JPH0477836B2 - - Google Patents
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- JPH0477836B2 JPH0477836B2 JP59016078A JP1607884A JPH0477836B2 JP H0477836 B2 JPH0477836 B2 JP H0477836B2 JP 59016078 A JP59016078 A JP 59016078A JP 1607884 A JP1607884 A JP 1607884A JP H0477836 B2 JPH0477836 B2 JP H0477836B2
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- Japan
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- combustion chamber
- cylinder
- core plate
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
- F16J15/06—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
- F16J15/10—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing
- F16J15/12—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing with metal reinforcement or covering
- F16J15/121—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing with metal reinforcement or covering with metal reinforcement
- F16J15/122—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with non-metallic packing with metal reinforcement or covering with metal reinforcement generally parallel to the surfaces
- F16J15/123—Details relating to the edges of the packing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、シリンダ・ヘツドと該ヘツドに嵌合
された副燃焼室部材とによつて構成される副燃焼
室を有する内燃機関において、前記シリンダ・ヘ
ツドおよび副燃焼室部材とシリンダ・ブロツクと
の間に介装されるシリンダ・ヘツド・ガスケツト
に関する。
された副燃焼室部材とによつて構成される副燃焼
室を有する内燃機関において、前記シリンダ・ヘ
ツドおよび副燃焼室部材とシリンダ・ブロツクと
の間に介装されるシリンダ・ヘツド・ガスケツト
に関する。
第1図は、副燃焼室を有する内燃機関および従
来のシリンダ・ヘツド・ガスケツトの例を示す。
来のシリンダ・ヘツド・ガスケツトの例を示す。
前記内燃機関においては、シリンダ・ヘツド1
に副燃焼室部材2がきつく嵌合(圧入)されてお
り、該副燃焼室部材2とシリンダ・ヘツド1とに
より副燃焼室3が構成されている。そして、前記
副燃焼室部材2は、シリンダ4上の部材とシリン
ダ4上から外れた部分との両方にまたがつて配置
されている。なお、5はシリンダ・ブロツク、6
はシリンダ・ライナ、7は燃料噴射ノズル、8は
グロー・プラグである。また、9は副燃焼室3と
シリンダ4内とを連通する連通路であり、副燃焼
室部材2の下部に貫通されている。
に副燃焼室部材2がきつく嵌合(圧入)されてお
り、該副燃焼室部材2とシリンダ・ヘツド1とに
より副燃焼室3が構成されている。そして、前記
副燃焼室部材2は、シリンダ4上の部材とシリン
ダ4上から外れた部分との両方にまたがつて配置
されている。なお、5はシリンダ・ブロツク、6
はシリンダ・ライナ、7は燃料噴射ノズル、8は
グロー・プラグである。また、9は副燃焼室3と
シリンダ4内とを連通する連通路であり、副燃焼
室部材2の下部に貫通されている。
この種の内燃機関においては、副燃焼室部材2
の外側壁とシリンダ・ヘツド1との間の隙間から
ガス漏れが生じやすい。また、加工精度および組
立精度の限界、並びに副燃焼室部材2を構成する
材料とシリンダ・ヘツド1を構成する材料との熱
