JP3770120B2 - ガラスランチャンネル及びガラスランチャンネル組立体 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,各種車両等の窓ガラス組立体に装着可能なガラスランチャンネル及びこれを用いたガラスランチャンネル組立体に関する。
【0002】
【従来技術】
自動車における窓ガラス組立体は,窓枠と,該窓枠に装着したガラスランチャンネルと,該ガラスランチャンネルの内部を例えば上下方向,左右方向等に進行し,ガラスランチャンネルに対し摺動するよう構成された窓ガラスとよりなる(後述する図5,図6,図15参照)。
上記窓枠において,窓ガラスの端部とガラスランチャンネルとの間はシールされた状態にあり,窓ガラスと窓枠の隙間での雨水等の漏れが防止される。更に,車両走行時に窓ガラスと窓枠の間において風切り音の発生が防止される。
【0003】
【解決しようとする課題】
近年,窓ガラス組立体において,窓ガラスの開閉は電動式昇降装置により実現されるようになった。
昇降装置により窓ガラスを閉める場合,窓ガラスの先端(ここに窓ガラスの先端とは窓ガラスの端部であって特に窓ガラスが摺動する際の進行方向となる端部を指している。)は窓枠に装着したガラスランチャンネルに突き当たって停止する。この停止に伴い,ドン,という音が発生して,乗員に不快感を与えることがあった。
以下,この停止音を底付き音と呼称する。
【0004】
底付き音の発生箇所は特に定まった箇所で起こるのではない。
窓ガラスの先端の形状とガラスランチャンネルの形状は共に製造時の種々の要因でバラツくため,進行する窓ガラスの先端で最も最初にガラスランチャンネルに突き当たった部分から底付き音が発生する。
【0005】
この底付き音の発生防止対策として,従来いくつかの構成が提案されている。例えば特開平9−104236号にガラスランチャンネルの中央基部から伸びる内部リップを設けて,底付き音を低減させる構造が提示されている。
また,実開平5−86641号はガラスランチャンネルのベース部が2段かつ中空状に構成されており,この構造で底付き音を低減させる。
【0006】
特開平7−69075号では,ガラスランチャンネルの内奥面に摩擦係数の低いポリエチレンよりなるリップを設け,底付き音を低減させることが提示されている。
しかし,これらのいずれの構造についても,満足行く底付き音低減効果を得ることができなかった。
【0007】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,底付き音の生じ難いガラスランチャンネル及びガラスランチャンネル組立体を提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】
請求項1に記載の発明は,車体の窓枠に取付けられ,その内部を窓ガラスが摺動するように構成され,一対の側壁部と,該一対の側壁部を接続する基底部とよりなる本体部と,上記一対の側壁部の開口縁側から上記基底部に向けて突出形成されたシールリップとを有するガラスランチャンネルにおいて,
上記基底部との間に間隙を有して上記窓ガラスの進行方向と交差する方向に設けられた衝撃吸収部材を有し,
また,上記衝撃吸収部材の上記窓ガラスの先端と接触する接触面,及び該接触面の背面及び/又は該背面と対向する上記基底部の底面には,上記本体部や衝撃吸収部材の構成材料よりも低摩擦係数の材料よりなる低摩擦材層が一体的に設けてあり,
かつ,窓ガラス先端が衝撃吸収部材の上記接触面と当接すると,窓ガラスが車外側に変位するよう構成されていることを特徴とするガラスランチャンネルにある。
【0009】
ガラスランチャンネルが衝撃吸収部材を有し,この衝撃吸収部材は基底部との間に間隙を有して窓ガラスの進行方向と交差する方向に設けてあり,また衝撃吸収部材の窓ガラスの先端と接触する接触面,及び該接触面の反対側に位置する背面及び/又は該背面と対向する基底部の底面に低摩擦材層を一体的に設けたことである。
【0010】
