JPH01209707A - 窒素を含む磁性合金膜 - Google Patents
窒素を含む磁性合金膜Info
- Publication number
- JPH01209707A JPH01209707A JP3575688A JP3575688A JPH01209707A JP H01209707 A JPH01209707 A JP H01209707A JP 3575688 A JP3575688 A JP 3575688A JP 3575688 A JP3575688 A JP 3575688A JP H01209707 A JPH01209707 A JP H01209707A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy film
- film
- composition
- resistance
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 12
- 229910001004 magnetic alloy Inorganic materials 0.000 title claims description 9
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 title claims description 7
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 23
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 21
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 21
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 claims abstract description 12
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims abstract 2
- QJGQUHMNIGDVPM-UHFFFAOYSA-N nitrogen group Chemical group [N] QJGQUHMNIGDVPM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 abstract description 19
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract description 7
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 abstract description 6
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 abstract description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 6
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 abstract description 3
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 abstract description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N iron Substances [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 8
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 7
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 7
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 7
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 6
- 238000011160 research Methods 0.000 description 5
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 4
- 229910019854 Ru—N Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 3
- 229910000929 Ru alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005121 nitriding Methods 0.000 description 2
- 229910001030 Iron–nickel alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000676 Si alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910021417 amorphous silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000012153 distilled water Substances 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000889 permalloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Chemical compound O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Heads (AREA)
- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は磁気ヘッドコア等に適した軟磁性材料、特に窒
素を含むFe系磁性合金膜に関するものである。
素を含むFe系磁性合金膜に関するものである。
従来の技術
鉄系の磁気ヘッド材料としては、rre−si−hgの
セフダストやFe−Niのパーマロイ等が従来より知ら
れている。しかし、前者は耐触性に問題があり、耐摩耗
性においてもやや難がある。また、後者は耐摩耗性にお
いて大いに問題があり、VTR用へ・フドに用いること
はできない。そのうえ、これらの合金の飽和磁化4πM
s はせいぜい1010000Gau 程度である
。
セフダストやFe−Niのパーマロイ等が従来より知ら
れている。しかし、前者は耐触性に問題があり、耐摩耗
性においてもやや難がある。また、後者は耐摩耗性にお
いて大いに問題があり、VTR用へ・フドに用いること
はできない。そのうえ、これらの合金の飽和磁化4πM
s はせいぜい1010000Gau 程度である
。
近年、高飽和磁化を有するFe−3i系合金が注目され
るようになってきたが、この合金は前記FFe−5i−
A合金、およびFe−Ni系合金のような優れた軟磁性
を示さず、さらに耐触性、および耐摩耗性も劣るため、
磁気へ、7ドコアとしては使用できない。
るようになってきたが、この合金は前記FFe−5i−
A合金、およびFe−Ni系合金のような優れた軟磁性
を示さず、さらに耐触性、および耐摩耗性も劣るため、
磁気へ、7ドコアとしては使用できない。
発明が解決しようとする課題
そこで、優れた軟磁性を得、かつ耐触性、および耐摩耗
性を高めるという見地から種々の窒化合金の研究がなさ
れており、これは例えば、Feの窒化物の研究(ジャー
ナルオプアプライドフィジ・ソクス: J、Appl、
Ph7g、 53 (11) P8332(1982)
)や、Fe−B 系の窒化物の研究(特開昭54−9
4428号公報、および同昭60−15261号公報)
として知られている。しかし、一般には、窒化によって
軟磁性は損なわれ、これらの研究においては、軟磁性の
指標である抗磁力Haが極めて大きくなるという問題を
生じていた。
性を高めるという見地から種々の窒化合金の研究がなさ
れており、これは例えば、Feの窒化物の研究(ジャー
ナルオプアプライドフィジ・ソクス: J、Appl、
Ph7g、 53 (11) P8332(1982)
)や、Fe−B 系の窒化物の研究(特開昭54−9
4428号公報、および同昭60−15261号公報)
として知られている。しかし、一般には、窒化によって
軟磁性は損なわれ、これらの研究においては、軟磁性の
指標である抗磁力Haが極めて大きくなるという問題を
生じていた。
又ye −si系合金に添加物を入れてその耐触性の改
善が試みられており、Fe −Si −Ru 系に関
する研究(第8回日本応用磁気学会学術講演概要集19
84.11)等がなされている。しかしながら添加物に
よりある程度のFe−8i系の耐触性の改善はなされて
も軟磁気特性の改善はなされないばかりか、多量の添加
は飽和磁化の減少と軟磁気特性の劣化を生ずるという問
題点があった。
善が試みられており、Fe −Si −Ru 系に関
する研究(第8回日本応用磁気学会学術講演概要集19
84.11)等がなされている。しかしながら添加物に
よりある程度のFe−8i系の耐触性の改善はなされて
も軟磁気特性の改善はなされないばかりか、多量の添加
は飽和磁化の減少と軟磁気特性の劣化を生ずるという問
題点があった。
本発明は、このような問題点を解決し、抗磁力Hcが小
さく、かつ耐触性と耐摩耗性に優れた、高飽和磁化を有
する、窒素を含む軟磁性合金を作成しようとするもので
ある。
さく、かつ耐触性と耐摩耗性に優れた、高飽和磁化を有
する、窒素を含む軟磁性合金を作成しようとするもので
ある。
課題を解決するだめの手段
本発明合金は膜自体が以下に述べるような超構造を有す
るFa−3i−Ru −N より成る磁歪の比較的小
