JP7185598B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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本発明は、ヘッドパイプと、ヘッドパイプに操舵可能に支持されるステアリングステムと、ステアリングステムにブリッジを介して連結され、下端で回転自在に操舵輪を支持するフロントフォークと、ヘッドパイプを覆うフロントカバーとを備える鞍乗り型車両に関する。
特許文献1は、フロントカバーに組み込まれて、透光面を形成するレンズで覆われるリフレクターを備えるヘッドライトユニットを開示する。フロントカバーは、2つのフロントフォークの上端を支持するブリッジを覆う。レンズの透光面は、正面視で、下方にいくにつれてブリッジの左右端よりも内側に位置するように狭まる。
特開2017-132436号公報
特許文献1では、ヘッドライトユニットのレンズは良好な大きさの透光面を確保するために上方に大きく延びる。フロントカバーは上方に向かうにつれて後方に変位するように傾斜することから、旋回時にヘッドライトユニットとブリッジとの干渉を回避するためにヘッドライトユニットはブリッジよりも大きく前方に偏って配置される。こうして前方に偏ることでヘッドライトユニットの容積は確保されることができる(容積の確保は熱マネジメントに役立つ)。その一方で、フロントカバーはブリッジから前方に大きく膨らむ。自動二輪車は大型化して見えてしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、できる限り後方にレンズのヘッドライトの透光面を配置してコンパクトな外観を実現することができる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプに操舵可能に支持されるステアリングステムと、前記ステアリングステムにブリッジを介して連結され、下端で回転自在に操舵輪を支持するフロントフォークと、前記ヘッドパイプを覆うフロントカバーと、前記フロントカバーに組み込まれて、ヘッドライトの透光面を形成するレンズで覆われるリフレクターを有するヘッドライトユニットとを備える鞍乗り型車両において、前記レンズの前記ヘッドライトの透光面は、正面視で前記ブリッジの左右端よりも外側に位置し、左右端に近づくほど下方に位置する下縁を有し、前記ヘッドライトの透光面の前記下縁は、正面視にて左右方向中央位置で下方に膨らむとともに、それの左右端と左右方向中央位置との間に、上方に凸の頂点部を有し、正面視でそれの左右端および左右方向中央位置の何れかから前記頂点部に連なる部分で湾曲する
側面によれば、ヘッドパイプと、前記ヘッドパイプに操舵可能に支持されるステアリングステムと、前記ステアリングステムにブリッジを介して連結され、下端で回転自在に操舵輪を支持するフロントフォークと、前記ヘッドパイプを覆うフロントカバーと、前記フロントカバーに組み込まれて、ヘッドライトの透光面を形成するレンズで覆われるリフレクターを有するヘッドライトユニットとを備える鞍乗り型車両において、前記レンズの前記ヘッドライトの透光面は、正面視で前記ブリッジの左右端よりも外側に位置し、左右端に近づくほど下方に位置する下縁を有し、前記ヘッドライトユニットは、前記リフレクターを支持し前記レンズに結合されるハウジングを備え、前記レンズの下縁と前記ハウジングとの合わせ面は、前記ヘッドパイプの軸方向視で、左右端および左右方向中央位置の間でそれぞれ前記ブリッジから遠ざかる波形状に形成される。
側面によれば、第側面の構成に加えて、前記ハウジングには、前記ブリッジの軌道に沿って窪む凹部が形成される。
側面によれば、第側面の構成に加えて、前記リフレクターの上方に配置されて下向きに光を照射する光源を備え、前記リフレクターは、下方にいくにつれて前方に変位するように傾斜する薄板から形成され、前記リフレクターは前記薄板の後面を前記凹部に近接するように前記凹部の前方上方に配置される。
第1側面によれば、レンズのヘッドライトの透光面は左右方向(車幅方向)に大きく広がることから、上方への拡大を抑制しながら良好な大きさのヘッドライトの透光面は確保されることができる。その結果、できる限り後方にヘッドライトユニットは配置されることができる。前方に向かってフロントカバーの膨らみは抑制されることができる。こうしてヘッドライトユニットはコンパクトな外観の形成に大いに貢献することができる。
また、ヘッドライトユニットの左右方向中央位置はステアリングステムの旋回時であってもブリッジの軌道から外れるので、ヘッドライトの透光面の広がりは良好に増加することができる。
側面によれば、レンズの下縁とハウジングの合わせ面とは波形状に形成されるので、できる限り後方にヘッドライトユニットが配置されても、ブリッジおよびフロントフォークとヘッドライトユニットとの干渉は回避されることができる。ヘッドライトユニットはコンパクトな外観の形成に大いに貢献することができる。
