JP6076049B2 - 縦サッシュを備えた車両用ドアフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、縦サッシュを備えた車両用ドアフレームに関する。詳しくは、ガラスラン収容部を構成するチャンネル部材と、該チャンネル部材の奥側(車内側)に於いて所要の容積を確保するように設けられた袋部を持つ車内側部材を有し、これらを接合して成る縦サッシュを備えた車両用ドアフレームに関する。
車両用ドアフレームを構成するサッシュの中で縦方向に設けられる縦サッシュは、ガラスラン収容部を構成するチャンネル部材と、該チャンネル部材の奥側(車内側)に於いて所要の容積を確保するように設けられた袋部を持つ車内側部材を有する。縦サッシュとしては、前ドアの後方側サッシュや、後ドアの前方側サッシュを挙げることができる。
このような縦サッシュとしては、チャンネル部材と車内側部材とをヘミング加工により接合した縦サッシュ100p(図6参照)が知られており、その一例が、特開2008−302778号公報(特許文献1)に開示されている。
特開平8−141762号公報(特許文献2)には、メッキ層を有する被溶接材のレーザ溶接に於いて、メッキ層の蒸発で発生する気体に起因する溶接不良等の不具合を防止するべく、被溶接材間に間隙を設けることについて記載されている。
特開2008−302778号公報 特開平8−141761号公報
車両用ドアでは、窓開口部周縁の視界をより広く確保したいという要請や、見栄えをより良くしたいという要請がある。このため、車両用ドアフレームの縦サッシュでは、チャンネル部材に収容されるガラスランのリップの高さや幅を小さくすることが求められており、そのためには、ガラスラン収容部を構成するチャンネル部材とその奥側(車内側)に配される袋部を持つ車内側部材との接合部分を、より目立たなくすることが必要となる。
本発明は、この要請に応えることを目的とする。
本発明は、下記[1]〜[]のように構成される。なお、この項(課題を解決するための手段)と次項(発明の効果)に於いて、符号は理解を容易にするために付したものであり、発明を符号の構成に限定する趣旨ではない。
[1]構成1
ガラスラン収容部11を成す長尺状のチャンネル部材10と該チャンネル部材10に沿ってその車内側に配される袋部21を備えた車内側部材20とを有し、前記チャンネル部材10の車内側開口縁111と前記車内側部材20の袋縁211とを接合して成る縦サッシュを備えた車両用ドアフレームであって、
前記チャンネル部材10と車内側部材20の少なくとも一方はメッキ加工されており、
前記チャンネル部材10の車内側開口縁111と前記車内側部材20の袋縁211の両縁111,211には、両縁の間が離隔され縁端側に開口を有する間隙sと両縁111,211の間が密接された密接部とが長手方向に於いて隣接するように交互に設けられ、前記各間隙sに長手方向に沿ってレーザー溶接加工が施されている、
ことを特徴とする縦サッシュを備えた車両用ドアフレーム。
[2]構成2
構成1に於いて、
前記チャンネル部材10と車内側部材20の一方はプレス成形により形成され、前記間隙sはプレス成形された部材の縁端近傍に形成された段部2112からの延設部2111により設定されている、
ことを特徴とする縦サッシュを備えた車両用ドアフレーム。
[3]構成3
ガラスラン収容部11を成す長尺状のチャンネル部材10と該チャンネル部材10に沿ってその車内側に配される袋部21を備えた車内側部材20とを有し、前記チャンネル部材10の車内側開口縁111と前記車内側部材20の袋縁211とを接合して成る縦サッシュを備えた車両用ドアフレームであって、
前記チャンネル部材10と車内側部材20の少なくとも一方はメッキ加工されており、
前記チャンネル部材10の車内側開口縁111と前記車内側部材20の袋縁211の間には縁端側に開口を有する間隙sが長手方向に沿って設けられ、該間隙sに沿ってレーザー溶接加工が施されており、
