JP5948772B2 - ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物及びこれを用いた有機薄膜トランジスタ - Google Patents
ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物及びこれを用いた有機薄膜トランジスタ Download PDFInfo
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Description
装置;島津製作所製、(商品名)GC14B
カラム;J&Wサイエンティフィック社製、(商品名)DB−1,30m。
装置;パーキンエルマー製、(商品名)オートシステムXL(MS部;ターボマスゴールド)
カラム;J&Wサイエンティフィック社製、(商品名)DB−1,30m。
装置;東ソー製(コントローラー;PX−8020、ポンプ;CCPM−II、デガッサー;SD−8022)
カラム;東ソー製、(商品名)ODS−100V、5μm、4.6mm×250mm
カラム温度;23℃
溶離液;ジクロロメタン:アセトニトリル=4:6(容積比)
流速;1.0ml/分
検出器;UV(東ソー製、(商品名)UV−8020、波長;254nm)。
(1,4−ジ(3−ブロモ−2−チエニル)−2,5−ジフルオロベンゼンの合成((A)工程))
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器にエチルマグネシウムクロライド(シグマ−アルドリッチ製、2.0mol/l)のTHF溶液1.9ml(3.8mmol)及びTHF10mlを添加した。この混合物を−75℃に冷却し、2,3−ジブロモチオフェン(和光純薬工業製)873mg(3.61mmol)を滴下した。15℃で20分間熟成後、塩化亜鉛(和光純薬工業製)491mg(3.60mmol)を投入した。15℃で15分間反応後、26℃で10分間熟成させた。得られた白色スラリー液(3−ブロモ−2−チエニル−2−ジンククロライド)に、1,4−ジブロモ−2,5−ジフルオロベンゼン(和光純薬工業製)272mg(1.00mmol)、触媒としてテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(東京化成工業製)23.1mg(0.0200mmol、1,4−ジブロモ−2,5−ジフルオロベンゼンに対し2.00モル%)を添加した。60℃で3時間反応を実施した後、容器を水冷し3N塩酸3mlを添加することで反応を停止させた。トルエンで抽出し、有機相を食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーでろ過した(トルエン)。ろ液の濃縮で得られた残渣をヘキサン洗浄、さらにヘプタン/トルエン=2/1から再結晶精製し、1,4−ジ(3−ブロモ−2−チエニル)−2,5−ジフルオロベンゼンの薄黄色固体262mgを得た(収率60%)。
1H−NMR(CDCl3,21℃):δ=7.44(d,J=5.4Hz,2H),7.39(t,J=7.8Hz,2H),7.11(d,J=5.4Hz,2H)。
MS m/z: 436(M+,100%),276(M+−2Br,13)。
(ジチエノベンゾジチオフェンの合成((B)工程))
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器にNMP10ml及び硫化ナトリウム・9水和物(和光純薬工業製)240mg(1.00mmol)を添加した。この混合物を170℃で2時間加熱し、水を系外に留去した。得られた混合物を室温に冷却後、1,4−ジ(3−ブロモ−2−チエニル)−2,5−ジフルオロベンゼン200mg(0.458mmol)を添加し、170℃で6時間加熱した。得られた反応混合物を室温に冷却した。トルエンと水を添加後、分相し、有機相を2回水洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮後、得られた残渣をヘキサンで洗浄を2回実施し、ジチエノベンゾジチオフェンの淡黄色固体95mgを得た(収率69%)。
1H−NMR(CDCl3,60℃):δ=8.28(s,2H),7.51(d,J=5.2Hz,2H),7.30(d,J=5.2Hz,2H)。
MS m/z: 302(M+,100%),270(M+−S,5),151(M+/2,10)。
(ジn−ヘキサノイルジチエノベンゾジチオフェンの合成((C)工程))
100mlシュレンク反応容器にジチエノベンゾジチオフェン86.8mg(0.286mmol)及びジクロロメタン14mlを添加した。この混合物を氷冷し、塩化アルミニウム(和光純薬工業製)134mg(1.00mmol)及び塩化ヘキサノイル(和光純薬工業製)115mg(0.854mmol)を添加した。得られた混合物を室温で30時間攪拌後、氷冷し水を添加することで反応を停止させた。得られたスラリー混合物にヘキサンを添加し分相した。得られた有機相の黄色スラリー液の上澄み液を除去後、残渣にメタノールを添加し、攪拌後静置した。上澄み液を除去し得られた残渣を減圧乾燥した後、ジn−ヘキサノイルジチエノベンゾジチオフェンの黄色固体128mgを得た(収率90%)。
1H−NMR(重ベンゼン,80℃):δ=7.73(s,2H),7.26(s,2H),2.58(t,J=7.2Hz,4H),1.71(m,4H),1.28(m,8H),0.86(t,J=7.0Hz,6H)。
