JP6323089B2 - レベル調整方法およびレベル調整装置 - Google Patents
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Description
そこで、追随速度の遅い長期ゲインと追随速度の速い短期ゲインとを算出し、算出された長期ゲインと短期ゲインとに基づいて信号レベルを調整するようにしたレベル調整装置も開発されている(特許文献1参照)。
そこで、本発明は、リスナにゲイン変動を余り感じさせず、レベル変化の速い信号にも対処でき、かつ、制御の容易な単純な構成のレベル調整方法およびレベル調整装置を提供することを目的としている。
図1に示すオーディオ装置50において、サウンドソース51は、スピーカ53で再生すべき音響信号の供給源となる装置であり、有線放送、音楽サーバ端末、長時間レコーダやミキサ等とされる。このサウンドソース51からデジタルの音響信号が、本発明にかかるレベル調整装置1に入力され、レベル調整装置1において、その音響信号のレベルが、その音響信号の入力レベルに応じて自動調整される。レベル調整装置1でレベルが自動調整されたデジタルの音響信号はパワーアンプ52でアナログ信号に変換され、電力増幅されてスピーカ53から放音される。レベル調整装置1は、それ自体を1つの独立した装置としてもよいが、サウンドソース51の筐体に内蔵したり、パワーアンプ52の筐体に内蔵したり、スピーカ53の筐体に内蔵したりしても良い。
図2に示す第1実施例のレベル調整装置1において、サウンドソース51からの音響信号は入力端子INから入力されて、第1レベル検出部10および第2レベル検出部11と調整部13とに入力される。第1レベル検出部10は、入力された音響信号のレベルを第2レベル検出部11と比較して相対的に速い追随速度(アタックレートがリリースレートより速く、例えば、アタックレートが数ミリ秒〜数十ミリ秒、リリースレートが数百ミリ秒〜数秒)で検出し、その検出されたレベルを示す第1レベル信号LV1を出力する。また、第2レベル検出部11は、入力された音響信号のレベルを第1レベル検出部10より遅い追随速度(アタックレートがリリースレートより速く、例えば、アタックレートが数100ミリ秒〜数秒、リリースレートが数秒〜数十秒)で検出し、その検出されたレベルを示す第2レベル信号LV2を出力する。第1レベル信号LV1と第2レベル信号LV2とは制御部12に供給され、制御部12は、第1レベル信号LV1の第2レベル信号LV2に対する比(レベル比)に基づいて、いずれか一方のレベル信号を選択し、ゲインカーブに基づいて、その選択されたレベル信号に対応するゲイン値GVを決定して、調整部13に供給する。第1レベル信号LV1の第2レベル信号LV2に対する比が、1以上の所定値を超える場合、または、該所定値以上の場合は、速い追随速度の第1レベル信号LV1が選択され、該所定値以下の場合、または、該所定値未満の場合は、追随速度の遅い第2レベル信号LV2が選択される。そして、調整部13が、サウンドソース51からの音響信号を、供給されたゲイン値GVに対応するゲインで増幅することによりレベル調整装置1から出力される音響信号のレベルが均一化される。ここでの「均一化」は、音響信号に含まれる長いフレーズ同士や、曲同士で、リスナが感じる音量を比較したときに、それらが同じ位の音量に感じるように、音響信号のレベルを調整するものである。入力レベルが急激に増加する緊急の場合を除いて、制御部12がゲイン値GVをゆっくりと変化させるよう構成されており、サウンドソース51からの音響信号における演奏された個別の音符音の立上りから立下りまでの音量変化(所謂エンベロープ)の形状や、連続する音符音の強弱関係は基本的に維持される。調整部13は、増幅器あるいは減衰器により構成することができる。
図3(a)に示したように、入力レベルLinが−∞(dB)からLin1(dB)の範囲では、ゲインGは−∞(dB)である。これにより、音響信号はミュートされ、レベル調整装置1からは無音信号が出力される。入力レベルLinがLin1(dB)以上の範囲では、入力レベルLinの増減を打ち消すように、入力レベルLinが増加すればゲインGが減少し、Linが減少すればゲインGが増加する。これにより、レベル調整装置1からは、レベルが均一化された音響信号が出力される。ただし、ゲインGには、ハードウェア都合等による下限Gminがある。入力レベルLinが所定値Lin2より大の範囲では、前記打ち消しのために下限値Gminより小さな値が必要となるが、ゲインGをその値まで下げることはできないので、代わりに、下限値Gminに保持される。この範囲では、入力レベルLinに応じてレベルが増減する音響信号が出力される。
なお、Lin2が入力レベルLinの上限値より大になるように、入力側で入力レベルLinの上限を制限したり、小さな下限値Gminを取れるハードウェアを採用してもよい。
なお、ステップS14で用いるゲインカーブは、レベル信号で参照されるゲイン値GVを記憶したゲインテーブルとして実現してもよいし、レベル信号に適用することによりゲイン値GVを算出する算術演算として実現してもよい。また、ステップS11における判定条件の不等号は、「を超える」を示す「>」ではなく、「以上」を示す「≧」であってもよい。
周期処理のステップS11では、判定処理をリニアスケールで行っているが、デシベルスケールで行うようにしてもよい。その場合、制御部12が、ステップS11の実行に先立って、第1レベル信号LV1および第2レベル信号LV2をデシベルスケールに変換し、ステップS11において、判定式(LV1−LV2)>T’(ただし、T’は閾値Tをデシベルスケールに変換した正の閾値。また、判定式中の「>」は「≧」であってもよい。)の判定を行うようにするとよい。これにより、上述した周期処理と同様に、リニアスケールにおける第1レベル信号LV1の第2レベル信号LV2に対する比(レベル比)が閾値Tを超えるか否かを判定できる。また、この場合、ステップS14におけるレベル値に対するゲインカーブの適用は、後述する第2実施例と同様に、デシベルスケールで行ってもよい。
図5に示す第2実施例のレベル調整装置1においては、サウンドソース51からステレオの音響信号が入力される。このステレオの音響信号の左信号(L)は入力端子LINに入力され、右信号(R)は入力端子RINに入力されて、それぞれディレイ部24,25を介して調整部13に入力される。また、入力端子LINに入力された左信号と入力端子RINに入力された右信号とは加算部20により加算されて、BPF21およびABS23に入力される。BPF21は、入力された音響信号から人間の聴感上の音量への寄与が大きい主帯域(例えば、200Hz〜10kHz)を抽出するバンドパスフィルタである。このフィルタは、バンドパスフィルタに限ることはなく、逆ラウドネスに準じる周波数特性であればどのようなタイプのフィルタでもよい。ABS22,23は、それぞれ入力されたデジタル音響信号の各サンプル値の絶対値を出力する整流部である。ABS22で整流された音響信号は、第1レベル検出部A1および第2レベル検出部A2に入力される。第1および第2レベル検出部A1,A2は、それぞれ、アタックレートとリリースレートで特定される追随速度で入力された音響信号のレベルを検出し、その検出されたレベルを示す各レベル信号LA1,LA2を出力する。出力される各レベル信号LA1,LA2の値は、入力した音響信号サンプル値がレベル信号LA1,LA2より大きい場合は、アタックレートの示す追随速度で上昇し、小さい場合は、リリースレートに対応する追随速度で下降する。第1レベル検出部A1のアタックレートは、例えば数ミリ秒〜数十ミリ秒とされ、リリースレートは、例えば数百ミリ秒〜数秒とされる。また、第2レベル検出部A2のアタックレートは、例えば数百ミリ秒〜数秒とされ、リリースレートは、例えば数秒〜数十秒とされる。これにより、この第1レベル検出部A1は、相対的に速い追随速度で、音響信号の音符毎のエンベロープ(短時間毎のピークレベルに相当)を遅れることなく検出する。また、第2レベル検出部A2は、第1レベル検出部A1より数倍ないし数十倍遅い追随速度で、音響信号の全体的なレベル変動(実効値に相当)を検出する。
