JPH04258182A - 半導体発光装置 - Google Patents
半導体発光装置Info
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- JPH04258182A JPH04258182A JP3042706A JP4270691A JPH04258182A JP H04258182 A JPH04258182 A JP H04258182A JP 3042706 A JP3042706 A JP 3042706A JP 4270691 A JP4270691 A JP 4270691A JP H04258182 A JPH04258182 A JP H04258182A
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- H01L33/00—Semiconductor devices having potential barriers specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はAlGaAs/GaA
s系半導体発光装置に関するものである。
s系半導体発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の半導体発光装置を示す断
面図であり、図において、1はn型の(以下、n−と略
す)GaAs基板であり、n−Al0.35Ga0.6
5As第1クラッド層2はn−GaAs基板1上に配置
され、p型の(以下、p−と略す)Al0.06Ga0
.94As活性層3はn−Al0.35Ga0.65A
s第1クラッド層2上に配置され、p−Al0.35G
a0.65As第2クラッド層4はp−Al0.06G
a0.94As活性層3上に配置され、n−Al0.1
0Ga0.90Asコンタクト層5はp−Al0.35
Ga0.65As第2クラッド層4上に配置される。コ
ンタクト層5の中央部分にはコンタクトホール7が穿た
れている。6はZn拡散p+ 領域であり、コンタクト
ホール7の部分においてはそのフロントがp−Al0.
35Ga0.65As第2クラッド層4にまで達し、そ
の他の部分ではn−Al0.10Ga0.90Asコン
タクト層5中にとどまるように拡散深さが制御されてい
るものである。
面図であり、図において、1はn型の(以下、n−と略
す)GaAs基板であり、n−Al0.35Ga0.6
5As第1クラッド層2はn−GaAs基板1上に配置
され、p型の(以下、p−と略す)Al0.06Ga0
.94As活性層3はn−Al0.35Ga0.65A
s第1クラッド層2上に配置され、p−Al0.35G
a0.65As第2クラッド層4はp−Al0.06G
a0.94As活性層3上に配置され、n−Al0.1
0Ga0.90Asコンタクト層5はp−Al0.35
Ga0.65As第2クラッド層4上に配置される。コ
ンタクト層5の中央部分にはコンタクトホール7が穿た
れている。6はZn拡散p+ 領域であり、コンタクト
ホール7の部分においてはそのフロントがp−Al0.
35Ga0.65As第2クラッド層4にまで達し、そ
の他の部分ではn−Al0.10Ga0.90Asコン
タクト層5中にとどまるように拡散深さが制御されてい
るものである。
【0003】次に動作について説明する。n−Al0.
10Ga0.90Asコンタクト層5の表面のZn拡散
p+ 領域6とn−GaAs基板1の間に前者が正とな
るようなバイアスを印加する。コンタクトホール7が存
在しない部分においては、デバイスの表面からみてpn
pn接合が形成されているため電流は流れない。コンタ
クトホール7が存在する部分においてはn−Al0.1
0Ga0.90Asコンタクト層5がすべてZn拡散に
よりp+ 領域となっているためにpn接合は順方向に
バイアスされるp−Al0.06Ga0.94As活性
層3とn−Al0.35Ga0.65As第1クラッド
層2の1つだけとなっており、電流が流れ得る。流れる
電流の経路は図中8に示したようになる。電流8が流れ
ることによりp−Al0.06Ga0.94As活性層
3内に注入された正孔と電子は再結合して光を輻射する
。この光は活性層を構成する材料の禁止帯幅にほぼ即応
したエネルギーを有しており、Al0.06Ga0.9
4Asが活性層の場合にはピーク波長は約830nmと
なる。
10Ga0.90Asコンタクト層5の表面のZn拡散
p+ 領域6とn−GaAs基板1の間に前者が正とな
るようなバイアスを印加する。コンタクトホール7が存
在しない部分においては、デバイスの表面からみてpn
pn接合が形成されているため電流は流れない。コンタ
クトホール7が存在する部分においてはn−Al0.1
0Ga0.90Asコンタクト層5がすべてZn拡散に
よりp+ 領域となっているためにpn接合は順方向に
バイアスされるp−Al0.06Ga0.94As活性
層3とn−Al0.35Ga0.65As第1クラッド
層2の1つだけとなっており、電流が流れ得る。流れる
電流の経路は図中8に示したようになる。電流8が流れ
ることによりp−Al0.06Ga0.94As活性層
3内に注入された正孔と電子は再結合して光を輻射する
。この光は活性層を構成する材料の禁止帯幅にほぼ即応
したエネルギーを有しており、Al0.06Ga0.9
4Asが活性層の場合にはピーク波長は約830nmと
なる。
【0004】ところで、このような従来の半導体発光装
置では、p−Al0.06Ga0.94As活性層3で
発生し基板方向に広がった光によりn−GaAs基板1
が励起され、電子−正孔対がn−GaAs基板1中に形
成される。一般的にn−GaAs基板は水平ブリッジマ
ン(horizontal Bridgman:HB)
法により製造されているため、高濃度にドーピングされ
たものは入手できず、1〜3×1018cm−3程度の
ものが使用される。この程度のキャリア濃度においては
バンド間遷移によるホトルミネッセンス(以下、PLと
略す)光強度は充分に強い。従ってp−Al0.06G
a0.94As活性層3から基板方向に広がった光によ
りn−GaAs基板1内に励起された電子−正孔対の再
結合によるGaAsのバンド間遷移によるPL光(波長
870nm)が、活性層3で発生した光に重ね合わされ
た光が装置外に出射される。そのスペクトルは図11に
示すような形になる。この図に示すように、830nm
のメインピークに870nmのサブピークが付随した形
となっている。このようなスペクトルを持つ半導体発光
装置は、波長多重(例えば830nm,850nm,8
70nmの3波長多重)光通信には混信を起こすために
用いることはできない。
置では、p−Al0.06Ga0.94As活性層3で
発生し基板方向に広がった光によりn−GaAs基板1
が励起され、電子−正孔対がn−GaAs基板1中に形
成される。一般的にn−GaAs基板は水平ブリッジマ
ン(horizontal Bridgman:HB)
法により製造されているため、高濃度にドーピングされ
たものは入手できず、1〜3×1018cm−3程度の
ものが使用される。この程度のキャリア濃度においては
