JP4104317B2 - Method for producing fluoroalkylamine - Google Patents

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は医農薬などの中間体などに有用なフルオロアルキルアミンの製造方法に関する。さらに詳しくは、ヨウ素化合物の存在下に、フルオロアルキルハライドとアンモニアを反応させ、フルオロアルキルアミンを効率的に製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
フルオロアルキルアミンのような含フッ素アミン化合物は、医薬農薬などの中間体として極めて有用な化合物である。これまで、フルオロアルキルアミンの製造方法として、対応するニトロ化合物またはニトリル化合物などを水素化還元する方法、対応するアミド化合物を金属水素化物で還元する方法、または対応するハライドとアンモニアを反応する方法が知られている。
【0003】
例えば、Izu. Akad. Nauk SSSR,Ser.Khim.2, 250(1966)、J. Amer. Chem. Soc., 65, 1458(1943)および米国特許第3532755号明細書には、対応するニトロ化合物またはニトリル化合物を水素化還元し、所望のフルオロアルキルアミンを選択的に得ようとする技術が開示されている。また、J. Chem. Soc., 4014(1952)、Can. J. Chem., 32, 639(1954)およびJ. Org. Chem., 24, 1256(1959)には対応するアミド化合物を金属水素化物により還元し、所望のフルオロアルキルアミンを選択的に得ようとする技術が開示されている。しかし、開示された製造プロセスでは、対応するニトロ化合物、ニトリル化合物およびアミド化合物が非常に高価であるとか、入手が困難であるため、工業的な製造方法としては必ずしも適当ではない。
【0004】
さらに、J. Org. Chem., 19, 391(1954)、Ind. Eng. Chem., 48, 209(1956)、および米国特許第4618718号明細書には、フルオロアルキルアミンとしてトリフルオロエチルクロライドとアンモニアを反応し、トリフルオロエチルアミンを選択的に得ようとする技術が開示されている。トリフルオロエチルクロライドは、工業的に入手可能であるが、対応するフルオロアルキルアミンを製造するための反応時間が極めて長い、収率が低いなどの問題点があり、工業的な製造方法として優れた方法とは言い難い。一方、米国特許第2348321号明細書には、対応するハライドとアンモニアを反応した例が記載されているが、反応時間が短いものの、反応圧力および反応収率に関する記述は全くない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、フルオロアルキルハライドとアンモニアを反応し、対応するフルオロアルキルアミンを効率的に製造する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、このような現状に鑑み、鋭意検討を行った。その結果、ヨウ素化合物の存在下に、フルオロアルキルハライドとアンモニアを反応すると、驚くべきことに、公知の反応条件下でも反応時間を著しく短縮でき、かつ高い収率が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、ヨウ素化合物の存在下に、フルオロアルキルハライドとアンモニアを反応させ、フルオロアルキルアミンを製造することを特徴とするフルオロアルキルアミンの製造方法に関するものである。
【0008】
【発明の実施形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】
本発明は、ヨウ素化合物の存在下に、フルオロアルキルハライドとアンモニアを反応させ、対応するフルオロアルキルアミンを製造する。
【0010】
本発明において、原料に使用するフルオロアルキルハライドのフルオロアルキル基は、炭素数が1から10の含フッ素炭化水素である。これらのフルオロアルキル基の例としては、フッ素原子を含むメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、デシル基等が挙げられる。これらのフルオロアルキル基に含まれるフッ素原子の数と位置は限定されない。これらのうち、好ましいフルオロアルキル基は、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1,2,2,2−テトラフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルが挙げられる。
【0011】
本発明のフルオロアルキルハライドとしては、フルオロアルキルクロライドおよび/またはフルオロアルキルブロマイドを挙げることができる。
【0012】
本発明において触媒として用いるヨウ素化合物は、ヨウ素、アミンヨウ素塩、金属ヨウ素塩から選ばれた少なくとも一種以上である。ヨウ素は、市販の固体試薬をそのまま使用できる。アミンヨウ素塩としては、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルベンジルアミンなどの3級アルキルアミン類、パーメチルエチレンジアミン類などのアミンのヨウ素塩が挙げられる。金属ヨウ素塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウムなどのアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム、バリウムなどのアルカリ土類金属、アルミニウム、亜鉛などの両性金属などのヨウ素塩が挙げられる。これらのうち、低価格で入手しやすく、取扱いが容易で溶媒に対する溶解度が大きく、さらに毒性が少なくその塩化物は廃棄できる点で、好ましいものはヨウ化ナトリウムおよび/またはヨウ化カリウムである。
