JP6174434B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、建具に関し、特に、建具枠の屋内側に額縁を配置した建具に関する。
建物の開口部に取り付けた建具枠のアングルと、その屋内側に配置される額縁とを、ネジを用いずに固定する構造がある(特許文献1参照)。
特許文献1の構造では、建具枠の屋内側のアングルを略コ字形に形成し、この略コ字形部で前記額縁の屋外側端部を挟持している。また、略コ字形部は、第1部と、第1部と別体の第2部とを組み合わせて構成している。そして、第1部には、額縁に設けた溝に係合して額縁のアングルに対する屋内方向への動きを規制する係合部を設けている。
また、特許文献1では、図3に示すように、前記アングルの第2部の見込み面と、額縁の見込み面とが段差無く連続するように、第2部の屋内側端面と額縁の見付け面とを当接させて配置する構造が採用される場合がある。
特開2010−84513号公報
しかしながら、前記構成の場合、アングルと額縁間に隙間が生じやすいという問題がある。例えば、建具枠の形材や額縁には公差が存在し、この公差によって前記隙間が生じることがある。また、特許文献1では、アングルを、アルミニウム合金製の押出形材で構成した第1部と、合成樹脂製の押出形材で構成した第2部とを組み合わせており、この組立誤差によって前記隙間が発生する場合もある。
さらに、建物の開口部に建具枠および額縁を取り付けた場合の施工誤差や、木製の額縁の経年変化による反りなどによって、前記隙間が発生する場合もある。
そして、この建具枠のアングルと額縁との間の隙間は建物の開口部に露出するため、隙間寸法が大きくなると、建具枠の納まりの意匠性が低下する。また、施工現場で額縁を加工することなどで前記隙間を小さくすることも考えられるが、現場での施工作業が増えて施工時間が増加してしまう。
本発明の目的は、建具枠のアングルおよび額縁間の納まりの意匠性を向上でき、かつ、施工時間を短くできる建具を提供することにある。
本発明の建具は、建物の開口部に取り付けられてアングル部を有する建具枠と、前記建具枠の屋内側に配置される額縁と、を備え、前記アングル部の屋内側の部位は見付け方向に変形可能であり、前記建具枠のアングル部の裏面側には枠側連結部が設けられ、前記額縁には前記枠側連結部に係合する額縁側連結部が設けられ、前記アングル部を変形させて前記枠側連結部が前記額縁側連結部に係合することを特徴とする。
本発明によれば、建具枠のアングル部の裏面側に設けられた枠側連結部と、額縁に設けられた額縁側連結部とを係合して、建具枠に額縁を取り付ける。この際、アングル部の見込み方向の屋内側の部位は見付け方向に変形可能な部材で構成されている。ここで、変形可能な部材とは、力を加えた際に撓むことができ、かつ、力を加えることをやめると元の状態に戻ることができる部材を意味する。従って、可撓性を有する合成樹脂製や金属製の板材等で構成できる。
従って、枠側連結部および額縁側連結部をスナップ式に係合させることができ、施工作業も軽減できて短時間で施工できる。また、アングル部の屋内側の部位を見付け方向に変形可能な部材で構成したので、その変形を用いてアングル部を額縁側に引き寄せた状態で額縁をアングル部に係合することができる。このため、アングル部および額縁間の隙間を小さくでき、建具枠のアングルおよび額縁間の納まりの意匠性を向上できる。その上、各部品の製造時の公差や組立誤差によってアングル部および額縁間の隙間寸法がばらついても、アングル部を額縁側(屋内側)に引き寄せてから建具枠と額縁とを係合できるので、前記ばらつきをある程度吸収でき、施工現場での調整作業も軽減できて施工時間を短縮できる。
本発明において、前記枠側連結部は、前記アングル部と別体に設けられ当該アングル部の裏面に固定される枠側連結部材で構成され、前記額縁側連結部は、前記額縁と別体に設けられ当該額縁に固定される額縁側連結部材で構成されていることが好ましい。
本発明によれば、枠側連結部および額縁側連結部を、建具枠や額縁とは別体の枠側連結部材および額縁側連結部材で構成しているので、建具枠や額縁の形状、構造を変更する必要が無い。このため、従来から用いられている建具枠や額縁を利用することもでき、特に製造に金型が必要な建具枠自体を変更する場合に比べてコストを低減できる。