さい結晶質合金膜であり、このように超構造化する事に
より軟磁気特性を得る事を可能とし、かつ窒化していな
いFa −Si −Ru合金膜よりも優れた耐融、耐摩
耗性と軟磁気特性を得る事を可能とするものである。
るFa−3i−Ru −N より成る磁歪の比較的小
さい結晶質合金膜であり、このように超構造化する事に
より軟磁気特性を得る事を可能とし、かつ窒化していな
いFa −Si −Ru合金膜よりも優れた耐融、耐摩
耗性と軟磁気特性を得る事を可能とするものである。
本発明による磁性合金膜は、次の組成式で表わされる合
金膜 Fe tLSi bRu 0・・・・−・”・”(1)
と窒化合金膜 ・・・・・・・・・・・・(2) とを積層して成る事を特徴とする積層合金膜、又は完全
な積層膜ではなくむしろ組成変調構造を有し、平均組成
で (Fa a−Si bl Ru 0− )
10C≧−d’ N d−・・・・・・・・・・
・・(3) で表わされ、少くとも元素N(窒素)が膜厚方向に組成
変調されている事を特徴とする窒素を含む磁性合金膜で
ある。ただしa、b、c、d及びa′。
金膜 Fe tLSi bRu 0・・・・−・”・”(1)
と窒化合金膜 ・・・・・・・・・・・・(2) とを積層して成る事を特徴とする積層合金膜、又は完全
な積層膜ではなくむしろ組成変調構造を有し、平均組成
で (Fa a−Si bl Ru 0− )
10C≧−d’ N d−・・・・・・・・・・
・・(3) で表わされ、少くとも元素N(窒素)が膜厚方向に組成
変調されている事を特徴とする窒素を含む磁性合金膜で
ある。ただしa、b、c、d及びa′。
b’ 、 c’ 、 (1’ は各々原子パーセント
を表わし及び である。ただしa’ 、 b’ 、 c’ 、 d’
は平均値であり、膜の厚さ方向に各組成は組成変調さ
れている為変動し、膜内のある部分においてその局所部
分の組成は必ずしも(6)式で示された組成範囲内にあ
るとは限らない。
を表わし及び である。ただしa’ 、 b’ 、 c’ 、 d’
は平均値であり、膜の厚さ方向に各組成は組成変調さ
れている為変動し、膜内のある部分においてその局所部
分の組成は必ずしも(6)式で示された組成範囲内にあ
るとは限らない。
作用
Fe−3i系合金膜は、Slが約6および18(原子係
)でほぼ磁歪が零となることが実験的に知られており、
適当な熱処理により、Slが約3〜20(原子幅)で抗
磁力Hcは1000以下となる。しかし、これでは十分
満足のいく軟磁気特性が得られないばかりか、耐摩耗性
、および耐触性に難があり、磁気へラドコアには使用で
きない。
)でほぼ磁歪が零となることが実験的に知られており、
適当な熱処理により、Slが約3〜20(原子幅)で抗
磁力Hcは1000以下となる。しかし、これでは十分
満足のいく軟磁気特性が得られないばかりか、耐摩耗性
、および耐触性に難があり、磁気へラドコアには使用で
きない。
耐触性に関してはFe−8iにRuを1係以1添加する
事によりある程度の改善がなされる事が知られている。
事によりある程度の改善がなされる事が知られている。
しかしながらRu添加では軟磁気特性の改善はなされず
6係を越えると逆に特性が劣化する。又十分な耐摩耗性
、耐触性が得られないという問題がある。そこで、本発
明は、まず窒化によって耐触性・耐摩耗性が大幅に改善
されるという特質を利用し、しかも単なる窒化膜ではな
く、非窒化層と窒化層より成る多層構造膜(それ自体広
義の「組成変調構造膜」に含まれる。)もしくは、組成
変調構造膜(ここでは、狭義の「組成変調構造膜」とし
て、膜厚方向に各物質の組成が実質上正弦波状に変化す
るものを指す。以下同じ。
6係を越えると逆に特性が劣化する。又十分な耐摩耗性
、耐触性が得られないという問題がある。そこで、本発
明は、まず窒化によって耐触性・耐摩耗性が大幅に改善
されるという特質を利用し、しかも単なる窒化膜ではな
く、非窒化層と窒化層より成る多層構造膜(それ自体広
義の「組成変調構造膜」に含まれる。)もしくは、組成
変調構造膜(ここでは、狭義の「組成変調構造膜」とし
て、膜厚方向に各物質の組成が実質上正弦波状に変化す
るものを指す。以下同じ。
なお、広義の組成変調構造膜を超構造膜と称することに
する。)とすることで、L記の軟磁気特性としては不十
分であった抗磁力Hcをさらに小さくできるという、本
発明者らの発見を具体化したものである。ただし、この
時多層構造のものは熱的に不安定であるため、適切な熱
処理を施すことにより、構造の変化を生じさせ、好まし
い組成変調構造とする事が可能である。
する。)とすることで、L記の軟磁気特性としては不十
分であった抗磁力Hcをさらに小さくできるという、本
発明者らの発見を具体化したものである。ただし、この
時多層構造のものは熱的に不安定であるため、適切な熱
処理を施すことにより、構造の変化を生じさせ、好まし
い組成変調構造とする事が可能である。
実施例
本発明の具体的実施において判明した、好ましい組成比
は次のとおりである。
は次のとおりである。
(1) 、 (2)式で示された積層膜もしくは(3)
