JPH04139177A - フラルベンゾキノン誘導体及びその製造方法並びに制癌剤 - Google Patents

フラルベンゾキノン誘導体及びその製造方法並びに制癌剤

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JPH04139177A
JPH04139177A JP41706390A JP41706390A JPH04139177A JP H04139177 A JPH04139177 A JP H04139177A JP 41706390 A JP41706390 A JP 41706390A JP 41706390 A JP41706390 A JP 41706390A JP H04139177 A JPH04139177 A JP H04139177A
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JP
Japan
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hydrogen
chain
furalbenzoquinone
carbon atoms
general formula
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Withdrawn
Application number
JP41706390A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Abe
阿部 真好
Hideji Takagaki
秀次 高垣
Mitsuru Sakai
充 酒井
Shinji Ogawa
真治 小川
Kazuhiko Inasawa
稲沢 和彦
Keiji Yamazaki
山崎 圭治
Tetsuo Ikegawa
哲郎 池川
Nobuo Ikegawa
池川 信夫
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、新規なフラルベンゾキノン誘導体と、その製
造方法並びにフラルベンゾキノン誘導体又はその医薬的
に許容できる塩を有効成分とする制癌剤とに関するもの
である。 [0002]
【従来の技術】
従来、キノン誘導体には制癌効果を有するものがいくつ
か知られており、その中でもマイトマイシンC、アクラ
シノマイシンA、塩酸ダウノルビシン、塩酸ドキソルビ
シン等は臨床治療に広く用いられている。しかしながら
、キノン誘導体の中のフラルベンゾキノン誘導体につい
ては、弁上らが命名したキゲリノン(Kige 11n
one)を始め、僅かな化合物が知られているに過ぎな
い(弁上健一部ら、Phytochemistry、2
0  (9)、2271  (1981))[0003
] また、これらフラルベンゾキノン誘導体の薬理作用も殆
ど研究されていないがわずかにキングストンらは下記の
化16、化17および化18に示す化合物AB、C等の
フラルベンゾキノン誘導体を樹皮から単離し、KB細胞
に対する細胞毒性作用を測定している(D、G、1.K
ingston  et  al、、Jof  Nat
ural  Products、45 (5)、600
 (1982))。 [0004]
【化16】 ○ [0005]
【化17】 [0006]
【化18】 [0007] しかしながら、キングストンらの報告はキゲリノン(化
合物A)と化合物Bの分離精製がなされておらず、化合
物Aと化合物Bとの混合物で活性測定が行われており、
各々の真の薬理活性は不明であった。本発明者らは、本
願に先立って、フラルベンゾキノン誘導体と、この誘導
体を有効成分とする制癌剤およびその製造方法を出願し
た(特開昭63−196576)。 [0008] しかし、この本発明者らによる特開昭63−19657
6においても、抽出精製により得た各化合物の真の薬理
活性をより明確化する必要があった。 [0009]
【問題点を解決するための手段】
本発明者らは、上記の問題点に鑑み、先願のような天然
物からの抽出精製によらぬ化学合成によって、新規で有
用な制癌剤を開発することを目的として、鋭意研究した
結果、フラルベンゾキノン誘導体の新規な製造方法並び
に新規なフラルベンゾキノン誘導体およびその医学的に
許容できる塩並びにそれらを有効成分とする制癌剤を製
造することができ、本発明に至った。 [00101 すなわち、本発明者らは、ナフト[2,3−b]フラン
−4,9−ジオンの各位置に自由に置換基を導入する目
的で、鋭意研究した結果、ベンゾ[2,3−b]フラン
−4,7−ジオン又は側鎖を有する新規なベンゾ[2,
3−b]フラン−4,7−ジオン誘導体に、鎖状もしく
は環状のジエン化合物をディールス・アンダー(D i
 e l 5−Al de r)反応により反応させる
合成法を開発し、これにより種々の新規フラルベンゾキ
ノン誘導体を合成し、これらの光学活性体をラセミ体か
ら単離精製し、更にそれらの制癌活性を調べることによ
り本発明を完成した。 [0011] 本発明のフラルベンゾキノン誘導体は、化1に示す一般
式(I)で表されるものである。 [0012]
【化1】 [0013] この一般式(I)においてR1は水素又は鎖状もしくは
枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖
状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキ
シアルキル基を表し、R2〜R5は水素又はヒドロキシ
ル基で、かつ、いずれか2個がヒドロキシル基である。 [0014] 一般式(I)において、R1が水素、又は鎖状もしくは
枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基であり、
R2〜R5が水素又はヒドロキシル基で、かつ、いずれ
か2個がヒドロキシル基であるものも本発明のフラルベ
ンゾキノン誘導体に含まれる。 [0015] 一般式(I)において、R1が鎖状もしくは枝分れした
炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基であり、
R2〜R5が水素又はヒドロキシル基で、かつ、いずれ
か2個がヒドロキシル基であるものも本発明のフラルベ
ンゾキノン誘導体に含まれる。 [0016] 一般式(I)において、R1が水素、又は鎖状もしくは
枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖
状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキ
シアルキル基であり、R2〜R5が水素又はヒドロキシ
ル基で、力りR3がヒドロキシル基であるときは、R2
R4R5は水素であり、またR4がヒドロキノン誘導体
に含まれる。 [00173 一般式(I)において、R1が水素、又は鎖状もしくは
枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基であり、
R2〜R5が水素又はヒドロキシル基で、かつ、R3が
ヒドロキシル基である時は、R2R4R5は水素であり
、また、R4がヒドロキシル基である時は、R2R3R
5は水素であるものも本発明のフラルベンゾキノン誘導
体に含まれる。 [0018] 一般式(I)において、R1が水素又は鎖状もしくは枝
分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基
であり、R2〜R5が水素又はヒドロキシル基でかつ、
R3がヒドロキシル基であるときは、R2R4R5は水
素であり、またR4がヒドロキシル基である時は、R2
R3R5は水素であるものも本発明のフラルベンゾキノ
ン誘導体に含まれる。 [0019] また、本発明のフラルベンゾキノン誘導体は、一般式(
II)で表されるものである。 [0020]
【化2】 [0021] この一般式(II)においてR1は水素又は鎖状もしく
は枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基、又は
鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロ
キシアルキル基である。 [0022] 一般式(II)において、R1が水素又は鎖状もしくは
枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基であるも
のも本発明のフラルベンゾキノン誘導体に含まれる。 [0023] 一般式(II)において、R1が鎖状もしくは枝分れし
た炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基である
ものも本発明のフラルベンゾキノン誘導体に含まれる。 [0024] さらに、本発明のフラルベンゾキノン誘導体は、一般式
(III)で表されるものである。 [0025]
【化3】 [0026] この一般式(III)においてR1が水素、又は鎖状も
しくは枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基、
又は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒ
ドロキシアルキル基である。 [0027] 一般式(III)において、R1が水素又は鎖状もしく
は枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基である
ものも本発明のフラルベンゾキノン誘導体に含まれる。 [0028] 一般式(III)においいて、R1が鎖状もしくは枝分
れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基で
あるものも本発明のフラルベンゾキノン誘導体に含まれ
る。 [0029] また、本発明のフラルベンゾキノン誘導体は、一般式(
IV)で表されるものである。 [0030]
【化4】 [0031] この一般式(IV)においてR1は水素、又は鎖状もし
くは枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基、又
は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒド
ロキシアルキル基である。 [0032] 個から成るアルキル基であるものも本発明のフラルベン
ゾキノン誘導体に含まれる。 [0033] 一般式(IV)において、R1が鎖状もしくは枝分れし
た炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基である
ものも本発明のフラルベンゾキノン誘導体に含まれる。 [0034] また本発明のフラルベンゾキノン誘導体は一般式(V)
で表されるものである[0035]
【化5】 [0036] この一般式(V)において、R1は水素又は鎖状もしく
は枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基、又は
鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロ
キシアルキル基である。 [0037] 一般式(V)において、R1が水素又は鎖状もしくは枝
分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基であるもの
も本発明のフラルベンゾキノン誘導体に含まれる。 [0038] 一般式(V)において、R1が水素又は鎖状もしくは枝
分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基
であるものも本発明のフラルベンゾキノン誘導体に含ま
れる。 [0039] また、本発明のフラルベンゾキノン誘導体は一般式(V
I)で表されるものである。 [0040]
【化6】 [0041] この一般式(VI)において、R1は水素又は鎖状もし
くは枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基、又
は鎖状もしくは枝分かれした炭素数1〜6個から成るヒ
ドロキシアルキル基である。 [0042] 一般式(VI)において、R1が水素又は鎖状もしくは
枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキル基であるも
のも本発明のフラルベンゾキノン誘導体に含まれる。 [0043] 一般式(VI)において、R1が水素又は鎖状もしくは
枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル
基であるものも本発明のフラルベンゾキノン誘導体に含
まれる。 [0044] また、本発明の制癌剤は、上記いずれかのフラルベンゾ
キノン誘導体又は該フラルベンゾキノン誘導体の医薬的
に許容できる塩を有効成分とするものである。 [0045] そして、本発明のフラルベンゾキノン誘導体及び制癌剤
に含まれる化合物としては、例えば5−ヒドロキシナフ
ト〔2,3−b)フラン−4,9−ジオン、6−ヒドロ
キシナフト[2,3−b〕フラン−4.9−ジオン、7
−ヒドロキシナフト〔2,3−b)フラン−4,9−ジ
オン、8−ヒドロキシナフトC2,3−b)フラン−4
,9−ジオン、6−t−プチルジメチルシロキナフト[
2,3−b)フラン−4,9−ジオン、7−t−ブチル
ジメチルシロキナフト[::2,3−b〕フラン−4,
9−ジオン、5,6−シヒドロキシナフトC2,3−b
フラン−−4,9−ジオン、5,7−ジヒドロキシナフ
ト(2,3−b、フラン−−4゜9−ジオン、5,8−
ジヒドロキシナフト[2,3−t)フラン−−4,9−
ジオン、6,7−ジヒドロキシナフト(2,3−b)フ
ラン−4,9−ジオン、6゜8−ジヒドロキシナフト〔
2,3−b)フラン−4,9−ジオン、7,8−ジヒド
ロキシナフト[2,3−b、フラン−−4,9−ジオン
、2−(1−ヒドロキシエチル)−5−ヒドロキシナフ
ト[2,3−b]フラン−4,9−ジオン、2−(1−
ヒドロキシエチル)−6−ヒドロキシナフト[2,3−
b、フラン−−4゜9−ジオン、2−(1−ヒドロキシ
エチル)−7−ヒドロキシナフトC2,3−b)フラン
−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシエチル)−8
−ヒドロキシナフト〔2,3−b〕フラン−4.9−ジ
オン、2−(1−ヒドロキシエチル)−6−t−プチル