本発明において、前記枠側連結部は、前記建具枠の長手方向全長に渡って設けられ、前記額縁側連結部は、前記額縁の長手方向全長に渡って設けられていることが好ましい。
本発明によれば、枠側連結部および額縁側連結部を建具枠および額縁の長手方向全長に渡って設けているので、アングル部を全長に渡って額縁側に引き寄せることができる。従って、アングル部および額縁間の全長に渡って隙間の発生を確実に抑制できる。
本発明において、前記アングル部は、前記建具枠と別体に形成されて前記建具枠に取り付けられたアングル材に設けられ、前記枠側連結部およびアングル材を前記額縁側連結部によって屋内側に引き寄せた際に、前記アングル材の屋内側の端面は、前記額縁の屋外側の見付け面に当接されていることが好ましい。
本発明によれば、アングル部を建具枠と別体のアングル材に設けている。従って、アングル材は、前記建具枠と異なる材質の部材で構成できる。例えば、建具枠が金属製である場合に、アングル材は合成樹脂等の弾性変形可能な部材で構成できる。このため、枠側連結部および額縁側連結部の係合によってアングル部を屋内側に引き寄せた際に、アングル材を弾性変形させて引き寄せることができるので、アングル材の屋内側の端面を額縁に容易に当接させることができる。これにより、アングル部および額縁間に隙間が発生することを容易に防止できる。
本発明において、前記額縁に設けられた前記額縁側連結部は、前記額縁の屋外側の見付け面に沿って形成された連続部を有しており、前記連続部の前記アングル部側の先端部が前記枠側連結部に当接されることが好ましい。
本発明によれば、変形可能なアングル部が面内方向の外側に押圧された際の更なるアングル部の変形を抑制し、アングル部と額縁との接合部分に隙間や段差が生じることを容易に防ぐことができる。
本発明において、前記枠側連結部は前記アングル部の裏面側に沿って形成されるベース部と、ベース部に沿いかつベース部から離間したガイド部とを備えており、前記額縁側連結部は前記ベース部と前記ガイド部との間に介在する延長部を備えていることが好ましい。
本発明によれば、アングル部が日射などの熱によって熱せられて熱反りが生じ易い状態になった場合でも、枠側連結部が、額縁側連結部に備えられた延長部に当接するのでアングル部の熱反りが抑制され、アングル部と額縁との接合部分に隙間や段差が生じることを容易に防ぐことができる。
本発明の第1実施形態の建具である引違い窓を示す縦断面図。 本発明の第1実施形態の建具である引違い窓を示す横断面図 第1実施形態のアングル部と額縁との結合構造を示す図。 第1実施形態のアングル部と額縁との結合構造を示す図。 第1実施形態のアングル部と額縁との結合構造を示す図。 第2実施形態のアングル部と額縁との結合構造を示す図。 第3実施形態のアングル部と額縁との結合構造を示す図。
以下、本発明の第1実施形態を図1〜5に基づいて説明する。
図1、2において、本実施形態に係る建具である引違い窓1は、建具枠である窓枠2と、内外の障子3、4と、網戸5とを備えて構成されている。
以下の説明においては、躯体に取り付けられた引違い窓を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、引違い窓の面の中心に向かう方向を面内方向内側、中心から離れる方向を面内方向外側とし、左右となる方向を左右方向、後述する額縁およびアングルの見付け幅をあらわす方向を見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
[窓枠の構成]
窓枠2は、上枠11、下枠12および左右の縦枠13,14を備えて構成される。窓枠2は、建物の開口部に配置されて建物の躯体6に固定されている。
なお、本実施形態の上枠11、下枠12は、アルミ形材製の屋外部材および屋内部材を合成樹脂製の断熱材で連結した断熱形材サッシであるが、縦枠13,14と同様にアルミ形材で構成された上枠、下枠を用いてもよい。なお、前記面内方向内側は上枠11では下方、下枠12では上方、縦枠13,14では、左右方向のうち他の縦枠に向かう方向である。また、前記面内方向外側は、上枠11では上方、下枠12では下方、縦枠13,14では、左右方向のうち、他の縦枠から離れる方向である。
障子3,4や網戸5は、従来から用いられているものであるため、説明を省略する。
