JPH0272044A - 切り妻頂部の容器の開封構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カートンもしくは容器に係るものであり、具
体的には切り妻の屋根の形の頂部を有する容器に係るも
のである。このような容器は通゛常−枚の板紙や他の弾
性があり、堅さもありそして折ることのできるシート材
料であって容器の内面よ外面とになる両面を通常プラス
チックで被覆したシート材料の半製品もしくはブランク
から作る、ブランクに筋目をいれて折れるようにし、管
状の形に折り、成形し、密封し、一端は通常底にして閉
じ、密封してカートンを作る、それからミルクや果物の
ジュースと言った食べ物を容器の開いた端から流し込み
、それから頂部の蓋パネルを内側に折り曲げ、これらの
パネルのある表面を加熱、加圧して板紙上のポリエチレ
ン膜を部分的に溶解して糊として使用し、密封すること
により頂部を密封する。

ミルクや果物のジュースを収容する切り妻の屋根の形の
頂部を有する容器の頂端は、垂直面内に棟もしくはフィ
ンを含んでいる。このフィは、２つの内側に折り込むマ
チのパネルの最上部と２つの切り妻パネルの最上部との
積層によって作られる。切り妻パネルの上部は、２つの
最外フィン形成パネルを形成し、マチのパネルの上部は
２つの−・寮内側のフィン層を形成している。フィンの
中間の所では２つのマチ折りが向き合って相互に出会い
、フィンの実効厚みは僅か２層であり、これらは切り妻
パネルの上方部分である。切り妻の屋根の形の頂部を有
する大抵の容器を開くには使用者は親指で容器の一方の
上側の倒立Ｖ字形の開口を引き離し、継ぎ目を離し、そ
れから側面で内側に押し込んで普通の注ぎ口を、内側に
押し込むパネルの一つから作る。このパネルには注ぎ口
の唇状部形成表面の間に繊維裂開ボンドを阻止する接着
剤をつけている。この種の開口構成では切り妻パネルの
２つの最外フィン形成部分の間で正しい整合がとれなく
てもそのことは大事ではない。本発明の、長期にわたっ
て棚に置いておく食物の容器のような、ある種の容器で
は接着剤は使用できない。

別の種類の切り妻の屋根の形の頂部を有する容器では、
直立フィン（これは、普通４層の代わりに２層となって
いる）に整列させて垂直に延びる引き裂き線をつけるこ
とにより、開けるようにしている。これらの引き裂き線
の下方の縁は、フィンの基部での、下方の切り妻パネル
部分上の水平に延びるパーフォレーションに出会う。こ
のような構成はクリザノブスキーに付与された米国特許
第３．３３９．８２０号に示されている。カートンのシ
ート材料が薄ければ、層を重ねてフィンを作るとき２つ
の最外フィン形成パネル間に生じる不整合（それ自身の
垂直引き裂き線が各々連続して）は特に重要ではない。

不整合があっても垂直方向に引き裂くことはできる。

しかし、比較的厚い板紙を使用してカートンをつくると
、切り妻パネルのフィン形成上方部分を正しく揃えるこ
とが大事なこととなる、もし正しく揃えていないと、一
方のフィン形成部分の垂直引き裂き線は、他方のフィン
形成部分の垂直引き裂き線と揃わなくなる。その場合開
くことは不可能でないまでも、困難である。

充填した容器を常に同じように密封することは既存の機
械では困難であるということで切り妻パネルのフィン形
成部分での間での不整合は屡々発生する。

「発明の要約」 本発明によれば、切り妻屋根の形の頂部を有するカート
ンのフィンにフィン形成パネルの縁の不揃いに対処する
切開口構成を設ける。これはただ−本の引き裂き線をつ
けるのではなく、２つの最外側のフィン形成パネル部分
の各々に複数の垂直引き裂き線もしくは切断線をつける
ことにより実施できる。２つの最外側のフィン形成パネ
ル部分は、対応するマチのパネルより大きな垂直高さも
しくは延長を有する。カートン頂部の最終密封中フィン
形成パネル部分を一緒に固着すると、縁で不揃いが生じ
ても消費者は簡単に開くことができる。２つの最外側の
フィン形成切り妻パネル部分の各々に複数の垂直引き裂
き線を設けたことにより最外側のフィン層の一つの複数
の引き裂き線の一本に沿って、そして他方の最外側のフ
ィシ層の非同質の一本の引き裂き線に沿って垂直引き裂
きを開始できる。これが、フィン形成の上方切り妻パネ
ル部分の間の不揃いがあっても対面垂直引き裂きを可能
としているのである。

