JPH04291724A - シリコンウェハーの研摩方法 - Google Patents

シリコンウェハーの研摩方法

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JPH04291724A
JPH04291724A JP3056745A JP5674591A JPH04291724A JP H04291724 A JPH04291724 A JP H04291724A JP 3056745 A JP3056745 A JP 3056745A JP 5674591 A JP5674591 A JP 5674591A JP H04291724 A JPH04291724 A JP H04291724A
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JP
Japan
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polishing
silica
silicon wafer
salt type
colloidal silica
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JP3056745A
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English (en)
Inventor
Ichiro Hiratsuka
一郎 平塚
Tadao Takahata
高畑 忠雄
Shuichi Tada
修一 多田
Junichi Kuno
久野 純一
Takayoshi Azumi
安住 孝芳
Masanori Konishi
正則 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Publication date
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  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体の製造過程にお
けるシリコンウェハーの鏡面研摩時にヘイズを生成せし
めない研摩方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】半導体
用シリコンウェハーの鏡面化研摩工程には、シリコンイ
ンゴットから切断によってウェハー状に切り出した際に
生じる切断歪層及び表面うねりを除去するラッピング工
程(粗研摩)と、ラッピング工程を経たラップドシリコ
ンウェハーを目的とする表面精度に仕上げるポリッシン
グ工程(精密研摩工程)がある。又ポリッシング工程に
は、大体の精度に仕上げる1次ポリッシング工程(1次
研摩工程)と、目的とする表面精度に仕上げるファイナ
ルポリッシング工程(最終研摩工程)に分別される。ま
た1次ポリッシング工程は作業時間の短縮と効率化を目
的として2段階に分けられる場合もあり、その際は1次
、2次ポリッシング工程と称される。本発明は、前述の
ファイナルポリッシング工程時の研摩方法に関する。
【0003】ファイナルポリッシング工程は、1次、又
は1次、2次ポリッシング工程によって一般的に表面粗
さで4〜20nm程度まで仕上げられたシリコンウェハ
ーを目的とする表面粗さ、即ち1nm以下に仕上げる工
程を指し、ファイナルポリッシング工程を経て半導体基
板としてのシリコンウェハーが仕上がる。実際のファイ
ナルポリッシング工程としては、研摩ブロックに複数枚
の1次ポリッシングシリコンウェハーを貼り付け、この
研摩ブロックを回転テーブル上に接着した軟質人造皮革
(ポリッシャー)に適切なる圧力を加えて密着させ、回
転テーブルが回転している間、pH8〜12程度のアル
カリ性コロイダルシリカ、又は純水に分散させ適当なp
Hに合わせたパウダーシリカ分散液を流し、研摩液とシ
リコンウェハーがメカノケミカル作用を起こすことによ
って研摩するとされている。
【0004】しかし、従来のアルカリ性コロイダルシリ
カを用いた研摩方法では、ファイナルポリッシング終了
時にシリコンウェハー表面にヘイズ(曇状に不純物が付
着した状態)が生成し、シリコンウェハーが脆性物質で
あることと関連し、簡単な除去方法がなかった。
【0005】パウダーシリカをファイナルポリッシング
工程に用いるとヘイズは発生しにくいが、水溶液に均一
分散する工程が新たに必要となり、更に、静置しておく
と沈澱するため、常に攪拌しておく必要があった。
【0006】特開平2−125413号公報には、半導
体ウェハーの曇防止装置の記載があるが、特殊な装置を
必要とするものであり、新たな設備導入はメーカー側の
負担増となり、非実用的である。特開昭61−2099
09号、同61−209910号各公報にはシリコンウ
ェハー研摩用コロイダルシリカの合成法が開示されてい
るが、コストが高く、更に本発明の要旨であるヘイズの
防止は何ら改善されているものではない。又、特開昭6