ジメチルシロキナフト〔2,3−b)フラン−4,9−
ジオン2− (1−ヒドロキシエチル)−7−t−ブチ
ルジメチルシロキナフト〔2゜3−b〕フラン−4.9
−ジオン、2−(1−ヒドロキシエチル)−5,6−ジ
ヒドロキシナフト〔2,3−b〕フラン−4,9−ジオ
ン、2−(1−ヒドロキシエチル)−5,7ジヒドロキ
シナフト〔2,3−b〕フラン−4,9−ジオン2−(
1−ヒドロキシエチル)−5,8−ジヒドロキシナフト
〔2,3−bフラン−−4,9−ジオン、2−(1−ヒ
ドロキシエチル)−6,7−ジヒドロキシナフト[2,
3−b)フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキ
シエチル)−6,8−ジヒドロキシナフト[:’2.3
−b)フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシ
エチル)−7,8−ジヒドロキシナフト〔2,3−b)
フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシ−4−
メチルペンチル)−5−ヒドロキシナフト〔2,3−b
lフラン−−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシ−
4−メチルペンチル)−6−ヒドロキシナフト(2,3
−b)フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシ
−4−メチルペンチル)−7−ヒドロキシナフト〔2,
3−b)フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキ
シ−4−メチルペンチル)−8−ヒドロキシナフト(2
,3−b)フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロ
キシ−4−メチルペンチル)−6−t−プチルジメチル
シロキシナフ)(2,3−b)フラン−4,9−ジオン
、2−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−7−
t−ブチルジメチルシロキナフト〔2,3−b、フラン
−−4゜9−ジオン、2−(1−ヒドロキシ−4−メチ
ルペンチル)−5,6−ジヒドロキシナフト[2,3−
b)フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシ−
4−メチルペンチル)5.7−ジヒドロキシナフト〔2
,3−b、フラン−−4,9−ジオン、2−(1−ヒド
ロキシ−4−メチルペンチル)−5,8−ジヒドロキシ
ナフト(2,3−bフラン−−4,9−ジオン、2−(
1−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−6,7−ジヒ
ドロキシナフト[2,3−b)フラン−4,9−ジオン
、2− (1−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−6
,8−ジヒドロキシナフト〔2,3−b)フラン−4,
9−ジオン、2−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンチ
ル)−7,8−ジヒドロキシナフト[2,3−b、フラ
ン−−4,9−ジオン、2−メチル−5−ヒドロキシナ
フト〔2,3−b、]]フランー4.9−ジオン2−メ
チル−6−ヒドロキシナフト[2,3−bフラン−−4
,9−ジオン、2−メチル−7−ヒドロキシナフト[2
,3−bフラン−−4,9−ジオン、2−メチル−8−
ヒドロキシナフト[2,3−b〕フラン−4,9−ジオ
ン2−メチル−6−t−ブチルジメチルシロキナフト[
2,3−bフラン−−49−ジオン、2−メチル−7−
t−ブチルジメチルシロキナフト〔2,3−b〕フラン
−4,9−ジオン、2−メチル−5,6−ジヒドロキシ
ナフト〔2,3−b)フラン−4,9−ジオン、2−メ
チル−5,7−ジヒドロキシナフト〔23−b、フラン
−−4,9−ジオン、2−メチル−5,8−ジヒドロキ
シナフト〔2,3−b、フラン−−4,9−ジオン、2
−メチル−6,7−ジヒドロキシナフト(2,3−b)
フラン−4,9−ジオン、2−メチル−6,8−ジヒド
ロキシナフト〔2,3−b〕フラン−4,9−ジオン、
2−メチル−7,8−ジヒドロキシナフト〔2,3−b
〕フラン−4,9−ジオン、2−ブチル−5−ヒドロキ
シナフト(2,3−b〕フラン−4,9−ジオン、2−
ブチル−6−ヒドロキシナフト〔2,3−b、フラン−
−4,9−ジオン、2−ブチル−7−ヒドロキシナフト
〔2,3−b)フラン−4,9−ジオン、2−ブチル−
8−ヒドロキシナフト〔2,3−b)フラン−4,9−
ジオン、2−ブチル−6−t−ブチルジメチルシロキナ
フト〔2,3−b〕フラン−4,9−ジオン、2−ブチ
ル−7−を−ブチルジメチルシロキナフト〔2,3−b
)フラン−4,9−ジオン、2−ブチル−5,6−ジヒ
ドロキシナフト[:’2.3−b)フラン−4,9−ジ
オン、2−ブチル−5,7−ジヒドロキシナフト〔2,
3−b〕フラン−4,9−ジオン2−ブチル−5,8−
ジヒドロキシナフト[2,3−bフラン−−4,9−ジ
オン、2−ブチル−6,7−ジヒドロキシナフト[2,
3−b)フラン−4,9−ジオン、2−ブチル−6,8
−ジヒドロキシナフト〔2,3−b)フラン−49−ジ
オン、2−ブチル−7,8−ジヒドロキシナフト〔2,
3−b:)フラン−4,9−ジオン、2−(2−メチル
プロピル)−5−ヒドロキシナフト〔2゜3−b〕フラ
ン−4.9−ジオン、2−(2−メチルプロピル)−6
−ヒドロキシナフト〔2,3−bフラン−−4,9−ジ
オン、2−(2−メチルプロピル)−7−ヒドロキシナ
フト〔2,3−t)]]フランー4.9−ジオン2−(
2−メチルプロピル)6−t−プチルジメチルシロキナ
フト〔2,3−b〕フラン−49−ジオン、2−(2−
メチルプロピル)7−t−ブチルジメチルシロキナフ)
〔2,3−b+フラン−4,9−ジオン、2−(2−メ
チルプロピル)−8−ヒドロキシナフト(2,3−b)
フラン−4,9−ジオン、2−(2−メチルプロピル)
−5,6−ジヒドロキシナフト〔2,3−b〕フラン−
4,9−ジオン2−(2−メチルプロピル)−5,7−
ジヒドロキシナフト〔2,3−b〕フラン−4,9−ジ
オン、2−(2−メチルプロピル)−5,8−ジヒドロ
キシナフト[2,3−t)フラン−−4,9−ジオン、
2−(2−メチルプロピル)−6フージヒドロキシナフ
ト[:’2.3−b)フラン−4,9−ジオン、2−(
2−メチルプロピル)−6,8−ジヒドロキシナフト〔
2,3−b〕フラン−4,9−ジオン、2− (2−メ
チルプロピル)−7,8−ジヒドロキシナフト(2,3
−b”)フラン−4,9−ジオン、等が挙げられる。 [0046] 本発明のメチルベンゾキノン誘導体は、以下に示すいず
れも新規な二種の製造方法(以下、A法、B法と称する
。)により製造される。 [0047] A法を化7に示す。 [0048]
【化7】 [0049] この化7において、R1は水素又は鎖状もしくは枝分か
れした炭素数1〜6個から成るアルキル基又は鎖状もし
くは枝分かれした炭素数1〜6個から成るヒドロキシア
ルキル基を表し、R2は水素又は保護されたヒドロキシ
ル基を表し、R3は水素又はヒドロキシル基を表し、X
は水素又はハロゲン原子を表す。 [0050] ここで、保護されたヒドロキシル基とは、反応に際し、
ヒドロキシル基を通常のヒドロキシル基の保護基、即ち
、トリアルキルシリル基、テトラヒドロピラニル基、ア
セトキシ基、メトキシメチル基、ベンジル基等により保
護したものをいつ。 [0051] A法は一般式(VII)で表されるメチルベンゾキノン
誘導体に、一般式(VIII)で表されるブタジェン誘
導体をディールス・アルダ−反応させ、次いで、異性化
、酸化、脱保護後、単離精製を行う事による一般式(I
X)及び(X)で表されるメチルベンゾキノン誘導体の
製造方法である。 [0052] 上記の一般式(VII)と一般式(VIII)のディー
ルス・アルダ−反応は、不活性ガス雰囲気下に、無溶媒
又は有機溶媒中で行われ、有機溶媒を用いる場合は、そ
の有機溶媒としてアルコール類、エーテル類、エステル
類、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、ハロゲン化炭化
水素が使用でき、好ましくは芳香族炭化水素、ハロゲン
化炭化水素、更に好ましくはベンゼル、トルエン、塩化
メチレンが使用できる。 [0053] 反応温度、反応時間については、使用する一般式(VI
I)及び(VIII)の種類並びに使用する反応溶媒に
より異なるが、例えば一般式(VII)において、X=
水素の場合は、水冷下から室温程度の反応温度で約1時
間から24時間程度反応させる。反応の進行が遅い場合
には、反応速度を早める為、加熱還流してもよい。  
  [0054] 反応終了後、減圧下に反応溶媒を留去し、残かに水と混
和しやすい有機溶媒、例えばアルコール類、エーテル類
、好ましくはTHF又はジオキサンを加えて溶解し、酸
例えば塩酸を加えて水冷から室温程度の反応温度で、1
時間から3時間反応をさせる事により、一般式(工v)
及び(X)で表されるメチルベンゾキノン誘導体を生成
させる。 [0055] 一般式(VII)において、X=ハロゲン原子の場合は
、反応の進行とともに生成するハロゲン化水素を中和す
る為に、塩基例えば、炭酸塩、酢酸塩、アミン類、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム好ましくは炭酸塩、酢酸
塩、更に好ましくは炭酸カリウム又は酢酸ナトリウムを
加え、室温から加熱還流条件下で約1時間から8時間反
応させる事により一般式(IX)及び(X)で表される
メチルベンゾキノンを生成させる。この生成したメチル
ベンゾキノン誘導体をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより単離、精製し、一般式(IX)及び(X)で
表されるメチルベンゾキノン誘導体を各々得る。 [0056] 次にB法について説明する。 [0057] 化8に示すように、一般式(XI)で表されるメチルベ
ンゾキノン誘導体を塩基を用いて異性化させ、次いで酸
化、脱エチレンする事により、一般式(XII)で表さ
れるメチルベンゾキノン誘導体が製造される。 [0058]
【化8】 [0059] この化8においてRは水素又は鎖状もしくは枝分かれし
た炭素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしく
は枝分かれした炭素数1〜6個から成るヒト0キシアル
キル基を表し、R−Rは水素又はヒドロキシル基又は保
護されたヒドロキシル基を表す。 [0060] 上記の異性化反応は有機溶媒中、塩基を用いる事により
行われ、反応溶媒としては、アルコール類、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、エーテル類、芳香
族炭化水素、ハロゲン化炭化水素等が使用でき、好まし
くはTHFを用いる。塩基は水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水素化リチウム、水素化ナトリウム、t−ブ
トキシカリウム等が使用できる。反応温度並びに反応時
間は、一般式(XI)で表されるメチルベンゾキノン誘
導体及び使用する反応溶媒、塩基の種類によって異なる
が、例えばTHFと水素化ナトリウムを用いた場合は、
−10℃から室温程度の反応温度で約30分から8時間
反応させる。 [00611 酸化反応は、有機溶媒中、酸化剤を用ν)る事により行
われ、反応溶媒として(よアルコール類、エーテル類、
芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素が使用でき、好ま
しくはエーテル類、ハロゲン化炭化水素、更に好ましく
はTHF又は塩化メチレンを用いる。酸化剤としては、
通常用いられる金属酸化物等の酸化剤が使用できるが、
好ましくは酸化銅、酸化鉛、酸化クロム、酸化銀、炭酸
銀、更に好ましくは酸化銀を用いる。また生成してくる
水を除去する為に、必要に応じて、通常用いられる脱水
剤、例えば無水硫酸ナトリウム、無水硫酸マグネシウム
等を加える事もできる。反応温度並びに反応時間は一般
式(XI)で表されるメチルベンゾキノン誘導体、使用
する反応溶媒、酸化剤により異なるが、例えばTHFと
酸化銀を用いた場合は、0℃から50℃の反応温度で約
1時間から8時間反応させる。 [0062] 脱エチレン反応は一般式(XI)で表されるメチルベン
ゾキノン誘導体の種類によっては、酸化反応とともに行
われるものもある。例えば、一般式(XI)において、
R,R=)リメチルシロキシ基、R3,R4=Hのメチ
ルベンゾキノン誘導体の場合は、酸化反応とともに脱エ
チレンし、対応する一般式(X■■)R2,R5=OH
,R3,R4=Hのメチルベンゾキノン誘導体が生成す
る。また酸化とともに脱エチレンしにくい場合には、無
溶媒下で加熱する事により脱エチレンさせる。 反応温度、反応時間は一般式(XI)で表されるメチル
ベンゾキノン誘導体の種類により異なるカミ通常50℃
から150℃で、約30分から8時間反応させる。 [0063] 上記A法、B法により、一般式(I)から(VI)で表
されるメチルベンゾキノン誘導体を製造する事ができる
。 [0064] また一般式(XI)で表されるメチルベンゾキノン誘導
体は新規なメチルベンゾキノン誘導体であり、医薬品原
料として有用である。 [0065]
【化9】 [0066] 成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝分れした炭素数1
〜6個から成るヒドロキシアルキル基を表し、R2〜R
5は水素、ヒドロキシル基、又は保護されたヒドロキシ
ル基を表す。 [0067] 一般式(XI)に含まれる化合物としては、5,8.4
a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−5−トリメ
チルシロキシナフト〔2,3−b]フラン−4゜9−ジ
オン、5,8.4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エ
タノ−8−トリメチルシロキシナフト〔2,3−b、l
 フラン−4,9−ジオン、5,8.4a、8a−テト
ラヒドロ−5,8−エタノ−5−t−ブチルジメチルシ
ロキナフト〔23−b)−yラン−4,9−ジオン、5