側面によれば、凹部の働きでできる限り後方にヘッドライトユニットは配置されることができる。こうしてヘッドライトユニットはコンパクトな外観の形成に大いに貢献することができる。凹部はできる限りヘッドライトユニットの容積の減少を抑制することができることから、ヘッドライトユニットの容量は確保されることができる。ヘッドライトユニット内で対流による放熱は促進される。良好な熱マネジメント性は確保されることができる。
側面によれば、ハウジングの凹部はリフレクターとの干渉を回避しながら配置されることができるので、広範な配向を実現しつつコンパクトなヘッドライトユニットは形成されることができる。
本実施形態に係る鞍乗り型車両(自動二輪車)の全体像を概略的に示す左側面図である。 自動二輪車の拡大部分正面図である。 図2の3-3線に沿った拡大水平断面図である。 図3の4-4線に沿った拡大垂直断面図である。 図3の5-5線に沿った拡大垂直断面図である。 ヘッドパイプの軸方向視で観察されるヘッドライトユニットの拡大下面図である。 図6の7-7線に沿った断面図に相当し、ブリッジとの位置関係を概略的に示すヘッドライトユニットの拡大垂直断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の説明では、前後、上下および左右の各方向は自動二輪車に搭乗した乗員から見た方向をいう。
図1は鞍乗り型車両の一実施形態に係るスクーター型自動二輪車を概略的に示す。自動二輪車11は、車体フレーム12と、車体フレーム12に装着される車体カバー13とを備える。車体フレーム12は、ヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から前輪WFの後方で下降し、下端で湾曲して後方に延びる左右1対のメインフレーム15と、メインフレーム15の後部に結合されて車幅方向に延びるクロスパイプ16と、メインフレーム15から連続して後輪WRの前方で上昇し、上端で湾曲して緩やかに後上がりに車両前後方向に延びるリアフレーム17とを備える。ヘッドパイプ14にはステアリングステム18が操舵可能に支持される。ステアリングステム18の上端には左右方向(車幅方向)に分岐するハンドルバー19が固定される。ステアリングステム18の下端にはブリッジ21を介して2本(左右1対)のフロントフォーク22が連結される。フロントフォーク22は、下方にいくにつれて前方に変位するように傾斜し、下端で回転自在に操舵輪(前輪)WFを支持する。前輪WFの両側でフロントフォーク22は相互に平行に延びる。
車体カバー13にはリアフレーム17の上方で乗員シート23が搭載される。車体カバー13は、ヘッドパイプ14を前方から覆うフロントカバー24aと、フロントカバー24aから連続するレッグシールド24bと、レッグシールド24bの下端から連続して、乗員シート23および前輪WFの間でメインフレーム15の上方に配置されるフロアステップ24cとを備える。乗員シート23に着座する運転者はフロアステップ24c上に足を載せることができる。
リアフレーム17の下方の空間にはユニットスイング式のパワーユニット25が配置される。パワーユニット25は、水冷式単気筒のエンジン26と、エンジン26および後輪WRに接続されて、エンジン26の出力を後輪WRに伝達する伝動装置27とを備える。後輪WRの車軸は、パワーユニット25の後端で水平軸回りに回転自在に両持ち支持される。
エンジン26は、後輪WRの車軸に平行に延びる回転軸線Rx回りで回転自在にクランクシャフトを支持するクランクケース28と、クランクケース28に結合されてクランクケース28の前方に位置し、クランクシャフトに連結されるピストンの線形往復運動を案内するシリンダーブロック29と、シリンダーブロック29に結合されて、ピストンとの間に燃焼室を区画するシリンダーヘッド31と、シリンダーヘッド31に結合されて、燃焼室への吸排気を制御する動弁機構に覆い被さるヘッドカバー32とを備える。後輪WRはクランクケース28の後方に配置される。
クランクケース28は回転軸線Rxに平行な軸線回りで回転自在にリアフレーム17に連結される。クランクケース28は、リアフレーム17の湾曲域に結合されるブラケット33にリンク34で連結される。クランクケース28に伝動装置27の伝動ケース27aは結合される。リンク34およびブラケット33から離れた位置でリアフレーム17とパワーユニット25との間にはリアクッションユニット35が配置される。こうしたパワーユニット25は後輪WRの懸架装置として機能する。