[樹脂カバー材]
窓枠2を構成する上枠11、下枠12、縦枠13,14の屋内側には、樹脂製カバー材21,22,23,24が、皿木ねじ等で固定されている。
樹脂製カバー材21は、図1に示すように、内障子3を案内する内レールの屋内側に取り付けられる。そして、樹脂製カバー材21は、上枠11の屋内側端部から下方に延長された第1片部211と、第1片部211の下端から屋内側に水平に延長された第2片部212とを有するアングル部210を備えている。
樹脂製カバー材22は、内障子3を案内する内レールの屋内側に取り付けられる。そして、樹脂製カバー材22は、下枠12の屋内側の立上りに沿って上方に延長された第1片部221と、第1片部221の上端から屋内側に水平に延長された第2片部222とを有するアングル部220を備えている。
樹脂製カバー材23は、縦枠13の外障子4よりも屋内側の位置に取り付けられる。そして、樹脂製カバー材23は、縦枠13の屋内側端部から見付け方向(面内方向内側)に延長された第1片部231と、第1片部231の先端から屋内側に延長された第2片部232とを有するアングル部230を備えている。
樹脂製カバー材24は、縦枠14のレール引寄部141よりも屋内側の位置に取り付けられる。そして、樹脂製カバー材24は、縦枠14の屋内側端部から見付け方向(面内方向内側)に延長された第1片部241と、第1片部241の先端から屋内側に延長された第2片部242とを有するアングル部240を備えている。
[アングル部]
本実施形態では、アングル部210,220,230,240は、上枠11、下枠12、縦枠13,14とは別体の合成樹脂製の樹脂製カバー材21,22,23,24に設けられている。従って、樹脂製カバー材21,22,23,24は、窓枠2と別体に形成された合成樹脂製のアングル材であり、アングル部210,220,230,240はこのアングル材に設けられている。
また、アングル部210,220,230,240は、可撓性を有する合成樹脂製であり、弾性変形可能に構成されている。
[額縁]
アングル部210,220,230,240の屋内側には、木製の額縁31,32,33,34が配置されている。
額縁31,32,33,34の表面(窓開口に露出する見込み面)は、前記アングル部210,220,230,240の表面と面一になっている。従って、アングル部210,220,230,240の表面から額縁31,32,33,34の表面は、段差無く連続している。このため、アングル部210,220,230,240と、額縁31,32,33,34との間に隙間が生じると意匠性が低下する。従って、本実施形態では、以下の係合構造を採用している。
[枠側連結部材および額縁側連結部材]
アングル部210,220,230,240には、枠側連結部としての枠側連結部材50が固定されている。一方、額縁31,32,33,34には、額縁側連結部としての額縁側連結部材60が固定されている。
これらの枠側連結部材50、額縁側連結部材60や、各アングル部210,220,230,240および額縁31,32,33,34の係合構造は共通するので、図3に拡大して示す縦枠14のアングル部240および額縁34の係合構造で説明する。この点は、図6,7の第2,3実施形態も同じである。
[枠側連結部材の構造]
枠側連結部材50は、アルミニウム合金の押出形材で構成されている。また、枠側連結部材50は、長尺状に形成され、アングル部240の長手方向の全長に渡って取り付けられる。なお、枠側連結部材50をピース状に形成し、アングル部240の長手方向の複数箇所に取り付けてもよい。
枠側連結部材50は、ベース部51と、ベース部51の屋内側に連続するフック部52と、ベース部51の見込み方向屋内側よりの部位からアングル部240側に突出する突起部53と、ベース部51の見込み方向屋外側の端部から見付け方向(面内方向外側)に延長された延長部54と、延長部54の見付け方向躯体側(面内方向外側)の端部から屋内側に延長され、さらに斜め方向に延長されたガイド部55とを備える。
ベース部51は、アングル部240の第2片部242に沿って板状に形成され、両面テープ58によって第2片部242の裏面に接着されている。フック部52は、ベース部51の屋内側端部から見付け方向(面内方向外側)に突出して形成されている。フック部52の見込み方向屋内側の面には、見込み方向屋内側から屋外側に向かうにつれて面内方向外側に傾斜する傾斜面52Aが形成され、見込み方向の屋外側の面には、見付け方向に沿った平面である係合面52Bが形成されている。