本発明の第2実施例にかかるレベル調整装置1は、第1実施例と同じく、図3(a)に示すゲインカーブを用いてレベル制御を行い、その入出力特性は、音響信号に含まれる演奏音が残っている場合、図3(b)に示す特性となる。このレベル調整装置1では、演奏が終了して、第3レベル検出部B1から出力される第3レベル信号LB1が示すレベルが残留ノイズと見なせるレベルより小さくなると、制御部12によりミュートがオンと判定されゲインGVがゼロレベルとされて、音響信号がミュートされる。その後、演奏が再開され、制御部12において、第4レベル検出部B2の第4レベル信号LB2から演奏音の開始が検出されミュートがオフと判定されると、ミュートが解除され、音響信号のレベルを均一化するレベル調整が再開される。このように、第1実施例と同様のレベルの均一化に加え、第3レベル検出部B1および第4レベル検出部B2と制御部12とにより、残留ノイズの出力を防止するノイズゲートも実現されている。
LVx決定処理では、まず、ステップS30にて、直前のミュート判定処理が終了した段階でミュートオフが判定されている(MUTE=0)か否かを判定する。ここで、ミュートオフが判定されている場合は、制御部12は、YESと判定してステップS31に進み、第1レベル信号LA1の第2レベル信号LA2に対する比(レベル比)が閾値TAを超えるか否かを判定する。ここで、閾値TAは1以上の定数であって、そのレベル比が閾値TAを超える場合は、制御部12は、ステップS31にてYESと判定してステップS32に進み、LVxレジスタに第1レベル信号LA1を格納する。そして、制御部12は、ステップS35にて、図3(a)のゲインカーブに基づき、LVxレジスタに格納した第1レベル信号LA1に対するゲイン値GVを決定する。このステップをより詳細に説明すると、まず、リニアスケールの第1レベル信号LA1をデシベルスケールに変換する(LIN→LOG31)。次に、デシベルスケールの第1レベル信号LA1に、図3(a)に示されるデシベルスケールのゲインカーブを適用し、デシベルスケールのゲイン値GVを得る(ゲインカーブ32)。次に、そのデシベルスケールのゲイン値GVをリニアスケールに変換する(LOG→LIN33)。さらに、リニアスケールのゲイン値GVに平滑化処理を施し(平滑化部34)、平滑化されたリニアスケールのゲイン値GVを調整部13に供給する。以上でステップS35の処理が終了して、制御部12は、この周期処理を終了する。そして、調整部13が、入力する音響信号を、ゲイン値GVに対応するゲインで増幅して出力することにより、レベル調整装置1からは、速い追随速度でのレベル制御によりレベルが均一化された音響信号が出力される。この場合は、第1レベル信号LA1の第2レベル信号LA2に対する比が、閾値TAを超えることから、一時的に、入力された音響信号のレベルが比較的速い速度で上昇しており、レベル調整装置1では、その音響信号のレベルを相対的に速い追随速度で検出した第1レベル信号LA1に基づいてその音響信号がレベル制御される。このように、演奏音の立ち上がりが速い時には、一時的に、レベル変化の速い信号に追随する出力レベルの均一化が行われる。
このように、演奏音が入力している間、基本的には、リスナにゲイン変動を余り感じさせることのない出力レベルの均一化が行われる。
