JP6915324B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品に関する。
直方体形状を呈しており、実装面とされる主面と、互いに対向していると共に主面と隣り合う一対の端面と、一対の端面と主面とに隣り合う側面と、を有している素体と、一対の端面が対向している方向での素体の両端部にそれぞれ複数配置されている外部電極と、を備えている電子部品が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された電子部品では、外部電極は、焼結金属層と、焼結金属層上と素体上とわたって形成されている導電性樹脂層と、を有している。
特開平8−107038号公報
本発明の一つの態様は、導電性樹脂層を形成するために使用される導電性樹脂ペーストの量の増加が抑制され、かつ、素体におけるクラックの発生が抑制されている電子部品を提供することを目的とする。
本発明者らの調査研究の結果、以下の事項が判明した。電子部品が電子機器にはんだ実装されている場合、電子機器から電子部品に作用する外力が、はんだ実装の際に形成されたはんだフィレットから外部電極を通して素体に応力として作用することがある。このとき、応力は、焼結金属層の端縁に集中する傾向があるため、当該端縁が起点となって、素体にクラックが発生するおそれがある。応力は、特に、主面に直交する方向から見たときの焼結金属層の端縁、及び、側面に直交する方向から見たときの焼結金属層の主面側の端部領域の端縁に集中する傾向がある。
本発明の一つの態様に係る電子部品は、直方体形状を呈しており、実装面とされる主面と、互いに対向していると共に主面と隣り合う一対の端面と、一対の端面と主面とに隣り合う側面と、を有している素体と、一対の端面が対向している方向での素体の両端部にそれぞれ配置されている外部電極と、を備え、外部電極は、焼結金属層と、焼結金属層上と素体上とにわたって形成されている導電性樹脂層と、を有し、主面に直交する方向から見たとき、焼結金属層の全体が導電性樹脂層で覆われ、側面に直交する方向から見たとき、焼結金属層の主面側の端部領域が導電性樹脂層で覆われていると共に、導電性樹脂層の端縁が焼結金属層の端縁と交差している。
本発明の上記一つの態様に係る電子部品では、主面に直交する方向から見たとき、焼結金属層の全体が導電性樹脂層で覆われているので、当該焼結金属層の端縁に応力が集中し難い。側面に直交する方向から見たとき、焼結金属層の主面側の端部領域が導電性樹脂層で覆われているので、当該端部領域の端縁に応力が集中し難い。これらの結果、クラックが素体に発生するのが抑制される。
本発明の上記一つの態様では、側面に直交する方向から見たとき、導電性樹脂層の端縁が焼結金属層の端縁と交差している。すなわち、焼結金属層の全体が、導電性樹脂層で覆われているのではなく、焼結金属層は、導電性樹脂層から露出している領域を含んでいる。したがって、本発明の上記一つの態様では、導電性樹脂層を形成するために使用される導電性樹脂ペーストの量の増加が抑制される。
外部電極は、側面上と、端面と側面との間に位置している稜線部上とに配置されている第一電極部を有していてもよい。この場合、第一電極部は、焼結金属層が導電性樹脂層から露出している第一領域と、焼結金属層が導電性樹脂層で覆われていると共に第一領域よりも主面寄りに位置している第二領域と、を有していてもよく、一対の端面が対向している方向での第二領域の幅は、主面から離れるにしたがって小さくなっていてもよい。本形態では、導電性樹脂層を形成するために使用される導電性樹脂ペーストの量の増加がより一層抑制される。
側面に直交する方向から見たとき、第二領域の端縁は、略円弧状であってもよい。側面に直交する方向から見たとき、第二領域の端縁は、略直線状であってもよい。側面に直交する方向から見たとき、第二領域の端縁は、交差する二辺を有していてもよい。
本発明の一つの態様によれば、導電性樹脂層を形成するために使用される導電性樹脂ペーストの量の増加が抑制され、かつ、素体におけるクラックの発生が抑制されている電子部品を提供することができる。
第1実施形態に係る積層コンデンサの斜視図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサの側面図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサの断面構成を説明するための図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサの断面構成を説明するための図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサの断面構成を説明するための図である。 素体、第一電極層、及び第二電極層を示す平面図である。 素体、第一電極層、及び第二電極層を示す側面図である。 素体、第一電極層、及び第二電極層を示す端面図である。 第1実施形態に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。 第1実施形態の変形例に係る積層コンデンサの側面図である。 