JPH04327587A - 6’−c−アルキル−3−デアザネプラノシンa誘導体、その製造法およびその用途 - Google Patents

6’−c−アルキル−3−デアザネプラノシンa誘導体、その製造法およびその用途

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JPH04327587A
JPH04327587A JP3122820A JP12282091A JPH04327587A JP H04327587 A JPH04327587 A JP H04327587A JP 3122820 A JP3122820 A JP 3122820A JP 12282091 A JP12282091 A JP 12282091A JP H04327587 A JPH04327587 A JP H04327587A
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Takumi Ohara
巧 尾原
Satoshi Shuto
智 周東
Minoru Toriya
鳥屋 実
Tatsuro Fujiwara
達郎 藤原
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なネプラノシンA
の誘導体に関し、更に詳細には、医薬、特に抗ウイルス
剤として有用なネプラノシンAの誘導体及びその製造法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ネプラノシンAは、微生物である、アン
プラリエーラ・スピーシーズ(Ampullariel
la sp.)A11079の産生する、次の式(IX
)、
【化18】 で表される制癌作用および植物病原菌糸状菌成育阻害作
用を有する抗生物質であるが(特開昭 54−1547
92号)、近年、このものは更に抗ウイルス作用をも有
することが見出され( ANTIMICROBIAL 
AGENTS AND CHEMOTHERAPY, 
July1985, P.84−89)、抗ウイルス剤
としての利用も検討されている。
【0003】一方、次の式(X)
【化19】 で表される3−デアザネプラノシンAも抗ウイルス活性
を有する化合物として知られている(J. Med. 
Chem. Vol.32, 1442−1446(1
989))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ネプラ
ノシンAやデアザネプラノシンAは、抗ウイルス作用に
比して細胞毒性が高いという傾向があり、これらを医薬
として使用する場合に無視しえない問題であった。従っ
て、より抗ウイルス作用が高くしかも細胞毒性の低い化
合物の開発が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記問題
点を解決し、より優れた抗ウイルス剤を得べく鋭意研究
を行なった結果、下記式(I)で表される6’−C−ア
ルキル−3−デアザネプラノシンAは良好な抗ウイルス
作用を有し、しかもその細胞毒性も低いことを見出し、
本発明を完成した。
【0006】すなわち本発明の第一の目的は、次の式(
I)
【化20】 (式中、Yは低級アルキル基を示し、R1、R2および
R3は水素原子または水酸基保護基を示し、R4は水素
原子またはアミノ保護基を示す)で表わされる6’−C
−アルキル−3−デアザネプラノシンA誘導体またはそ
の塩を提供するものである。また、本発明の他の目的は
、6’−C−アルキル−3−デアザネプラノシンAの製
造法を提供するものである。更に、本発明の他の目的は
、6’−C−アルキル−3−デアザネプラノシンAを有
効成分として含有する抗ウイルス剤を提供するものであ
る。
【0007】本発明の6’−C−アルキル−3−デアザ
ネプラノシンA(I)における低級アルキル基としては
、炭素数1〜4程度の直鎖または分岐鎖のアルキル基が
挙げられ、具体的にはメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、
tert−ブチル基等の飽和アルキル基、トリフルオロ
メチル基、ジフルオロメチル基、モノフルオロメチル基
、トリクロロメチル基等の含ハロゲンアルキル基、エテ
ニル基、エチニル基等の不飽和アルキル基などが挙げら
れる。
【0008】本発明の6’−C−アルキル−3−デアザ
ネプラノシンA(I)は、例えば次の何れかの方法によ
って製造することができる。
【0009】方  法 1:下記の反応式に従い、式(
II)で表されるシクロペンテノン誘導体と、式(II
I)で表される化合物を不活性媒体中で反応させて、式
(IV)で表される化合物を得、次いでその4位水酸基
をアシル化して式(V)で表される化合物とする。 こ
の化合物(V)をアリル転位反応に付して式(VI)で
表される化合物とした後、当該化合物の1位置換基を置
換もしくは変換して式(VII)で表される化合物とし
、これに式(VIII)で表される3−デアザアデニン
誘導体を反応せしめ、必要に応じて、反応生成物から保
護基を脱離せしめることにより、目的化合物である 6
’−C−アルキル−3−デアザネプラノシンA(I)を
得る。
【0010】
【化21】 (式中、Y、R1、R2、R3およびR4は前記した意
味を有し、R1’、R2’およびR3’は水酸基保護基
を、Xは電子吸引性脱離基を、Wはアシル基を、Zはア
ルキルアニオンを安定化させるカウンターカチオンを示
す)
【0011】上記方法において水酸基保護基R1’
〜R3’や、R1〜R3における水酸基保護基およびR
4におけるアミノ保護基は特に限定されるものではなく
、通常、糖、核酸化学で用いられているものを適宜選択
して利用することができる。また、上記水酸基保護基は
、各々単独または一緒になって水酸基を保護するもので
あってもよい。特に好ましい水酸基保護基としては、化
合物(II)の1および2位の水酸基を同時に保護可能
なイソプロピリデン等、ベンジリデン、エトキシメチレ
ン基などのアセタール型の保護基、その他t−ブチルジ
メチルシリル、ジイソプロピルメチルシリル基などのシ
リル系保護基、ベンジル、メトキシメチル基などのエー
テル系保護基が挙げられる。また、好ましいアミノ保護
基としては、導入、脱保護の容易なベンゾイル基、フタ
ロイル基などのアシル保護基、ベンジルオキシカルボニ
ル、t−ブトキシカルボニル基などのウレタン型保護基
が挙げられる。
【0012】出発原料である化合物(II)は、例えば
テトラヘドロン・レターズ、第31巻、第1509〜1
512頁(Tetrahedron Lett., V
ol 31, 1509−1512(1990))等に
記載の方法に準じて得ることができる。
【0013】また、他の出発原料である化合物(III
)のカウンターカチオン(Z)は、アルキルアニオンを
安定化させるものであり、例えばイオン化傾向の大な金
属のカチオンが挙げられ、具体的にはLi、Al、Zn
、Mg、Ti等、特に好ましくはLiが挙げられる。 
このカウンターカチオンは、例えば、アルキル基、ハロ
ゲン等の置換基を有していても良い。
【0014】この化合物(III)は、例えば下式に従
い、アルキルスズ化合物(XIII)にアルデヒド(X
IV)を作用させ、得られた化合物(XV)の水酸基を
保護基R3’にて保護して化合物(XVI)にした後、
これにn−ブチルリチウム等のアルキル金属化合物を作
用させることにより調製される。  水酸基保護基R3
’としては、メトキシメチル基、ベンジル基、p−メト
キシベンジル基、トリチル基、トリメチルシリル基、t
−ブチルジメチルシリル基などのエーテル型およびシリ
ル型の水酸基保護基が挙げられる。
【化22】 (式中、R’はアルキル基を示し、Y、R3およびZは
前記した意味を有する)
【0015】化合物(II)と(III)の反応は、不
活性媒体中で行なえばよく、不活性媒体としては、例え
ばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル
系溶媒等が例示される。 この反応は、通常、化合物(
II)に対し化合物(III)を当量以上使用すればよ
く、好ましくは、1〜2当量の化合物(III)を用い
ればよい。 反応温度は特に限定されないが、通常は室温以下で行な
えばよく、好ましくはドライアイス−アセトン冷却下で
行なわれる。 また反応は、通常1時間ないし一夜おこ
なわれる。
【0016】次に、得られた化合物(IV)は、常法に
従いカルボン酸またはカルボン酸エステル、カルボン酸
ハライド、カルボン酸無水物等のカルボン酸誘導体によ
りアシル化される。アシル基(W)としては、当該アシ
ル基によりアシル化された水酸基のアリル転位が可能な
ものであれば特に限定はされず、例えば、アセチル基、
ベンゾイル基、ホルミル基等が挙げられるが、このうち
アセチル基が特に好ましい。このアシル化反応は、不活
性媒体中、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジエ
チルエーテル等のエーテル系溶媒、塩化メチレン、クロ
ロホルム等の塩素系溶媒、ベンゼン、トルエンなどの芳
香族炭化水素系溶媒またはN,N−ジメチルホルムアミ
ド(DMF)、ジメチルスルホキサイド(DMSO)、
アセトニトリル等の非プロトン性溶媒中で、4−ジメチ
ルアミノピリジン、ピリジン、トリエチルアミン、N,
N−ジメチルアニリン等の塩基の存在下、通常は加熱条
件下で、数時間から数日、時には数十日行なわれる。 
この反応においては、化合物(IV)に対しカルボン酸
もしくはその誘導体を通常過剰量用いればよく、好まし
くは4〜10当量用いればよい。 また、塩基は通常8
〜20当量程度が使用される。
【0017】上のアシル化反応により得られた化合物(
V)は、アリル転位反応に付され、化合物(V)の4位
アシルオキシ基(WO)が1位に転位した化合物(VI
)とされる。このアリル転位反応は、不活性媒体中、例
えば、THF、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒や
ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶媒中、P
d、Ni、Hgの少なくとも1種またはそれらの少なく
とも1種を含有する化合物を触媒として行なわれる。
【0018】触媒である、Pd、Ni、Hgの少なくと
も1種またはそれらの少なくとも1種を含有する化合物
としては、これら金属の2価の塩が好ましく、特に、ジ
ハロゲン化パラジウムであるパラジウムクロライドおよ
びジハロゲン化ニッケルであるニッケルジクロライドが
好ましい。このアリル転位反応は、適当量(例えば、0
.01〜0.5当量)の触媒を用い、好ましくは適当量
(例えば、0.1〜1当量)のベンゾキノンを用いると
よく、加熱条件下(例えば、60〜100℃程度)で、
数時間程度反応させればよい。
【0019】このようにして得られた化合物(VI)は
、次にその1位アシルオキシ基を電子吸引性脱離基(X
)に変えられ、化合物(VII)とされる。電子吸引性
脱離基としては、p−トルエンスルホニルオキシ基、メ
タンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ基等のスルホニルオキシ基やハロゲン基が例示
され、好ましいものとしては、p−トルエンスルホニル
オキシ基、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメ
タンスルホニルオキシ基が挙げられる。
【0020】化合物(VII)のうち、Xがスルホニル
オキシ基である化合物は、化合物(VI)の1位のアシ