突起部53は、両面テープ58を貼り付ける際の基準位置となっている。すなわち、枠側連結部材50に両面テープ58を貼り付ける際には、前記突起部53に両面テープ58の側面を当てて貼り付ける。また、突起部53があるため、枠側連結部材50をアングル部240に貼り付ける際に、少なくとも突起部53の突出寸法分の隙間を確保できる。従って、両面テープ58の潰れ寸法を一定に維持できる。
ガイド部55は、延長部54に連続して形成され、ベース部51と一定間隔離れて対向する対向部55Aと、対向部55Aから見込み方向屋外側から屋内側に向かうにつれて面内方向外側に傾斜する傾斜部55Bとを備える。
[枠側連結部材の取付構造]
枠側連結部材50をアングル部240の第2片部242の裏面に取り付けるには、アングル部240の屋内側端面と、枠側連結部材50の屋内側端面(フック部52側の端面)とを治具に当接させて位置決めし、両面テープ58を用いて貼り付ける。
これにより、アングル部240の屋内側端面を基準に前記フック部52の位置が設定される。なお、両面テープ58の代わりに接着剤で固定してもよいが、両面テープ58を用いれば接着作業を容易に行える利点がある。また、枠側連結部材50の固定にネジを用いるとネジがアングル部240の表面に露出する。従って、枠側連結部材50はネジを用いずに固定することが、意匠性を向上できる点で好ましい。
[額縁側連結部材の構造]
額縁側連結部材60は、アルミニウム合金の押出形材で構成されている。額縁側連結部材60も長尺状に形成され、額縁34の長手方向の全長に渡って取り付けられる。なお、額縁側連結部材60もピース状に形成し、額縁34の長手方向の複数箇所に取り付けてもよい。
額縁側連結部材60は、ベース部61と、ベース部61の屋外側に連続する連続部62と、連続部62に連続して形成されるフック部63と、フック部63から屋外側に向かって延長された延長部64とを備える。
フック部63は、連続部62の見付け方向の端部における屋外側の面から連続して形成されている。すなわち、前記フック部63は、連続部62の見付け方向のアングル部240側つまり面内方向内側の端部から、連続して形成されている。このため、連続部62のアングル部240側の先端部とフック部63との間には段差が形成されている。そして、連続部62のアングル部240側の先端部は、フック部52に当接されている。このため、アングル部240の屋内側端部(第2片部242)が面内方向外側に押された場合、前記フック部52が連続部62に当接して移動が規制されるため、アングル部240が面内方向外側に変形して凹むことを抑制できる。
なお、本実施形態では、フック部52および連続部62が当接するように構成していたが、フック部52および連続部62間に隙間が生じるように構成してもよい。この場合、アングル部240の第2片部242が面内方向外側に押されると、前記フック部52が連続部62に当接した時点でアングル部240の移動を規制できる。従って、フック部52および連続部62間の隙間寸法は、アングル部240の移動を許容できる寸法に設定すればよい。
ベース部61は、板状に形成されて額縁34の裏面に形成された段部341に沿って配置され、ネジ68で額縁34の裏面側に固定されている。連続部62は、ベース部61の屋外側から額縁34の屋外側の見付面342に沿って、面内方向内側に延長されている。
フック部63は、前記見付面342に平行な平面とされて枠側連結部材50側に延長された係合面63Aと、係合面63Aの面内方向内側の先端から見込み方向の屋内側から屋外側に向かうにつれて、面内方向外側に傾斜する傾斜面63Bとを備えている。
延長部64は、フック部63の屋外側の先端から屋外側に向かって延長されている。アングル部240に反りが生じてアングル部240の先端が面内方向内側に移動しようとする際、前記ガイド部55の対向部55Aもアングル部240の移動と連動して面内方向内側に移動する為、延長部64は前記ガイド部55の対向部55Aに当接する。枠側連結部材50および額縁側連結部材60は、アルミニウム合金の押出形材であり、剛体と見なせるため、対向部55Aが延長部64に当接すると、それ以上のアングル部240の移動は規制される。このため、アングル部240の反りを抑制できる。