前記チャンネル部材10の車内側開口縁111は前記車内側部材20の袋縁211より突出するように設けられ、該突出部1115は前記車内側部材20の袋縁211の縁端面2110に接触せず且つ前記レーザー溶接加工部位を覆わない角度で車内側へ向かって折り曲げ形成されている、
ことを特徴とする縦サッシュを備えた車両用ドアフレーム
構成1は、ガラスラン収容部11を成す長尺状のチャンネル部材10と該チャンネル部材10に沿ってその車内側に配される袋部21を備えた車内側部材20とを有し、前記チャンネル部材10の車内側開口縁111と前記車内側部材20の袋縁211とを接合して成る縦サッシュを備えた車両用ドアフレームであって、前記チャンネル部材10と車内側部材20の少なくとも一方はメッキ加工されており、前記チャンネル部材10の車内側開口縁111と前記車内側部材20の袋縁211の両縁111,211には、両縁の間が離隔され縁端側に開口を有する間隙sと両縁111,211の間が密接された密接部とが長手方向に於いて隣接するように交互に設けられ、前記各間隙sに長手方向に沿ってレーザー溶接加工が施されているため、チャンネル部材10とその車内側に配される袋部21を持つ車内側部材20との溶接強度を損なうことなく目立たなくすることができる。また、間隙sは長手方向に於いて間欠的に設けられている、言い換えれば、密接部と交互に設けられているため、各レーザー溶接を適切に行うことができ、適正な溶接強度を得られる。
構成2は、構成1に於いて、前記チャンネル部材10と車内側部材20の一方はプレス成形により形成され、前記間隙sはプレス成形された部材の縁端近傍に形成された段部2112からの延設部2111により設定されているため、部材の成形時に間隙sを形成することができ、余分な工程が発生しない。
構成3は、ガラスラン収容部11を成す長尺状のチャンネル部材10と該チャンネル部材10に沿ってその車内側に配される袋部21を備えた車内側部材20とを有し、前記チャンネル部材10の車内側開口縁111と前記車内側部材20の袋縁211とを接合して成る縦サッシュを備えた車両用ドアフレームであって、前記チャンネル部材10と車内側部材20の少なくとも一方はメッキ加工されており、前記チャンネル部材10の車内側開口縁111と前記車内側部材20の袋縁211の間には縁端側に開口を有する間隙sが長手方向に沿って設けられ、該間隙sに沿ってレーザー溶接加工が施されており、前記チャンネル部材10の車内側開口縁111は前記車内側部材20の袋縁211より突出するように設けられ、該突出部1115は前記車内側部材20の袋縁211の縁端面2110に接触せず且つ前記レーザー溶接加工部位を覆わない角度で車内側へ向かって折り曲げ形成されているため、ガラスラン50が車内側部材20の袋縁211の縁端面2110に接触せず、損傷を防止できる。
車両用ドアフレームに於ける縦サッシュ100を示す説明図(a)と、縦サッシュ100の要部((a)内の一点鎖線内部)の斜視図(b) 縦サッシュ100の切断端面を示し、(a)は図1(b)内のC−C面で切った端面図、(b)はD−D面で切った端面図、(c)はE−E面で切った端面図。 レーザー加工の説明図であり、(a)は図2(a)に関して、(b)は図2(c)に関して、それぞれ示す。 縦サッシュ100の変形例にガラスラン50/50Aを取り付けた様子を示す端面図。(a)はチャンネル部材10の車内側開口縁111が突出部を有しないとともにガラスラン50に内リップ56が有り且つチャンネル部材10にも内リップ56に対応する係止段部116bが有る例、(b)は車内側開口縁111が突出部1115を有するとともにガラスラン50Aに内リップが無くチャンネル部材10にも対応する係止段部が無い例、(c)は車内側開口縁111が突出部1115を有するとともにガラスラン50に内リップ56が有り且つチャンネル部材10にも対応する係止段部116bが有る例を、それぞれ示す。 