2−285976号、特開平1−297487号、特開
昭63−272458号、同63−272459号、特
開平1−177969号各公報等も同様な理由で本目的
のヘイズ防止能はない。又、USP4169337号、
USP3170273号明細書にもシリコンウェハー用
研摩剤の組成が開示されているが、ヘイズの発生を抑制
する機能は何らない状態であり、本目的には不適である
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討の結果、HLB値13.0以上20
.0未満のノニオン界面活性剤、又はスルホン酸塩型、
硫酸エステル塩型、燐酸エステル塩型あるいはカルボン
酸塩型アニオン界面活性剤を、シリコンウェハー研摩時
に、アルカリ性コロイダルシリカ又は水に分散させたパ
ウダーシリカ研摩液と共流することによってヘイズの発
生しないシリコンウェハーが得られることを見出し本発
明を完成した。
【0008】即ち本発明は、HLB値13.0以上20
.0未満のノニオン界面活性剤、又はスルホン酸塩型、
硫酸エステル塩型、燐酸エステル塩型あるいはカルボン
酸塩型アニオン界面活性剤を、シリコンウェハー研摩時
に、アルカリ性コロイダルシリカ又は水に分散させたパ
ウダーシリカ研摩液と共流することを特徴とするヘイズ
の生じないシリコンウェハーの研摩方法を提供するもの
である。
【0009】本発明において、共流とは、シリコンウェ
ハー研摩時にアルカリ性コロイダルシリカ又は水に分散
させたパウダーシリカ研摩液を供給するわけであるが、
この時アルカリ性コロイダルシリカ又は水に分散させた
パウダーシリカ研摩液とは別に、HLB値13.0以上
20.0未満のノニオン界面活性剤、又はスルホン酸塩
型、硫酸エステル塩型、燐酸エステル塩型あるいはカル
ボン酸塩型アニオン界面活性剤を同時に供給する操作を
指す。即ち、別タンクからアルカリ性コロイダルシリカ
又はパウダーシリカ研摩液の供給口で混合状態を作り出
すか、あるいは別の供給口を設けてポリッシャー上で混
合する操作をいう(アルカリ性コロイダルシリカ又はパ
ウダーシリカのストックタンク内では界面活性剤が共存
していない)。
【0010】本発明で使用できるHLB値13.0以上
20.0未満のノニオン界面活性剤としては、ノニルフ
ェノールのエチレンオキサイド付加物、パラクメニルフ
ェノールのエチレンオキサイド付加物、炭素数12〜1
3程度の第1級アルコールのエチレンオキサイド付加物
、炭素数12〜13程度の第2級アルコールのエチレン
オキサイド付加物、牛脂グリセライドのエチレンオキサ
イド付加物、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイ
ドのブロックポリマー、プロピレンオキサイドとエチレ
ンオキサイドのランダムポリマー等があるが、上記記載
に限定されるものではない。但し、HLB値が上記範囲
内にあることが必要である。又、HLB値は下記式によ
って算出することができる。
【0011】
【数1】
【0012】又、本発明で使用できるアニオン界面活性
剤としては、スルホン酸塩型、硫酸エステル塩型、カル
ボン酸塩型、燐酸エステル塩型等である。スルホン酸塩
型としては、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、スル
ホコハク酸塩、N−アシルスルホン酸塩等がある。硫酸
エステル塩型としては、アルキル硫酸塩、アルキルエー
テル硫酸塩、アルキルアリールエーテル硫酸塩、アルキ
ルアミド硫酸塩等がある。カルボン酸塩型としては、N
−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、
アシル化ペプタイド塩等がある。又燐酸エステル塩型と
しては、アルキル燐酸塩、アルキルエーテル燐酸塩、ア
ルキルアリールエーテル燐酸塩等がある。なお対イオン
となるものは何でも構わないが、Na、K、Li、アミ
ン、アンモニウム等が良い。
【0013】界面活性剤の共流時のポリッシャー上での
濃度は、アリカリ性コロイダルシリカ又は水に分散させ
たパウダー状シリカのシリカ固形分に対して上記各種界
面活性剤の有効成分総量で10ppm 〜1重量%水溶
液が良い。又、界面活性剤の共流量はアルカリ性コロイ
ダルシリカ又はパウダーシリカの供給量に対して0.0
1〜1.0重量倍程度が良い。この時、アルカリ性コロ
イダルシリカ又は水に分散させたパウダー状シリカのシ
リカ固形分に対する界面活性剤の濃度が、上記濃度とな
るよう、使用する界面活性剤水溶液をコントロールする
のが好ましい。ただし、共流はアルカリ性コロイダルシ
リカ又はパウダーシリカが供給されていることが必須で
、界面活性剤希釈液単体での使用はシリコンウェハー上
に細かな傷(スクラッチ) を生じ、避けるべきである
。希釈界面活性剤単体で使用しなければ、共流状態は、
研摩工程全てに行っても研摩工程の最終だけに行っても
構わないが、研摩工程が終わる時には、希釈界面活性剤
の共流が必ず行われていなければならず、共流時間も最
