JP6491038B2 - 車両用シール材 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばコンバーチブルタイプやハードトップタイプの自動車のルーフに設けられるシール材に関し、特に、サッシュの無いサッシュレスドアの昇降ガラスの上縁部と上記ルーフとの間をシールする構造の技術分野に属する。
例えば、特許文献1に開示されているように、自動車のフロントドアとして、昇降ガラスと、昇降ガラスの前方に設けられた固定のサイドパネルとを備えたものが知られている。昇降ガラスの前側には、弾性材よりなるグラスラン及びグラスランを保持するリテーナが設けられている。グラスラン及びリテーナは昇降ガラスの昇降方向(上下方向)に延びている。
グラスランは、昇降ガラスの前縁部が接する中空状シール部を有している。この中空状シール部における車室外側部分には、上下方向に延びるスリットが形成されており、このスリットの形成によって中空状シール部が一部開放されている。また、グラスランの車室外側部分には、スリットよりも前側及び後側にそれぞれ前側及び後側係合溝が上下方向に延びるように形成され、さらに、グラスランのスリットの縁部に沿って2つの中間係合溝が上下方向に延びるように形成されている。
一方、リテーナの前後両縁部近傍には、相対するように突出する前側及び後側突部がそれぞれ形成され、また、前側及び後側突部の中間部には、上下方向に延びる中間突部が形成されている。そして、リテーナの前側及び後側突部をグラスランの前側及び後側係合溝に入れて係合させ、さらに、リテーナの中間突部をグラスランの中間係合溝に入れて係合させるようになっている。
特開2013−129402号公報
上記特許文献1では、グラスランの中空状シール部にスリットを形成して中空状シール部の一部分を開放しているので、中空状シール部の内面を成形するための金型の中芯が大きくても成形後に中芯を容易に抜き出すことができ、中空状シール部の形状設定の自由度を向上できるという利点がある。
ところで、例えば自動車ドアにおいては、昇降ガラスの周囲を囲むサッシュの無い、いわゆるサッシュレスドアがあり、特にコンバーチブルタイプやハードトップタイプの自動車に設けられていることが多い。サッシュレスドアが設けられた自動車のルーフのシール構造に着目すると、閉めるときの昇降ガラスは下方からシール材に圧接することになる。
本発明者らは、特許文献1のグラスランのように中空状シール部にスリットを設けて一部を開放することで型成形の場合に中空状シール部の形状設定の自由度を向上できる点に着目し、中空状シール部に開放部を設けたシール材を、サッシュレスドアが設けられた車両のルーフのシール材として使用することに想到した。これにより、ルーフに設けるシール材の中空状シール部の形状設定の自由度を向上させることができる。
ところが、サッシュレスドアを備えた車両のルーフに設けられるシール材の場合、上述したように昇降ガラスが下からシール材に圧接することになるので、中空状シール部が昇降用ガラスによって下から押圧される。この押圧力が作用すると、特許文献1では中空状シール部にスリットが形成されていて変形しやすい構造となっているのに加え、シール材となるグラスランの係合溝にリテーナの突部を入れて係合させているだけなので、中空状シール部が倒れ込むように大きく変形してしまい、この変形によってシール性を確保できなくなることが考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、中空状シール部の一部を開放して中空状シール部の形状設定の自由度を向上させ、そのシール材をサッシュレスドアが設けられた車両のルーフに設けた場合に十分なシール性を確保できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、中空状シール部における車幅方向内側に開放部を形成し、シール材には、リテーナの係合孔に係合する係合突部と、リテーナの係合孔の周縁部に対して車室外側から当接して該リテーナによって支持される当接部を設けて中空状シール部の倒れ変形を抑制するようにした。
すなわち、サッシュレスドアを備えた車両のルーフに固定されるリテーナに取り付けられ、上記サッシュレスドアの昇降ガラスの上縁部と上記ルーフとの間をシールする弾性材からなる車両用シール材において、