,8.4a、8a−テトラヒドロ−5゜8−エタノ−8
−t−ブチルジメチルシロキナフト(2,3−b〕フラ
ン−4゜9−ジオン、5,8.4a、8a−テトラヒド
ロ−5,8−エタノ−5,8−ジトリメチルシロキナフ
ト[2,3−b)−yう:/−4.9−ジオン、5,8
.4a8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−5,8−
ジ−t−ブチルジメチルシロ上ナフト〔2,3−b〕7
7:/−4,9−ジオン、5,8.4a、8a−テトラ
ヒドロ−5,8−エタノ−6−トリメチルシロキシナフ
ト〔2,3−b)フラン−4,9−ジオン、5,8.4
a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−7−トリメ
チルシロキシナフト[2,3−bフラン−−4,9−ジ
オン、5,8.4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エ
タノ−6−t−ブチルジメチルシロキナフト〔2,3−
b、l−7う:/−4.9−ジオン、5,8.4a、8
a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−7−t−ブチルジ
メチルシロキナフト(2,3−b、フラン−−4,9−
ジオン、2−ブチル−5,8,4a、8a−テトラヒド
ロ−5,8−エタノ−5−トリメチルシロキシナフト[
2,3−b)フラン−4,9−ジオン2−ブチル−5,
8,4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−8−
トリメチルシロキシナフトC2,3−b)フラン−4,
9−ジオン、2−ブチル−58,4a、8a−テトラヒ
ドロ−5,8−エタノ−5−t−ブチルジメチルシロキ
ナフト〔2,3−b17ランー4.9−ジオン、2−ブ
チ)’v−5,8,4a8aテトラヒドロ−5,8−エ
タノ−8−t−ブチルジメチルシロキナフト〔2,3−
b、17ランー4,9−ジオン、2−ブチル−5,8,
4a、8a−テ)ラヒドロー5,8−エタノ−5,8−
ジトリメチルシロキシナフト[’2.3−b〕2.3−
bフラン−ー4,9−ジオン−5,8,4a、8a−テ
トラヒドロ−5,8−エタノ−5,8−ジ−t−ブチル
ジメチルシロ上ナフト〔2,3−b〕フラン−4,9−
ジオン、2−ブチル−5,8,4a、8a−テトラヒド
ロ−58−エタノ−6−トリメチルシロキシナフト(2
,3−b)フラン−4,9−ジオン、2−ブチル−5,
8,4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−7−
トリメチルシロキシナフト〔2,3−b)フラン−4,
9−ジオン、2−ブチル−5,8,4a、8a−テトラ
ヒドロ−5,8−エタノ−6−t−ブチルジメチルシロ
キナフト(2,3−b)フラン−4,9−ジオン、2−
ブチル−5,84a、8a−テトラヒドロ−5,8−エ
タノ−7−t−プチルジメチルシロキナフト(2,3−
b)フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシエ
チル)−5,8,4a、8a−テトラヒドロ−5,8−
エタノ−5−トリメチルシロキシナフト〔2,3−b)
フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシエチル
)−5,8,4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタ
ノ−8−トリメチルシロキシナフト[’2.3−b]フ
ランー4.9−ジオン、2−(1−ヒドロキシエチル)
−5,8,4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ
−5−t−プチルジメチルシロキナフト[2,3−bフ
ラン−−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシエチル
)−5,8,4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタ
ノ−8−を−ブチルジメチルシロキナフト[2,3−b
〕フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシエチ
ル) −5,8,4a、8a−テトラヒドロ−5,8−
エタノ−5,8−ジトリメチルシロキシナフト[2,3
−b)フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒドロキシ
エチル) −5,8,4a、8a−テトラヒドロ−5,
8−エタノ−5,8−ジ−t−ブチルジメチルシロ上ナ
フト(2,3−b)フラン−4,9−ジオン、2−(1
−ヒドロキシエチル)−5,8,4a、8a−テトラヒ
ドロ−5,8−エタノ−6−トリメチルシロキシナフト
〔2,3−b〕フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒ
ドロキシエチル) −5,8,4a、8a−テトラヒド
ロ−5,8−エタノ−7−トリメチルシロキシナフト(
2,3−b)フラン−4,9−ジオン、2−(1−ヒド
ロキシエチル)−5,8,4a、8a−テトラヒドロ−
5,8−エタノ−6−t−プチルジメチルシロキfフト
(2,3−b)7ランー4,9−ジオン、2−(1−ヒ
ドロキシエチル)−5,8’、4a。 8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−7−t−ブチル
ジメチルシロキナフト〔2,3−b)]]フランー4,
9−ジオン等が挙げられる。 [0068]
【化101 [0069] この化10においてR1は水素又は鎖状もしくは枝分れ
した炭素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もし
くは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアル
キル基を表し、R2〜R5は水素、ヒドロキシル基、又
は保護されたヒドロキシル基を表す。 [0070] 化10は一般式(XIII)で表されるメチルベンゾキ
ノン誘導体と一般式(XVI)で表されるシクロへキサ
ジエン誘導体とをディールス・アルダ−反応させる事に
よる一般式(XI)で表されるメチルベンゾキノン誘導
体の製造方法である。上記反応は不活性ガス雰囲気下で
、無溶媒又は有機溶媒中で行われ、反応溶媒として有機
溶媒を用いる場合は、その有機溶媒としてアルコール類
、エーテル類、エステル類、芳香族炭化水素、脂肪族炭
化水素、ハロゲン化炭化水素が使用でき、好ましくは芳
香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、更に好ましくは、
ベンゼン、トルエン、塩化メチレンを用いる。反応温度
、反応時間については、使用する一般式(XIII)で
表されるメチルベンゾキノン誘導体、一般式(XVI)
で表されるシクロへキサジエン誘導体の種類並びに使用
する反応溶媒により異なるが、通常氷冷から室温で約1
時間から24時間程度反応させる。反応の進行が遅い場
合には、反応速度を早める為、加熱還流してもよい。 [0071] 例エバ、一般式(XIII、R1=1−ヒドロキシエチ
ル基)ト一般式(XVI、R2R=)リメチルシロキシ
基、R3,R4=水素)を塩化メチレン中で20〜30
℃で1〜3時間反応させる事により、対応する一般式(
XI)が製造される。 [0072] また一般式(XIII)で表されるメチルベンゾキノン
誘導体は新規なフラルベンゾキノン誘導体であり、医薬
品原料として有用である。化11にこれを示す。 [0073] 【化11】 [0074] この化11においてR1は鎖状もしくは枝分れした炭素
数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基を表す。 [0075] また一般式(XIII)に含まれる化合物としては、2
−(1−ヒドロキシエチル)−ベンゾ[2,3−b]フ
ラン−4,7−ジオン、2−(2−ヒドロキシエチル)
−ベンゾ[2,3−b]フラン−4,7−ジオン、2−
(1−ヒドロキシブチル)−ベンゾ[2,3−b]フラ
ン−4,7−ジオン、2−(2−ヒドロキシブチル)−
ベンゾ[2,3−b]フラン−4,7−ジオン、2−(
1−ヒドロキシヘキシル)−ベンゾ[2,3−b]フラ
ン−47−ジオン、2−(3−ヒドロキシヘキシル)−
ベンゾ[2,3−b]フラン−4,7−ジオン、2−(
4−ヒドロキシヘキシル)−ベンゾ[2,3−b]フラ
ン−4,7−ジオン、2−(1−ヒドロキシ−3−メチ
ルブチル)−ベンゾ[2,3−b]フラン−4,7−ジ
オン、2−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−
ベンゾ[2,3−b]フラン−4,7−ジオン等が挙げ
られる。 [0076] この一般式(XIII)で表されるメチルベンゾキノン
誘導体の製造方法について説明する。 [0077]
【化12】 [0078] この化12において、R1は鎖状もしくは枝分れした炭
素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基を表す。 [0079] 一般式(XIV)で表されるベンゾフラン誘導体を酸化
する事により一般式(XIII)に表すれるメチルベン
ゾキノン誘導体が製造される。この反応は有機溶媒中で
酸化剤を用いる事により行われる。反応溶媒としては芳
香族炭化水素、脂肪族炭化水素、エーテル類、ハロゲン
化炭化水素等の有機溶媒が使用でき酸化剤としては通常
の酸化金属が使用でき、好ましくは酸化銀を用いる。反
応温度、反応時間は、一般式(XIV)で表されるベン
ゾフラン誘導体並びに使用する反応溶媒及び酸化剤の種
類によって異なるが、例えば、THFと酸化銀を用いた
場合、反応温度O〜50℃で約30分から1時間反応さ
せる。反応物を常法により後処理し一般式(XIII)
で表されるメチルベンゾキノン誘導体を製造する。 [0080] また前述の一般式(XIII)で表されるメチルベンゾ
キノン誘導体にハロゲン原子を付加させる事により一般
式(VII)で表されるメチルベンゾキノン誘導体が製
造される。これを化14に示す。 [0081]
【化14】 [0082] この化14においてR1は水素又は鎖状もしくは枝分れ
した炭素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もし
くは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアル
キル基を表し、Xは水素又はハロゲン原子を表する。 [0083] 一般式(XIII)で表されるメチルベンゾキノン誘導
体に有機溶媒中でハロゲン化水素例えば30%HBr−
酢酸溶液を氷冷がら室温の反応温度で加え、約30分か
ら2時間反応させる事により、ハロゲンを付加させる。 このとき、メチルベンゾキノン体が還元されハイドロキ
ノン体になる為、前記化12に示した一般式(XIV)
で表されるベンゾフラン誘導体を一般式(XIII)に
酸化させる反応と同様の酸化反応を行ない、一般式(V
II)で表されるメチルベンゾキノン誘導体を製造する
。 [0084] さらに化13に示す一般式(XV)で表されるベンゾフ
ラン誘導体は新規なベンゾフラン誘導体であり、医薬原
料として有用である。 [0085]
【化13】 [0086] この化13においてR1は鎖状もしくは枝分れした炭素
数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基、Xは水素又
はテトラヒドロピラニル基を表す。 [0087] 上記一般式(XV)に含まれる化合物としては、2−(
1−ヒドロキシエチル)−4,7−シヒドロキシーベン
ゾ[2,3−b]フラン−2−(2−ヒドロキシエチル
)−4,7−シヒドロキシーベンゾ[23−b]フラン
−2−(1−ヒドロキシブチル)−4,7−シヒドロキ
シーベンゾ[2,3−b]フラン−2−(2−ヒドロキ
シブチル)−4,7−シヒドロキシーベンゾ[2,3−
b]フラン−2−(1−ヒドロキシヘキシル)−4,7
−シヒドロキシーベンゾ[2,3−bフラン−、2−(
3−ヒドロキシヘキシル)−4,7−シヒドロキシーベ
ンゾ[2,3−bフラン−、2−(4−ヒドロキシヘキ
シル)−4,7−シヒドロキシーベンゾ[2,3−bフ
ラン−、2−(1−ヒドロキシ−3−メチルブチル)−
4,7−シヒドロキシーベンゾ[2,3−b]フラン−
2−(1−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−4,7
−シヒドロキシーベンゾ[2,3−b]フラン−2−(
1−ヒドロキシエチル)−4,7−ジテトラヒドロピラ
ニルオキシーベンゾ[2,3−b]フラン−2−(2−
ヒドロキシエチル)−4,7−ジテトラヒドロビラニル
オキシーベンゾ[2,3−b] フーyン、2− (1
−ヒドロキシブチル)−4,7−ジテトラヒドロビラニ
ルオキシーベンゾ[2,3−b]フラン−2−(2−ヒ
ドロキシブチル)−4,7−ジテトラヒドロピラニルオ
キシーベンゾ[2,3−b]フラン−2−(1−ヒドロ
キシヘキシル)−4,7−ジテトラヒドロビラニルオキ
シーベンゾ”[2,3−b]フラン、2−(3−ヒドロ
キシヘキシル)−4,7−ジテトラヒドロピラニルオキ
シーベンゾ耳2,3−b]フラン、2−(4−ヒドロキ
シヘキシル)−47−ジテトラヒドロピラニルオキシー
ベンゾ[2,3−b]フラン、2−(1−ヒドロキシ−
3−メチルブチル)−4,7−ジテトラヒドロビラニル
オキシーベンゾ[2,3−b]フラン、2−(1−ヒド
ロキシ−4−メチルペンチル)4.7−ジテトラヒドロ
ピラニルオキシーベンゾ[2,3−b]フラン、等が挙
げられる。 [0088] 上記一般式(XV)で表されるメチルベンゾキノン誘導
体の製造方法について説明する。製造方法の概略を化1
5に示す。 [0089]
【化15】 O 化合物り 化合物ε 化合物 化合物 o× H 化合物 化合物 ■ ○ [0090] この化15においてR1は鎖状もしくは枝分れした炭素
数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝分
れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基を
表し、Xは水素又はテトラヒドロピラニル基を表す。 [0091] 7−ヒドロキシベンゾフラン(化合物D)をニトロソジ