実施例の説明 第１．２図を参照する。板紙９から作−７・た一つのブ
ランクまたは半完成品を８で示す。板紙の外面（第１図
で見て読者の方に向いている面）をポリエチレン１０で
コーチングするのが典型である。

板紙の内面（第１図で見て読者から遠い方の面）をバリ
ヤー層材料の一つもしくはそれ以上の層１１でコーチン
グする。バリヤー層１１としては例えば、アルミニウム
箔やプラスチック材料の種々の層があり、その正確な構
成と組成とは本発明の部分を構成するものではない。ブ
ランクの完成前か完成後に、すなわち折り目を決める筋
目と切り込みをつける前か、またはつけた後に板紙にコ
ーチングする。

筋目をつけた一連の隣り合わせのパネルを１２．１４．
１６．１８で示す。パネル２０は糊しろである。２２は
ブランクの長さ方向の軸線を示し、各パネルはほぼ矩形
であり、パネルの長さ方向の軸線はブランクの長さ方向
の軸線と垂直になっている。第１図で見て、ブランクま
たはパネルの上方部分はこのブランクの長さ方向の軸線
２２の上側であり、ブランクまたはパネルの下方部分は
このブランクの長さ方向の軸線２２の下側である。

複数の底形成パネル２４はそれぞれの側面形成パネルと
一体になっている。これらの底パネルの形状と筋目の配
置は普通のものであり、その意味では本発明の部分を構
成するものではない。

次に、頂部の蓋パネルを説明する。第１の万いに折り重
なる、もしくはマチのパネル３０は上方部分３２と上縁
３３とを有する。第１の折り込みパネル３４は上方部分
８Ｂを有する。第２の互いに折り重なる、もしくはマチ
のパネル３８は上方部分４０と上縁４１とを有する。第
２の折り込みパネル４２は上方部分４４を有する。これ
らのマチのパネルは互いに入り組む、すなわち相互に交
互に配置される。

上方のマチのパネル部分３Ｂ、４４を説明する。パネル
部分４４には３本の垂直な切り込の腺もしくは引き裂き
線５０．５２ａ　、　５４ａがある。これらの切り込み
線はこのパネル部分の上縁のちょっと下から始まり、そ
してパネルのほぼ中程まで延びている。

切り込み線５０ａ　、　５２ａ　、　５４ａは外側のボ
リュ、チ１．・ン層１０を通り、板紙９を通りそしてカ
ートンブランクの内面のバリヤー層１１（これを通って
はいないが）に到っている。これは第２図に示されてい
る。同様に、マチのパネル３４のパネル部分３６に複数
の垂直の切り込み線５０．５２．５４をつけている。

これらの切り込み線は同じように配列されており、コー
チングに対して同じ関係にある。フィン形成パネル部分
３６．４４がフィン形成後完全に縁で合わされると、ね
切り込み線５０．５０ａは揃えられ、５２．５２ａは揃
えられモして５４．５４ａは揃えられるという意味で切
り込み線５０．５０ａは、切り込み線５２．５２ａも切
り込み線５４．５４ａも同様に、同じ性格のものである
。

上方のマチの各パネル部分の半分には一連の実質的に水
平な切り込み６０．６２をつけてあり、６０は水平部分
、６２は傾斜部分を指している。これらを引き裂き川縁
パーフォレーションと称する。各パネル３６．４４の中
心部分に水平切り込み線６６をつけているのは、垂直に
引き裂けるのを制限するためである。

マチのパネル３８の上方部分について説明する。

隙間７２をあけて切り込みセグメント７０を、パネル部
分４０につける。このパネル部分の中程で垂直折り線近
くにそして折り線の縁近くに切り込み線が延びる。セグ
メント７０は図に示すように、幾らか傾斜して、非常に
低い倒立Ｖ字形を形成している。

上方の切り妻パネル部分３６．４４の高さは、マチのパ
ネル部分３２．４０の高さよりも大きく、そのため詰め
込みの後カートンを最後に閉じると、カートンを最初に
開けるとき垂直に裂かなければならないフィン部分は僅
か２つ分の厚みである。切り妻パネルの引き裂き線６０
．６２の端の高さが切り込み線７０の隣接端の高さと同
じである。

第３図を説明する。直立させ、充填しそして閉じたカー
トンの上方部分を示す。内側に折るマチのパネルと切り
妻パネルとの間の関係は、トピアスに付与された米国特
許第３．１７８．０８９号の第２図に見られる、普通の
ものである。