第1実施形態の変形例に係る積層コンデンサの側面図である。 第1実施形態の変形例に係る積層コンデンサの側面図である。 第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの平面図である。 第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの平面図である。 第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの側面図である。 第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの端面図である。 第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの断面構成を説明するための図である。 第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの断面構成を説明するための図である。 第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの断面構成を説明するための図である。 素体、第一電極層、及び第二電極層を示す側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1〜図8を参照して、第1実施形態に係る積層コンデンサC1の構成を説明する。図1は、第1実施形態に係る積層コンデンサの斜視図である。図2は、第1実施形態に係る積層コンデンサの側面図である。図3、図4、及び図5は、第1実施形態に係る積層コンデンサの断面構成を説明するための図である。図6は、素体、第一電極層、及び第二電極層を示す平面図である。図7は、素体、第一電極層、及び第二電極層を示す側面図である。図8は、素体、第一電極層、及び第二電極層を示す端面図である。第1実施形態では、電子部品として積層コンデンサC1を例に説明する。
積層コンデンサC1は、図1に示されるように、直方体形状を呈している素体3と、素体3の外表面に配置されている一対の外部電極5と、を有している。一対の外部電極5は、互いに離間している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。
素体3は、外表面として、互いに対向している長方形状の一対の主面3a,3bと、互いに対向している長方形状の一対の側面3cと、互いに対向している一対の端面3eと、を有している。一対の主面3a,3bが対向している方向が第一方向D1であり、一対の側面3cが対向している方向が第二方向D2であり、一対の端面3eが対向している方向が第三方向D3である。
第一方向D1は、各主面3a,3bに直交する方向であり、第二方向D2と直交している。第三方向D3は、各主面3a,3bと各側面3cとに平行な方向であり、第一方向D1と第二方向D2とに直交している。第二方向D2は、各側面3cに直交する方向であり、第三方向D3は、各端面3eに直交する方向である。第1実施形態では、素体3の第三方向D3での長さは、素体3の第一方向D1での長さより大きく、かつ、素体3の第二方向D2での長さより大きい。第三方向D3が、素体3の長手方向である。
一対の側面3cは、一対の主面3a,3bの間を連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面3cは、第三方向D3にも延在している。一対の端面3eは、一対の主面3a,3bの間を連結するように第一方向D1に延在している。一対の端面3eは、第二方向D2にも延在している。
素体3は、外表面として、一対の稜線部3gと、一対の稜線部3hと、四つの稜線部3iと、一対の稜線部3jと、一対の稜線部3kと、を有している。稜線部3gは、端面3eと主面3aとの間に位置している。稜線部3hは、端面3eと主面3bとの間に位置している。稜線部3iは、端面3eと側面3cとの間に位置している。稜線部3jは、主面3aと側面3cとの間に位置している。稜線部3kは、主面3bと側面3cとの間に位置している。本実施形態では、各稜線部3g,3h,3i,3j,3kは、湾曲するように丸められており、素体3には、いわゆるR面取り加工が施されている。
端面3eと主面3aとは、稜線部3gを介して、間接的に隣り合っている。端面3eと主面3bとは、稜線部3hを介して、間接的に隣り合っている。端面3eと側面3cとは、稜線部3iを介して、間接的に隣り合っている。主面3aと側面3cとは、稜線部3jを介して、間接的に隣り合っている。主面3bと側面3cとは、稜線部3kを介して、間接的に隣り合っている。
素体3は、一対の主面3a,3bが対向している方向(第一方向D1)に複数の誘電体層が積層されて構成されている。素体3では、複数の誘電体層の積層方向が第一方向D1と一致する。各誘電体層は、たとえば誘電体材料(BaTiO系、Ba(Ti,Zr)O系、又は(Ba,Ca)TiO系などの誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成されている。実際の素体3では、各誘電体層は、各誘電体層の間の境界が視認できない程度に一体化されている。素体3では、複数の誘電体層の積層方向が第二方向D2と一致していてもよい。
