JP6547375B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図11を用いて説明する。先ず、図1〜図6を参照しながら、シート1の基本構成について説明する。本実施例のシート1は、3列シートを備えた自動車の2列目の右側座席として構成されている。上記シート1は、図2に示すように、着座者の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭凭れとなるヘッドレスト4と、肘置きとなるアームレスト10と、を備えた構成となっている。
上述したシートバック2は、シートクッション3の後端部に、左右一対のリクライナ5を介して背凭れ角度の調節を行える状態に連結されている。上記各リクライナ5は、常時はシートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態に切り換えられた状態として保持されている。各リクライナ5は、シートクッション3の乗降ドア(不図示)側に面する車両外側の側部に設けられたリクライニングレバー5Aが引き上げられる操作により、それらのロック状態が一斉に解除されて、シートバック2の背凭れ角度を調節することのできる状態に切り換えられるようになっている。
図3に示すように、シートクッション3は、車両のフロア上に、左右一対のスライドレール6を介して前後方向に位置調節を行える状態に連結されている。上記各スライドレール6は、常時はシートクッション3の位置を固定したスライドロック状態に切り換えられた状態として保持されている。各スライドレール6は、シートクッション3の前下部に設けられたスライドレバー6Aが引き上げられる操作により、それらのスライドロック状態が一斉に解除されて、シートクッション3の前後位置を調節することのできる状態に切り換えられるようになっている。上記各スライドレール6は、スライドレバー6Aの操作が解かれることで附勢によってロック状態に戻されるようになっている。
上記シート1は、上記シートバック2の前倒れに連動して各スライドレール6のスライドロック状態が解除される機構により、シートバック2を前傾姿勢に切り換えて前方側へ退避させることの可能なウォークイン機能を備えた構成とされる。すなわち、上記シート1は、使用者がシート1の車両外側の乗降ドア(不図示)から3列目のシート(不図示)に対して乗り降りする際に、上記ウォークイン機能により前方側へ退避移動されることにより、係る乗降スペースを広く確保することができるようになっている。
そこで、本実施例では、図6に示すように、シートバック2に設けられたアームレスト10に、各スライドレール6のスライドロック状態を解除することのできる機能が備え付けられている。上記アームレスト10は、図1に示すように、シートバック2の乗降ドア(不図示)側に面する車両外側の側部に、幅方向に軸を向ける支軸11によって起倒回転可能な状態に連結されている。上記連結により、アームレスト10は、シートバック2の側部形状に沿った形に起こし上げられた起立位置(図7参照)と、シートバック2の前方側に向かって略水平な角度状態まで前倒しされた前倒れ位置(図8参照)と、の間で起倒回転することができる状態とされている。上記アームレスト10は、上記起立位置(図7参照)と前倒れ位置(図8参照)とに回転したそれぞれの位置で、シートバック2との間に形成された不図示のストッパ構造の当接により係止されるようになっている。
以下、上述したアームレスト10のシートバック2への取付構造、及びアームレスト10の後方移動によって操作される操作機構20の具体的な構成について説明する。図8及び図11に示すように、アームレスト10は、その根元部が、シートバック2の車両外側のサイドフレーム2Aの外側部に溶接された、車両外側にハット型に張り出す支持ブラケット2Bの外側部にあてがわれて、同支持ブラケット2Bの張り出した外側部に対して、車両外側から差し込まれた支軸11により回転可能に連結された状態とされている。
操作機構20は、図8及び図11に示すように、アームレスト10の内側部に取り付けられた操作ピン21と、支持ブラケット2Bの外側部に取り付けられた操作体22と、操作体22と図1で前述した各スライドレール6の解除機構6Bとの間に繋げられたケーブル23と、を有する。操作ピン21は、図8に示すように、上述した長孔12の延びる先端側の延長線上の位置に、軸を幅方向に向けた状態となって設けられている。操作体22は、支持ブラケット2Bの外側部に固定されたベース22Aと、ベース22Aに対して高さ方向にのみスライド可能となるようにガイドされた状態に組み付けられたスライダ22Bと、から構成されている。
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成となっている。すなわち、解除機構6B(操作対象)に操作移動量を伝達するための操作部材が可動式のアームレスト10によって構成されている。このような構成となっていることにより、アームレスト10の可動構造を利用して、解除機構6Bに操作移動量を伝達するための操作部材を別部材のレバー等により専用に設けることなく、合理的に構成することができる。
2 シートバック
2A サイドフレーム
2B 支持ブラケット
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
5 リクライナ
5A リクライニングレバー
6 スライドレール
6A スライドレバー
6B 解除機構(操作対象)
10 アームレスト
11 支軸
12 長孔
13 板ばね
20 操作機構
20A 切換構造
21 操作ピン
22 操作体
22A ベース
22B スライダ
22C 傾斜面
23 ケーブル
Claims (2)
- 操作部材の動作移動量を操作対象に伝達する操作機構を備える乗物用シートであって、
前記操作部材が可動式のアームレストにより構成され、
前記操作対象が、前記アームレストの取り付けられたシート構造体の位置固定状態を解除するための解除機構となっており、
前記アームレストが、シートバックの側部において不使用状態となる起立位置と使用状態となる前倒れ位置との間で起倒回転可能な状態に連結されており、
前記操作機構が、前記アームレストの不使用状態では該アームレストの動作移動量の前記操作対象への伝達を無効にし、前記アームレストの使用状態では該アームレストの動作移動量の前記操作対象への伝達を有効にする切換構造を備えている乗物用シート。 - 請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記解除機構に動作移動量を伝達するための前記アームレストの動作方向が、該動作移動量の伝達により前記解除機構が解除されて前記シート構造体を動かせるようになる動作方向と同じとなっている乗物用シート。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2015076745A JP6547375B2 (ja) | 2015-04-03 | 2015-04-03 | 乗物用シート |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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- 2015-04-03 JP JP2015076745A patent/JP6547375B2/ja not_active Expired - Fee Related
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