窓ガラスの進行方向とは,窓ガラス開閉の際の窓ガラスが閉まる方向である。例えば,通常の自動車のフロントドア等に設けた窓であれば(図5参照),ドア内部から窓ガラスが迫り出して,窓枠上部につきあたって,窓ガラスにより窓が閉じられる。この場合,窓ガラスは上下方向のうち,上向きの方向を有する。また,バス等の側面に設けられた窓の場合(図15参照),窓ガラスは通常車体の前後方向,前向きまたは後向きの進行方向を有する。
【0011】
また,本発明において,上記本体部や衝撃吸収部材の構成材料よりも低摩擦係数の材料よりなる低摩擦材層(以下,低摩擦材層という)は,衝撃吸収部材の背面と基底部底面のうち衝撃吸収部材の背面のみ(図1参照),又は基底部底面のみ(図10参照)に設けることができる。更に,低摩擦材層を衝撃吸収部材の背面及び基底部底面の双方に設けることもできる(図14参照)。
また,低摩擦材層をガラスランチャンネルの他の場所に設けることもできる(図1等を参照)。
【0012】
次に,本発明の作用につき説明する。
本発明にかかるガラスランチャンネルにおいては,窓ガラスの先端は基底部に設けた衝撃吸収部材に接触し,衝撃吸収部材が弾性変形して衝撃エネルギーを吸収しながら基底部と接触して停止する。
そのため,ガラスランチャンネルの基底部と衝撃吸収部材とが衝突する際,窓ガラス先端の進行速度が徐々に減速して衝突する。衝突のエネルギーが徐々に吸収されて小さくなるため,底付き音も小さくなる。
【0013】
また,衝撃吸収部材の背面及び/又は基底部の底面に低摩擦材層が設けてあり,衝撃吸収部材と基底部底面との間の摩擦が小さく,衝撃吸収部材が弾性変形するのを防げない。よって,ガラスランチャンネルの基底部と衝撃吸収部材とが衝突する際,衝撃吸収部材は容易に変位することができ,確実に衝突のエネルギーの吸収が行われる。
【0014】
以上,本発明によれば,底付き音の発生を防止するガラスランチャンネルを提供することができる。
【0015】
また,上記衝撃吸収部材と基底部底面との少なくとも一方には低摩擦材層が存在するため,両者が接触したり,分離するときの摩擦が小さく,両者間での音の発生も生じ難い。これにより,窓ガラスが開けられる際に衝撃吸収部材が基底部底面と分離するが,この時に両者のくっつきが防止されるため,スティックスリップ音の発生を防止できる。
【0016】
また,上記衝撃吸収部材は,熱可塑性エラストマーの押出成形品よりなることが好ましい。熱可塑性エラストマーは適度な弾性を保つため,本発明の効果をよりよく発揮させることができる。また,不要になった際,焼却処分しても有毒ガス発生がなく,安全である。
上記熱可塑性エラストマーとしては,例えば,三井化学(株)製ミラストマーや,(株)AESジャパン製サントプレーン等を用いることができる。
【0017】
次に,請求項2に記載の発明のように,上記衝撃吸収部材は,幅方向の少なくとも一部が上記基底部及び/又は上記側壁部と一体に接続されていることが好ましい。
これにより,押出成形により容易に衝撃吸収部材が一体に形成されたガラスランチャンネルを成形することができ,製造容易である。
【0018】
次に,請求項3に記載の発明のように,上記衝撃吸収部材は,上記基底部及び/又は上記側壁部に対し一体に連結された連結部を有し,該連結部から片持ち梁状に突き出すよう構成されていることが好ましい(図1参照)。
これにより,衝撃吸収部材の変形の自由度が高くなるため,窓ガラス当接の際に,確実に弾性変形して衝撃のエネルギーを吸収することができる。
【0019】
次に,請求項4に記載の発明のように,上記衝撃吸収部材は,上記基底部及び/又は上記側壁部に対し一体に連結された連結部を有し,該連結部から両持ち梁状に構成されていることが好ましい(図13参照)。
これにより,耐久性に優れた衝撃吸収部材を得ることができる。
【0020】
次に,請求項5記載の発明のように,上記衝撃吸収部材は,上記窓ガラスの進行方向と非直角に形成され,かつ上記衝撃吸収部材は,車内側又は車外側に傾斜した状態にあることが好ましい。