積層コンデンサC1は、電子機器(たとえば、回路基板又は電子部品など)に、はんだ実装される。積層コンデンサC1では、主面3aが、電子機器に対向する実装面とされる。
積層コンデンサC1は、図3、図4、及び図5に示されるように、内部導体として、それぞれ複数の内部電極7,9を備えている。内部電極7,9は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料からなる。導電性材料として、卑金属(たとえば、Ni又はCuなど)が用いられる。内部電極7,9は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。第1実施形態では、内部電極7,9は、Niからなる。
内部電極7と内部電極9とは、第一方向D1において異なる位置(層)に配置されている。すなわち、内部電極7と内部電極9とは、素体3内において、第一方向D1に間隔を有して対向するように交互に配置されている。内部電極7と内部電極9とは、互いに極性が異なる。複数の誘電体層の積層方向が第二方向D2である場合、内部電極7と内部電極9とは、第二方向D2において異なる位置(層)に配置される。内部電極7,9の一端部は、対応する端面3eに露出している。
外部電極5は、図2にも示されるように、素体3における端面3e側に、すなわち素体3の第三方向D3での端部にそれぞれ配置されている。外部電極5は、図3、図4、及び図5に示されるように、主面3a上及び稜線部3g上に配置されている電極部5aと、稜線部3h上に配置されている電極部5bと、各稜線部3i上に配置されている電極部5cと、対応する端面3eに配置されている電極部5eを有している。外部電極5は、稜線部3j上に配置されている電極部も有している。外部電極5は、一つの主面3a、及び一つの端面3eの五つの面、並びに、稜線部3g,3h,3i,3jに形成されている。互いに隣り合う電極部5a,5b,5c,5e同士は、接続されており、電気的に接続されている。本実施形態では、外部電極5は、主面3b上に意図的に形成されていない。
端面3eに配置されている電極部5eは、対応する内部電極7,9の端面3eに露出した一端部をすべて覆っている。内部電極7,9は、対応する電極部5eに直接的に接続されている。内部電極7,9は、対応する外部電極5に電気的に接続されている。
外部電極5は、図3、図4、及び図5に示されるように、第一電極層E1、第二電極層E2、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。第四電極層E4は、外部電極5の最外層を構成している。各電極部5a,5c,5eは、第一電極層E1、第二電極層E2、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。電極部5bは、第一電極層E1、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。
電極部5aの第一電極層E1は、稜線部3g上に配置されており、主面3a上には配置されていない。主面3aは、第一電極層E1に覆われておらず、第一電極層E1から露出している。電極部5aの第二電極層E2は、第一電極層E1上及び主面3a上に配置されており、第一電極層E1の全体が第二電極層E2で覆われている。電極部5aの第二電極層E2は、主面3aと接している。電極部5aは、稜線部3g上では四層構造を有しており、主面3a上では三層構造を有している。
電極部5bの第一電極層E1は、稜線部3h上に配置されており、主面3b上には配置されていない。主面3bは、第一電極層E1に覆われておらず、第一電極層E1から露出している。電極部5bは、第二電極層E2を有していない。電極部5bは、三層構造である。
電極部5cの第一電極層E1は、稜線部3i上に配置されており、側面3c上には配置されていない。側面3cは、第一電極層E1に覆われておらず、第一電極層E1から露出している。電極部5cの第二電極層E2は、第一電極層E1上及び側面3c上に配置されており、第一電極層E1の一部が第二電極層E2で覆われている。電極部5cの第二電極層E2は、側面3cと接している。
電極部5cは、領域5cと領域5cとを有している。領域5cは、領域5cよりも主面3a寄りに位置している。領域5cは、第一電極層E1、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。領域5cは、第二電極層E2を有していない。領域5cは、三層構造である。領域5cは、第一電極層E1、第二電極層E2、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。領域5cは、稜線部3i上では四層構造を有しており、側面3c上では三層構造を有している。領域5cは、第一電極層E1が第二電極層E2から露出している領域である。領域5cは、第一電極層E1が第二電極層E2で覆われている領域である。