【0013】
本発明において、必要なら溶媒が用いられる。使用できる溶媒は、水、アンモニア、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、グリコール、トリエチレングリコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、ジクロロメタン、ジブロモメタン、クロロホルム、ブロモホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、その他スルホラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンまたは1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒が挙げられる。これらのうち好ましくは、極性が高く、高温でも分解しずらく、高沸点で基質およびヨード化合物をよく溶解し、トリフルオロエチルアミンに対する溶解度が大きく、材質に対する腐食性が少ない点で、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンまたはスルホランである。
【0014】
本発明によれば、反応方式は、連続反応、バッチ反応のいずれでも差し支えないが、バッチ反応を例にとれば、前記の原料を加圧反応器に仕込み、加温し反応を行えばよい。
【0015】
まず、原料の仕込みにあたり、溶媒およびヨウ素化合物を仕込む。溶媒の使用量とは、フルオロアルキルハライド1モルに対して、0.5〜10.0モルであり、好ましくは、1.0〜3.0モルである。また、ヨウ素化合物の使用量は、フルオロアルキルハライド1モルに対して0.01〜30モルであるが、好ましくは0.1〜5モルである。0.01モル未満では、反応速度および収率の向上は認められない。また、30モルを超えて用いても、反応速度および収率の向上は認められず、経済的でない。
【0016】
次いで、加圧容器を不活性ガスで置換する。使用できる不活性ガスとしては、窒素、アルゴン、水素などを挙げることができる。この後、原料のフルオロアルキルハライド、およびアンモニアを仕込む。この時、用いるアンモニア量は、フルオロアルキルハライド1モルに対して、2.0モル以上、好ましくは2.5〜4.0モルである。余りに過剰の使用は、反応圧力を上昇させるため好ましくない。原料を充填した加圧容器は、加温して攪拌しながら反応を開始する。反応温度は、特に限定されるものではないが、通常120〜260℃であり、より好ましくは180〜220℃である。攪拌速度は、攪拌が十分行われるように適宜選択される。反応時間は、特に限定されるものではないが、通常4〜10時間で反応は完結する。また、反応圧力は、反応に使用する基質の種類、アンモニア量、および溶媒の量や種類によるが、通常20〜150KPaである。反応終了後、加圧反応器は、十分冷却し、過剰なアンモニア、残存する不活性ガス、残っていれば未反応の原料などをパージして、反応液を回収する。この反応液から、定法により所望の反応生成物としてを得ることができる。
【0017】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。以下に、実施例、比較例に用いた化合物の名称とその略号を示す。
【0018】
TFEC:2,2,2−トリフルオロエチルクロライド
TFEB:2,2,2−トリフルオロエチルブロマイド
TFAN:2,2,2−トリフルオロエチルアミン
BTFAN:ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)アミン
実施例1
温度計、攪拌器付き300ミリリットルのステンレス製反応容器に、TFEC72g、ヨウ化ナトリウム5gおよび1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン105gを仕込み、アンモニアガス37gを添加した。反応温度を200℃に保ち、8時間反応して反応液を得た。反応中に圧力は99KPaから53KPaに変化した。得られた反応液の一部を採取し、定法通りガスクロマトグラフィーにより分析したところ、TFECの転化率が99.4%、収率がTFAN90.6%、BTFAN2.5%であった。
実施例2
実施例1と同様に、TFEC72g、ヨウ化ナトリウム5gおよびN−メチルピロリドン91gを仕込み、アンモニアガス39gを添加した。反応温度を200℃に保ち、8時間反応して反応液を得た。反応中に圧力は93KPaから46KPaに変化した。得られた反応液の一部を採取し、定法通りガスクロマトグラフィーにより分析したところ、TFECの転化率が97.5%、収率がTFAN88.2%、BTFAN1.9%であった。
実施例3
実施例1と同様に、TFEB99g、ヨウ化ナトリウム5gおよび1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン105gを仕込み、アンモニアガス39gを添加した。反応温度を200℃に保ち、8時間反応して反応液を得た。反応中に圧力は101KPaから52KPaに変化した。得られた反応液の一部を採取し、定法通りガスクロマトグラフィーにより分析したところ、TFECの転化率が99.8%、収率がTFAN91.5%、BTFAN1.7%であった。