スルホン酸カリウムにより酸化し、メチルベンゾキノン
体(化合物E)とし、次いで通常のベンゾキノンの還元
に用いる還元剤例えばハイドロサルファイドにより還元
し、ハイドロキノン体(化合物F)を得る。化合物Fを
ジヒドロピランによりTHP (テトラヒドロピラニル
)化し、化合物Gを得る。 [0092] 次に、この化合物Gより化合物H及び化合物■を製造す
る方法について説明する。 [0093] 反応溶媒として、エーテル類又はハロゲン化炭化水素、
好ましくはTHFを用いて、−80℃〜0℃でn−ブチ
ルリチウムを加え、2位の炭素をリチウム塩化し、次い
でアルデヒド類又はハロゲン化アルキル類を加え一80
℃〜0℃で約30分から3時間反応させ、2位に意図す
る側鎖R1を導入し、化合物Hを製造する。 [0094] さらに化合物Hを常法により酸の存在下に脱保護(脱T
HP化)する事により化合物■を製造することができ、
この化合物■を酸化することにより化合物Jを得ること
ができる。 [0095] さらに、一般式(I)において、R1に不斉炭素原子を
有する化合物には光学異性体が存在するが、生体におけ
る化合物の薬理活性は、しばしばその光学活性体間で大
きく異なることが知られており、これらを各々個別に製
造し、より優れた薬理活性を有する光学活性体を得るこ
とが望ましい。しかしながら、光学活性体の混合物であ
るラセミ体からの光学活性体の分離精製は一般に極めて
困難であることがよく知られており、本発明にかかわる
これらの化合物の光学活性体が単離され、その薬理活性
が従来測定されたことはなかった。 [0096] 本発明者らは、一般式(I)において、R1に不斉炭素
原子を有する化合物の光学異性体をラセミ体から単離精
製する方法を種々検討した結果、通常のカラムクロマト
グラフィーでは、これらの単離精製は困難であること、
さらに光学異性体分離用カラム充填剤として、市販され
ている充填剤の中でもセルロース誘導体被覆シリカゲル
系充填剤(CHIRALCEL  OJ (ダイセル化
学工業株式会社製、R=−COPhCH3(但し、Ph
はベンゼン環である))が本発明の光学活性体の分離精
製に適しており、さらにヘキサン:エタノール混合溶媒
を用いかつ目的化合物に応じてその混合比を変えること
により、はじめてこれらの光学異性体、例えば光学活性
な(+)−及び(−)−2−(1−ヒドロキシエチル)
−5−ヒドロキシナフト[2,3−b]フラン−4,9
−ジオン、 (+)−及び(−)−2−(1−ヒドロキ
シエチル)−8−ヒドロキシナフト[2,3−b]フラ
ン−4,9−ジオン、 (+)−及び(−) −2−(
1−ヒドロキシエチル)−5,8−ジヒドロキシナフト
[2,3−b]フラン−4,9−ジオン等が良好に単離
精製されることを見い出し、さらにこれら光学活性体が
ラセミ体に比べより高い制癌活性を有することを見い出
した。 [0097] 一般式(I)〜(VI)のいずれかで表されるメチルベ
ンゾキノン誘導体のアルカリ付加塩は、それ自体公知の
方法により製造することができ、これらの内、医薬的に
許容できる塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウ
ム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等があり、さらに
アンモニウム塩などの無毒性のアミン塩等がある。 [0098] 本発明の癌治療用薬剤は、経口又は非経口投与(例えば
、静注、皮下投与、直腸投与など)することができ、投
与に際しては、各々の投与方法に適した剤型に調整する
ことができる。かかる薬剤は、その用途に応じて錠剤、
カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、火剤、トローチ錠
、舌下錠、座剤、軟膏、注射剤、乳剤、懸濁剤、シロッ
プなどのいずれかの製剤形態に調整する事ができる。 [0099] これらの調剤に際しては、例えば、この種の薬剤に通常
使用される無毒性の賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、
保存剤、酸化防止剤、等張化剤、緩衝剤、コーティング
剤、矯味剤、溶解補助剤、基剤、分散剤、安定化剤、着
色剤、等の添加剤を使用して公知の方法により製剤化す
ることができる。 [0100] 前記の使用可能な無毒性の添加剤の具体例を列挙すると
、以下のようである。 [0101] まず、賦形剤としては、でんぷん及びその誘導体(デキ
ストリン、カルボキシメチルスターチ等) セルロース
及びその誘導体(メチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース等) 糖類(乳糖、白糖、ぶどう糖等)、
ケイ酸及びケイ酸塩類(天然ケイ酸アルミニウム、ケイ
酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等
) 炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸
水素ナトリウム等) 水酸化アルミニウム・マグネシウ
ム、合成ヒドロタルサイト、ポリオキシエチレン誘導体
、モノステアリン酸グリセリン、モノオレイン酸ソルビ
タン、等が挙げられる。 [0102] 結合剤としては、でんぷん及びその誘導体(アルファー
化でんぷん、デキストリン等) セルロース及びその誘
導体(エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等)
 アラビアゴムトラガント、ゼラチン、糖類(ぶとう糖
、白糖等) エタノール、ポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルアルコール、等が挙げられる。 [0103] 崩壊剤としては、でんぷん及びその誘導体(カルボキシ
メチルスターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース等) 炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウ
ム等)  トラガント、ゼラチン、寒天、等が挙げられ
る。 [0104] 滑沢剤としては、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ケイ酸及びそ
の塩(軽質無水ケイ酸、天然ケイ酸アルミニウム等)、
酸化チタン、リン酸水素カルシウム、乾燥水酸化アルミ
ニウム・ゲル、マクロゴール、等が挙げられる。 [0105] 保存剤としては、パラオキシ安息香酸エステル類、亜硫
酸塩類(亜硫酸ナトリ=612− ラム、ピロ亜硫酸ナトリウム等)  リン酸塩類(リン
酸ナトリウム、ポリリン酸カルシウム、ポリリン酸ナト
リウム、メタリン酸ナトリウム等) アルコール類(ク
ロロブタノール、ベンジルアルコール等)、塩化ベンザ
ルコニウム、塩化ベンゼトニウム、フェノール、クレゾ
ール、クロロクレゾール、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸
ナトリウム、ソルビン酸グリセリン、糖類、等が挙げら
れる。 [0106] 酸化防止剤としては、亜硫酸塩類(亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸水素ナトリウム等)  ロンガリット、エリソル
ビン酸、L−アスコルビン酸、システィン、アセチルシ
スティン、チオグリセロール、ブチルヒドロキシアニソ
ール、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル
、アスコルビン酸パルミテート、dl−α−トコフェロ
ール、ノルジヒドログアヤレチック酸、等が挙げられる
。 [0107] 等張化剤としては、塩化ナトリウム、硝酸カリウム、硝
酸ナトリウム、デキストラン、グリセリン、ぶとう糖、
等が挙げられる。 [0108] 緩衝剤としては、炭酸ナトリウム、塩酸、ホウ酸、リン
酸塩(リン酸水素ナトリウム、等)、等が挙げられる。 [0109] コーティング剤としては、セルロース誘導体(ヒドロキ
シプロピルセルロース酢酸フタル酸セルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロースフタレート、等) セラ
ック、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピリジン類(
ポリ−2−ビニルピリジン、ポリ−2−ビニル−5−エ
チルピリジン、等) ポリビニルアセタルジエチルアミ
ノアセテート、ポリビニルアルコールフタレート、メタ
アクリレート・メタアクリル酸共重合体、等が挙げられ
る。 [01101 矯味剤としては、糖類(乳糖、白糖、ぶどう糖、等) 
サッカリンナトリウム、糖アルコール類、等が挙げられ
る。 [0111] 溶解補助剤としては、エチレンジアミン、ニコチン酸ア
ミド、サッカリンナトリウム、クエン酸、クエン酸塩類
、安息香酸ナトリウム、石ケン類、ポリビニルピロリド
ン、ポリソルベート類、ソルビタン脂肪酸エステル類、
グリセリン、プロピレングリコール、ベンジルアルコー
ル、ジエチリン、糖エステル、等が挙げられる。 [01!2] 基剤としては、脂肪類(豚腸、等)、植物油(オリーブ
油、ごま油、等) 動物油、ラノリン、ワセリン、パラ
フィン、ろう、樹脂、ベントナイト、グリセリン、グリ
コール類、高級アルコール類(ステアリルアルコール、
セタノール、等)セルロース誘導体、等が挙げられる。 [0113] 分散剤としては、アラビアゴム、トラガント、セルロー
ス誘導体(メチルセルロース、等) ステアリン酸ポリ
オキシル類、セスキオレイン酸ソルビタン、モノステア
リン酸アルミニウム、アルギン酸ナトリウム、ポリソル
ベート類、ソルビタン脂肪酸エステル類、等が挙げられ
る。 [0114] 安定化剤としては、亜硫酸塩類(亜硫酸水素ナトリウム
等) 窒素、二酸化炭素、等が挙げられる。 [0115] また、かかる製剤中における本発明の活性成分、即ち、
メチルベンゾキノン誘導体の含有量は、その剤型に応じ
て異なるが、一般に0.1〜100重量%の濃度で含有
していることが望ましい。 [0116] 本発明にかかる製剤の投与量は、対象とする人間をはじ
めとする温血動物の種類、症状の軽重、医師の診断など
により広範に変えることができるカミ一般に活性成分と
して、経口投与の場合、体重1kg当り1日に0.01
〜100mg/kg、好ましくは0.01〜30mg/
kg投与するのが好ましく、非経口投与の場合、体重1
kg当り1日に0.01〜50mg/kg、好ましくは
0.01〜10mg/kg投与するのが好ましい。しか
し、患者の症状の軽重、医師の診断に応じて投薬範囲を
変えることも可能である。また、上記の投薬量は、1日
1回また数回にわけて投与することが出来る。 [0117]
【実施例】
次に実施例により本発明を更に詳しく説明する。 [0118] (実施例1) 8−ヒドロキシナフト[2,3−b]フラン−4,9−
ジオン(化合物1)の合成。 [0119] 窒素雰囲気下に、ベンツ耳2,3−b]フラン−4,7
−ジオン100mg(0,676m  mol)に塩化
メチレン1.mlを加え、溶解後氷冷し、塩化メチレン
1mlに溶解させた1−メトキシ−1−トリメチルシロ
キシ−ブタン−1゜3−ジエン128mg (0,74
4m  mol)を滴下し、1時間攪拌した。溶媒を減
圧留去後、残渣にTHFlmlと35%塩酸0.2ml
を加え、室温にて1時間攪拌した。次いで、塩化メチレ
ンで抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、標
題化合物26mg(収率17%)を得た。 1HNMR(CDC13、δ−TMS) :5.21 
 (S、LH)、7.0 (S、LH)7.27 (d
、LH,J=8.4Hz)7.61  (dd、LH,
J=8.4Hz、8.4Hz)7.73  (d、LH
,J=8.4Hz)、12.02 (S、LH)[01
201 (実施例2) 5−ヒドロキシナフト[2,3−b]フラン−4,9−
ジオン(化合物2)の合成。
【012月 窒素雰囲気下に、5−又は6−ブロムベンゾ[2,3−
b]フラン−4,7−シオ:/226mg (1,0m
  mo l)に塩化メチレン2.2mlを加え、溶角
早後氷冷し、炭酸カリウム414mg (3,0m  
mo l)を加えて攪拌した。次ぎに塩化メチレン0.
2mlに溶解させた1−メトキシ−1−トリメチルシロ
キシ−ブタ:/−1,3−ジエン190mg (1,1
m  mol)を滴下し、徐々に室温まで昇温しながら
、2時間攪拌した後、酢酸ナトリウム410mg(5m
mol)を加え、50分間加熱還流した。濾過により塩
を除去後、少量の酢酸で酸性にした後、塩化メチレンで
抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、標題化
合物45mg(収率21%)を得た。 IHNMR(CDC13、δ−TMS)   ;5.2
1  (S、LH)、7.0 (S、LH)7.27 
 (d、LH,J=8.4Hz)7.61  (dd、
LH,J=8.4Hz、8.4Hz)7.73  (d
、LH,J=8.4Hz)12.17  (S、LH) [0122] (実施例3) 2− (1−ヒドロキシエチル)−8−ヒドロキシナフ
ト[2,3−bフラン−−4,9−ジオン(化合物3)
の合成。 [0123] 窒素雰囲気下に、4,8.9−)リアセトキシナフト[
2,3−b]フラン51mg (0,149m  mo
l)にTHF3mlを加え、−70℃に冷却した。 ノルマルブチルリチウム1.44m  molのヘキサ
ン溶液をゆっくり滴下し、滴下終了後−10℃まで昇温
し、1時間攪拌した。次ぎに、再び一70℃に冷却し、
アセトアルデヒド80mg (1,82m  mol)
をTHFlmlに溶解した液を滴下し、滴下終了後、室
温まで昇温し、1時間攪拌した。次ぎに希塩酸により酸
性にした後、酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥後、溶媒
を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより精製し・標題化合物19mg(収率49%)
を得た。 1.66 (d、3H,J=6.8Hz)、2.22 
(S、LH)5.05 (m、LH)、6.86 (S
、LH)7.28 (d、LH,J=8.4Hz)7.