上記シール材は、上記昇降ガラスの上縁部が下方から圧接する中空状シール部を備え、
上記中空状シール部における車幅方向内側の一部は開放部とされ、
上記中空状シール部における車幅方向内側には、上記リテーナが有する第1係合孔に挿入された状態で係合する第1係合突部と、上記リテーナの第1係合孔の周縁部に対して車幅方向外側から当接して該リテーナによって支持される当接部とが設けられている。
この構成によれば、中空状シール部における車幅方向内側に開放部を形成したことで、型成形の場合、中空状シール部の内面を成形するための中芯が大きくても中芯を成形後に容易に抜き出すことが可能になる。よって、大きな中芯を使用して中空状シール部を成形することが可能になり、中空状シール部の形状設定の自由度が向上する。
また、中空状シール部の係合突起をリテーナの第1係合孔に挿入して係合させることで、シール材がリテーナに取り付けられる。この状態で、昇降ガラスが閉じるときには、昇降ガラスの上縁部が中空状シール部に下方から圧接する。このとき、中空状シール部の当接部がリテーナの第1係合孔の周縁部に対して車幅方向外側から当接してリテーナによって支持される。よって、中空状シール部が倒れ込むように変形するのが抑制される。
好ましくは、上記シール材の上記第1係合突部の突出方向先端側は、基端側に比べて幅広となるように形成され、該先端側が上記リテーナの上記第1係合孔の内面に引っ掛かるようにして係合する。
この構成によれば、シール材の第1係合突部の先端側がリテーナの第1係合孔にしっかりと係合するようになり、第1係合孔から抜け難くなる。
好ましくは、上記中空状シール部の上記開放部は上記リテーナの車幅方向外側の面によって覆われ、上記中空状シール部と上記リテーナとによって閉断面が構成されている。
この構成によれば、中空状シール部の開放部をリテーナの車室外側の面によって覆うことで中空状シール部を閉断面にしている。これにより、シール性がより一層良好になる。
好ましくは、上記当接部は、上記第1係合突部よりも上方に設けられている。
この構成によれば、中空状シール部に昇降ガラスの上縁部が下方から圧接した際、第1係合突部がリテーナに係合しているので、その第1係合突部よりも上側の部分、即ち、当接部はリテーナ側に押されることになり、当接部をリテーナに確実に当接させてリテーナによって支持することが可能になる。
好ましくは、上記シール材の下部には、上記リテーナの下部を覆うように車幅方向外側から内側へ延びる延出部が形成され、
上記延出部には、上記リテーナの下部に形成されている第2係合孔に挿入された状態で係合する第2係合突部が設けられている。
この構成によれば、シール材の延出部の第2係合部がリテーナの第2係合孔に係合するので、延出部がリテーナの下部に保持される。このとき、上述のように昇降ガラスが閉まるときに中空状シール部の変形が抑制されているので、第2係合部が第2係合孔から離脱することはなく、係合状態が維持される。
本発明によれば、中空状シール部における車幅方向内側に開放部を形成したので、型成形の場合、金型の中芯が大きなものであっても成形後に容易に抜き出すことができ、中空状シール部の形状設定の自由度を向上させることができる。そして、中空状シール部の第1係合突部をリテーナの第1係合孔に挿入して係合させてシール部材をリテーナに取り付けることができ、この状態で、閉じるときの昇降ガラスの上縁部が中空状シール部に下方から圧接すると、中空状シール部の当接部がリテーナの第1係合孔の周縁部に当接してリテーナによって支持されるので、中空状シール部の倒れ変形を抑制することができ、その結果、十分なシール性を確保できる。
また、シール材の第1係合突部の突出方向先端側を基端側に比べて幅広とし、該先端側がリテーナの第1係合孔の内面に引っ掛かるようにして係合している場合には、シール材の第1係合突部の先端側が第1係合孔から抜け難くすることができる。
また、中空状シール部の開放部をリテーナによって覆い、中空状シール部とリテーナとによって閉断面を構成した場合には、シール性をより一層良好にすることができる。