バンド間遷移によるホトルミネッセンス(以下、PLと
略す)光強度は充分に強い。従ってp−Al0.06G
a0.94As活性層3から基板方向に広がった光によ
りn−GaAs基板1内に励起された電子−正孔対の再
結合によるGaAsのバンド間遷移によるPL光(波長
870nm)が、活性層3で発生した光に重ね合わされ
た光が装置外に出射される。そのスペクトルは図11に
示すような形になる。この図に示すように、830nm
のメインピークに870nmのサブピークが付随した形
となっている。このようなスペクトルを持つ半導体発光
装置は、波長多重(例えば830nm,850nm,8
70nmの3波長多重)光通信には混信を起こすために
用いることはできない。
【0005】図12は特開昭63−240083号公報
に記載されたサブピークの発光を抑えることのできる従
来の発光ダイオードを示す断面構造図である。図におい
て、図8と同一符号は同一又は相当部分であり、102
はn−GaAs基板1とn−AlGaAsクラッド層2
間に配置された不純物濃度が1×1016cm−3以下
のノンドープGaAs層である。また、図12はGaA
s層の不純物濃度とPL強度との関係を示す図である。
に記載されたサブピークの発光を抑えることのできる従
来の発光ダイオードを示す断面構造図である。図におい
て、図8と同一符号は同一又は相当部分であり、102
はn−GaAs基板1とn−AlGaAsクラッド層2
間に配置された不純物濃度が1×1016cm−3以下
のノンドープGaAs層である。また、図12はGaA
s層の不純物濃度とPL強度との関係を示す図である。
【0006】図12に示すように、不純物濃度が1×1
016cm−3以下のGaAsのPL強度は、一般に基
板として用いられる不純物濃度が1〜3×1018cm
−3程度ものの100分の1以下である。本従来例では
、n−GaAs基板1とn−AlGaAsクラッド層2
間に不純物濃度が1×1016cm−3以下のノンドー
プGaAs層102を設けており、活性層3で発光して
基板1方向へ広がった光の殆どが該ノンドープGaAs
層100内で発光に寄与しない再結合により消費される
ため、サブピークの発光を抑えることができる。
016cm−3以下のGaAsのPL強度は、一般に基
板として用いられる不純物濃度が1〜3×1018cm
−3程度ものの100分の1以下である。本従来例では
、n−GaAs基板1とn−AlGaAsクラッド層2
間に不純物濃度が1×1016cm−3以下のノンドー
プGaAs層102を設けており、活性層3で発光して
基板1方向へ広がった光の殆どが該ノンドープGaAs
層100内で発光に寄与しない再結合により消費される
ため、サブピークの発光を抑えることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の、サブピークの
発光を抑えることのできる発光ダイオードは以上のよう
に構成されているので、以下のような問題点がある。
発光を抑えることのできる発光ダイオードは以上のよう
に構成されているので、以下のような問題点がある。
【0008】まず、第1の問題点は、ノンドープ層を成
長時に、成長装置内が清浄な状態では不純物濃度の低い
ものが形成できるが、繰り返して成長を行ううちに成長
装置内が不純物で汚染され、不純物濃度の低いものが形
成できなくなる。従って、常に成長装置内を清浄な状態
にしなければならず、量産性に乏しいという問題点であ
る。
長時に、成長装置内が清浄な状態では不純物濃度の低い
ものが形成できるが、繰り返して成長を行ううちに成長
装置内が不純物で汚染され、不純物濃度の低いものが形
成できなくなる。従って、常に成長装置内を清浄な状態
にしなければならず、量産性に乏しいという問題点であ
る。
【0009】また、第2の問題点は、たとえ、エピタキ
シャル工程においてノンドープ層を形成しても、その後
のZn拡散工程等の熱処理工程において、不純物濃度1
〜3×1018cm−3程度のn−GaAs基板,及び
不純物濃度1〜5×1017cm−3程度のn−AlG
aAsクラッド層より不純物が拡散して、ノンドープ層
の不純物濃度が上昇するため、PL強度は大きくなり、
サブピークが現れるという問題点である。
シャル工程においてノンドープ層を形成しても、その後
のZn拡散工程等の熱処理工程において、不純物濃度1
〜3×1018cm−3程度のn−GaAs基板,及び
不純物濃度1〜5×1017cm−3程度のn−AlG
aAsクラッド層より不純物が拡散して、ノンドープ層
の不純物濃度が上昇するため、PL強度は大きくなり、
サブピークが現れるという問題点である。
【0010】さらに、第3の問題点は、ノンドープ層を
挿入することにより素子の直列抵抗が高くなり消費電力
が大きくなる。このため素子の劣化が早く、寿命が短く
なるという問題点である。
挿入することにより素子の直列抵抗が高くなり消費電力
が大きくなる。このため素子の劣化が早く、寿命が短く
なるという問題点である。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、出射光スペクトルにサブピーク
を持たずかつ、作製が容易で量産性にすぐれ、長寿命で
ある半導体発光装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、出射光スペクトルにサブピーク
を持たずかつ、作製が容易で量産性にすぐれ、長寿命で
ある半導体発光装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体発
光装置は、GaAs基板と基板側AlGaAsクラッド
層との間に、該発光装置の発光エネルギーより小さなバ
ンドギャップを有しかつバンド間遷移によるホトルミネ
ッセンス発光強度が充分に小さくなる程度まで高濃度に
ドーピングされたAlz Ga1−z As(0≦z)
バッファ層を設けたものである。
光装置は、GaAs基板と基板側AlGaAsクラッド
層との間に、該発光装置の発光エネルギーより小さなバ
ンドギャップを有しかつバンド間遷移によるホトルミネ
ッセンス発光強度が充分に小さくなる程度まで高濃度に
ドーピングされたAlz Ga1−z As(0≦z)
バッファ層を設けたものである。
【0013】また、この発明に係る半導体発光装置は、
GaAs基板と基板側AlGaAsクラッド層との間に
、該発光装置の発光エネルギーより小さなバンドギャッ
プを有しかつ間接遷移型のバンド構造を有するバッファ
層を設けたものである。
GaAs基板と基板側AlGaAsクラッド層との間に
、該発光装置の発光エネルギーより小さなバンドギャッ
プを有しかつ間接遷移型のバンド構造を有するバッファ
層を設けたものである。
【0014】また、この発明に係る半導体発光装置は、
GaAs基板と基板側AlGaAsクラッド層との間に
、そのホトルミネッセンス光のピークエネルギーが該発
光装置の発光光エネルギーとほぼ等しくなるようにドー
ピングされたGaAsバッファ層を設けたものである。
GaAs基板と基板側AlGaAsクラッド層との間に
、そのホトルミネッセンス光のピークエネルギーが該発