カートンは典型的にはミルクや果物のジュースを含んで
おり、先ず折り、糊ずけして（ポリエチレンＩＯを加熱
して糊として使う）管の形とし、底パネル２４により下
端を閉じて密封し、それからカートンに液体や他の食物
を詰め込み、頂部蓋パネルを折り曲げ、密封して切り妻
頂部をつくる。パネル部分３２．３６．４０．４４の切
り込み線６０．７ｏより１の部分を加熱密封する。閉じ
ると３２．４０の内外面と３６．４４の２つの内面は一
緒に密封される。上方パネル部分３６．４４からの２つ
の外側フィン形成層をフィンの全幅に沿って、そしてフ
ィンの上縁からマチのパネル３２．４０のそれぞれの上
縁３８．４１まで一緒に密閉する。切り込み線を通り容
器内の液が漏出するのはバリヤー層により防がれている
（第２図参照）。２つの最外最上のフィン層３Ｂ１４４
の間のシールは第３図で８０で指されており、その区域
より下のブランクの４つ分の厚みのフィン部分の始めを
数字８２で指す。シート材料の４層が、第３図で示す切
り込み線６０．６Ｂより高い区域で一緒に密封されてい
る。

第３−５図に典型的な不整合状態を示す。すなわち、切
り妻頂部パネル部分３６．４４の端縁が完全には揃−〕
でいない。こうして、部分４４の部分３６．８７ａの垂
直の始まりの引き裂き切り欠き６７は完全には揃わない
。各パネル部分３６．４２に切り込み線５２．５２ａの
ような只−本だけ垂直切り込み線をつけてあったらば、
これらの切り込み線は揃うことはないであろう。カート
ンを作る素材の厚さが約０．０１８−０．０３０インチ
であると、開くのは困難となり、そしてきっちり揃って
いないと開くことはできなくなる。しかし、垂直方向に
裂いて開くのは、素材の２つ分の厚みだけずれていたと
してもこの構造の御陰で可能である。パネル部分４４の
各同質の（揃っている場合）もしくは非同質の垂直切り
込み線５０ａ　１５２ａ　、　５４ａと協力してパネル
部分３６の垂直に配置した切り込み５０．５２．５４の
いずれかの切り込みに沿って引き裂けるからである。

図に示した例では、第６．７図に示す非同質の垂直切り
込み線５２ａ　、　５０に沿って裂くことにより垂直方
向に引き裂ける。非同質の垂直切り込み線のいずれかの
両側の対が完全に揃えられていなくても相互には充分近
接していて垂直に引き裂くことができる。各パネル部分
３６．４４における垂直切り込み５０．５０ａ等の間隔
と数とは適当に変更できる。典型的な間隔はブランクの
厚みであり、３本の切り込み線があれば充分である。

少なくとも実質的に揃っている両側の対の垂直切り込み
線に沿ってのこの垂直引き裂きは垂直方向に最大限に延
び、引き裂き縁パーフォレーション６０．６２の縁と出
会う所まで進み、これはパネル部分３６．４４の各々に
おける引き裂き制限切り込み６６．６６ａに一致する。

そのあと、垂直フィン引き裂きを完了して、消費者はフ
ィンの一半を掴んでそれを前後左右に振ってフィン部分
のこの半部をパネル部分３Ｂ、４４の各々の引き裂き縁
ちパーフォレーション６０、Ｇ２に沿って取り除く。こ
の取り除いたフィン部分は、２つ分の厚みとなっている
最上部分８０を除いては４つ分の厚みとなっている。切
り込み線７０より上のパネル部分４０の折った部分によ
り、そして切り妻パネル部分３６．４４により４つ分の
厚みがつくられる。注ぎ口は４０の残り部分（線７０の
下）から通常の仕方で作られる。すなわち、第３図で読
者に一番近いカートンの端の２つの隣り合うＶ字形縁を
引き離し、そしてこれらの縁を処理して注ぎ口を作る。