また、当接部を第1係合突部よりも上方に設けた場合には、中空状シール部に昇降ガラスの上縁部が下方から圧接した際に当接部をリテーナに確実に当接させて支持することができる。
また、シール材の下部に、リテーナの下部を覆う延出部を形成し、延出部の第2係合突部を、リテーナの下部の第2係合孔に挿入した状態で離脱しないように係合させることも可能になる。この場合には、シール材をリテーナに確実に取り付けることができる。
実施形態に係る車両用シール材が取り付けられた車両の斜視図である。 車両の骨格構造を示す右側面図である。 シール材を車室外側から見た側面図である。 シール材が取り付けられたリテーナを車室内側から見た側面図である。 シール材を前側から見た斜視図である。 シール材が取り付けられたリテーナを車室内側から見た斜視図である。 リテーナを車室内側から見た側面図である。 図4におけるVIII−VIII線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用シール材1を備えた車両の一部を示す斜視図である。この図1に示す車両は、折りたたんで格納することができるルーフ102を有するコンバーチブルタイプの車両である。ルーフ102の外装材は、布材であってもよいし、金属製パネル材等であってもよい。
尚、この実施形態の説明では、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。また、以下の説明では、コンバーチブルタイプの車両に本発明を適用した場合について説明するが、本発明は、例えばハードトップタイプの自動車に適用することもできる。ハードトップタイプの自動車の場合は、ルーフ102を折り畳むことができない点でコンバーチブルタイプと異なっているが、フロントドア101の基本構造等は殆ど同じであるため、詳細な説明は省略する。
この車両の骨格は、図2に示すように、車両のフロアパネル(図示せず)の前部において両側部から上方へそれぞれ延びる一対のピラー100を備えている。ピラー100には、フロントドア101の前端部がヒンジ(図示せず)を介して開閉可能に取り付けられている。ピラー100の下半部は略鉛直に延びる一方、上半部は上側へ行くほど後側に位置するように傾斜して延びている。ピラー100の上端部には、ルーフ102の前端部が離脱可能に連結されている。ルーフ102は複数のルーフ構成部材102a、102b、102cからなり、それらを前後方向に並ぶように組み合わせて構成されている。これらルーフ構成部材102a、102b、102cは図示しないリンクによって互いに連結されており、図外の駆動装置の駆動力が伝達されて図1に示すように展開してルーフ102となる状態と、図示しないが折りたたまれて車室の後部に収容された状態とに切り替えられる。
また、フロントドア101は、昇降ガラス103を備えている。昇降ガラス103は、図示しないがパワーウインド装置によって上下方向に駆動される。この実施形態のフロントドア101は、上半部が昇降ガラス103の周囲を囲むサッシュの無い、いわゆるサッシュレスドアである。
ルーフ構成部材102a、102b、102cは、前後方向の長さや、形状等が互いに異なっているが、シール材30が取り付けられる構造の基本的な部分は全て同じであるため、以下、ルーフ102の前後方向中間部に配置されるルーフ構成部材102bについて説明する。
ルーフ構成部材102bは、上述したリンクの他、ルーフ102の外装となる外装材102d及び骨格部材(図示せず)を備えている。骨格部材の車両左右方向両側部には、昇降ガラス103の上縁部とルーフ102との間をシールするための弾性材からなるシール材30が取り付けられるリテーナ20(図4、図6及び図7等に示す)がそれぞれ固定されている。
(リテーナ20の構成)
リテーナ20は、外装材102dの側縁部に沿って車両前後方向に延びる細長い形状とされ、例えば硬質の樹脂材や金属材を成形してなる高剛性な部材からなる一体成形品である。図7及び図8に示すように、リテーナ20の上部には、複数の上部係合孔21、21、…がリテーナ20の長手方向(車両前後方向)に互いに間隔をあけて形成されている。また、リテーナ20の上下方向中間部において上部係合孔21の下方には、中間係合孔22、22、…がリテーナ20の長手方向に互いに間隔をあけて形成されている。さらに、リテーナ20の上下方向中間部において中間係合孔22の下方には、下部係合孔(第1係合孔)23、23、…がリテーナ20の長手方向に互いに間隔をあけて形成されている。尚、図面では省略しているが、特に樹脂材で金型成形して製造する際には上部係合孔21と中間係合孔22との間、及び、中間係合孔22と下部係合孔23との間の部分には、成形後のヒケを防止するための凹形状を設けることができる。