膨脹率の差により、副燃焼室部材2の下面とシリ
ンダ・ヘツド1の下面との間に段差が生じがちで
あり、この段差によつてもガス漏れが生じやす
い。
の外側壁とシリンダ・ヘツド1との間の隙間から
ガス漏れが生じやすい。また、加工精度および組
立精度の限界、並びに副燃焼室部材2を構成する
材料とシリンダ・ヘツド1を構成する材料との熱
膨脹率の差により、副燃焼室部材2の下面とシリ
ンダ・ヘツド1の下面との間に段差が生じがちで
あり、この段差によつてもガス漏れが生じやす
い。
そこで、従来、この種の内燃機関においては、
例えば第1図に示されるようなシリンダ・ヘツ
ド・ガスケツト10が用いられていた。この従来
のシリンダ・ヘツド・ガスケツト10は、ゴムと
石綿との混合物等の圧縮性材料を有してなるガス
ケツト本体11と、この本体11に設けられたシ
リンダ穴12と、前記本体11のうちの、シリン
ダ穴12の周囲に装着された金属製のグロメツト
13とを有してなり、前記グロメツト13の一部
を副燃焼室部材2の下面の外周のやや外側にまで
延長する(13aはこの延長部を示す)ことによ
り、前記ガス漏れを防止しようとしていた。
例えば第1図に示されるようなシリンダ・ヘツ
ド・ガスケツト10が用いられていた。この従来
のシリンダ・ヘツド・ガスケツト10は、ゴムと
石綿との混合物等の圧縮性材料を有してなるガス
ケツト本体11と、この本体11に設けられたシ
リンダ穴12と、前記本体11のうちの、シリン
ダ穴12の周囲に装着された金属製のグロメツト
13とを有してなり、前記グロメツト13の一部
を副燃焼室部材2の下面の外周のやや外側にまで
延長する(13aはこの延長部を示す)ことによ
り、前記ガス漏れを防止しようとしていた。
しかしながら、このような従来のシリンダ・ヘ
ツド・ガスケツト10においては、グロメツト1
3と副燃焼室部材2およびシリンダ・ヘツド1と
の接触が面接触となるので、その接触面積が大き
くなつていた。したがつて、 (イ) ガス・シールを十分に行うには、シリンダ4
および副燃焼室部材2付近における、締付ボル
トによるガスケツト10に対する締付力を大き
くしなければならず、これがボア変形ひいては
オイル消費量の増大やシリンダ焼付等を招く虞
がある。
ツド・ガスケツト10においては、グロメツト1
3と副燃焼室部材2およびシリンダ・ヘツド1と
の接触が面接触となるので、その接触面積が大き
くなつていた。したがつて、 (イ) ガス・シールを十分に行うには、シリンダ4
および副燃焼室部材2付近における、締付ボル
トによるガスケツト10に対する締付力を大き
くしなければならず、これがボア変形ひいては
オイル消費量の増大やシリンダ焼付等を招く虞
がある。
(ロ) 上述のようにシリンダ4および副燃焼室部材
2付近におけるガスケツト10に対する締付力
を大きくしなければならないので、ガス・シー
ル部側に締付力が集中し、シリンダ・ヘツド・
ガスケツト10の水穴および油穴側に作用する
締付力が弱くなるので、水穴および油穴のシー
ル性能を高めるために、水穴および油穴の周囲
にグロメツトや液状ガスケツト等のガスケツト
本体11と別体の補助シール手段を設ける必要
が生じ、製造コストの増大を招く。
2付近におけるガスケツト10に対する締付力
を大きくしなければならないので、ガス・シー
ル部側に締付力が集中し、シリンダ・ヘツド・
ガスケツト10の水穴および油穴側に作用する
締付力が弱くなるので、水穴および油穴のシー
ル性能を高めるために、水穴および油穴の周囲
にグロメツトや液状ガスケツト等のガスケツト
本体11と別体の補助シール手段を設ける必要
が生じ、製造コストの増大を招く。
という欠点があつた。
その上、前記従来のシリンダ・ヘツド・ガス
ケツト10においては、 (ハ) 大きな応力が作用するガス・シール部におい
て、非金属材料(前記圧縮性材料)を含むガス
ケツト本体11が圧縮弾性限度を越えてしま
い、その結果、シーリング応力が低下し、ガス
漏れが生じたり、グロメツト13に割れが生じ
たりしやすい。
ケツト10においては、 (ハ) 大きな応力が作用するガス・シール部におい
て、非金属材料(前記圧縮性材料)を含むガス
ケツト本体11が圧縮弾性限度を越えてしま
い、その結果、シーリング応力が低下し、ガス
漏れが生じたり、グロメツト13に割れが生じ
たりしやすい。
(ニ) 大きな熱負荷が掛るガス・シール部におい
て、非金属材料を含むガスケツト本体11がク
リープを起こしやすく、これによつてもガス漏
れを生じやすい。
て、非金属材料を含むガスケツト本体11がク
リープを起こしやすく、これによつてもガス漏
れを生じやすい。
(ホ) ガス・シール部に非金属材料を含むガスケツ
ト本体11が存在するため、ガス・シール部の