ル基(W)を脱アシル化して式(VI’)
【化23】 で表される化合物とし、ついでこれにp−トルエンスル
ホニルクロライド、メタンスルホニルクロライド、トリ
フルオロメタンスルホニルクロライド等のスルホニルク
ロライドを作用させれば良い。
【0021】脱アシル化反応は、水またはメタノール、
エタノール等のアルコール系溶媒中、2〜5当量程度の
、無水炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等の無機塩基の存在下、化合物
(VI)を通常0〜40℃程度の温度で30分〜一夜処
理すれば良い。
【0022】また、化合物(VI’)とスルホニルクロ
ライドとの反応は、THF、ジエチルエーテル等のエー
テル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム等の塩素系溶
媒、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶媒ま
たはDMF、DMSO、アセトニトリル等の非プロトン
性溶媒中、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリ
ジン、ピリジン等の塩基の存在下、通常0〜40℃程度
の温度で1〜3日程度行なえば良い。
【0023】一方、Xがハロゲン原子である化合物(V
II)は、化合物(VI’)の水酸基を公知の方法、例
えばチオニルクロライドを用いる方法や四臭化炭素とト
リフェニルホスフィンを用いる方法等によってハロゲン
置換すれば良く、または化合物(VI)にハロゲン化ア
ルカリ金属(例えば、NaI、LiI、KI)等を作用
させても良い。以上の様にして得られた化合物(VII
)は、最後に3−デアザアデニン誘導体(VIII)と
反応させることにより、本発明の目的化合物(I)を得
ることができる。
【0024】この反応は、不活性媒体中、例えば、DM
F、DMSO、N,N−ジメチルアセタミド(DMA)
、アセトニトリル、THF等の非プロトン性溶媒中、通
常は化合物(VII)に対し2〜5当量の塩基と1〜2
当量のクラウンエーテルの存在下、通常2〜5当量程度
の3−デアザアデニン誘導体(VIII)を室温または
加熱下で1時間〜1日程度反応せしめることにより行な
われる。 この反応における塩基としては、例えば水素
化ナトリウム、炭酸カリウム等が、クラウンエーテルと
しては、例えば15−クラウン−5、18−クラウン−
6等がそれぞれ用いられる。
【0025】なお、3−デアザアデニン誘導体(VII
I)は、文献(Chem. Pharm. Bull.
 12,866 (1964))記載の方法またはこれ
に準じて調製できる。 また、当該化合物の6位アミノ
基は保護されていても良いが、上記反応を行なうために
は保護されていないほうが好ましい。
【0026】叙上の如くして調製された本発明化合物に
おいて、R1’〜R3’の保護基およびR4における保
護基は、所望により脱保護反応により除去することがで
きる。この脱保護反応は、常法に従い、水、メタノール
等のアルコール系溶媒、塩化メチレン等の塩素系溶媒、
ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、THF等のエーテ
ル系溶媒等中で、塩酸、硫酸などの鉱酸、トリフルオロ
酢酸等の有機酸、HBr/酢酸、HBr/トリフルオロ
酢酸等の鉱酸−有機酸混合物、BBr3、BCl3等の
ホウ素化合物を作用させるか、パラジウム、ロジウム等
の触媒を用いて接触還元することによりおこなわれる。
【0027】方  法 2:本発明の6’−C−アルキ
ル−3−デアザネプラノシンA(I)は、例えば次の式
に従い、3−デアザネプラノシンA(X)の6位アミノ
基および2’および3’位の水酸基を保護してアミノ保
護体(XI)とした後、これを酸化して6’−ホルミル
体(XII)とし、当該ホルミル体をアルキル化剤でア
ルキル化し、所望により、その6’位の水酸基を保護化
し、またはそれらの保護基を除去することにより製造さ
れる。
【化24】 (式中、R1’およびR2’は水酸基の保護基を、R3
は水素原子または水酸基保護基を、R4は水素原子また
はアミノ保護基を示し、Yは低級アルキル基を意味する
【0028】上記方法における、3−デアザネプラノ
シンA(X)のアミノ基および水酸基の保護は特に限定
されるものではなく、通常、糖、核酸化学で用いる方法
によって行なうことができる。特に、R4については、
アミノ保護基を選択することが好ましく、例えば好まし
いアミノ保護基としては、酸化およびアルキル化反応条
件で安定であり、しかも導入、脱保護の容易なベンゾイ
ル基、フタロイル基などのアシル保護基、ベンジルオキ
シカルボニル、t−ブトキシカルボニル基などのウレタ
ン型保護基が挙げられる。また、好ましい水酸基保護基
としては、2’および3’の水酸基を同時に保護可能な
イソプロピリデン等、ベンジリデン、エトキシメチレン
基などの保護基、その他t−ブチルジメチルシリル、ジ
イソプロピルメチル基などのシリル保護基、ベンジル、
メトキシメチル基などのエーテル系保護基が挙げられる
【0029】アミノ保護体(XI)の酸化は、不活性溶
媒中、クロム酸系、マンガン酸系等の酸化剤を用いるこ
とにより行なわれる。 すなわち、メチレンクロライド
、クロロホルム、ジクロロエタン等の塩素系溶媒中、過
剰量のMnO2、BaMnO4等の酸化剤を用い、室温
ないし還流条件下で酸化反応が行なわれる。
【0030】上記の酸化反応で得られた6’−ホルミル
体(XII)は、更にアルキル化され、必要に応じてそ
の6’位の水酸基を保護化し、またはそれらの保護基を
脱保護することにより、本発明の6’−C−アルキル−
3−デアザネプラノシンA(I)を得ることができる。 アルキル化反応は、メチレンクロライド等の塩素系溶媒