式で示された組成変調膜が軟磁性を示すには a≦96.b≧3.C≦6 ・・・・・・・・・・・
・(6)a′≦ee、b’≧3.c≦6 ・・・・・
・・・・・・・(7)である事が必要である、又高飽和
磁化4πMg )1ooooGを有する為には 74<a、b≦20.(1≦20 ・・・・・・・・・
(8)74<IL’ 、 b’<2o 、 d’≦16
・・・・・・・・・(9)である事が必要である。更
に高耐触、高耐摩耗性を有するには少くとも C20,d≧1 ・・・・・・・・・・・
・(1o)C′≧1.d′≧1 ・・・・
・・・・・・・・(11)である事が必要である事がわ
かった。
式で示された組成変調膜が軟磁性を示すには a≦96.b≧3.C≦6 ・・・・・・・・・・・
・(6)a′≦ee、b’≧3.c≦6 ・・・・・
・・・・・・・(7)である事が必要である、又高飽和
磁化4πMg )1ooooGを有する為には 74<a、b≦20.(1≦20 ・・・・・・・・・
(8)74<IL’ 、 b’<2o 、 d’≦16
・・・・・・・・・(9)である事が必要である。更
に高耐触、高耐摩耗性を有するには少くとも C20,d≧1 ・・・・・・・・・・・
・(1o)C′≧1.d′≧1 ・・・・
・・・・・・・・(11)である事が必要である事がわ
かった。
特に優れた軟磁性を示す為には、(1) 、 (2)式
の積層膜の場合には一層の層厚tが tく10oo入 ・・・・・・・・・・
・・(12)の時、又(3)式の組成変調膜の場合には
、その組成変調波長λが λ〈2oOo人 ・・・・・・・・・・
・・(13)の時その効果が顕著である事が実験よりわ
かった。
の積層膜の場合には一層の層厚tが tく10oo入 ・・・・・・・・・・
・・(12)の時、又(3)式の組成変調膜の場合には
、その組成変調波長λが λ〈2oOo人 ・・・・・・・・・・
・・(13)の時その効果が顕著である事が実験よりわ
かった。
以下具体的実施例を従来の単層構造膜及び非窒化膜と比
較して説明する。
較して説明する。
〈実施例1〉
Fe Sz Ru 、Fe 755120 Ru
6な92 7 す るターゲットを用いて1.I X 10 TOrr
のArガス中、及び1o4N2ガスを混合したArガ
ス中でスパッタして、Fe−8i−Ru 合金膜及び
Fe −Si −Ru −N合金膜をそれぞれ作成した
。次にこの2種類のターゲットを用いてArガス中とN
2ガス分圧10チのArガス中で交互にスパッタするこ
とにより一層の層厚tが約1000人と200人(即ち
組成変調波長が2000人と400八)の2種類のFe
−3i −Ru/Fe−8i−Ru−N多層膜を作成し
た。これらの膜の磁気特性を測定した後、420℃です
べての膜を熱処理し、その磁気特性を測定した。結果を
まとめて以下の表に示した。なお表中には得られた膜の
分析組成を示した。
6な92 7 す るターゲットを用いて1.I X 10 TOrr
のArガス中、及び1o4N2ガスを混合したArガ
ス中でスパッタして、Fe−8i−Ru 合金膜及び
Fe −Si −Ru −N合金膜をそれぞれ作成した
。次にこの2種類のターゲットを用いてArガス中とN
2ガス分圧10チのArガス中で交互にスパッタするこ
とにより一層の層厚tが約1000人と200人(即ち
組成変調波長が2000人と400八)の2種類のFe
−3i −Ru/Fe−8i−Ru−N多層膜を作成し
た。これらの膜の磁気特性を測定した後、420℃です
べての膜を熱処理し、その磁気特性を測定した。結果を
まとめて以下の表に示した。なお表中には得られた膜の
分析組成を示した。
(以下余白)
表中五5〜8の試料は作成時は積層構造で熱処理後は組
成変調構造となっており、前者は窒化層と非窒化層の各
層の組成を、又後者については膜全体の平均組成を示し
た。又図に試料&8についてAESにより測定したFθ
、Si、N元素についての膜厚方向の組成プロファイル
を示した。図より作成時積層構造だったものムが熱処理
により組成変調構造Bとなっている事がわかる。
成変調構造となっており、前者は窒化層と非窒化層の各
層の組成を、又後者については膜全体の平均組成を示し
た。又図に試料&8についてAESにより測定したFθ
、Si、N元素についての膜厚方向の組成プロファイル
を示した。図より作成時積層構造だったものムが熱処理
により組成変調構造Bとなっている事がわかる。
以上の実験結果より試料煮1,2の単層非窒化膜及び試
料&3.4の単層窒化膜に比べて本発明の試料五7,8
の超構造膜は軟磁気特性が改善されている事がわかる。
料&3.4の単層窒化膜に比べて本発明の試料五7,8
の超構造膜は軟磁気特性が改善されている事がわかる。
又試料煮5.6のようにt=1000人Or λ=20
00人のものは黒3゜4に比べである程度軟磁気特性が
改善されているモノノ、!7.80!うKt<1000
A orλ(2000人のものに比べると十分満足でき
る軟磁気特性にはなっていない。
00人のものは黒3゜4に比べである程度軟磁気特性が
改善されているモノノ、!7.80!うKt<1000