縦サッシュ100に於いて間隙s用の段部1112と延設部1111をチャンネル部材側に形成した変形例を示す端面図。 チャンネル部材と車内側部材をヘミング加工により接合して成る従来の縦サッシュ100pの一例の切断端面を示す端面図。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、本実施の形態のドアフレームの縦サッシュ100は、自動車の前ドアフレームの後方側のサッシュであり、図2に示すように、ガラスラン収容部11を成すチャンネル部材10と、チャンネル部材10の奥側(車内側)に配される袋部21を備えた車内側部材20と、ウェザストリップ保持凹部31を成す補助部材30とから構成される。
図2に示すチャンネル部材10は、略溝形状を成すガラスラン収容部11を有し、このガラスラン収容部11にて、ガラスラン50,50Aを保持する(図4参照)。チャンネル部材10の溝形状は、溝底部115と、溝底部115の手前側(車外側)からウインドガラスG(図1参照)の方向へ立設された車外側溝側壁部117と、奥側(車内側)から同様に立設された車内側溝側壁部116とによって構成され、車内側溝側壁部116の先端から車外側へ折り曲げるようにして車内側開口縁111が延設されている。
車外側溝側壁部117の開口側の縁先端は溝底部115の方向へ折り返されて折返部117a(図4参照)とされ、その先端縁により、ガラスラン50の車外側底突設部57を係止するように構成されている。車内側溝側壁部116の溝底部115寄りの部位には係止段部116bが形成され、該係止段部116bによりガラスラン50の車内側底突設部56(図4参照)を係止するように構成されている。また、車内側溝側壁部116の開口寄りの部位は車内側へ窪む凹設部116cとして形成されており、該凹設部116cの先端から車外側へ折り曲げるようにして前述の車内側開口縁111が延設されている。
このチャンネル部材10は、メッキ加工を施された長尺状の鉄板をロール成形することにより形成されたものである。
車内側部材20は、チャンネル部材10の奥側(車内側)に於いて所要の容積を確保するように設けられた袋部21と、車体外面側へ露出される意匠面23dを備えた意匠部23と、袋部21と意匠部23とを繋ぐ連設板部22とを有する。なお、上記意匠面23dの表面は、ガーニッシュ(樹脂性のカバー;不図示)によって被覆され得る。
袋部21は、車外側へ開口する溝形状を成す。この溝形状は、溝底部215と、ウインドガラス側に位置する溝側壁部217と、反ウインドガラス側に位置する溝側壁部である前述の連設板部22とによって構成される。
ウインドガラス側の溝側壁部217の袋開口側(車外側)の縁とその近傍部分が、前述の袋縁211であり、この袋縁211の縁先端寄りの部位に段部2112が形成されるとともに、該段部2112から延びる延設部2111が形成されている。これにより、袋縁211の内面211bとチャンネル部材10の車内側開口縁111の外面111aとの間に間隙sが設定されている。この間隙sは、図1(b)内に示す切断部位と、図2(a)〜(c)の比較から分かるように、縦サッシュ100の長手方向(図1(a)での上下方向)に於いて、間欠的に設けられている。
この車内側部材20はメッキ加工を施された長尺状の鉄板をプレス成形することにより形成されたものであるが、ロール成形により形成してもよい。その場合、間隙sを形成するための段部2112及び延設部2111は、ロール成形後に、プレス成形により形成することとなる。或いは、段部2112及び延設部2111をもロール成形により形成するとともに、ロール成形後に、該段部2112及び延設部2111に長手方向において隣接する部位(クランプ装置90によりクランプされるべき部位)をプレス成形により形成するようにしてもよい。ロール成形により形成する場合には、前述の補助部材30に相当する部位(ウェザストリップ保持部31として機能する部位)を、車内側部材と同じ部材として形成することもできる。
