JP6482347B2 - カートリッジ支持部材、装置本体、およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カートリッジを交換可能に載置して移動するカートリッジ支持部材であって、剛性が低くてもカートリッジを装置本体の正しい位置に設置できるカートリッジ支持部材、装置本体、およびこれを用いた画像形成装置に関するものである。
プロセスカートリッジ等、カートリッジの交換のし易さは、画像形成装置のユーザビリティを左右する非常に重要な要素である。従って、従来の画像形成装置では、カートリッジPの交換のし易さ向上のための様々な手段が提案されている。
特許文献1では、カートリッジPの挿入を容易にするために、カートリッジ支持部材(トレイ)を用いている。この構成により、画像形成装置の操作を本体前側からしか行えない場合でも、複数個のカートリッジPの交換を行うことが可能となる。
特開2015−40885号公報
近年、ユーザからの画像形成装置に対する一層の小型化要求や、製品の価格低下の要求に応えるべく、トレイ構成の簡易化(小型化や、トレイの材料削減)が求められている。
一方で、トレイの簡易化を果たそうとすると、トレイの剛性が低下して、トレイを装置本体へ挿入する際にカートリッジの正しい姿勢や位置を保障することが難しくなる可能性がある。
例えば、トレイを装置本体へ挿入する際に、トレイがユーザに押されて変形してしまうと装置本体に対してトレイを正規の位置に装着できない可能性がある。トレイの位置が定まらないと、トレイに支持されたカートリッジも画像形成装置の内部において正規の姿勢や位置に配置できない可能性がある。
本発明の目的は、カートリッジ支持部材の構成を簡易化したとしても、カートリッジをカートリッジ支持部材によって装置本体の正規の位置に設置することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るカートリッジ支持部材は、カートリッジを支持し、装置本体の内側位置と外側位置との間を移動可能なカートリッジ支持部材であって、前記カートリッジ支持部材の移動方向と直交する方向において前記カートリッジ支持部材の一端側に設けられ、前記装置本体の第1の係合部に第1の突出位置で係止する第1の係止部材と、前記一端側とは反対側である前記カートリッジ支持部材の他端側に設けられ、前記装置本体の第2の係合部に第2の突出位置で係止する第2の係止部材と、前記第1及び第2の突出位置と前記第1及び第2の突出位置から退避した位置との間で前記第1及び第2の係止部材を連動させる連動機構と、前記他端側に設けられ、前記装置本体の第3の係合部に第3の突出位置で係止すると共に、前記第3の突出位置から退避した位置に在るとき前記第2の係止部材を前記第2の突出位置から退避した位置へ退避させる第3の係止部材と、前記装置本体の前記内側位置に向けて前記一端側よりも前記他端側が先行するように斜行した状態で前記カートリッジ支持部材が前記装置本体に装着され、前記第3の係止部材が前記第3の係合部に係止するとき、更に装着方向に力がかかる場合に、前記第3の係止部材を前記第3の係合部に係止しない解除位置へ移動させる解除機構と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る装置本体は、上記カートリッジ支持部材が装着される装置本体であって、前記第1の係合部と、前記第2の係合部と、前記第3の係合部と、前記カートリッジ支持部材を前記内側位置と前記外側位置との間で案内する案内部材と、前記カートリッジ支持部材を前記外側位置へ付勢する付勢部材と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体に現像剤像を形成する現像剤像形成手段と、を備えるカートリッジと、前記現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、前記カートリッジを支持する上記カートリッジ支持部材と、上記装置本体と、を有することを特徴とする
本発明によれば、カートリッジ支持部材の構成を簡易化したとしても、カートリッジをカートリッジ支持部材によって装置本体の正規の位置に設置することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観斜視図 本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面概略図 (a)はカートリッジトレイが装置本体から引き出され、カートリッジが着脱可能な状態を示した断面概略図、(b)はカートリッジのカートリッジトレイへの着脱動作を示した断面概略図 (a)、(b)はカートリッジを支えるカートリッジ支持部材の構成を比較する概略図 比較例としてのカートリッジ支持部材の構成を示す斜視図 剛性の低いカートリッジトレイの装置本体への挿入に関し、(a)は駆動側が先行する場合、(b)は非駆動側が先行する場合の説明図 (a)、(b)は両側のラッチ、片閉まりの説明図 (a)、(b)は両側のラッチ係合量の説明図 (a)、(b)は両側にラッチ、片側にサブラッチを備えた本発明の実施形態に係るカートリッジトレイの概略図 (a)、(b)は本発明の実施形態に係る連動機構を示す概略図 本発明の実施形態に係るカートリッジトレイを装置本体へ挿入する前の各ラッチの状態を示す概略図 (a)乃至(d)は本発明の実施形態に係るラッチとサブラッチの動作を示す概略図 カートリッジトレイを変形しないように装置本体へ挿入する場合を示す概略図 カートリッジトレイを駆動側が先行するように変形させて装置本体へ挿入する場合を示す概略図 カートリッジトレイを非駆動側が先行するように変形させて装置本体へ挿入する場合を示す概略図 (a)、(b)は第2の実施形態を示す説明図