[額縁側連結部材の取付構造]
額縁側連結部材60を額縁34に取り付ける際には、ベース部61を段部341に当接し、連続部62を見付面342に当接した状態でネジ68を締め付ける。これにより、額縁34の屋外側の見付面342を基準に前記フック部63の位置が設定される。なお、額縁側連結部材60の固定方法はネジ68に限定されず、両面テープや接着剤を用いてもよい。
[窓枠の施工]
窓枠2を施工するには、まず、上枠11、下枠12、縦枠13,14の各アングル部210,220,230,240に枠側連結部材50を両面テープ58で接着しておく。また、各額縁31〜34を四方組んでおき、額縁側連結部材60をネジ68で各額縁31〜34に固定しておく。
次に、建物の開口部の躯体6に、前記上枠11、下枠12、縦枠13,14をネジで固定する。次に、図4に示すように、躯体6と各アングル部210,220,230,240間に形成される隙間部分に、各額縁31〜34を屋内側から差し込む。
すると、枠側連結部材50のフック部52の傾斜面52Aと、額縁側連結部材60のフック部63の傾斜面63Bとの傾斜面同士が当接し、枠側連結部材50が取付けられたアングル部240の第2片部242は額縁側連結部材60から離れる方向(面内方向内側)に弾性変形で移動する。このため、枠側連結部材50のフック部52は額縁側連結部材60のフック部63を乗り越えることができ、アングル部240は弾性変形した状態から元の状態に戻る。この際、前記ガイド部55が設けられているので、アングル部240の弾性変形で面内方向内側に移動したガイド部55は額縁側連結部材60側に近づく方向(面内方向外側)に案内され、枠側連結部材50の前記フック部52も額縁側連結部材60のフック部63側に移動して元の状態に戻る。
このため、図3に示すように、フック部63の係合面63Aにフック部52の係合面52Bが当接し、各フック部52,63同士はスナップ式に係合する。そして、各フック部52,63は、アングル部240の屋内側端面と、額縁31〜34の見付面342とを基準に位置決めされているので、図5に誇張して示すように、アングル部240と額縁34との接合部分に隙間が生じた場合は、アングル部240の第1片部241を屋内方向に押圧して枠側連結部材50のフック部52を屋内側に引き寄せ、額縁側連結部材60のフック部63に係合させればよい。これによりアングル部240の屋内側端面が額縁34の見付面342に当接する。
従って、アングル部210,220,230,240および額縁31〜34間の隙間の発生を抑制できる。
[第1実施形態の作用効果]
(1)本実施形態によれば、窓枠2のアングル部210,220,230,240の裏面側に固定した枠側連結部材50と、額縁31〜34に固定した額縁側連結部材60とを係合して、窓枠2に額縁31〜34を取り付けている。この際、アングル部210,220,230,240の屋内側の部位を見付け方向に変形可能に構成しているので、枠側連結部材50、額縁側連結部材60をスナップ式に係合でき、施工作業も軽減できて短時間で施工できる。
(2)アングル部210,220,230,240は、見込み方向屋内側に変形させることができる部材で構成し、枠側連結部材50のフック部52の見込み方向の位置をアングル部210,220,230,240の屋内側端面を基準に設定し、額縁側連結部材60のフック部63の見込み方向の位置を額縁31〜34の見付面342を基準に設定している。従って、アングル部210,220,230,240を額縁31〜34側に引き寄せて、アングル部210,220,230,240の屋内側端面を、額縁31〜34の見付面342に当接させて係合できる。このため、アングル部210,220,230,240および額縁31〜34間の隙間の発生を防止できて、その納まり部分の意匠性を向上できる。その上、各部品の製造時の公差や組立誤差によってアングル部210,220,230,240および額縁31〜34間の隙間寸法がばらついても、アングル部210,220,230,240を額縁31〜34側(屋内側)に引き寄せているので、前記ばらつきを吸収でき、施工現場での調整作業も軽減できて施工時間を短縮できる。
さらに、経年変化によって木製の額縁31〜34に反りが発生しても、額縁31〜34とアングル部210〜240の接合面の近傍で枠側連結部材50と額縁側連結部材60とが係合している為、アングル部210,220,230,240が追従するため、長期的に隙間を発生しにくくできる。
(3)また、窓枠2や額縁31〜34とは別体の枠側連結部材50および額縁側連結部材60を用いているので、窓枠2や各樹脂製カバー材21〜24、額縁31〜34の形状、構造を変更する必要が無い。このため、上枠11、下枠12、縦枠13,14や樹脂製カバー材21〜24の形状などを変更する場合に比べて、製造コストを低減できる。
(4)さらに、枠側連結部材50や額縁側連結部材60を、アングル部210,220,230,240や額縁31〜34の長手方向全長に渡って設けているので、アングル部210,220,230,240を全長に渡って額縁31〜34側に引き寄せた状態で額縁31〜34に係合することができる。従って、アングル部210,220,230,240および額縁31〜34間の全長に渡って隙間の発生を確実に防止できる。
(5)また、アングル部210,220,230,240を上枠11、下枠12、縦枠13,14と別体の樹脂製カバー材(アングル材)21〜24に設けたので、樹脂製カバー材21〜24の弾性変形のし易さなど考慮してその肉厚寸法などを設定できる。このため、枠側連結部材50および額縁側連結部材60の係合によってアングル部210,220,230,240を屋内側に引き寄せた際に、樹脂製カバー材21〜24を容易に弾性変形させて引き寄せることができ、アングル部210,220,230,240の屋内側の端面を、額縁31〜34の見付面342に容易に当接させることができる。これにより、アングル部210,220,230,240および額縁31〜34間に隙間が発生することを容易に防止できる。
(6)フック部52,63をアングル部210,220,230,240の第2片部212の屋内側端部に近い位置に形成しているので、アングル部210,220,230,240を容易にかつ確実に屋内側に引き寄せて額縁31〜34に当接させることができる。
(7)額縁34に設けられた額縁側連結部材60は、額縁34の屋外側の見付け面に沿って形成された連続部62を有しており、連続部62のアングル部210,220,230,240側の先端部が枠側連結部材50に当接されるので、弾性変形可能なアングル部210,220,230,240が面内方向の外側に押圧された際の更なるアングル部240の変形を抑制し、アングル部240と額縁34との接合部分に隙間や段差が生じることを容易に防ぐことができる。
(8)枠側連結部材50はアングル部240の裏面側に沿って形成されるベース部51と、ベース部51に沿いかつベース部51から離間したガイド部55とを備えており、額縁側連結部材60はベース部51とガイド部55との間に介在する延長部64を備えている。このため、額縁34がアングル部240に固定された際は、アングル部240が日射などの熱によって熱せられて熱反りが生じ易い状態になった場合でも、枠側連結部材50に備えられたガイド部55が、額縁側連結部材60に備えられた延長部64に当接するので熱反りが抑制され、アングル部240と額縁34との接合部分に隙間や段差が生じることを容易に防ぐことができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、枠側連結部材および額縁側連結部材の構成が第1実施形態と相違する。このため、図6に示す、縦枠14および額縁34の連結部分を例に説明する。
第2実施形態の枠側連結部材50Aは、金属製の板材を折曲加工することで構成され、ネジ71,72で縦枠14および躯体6に固定される。このため、枠側連結部材50Aは、建物の躯体6にネジ71で固定される第1固定部501と、第1固定部501の見込み方向屋外側の端部からアングル部240に向かって直交方向に折曲されて縦枠14の屋内側端部にネジ72で固定される第2固定部502と、第2固定部502の面内方向内側の端部から見込み方向屋内側に向かって直交方向に折曲されてアングル部240の第2片部242に両面テープ58で固定される延長部503と、延長部503の見込み方向屋内側先端から斜め方向に折曲されて、先端に係合部504Aを有するフック部504とを備える。フック部504は、見込み方向屋内側から屋外側に向かうにつれて面内方向外側に傾斜するように折曲されている。
一方、第2実施形態の額縁側連結部材60Aは、アルミニウム合金または合成樹脂製の押出形材で構成されている。
額縁側連結部材60Aは、額縁34の段部341に当接する係止部601と、見付面342にネジ69で固定される固定部602と、固定部602から屋外側に延出された延出部603と、フック部604とを備える。フック部604は、延出部603の屋外側に連続して形成され延出部603の屋内側端部から面内方向内側に向かって弧状に形成された係合部604Aと、係合部604Aの屋内側の端部から屋外側に向かうにつれて、面内方向外側に傾斜する傾斜面604Bとを有する。
この第2実施形態での窓枠の施工手順は、まず、枠側連結部材50Aをネジ72で固定した上枠11、下枠12、縦枠13,14を躯体6に固定する。その後、枠側連結部材50Aの第1固定部501をネジ71で躯体6に固定する。
次に、額縁側連結部材60Aを固定した額縁31〜34を、枠側連結部材50A部分に差し込む。この際、枠側連結部材50A及びアングル部240がフック部604の傾斜面604Bで押圧されることによって弾性変形で撓んでフック部604を乗り越え、フック部504の係合部504Aおよびフック部604の係合部604Aがスナップ式に係合する。
本実施形態においても前記第1実施形態と同様に、枠側連結部材50Aのフック部504と、額縁側連結部材60Aのフック部604とが係合することで、枠側連結部材50Aおよびアングル部240を屋内側に引き寄せた状態で額縁34に係合することができる。このため、アングル部240と額縁34との間に隙間が発生することを抑制できる。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態を、図7を参照して説明する。第1、2実施形態は、枠側連結部および額縁側連結部を、樹脂製カバー材21〜24および額縁31〜34とは別体の枠側連結部材50,50A、額縁側連結部材60,60Aで構成していた。これに対し、第3実施形態では、枠側連結部および額縁側連結部を、樹脂製カバー材および額縁に一体に形成したものである。
第3実施形態の樹脂製カバー材24Aは、合成樹脂製の押出形材で構成され、前記各実施形態と同様のアングル部240Aと、アングル部240Aに対向するガイド部245とを備える。
アングル部240Aは、第1片部241Aと、第2片部242Aとを備える。第2片部242Aの屋内側端部には、第2片部242Aから延出された当接部243Aと、当接部243Aから屋外側に向かうにつれて、面内方向外側に傾斜する傾斜面243Bと、傾斜面243Bの屋外側端部から面内方向内側に向かって延出された係合部243Cとを備えるフック部243が形成されている。
ガイド部245は、アングル部240Aの基端部分から縦枠14の屋内側端面に沿って延長された延長部246と、延長部246から屋内側に延出されて先端が面内方向外側に傾斜されたガイド部247とを備える。
第3実施形態の額縁34Aは、木製額縁で構成され、アングル部240Aおよびガイド部245間に挿入される挿入部345を備える。この挿入部345には、前記フック部243に当接して第1片部241Aと第2片部242Aとを撓ませる傾斜面346と、前記フック部243が係合する係合面347Aを備える係合凹部347と、挿入部345の傾斜面346の反対側の端縁に形成された挿入端縁348とを備える。
この第3実施形態では、樹脂製カバー材24Aを装着した縦枠14を躯体6にネジで固定する。次に、額縁34Aの挿入部345を、樹脂製カバー材24Aのアングル部240Aおよびガイド部245間に挿入する。この際、挿入部345の傾斜面346がフック部243の傾斜面243Bに当接し、かつ、挿入端縁348がガイド部245に当接するため、挿入部345は適切な位置に案内される。
そのまま、額縁34Aを押し込むと、第2片部242Aが開口側に撓み、さらにフック部243の係合部243Cが係合凹部347の係合面347Aにスナップ式に係合する。このため、アングル部240Aの第2片部242Aは、係合凹部347によって屋内側に引き寄せた状態で額縁34Aに係合する為、アングル部240Aと額縁34Aとの隙間の発生を抑制できる。
従って、第3実施形態では、フック部243によって枠側連結部が構成され、係合凹部347によって額縁側連結部が構成される。
本実施形態においても前記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。また、枠側連結部および額縁側連結部を、アングル部240Aおよび額縁34Aに一体に形成したので、別体で構成する場合に比べて部品点数を少なくできる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる
他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
前記各実施形態では、アングル部210,220,230,240は、上枠11、下枠12、縦枠13,14とは別体の樹脂製カバー材21〜24で構成していたが、上枠、下枠、縦枠を合成樹脂材で形成する場合には、アングル部を上枠、下枠、縦枠と一体に形成してもよい。
アングル部210,220,230,240は、合成樹脂製に限定されず、アルミニウム合金等の金属製でもよく、可撓性を有して弾性変形可能なものであることが好ましい。
枠側連結部材50や額縁側連結部材60の形状や材質は、アルミニウム合金等の金属製や合成樹脂製など、実施にあたって適宜選択すればよい。
前記各実施形態は、引違い窓1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、アングルを備えた建具であれば、すべり出し窓、FIX窓、開き窓等であってもよい。
1…引違い窓、2…建具枠である窓枠、6…躯体、11…上枠、12…下枠、13,14…縦枠、21,22,23,24,24A…樹脂製カバー材、31,32,33,34,34A…額縁、50,50A…枠側連結部材、52…フック部、58…両面テープ、60,60A…額縁側連結部材、63…フック部、68,69…ネジ、210,220,230,240,240A…アングル部、243…フック部、504…フック部、604…フック部。

Claims (6)

  1. 建物の開口部に取り付けられてアングル部を有する建具枠と、
    前記建具枠の屋内側に配置される額縁と、を備え、
    前記アングル部の屋内側の部位は見付け方向に変形可能であり、
    前記建具枠のアングル部の裏面側には枠側連結部が設けられ、
    前記額縁には前記枠側連結部に係合する額縁側連結部が設けられ、
    前記アングル部を変形させて前記枠側連結部が額縁側連結部に係合される建具。
  2. 前記枠側連結部は、前記アングル部と別体に設けられ当該アングル部の裏面に固定される枠側連結部材で構成され、
    前記額縁側連結部は、前記額縁と別体に設けられ当該額縁に固定される額縁側連結部材で構成されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記枠側連結部は、前記建具枠の長手方向全長に渡って設けられ、
    前記額縁側連結部は、前記額縁の長手方向全長に渡って設けられている請求項1または請求項2に記載の建具。
  4. 前記アングル部は、前記建具枠と別体に形成されて前記建具枠に取り付けられたアングル材に設けられ、
    前記枠側連結部およびアングル材を前記額縁側連結部によって屋内側に引き寄せた際に、前記アングル材の屋内側の端面は、前記額縁の屋外側の見付け面に当接されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
  5. 前記額縁に設けられた前記額縁側連結部は、前記額縁の屋外側の見付け面に沿って形成された連続部を有しており、前記連続部の前記アングル部側の先端部が前記枠側連結部に当接される請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
  6. 前記枠側連結部は、前記アングル部の裏面側に沿って形成されるベース部と、ベース部に沿いかつベース部から離間したガイド部とを備えており、前記額縁側連結部は前記ベース部と前記ガイド部との間に介在する延長部を備えている請求項1から請求項5のいずれかに記載の建具。
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