JP4457751B2 - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリングコラム装置、特に、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのテレスコピック位置を調整可能なステアリングコラム装置に関する。
ステアリングホイールのテレスコピック位置を調整可能なステアリングコラム装置では、ロアー側のアウターコラムに対して、アッパー側のインナーコラムが軸方向に摺動可能に嵌合され、テレスコピック位置を調整した後は、アウターコラムに対してインナーコラムが動かないようにクランプしている。
このクランプ力が弱いと、ステアリングホイールに曲げ荷重が作用した時に、インナーコラムが若干揺動するように動くため、ステアリングホイール操作時の安定感が不足する不具合が生じる。インナーコラムのクランプ剛性を向上させたステアリングコラム装置として、特許文献1に示すステアリングコラム装置がある。
特許文献1のステアリングコラム装置は、インナーコラムにディスタンスブラケットを設けず、インナーコラムをアウターコラムにより直接的にクランプするように構成して、インナーコラムのクランプ剛性を向上させたステアリングコラム装置である。
図10から図13は、インナーコラムにディスタンスブラケットを設けず、インナーコラムをアウターコラムにより直接的にクランプするようにした従来のステアリングコラム装置を示し、図10は従来のステアリングコラム装置を示す側面図である。図11は図10の平面図である。図12は図10のE−E断面図である。図13(1)は、図10のアウターコラムとインナーコラムのみを示す側面図である。図13(2)は、図13(1)のF矢視図である。
図10から図13に示すように、逆U字型の車体取付けブラケット2には、車体前方側(図10の左側)の両側に、ロアー側車体取付け部21、21が一体的に形成され、車体後方側(図10の右側)の両側には、アッパー側車体取付け部22、22が一体的に形成されている。車体取付けブラケット2は、ロアー側車体取付け部21及びアッパー側車体取付け部22によって、図示しない車体に取付けられている。
車体取付けブラケット2の左右の側板23、24の内側には、アウターコラム3が挟み込まれており、アウターコラム3の車体前方側は、車体取付けブラケット2にピボットピン25、25によってチルト位置調整可能に軸支されている。
車体取付けブラケット2の側板23、24には、チルト用長溝231、241が形成されている。チルト用長溝231、241は、上記したピボットピン25を中心とする円弧状に形成されている。アウターコラム3の左右のクランプ部31、32には、円形の貫通穴311、321が、図12の左右方向に形成されている。
丸棒状の締付けロッド4が、上記チルト用長溝231、241及び貫通穴311、321を通して、図12の右側から挿入されている。締付けロッド4の右端には円筒状の頭部41が形成され、頭部41の左側外径部には、チルト用長溝241の溝幅よりも若干幅の狭い矩形断面の回り止め部(図示せず)が形成されている。回り止め部はチルト用長溝241に嵌入して、締付けロッド4を車体取付けブラケット2に対して回り止めするとともに、チルト位置調整時に、チルト用長溝241に沿って、締付けロッド4を摺動させる。
締付けロッド4の左端外周には、その左側から、固定カム51、可動カム52、スラスト軸受53、調整ナット54が、この順で外嵌され、調整ナット54の内径部に形成された雌ねじ541が、締付けロッド4の左端に形成された雄ねじ43にねじ込まれている。
可動カム52の左端面には操作レバー55が固定され、この操作レバー55によって操作される可動カム52と固定カム51によって、カムロック機構が構成されている。固定カム51は、チルト用長溝231に係合して車体取付けブラケット2に対して非回転であり、チルト位置調整時に、チルト用長溝231に沿って固定カム51を摺動させる。
これによって、チルト・テレスコピック締付け時に、操作レバー55が回動されると、固定カム51の山に可動カム52の山が乗り上げて、固定カム51を図12の右側に押すと同時に、締付けロッド4を左側に引くことによって、側板23、24を締付け、アウターコラム3のクランプ部31、32を締付ける。
チルト・テレスコピック解除時には、操作レバー55を逆方向に回動し、固定カム51の山に可動カム52の谷が入り込み、固定カム51を右側に押す力を解除すると同時に、締付けロッド4を左側に引く力を解除することによって、側板23、24を離間させ、アウターコラム3のクランプ部31、32の締付けを解除する。
図12、図13に示すように、アウターコラム3の下側には、車体後方側(図13の右側)に、スリットSが形成されている。スリットSは、クランプ部31、32に軸方向に長さL2だけ形成され、幅がWである。また、スリットSよりも車体前方側(図13の左側)には、スリットの無い円筒状の筒状部35が長さL3だけ形成されている。アウターコラム3の軸心には、その軸方向全長に渡って内径孔33が形成され、この内径孔33にインナーコラム1の外径部16が摺動可能に挿入され、円筒状のインナーコラム1はアウターコラム3の軸方向にテレスコ移動可能に支持されている。