低30秒は取らなくては目的とする効果が不十分となる
。上記条件を満たした時にヘイズ生成が抑制された良好
なシリコンウェハーが得られる。
【0014】本発明で使用するアルカリ性コロイダルシ
リカは、pH 8.5〜11.0のものが好ましく、例
えば窒素吸着法(BET法)で測定した平均粒子径が7
〜100mμのもので、一般に市販されている製品を使
用することができる。例えば、アデライトAT−30S
(旭電化工業(株)、平均粒子径7〜10 mμ、シリ
カ固形分30重量%)、アデライトAT−30(旭電化
工業(株)、平均粒子径10〜15 mμ、シリカ固形
分30重量%)、アデライトAT−40(旭電化工業(
株)、平均粒子径15〜20 mμ、シリカ固形分40
重量%)、アデライトAT−50(旭電化工業(株)、
平均粒子径20〜30 mμ、シリカ固形分50重量%
)、アデライトBT−55(旭電化工業(株)、平均粒
子径30〜50 mμ、シリカ固形分50重量%)、ア
デライトBT−57(旭電化工業(株)、平均粒子径5
0〜70 mμ、シリカ固形分50重量%)、アデライ
トBT−59(旭電化工業(株)、平均粒子径70〜1
00mμ、シリカ固形分50重量%)等が最適である。
【0015】又、水に分散させたパウダーシリカは、一
般にシリコンウェハーの研摩に使用されているパウダー
シリカならば全てに対応できる。
【0016】
【実施例】以下に各種の実施例を記載するが、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。
【0017】実施例1 アデライトBT−55(旭電化工業(株)、平均粒子径
30〜50 mμ、シリカ固形分50%)をシリカ濃度
 5.0重量%に希釈した。この希釈したアデライトA
T−50を以下に記載の条件でポリッシング盤上に供給
し、1次ポリッシング工程を経た1次ポリッシングウェ
ハーを研摩した。
【0018】ポリッシングマシーン:LPH−15改良
機  ラップマスター(株)製 ポリッシング盤直径:15inch 加工圧力:100g/cm2     加工温度:30℃ 加工液供給量:10リットル/hr 加工時間:1時間 加工枚数:1枚 ポリッシャー:SUPREME  RN−H  ロデー
ル・ニッタ(株)製 上記条件下でファイナルポリッシングを行っている最中
、有効成分50ppmに希釈したノニルフェノールのエ
チレンオキサイド50 mol付加物(HLB値18.
2)を1リットル/hrの割合で1時間共流させた。フ
ァイナルポリッシング終了後、ウェハー表面を乾燥させ
ないように注意して、超純水で1分間洗浄した。超純水
洗浄後、過酸化水素−アンモニア溶液80℃でRCA洗
浄し、その後、QDR(クイックダンプ洗浄)を行い、
スピンドライヤーで乾燥させた。乾燥終了後、クリーン
ベンチ内でハロゲン平行光(超高輝度検査用照明装置U
1H−1H、インテック(株))の反射を目視で測定し
、ヘイズの発生を観察した。測定の結果、得られたシリ
コンウェハーは、ヘイズの発生がなく(ヘイズフリー)
、良好なものであった。
【0019】実施例2 共流するノニルフェノールのエチレンオキサイド50 
mol付加物(HLB値18.2)希釈液の共流時間を
ファイナルポリッシング終了間際40秒間に変更した他
は、実施例1の方法に準じた。得られたシリコンウェハ
ーはヘイズフリーで良好なものであった。
【0020】実施例3 共流させる界面活性剤をパラクメニルフェノールのエチ
レンオキサイド13 mol付加物(HLB値14.6
)に変更し、共流時の有効成分を20ppm に変更し
た他は、実施例1の方法に準じた。得られたシリコンウ
ェハーはヘイズフリーで良好なものであった。
【0021】実施例4 共流するパラクメニルフェノールのエチレンオキサイド
13 mol付加物(HLB値14.6)の共流時間を
ファイナルポリッシング終了間際30秒間に変更した他
は、実施例3の方法に準じた。得られたシリコンウェハ
ーはヘイズフリーで良好なものであった。
【0022】実施例5 共流させる界面活性剤をラウリルスルホン酸ナトリウム
(スルホン酸塩型アニオン界面活性剤)に変更し、共流
時の有効成分を15ppm に変更した他は、実施例1
の方法に準じた。得られたシリコンウェハーはヘイズフ
リーで良好なものであった。
【0023】実施例6 共流するラウリルスルホン酸ナトリウム(スルホン酸塩
型アニオン界面活性剤)の共流時間をファイナルポリッ
シング終了間際40秒間に変更した他は、実施例5に準
じた。得られたシリコンウェハーはヘイズフリーで良好
なものであった。 実施例7 シリコンウェハーのファイナルポリッシングに使用され
るパウダーシリカを蒸留水に分散しシリカ固形分として
3重量%にし、pHをアンモニア水で10.0に調整し
た。この加工液を常に攪拌し、パウダーシリカの沈澱を
抑えた。この加工液を15リットル/hrの割合で供給
し、ファイナルポリッシングを行った。ファイナルポリ
ッシング終了間際40秒間、プロピレンオキサイドとエ
チレンオキサイドのブロックポリマー(HLB値16.
6のノニオン界面活性剤)を1.5 リットル/hrの
割合で共流させた他は、実施例1の条件に準じた。得ら
れたシリコンウェハーはヘイズフリーの良好なものであ
った。
【0024】比較例1 アデライトBT−55(旭電化工業(株)、平均粒子径
30〜50 mμ、シリカ固形分50重量%)をシリカ
濃度5.0 重量%に希釈した。この希釈したアデライ
トBT−55を実施例1に記載の条件でポリッシング盤
上に供給し、1次ポリッシング工程を経た1次ポリッシ
ングウェハーを研摩した。このファイナルポリッシング
シリコンウェハーをそのまま実施例1の方法で洗浄した
。得られたシリコンウェハーはヘイズが発生しており、
不良であった。
【0025】比較例2 アデライトBT−55(旭電化工業(株)、平均粒子径
30〜50 mμ、シリカ固形分50重量%)をシリカ
濃度5.0 重量%に希釈した。この希釈したアデライ
トBT−55を実施例1に記載の条件でポリッシング盤
上に供給し、1次ポリッシング工程を経た1次ポリッシ
ングウェハーを研摩した。ファイナルポリッシングして
いる最中、ノニルフェノールのエチレンオキサイド16
 mol付加物(HLB値12.8のノニオン界面活性
剤)を有効成分50 ppmに希釈した水溶液を1リッ
トル/hrの割合で共流させた。 ファイナルポリッシング後、実施例1の方法で洗浄工程
を行った。得られたシリコンウェハーはヘイズが僅かに
発生しており、不良なものであった。
【0026】比較例3 シリコンウェハーのファイナルポリッシングに使用され
るパウダーシリカを蒸留水に分散しシリカ固形分として
3重量%にし、pHをアンモニア水で10.0に調整し
た。この加工液を常に攪拌し、パウダーシリカの沈澱を
抑えた。この加工液を15リットル/hrの割合で供給
し、ファイナルポリッシングを行った。洗浄方法等は実
施例1の条件に準じた。得られたシリコンウェハーはヘ
イズが発生しており、不良なものであった。
【0027】
【発明の効果】HLB値13.0以上20.0未満のノ
ニオン界面活性剤、又はスルホン酸塩型、硫酸エステル
塩型、燐酸エステル塩型あるいはカルボン酸塩型アニオ
ン界面活性剤を、シリコンウェハー研摩時に、アルカリ
性コロイダルシリカ又は水に分散させたパウダーシリカ
研摩液と共流することによって、従来のポリッシング工
程を変更することなく、ヘイズフリーのシリコンウェハ
ー表面を得ることが出来た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  HLB値13.0以上20.0未満の
    ノニオン界面活性剤、又はスルホン酸塩型、硫酸エステ
    ル塩型、燐酸エステル塩型あるいはカルボン酸塩型アニ
    オン界面活性剤を、シリコンウェハー研摩時に、アルカ
    リ性コロイダルシリカ又は水に分散させたパウダーシリ
    カ研摩液と共流することを特徴とするシリコンウェハー
    の研摩方法。
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