JP7075289B2 - 仕訳作成装置、仕訳作成方法および仕訳作成プログラム - Google Patents
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Description
建設業等において賃貸物件を多く持つ企業では、全費用金額に対し固定資産の償却資産税額が多く、テナント別(物件別)かつ月別に正確な償却資産税額を仕訳計上することが求められる。しかしながら、当該仕訳を自動計上する仕組みは、従来システム化されていなかった。
本実施形態に係る仕訳作成装置100の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、仕訳作成装置100の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態に係る処理の具体例について説明する。本項目においては、●●ビルに入居するテナントである物件X、物件Yおよび物件Zそれぞれの2017年4月度の償却資産税(租税公課)を含む仕訳を作成するという場面を例にとって、説明をする。なお、前提条件として、固定資産登録テーブル106a、月度期間マスタ106bおよび配賦率管理マスタ106cにおける内容は、図3に示すとおりであるとする。
元データ作成部102aは、固定資産登録テーブル106a中の償却資産税を、月度期間マスタ106b中の月度の数で割ることにより、前記月度別の前記償却資産税を含む仕訳作成元データ106dを作成する。
取得部102bは、配賦率管理マスタ106cから、固定資産登録テーブル106a中の建物識別データ(資産名)と同じものと紐付く配賦率を取得する。
算出部102cは、仕訳作成元データ106d中の月度別の償却資産税を、取得部102bで取得した配賦率に応じて按分することにより、前記テナント別(物件別)かつ前記月度別の償却資産税を算出する。
仕訳作成部102dは、算出部102cで算出した前記テナント別(物件別)かつ前記月度別の償却資産税を含む仕訳を作成する。
PL作成部102eは、算出部102cで算出した前記テナント別(物件別)かつ前記月度別の償却資産税を含む損益計算書(PL)を作成する。
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
102 制御部
102a 元データ作成部
102b 取得部
102c 算出部
102d 仕訳作成部
102e PL作成部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 固定資産登録テーブル
106b 月度期間マスタ
106c 配賦率管理マスタ
106d 仕訳作成元データ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
Claims (5)
- 制御部および記憶部を備え、同一の建物内に複数のテナントが入居する場合において、前記テナント別かつ月度別の償却資産税を含む仕訳を作成する仕訳作成装置であって、
前記記憶部には、
前記建物を識別するための建物識別データと前記建物についての前記償却資産税とを含む建物管理テーブルと、
前記月度を含む月度マスタと、
建物識別データと前記テナントについての所定の要素に応じて設定された配賦率であって前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税の算出に用いるものとを含む配賦率管理マスタと、
が格納されており、
前記制御部は、
前記建物管理テーブル中の前記償却資産税を、前記月度マスタ中の前記月度の数で割ることにより、前記月度別の前記償却資産税を含む仕訳作成元データを作成する元データ作成手段と、
前記配賦率管理マスタから、前記建物管理テーブル中の前記建物識別データと同じものと紐付く配賦率を取得する取得手段と、
前記仕訳作成元データ中の前記月度別の前記償却資産税を、前記取得手段で取得した前記配賦率に応じて按分することにより、前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出した前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税を含む仕訳を作成する仕訳作成手段と、
を備えること、
を特徴とする仕訳作成装置。 - 前記所定の要素が、前記建物内での前記テナント別の専有面積または賃料であること、
を特徴とする請求項1に記載の仕訳作成装置。 - 前記制御部は、
前記算出手段で算出した前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税を含む益計算書を作成するPL作成手段
を更に備えること、
を特徴とする請求項1または2に記載の仕訳作成装置。 - 制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される、同一の建物内に複数のテナントが入居する場合において、前記テナント別かつ月度別の償却資産税を含む仕訳を作成する仕訳作成方法であって、
前記記憶部には、
前記建物を識別するための建物識別データと前記建物についての前記償却資産税とを含む建物管理テーブルと、
前記月度を含む月度マスタと、
建物識別データと前記テナントについての所定の要素に応じて設定された配賦率であって前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税の算出に用いるものとを含む配賦率管理マスタと、
が格納されており、
前記制御部で実行される、
前記建物管理テーブル中の前記償却資産税を、前記月度マスタ中の前記月度の数で割ることにより、前記月度別の前記償却資産税を含む仕訳作成元データを作成する元データ作成ステップと、
前記配賦率管理マスタから、前記建物管理テーブル中の前記建物識別データと同じものと紐付く配賦率を取得する取得ステップと、
前記仕訳作成元データ中の前記月度別の前記償却資産税を、前記取得ステップで取得した前記配賦率に応じて按分することにより、前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税を算出する算出ステップと、
前記算出ステップで算出した前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税を含む仕訳を作成する仕訳作成ステップと、
を含むこと、
を特徴とする仕訳作成方法。 - 制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための、同一の建物内に複数のテナントが入居する場合において、前記テナント別かつ月度別の償却資産税を含む仕訳を作成する仕訳作成プログラムであって、
前記記憶部には、
前記建物を識別するための建物識別データと前記建物についての前記償却資産税とを含む建物管理テーブルと、
前記月度を含む月度マスタと、
建物識別データと前記テナントについての所定の要素に応じて設定された配賦率であって前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税の算出に用いるものとを含む配賦率管理マスタと、
が格納されており、
前記制御部に実行させるための、
前記建物管理テーブル中の前記償却資産税を、前記月度マスタ中の前記月度の数で割ることにより、前記月度別の前記償却資産税を含む仕訳作成元データを作成する元データ作成ステップと、
前記配賦率管理マスタから、前記建物管理テーブル中の前記建物識別データと同じものと紐付く配賦率を取得する取得ステップと、
前記仕訳作成元データ中の前記月度別の前記償却資産税を、前記取得ステップで取得した前記配賦率に応じて按分することにより、前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税を算出する算出ステップと、
前記算出ステップで算出した前記テナント別かつ前記月度別の前記償却資産税を含む仕訳を作成する仕訳作成ステップと、
を含むこと、
を特徴とする仕訳作成プログラム。
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