比較例1
実施例1と同様に、TFEC72gおよび1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン105gを仕込み、アンモニアガス37gを添加した。反応温度を200℃に保ち、8時間反応して反応液を得た。反応中に圧力は101KPaから68KPaに変化した。得られた反応液の一部を採取し、定法通りガスクロマトグラフィーにより分析したところ、TFECの転化率が82.3%、収率がTFAN73.8%、BTFAN0.9%であった。
比較例2
比較例1と同様に、TFEC72gおよび1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン105gを仕込み、アンモニアガス37gを添加した。反応温度を200℃に保ち、48時間反応して反応液を得た。反応中に圧力は101KPaから61KPaに変化した。得られた反応液の一部を採取し、定法通りガスクロマトグラフィーにより分析したところ、TFECの転化率が91.0%、収率がTFAN80.9%、BTFAN1.2%であった。
【0019】
【発明の効果】
フルオロアルキルハライドとアンモニアを反応させて、対応するフルオロアルキルアミンを製造するプロセスでは、反応が非常に遅く、長時間反応させても転化率および収率が向上しないという問題があった。本発明により、ヨウ素化合物の存在下で本反応を行うと、反応時間が短縮でき、転化率および収率を改善することができる。このため、トリフルオロアルキルアミンを原料とする有用な医薬品の製造コストを低減することができ、その経済的効果は大きい。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a fluoroalkylamine useful for intermediates such as medical and agricultural chemicals. More specifically, the present invention relates to a method for efficiently producing a fluoroalkylamine by reacting a fluoroalkyl halide and ammonia in the presence of an iodine compound.
[0002]
[Prior art]
Fluorine-containing amine compounds such as fluoroalkylamine are extremely useful compounds as intermediates for pharmaceutical pesticides and the like. Until now, as a method for producing a fluoroalkylamine, there are a method of hydroreducing a corresponding nitro compound or a nitrile compound, a method of reducing a corresponding amide compound with a metal hydride, or a method of reacting a corresponding halide with ammonia. Are known.
[0003]
For example, Izu. Akad. Nauk SSSR, Ser. Khim. 2, 250 (1966), J. Amer. Chem. Soc., 65, 1458 (1943) and US Pat. No. 3,532,755 include corresponding nitro compounds. Alternatively, a technique for hydrogenating a nitrile compound to selectively obtain a desired fluoroalkylamine is disclosed. In addition, J. Chem. Soc., 4014 (1952), Can. J. Chem., 32, 639 (1954) and J. Org. Chem., 24, 1256 (1959) include corresponding amide compounds as metal hydrogens. Techniques have been disclosed in which the desired fluoroalkylamine is selectively obtained by reduction with a fluoride. However, in the disclosed production process, the corresponding nitro compound, nitrile compound, and amide compound are very expensive or difficult to obtain, and thus are not necessarily suitable as an industrial production method.