61 (dd、LH,J=8.4Hz、8.4Hz)7
、73 (d、  LH,J=8.4Hz) 、  1
2.03 (S、  LH)IR(KBr、cm’): 3400 (○H)、1672 (C=0)、1640
 (C=○)UV (メタノール): 235nm、295nm、420nm 融点;160℃ [0124] (実施例4) 2−(1−ヒドロキシエチル)−5,8,4a、8a−
テトラヒドロ−5,8−エタノ−5−トリメチルシロキ
シナフト[2,3−b]フラン−4,9−ジオンと2−
(1−ヒドロキシエチル)−5,8,4a、8a−テト
ラヒドロ−5゜8−エタノ−8−トリメチルシロキシナ
フト[2,3−b]フラン−4,9−ジオンの合成。 [0125] 窒素雰囲気下に2−(1−ヒドロキシエチル)−ベンゾ
[2,3−b]フラン−4,7−シオ:/3.0g (
15,6m  mol)に塩化メチレン20rnlを加
えて、溶解し、室温にて塩化メチレン20m1に溶解さ
せた。1−トリメチルシロキシシクロヘキサン−1,3
−ジエン3.9g (23,4m  mol)を滴下し
1昼夜攪拌後、溶媒を減圧留去し、二つの標題化合物の
混合物5.2g(収率89%)を得た。 [0126] (実施例5) 2− (1−ヒドロキシエチル)−8−ヒドロキシナフ
ト[2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化合物3)
と2−(1−ヒドロキシエチル)−5−ヒドロキシナフ
ト[2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化合物4)
の合成。 [0127] 窒素雰囲気下、水素化ナトリウム2.5g (62,4
m  mol)にTHF20mlを加え懸濁し、−5℃
に冷却後、2−(1−ヒドロキシエチル)−5,84a
、8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−5−トリメチ
ルシロキシナフト[2,3−b]フラン−4,9−ジオ
ンと2−(1−ヒドロキシエチル)−5゜8.4a、8
a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−8−トリメチルシ
ロキシナフト[2,3−b] 77:/−4,9−ジオ
ン(7)混合物5.2g (14,4m  m。 l)を加え、水冷下に30分間攪拌した。飽和塩化アン
モニウム水溶液で中和した後、希塩酸により酸性とし酢
酸エチルで抽出し、水洗、乾燥後溶媒を減圧留去した。 次に残渣にTHFを加えて溶解し酸化銀3.62g (
15,6m  mol)と無水硫酸マグネシウムを加え
、室温で1時間攪拌後、固形物を濾別し、濾液を減圧下
に濃縮乾固して、標題化合物3と4の混合物2.0g(
収率73%)を得た。 [0128] (実施例6) 2−(1−テトラデカノイルオキシエチル)−8−テト
ラゾカッイルオキシナフト[2,3−b]フラン−4,
9−ジオン(化合物5)と2−(1−テトラデカノイル
オキシエチル)−5−テトラゾカッイルオキシナフト[
2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化合物6)の合
成。 [0129] 実施例5で得た化合物3と化合物4の混合物2.0gに
、ピリジン24m1を加えて溶解し、窒素雰囲気下に、
室温にてテトラデカン酸クロリド4. 6g (18,
7m  mol)を滴下し、30分間攪拌した。水を加
え、酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を減圧留
去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、標題化合物5を1.95mgと標
題化合物6を063g得た。 [01301 2−(1−テトラデカノイルオキシエチル)−8−テト
レデカノイルオキシナフトc2,3−b]フラン−4,
9−ジオン(化合物5)について、1HNMR(CDC
13、δ−TMS) :0.86〜0.89 (m、6
H)、1.2〜1.9 (m、44H)1.65 (d
、3H,J=6.0Hz)2.34 (t、2H,J=
7.5Hz)。 2.75 (t、2H,J=7.5Hz)6、0(q、
 LH,J=6.0Hz)、  6.84 (s、 L
H)7.38 (d、LH,J=9.0Hz)7.75
 (dd、J=9.0Hz、9.0Hz)8.14 (
d、LH,J=9.0Hz)[0131] 2−(1−テトラデカノイルオキシエチル)−5−テト
ラゾカッイルオキシナフト[2,3=b]フラン−4,
9−ジオン(化合物6)について、IHNMR(CDC
13、δ−TMS) :0.86〜0.89 (m、6
H)、1.2〜1.9 (m、44H)1.65 (d
、3H,J=7.5Hz)2.34 (t、2H,J=
7.5Hz)。 2.75 (t、2H,J=7.5Hz)。 6.02 (q、LH,J=7.5Hz)、6.81 
 (s、LH)7.35 (d、LH,J=9.0Hz
)7.75 (dd、LH,J=9.0Hz、9.0H
z)8.19 (d、LH,J=9.0Hz)[013
2] (実施例7) 2− (1−ヒドロキシエチル)−5−ヒドロキシナフ
ト[2,3−b]・フラン−4,9−ジオン(化合物4
)の合成。 実施例6で得た化合物6の0.63gにTHFloml
を加えて溶解し、氷冷下、O,IN  NaOH水溶液
20m1をゆっくり滴下した。滴下終了後、室温まで昇
温し、4時間攪拌した。希塩酸で中和後、酢酸エチルで
抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し、標題化合物
4を0.20g (収率76%)得た。 ’HNMR(CDC13、δ−TMS) :1.66 
 (d、3H,J=6.8Hz)、2.23  (S、
LH)5.04  (m、LH)、6.85  (S、
LH)7.28 (d、IH,J=8.4Hz)7.6
2  (dd、LH,J=8.4Hz、8.4Hz)7
.76  (d、LH,J=8.4Hz)、12.18
 (S、LH)IR(KBr、 cm 1) : 3400 (OH)、1660 (C=0)、1630
 (C=O)UV (メタノール); 247nm、295nm、400nm 融点;161〜162℃ [0133] (実施例8) 2−(1−ヒドロキシエチル)−8−ヒドロキシナフト
[2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化合物3)の
合成。 [0134] 実施例6で得た1、95gの化合物5を実施例7と同様
に処理して、標題化合物3を0.48g (収率62%
)得た。 IHNMR(CDC13、δ−TMS) ;1.66 
(d、3H,J=6.8Hz)、2.2’2 (S、L
H)5.05 (m、LH)、6.86 (S、LH)
7.28 (d、LH,J=8.4Hz)7.61  
(dd、LH,J=8.4Hz、8.4Hz)7.73
 (d、LH,J=8.4Hz)、12.03 (S、
IH)IR(KBr、cm’): 3400 (OH)、1672 (C=○)、1640
 (C=○)UV (メタノール); 235nm、295nm、420nm 融点;160〜162℃ [0135] (実施例9) 6.8−ジヒドロキシナフト[2,3−b]フラン−4
.9−ジオン(化合物7)と、5,7−ジヒドロキシナ
フト[2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化合物8
)の合成。 [0136] 窒素雰囲気下に、ベンゾ[2,3−bフラン−−4,7
−ジオン50mg(034mmol)に塩化メチレン3
mlを加えて溶解し、室温にて塩化メチレン2mlに溶
解させた1−メトキシ−1,3−ジトリメチルシロキシ
ブタン−13−ジエン131mg (0,51m  m
o l)を滴下し、1時間攪拌後、溶媒を減圧留去した
。得られた残渣に窒素雰囲気下で、THF3mlを加え
、水冷下、希塩酸を加え、5分間攪拌した。酢酸エチル
で抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製し、
標題化合物7をl1mg(収率13%)および標題化合
物8を10mg(収率12%)得た。 [0137] 6.8−ジヒドロキシナフト[2,3−b]フラン−4
,9−ジオン(化合物7)について、 1HNMR(DMSO−d6.δ−TMS) :6.5
4 (S、LH)、6.86 (s、LH)、7.06
 (s、LH)8.4 (s、LH)、11.28 (
S、LH)、12.09 (s、LH)[0138] 5.7−ジヒドロキシナフト[2,3−b]フラン−4
,9−ジオン(化合物8)について、 IHNMR(DMS O−d6.δ−TMS) :6.
54 (S、LH)、6.86 (s、LH)、7.0
6 (s、LH)8.4 (s、IH)、11.28 
(S、LH)、12.26 (s、LH)[0139] (実施例10) 2−(1−ヒドロキシエチル)−5,7−ジヒドロキシ
ナフト[2,lb]フラン−4,9−ジオン(化合物9
)と、2−(1−ヒドロキシエチル)−6゜8−ジヒド
ロキシナフト[2,3−b]フラン−4.9−ジオン(
化合物10)の合成。 [01401 窒素雰囲気下に、2−(1−ヒドロキシエチル)ベンゾ
[2,3−b]フラン−4,7−ジオン6、Og (3
1,2m  mo l)に塩化メチレン40m1を加え
て溶解し、室温にて塩化メチレン40m1に溶解させた
1−メトキシ−1,3−ジトリメチルシロキシブタン−
1,3−ジエン12.Og (46,8m  m。 l)を滴下し、1時間攪拌後、溶媒を減圧留去した。以
後の処理操作は実施例5と同様に行い、標題化合物9と
標題化合物10の混合物1.6gを得た。次いで実施例
6と同様に、この混合物1.6gにピリジン20m1を
加えて溶解し、テトラデカン酸クロリド4.2gを窒素
雰囲気下に室温で滴下し、30分間攪拌し水を加え、酢
酸エチルで抽出した。水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去し
、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、2−(1−テトラデカノイルオキシエチル)−5
,7−ジテトラデカノイルオキシナフト[2,3−b]
フラン−4,9−ジオン(化合物11)2.0gと、2
−(1−テトラデカノイルオキシエチル)−6,8−ジ
テトラデカノイルオキシナフト[2,3−b]フラン−
4,9−ジオン(化合物12)0.8gとを得た。次い
で、化合物11と化合物12を各々、実施例7と同様に
処理して、標題化合物9を0.7g、および標題化合物
10を0.3g得な。 [0141] 2−(1−ヒドロキシエチル)−6,8−ジヒドロキシ
ナフト[2,3−bフラン−−4,9−ジオン(化合物
9)について、IHNMR(DMSO−d6.δ−TM
S) :1.45 (d、3H,J=6.4Hz)、4
.85 (m、IH)5.78 (s、LH)、6.5
4 (S、LH)、6.86 (s、LH)7.06 
(s、LH)、11.28 (s、LH)、12.09
 (S、LH)3000 (○H)、1672 (C=
○)、1640 (C=O)[0142] 2−(1−ヒドロキシエチル)−5,7−シヒドロキシ
ナフト[2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化合物
10)について、IHNMR(DMSO−d6.δ−T
MS) :1.45 (d、3H,J=6.4Hz)、
4.85 (m、LH)5.78 (s、LH)、6.
54 (S、LH)、6.86 (s、LH)7.06
 (s、LH)、11.28(s、LH)、12.26
 (S、LH)IR(KBr、 cm 1) ; 3000 (○H)、1660 (C=0)、1630
 (C=O)[0143] (実施例11) 2−(1−ヒドロキシエチル)−6−t−ブチルジメチ
ルシロキシナフト[23−b]フラン−4,9−ジオン
(化合物13)と、2−(1−ヒドロキシエチル)−7
−t−ブチルジメチルシロキシナフト[2,3−b]フ
ラン−4,9−ジオン(化合物14)の合成。 [0144] 窒素雰囲気下に、2−(1−ヒドロキシエチル)−ベン
ゾ[2,3−b]フラ:/−4,7−ジオン6.8g 
(17,7m  mol)に塩化メチレン100m1を
加えて溶解し、室温にて、2−t−ブチルジメチルシロ
キシ−シクロヘキサン−1,3−ジエン5.8g (2
6,5m  mol)を滴下し、25時間攪拌後、溶媒
を減圧留去した。得られた残渣4.48gに、THF3
0mlを加えて溶解したものを、窒素雰囲気下に、水素
化ナトリウム2.23g (55,6m  m。 1)にTHF60mlを加えた懸濁液に、水冷下滴下し
、30分間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液で中
和した後、酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を
減圧留去した。次に残渣にTHF60mlを加えて溶解
し、酸化銀2.57g (11,1m  mo l)と
無水硫酸マグネシウムを加え、2時間攪拌後、固形物を
濾別し、濾液を減圧下に濃縮乾固した。残渣を窒素雰囲
気下で、130℃で4時間加熱後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより分離精製し、標題化合物13を
2.17gと標題化合物14を2.0g得た。 [0145] 2−(1−ヒドロキシエチル)−6−t−ブチルジメチ
ルシロキシナフト[23−b]フラン−4,9−ジオン
(化合物13)について、IHNMR(DMSO−d6
.δ−TMS) ;0.15 (s、6H)、0.88
 (s、9H)1.40 (d、3H,J=4.0Hz
)4.57 (d、LH,J=3.5Hz)4.65〜
4.95 (m、LH) 6.65(s、LH)、7.37(m、LH)、7.0
5(m、LH)7.72 (m、LH) IR(KBr、cm’): 3420 (OH)、1670 (C=0)、1590
,1290.1240[0146] 2− (1−ヒドロキシエチル)−7−t−ブチルジメ
チルシロキシナフト[23−b]フラン−4,9−ジオ
ン(化合物14)について、IHNMR(DMSO−d
6.δ−TMS) :0.15 (s、6H)、0.8
8 (s、9H)1.40 (d、3H,J=4.0H
z)4.57 (d、LH,J=3.5Hz)4.65
〜4.95 (m、IH) 6.65 (s、LH)、7.37(m、LH)、7.
