JPH01137994A - reg蛋白質 - Google Patents

reg蛋白質

Info

Publication number
JPH01137994A
JPH01137994A JP63195727A JP19572788A JPH01137994A JP H01137994 A JPH01137994 A JP H01137994A JP 63195727 A JP63195727 A JP 63195727A JP 19572788 A JP19572788 A JP 19572788A JP H01137994 A JPH01137994 A JP H01137994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
reg
cdna
protein
human
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63195727A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Okamoto
宏 岡本
Yoshiko Itou
誉子 伊藤
Hiroshi Teraoka
寺岡 宏
Hiroshige Tsuzuki
続木 博茂
Nobuo Yoshida
信男 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shionogi and Co Ltd filed Critical Shionogi and Co Ltd
Publication of JPH01137994A publication Critical patent/JPH01137994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/46Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
    • C07K14/47Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
    • C07K14/4701Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals not used
    • C07K14/474Pancreatic thread protein; Reg protein
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はreg蛋白質およびその製造法に関する。さら
に詳細には、第1図に示されるアミノ酸配列のうち、N
末端から1番目のA、la、21番目のGly、22番
目のGln、23番目のGIU、24番目のAla、2
5番目のGin、30番目のGln、31番目のAla
、または33番目のIleから始まり165番目のAs
nで終わるアミノ酸配列、または該アミノ酸配列のN末
端にさらにMe tを有するアミノ酸配列を有するヒト
re(蛋白質に関し、妨らに該ヒトred蛋白質をコー
ドする遺伝子を有する発現ベクターを導入した宿主、好
ましくは酵母、を培養し、該培養物からヒトreg蛋白
質を採取することを特徴とするヒトreg蛋白質の製造
法に関する。
従来の技術 従来、インスリンを産生する膵うンゲルハンス島Bm胞
は極めて再性能に乏しく、これが、−旦B細胞が傷害さ
れ壊死に陥ことインスリン不足から糖尿病が発症するこ
との主要因と考えられてきた。1984年、岡本らは9
0%膵切除ラットにニコチン酸アミドなどのポリADP
−リボース合成酵素阻害物質を連日投与することにより
膵うンゲルハンス島B細胞の再生を誘導することに初め
て成功した( Yonemura、 Y、 et al
、、 Diabetes33、401 (1984))
。また、最近ニコチン酸アミドの大量経口投与によりヒ
トインスリン依存性糖尿病の寛解期が延長されることも
報告されてきている( Ph、 Vague、 et 
al、 Lancet Vol、 INo、 8533
.619−620.1987)。
本発明で用いるデイファレンシ〜ルハイブリダイゼイシ
ョンに必要な技術はTakasauらによって既に確立
されている( Iakasawa、 S、 et al
、 Diabetes 35.1178.1986)。
即ち、ラット膵B細胞腫から作成したcDNAライブラ
リーを、膵B細胞腫poly(A)”RNAから調製し
たcDNAと正常群ランゲルハンス島poly(A)”
RNAから調製したcDNAをプローブとしたディファ
レンシ〜ルハイプリダイゼイションによりスクリーニン
グし、%B細胞腫で特異的に発現する遺伝子の単離に成
功している。
本発明者は先にディファレンシ〜ルハイブリダイゼイシ
ョン法を用いてラット再生膵うンゲルハンス島B細胞で
特異的に発現される遺伝子を見出し、さらに該遺伝子を
プローブとして用いて、ヒト膵臓由来cDNAライブラ
リーから該遺伝子と相同性を有する遺伝子を見出し、こ
れらをreg遺伝子(regeneration  z
ene)と命名した( J、 Biol、 Chem、
 263.2111−2114゜1988 )。
発明が解決しようとする問題点 従来、糖尿病の治療法としては、インスリン投与という
対症的療法しかく、−時有効性が期待されたスルホニル
ウレアなどの経口糖尿病薬は長期投与によりかえって膵
B細胞のインスリン産生能を障害し、冠動脈硬化症を誘
発するなどの副作用があった。
上記の通りニコチン酸アミドなどのポリADP−リポー
ス合成酵素阻害物質を連日投与することによりラット膵
うンゲルハンス島B細胞が再生することが知られており
、本発明者により、ラット再生膵うンゲルハンス島B細
胞に特異的に発現され該再生に深く関与すると思われる
ラットreg遺伝子が見出されていたが、ヒトにおける
そのような遺伝子の存在は全く知られていなかった。
問題点を解決するための手段 先に本発明者は、膵うンゲルハンス島B細胞の再生増殖
機構を遺伝子レベルで解明するため、ラット再生膵うン
ゲルハンス島B細胞で特異的に発現される遺伝子を探索
し、ラツl−reg遺伝子を見出した。さらに本発明者
は該ラットreg遺伝子をプローブとしてヒトにおける
reg遺伝子を探索し、ヒト膵cDNAライブラリーか
らヒトreg遺伝子を見出した。
本発明者らは、さらに、該ヒトreg遺伝子を微生物宿
主中で発現許せ、ヒトreg蛋白質を得るへく鋭意研究
を行なった結果、酸N中にて該ヒトreg遺伝子を発現
許せることに成功し、得られたヒトreg蛋白質を精製
しアミノ酸組成・配列を検討したところ、DNA配列か
ら推定きれるものと一致し、発明を完成するに至った。
プローブとして用いるラットreg遺伝子は以下の様に
調製される。
■、ラット再生膵ランゲルハンス島の分離(1)90%
膵切除 体重200−300gのW i s t a r系雄ラ
ットをエーテル麻酔下に開腹後、帝胆管分節(para
biliary segment)を除く膵(群全体の
90%に相当)を切除して開腹した。この90%膵切除
術は、Foglia、 V、 G、 (Rev、 So
c、 Argent、 Biol、 20、21−37
.1944)により確立され、インスリン依存性糖尿病
モデルの作製に広く用いられている。
90%膵切除をうけたラットは1ケ月以内に糖尿病状態
に陥る。
(2)  ニコチン酸アミドの投与 90%膵切除7日前より術後3ケ月まで、0゜5g/k
g体重のニコチン酸アミド(50mg/m!生理食塩水
)を−日一回腹腔内に投与した。
このニコチン酸アミド投与により90%膵切除ランドの
糖尿病状態が予防改善される。
0) 再生ランゲルハンス島の分離 上記(1)、(りにより、残存群中でランゲルハンス島
の再生が誘導され、群単位体積あたりの数、ランゲルハ
ンス島1個あたりのサイズとも増加する。増加した細胞
の大部分はインスリン産生B細胞であり、グルカゴン産
生A細胞およびソマトスタチン産生り細胞の数は不変で
ある( Yonemura+Y、 et al、 Di
abetes 33.401 (191114))。術
後3ケ月目に、90%膵切除・ニコチン酸アミド投与ラ
ットを、ネンプタール麻酔下に開腹し、残存群をハンク
ス液で膨化させた後摘出した。摘出群を、2残存膵当り
5mlのハンクス液中で細切後、150mgの牛血清ア
ルブミン(Sigma、Iype V )および40 
m gのコラゲナーゼ(Type■、和光紬薬製)を加
え、37°Cで3〜5分間振とうして消化した。消化後
50 m lのハンクス液中で懸濁し、5分間静置させ
てランゲルハンス島を沈降させた後、上層の半量を捨て
、新たに25m1のハンクス液を加え再懸濁した。この
懸濁・静置操作を8回繰り返した後、実体顕微鏡下で再
生ランゲルハンス島を採取した。32匹の90%膵切除
・ニコチン酸アミド投与ラットから1355個の再生ラ
ンゲルハンス島が回収された。上記の方法は、基本的に
Okamotoの方法(H。
Okamoto、 Mo1ecular and Ce
1lular Biochemistry37、43−
61.1981)に従う。
■、ラット再生膵ラうゲルハンス島complemen
tary DNA (cDNA)ライブラリーの作製(
1)  RNAの分離 分離再生ランゲルハンス島を4Mチオシアン酸グアニジ
ン、10mMクエン酸ナトリウム(pH70)、0.5
%ラウリルサルロジンナトリウム、0.1M2−メツし
カプトエタノール、1%Antifoam A (Si
gma)中で超音波によりホモシネ、−ト後、密度1.
