転
カセット型給紙装置は、上記の課題を解決するために、
用紙上に画像を形成し、画像形成動作を良好に行うため
の前処理が行われる画像形成装置に備えられ、用紙を収
容する用紙カセットを有し、この用紙カセットが駆動モ
ータによって用紙の縦送り方向と横送り方向とに回転さ
れる画像形成装置の回転カセット型給紙装置において、
上記の駆動モータの始動時から上記の前処理始動時まで
の始動差時間を計る計時手段と、上記の用紙カセットに
おける縦横送り方向間の回転所要時間と上記の前処理所
要時間との差に基づいて設定される設定時間を記憶する
設定時間記憶手段と、上記の計時手段から得られる始動
差時間と上記の設定時間とを比較する時間比較手段と、
この時間比較手段による比較結果により、上記の始動差
時間の方が設定時間よりも短くなるときには、駆動モー
タを通常回転速度で回転するように制御する一方、始動
差時間の方が設定時間よりも長くなるときには、駆動モ
ータを上記の通常回転速度よりも低速の低速回転速度で
回転するように制御する制御手段とを備えていることを
特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、制御手段が、駆動モ
ータの回転速度を、画像形成動作が要求されていない待
機時には、画像形成動作が要求されている画像形成動作
時よりも、用紙カセットが低速で回転するように制御す
るので、待機時に用紙カセットを駆動させる場合には、
駆動モータが低速で回転する。したがって、用紙カセッ
トの駆動系及び駆動モータより発する騒音を低下させ静
音化することができる。
【0009】また、請求項2の構成によれば、制御手段
が、時間比較手段による比較結果により、上記の始動差
時間の方が設定時間よりも短くなるときには、駆動モー
タを通常回転速度で回転するように制御する一方、始動
差時間の方が設定時間よりも長くなるときには、駆動モ
ータを上記の通常回転速度よりも低速の低速回転速度で
回転するように制御する。このため、待機時に画像形成
動作が要求された場合に、用紙カセットが低速度回転を
維持することによる画像形成動作の始動までの待時間の
増大が回避される。
【0010】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図6
に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実
施例においては、回転カセット型給紙装置を画像形成装
置としての複写機に適用した場合について開示してい
る。
【0011】本実施例の回転カセット型給紙装置は、図
2に示すように、複写機本体1の下部に設けられ、回転
カセットユニット3・4を有する給紙装置本体2を備え
ている。この回転カセットユニット3は、図3に示すよ
うに、回転カセットユニット3の匡体部をなすカセット
収容箱5、及びこのカセット収容箱5に収容された用紙
カセットとしての回転カセット6を有し、カセット収容
箱5と給紙装置本体2の匡体部との間に設けられた図示
しないスライド機構によって、給紙装置本体2に支持さ
れると共に給紙装置本体2に対してA’方向へ装着可能
かつA方向へ引き出し可能となっている。
【0012】上記の給紙装置本体2は、回転カセット6
を回転させるための動力源となる駆動モータとしてのモ
ータ7を有し、このモータ7の駆動力がギヤ8・9、減
速機構10、回転軸11及びカップリングクラッチ12
を介して、回転カセットユニット3側の回転送り軸13
へ伝達されるようになっている。回転送り軸13は、外
周に後述の移動片13を送るためのねじを有し、カセッ
ト収容箱5の給紙側であるB方向側の端部において、回
転可能にA−A’方向に設けられている。回転送り軸1
3には、回転送り軸13の回転に伴って回転送り軸13
上を移動する移動片14が螺着され、この移動片14
は、回転カセット6の一角部とカセット連結点15にて
連結されている。
【0013】上記回転カセット6は、外箱16の中に用
紙積載板17を有している。回転カセット6には、1つ
の用紙サイズであるA4サイズの用紙が配備されてお
り、回転カセット6を回転させることによりこのA4サ
イズの用紙を縦送りあるいは横送り可能になっている。
なお、給紙装置本体2における下部の回転カセットユニ
ット4には、B5サイズの用紙が配備されるようになっ
ている。上記用紙積載板17は、回転カセット6が縦送
り位置(回転カセット6の長手方向がB方向を向く)あ
るいは横送り位置(回転カセット6の長手方向がA方向
を向く)に配されたとき、図示しない用紙積載板昇降機
構に駆動されてB方向側部位が上昇して給紙可能となる
ように構成されている。
【0014】上記回転カセットユニット3・4には、図
示しないセンサが設けられており、このセンサの出力に
より、回転カセット6が縦送り位置、横送り位置及び回
転中にある状態と、給紙装置本体2への回転カセットユ
ニット3・4の装着状態の有無を検知することができる
ようになっている。
【0015】また、本複写機は、上記給紙装置本体2以
外にも別の図示しない給紙装置を複写機本体1に備えて
おり、この給紙装置(以下、別給紙装置と称する。)
は、例えばA3サイズ及びB4サイズの大きなサイズの
用紙を給紙するようになっている。
【0016】一方、複写機本体1は、図4に示すよう
に、操作部18を有している。この操作部18には、用
紙選択キー19、回転始動キー20、コピー始動キー2
1、オートクリアキー22等が配されている。
【0017】上記用紙選択キー19は、この用紙選択キ
ー19が押圧操作される毎に用紙のサイズ、及び用紙の
縦送り方向、横送り方向が変化し得るようになってい
る。そして、回転カセットユニット3・4に収容された
A4サイズ、B5サイズの用紙を選択できる一方、別給
紙装置に収容されたA3サイズ及びB4サイズも選択で
きるようになっている。
【0018】上記回転始動キー20は、回転カセットユ
ニット3・4に収容されたサイズの用紙が用紙選択キー
19によって選択された場合に、回転カセット6が所定
方向にセットされるように回転を始動させるキーであ
る。
【0019】上記コピー始動キー21は、コピー動作を
始動させるためのキーである。このコピー始動キー21
が押圧操作されると、選択された用紙が給紙方向にセッ
トされていない場合には、回転カセット6の回転動作が
行われた後コピー動作が始動されるようになっている。
また、既に選択された用紙が給紙方向にセットされてい
る場合には、直ちにコピー動作を始動するようになって
いる。
【0020】上記オートクリアキー22は、回転カセッ
ト6が初期位置としての所定の給紙方向に回転するよう
指令するキーであり、このオートクリアキー22が押圧
操作されると、A4サイズの用紙の場合は横送り位置、
B5サイズの用紙の場合には縦送り位置がセットされる
ように回転カセット6が回転する。
【0021】また、本複写機は、モータ7を駆動して回
転カセット6を回転するための制御を行う制御部を有し
ている。
【0022】制御部は、図5に示すように、制御手段と
してのCPU25(Central Processing Unit)と、各種
のプログラム及びデータを記憶したROM26(Read O
nlyMemory)と、用紙選択キー19によって選択された
用紙を記憶するRAM27(Random Access Memory)
と、回転カセット6の位置を検出するセンサー28から
の検出信号を増幅して上記CPU25に出力するAPM
29(Amplifier )と、モータ7の回転動作を制御する
モータ制御IC30と、CPU25からの出力信号によ
りモータ制御IC30を駆動するドライバ31と、CP
U25からの出力信号によりトランジスタ33・34を
駆動するドライバ35とを有している。トランジスタ3
3のエミッタは24Vの電源に接続されると共に、コレ
クタはダイオード36を介してモータ制御IC30に接
続されている。また、トランジスタ34のエミッタは可
変電源に接続されると共に、コレクタはダイオード37
を介してモータ制御IC30に接続されている。
【0023】上記CPU25は、コピー動作が要求され
るコピー動作時には、モータ6への供給電圧を定格電圧
である24V側にして、モータ7を通常速度で回転させ
る一方、コピー動作が要求されない待機時には、24V
よりも小さい低電圧Vxに切り換え設定することによ
り、モータ7を通常速度よりも低速度で回転させるよう
になっている。すなわち、モータ7の回転特性は、図6
に示すように、電圧を低下させると回転数が減少するよ
うになっている。このため、モータ7の駆動電圧を低下
させることによりモータ7を低速度で回転することが可
能となっていると共に、モータ7の駆動音及び回転カセ