電極部5eの第一電極層E1は、端面3e上に配置されており、端面3eの全体が第一電極層E1に覆われている。電極部5eの第二電極層E2は、第一電極層E1上に配置されており、第一電極層E1の一部が第二電極層E2で覆われている。
電極部5eは、領域5eと領域5eとを有している。領域5eは、領域5eよりも主面3a寄りに位置している。領域5eは、第一電極層E1、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。領域5eは、第二電極層E2を有していない。領域5eは、三層構造である。領域5eは、第一電極層E1、第二電極層E2、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。すなわち、領域5eは、四層構造である。領域5eは、第一電極層E1が第二電極層E2から露出している領域である。領域5eは、第一電極層E1が第二電極層E2で覆われている領域である。
第一電極層E1は、導電性ペーストを素体3の表面に付与して焼き付けることにより形成されている。第一電極層E1は、端面3e及び稜線部3g,3h,3iを覆うように形成されている。第一電極層E1は、導電性ペーストに含まれる金属成分(金属粉末)が焼結して形成された焼結金属層である。すなわち、第一電極層E1は、素体3に形成された焼結金属層である。第一電極層E1は、一対の主面3a,3b及び一対の側面3cに意図的に形成されていない。たとえば製造誤差などにより、第一電極層E1が意図せず主面3a,3b及び側面3cに形成されていてもよい。
本実施形態では、第一電極層E1は、Cuからなる焼結金属層である。第一電極層E1は、Niからなる焼結金属層であってもよい。このように、第一電極層E1は、卑金属を含んでいる。導電性ペーストには、Cu又はNiからなる粉末に、ガラス成分、有機バインダ、及び有機溶剤を混合したものが用いられている。
第二電極層E2は、第一電極層E1上、主面3a上、及び一対の側面3c上に付与された導電性樹脂を硬化させることにより形成されている。第二電極層E2は、第一電極層E1上と素体3上とにわたって形成されている。本実施形態では、第二電極層E2は、第一電極層E1の一部の領域(電極部5a、電極部5cの領域5c、及び電極部5eの領域5eに対応する領域)を覆うように形成されている。第二電極層E2は、稜線部3jを覆うように形成されている。第一電極層E1は、第二電極層E2を形成するための下地金属層でもある。第二電極層E2は、第一電極層E1上に形成された導電性樹脂層である。
導電性樹脂には、樹脂(たとえば、熱硬化性樹脂など)に導電性材料(たとえば、金属粉末など)及び有機溶媒などを混合したものが用いられる。金属粉末としては、たとえば、Ag粉末又はCu粉末などが用いられる。熱硬化性樹脂としては、たとえば、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、又はポリイミド樹脂などが用いられる。
第三電極層E3は、第二電極層E2上と、第一電極層E1(第二電極層E2から露出している部分)上とにめっき法により形成されている。本実施形態では、第三電極層E3は、第一電極層E1上及び第二電極層E2上にNiめっきにより形成されたNiめっき層である。第三電極層E3は、Snめっき層、Cuめっき層、又はAuめっき層であってもよい。このように、第三電極層E3は、Ni、Sn、Cu、又はAuを含んでいる。
第四電極層E4は、第三電極層E3上にめっき法により形成されている。本実施形態では、第四電極層E4は、第三電極層E3上にSnめっきにより形成されたSnめっき層である。第四電極層E4は、Cuめっき層又はAuめっき層であってもよい。このように、第四電極層E4は、Sn、Cu、又はAuを含んでいる。第三電極層E3と第四電極層E4とは、第二電極層E2に形成されるめっき層を構成している。すなわち、本実施形態では、第二電極層E2に形成されるめっき層は、二層構造を有している。
各電極部5a,5b,5c,5eが有している第一電極層E1は、一体的に形成されている。各電極部5a,5c,5eが有している第二電極層E2は、一体的に形成されている。各電極部5a,5b,5c,5eが有している第三電極層E3は、一体的に形成されている。各電極部5a,5b,5c,5eが有している第四電極層E4は、一体的に形成されている。
図6に示されるように、第一方向D1から見たとき、第一電極層E1(電極部5aの第一電極層E1)の全体が第二電極層E2で覆われている。第一方向D1から見たとき、第一電極層E1(電極部5aの第一電極層E1)は、第二電極層E2から露出していない。
図7に示されているように、第二方向D2から見たとき、第一電極層E1の主面3a側の端部領域(領域5cが有する第一電極層E1)が第二電極層E2で覆われていると共に、第二電極層E2の端縁E2eが第一電極層E1の端縁E1eと交差している。第二方向D2から見たとき、第一電極層E1の主面3b側の端部領域(領域5cが有する第一電極層E1)は、第二電極層E2から露出している。
