JPH02153538A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
トリイ・ドープド・ドレイン(LightlyDope
d Drln :以下LDDと称す)構造の絶縁ゲート
電界効果半導体装置の製造方法に関するものである。
造方法の主要段階における状態を示す断面図である。(
特願昭60−43951号、特願昭60−43952号
参照)。これらの図において、21はp型シリコン基板
、22はフィールド酸化膜、23はゲート絶縁膜、24
はポリシリコン(多結晶シリコン)、25はフォトレジ
スト、26は低濃度ソース・ドレイン領域(n−層)、
27は高濃度ソース・ドレイン領域(n″層)である。
1にフィールド酸化膜22を形成した後、ゲート絶縁膜
23としてSi3N4からなる第1の窒化膜を約200
人形成する。次にゲート電極を形成するためのゲート電
極材料としてポリシリコン24をCVD法により400
0人を堆積させ、このポリシリコン24に導電性を持た
せるためにP(リン)のような不純物をドープした後、
フォトレジスト25を用いてゲート電tiTa iI
域が残るようにバターニングを行う。次にパターニング
されたフォトレジスト25をマスクとしてゲート電極材
料であるポリシリコン24をRIE法等によってエツチ
ングし、ゲート電極24Gを形成する(第4図(b))
。その後、フォトレジスト25を除去して、ゲート電極
24GをマスクにしてPイオンを第4図(b)に示すよ
うにp型シリコン基板1に鉛直方向から約45度の角度
で斜め回転イオン注入し、低濃度ソース・ドレイン領域
(n−層)26を形成する。そして、第4図(C)に示
すように通常の鉛直方向イオン注入でAs(砒素)を注
入し、高濃度ソース・ドレイン領域(n 4−層)27
を形成してLDD構造を得る。
造は、ゲート電tf!24 aの端とn1層である高濃
度ソース・ドレイン領域27がオーバラップしているた
めに、ゲート絶縁膜23が薄くなると、上記オーバラッ
プ領域の空乏化したドレインにおいて、バンド間でトン
ネリングが生じ、ドレインリーク電流が発生するという
問題点があった(詳しくはT、Y、Chan、J、Ch
en、P、に、Ko and C,)Iu。
t、p、718.特開昭61−101077号公報等参
照)。
れたもので、得られる半導体装置のゲート訪起のドレイ
ンリーク電流を低減できる半導体装置の製造方法を提供
することを目的としている。
導体基板上にゲート絶縁膜、その上にゲート電極となる
多結晶シリコン膜、さらにその上に耐酸化性の絶縁膜を
備えたゲートを形成する工程と、絶縁膜をマスクとして
ゲート側壁部に酸化膜を形成する工程と、耐酸化性の絶
縁膜およびゲート側壁部の酸化膜をマスクとして、半導
体基板と異なる導電型の不純物をイオン注入してソース
・ドレインの高濃度領域を形成する工程と、絶縁膜およ
びゲート側壁部の酸化膜を除去した後、ゲートをマスク
として半導体基板と異なる導電型の不純物イオンを斜め
回転イオン注入してソース・ドレインの低濃度領域を形
成する工程とを含むものである。
に形成した後、高濃度ソース・ドレイン領域を形成して
もよい。
ては、ソース・ドレインの高濃度領域がゲートをマスク
としての斜め回転イオン注入により形成され、ソース・
ドレインの高濃度領域が、ゲート側壁部に酸化膜が形成
された酸化膜および絶縁膜をマスクとしてのイオン注入
により形成されることにより、ゲート端とソース・ドレ
インの高濃度領域端のオーバラップが防止される。
ては、ソース・ドレインの低濃度領域がイオン注入によ
り形成され、ソース・ドレイン高濃度領域が、ゲートを
マスクとしてのイオン注入により形成され、この後ゲー
ト側壁部に酸化膜が形成されることによりゲートが短く
され、ゲート端とソース・ドレインの高濃度領域端のオ
ーバラップが防止される。
法の一実施例の主要階段における状態を示す断面図であ
る。
ールド酸化膜、3はゲート絶縁膜、4は多結晶シリコン
膜、5は窒化膜、6は酸化膜、7は高濃度ソース・ドレ
イン領域(n−層)、8は低濃度ソース・ドレイン領域
(n“層)である。
基板1にフィールド酸化膜2を形成した後、例えば酸化
膜からなるゲート絶縁膜3およびゲート電極となる多結
晶シリコン膜4を形成した後、さらにその上にLPCV
D法で耐酸化性の、例えば窒化膜5を堆積し、フォトエ