《第1の実施形態》
(画像形成装置の概略構成)
まず、本実施形態の画像形成装置の外観斜視図と断面概略図をそれぞれ、図1と図2に示す。この画像形成装置1は、電子写真プロセスを用いた4色フルカラーレーザプリンタであり、記録媒体Sにカラー画像形成を行う。画像形成装置1はプロセスカートリッジ方式であり、プロセスカートリッジ(以下、カートリッジPと称す)を装置本体2に取り外し可能に装着して、記録媒体Sにカラー画像を形成するものである。
ここで、画像形成装置1に関して、装置開閉ドア3を設けた側を正面(前面)、正面と反対側の面を背面(後面)とする。また、画像形成装置1を正面から見て右側を駆動側、左側を非駆動側と称す。
装置本体2には第1のカートリッジPY、第2のカートリッジPM、第3のカートリッジPC、第4のカートリッジPKの4つのカートリッジP(PY・PM・PC・PK)が略水平方向に配置されている。
異なる色に対応して複数設けられる第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)は、それぞれ同様の電子写真プロセス機構を有しており、現像剤(以下トナーと称す)の色が各々異なるものである。第1〜第4のカートリッジP(PY・PM・PC・PK)には装置本体2の駆動出力部(不図示)から回転駆動力が伝達される。カートリッジPは装置本体2の駆動側(正面から見て装置本体2の右側)から駆動を受ける構成である。
また、第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)には装置本体2からバイアス電圧(帯電バイアス、現像バイアス等)が供給される(不図示)。
第1のカートリッジPYは、イエロー(Y)のトナーを収容しており、像担持体としての感光体ドラム40の表面にイエロー色のトナー像(現像剤像)を後述する現像剤像形成手段により形成する。第2のカートリッジPMは、マゼンタ(M)のトナーを収容してあり、感光体ドラム40の表面にマゼンタ色のトナー像を形成する。第3のカートリッジPCは、シアン(C)のトナーを収容してあり、感光体ドラム40の表面にシアン色のトナー像を形成する。第4のカートリッジPKは、ブラック(K)のトナーを収容しており、感光体ドラム40の表面にブラック色のトナー像を形成する。
第1〜第4のカートリッジP(PY・PM・PC・PK)の上方には、露光手段としてのレーザスキャナユニットLSが設けられている。このレーザスキャナユニットLSは、画像情報に対応してレーザ光Zを出力する。そして、レーザ光Zは、各カートリッジPの露光窓部を通過して感光体ドラム40の表面を走査露光する。
第1〜第4のカートリッジP(PY・PM・PC・PK)の下方には、転写部材としての中間転写ベルトユニット11を設けている。この中間転写ベルトユニット11は、駆動ローラ13・ターンローラ14・テンションローラ15を有し、可撓性を有する転写ベルト12を掛け渡している。
第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の感光体ドラム40は、その下面が転写ベルト12の上面に接している。その接触部が1次転写部である。転写ベルト12の内側には、感光体ドラム40に対向させて1次転写ローラ16を設けている。ターンローラ14には転写ベルト12を介して2次転写ローラ17を当接させている。転写ベルト12と2次転写ローラ17の接触部が2次転写部である。
中間転写ベルトユニット11の下方には、給送ユニット18を設けている。この給送ユニット18は、記録媒体Sを積載して収容した給紙トレイ19、給紙ローラ20を有する。
図2における装置本体2内の左上方には、定着ユニット21と、排出ユニット22を設けている。装置本体2の上面は排出トレイ23としている。記録媒体Sは前記定着ユニット21に設けられた定着手段によりトナー像が定着され、排出トレイ23へ排出される。
(画像形成動作)
フルカラー画像を形成するための動作は、次のとおりである。第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の感光体ドラム40が所定の速度で回転駆動される(図2矢印方向、反時計回り)。転写ベルト12も感光体ドラムの回転に順方向(図2矢印C方向)に感光体ドラム40の速度に対応した速度で回転駆動される。
レーザスキャナユニットLSは各感光体ドラム40の表面を各色の画像信号に応じてレーザ光Zで走査露光する。これにより、各感光体ドラム40の表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、所定の速度で回転駆動される現像ローラ(不図示)により現像される。
前記のような現像剤像形成手段を用いる電子写真画像形成プロセス動作により、第1のカートリッジPYの感光体ドラム40にはフルカラー画像のイエロー成分に対応するイエロー色のトナー像が形成される。そして、そのトナー像が転写ベルト12上に1次転写される。同様に第2のカートリッジPMの感光体ドラム40にはフルカラー画像のマゼンタ成分に対応するマゼンタ色トナー像が形成される。そして、そのトナー像が、転写ベルト12上にすでに転写されているイエロー色のトナー像に重畳されて1次転写される。
同様に第3のカートリッジPCの感光体ドラム40にはフルカラー画像のシアン成分に対応するシアン色トナー像が形成される。そして、そのトナー像が、転写ベルト12上にすでに転写されているイエロー色、マゼンタ色のトナー像に重畳されて1次転写される。同様に第4のカートリッジPKの感光体ドラム40にはフルカラー画像のブラック成分に対応するブラック色トナー像が形成される。そして、そのトナー像が、転写ベルト12上にすでに転写されているイエロー色、マゼンタ色、シアン色のトナー像に重畳されて1次転写される。
このようにして、転写ベルト12上にイエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色の4色フルカラーの未定着トナー像が形成される。
一方、所定の制御タイミングで記録媒体Sが1枚ずつ分離されて給送される。その記録媒体Sは、所定の制御タイミングで2次転写ローラ17と転写ベルト12との当接部である2次転写部に導入される。
これにより、記録媒体Sが前記2次転写部へ搬送されていく過程で、転写ベルト12上の4色重畳のトナー像が記録媒体Sの面に順次に一括転写される。
(カートリッジの着脱構成)
次に、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の装置本体2への着脱動作について説明する。図3(a)は、カートリッジ支持部材としてのカートリッジトレイが装置本体2の内側位置から装置本体の外側位置へ案内部材により引き出され、カートリッジPが着脱可能な状態を示した断面概略図である。また、図3(b)はカートリッジPのカートリッジトレイへの着脱動作を示した断面概略図である。
装置本体2内には、カートリッジPを装着可能なカートリッジトレイ50が設けられている(図2)。そして、カートリッジトレイ50は、図3(a)に示すように装置本体2に対して略水平方向であるG1、G2方向に直線移動(引き出し/装着(押し込み))可能に構成されている。そして、カートリッジトレイ50は、装置本体2内部の装着位置と、装置本体2から引き出された引き出し位置とを採り得る。
1)カートリッジPの装置本体への装着
まず、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の装置本体2への装着動作について説明する。装置開閉ドア3を開け、カートリッジトレイ50を図3(a)の矢印G1方向に移動させることで、カートリッジトレイ50は引き出し位置に移動する。この状態において、カートリッジPは図3(b)の矢印H1方向にカートリッジトレイ50へ装着され、保持される。
そして、カートリッジPを保持したカートリッジトレイ50を図3(a)のG2方向(移動方向が装着方向)に移動させ、カートリッジトレイ50を装置本体2内の装着位置に移動する。そして、装置開閉ドア3を閉めることで、カートリッジPの装置本体2への装着動作が完了する。
2)カートリッジPの装置本体からの取り出し
また、カートリッジPの装置本体2からの取り出しについて説明する。前述したカートリッジPの装置本体2への装着動作と同様にして、カートリッジトレイ50を引き出し位置に移動させる。この状態において、カートリッジPが図3(b)のH2方向に取り出され、カートリッジPの装置本体2からの取り出し動作が完了する。以上の動作により、カートリッジPは装置本体2に着脱可能となっている。
(装置本体とカートリッジ支持部材)
ここで、装置本体2には、カートリッジ支持部材としてのカートリッジトレイ50を図3(a)に示す矢印G1方向へ付勢するバネM(図6)が設置されている。そして、後に詳述するようにカートリッジトレイ50には、図9に示すように、カートリッジトレイ50を装着位置に留めておく係止部材である第1のラッチ52が第1の側面に設けてある。また、図9に示すように、第2のラッチ53および第3のラッチとしてのサブラッチ56が第1の側面と反対側の第2の側面に設けてある。ラッチ52、53、サブラッチ56は装置本体2と係合し、カートリッジトレイ50を装置本体に係止するための係止部である。
第1の側面とは、トレイの移動方向と直交する方向(すなわちプロセスカートリッジPの長手方向)において、トレイの一端側(すなわちトレイの非駆動側、左側)にある面である。また第2の側面とはトレイの他端側(すなわちトレイの駆動側、右側)にある面である。つまり、第1のラッチは、トレイ50の非駆動側(左側)に配置される。第2のラッチ53と第3のラッチ(サブラッチ56)がトレイ50の駆動側(右側)に配置される。
更に、第1、第2のラッチ52、53を解除するためのハンドル54(図9)が設けてある。