インナーコラム1の内径部には、車体後方側にステアリングホイール(図示せず)を装着したアッパー側ステアリングシャフト6が、図示しない軸受によって回転可能に軸支されている。アッパー側ステアリングシャフト6の車体前方側は、ロアー側ステアリングシャフト75に筒状部35内でスプライン係合し(図示せず)、ロアー側ステアリングシャフト75の車体前方側は、上自在継手71を介して中間シャフト76に連結されている。中間シャフト76の車体前方側には、下自在継手74が連結されている。
上記した従来のステアリングコラム装置では、テレスコピック調整時に、インナーコラム1をアウターコラム3に対してテレスコピック位置を調整すると、上自在継手71は動かずに、アッパー側ステアリングシャフト6がロアー側ステアリングシャフト75に対して、筒状部35内のスプライン係合部で相対摺動する。従って、インナーコラム1はアウターコラム3の軸方向の全長で包持されているため、テレスコピック調整時のガタ感が無く、テレスコピック移動も円滑である。
近年、ステアリングホイールから上自在継手71までの軸方向の距離が極端に短いショートコラム型のステアリングコラム装置が多くなり、このようなショートコラム型のステアリングコラム装置にテレスコピック調整機構を付けたいという要求が増えてきた。
ところが、上記した従来のステアリングコラム装置に、ショートコラム型のステアリングコラム装置を適用すると、ステアリングホイールから上自在継手71までの軸方向の距離が短いため、アウターコラム3の軸方向全長が短くなり、必要とするテレスコピックストロークを得ようとすると、アッパー側ステアリングシャフト6とロアー側ステアリングシャフト75のスプライン係合部をアウターコラム3内に収納することができない。
従って、必要とするテレスコピックストロークを得るためには、インナーコラム1のテレスコピック調整時に、インナーコラム1に上自在継手71が追従して移動する方式にならざるを得ない。しかし、上記した従来のステアリングコラム装置では、インナーコラム1を運転者側に引き出した時に、筒状部35に大径の上自在継手71が干渉するため、構造的に成立しないという問題が生じる。
特開2001−347953号公報
本発明は、インナーコラムのテレスコピック調整に追従して上自在継手が移動するショートコラム型のステアリングコラム装置に適し、剛性の大きなテレスコクランプ機構を有するステアリングコラム装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、車体に取付け可能な車体取付けブラケット、上記車体取付けブラケットの内側に配置され、円筒状のインナーコラムを軸方向にテレスコピック移動可能に包持するアウターコラム、上記アウターコラムにその軸方向全長に渡って形成されたスリット、上記インナーコラムに回動可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールを装着可能なアッパー側ステアリングシャフト、上記アッパー側ステアリングシャフトの車体前方側に上自在継手を介して連結され、上記インナーコラムよりも車体前方側で軸方向に伸縮可能なロアー側ステアリングシャフト、上記ロアー側ステアリングシャフトの車体前方側に装着された下自在継手、上記車体取付けブラケットを締付けて、上記インナーコラムを軸方向の所望のテレスコピック位置で上記アウターコラムにクランプする締付け装置を備えたステアリングコラム装置であって、上記インナーコラムの車体前方側には大径外径部が形成され、上記アウターコラムの車体前方側には該大径外径部を案内する大径内径孔が形成されているとともに、上記インナーコラムを車体前方側にテレスコピック移動すると、上記インナーコラムの大径外径部が上記アウターコラムの大径内径孔から離脱するものであり、更に、上記インナーコラムの大径外径部には突起が形成され、上記アウターコラムには、上記インナーコラムのテレスコピック移動時に上記突起を案内するガイド溝が形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
番目の発明は、第番目の発明のステアリングコラム装置において、上記突起はインナーコラムの車体前方側の端面から切り起こして一体成形されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
番目の発明は、第1番目又は番目のいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記アウターコラムは軽合金の一体成形によって成形されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