[0004]
Furthermore, J. Org. Chem., 19, 391 (1954), Ind. Eng. Chem., 48, 209 (1956), and US Pat. No. 4,618,718 describe trifluoroethyl chloride as a fluoroalkylamine. A technique for reacting ammonia to selectively obtain trifluoroethylamine is disclosed. Trifluoroethyl chloride is industrially available, but has problems such as extremely long reaction time and low yield for producing the corresponding fluoroalkylamine, and is an excellent industrial production method. It's hard to say how. On the other hand, US Pat. No. 2,348,321 describes an example in which a corresponding halide and ammonia are reacted. However, although the reaction time is short, there is no description regarding the reaction pressure and reaction yield.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is to provide a method for efficiently producing a corresponding fluoroalkylamine by reacting a fluoroalkyl halide with ammonia.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In view of such a current situation, the present inventors have conducted intensive studies. As a result, it has been surprisingly found that when a fluoroalkyl halide and ammonia are reacted in the presence of an iodine compound, the reaction time can be remarkably shortened even under known reaction conditions, and a high yield can be obtained. Was completed.
[0007]
That is, the present invention relates to a method for producing a fluoroalkylamine, characterized in that a fluoroalkylamine is produced by reacting a fluoroalkyl halide and ammonia in the presence of an iodine compound.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0009]
In the present invention, a fluoroalkyl halide and ammonia are reacted in the presence of an iodine compound to produce a corresponding fluoroalkylamine.
[0010]
In the present invention, the fluoroalkyl group of the fluoroalkyl halide used as a raw material is a fluorinated hydrocarbon having 1 to 10 carbon atoms. Examples of these fluoroalkyl groups include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, cyclopropyl, butyl, isobutyl, hexyl, cyclohexyl, octyl, and decyl groups containing fluorine atoms. It is done. The number and position of fluorine atoms contained in these fluoroalkyl groups are not limited. Of these, preferred fluoroalkyl groups are 2,2-difluoroethyl, 2,2,2-trifluoroethyl, 1,2,2,2-tetrafluoroethyl, 3,3,3-trifluoropropyl, 2,3,3,3-pentafluoropropyl.
[0011]
Examples of the fluoroalkyl halide of the present invention include fluoroalkyl chloride and / or fluoroalkyl bromide.
[0012]
Iodine compound used as a catalyst in the present invention, iodine is Amin'you containing salt, at least one kind selected from a metal iodide salt. A commercially available solid reagent can be used as it is for iodine. As a Amin'you containing salt, ammonia, trimethylamine, triethylamine, tertiary alkyl amines such as dimethyl benzylamine, iodine salt of an amine, such as par-methyl ethylenediamines, and the like. Examples of the metal iodine salt include iodine salts such as alkali metals such as sodium, potassium and lithium, alkaline earth metals such as calcium, magnesium and barium, and amphoteric metals such as aluminum and zinc. Of these, sodium iodide and / or potassium iodide are preferred because they are readily available at low cost, are easy to handle, have high solubility in solvents, and are less toxic and can be discarded.
[0013]
In the present invention, a solvent is used if necessary. Solvents that can be used are water, ammonia, methanol, ethanol, n-propanol, isopropanol, glycol, ketones such as triethylene glycol, ketones such as acetone, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, dichloromethane, dibromomethane, chloroform, bromoform, Halogenated hydrocarbons such as carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, 1,1,2-trichloroethane, ethers such as dimethyl ether, diethyl ether, 1,4-dioxane and tetrahydrofuran, and aromatics such as benzene, toluene and xylene Examples include hydrocarbons, other aprotic polar solvents such as sulfolane, dimethylacetamide, dimethylformamide, N-methylpyrrolidone, and 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone. Of these, N-methylpyrrolidone is preferable because it is highly polar, difficult to decompose even at high temperatures, has a high boiling point, dissolves a substrate and an iodine compound well, has high solubility in trifluoroethylamine, and is less corrosive to materials. 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone or sulfolane.
[0014]
According to the present invention, the reaction method may be either a continuous reaction or a batch reaction. However, when the batch reaction is taken as an example, the raw material is charged into a pressure reactor and heated to carry out the reaction.