第1、第2のラッチ52、53は、カートリッジトレイ50の装着方向と交差する方向に、カートリッジトレイ50から本体フレーム4に向かって移動可能になっており、その突出量をハンドル54で操作することができる。ユーザがカートリッジトレイ50を引き出す際には、ハンドル54を操作し、本体フレーム4と係合している第1、第2のラッチ52、53を退避させて係合を解除することで、カートリッジトレイ50を引き出し方向に移動可能とする。そのとき、カートリッジトレイ50は、上述した付勢バネMによって、図3(a)に示す矢印G1方向に付勢されるため、容易に引き出すことができる。
(カートリッジトレイの片閉まり防止機構)
1)剛性が低いカートリッジトレイの装置本体内への装着におけるカートリッジの設置問題
カートリッジトレイ50は、カートリッジPの挿抜のための部材であり、画像形成においては何ら関与しない。よって、装置本体の内部にカートリッジPがセットされている状態(図2)では、図4(a)に示すように、本体フレーム4はカートリッジPに干渉しないぎりぎりのスペースを確保すればよい。
しかしながら、従来の構成では、カートリッジPはカートリッジトレイ50内部に収納されているため、図4(b)に示すように、本体フレーム4はカートリッジトレイ50のスペース分、幅を大きくしなければならない。
ここで、例えば図3に示すようにカートリッジPの下側のみを支える構成を考えると、カートリッジトレイ50はカートリッジPと本体フレーム4の間に配置されないため、本体フレーム4を必要以上に大きくする必要がなくなる。つまり、カートリッジトレイ50の構成が簡易化し、本体フレーム4やカートリッジトレイ50の小型化が図れる。
一方で、このような構成のカートリッジトレイ50の場合、本体フレーム4とカートリッジPの間に残されたわずかな空間の中でカートリッジトレイ50を構成しなければならない。そのため、従来に比べて大きな形状をとりにくく、カートリッジトレイ50自体に十分な剛性を持たせることが困難になる。
この場合、例えば図6(a)に示すように、剛性の低いカートリッジトレイ50の駆動側(右側)を押して装置本体へ挿入する場合、駆動側が挿入方向へ先行する形に変形する。これは、カートリッジトレイ50をG1方向へ付勢する上述したバネM(図6)の力や、カートリッジトレイ50と本体フレーム4との摩擦力等を受けるためである。同様に、図6(b)に示すように、カートリッジトレイ50の非駆動側(左側)を押して装置本体へ挿入する場合、非駆動側が先行する形に変形する。
一方、カートリッジPは、装置本体内部で、駆動カップリングや電気接点と正しく接続される必要があるため、装置本体内部で精度良く位置決めされる必要がある。よって、図6に示すような、装置本体内部でカートリッジトレイ50が変形した状態で装着することは、カートリッジPを装置本体内の正しい位置へ挿入できないことにつながりかねない。あるいはカートリッジPの姿勢が正規のものと異なることにつながりかねない。
2)比較例におけるカートリッジトレイの片閉まり
従来のカートリッジトレイ構成では、幅方向において、カートリッジトレイが本体フレームの係合部(本体係合部)に係止されるためのラッチを一つしか持たない。このようにラッチを一つしか持たない構成を前提として、本実施形態と同様にカートリッジトレイ50の構成を簡易化したものを本実施形態に対する比較例として図5に示した。図5に示す比較例ではカートリッジトレイ50の非駆動側にラッチ51が設けられ、かつ剛性が低い。
この場合、図6(b)のような形でカートリッジトレイ50が変形したままでも本体内にカートリッジトレイ50を係止することができてしまう。この状態で画像形成を行えば、画像不良や、装置の破損につながる可能性がある。
このように剛性が低いために左右の位置が決まらない場合は、図7(a)に示すように第2のラッチを第1のラッチとは逆側に配置し、カートリッジトレイの両側にラッチを設ける対策が考えられる。つまり、両側のラッチが本体フレーム4と係合すれば、たとえ剛性の低いカートリッジトレイでも、それぞれのラッチによって駆動側、非駆動側の位置が正しい位置へ規制され、カートリッジPも正しい位置へ案内されることになる。
しかしながら、ラッチを両側に持つ場合でも、両方のラッチを係合させるというユーザの意識的な操作が必要であり、無意識のうちに図7(b)に示すように片閉まりなど、カートリッジトレイ50の不良装着を生じる場合がある。なおここで、片閉まりとは、カートリッジトレイの駆動側と非駆動側のうち一方だけが装置本体2によって係止され他方が装置本体2に係止されない状態のことである。
つまり、カートリッジトレイ50の剛性が低い場合には、ユーザがカートリッジトレイ50を押して装置本体2に挿入させようとすると、カートリッジトレイ50が変形する可能性がある。カートリッジトレイ50が変形すると、幅方向においてユーザに押された側のみが装置本体に係合して他方の側は係合しないことなどが生じ得る。
また、この現象は、両側のラッチをリンクやギヤで連動させた場合も同様である。例えば、図8(a)に示すように、両側にラッチがあり、リンクやギヤ(不図示)で連動される場合を考える。部品の寸法公差やガタなどの影響で、第1のラッチ52と本体係合部との係合量がa、第2のラッチ53と本体係合部との係合量がa+bとなった場合を図8(a)に示す。