ツチングしてゲートを形成する。次に、第1図(b)に
示すように、窒化D! 5をマスクにして、熱処理を行
って酸化膜6をゲート側壁部に形成する。そして、窒化
膜5およびゲート側壁部6の酸化膜6をマスクにして、
例えば砒素イオンAsを4X10”(cm−2)注入し
、高濃度ソース・ドレイン領域7を形成する。次に第1
図(C)に示すように、窒化膜5およびゲート側壁部の
酸化膜6を除去した後、例えばリンイオンPを1xlO
”(cm−2)の注入量で鉛直方向から約45の角度で
、斜め回転イオン注入し、低濃度ソース・ドレイン領域
8を形成することでLDD構造を得る。
などを行うことによって素子が完成する。ここで、ゲー
ト絶縁膜3として、例えば耐酸化性の5NOS構造(酸
化膜+窒化膜)を採用すると、ゲート側壁部のみを酸化
するため、さらに効果的である。
域7を形成したが、低濃度ソース・ドレイン領域8を先
に形成することも可能である。
する。まず、第2図(a)に示すように、第1図(a)
と同様にしてP型シリコン基板1に、フィールド酸化膜
2を形成した後、窒化膜からなるゲート絶縁膜3と多結
晶シリコン膜4と窒化膜5よりなるゲートを形成し、窒
化膜5をマスクとして斜め回転イオン注入で、P等の低
濃度のn型不純物をイオン注入することで、低濃度ソー
ス・ドレイン領域8を形成する。次に、第2図(b)に
示すように、窒化膜5をマスクとして高温の酸化雰囲気
にさらし、ゲート側壁部に酸化膜6を形成した後、窒化
膜5およびゲート側壁部の酸化膜6をマスクとしてAs
等の高濃度のn型不純物をイオン注入し、高濃度ソース
・ドレイン領域7を形成してLDD構造を得る。
側壁部の酸化膜6を除去する必要がなく、フィールド酸
化膜2の膜減りもない。
5および高濃度ソース・ドレイン領域7上の窒化膜5を
除去し、さらに第2図(C)に示すように、例えばTi
9をスパッタ法で堆積させて熱処理を施せば、ゲート電
極部および高濃度ソース・ドレイン領域7をシリサイド
化して低抵抗化できる。ただし、ゲート側壁部は酸化膜
6があるのでシリサイド化せず、未反応のTi9を除去
することで、第2図(d)に示すように、セルファライ
ンでゲート電極および高濃度ソース・ドレイン領域7に
シリサイド部10.11を形成できる。なお、高濃度ソ
ース・ドレイン領域7を形成するためのイオン注入は、
サリサイド(SALICIDE:Selfaligne
d 5ilicide)構造にしてから行うことも可能
である。
効果半導体装置の製造方法について述べたが、もちろん
p基板をn基板にし、注入するn型不純物イオンをp型
不純物イオンにすることにより、pチャネル絶縁ゲート
電界効果半導体装置にも適用可能である。
ース・ドレインイオン注入領域を限定するために、フォ
トレジスト等を使用する必要があるが、低濃度と高濃度
のイオン注入の間に高温の熱処理がある場合にはフォト
レジストのバターニング回数が増える問題がある。
低濃度および高濃度の注入を一括して行うことが可能に
なる。
形成のためのフォトレジスト12のパタニング後、窒化
膜5.多結晶シリコン膜4をRIE法でエツチングした
後、フォトレジスト12を除去する。次にn型のソース
・ドレイン領域形成のためにフォトレジスト13を用い
て他の領域を覆うようにバターニングする。その後、第
3図(b)に示すように、フォトレジスト13.ポリシ
リコン4および窒化膜5をマスクにして、n型不純物、
例えばPを鉛直方向から45°の角度で斜め回転イオン
注入し、低濃度ソース・ドレイン領域8を作成する。次
に第3図(e)に示すように、鉛直方向から約7°の角
度(チャネリング防止)で、例えばAsを回転注入し、
高濃度ソース・ドレイン領域7を形成することでn型の
LDD構造が形成される。そして、この後、第2図(d
)に示すように、ゲート側壁部に酸化膜6を形成して、
高濃度ソース・ドレイン領域7のオーバラップを解消す
る。また、nウェル14内のp型ソース・ドレインもL
DD構造を用いるなら同様の方法で作成できる。さらに
、第3図(e)に示すように、サリサイド構造にするこ
とも可能である。上記の約7°の角度でイオン注入する
のは、通常のようにSt基板上に酸化膜6なしで0°注
入するとチャネリング((ioo)基板や(111)基
板の結晶格子において、注入されたイオンが衝突しない
場所が生じ、ここに注入されたイオンは深く注入される