図8に示されるように、第三方向D3から見たとき、第一電極層E1の主面3a側の端部領域(領域5eが有する第一電極層E1)が第二電極層E2で覆われていると共に、第二電極層E2の端縁E2eが第一電極層E1上に位置している。第三方向D3から見たとき、第一電極層E1の主面3b側の端部領域(領域5eが有する第一電極層E1)は、第二電極層E2から露出している。
第三方向D3での領域5cの幅は、図2に示されるように、主面3a(電極部5a)から離れるにしたがって小さくなっている。第一方向D1での領域5cの幅は、端面3e(電極部5e)から離れるにしたがって小さくなっている。本実施形態では、第二方向D2から見たとき、領域5cの端縁は、略円弧状である。第二方向D2から見たとき、領域5cは、略扇形状を呈している。本実施形態では、図7に示されるように、第二方向D2から見たときの第二電極層E2の幅が、主面3aから離れるにしたがって小さくなっており、第二電極層E2の端縁E2eは、略円弧状である。
以上のように、第1実施形態では、第一方向D1から見たとき、第一電極層E1(電極部5aの第一電極層E1)の全体が第二電極層E2で覆われているので、電極部5aの第一電極層E1の端縁に応力が集中し難い。第二方向D2から見たとき、第一電極層E1の主面3a側の端部領域(領域5cが有する第一電極層E1)が第二電極層E2で覆われているので、領域5cが有する第一電極層E1の端縁に応力が集中し難い。これらの結果、積層コンデンサC1では、クラックが素体3に発生するのが抑制される。
積層コンデンサC1では、第二方向D2から見たとき、第二電極層E2の端縁E2eが第一電極層E1の端縁E1eと交差している。すなわち、第一電極層E1の全体が、第二電極層E2で覆われているのではなく、第一電極層E1は、第二電極層E2から露出している領域を含んでいる。したがって、積層コンデンサC1では、第二電極層E2を形成するために使用される導電性樹脂ペーストの量の増加が抑制される。
第二電極層E2は、導電性材料(たとえば、金属粉末など)と樹脂(たとえば、熱硬化性樹脂など)とを含む。第二電極層E2の電気抵抗は、第一電極層E1の電気抵抗に比して大きい。電極部5eの領域5eでは、第一電極層E1が第二電極層E2から露出している、すなわち、領域5eが第二電極層E2を有していないので、領域5eでは、第二電極層E2を介することなく、第一電極層E1と電子機器との電気的な接続が実現される。したがって、積層コンデンサC1では、ESR(等価直列抵抗)の増大が抑制されている。
電極部5cの領域5cが第二電極層E2を有しているので、外部電極5が電極部5cを有している場合でも、外部電極5の端縁に応力が集中し難く、当該端縁がクラックの起点となり難い。したがって、積層コンデンサC1では、クラックが素体3に発生するのが確実に抑制される。
電極部5eの領域5eが第二電極層E2を有しているので、外部電極5が電極部5eを有している場合でも、外部電極5の端縁に応力が集中し難い。したがって、積層コンデンサC1では、クラックが素体3に発生するのが確実に抑制される。
積層コンデンサC2では、第三方向D3での領域5cの幅は、主面3aから離れるにしたがって小さくなっている。すなわち、第二方向D2から見たときの第二電極層E2の幅が、主面3aから離れるにしたがって小さくなっている。このため、クラックが素体3に発生するのが抑制されつつ、第二電極層E2を形成するために使用される導電性樹脂ペーストの量がより一層低減される。
続いて、図9を参照して、積層コンデンサC1の実装構造を説明する。図9は、第1実施形態に係る積層コンデンサの実装構造を説明するための図である。
図9に示されるように、電子部品装置ECD1は、積層コンデンサC1と、電子機器EDと、を備えている。電子機器EDは、たとえば、回路基板又は電子部品である。
積層コンデンサC1は、電子機器EDにはんだ実装されている。電子機器EDは、主面EDaと、二つのパッド電極PE1,PE2とを有している。各パッド電極PE1,PE2は、主面EDaに配置されている。二つのパッド電極PE1,PE2は、互いに離間している。積層コンデンサC1は、実装面である主面3aと主面EDaとが対向するように、電子機器EDに配置されている。
積層コンデンサC1がはんだ実装される場合、溶融したはんだが外部電極5(第四電極層E4)を濡れ上がる。濡れ上がったはんだが固化することにより、外部電極5にはんだフィレットSFが形成される。対応する外部電極5とパッド電極PE1,PE2とは、はんだフィレットSFを介して連結されている。
はんだフィレットSFは、電極部5eの領域5eと領域5eとに形成されている。すなわち、領域5eだけでなく、第二電極層E2を有していない領域5eが、はんだフィレットSFを介してパッド電極PE1,PE2と連結されている。図示は省略するが、はんだフィレットSFは、電極部5cの領域5cと領域5cとにも形成されている。
電子部品装置ECD1では、上述したように、クラックが素体3に発生するのが抑制されていると共に、ESRの増大が抑制されている。
次に、図10〜図12を参照して、第1実施形態の変形例に係る積層コンデンサC2の構成を説明する。図10〜図12は、本変形例に係る積層コンデンサの側面図である。
