JP5247575B2 - 流体噴射装置 - Google Patents
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特許文献1におけるインクジェットプリンターは、複数のインクジェットヘッドをメンテナンスすべく、インクジェットヘッドの下方に配置されている紙葉類を支持する無端状の搬送ベルトを弛ませてインクジェットヘッドと搬送ベルトとの間を離間させた後、メンテナンスユニットを上昇させてインクジェットヘッドのノズル面にキャップを密着させて所望のクリーニング処理を行う構成となっている。
この構成では、該媒体支持部材の移動経路上に媒体を搬送する搬送ローラー等が配置されているため、本発明者らは、媒体支持部材にそれらとの干渉を避けるための開口部を設ける構成を採用した。しかし、媒体支持部材に開口部を設けると、媒体搬送時に媒体の端部が垂れて引っ掛かりやすくなり、ジャム等が生じる虞がある。本発明者らは、この更なる課題を解決すべく、以下の構成を提案する。
このような構成を採用することによって、本発明では、第1傾斜形状により開口部に垂れた媒体の端部を上方に持ち上げて、搬送方向下流側の端壁部での引っ掛かりを抑制することが可能となる。また、本発明では、第2傾斜形状により開口幅が搬送方向下流側に向かうに従って狭くなると、相対的に媒体支持面の幅が搬送方向下流側に向かうに従って広くなるため媒体の端部の垂れ量が小さくなり、搬送方向下流側の端壁部での引っ掛かりを抑制することが可能となる。
このような構成を採用することによって、本発明では、第2傾斜形状により媒体の端部の垂れ量を低減すると共に、第1傾斜形状により最後の掬い上げをすることが可能となり、この相乗効果により搬送方向下流側の端壁部での引っ掛かりをより確実に抑制することが可能となる。
このような構成を採用することによって、本発明では、開口部の搬送方向下流側をV字形状にすることにより媒体の端部の垂れを低減する。
このような構成を採用することによって、本発明では、特に垂れ易い媒体の端部を開口部の搬送方向下流側の端壁部で持ち上げ、ジャム等を抑制することができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、流体噴射ヘッドと流体受け部材との間の距離を短くすることができるため、流体受け部材を流体噴射ヘッドに当接させる時間の短縮、あるいは流体受け部材を動かさずにフラッシング動作を行うことが可能となる。
媒体サイズは大小さまざまあるが、この構成によれば、媒体の幅方向の端部が開口部にかかり垂れたとしても、媒体が搬送方向下流側に向かうに従って第2傾斜形状により徐々に支持されていく面が広くなるので、垂れが抑制できる。
媒体サイズは大小さまざまあるが、この構成によれば、媒体の幅方向の端部が開口部にかかり垂れたとしても、媒体が搬送方向下流側に向かうに従って第2傾斜形状により徐々に支持されていく面が広くなるので、垂れが抑制できる。
なお、図2及び図3に示すように、記録用紙(媒体)Pの搬送方向をX方向と、該搬送方向と直交する搬送路幅方向をY方向と、X方向及びY方向と直交する高さ方向をZ方向と称して以下説明する場合がある。
記憶装置3は、記録処理に係る各種構成機器の動作プログラムや入力装置2から入力されるデータを記憶するものである。
制御装置4は、各種構成機器の動作を電気的に制御するものであり、入力装置2、記憶装置3、記録用紙搬送装置5、記録ヘッド6、プラテン移動装置8との間でデータ授受を行う各種入出力インターフェイス回路や、該データに基づき所定の演算処理等を行うCPU等を有する。
図4は、本発明の実施形態におけるノズル形成面21Aにおけるノズル17の配列状態を示す図である。図5は、本発明の実施形態における記録ヘッド6の内部構成を示す部分断面図である。
記録ヘッド6は、インクを噴射する複数のノズル17が設けられたノズル形成面(噴射面)21Aを有する。この記録ヘッド6は、ノズル形成面21Aが−Z方向に向くように配置されている。
プラテン移動装置8は、図2に示すように、プラテン81の−Y方向側の側部に設けられたラック82と、ラック82に噛合するピニオンギア83と、Y方向においてプラテン81を挟んだ位置にピニオンギア83と対向して配置されるプーリー84とを有する。
図7は、本発明の実施形態におけるインクジェットプリンター1の記録処理及びクリーニング処理の際の動作を示す図である。
記録処理を開始する際、制御装置4は、図7(a)に示すように、プラテン移動装置8に駆動指令を与えて、プラテン81を遮蔽位置に位置させる。この状態で、制御装置4は、記録用紙Pを搬送させ、記録ヘッド6からインクを噴射して印字を行う。
例えば、制御装置4は、印字枚数(例えば5〜10枚)毎に、クリーニング処理が必要であると判断し、記録ヘッド6のフラッシング動作を実行させる。
クリーニング処理が必要であると判断した場合、制御装置4は、プラテン移動装置8に駆動指令を与えて、プラテン81を図7(a)に示す遮蔽位置から図7(b)に示す非遮蔽位置に移動させる。
記録ヘッド6は、使用時間によってノズル17内のインク増粘、あるいはノズル17開口近傍へのゴミの付着によって吐出不良が生じてくるおそれがある。そのため、非記録処理時にノズル17からインクを予備噴射させて増粘したインクやゴミ等を排出させるフラッシング動作を行うことで、記録ヘッド6の噴射特性を維持或いは回復させる。
なお、プラテン81は、記録用紙Pを支えるものであるため略板形状に薄くすることができ、流体受け部材71と記録ヘッド6との隙間は大きくならず、フラッシング動作時に噴射されたインクがミスト化することがない。