光装置の発光光エネルギーとほぼ等しくなるようにドー
ピングされたGaAsバッファ層を設けたものである。
【0015】
【作用】この発明においては、GaAs基板と基板側A
lGaAsクラッド層との間に、該発光装置の発光エネ
ルギーより小さなバンドギャップを有しかつバンド間遷
移によるホトルミネッセンス発光強度が充分に小さくな
る程度まで高濃度にドーピングされたAlz Ga1−
z As(0≦z)バッファ層を設けたから、活性層で
発生して基板方向に広がった光は該バッファ層で吸収さ
れ基板には到達せず、また活性層からの光による励起で
バッファ層内に形成された電子−正孔対の再結合により
生ずるPL光強度は極めて小さいため、半導体発光装置
の出射光スペクトルにサブピークが発生するのを防止で
きる。
lGaAsクラッド層との間に、該発光装置の発光エネ
ルギーより小さなバンドギャップを有しかつバンド間遷
移によるホトルミネッセンス発光強度が充分に小さくな
る程度まで高濃度にドーピングされたAlz Ga1−
z As(0≦z)バッファ層を設けたから、活性層で
発生して基板方向に広がった光は該バッファ層で吸収さ
れ基板には到達せず、また活性層からの光による励起で
バッファ層内に形成された電子−正孔対の再結合により
生ずるPL光強度は極めて小さいため、半導体発光装置
の出射光スペクトルにサブピークが発生するのを防止で
きる。
【0016】また、この発明においては、GaAs基板
と基板側AlGaAsクラッド層との間に、該発光装置
の発光エネルギーより小さなバンドギャップを有しかつ
間接遷移型のバンド構造を有するバッファ層を設けた構
成としたから、活性層で発生して基板方向に広がった光
は該バッファ層で吸収され基板には到達せず、また活性
層からの光による励起でバッファ層内に形成された電子
−正孔対によってはバンド間遷移発光はほとんど生じな
いため、半導体発光装置の出射光スペクトルにサブピー
クが発生するのを防止できる。
と基板側AlGaAsクラッド層との間に、該発光装置
の発光エネルギーより小さなバンドギャップを有しかつ
間接遷移型のバンド構造を有するバッファ層を設けた構
成としたから、活性層で発生して基板方向に広がった光
は該バッファ層で吸収され基板には到達せず、また活性
層からの光による励起でバッファ層内に形成された電子
−正孔対によってはバンド間遷移発光はほとんど生じな
いため、半導体発光装置の出射光スペクトルにサブピー
クが発生するのを防止できる。
【0017】また、この発明においては、GaAs基板
と基板側AlGaAsクラッド層との間に、そのホトル
ミネッセンス光のピークエネルギーが該発光装置の発光
光エネルギーとほぼ等しくなるようにドーピングされた
GaAsバッファ層を設けた構成としたから、活性層で
発生して基板方向に広がった光は該バッファ層で吸収さ
れ基板には到達せず、また活性層からの光による励起で
バッファ層内に形成された電子−正孔対の再結合により
生ずるPL光のピークエネルギが、発光装置の発光光エ
ネルギとほぼ同じであるので、出射スペクトルにサブピ
ークが発生するのを防止できる。
と基板側AlGaAsクラッド層との間に、そのホトル
ミネッセンス光のピークエネルギーが該発光装置の発光
光エネルギーとほぼ等しくなるようにドーピングされた
GaAsバッファ層を設けた構成としたから、活性層で
発生して基板方向に広がった光は該バッファ層で吸収さ
れ基板には到達せず、また活性層からの光による励起で
バッファ層内に形成された電子−正孔対の再結合により
生ずるPL光のピークエネルギが、発光装置の発光光エ
ネルギとほぼ同じであるので、出射スペクトルにサブピ
ークが発生するのを防止できる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本発明の第1の実施例による半導体発光装
置の構造を示す斜視図であり、図において、11はn−
GaAs基板であり、高濃度にドーピングされたn+
−GaAsバッファ層12がn−GaAs基板11上に
配置される。n−Al0.35Ga0.65As第1ク
ラッド層13はn+ −GaAsバッファ層12上に配
置され、p−Al0.06Ga0.94As活性層14
はn−Al0.35Ga0.65As第1クラッド層1
3上に配置され、p−Al0.35Ga0.65As第
2クラッド層15はp−Al0.06Ga0.94As
活性層14上に配置され、n−Al0.10Ga0.9
0Asコンタクト層16はp−Al0.35Ga0.6
5As第2クラッド層15上に配置される。コンタクト
層16の素子中央部分には所定深さのコンタクトホール
18が設けられる。n側電極20は基板11裏面に設け
られ、p側電極21はコンタクト層16のコンタクトホ
ール部以外の領域上に設けられる。17はZn拡散によ
るp+ 領域である。
する。図1は本発明の第1の実施例による半導体発光装
置の構造を示す斜視図であり、図において、11はn−
GaAs基板であり、高濃度にドーピングされたn+
−GaAsバッファ層12がn−GaAs基板11上に
配置される。n−Al0.35Ga0.65As第1ク
ラッド層13はn+ −GaAsバッファ層12上に配
置され、p−Al0.06Ga0.94As活性層14
はn−Al0.35Ga0.65As第1クラッド層1
3上に配置され、p−Al0.35Ga0.65As第
2クラッド層15はp−Al0.06Ga0.94As
活性層14上に配置され、n−Al0.10Ga0.9
0Asコンタクト層16はp−Al0.35Ga0.6
5As第2クラッド層15上に配置される。コンタクト
層16の素子中央部分には所定深さのコンタクトホール
18が設けられる。n側電極20は基板11裏面に設け
られ、p側電極21はコンタクト層16のコンタクトホ
ール部以外の領域上に設けられる。17はZn拡散によ
るp+ 領域である。
【0019】各層の典型的な層厚としては、コンタクト
層16が約3ミクロン、第2クラッド層15が約2ミク
ロン、活性層14が約1ミクロン、第1クラッド層13
が約2ミクロンであり、バッファ層12は0.2ミクロ
ン程度とする。また、コンタクトホールの直径は約35
ミクロン、深さは約2ミクロンである。
層16が約3ミクロン、第2クラッド層15が約2ミク
ロン、活性層14が約1ミクロン、第1クラッド層13
が約2ミクロンであり、バッファ層12は0.2ミクロ
ン程度とする。また、コンタクトホールの直径は約35
ミクロン、深さは約2ミクロンである。
【0020】図2は図1のII−II断面図である。図
に示すように,Zn拡散領域17はコンタクトホール1
8の部分においてはそのフロントがp−Al0.35G
a0.65As第2クラッド層15にまで達し、その他
の部分ではn−Al0.10Ga0.90Asコンタク
ト層16中にとどまるように拡散深さが制御されている
。
に示すように,Zn拡散領域17はコンタクトホール1
8の部分においてはそのフロントがp−Al0.35G
a0.65As第2クラッド層15にまで達し、その他
の部分ではn−Al0.10Ga0.90Asコンタク
ト層16中にとどまるように拡散深さが制御されている
。
【0021】次に動作について説明する。n−Al0.