A orλ(2000人のものに比べると十分満足でき
る軟磁気特性にはなっていない。
〈実施例2〉
実施例1と同様の方法で試料悪1〜8と同じ組成・構成
で総膜厚が40μmのIF;o、 1 ’〜l慝8′の
各種の合金膜を作成した。これらの膜の耐摩耗性をメタ
ルテープと市販のVTRデツキを用いて評価した。評価
法としては試料五1の摩耗量で他の試料の摩耗量をノー
マライズした。更に各試料を蒸留水中に48時間放置し
、その変色度により、○:変色なし、Δ:やや変色あり
、×:変色あり。
で総膜厚が40μmのIF;o、 1 ’〜l慝8′の
各種の合金膜を作成した。これらの膜の耐摩耗性をメタ
ルテープと市販のVTRデツキを用いて評価した。評価
法としては試料五1の摩耗量で他の試料の摩耗量をノー
マライズした。更に各試料を蒸留水中に48時間放置し
、その変色度により、○:変色なし、Δ:やや変色あり
、×:変色あり。
とじて評価した。又各試料の電気抵抗を4端子法により
、更にはVSMにより各試料の飽和磁化4πMg を
測定した。以上の結果をまとめて下表に示した。
、更にはVSMにより各試料の飽和磁化4πMg を
測定した。以上の結果をまとめて下表に示した。
(以下余白)
表−2
なお試料1′〜8′ についてはすべて420℃熱処理
後の試料について測定を行なった。
後の試料について測定を行なった。
以上実施例1.2より軟磁気特性、耐蝕性、耐摩耗性、
高抵抗、高飽和磁化といったすべての条件を本発明の試
料悪7,8は満足している事がわかった。
高抵抗、高飽和磁化といったすべての条件を本発明の試
料悪7,8は満足している事がわかった。
〈実施例3〉
ターゲットにFe 848113 Ru sを用いて実
施例1と同様の方法で層厚が約200人の窒化層と非窒
化層より成る積層膜を形成した後、420°Cの熱処理
により組成変調膜とした。次に比較の為スバンタ中のN
2ガス分圧を10係以外の1係。
施例1と同様の方法で層厚が約200人の窒化層と非窒
化層より成る積層膜を形成した後、420°Cの熱処理
により組成変調膜とした。次に比較の為スバンタ中のN
2ガス分圧を10係以外の1係。
2%、20%、30チとして同様の方法で膜を作成した
。得られた膜の4πM+9 、耐摩耗性、耐触性を実施
例2と同様の方法で調べた、結果を下表に示した。
。得られた膜の4πM+9 、耐摩耗性、耐触性を実施
例2と同様の方法で調べた、結果を下表に示した。
(以 下金 白)
以上の結果より耐蝕性、耐摩耗性を考慮すれば窒素Nを
膜中に1チ以上含む事が望ましく、又4πMg>100
00GとするにはNは16係以下にする事が望ましい事
がわかる。
膜中に1チ以上含む事が望ましく、又4πMg>100
00GとするにはNは16係以下にする事が望ましい事
がわかる。
発明の効果
以上実施例により説明したように本発明の窒素を含む磁
性合金膜は、高飽和磁化を有しかつ耐摩耗・耐触性に優
れ比較的電気抵抗の高いFe系軟磁性材料を可能とする
ものである。
性合金膜は、高飽和磁化を有しかつ耐摩耗・耐触性に優
れ比較的電気抵抗の高いFe系軟磁性材料を可能とする
ものである。
における膜の組成のムESによるデプスプロファイルを
示す図である。
示す図である。
Claims (4)
- (1)原子組成パーセントで Fe_aSi_bRu_c で表わされる合金膜と、 (Fe_aSI_bRU_c)(100−d)/(10
0)N_dで表わされる窒化合金膜とを積層した事を特
徴とする窒素を含む磁性合金膜。 ただしa,b,c,dはそれぞれ 74≦a≦96 3≦b≦20 1≦c≦6 1≦d≦20 を満足するものである。 - (2)1層の層厚をtとする時、 t<1000Å である事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の窒素
を含む磁性合金膜。 - (3)膜全体の平均組成としては原子パーセントで(Y
e_a_′Si_b_′RU_c_′)(100−d′
)/(100)N_d_′で表わされ、かつ膜の厚さ方
向に少くともN(窒素)が組成変調されている事を特徴
とする窒素を含む磁性合金膜。 ただしa′,b′,c′,d′はそれぞれ 74≦a′≦96 3≦b′≦20 1≦c′≦6 1≦d′≦15 を満足するものである。 - (4)組成変調波長λが λ<2000Å である事を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の窒素
を含む磁性合金膜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3575688A JPH01209707A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 窒素を含む磁性合金膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3575688A JPH01209707A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 窒素を含む磁性合金膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01209707A true JPH01209707A (ja) | 1989-08-23 |