、THF等のエーテル系溶媒またはヘキサン等の炭化水
素系溶媒中、6’−ホルミル体(XII)にメチルマグ
ネシウムブロマイド、エチルマグネシウムブロマイド等
のグリニヤール試薬、メチルリチウム、エチルリチウム
等のアルキルリチウム、トリメチルアルミニウム、トリ
エチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム、ト
リメトキシメチルチタニウム、ジクロロジメチルチタニ
ウム等の有機チタン試薬、ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛
等の有機亜鉛試薬等のアルキル化剤を作用させることに
より行なわれる。
【0031】6’−ホルミル体(XII)のアルキル化
により生じた化合物の6’位の水酸基の保護は、前記R
3’の場合と同様に行なってもよく、また、糖、核酸化
学において用いる方法によってアセチル基、ベンゾイル
基等のアシル基で行なってもよい。また、アルキル化に
より得られた化合物からのアミノ保護基および水酸基の
除去は、通常、糖、核酸化学で用いる方法によって行な
うことができる。
【0032】以上のようにして得られた6’−C−アル
キル−3−デアザネプラノシンA(I)を反応液から取
り出すには、公知の分離、精製手段を利用することがで
きる。 例えば、反応に用いた溶媒を留去し、その残査
をメタノール等の溶媒に溶解し、これをシリカゲル等の
吸着剤に吸着させた後、クロロホルム−メタノール系等
の溶出溶媒で溶出させるカラムクロマトグラフィーによ
り分離、精製することができる。
【0033】更に必要に応じ、6’−C−アルキル−3
−デアザネプラノシンA(I)を公知の方法でその医薬
上許容される非毒性塩とすることもできる。このような
塩の例としては、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸の塩
、酢酸、プロピオン酸、酒石酸、クエン酸、グリコール
酸、グルコン酸、コハク酸、リンゴ酸、グルタミン酸、
アスパラギン酸、メタンスルホン酸などの有機酸の塩等
が挙げられる。
【0034】本発明の6’−C−アルキル−3−デアザ
ネプラノシンA(I)にはいくつかの不斉炭素があり、
これに基づく異性体が存在するが、その何れをも包含す
る。なお、方法1の化合物(V)には、6位に関して2
種の異性体が存在する。 この異性体のうち、シリカゲ
ルTLCにおいてRfが低い異性体に由来する本発明化
合物は、より抗ウイルス活性が優れているので好ましい
。 また、化合物(VII)において、1位のX基は通
常α配置であることが好ましいが、2位保護基のR1’
がアシル基である場合は、α配置であってもβ配置であ
っても良い。
【0035】本発明化合物(I)またはその塩を抗ウイ
ルス剤として用いるには、有効量の化合物(I)または
その塩をそのままで、もしくは公知の担体とともに製剤
化して投与すればよい。
【0036】投与方法としては、経口、非経口(例えば
静脈内、筋肉内、皮下、腹腔内等の注射投与、直腸内投
与または点眼等)の投与方法を利用することができ、上
記製剤化もこれら投与方法に応じて行なうことができる
。例えば、剤型としては、錠剤、丸薬、散剤、顆粒剤、
カプセル剤、注射剤、坐剤、点眼剤等が挙げられるが、
その製造のためには、これら製剤に応じた各種担体、例
えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤などの経口剤は、澱粉
、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロー
ス、コーンスターチ、無機塩類などの賦形剤、澱粉、デ
キストリン、アラビアゴム、ゼラチン、ヒドロキシプロ
ピルスターチ、メチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、
結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリ
ドン、マクロゴールなどの結合剤、澱粉、ヒドロキシプ
ロピルスターチ、カルボキシメチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピル
セルロースなどの崩壊剤、ラウリル硫酸ナトリウム、大
豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート8
0などの界面活性剤、タルク、ロウ、水素添加植物油、
ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ス
テアリン酸カルシウムなどの滑沢剤、流動性促進剤、矯
味剤、着色剤、香料などを使用することができる。
【0037】また、本発明化合物(I)またはその塩は
、懸濁液、エマルジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤
としても使用することができる。非経口剤は希釈剤とし
て一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、
注射用植物油、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコールなどを用いることができる。さらに必要に応じ
、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。また、この
非経口剤は安定性の点から、バイアルなどに充填後凍結
乾燥し、使用直前に希釈剤で再調整することもできる。 さらに必要に応じ、適宣等張化剤、安定剤、防腐剤、無
痛化剤などを加えてもよい。
【0038】本発明化合物(I)またはその塩の投与量
は、投与経路、被投与者の年齢、体重、症状等によって
異なるが、一般には、大人一人当り化合物(I)として
