JP4408249B2 - 封印シール付き伝票とその使用方法及び貴重品配送システム - Google Patents
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Description
いずれの形態も、一般的には、配送物に伝票本体が貼付できるようにタック紙が設けられている。
請求項1の発明は、第1の識別情報(12)を有する伝票本体(11)と、前記伝票本体(11)の少なくとも一部に、擬似接着層及び/又は接着層を介して設けられた第1の基材(15)と、前記第1の基材(15)に粘着剤層(16)を介して剥離可能に設けられた第2の基材(17)と、前記第1の基材(15)の一部を区画して分離可能に設けられ、前記第1の識別情報(12)と少なくとも一部が同一又は関連性のある第2の識別情報(19)を有し、前記第2の基材(17)を剥離したときには、その第2の基材(17)側に残る少なくとも1つの封印シール部(18)と、を備える封印シール付き伝票である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の封印シール付き伝票において、前記第1の基材(15)、前記粘着剤層(16)及び前記第2の基材(17)は、タック基材、粘着剤層及び剥離シートが順に積層されたタックシート(14)であること、を特徴とする封印シール付き伝票である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の封印シール付き伝票(10)を使用する封印シール付き伝票の使用方法において、前記第2の基材(17)を剥離して前記伝票本体(11)を配送物に貼付し、前記第2の基材(17)に残った前記封印シール部(18)を剥離して前記配送物に貼付し、この状態で前記配送物を配送すること、を特徴とする封印シール付き伝票の使用方法である。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の封印シール付き伝票(10)を使用する貴重品配送システムにおいて、配送元に設けられ、前記各識別情報(12、19)を読み取る第1の読取部(201)と、前記第1の読取部(201)が読み取った各識別情報(12、19)を記憶する記憶部(202)と、配送先に設けられ、前記各識別情報(12、19)を読み取る第2の読取部(301)と、前記記憶部(202)が記憶している各識別情報(12、19)と前記第2の読取部(301)が読み取った各識別情報(12、19)とを比較し、配送の前後で各識別情報(12、19)が適正に整合しているか否かを確認する確認部(302)と、を備える貴重品配送システムである。
図1は、本発明による封印シール付き伝票の実施例を示す図であり、図2は、剥離した状態の剥離紙を示す図である。
本実施例の封印シール付き伝票10は、貴重品を配送するための多pt方式の配送伝票であり、伝票本体11と、最終枚目に配置されたタック紙(タックシート)14とが、擬似接着層によって部分的に剥離可能に接着されている。
次に、本実施例による封印シール付き伝票10の使用方法を説明する。
(#1)伝票本体11の記入欄13に必要事項を記入し、控片などを手渡しする。
(#2)タック紙14の剥離紙17を剥離し、伝票本体11を配送物の所定の位置に貼付する。
ここで、剥離紙17を剥離したときには、図2に示すように、封印シール18は、剥離紙17側に残る。
(#4)この状態で配送物を配送(配達)する。
(#6)封印シール18が正常に貼付されており、かつ、識別情報が同一であることを確認してもらったうえで、受領印をもらう。
次に、図1及び図3を参照しながら、本発明による貴重品配送システムについて説明する。
図3は、本発明による貴重品配送システムの実施例を示す図である。
本実施例の貴重品配送システム100は、上述した使用方法でのやりとりをシステム化したものであり、配送元端末200と、配送先端末300と、ネットワーク400などとを備える。
(1)伝票本体11と封印シール18とに、同一の識別情報12、19を設けているので、両者を容易に紐付けすることができ、配送物を配送した後には、マッチング作業も容易に行え、貴重品などの配送に対して高い安全性を確保できる。
(2)封印シール18は、最終枚目のタック紙14に内蔵されているので、従来の配送伝票の無駄なスペースを省くことができ、また、封印シールを別途用意する必要はなく、利用者の利便性も向上する。
(4)相互に紐付けられている伝票本体11と封印シール18とを貼付して配送物を配送するので、配送中の安全性を確保しながら、貴重品を配送することができる。
(6)貴重品配送システム100は、上述した封印シール付き伝票10を使用するので、端末とリーダなどといった最低限の設備投資で済み、特殊な設備は必要なく、低コスト化が可能である。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、封印シール18は、2つ設ける例で説明したが、製造しやすくするために、1つでもよく、また、安全性を高めるために、3つ以上であってもよい。封印シール18を3つ以上設ける場合には、タック紙14が孔あき状態となるため、配送物への接着性が若干低下するので、伝票本体11のサイズにもよるが、最大6つ程度が好ましい。
11 伝票本体
12 第1の識別情報
13 記入欄
14 タック紙(タックシート)
15 タック基材(第1の基材)
16 粘着剤層
17 剥離紙(第2の基材、剥離シート)
18 封印シール(封印シール部)
19 第2の識別情報
20 切込み
100 貴重品配送システム
200 配送元端末
201 第1のリーダ(第1の読取部)
202 データベース(記憶部)
300 配送先端末
301 第2のリーダ(第2の読取部)
302 確認部
400 ネットワーク
hc ハーフカット
Claims (4)
- 第1の識別情報を有する伝票本体と、
前記伝票本体の少なくとも一部に、擬似接着層及び/又は接着層を介して設けられた第1の基材と、
前記第1の基材に粘着剤層を介して剥離可能に設けられた第2の基材と、
前記第1の基材の一部を区画して分離可能に設けられ、前記第1の識別情報と少なくとも一部が同一又は関連性のある第2の識別情報を有し、前記第2の基材を剥離したときには、その第2の基材側に残る少なくとも1つの封印シール部と、
を備える封印シール付き伝票。 - 請求項1に記載の封印シール付き伝票において、
前記第1の基材、前記粘着剤層及び前記第2の基材は、タック基材、粘着剤層及び剥離シートが順に積層されたタックシートであること、
を特徴とする封印シール付き伝票。 - 請求項1又は請求項2に記載の封印シール付き伝票を使用する封印シール付き伝票の使用方法において、
前記第2の基材を剥離して前記伝票本体を配送物に貼付し、前記第2の基材に残った前記封印シール部を剥離して前記配送物に貼付し、この状態で前記配送物を配送すること、
を特徴とする封印シール付き伝票の使用方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の封印シール付き伝票を使用する貴重品配送システムにおいて、
配送元に設けられ、前記各識別情報を読み取る第1の読取部と、
前記第1の読取部が読み取った各識別情報を記憶する記憶部と、
配送先に設けられ、前記各識別情報を読み取る第2の読取部と、
前記記憶部が記憶している各識別情報と前記第2の読取部が読み取った各識別情報とを比較し、配送の前後で各識別情報が適正に整合しているか否かを確認する確認部と、
を備える貴重品配送システム。
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