上部係合孔21、中間係合孔22及び下部係合孔23は、それぞれリテーナ20の長手方向に長いスリット状に形成されている。図7に示すように、リテーナ20の上部係合孔21の前縁部及び後縁部には、上下方向に延びる上部縦壁部24がそれぞれ形成されている。この上部縦壁部24は、隣り合う上部係合孔21、21の間にも位置する。
また、リテーナ20の中間係合孔22の前縁部及び後縁部には、上下方向に延びる中間縦壁部25がそれぞれ形成されている。中間縦壁部25は、隣り合う中間係合孔22、22の間にも位置する。さらに、リテーナ20の下部係合孔23の前縁部及び後縁部には、上下方向に延びる下部縦壁部26がそれぞれ形成されている。下部縦壁部26は、隣り合う下部係合孔23、23の間にも位置する。
上部縦壁部24、中間縦壁部25及び下部縦壁部26は、リテーナ20の上下方向に並ぶように配置される。つまり、上部縦壁部24、中間縦壁部25及び下部縦壁部26は、シール材30の長手方向である前後方向と交差する方向に並ぶように設けられることになる。
リテーナ20には、ルーフ構成部材102bに対して締結部材(図示せず)によって締結される複数の締結部27が互いにリテーナ20の長手方向に間隔をあけて設けられている。各締結部27は、締結板部27aと、締結板部27aを貫通するように形成された締結孔27bとで構成されている。締結板部27aは、リテーナ20の上下方向中間部において、隣り合う中間係合孔22、22の間から隣り合う下部係合孔23、23の間まで上下方向に延びている。締結孔27bには、締結部材が挿通するようになっている。
図8に示すように、リテーナ20における上部係合孔21の上縁部には、下方へ突出して該上縁部に沿って延びる上部突条部21aが形成されている。この上部突条部21aの形成により、上部係合孔21の上下方向の寸法は、車幅方向外側が内側に比べて短くなっている。
リテーナ20における上部係合孔21の下縁部には、車幅方向外側へ延出する延出板部28が形成されている。延出板部28の基端側は、上部係合孔21の下縁部から車幅方向外側へ行くほど下に位置するように傾斜して延びる第1傾斜部28aで構成されている。また、延出板部28の先端側は、第1傾斜部28aの先端部から車幅方向外側へ行くほど下に位置するように、第1傾斜部28aの傾斜度合いよりもきつく傾斜して延びる第2傾斜部28bで構成されている。
延出板部28には、該延出板部28の基端側を補強するためのリブ28cが形成されている。リブ28cは、延出板部28の第1傾斜部28aの下面に一体成形されており、リテーナ20における中間係合孔22よりも上側の部分と連続している。リブ28cにおける第1傾斜部28aの下面からの突出量、即ち、リブ28cの上下寸法は、延出板部28の先端側へ行くほど短くなるように設定されている。
延出板部28は、閉状態の昇降ガラス103(図8に仮想線で示す)の上縁部よりも車幅方向外側まで延びている。そして、延出板部28の第2傾斜部28bの先端部は、閉状態の昇降ガラス103の上縁部よりも下方に位置している。これにより、昇降ガラス103が閉状態にあるときに、車両が高速走行して昇降ガラス103が負圧力によって車幅方向外側へ変位しようとした際に、昇降ガラス103の上縁部が車幅方向外側から延出板部28によって支持されて昇降ガラス103の変位が抑制される。尚、昇降ガラス103は、フロントドア101の開閉動作時には延出板部28と干渉しないように僅かに下降し、開閉動作が完了した後、上昇端位置まで上昇するようにパワーウインド装置によって自動的に制御される。この制御は従来から周知のものである。
リテーナ20における中間係合孔22の上縁部には、下方へ突出して該上縁部に沿って延びる上部突条部22aが形成されている。また、リテーナ20における中間係合孔22の下縁部には、上方へ突出して該下縁部に沿って延びる下部突条部22bが形成されている。上部突条部22a及び下部突条部22bの形成により、中間係合孔22の上下方向の寸法は、車幅方向外側が内側に比べて短くなっている。