1日5mg〜1g程度、好ましくは25〜500mg程
度とし、これを1〜3回に分けて投与すればよい。
【0039】次に、叙上の如くして得られた6’−C−
アルキル−3−デアザネプラノシンA(I)について、
その薬理作用を検討した結果を示す。
【0040】(1)抗ウイルス作用 抗ウィルス作用はアンチマイクロバイアル・エージェン
ト・アンド・ケモセラピィ、第24巻、第3号、第35
3〜361頁(  Antimicrobial  A
gents  andChemotherapy, V
ol. 24, No.3, P.353〜361(1
983))の試験法を一部変更して以下の通り行った。  即ちVero細胞(FLOW社製、大日本製薬社販売
、国立予防衛生研究所にて分与可能)3×105 細胞
/mlを浮遊させたイーグルの最小必須培地(10%牛
胎児血清含有)液 200μlを98穴平底プレート中
で培養し、密集単層培養した後、該培養液を取り除き、
被験化合物を含むイーグルの最小必須培地(3%牛胎児
血清含有)液90μlを加え、予め薬剤無添加下におけ
る50%培養細胞感染量( Tissue  cult
ure  infec−tions  dosis 5
0%;TCID50)を決定しておき、決定されたTC
ID50の100倍濃い濃度のウィルス液10μlを先
に調製した培養プレートに接種して、さらに36時間、
37℃、5%CO2下で培養し、顕微鏡下で細胞変性効
果(CPE)を観察し、最小ウィルス増殖阻害濃度の判
定を行った。
【0041】(2)細胞毒性の測定 5×104細胞/mlのVero細胞を浮遊させたイー
グルの最小必須培地(10%牛胎児血清含有)液100
μlと被験化合物とを、該培地液100μlに加えて9
8平底プレート中で72時間培養し、ジャーナル・オブ
・イムノロジカル・メソッド、第65巻、第55〜63
頁( J.Immunol. Methods, 65
, 55〜63(1983))に記載されたMTT測定
法により被験化合物の細胞毒性を測定した。細胞毒性は
、細胞増殖を50%抑制する濃度(ID50)として示
した。これらの結果を第1表に示す。
【0042】                          
   第    1    表───────────
─────────────────────────
                       最小
ウイルス増殖阻害    最小細胞毒性    化学療
法係数   被 験 化 合 物        濃度
(MIC)    濃度(MTC)    (MTC/
MIC)                     
   (μg/ml)    (μg/ml)    
─────────────────────────
───────────  6’−メチル−3−  デアザネプラノシンA        1.0   
        12.4           12
.4  3−デアザネプラノ  シンA                     
 0.24           0.55     
      2.3  ネプラノシンA       
      0.24           0.26
           1.1───────────
─────────────────────────
【0043】
【発明の効果】上記の薬理作用試験の結果から明らかな
ように、本発明の6’−C−アルキル−6−デアザネプ
ラノシンA(I)は優れた抗ウイルス作用を示し、しか
も、ネプラノシンに比べ、その細胞毒性は極めて低く、
化学療法係数も大きいものである。 また、この化合物
をマウスに200mg/kg経口投与しても死亡例がな
いことから明らかなように安全性も高いものであり抗ウ
イルス剤として有利に利用することができるものである
【0044】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明
するが、本発明は何らこれらによって限定されるもので
はない。 なお、以下の実施例において、シリカゲルフ
ラッシュカラムには、メルク Art.9385シリカ
ゲルを使用した。
【0045】参 考 例  1 [1−(メトキシメチルオキシ)エチル]トリブチルチ
ンの合成:ジイソプロピルアミン32ml(230mm
ol)を無水テトラヒドロフラン(THF)400ml
中に加え、0℃にて撹拌した。 このものに同温にて1
.6M ブチルリチウム−ヘキサン溶液125ml(2
00mmol)を滴下した。5分後トリブチルチンハイ
ドライド52.8ml(200mmol)を同温にて滴
下した。 15分後、反応液を−76℃にまで冷却し、
これにアセトアルデヒド11.2ml(200mmol
)を無水THF50mlにて希釈した溶液を滴下した。 30分後、反応液に飽和塩化アンモニウム水100ml
を加え、次いで反応液をヘキサン250ml中に注いだ
。  ヘキサン層を水500mlにて洗浄し(2回)、硫酸
ナトリウムにて乾燥後、ワットマン Ipsを通し、減
圧下濃縮した。 得られた残渣を無水塩化メチレン 5
0mlの溶液とし、N,N−ジメチルアニリン 100
ml(790mmol)を加え、この溶液を0℃にて撹
拌し、更にクロロメチルエーテル 22.8ml(30
0mmol)を滴下した。反応液を室温にもどし、一夜
撹拌した後、これを2lのヘキサンに注ぎ、冷却した0
.5N−HCl(500ml×2)、水(500ml×
1)、飽和炭酸水素ナトリウム水(500ml×2)に
て有機層を洗浄し、ワットマン Ips濾紙を通し、減
圧下濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルフラッシュ
カラム(シリカゲル 500g、ヘキサン→ヘキサン:
酢酸エチル 25:1にて溶出)にて精製し、黄色いシ
ロップ状物質として標題化合物を得た。 収量 27.