10Ga0.90Asコンタクト層16の表面のZn拡
散p+ 領域17とn−GaAs基板11の間に前者が
正となるようなバイアスを印加する。コンタクトホール
18が存在しない部分においてはデバイス表面からみて
pnpn接合が形成されているため電流は流れない。コ
ンタクトホール18が存在する部分においてはn−Al
0.10Ga0.90Asコンタクト層16がすべてZ
n拡散によりp+ 領域となっているためにpn接合は
順方向にバイアスされるp−Al0.06Ga0.94
As活性層14とn−Al0.35Ga0.65As第
1クラッド層13の1つだけとなっており、電流が流れ
得る。流れる電流の経路は図中19に示したようになる
。電流19が流れることによりp−Al0.06Ga0
.94As活性層14内に注入された正孔と電子は再結
合して光を.輻射する。この光は禁止帯幅にほぼ即応し
たエネルギーを有しており、Al0.06Ga0.94
Asが活性層の場合にはピーク波長は約830nmとな
る。
10Ga0.90Asコンタクト層16の表面のZn拡
散p+ 領域17とn−GaAs基板11の間に前者が
正となるようなバイアスを印加する。コンタクトホール
18が存在しない部分においてはデバイス表面からみて
pnpn接合が形成されているため電流は流れない。コ
ンタクトホール18が存在する部分においてはn−Al
0.10Ga0.90Asコンタクト層16がすべてZ
n拡散によりp+ 領域となっているためにpn接合は
順方向にバイアスされるp−Al0.06Ga0.94
As活性層14とn−Al0.35Ga0.65As第
1クラッド層13の1つだけとなっており、電流が流れ
得る。流れる電流の経路は図中19に示したようになる
。電流19が流れることによりp−Al0.06Ga0
.94As活性層14内に注入された正孔と電子は再結
合して光を.輻射する。この光は禁止帯幅にほぼ即応し
たエネルギーを有しており、Al0.06Ga0.94
Asが活性層の場合にはピーク波長は約830nmとな
る。
【0022】ここで、本実施例では、n−GaAs基板
11上に1×1019cm−3程度の高濃度にn型不純
物をドープしたn+ −GaAsバッファ層12を設け
ている。 n−GaAsおけるバンド間遷移によるPL光強度とキ
ャリア濃度の関係は、キャリア濃度が1016cm−3
オーダから1018cm−3程度までの範囲では図13
に示すように、キャリア濃度が高くなるほどPL光強度
は強くなるが、1018cm−3を越すと図3に示すよ
うに、キャリア濃度が大きくなると、PL光強度は小さ
くなる。キャリア濃度が5×1018cm−3以上とな
ると、バンド間遷移発光はほとんど認められない。従っ
て、本実施例では、p−Al0.06Ga0.94As
活性層14から基板方向に広がった光によりn+ −G
aAsバッファ層12が励起され、その中に電子−正孔
対が形成されるが、バッファ層12のキャリア濃度が充
分に大きいため、バンド間遷移発光はほとんど生じない
。従って、装置外に出射される光は活性層よりの発光の
みとなり、その発光スペクトルは図4に示すようにサブ
ピークを持たない形となる。
11上に1×1019cm−3程度の高濃度にn型不純
物をドープしたn+ −GaAsバッファ層12を設け
ている。 n−GaAsおけるバンド間遷移によるPL光強度とキ
ャリア濃度の関係は、キャリア濃度が1016cm−3
オーダから1018cm−3程度までの範囲では図13
に示すように、キャリア濃度が高くなるほどPL光強度
は強くなるが、1018cm−3を越すと図3に示すよ
うに、キャリア濃度が大きくなると、PL光強度は小さ
くなる。キャリア濃度が5×1018cm−3以上とな
ると、バンド間遷移発光はほとんど認められない。従っ
て、本実施例では、p−Al0.06Ga0.94As
活性層14から基板方向に広がった光によりn+ −G
aAsバッファ層12が励起され、その中に電子−正孔
対が形成されるが、バッファ層12のキャリア濃度が充
分に大きいため、バンド間遷移発光はほとんど生じない
。従って、装置外に出射される光は活性層よりの発光の
みとなり、その発光スペクトルは図4に示すようにサブ
ピークを持たない形となる。
【0023】このように本第1の実施例では、基板上に
キャリア濃度の充分高いn+ −GaAsバッファ層を
設けたから、活性層で発生して基板方向に広がった光は
該バッファ層で吸収され基板には到達せず、また活性層
からの光による励起でバッファ層内に形成された電子−
正孔対によってはバンド間遷移発光はほとんど生じない
ため、半導体発光装置の出射光スペクトルにサブピーク
が発生するのを防止できる。また、キャリア濃度の高い
層を成長する場合、成長装置内の不純物による汚染は問
題とならないため、繰り返しの製造が容易であり、量産
性を向上できる。また、基板とクラッド層の間にノンド
ープのバッファ層を設けた従来の装置に比べ、バッファ
層を形成した後の熱処理工程による影響が小さく、これ
による特性の劣化は生じない。さらに、バッファ層とし
てノンドープのものを用いる場合に比して、素子の直列
抵抗を低減できるため、消費電力が低減され、発熱によ
る劣化を防止でき、素子を長寿命化できる。
キャリア濃度の充分高いn+ −GaAsバッファ層を
設けたから、活性層で発生して基板方向に広がった光は
該バッファ層で吸収され基板には到達せず、また活性層
からの光による励起でバッファ層内に形成された電子−
正孔対によってはバンド間遷移発光はほとんど生じない
ため、半導体発光装置の出射光スペクトルにサブピーク
が発生するのを防止できる。また、キャリア濃度の高い
層を成長する場合、成長装置内の不純物による汚染は問
題とならないため、繰り返しの製造が容易であり、量産
性を向上できる。また、基板とクラッド層の間にノンド
ープのバッファ層を設けた従来の装置に比べ、バッファ
層を形成した後の熱処理工程による影響が小さく、これ
による特性の劣化は生じない。さらに、バッファ層とし
てノンドープのものを用いる場合に比して、素子の直列
抵抗を低減できるため、消費電力が低減され、発熱によ
る劣化を防止でき、素子を長寿命化できる。
【0024】なお、上記実施例ではバッファ層の材料と
してGaAsを用いたものについて述べたが、これは、
活性層を構成する材料のバンドギャップより小さいバン
ドギャップを持つAlGaAsを用いてもよい。
してGaAsを用いたものについて述べたが、これは、
活性層を構成する材料のバンドギャップより小さいバン
ドギャップを持つAlGaAsを用いてもよい。
【0025】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図5は本発明の第2の実施例による半導体発光装置
を示す断面図である。図において、図1,図2と同一符
号は同一または相当部分である。n−Geバッファ層3
2は基板11上に配置される。
る。図5は本発明の第2の実施例による半導体発光装置
を示す断面図である。図において、図1,図2と同一符
号は同一または相当部分である。n−Geバッファ層3
2は基板11上に配置される。
【0026】バッファ層32を除く各層の典型的な層厚
は上記第1の実施例と同じである。n−Geバッファ3
2の層厚は、Geの光吸収がGaAsに比べて小さいた
め、約1ミクロンと上記第1の実施例のバッファ層12
より厚く設定される。また、コンタクトホールの直径及
び深さは上記第1の実施例と同じである。
は上記第1の実施例と同じである。n−Geバッファ3
2の層厚は、Geの光吸収がGaAsに比べて小さいた
め、約1ミクロンと上記第1の実施例のバッファ層12
より厚く設定される。また、コンタクトホールの直径及
び深さは上記第1の実施例と同じである。
【0027】次に動作について説明する。n−Al0.