15(m、LH)7.82 (m、LH) IR(KBr、 cm−1) ; 3420 (OH)、1670 (C=○)、1590
,1290.1240[0147] (実施例12) 2−(1−ヒドロキシエチル)−6−ヒドロキシナフト
[2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化合物15)
の合成。 [0148] 実施例11で得た化合物13;2−(1−ヒドロキシエ
チル)−6−t−ブチルジメチルシロキシナフト[2,
3−b]フラン−4,9−ジオン2.17gにTHF2
50mlを加えて溶解し、室温にて0.1M酸性フッ化
ナトリウム(NaF、HF)水溶液100m1を加え、
10分間攪拌した。次いで、酢酸エチルで抽出し、水洗
、乾燥後、溶媒を減圧留去し、標題化合物15を1.2
8g得た1HNMR(アセトン−d 6.  δ−TM
S):1.53  (d、3H,J=6.0Hz)、4
.70 (S、LH)4.97 (q、LH,J=6.
0Hz)、6.77 (S、LH)7.12 (m、L
H)、7.48 (m、LH)7.92 (d、LH,
J=2.0Hz)、9.7 (S、LH)IR(KBr
、 cm−1) : 3420 (OH)、1670 (C=0)、1590
,1530゜1360.1320,1250.740[
0149] (実施例13) 2−(1−ヒドロキシエチル)−7−ヒドロキシナフト
[2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化合物16)
の合成。 [01501 実施例11で得た化合物14:2−(1−ヒドロキシエ
チル)−7−t−ブチルジメチルシロキシナフト[2,
3−b]フラン−4,9−ジオン2.0gを実施例12
と同様に処理して、標題の2−(1−ヒドロキシエチル
)−7−ヒドロキシナフト[2,3−b]フラン−4,
9−ジオン(化合物16)1.0g得たIHNMR(ア
セトン−d 6.  δ−TMS);1、53 (d、
 3H,J=6.0Hz) 、 4.70 (S、  
LH)4.97 (q、LH,J=6.0Hz)、6.
77 (S、IH)7.22 (m、LH)、7.48
 (m、LH)8.05  (d、IH,J=2.0H
z)、9.7 (S、LH)IR(KBr、cm’): 3420 (OH)、1670 (C=O)、1590
,1530゜1360.1320,1250.740[
0151] (実施例14) 5.8.4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−
5,8−ジトリメチルシロキシナフト[2,3−b]フ
ラン−4,9−ジオン(化合物17)の合成。 [0152] 窒素雰囲気下に、ベンゾ[2,3−b]フラン−4,7
−ジオンIg(3,76mmol)を塩化メチレン10
m1に溶解し、室温にて塩化メチレン5 m lに溶解
させた1、4−ジトリメチルシロキシシクロヘキサン−
1,3−ジエン333g (13,0m  mol)を
滴下した。−晩攪拌後、溶媒を減圧留去し、標題化合物
5,8.4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−
5,8−ジトリメチルシロキシナフト[2,3−b]フ
ラン−4,9−ジオン(化合物17)2.0g (収率
73%)を得な。 1HNMR(CDC13、δ−TMS) :0.23 
(s、18H)、1.65 (m、2H)、1.95 
(m、2H)3.17 (m、2H)、5.95 (s
、2H)6.72 (d、LH,J=1.7Hz)7.
58 (d、IH,J=1.0Hz)[0153] (実施例15) 5.8−ジヒドロキシ−ナフト[2,3−b]フラン−
4,9−ジオン(化合物18)の合成。 [0154] 水酸化ナトリウム960mgをTHFloomlに懸濁
させ、氷冷下に、実施例14で得た5、8.4a、8a
−テトラヒドロ−5,8−エタノ−5,8−ジトリメチ
ルシロキシナフト[2,3−b]フラン−4,9−ジオ
ン(化合物17)2.0g (3,83m  mo l
)を加え、30分間攪拌した。希塩酸により酸性とし、
塩化メチレンで抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去
し、標題化合物18を0.9g(収率75%)得た。 IHNMR(CDC13、δ−TMS) ニア、01 
 (s、2H)、7.77 (S、2H)、12.53
 (s、LH)12.70 (S、LH) [0155] (実施例16) 2−(1−ヒドロキシエチル) −5,8,4a、8a
−テトラヒドロ−5,8−ニタノー5−ジトリメチルシ
ロキシナフト[2,3−b]フラン−4,9−ジオンの
合成。 [0156] 窒素雰囲気下に2−(1−ヒドロキシエチル)−ベンゾ
[2,3−b]77ンー4,7−シオン3.0g (1
5,6m  mol)に塩化メチレン20m1を加え溶
解し、室温にて1,4−ジトリメチルシロキシシクロヘ
キサン−1,3−ジエン4.1gを塩化メチレン20m
1に溶解したものを滴下し、−昼夜攪拌後、溶媒を減圧
留去し、標題化合物6.5g(収率93%)を得た。 IHNMR(CDC13,δ−TMS)0.12 (S
、18H)、1.24 (d、3H,J=4.0Hz)
1.67(m、2H)、1.95(m、2H)、’2.
31  (S、LH)3.18 (m、2H)、5.2
1 (bs、LH)、6.61  (S、LH)6.7
4 (d、LH,J=1.7Hz)7.58 (d、L
H,J=1.0Hz)IR(KBr、cm’) 3200 (○H)、1670 (C=○)、1580
.1490[0157] (実施例17) 2−(1−ヒドロキシエチル)−5,8−ジヒドロキシ
ナフト[2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化合物
19)の合成。 [0158] 窒素雰囲気下、水素化ナトリウム2.5gをTHF20
mlに懸濁した液に、氷冷下2−(1−ヒドロキシエチ
ル)−5,8,4a、8a−テトラヒドロ−58−エタ
ノ−5,8−ジトリメチルシロキシナフト[2,3−b
]フラン−49−ジオン6.5gをTHF20mlに溶
解した液を滴下し、30分間攪拌した。飽和塩化アンモ
ニウム水溶液で中和した後、希塩酸により酸性とし、酢
酸エチルで抽出し、水洗、乾燥後溶媒を減圧留去した。 得られた残渣にTHFを加えて溶解し、酸化銀4.0g
と無水硫酸マグネシウム4.0gを加え、室温で1時間
攪拌後、固形物を濾別し、濾液を減圧下に濃縮乾固した
。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、標題化合物(化合物19)を2.3g(収率54
%)得た。 IHNMR(アセトン−d 6.  δ−TMS)1.
60 (d、3H)、4.95 (d、LH,J=2.
0Hz)5.05 (m、LH)、6.90 (S、L
H)7.35(S、2H)、12.54(S、IH)、
12.66(S、LH)IR(KBr、 cm 1) 3400 (OH)、1618 (C=○)、1524
,1440゜1318.1244.1164 融点:172℃(dec) [0159] (実施例18) 2−ブチル−5,8,4a、8a−テトラヒドロ−5,
8−エタノ−5,8−ジトリメチルシロキシナフト[2
,3−bフラン−−4,9−ジオンの合成。 [01601 窒素雰囲気下に、2−ブチル−ベンゾ[2,3−b]フ
ラン−4,7−ジオン4.0g (19,6m  mo
l)に塩化メチレン25m1を加え溶解し、室温にて1
,4−ジトリメチルシロキシシクロヘキサン−1,3−
ジエン5.1gを塩化メチレン25m1に溶解したもの
を滴下し、−昼夜攪拌後、溶媒を減圧留去し、標題化合
物8.2g(収率91%)で得た。 IHNMR(CDC13,δ−TMS)0.11  (
S、18H)、0.35 (t、3H,J=6.0Hz
)1.00〜1.68 (m、4H)、1.95  (
m、2H)3.18 (m、2H)、3.39 (t、
2H,J=1.0Hz)6.63 (S、LH)、6.
73 (d、LH,J=1.7Hz)7.59 (d、
LH,J=1.0Hz)IR(KBr、cm’) 1660 (C=0)、1590.1500[0161
] (実施例19) 2−ブチル−5,8−ジヒドロキシナフト[2,3−b
]フラン−4,9−ジオンの合成。 [0162] 窒素雰囲気下に水素化ナトリウム3,2gにTHF25
mlを加え懸濁した液に水冷下、2−ブチル−5,8,
4a、8a−テトラヒドロ−5,8−エタノ−5,8−
ジトリメチルシロキシナフト[2,3−b]フラン−4
,9−ジオン82g (17,9m  mo 1)をT
HF25mlに溶解した液を滴下し、30分間攪拌した
。飽和塩化アンモニウム水溶液で中和した後、希塩酸に
より酸性とし酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥後、溶媒
を減圧留去した。得られた残渣にTHFを加えて溶解し
、酸化銀5.0gと無水硫酸マグネシウム5.0gを加
え室温で1時間攪拌後、固形物を濾別し、濾液を減圧下
に濃縮乾固した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、標題化合物を2.97g (収率
58%)で得た。 IHNMR(アセトン−d6.δ−TMS)0.68 
(t、3H,J=6.0Hz)、1.00〜1.68 
(m、4H)3.40 (t、2H,J=7.0Hz)
6.90 (S、LH)、7.36  (S、2H)1
2.55 (bs、LH)、12.63  (bs、L
H)3400 (OH)、1620 (C=○)、15
20,1430.1320[0163] (実施例20) 4.7−ジテトラヒドロピラニルオキシーベンゾ[2,
3−b]フランの合成[0164] 窒素雰囲気下、ニトロソジスルホン酸カリウム49.2
g (0,l1m  m。 1)に1715Mリン酸2水素カリウム水溶液21と冷
水31を加え攪拌した。 O℃〜5℃下で、アセトン11に溶解させた。7−ヒト
ロキシベンゾフラン6゜7g (0,05m  mol
)を滴下した。0℃〜10℃下で3時間攪拌後、酢酸エ
チルで抽出し、その有機層に飽和ハイドロサルファイド
水溶液を加え、激しく振とうした。次に有機層を水洗、
乾燥した後、減圧下に溶媒を留去後、窒素雰囲気下、残
渣にジヒドロピラン100m1を加え、更にピリジニウ
ムパラトルエンスルホネート1.25g (5m  m
ol)の塩化メチレン50m1溶液を加え一昼夜攪拌し
た。5%炭酸素素ナトリウム水溶液を加え、中和した後
、塩化メチレンで抽出し、水洗、乾燥後、減圧下に溶媒
を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィーにて精製し
、標題化合物10.2g(収率64%)を得た。 IHNMR(CDC13,δ−TMS)1.5〜2.3
 (m、12H)、3.5〜3.6 (m、2H)3.