8g(収率38%)
【0046】実 施 例  1 (2S,3S,4S)−2,3−(イソプロピリデンジ
オキシ)−4−[1−(メトキシメチルオキシ)エチル
]−4−ヒドロキシ−5−シクロペンテンの合成:参考
例1で調製された[1−(メトキシメチルオキシ)エチ
ル]トリブチルチン 21.7g(60mmol)を無
水THF 240ml中加え、この溶液を−78℃に冷
却撹拌した後、1.6M n−ブチルリチウムのヘキサ
ン溶液37.4ml(60mmol)を滴下した。 2
0分後、この反応液に、テトラヘドロン・レターズ、第
31巻、第1509〜1512頁(Tetrahedr
on Lett., Vol 31,1509−151
2(1990))に従って調製した(2S,3S)−2
,3−(イソプロピリデンジオキシ)−5−シクロペン
テン−4−オン 7.37g(48mmol)を60m
lの無水THFに溶かした溶液を、−78℃で滴下した
。 2.5時間同温にて反応させた後、反応液にクロロ
ホルム 2lを加え、水400mlと分液した。 クロ
ロホルム層をワットマン Ips濾紙(Whatman
 社製;商品名)にて濾過した後、濾液を減圧下濃縮し
た。 得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラム(シ
リカゲル 400g, ヘキサン:アセトン=25:1
)にて精製し、10.6g(90%)の透明なシロップ
状物質として標題化合物を得た。 MASS:FAB(Pos.)m/e; 245(MH
+)
【0047】実 施 例  2 (2S,3S,4S)−2,3−(イソプロピリデンジ
オキシ)−4−[1−(メトキシメチルオキシ)エチル
]−4−アセトキシ−5−シクロペンテンの合成:上記
実施例1で得た(2S,3S,4S)−2,3−(イソ
プロピリデンジオキシ)−4−[1−(メトキシメチル
オキシ)エチル]−4−ヒドロキシ−5−シクロペンテ
ン 5.93g(24.3mmol)を塩化メチレン 
100ml中に加え、室温で撹拌し、これに無水酢酸9
.17ml(97.2mmol)、4−ジメチルアミノ
ピリジン(DMAP)2.97g(24.3mmol)
及びトリエチルアミン13.55ml(97.2mmo
l)を加えた。 室温にて10日間撹拌した後、この反
応液をクロロホルム 400mlの中へ加え、水80m
lにて洗浄した。 有機層をワットマン Ips濾紙に
て濾過し、減圧下濃縮した。 得られた残渣をフラッシ
ュシリカゲルカラム(シリカゲル 90g, ヘキサン
:酢酸エチル=6:1)にて精製し、標題化合物の6位
の立体の違いによる2種類のジアステレオマーをそれぞ
れシロップ状物質として得た。 Rf値の高い方の立体
異性体( Rf 0.38; メルク社製シリカゲルT
LCプレート Art.5715ヘキサン:酢酸エチル
=3:1)3.7g(53%)Rf値の低い立体異性体
(Rf,0.32; ヘキサン:酢酸エチル3:1)2
.0g(29%)両方の立体異性体ともそのマススペク
トルは下の通りであった。 MASS:CI(Pos.)m/e; 287(MH+
【0048】実 施 例  3 (1S,2S,3R)−1−アセトキシ−2,3−(イ
ソプロピリデンジオキシ)−4−[1−(メトキシメチ
ルオキシ)エチル]−4−シクロペンテンの合成:実施
例2で得られた化合物である(2S,3S,4S)−2
,3−(イソプロピリデンジオキシ)−4−[1−(メ
トキシメチルオキシ)エチル]−4−アセトキシ−5−
シクロペンテン(Rf値の低い方(Rf=0.32)の
化合物)1.55g(54.2mmol)を無水THF
50ml中に加え、さらにPdCl2(CH3CN)2
 71mg(0.27mmol)及び1,4−ベンゾキ
ノン 235mg(2.17mmol)を加えてアルゴ
ンガス雰囲気下で一夜還流した。  反応液を減圧下濃
縮し、得られた残渣をフラッシュシリカゲルカラム(シ
リカゲル 100g, ヘキサン:酢酸エチル=5:1
)にて精製し、484mg(31%)のシロップ状物質
として標題化合物を得た。 また692mg(45%)
の出発原料を回収した。 MASS:FAB(Pos.)m/e; 287(MH
+)
【0049】実 施 例  4 (1S,2S,3R)−2,3−(イソプロピリデンジ
オキシ)−4−[1−(メトキシメチルオキシ)エチル
]−1−ヒドロキシ−4−シクロペンテンの合成:上記
実施例3で得られた(1S,2S,3R)−1−アセト
キシ−2,3−(イソプロピリデンジオキシ)−4−[
1−(メトキシメチルオキシ)エチル]−4−シクロペ
ンテン 440mg(1.54mmol)を10mlの
無水メタノールに溶解し、無水炭酸カリウム 425m
g(3.08mmol)を加え、室温にて5.5時間撹
拌した。 反応液を減圧下濃縮し、クロロホルム100
ml溶液とし、食塩水で洗浄後、クロロホルム層をワッ
トマン Ips濾紙で濾過紙、減圧下濃縮した。 得ら
れた残渣をフラッシュシリカゲルカラム(シリカゲル 
20g,ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、
346mg(92%)のシロップ状物質として標題化合
物を得た。 MASS:FAB(Pos.)m/e; 245(MH
+)
【0050】実 施 例  5 (1S,2S,3R)−1−[(p−トルエンスルホニ
ル)オキシ]−2,3−(イソプロピリデンジオキシ)
−4−[1−(メトキシメチルオキシ)エチル]−4−
シクロペンテンの合成:上記実施例4で得た(1S,2
S,3R)−2,3−(イソプロピリデンジオキシ)−
4−[1−(メトキシメチルオキシ)エチル]−1−ヒ
ドロキシ−4−シクロペンテン 313mg(1.29
mmol)を無水塩化メチレン8ml中に撹拌させ、p
−トルエンスルホニルクロライド 489mg(2.5
7mmol)及びトリエチルアミン 715μl(5.