上記間隙sは、図3に示すようにして、線状にレーザー溶接される。即ち、車内側開口縁111の内面111bに銅板70を配した状態で、且つ、間隙sの長手方向の両端をクランプ装置90によりクランプした状態で、袋縁211の外面211a側からレーザー装置80によってレーザーを照射しつつ、該レーザー装置80を長手方向に沿って移動させる(図3(b)内の矢印方向へ移動させる)ことにより、チャンネル部材10の車内側開口縁111と車内側部材20の袋縁211とが、両者の縁端近傍にて、線状にレーザー溶接される。
レーザー溶接時、チャンネル部材10と車内側部材20の表面に施されているメッキの成分が蒸発して飛散する(爆飛する)が、該蒸発成分は、間隙sが縁端側(図3(a)で下方側)で開口されているため、該開口を通って排出される。このため、メッキの蒸発成分がレーザー溶接によって溶融状態となっている金属内に孔等の欠陥を生成することを確実に防止でき、溶接強度の低下を確実に防止できる。また、レーザー溶接であるため、溶接痕も細い線状を成しており、ガラスラン50のリップ59(図4参照)によって覆い隠すことが容易である。また、レーザー溶接であるため、間隙sの長手方向の長さ(レーザー溶接の長手方向の長さ)を適切に設定することにより、所望の溶接強度を得ることができる。なお、間隙sの厚さ(間隔)は略0.2mm程度である。
車内側部材20の連設板部22の手前側(車外側)の部位は、チャンネル部材10の溝底部115と、補助部材30の溝底部315との間に挟まれる部位に位置しており、これらは、公知のスポット溶接により一体化されている。
ウェザストリップ保持凹部31を成す補助部材30は、本実施の形態では車内側部材20とは別の部材として構成されているが、前述のように車内側部材をロール成形する等により同じ部材で構成することもできる。また、車内側部材20の意匠部23を、チャンネル部材10又は補助部材30と同じ部材で構成するようにしてもよい。
次に、変形例を説明する。
図4(c)は、上述の実施の形態に於いて、チャンネル部材10の車内側開口縁111が車内側部材20の袋縁211より突出するように設けられ、該突出部1115が車内側部材20の袋縁211の縁端面2110に接触せず、且つ、車内側部材20の袋縁211の縁端近傍のレーザー加工部位を覆わない角度で、車内側部材20の袋縁211の外面211a側へ、換言すれば、車内側へ向かうようにして、折り曲げ形成されているものである。このように構成されているため、車内側部材20の袋縁211の縁端面2110にガラスラン50が接触することを防止でき、ガラスラン50の損傷を確実に防止できる。また、突出部1115が斜め方向へ傾斜されているため突出量(ウインドガラスG方向への突出量)を低減することができ、したがって、ガラスラン50の突出高さ(ウインドガラスG方向への高さ)も抑制することができ、その結果、目立たなくしてより広い視界を確保することができる。なお、突出部1115の突出量はチャンネル部材10のロール成形上の要請から2mm程度である。
図4(b)は、図4(c)の例に於いてチャンネル部材10の車内側溝側壁部116の溝底部115寄りの部位に形成されていた係止段部116bを無くして、平坦にしたものである。このため、図4(b)では、ガラスラン50Aには係止段部116bに対応する車内側底突設部56が設けられていない。このような変形も可能である。
図5は、間隙sを形成するための段部及び該段部から延設される延設部を、先述の実施の形態(図2参照)とは異なり、車内側部材20の袋縁211にではなく、チャンネル部材10の車内側開口縁111に設けたものである。このような変形も可能である。この場合、段部1112及び延設部1111は、プレス成形によって形成することとなる。これに代えて、段部1112及び延設部1111をもロール成形により形成するとともに、ロール成形後に、該段部1112及び延設部1111に長手方向において隣接する部位(クランプ装置90によりクランプされるべき部位)を、プレス成形により形成するようにしてもよい。