また、リテーナ20における下部係合孔23の上縁部及び下縁部には、中間係合孔22と同様に、上部突条部23a及び下部突条部23bがそれぞれ形成されている。上部突条部23a及び下部突条部23bの形成により、下部係合孔23の上下方向の寸法は、車幅方向外側が内側に比べて短くなっている。
リテーナ20の車幅方向内側の下部には、内側係合孔(第2係合孔)29が形成されている。内側係合孔29は、リテーナ20の車幅方向内側の面に開口しており、前後方向に延びている。
(シール材30の構成)
シール材30は、止水性を有する各種弾性材を材料として使用することができ、例えばEPDMなどのゴムや熱可塑性エラストマー(TPE)であって、この材料を押出成形または型成形することによって得られた一体成形品である。この実施形態では、シール材30が型成形によって得られた場合について説明するが、成形の方法は特に限定されない。
図3に示すように、シール材30の全体形状は、前後方向に長い形状であり、図6や図8に示すように、上記リテーナ20を車幅方向外側、上側及び下側から覆うように形成されるとともに、リテーナ20の長手方向両端部も覆うように形成されている。したがって、図2に示すように、リテーナ20にシール材30が取り付けられると、車幅方向外側や下側からリテーナ20を見ることができないようになっている。
図8に示すように、シール材30の上部には、上側中空状シール部31が形成され、下部には、下側中空状シール部32が形成されている。上側中空状シール部31の車幅方向内側には、上側スリット33が形成されている。上側スリット33は、上側中空状シール部31を車幅方向内側に開放するためのものである。上側中空状シール部31の内面を成形する金型の中芯(図示せず)は、上側スリット33から取り出される。
上側中空状シール部31には、リテーナ20の延出板部28が上側スリット33から差し込まれるようになっている。上側中空状シール部31の上壁部31aは、リテーナ20の延出板部28の上面に沿って車幅方向外側へ行くほど下に位置するように傾斜して延びている。上側中空状シール部31の下壁部31bは、リテーナ20の延出板部28の下面から下方に離れており、全体として車幅方向外側へ行くほど下に位置するように湾曲しながら延びている。上側中空状シール部31の下壁部31bの先端と、上壁部31aの先端とが連続している。
上側中空状シール部31における上側スリット33の上縁部には、上方へ突出して前後方向に延びる上側突条部31cが形成されている。上側突条部31cは、リテーナ20の上部係合孔21に挿入された状態で、該上部係合孔21の周縁部に係合するようになっている。このとき、上側突条部31cが上部係合孔21の上部突条部21aに対して車幅方向内側から引っ掛かるようにして係合するようになっている。
上側中空状シール部31の上壁部31aの外面には、第1リップ部36と第2リップ部37とが形成されている。第1リップ部36は、上側中空状シール部31の上壁部31aから上方に離れて配置され、車幅方向外側へ延びている。第2リップ部37は、第1リップ部36の上面から上方に離れて配置され、車幅方向外側へ延びている。この第2リップ部37は、リテーナ20の上部よりも上に位置している。第1リップ部36及び第2リップ部37には、ルーフ構成部材102bが有する金属パネル102eが車幅方向外側から当接するようになっている。
下側中空状シール部32の車幅方向内側には、下側スリット(開放部)34が形成されている。下側スリット34は、下側中空状シール部32を車幅方向内側に開放するためのものである。下側中空状シール部32の内面を成形する金型の中芯(図示せず)は、下側スリット34から取り出される。このように下側中空状シール部32の一部を開放させることで、金型の中芯が大きくても下側中空状シール部32の成形後に中芯を下側中空状シール部32の内部から容易に取り出すことができるので、下側中空状シール部32の形状設定の自由度が向上する。上側中空状シール部31も同様である。