図8(b)は、第2のラッチ53が本体フレーム4の本体係合部と係合可能な位置までトレイが挿入され、カートリッジトレイ50の変形によりラッチ52が本体フレーム4の係合部と係合不可能な位置である状態を示している。このとき、ラッチ53は本体フレーム4とbだけ係合する。これは、第1のラッチ52が本体フレーム4に突き当たり退避位置となるため、第1のラッチ52と連動する第2のラッチ53はaだけ突出できなくなるためである。この状態では、第2のラッチ53は本体係合部に係止される一方、第1のラッチ52は本体係合部に係止されていないため、片閉まりとなる。
3)本実施形態におけるカートリッジトレイの片閉まり防止機構
上記比較例の課題(カートリッジトレイの不良装着)を解決するため、本実施形態ではラッチ(第1のラッチ、第2のラッチ、サブラッチ)の構成に特徴がある。以下、詳細に説明する。
図9(a)(b)は、本実施形態におけるカートリッジトレイ50の斜視図である。また、図10(a)はカートリッジトレイ50におけるラッチ機構のみを示す正面図、図10(b)はカートリッジトレイ50におけるラッチ機構のハンドル回りのみを示す斜視図である。
図10(a)で、カートリッジトレイ50のラッチ部には、第1のラッチ52、第2のラッチ53が配置されている。また、第1のラッチ52と第2のラッチ53を連動させる連動機構として、第1のラッチ52と第2のラッチ53を連結し所定支点E1の周りに回転可能な連結部材57、第1のラッチ52を突出方向へ付勢する付勢部材としてのバネ55が配置されている。更に、連動機構の一部として、所定支点E1を回転させ、第1のラッチ52と第2のラッチ53を第1及び第2の係合部AおよびBから係合解除させる係合解除部材である、ユーザが操作するハンドル54が配置されている。
更に、カートリッジトレイ50には、第3のラッチとしてのサブラッチ56が設けられている。第2のラッチ53とサブラッチ56はカートリッジトレイ50の駆動側の側板面(第2の側面)に配置され、第1のラッチ52はカートリッジトレイ50の非駆動側の側板面(第1の側面)に配置されている。第1の側面とは、トレイ50の移動方向に沿って伸びる面である。
第1のラッチ52と第2のラッチ53は、カートリッジPの長手方向と平行な方向に、カートリッジトレイ50に対して移動できるように案内されている。また、連結部材57はカートリッジトレイ50に回転自在に取り付けられ、Ca部が第1のラッチ52、Cb部が第2のラッチ53と係合することで、第1のラッチ52と第2のラッチ53を連動させている。
ここで、図10(b)に示すように、ハンドル54は軸eを中心に回転自在にカートリッジトレイ50に軸支されており、ユーザの操作により軸eの方向に回転される。すると、連結部材57のCe部を押すため、連結部材57がcの方向に回転し、その結果、第1のラッチ52、第2のラッチ53が連動して退避する。
なお、図11は、カートリッジトレイ50を装置本体へ挿入する前の各ラッチの状態を示す。
(サブラッチ56の突出位置、退避位置、解除位置および第2のラッチ53の突出位置、退避位置)
以下、カートリッジトレイ50を装置本体へ挿入する場合を説明するが、本実施形態において、サブラッチ56の突出量をd1、第1のラッチ52の突出量をd2、第2のラッチ53の突出量をd3とするとき、以下の不等式を満たすものとする。
d3<d2<d1
つまり、第二のラッチ53の突出量が一番小さく、その次に第1のラッチ52の突出量d2が小さく、サブラッチ56の突出量d1が一番大きい。
そして、第1のラッチ52、第2のラッチ53は突出位置、退避位置の2つの位置を採り得る。一方、サブラッチ56は、突出位置、退避位置、解除位置の3つの位置を採り得る。
これについて、図12で説明する。図12は、カートリッジトレイ50の駆動側の拡大図である。カートリッジトレイ50は図12の上方に向けて挿入される構成である。
まず、図12(a)に示す第2のラッチ53が突出位置(第1のラッチ52も突出位置)の場合、サブラッチ56は第2のラッチ53の動作を妨げない。しかし、サブラッチ56が本体フレーム4に突き当たることで、サブラッチ56が図12(b)に示す退避位置(図12(a)の当接位置に対し図の左側)へ移動する。
ここで、サブラッチ56が図12(b)に示す退避位置の場合、サブラッチ56のEa部が第2のラッチ53のAe部を押圧するため、第2のラッチ53は第2のラッチ53の退避位置(図の左側)へ移動する。このとき、図10に示すように第2のラッチ53と連動関係の第1のラッチ52も退避位置となり、これらすべてが装置本体の係合部とは係合し得ない関係となる。
サブラッチ56の突出量d1は第1のラッチ52の突出量d2より大きく設定されており、サブラッチ56が退避位置へ退避する場合は、第1のラッチ52よりも突出量が小さい第2のラッチ53は本体フレーム4に当接しない位置まで退避することになる。つまり、サブラッチ56が退避位置へ退避した状態では、カートリッジトレイ50が装置本体のどの位置にあっても、第1のラッチ52および第2のラッチ53が本体フレーム4の本体係合部に係合されることはない。
この状態で、第3のラッチとしてのサブラッチ56が第3の係合部C(図13)と係合し得る位置までカートリッジトレイ50を装置本体内部へ押す。すると、第3のラッチとしてのサブラッチ56は、バネ55(図10)の力を連結部材57経由で受けた第2のラッチ53によって突出位置(第3の突出位置)へ移動する。即ち、図12(b)に示すEa部を押圧されることで、サブラッチ56は第3の突出位置へと移動し、第3の係合部Cと係合する。