さらに、ミュートオンが判定されている(MUTE=1)場合は、制御部12は、ステップS30でNOと判定してステップS33に分岐し、LVxレジスタにゼロレベル「0」(−∞dB)を格納する。そして、上述した第1レベル信号LA1の場合と同様の処理により、制御部12は、ステップS35にて、図3(a)のゲインカーブに基づき、LVxレジスタに格納したゼロレベルに対応するゼロレベル(−∞dB)のゲイン値GVを決定し、そのゲイン値GVを調整部13に供給して周期処理を終了する。この場合、調整部13は、サウンドソース51からの音響信号を、そのゲイン値GVが示すゼロレベルのゲインで増幅するので、結果的に、その音響信号はミュートされる。
なお、以上に説明した第2実施例の周期処理では、ステップS22、S24、S31の判定処理をリニアスケールで行っていたが、それぞれ、デシベルスケールで行うようにしてもよい。あるステップの判定処理をデシベルスケールで行いたければ、その判定にかかるレベル信号を、ステップS20から当該ステップまでの任意の時点で、リニアスケールからデシベルスケールに変換すればよい。そして、ステップS22またはS24の判定処理をデシベルスケールで行う場合、その判定条件には、閾値TMSまたはTMEをデシベルスケールに変換した閾値TMS’またはTME’を用いればよい。また、ステップS31の判定処理をデシベルスケールで行う場合、閾値TAをデシベルスケールに変換した閾値TA’を用いて、判定式(LA1−LA2)>TA’の判定を行えばよい。この判定は、デシベルスケールにおける、第1レベル信号LA1の第2レベル信号LA2に対するレベル差が、閾値TA’を超えるか否かの判定であるが、第1実施例で説明した、リニアスケールにおける、第1レベル信号LA1の第2レベル信号LA2に対するレベル比が閾値TAを超えるか否かの判定と、実質的に等価である。また、ステップS33に関しては、LVxレジスタにデシベルスケールのゼロレベル(つまり−∞dB)を設定するよう変更すれば、ステップS35におけるリニアスケールからデシベルスケールへの変換(LIN→LOG31)を省略できる。
また、第2実施例の周期処理では、ミュートオンが判定されている場合(ステップS30のNO判定)にもゲインカーブを適用しているが、このゲインカーブの適用は省略可能である。すなわち、ステップS30でNO判定の場合に、ステップS33でゼロレベル(−∞dB)を直接ゲイン値GVとして格納し、ステップS35では、そのゲイン値GVの平滑化処理のみを行って調整部13に供給するようにしてもよい。
また、ステップS22、S24、S31における判定条件の不等号は、それぞれ、「<」、「>」、「>」ではなく、等号付きの「≦」、「≧」、「≧」であってもよい。
図7(a)に示す入力信号40は、サウンドソース51からの音響信号がBPF21を通過した波形である。この入力信号40から検出された第1レベル信号LA1と、第2レベル信号LA2とが図7(b)に示されている。第1レベル検出部A1は相対的に速い追随速度でレベルのピークを検出していることから、第1レベル信号LA1は図示するように入力信号40のエンベロープにほぼ追従するレベル信号となる。また、第2レベル検出部A2はゆっくりしたレベル変動に追従する速度でレベルを検出していることから、第2レベル信号LA2はそのエンベロープに遅れてゆっくり変化するレベル信号となる。時間軸上の特定区間T1,T2,T3では、第1レベル信号LA1が第2レベル信号LA2より、リニアスケールで所定レベル比(デシベルスケールで所定差)をつけて、大きくなっている。これらの区間では、ステップS31にてYESと判定されて、レベル信号LVxとして一時的に第1レベル信号LA1が選択され、調整部13における音響信号のレベル制御を、入力信号の立ち上がりに遅れることなく行うことができる。そして、区間T1,T2,T3以外の通常区間では、ステップS31にてNOと判定されて、レベル信号LVxとして第2レベル信号LA2が選択され、調整部13における通常のレベル制御を、リスナにゲイン変動を感じさせることなく行うことができる。この第2レベル検出信号LA2の値は、その他のレベル信号の影響を受けることはなく、リスナが感じるゲインの継続性が保たれる。