MS m/z: 498(M+,100%),442(M+−C4H9+1,46),427(M+−C5H11,13)。
(ジn−ヘキシルジチエノベンゾジチオフェン(一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体)の合成((D)工程))
窒素雰囲気下、100mlシュレンク反応容器にジn−ヘキサノイルジチエノベンゾジチオフェン120mg(0.241mmol)、塩化アルミニウム(和光純薬工業製)177mg(1.33mmol)、水素化ホウ素ナトリウム(和光純薬工業製)84.0mg(2.22mmol)、及びTHF6mlを添加した。この混合物を加熱還流下で3時間攪拌後、水冷し水を添加して反応を停止させた。トルエンで抽出し、有機相を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムろ過し(トルエン)、減圧濃縮し、得られた残渣をヘキサン熱洗浄、さらにトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)から4回再結晶精製し、ジn−ヘキシルジチエノベンゾジチオフェンの淡黄色鱗片状結晶39.7mgを得た(収率35%)。
1H−NMR(CDCl3,21℃):δ=8.17(s,2H),7.00(s,2H),2.97(t,J=7.2Hz,4H),1.78(m,4H),1.28(m,12H),0.88(t,J=7.0Hz,6H)。
MS m/z: 470(M+,100%),399(M+−C5H11,57),328(M+−2C5H11,47)。
融点:190.2〜190.4℃。
(ジn−ペンタノイルジチエノベンゾジチオフェンの合成((C)工程))
合成例3の塩化ヘキサノイル(和光純薬工業製)に代わりに、塩化ペンタノイル(和光純薬工業製)を用いた以外は、合成例3と同様の操作を繰り返し、ジn−ペンタノイルジチエノベンゾジチオフェンの黄色固体を得た(収率92%)。
1H−NMR(重ベンゼン,80℃):δ=7.73(s,2H),7.26(s,2H),2.58(t,J=7.2Hz,4H),1.71(m,4H),1.35(m,4H),0.90(t,J=7.0Hz,6H)。
MS m/z: 470(M+,100%),428(M+−C3H7+1,49),413(M+−C4H9,20)。
(ジn−ペンチルジチエノベンゾジチオフェン(一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体)の合成((D)工程))
合成例4のジn−ヘキサノイルジチエノベンゾジチオフェンに代わり、合成例5で得られたジn−ペンタノイルジチエノベンゾジチオフェンを用いた以外は、合成例4と同様の操作を繰り返し、ジn−ペンチルジチエノベンゾジチオフェンの淡黄色鱗片状結晶を得た(収率35%)。
1H−NMR(CDCl3,21℃):δ=8.16(s,2H),7.00(s,2H),2.94(brs,4H),1.78(m,4H),1.36(m,8H),0.92(t,J=7.0Hz,6H)。
MS m/z: 442(M+,100%),385(M+−C4H9,51),328(M+−2C4H9,44)。
融点:197.9〜198.3℃。
(ジn−ブタノイルジチエノベンゾジチオフェンの合成((C)工程))
合成例3の塩化ヘキサノイルに代わりに、塩化ブチリル(和光純薬工業製)を用いた以外は、合成例3と同様の操作を繰り返し、ジn−ブタノイルジチエノベンゾジチオフェンの黄色固体を得た(収率93%)。
1H−NMR(重ベンゼン,80℃):δ=7.78(s,2H),7.25(s,2H),2.55(t,J=7.2Hz,4H),1.73(m,4H),0.92(t,J=7.0Hz,6H)。
MS m/z: 442(M+,100%),414(M+−C2H5+1,51),399(M+−C3H7,18)。
(ジn−ブチルジチエノベンゾジチオフェン(一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体)の合成((D)工程))
合成例4のジn−ヘキサノイルジチエノベンゾジチオフェンに代わりに、合成例7で得られたジn−ブタノイルジチエノベンゾジチオフェンを用いた以外は、合成例4と同様の操作を繰り返し、ジn−ブチルジチエノベンゾジチオフェンの淡黄色結晶を得た(収率36%)。
1H−NMR(CDCl3,21℃):δ=8.16(s,2H),7.00(s,2H),2.95(t,J=7.2Hz,4H),1.73(m,4H),1.46(m,4H),0.97(t,J=7.0Hz,6H)。
MS m/z: 414(M+,100%),371(M+−C3H7,61),328(M+−2C3H7,49)。
融点:205.0〜205.2℃。
(ジn−プロピオニルジチエノベンゾジチオフェンの合成((C)工程))
合成例3の塩化ヘキサノイルに代わりに、塩化プロオニルを用いた以外は、合成例3と同様の操作を繰り返し、ジn−プロピオニルジチエノベンゾジチオフェンの固体を得た。
(ジn−ブロピルジチエノベンゾジチオフェン(一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体)の合成((D)工程))
合成例4のジn−ヘキサノイルジチエノベンゾジチオフェンに代わりに、合成例9で得られたジn−プロピオニルジチエノベンゾジチオフェンを用いた以外は、合成例4と同様の操作を繰り返し、ジn−プロピルジチエノベンゾジチオフェンの結晶を得た。