このとき、第2のラッチ53はサブラッチ56による規制がなくなったため、突出位置(第2の突出位置)へ移動しようとする。また、第2のラッチ53と連動する第1のラッチ52も突出位置(第1の突出位置)へ移動しようとする。しかし、カートリッジトレイ50の変形により、斜行しているため、第1のラッチ52は装置本体の第1の係合部A(図13)と係合する位置にない。そのため、本体フレーム4に突き当たる。よって、第1のラッチ52と連動する第2のラッチ53も図12(b)の位置で止まることになり、共に装置本体の係合部A、Bに係合することはない。
そして、図12(c)において、サブラッチ56は、先端部にG2方向(トレイ挿入方向)へ力を受けると、解除機構により装置本体の第3の係合部Cに係止しない解除位置へ移動される。ここで、解除機構とは、ユーザーのトレイ挿入方向への力によって、サブラッチ56自身がガイド部材に規制されながら所定位置の周りに回転可能となる構成(以下に示すリブc、斜面部f)を指す。
具体的には、ユーザーのトレイ挿入方向への力によって、サブラッチ56の斜面部fがガイド部材としてのカートリッジトレイ50のリブcに規制されながら、サブラッチ56自身がサブラッチ56における支点h中心にG3方向へ回転される。つまり、サブラッチ56の支点hがカートリッジトレイ50に突き当たることで、サブラッチ56が回転する。これにより、サブラッチ56は図12(d)に示す解除位置へ移動することとなる。
図12(d)に示す解除位置では、サブラッチ56はカートリッジトレイ50からの突出量が小さくなり、本体フレーム4の本体係合部に係合することはないため、サブラッチ56はカートリッジトレイ50を係止しない。また、サブラッチ56が解除位置にある場合には、Ae部の規制(図12(b))が解除されるため、第1のラッチ52および第2のラッチ53は連動しながら動くことができるようになる。
(カートリッジトレイを装置本体へ挿入する場合の片閉まり防止機構の動作)
次に、カートリッジトレイを装置本体へ挿入する場合のカートリッジトレイの片閉まり防止機構の動作について、カートリッジトレイを変形しない形で装置本体へ挿入する場合を先ず説明する。次に、幅方向で駆動側が先行した形で装置本体へ挿入する場合、幅方向で非駆動側が先行した形で装置本体へ挿入する場合について順に説明する。
1)カートリッジトレイを変形しない形で装置本体へ挿入する場合
図13に示すように、カートリッジトレイ50が変形しないようにユーザが押した場合、サブラッチ56が本体係合部である係合部Cと係合する。このため、図12に関して上述したように第1のラッチ52、第2のラッチ53は共に、第3のラッチとしてのサブラッチ56の規制を受けなくなる。よって、第1のラッチ52、第2のラッチ53、第3のラッチとしてのサブラッチ56が、それぞれ装置本体の第1の係合部A、第2の係合部B、第3の係合部Cと係合できる。このため、片閉まりは生じない。
なお、第2の係合部Bは、装着方向で第3の係合部Cと同じ位置(但し第3の係合部Cの上方位置)にあるため、図13には示されていない。
2)カートリッジトレイを幅方向で駆動側が先行した形で装置本体へ挿入する場合
図14は、ユーザーがカートリッジトレイの幅方向でカートリッジトレイ50の駆動側(他端側)を押して、駆動側が先行した形(斜行した状態)でカートリッジトレイ50を装置本体4へ挿入する場合を示す。駆動側とは、カートリッジトレイ50に第2のラッチ53やサブラッチ56が設けられた側である。図14(a)において、駆動側に設けられたサブラッチ56が本体フレーム4に突き当たることで、サブラッチ56が退避位置へ移動する。このとき、図12に関して上述した通り、サブラッチ56により第2のラッチ53はサブラッチ56により退避位置へ移動し、第2のラッチ53と連動する第1のラッチ52も同様に退避位置へ移動する。
この状態では、サブラッチ56が退避位置にあるため、第1のラッチ52、第2のラッチ53も共に退避位置にあり、これらは装置本体の係合部とは係合し得ない。そして、図14(b)に示すように、サブラッチ56が第3の係合部Cと係合し得る位置までカートリッジトレイ50を装置本体内部へ押したとき、サブラッチ56は突出位置へと移動する。即ち、サブラッチ56は、カートリッジトレイ50に備わる付勢部材としてのバネ55(図10(a))の付勢力を連結部材57経由で受けた第2のラッチ53によって、図12(b)に示すEa部を押圧されることで突出位置へと移動し、第3の係合部Cと係合する。
第2のラッチ53はサブラッチ56による規制がなくなったため、突出位置(第2の突出位置)へ移動しようとする。この時、第2のラッチ53と連動する第1のラッチ52も突出位置(第1の突出位置)へ移動しようとするが、カートリッジトレイの変形により、第1のラッチ52は第1の係合部Aと係合する位置にないため、本体フレーム4に突き当たる。よって、第1のラッチ52と連動する第2のラッチ53も図14(b)の位置で止まることになり、ともに係合部に係合することはない(第2のラッチ53に関する第2の係合部Bは不図示)。