14mmol)を加え、遮光して2日間室温にて撹拌し
た。 反応液に水20mlを加え、次いでクロロホルム
50mlを加えて分液し、有機層をワットマン Ips
濾紙にて濾過後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルフラッシュカラム(シリカゲル 40g, ヘキ
サン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、シロップ状物
質として382mgの標題化合物を得た。
【0051】 MASS:FAB(Pos.)m/e; 399(MH
+)H1−NMR(CDCl3)δ;7.86(d),
7.33(d),5.61(s),5.20(m),4
.85(d),4.72(t),4.59(q),4.
46(q),3.34(s),2.45(s),1.4
0−1.25(m)
【0052】実 施 例  6 2’,3’−O−イソプロピリデン−6’−C−メチル
−6’−O−(メトキシメチル)−3−デアザネプラノ
シンAの合成:3−デアザアデニン 202mg(1.
5mmol)を無水DMF 2ml中に加えて撹拌した
。 次いで室温にて50% NaH(油中)72.4m
g(1.5mmol)を加え、更に15−クラウン−5
 150μl(0.75mmol)を加えて1時間撹拌
した。 この反応液に、実施例6で得たトシレート 3
00mg(0.75mmol)を無水DMF 5.5m
lに溶かした溶液を加え、アルゴンガスで置換した後、
80℃にて撹拌した。 2時間後室温にもどし、減圧下
反応液を濃縮した。 得られた残渣に酢酸エチル100
mlを加え、不溶物を濾別した。 濾液を食塩水で洗浄
し、酢酸エチル層をワットマン Ips濾紙にて濾過後
、減圧下濃縮した。 得られた残渣をフラッシュシリカ
ゲルカラム(Art.9385−40g, CHCl3
:MeOH:濃NH4OH=40:1:0.1)にて精
製し、150mgの標題化合物を結晶として得た。 収
率55%MASS:FAB(Pos.)m/e; 36
1(MH+)
【0053】実 施 例  7 6’−C−メチル−3−デアザネプラノシンAの合成:
上記実施例6で得た2’,3’−O−イソプロピリデン
−6’−C−メチル−6’−O−(メトキシメチル)−
3−デアザネプラノシンAの保護体 150mg(0.
42mmol)を5M−HCl−メタノール溶液 5m
l中に加えて撹拌し、1時間後、反応液を濃縮した。 
数mlのメタノールを加え、再び減圧下濃縮し、この操
作を3回繰り返した。 得られた残渣にメタノールを加
え、濃アンモニアにてpH10とした後、減圧下濃縮し
た。 エタノールを加え、3回減圧下濃縮した後、エタ
ノールに溶かし、500mgのシリカゲルに吸着させて
フラッシュシリカゲルカラム(Art.9385−10
g, CHCl3:MeOH:濃NH4OH=65:2
5:2にて溶出)にて精製し、100mgの標題化合物
を結晶として得た。  収率87%エタノールにより再結晶し、プリズム晶を
得た。
【0054】 MASS:FAB(Pos.)m/e; 277(MH
+)NMR;(CD3OD)δ;8.17(s),7.