10GaA0.90コンタクト層16の表面のZn拡散
領域17とn−GaAs基板11の間に前者が正となる
ようなバイアスを印加する。コンタクトホール18が存
在しない部分においては、デバイスの表面からみてpn
pn接合が形成されているため電流は流れない。コンタ
クトホール18が存在する部分においては、n−Al0
.10Ga0.90Asコンタクト層16がすべてZn
拡散によりp+ 領域となっているために、pn接合は
順方向にバイアスされるp−Al0.06Ga0.94
As活性層14とn−Al0.35Ga0.65As第
1クラッド層13間の1つだけとなっており、電流が流
れ得る。流れる電流の経路は図中19に示したようにな
る。電流19が流れることにより、p−Al0.06G
a0.94As活性層14内に注入された正孔と電子は
再結合して光を輻射する。この光は禁止帯幅にほぼ即応
したエネルギーを有しており、Al0.06Ga0.9
4Asが活性層の場合にはピーク波長は約830nmと
なる。
10GaA0.90コンタクト層16の表面のZn拡散
領域17とn−GaAs基板11の間に前者が正となる
ようなバイアスを印加する。コンタクトホール18が存
在しない部分においては、デバイスの表面からみてpn
pn接合が形成されているため電流は流れない。コンタ
クトホール18が存在する部分においては、n−Al0
.10Ga0.90Asコンタクト層16がすべてZn
拡散によりp+ 領域となっているために、pn接合は
順方向にバイアスされるp−Al0.06Ga0.94
As活性層14とn−Al0.35Ga0.65As第
1クラッド層13間の1つだけとなっており、電流が流
れ得る。流れる電流の経路は図中19に示したようにな
る。電流19が流れることにより、p−Al0.06G
a0.94As活性層14内に注入された正孔と電子は
再結合して光を輻射する。この光は禁止帯幅にほぼ即応
したエネルギーを有しており、Al0.06Ga0.9
4Asが活性層の場合にはピーク波長は約830nmと
なる。
【0028】ここで、本実施例では、n−GaAs基板
11上にn−Geバッファ層を設けている。Geのバン
ド構造は間接遷移型であり、そのバンドギャップは活性
層であるAl0.06Ga0.94Asより小さい。ま
たGeの格子定数はGaAsのそれとほぼ同じであるた
め、GaAs基板上への結晶成長は容易である。Ge等
の間接遷移型半導体における輻射再結合の緩和時間は、
もっとも単純なバンド間遷移を考えても1秒程度である
のに対し、少数キャリアの平均寿命は長くても1ミリ秒
程度である。従って、間接遷移型半導体では、輻射再接
合の起こる確率は非輻射再結合の起こる確率に比べて非
常に小さい。従って、本実施例では、p−Al0.06
Ga0.94As活性層14から基板方向に広がった光
によりn−Geバッファ層32が励起され、その中に電
子−正孔対が形成されるが、バッファ層32が間接遷移
型半導体であるため、電子−正孔対はほぼすべて非輻射
再結合し、バンド間遷移発光はほとんど生じない。従っ
て、装置外に出射される光は活性層14よりの発光のみ
となり、その発光スペクトルは図6に示すようにサブピ
ークを持たない形となる。
11上にn−Geバッファ層を設けている。Geのバン
ド構造は間接遷移型であり、そのバンドギャップは活性
層であるAl0.06Ga0.94Asより小さい。ま
たGeの格子定数はGaAsのそれとほぼ同じであるた
め、GaAs基板上への結晶成長は容易である。Ge等
の間接遷移型半導体における輻射再結合の緩和時間は、
もっとも単純なバンド間遷移を考えても1秒程度である
のに対し、少数キャリアの平均寿命は長くても1ミリ秒
程度である。従って、間接遷移型半導体では、輻射再接
合の起こる確率は非輻射再結合の起こる確率に比べて非
常に小さい。従って、本実施例では、p−Al0.06
Ga0.94As活性層14から基板方向に広がった光
によりn−Geバッファ層32が励起され、その中に電
子−正孔対が形成されるが、バッファ層32が間接遷移
型半導体であるため、電子−正孔対はほぼすべて非輻射
再結合し、バンド間遷移発光はほとんど生じない。従っ
て、装置外に出射される光は活性層14よりの発光のみ
となり、その発光スペクトルは図6に示すようにサブピ
ークを持たない形となる。
【0029】このように本第2の実施例では、n−Ga
As基板上に、活性層の発光光エネルギより小さいバン
ドギャップを有しかつ間接遷移型のバンド構造をもつn
−Geバッファ層を設けたから、活性層で発生して基板
方向に広がった光は該バッファ層で吸収され基板には到
達せず、また活性層からの光による励起でバッファ層内
に形成された電子−正孔対によってはバンド間遷移発光
はほとんど生じないため、半導体発光装置の出射光スペ
クトルにサブピークが発生するのを防止できる。また、
バッファ層としてノンドープのものを用いる場合に比し
て、素子直列抵抗の低減できるため、消費電力が低減さ
れ、発熱による劣化を防止でき、素子を長寿命化できる
。
As基板上に、活性層の発光光エネルギより小さいバン
ドギャップを有しかつ間接遷移型のバンド構造をもつn
−Geバッファ層を設けたから、活性層で発生して基板
方向に広がった光は該バッファ層で吸収され基板には到
達せず、また活性層からの光による励起でバッファ層内