[0015]
First, in preparing raw materials, a solvent and an iodine compound are charged. The usage-amount of a solvent is 0.5-10.0 mol with respect to 1 mol of fluoroalkyl halides, Preferably, it is 1.0-3.0 mol. Moreover, although the usage-amount of an iodine compound is 0.01-30 mol with respect to 1 mol of fluoroalkyl halides, Preferably it is 0.1-5 mol. If it is less than 0.01 mol, no improvement in reaction rate and yield is observed. Moreover, even if it uses exceeding 30 mol, the improvement of reaction rate and a yield is not recognized, but it is not economical.
[0016]
The pressurized container is then replaced with an inert gas. Examples of the inert gas that can be used include nitrogen, argon, and hydrogen. Thereafter, raw material fluoroalkyl halide and ammonia are charged. At this time, the amount of ammonia to be used is 2.0 mol or more, preferably 2.5 to 4.0 mol, relative to 1 mol of the fluoroalkyl halide. Too much use is not preferable because it increases the reaction pressure. The pressure vessel filled with the raw material is heated and stirred to start the reaction. Although reaction temperature is not specifically limited, Usually, it is 120-260 degreeC, More preferably, it is 180-220 degreeC. The stirring speed is appropriately selected so that stirring is sufficiently performed. The reaction time is not particularly limited, but the reaction is usually completed in 4 to 10 hours. The reaction pressure is usually 20 to 150 KPa, depending on the type of substrate used in the reaction, the amount of ammonia, and the amount and type of solvent. After completion of the reaction, the pressurized reactor is sufficiently cooled and purged with excess ammonia, remaining inert gas, and unreacted raw material if remaining, to recover the reaction solution. From this reaction solution, a desired reaction product can be obtained by a conventional method.
[0017]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention concretely, this invention is not limited only to these Examples. The names and abbreviations of the compounds used in Examples and Comparative Examples are shown below.
[0018]
TFEC: 2,2,2-trifluoroethyl chloride TFEB: 2,2,2-trifluoroethyl bromide TFAN: 2,2,2-trifluoroethylamine BTFAN: bis (2,2,2-trifluoroethyl) amine Example 1
A 300 ml stainless steel reaction vessel equipped with a thermometer and a stirrer was charged with 72 g of TFEC, 5 g of sodium iodide and 105 g of 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone, and 37 g of ammonia gas was added. The reaction temperature was kept at 200 ° C. and reacted for 8 hours to obtain a reaction solution. During the reaction, the pressure changed from 99 KPa to 53 KPa. A part of the obtained reaction solution was collected and analyzed by gas chromatography as usual. The conversion of TFEC was 99.4%, the yield was TFAN 90.6%, and BTFAN 2.5%.
Example 2
In the same manner as in Example 1, 72 g of TFEC, 5 g of sodium iodide and 91 g of N-methylpyrrolidone were charged, and 39 g of ammonia gas was added. The reaction temperature was kept at 200 ° C. and reacted for 8 hours to obtain a reaction solution. During the reaction, the pressure changed from 93 KPa to 46 KPa. A part of the obtained reaction solution was collected and analyzed by gas chromatography as usual. The conversion of TFEC was 97.5%, the yields were TFAN 88.2%, and BTFAN 1.9%.
Example 3
As in Example 1, 99 g of TFEB, 5 g of sodium iodide and 105 g of 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone were charged, and 39 g of ammonia gas was added. The reaction temperature was kept at 200 ° C. and reacted for 8 hours to obtain a reaction solution. During the reaction, the pressure changed from 101 KPa to 52 KPa. A part of the obtained reaction solution was collected and analyzed by gas chromatography as usual. The conversion of TFEC was 99.8%, the yields were TFAN 91.5%, and BTFAN 1.7%.