ット6の回転音を小さくして回転カセット6を回転する
ことが可能となっている。
【0024】上記の構成において、本複写機の回転カセ
ット型給紙装置の回転制御動作について、図1のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0025】まず、用紙選択キー19が押圧操作されて
用紙サイズ及び給紙方向を選択する(S1)。S1で用
紙サイズ及び給紙方向が選択されると、制御部のCPU
25が回転カセット6による給紙か別給紙装置による給
紙かを判断し(S2)、回転カセット6による給紙と判
断した場合にはコピー始動キー21が押圧操作されたか
否かを判断する(S3)。また、S2で別給紙装置によ
る給紙であると判断した場合には、別給紙装置によって
給紙され、コピー動作が始動、終了される(S7)。S
3でコピー始動キー21が押圧操作された場合には、C
PU25からの制御信号により、モータ7の駆動電圧を
24Vの定格電圧に設定して回転カセット6を通常速度
で回転させた後(S4)、コピー動作が始動され(S
5)、やがてコピー動作が終了する(S6)。
【0026】一方、S3でコピー始動キー21が押圧操
作されず、オートクリアキー22あるいは回転始動キー
20が押圧操作された場合には(S8)、CPU25が
モータ7の駆動電圧を24Vよりも小さい低電圧Vxに
切り換え設定してモータ7を通常速度よりも低速度で回
転させることにより、回転カセット6を低速度回転させ
る(S9)。また、回転カセット6を低速度回転させた
後にコピー始動キー21が押圧操作された場合には(S
10)、コピー動作が始動され(S5)、やがてコピー
動作が終了する(S6)。
【0027】このように、本実施例の回転カセット型給
紙装置は、CPU25がモータ7の回転速度をコピー動
作が要求されない待機時にはコピー動作が要求されるコ
ピー時よりも回転カセット6を低速で回転するように制
御する。このため、待機時に回転カセット6を駆動させ
る場合には、回転カセット6の駆動系及びモータ7より
発する騒音を低下させ静音化することができる。
【0028】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図2〜
図4、及び図7〜図11に基づいて説明すれば、以下の
通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施例1の図
面に示した部材と同一の機能を有する部材については、
同一の符号を示し、その説明を省略する。
【0029】本実施例の回転カセット型給紙装置におけ
る制御部には、図7に示すように、CPU25に計時手
段としてのタイマ41が接続されており、モータ7にお
ける回転の始動時からコピー動作の前処理始動時までの
始動差時間tを計時し得るようになっている。ここで、
コピー動作の前処理とは、待機時においてコピー動作が
要求された場合に、コピー動作の始動に際して、露光装
置、帯電装置、現像装置、転写装置等の各装置について
円滑、良好なコピー処理を行うための準備作業を行うこ
とをいう。
【0030】また、RAM27は、設定時間記憶手段と
しての機能を有しており、回転カセット6における縦横
送り方向間の低速度回転による回転所要時間t2と前処
理所要時間t1との差に基づいて設定される設定時間T
(T=t2−t1)を記憶するようになっている。
【0031】CPU25は、時間比較手段として、始動
差時間tと設定時間Tとの長さを比較するようになって
いる。また、CPU25は、上記の始動差時間tの方が
設定時間Tよりも短くなるときには、モータ7を通常回
転速度で回転するように制御する一方、始動差時間tの
方が設定時間Tよりも長くなるときには、モータ7を通
常回転速度よりも低速の低速回転速度で回転するように
制御する制御手段としての機能を有している。
【0032】上記の構成において、本回転カセット型給
紙装置の回転制御動作について、図8〜図10のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0033】図8に示すように、S3でコピー始動キー
21が押圧操作されない場合には、随時切換処理ルーチ
ンが行われる(S20)。
【0034】随時切換処理ルーチンでは、図9に示すよ
うに、オートクリアキー22が押圧操作されたか否かが