64のセシウムトリフルオロ酢酸(Pharmacia
 )上に重層し、25℃、44.00Orpmで14〜
16時間遠心した。遠心後、RNA沈殿を回収した。1
355個の再生ランゲルハンス島から885μgのRN
Aが得られた(Chargwin、 J、 M、ら、B
iochemistry 1979; 18:5294
−99参照)。
(2)  Po1y(A)”RNAの分離(1)で得ら
れたRNAからオリゴ(dT)セルロースカラムクロマ
トグラフィーにより17.2μgのpoly(A)”R
NAを分離した( H,Aviv & P、 Lede
r。
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 69
.1408−1412.1972参照)。
(3)  cDNAライブラリーの作製2μgの再生ラ
ンゲルハンス島poly(A>”RNAを鋳型とし、オ
リゴ(dT)をブライマーとして、40単位の逆転写酵
素と42℃、1時間反応させて182ngのcDNA 
(first 5trand)を合成した。得られたc
DNA−RNA ハイブリッドを0.75単位のRNa
seH146単位のDNAポリメラーゼI、4単位のT
4DNAポリメラーゼで処理し、284ngの2本鎖C
DNAを得た。上記のcDNAの合成は基本的に1Gu
blerらの方法(Gene 25.263−269 
(1983))による。
cDNA (’2本鎖)を15単位のEcoRIメチラ
ーゼ(New England Biolabs)で処
理後、EcoRIリンカ−(450ng)と175単位
のT4DNAリガーゼ(宝酒造)で13°C45時間反
応させ連結した。
上記産物を76単位のEcoRI (宝酒造)で37℃
2時間消化後、セファクリルS−1005−1O00(
Phar )にかけ、cDNAと消化リンカ−とを分離
した。ここまでのステップで214ngのEcoRIメ
チラーゼ処理EcoRI断片・2本鎖CDNAが回収さ
れた。
上記のcDNAのうち20ngを1.23μgのλgt
lo arms (EcoRI消化後ア消化リアルカリ
フォスファターゼを脱リン酸化したもの、Strata
gene社製)とT4DNAリガーゼ(宝酒造、116
単位)で、13°C15時間で連結許せた。連結したλ
gtlO−再生ランゲルハンス島cDNAを、Giga
pack (Stratagene社製)を用いてバッ
キング後、E、coli K12由来のY1089 (
DNA cloning、 vol、 1.49−78
.1985、 IRL Press)に感染させ、総計
2.8X10’の形質転換体を得た。
■、再生ラうゲルハンス島cDNAライブラリーのディ
ファレンシャルスクリーニング:再生ランゲルハンス島
で特異的に発現される遺伝子の単離上記■で作製したラ
ット再生ランゲルハンス島cDNAライブラリーのうち
任意に選んだ5000個の独立プラークから、個々にフ
ァージをマイクロタイタープレート(96穴)中の0 
、50 D s。。相当のY1089を含むNZY−0
,2%マルトース培地(1%NZアミン、0.5%バク
トイ−ストエキストラクト、0.5%塩化ナトリウム、
0.2%マルトース)につまようじを用いて接種し、3
7℃で1夜インキユヘートして増殖させた。
得られたファージ液を2μmずつニトロセルロー スフ
 (ルター(5chleicher and 5chu
e1社、BA85)にスポットし、ニックトランスレー
ション法によりSRpで標識したラットインスリンI[
cDNAトハイブリダイス許せた。この結果、16%の
クローンがインスリンcDNAクローンとして同定され
、残る84%の非インスリンcDNAクローンを以下の
スクリーニングに供した。
ラット再生ランゲルハンス島または無処置ラット正常ラ
ンゲルハンス島poly(A)′″RNA(150n&
)を41ngのオリ:’(d丁>++−+s、20mM
dATP、20mMdTTP、20mMdGTP、2μ
MdCTP、60μCi [α−”P]dCTP(アマ
ルシャム)の存在下に15単位の逆転写酵素(生化学工
業)と、37°Cで2時間インキュベートする。0.3
N*、酸化ナトリウムでRNA鎖を分解(100℃、2
分)後、生成されたSaP標識1本鎖cDNAをエタノ
ール沈殿法で回収した。この方法により1−2 X 1
0 ”cpm/II g poly(A)”RNAの比
活性を有するプローブが得られた。
非インスリンcDNAクローンのファージ液を2μmず
つ2組のニトロセルロースフィルターにスボントし、フ
ィルターを0.5M水酸化ナトリウム=11− /15M塩化ナトリウム、次いで0.5Mトリス塩酸(
pH8,0)/1.5M塩化ナトリウムで、室温で各5
分間処理後、2XSSC(lX5SC:0.15M塩化
ナトリウム、0.015Mクエン酸ナトリウム)に浸し
た後、80°Cで2時間固定化した。
固定化したニトロセルロースフィルターを3×SSC中
で65℃30分、3×SSCおよび1×F B P (
Denhardt’s s’olution、0.02
%Ficol1400.002%牛血清アルブミン、0
.02%ポリビニルピロリドン)中で65℃1時間反応
させた後、1M塩化ナトリウム、50mM)リス塩酸(
pH7,4)、10mMEDTA、0.1%SDS、I
XFBP、10μg / m Iサケ重大DNA。
250 B g/m l  poly(U) (ファル
マシア)中で、65”C1時間プレハイブリダイゼーシ
ョンさせた。1組のフィルターはラット再生ランゲルハ
ンス島901)’(A)”RNAから調製したcDNA
 (1,5X 10’cpm)をプローブ(前記)とし
、他の1組は無処置ラットから分離した正常ランゲルハ
ンス島pob’(A)”RNAから調製したcDNA 
(1,5X 10’cpm)をプローブ(前記)として
、1M塩化ナトリウム、50mMトリス塩酸(pH7,
4)、10 mMEDTA(pH8,0)、0.1%S
DS。
250 μg/m l  poly(U)中で、65℃
で16時間ハイブリダイズさせた。
ハイブリダイゼーション後、フィルターを2×SSCで
室温で1〜2分間2回洗浄し、0.1×5SC10,1
%SDS中で65℃、40分、4回洗浄後、80℃で1
時間乾燥させた後、−80℃で1夜オートラジオグラフ
イーを行なった。
その結果、再生ランゲルハンス島cDNAと特異的にハ
イブリダイズする1種類のクローンが得られた。
本発明を追試する時には、このスクリーニングは第2図
に示される塩基配列を参照してプローブを作成し使用す
れば、容易に行ない得る。
■、再再生ランゲルハンス島側細胞特異的に発現される
遺伝子の構造決定 上記■で得られた再生ランゲルハンス島で特異的に発現
きれる遺伝子のcDNA /70−ンからファージDN
Aを精製後(Mo1ecular Cloning、 
ColdSpring Harbor Laborat
ory、 New York (1982)参照)、E
coRIで消化し、1%アガロースゲル電気泳動でcD
NA挿入物をファージarmsがら分離した。