に形成された電子−正孔対によってはバンド間遷移発光
はほとんど生じないため、半導体発光装置の出射光スペ
クトルにサブピークが発生するのを防止できる。また、
バッファ層としてノンドープのものを用いる場合に比し
て、素子直列抵抗の低減できるため、消費電力が低減さ
れ、発熱による劣化を防止でき、素子を長寿命化できる
。
【0030】なお、上記実施例ではバッファ層の材料と
してGeを用いたものについて述べたが、これは、活性
層を構成する材料のバンドギャップより小さいバンドギ
ャップを持つ他の間接遷移型半導体を用いてもよい。
してGeを用いたものについて述べたが、これは、活性
層を構成する材料のバンドギャップより小さいバンドギ
ャップを持つ他の間接遷移型半導体を用いてもよい。
【0031】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。図7は本発明の第3の実施例による半導体発光装置
を示す断面図である。図において、図1,図2と同一符
号は同一または相当部分である。42はPL光のピーク
エネルギが活性層の発光光エネルギとほぼ等しくなるよ
うにn型不純物がドープされたn−GaAsバッファ層
であり、基板11上に配置される。
る。図7は本発明の第3の実施例による半導体発光装置
を示す断面図である。図において、図1,図2と同一符
号は同一または相当部分である。42はPL光のピーク
エネルギが活性層の発光光エネルギとほぼ等しくなるよ
うにn型不純物がドープされたn−GaAsバッファ層
であり、基板11上に配置される。
【0032】n−GaAsバッファ層42の層厚は第1
の実施例のバッファ層12と同じ約0.2ミクロンであ
り、その他の層の層厚,コンタクトホール18の直径及
び深さも第1の実施例と同じである。
の実施例のバッファ層12と同じ約0.2ミクロンであ
り、その他の層の層厚,コンタクトホール18の直径及
び深さも第1の実施例と同じである。
【0033】次に動作について説明する。n−Al0.
10GaA0.90コンタクト層16の表面のZn拡散
領域17とn−GaAs基板11の間に前者が正となる
ようなバイアスを印加する。コンタクトホール18が存
在しない部分においては、デバイスの表面からみてpn
pn接合が形成されているため電流は流れない。コンタ
クトホール18が存在する部分においては、n−Al0
.10Ga0.90Asコンタクト層16がすべてZn
拡散によりp+ 領域となっているために、pn接合は
順方向にバイアスされるp−Al0.06Ga0.94
As活性層14とn−Al0.35Ga0.65As第
1クラッド層13間の1つだけとなっており、電流が流
れ得る。流れる電流の経路は図中19に示したようにな
る。電流19が流れることにより、p−Al0.06G
a0.94As活性層14内に注入された正孔と電子は
再結合して光を輻射する。この光は禁止帯幅にほぼ即応
したエネルギーを有しており、Al0.06Ga0.9
4Asが活性層の場合にはピーク波長は約830nmと
なる。
10GaA0.90コンタクト層16の表面のZn拡散
領域17とn−GaAs基板11の間に前者が正となる
ようなバイアスを印加する。コンタクトホール18が存
在しない部分においては、デバイスの表面からみてpn
pn接合が形成されているため電流は流れない。コンタ
クトホール18が存在する部分においては、n−Al0
.10Ga0.90Asコンタクト層16がすべてZn
拡散によりp+ 領域となっているために、pn接合は
順方向にバイアスされるp−Al0.06Ga0.94
As活性層14とn−Al0.35Ga0.65As第
1クラッド層13間の1つだけとなっており、電流が流
れ得る。流れる電流の経路は図中19に示したようにな
る。電流19が流れることにより、p−Al0.06G
a0.94As活性層14内に注入された正孔と電子は
再結合して光を輻射する。この光は禁止帯幅にほぼ即応
したエネルギーを有しており、Al0.06Ga0.9
4Asが活性層の場合にはピーク波長は約830nmと
なる。
【0034】ここで、本実施例では、n−GaAs基板
11上にそのPL光のピークエネルギが活性層の発光光
エネルギとほぼ等しくなるようにn型不純物がドープさ
れたn−GaAsバッファ層42を設けている。n−G
aAsにおけるバンド間遷移におけるPLピーク波長と
キャリア濃度の関係は図8のようになる。すなわち、キ
ャリア濃度が2ないし3×1018cm−3を超えると
、PLピーク波長は徐々に短波長化し、1×1019c
m−3で約820nmとなる。PLピーク波長を830
nmとするには、キャリア濃度を7×1018cm−3
とすればよい。
11上にそのPL光のピークエネルギが活性層の発光光
エネルギとほぼ等しくなるようにn型不純物がドープさ
れたn−GaAsバッファ層42を設けている。n−G
aAsにおけるバンド間遷移におけるPLピーク波長と
キャリア濃度の関係は図8のようになる。すなわち、キ
ャリア濃度が2ないし3×1018cm−3を超えると
、PLピーク波長は徐々に短波長化し、1×1019c
m−3で約820nmとなる。PLピーク波長を830
nmとするには、キャリア濃度を7×1018cm−3
とすればよい。
【0035】本実施例では、p−Al0.06Ga0.