判断され(S21)、オートクリアキー22が押圧操作
されなかった場合には、回転始動キー20が押圧操作さ
れたか否かが判断される(S22)。S22で回転始動
キー20が押圧操作された場合には、回転カセット6が
低速度回転され(S23)、CPU25によって回転カ
セット6の回転が完了したか否かを判断し(S24)、
回転が完了した場合には、回転カセット6の回転を停止
する(S25)。そして、その後用紙選択キー19が再
度押圧操作されたか否かが判断される(S27)。ま
た、S22で回転始動キー20が押圧操作されなかった
場合には、直接S27に移行する。
【0035】一方、S21でオートクリアキー22が押
圧操作された場合には、CPU25によって回転カセッ
ト6が初期位置か否かが判断される(S26)。S26
で回転カセット6が初期位置でなければ、S23に移行
して回転カセット6の低速度回転が行われ、S26で回
転カセット6が初期位置であれば、S27に移行して用
紙選択キー19が再度押圧操作されたか否かが判断され
る。このように、本実施例の回転カセット型給紙装置で
は、オートクリアキー22、用紙選択キー19の押圧操
作により回転カセット6が低速度回転にて所定の給紙方
向に回転され、その回転が完了した後に用紙選択キー1
9が再度押圧操作された場合の対処の仕方を取り扱って
おり、以下にこれを示す。
【0036】すなわち、S27で用紙選択キー19が再
度押圧操作された場合には、CPU25によって、選択
された用紙の回転カセット6が給紙方向にセットされて
いるか否かが判断され(S28)、選択された用紙の回
転カセット6が給紙方向にセットされていない場合に
は、選択された用紙の給紙方向と異なる方向に回転カセ
ット6がセットされているか否かが判断され(S2
9)、選択された用紙の給紙方向と異なる方向に回転カ
セット6がセットされている場合には、タイマ41によ
りカウントを始める(S30)と共に、回転カセット6
を低速度回転させる(S31)。また、S29で選択さ
れた用紙の給紙方向と異なる方向の回転カセット6がセ
ットされていない場合には、選択された用紙が複写機に
装着されていないことを警告表示する(S32)。
【0037】S28で選択された用紙の回転カセット6
が給紙方向にセットされている場合には、図10に示す
ように、コピー始動キー21が押圧操作されたか否かが
判断され(S33)、コピー始動キー21が押圧操作さ
れた場合には、前処理がスタートする(S34)。ま
た、S33でコピー始動キー21が押圧操作されない場
合には、S21に戻る。
【0038】一方、S31で回転カセット6を低速度回
転させた後、回転カセット6の回転が完了したか否かが
判断される(S35)。回転カセット6の回転が完了し
た場合には、回転カセット6が回転を停止し(S3
6)、S33に移行する。また、S35で回転カセット
6の回転が完了していない場合には、再度コピー始動キ
ー21が押圧されたか否かが判断され(S37)、コピ
ー始動キー21が押圧された場合には、S34に移行し
て前処理をスタートする。またS37でコピー始動キー
21が押圧されていない場合には、S35に戻る。
【0039】次いで、S34で前処理がスタートした
後、回転カセット6の回転が完了したか否かが判断され
(S38)、回転カセット6の回転が完了した場合に
は、回転カセット6の回転が停止される(S39)。ま
た、S38で回転カセット6の回転が完了していない場
合には、始動差時間tが設定時間Tよりも大きいか否か
がCPU25により判断される(S40)。そして、始
動差時間tが設定時間Tより大きい場合には、CPU2
5は、回転カセット6の低速度回転を継続させ、その後
回転カセット6の回転が完了したか否かを判断し(S4
1)、回転カセット6の回転が完了した場合には、S3
9に移行して、回転を停止させる。
【0040】一方、S40で始動差時間tが設定時間T
より小さい場合には、CPU25は、モータ7の駆動電
圧を定格電圧である24Vに切り換え設定してモータ7
を通常速度で回転させることにより、回転カセット6を
通常速度回転させる(S42)。その後S41に移行す
る。
【0041】次いで、S39で回転カセット6の回転が
停止した後、前処理が終了したか否かが判断され(S4
3)、前処理が終了した場合には、コピー動作が始動さ
れ(S44)、コピー動作が終了したか否かが判断され