なお、流体受け部材71の代替として、複数のノズル17を囲むようにノズル形成面21Aと当接可能なキャップ部材を設けて、キャップ部材を介したインク吸引動作によるクリーニング処理を行う構成であってもよい。この場合であっても、キャップ部材を記録ヘッド6に当接させる時間の短縮に寄与することができ、クリーニング処理と記録処理とを迅速に切り替えることができる。
図8は、記録用紙Pの搬送が、記録用紙Pの幅方向のセンターを基準とした場合における端壁部92の傾斜形状を示す。搬送基準線Lを挟んで設けられた複数の開口部91において、各端壁部92が備える第2傾斜形状94は、搬送基準線Lを挟んで対称形状となっている。より詳しくは、各第2傾斜形状94は、搬送方向下流側に向かうに従って、搬送基準線Lに対して離間する方向に傾斜する構成となっている。記録用紙Pのサイズは大小さまざまあるが、この構成によれば、記録用紙Pの幅方向の端部が開口部91にかかり、垂れたとしても、記録用紙Pが搬送方向下流側に向かうに従って第2傾斜形状94により徐々に支持されていく面が広くなるので、垂れが抑制できる。
図9は、記録用紙Pの搬送が端基準の場合における端壁部92の傾斜形状を示す。搬送基準線Lが通る開口部91以外の開口部91の端壁部92の第2傾斜形状94は、搬送方向下流側に向かうに従って、搬送基準線Lに対して離間する方向に傾斜する構成となっている。一方、搬送基準線Lが通る開口部91の端壁部92の第2傾斜形状94は、それらと対称形状となっている。図8と同様に、この構成によれば、記録用紙Pのサイズは大小さまざまあるが、記録用紙Pの幅方向の端部が開口部91にかかり垂れたとしても、記録用紙Pが搬送方向下流側に向かうに従って第2傾斜形状94により徐々に支持されていく面が広くなるので、垂れが抑制できる。なお、搬送基準となる記録用紙Pの端部は開口部91にかかっていなくてもよい。
また、図10に示すように、プラテン81は一体形状ではなく、プラテン81aとプラテン81bのように別体とし、プラテン81b側の端壁部92に本発明の傾斜形状を備えさせる構成であっても良い。
また、例えば、上記実施形態では、第2傾斜形状94は、V字形状であると説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、例えば、搬送方向下流側に向かうに従って開口幅が狭くなる円弧形状であっても良い。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する流体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する流体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する流体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射するトナージェット式記録装置であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の流体噴射装置に本発明を適用することができる。
Claims (7)
- 流体を噴射する複数のノズルが設けられた噴射面から前記流体を媒体に噴射する流体噴射ヘッドを備える流体噴射装置であって、
前記流体噴射ヘッドと対向して配置されて前記流体を受ける流体受け部材と、
前記媒体を支持して搬送する搬送路の一部を構成すると共に前記流体噴射ヘッドと前記流体受け部材との間を遮る遮蔽位置と、前記遮蔽位置から退避する非遮蔽位置との間を前記媒体の搬送方向に沿って移動自在で、且つ、前記媒体を支持する支持面に垂直な方向に貫通する開口部を備える媒体支持部材とを有し、
前記開口部は、前記媒体支持部材の移動経路上に設けられて前記媒体を搬送する搬送ローラーに対応する位置に設けられ、
前記開口部の前記搬送方向下流側の端壁部は、前記搬送方向下流側に向かうに従って前記支持面側に近づく方向に傾斜する第1傾斜形状、及び、前記支持面に沿った前記搬送方向と直交する開口幅が前記搬送方向下流側に向かうに従って狭くなる第2傾斜形状の少なくともいずれか一方を備えることを特徴とする流体噴射装置。 - 前記端壁部は、前記第1傾斜形状及び前記第2傾斜形状の両方を備えることを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置。
- 前記第2傾斜形状は、前記開口幅が前記搬送方向下流側に向かうに従って狭くなるV字形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の流体噴射装置。
- 前記開口部は、前記媒体の端部が通過する移動経路上に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
- 前記媒体支持部材は、前記流体噴射ヘッドが設けられる側に前記媒体を支持する支持部を有する板形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
- 前記第2傾斜形状は、前記支持面において前記媒体の幅方向の中心が搬送される搬送基準線に対して離間する方向に、前記開口幅が前記搬送方向下流側に向かうに従って狭くなる先細り形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
- 前記第2傾斜形状は、前記支持面において前記媒体の幅方向の一端が搬送される搬送基準線に対して離間する方向に、前記開口幅が前記搬送方向下流側に向かうに従って狭くなる先細り形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の流体噴射装置。
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