下側中空状シール部32の上壁部32aは、上側中空状シール部31の下壁部31bから下方に離れて配置され、車幅方向外側へ行くほど下に位置するように傾斜して延びている。また、下側中空状シール部32の下壁部32bも車幅方向外側へ行くほど下に位置するように傾斜して延びており、下壁部32bの傾斜度合いは上壁部32aの傾斜度合いよりもきつくなっている。従って、下側中空状シール部32の上下方向の寸法は、車幅方向外側へ行くほど長くなっている。また、下側中空状シール部32の上壁部32aの外端部と、下壁部32bの外端部とは側壁部32cによって接続されている。
下側中空状シール部32の上壁部32aの外端部には、上方へ突出して前後方向に延びる突出部38が形成されている。突出部38は、上側中空状シール部31の車幅方向外端部よりも内側に位置しており、突出部38の先端部は、上側中空状シール部31の下壁部31bの下面と対向している。
シール材30の下部には、リテーナ20の下部を覆うように車幅方向外側から内側へ延びる延出部39が形成されている。延出部39は、リテーナ20の車幅方向内側の端部よりも内方まで延びていて、全体として下方へ向けて湾曲した形状となっている。
延出部39の上面には、リテーナ20の下部に形成されている内側係合孔29に挿入された状態で係合する下側係合突部(第2係合突部)40が上方へ突出するように設けられている。下側係合突部40の先端部は、車幅方向外側へ向けて屈曲しており、この先端部がリテーナ20の内側係合孔29に挿入される。また、下側係合突部40の先端部は、先鋭形状となっている。
シール材30の上側中空状シール部31と下側中空状シール部32との間には、車幅方向内側へ突出して前後方向に延びる上側係合突部41が形成されている。上側係合突部41の先端側は、基端側に比べて上下方向の寸法が長い幅広形状とされている。また、上側係合突部41の先端側は先鋭形状となっている。
上側係合突部41は、リテーナ20の中間係合孔22に挿入された状態で、該中間係合孔22の周縁部に係合するようになっている。このとき、上側係合突部41の先端側が中間係合孔22の上部突条部22a及び下部突条部22bに対して車幅方向内側から引っ掛かるようにして係合するようになっている。
シール材30における上側係合突部41よりも上側の部分には、リテーナ20の中間係合孔22の上縁部に対して車幅方向外側から当接して該リテーナ20によって支持される上側当接部42が形成されている。
また、シール材30における上側係合突部41よりも下側の部分には、リテーナ20の中間係合孔22の下縁部に対して車幅方向外側から当接して該リテーナ20によって支持される中間当接部43が形成されている。
シール材30の下側中空状シール部32における車幅方向内側には、内側へ突出して前後方向に延びる中間係合突部(第1係合突部)44が形成されている。中間係合突部44の先端側は、基端側に比べて上下方向の寸法が長い幅広形状とされている。また、中間係合突部44の先端側は先鋭形状となっている。
中間係合突部44は、リテーナ20の下部係合孔23に挿入された状態で、該下部係合孔23の周縁部に係合するようになっている。このとき、中間係合突部44が下部係合孔23の上部突条部23a及び下部突条部23bに対して車幅方向内側から引っ掛かるようにして係合するようになっている。
シール材30における中間係合突部44よりも上側の部分には、リテーナ20の下側係合孔23の上縁部に対して車幅方向外側から当接して該リテーナ20によって支持される下側当接部45が形成されている。
(シール材30の取り付け要領)
次に、シール材30をリテーナ20に取り付ける要領について説明する。リテーナ20の延出板部28をその先端側からシール材30の上側スリット33に差し込み、上側中空状シール部31の内部に挿入する。このとき、延出板部28は車幅方向外側へ行くほど下に位置するように傾斜して延びる第1傾斜部28aと該第1傾斜部28aよりもきつく傾斜している第2傾斜部28bで構成されているため、延出板部28の差し込み作業性が良好になる。延出板部28を完全に差し込むと、リブ28cの下端部がシール材30の上側スリット33の下縁部に接触し、また、延出板部28の上面が上側スリット33の上縁部に接触する。これにより、延出板部28とシール材30との位置決めが行われる。