以上説明した本発明の実施例にかかるレベル調整装置では、サウンドソースからの音響信号に応じて、楽曲の途中のレベル変化があまり速くない通常区間では、遅い追随速度とされゲイン変動が目立ちにくい第2レベル検出部のレベル信号を用いて、ゲインの制御を行い、強い演奏音の頭等のレベルが急激に立ち上がる一部区間(上記特定区間)では、速いレベル変動に対応できる第1レベル検出部のレベル信号を用いて、ゲインの制御を行っている。そして、これら両ゲイン制御を、共通のゲインカーブ特性に基づいて行っているため、レベル調整装置の構成がシンプルであり、かつ、レベル変化特性の制御が容易となる。
また、本発明の実施例にかかるレベル調整装置では、追随する速さの異なる2つのレベル検出部の1つの出力を選択していたが、速さの異なる3つ以上のレベル検出部を設けて、そのうちの1つの出力を選択し、その選択された出力に基づいてゲインを決定するようにしてもよい。
さらに、本発明の実施例にかかるレベル調整装置は、信号処理をプログラム可能なデジタル信号処理プロセッサ(DSP)やパーソナルコンピュータ(PC)で構成してもよいし、アナログ演算回路で構成してもよい。
Claims (5)
- 入力信号のレベルを調整して出力するレベル調整装置であって、
前記入力信号のレベルを、相対的に速い追随速度で検出し、第1レベル信号を出力する第1レベル検出部と、
前記入力信号のレベルを、前記第1レベル検出部より遅い追随速度で検出し、第2レベル信号を出力する第2レベル検出部と、
前記第1レベル信号の前記第2レベル信号に対するレベル比が、1以上の所定レベル比を超える場合、または、以上の場合は、前記第1レベル信号に基づいてゲイン値を決定し、前記レベル比が前記所定レベル比以下の場合、または、未満の場合は、前記第2レベル信号に基づいてゲイン値を決定し、該決定したゲイン値に応じた制御信号を出力する制御部と、
該制御部から出力される前記制御信号に基づいて、前記入力信号のレベルを調整する調整部と、
を備え、前記第1レベル検出部および前記第2レベル検出部におけるアタックレートがリリースレートより速く設定されていることを特徴とするレベル調整装置。 - 前記制御部は、値が時間的になめらかに変化するよう、前記制御信号を平滑化して前記調整部に出力することを特徴とする請求項1記載のレベル調整装置。
- さらに、前記入力信号から聴感上の音量に影響が大きい帯域の成分を抽出するフィルタ手段を備えており、
前記第1レベル検出部及び前記第2レベル検出部は、それぞれ、前記フィルタ手段でフィルタ処理された信号のレベルを検出することを特徴とする請求項1または2に記載のレベル調整装置。 - さらに、前記制御部は、前記入力信号が所定レベル未満となったことを検出して、前記調整部にミュートを指示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレベル調整装置。
- 入力信号のレベルを調整して出力するレベル調整方法であって、
前記入力信号のレベルを、相対的に速い追随速度で検出し、第1レベル信号を出力する第1レベル信号生成過程と、
前記入力信号のレベルを、前記第1レベル検出手段より遅い追随速度で検出し、第2レベル信号を出力する第2レベル信号生成過程と、
前記第1レベル信号の前記第2レベル信号に対するレベル比が、1以上の所定レベル比を超える場合、または、以上の場合は、前記第1レベル信号に基づいてゲイン値を決定し、前記レベル比が前記所定レベル比以下の場合、または、未満の場合は、前記第2レベル信号に基づいてゲイン値を決定し、該決定したゲイン値に応じた制御信号を出力するゲイン値生成過程と、
前記制御信号に基づいて、前記入力信号のレベルを調整するレベル調整過程と、
を備え、前記第1レベル検出部および前記第2レベル検出部におけるアタックレートがリリースレートより速く設定されていることを特徴とするレベル調整方法。
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