JPH0146481B2 - - Google Patents

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JPH0146481B2
JPH0146481B2 JP58249000A JP24900083A JPH0146481B2 JP H0146481 B2 JPH0146481 B2 JP H0146481B2 JP 58249000 A JP58249000 A JP 58249000A JP 24900083 A JP24900083 A JP 24900083A JP H0146481 B2 JPH0146481 B2 JP H0146481B2
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JP
Japan
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repellent
ethylene
copolymer
chlorinated polyethylene
polyvinyl chloride
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JP58249000A
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JPS60146805A (ja
Inventor
Yasuo Shikinami
Kunihiro Hata
Kyoshi Uchiumi
Hiroshi Kimura
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP24900083A priority Critical patent/JPS60146805A/ja
Priority to PCT/JP1984/000630 priority patent/WO1985002977A1/ja
Priority to GB08520582A priority patent/GB2161078B/en
Priority to DE3490632A priority patent/DE3490632C2/de
Priority to DE19843490632 priority patent/DE3490632T/de
Priority to EP85900500A priority patent/EP0167633B1/en
Publication of JPS60146805A publication Critical patent/JPS60146805A/ja
Publication of JPH0146481B2 publication Critical patent/JPH0146481B2/ja
Priority to US07/532,125 priority patent/US4981689A/en
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は害虫忌避材、詳しくはハエ、ノミ、ダ
ニ、ゴキブリ等の害虫が近寄り易い食品店舗、食
品保管食庫等、あるいは精密機械の内部やクリー
ン室に設置し、効力がすぐれしかも長期にその効
力を持続するようにコントロールされた害虫忌避
材に関するものである。 従来、人体に対する害虫の忌避方法として、
カ、シラミ、ダニ等の吸血性害虫を忌避するフタ
ル酸ジメチル、2―エチル―1,3―ヘキサンジ
オール、インダロン等の薬剤を単独もしくは混合
して皮膚に塗布する方法が知られている。また近
年、防虫用シートとして殺虫剤を紙、布等の材料
に浸透させたり、塗料として表面にコーテイング
した新しいタイプの防虫材が開発されている。し
かし生活水準の向上から清潔感が一層要望され、
食品を取扱う場所に限らず、生活空間に害虫が侵
入することのみならず殺虫した害虫の死体が散乱
することを嫌う意識が強くなつている。又エレク
トロニクスや医療産業の著しい発展に伴ない精密
機械自体や、これを取扱う空間は高いクリーン度
が要求されている。上記殺虫・防虫材は害虫の死
体を散乱させる機会が多く、これらの目的には合
致していない。害虫が近寄らないようにするため
に効果が著しく、又、長期に持続性があり、適度
に薬剤の徐放性がコントロールされた忌避材の開
発が強く要望されている。 忌避性能を顕著にするには薬剤の効き目に加
え、薬剤の基材に対する濃度を高め、これを徐々