た(S45)後、随時切換処理ルーチンが終了する。ま
た、この後、図8に示すように、メインルーチンに戻
り、メインルーチンが終了する。
【0042】上記のフローチャートに示したモータ7の
回転速度を切り換えるタイミングについて、図11に示
すタイムチャートに基づいて以下に説明する。
【0043】図11(a)はクロックを示している。同
図(b)に示すように、回転始動キー20あるいはオー
トクリアキー22がON操作されると、同図(c)に示
すように、タイマカウンタがスタートする。またこのと
き、同図(e)に示すように、回転カセット6を低速度
で回転させるためにモータ7を低電圧Vxにて駆動させ
る。その後、同図(d)に示すように、コピー始動キー
21がON操作される。このとき、コピー動作の前処理
終了時に回転カセット6の回転動作が終了しないとCP
U25が判断すると同図(e)に示すように、CPU2
5はモータ7を定格電圧24Vにて駆動させる。
【0044】このように、本実施例の回転カセット型給
紙装置は、モータ7の始動時から前処理始動時までの始
動差時間tを計るタイマ41と、回転カセット6におけ
る縦横送り方向間の回転所要時間t2と前処理所要時間
t1との差に基づいて設定される設定時間Tを記憶する
RAM27と、タイマ41から得られる始動差時間tと
設定時間Tとを比較する時間比較手段としてのCPU2
5と、この時間比較手段による比較結果により、上記の
始動差時間tの方が設定時間Tよりも短くなるときに
は、モータ7を通常回転速度で回転するように制御する
一方、始動差時間tの方が設定時間Tよりも長くなると
きには、モータ7を上記の通常回転速度よりも低速の低
速回転速度で回転するように制御する制御手段としての
CPU25とを備えている。
【0045】このため、待機時にコピー動作が要求され
た場合に、回転カセット6が低速度回転を継続すること
によるコピー動作始動までの待時間の増大が回避され
る。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置の回
転カセット型給紙装置は、以上のように、駆動モータの
回転速度を、画像形成動作が要求されていない待機時に
は、画像形成動作が要求されている画像形成動作時より
も、用紙カセットが低速で回転するように制御する制御
手段を備えている構成である。
【0047】これにより、待機時に用紙カセットを駆動
させる場合には、駆動モータが低速で回転する。したが
って、用紙カセットの駆動系及び駆動モータより発する
騒音を低下させ静音化することができる。
【0048】また、請求項2記載の発明の画像形成装置
の回転カセット型給紙装置は、以上のように、駆動モー
タの始動時から上記の前処理始動時までの始動差時間を
計る計時手段と、上記の用紙カセットにおける縦横送り
方向間の回転所要時間と上記の前処理所要時間との差に
基づいて設定される設定時間を記憶する設定時間記憶手
段と、上記の計時手段から得られる始動差時間と上記の
設定時間とを比較する時間比較手段と、この時間比較手
段による比較結果により、上記の始動差時間の方が設定
時間よりも短くなるときには、駆動モータを通常回転速
度で回転するように制御する一方、始動差時間の方が設
定時間よりも長くなるときには、駆動モータを上記の通
常回転速度よりも低速の低速回転速度で回転するように
制御する制御手段とを備えている構成である。
【0049】これにより、請求項1記載の発明の効果に
加えて、待機時に画像形成動作が要求された場合に、用
紙カセットが低速度回転を継続することによる画像形成
動作の始動までの待時間の増大が回避されるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の回転カセッ
ト型給紙装置における回転カセットの回転制御を示すフ
ローチャートである。
【図2】上記回転カセット型給紙装置を備えた複写機の
斜視図である。
【図3】上記回転カセット型給紙装置の回転カセットユ
ニットを示す平面図である。
【図4】上記回転カセット型給紙装置の操作部を示す平
面図である。
【図5】上記回転カセット型給紙装置の制御部を示すブ
ロック図である。
【図6】上記回転カセット型給紙装置におけるモータの
回転数と電圧との関係を示す特性図である。
【図7】本発明の他の実施例の画像形成装置の回転カセ