65(d),7.09(d),5.96(s),5.4
2(m), 4.62(d),4.56(q),4.1
6(t),1.44(d) 以    上

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式(I) 【化1】 (式中、Yは低級アルキル基を示し、R1、R2および
    R3は水素原子または水酸基保護基を示し、R4は水素
    原子またはアミノ保護基を示す)で表わされる6’−C
    −アルキル−3−デアザネプラノシンA誘導体またはそ
    の塩。
  2. 【請求項2】  一般式(VII) 【化2】 (式中、Yは低級アルキル基を、R1’、R2’および
    R3’は水酸基保護基を示し、Xは電子吸引性脱離基を
    示す)で表されるシクロペンテン誘導体と、式(VII
    I)【化3】 (式中、R4は水素原子またはアミノ保護基を示す)で
    表される3−デアザアデニン誘導体とを不活性媒体中で
    反応させ、必要により反応生成物から保護基を脱離せし
    めることを特徴とする式(I) 【化4】 (式中、Yは前記した意味を有し、R1、R2およびR
    3は水素原子または水酸基保護基を示し、R4は水素原
    子またはアミノ保護基を示す)で表される6’−C−ア
    ルキル−3−デアザネプラノシンA誘導体またはその塩
    の製造法。
  3. 【請求項3】  式(VII)で表されるシクロペンテ
    ン誘導体が次の式(VI) 【化5】 (式中、Yは低級アルキル基を、R1’、R2’および
    R3’は水酸基保護基を示し、Wはアシル基を示す)で
    表される化合物を不活性媒体中で置換または変換するこ
    とにより得られたものである請求項第2項記載の6’−
    C−アルキル−3−デアザネプラノシンA誘導体または
    その塩の製造法。
  4. 【請求項4】  式(VI)で表される化合物が次の式
    (V) 【化6】 (式中、Yは低級アルキル基を、R1’、R2’および
    R3’は水酸基保護基を示し、Wはアシル基を示す)で
    表される化合物を不活性媒体中、Pd、Ni、Hgの少
    なくとも1種またはそれらの少なくとも1種を含有する
    化合物からなる群より選択された触媒の存在下アリル転
    位させることにより得られたものである請求項第3項記
    載の6’−C−アルキル−3−デアザネプラノシンA誘
    導体またはその塩の製造法。
  5. 【請求項5】  式(V)で表される化合物が次の式(
    IV) 【化7】 (式中、Yは低級アルキル基を、R1’、R2’及びR
    3’は水酸基保護基を示す)で表される化合物を不活性
    媒体中でアシル化することにより得られたものである請
    求項第4項記載の6’−C−アルキル−3−デアザネプ
    ラノシンA誘導体またはその塩の製造法。
  6. 【請求項6】  式(IV)で表される化合物が次の式
    (II) 【化8】 (式中、R1’およびR2’は水酸基保護基を示す)で
    表されるシクロペンテノン誘導体に次の式(III)【
    化9】 (式中、Yは低級アルキル基、R3’は水酸基保護基を
    示し、Zはアルキルアニオンを安定化させるカウンター
    カチオンを示す)で表される化合物を、不活性媒体中反
    応させることにより得られたものである請求項第5項記
    載の6’−C−アルキル−3−デアザネプラノシンA誘
    導体またはその塩の製造法。
  7. 【請求項7】  一般式(I) 【化10】 (式中、Yは低級アルキル基を示し、R1、R2および
    R3は水素原子または水酸基保護基を示し、R4は水素
    原子またはアミノ保護基を示す)で表わされる6’−C
    −アルキル−3−デアザネプラノシンA誘導体またはそ
    の塩を有効成分として含有する抗ウイルス剤。
  8. 【請求項8】  一般式(VII) 【化11】 (式中、Yは低級アルキル基を、R1’、R2’および
    R3’は水酸基保護基を示し、Xは電子吸引性脱離基を
    示す)で表されるシクロペンテン誘導体。
  9. 【請求項9】  式(VI) 【化12】 (式中、Yは低級アルキル基を、R1’、R2’および
    R3’は水酸基保護基を示し、Wはアシル基を示す)で
    表される化合物を不活性媒体中で置換または変換するこ
    とを特徴とする次の式(VII) 【化13】 で表されるシクロペンテン誘導体の製造法。
  10. 【請求項10】  式(VI)で表される化合物が次の
    式(V) 【化14】 (式中、Yは低級アルキル基を、R1’、R2’および
    R3’は水酸基保護基を示し、Wはアシル基を示す)で
    表される化合物を不活性媒体中、Pd、Ni、Hgの少
    なくとも1種またはそれらの少なくとも1種を含有する
    化合物からなる群より選択された触媒の存在下アリル転
    位させることにより得られたものである請求項第9項記
    載のシクロペンテン誘導体の製造法。
  11. 【請求項11】  式(V)で表される化合物が次の式
    (IV) 【化15】 (式中、Yは低級アルキル基を、R1’、R2’及びR
    3’は水酸基保護基を示す)で表される化合物を不活性
    媒体中でアシル化することにより得られたものである請
    求項第10項記載のシクロペンテン誘導体の製造法。
  12. 【請求項12】  式(IV)で表される化合物が次の
    式(II) 【化16】 (式中、R1’およびR2’は水酸基保護基を示す)で
    表されるシクロペンテノン誘導体に次の式(III)【
    化17】 (式中、Yは低級アルキル基、R3’は水酸基保護基を
    示し、Zはアルキルアニオンを安定化させるカウンター
    カチオンを示す)で表される化合物を、不活性媒体中反
    応させることにより得られたものである請求項第11項
    記載のシクロペンテン誘導体の製造法。
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