積層コンデンサC2は、積層コンデンサC1と同様に、素体3と、一対の外部電極5と、それぞれ複数の内部電極7,9(不図示)と、を備えている。積層コンデンサC2では、領域5c(領域5cが有する第二電極層E2)の形状が積層コンデンサC1と相違している。
図10及び図11に示された積層コンデンサC2では、積層コンデンサC1と同様に、第三方向D3での領域5cの幅は、電極部5aから離れるにしたがって小さくなっている。すなわち、第二方向D2から見たときの第二電極層E2の幅が、電極部5aから離れるにしたがって小さくなっている。
図10に示された積層コンデンサC2では、第二方向D2から見たとき、領域5cの端縁(第二電極層E2の端縁E2e)は、略直線状である。第二方向D2から見たとき、領域5c(領域5cが有する第二電極層E2)は、略三形状を呈している。図11に示された積層コンデンサC2では、第二方向D2から見たとき、領域5cの端縁(第二電極層E2の端縁E2e)は、略円弧状である。
図12に示された積層コンデンサC2では、第三方向D3での領域5c(領域5cが有する第二電極層E2)の幅は、第一方向D1で略同じである。第二方向D2から見たとき、領域5cの端縁(第二電極層E2の端縁E2e)は、第三方向D3に延びる辺と第一方向D1に延びる辺とを有している。本変形例では、第二方向D2から見たとき、領域5c(領域5cが有する第二電極層E2)は、略矩形状を呈している。
(第2実施形態)
図13〜図20を参照して、第2実施形態に係る積層貫通コンデンサC3の構成を説明する。図13及び図14は、第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの平面図である。図15は、第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの側面図である。図16は、第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの端面図である。図17、図18、及び図19は、第2実施形態に係る積層貫通コンデンサの断面構成を説明するための図である。図20は、素体、第一電極層、及び第二電極層を示す側面図である。第2実施形態では、電子部品として積層貫通コンデンサC3を例に説明する。
積層貫通コンデンサC3は、図13〜図16に示されるように、素体3と、素体3の外表面に配置されている一対の外部電極5及び一つの外部電極6を有している。一対の外部電極5及び外部電極6は、それぞれ離間している。一対の外部電極5は、たとえば、信号用端子電極として機能し、外部電極6は、たとえば、接地用端子電極として機能する。
積層貫通コンデンサC3は、図17、図18、及び図19に示されるように、それぞれ複数の内部電極17,19を備えている。内部電極17,19は、内部電極7,9と同じく、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料からなる。第2実施形態でも、内部電極17,19は、Niからなる。
内部電極17と内部電極19とは、第一方向D1において異なる位置(層)に配置されている。すなわち、内部電極17と内部電極19とは、素体3内において、第一方向D1に間隔を有して対向するように交互に配置されている。内部電極17と内部電極19とは、互いに極性が異なる。複数の誘電体層の積層方向が第二方向D2である場合、内部電極17と内部電極19とは、第二方向D2において異なる位置(層)に配置される。内部電極17の端部は、一対の端面3eに露出している。内部電極19の端部は、一対の側面3cに露出している。
外部電極5は、積層コンデンサC1の外部電極5と同じく、素体3における端面3e側に、すなわち素体3の第三方向D3での端部にそれぞれ配置されている。外部電極5は、主面3a上及び稜線部3g上に配置されている電極部5aと、稜線部3h上に配置されている電極部5bと、各稜線部3i上に配置されている電極部5cと、対応する端面3eに配置されている電極部5eを有している。外部電極5は、稜線部3j上に配置されている電極部も有している。
電極部5eは、内部電極17の端面3eに露出した一端部をすべて覆っている。内部電極17は、電極部5eに直接的に接続されている。内部電極17は、一対の外部電極5に電気的に接続されている。
積層貫通コンデンサC3では、図12に示された積層コンデンサC2と同じく、第三方向D3での領域5c(領域5cが有する第二電極層E2)の幅は、第一方向D1で略同じである。第二方向D2から見たとき、領域5cの端縁(第二電極層E2の端縁E2e)は、第三方向D3に延びる辺と第一方向D1に延びる辺とを有している。第二方向D2から見たとき、領域5c(領域5cが有する第二電極層E2)は、略矩形状を呈している。積層貫通コンデンサC3では、第三方向D3での領域5c(領域5cが有する第二電極層E2)の幅は、第一方向D1で略同じである。
外部電極6は、素体3の第三方向D3での中央部分に配置されており、第三方向D3で見て、一対の外部電極5の間に位置している。外部電極6は、主面3a上に配置されている電極部6aと、側面3c上及び稜線部3j,3k上に配置されている一対の電極部6cを有している。外部電極6は、主面3a及び一対の側面3cの三つの面、並びに、稜線部3j,3kに形成されている。互いに隣り合う電極部6a,6c同士は、接続されており、電気的に接続されている。