上記では、自動車の前ドアフレームの後方側のサッシュを例に挙げて説明したが、後ドアフレームの前方側のサッシュであってもよい。また、前ドアや後ドアのドアフレーム以外であっても、チャンネル部材と車内側部材とを備え縦方向に設けられるサッシュであれば、本発明を適用できる。
また、上記では、チャンネル部材10と車内側部材20の双方にメッキ加工が施されている場合を説明したが、何れか一方の部材にメッキ加工が施されている場合であれば、本発明を適用できる。
10 チャンネル部材
10A チャンネル部材
10B チャンネル部材
10C チャンネル部材
11 ガラスラン収容部
111 車内側開口縁
111a 車内側開口縁の外面
111b 車内側開口縁の内面
1111 車内側開口縁の延設部
1112 車内側開口縁の段部
1115 車内側開口縁の突出部
115 溝底部
116 車内側溝側壁部
116b 車内側溝側壁部の係止段部
116c 車内側溝側壁部の凹設部
117 車外側溝側壁部
117a 車外側溝側壁部の折返部
20 車内側部材
21 袋部
211 袋縁
211a 袋縁の外面
211b 袋縁の内面
2110 袋縁の縁端面
2111 袋縁の延設部
2112 袋縁の段部
215 溝底部
217 ウインドガラス側溝側壁部
22 連設板部(反ウインドガラス側溝側壁部)
23 意匠部
23d 意匠面
30 補助部材
31 ウェザストリップ保持凹部
s 間隙
w 溶接痕
100 縦サッシュ
100p 従来の縦サッシュ
50 ガラスラン
50A ガラスラン
56 ガラスランの車内側底突設部
57 ガラスランの車外側底突設部
59 ガラスランのリップ
70 銅板
80 レーザー装置
90 クランプ装置

Claims (3)

  1. ガラスラン収容部を成す長尺状のチャンネル部材と該チャンネル部材に沿ってその車内側に配される袋部を備えた車内側部材とを有し、前記チャンネル部材の車内側開口縁と前記車内側部材の袋縁とを接合して成る縦サッシュを備えた車両用ドアフレームであって、
    前記チャンネル部材と車内側部材の少なくとも一方はメッキ加工されており、
    前記チャンネル部材の車内側開口縁と前記車内側部材の袋縁の両縁には、両縁の間が離隔され縁端側に開口を有する間隙と、両縁の間が密接された密接部とが、長手方向に於いて隣接するように交互に設けられ、前記各間隙に長手方向に沿ってレーザー溶接加工が施されている、
    ことを特徴とする縦サッシュを備えた車両用ドアフレーム。
  2. 請求項1に於いて、
    前記チャンネル部材と車内側部材の一方はプレス成形により形成され、前記間隙はプレス成形された部材の縁端近傍に形成された段部からの延設部により設定されている、
    ことを特徴とする縦サッシュを備えた車両用ドアフレーム。
  3. ガラスラン収容部を成す長尺状のチャンネル部材と該チャンネル部材に沿ってその車内側に配される袋部を備えた車内側部材とを有し、前記チャンネル部材の車内側開口縁と前記車内側部材の袋縁とを接合して成る縦サッシュを備えた車両用ドアフレームであって、
    前記チャンネル部材と車内側部材の少なくとも一方はメッキ加工されており、
    前記チャンネル部材の車内側開口縁と前記車内側部材の袋縁の間には、縁端側に開口を有する間隙が長手方向に沿って設けられ、該間隙に沿ってレーザー溶接加工が施されており
    前記チャンネル部材の車内側開口縁は前記車内側部材の袋縁より突出するように設けられ、該突出部は前記車内側部材の袋縁の縁端面に接触せず且つ前記レーザー溶接加工部位を覆わない角度で車内側へ向かって折り曲げ形成されている、
    ことを特徴とする縦サッシュを備えた車両用ドアフレーム。
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