8〜4.1 (m、2H)、5.45 (S、LH)5
.55 (S、IH)、6.8〜6.7 (m、3H)
7.5 (S、LH) IR(KBr、cm’) 3100.1500,1450.1200[0165] (実施例21) 2− (1−ヒドロキシエチル)−4,7−ジテトラヒ
ドロビラニルオキシーベンゾ[2,3−b]フランの合
成。 [0166] 雰囲気下、4,7−ジテトラヒドロビラニルオキシーベ
ンゾ[2,3−b]フラン15.9g (0,05m 
 mol)にTHF70mlを加え溶解した。−78℃
に冷却し、n−BuLiのヘキサン溶液(0,06m 
 mol)を滴下し、1時間かけて、−60℃まで昇温
しな。再び一78℃に冷却し、過剰のアセトアルデヒド
のTHF溶液を加え、2時間攪拌した。次に塩化アンモ
ニウム水溶液を加え中和した後、塩化メチレンで抽出、
水洗、乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をカラム
クロマトグラフィーにて精製し、標題化合物16.0g
 (収率89%)を得た。 IHNMR(CDC13,δ−TMS)1.62  (
d、3H,J=6.5Hz)、1.5〜2.3  (m
、12H)2.70 (m、LH)、3.5〜3.6 
 (m、2H)3.8〜4.1  (m、2H)、4.
96  (m、LH)5.46  (S、LH)、5.
54  (S、LH)6.80〜7.00 (m、3H
) IR(KBr、 cm 1) 3500.3200,1550.1490[0167] (実施例22) 2−(1−ヒドロキシエチル)−4,7−シヒドロキシ
ーベンゾ[2,3−b]フランの合成。 [0168] 2− (1−ヒドロキシエチル)−4,7−ジテトラヒ
ドロピラニルオキシーベンゾ[2,3−b]−yランI
O,Og (21,6m  mol)にメタノール10
0m1を加え溶解後、氷冷しシュウ酸0.24g (2
,7m  mo 1)を加え、徐々に昇温させ、室温で
一昼夜攪拌した。水を加え酢酸エチルにて抽出し、水洗
、乾燥後、溶媒を留去し、標題化合物、5.10g(収
率95%)を得た。 IHNMR(CDCl  δ−TMS)3′ 1.63 (d、3H,J=6.5Hz)2゜73 (
d、LH,J=4.5Hz)4.96 (dg、LH,
J=6.5Hz、J=4.5Hz)6.69 (S、3
H)、8.19 (S、2H)IR(KBr、 cm−
1) 3400.3200,1580.1570[0169] (実施例23) 2−(1−ヒドロキシエチル)−ベンゾ[2,3−b]
フラン−4,7−ジオンの合成。 [0170] 窒素雰囲気下、2−(1−ヒドロキシエチル)−4,7
−シヒドロキシーベンゾ[2,3−b]フラン5.10
g (26,3m  mol)にTHF30mlを加え
溶解後、氷冷下で酸化銀12.8g (55,2m  
mol)と無水硫酸マグネシウム12.8gを加え、3
0分間攪拌した。次に固形物を濾別、濾液を減圧濃縮し
、標題化合物4.80g (収率95%)を得た。 IHNMR(CDCl2.δ−TMS)1.60 (d
、3H,J=6.5Hz)2.73 (d、LH,J=
4.5Hz)4.95  (dg、LH,J=6.5H
z、J=4.5Hz)6.66 (S、3H) IR(KBr、cm’) 3500.3150,1670,1590.1570融
点:87〜88℃ [0171] (実施例24) 2−ブチル−4,7−ジテトラヒドロビラニルオキシー
ベンゾ[2,3−b]フランの合成。 [0172] 実施例21でアセトアルデヒドの代りに臭化ブチルを用
い、4,7−ジテトラヒドロビラニルオキシーベンゾ[
2,3−b]フラン10.0g (31,4mmol)
を用い、標題化合物7.0g(収率70%)を得た。 [0173] (実施例25) 2−ブチル−4,7−シヒドロキシーベンゾ[2,3−
b]フラン−合成。 [0174] 実施例22において、2−(1−ヒドロキシエチル)−
4,7−ジテトラヒドロビラニルオキシーベンゾ[2,
3−b]フラン−代りに、2−ブチル−4,7−ジテト
ラヒドロピラニルオキシーベンゾ[2,3−b]フラン
7.0g (187mmol)を用い、標題化合物3.
5g(収率90%)を得た。 [0175] (実施例26) 2−ブチル−ベンゾ[2,3−b]フラン−4,7−ジ
オンの合成。 [0176] 実施例23において、2−(1−ヒドロキシエチル)−
4,7−シヒドロキシベンゾ[2,3−bフラン−の代
りに、2−ブチル−4,7−シヒドロキシーベンゾ[2
,3−b] ファン3.5g (16,9m  mo 
1)を用い、標題化合物3.2g(収率92%)を得た
。 [0178] (実施例27) 光学活性(+)−2−(1−ヒドロキシエチル)−8−
ヒドロキシナフト[23−b]フラン−4,9−ジオン
(化合物20)の合成。 [0179] HLC(高速液体クロマトグラフィー)用高圧ポンプモ
デル572P (ガスクロ工業株式会社製)にHLC用
UV検出器UVIDEC−100I I I (日本分
光株式会社製)を接続し、これにセルロース誘導体被覆
シリカゲル系充填剤CHIRALCEL  OJ (ダ
イセル化学工業株式会社製)を充填したφ5X50cm
のHLCカラムを接続したHLC装置に、実施例3と同
様にして得られた2−(1−ヒドロキシエチル)−8−
ヒドロキシナフト[2,3−b]フラン−4゜9−ジオ
ン(化合物3)40mgをTHFlmlに溶解した溶液
を注入し、ヘキサン:エタノール=5:1の混合溶媒を
流速60m1/mi nで流してクロマトグラフィーを
行ない、240nmのUV吸収を測定した。得られたク
ロマトグラフィーでRt (保持時間)56分と70分
にUV吸収ピークが観察された。Rt56分のUV吸収
ピーク部分を分取し、溶媒を減圧下に留去し、光学活性
な標題化合物(化合物20)18mgを得た。 IHNMR(CDC13、δ−TMS) ;1.66 
(d、3H,J=6.8Hz)、2.22 (S、LH
)5.05 (m、LH)、6.86 (S、LH)7
.28 (d、LH,J=8.4Hz)7.61  (
dd、LH,J=8.4Hz、8.4Hz)7.73 
(d、  IH,J=8.4Hz)、12.03 (S
、LH)IR(KBr、 cm−1) : 3400 (OH)、1672 (C=O)、1640
 (C=O)UV (メタノール); 235nm、295nm、420nm 融点;184〜186℃ 比旋光度:  [α]    + 11 、 4 (c
 =0. 18. CHCI3)一 [0180] (実施例28) 光学活性(−)−2−(1−ヒドロキシエチル)−8−
ヒドロキシナフト[23−b]フラン−4,9−ジオン
(化合物21)の合成。 [0181] 実施例27のクロマトグラムで得られたRt 70分の
UV吸収ピーク部分を実施例27と同様に分取し溶媒を
減圧下に濃縮留去して光学活性な標題化合物(化合物2
1)13mgを得た。 1HNMR(CDC13、δ−TMS) :1、66 
(d、 3H,J=6.8Hz) 、 2.22 (S
、 LH)5.05 (m、LH)、6.86 (S、
IH)7.28 (d、LH,J=8.4Hz)7.6
1  (dd、IH,J=8.4Hz、8.4Hz)7
.73 (d、LH,J=8.4Hz)、12.03 
(S、LH)IR(KBr、 cm 1) ; 3400 (OH)、1672 (C=O)、1640
 (C=0)UV (メタノール); 235nm、295nm、420nm 融点;178〜180℃ 比旋光度;  [a ]  D11 、 3 (c =
0 、 13 、 CHCI3)[0182] (実施例29) 光学活性(+)−2−(1−ヒドロキシエチル)−5−
ヒドロキシナフト[23−b]フラン−4,9−ジオン
(化合物22)の合成。 [0183]    $ 実施例27に記載したHLC装置に実施例7と同様に処
理して得た2−(1−ヒドロキシエチル)−5−ヒドロ
キシナフト[2,3−b]フラン−4,9−ジオン(化
合物4)50mgをTHFlmlに溶解して注入し、ヘ
キサン:エタノール=5:1の混合溶媒を流速60 m
 17 m i nで流してクロマトグラフィーを行な
い、240nmでのUV吸収を測定した。得られたクロ
マトグラムでRt (保持時間)64分と76分にUV
吸収ピークが得られたが、二つのピークの分離が良好で
なかったため、さらに2回のリサイクルクロマトグラフ
ィーを行ない、Rt64分のUV吸収ピーク部分を分取
し、溶媒を減圧下に留去して、光学活性な標題化合物(
化合物22)20mgを得た。 IHNMR(CDC13、δ−TMS) ;1.66 
(d、3H,J=6.8Hz)、2.23 (S、LH
)5.04 (m、LH)、6.85 (S、LH)7
.28 (d、LH,J=8.4Hz)7.62 (d
d、LH,J=8.4Hz、8.4Hz)7.76 (
d、LH,J=8.4Hz)、12.18 (S、LH
)3400 (OH)、1660 (C=0)、163
0 (C=○)UV (メタノール); 247nm、295nm、400nm 融点;171〜173℃ 比旋光度; [α]25=+16.9 (c=0.12
.CHCl  )[0184] (実施例30) 光学活性(−)−2−(1−ヒドロキシエチル)−5−
ヒドロキシナフト[23−b]フラン−4,9−ジオン
(化合物23)の合成。 [0185] 実施例29のクロマトグラムで得られたRt76分吸収
ピーク部分を実施例29と同様に分取し溶媒を減圧下に
濃縮留去して光学活性な標題化合物(化合物23)25
mgを得た。 IHNMR(CDC13、δ−TMS) :1.66 
(d、3H,J=6.8Hz)、2.23 (S、LH
)5.04 (m、  IH)、6.85 (S、LH
)7.28 (d、LH,J=8.4Hz)7.62 
(dd、LH,J=8.4Hz、8.4Hz)7.76
 (d、LH,J=8.4Hz)、12.18 (S、
LH)IR(KBr、cm’): 3400 (OH)、1660 (C=○)、1630
 (C=0)UV (メタノール); 247nm、295nm  400nm融点;169〜
170℃ 比旋光度;[α]     16 、 5 (c =0
. 16 、 CHC13)一 [0186] (実施例31) 光学活性(+)−2−(1−ヒドロキシエチル)−5,
8−ジヒドロキシナフ)[2,3−b]フラン−4,9
−ジオン(化合物24)の合成。 [0187] 実施例27に記載したHLC装置に実施例17と同様に
処理して得た2−(1−ヒドロキシエチル)−5,8−
ジヒドロキシナフト[2,3−b]フラン−49−ジオ
ン(化合物19)200mgをTHF4mlに溶解して
注入し、ヘキサン:エタノール=3:1の混合溶媒を流
速60m1/mi nで流してクロマトグラフィーを行
ない、240nmでのUV吸収を測定した。得られたク
ロマトグラムのRt  (保持時間)44分と52分に
UV吸収ピークが得られたが、二つのピークの分離が良
好でなかったため、さらに2回のリサイクルクロマトグ
ラフィーを行ない、Rt44分のUV吸収ピーク部分を
分取し、溶媒を減圧下に留去して、光学活性な標題化合
物(化合物24)90mgを得た。 IHNMR(アセトン−d6、δ−TMS);1.60
 (d、3H)、4.95 (d、LH,J=2.0H
z)5.05 (m、LH)、6.90(S、LH)、
7.35 (s、2H)12.54 (s、LH)、1
2.66 (s、LH)IR(KBr、cm’): 3420 (OH)、1618 (C=○)、1524
,1440゜1318.1244.1164 融点;169〜170℃ 比旋光度: [α] 、=+19.7(c=0.10.