合成例4で得られたジn−ヘキシルジチエノベンゾジチオフェン14.7mgと合成例8で得られたジn−ブチルジチエノベンゾジチオフェン0.78mgを混合し、ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物(一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体/一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体=95重量%/5重量%)を得た。そして、該ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物の全量とトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)1.39gを混合し、50℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に12時間放置した。結晶の析出は見られず1.17重量%の溶液状態を保持していたことから、インクジェットによる製膜に適した材料であることを確認した。
合成例6で得られたジn−ペンチルジチエノベンゾジチオフェン18.5mgと合成例8で得られたジn−ブチルジチエノベンゾジチオフェン0.97mgを混合し、ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物(一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体/一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体=95重量%/5重量%)を得た。そして、該ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物の全量とトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)1.73gを混合し、50℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に12時間放置した。結晶の析出は見られず1.11重量%の溶液状態を保持していたことから、インクジェットによる製膜に適した材料であることを確認した。
合成例6で得られたジn−ペンチルジチエノベンゾジチオフェン9.54mgと合成例8で得られたジn−ブチルジチエノベンゾジチオフェン1.06mgを混合し、ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物(一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体/一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体=90重量%/10重量%)を得た。そして、該ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物の全量とm−キシレン(シグマ−アルドリッチ製脱水グレード)0.927gを混合し、50℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に12時間放置した。結晶の析出は見られず1.13重量%の溶液状態を保持していたことから、インクジェットによる製膜に適した材料であることを確認した。
合成例6で得られたジn−ペンチルジチエノベンゾジチオフェン9.01mgと合成例8で得られたジn−ブチルジチエノベンゾジチオフェン1.59mgを混合し、ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物(一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体/一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体=85重量%/15重量%)を得た。そして、該ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物の全量とトルエン(シグマ−アルドリッチ製脱水グレード)0.913gを混合し、50℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に12時間放置した。結晶の析出は見られず1.15重量%の溶液状態を保持していたことから、インクジェットによる製膜に適した材料であることを確認した。
合成例4で得られたジn−ヘキシルジチエノベンゾジチオフェン9.54mgと合成例10で得られたジn−プロピルジチエノベンゾジチオフェン1.06mgを混合し、ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物(一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体/一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体=90重量%/10重量%)を得た。そして、該ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物の全量とトルエン(シグマ−アルドリッチ製脱水グレード)0.927gを混合し、50℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に12時間放置した。結晶の析出は見られず1.13重量%の溶液状態を保持していたことから、インクジェットによる製膜に適した材料であることを確認した。
合成例6で得られたジn−ペンチルジチエノベンゾジチオフェン9.01mgと合成例10で得られたジn−プロピルジチエノベンゾジチオフェン1.59mgを混合し、ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物(一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体/一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体=85重量%/15重量%)を得た。そして、該ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物の全量とトルエン(シグマ−アルドリッチ製脱水グレード)0.913gを混合し、50℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に12時間放置した。結晶の析出は見られず1.15重量%の溶液状態を保持していたことから、インクジェットによる製膜に適した材料であることを確認した。
合成例4で得られたジn−ヘキシルジチエノベンゾジチオフェン15.5mg及びトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)1.40gを混合し、50℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に3時間放置した。鱗片状結晶が析出していたことから、ろ過した。溶液部分を濃縮したところ、8.77mgを回収した。従って、ジn−ヘキシルジチエノベンゾジチオフェンの室温での溶液濃度は0.62重量%であった。ジn−ヘキシルジチエノベンゾジチオフェンは、1.0重量%以上の溶解度を示さないことからインクジェットによる製膜には適さない化合物であった。
合成例6で得られたジn−ペンチシルジチエノベンゾジチオフェン16.3mg及びトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)1.54gを混合し、50℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に4時間放置した。鱗片状結晶が析出していたことから、ろ過した。溶液部分を濃縮したところ、10.3mgを回収した。従って、ジn−ペンチシルジチエノベンゾジチオフェンの室温での溶液濃度は0.66重量%であった。ジn−ペンチシルジチエノベンゾジチオフェンは、1.0重量%以上の溶解度がないことからインクジェットによる製膜には適さない化合物であった。
合成例8で得られたジn−ブチシルジチエノベンゾジチオフェン21.4mg及びトルエン(和光純薬工業製ピュアーグレード)1.53gを混合し、40℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に12時間放置した。結晶の析出は見られず1.38重量%の溶液状態を保持していた。ジn−ブチシルジチエノベンゾジチオフェンは、1.0重量%以上の溶解度を示すことからインクジェットによる製膜に適した材料であることを確認した。
合成例6で得られたジn−ペンチルジチエノベンゾジチオフェン7.42mgと合成例8で得られたジn−ブチルジチエノベンゾジチオフェン3.18mgを混合し、組成物(一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体/一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体=70重量%/30重量%)を得た。そして、該組成物の全量とトルエン(シグマ−アルドリッチ製脱水グレード)0.913gを混合し、50℃に加熱溶解後、室温下(23℃)に12時間放置した。結晶の析出は見られず1.15重量%の溶液状態を保持していた。該組成物は、1.0重量%以上の溶解度を示すことからインクジェットによる製膜に適した材料であることを確認した。
(B):ボトムゲート−ボトムコンタクト型有機薄膜トランジスタ
(C):トップゲート−トップコンタクト型有機薄膜トランジスタ
(D):トップゲート−ボトムコンタクト型有機薄膜トランジスタ
1:有機半導体層
2:基板
3:ゲート電極
4:ゲート絶縁層
5:ソース電極
6:ドレイン電極
Claims (1)
- 基板上に、ソース電極及びドレイン電極を付設した有機半導体層とゲート電極とを絶縁層を介して積層した有機薄膜トランジスタの製造方法であって、該有機半導体層が炭素数7〜14の芳香族系炭化水素溶媒に対し、室温で1重量%以上の溶解度を示すジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物の溶液をドロップキャスト法に供することにより形成された有機半導体層であり、該ジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物が下記一般式(1)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体99〜80重量%及び下記一般式(2)で示されるジチエノベンゾジチオフェン誘導体1〜20重量%からなるジチエノベンゾジチオフェン誘導体組成物であることを特徴とする有機薄膜トランジスタの製造方法。
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