また、延出板部28の差し込み作業と並行して、または延出板部28の差し込み作業後に、シール材30の上側突条部31c、上側係合突部41及び中間係合突部44をリテーナ20の上部係合孔21、中間係合孔22及び下部係合孔23に対して該リテーナ20の車幅方向外側から内側へ向けてそれぞれ挿入する。挿入時、上側突条部31c、上側係合突部41及び中間係合突部44を上部係合孔21、中間係合孔22及び下部係合孔23の周縁部に押し付けて弾性変形させながら、押し込んで行く。さらに、下側係合突部40の先端部をリテーナ20の内側係合孔29に挿入する。
図6に示すように、シール材30の上側突条部31cをリテーナ20の上部係合孔21に挿入して係合させると、リテーナ20の上部縦壁部24がシール材30の長手方向に隣り合う上側突条部31c、31cの間に差し込まれ、上側突条部31c、31cに係合する。これにより、上部縦壁部24が、シール材30に対して該シール材30の長手方向に係合して該シール材30の長手方向のずれを抑制する。つまり、上側突条部31cは、リテーナ20の上部縦壁部24が存在する位置して溝状に切り欠かれており、シール材30の上側突条部31cをリテーナ20に上部係合孔21に挿入して係合させる際に上側突条部31cが上部縦壁部24に干渉することはない。
また、シール材30の上側係合突部41についても上記した上側突条部31cと同様に溝状の切り欠きがあり、リテーナ20の中間係合孔22に挿入して係合させると、リテーナ20の中間縦壁部25がシール材30の長手方向に隣り合う上側係合突部41、41の間に差し込まれ、上側係合突部41、41に係合する。これにより、中間縦壁部25が、シール材30に対して該シール材30の長手方向に係合して該シール材30の長手方向のずれを抑制する。
また、シール材30の中間係合突部44も同様に溝状の切り欠きがあり、リテーナ20の下部係合孔23に挿入して係合させると、リテーナ20の下部縦壁部26がシール材30の長手方向に隣り合う中間係合突部44、44の間に差し込まれ、中間係合突部44、44に係合する。これにより、下部縦壁部26が、シール材30に対して該シール材30の長手方向に係合して該シール材30の長手方向のずれを抑制する。
(作用効果)
以上説明したように、シール材30をリテーナ20に取り付ける際、リテーナ20の上部縦壁部24、中間縦壁部25及び下部縦壁部26をそれぞれシール材30の上側突条部31c、上側係合突部41及び中間係合突部44に係合させることができる。これにより、上部縦壁部24、中間縦壁部25及び下部縦壁部26がシール材30に対して該シール材30の長手方向に係合して該シール材30の長手方向のずれを抑制することができるので、例えばシール材30を引っ張りながら作業を進めていっても、最終的にシール材30がリテーナ20に対して位置ずれすることはなくなるとともに、シール材30の長さのバラつきも解消することができる。
また、複数の上部縦壁部24、中間縦壁部25及び下部縦壁部26をシール材30の長手方向に間隔をあけて設けているので、シール材30のリテーナ20への取付位置のバラつきを確実に防止できる。
また、以上のようにしてシール材30が取り付けられたリテーナ20を車両に締結固定した状態で、昇降ガラス103を上昇させて閉じると、昇降ガラス103の上縁部がシール材30の下側中空状シール部32に対して下方から圧接する。昇降ガラス103の上縁部が下側中空状シール部32に圧接すると、下側中空状シール部32が変形していき、中間当接部43がリテーナ20の中間係合孔22の下縁部に対して車幅方向外側から当接して該リテーナ20によって支持される。これにより、下側中空状シール部32が倒れ込むように変形するのが抑制され、下側中空状シール部32を昇降ガラス103に確実に密着させることができる。
閉じる途中にある昇降ガラス103の上縁部は、下側中空状シール部32の側壁部32cを摺動し、やがて、上側中空状シール部31の下壁部31bに対して下方から圧接する。昇降ガラス103の上縁部が上側中空状シール部31に圧接すると、上側中空状シール部31が潰れるように変形して昇降ガラス103の上縁部に密着する。