電極部6cは、内部電極19の側面3cに露出した端部をすべて覆っている。内部電極19は、各電極部6cに直接的に接続されている。内部電極19は、一つの外部電極6に電気的に接続されている。
外部電極6も、図17、図18、及び図19に示されるように、第一電極層E1、第二電極層E2、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。第四電極層E4は、外部電極6の最外層を構成している。電極部6aは、第二電極層E2、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。各電極部6cは、第一電極層E1、第二電極層E2、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。
電極部6aの第二電極層E2は、主面3a上に配置されている。電極部6aは、第一電極層E1を有していない。電極部5aの第二電極層E2は、主面3aと接している。電極部5aは、三層構造を有している。
電極部6cの第一電極層E1は、側面3c上及び稜線部3j,3k上に配置されている。電極部6cの第二電極層E2は、第一電極層E1上、側面3c上、及び稜線部3j上に配置されており、第一電極層E1の一部が第二電極層E2で覆われている。電極部6cの第二電極層E2は、側面3c及び稜線部3jと接している。
電極部6cは、領域6cと領域6cとを有している。領域6cは、領域6cよりも主面3a寄りに位置している。領域6cは、第一電極層E1、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。領域6cは、第二電極層E2を有していない。領域6cは、三層構造である。領域6cは、第一電極層E1、第二電極層E2、第三電極層E3、及び第四電極層E4を有している。領域6cは、四層構造を有している。領域6cは、第一電極層E1が第二電極層E2から露出している領域である。領域6cは、第一電極層E1が第二電極層E2で覆われている領域である。
第一電極層E1は、側面3c及び稜線部3j,3kを覆うように形成されている。第一電極層E1は、一対の主面3a,3bに意図的に形成されていない。たとえば製造誤差などにより、第一電極層E1が意図せず主面3a,3bに形成されていてもよい。
第二電極層E2は、第一電極層E1上と素体3上とにわたって形成されている。本実施形態では、第二電極層E2は、第一電極層E1の一部の領域(電極部6cの領域6cに対応する領域)を覆うように形成されている。第二電極層E2は、主面3aの一部の領域、側面3cの一部の領域、及び稜線部3jの一部の領域を覆うようにも形成されている。
第三電極層E3は、第二電極層E2上と、第一電極層E1(第二電極層E2から露出している部分)上とにめっき法により形成されている。第四電極層E4は、第三電極層E3上にめっき法により形成されている。
各電極部6a,6cが有している第二電極層E2は、一体的に形成されている。各電極部6a,6cが有している第三電極層E3は、一体的に形成されている。各電極部6a,6cが有している第四電極層E4は、一体的に形成されている。
図20に示されているように、外部電極6に関し、第二方向D2から見たとき、第一電極層E1の主面3a側の端部領域(領域6cが有する第一電極層E1)が第二電極層E2で覆われていると共に、第二電極層E2の端縁E2eが第一電極層E1の端縁E1eと交差している。第二方向D2から見たとき、第一電極層E1の主面3b側の端部領域(領域6cが有する第一電極層E1)は、第二電極層E2から露出している。
第三方向D3での領域6cの幅は、図15に示されるように、主面3a(電極部6a)から離れるにしたがって小さくなっている。本実施形態では、第二方向D2から見たとき、領域6cの端縁は、略円弧状である。第二方向D2から見たとき、領域6cは、略半円形状を呈している。本実施形態では、図20に示されるように、第二方向D2から見たときの第二電極層E2の幅が、主面3aから離れるにしたがって小さくなっており、領域6cの第二電極層E2の端縁E2eは、略円弧状である。
積層貫通コンデンサC3も、電子機器に、はんだ実装される。積層貫通コンデンサC3では、主面3aが、電子機器に対向する実装面とされる。主面3bが、電子機器に対向する実装面とされてもよい。
以上のように、第2実施形態では、外部電極5だけでなく、外部電極6に関しても、第二方向D2から見たとき、第一電極層E1の主面3a側の端部領域(領域6cが有する第一電極層E1)が第二電極層E2で覆われているので、領域6cが有する第一電極層E1の端縁に応力が集中し難い。この結果、積層貫通コンデンサC3では、クラックが素体3に発生するのが抑制される。