94As活性層3から基板方向に広がった光によりn−
GaAsバッファ層9は励起され、その中に電子−正孔
対が形成されが、n−GaAsバッファ層9のキャリア
濃度を7×1018cm−3とすることにより、電子−
正孔対の再結合により輻射されるPL光のピーク波長を
830nm、即ちp−Al0.06Ga0.94As活
性層3の発光のピークエネルギーと同じとすることがで
きる。従って、装置外に出射される光のスペクトルはピ
ークが1つだけの形となる。
94As活性層3から基板方向に広がった光によりn−
GaAsバッファ層9は励起され、その中に電子−正孔
対が形成されが、n−GaAsバッファ層9のキャリア
濃度を7×1018cm−3とすることにより、電子−
正孔対の再結合により輻射されるPL光のピーク波長を
830nm、即ちp−Al0.06Ga0.94As活
性層3の発光のピークエネルギーと同じとすることがで
きる。従って、装置外に出射される光のスペクトルはピ
ークが1つだけの形となる。
【0036】ここで、上記説明では活性層としてピーク
波長が約830nmのAl0.06Ga0.94Asを
用いたものを示したが、本第3の実施例の効果は、活性
層としてピーク波長の長い材料を用いた場合に顕著であ
る。即ち、第1の実施例の説明で用いた図3からわかる
ように、キャリア濃度を7×1018cm−3程度にす
れば、そのPL発光強度はきわめて小さくなり、本第3
の実施例による効果がなくても、出射光スペクトルにお
けるサブピークを抑えることができる。しかし、例えば
、活性層としてピーク波長が約850nmのAl0.0
3Ga0.97Asを用いた場合、図8よりn−GaA
sバッファ層43のキャリア濃度を3×1018cm−
3とすることにより、PLピーク波長を850nmとす
ることができ、図9に示すように装置外に出射される光
のスペクトルはピークが1つだけの形となる。図3から
、キャリア濃度が3×1018cm−3程度の場合はP
L発光強度は大きく、第1の実施例の効果ではサブピー
クの発生は防ぐことができないが、上述の本第3の実施
例による効果で光通信に使用可能な半導体発光装置を実
現できる。
波長が約830nmのAl0.06Ga0.94Asを
用いたものを示したが、本第3の実施例の効果は、活性
層としてピーク波長の長い材料を用いた場合に顕著であ
る。即ち、第1の実施例の説明で用いた図3からわかる
ように、キャリア濃度を7×1018cm−3程度にす
れば、そのPL発光強度はきわめて小さくなり、本第3
の実施例による効果がなくても、出射光スペクトルにお
けるサブピークを抑えることができる。しかし、例えば
、活性層としてピーク波長が約850nmのAl0.0
3Ga0.97Asを用いた場合、図8よりn−GaA
sバッファ層43のキャリア濃度を3×1018cm−
3とすることにより、PLピーク波長を850nmとす
ることができ、図9に示すように装置外に出射される光
のスペクトルはピークが1つだけの形となる。図3から
、キャリア濃度が3×1018cm−3程度の場合はP
L発光強度は大きく、第1の実施例の効果ではサブピー
クの発生は防ぐことができないが、上述の本第3の実施
例による効果で光通信に使用可能な半導体発光装置を実
現できる。
【0037】このように本第3の実施例では、n−Ga
As基板上に、PL光のピークエネルギが活性層の発光
光エネルギとほぼ等しくなるようにn型不純物がドープ
されたn−GaAsバッファ層を設けたから、活性層で
発生して基板方向に広がった光は該バッファ層で吸収さ
れ基板には到達せず、また活性層からの光による励起で
バッファ層内に形成された電子−正孔対の再結合により
輻射されるPL光のピーク波長は活性層での発光ピーク
波長と等しいため、半導体発光装置の出射光スペクトル
にサブピークが発生するのを防止できる。また、キャリ
ア濃度の高い層を成長する場合、成長装置内の不純物に
よる汚染は問題とならないため、繰り返しの製造が容易
であり、量産性を向上できる。また、基板とクラッド層
の間にノンドープのバッファ層を設けた従来の装置に比
べ、バッファ層を形成した後の熱処理工程による影響が
小さく、これによる特性の劣化は生じない。さらに、バ
ッファ層としてノンドープのものを用いる場合に比して
、素子の直列抵抗を低減できるため、消費電力が低減さ
れ、発熱による劣化を防止でき、素子を長寿命化できる
。
As基板上に、PL光のピークエネルギが活性層の発光
光エネルギとほぼ等しくなるようにn型不純物がドープ
されたn−GaAsバッファ層を設けたから、活性層で
発生して基板方向に広がった光は該バッファ層で吸収さ
れ基板には到達せず、また活性層からの光による励起で
バッファ層内に形成された電子−正孔対の再結合により
輻射されるPL光のピーク波長は活性層での発光ピーク
波長と等しいため、半導体発光装置の出射光スペクトル
にサブピークが発生するのを防止できる。また、キャリ
ア濃度の高い層を成長する場合、成長装置内の不純物に
よる汚染は問題とならないため、繰り返しの製造が容易
であり、量産性を向上できる。また、基板とクラッド層
の間にノンドープのバッファ層を設けた従来の装置に比
べ、バッファ層を形成した後の熱処理工程による影響が
小さく、これによる特性の劣化は生じない。さらに、バ
ッファ層としてノンドープのものを用いる場合に比して
、素子の直列抵抗を低減できるため、消費電力が低減さ
れ、発熱による劣化を防止でき、素子を長寿命化できる
。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、Ga
As基板と基板側AlGaAsクラッド層との間に、該
発光装置の発光エネルギーより小さなバンドギャップを
有しかつバンド間遷移によるホトルミネッセンス発光強
度が充分に小さくなる程度まで高濃度にドーピングされ
たAlz Ga1−z As(0≦z)バッファ層を設
けたから、出射光スペクトルにサブピークを持たずかつ
、作製が容易で量産性にすぐれ、長寿命である半導体発
光装置が得られる効果がある。
As基板と基板側AlGaAsクラッド層との間に、該
発光装置の発光エネルギーより小さなバンドギャップを
有しかつバンド間遷移によるホトルミネッセンス発光強
度が充分に小さくなる程度まで高濃度にドーピングされ
たAlz Ga1−z As(0≦z)バッファ層を設
けたから、出射光スペクトルにサブピークを持たずかつ
、作製が容易で量産性にすぐれ、長寿命である半導体発
光装置が得られる効果がある。
【0039】また、この発明によれば、GaAs基板と
基板側AlGaAsクラッド層との間に、該発光装置の
発光エネルギーより小さなバンドギャップを有しかつ間
接遷移型のバンド構造を有するバッファ層を設けたから
、出射光スペクトルにサブピークを持たずかつ、作製が
容易で量産性にすぐれ、長寿命である半導体発光装置が
得られる効果がある。
基板側AlGaAsクラッド層との間に、該発光装置の
発光エネルギーより小さなバンドギャップを有しかつ間
接遷移型のバンド構造を有するバッファ層を設けたから
、出射光スペクトルにサブピークを持たずかつ、作製が
容易で量産性にすぐれ、長寿命である半導体発光装置が
得られる効果がある。
【0040】また、この発明によれば、GaAs基板と
基板側AlGaAsクラッド層との間に、そのホトルミ
ネッセンス光のピークエネルギーが該発光装置の発光光
エネルギーとほぼ等しくなるようにドーピングされたG
aAsバッファ層を設けた構成としたから、出射光スペ
クトルにサブピークを持たずかつ、作製が容易で量産性
にすぐれ、長寿命である半導体発光装置が得られる効果
がある。
基板側AlGaAsクラッド層との間に、そのホトルミ
ネッセンス光のピークエネルギーが該発光装置の発光光
エネルギーとほぼ等しくなるようにドーピングされたG
aAsバッファ層を設けた構成としたから、出射光スペ
クトルにサブピークを持たずかつ、作製が容易で量産性
にすぐれ、長寿命である半導体発光装置が得られる効果
がある。
【図1】この発明の第1の実施例による半導体発光装置
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II断面を示す図である。
【図3】n−GaAsにおけるバンド間遷移によるPL
光強度とキャリア濃度の関係を示す図である。
光強度とキャリア濃度の関係を示す図である。
【図4】第1の実施例による半導体発光装置からの出射
光のスペクトルを示す図である。
光のスペクトルを示す図である。
【図5】この発明の第2の実施例による半導体発光装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】第2の実施例による半導体発光装置からの出射
光のスペクトルを示す図である。
光のスペクトルを示す図である。