CHCl3)[0188] (実施例32) 光学活性(−) −2−(1−ヒドロキシエチル)−5
,8−ジヒドロキシナフ)[2,3−bフラン−−4,
9−ジオン(化合物25)の合成。 [0189] 実施例31のクロマトグラムで得られたRt52分のU
V吸収ピーク部分を実施例20と同様に分取し、溶媒を
減圧下に濃縮留去して光学活性な標題化合物(化合物2
5)90mgを得た。 IHNMR(アセトン−d6、δ−TMS);1.60
 (d、3H)、4.95  (d、LH,J=2.0
Hz)5.05 (m、LH)、6.90(S、LH)
、7.35 (s、2H)12.54 (s、IH)、
12.66 (s、LH)IR(KBr、cm’); 3420 (OH)、1618 (C=O)、1524
,1440゜1318.1244.1164 融点;168〜170℃ 比旋光度:  [α]  D−−19,7(c=0.1
0.CHCl3)[0190] 次に、本発明の化合物について制癌活性を測定した。 [0191] (実施例33) マウス白血病P388細胞移植マウスを用いての制癌活
性の測定。 [0192] 1群6匹の5週令、雌BDFIマウスの腹腔内にマウス
白血病P388細胞1×106個を移植し、24時間後
に、被、験物質を0.5%濃度のカルボキシメチルセル
ロースを含む生理食塩水に、所定量を懸濁したものを、
該マウスの腹腔内に投与した。制癌活性の評価は、延命
率(ILS)によって行った。その結果を表1に示す。 [0193] 【表1】 [0194] 表1において投与量の単位は、(mg/kg)であり、
また延命率(、ILS)= (T−C)/CXl00 
(%)である。ここで、Tは治療群生存日数、Cは無処
理群生在日数である。 [0195] これらは、いずれも良好な制癌活性を示しており、制癌
剤とし有用である。また、これら化合物の急性毒性(L
D5o)は、マウス(雄)腹腔的投与で、いずれも20
0 m g / k g以上であった。 [0196] 次に、以下に示す実施例においては、本発明の化合物を
用い、具体的に剤型、組成物を特定した処方例を示す。 なお、本発明は、以下の実施例になんら限定されるもの
ではない。 [0197] (実施例34) 1錠(200mg)当り5mg及び25mgの活性成分
を含有する錠剤の処方例を表2及び表3に示す。 [0198]
【表2】
【表3】 [0200] また、これらの錠剤の製造方法の詳細は以下の通りであ
る。まず、化合物19の結晶を粉砕し、それに乳糖及び
でんぷんを加え、混合する。次いで10%のでんぷんの
りを上記の混合物に加え、攪拌し顆粒を製造する。乾燥
後、粒径を約850ミクロンに整粒し、これにタルク及
びステアリン酸マグネシウムを混合し、打錠した。 [0201] (実施例35) 1カプセル(100mg)当り20mgの活性成分を含
有するカプセル剤の処方例を表4に示す。 [0202]
【表4】 このカプセル剤は次のようにして製造した。化合物19
をよく粉砕し、でんぷん、乳糖及びステアリン酸マグネ
シウムを加え、十分混合した後、カプセルに充填した。 [0204]
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、天然物からの抽出精製
によらない化学合成によって、新規で有用なメチルベン
ゾキノン誘導体およびその真の薬理活性を明らかにし得
たものであり、本発明によれば、医薬原料として有用な
新規なメチルベンゾキノン誘導体、並びにその製造方法
、並びに優れた制癌効果を有する新規なメチルベンゾキ
ノン誘導体およびその医学的に許容できる塩並びにそれ
らを有効成分とする制癌剤を提供することができる。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式( I )で表されるフラルベンゾキ
    ノン誘導体。 【化1】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は水素、又は鎖状もしくは枝分れした炭
    素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝
    分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基
    を表し、R^2〜R^5は水素又はヒドロキシル基で、
    かつ、いずれか2個がヒドロキシル基である。)
  2. 【請求項2】一般式( I )において、R^1が水素、
    又は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るア
    ルキル基であり、R^2〜R^5が水素又はヒドロキシ
    ル基で、かつ、いずれか2個がヒドロキシル基である請
    求項1記載のフラルベンゾキノン誘導体。
  3. 【請求項3】一般式( I )において、R^1が鎖状も
    しくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシア
    ルキル基であり、R^2〜R^5が水素又はヒドロキシ
    ル基で、かつ、いずれか2個がヒドロキシル基である請
    求項1記載のフラルベンゾキノン誘導体。
  4. 【請求項4】一般式( I )において、R^1が水素、
    又は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るア
    ルキル基又は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個か
    ら成るヒドロキシアルキル基であり、R^2〜R^5が
    水素又はヒドロキシル基で、かつ、R^3がヒドロキシ
    ル基であるときは、R^2、R^4、R^5は水素であ
    り、またR^4がヒドロキシル基である時は、R^2、
    R^3、R^5は水素であるフラルベンゾキノン誘導体
  5. 【請求項5】一般式( I )において、R^1が水素、
    又は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るア
    ルキル基であり、R^2〜R^5が水素又はヒドロキシ
    ル基で、かつ、R^3がヒドロキシル基である時は、R
    ^2、R^4、R^5は水素であり、また、R^4がヒ
    ドロキシル基である時は、R^2、R^3、R^5は水
    素である請求項4記載のフラルベンゾキノン誘導体。
  6. 【請求項6】一般式( I )において、R^1が水素又
    は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒド
    ロキシアルキル基であり、R^2〜R^5が水素又はヒ
    ドロキシル基で、かつ、R^3がヒドロキシル基である
    ときは、R^2、R^4、R^5は水素であり、また、
    R^4がヒドロキシル基である時は、R^2、R^3、
    R^5は水素である請求項4記載のフラルベンゾキノン
    誘導体。
  7. 【請求項7】一般式(II)で表されるフラルベンゾキノ
    ン誘導体。 【化2】 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1は水素、又は鎖状もしくは枝分れした炭
    素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝
    分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基
    である。)
  8. 【請求項8】一般式(II)において、R^1が水素又は
    鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るアルキ
    ル基である請求項7記載のフラルベンゾキノン誘導体。
  9. 【請求項9】一般式(II)において、R^1が鎖状もし
    くは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアル
    キル基である請求項7記載のフラルベンゾキノン誘導体
  10. 【請求項10】一般式(III)で表されるフラルベンゾ
    キノン誘導体。 【化3】 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1は水素、又は鎖状もしくは枝分れした炭
    素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝
    分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基
    である。)
  11. 【請求項11】一般式(III)において、R^1が水素
    又は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るア
    ルキル基である請求項10記載のフラルベンゾキノン誘
    導体。
  12. 【請求項12】一般式(III)において、R^1が鎖状
    もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシ
    アルキル基である請求項10記載のフラルベンゾキノン
    誘導体。
  13. 【請求項13】一般式(IV)で表されるフラルベンゾキ
    ノン誘導体。 【化4】 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R^1は水素、又は鎖状もしくは枝分れした炭
    素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝
    分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基
    である。)
  14. 【請求項14】一般式(IV)において、R^1が水素又
    は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るアル
    キル基である請求項13記載のフラルベンゾキノン誘導
    体。
  15. 【請求項15】一般式(IV)において、R^1が鎖状も
    しくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシア
    ルキル基である請求項13記載のフラルベンゾキノン誘
    導体。
  16. 【請求項16】一般式(V)で表されるフラルベンゾキ
    ノン誘導体。 【化5】 ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、R^1は水素又は鎖状もしくは枝分れした炭素
    数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝分
    れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基で
    ある。)
  17. 【請求項17】一般式(V)において、R^1は水素又
    は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るアル
    キル基で表される請求項16記載のフラルベンゾキノン
    誘導体。
  18. 【請求項18】一般式(V)において、R^1は水素又
    は鎖状もしくは枝分かれした炭素数1〜6個から成るヒ
    ドロキシアルキル基で表される請求項16記載のフラル
    ベンゾキノン誘導体。
  19. 【請求項19】一般式(VI)で表されるフラルベンゾキ
    ノン誘導体。 【化6】 ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) (式中、R^1は水素又は鎖状もしくは枝分れした炭素
    数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝分
    れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基で
    ある。)
  20. 【請求項20】一般式(VI)において、R^1は水素又
    は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るアル
    キル基で表される請求項19記載のフラルベンゾキノン
    誘導体。
  21. 【請求項21】一般式(VI)において、R^1は水素又
    は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6個から成るヒド
    ロキシアルキル基で表される請求項19記載のフラルベ
    ンゾキノン誘導体。
  22. 【請求項22】光学活性(+)−2−(1−ヒドロキシ
    エチル)−5−ヒドロキシナフト[2,3−b]フラン
    −4,9−ジオンであるフラルベンゾキノン誘導体。
  23. 【請求項23】光学活性(−)−2−(1−ヒドロキシ
    エチル)−5−ヒドロキシナフト[2,3−b]フラン
    −4,9−ジオンであるフラルベンゾキノン誘導体。
  24. 【請求項24】光学活性(+)−2−(1−ヒドロキシ
    エチル)−8−ヒドロキシナフト[2,3−b]フラン
    −4,9−ジオンであるフラルベンゾキノン誘導体。
  25. 【請求項25】光学活性(−)−2−(1−ヒドロキシ
    エチル)−8−ヒドロキシナフト[2,3−b]フラン
    −4,9−ジオンであるフラルベンゾキノン誘導体。
  26. 【請求項26】光学活性(+)−2−(1−ヒドロキシ
    エチル)−5,8−ジヒドロキシナフト[2,3−b]
    フラン−4,9−ジオンである請求項1記載のフラルベ
    ンゾキノン誘導体。
  27. 【請求項27】光学活性(−)−2−(1−ヒドロキシ
    エチル)−5,8−ジヒドロキシナフト[2,3−b]
    フラン−4,9−ジオンである請求項1記載のフラルベ
    ンゾキノン誘導体。
  28. 【請求項28】 【化7】 ▲数式、化学式、表等があります▼(VII)▲数式、化
    学式、表等があります▼(VIII) →▲数式、化学式、表等があります▼(IX)▲数式、化
    学式、表等があります▼(X) (式中、R^1は水素又は鎖状もしくは枝分れした炭素
    数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝分
    れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基を
    表し、R^2は水素又は保護されたヒドロキシル基を表
    し、R^3は、水素又はヒドロキシル基を表す。Xは、
    水素又はハロゲン原子を表す。)一般式(VII)で表さ
    れるフラルベンゾキノン誘導体に、一般式(VIII)で表
    されるブタジエン誘導体をディールス・アルダー反応さ
    せ、次いで異性化、脱保護を行った後、カラムクロマト
    グラフィーにより一般式(IX)及び(X)で表されるフ
    ラルベンゾキノン誘導体を単離精製する事による一般式
    (IX)及び(X)で表されるフラルベンゾキノン誘導体
    の製造方法。
  29. 【請求項29】 【化8】 ▲数式、化学式、表等があります▼(X I ) →(XII) (式中、R^1は水素子又は鎖状もしくは枝分れした炭
    素数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝
    分れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基
    を表し、R^2〜R^5は水素、ヒドロキシル基又は保
    護されたヒドロキシル基を表す。) 一般式(X I )で表されるフラルベンゾキノン誘導体
    を、塩基を用い異性化させ、次いで酸化、脱エチレンす
    る事による一般式(XII)で表されるフラルベンゾキノ
    ン誘導体の製造方法。
  30. 【請求項30】一般式(X I )で表されるフラルベン
    ゾキノン誘導体。 【化9】 ▲数式、化学式、表等があります▼(X I ) (式中、R^1は水素又は鎖状もしくは枝分れした炭素
    数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝分
    れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基を
    表し、R^2〜R^5は水素、ヒドロキシル基又は保護
    されたヒドロキシル基を表す。)
  31. 【請求項31】 【化10】 ▲数式、化学式、表等があります▼(XIII)▲数式、
    化学式、表等があります▼(XVI) →▲数式、化学式、表等があります▼(X I ) (式中、R^1は水素又は鎖状もしくは枝分れした炭素
    数1〜6個から成るアルキル基、又は鎖状もしくは枝分
    れした炭素数1〜6個から成るヒドロキシアルキル基を
    表し、R^2〜R^5は水素、ヒドロキシル基又は保護
    されたヒドロキシル基を表す。) 一般式(XIII)で表されるフラルベンゾキノン誘導体
    に、一般式(XVI)で表されるシクロヘキサジエン誘導
    体をディールス・アルダー反応させる事による一般式(
    X I )で表されるフラルベンゾキノン誘導体の製造方
    法。
  32. 【請求項32】一般式(XIII)で表されるフラルベン
    ゾキノン誘導体。 【化11】 ▲数式、化学式、表等があります▼(XIII) (式中、R^1は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6
    個から成るヒドロキシアルキル基を表す。)
  33. 【請求項33】 【化12】 ▲数式、化学式、表等があります▼(XIV)→▲数式、
    化学式、表等があります▼(XIII) (式中、R^1は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6
    個から成るヒドロキシアルキル基を表す。) 一般式(XIV)で表されるベンゾフラン誘導体を、酸化
    する事による一般式(XIII)で表されるフラルベンゾ
    キノン誘導体の製造方法。
  34. 【請求項34】一般式(XV)で表されるベンゾフラン
    誘導体。 【化13】 ▲数式、化学式、表等があります▼(XV) (式中、R^1は鎖状もしくは枝分れした炭素数1〜6
    個から成るヒドロキシアルキル基、Xは水素又はテトラ
    ヒドロピラニル基を表す。)
  35. 【請求項35】請求項1な
    いし27のいずれかに記載のフラルベンゾキノン誘導体
    又は該フラルベンゾキノン誘導体の医学的に許容できる
    塩を有効成分とする制癌剤。
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