番目の発明は、第番目の発明のステアリングコラム装置において、上記軽合金はアルミ合金であることを特徴とするステアリングコラム装置である。
本発明のステアリングコラム装置では、アウターコラムの軸方向全長に渡ってスリットを形成したので、クランプ時に、アウターコラムがその全長に渡って撓みやすくなっているため、クランプ時の保持力がアウターコラムの軸方向の全長に渡って均等に作用し、クランプ時の保持力を向上させることができる。また、アウターコラムに形成したガイド溝が、インナーコラムのテレスコストロークの全長に渡ってインナーコラムの突起を案内するため、アウターコラムの軸方向の長さが短くても、嵌合部隙間によるインナーコラムの横方向のガタを解消することができるため、テレスコピック位置の調整を円滑に行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態のステアリングコラム装置の一部断面を含む側面図である。図2は図1の平面図である。図3は図1のA−A断面図である。図4は図1のC−C断面図である。図5(1)は、図1のアウターコラムとインナーコラムのみを示す側面図である。図5(2)は、図5(1)のD矢視図である。図6は図1のインナーコラムとステアリングシャフトのみを示す断面図である。
図7は図1のB−B断面図であり、アウターコラムとインナーコラムの嵌合状態を示す断面図である。図8は図1のインナーコラムを示す部品図であり、(1)が正面図、(2)が(1)の平面図、(3)が(1)の左側面図である。図9はテレスコ位置の調整操作に応じて、アウターコラムとインナーコラムの嵌合長さが変化する状態を示す断面図であり、図1のB−B断面図相当である。
図1から図9は、チルト・テレスコピック式のステアリングコラム装置に本発明を適用した実施形態を示す。逆U字型の車体取付けブラケット2には、車体前方側(図1の左側)の両側に、ロアー側車体取付け部21、21が一体的に形成され、車体後方側(図1の右側)の両側には、アッパー側車体取付け部22、22が一体的に形成されている。車体取付けブラケット2は、ロアー側車体取付け部21及びアッパー側車体取付け部22によって、図示しない車体に取付けられている。
車体取付けブラケット2の左右の側板23、24の内側には、アウターコラム3が挟み込まれており、アウターコラム3の車体前方側は、車体取付けブラケット2にピボットピン25、25によってチルト位置調整可能に軸支されている。アウターコラム3は、アルミ合金等の軽合金製で、鋳造または鍛造により、一体成形で成形されている。
車体取付けブラケット2の側板23、24には、チルト用長溝231、241が形成されている。チルト用長溝231、241は、上記したピボットピン25を中心とする円弧状に形成されている。アウターコラム3の左右のクランプ部31、32には、図3の左右方向に、円形の貫通穴311、321が形成されている。
丸棒状の締付けロッド4が、上記チルト用長溝231、241及び貫通穴311、321を通して、図3の右側から挿入されている。締付けロッド4の右端には円筒状の頭部41が形成され、頭部41の左側外径部には、チルト用長溝241の溝幅よりも若干幅の狭い矩形断面の回り止め部42が形成されている。回り止め部42はチルト用長溝241に嵌入して、締付けロッド4を車体取付けブラケット2に対して回り止めするとともに、チルト位置調整時に、チルト用長溝241に沿って、締付けロッド4を摺動させる。
締付けロッド4の左端外周には、その左側から、固定カム51、可動カム52、スラスト軸受53、調整ナット54が、この順で外嵌され、調整ナット54の内径部に形成された雌ねじ541が、締付けロッド4の左端に形成された雄ねじ43にねじ込まれている。
可動カム52の左端面には操作レバー55が固定され、この操作レバー55によって操作される可動カム52と固定カム51によって、カムロック機構が構成されている。固定カム51は、チルト用長溝231に係合して車体取付けブラケット2に対して非回転であり、チルト位置調整時に、チルト用長溝231に沿って固定カム51を摺動させる。
これによって、チルト・テレスコピック締付け時に、操作レバー55が回動されると、固定カム51の山に可動カム52の山が乗り上げて、固定カム51を図3の右側に押すと同時に、締付けロッド4を左側に引くことによって、側板23、24を締付け、それによって、アウターコラム3のクランプ部31、32を締付ける。
チルト・テレスコピック解除時には、操作レバー55を逆方向に回動し、固定カム51の山に可動カム52の谷が入り込み、固定カム51を右側に押す力を解除すると同時に、締付けロッド4を左側に引く力を解除することによって、側板23、24を離間させ、アウターコラム3のクランプ部31、32の締付けを解除する。
図3から図5に示すように、アウターコラム3の下側には、その軸方向全長にわたって、スリットS1、S2が形成されている。スリットS1は、クランプ部31、32に軸方向に長さL1(図5)だけ形成され、幅がW1である。また、スリットS2は、クランプ部31、32の車体前方側(図5の左側)に、スリットS1に連続して形成され、幅がW2で、スリットS1の幅W1よりも幅広く形成されている。
従って、アウターコラム3はその下側が完全な開放型に形成されており、クランプ時に、アウターコラム3がその全長に渡って撓みやすくなっているため、クランプ時の保持力がアウターコラム3の軸方向の全長に渡って均等に作用し、結果として、クランプ時の保持力を向上させることができる。
インナーコラム1の内径部13には、車体後方側にステアリングホイール(図示せず)を装着したアッパー側ステアリングシャフト6が、アッパー側軸受11及びロアー側軸受12によって回転可能に軸支されている(図6)。アッパー側ステアリングシャフト6の車体前方側は、上自在継手71を介して、ロアー側ステアリング筒72に連結されている。
ロアー側ステアリング筒72の車体前方側の内径部には雌スプラン721が形成され、ロアー側ステアリング軸73の車体後方側に形成された雄スプライン731が、雌スプラン721にテレスコ摺動可能に嵌合している。ロアー側ステアリング軸73の車体前方側には、下自在継手74が連結されている。
図6に示すように、インナーコラム1の外径部は、車体前方側(図6の左側)から車体後方側(図6の右側)に向かって外径寸法が段階的に小さくなっており、大径外径部16A、中径外径部16B、小径外径部16Cが形成されている。インナーコラム1の大径外径部16Aの内径寸法は、上自在継手71を包囲する大きさに形成されている。
図7に示すように、アウターコラム3の内径部は、車体前方側(図7の左側)から車体後方側(図7の右側)に向かって外径寸法が段階的に小さくなっており、大径内径孔33A、中径内径孔33Bが形成されている。この大径内径孔33Aにインナーコラム1の大径外径部16Aが案内され、また、中径内径孔33Bに中径外径部16Bが案内されて、円筒状のインナーコラム1はアウターコラム3の軸方向にテレスコ移動可能に支持されている。
図9(1)の、インナーコラム1を運転者側に最大距離引き出したテレスコ最大位置、及び、図9(2)のテレスコ中央位置では、上自在継手71がアウターコラム3に入り込み、上自在継手71までの距離が短いショートコラムであっても、インナーコラム1のテレスコストロークを長い距離確保することができる。
この時、上自在継手71を包囲する大径外径部16Aが大径内径孔33Aに案内されるため、図9(1)の時の案内長さはS1、図9(2)の時の案内長さはS2が確保される。従って、インナーコラム1の案内長さを長く確保して、テレスコ調整時のインナーコラム1の動きを円滑にし、また、クランプ時の軸方向のクランプ長さを長く確保できるため、クランプ保持力を向上させることができる。
図9(3)の、インナーコラム1を車体前方側に最大距離押し込んだテレスコ最小位置近傍では、上自在継手71を包囲する大径外径部16Aが、アウターコラム3の大径内径孔33Aから外れ、中径外径部16Bだけがアウターコラム3の中径内径孔33Bに案内されるため、図9(3)の時のインナーコラム1の案内長さS3は最小の案内長さとなる。
従って、テレスコ最小位置近傍で、クランプ部31、32の締付けを解除して、インナーコラム1のテレスコ位置を調整する際、図9(3)に示すように、案内長さS3が最小の案内長さとなるため、嵌合部隙間による横方向のガタがステアリングホイールの横方向のガタbとして顕著に現われるため、商品性が損なわれる不具合が生じる。
図8に示すように、インナーコラム1の大径外径部16A側の左端面14に、幅W3、深さdの切り込みを入れ、上方に高さhで折り曲げて、インナーコラム1と一体成形で突起15を形成している。また、アウターコラム3には、図4、図5に示すように、突起15を案内するガイド溝34が、インナーコラム1のテレスコストロークの全長に渡って形成されている。従って、図7に示すように、テレスコ最小位置で、インナーコラム1の案内長さがS4と長くなり、嵌合部隙間による横方向のガタを解消することができる。
突起15をインナーコラム1に形成する方法としては、別部品として成形した突起をインナーコラム1に接合する方法がある。しかし、溶接によって接合する方法では、溶接熱による変形と接合部の強度的な信頼性に問題がある。また、ビス等によって固定する方法では、ビスの緩みとスペース確保の点で問題があるが、インナーコラム1から一体的に成形すれば、そのような問題が無く、また、低コストで精度の良い突起をインナーコラム1に形成することができるため、好ましい。
従って、アウターコラム3のクランプ部31、32の締付けを解除すると、ピボットピン25を支点としてアウターコラム3はチルト位置が調整可能である。また、インナーコラム1は、アッパー側ステアリングシャフト6と一緒に、アウターコラム3に対してその軸方向にテレスコ移動し、このテレスコ移動時に、ロアー側ステアリング筒72はロアー側ステアリング軸73に対して円滑にテレスコ移動する。