注ぎ口パネル部分４０の切り込み線７０の僅かな傾斜が
注ぎ口の形成のとき平らな注ぎ口縁となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のカートンを作る一枚のブランクの平
面図である。 第２図は、第１図の線２−２に沿う断面図である。 第３図は、第１図のブランクから作ったカートンの、充
填密封後の上方部分の斜視図である。 第４図は、第３図のカートンの上方部分の正面図である
。 第５図は、第４図と同様な、背面図である。 第６図は、最初の開口引き裂きの完了後の第４図と同様
な図である。 第７図は、最初の開口引き裂きの完了後の第５図と同様
な図である。 図中： ８ニブランク、　　　９：板紙、　　１０：ポリエチレ
ンコーチング、　１１：バリヤー層、Ｉ２．１４、Ｉ６
．１８　：　ハ＊　ル、　２０：ｗｉシロパネル、２４
：底形成パネル、３０．３８：マチのパネル、３４：第
１の折り込みパネル、　４２：第２の折り込みパネル、
　３６．４４：フィン形成パネル部分、５０．５２．５
４．５０ａ　％　５２ａ　％　５４ａ　　：引き裂き線
または切り込み線、　６０：水平切り込み（引き裂き川
縁バフォーレーション）、　６２：傾斜切り込み（引き
裂き川縁パーフォレーション）、６６：水平切り込み線
、　７０：切り込みセグメント。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、板紙のような、堅い、折れるそして弾性のあるシー
   ト材料から作られ、液体のような食物を保持する切り妻
   頂部の容器を形成するため折って、直立させそして密封
   するようになっており、全体として矩形でそして、複数
   のパネルを限定する複数の筋目を入れてあり、これらの
   パネルは４枚の直列の全体として矩形状の側面形成パネ
   ルであって、各パネルは上縁、下縁そして側縁を有し、
   各側面形成パネルの下縁は折り畳みの底形成パネルと連
   続しており、各側面形成パネルの上縁は折り畳みの上蓋
   形成パネルと連続しており、上蓋形成パネルの内の２枚
   はマチのパネルであり、そして残りの２枚の上蓋形成パ
   ネルは切り妻パネルであり、上記のマチのパネルの一つ
   は注ぎ口パネルであり、この注ぎ口パネルは上記の切り
   妻パネルの間にあるようにした単一ブランクにおいて、
   切り妻パネルはマチのパネルよりも高さが高くなってお
   り、複数の垂直切り込み線は、各切り妻パネル部分の上
   縁に連続して始まり、そして垂直下方に延び、垂直に延
   びる切り込み線は各切り妻パネルの上縁の中程に位置し
   、各水平引き裂き縁パーフォレーション線は切り妻パネ
   ルの中程から上記の注ぎ口形成のマチのパネルの手前の
   位置まで延び、切り妻パネルの上記の垂直に延びた切り
   込み線のいずれかは、切り妻パネルを一緒に積層した後
   切り妻パネルを引き裂くとき引き裂き線として作用し、
   切り妻パネルを一緒に積層して垂直フィンを形成すると
   き切り妻パネルの不揃いを補償するようにしたことを特
   徴とする単一ブランク。 ２、各切り妻パネル上で垂直切り込み線の複数の下端に
   連続している水平切り込み線を含んでおり、縦方向の引
   き裂き範囲を制限した請求項１に記載のブランク。 ３、注ぎ口パネルに、それを横切って実質的に連続した
   倒立Ｖ字形の切り込み線をつけてあり、切り込み線の端
   は引き裂き縁パーフォレーション線の一端に同じレベル
   で連続している請求項１に記載のブランク。 ４、弾性シート材料の一面にバリヤー層を被覆し、そし
   て切り込み線と引き裂き縁パーフォレーション線はシー
   ト材料を通っているが、バリヤー層材料を通ってはいな
   い請求項１に記載のブランク。 ５、２枚の向き合う切り妻パネル、２枚の向き合う、内
   側に折り込まれるマチのパネル（一方のマチのパネルは
   注ぎ口となる）そして垂直の積層フィンを含み、このフ
   ィンはマチのパネルを折って出来た２枚の一番内側の層
   と切り妻パネルを折って出来た２枚の一番外側の層とを
   有し、これら２枚の切り妻パネルは２枚のマチのパネル
   の高さより高く、２枚の切り妻パネルは上記の高い方の
   高さに積層されており、各切り妻パネルの上方部分に複
   数の垂直切り込み線をつけてあり、切り込み線は切り妻
   パネルの上縁の下で始まり、それにより切り妻パネルの
   縁での不揃いは、各切り妻パネルの上方部分の非同質の
   切り込み線に沿って引き裂くことができるようにするこ
   とにより、切り妻パネルの上方部分の垂直引き裂きの開
   始を阻止しないようにした請求項１に記載のブランクか
   ら作られた切り妻頂部の容器。 ６、引き裂き縁パーフォレーション線が各切り妻パネル
   の上方部分にあり、フィンの対応縁から延び、注ぎ口の
   マチのパネルと実質的に同じ面内にあり、垂直切り込み
   線の下に少なくとも隣接し、それにより引き裂き縁パー
   フォレーション線により２つの側で境界を接してている
   フィン部分と、向き合っている一対の垂直切り込み線と
   が取り除かれて、注ぎ口を開けてカートンの内容物を注
   ぎ出せるようにした請求項５に記載のカートン。