Comparative Example 1
In the same manner as in Example 1, 72 g of TFEC and 105 g of 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone were charged, and 37 g of ammonia gas was added. The reaction temperature was kept at 200 ° C. and reacted for 8 hours to obtain a reaction solution. During the reaction, the pressure changed from 101 KPa to 68 KPa. A part of the obtained reaction solution was collected and analyzed by gas chromatography as usual. As a result, the conversion of TFEC was 82.3%, the yield was TFAN 73.8%, and BTFAN 0.9%.
Comparative Example 2
As in Comparative Example 1, 72 g of TFEC and 105 g of 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone were charged, and 37 g of ammonia gas was added. The reaction temperature was kept at 200 ° C. and reacted for 48 hours to obtain a reaction solution. During the reaction, the pressure changed from 101 KPa to 61 KPa. A part of the obtained reaction solution was collected and analyzed by gas chromatography as usual. As a result, the conversion of TFEC was 91.0%, the yield was TFAN 80.9%, and BTFAN 1.2%.
[0019]
【The invention's effect】
In the process of producing a corresponding fluoroalkylamine by reacting a fluoroalkyl halide and ammonia, there is a problem that the reaction is very slow and the conversion and yield are not improved even if the reaction is carried out for a long time. According to the present invention, when this reaction is carried out in the presence of an iodine compound, the reaction time can be shortened, and the conversion rate and yield can be improved. For this reason, the manufacturing cost of the useful pharmaceutical which uses trifluoroalkylamine as a raw material can be reduced, The economic effect is large.

Claims (8)

ヨウ素、アミンヨウ素塩および金属ヨウ素塩から選ばれる少なくとも一種以上のヨウ素化合物の存在下に、フルオロアルキルハライドとアンモニアを反応させ、フルオロアルキルアミンを製造することを特徴とするフルオロアルキルアミンの製造方法。 A method for producing a fluoroalkylamine, comprising producing a fluoroalkylamine by reacting a fluoroalkyl halide and ammonia in the presence of at least one iodine compound selected from iodine, an amine iodine salt and a metal iodine salt . 前記金属ヨウ素塩がヨウ化ナトリウムおよび/またはヨウ化カリウムであることを特徴とする請求項1に記載のフルオロアルキルアミンの製造方法。The method for producing a fluoroalkylamine according to claim 1, wherein the metal iodine salt is sodium iodide and / or potassium iodide. 前記フルオロアルキルハライドが、炭素数1ないし10のフルオロアルキルハライドであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフルオロアルキルアミンの製造方法。The method for producing a fluoroalkylamine according to claim 1 or 2 , wherein the fluoroalkyl halide is a fluoroalkyl halide having 1 to 10 carbon atoms. 前記フルオロアルキルハライドがフルオロアルキルクロライドおよび/またはフルオロアルキルブロマイドであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のフルオロアルキルアミンの製造方法。The method for producing a fluoroalkylamine according to any one of claims 1 to 3 , wherein the fluoroalkyl halide is fluoroalkyl chloride and / or fluoroalkyl bromide. 溶媒を用いて、フルオロアルキルアミンを製造することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のフルオロアルキルアミンの製造方法。The method for producing a fluoroalkylamine according to any one of claims 1 to 4 , wherein the fluoroalkylamine is produced using a solvent. 前記溶媒が非プロトン性極性溶媒であることを特徴とする請求項に記載のフルオロアルキルアミンの製造方法。The method for producing a fluoroalkylamine according to claim 5 , wherein the solvent is an aprotic polar solvent. 前記非プロトン性極性溶媒がN−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンおよびスルホランから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項に記載のフルオロアルキルアミンの製造方法。The method for producing a fluoroalkylamine according to claim 6 , wherein the aprotic polar solvent is at least one selected from N-methylpyrrolidone, 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone and sulfolane. . 前記フルオロアルキルハライドのフルオロアルキル基が、2,2,2−トリフルオロエチル基であることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のフルオロアルキルアミンの製造方法。The method for producing a fluoroalkylamine according to any one of claims 1 to 7 , wherein the fluoroalkyl group of the fluoroalkyl halide is a 2,2,2-trifluoroethyl group.
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