ット型給紙装置における制御部を示すブロック図であ
る。
【図8】上記回転カセット型給紙装置における回転カセ
ットの回転制御のメインルーチン示すフローチャートで
ある。
【図9】上記回転カセット型給紙装置における回転カセ
ットの回転制御の随時切換処理ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図10】上記回転カセット型給紙装置における回転カ
セットの回転制御の随時切換処理ルーチンを示すフロー
チャートであり、図9に続くものである。
【図11】上記回転カセット型給紙装置における回転カ
セットの回転速度切り換えのタイミングを示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
6 回転カセット(用紙カセット) 7 モータ(駆動モータ) 25 CPU(制御手段、時間比較手段) 27 RAM(設定時間記憶手段) 41 タイマ(計時手段) t 始動差時間 T 設定時間 t1 前処理所要時間 t2 回転所要時間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙上に画像を形成する画像形成装置に備
    えられ、用紙を収容する用紙カセットを有し、この用紙
    カセットが駆動モータによって用紙の縦送り方向と横送
    り方向とに回転される画像形成装置の回転カセット型給
    紙装置において、 上記の駆動モータの回転速度を、画像形成動作が要求さ
    れていない待機時には、画像形成動作が要求されている
    画像形成動作時よりも、用紙カセットが低速で回転する
    ように制御する制御手段を備えていることを特徴とする
    画像形成装置の回転カセット型給紙装置。
  2. 【請求項2】用紙上に画像を形成し、画像形成動作を良
    好に行うための前処理が行われる画像形成装置に備えら
    れ、用紙を収容する用紙カセットを有し、この用紙カセ
    ットが駆動モータによって用紙の縦送り方向と横送り方
    向とに回転される画像形成装置の回転カセット型給紙装
    置において、 上記の駆動モータの始動時から上記の前処理始動時まで
    の始動差時間を計る計時手段と、 上記の用紙カセットにおける縦横送り方向間の回転所要
    時間と上記の前処理所要時間との差に基づいて設定され
    る設定時間を記憶する設定時間記憶手段と、 上記の計時手段から得られる始動差時間と上記の設定時
    間とを比較する時間比較手段と、 この時間比較手段による比較結果により、上記の始動差
    時間の方が設定時間よりも短くなるときには、駆動モー
    タを通常回転速度で回転するように制御する一方、始動
    差時間の方が設定時間よりも長くなるときには、駆動モ
    ータを上記の通常回転速度よりも低速の低速回転速度で
    回転するように制御する制御手段とを備えていることを
    特徴とする画像形成装置の回転カセット型給紙装置。
JP3270889A 1991-10-18 1991-10-18 画像形成装置の回転カセット型給紙装置 Expired - Lifetime JP2599851B2 (ja)

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DE69220174T DE69220174T2 (de) 1991-10-18 1992-09-30 BLattzufuhrvorrichtung zur Verwendung in Bilderzeugergeräten
US07/957,891 US5326089A (en) 1991-10-18 1992-10-08 Rotatable-cassette-type feeding device for use in image forming apparatus

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DE69220174D1 (de) 1997-07-10
EP0537557A2 (en) 1993-04-21
US5326089A (en) 1994-07-05
EP0537557B1 (en) 1997-06-04
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