【図7】この発明の第3の実施例による半導体発光装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】n−GaAsにおけるPL光ピーク波長とキャ
リア濃度の関係を示す図である。
リア濃度の関係を示す図である。
【図9】第3の実施例の変形例による半導体発光装置か
らの出射光のスペクトルを示す図である。
らの出射光のスペクトルを示す図である。
【図10】従来の半導体発光装置を示す断面図である。
【図11】図11の半導体発光装置からの発光スペクト
ルを示す図である。
ルを示す図である。
【図12】従来の他の半導体発光装置を示す断面図であ
る。
る。
【図13】n−GaAsにおけるバンド間遷移によるP
L光強度とキャリア濃度の関係を示す他の図である。
L光強度とキャリア濃度の関係を示す他の図である。
【符号の説明】
11 n−GaAs基板
12 n+ −GaAsバッファ層
13 n−Al0.35Ga0.65As第1クラッ
ド層14 p−Al0.06Ga0.94As活性層
15 p−Al0.35Ga0.65As第2クラッ
ド層16 n−Al0.10Ga0.90Asコンタ
クト層17 Zn拡散によるp+ 領域 18 コンタクトホール 19 電流 20 n側電極 21 p側電極 22 出射光
ド層14 p−Al0.06Ga0.94As活性層
15 p−Al0.35Ga0.65As第2クラッ
ド層16 n−Al0.10Ga0.90Asコンタ
クト層17 Zn拡散によるp+ 領域 18 コンタクトホール 19 電流 20 n側電極 21 p側電極 22 出射光
Claims (3)
- 【請求項1】 第1導電型不純物が導入されてなるG
aAs基板の上部に、第1導電型のAly Ga1−y
As第1クラッド層,Alx Ga1−x As(0
<x<y)活性層,及び第1導電型と反対導電型のAl
y Ga1−y As第2クラッド層が順次形成され、
該第2クラッド層の上部より光取出しを行うAlGaA
s/GaAs系発光装置において、上記GaAs基板と
上記第1クラッド層との間に、バンド間遷移によるホト
ルミネッセンス発光強度が充分に小さくなる程度まで高
濃度に第1導電型不純物がドーピングされた、該発光装
置の発光光エネルギーより小さなバンドギャップを有す
るAlz Ga1−z As(0≦z)バッファ層を備
えたことを特徴とする半導体発光装置。 - 【請求項2】 第1導電型不純物が導入されてなるG
aAs基板の上部に、第1導電型のAly Ga1−y
As第1クラッド層,Alx Ga1−x As(0
<x<y)活性層,及び第1導電型と反対導電型のAl
y Ga1−y As第2クラッド層が順次形成され、
該第2クラッド層の上部より光取出しを行うAlGaA
s/GaAs系発光装置において、上記GaAs基板と
上記第1クラッド層との間に、該発光装置の発光光エネ
ルギーより小さなバンドギャップを有し、かつ、そのバ
ンド構造が間接遷移型であるバッファ層を設けたことを
特徴とする半導体発光装置。 - 【請求項3】 第1導電型不純物が導入されてなるG
aAs基板の上部に、第1導電型のAly Ga1−y
As第1クラッド層,Alx Ga1−x As(0
<x<y)活性層,及び第1導電型と反対導電型のAl
y Ga1−y As第2クラッド層が順次形成され、
該第2クラッド層の上部より光取出しを行うAlGaA
s/GaAs系発光装置において、上記GaAs基板と
上記第1クラッド層との間に、ホトルミネッセンス光の
ピークエネルギーが該発光装置の発光光エネルギーとほ
ぼ等しくなるように第1導電型不純物がドーピングされ
たGaAsバッファ層を設けたことを特徴とする半導体
発光装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042706A JPH04258182A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 半導体発光装置 |
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GB9423844A GB2282263B (en) | 1991-02-12 | 1991-12-18 | A semiconductor light emitting device |
GB9423843A GB2283130B (en) | 1991-02-12 | 1991-12-18 | A semiconductor light emitting device |
CA002057977A CA2057977C (en) | 1991-02-12 | 1991-12-18 | Semiconductor light emitting device |
US07/828,225 US5272362A (en) | 1991-02-12 | 1992-01-30 | Semiconductor light emitting device |
DE4203134A DE4203134A1 (de) | 1991-02-12 | 1992-02-04 | Lichtemittierende halbleitervorrichtung |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042706A JPH04258182A (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | 半導体発光装置 |
Publications (1)
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---|---|
JPH04258182A true JPH04258182A (ja) | 1992-09-14 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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JP (1) | JPH04258182A (ja) |
CA (1) | CA2057977C (ja) |
DE (1) | DE4203134A1 (ja) |
GB (1) | GB2253303B (ja) |
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FR2726126A1 (fr) * | 1994-10-24 | 1996-04-26 | Mitsubishi Electric Corp | Procede de fabrication de dispositifs a diodes electroluminescentes a lumiere visible |
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AU2008203209A1 (en) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Gallium Enterprises Pty Ltd | Buried contact devices for nitride-base films and manufacture thereof |
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-
1991
- 1991-02-12 JP JP3042706A patent/JPH04258182A/ja active Pending
- 1991-12-18 CA CA002057977A patent/CA2057977C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-12-18 GB GB9126843A patent/GB2253303B/en not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-01-30 US US07/828,225 patent/US5272362A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-02-04 DE DE4203134A patent/DE4203134A1/de not_active Ceased
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CA2057977C (en) | 1997-02-25 |
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GB2253303A (en) | 1992-09-02 |
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