)現象が生じるため、注入角度をこのように約7°程度
傾ける。
装置の製造方法は、一導電型の半導体基板上にゲート絶
縁膜、その上にゲート電極となる多結晶シリコン膜、さ
らにその上に耐酸化性の絶縁膜を備えたゲートを形成す
る工程と、絶縁膜をマスクとしてゲート側壁部に酸化膜
を形成する工程と、耐酸化性の絶縁膜およびゲート側壁
部の酸化膜をマスクとして、半導体基板と異なる導電型
の不純物をイオン注入してソース・ドレインの高濃度領
域を形成する工程と、絶縁膜およびゲート側壁部の酸化
膜を除去した後、ゲートをマスクとして半導体基板と異
なる導電型の不純物イオンを斜め回転イオン注入してソ
ース・ドレインの低濃度領域を形成する工程とを含むの
で、ゲート端とソース・ドレインの領域端がオーバラッ
プしないように構成でき、ゲート誘起のドレインリーク
電流を低減するという効果がある。また、ゲートとソー
ス・ドレインの低濃度領域のみがオーバラップしたLD
D構造となっているので、ゲート容量が低減される。
法は、低濃度ソース・ドレイン領域を先に形成した後、
高濃度ソース・ドレイン領域を形成するので、上記請求
項(1)の作用効果の他、イオン注入の際にゲート側壁
部の酸化膜を除去する必要がない利点がある。
第2図、第3図はこの発明の他の実施例を説明するため
の断面図、第4図は従来のLDD構造の半導体装置の製
造方法を説明するための断面図である。 図において、1はp型シリコン基板、2はフィールド酸
化膜、3はゲート絶縁膜、4は多結晶シリコン膜、5は
窒化膜、6は酸化膜、7は高濃度ソース・ドレイン領域
、8は低濃度ソース・ドレイン領域、9はTi、10.
11はシリサイド部、12.13はフォトレジスト、1
4はnウェルである。 なお、各図中の同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (2)
- (1)一導電型の半導体基板上にゲート絶縁膜、その上
にゲート電極となる多結晶シリコン膜、さらにその上に
耐酸化性の絶縁膜を備えたゲートを形成する工程と、前
記絶縁膜をマスクとしてゲート側壁部に酸化膜を形成す
る工程と、前記耐酸化性の絶縁膜およびゲート側壁部の
酸化膜をマスクとして、前記半導体基板と異なる導電型
の不純物をイオン注入してソース・ドレインの高濃度領
域を形成する工程と、前記絶縁膜およびゲート側壁部の
酸化膜を除去した後、前記ゲートをマスクとして前記半
導体基板と異なる導電型の不純物イオンを斜め回転イオ
ン注入して前記ソース・ドレインの低濃度領域を形成す
る工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法
。 - (2)一導電型の半導体基板上にゲート絶縁膜、その上
にゲート電極となる多結晶シリコン膜、さらにその上に
耐酸化性の絶縁膜を備えたゲートを形成する工程と、前
記ゲートをマスクとしてソース・ドレイン領域に前記半
導体基板と異なる導電型の不純物を斜め回転イオン注入
してソース・ドレインの低濃度領域を形成する工程と、
前記耐酸化性の絶縁膜をマスクとしてゲート側壁部に酸
化膜を形成する工程と、前記半導体基板と異なる導電型
の不純物をイオン注入してソース・ドレインの高濃度領
域を形成する工程と、前記耐酸化性の絶縁膜およびソー
ス・ドレイン領域のゲート絶縁膜を除去する工程とを含
むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (3)
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JP63308072A JP2781913B2 (ja) | 1988-12-05 | 1988-12-05 | Ldd構造の半導体装置の製造方法 |
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JPH02153538A true JPH02153538A (ja) | 1990-06-13 |
JP2781913B2 JP2781913B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=17976539
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