JP6065233B2 - 車体構造 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、ルーフ格納部と収納部とを連通させると共に、収納部とシートバック後方空間とを当該収納部の開口部を介して連通させることによって、通風経路が形成されているので、ルーフ格納状態において、ルーフの外周の間隙からルーフ格納部内に流入した風を、収納部を通して、その開口部からシートバック後方空間に向けて適切に流出させることができる。これにより、シートバック後方空間における空気の滞留を抑制することができ、シートバックや乗員の背部における温度や湿度の上昇を抑制することができる。よって、乗員の背部やシートバックの蒸れなどを抑制することができ、乗員の快適性を向上させることが可能となる。
また、本発明においては、収納部を用いて上述した通風経路を形成するため、収納スペースを犠牲にすることなく、収納スペースを有効利用して送風することができる。加えて、ルーフ格納部と収納部とが連通しているため、ルーフの格納時にも適切に送風することができる。
更に、本発明においては、特許文献2に記載されたような送風装置を用いずに、上述した通風経路を用いて車体外部からの巻き込み風をシートバックに向けて流出させるため、送風装置を用いる構成と比較して、コストを低下させることができると共に、送風装置を配設するスペースを要しないので、広い収納スペースを確保することができる。
このように構成された本発明においては、シートバックの側方から、格納状態にあるルーフの側方にかけて、車体前後方向に比較的長い距離延びる間隙を用いるため、多くの巻き込み風を間隙から取り込むことができる。そのため、十分な量の風をシートバックに対して送ることができる。
このように構成された本発明においては、脱着可能なリッドを収納部の開口部に設けるため、リッドの取り外し/取り付けによって、開口部からの送風の有無を切り替えることができる。そのため、送風の有無を切り替えるための装置などを別途追加することなく、乗員の好みに応じて、送風の有無を容易に切り替えることができる。
また、本発明によれば、リッドが脱着可能であるため、開口部を開放した状態で走行することができる。
このように構成された本発明においては、車体前方側に向かって下方に傾斜する傾斜面を収納部の後方部に形成するため、この傾斜面によって、収納部の後方部付近を通過する風を前方の開口部に向けて指向させることができる。これにより、開口部から前方に向けて風を適切に吹き出させることができる。
このように構成された本発明においては、左右のシートバックの各々の後方に設けられた収納部を中央収納ボックスの側壁によって離間させて、収納部の車幅方向における内側の壁面を、中央収納ボックスの側壁によって構成するため、この中央収納ボックスの側壁により、左右の収納部間を風が行き来しなくなる、つまり左右の収納部を含む空間全体に風が分散しなくなる。その結果、左右の収納部内を通過する風を前方の開口部に向けて指向させることができる。
このように構成された本発明においては、ウレタン層などを形成せずに、ネット材を用いてシートバックを構成するため、シートバックの通気性が高くなる。そのため、開口部からの送風を乗員の背部やシートバック内部まで確実に浸透させることができ、蒸れなどを効果的に抑制することが可能となる。
また、車体前後方向における収納部16の後方部は、車体前方側に向かって下方に傾斜する傾斜面16bによって形成されている。更に、車体前後方向における収納部16の前方部には、バックトリム6に対して脱着可能なリッド6aが設けられている。図2に示すように、リッド6aがバックトリム6に取り付けられている状態では、収納部16とシートバック後方空間10とがリッド6aによって隔絶される。
また、図4に示すように、左右のシートバック2aの各々の後方に設けられた収納部16に適用されるリッド6a及び開口部6bが、中央収納ボックス20を挟んだバックトリム6の両側の位置に設けられている。つまり、左右のシートバック2aの各々の後方に設けられた収納部16は、中央収納ボックス20の側壁20aによって左右に離間される(図3参照)。この場合、中央収納ボックス20の側壁20aが、収納部16の車幅方向における内側の壁面となる。
ここで、乗員の首や顔周りに後方から送風すると不快感を与える場合があるが、本実施形態では、シートバック2aと重複するバックトリム6上の位置に開口部6bを設けて、乗員の背中や腰部に後方から送風するため、そのような不快感を乗員に与えることはない。
また、上述のようにルーフ格納部15と収納部16とが連通しているので、ルーフ4の全閉時には(この時にはルーフ格納部15にルーフ4が存在しない)、収納部16と共に、ルーフ格納部15も収納スペースとして利用することができる。この場合、ルーフ格納部15と収納部16とが一体的な収納スペースを形成するため、ルーフ4の全閉時には大きな収納スペースを利用することができる。
また、リッドをスライド式に構成した場合には、複雑な機構を設けることになりコストが増加すると共に、収納スペースを圧迫する場合がある。これに対して、本実施形態のような脱着可能なリッド6aでは、複雑な機構を要せず、低コストにて実現することができると共に、リッド6aが取り外せるため、収納スペースを圧迫することもない。
2 シート
2a シートバック
3 車両用トリム
4 ルーフ
6 バックトリム
6a リッド
6b 開口部
7 車体側方部材
10 シートバック後方空間
15 ルーフ格納部
16 収納部
16b 傾斜面
20 中央収納ボックス
20a 側壁
Claims (6)
- ルーフが開閉可能なオープンカーの車体構造であって、
シートクッション及びシートバックを備えた左右のシートと、
これらのシートの両側に設けられた車体側方部材と、
上記シートのシートバックの後方にシートバック後方空間を介して配置されたバックトリムと、
上記車体側方部材の間の上記バックトリムの後方に設けられ、上記ルーフを格納するルーフ格納部と、
上記バックトリムの後方で且つ上記ルーフ格納部と連通するように設けられた収納部であって、この収納部は正面視で上記シートのシートバックと重複する位置に開口部が形成されている上記収納部と、を有し、
上記ルーフが上記ルーフ格納部に格納されている状態において、上記ルーフ格納部に格納されたルーフの外周の間隙から上記ルーフ格納部内に流入した風を、上記収納部を通って、その開口部から上記シートバック後方空間に向けて流出させる通風経路が形成されていることを特徴とする車体構造。 - 上記ルーフの外周の間隙は、上記シートバック及び上記ルーフ格納部と上記車体側方部材との間で車体前後方向に延びる間隙を含む請求項1に記載の車体構造。
- 上記収納部の開口部には脱着可能なリッドが設けられている請求項1又は請求項2に記載の車体構造。
- 上記収納部は、上記ルーフ格納部の下方に設けられ、この収納部の後方部には、車体前方側に向かって下方に傾斜する傾斜面が正面視で上記開口部と重複する位置に形成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の車体構造。
- 更に、上記左右のシートのシートバックの間で上記バックトリムの後方に設けられた中央収納ボックスを有し、この中央収納ボックスは、車体前後方向に延びる側壁を備え、
上記収納部は、左右のシートの後方に設けられ、上記中央収納ボックスの側壁により、上記開口部が設けられた高さ位置において、左右に離間するように設けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載の車体構造。 - 上記シートのシートバックは、シートフレームにネット材が張設されたネットシートである請求項1乃至5の何れか1項に記載の車体構造。
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