分離したcDNAの塩基配列をM13 (mp18、m
p19、ファルマシア)を用いたサンガー法(Meth
ods inEnzymology 101.20−7
8.1983)により決定した。
その結果、再生ランゲルハンス島で特異的に発現される
転写物は、ポリ(A)部分を除き、全長749ヌクレオ
チドで、メチオニンに始まりアラニンに終わる165ア
ミノ酸残基からなる蛋白質をフードしていた。塩基配列
および推定されるアミノ酸配列を第2図に示す。
European Mo1ecular Biolog
y Laboratory(Heiderberg) 
、GenBank (Cambridge。
Massachusetts) 、Nattonal 
BiomedicalResearch Founda
tion (lJashington、 DC)の核酸
・蛋白質データヘースのコンピューター探索(Wibu
r、  W、  J、  &  Lipman、  D
、  J、、  Proc、  NatlAcad、 
Sci、 USA 1983.80,726−730の
方法による)の結果、今回クローン化きれたcDNAの
塩基配列および推定きれたアミノ酸配列はいずれの既知
の遺伝子・遺伝子産物とも異なっており、50%以上の
homologyを示す遺伝子・遺伝子産物はデータヘ
ース中に見出されなかった。
従って、再生ランゲルハンス島cDNAライブラリーか
らクローン化きれたreg遺伝子は、従来報告されてい
ない全く新しい遺伝子と対応するものと考えられた。
以上の様にして得られた塩基配列の一部を用いてヒト膵
cDNAライブラリーからヒトreg遺伝子を分離する
a)ヒトで再生ランゲルハンス島を調製することは困難
であるため、ヒト手術摘出群からcDNAライブラリー
を作製した。うシトでは膵組織中にreg  mRNA
が検出きれている。
b)RNAの分離 手術摘出群を4Mチオシアン酸グアニジン、10mMク
エン酸ナトリウム(pH7,0)、0.5%ラウリルサ
ルコシンナトリウム、0.1M2−メルカプトエタノー
ル、1%Antifoam A (Sigma)中でポ
リトロンによりホモジネート後、密度1.64のセンラ
ムトリフルオロ酢酸(Pharmacia)上に重層し
、25℃、44.00 Or pmで14〜16時間遠
心した。遠心後、RNA沈殿を回収した。500mgの
膵組織から2.526mgのRNAが得られた( Ch
argwin、 J、 Mら、Biochemistr
y 1979; 18:5294−99参照)。
c ) Po1y(A)”RNAの分離b)で得られた
RNAからオリコ(dT)セルロースカラムクロマトグ
ラフィーにより17.56μgのpoly(AνRNA
を分離した( H,Aviv & P、Leder。
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 69
.1408−1412.1972参照)。
d ) eDNAライブラリーの作製 1μgのヒトppoly(A)”RNAを鋳型とし、オ
リコ(dT)をブライマーとして、40単位の逆転写酵
素と42℃、1時間反応させて約100n100n♂N
A (first 5trand)を合成した。得られ
たcDNA −RNAハイプリントを075単位のRN
ase)l、46単位のDNAポリメラーゼエ、4単位
の’r4DNAポリメラーゼで処理し、約150ngの
2末鎖cDNAを得た。上記のcDNAの合成は基本的
にU、 Gublerらの方法(Gene 25.26
3−269 (1983))による。
cDNA(2本鎖)を15単位のEcoRIメチラーゼ
(New England Biolabs>で処理後
、EcoRIリンカ−(450ng)と175単位の1
4DNAリガーゼ(宝酒造)で13°C45時間反応さ
せ連結した。
上記産物を76単位のEcoRI (宝酒造)で37’
C2時間消化後、セファクリルS−1005−1O00
(Phar )にかけ、cDNAと消化リンカ−とを分
離した。ここまでのステップで17.6ngのEcoR
Iメチラーゼ処理EcoRI断片・2末鎖cDNAが回
収いれた。
上記のcDNAを10μgのλgtlo arms (
EcoRI消化後アルカリフォスファターゼで5°端を
脱リン酸化したもの、Stratagene社製)とT
4DNAリガーゼ(宝酒造、116車位)で、13℃1
5時間で連結許せた。連結したλgtlo−ヒト膵cD
NAを、Gigapack (Stratagene社
製)を用いてバッキング後、E、coli K12由来
のY1089 (DNA cloning。
vol、 1.49−78.1985. IRL Pr
ess)に感染きせ、総計5xto’の形質転換体を得
た。
a)ヒト膵cDNAライブラリーを0.50D、、。
相当の大腸菌Y1089を含むマルトース培地(02%
マルトース、1%NZアミン、05%バクトイ−ストエ
キストラクト、0.5%塩化ナトリウム)中で37℃に
て1晩増殖させた後、直径150mmの寒天培地に10
’個のプラークを発育させニトロセルロースフィルター
に移した。
b)ラットregの塩基番号76−135(第2図参照
)に相当する60塩基のオリフ′デオキシリボヌクレオ
チドをアブライドバイオシステムダモデル380BDN
A合成機で人工合成し、その5′末端を[7−”PコA
TPとT4ポリヌクレオチドキナーゼを用いてj1pg
識した。
C)a)のフィルターを、0.5N水酸化ナトリウム/
15M塩化ナトリウム、05Mトリス−塩酸(+)H8
,O)/1.5M塩化ナトリウムで室温で各5分間処理
後、2XSSC(lX5SC;0.15M塩化ナトリウ
ム、0.015Mクエン酸ナトリウム)に浸した後、8
0°Cで2時間焼結した。このフィルターを6XSSC
15xFBP(IXFBP;0.02%フィコール40
0.002%牛血清アルブミン、002%ポリビニルピ
ロリドン)、01%SDS、200μg/m1大腸菌t
RNA溶液中で50℃で4時間プレハイブリダイズさせ
た後、2 n g / m IのsIp標識オリゴデオ
キシリボヌクレオチドを含む6XS 5C1IXFBP
、0.1%SDS、100μg/m1大腸菌tRNA溶
液中で50℃で12〜16時間ハイブリダイス許せ、6
xSSC10,1%SDSで50℃にて30分間4回洗
浄した。
d)その結果、10’個のヒト膵cDNAクローン中5
8個のクローンが60塩基のラットregプローブとハ
イブリダイズした。
e)これら陽性クローンのうち最長のcDNAinse
rt(約900ヌクレオチド)を有するクローンからD
NAを分離し、EcoRIで消化後、pBsベクター(
Stratagene社製)のEc。
RIサイトにサブクローニングした。このcDNAは、
内部にEcoRIサイトを持つため、その前半部分と後
半部分に分かれてサブクローニングされた。
l−」」二ff1−虹聾凡AjlG[JllΔ扱笈a)
pBsベクターにサブクローニングしたCDNAの塩基
配列をSanger法(Methods inEnzy
mology 101.20−78.1983)により
決定した。
b)その結果、ヒトreg  cDNAはポリ(A)を
除き、全長749ヌクレオチドで、メチオニンにはしま
りアスパラギンで終わる166アミノ酸残基からなる蛋
白質をコードしていた。
2O− C)ヒトreg遺伝子がコードする蛋白質はラットre
g遺伝子がコードする165アミノ酸残基の蛋白質より
1アミノ#歿基分長く、コード域のホモロシーは塩基配
列で75%、アミノ酸配列で68%であった。
d)ヒトreg蛋白質のN末端には、疎水性アミノ酸に
富む配列が存在しており、これは分泌蛋白質にみられる
シグナルペプチドに特徴的なものである。即ち、ヒトr
eg蛋白質に於ては、M e t(−1)に始まりGi
n(20)、Gly(21)、Gln(22)、Glu
(23)、Ala(24)、Pro(29)、Gln(
30)、Arg(32)までの配列がシグナルペプチド
であると推定された。
得られたcDNAは、公知の方法により発現できる。例
えば、該cDNAを適切なプロモーター(1a”、Ta
c、Irp、PLなと)の制御下に適切な発現ベクター
(pKK223−3、pBs、pDR540、pDR7
20、pPL−1μmbdaなど)に挿入し、宿主(E
、coli K(2AG−1、MM294、DHI、H
BIOI、C600など)に導入して発現させればよい
。reg遺伝子にコードきれるreg蛋白質を、酵母や
猿細胞などの真核細胞を宿主として用いて発現・分泌さ
せれば、後の採取精製が容易になる。例えば、酵母を用
いる場合には、発現ベクターとしてpGPD−1、pM
Fα8、AAR6、ABade8、AH5、YEp52
、pAcF301、pAM82など様々な公知のベクタ
ーが使用可能である。CO5O5脳細胞用する場合には
、pKSV−10などの発現ベクターが使用できる。上
記の宿主−ベクター基に限らず公知の宿主−ベクター系
はほとんどreg蛋白質の発現に適応できるものと考え
られる。
発現されたreg蛋白質は、従来の精製法に従い、遠心
分離、クロマトグラフィー、透析、塩析などを適当に組
み合わせて精製すれば良い。
ヒトreg遺伝子から推定されるアミノ酸配列は、その
N末端付近が疎水性アミノ酸に富み、シグナルシーケン
スであると推定される。よって、成熟ヒトreg蛋白質
は、第1図に示されるアミノ酸配列のうち、N末端から
21番目のGly、22番目のGln、23番目のGl
u、24番目のAla、25番目のGln、30番目の
G1n131番目のAla、または33番目のIleか
らは−しまるものであると考えられる。従って、本発明
はこれら成熟蛋白質をも提供するものである。またこれ
らの蛋白質を遺伝子組換技術を用いて製造する場合、そ
のN末端に開始コドン由来のM e tが付随すること
がある。よって本発明はきらに上記蛋白質のN末端にM
 e tを有する蛋白質を包含する。
以下の実施例から明らかなように、第1図に示す遺伝子
を酵母中で発現・分泌させた場合、産生されるreg蛋
白質のN末端は、22番目のG1n123番目のGlu
、または33番目のIleであると推定された。
X貫迩 酵母におけるヒトre  の発現 監土葡 発現ベクター構築のための宿主としては、E5cher
ichia coli K−12(F−1hsdR”、
hsdM”、recA′″、thr、leu、 thi
、1acY、5upE、 tonA)が用いられた。
発現ベクターの宿主としては、Saccharom c
escerevisiae AH22(a 1eu2、
his4、canl、air”)(Proc、 Nat
l、 Acad、 Sci、 USA 75.1929
−1933 (197B) :特公昭61−55951
:微工研条寄第312号)を用いた。この酵母は予めY
PDA培地(1%酵母エキス、2%ポリペプトン、2%
グルコース、20 mg/lアデニン〉中で培養してお
いた。
15 g/lのKl 、PO□を含むPi添加培地(以
下Pi(+)培地と略記)および、上記Piの代わりに
1.5g/lのKCIを含むPi欠損培地(以下Pi(
−)培地と略記)の調製には、ハークホルダー最小培地
(Burkholder’s minimal med
ium、 Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 USA 77、4
504−4508 (1980))を用いた。
酵素およびリンカ− 制限酵素、14DNAリガーゼ、クレノーフラグメント
は宝バイオケミカルズから購入し、Xho Iリンカ−
はファルマシアから購入した。
プラスミド 発現ベクターとしては、酵母−大腸菌シャトルベクター
pAM82 (Proc、 Natl、 Acad、 
Sci、 USA80、1−5 (1983)、特公昭
61−55951:微工研条寄第313号)を用いた。
これは、AR5I、2μm oriとleu2を有する
5、5KbのLcerevisiae DNA断片およ
びAp Rマーカーと oriを有する3、7Kbのp
BR322断片からなり、さらに、PH05プロモータ
ーを有する2、7Kbの酵母[)NA断片を有する。
発現ベクターの構築に用いたpGEM4は、プロメガバ
イオチク (Promega Biotec (U、S
、A、 ))から購入した。
ヒトreg  cDNAには、その構造遺伝子内にEc
oR’[サイトがあり、従って、pBSヘクターのE(
!ORIサイトに挿入する際には、2つのEcoRI断
片に分かれて挿入されている。
形質転換 形質転換はKimuraらの方法(J、 Bacter
iol。
出、 163−168 (1983))に従って行なわ
れた。
leu”株は、2に寒天を含むハークホルダー最小培地
上で選択した。
@養と誘導 プロモータPH05は培地中のPifi度により制御で
きる(The EMBOJournal !、 675
−680 (1982))。最初に、酵母を、ヒスチジ
ン(20μg/ml> ヲ加えたPi(+)培地中で、
30°C2日間、好気的に培養した。そのうちの200
μlを、ヒスチジン(20μg/ml)を加えたPi(
−)培地10 mlに移した。これを同様に培養したと
ころ、3〜5日後に、ヒトreg蛋白質が培地中に検出
きれた。
発現ベクターの構築 発現ベクターの構築は、第3図に示される通り常法に従
ってなきれた(Molecular Cloning。
Co1d Spring )larbor Labor
atory、 New York (1982)参照)
pBSベクターに挿入されたヒトreg  cDNAは
、5°末端断片および3゛末端断片の、2つの断片(前
半と後半)に分かれてそれぞれ挿入されている。
まず、5゛末端断片(前半)を有するpBSヘクターを
Afl I[で消化し、クレノーフラグメントで処理し
、Xho Iリンカ−を付加してEcoRIで消化した
。3′末端断片(後半)を有するpBSベクターは、E
coRIおよびXba Iで消化した。pGEM4のS
ac IをXho Iリンカ−を用いてXho Iサイ
トとし、コ(7) pGEM4(Xho I )に、上
記で得られた2つのヒhreg  cDNA断片を挿入
した。得られた1)GEM4(Xho I ) hu 
regをXho Iおよび)line I[で消化し、
Xho IとPvu I[で消化したpAM82に挿入
した。このプラスミドを、pAM82−human r
egと命名した。
それぞれの制限酵素は、3単位/μgDNAの濃度で使
用し、37℃で1時間インキュベートした。
旦エエ±工棄頁1匁羞進 上記で構築きれたヒトreg  cDNA発現ベクター
を1蝦に−12C600に導入し、アンピシリン耐性コ
ロニーを選択した。これらの形質転換株を用いて、プラ
スミドDNAを大量に調製した。
E、 coli中で増殖した組換えプラスミドを、酵母
宿主S、 eerevisiae A)122に常法に
従って導入し、Leu”コロニーを選択した。
形質転換株は、2日間Pi(+)培地中で培養した後、
Pi(−)培地に移すことにより誘導した。
酵母は、Pi(+)およびPi(−)両培地において3
0°Cで激しく振とうしながら培養した。
Pi()培地における培養の3.4.5日後に、培地の
一部を取り、遠心して細胞を除去した。
こうして得られた培養液を、centricon−10
(Amicon )およびN、ガスを通すことにより約
100分の1に濃縮した。
濃縮サンプル(培養液の0.75 mlに相当)は、1
6X 5DS−PAGE (FEBS Lett、 5
8.254−258 (1975)、 Nature 
(London> 227.680 (1970))に
付し、クマシーブリリアントブルーR染色により分析し
た。
第4図に示すとおり、ヒトreg蛋白質は、明らかに、
細胞から分泌産生された。主に、ヒトreg蛋白質が検
出きれたが、多少の夾雑蛋白質も検出きれた。
ヒトre  蛋白質の 疫検出 上記培養液を、centricon−10(Amico
n)およびN、ガスを通すことにより約100分の1に
濃縮した。
濃縮した培地を16% 5DS−F’AGEに付し、ヒ
トreg蛋白質に反応性を有する抗体を用いて、ウェス
タンプロット分析(J、 Virol  籾、 211
 (1972))を行なった。
第4図に示すとおり、約15にダルトンと16にダルト
ンの2つのバンドが確認され、これらをreg蛋白質と
命名した。
見上」」」31℃」Δ板上 reg蛋白質を含む培養液を、IN塩酸でpH3,4に
調整し、最終導電率0.3 mmhoとなるように蒸留
水で希釈した。この溶液に、5 mM酢酸すトリウム緩
衝液(p)l 3.4) (緩衝液A)で平衡化した1
00 mlの S−セファロース(ファストフロータイ
ブ)を加え、4°Cで16時時間中かに攪拌した。この
reg蛋白質を吸着したS−セファロースをカラム(5
X 8 cm)にパックし、0.3MNaC1を含む緩
衝液Aで洗浄し、0.6 M NaC1を含む緩衝液A
で溶出シタ。5DS−PAGE (15%ゲル)上で約
15.000と約16.000の分子量を示すreg蛋
白質画分をプールし、4℃で16時間緩衝液Aに対して
透析した。これを、緩衝液Aで平衡化したS−セファロ
ースカラム(0,7X25cm)に付し、0.3 M 
NaC1を含む緩衝液Aで洗浄した。reg蛋白質は、
カラムの10倍量の03〜0.6 M NaC1を含む
緩衝液Aの線状勾配により溶出した。15にのreg蛋
白質は0.47 M NaC1を含む緩衝液Aで、16
にのreg蛋白質は0゜44 M NaC1を含む緩衝
液Aで溶出された。それぞれ、5DS−PAGE(15
xゲル)上で均一であった。精製reg蛋白質は、Am
1con YM−10membraneを用いる限外濾
過により脱塩後、10mMの酢酸中に0.1 mg/m
lとなるように保存した。
IPの培養液から約200μgのre&蛋白質が得られ
た。
ヒトre  蛋白質の特性 ・分子量 15にと16にの精製reg蛋白質の分子量は5DS−
PAGEにより決定し、それぞれ、約14.500およ
び約16.000であった。これは、cDNA配列から
推定きれるアミノ酸配列から計算した理論値15.02
3および16.275とよく一致したく15に−reg
および16に−regのN末端はそれぞれ33番目のI
leおよび22番目のGlnと推定した)。
・アミノ酸組成 16に−reg蛋白質をHP L C(Brownle
e。
aquapore RP−300column)で脱塩
し、4Mメタンスルホンm (0,2% 3−(2−ア
ミノエチル)インドールを含む〉を用いて110°Cで
24時間加水分解した。アミノ酸分析は、日立アミノ酸
分析機(Model 835)を用いて行なった。
表1に示すとおり、16に−reg蛋白質のアミノ酸組
成は理論値とほぼ一致した。
・N末端配列 16に−reg蛋白質のN末端配列を、Applied
 Biosystems 477A Protein 
5equencerを用いて分析しようとしたが、N末
端およびそれに続くアミノ酸は全く検出きれなかった。
そこで、ピログルタメイトアミノペプチダーゼで処理し
た後、上記と同様に分析した。酵素処理した16に−r
eg蛋白質のN末端29個のアミノ酸が、表2に示すよ
うに、決定きれた。この酵素処理蛋白質のN末端はグル
タミン酸であり、アミノ酸配列(Glu−2からGlu
−30>はcDNAから推定される配列と一致した。
従って、16に−reg蛋白質のN末端は、22番目の
Glnまたは23番目のGluであると推定跡れた。ラ
ットreg蛋白質においては、そのN末端アミノ酸は、
ヒトreg蛋白質の23番目のGluに対応するGlu
であった。
15に−reg蛋白質については、16に−r=32− eg蛋白質が分泌きれた後トリプシン様の酵素の作用に
より15に−reg蛋白質となると推定された。よっ工
、15に−reg蛋白質のN末端は、32番目のArg
に続く、33番目のIleであると推定された。
表1 Asp    17.1   17 Thr     6.9    7 Ser    15.7   17 Glu    14.8   ’  14Pro   
  6.4    6 cty    10.2   1O Ala     8.0    8 1/2Cys     5.5    6Val   
  9.9   10 Met     1.0    1 11e     3.9    4 Leu     8.1    8 Tyr     7.1    7 Phe     7.0    7 Lys     9.1    9 旧s   2.2  2 Arg     4.8    5 表2 分解段階  reg蛋白質残基  収率C%)1   
   (Gln)” 2      Glu     17.33     
 Ala     18.14      GIn  
   20.65      Thr     11.
96      Glu     14.97    
  Leu     16.88      Pro 
    15.29      GIn     14
.710      Ala     14.211 