に外部空間に蒸散させる工夫が必要である。塗料
に忌避剤を混合して基材に塗布した製品が知られ
ているが塗膜の厚みに限界があり、高い濃度に混
合した場合でも薬剤の総量は多くならず忌避効果
に限界があり、また余り濃度が高いと塗膜性能が
低下する、それ故、布、紙などの比較的厚い基材
に適当濃度の薬剤を含浸させる方法が考えられる
が、これでは長期に徐放性をコントロールするこ
とができないものである。従つて薬剤を適量含
み、しかも基材を構成する成分が薬剤と化学的、
物理的親和性を有して徐放性をコントロールされ
たものが要求される。しかもこの忌避材は設置場
所の空間や凹凸に適宜に追従できる成形体と為し
得る事が必要である。 このような条件を満足する方法として、従来、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル
などの汎用の熱可塑性樹脂に忌避剤、殺虫剤、防
黴剤、芳香剤などの薬剤を混ぜる方法が取られる
場合があつた。またその濃度を高めるためにこれ
らのプラスチツクの充填剤にこれら薬剤を担持さ
せる方法が取られる場合もあつた。 しかしながらこれらの熱可塑性樹脂は一般に融
点が100℃以上で比較的高く熱可塑性を利用して
樹脂の溶融状態で薬剤を練込む方法では薬剤の分
解あるいは蒸散が多い。特に少量の分解、蒸散で
あつても長時間の連続運転ではそれが多量に蓄積
するものであり、製造工程上の安全性と効率を考
慮すれば実用的でない。一般に薬剤が基材表面か
ら蒸散するためには薬剤自体が蒸気圧の高い物質
でなければならず、特に効力の高いものは室温で
の蒸散性が高い。これらの薬剤を融点の高いプラ
スチツクにむやみに多量に混練すれば薬剤の分解
と共に表面へのブリードがはげしいものとなる。 また、本発明の害虫忌避剤に類するものとし
て、香料、農薬又は殺虫剤などを熱可塑性エラス
トマーに担持させたものは、特開昭56−15377号
公報及び特開昭48−88232号公報において、既に
知られており、また、塩素化ポリエチレンに殺虫
剤などを混入させて成形したものは、特公昭55−
39522号公報及び特公昭49−34461号公報におい
て、既に知られている。 ところで、前記前者(特開昭56−115377号公
報、特開昭48−88232号公報)のもので、香料、
農薬又は殺虫剤の担体として使用される熱可塑性
エラストマーは、ゴム状ポリマー構造体が多量に
含まれるため、長期にわたる保形性に乏しく、特
に、本発明のような害虫忌避剤に採用する場合に
は、その長期にわたる安定した効力に問題が残る
のである。 また、前記後者(特公昭55−39522号公報、特
公昭49−34461号公報)のもので使用される塩素
化ポリエチレンは、成形性及びその保形性には優
れている反面、斯かる塩素化ポリエチレンを害虫
忌避剤として採用する場合には、その効力のコン
トロールができないのである。 本発明は以上のような考案の下に研究開発を試
みた結果、塩素化ポリエチレンは、常温で液状態
であるジエチルトルアミドから成る忌避剤に対し
極めて親和性に富み、その含有率を高めることが
でき、また、前記塩素化ポリエチレンはパウダー
状であつて、前記忌避材を均一に担持させること
ができ、しかも、該忌避剤を担持させた状態で顆
粒状となして熱成形するのに極めて好都合であ
り、一方、エチレン―プロピレンポリマー、スチ
レン―ブタジエン共重合体、軟質塩ビと塩ビニト
リルラバーとのブレンド体、塩ビ―ウレタン共重
合体、ポリウレタン系、ポリエステル系、エチレ
ン―プロピレンラバー、エチレン―エチルアクリ
レート共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、
シンジオタクチツク1,2―ポリブタジエンのう
ち、少なくとも1種から成る熱可塑性エラストマ
ーは、後で詳述するように、前記忌避剤に対する
拘束力と非拘束力とを合わせ持ち、斯かる熱可塑
性エラストマーを前記忌避剤を担持した塩素化ポ
リエチレンに混入することにより、前記忌避剤の
蒸散つまり効力をコントロールできることを見出
したのである。 しかして本発明では、エチレン―プロピレンポ
リマー、スチレン―ブタジエン共重合体、軟質ポ
リ塩化ビニルとポリ塩化ビニルニトリルラバーと
のブレンド体、ポリ塩化ビニル―ウレタン共重合
体、ポリウレタン系、ポリエステル系、エチレン
―プロピレンラバー、エチレン―エチルアクリレ
ート共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、シ
ンジオタクチツク1―2―ポリブタジエンのう
ち、少なくとも1種から成る熱可塑性エラストマ
ーと、ジエチルトルアミドから成る忌避剤と、塩
素化ポリエチレンとを混合して成形することによ
り、安全に製造でき、かつ、コントロールされた
忌避効力を長期にわたつて持続できる害虫忌避剤
を完成するに至つたのである。 ジエチルトルアミドを使用し、この忌避剤を塩
素化ポリエチレと混合して顆粒状となし、この混
合物を熱可塑性エラストマーと混練して熱成形す
るのである。前記忌避剤は用途に応じて殺虫剤、
防虫剤、殺鼡剤、齧歯類動物用忌避剤、鳥類用忌
避剤などを併用することができる。 又、前記熱可塑性エラストマーとしては、ポリ
オレフイン系(エチレン―プロピレンポリマー)、
スチレンブタジエン系(スチレン―ブタジエン共
重合体)、塩ビ系(軟質塩ビ、塩ビニトリルラバ
ーブレンド体、塩ビ―ウレタン共重合体)、ポリ
ウレタン系、ポリエステル系、エチレン―プロピ
レンラバー、エチレン―エチルアクリレート共重
合体、エチレン酢酸ビニル共重合体及びシンジオ
タクチツク1,2―ポリブタジエンなど融点の低
いものが挙げられ、好ましくは融点100℃以下の
ものが用いられる。 前記熱可塑性エラストマーは、その分子構造
(特にポリマーの側鎖や共重合成分)に起因する
化学的性質により忌避剤との親和性の程度が左右
される。 またエラストマーの種類(ブロツク共重合体、
グラフト共重合体、ランダム共重合体、単独重合
体、ブレンド体、化学修飾体など)によつては非
拘束成分のゴム相に対して種々の拘束部分(凍結
相、水素結合、結晶相イオン架橋等)が存在し、
この物理的構造が薬剤の保持と放出を多様にコン
トロールすると考えられる。一般にゴム相は分子
がランダムの状態であるために薬剤の保持成分と
なり、拘束部分は分子が緻密にそろつた集合体を
形成しているので、薬剤の放出をコントロールす
る成分として作用すると考えられる。またポリマ
ーブレンドにより生ずるポリマー間の界面は薬剤
が成形体の内部から表面へ移行する微細な通路を
形成すると考えれらる。以上の如き要因が絡まつ
て薬剤の徐放性がうまくコントロールされると考
えられる。ところで塩素化ポリエチレンは、塩素
含有量30〜45wt%で構造的にはエチレン、塩化
ビニル、1,2―ジクロルエチレンの三元共重合
体と見られており、原料のポリエチレンの結晶化
度に相応して結晶相とゴム相から形成されてい
る。結晶相である拘束部分は擬似ラメラの硬質相
である。また化学的にはポリエチレンとポリ塩化
ビニルの中間的性質を示す以下の構造を有してい
る。 このパウダー状の塩素化ポリエチレンと前述し
た忌避剤を混合すると、後者は前者に非常に良く
吸収される。両者を混合した場合、塩素化ポリエ
チレンの結晶化度が10〜25%と比較的高い場合
は、混合初期において前記忌避剤は塩素化ポリエ
チレンに吸収されにくいが、時間を経ると忌避剤
は徐々に吸収されて全体がブロツク塊となる。一
方結晶化度が約5%までの比較的低い場合は忌避
剤の吸収が速く吸収した粉体が塊状となり後にブ
リードすることもなく全体が粉体乃至粒状を保持
している。従つて本発明に適する塩素化ポリエチ
レンは拘束部分である結晶相の少ない換言すれば
ゴム相の多いものが好ましい。 一方、前記可塑性エラストマー成分のうち比較
的極性の少ないポリオレフイン系、スチレン―ブ
タジエン系、1,2―ポリブタジエンなどはジエ
チルトルアミドから成る忌避剤との親和性がほと
んどなく、ゴム相あるいはポリマーブレンドの界
面は物理的に若干忌避剤を保持するが、結晶相の
多少により本質的に忌避剤の放出に作用する。 幾分極性基を含むエチレン―酢ビ共重合体、塩
ビ系ポリウレタン系などは中間的な作用を有す
る。このためエラストマーのブレンド成分は忌避
剤の放出の度合を考慮して自由に選択できる。一
般に忌避剤は1重量%以上で効果が顕著であり、
実用的には効果の持続性とコストを考慮して5〜
20%程度が好ましいが用途によつては40〜50%を
含有する場合もある。塩素化ポリエチレンは忌避
剤の量に見合つて増減するが、後者が5〜10%の
ときはエラストマー対比で20〜40%、10〜30%で
は30〜70%程度が妥当である。 前記忌避剤、塩素化ポリエチレン及び熱可塑性
エラストマーの混合物はエラストマーの一般的熱
成形機によりシート状、ネツト状、ロツド状、そ
の他の成形体に加工される。 次に本発明を具体的な実施例を挙げて説明す
る。 実施例 塩素化ポリエチレン〔商品名:ダイソラツクH
―135、大阪曹達(株)〕300部に忌避剤としてN・N
―ジエチル―m―トルアミドをポリマーブレンド
に対して次表の如き配合率となるようにバーチカ
ルグラニユレーターを用いて混合して程良い顆粒
状とした。次いで1,2―ポリブタジエン〔商品
名:JSR RB−810日本合成ゴム(株)〕300部、エチ
レン酢酸ビニル共重合体〔商品名:ウルトラセン
634東洋曹達(株)〕200部、エチレン―プロピレンポ
リマー〔商品名:タフマーP−0280三井石油化学
工業(株)〕300部の混合ペレツトに混ぜ、これを押
出機を用いて95〜100℃にて押出し、2mmの軟質
シート状の忌避材を作製した。 このシート状の忌避材の経時的なゴキブリの忌
避率及び忌避剤の残存率は次表の通りであつた。
【表】 なお、表中の忌避率は次の実験法で得たもので
ある。図に示すバツト(1m×1m×深さ80cm)(A)
の中央に隔壁(B)を設けると共にその中央下部に巾
10cm×高さ5cmの通路(b)を設け、忌避剤を含有し
た1m×80cmのシートをTに設置し、忌避剤を含
有しない1m×80cmのシートをCに設備し、それ
ぞれT室、C室とし、前記隔壁(B)のほぼ中央にゴ
キブリ30匹を放置ち、2時間後にC室に居るゴキ
ブリの割合を%で表わしたものである。
【図面の簡単な説明】
図面は忌避率の実験法の説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エチレン―プロピレンポリマー、スチレン―
    ブタジエン共重合体、軟質ポリ塩化ビニルとポリ
    塩化ビニルニトリルラバーとのブレンド体、ポリ
    塩化ビニル―ウレタン共重合体、ポリウレタン
    系、ポリエステル系、エチレン―プロピレンラバ
    ー、エチレン―エチルアクリレート共重合体、エ
    チレン酢酸ビニル共重合体、シンジオタクチツク
    1,2―ポリブタジエンのうち、少なくとも1種
    から成る熱可塑性エラストマーと、ジエチルトル
    アミドから成る忌避剤と、塩素化ポリエチレンと
    を混合して成形したことを特徴とする害虫忌避
    剤。
JP24900083A 1983-12-29 1983-12-29 害虫忌避材 Granted JPS60146805A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24900083A JPS60146805A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 害虫忌避材
PCT/JP1984/000630 WO1985002977A1 (en) 1983-12-29 1984-12-28 Pest-repellent
GB08520582A GB2161078B (en) 1983-12-29 1984-12-28 Pest-repellent
DE3490632A DE3490632C2 (de) 1983-12-29 1984-12-28 Abweisendes Material für Schadinsekten
DE19843490632 DE3490632T (de) 1983-12-29 1984-12-28 Abweisendes Material für schädliche Insekten
EP85900500A EP0167633B1 (en) 1983-12-29 1984-12-28 Pest-repellent
US07/532,125 US4981689A (en) 1983-12-29 1990-06-01 Insect repellent material containing amide ingredient, chlorinated polyethylene and elastomer

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JP24900083A JPS60146805A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 害虫忌避材

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JPS60146805A JPS60146805A (ja) 1985-08-02
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