熱伝導性が悪く、副燃焼室部材2からシリン
ダ・ブロツク5等へ熱を逃がす機能が十分でな
いので、副燃焼室3の周囲の冷却が不十分にな
る。
ト本体11が存在するため、ガス・シール部の
熱伝導性が悪く、副燃焼室部材2からシリン
ダ・ブロツク5等へ熱を逃がす機能が十分でな
いので、副燃焼室3の周囲の冷却が不十分にな
る。
等の欠点もあつた。
また、前記(イ)、(ロ)のような欠点を解消するため
に、従来より、例えば、シリンダ穴の周囲に装着
されるグロメツトを内層グロメツト材と外層グロ
メツト材とからなる多層構造とし、かつ副燃焼室
部材の下面に対応する部分において前記内層グロ
メツト材に穴を設ける(実開昭58−178444号)等
によつて、前記グロメツトと副燃焼室部材および
シリンダ・ヘツドとの接触面積を減少する提案も
種々されている。しかし、これらの提案は、いず
れもグロメツトと副燃焼室部材およびシリンダ・
ヘツドとの接触が依然として面接触となつていた
ので、その接触面積の減少が十分でなく、前記
(イ),(ロ)の欠点を十分に解消することができなかつ
た。
に、従来より、例えば、シリンダ穴の周囲に装着
されるグロメツトを内層グロメツト材と外層グロ
メツト材とからなる多層構造とし、かつ副燃焼室
部材の下面に対応する部分において前記内層グロ
メツト材に穴を設ける(実開昭58−178444号)等
によつて、前記グロメツトと副燃焼室部材および
シリンダ・ヘツドとの接触面積を減少する提案も
種々されている。しかし、これらの提案は、いず
れもグロメツトと副燃焼室部材およびシリンダ・
ヘツドとの接触が依然として面接触となつていた
ので、その接触面積の減少が十分でなく、前記
(イ),(ロ)の欠点を十分に解消することができなかつ
た。
本発明は、前記従来の欠点を解消するべくなさ
れたもので、シリンダ穴の周囲等に装着されるグ
ロメツトと副燃焼室部材およびシリンダ・ヘツド
との接触を線接触とすることにより、その接触面
積を十分小さくし、締付力を小さくしても、その
接触圧を十分なものとすることができ、しかも、
大きな熱負荷を受けてもガス・シール部がクリー
プを起こすことがなく、かつガス・シール部の熱
転導性が非常に良く、副燃焼室付近の熱の放散を
良好にすることができるシリンダ・ヘツド・ガス
ケツトを提供することを目的とする。
れたもので、シリンダ穴の周囲等に装着されるグ
ロメツトと副燃焼室部材およびシリンダ・ヘツド
との接触を線接触とすることにより、その接触面
積を十分小さくし、締付力を小さくしても、その
接触圧を十分なものとすることができ、しかも、
大きな熱負荷を受けてもガス・シール部がクリー
プを起こすことがなく、かつガス・シール部の熱
転導性が非常に良く、副燃焼室付近の熱の放散を
良好にすることができるシリンダ・ヘツド・ガス
ケツトを提供することを目的とする。
本発明によるシリンダ・ヘツド・ガスケツト
は、シリンダ上の部分とシリンダ上から外れた部
分との両方にまたがつて配置されるようにシリン
ダ・ヘツドに嵌合され、該ヘツドとともに副燃焼
室を構成する副燃焼室部材を有する内燃機関にお
いて、前記シリンダ・ヘツドおよび前記副燃焼室
部材とシリンダ・ブロツクとの間に介装されるシ
リンダ・ヘツド・ガスケツトであつて、 金属製の芯板と、この芯板に設けられたシリン
ダ穴と、前記芯板のうちの、前記シリンダ穴の周
囲の部分に設けられた環状に延びるシリンダ穴ビ
ードと、前記芯板のうちの、前記副燃焼室部材の
周囲の部分に設けられた円弧状に延びる副燃焼室
ビードと、前記芯板のうちの、前記シリンダ穴の
周囲の部分、および前記副燃焼室部材側の面にお
いて前記シリンダ穴の周囲から前記副燃焼室部材
の外周よりやや外側にまで延びる部分に装着さ
れ、内面を前記シリンダ穴ビードおよび前記副燃
焼室ビードに当接された金属製のグロメツトと、
前記芯板の両面のうちの、前記グロメツトが存在
しない部分に固着された、圧縮性繊維を有してな
る圧縮性材料層とを具備してなることにより、上
述の目的を達成するものである。
は、シリンダ上の部分とシリンダ上から外れた部
分との両方にまたがつて配置されるようにシリン
ダ・ヘツドに嵌合され、該ヘツドとともに副燃焼
室を構成する副燃焼室部材を有する内燃機関にお
いて、前記シリンダ・ヘツドおよび前記副燃焼室
部材とシリンダ・ブロツクとの間に介装されるシ
リンダ・ヘツド・ガスケツトであつて、 金属製の芯板と、この芯板に設けられたシリン
ダ穴と、前記芯板のうちの、前記シリンダ穴の周
囲の部分に設けられた環状に延びるシリンダ穴ビ
ードと、前記芯板のうちの、前記副燃焼室部材の
周囲の部分に設けられた円弧状に延びる副燃焼室
ビードと、前記芯板のうちの、前記シリンダ穴の