積層貫通コンデンサC3では、外部電極5だけでなく、外部電極6に関しても、第二方向D2から見たとき、第二電極層E2の端縁E2eが第一電極層E1の端縁E1eと交差している。すなわち、第一電極層E1の全体が、第二電極層E2で覆われているのではなく、第一電極層E1は、第二電極層E2から露出している領域を含んでいる。したがって、積層貫通コンデンサC3では、第二電極層E2を形成するために使用される導電性樹脂ペーストの量の増加が抑制される。
電極部6cの領域6cでは、第一電極層E1が第二電極層E2から露出している、すなわち、領域6cが第二電極層E2を有していないので、領域6cでは、第二電極層E2を介することなく、第一電極層E1と電子機器との電気的な接続が実現される。したがって、積層貫通コンデンサC3では、ESRの増大が抑制されている。
電極部6cの領域6cが第二電極層E2を有しているので、外部電極6が電極部6cを有している場合でも、外部電極6の端縁に応力が集中し難く、当該端縁がクラックの起点となり難い。したがって、積層貫通コンデンサC3では、クラックが素体3に発生するのが確実に抑制される。
積層貫通コンデンサC3では、第三方向D3での領域6cの幅は、主面3aから離れるにしたがって小さくなっている。すなわち、第二方向D2から見たときの第二電極層E2の幅が、主面3aから離れるにしたがって小さくなっている。このため、クラックが素体3に発生するのが抑制されつつ、第二電極層E2を形成するために使用される導電性樹脂ペーストの量がより一層低減される。
本実施形態において、領域5cの端縁(第二電極層E2の端縁E2e)は、略直線状であってもよく、略円弧状であってもよい。領域6cの端縁(第二電極層E2の端縁E2e)は、略直線状であってもよく、第三方向D3に延びる辺と第一方向D1に延びる辺とを有していてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
本実施形態では、電子部品として積層コンデンサC1,C2及び積層貫通コンデンサC3を例に説明したが、適用可能な電子部品は、積層コンデンサ及び積層貫通コンデンサに限られない。適用可能な電子部品は、たとえば、積層インダクタ、積層バリスタ、積層圧電アクチュエータ、積層サーミスタ、もしくは積層複合部品などの積層電子部品、又は、積層電子部品以外の電子部品である。
3…素体、3a,3b…主面、3c…側面、3e…端面、3g,3h,3i,3j,3k…稜線部、5,6…外部電極、5a,5b,5c,5e,6a,6c…電極部、5c,5c,5e,5e,6c,6c…電極部の領域、C1,C2…積層コンデンサ、C3…積層貫通コンデンサ、D1…第一方向、D2…第二方向、D3…第三方向、E1…第一電極層、E1e…第一電極層の端縁、E2…第二電極層、E2e…第二電極層の端縁、E3…第三電極層、E4…第四電極層。

Claims (6)

  1. 直方体形状を呈しており、実装面とされる主面と、互いに対向していると共に前記主面と隣り合う一対の端面と、前記一対の端面と前記主面とに隣り合う側面と、を有している素体と、
    前記一対の端面が対向している方向での前記素体の両端部にそれぞれ配置されている外部電極と、を備え、
    前記外部電極は、焼結金属層と、前記焼結金属層上と前記素体上とにわたって形成されている導電性樹脂層と、を有し、
    前記主面に直交する方向から見たとき、前記焼結金属層の全体が前記導電性樹脂層で覆われ、
    前記側面に直交する方向から見たとき、前記焼結金属層の前記主面側の端部領域が前記導電性樹脂層で覆われていると共に、前記導電性樹脂層の端縁が前記焼結金属層の端縁と交差し
    前記端面に直交する方向から見たとき、前記焼結金属層の前記主面側の端部領域が前記導電性樹脂層で覆われていると共に、前記導電性樹脂層の端縁が前記焼結金属層上に位置している、電子部品。
  2. 前記外部電極は、前記側面上と、前記端面と前記側面との間に位置している稜線部上とに配置されている第一電極部を有し、
    前記第一電極部は、前記焼結金属層が前記導電性樹脂層から露出している第一領域と、前記焼結金属層が前記導電性樹脂層で覆われていると共に前記第一領域よりも前記主面寄りに位置している第二領域と、を有しており、
    前記一対の端面が対向している前記方向での前記第二領域の幅は、前記主面から離れるにしたがって小さくなっている、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記側面に直交する前記方向から見たとき、前記第二領域の端縁は、略円弧状である、請求項2に記載の電子部品。
  4. 前記側面に直交する前記方向から見たとき、前記第二領域の端縁は、略直線状である、請求項2に記載の電子部品。
  5. 前記側面に直交する前記方向から見たとき、前記第二領域の端縁は、交差する二辺を有している、請求項2に記載の電子部品。
  6. 前記素体は、前記主面と対向している別の主面を有しており、
    前記端面に直交する方向から見たとき、前記焼結金属層の前記別の主面側の端部領域が前記導電性樹脂層から露出している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子部品。
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