シリンダーヘッド31には吸気装置37および排気装置38が接続される。吸気装置37は、伝動ケース27aに支持されて、外気を吸引して浄化するエアクリーナー39と、シリンダーヘッド31にエアクリーナー39を接続する吸気系部品としてのスロットルボディ41とを備える。シリンダーヘッド31の上部側壁には燃料噴射装置42が取り付けられる。排気装置38は、シリンダーヘッド31の下部側壁からエンジン26の下方を通って後方に延びる排気管43と、排気管43の下流端に接続されてクランクケース28に連結されるサイレンサー(図示されず)とを備える。
図2に示されるように、フロントカバー24aにはヘッドライトユニット45が組み込まれる。ヘッドライトユニット45は、後述されるリフレクター46を覆ってヘッドライトの透光面47aを形成するレンズ47を備える。レンズ47のヘッドライトの透光面47aはフロントカバー24aの外面と連続する外観を形成する。図1に示されるように、レンズ47のヘッドライトの透光面47aは下方にいくにつれて後方に変位するように傾斜する。
図2に示されるように、ヘッドライトユニット45の下縁は正面視でフロントカバー24aの下縁を形成する。レンズ47のヘッドライトの透光面47aは、正面視でブリッジ21の左右端よりも外側に位置し、左右端に近づくほど下方に位置する下縁を有する(このとき、前輪WFは直進走行を実現するように正面を向く)。ヘッドライトの透光面47aの下縁は正面視にて左右方向中央位置で下方に膨らみ、左右端と左右方向中央位置との間に上方に凸の頂点部47pが形成される。こうしてヘッドライトの透光面47aの下縁は、正面視でそれの左右端および左右方向中央位置の何れかから頂点部47pに連なる部分で滑らかに湾曲する「M字」形状に形作られる。ここでは、「M字」形状の2つの頂点部47pは、正面視で、左右のフロントフォーク22の軸心22xよりも内側に配置される。
図3に示されるように、ヘッドライトユニット45は、リフレクター46を支持し、合わせ面48でレンズ47に結合されるハウジング49を備える。リフレクター46は、左右対称形状であって左右方向に並ぶ5つの区画に区分けされる。これらの区画は、左から順番に、左側区画51a、中寄り左区画51b、中央区画51c、中寄り右区画51d、右側区画51eを含む。
ここでは、中央区画51cでドライビングビーム(ハイビーム)の照明は実現される。図4に示されるように、中央区画51cでは、リフレクター46は下方にいくにつれて前方に変位する湾曲面の反射面52を形成する。反射面52の形成にあたってリフレクター46は下方にいくにつれて前方に変位するように傾斜する薄板から形成される。リフレクター46の上方には水平面に沿って広がる基板53が支持される。基板53には、下向きに反射面52に向かって発光するLED(発光ダイオード)素子54が実装される。
左側区画51a、中寄り左区画51b、中寄り右区画51dおよび右側区画51eでパッシングビーム(ロービーム)の照明は実現される。図5に示されるように、左側区画51a、中寄り左区画51b、中寄り右区画51dおよび右側区画51eでは、それぞれ、リフレクター46は下方にいくにつれて前方に変位する湾曲面の反射面55を形成する。反射面55の形成にあたってリフレクター46は下方にいくにつれて前方に変位するように傾斜する薄板から形成される。リフレクター46の上方には水平面に沿って広がる基板56が支持される。基板56には、下向きに反射面55に向かって発光するLED(発光ダイオード)素子57が実装される。パッシングビーム時には中央区画51cのLED素子54は消灯する。ドライビングビーム時には中央区画51cだけでなく左側区画51a、中寄り左区画51b、中寄り右区画51dおよび右側区画51eでもLED素子57は点灯する。
図3に示されるように、リフレクター46の左右両端には1対のジョイント部材58が取り付けられる。ジョイント部材58は、リフレクター46に埋め込まれて、リフレクター46から後方に延びる軸体58aと、軸体58aの後端に結合される球体58bとを備える。ハウジング49には、球体58bの中心回りに回転自在に個々に球体58bを保持する球受け部材59が取り付けられる。2つの球体58bの中心は1水平面内に配置される。こうしてリフレクター46は、ハウジング49に対して球体58bの中心回りで上下方向に首振りすることができる。
ハウジング49には、リフレクター46の中央区画51cの背後で軸線回りに回転自在にボルト部材61が支持される。ボルト部材61の軸線は、球体58bの中心を含む水平面から異なる水平面内に配置される。軸線方向にボルト部材61の相対変位は拘束される。リフレクター46には中央区画51cの背後でボルト部材61の雄ねじに噛み合うナット部材62が結合される。ナット部材62はリフレクター46に対して相対変位不能に固定される。ボルト部材61の回転に応じてナット部材62は軸線方向に変位することができる。こうしてボルト部材61の回転に応じて球体58bの中心回りでリフレクター46の角度は調整されることができる。リフレクター46の角度に応じてビームの向きは設定される。