周囲の部分、および前記副燃焼室部材側の面にお
いて前記シリンダ穴の周囲から前記副燃焼室部材
の外周よりやや外側にまで延びる部分に装着さ
れ、内面を前記シリンダ穴ビードおよび前記副燃
焼室ビードに当接された金属製のグロメツトと、
前記芯板の両面のうちの、前記グロメツトが存在
しない部分に固着された、圧縮性繊維を有してな
る圧縮性材料層とを具備してなることにより、上
述の目的を達成するものである。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
第2図から第5図までは、本発明の一実施例を
示す(なお、第2図における1〜9は、前記第1
図の場合と同一の内燃機関の部品を示している)。
示す(なお、第2図における1〜9は、前記第1
図の場合と同一の内燃機関の部品を示している)。
この実施例において、シリンダ・ヘツド・ガス
ケツト14は、鋼等からなる金属製の芯板15
と、ステンレス鋼等からなる金属製のグロメツト
16と、ゴム等のマトリツクスと石綿、アラミド
繊維、あるいはカーボン繊維等の圧縮性繊維との
混合物からなる圧縮性材料層17とを有してな
る。
ケツト14は、鋼等からなる金属製の芯板15
と、ステンレス鋼等からなる金属製のグロメツト
16と、ゴム等のマトリツクスと石綿、アラミド
繊維、あるいはカーボン繊維等の圧縮性繊維との
混合物からなる圧縮性材料層17とを有してな
る。
前記芯板15には、シリンダ穴18、水穴1
9、油穴20およびルト穴21が設けられてい
る。また、前記芯板15のうちの、シリンダ穴1
8の周囲の部分には、プレス加工により、横断面
円弧状で上方から見て環状に延びるビード22が
芯板15と一体的に突設されている。さらに、前
記芯板15のうちの、副燃焼室部材2の下面の周
囲の部分には、プレス加工により、横断面円弧状
で上方から見て円弧状に延びる副燃焼室ビード2
2aが芯板15と一体的に突設されている。な
お、前記ビード22および22aは、シリンダ・
ヘツド1側に凸となるように形成されている。ま
た、上述のようにビード22および22aがシリ
ンダ穴18および副燃焼室部材2の周囲に設けら
れることにより、該ビード22および22aの一
部は、上方から見たとき、第4図に示されるよう
に三日月状をなしている。
9、油穴20およびルト穴21が設けられてい
る。また、前記芯板15のうちの、シリンダ穴1
8の周囲の部分には、プレス加工により、横断面
円弧状で上方から見て環状に延びるビード22が
芯板15と一体的に突設されている。さらに、前
記芯板15のうちの、副燃焼室部材2の下面の周
囲の部分には、プレス加工により、横断面円弧状
で上方から見て円弧状に延びる副燃焼室ビード2
2aが芯板15と一体的に突設されている。な
お、前記ビード22および22aは、シリンダ・
ヘツド1側に凸となるように形成されている。ま
た、上述のようにビード22および22aがシリ
ンダ穴18および副燃焼室部材2の周囲に設けら
れることにより、該ビード22および22aの一
部は、上方から見たとき、第4図に示されるよう
に三日月状をなしている。
前記芯板15のうちの、シリンダ穴18の周囲
の部分、およびシリンダ・ヘツド1側の面におい
てシリンダ穴18の周囲から副燃焼室部材2の下
面の外周よりやや外側にまで延びる部分には、前
記グロメツト16が装着されており、このグロメ
ツト16の内面はビード22および22aに当接
されている。
の部分、およびシリンダ・ヘツド1側の面におい
てシリンダ穴18の周囲から副燃焼室部材2の下
面の外周よりやや外側にまで延びる部分には、前
記グロメツト16が装着されており、このグロメ
ツト16の内面はビード22および22aに当接
されている。
前記芯板15の両面のうちの、グロメツト16
が存在しない部分には、前記圧縮性材料層17が
固着されている(ただし、グロメツト16の外周
縁と圧縮性材料層17との間には若干の間隙が設
けられている)。なお、本実施例では、前記圧縮
性材料層17は、シート状の圧縮性材料を芯板1
5に圧着することにより形成されている。
が存在しない部分には、前記圧縮性材料層17が
固着されている(ただし、グロメツト16の外周
縁と圧縮性材料層17との間には若干の間隙が設
けられている)。なお、本実施例では、前記圧縮
性材料層17は、シート状の圧縮性材料を芯板1
5に圧着することにより形成されている。
前記圧縮性材料層17のうちの、水穴19およ
び油穴20の周囲の部分には、それぞれビード2
3,24が、該圧縮性材料層17と一体的に形成
されている(第3図および第4図においては、こ
れらのビード23,24は一点鎖線で示されてい
る)。
び油穴20の周囲の部分には、それぞれビード2
3,24が、該圧縮性材料層17と一体的に形成
されている(第3図および第4図においては、こ
れらのビード23,24は一点鎖線で示されてい
る)。
このシリンダ・ヘツド・ガスケツト14におい
ては、グロメツト16の内面がビード22および
22aに当接されていることにより、グロメツト
16と副燃焼室部材2およびシリンダ・ヘツド1
との接触が、実質的に線接触となるので、その接
触面積を十分に小さくすることができる。
ては、グロメツト16の内面がビード22および
22aに当接されていることにより、グロメツト
16と副燃焼室部材2およびシリンダ・ヘツド1
との接触が、実質的に線接触となるので、その接
触面積を十分に小さくすることができる。
したがつて、シリンダ4および副燃焼室部材2
付近における、締付ボルトによるガスケツト14
に対する締付力を小さくしても、ガス・シール部
の接触圧を十分に高くし、ガス・シールを十分に
良好にすることができる。このため、従来のよう
に前記締付力の増大によるボア変形、およびそれ
に伴うオイル消費量の増大やシリンダ焼付等を招
くことがない。
付近における、締付ボルトによるガスケツト14
に対する締付力を小さくしても、ガス・シール部
の接触圧を十分に高くし、ガス・シールを十分に
良好にすることができる。このため、従来のよう
に前記締付力の増大によるボア変形、およびそれ
に伴うオイル消費量の増大やシリンダ焼付等を招
くことがない。
また、上述のようにシリンダ4および副燃焼室
部材2付近におけるガスケツト14の締付力を小
さくすることができるので、ガス・シール部側へ
の締付力の集中を避け、水穴19および油穴20
側にも締付力をバランスよく配分できるため、水
穴19および油穴20の周囲にグロメツトや液状
ガスケツト等のガスケツト本体と別体の補助シー
ル手段を設けなくても、水穴19および油穴20
のシール性能を高めることができ、ひいては製造
コストの低減を図ることができる(なお、前記実
施例のように、水穴19およびシリンダ穴12の
周囲に、圧縮性材料層17と一体的にビード2
3,24を設ければ、水穴19および油穴20の
シールを一層良好にすることができ、しかも、グ
ロメツトや液状ガスケツト等のガスケツト本体と
別体の補助シール手段を設けるよりも製造コスト
を低減することができる)。
部材2付近におけるガスケツト14の締付力を小
さくすることができるので、ガス・シール部側へ
の締付力の集中を避け、水穴19および油穴20
側にも締付力をバランスよく配分できるため、水
穴19および油穴20の周囲にグロメツトや液状
ガスケツト等のガスケツト本体と別体の補助シー
ル手段を設けなくても、水穴19および油穴20
のシール性能を高めることができ、ひいては製造
コストの低減を図ることができる(なお、前記実
施例のように、水穴19およびシリンダ穴12の
周囲に、圧縮性材料層17と一体的にビード2
3,24を設ければ、水穴19および油穴20の
シールを一層良好にすることができ、しかも、グ
ロメツトや液状ガスケツト等のガスケツト本体と
別体の補助シール手段を設けるよりも製造コスト
を低減することができる)。
また、本発明のシリンダ・ヘツド・ガスケツト
14においては、ガス・シール部は金属のみから
なり(芯板15およびグロメツト16のみからな
る)、非金属材料を含んでいないので、ガス・シ
ール部に大きな応力が作用しても、従来のように
ガス・シール部が圧縮弾性限度を越えてしまい、
その結果、シーリング応力が低下し、ガス漏れが
生じたり、グロメツト16に割れが生じたりする
ことがない。
14においては、ガス・シール部は金属のみから
なり(芯板15およびグロメツト16のみからな
る)、非金属材料を含んでいないので、ガス・シ
ール部に大きな応力が作用しても、従来のように
ガス・シール部が圧縮弾性限度を越えてしまい、
その結果、シーリング応力が低下し、ガス漏れが
生じたり、グロメツト16に割れが生じたりする
ことがない。
また、上述のように、ガス・シール部が金属の
みからなるので、ガス・シール部に大きな熱負荷
が掛つても、ガス・シール部がクリープを起こし
てガス漏れを生じるようなこともない。
みからなるので、ガス・シール部に大きな熱負荷
が掛つても、ガス・シール部がクリープを起こし
てガス漏れを生じるようなこともない。
さらに、上述のように、ガス・シール部が金属
のみからなるので、ガス・シール部の熱伝導性が
非常に良くなり、副燃焼室部材2、シリンダ・ヘ
ツド1およびシリンダ・ブロツク5との接触面積
が小さくても、副燃焼室部材2からシリンダ・ブ
ロツク5等へ熱が良く逃がされるため、副燃焼室
3の周囲の冷却が十分に行われる。
のみからなるので、ガス・シール部の熱伝導性が
非常に良くなり、副燃焼室部材2、シリンダ・ヘ