Family
ID=12450680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3575688A Pending JPH01209707A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 窒素を含む磁性合金膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01209707A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017160899A (ja) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | 儀徴亜新科双環活塞環有限公司 | ピストンリング表面用ダイヤモンドライクカーボンコーティング層、ピストンリング及び製造プロセス |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP3575688A patent/JPH01209707A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017160899A (ja) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | 儀徴亜新科双環活塞環有限公司 | ピストンリング表面用ダイヤモンドライクカーボンコーティング層、ピストンリング及び製造プロセス |
US11215283B2 (en) | 2016-03-08 | 2022-01-04 | ASIMCO Shuanghuan Piston Ring(YiZheng) Co., Ltd. | Diamond-like coating for piston ring surfaces, piston ring and processes for preparing the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4904543A (en) | Compositionally modulated, nitrided alloy films and method for making the same | |
US4836865A (en) | Magnetic nitride film | |
JP2790451B2 (ja) | 窒素を含む軟磁性合金膜 | |
Kato et al. | Magneto-optical effect in MnPt3 alloy films | |
JP2763165B2 (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JPH01209707A (ja) | 窒素を含む磁性合金膜 | |
JPS6357758A (ja) | 窒化磁性合金膜及びその形成法 | |
US4897318A (en) | Laminated magnetic materials | |
Wierman et al. | Long-range order and magnetic properties of MnxPt1− x thin films | |
JPH03124005A (ja) | 超構造窒化合金膜 | |
EP0298840B1 (en) | Magnetic recording medium and manufacturing method thereof | |
JPH01238106A (ja) | 耐食性強磁性薄膜 | |
JPH02263416A (ja) | 軟磁性合金膜の製造方法 | |
JPH02163911A (ja) | 軟磁性合金膜及びその製造方法 | |
JP3028564B2 (ja) | 軟磁性合金膜 | |
JPH118149A (ja) | 軟磁性合金膜の形成法 | |
JPH01143312A (ja) | 非晶質軟磁性積層膜 | |
JPH0191482A (ja) | 磁気抵抗効果膜 | |
JPH01125910A (ja) | 窒素を含む磁性合金膜 | |
JPS61258331A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP3233538B2 (ja) | 軟磁性合金、軟磁性薄膜および多層膜 | |
JP3113514B2 (ja) | 非晶質磁性合金薄膜及びそれを用いた薄膜磁気ヘッド | |
JPH06111233A (ja) | 薄膜積層磁気ヘッド | |
JPH0610848B2 (ja) | 積層磁性材料 | |
JPH06325419A (ja) | 光磁気記録媒体 |