     Arg      7.912      
Ile      9.813      Ser  
   35.614     (Cys)” 15      Pro      7.516   
   Glu      5.717      Gl
y    ’  8.618      Thr   
  12.219      Asn      5.
920      Ala      6.821  
    Tyr      5.622      A
rg      3.523      Ser   
  22.026      Tyr      4.
827      Tyr      6.428  
    Phe      4.429      A
sn      4.130      Glu   
   2.7*2未同定残基:cDNAからCysと推
定発明の効果 ヒトreg遺伝子はインスリン産生群B細胞の再生に密
接に関与すると考えられ、この遺伝子によりコードされ
る本発明のreg蛋白質を投与可能な医薬として開発す
ることにより、糠床病患者自身の膵B細胞の再生賦活と
いう、従来のインスリン投与法に優る糖尿病治療の断方
向が開かれる。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒトreg遺伝子cDNAの塩基配列および該
塩基配列から推定されるアミノ酸配列を示す。第2図は
ラットreg遺伝子cDNAの塩基配列および該塩基配
列から推定されるアミノ酸配列を示す。第3図はヒトr
egの発現ベクターの構築の概略図である。第4図はヒ
トreg発現ベクターを有する酵母を3〜5日培養した
後の5DS−PAGEの結果を示す写真。第3図および
第4図において、ヒトregを’hu  regJと略
しである。 36一 0−  o<ロ  ロ←仁  ロE−4aヒ0− ロく
一ロ へくψロ Qく0口くΣ1 0C:)cVl−(
(寸 −0く口O&−Q−く関 Qu    ()、5    Q− <c/)   <h    a< Oet    OhHら < −a−<切 ot、b    ao    o< トー<コ   トー ロ○υ  ロく−ロトー クHの  −00hQ> O:+  9−4<ロ  −〇1 トυ   01+CI+ 0−  0氏   ←← E−IQ   Oψ   Qtl I−@A    Oh    Qρ E−4出   H○   くト 0−   Qk    Qク トυ   (ja+    (− 〇<Σ  ロ<の  ロcb。 4C:):I口OCCo上− F−+@J   、−IF−1−m(jI+O,−a<
−U< Qm   oho    Qm a>   cl−<ψ hOo<    a< F−1c/)    a<    aa口○υ  ロ〇
−ロ←− ロヒ−ロO−ロ oQ−〇 00−ロ ロIJ −0寸
0−ロ ロC:)−0co<%へ へ○4寸 ωト閃0
へ00ω のQO−のH←−寸くH−畔a>−05HU
    O&    (jl    [−+41く− 
  ←−IJ IJ    @ v    fs淵aa
    <−[−1(1)    Q−ヒ騙Qcd  
  Qへ   Q−Ul−Qb−o−cj&    [
+mQυ   0vC<   ヒ←   Q>    
<ω   ヒのCりC3U −C:):3    C:
)−〇〇〇<−OF−一  ロトυ  ロ[−1−ロ←
淵のQOo′1Q>   u′)+JJ   、−hO
>   ト[+LOJQI−N1−Ic:   eoQ
t−QSIII   +(jZ〇−くψ  ○υ  0
−  く卜 <ト   <<    [−C/)    ←Q   
 <、)○:+   QOO−〇−Qへ [−IQ   ヒ5o−<h<ψ Q−←−QQ    [−’E−’    a<C:)
−CJcb   E−1&−○−く;←c6<ψ   
ouQ−<− OL+>   ロc:)<   (:)<c/)   
0(りOc+QOへE−11−oo←α  寸Q−ロト
oco←ψへOo  へくψ  cv)Oo  寸Q−
寸Oh[−1c/)    a<    <C/)  
  uw    s。 C−←I−Qへ   E−4に   トOh c6  
  () 、I:+    Q I+< v    o
 bcp>    <E−←←   <<    UQ
−Q:I   CJ>    Qw    ←−〇−H
uQ−<・−ヒ■     ヒ閃 Q、−s    aa    o工   O>   0
〉口○ロ  ロE−41+  00へロ ロトー〇 〇
[−1へロー<ψ0 トQOロ cf>c)t−一 [
F]QOの いくψの〜<<ト  へくの[F] のヒ
ト−のくの−寸C<−C−0り   ○&−O− Hυ    (−sv     <−QQ<Σ   ←
−H[−1[+ω Qυ    (り:l     u+−HaロヒA  
 0<−0<:%   0(ψへ[+l:L   op
Q(j   寸Hト  0くくQ +−<1+v@Qψ
  へO← <>     (JA     Cり−←υE−E−4
<←   H○   くΣ (&+    Q Gt     Q ’     Q
口○υ  <−<><ψ (−cn    00E4−    <<Ql−Qm 
   (Jl−(j口 (ja+    ○−Qtl    <−ロくの  ロ
Oく  ロF−IC/)   ロ○OmQI+  ト(
j:I  mQv   O’+Q+alJ、l:l  
  (−−4C!+1−   ++lj><ヒ   C
:)C:)    Q<E−IQQ a    (a 
   (−11+(−s y<−<−<><> 00  00   ヒトH[−I F−1tl    Q>    ufi    Qり○
−cb −o −hQ FIa<s   oo    o<    Q、−+Q
h     (!l:l     QV     o−
(jwa −< −at−av    <h (j Vr     IJ 11o< OC:) Q<
>   a−ot−ab く−〇<   Qm   H← トυ  ○e   Qm   <ψ ロトー  ロくψ  ロQ−0<挑 口く−  へ<<   cod(呻く−へ0り  のO
ψ  のくb  寸C仁←υ   <Fh    O−
< − o、p    <、−s    Oo    oa<−
<切   ヒ41    F−IHQ仁QU   <l
h   [−1−[+υ  くψHの   <、a  
  < −Q−<<Q−0ロ  Qh   <、>  
 <、ψ0−  01−   o −o −<>口O<
  ロQ良  ロ00   ロ00  ロく4膿(j−
、−40ヘ  トOα  のく−  ■0υへE+c6
   のくψ  の〇−寸Q淵  寸←淵O>   0
<   ←←   くヒ   H山←υ   Hの  
 Qb    Qh    QQh、c=      
<・−Ov     Oo     く−H顛   0
0ニドの   くの   く−IJ I’lI   Q
 :+011+   < 1−  01110−  ←
Q  <挑  UaJ  O>o<    U−<−←
ω   H0 ロくロ ロ[−1仁 ロE+1ヘ ロ○−CO<−へく
w φ<w 寸C− Qa  、s<<  v+!<  へC0Ql−ot+
   <C6(り:5 0υ  Qυ  O−く− <C/)   ヒC/)   a<   aaくo  
←−0り ←d Qk   (j −< −〇− ○o@(り(り   (5Cり   a<(−s I−
<: :I9s c6   (り Gl口Qυ ロく−
ロ〇−ロく− Lr)E−4c/)  −sC:)0  bQ(m(J
C:)Hシ −<0−Oへ へO− ←v  ○1+01+OaJ ○−0O4E−4E−1<の Q−←vI   ←−〇− [Ic6 0+1−1  Oυ  トυ0>  ←Q 
 ←ω  〇− 〇−←+−<=5  O− ←υ  Q、l:!   ヒuE−4ca口<Σ ロく
← ロ←−ロO> 寸I+l+p  ロQv  co(−Ivr  cq<
k←υ−E−1−−<・−へ00 01−2  <−〇〇ニドの Om   QiioIJQ   Qm ah  Q+−<ψ  ヒd ヒO<<   a<   a> 口Q−ロ〇−ロE−1&+ o〇− ロ0− ロく−へ○A  OOE+− 曽00 のH← 寸くH寸O( [−+a+    QHc)−”    E−1υF−
1+    [+υ   E+−ト1=(−(IJ  
 (り>   E−’良(j W   t−s 4+ 
  (−s h   < −(jt−S5   Qυ 
 ○0 E−[−I[−−Hの  ←の Q−op<−<=z 口1−1− ロトυ ロE−@−ロト0[F]C> り
0.J  −sO>  E−8−へトロ の←−寸Hψ
 寸くα くψ  ○υ  (5+−、<− くく  ←C/)   F−IQ   Q(joc6 
 o>   〇−〇■ o −(り −<h   o − C:)<   (り(り   ←E−L)C[−Ic6
  ←−〇−[−+C> O−Oυ  0−   <ψ cQく ロくの ロOOロOく CO<1− 1()1−  ロF−4w  coヒψc
qQ、e+cQ(りa)  voh  4<:)><[
−<C/)   O<   ヒ0 ht−act   hに  H− o+e+o+−<ψ  Oυ <E−[−ヒ  <<<の ←ト  0の  Ot−o口 a −<・−〇υ  くψ OOQ工  [−C/)   << oトロ ロCα ロトロ 0←α ト0υ のOI+ ■くψ りく0 へ<C/)  cQ[+← cI′)(−f:  啼c
)<Oり    <OQ@J    ○h 0コ Q關 0口 く(社) に¥ 遊已月月月現 −へ口、+?y ’a

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1図に示されるアミノ酸配列のうち、N末端か
    ら1番目のAla、21番目のGly、22番目のGl
    n、23番目のGlu、24番目のAla、25番目の
    Gln、30番目のGln、31番目のAla、または
    33番目のIleから始まり165番目のAsnで終わ
    るアミノ酸配列、または該アミノ酸配列のN末端にさら
    にMetを有するアミノ酸配列を有するreg蛋白質。
  2. (2)第1図に示されるアミノ酸配列のうち、N末端か
    ら22番目のGln、23番目のGlu、または33番
    目のIleから始まり165番目のAsnで終わるアミ
    ノ酸配列を有する請求項1に記載のreg蛋白質。
  3. (3)請求項1に記載のreg蛋白質をコードする遺伝
    子を有する発現ベクターを導入した宿主を培養し、該培
    養物から該reg蛋白質を採取することを特徴とする該
    reg蛋白質の製造法。
  4. (4)該宿主が酵母である請求項3に記載の製造法。
JP63195727A 1987-08-10 1988-08-04 reg蛋白質 Pending JPH01137994A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20051487 1987-08-10
JP62-200514 1987-08-10

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01137994A true JPH01137994A (ja) 1989-05-30

Family

ID=16425579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63195727A Pending JPH01137994A (ja) 1987-08-10 1988-08-04 reg蛋白質

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0303233A3 (ja)
JP (1) JPH01137994A (ja)
KR (1) KR940000199B1 (ja)
AU (1) AU604147B2 (ja)
CA (1) CA1339758C (ja)
DK (1) DK174067B1 (ja)
HU (1) HUT47640A (ja)
NZ (1) NZ225738A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04506457A (ja) * 1989-10-18 1992-11-12 アメリカ合衆国 ヒトnm23タンパク質及びそれに対する抗体の産生及び使用
WO1994012203A1 (en) * 1992-12-01 1994-06-09 Shionogi Seiyaku Kabushiki Kaisha DRUGS CONTAINING reg PROTEIN AS ACTIVE INGREDIENT
WO2000062066A1 (fr) * 1999-04-07 2000-10-19 Hitachi Chemical Co., Ltd. PROCEDE D'EVALUATION DE MALADIES AUTO-IMMUNES, PROCEDE DE DETECTION D'ANTICORPS DE PROTEINE ANTI-Reg ET DIAGNOSTICS POUR MALADIES AUTO-IMMUNES
JP2010538017A (ja) * 2007-08-30 2010-12-09 キュアーディーエム、インク. 膵島形成促進性ペプチドおよびそのアナログを使用する組成物および方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02200700A (ja) * 1989-01-30 1990-08-08 Shionogi & Co Ltd 新規reg蛋白質
SK43197A3 (en) * 1994-10-13 1999-03-12 Amgen Inc Method of treating diabetes mellitus using kgf
US5866546A (en) * 1997-04-18 1999-02-02 Hadasit Medical Research Services And Development Company Ltd. Treatment for diabetes
WO2006096565A2 (en) 2005-03-04 2006-09-14 Curedm Inc. Methods and pharmaceutical compositions for treating type 1 diabetes mellitus and other conditions
EP2295066B1 (en) 2005-05-25 2016-04-27 CureDM Group Holdings, LLC Peptides, derivatives and analogs thereof, and methods of using same
WO2008064306A2 (en) 2006-11-22 2008-05-29 Curedm, Inc. Methods and compositions relating to islet cell neogenesis

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2560213B2 (ja) * 1986-08-22 1996-12-04 東北大学長 インスリノ−マで特異的に発現している遺伝子のdna

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04506457A (ja) * 1989-10-18 1992-11-12 アメリカ合衆国 ヒトnm23タンパク質及びそれに対する抗体の産生及び使用
WO1994012203A1 (en) * 1992-12-01 1994-06-09 Shionogi Seiyaku Kabushiki Kaisha DRUGS CONTAINING reg PROTEIN AS ACTIVE INGREDIENT
WO2000062066A1 (fr) * 1999-04-07 2000-10-19 Hitachi Chemical Co., Ltd. PROCEDE D'EVALUATION DE MALADIES AUTO-IMMUNES, PROCEDE DE DETECTION D'ANTICORPS DE PROTEINE ANTI-Reg ET DIAGNOSTICS POUR MALADIES AUTO-IMMUNES
US6919210B1 (en) 1999-04-07 2005-07-19 Hiroshi Okamoto Method for identifying autoimmune disease, method for detecting anti-Reg protein autoantibody and diagnostics for autoimmune disease
JP2010538017A (ja) * 2007-08-30 2010-12-09 キュアーディーエム、インク. 膵島形成促進性ペプチドおよびそのアナログを使用する組成物および方法

Also Published As

Publication number Publication date
HUT47640A (en) 1989-03-28
EP0303233A2 (en) 1989-02-15
NZ225738A (en) 1991-07-26
DK444288A (da) 1989-02-11
KR890003801A (ko) 1989-04-18
AU2066188A (en) 1989-02-16
KR940000199B1 (ko) 1994-01-12
EP0303233A3 (en) 1989-06-14
AU604147B2 (en) 1990-12-06
CA1339758C (en) 1998-03-17
DK174067B1 (da) 2002-05-21
DK444288D0 (da) 1988-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6942744B2 (ja) 生物学的に活性な特異的カーゴペプチドと結合したヒト由来の細胞透過性ペプチドの構造、製造および使用
AU764571B2 (en) 5' ESTs and encoded human proteins
JP3051894B2 (ja) ヒト網膜芽腫ポリペプチドに対する抗体及び網膜芽腫ポリペプチドの検出方法
JP2001512307A (ja) プロエキセンジンをコードするポリヌクレオチドならびにその作製方法および使用
JPH07504652A (ja) 新規のヒトクニツ型プロテアーゼインヒビター及びその変異体
JPH01137994A (ja) reg蛋白質
JP2982908B2 (ja) ヒトfk506結合蛋白質をコードするdna
AU2702100A (en) Polynucleotide and deduced amino acid sequences from stromal cells
KR100270348B1 (ko) 전사인자 에이피알에프
JP4084411B2 (ja) 組換え型イヌ胃リパーゼ及び医薬組成物
JPH04500603A (ja) クローン化腎炎抗原
JP2564764B2 (ja) フィトラカインシュラリスナカイ由来の抗ウィルス性タンパク質遺伝子及びこれを発現する微生物
EP0286114B1 (en) Reg gene and protein encoded by the gene
EP0383453B1 (en) A reg protein
US5922565A (en) Human clathrin-associated protein
JP2676341B2 (ja) B細胞分化因子の製造法
JPS61111688A (ja) ヒトエラスタ−ゼ1の生物工学的製造
JPH01132388A (ja) reg遺伝子および該遺伝子にコードされる蛋白質
JP2829397B2 (ja) フィブリン結合活性ポリペプチド
CN117384269B (zh) 短肽mfrlp及其在制备动脉重塑相关疾病药物中的应用
JP2623807B2 (ja) セリンプロテアーゼおよびセリンプロテアーゼ遺伝子
JPH07250686A (ja) Fk506結合蛋白遺伝子
JP3803978B2 (ja) グルカゴン分解酵素及びそれをコードする遺伝子並びに該グルカゴン分解酵素に対する抗体
JPH08198899A (ja) 新規なポリペプチド、その製造方法、そのポリペプチドをコードするdna、そのdnaからなるベクター、そのベクターで形質転換された宿主細胞、そのポリペプチドの抗体、およびそのペプチドまたは抗体を含有する薬学的組成物
KR20020003917A (ko) 꼬리 단백질과 인간 인터루킨-16의 융합 단백질, 이 융합단백질을 코딩하는 유전자, 이 유전자를 포함하는 발현벡터, 이 벡터로 형질전환된 대장균 및 이 대장균을이용한 인간 인터루킨-16의 생산 방법