上記実施形態では、チルト・テレスコ式のステアリングコラム装置に本発明を適用した実施例を説明したが、テレスコ式のステアリングコラム装置に本発明を適用してもよい。
本発明の実施形態のステアリングコラム装置の一部断面を含む側面図である。 図1の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のC−C断面図である。 図5(1)は、図1のアウターコラムとインナーコラムのみを示す側面図である。図5(2)は、図5(1)のD矢視図である。 図1のインナーコラムとステアリングシャフトのみを示す断面図である。 図1のB−B断面図であり、アウターコラムとインナーコラムの嵌合状態を示す断面図である。 図1のインナーコラムを示す部品図であり、(1)が正面図、(2)が(1)の平面図、(3)が(1)の左側面図である。 テレスコ位置の調整操作に応じて、アウターコラムとインナーコラムの嵌合長さが変化する状態を示す断面図であり、図1のB−B断面図相当である。 従来のステアリングコラム装置を示す側面図である。 図10の平面図である。 図10のE−E断面図である。 図13(1)は、図10のアウターコラムとインナーコラムのみを示す側面図である。図13(2)は、図13(1)のF矢視図である。
符号の説明
1 インナーコラム
11 アッパー側軸受
12 ロアー側軸受
13 内径部
14 左端面
15 突起
16 外径部
16A 大径外径部
16B 中径外径部
16C 小径外径部
2 車体取付けブラケット
21 ロアー側車体取付け部
22 アッパー側車体取付け部
23、24 側板
231、241 チルト用長溝
25 ピボットピン
3 アウターコラム
31、32 クランプ部
311、321 貫通孔
33 内径孔
33A 大径内径孔
33B 中径内径孔
34 ガイド溝
35 筒状部
4 締付けロッド
41 頭部
42 回り止め部
43 雄ねじ
51 固定カム
52 可動カム
53 スラスト軸受
54 調整ナット
541 雌ねじ
55 操作レバー
6 アッパー側ステアリングシャフト
71 上自在継手
72 ロアー側ステアリング筒
721 雌スプライン
73 ロアー側ステアリング軸
731 雄スプライン
74 下自在継手
75 ロアー側ステアリングシャフト
76 中間シャフト

Claims (4)

  1. 車体に取付け可能な車体取付けブラケット、
    上記車体取付けブラケットの内側に配置され、円筒状のインナーコラムを軸方向にテレスコピック移動可能に包持するアウターコラム、
    上記アウターコラムにその軸方向全長に渡って形成されたスリット、
    上記インナーコラムに回動可能に軸支され、車体後方側にステアリングホイールを装着可能なアッパー側ステアリングシャフト、
    上記アッパー側ステアリングシャフトの車体前方側に上自在継手を介して連結され、上記インナーコラムよりも車体前方側で軸方向に伸縮可能なロアー側ステアリングシャフト、
    上記ロアー側ステアリングシャフトの車体前方側に装着された下自在継手、
    上記車体取付けブラケットを締付けて、上記インナーコラムを軸方向の所望のテレスコピック位置で上記アウターコラムにクランプする締付け装置を備えたステアリングコラム装置であって、
    上記インナーコラムの車体前方側には大径外径部が形成され、上記アウターコラムの車体前方側には該大径外径部を案内する大径内径孔が形成されているとともに、上記インナーコラムを車体前方側にテレスコピック移動すると、上記インナーコラムの大径外径部が上記アウターコラムの大径内径孔から離脱するものであり、更に、
    上記インナーコラムの大径外径部には突起が形成され、
    上記アウターコラムには、上記インナーコラムのテレスコピック移動時に上記突起を案内するガイド溝が形成されていること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 請求項に記載されたステアリングコラム装置において、
    上記突起はインナーコラムの車体前方側の端面から切り起こして一体成形されていること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  3. 請求項1又は請求項のいずれかに記載されたステアリングコラム装置において、
    上記アウターコラムは軽合金の一体成形によって成形されていること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  4. 請求項に記載されたステアリングコラム装置において、
    上記軽合金はアルミ合金であること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
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