この状態でユーザがカートリッジトレイ50を押す動作を止めた時、カートリッジトレイ50を引き出し方向へ付勢する上述したバネM(図6)により、カートリッジトレイ50が装置本体2から押し出される。このとき、サブラッチ56は装置本体の第3の係合部C(図14)に係合しているが、図12におけるサブラッチ56の動作説明の通り、サブラッチ56は解除位置へ移動する。つまり、サブラッチ56と係合部Cの係合が解除され、カートリッジトレイ50が装置本体2に係止されることはなくなる。
以上の一連の動作により、カートリッジトレイ50の駆動側を押して、駆動側が先行した形でカートリッジトレイ50を装置本体2に挿入しても、カートリッジトレイ50は装置本体から押し出されることで、カートリッジトレイ50の片閉まりが防止される。よって、正しい位置にカートリッジPを設置することができる。
3)カートリッジトレイを幅方向で非駆動側が先行した形で装置本体へ挿入する場合
次に、図15は、ユーザーがカートリッジトレイの幅方向でカートリッジトレイ50の非駆動側(一端側)を押して非駆動側が先行する変形した形(斜行した状態)でカートリッジトレイ50を装置本体4へ挿入する場合を示す。ここでカートリッジトレイ50の非駆動側とは第1のクラッチ50が設けられた側である。
この場合も、サブラッチ56が本体フレーム4に突き当たることで(図12(a))、サブラッチ56は退避位置へ移動する(図12(b))。このとき、第2のラッチ53はサブラッチ56により退避位置へ移動し(図12(b))、連結部材57(図10)によって第2のラッチ53と連動する第1のラッチ52も同様に退避位置へ移動する。
この状態で、図15の左下に拡大図を示すように、第1のラッチ52が本体係合部Aと係合し得る位置までカートリッジトレイ50を装置本体内部へ押し入れたとき、第1のラッチ52と本体係合部Aは係合し得ない。これは、サブラッチ56が本体フレーム4に当接し退避位置のままであり、サブラッチ56によって退避位置に在る第2のラッチ53と連動する第1のラッチ52も退避位置にあるため、第1のラッチ52と装置本体の第1の係合部Aは係合し得ないからである。
この状態で、ユーザがカートリッジトレイ50を押す動作を止めた時、カートリッジトレイ50を引き出し位置側へ付勢する上述したバネM(図6)により、カートリッジトレイ50が装置本体2から外側に引き出される。以上の一連の動作により、カートリッジトレイ50の非駆動側を押して、非駆動側が先行した形でカートリッジトレイ50を装置本体2に挿入しても、カートリッジトレイ50は装置本体から押し出されることで、カートリッジトレイ50の片閉まりが防止される。よって、正しい位置にカートリッジPを設置することができる。
《第2の実施形態》
第1の実施形態では、カートリッジトレイ50を装置本体の内側位置へ装着する方向において、第3の係合部Cを第2の係合部Bと同じ位置に設けたが、本実施形態では、第3の係合部Cを第2の係合部Bよりも奥側に設けた点が異なる。他の点は、第1の実施形態と同様であり、説明を割愛する。
本実施形態において、駆動側が先行してカートリッジトレイ50を装置本体2へ挿入する場合、サブラッチ56が係合部C(図14)と係合する。その後にユーザがカートリッジトレイ50を押す動作を止めた場合、第1のラッチ52は第1の実施形態の場合よりも装着方向に進んでいるため、装置本体の第1の係合部A(図14)と係合できる確率が高くなる。
また、第1のラッチ52と第1の係合部A(図14)が係合した後、第2のラッチ53は本体フレーム4に突き当たるが、カートリッジトレイ50は図16(a)に示す付勢部材としてのバネMによって変形が戻る方向に力を受ける。このため、やがて第2のラッチ53が装置本体の第2の係合部Bと係合できる位置にくるため、係合する。よって、第1のラッチ52および第2のラッチ53が、それぞれ第1の係合部Aおよび第2の係合部Bと係合できるため、片閉まりは生じない。
また、本実施形態において、サブラッチ56を奥側に移動させる量が、カートリッジトレイ50の変形量よりも大きければ、第1のラッチ52と第1の係合部Aは確実に係合させることができる。このため、駆動側が先行してカートリッジトレイ50を装置本体2に挿入する際の片閉まりを防止することができる。よって、正しい位置にカートリッジPを設置することができる。
(変形例)
上述した実施形態では、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の範囲内で種々の変形が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態においては、記録媒体に画像を形成する画像形成装置の装置本体のカートリッジ装着部に取り外し可能に装着されるカートリッジがプロセスカートリッジであることを中心に説明したが、カートリッジは現像カートリッジであっても良い。また、カートリッジは現像剤カートリッジであっても良い。また、プロセスカートリッジは所謂一体型に限られず、分離型であっても良い。
(変形例2)
上述した実施形態においては、電子写真画像形成方式の画像形成装置を説明したが、画像形成装置は、これに限られない。例えば、像担持体として静電記録誘電体を用いる静電記録画像形成方式や像担持体として磁気記録磁性体を用いる磁気記録画像形成方式の装置であっても良い。また、本発明は中間転写方式の画像形成装置に限られず、像担持体に形成された現像剤像を記録媒体Sに直接転写する方式の画像形成装置であっても良い。また、モノカラーの画像形成装置であっても良い。