したがって、この実施形態に係るシール材30によれば、下側中空状シール部32における車幅方向内側に下側スリット34を形成して開放させたので、型成形時には、金型の中芯が大きなものであっても成形後に容易に抜き出すことができ、下側中空状シール部32の形状設定の自由度を向上させることができる。そして、下側中空状シール部32の中間係合突部44をリテーナ20の下部係合孔23に挿入して係合させてシール部材30をリテーナ20に取り付けることができ、この状態で、閉じるときの昇降ガラス103の上縁部が下側中空状シール部32に下方から圧接すると、下側中空状シール部32の下側当接部45がリテーナ20の下部係合孔23の周縁部に当接してリテーナ20によって支持されるので、下側中空状シール部32の変形を抑制することができ、その結果、十分なシール性を確保できる。
また、シール材30の中間係合突部44の突出方向先端側が基端側に比べて幅広とされ、該先端側がリテーナ20の下部係合孔23の内面に引っ掛かるようにして係合しているので、シール材30の中間係合突部44の先端側が下部係合孔23から抜け難くすることができる。
また、シール材30をリテーナ10に取り付けた状態で、下側中空状シール部32の下側スリット34をリテーナ20によって覆うことができる。これにより、下側中空状シール部32とリテーナ20とによって閉断面を構成できるので、シール性をより一層良好にすることができる。上側中空状シール部31も同様にして閉断面を構成することができるので、シール性を良好にすることができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用シール材は、例えば、コンバーチブルタイプやハードトップタイプの自動車のルーフに設けることができる。
20 リテーナ
23 下部係合孔(第1係合孔)
29 内側係合孔(第2係合孔)
30 シール材
32 下側中空状シール部
34 下側スリット(開放部)
39 延出部
40 下側係合突部(第2係合突部)
44 中間係合突部(第1係合突部)
45 下側当接部
101 フロントドア(サッシュレスドア)
102 ルーフ
103 昇降ガラス

Claims (5)

  1. サッシュレスドアを備えた車両のルーフに固定されるリテーナに取り付けられ、上記サッシュレスドアの昇降ガラスの上縁部と上記ルーフとの間をシールする弾性材からなる車両用シール材において、
    上記シール材は、上記昇降ガラスの上縁部が下方から圧接する中空状シール部を備え、
    上記中空状シール部における車幅方向内側の一部は開放部とされ、
    上記中空状シール部における車幅方向内側には、上記リテーナが有する第1係合孔に挿入された状態で係合する第1係合突部と、上記リテーナの第1係合孔の周縁部に対して車幅方向外側から当接して該リテーナによって支持される当接部とが設けられていることを特徴とする車両用シール材。
  2. 請求項1に記載の車両用シール材において、
    上記シール材の上記第1係合突部の突出方向先端側は、基端側に比べて幅広となるように形成され、該先端側が上記リテーナの上記第1係合孔の内面に引っ掛かるようにして係合することを特徴とする車両用シール材。
  3. 請求項1または2に記載の車両用シール材において、
    上記中空状シール部の上記開放部は上記リテーナの車幅方向外側の面によって覆われ、上記中空状シール部と上記リテーナとによって閉断面が構成されていることを特徴とする車両用シール材。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の車両用シール材において、
    上記当接部は、上記第1係合突部よりも上方に設けられていることを特徴とする車両用シール材。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の車両用シール材において、
    上記シール材の下部には、上記リテーナの下部を覆うように車幅方向外側から内側へ延びる延出部が形成され、
    上記延出部には、上記リテーナの下部に形成されている第2係合孔に挿入された状態で係合する第2係合突部が設けられていることを特徴とする車両用シール材。
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