図6に示されるように、レンズ47は、ヘッドライトの透光面47aの外側にヘッドライトの透光面47aから連続してフロントカバー24aに覆われる不透過面47bを有する。不透過面47bではレンズ47の裏側は黒色に着色される。レンズ47の外縁64に合わせてハウジング49には全周にわたって連続する受け止め片65が形成される。レンズ47の外縁64は受け止め片65に受け止められる。こうしてレンズ47の下縁とハウジング49との合わせ面48は設定される。レンズ47の下縁とハウジング49との合わせ面48は、ヘッドパイプ14の軸方向視で、左右端および左右方向中央位置の間でそれぞれブリッジ21から遠ざかる波形状に形成される。波形状は旋回時のブリッジ21の軌道TRを避けるように形作られ、ヘッドライトユニット45を最大限に後方に寄せることに寄与する。
図6および図7に示されるように、ハウジング49には、ブリッジ21の軌道TRに沿って窪む左右の凹部66L、66Rが形成される。凹部66L、66Rは、リフレクター46の下方で受け止め片65の後方から上方に立ち上がって後方に広がる。凹部66L、66Rの内面とブリッジ21の軌道TRとの間には予め決められた大きさのクリアランスが設定される。左側の凹部66Lは、右旋回時にブリッジ21との干渉を避けながらブリッジ21を受け入れる。右側の凹部66Rは、左旋回時にブリッジ21との干渉を避けながらブリッジ21を受け入れる。凹部66L、66Rはリフレクター46の後面に近づくように窪む。凹部66L、66Rの左右方向に外側でハウジング49には凹部66L、66Rよりも下方に膨らむ膨出部67が形成される。凹部66L、66Rの間にボルト部材61は配置される。
次に本実施形態の作用を説明する。ヘッドライトユニット45では、レンズ47のヘッドライトの透光面47aは、正面視でブリッジ21の左右端よりも外側に位置し、左右端に近づくほど下方に位置する下縁を有する。レンズ47のヘッドライトの透光面47aは左右方向(車幅方向)に大きく広がることから、上方への拡大を抑制しながら良好な大きさのヘッドライトの透光面47aは確保されることができる。その結果、できる限り後方にヘッドライトユニット45は配置されることができる。前方に向かってフロントカバー24aの膨らみは抑制されることができる。こうしてヘッドライトユニット45はコンパクトな外観の形成に大いに貢献することができる。
加えて、レンズ47のヘッドライトの透光面47aの下縁は正面視にて左右方向中央位置で下方に膨らむ。ヘッドライトユニット45の左右方向中央位置はステアリングステム18の旋回時であってもブリッジ21の軌道から外れるので、ヘッドライトの透光面47aの広がりは良好に増加することができる。
本実施形態に係るヘッドライトユニット45では、レンズ47の下縁とハウジング49との合わせ面48は、ヘッドパイプ14の軸方向視で、左右端および左右方向中央位置の間でそれぞれブリッジ21から遠ざかる波形状に形成される。レンズ47の下縁とハウジング49の合わせ面48とは波形状に形成されるので、できる限り後方にヘッドライトユニット45が配置されても、ブリッジ21およびフロントフォーク22とヘッドライトユニット45との干渉は回避されることができる。ヘッドライトユニット45はコンパクトな外観の形成に大いに貢献することができる。
本実施形態では、ハウジング49にブリッジ21の軌道に沿って窪む凹部66L、66Rが形成される。凹部66L、66Rの働きでできる限り後方にヘッドライトユニット45は配置されることができる。こうしてヘッドライトユニット45はコンパクトな外観の形成に大いに貢献することができる。凹部66L、66Rはできる限りヘッドライトユニット45の容積の減少を抑制する。ヘッドライトユニット45の容積は確保される。ヘッドライトユニット45内で対流による放熱は促進される。良好な熱マネジメント性は確保される。
ハウジング49の凹部66L、66Rはリフレクター46の後面に近づくように窪む。すなわち、リフレクター46は薄板の後面を凹部66L、66Rに近接するように凹部66L、66Rの前方上方に配置される。こうしてハウジング49の凹部66L、66Rはリフレクター46との干渉を回避しながら配置されるので、広範な配向を実現しつつコンパクトなヘッドライトユニット45は形成されることができる。
本実施形態に係るフロントカバー24aではレンズ47のヘッドライトの透光面47aは下方にいくにつれて後方に変位するように傾斜する。こういった場合には、ヘッドライトユニット45の下縁でレンズ47とハウジング49との合わせ面48が比較的に後方に位置することから、ヘッドライトユニット45内の容量を確保することが難しいものの、本実施形態では合わせ面48が「M字」形状に形成されることで容量は確保されやすいことが理解される。
本実施形態に係るヘッドライトユニット45では「M字」形状の2つの頂点部47pは、正面視で、左右のフロントフォーク22の軸心22xよりも内側に配置される(このとき、前輪WFは直進走行を実現するように正面を向く)。したがって、旋回にあたって最大限にヘッドパイプ14に対してステアリングステム18が左右に回転してもフロントフォーク22の上端(すなわちブリッジ21)とヘッドライトユニット45との間に容易にクリアランスは確保されることができる。
ヘッドライトユニット45では凹部66L、66Rの左右方向に外側でハウジング49には凹部66L、66Rよりも下方に膨らむ膨出部67が形成される。膨出部67はヘッドライトユニット45の容量の確保に寄与することができる。ヘッドライトユニット45内で対流による放熱は促進される。良好な熱マネジメント性は確保されることができる。
11…鞍乗り型車両(自動二輪車)、14…ヘッドパイプ、18…ステアリングステム、21…ブリッジ、22…フロントフォーク、24a…フロントカバー、45…ヘッドライトユニット、46…リフレクター、47…レンズ、47a…ヘッドライトの透光面、48…合わせ面、49…ハウジング、66L…凹部、66R…凹部、WF…操舵輪(前輪)。

Claims (4)

  1. ヘッドパイプ(14)と、
    前記ヘッドパイプ(14)に操舵可能に支持されるステアリングステム(18)と、
    前記ステアリングステム(18)にブリッジ(21)を介して連結され、下端で回転自在に操舵輪(WF)を支持するフロントフォーク(22)と、
    前記ヘッドパイプ(14)を覆うフロントカバー(24a)と、
    前記フロントカバー(24a)に組み込まれて、ヘッドライトの透光面(47a)を形成するレンズ(47)で覆われるリフレクター(46)を有するヘッドライトユニット(45)と
    を備える鞍乗り型車両(11)において、
    前記レンズ(47)の前記ヘッドライトの透光面(47a)は、正面視で前記ブリッジ(21)の左右端よりも外側に位置し、左右端に近づくほど下方に位置する下縁を有し、
    前記ヘッドライトの透光面(47a)の前記下縁は、正面視にて左右方向中央位置で下方に膨らむとともに、それの左右端と左右方向中央位置との間に、上方に凸の頂点部(47p)を有し、正面視でそれの左右端および左右方向中央位置の何れかから前記頂点部(47p)に連なる部分で湾曲することを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. ヘッドパイプ(14)と、
    前記ヘッドパイプ(14)に操舵可能に支持されるステアリングステム(18)と、
    前記ステアリングステム(18)にブリッジ(21)を介して連結され、下端で回転自在に操舵輪(WF)を支持するフロントフォーク(22)と、
    前記ヘッドパイプ(14)を覆うフロントカバー(24a)と、
    前記フロントカバー(24a)に組み込まれて、ヘッドライトの透光面(47a)を形成するレンズ(47)で覆われるリフレクター(46)を有するヘッドライトユニット(45)と
    を備える鞍乗り型車両(11)において、
    前記レンズ(47)の前記ヘッドライトの透光面(47a)は、正面視で前記ブリッジ(21)の左右端よりも外側に位置し、左右端に近づくほど下方に位置する下縁を有し、
    前記ヘッドライトユニット(45)は、前記リフレクター(46)を支持し前記レンズ(47)に結合されるハウジング(49)を備え、前記レンズ(47)の下縁と前記ハウジング(49)との合わせ面(48)は、前記ヘッドパイプ(14)の軸方向視で、左右端および左右方向中央位置の間でそれぞれ前記ブリッジ(21)から遠ざかる波形状に形成されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  3. 請求項に記載の鞍乗り型車両において、前記ハウジング(49)には、前記ブリッジ(21)の軌道に沿って窪む凹部(66L、66R)が形成されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  4. 請求項に記載の鞍乗り型車両において、前記リフレクター(46)の上方に配置されて下向きに光を照射する光源を備え、前記リフレクター(46)は、下方にいくにつれて前方に変位するように傾斜する薄板から形成され、前記リフレクター(46)は前記薄板の後面を前記凹部に近接するように前記凹部(66L、66R)の前方上方に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。
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