(変形例3)
上述した実施形態では、第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)を用いたが、カートリッジの個数はこれに限定されるものではない。必要に応じて適宜設定されるものである。例えば、モノクロの画像を形成する画像形成装置の場合には、前記画像形成装置に装着されるカートリッジの個数は1個である。
(変形例4)
上述した実施形態では、画像形成装置の一態様としてプリンタを例示したが、これに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置にも適用することができる。
50・・カートリッジトレイ、52・・第1のラッチ、53・・第2のラッチ、54・・ハンドル、55・・バネ、56・・サブラッチ、57・・連動部材、A・・第1の係合部、B・・第2の係合部、C・・第3の係合部、e・・軸、f・・斜面部、M・・バネ

Claims (9)

  1. カートリッジを支持し、装置本体の内側位置と外側位置との間を移動可能なカートリッジ支持部材であって、
    前記カートリッジ支持部材の移動方向と直交する方向において前記カートリッジ支持部材の一端側に設けられ、前記装置本体の第1の係合部に第1の突出位置で係止する第1の係止部材と、
    前記一端側とは反対側である前記カートリッジ支持部材の他端側に設けられ、前記装置本体の第2の係合部に第2の突出位置で係止する第2の係止部材と、
    前記第1及び第2の突出位置と前記第1及び第2の突出位置から退避した位置との間で前記第1及び第2の係止部材を連動させる連動機構と、
    前記他端側に設けられ、前記装置本体の第3の係合部に第3の突出位置で係止すると共に、前記第3の突出位置から退避した位置に在るとき前記第2の係止部材を前記第2の突出位置から退避した位置へ退避させる第3の係止部材と、
    前記装置本体の前記内側位置に向けて前記一端側よりも前記他端側が先行するように斜行した状態で前記カートリッジ支持部材が前記装置本体に装着され、前記第3の係止部材が前記第3の係合部に係止するとき、更に装着方向に力がかかる場合に、前記第3の係止部材を前記第3の係合部に係止しない解除位置へ移動させる解除機構と、
    を有することを特徴とするカートリッジ支持部材。
  2. 前記連動機構は、
    前記第1及び第2の係止部材の一方を付勢する付勢部材と、
    前記第1及び第2の係止部材を連結し、所定支点の周りに回転可能な連結部材と、
    前記所定支点を回転させ、前記第1及び第2の係止部材を前記第1及び第2の係合部から係合解除させる係合解除部材と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ支持部材。
  3. 前記第3の係止部材の前記第3の突出位置における突出量は、前記第2の係止部材の前記第2の突出位置における突出量よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載のカートリッジ支持部材。
  4. 前記第1の係止部材の前記第1の突出位置における突出量は、前記第2の係止部材の前記第2の突出位置における突出量よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載のカートリッジ支持部材。
  5. 前記カートリッジは異なる色に対応して複数設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカートリッジ支持部材。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカートリッジ支持部材が装着される装置本体であって、
    前記第1の係合部と、
    前記第2の係合部と、
    前記第3の係合部と、
    前記カートリッジ支持部材を前記内側位置と前記外側位置との間で案内する案内部材と、
    前記カートリッジ支持部材を前記外側位置へ付勢する付勢部材と、
    を有することを特徴とする装置本体。
  7. 前記カートリッジ支持部材を前記内側位置へ装着する方向において、前記第3の係合部は前記第2の係合部と同じ位置に設けられることを特徴とする請求項6に記載の装置本体。
  8. 前記カートリッジ支持部材を前記内側位置へ装着する方向において、前記第3の係合部は前記第2の係合部よりも奥側に設けられることを特徴とする請求項6に記載の装置本体。
  9. 像担持体と、前記像担持体に現像剤像を形成する現像剤像形成手段と、を備えるカートリッジと、
    前記現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記カートリッジを支持する請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカートリッジ支持部材と、
    請求項6乃至8のいずれか1項に記載の装置本体と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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