ツド1およびシリンダ・ブロツク5との接触面積
が小さくても、副燃焼室部材2からシリンダ・ブ
ロツク5等へ熱が良く逃がされるため、副燃焼室
3の周囲の冷却が十分に行われる。
なお、前記実施例のように、芯板15に横断面
円弧状のビード22および22aを一体的に形成
することとすれば、該ビード22および22aを
プレス加工により容易に形成することができ、コ
ストの低減を図ることができる。
円弧状のビード22および22aを一体的に形成
することとすれば、該ビード22および22aを
プレス加工により容易に形成することができ、コ
ストの低減を図ることができる。
以上のように本発明によるシリンダ・ヘツド・
ガスケツトは、シリンダ穴の周囲に装着されるグ
ロメツトと副燃焼室部材およびシリンダ・ヘツド
との接触を線接触とすることにより、その接触面
積を十分小さくできるので、締付力を小さくして
も、その接触圧を十分なものとすることができ、
しかも、大きな熱負荷をを受けてもガス・シール
部がクリープを起こすことがなく、かつガス・シ
ール部の熱伝導性が非常に良く、副燃焼室付近の
熱の放散を良好にすることができるという優れた
効果を得られるものである。
ガスケツトは、シリンダ穴の周囲に装着されるグ
ロメツトと副燃焼室部材およびシリンダ・ヘツド
との接触を線接触とすることにより、その接触面
積を十分小さくできるので、締付力を小さくして
も、その接触圧を十分なものとすることができ、
しかも、大きな熱負荷をを受けてもガス・シール
部がクリープを起こすことがなく、かつガス・シ
ール部の熱伝導性が非常に良く、副燃焼室付近の
熱の放散を良好にすることができるという優れた
効果を得られるものである。
第1図は副燃焼室を有する内燃機関および従来
のシリンダ・ヘツド・ガスケツトを示す断面図、
第2図は本発明によるシリンダ・ヘツド・ガスケ
ツトの一実施例を前記内燃機関に装着された状態
にて示す断面図、第3図は前記実施例を示す平面
図、第4図は前記実施例の一部を示す拡大平面
図、第5図は第4図の−線における拡大断面
図である。 1……シリンダ・ヘツド、2……副燃焼室部
材、3……副燃焼室、4……シリンダ、5……シ
リンダ・ブロツク、14……シリンダ・ヘツド・
ガスケツト、15……芯板、16……グロメツ
ト、17……圧縮性材料層、18……シリンダ
穴、22……シリンダ穴ビード、22a……副燃
焼室ビード。
のシリンダ・ヘツド・ガスケツトを示す断面図、
第2図は本発明によるシリンダ・ヘツド・ガスケ
ツトの一実施例を前記内燃機関に装着された状態
にて示す断面図、第3図は前記実施例を示す平面
図、第4図は前記実施例の一部を示す拡大平面
図、第5図は第4図の−線における拡大断面
図である。 1……シリンダ・ヘツド、2……副燃焼室部
材、3……副燃焼室、4……シリンダ、5……シ
リンダ・ブロツク、14……シリンダ・ヘツド・
ガスケツト、15……芯板、16……グロメツ
ト、17……圧縮性材料層、18……シリンダ
穴、22……シリンダ穴ビード、22a……副燃
焼室ビード。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリンダ上の部分とシリンダ上から外れた部
分との両方にまたがつて配置されるようにシリン
ダ・ヘツドに嵌合され、該ヘツドとともに副燃焼
室を構成する副燃焼室部材を有する内燃機関にお
いて、前記シリンダ・ヘツドおよび前記副燃焼室
部材とシリンダ・ブロツクとの間に介装されるシ
リンダ・ヘツド・ガスケツトであつて、 金属製の芯板と、この芯板に設けられたシリン
ダ穴と、前記芯板のうちの、前記シリンダ穴の周
囲の部分に設けられた環状に延びるシリンダ穴ビ
ードと、前記芯板のうちの、前記副燃焼室部材の
周囲の部分に設けられた円弧状に延びる副燃焼室
ビードと、前記芯板のうちの、前記シリンダ穴の
周囲の部分、および前記副燃焼室部材側の面にお
いて前記シリンダ穴の周囲から前記副燃焼室部材
の外周よりやや外側にまで延びる部分に装着さ
れ、内面を前記シリンダ穴ビードおよび前記副燃
焼室ビードに当接された金属製のグロメツトと、
前記芯板の両面のうちの、前記グロメツトが存在
しない部分に固着された、圧縮性繊維を有してな
る圧縮性材料層とを具備してなるシリンダ・ヘツ
ド・ガスケツト。 2 シリンダ穴ビードおよび副燃焼室ビードは、
横断面円弧状で、かつ芯板に一体的に設けられた
特許請求の範囲第1項記載のシリンダ・ヘツド・
ガスケツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1607884A JPS60162037A (ja) | 1984-02-02 | 1984-02-02 | シリンダ・ヘツド・ガスケツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1607884A JPS60162037A (ja) | 1984-02-02 | 1984-02-02 | シリンダ・ヘツド・ガスケツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60162037A JPS60162037A (ja) | 1985-08-23 |
JPH0477836B2 true JPH0477836B2 (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=11906518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1607884A Granted JPS60162037A (ja) | 1984-02-02 | 1984-02-02 | シリンダ・ヘツド・ガスケツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60162037A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684784B2 (ja) * | 1985-11-13 | 1994-10-26 | ユ−サンガスケツト株式会社 | シリンダ・ヘツド・ガスケツト |
JPH0313555Y2 (ja) * | 1987-04-21 | 1991-03-27 | ||
JPH02267350A (ja) * | 1989-04-08 | 1990-11-01 | Yuusan Gasket Kk | シリンダ・ヘッド・ガスケット |
JP2518002Y2 (ja) * | 1989-11-29 | 1996-11-20 | 石川ガスケット 株式会社 | 予備燃焼室付きシリンダヘッド用ガスケット |
DE4308726A1 (de) * | 1993-03-19 | 1993-12-02 | Lechler Elring Dichtungswerke | Flachdichtung für Verbrennungskraftmaschinen |
JP4718660B2 (ja) * | 1999-12-15 | 2011-07-06 | 日本ガスケット株式会社 | 金属製ガスケット |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028580A (ja) * | 1973-07-13 | 1975-03-24 | ||
JPS5129658A (ja) * | 1974-09-06 | 1976-03-13 | Ishino Gasuketsuto Kogyo Kk | Tainetsuseinosugureta gasuketsutozairyo |
US4254963A (en) * | 1979-12-04 | 1981-03-10 | Ex-Cell-O Corporation | Gasket assembly |
JPS59553A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-05 | Yuusan Gasket Kk | シリンダ・ヘツド・ガスケツト |
-
1984
- 1984-02-02 JP JP1607884A patent/JPS60162037A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5028580A (ja) * | 1973-07-13 | 1975-03-24 | ||
JPS5129658A (ja) * | 1974-09-06 | 1976-03-13 | Ishino Gasuketsuto Kogyo Kk | Tainetsuseinosugureta gasuketsutozairyo |
US4254963A (en) * | 1979-12-04 | 1981-03-10 | Ex-Cell-O Corporation | Gasket assembly |
JPS59553A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-05 | Yuusan Gasket Kk | シリンダ・ヘツド・ガスケツト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60162037A (ja) | 1985-08-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |