JP7344469B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
シート搬送装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7344469B2 JP7344469B2 JP2019192638A JP2019192638A JP7344469B2 JP 7344469 B2 JP7344469 B2 JP 7344469B2 JP 2019192638 A JP2019192638 A JP 2019192638A JP 2019192638 A JP2019192638 A JP 2019192638A JP 7344469 B2 JP7344469 B2 JP 7344469B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- speed
- paper
- mode
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
画像形成装置101は、装置全体の制御を司る制御手段としての制御部150を備えており、制御部150は、演算手段たるCPU150aと、情報記憶部とを備えている。情報記憶部は、データを記憶するRAM150b、ROM150c及びHDD(Hard Disk Drive)等で構成される。本実施形態では、例えば、システムOS、コピー、ファクシミリ、プリンタプロセスに必要な各種制御プログラム、画像形成装置のPDL(Page Description Language)処理系、システムの初期設定値等を納めたROM150cや、ワークメモリ用のRAM150b等で構成されている。
図3(a)に示すように、シート積載部たる手差しトレイ104にシートたる用紙102が積載された状態で、例えば、操作表示部130などで作業者が手差しトレイ104の用紙を選択したときは、図3(b)に示すように、手差し給紙装置105により手差しトレイ104に積載された用紙束について一枚ずつに分離され、用紙束の最上位の用紙が、搬送用紙102aとして搬送路下流に送り出される。
以上が用紙1枚あたりの手差し給紙搬送動作で、次搬送用紙102bの給紙開始後は図3(b)~(d)の動作を繰り返して連続通紙される。
手差し給紙装置105は、ピックアップローラ201と、フィードローラ203と、セパレートローラ204と、ピックアップローラ201を手差しトレイ104に積載された用紙束の最上位用紙に対して接離させる接離機構210とを備えた所謂FRR給紙方式のものである。
接離機構210は、ピックアップアーム202とソレノイド206とソレノイドリンク207などを備えている。
図5に示すように、ピックアップローラ201の当接速度を従来よりも落として、従来の当接動作時間TDよりも当接動作時間Tを長くするほど、衝撃音Pを軽減できることがわかる。
図7では、おおよその速度比として、中速モードは低速モードの2倍の用紙搬送速度、高速モードは低速の4倍の用紙搬送速度に設定する例であり、各モードの速度比は、適宜決めればよい。
図8に示す従来構成においては、レジストローラ対106までの用紙搬送速度である給紙搬送速度を、低速モードで設定されるプロセス速度に応じた設定用紙搬送速度(レジストローラ対以降の用紙搬送速度)と同じ速度Vとしている。これに対して、本実施構成では、給紙搬送速度を、設定用紙搬送速度の2倍の速度2Vとしている。また、実施構成は、従来構成よりもピックアップローラ201の当接速度を遅くし、ピックアップローラ201の当接動作時間(ピックアップローラ201の当接動作開始からピックアップローラ201が最上位用紙の上面に当接するまでの時間)T1を、従来構成の当接動作時間TDよりも長くしている(T1>TD)。
図9に示す従来構成の中速モードにおいては、レジストローラ対106までの用紙搬送速度である給紙搬送速度を、中速モードで設定される設定用紙搬送速度(レジスト以降の用紙搬送速度)と同じ速度2Vとしている。これに対して、本実施構成の中速モードでは、給紙搬送速度を、設定用紙搬送速度の2倍の速度4Vとしている。また、実施構成は、従来構成よりもピックアップローラ201の当接速度を遅くし、ピックアップローラ201の当接動作時間(ピックアップローラ201の当接動作開始からピックアップローラ201が最上位用紙の上面に当接するまでの時間)T2を、従来構成の当接動作時間TDよりも長くしている(T2>TD)。具体的には、(L/4V)+T2=(L/2V)+TDの関係を満たし、T2=(L/4V)+TDとなるので、従来構成に対して(L/4V)時間、当接動作時間T2を延ばしている。
高速モードについては、設定用紙搬送速度が、本装置の最大の用紙搬送速度4Vであるため、給紙搬送速度を、設定用紙搬送速度よりも速くできない。従って、高速モードのときは、衝撃音低減のためにピックアップローラ201の当接速度を遅くしてしまうと、規定のタイミングまでに用紙の先端をレジストローラ対106に到達させることができない。そのため、本実施形態においては、高速モードについては、従来と同様、ソレノイド206にDuty比:100%の電流を流し、高速でピックアップローラ201を最上位用紙の上面に当接させる。そのため、高速モードにおける上記衝撃音を不快と感じるユーザーも存在する。よって、本実施形態では、高速モードについては、従来と同様の高速モードと、この高速モードよりも多少生産性は落ちるが、ピックアップローラ201の当接速度を落として衝撃音を低減させた高速静音モードのピックアップローラ201の当接速度が互いに異なる2つの高速モードを有するようにした。
図10(a)に示すように、高速静音モードは、高速モード同様、レジストローラ対106までの給紙搬送速度を、設定用紙搬送速度と同じ4Vに設定している。高速静音モードのピックアップローラ201の当接動作時間T3を、高速モードの当接動作時間TDよりも長くしている(T3>TD)。このように、高速静音モードは、高速モードに比べてピックアップローラ201の当接速度を落として、ゆっくりと最上位用紙の上面に当接させるため、高速モードよりも衝撃音を抑えることができる。
図11に示すように、操作表示部130は、液晶ディスプレイ(LCD)等からなる表示部130aと、テンキーやスタートボタンを有する操作部130bとを備える。表示部130aはタッチパネルの機能を有し、各種表示とともに利用者の接触位置検知が可能である。また、操作部130bを、タッチパネルに表示するGUI部品としてもよい。
(態様1)
手差しトレイ104などのシート積載部に積載された用紙束などのシート束の最上位シートに接触してシートを送り出すピックアップローラ201と、ピックアップローラ201を、最上位シートに対して接離させる接離機構210と、ピックアップローラ201により送り出されたシートを搬送する装置内搬送部170などの搬送機構とを備え、ピックアップローラ201の最上位シートに当接させるときの当接速度が互いに異なる複数のモード(本実施形態では、低速モード、中速モード、高速モード、高速静音モードの4つのモード)を有する。
態様1では、ピックアップローラの最上位シートに当接させるときの当接速度が互いに異なる複数の搬送モードを備えることで、生産性よりも衝撃音を軽減して静音性を高めたいユーザーは、当接速度が遅いモード(本実施形態では高速静音モード)を選択し、静音性よりも生産性を高めたいユーザーは、当接速度が速いモード(例えば、高速モード)を選択することができる。これにより、静音性を求めるユーザーと、生産性を求めるユーザーの両方を満足させることができる。
態様1において、装置内搬送部170などの搬送機構は、シートの先端が突き当たって一時停止するレジストローラ対106を有し、複数のモードのうちの少なくともひとつは、レジストローラ対106までのシート搬送速度(本実施形態では給紙搬送速度)が、レジストローラ対以降のシート搬送速度(本実施形態では設定用紙搬送速度)よりも速いモード(本実施形態では、低速モードと中速モード)である。
これによれば、実施形態で説明したように、レジストローラ対106までのシート搬送速度(本実施形態では給紙搬送速度)を、レジストローラ対以降のシート搬送速度(本実施形態では設定用紙搬送速度)よりも速くすることで、ピックアップローラ201の当接動作時間に猶予が生まれ、当接動作時間を延ばすことができる。これにより、ピックアップローラ201の当接速度を落として、衝撃音を低減しつつ、生産性を維持することが可能となる。
態様1または2において、装置内搬送部170などの搬送機構は、シートの先端が突き当たって一時停止するレジストローラ対106を有し、複数のモードは、レジストローラ対以降のシート搬送速度が互いに異なる(本実施形態では、低速モードと、中速モードと、高速モード)。
これによれば、実施形態で説明したように、装置の生産性に応じてレジストローラ対以降のシート搬送速度が設定されるため、レジストローラ対以降のシート搬送速度が速いほど、ピックアップローラ201の当接動作開始からレジストローラ対106へシートが到達するまでの許容時間が短くなる。よって、各モードのレジストローラ対以降のシート搬送速度に応じて、ピックアップローラ201の当接速度を設定し、複数のモードで当接速度を互いに異ならせることで、衝撃音を低減しつつ、生産性の低下を抑制できる。
態様1乃至3いずれかにおいて、複数のモードは、シート搬送速度が同一で、前記当接速度が互いに異なる(本実施形態では、高速モードと高速静音モード)。
これによれば、実施形態で説明したように、高速モードなどの所定の搬送モードにおいて、衝撃音が気になるユーザーは、高速静音モードなどの上記所定の搬送モードよりも当接速度が遅い搬送モードにすることができる。また、衝撃音よりも生産性を優先したいユーザーは、当接速度が速い搬送モードを選択することができ、生産性の低下を抑制することができる。
態様1乃至4いずれかにおいて、複数の搬送モードを、ユーザーが選択可能にした。
これによれば、実施形態で説明したように、衝撃音よりも生産性を優先したいユーザーは、当接速度が速い搬送モードを選択することができ、衝撃音を低減したいユーザーは、当接速度が遅い搬送モードを選択することができる。
シートを搬送するシート搬送装置を備え、シート搬送装置によりシートを搬送して画像を形成する画像形成装置において、シート搬送装置として、態様1乃至5いずれかのシート搬送装置を用いた。
これによれば、静音性を求めるユーザーと、生産性を求めるユーザーの両方を満足させることができる。
102 :用紙
103 :給紙カセット
104 :手差しトレイ
105 :手差し給紙装置
106 :レジストローラ対
107 :画像形成部
114 :定着装置
115 :感光体
130 :操作表示部
130a :表示部
130b :操作部
201 :ピックアップローラ
202 :ピックアップアーム
203 :フィードローラ
204 :セパレートローラ
205 :搬送ローラ対
206 :ソレノイド
206a :プランジャ
207 :ソレノイドリンク
207a :回転軸
210 :接離機構
Claims (4)
- シート積載部に積載されたシート束の最上位シートに接触してシートを送り出すピックアップローラと、
前記ピックアップローラを、前記最上位シートに対して接離させる接離機構と、
前記ピックアップローラにより送り出されたシートを搬送する搬送機構とを備えたシート搬送装置において、
前記搬送機構は、シートの先端が突き当たって一時停止するレジストローラ対を有し、
前記レジストローラ対以降のシート搬送速度が互い異なる複数のモードを有し、
各モードについて、前記レジストローラ対以降のシート搬送速度と、前記ピックアップローラから前記レジストローラ対までのシート搬送距離とに基づいて前記ピックアップローラの前記最上位シートへの当接動作の開始から前記シートの先端が前記レジストローラ対に当接するまでの許容時間が設定されており、
各モードの前記レジストローラ対までのシート搬送速度は、そのモードにおける前記レジストローラ対以降のシート搬送速度よりも速く、
前記許容時間と、前記レジストローラ対までのシート搬送速度とに基づいて、各モードにおける前記ピックアップローラの前記最上位シートに当接させるときの当接速度が設定されていることを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1に記載のシート搬送装置において、
前記レジストローラ対までのシート搬送速度が、前記レジストローラ対以降のシート搬送速度と同一で、前記当接速度が互いに異なる複数のモードをさらに有することを特徴とするシート搬送装置。 - 請求項1または2に記載のシート搬送装置において、
前記複数のモードを、ユーザーが選択可能にしたことを特徴とするシート搬送装置。 - シートを搬送するシート搬送装置を備え、
前記シート搬送装置によりシートを搬送して画像を形成する画像形成装置において、
前記シート搬送装置として、請求項1乃至3いずれか一項に記載のシート搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019192638A JP7344469B2 (ja) | 2019-10-23 | 2019-10-23 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019192638A JP7344469B2 (ja) | 2019-10-23 | 2019-10-23 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021066554A JP2021066554A (ja) | 2021-04-30 |
JP7344469B2 true JP7344469B2 (ja) | 2023-09-14 |
Family
ID=75636595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019192638A Active JP7344469B2 (ja) | 2019-10-23 | 2019-10-23 | シート搬送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7344469B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001130769A (ja) | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Canon Inc | シート供給装置及び画像処理装置 |
JP2005303610A (ja) | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Nisca Corp | 自動原稿送り装置及び画像読取装置 |
JP2011046484A (ja) | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Ricoh Co Ltd | 給紙装置、原稿自動搬送装置及び画像形成装置 |
JP2019171618A (ja) | 2018-03-27 | 2019-10-10 | キヤノン株式会社 | 記録装置、記録装置の制御方法およびプログラム |
-
2019
- 2019-10-23 JP JP2019192638A patent/JP7344469B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001130769A (ja) | 1999-11-02 | 2001-05-15 | Canon Inc | シート供給装置及び画像処理装置 |
JP2005303610A (ja) | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Nisca Corp | 自動原稿送り装置及び画像読取装置 |
JP2011046484A (ja) | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Ricoh Co Ltd | 給紙装置、原稿自動搬送装置及び画像形成装置 |
JP2019171618A (ja) | 2018-03-27 | 2019-10-10 | キヤノン株式会社 | 記録装置、記録装置の制御方法およびプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021066554A (ja) | 2021-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3208193B2 (ja) | 画像形成装置のシート給送方法とそのシート給送方法を実施するシート給送装置 | |
KR101220762B1 (ko) | 시트 반송 장치, 화상 형성 장치 및 시트 반송 장치 제어 방법 | |
JP4480355B2 (ja) | シート給送装置,画像形成装置 | |
JP4342461B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US7577396B2 (en) | Printing apparatus | |
JP2006248697A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2017159989A (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JP7344469B2 (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JP3308310B2 (ja) | 画像形成装置におけるシート搬送方法 | |
JP4401986B2 (ja) | 画像形成装置、シート搬送方法 | |
JPH10218432A (ja) | 用紙搬送装置 | |
JP2002226119A (ja) | 画像形成装置の排紙トレー | |
JP2024002901A (ja) | シート搬送装置及び画像形成装置 | |
JP2008019069A (ja) | 給紙機構及びそれを備えた画像形成装置 | |
JPH10218503A (ja) | 原稿搬送装置 | |
JP2924203B2 (ja) | シート材搬送装置 | |
US20060214365A1 (en) | Image forming apparatus and sheet feeding method | |
JP5303526B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010076871A (ja) | 画像形成システム | |
JP2016196341A (ja) | シート給送装置および画像形成装置 | |
WO2017199673A1 (ja) | シート搬送装置および画像形成装置 | |
JP2002308502A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011140384A (ja) | シート反転装置及び画像形成装置 | |
JP4429243B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001080770A (ja) | シート材給送装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230602 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230817 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7344469 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |