JP6171976B2 - 車両用挙動制御装置 - Google Patents
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Description
実施形態1では、本発明の車両用挙動制御装置を運転支援システム100に適用した場合を例に挙げて説明する。図1に、実施形態1の運転支援システム100の全体構成を示す。図1に示すように、運転支援システム100は、VSC_ECU1、舵角センサ2、Gセンサ3、ヨーレートセンサ4、EPS_ECU5、測距センサ6、及び車両制御ECU10を含む。運転支援システム100は、車両に搭載される。
VSC_ECU1は、自車に制動力を印加するブレーキアクチュエータ(図示せず)を制御するもので、自車の横滑りを抑制するVSC(Vehicle Stability Control、登録商標)の制御機能を備える。このVSC_ECU1は、車内LANから要求減速度の情報を受信し、この要求減速度が自車に発生するように、ブレーキアクチュエータを制御する。また、VSC_ECU1は、自車速Vo、及びブレーキ圧力の情報を車内LANに送信する。VSC_ECU1は、自車速Voを例えば車輪速センサ等から取得する構成とすればよい。
車両制御ECU10は、VSC_ECU1、舵角センサ2、Gセンサ3、ヨーレートセンサ4、EPS_ECU5、測距センサ6から入力された各種情報に基づき、各種の処理を実行する。なお、車両制御ECU10が請求項の車両用挙動制御装置に相当する。
自動操舵制御関連処理部101は、カーブ路の曲線に沿って自車が走行するようにステアリング切り角を自動で制御する自動操舵制御に関連する処理を行う。図3に示すように、自動操舵制御関連処理部101は、現在位置特定部111、境界位置検出部112、道路外形決定部113、道路境界距離算出部114、道路幅方向距離算出部115、曲率半径算出部116、道路形状判定部117、カーブ方向判定部118、第1切れ角算出部119、仮想境界距離設定部120、変換部121、位置偏差算出部122、変換後位置偏差算出部123、旋回半径算出部124、第2切れ角算出部125、目標操舵角算出部126、及び操舵指示部127を備えている。
ここで、自動操舵制御関連処理部101での第1要求角算出関連処理について、図4に示すフローチャート及び図5の模式図を用いて説明を行う。前述したように、第1要求角算出関連処理では、自車を道路外形の曲率半径に応じて操舵させるためのカーブ旋回要求タイヤ切れ角θ_curvの算出を行う。図4のフローチャートは、例えば、操作SW9で自動操舵制御を開始する旨のユーザ操作を受け付けた場合に、一定の周期ごとに開始する構成とすればよい。本実施形態では、一例として、一定の周期を100msecとする。
続いて、自動操舵制御関連処理部101での第2要求角算出関連処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明を行う。前述したように、第2要求角算出関連処理では、自車を道路外形の道路幅の中心に合わせるためのレーンキープ要求タイヤ切れ角θ_laneの算出を行う。図6のフローチャートは、例えば一定の周期ごとに、第1要求角算出関連処理と並行して行われる構成とすればよい。
続いて、自動操舵制御関連処理部101での挙動制御関連処理について、図7に示すフローチャートを用いて説明を行う。前述したように、挙動制御関連処理では、第1要求角算出関連処理で算出したカーブ旋回要求タイヤ切れ角θ_curvと、第2要求角算出関連処理で算出したレーンキープ要求タイヤ切れ角θ_laneとを用い、自車を道路外形の曲率半径に応じて操舵させつつ自車を道路外形の道路幅の中心に合わせるようにする。図7のフローチャートは、例えば第1要求角算出関連処理及び第2要求角算出関連処理によって、カーブ旋回要求タイヤ切れ角θ_curv及びレーンキープ要求タイヤ切れ角θ_laneが新たに算出されるごとに行われる構成とすればよい。
図2に戻って、自動操舵制御の中止についての説明を行う。第1失敗判定部102は、EPS_ECU5での自動操舵制御に用いられる、舵角センサ2からの出力値をモニタし、舵角センサ2からの出力値が所定時間以上得られなかった場合やこの出力値が異常であった場合に、舵角センサ2での検出が失敗したと判定する。ここで言うところの所定時間とは、例えば、舵角センサ2の検出周期を越えた時間とすればよい。また、舵角センサ2の出力値が異常とは、例えば、出力値が過去の値との連続性が認められない程度に急激に変化した場合などとすればよい。
ここで、中止時関連処理部104についての説明を行う。中止時関連処理部104は、自動操舵制御が中止されてからドライバがステアリングの操舵操作を開始するまでの移行期間において、自車が道路境界から逸脱しないように減速制御を行うとともに自車のステアリングを中立位置に戻す中止時関連処理を行う。図8に示すように、操舵角取得部141、車速特定部142、道路境界距離取得部143、逸脱余裕時間算出部144、変化率算出部145、切り角変化部146、評価指標算出部147、目標値設定部148、目標相対速度算出部149、目標減速度算出部150、制動制御指示部151、及び操舵角推定部152を備えている。
続いて、中止時関連処理部104での中止時関連処理について、図9〜図12のフローチャートを用いて説明を行う。図9は実施形態1における中止時関連処理の流れの一例を示すフローチャートであって、図10〜図12は、実施形態1における中止時関連処理におけるサブルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。図9のフローチャートは、中止時関連処理部104が自動操舵制御中止部103から、自動操舵制御を中止させる通知を受けた場合に開始する構成とすればよい。
例えば、カーブ路の走行中に自車の舵角センサ2での検出が失敗し、自動操舵制御を中止させることになった場合、自車のステアリングを中立位置に戻さないと、図13に示すように、自車が道路境界を逸脱してしまう。
本発明は上述の実施形態1に限定されるものではなく、次の実施形態2も本発明の技術的範囲に含まれる。以下では、実施形態2について図面を用いて説明を行う。なお、説明の便宜上、実施形態1の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
車両制御ECU10は、VSC_ECU1、舵角センサ2、Gセンサ3、ヨーレートセンサ4、EPS_ECU5、測距センサ6から入力された各種情報に基づき、各種の処理を実行する。
第2失敗判定部106は、自動操舵制御関連処理部101の境界位置検出部112で測距センサ6の検出結果が所定時間以上得られなかった場合に、測距センサ6での検出が失敗したと判定する。ここで言うところの所定時間とは、例えば、測距センサ6の検出周期を越えた時間とすればよい。
ここで、中止時関連処理部104aについての説明を行う。中止時関連処理部104aは、自動操舵制御が中止されてからドライバがステアリングの操舵操作を開始するまでの移行期間において、自車が道路境界から逸脱しないように減速制御を行うとともに自車のステアリングを中立位置に戻す中止時関連処理を行う。
続いて、中止時関連処理部104aでの中止時関連処理について、図21〜図24のフローチャートを用いて説明を行う。図21は実施形態2における中止時関連処理の流れの一例を示すフローチャートであって、図22〜図24は、実施形態2における中止時関連処理におけるサブルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。図21のフローチャートは、中止時関連処理部104aが自動操舵制御中止部103aから、自動操舵制御を中止させる通知を受けた場合に開始する構成とすればよい。
実施形態2では、測距センサ6での検出が失敗したことにより道路外形決定部113で決定できなくなった道路外形に代わり、それまでに道路外形決定部113で決定していた道路外形に続く仮想道路外形を推定して、仮想前方道路境界距離の算出に用いる点を除けば、実施形態1と同様であるので、実施形態1と同様に、自動操舵制御からドライバ操舵へ切り替わった場合に、自車が道路境界から逸脱するのを防止するとともに、ドライバに次の操舵操作を判断し易くすることが可能になる。
前述の実施形態では、ユーザによって自車のステアリングの操作が開始されたと手動操舵開始判定部105で判定した場合に、制動制御指示部151からVSC_ECU1への指示を終了し、自動での制動制御を終了させる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、自動での制動制御を終了させるのではなくて、自車の減速度が目標減速度となるようにする場合の制動力よりも制動力が小さくなるようにさせる構成としてもよい。言い換えると、自動での制動制御による減速度を絶対値として小さくさせる構成としてもよい。
前述の実施形態では、接近離間状態評価指標を用いて、道路境界から逸脱しないように減速制御を行う場合を例に挙げて説明を行ったが、必ずしもこれに限らない。例えば、接近離間状態評価指標を用いない減速制御によって、道路境界から逸脱しないように減速制御を行う構成としてもよい。
前述の実施形態では、自動操舵制御において、舵角センサ2で検出した操舵角を用いる構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、ヨーレートセンサで検出したヨーレートを用いて自動操舵制御を行う構成としてもよい。
実施形態1では、レーダやカメラといった自律センサの検出結果から道路外形を決定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、車車間通信によって先行車等の他車から得た情報をもとに道路外形を決定する構成としてもよい。
また、路車間通信によって路側機等から得た情報をもとに道路外形を決定する構成としてもよい。変形例5のようにする場合には、路車間通信によって路側機等から取得した情報をもとに、車両制御ECU10で道路外形を決定する構成とすればよい。
前述の実施形態では、道路境界までの距離を最適距離として走行する自動操舵制御を行うため、自車の走行すべき道路領域の外形までを決定する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、道路幅の中心線に沿って走行することで、道路境界までの距離を最適距離として走行する自動操舵制御を行う場合には、道路形状として道路外形までを決定せず、中心線の形状を決定するだけの構成としてもよい。
Claims (8)
- 車両に搭載され、
自車の現在位置を逐次特定する現在位置特定部(111)と、
自車の走行すべき道路領域の道路形状を逐次決定する道路形状決定部(113)と、
前記道路形状決定部で逐次決定する前記道路形状に沿って自車を走行させるようにステアリング切り角を逐次制御する自動操舵制御を行わせる自動操舵制御指示部(127)とを備える車両用挙動制御装置(10)であって、
自車の速度である自車速を逐次特定する車速特定部(142)と、
前記現在位置特定部で逐次特定する自車の現在位置と、前記道路形状決定部で逐次決定する前記道路形状とをもとに、自車から自車正面に位置する前方道路境界までの前方道路境界距離を逐次算出する境界距離算出部(114)と、
前記自動操舵制御に用いられる、自車の旋回の度合いを検出する旋回関連センサでの検出が失敗したか否かを判定する第1失敗判定部(102)と、
前記旋回関連センサでの検出が失敗したと前記第1失敗判定部で判定した場合に、前記自動操舵制御を中止させる自動操舵制御中止部(103)と、
前記自動操舵制御を中止させた場合に、前記境界距離算出部で逐次算出する前記前方道路境界距離と、前記車速特定部で逐次特定する自車速とをもとに、自車正面に位置する前記前方道路境界を逸脱するまでに自車のステアリングを中立位置に戻すのに必要な、ステアリング切り角の時間あたりの変化量である要求切り角変化率を逐次算出する変化率算出部(S442、S542)と、
前記変化率算出部で逐次算出する前記要求切り角変化率に従って、自車のステアリング切り角を逐次変化させる切り角変化部(S45、S55)と、
前記自動操舵制御を中止させた場合に、前記境界距離算出部で逐次算出する前記前方道路境界距離と、前記車速特定部で逐次特定する自車速とをもとに、自車正面に位置する前記前方道路境界を逸脱しないようにするための自車の目標減速度を逐次算出する目標減速度算出部(S473)と、
自車の減速度が前記目標減速度となるように、自車の制動力を逐次制御する制動制御を行わせる制動制御指示部(S48)とを備えることを特徴とする車両用挙動制御装置。 - 請求項1において、
前記自動操舵制御の中止時点では、前記境界距離算出部で算出する、中止時点における前記前方道路境界距離(Dr0)と、前記車速特定部で特定する、中止時点における前記自車速(Vo0)とから、(1)式に従って、中止時点において自車正面に位置する前記前方道路境界を逸脱するまでの逸脱猶予時間(t0)を算出する一方、中止時点を過ぎた後は、前記境界距離算出部で逐次算出する前記前方道路境界距離(DrN)と、前記車速特定部で逐次特定する自車速(VoN)とから、(2)式に従って前記逸脱猶予時間(tN)を逐次算出する逸脱猶予時間算出部(S441、S541)と、
前記自動操舵制御を中止させた場合に、中止時点における自車のステアリング切り角(Θ0)と、中止時点から現在までに前記切り角変化部で変化させたステアリング切り角の積算変化量とから、現在のステアリング切り角(ΘN)を逐次推定する切り角推定部(S51)とを備え、
前記変化率算出部は、
前記自動操舵制御の中止時点では、前記逸脱猶予時間算出部で算出する、中止時点において自車正面に位置する前記前方道路境界を逸脱するまでの逸脱猶予時間(t0)と、中止時点における自車のステアリング切り角(Θ0)とから、(3)式に従って、中止時点における前記要求切り角変化率(ΔΘ0)を算出する一方、中止時点を過ぎた後は、前記逸脱猶予時間算出部で逐次算出する前記逸脱猶予時間(tN)と、前記切り角推定部で逐次推定する現在のステアリング切り角(ΘN)とから、(4)式に従って、現在の前記要求切り角変化率(ΔΘN)を逐次算出することを特徴とする車両用挙動制御装置。
Dr0 :自動操舵制御の中止時点における前方道路境界距離[m]
Vo0 :自動操舵制御の中止時点における自車の車速[m/sec]
DrN :自動操舵制御の中止時点を過ぎた後における前方道路境界距離[m]
VoN :自動操舵制御の中止時点を過ぎた後における自車の車速[m/sec]
Θ0 :自動操舵制御の中止時点におけるステアリング切り角[deg]
ΘN :切り角推定部で推定した現在のステアリング切り角[deg] - 請求項1又は2において、
前記前方道路境界に対する接近離間状態を自車の前記前方道路境界に接近する速度を考慮して表す指標であって、自車が前記前方道路境界に接近する速度が高くなるほど大きくなるとともに、前記前方道路境界距離が短くなる変化に対する増加勾配が前記前方道路境界距離が短くなるほど急峻になる指標である接近離間状態評価指標を算出する評価指標算出部(147)を備え、
前記目標減速度算出部は、前記評価指標算出部で算出した前記接近離間状態評価指標と、前記境界距離算出部で逐次算出する前記前方道路境界距離とから定まる、自車正面に位置する前記前方道路境界に対する自車の速度目標値に実際の自車速を合わせるための減速度を、前記目標減速度として逐次算出することを特徴とする車両用挙動制御装置。 - 車両に搭載され、
自車の現在位置を逐次特定する現在位置特定部(111)と、
自車の走行すべき道路領域の道路形状を逐次決定する道路形状決定部(113)と、
前記道路形状決定部で逐次決定する前記道路形状に沿って自車を走行させるようにステアリング切り角を逐次制御する自動操舵制御を行わせる自動操舵制御指示部(127)とを備える車両用挙動制御装置(10)であって、
前記道路形状決定部は、自車の前方に存在する前記道路領域の道路形状を決定できる道路形状決定用情報を用いて、自車の走行すべき道路領域の道路形状を決定するものであり、
自車の速度である自車速を逐次特定する車速特定部(142)と、
前記道路形状決定用情報の取得が失敗したか否かを判定する第2失敗判定部(106)と、
前記道路形状決定用情報の取得が失敗したと前記第2失敗判定部で判定した場合に、前記自動操舵制御を中止させる自動操舵制御中止部(103a)と、
前記自動操舵制御を中止させた場合に、前記道路形状決定部でそれまでに決定していた道路形状をもとに、その道路形状に続く仮想道路形状を推定する仮想道路形状推定部(153)と、
前記自動操舵制御を中止させた場合に、前記現在位置特定部で逐次特定する自車の現在位置と、前記仮想道路形状推定部で推定した前記仮想道路形状とをもとに、自車から自車正面に位置する仮想的な前方道路境界である仮想前方道路境界までの仮想前方道路境界距離を算出する仮想境界距離算出部(154)と、
前記自動操舵制御を中止させた場合に、前記仮想境界距離算出部で逐次算出する前記仮想前方道路境界距離と、前記車速特定部で逐次特定する自車速とをもとに、自車正面に位置する前記仮想前方道路境界を逸脱するまでに自車のステアリングを中立位置に戻すのに必要な、ステアリング切り角の時間あたりの変化量である要求切り角変化率を逐次算出する変化率算出部(S652、S752)と、
前記変化率算出部で逐次算出する前記要求切り角変化率に従って、自車のステアリング切り角を逐次変化させる切り角変化部(S66、S76)と、
前記自動操舵制御を中止させた場合に、前記仮想境界距離算出部で逐次算出する前記仮想前方道路境界距離と、前記車速特定部で逐次特定する自車速とをもとに、自車正面に位置する前記仮想前方道路境界を逸脱しないようにするための自車の目標減速度を逐次算出する目標減速度算出部(S683)と、
自車の減速度が前記目標減速度となるように、自車の制動力を逐次制御する制動制御を行わせる制動制御指示部(S69)とを備えることを特徴とする車両用挙動制御装置。 - 請求項4において、
前記自動操舵制御の中止時点では、前記仮想境界距離算出部で算出する、中止時点における前記仮想前方道路境界距離(Dr0_v)と、前記車速特定部で特定する、中止時点における前記自車速(Vo0)とから、(5)式に従って、中止時点において自車正面に位置する前記仮想前方道路境界を逸脱するまでの仮想逸脱猶予時間(t0_v)を算出する一方、中止時点を過ぎた後は、前記仮想境界距離算出部で逐次算出する前記仮想前方道路境界距離(DrN_v)と、前記車速特定部で逐次特定する自車速(VoN)とから、(6)式に従って前記仮想逸脱猶予時間(tN_v)を逐次算出する仮想逸脱猶予時間算出部(S651、S751)と、
前記変化率算出部は、
前記自動操舵制御の中止時点では、前記仮想逸脱猶予時間算出部で算出する、中止時点において自車正面に位置する前記仮想前方道路境界を逸脱するまでの仮想逸脱猶予時間(t0_v)と、中止時点における自車のステアリング切り角(Θ0)とから、(7)式に従って、中止時点における前記要求切り角変化率(ΔΘ0_v)を算出する一方、中止時点を過ぎた後は、前記仮想逸脱猶予時間算出部で逐次算出する前記仮想逸脱猶予時間(tN_v)と、現在のステアリング切り角(ΘN)とから、(8)式に従って、現在の前記要求切り角変化率(ΔΘN_v)を逐次算出することを特徴とする車両用挙動制御装置。
Dr0_v :自動操舵制御の中止時点における仮想前方道路境界距離[m]
Vo0 :自動操舵制御の中止時点における自車の車速[m/sec]
DrN_v :自動操舵制御の中止時点を過ぎた後における仮想前方道路境界距離[m]
VoN :自動操舵制御の中止時点を過ぎた後における自車の車速[m/sec]
Θ0 :自動操舵制御の中止時点におけるステアリング切り角[deg]
ΘN :切り角推定部で推定した現在のステアリング切り角[deg] - 請求項4又は5において、
前記仮想前方道路境界に対する接近離間状態を自車の前記仮想前方道路境界に接近する速度を考慮して表す指標であって、自車が前記仮想前方道路境界に接近する速度が高くなるほど大きくなるとともに、前記仮想前方道路境界距離が短くなる変化に対する増加勾配が前記仮想前方道路境界距離が短くなるほど急峻になる指標である接近離間状態評価指標を算出する評価指標算出部(147)を備え、
前記目標減速度算出部は、前記評価指標算出部で算出した前記接近離間状態評価指標と、前記仮想境界距離算出部で逐次算出する前記仮想前方道路境界距離とから定まる、自車正面に位置する前記仮想前方道路境界に対する自車の速度目標値に実際の自車速を合わせるための減速度を、前記目標減速度として逐次算出することを特徴とする車両用挙動制御装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項において、
前記自動操舵制御が中止された後に、ユーザによって自車のステアリングの操作が開始されたか否かを判定する手動操舵開始判定部(105)を備え、
前記制動制御指示部は、ユーザによって自車のステアリングの操作が開始されたと前記手動操舵開始判定部で判定した場合に、前記制動制御を中止させることを特徴とする車両用挙動制御装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項において、
前記自動操舵制御が中止された後に、ユーザによって自車のステアリングの操作が開始されたか否かを判定する手動操舵開始判定部(105)を備え、
前記制動制御指示部は、ユーザによって自車のステアリングの操作が開始されたと前記手動操舵開始判定部で判定した場合には、自車の減速度が前記目標減速度となるようにする場合の前記制動力よりも制動力が小さくなるようにさせることを特徴とする車両用挙動制御装置。
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