これにより,窓ガラスが停止する時,窓ガラス先端と接触する衝撃吸収部材の表面を該窓ガラスが進行方向と交差する方向に滑って,進行方向から車内側,車外側のいずれか一方に向かって窓ガラスが傾くことができる。
従って,窓ガラスが車内側または車外側のシールリップと強く接触することができ,この接触部分でのシール性が高まって,水等の車内への侵入を確実に防止できる。
【0021】
なお,図11に示すごとく,窓ガラスの進行する方向m(なおこの例ではmは窓ガラスの板厚中心を基準としている)と,上記衝撃吸収部材の窓ガラス先端との接触面151と平行な方向nとが交わる角度θが90度以外である場合,本請求項にかかる『上記衝撃吸収部材は,上記窓ガラスの進行方向と非直角に構成されている』ことが成立する。この時θとしては鋭角側を採用する。
【0022】
次に,請求項6記載の発明のように,車体の窓枠に取付けられ,窓ガラスが進行して当接する側に取付ける当接側ガラスランチャンネルと,該当接側ガラスランチャンネルの両側部分で窓ガラスの進行方向とほぼ平行に取付ける側部側ガラスランチャンネルとを一体的に組立ててなり,上記当接側ガラスランチャンネル及び側部側ガラスランチャンネルは,共に一対の側壁部と,該一対の側壁部を接続する基底部とよりなる本体部と,上記一対の側壁部の開口縁側から上記基底部に向けて突出形成されたシールリップとを有するガラスランチャンネル組立体において,
上記当接側ガラスランチャンネルは,上記基底部との間に間隙を有して上記窓ガラスの進行方向と交差する方向に設けられた衝撃吸収部材を有し,また,上記衝撃吸収部材の上記窓ガラスの先端と接触する接触面,及び該接触面の背面及び/又は該背面と対向する上記基底部の底面には,上記本体部や衝撃吸収部材の構成材料よりも低摩擦係数の材料よりなる低摩擦材層が一体的に設けてあり,
一方側部側ガラスランチャンネルは衝撃吸収部材を有しておらず,当接側ガラスランチャンネル及び側部側ガラスランチャンネルは,非直線状に所定の角度を保ってその端末同士が別途の接続部材で接続されており,
かつ,窓ガラス先端が衝撃吸収部材の上記接触面と当接すると,窓ガラスが車外側に変位するよう構成されていることを特徴とするガラスランチャンネル組立体にある。
【0023】
次に,本発明の作用につき説明する。
本発明にかかるガラスランチャンネル組立体においては,窓ガラスの先端は基底部に設けた衝撃吸収部材に接触し,衝撃吸収部材が弾性変形して衝撃エネルギーを吸収しながら停止する。
そのため,ガラスランチャンネル組立体の基底部と衝撃吸収部材とが衝突する際,窓ガラス先端の進行速度が徐々に減速して衝突する。衝突のエネルギーが徐々に吸収されて小さくなるため,底付き音も小さくなる。
【0024】
また,衝撃吸収部材の背面及び/又は基底部の底面に低摩擦材層が設けてあり,衝撃吸収部材と基底部底面との間の摩擦が小さく,衝撃吸収部材が弾性変形するのを防げない。よって,ガラスランチャンネルの基底部と衝撃吸収部材とが衝突する際,衝撃吸収部材は容易に変位することができ,確実に衝突のエネルギーの吸収が行われる。
【0025】
一方,側部側ガラスランチャンネルは,当接側ガラスランチャンネルと接続されているが,上記衝撃吸収部材が存在していないので,窓ガラスが移動するときに衝撃吸収部材と接触しない。このため,窓ガラスが移動するときに摺動抵抗を増大させることがないという効果がある。
【0026】
以上,本発明によれば,摺動抵抗の増大を伴なわないで底付き音の発生を防止するガラスランチャンネル組立体を提供することができる。なお,詳細は,上記ガラスランチャンネルの記載と同様である。
【0027】
次に,請求項7記載の発明のように,上記衝撃吸収部材は,幅方向の少なくとも一部が上記基底部及び/又は上記側壁部と一体に接続されていることが好ましい。
次に,請求項8記載の発明は,上記衝撃吸収部材は,上記基底部及び/又は上記側壁部に対し一体に連結された連結部を有し,該連結部から片持ち梁状に突き出すよう構成されていることが好ましい。
【0028】
次に,請求項9記載の発明のように,上記衝撃吸収部材は,上記基底部及び/又は上記側壁部に対し一体に連結された連結部を有し,該連結部から両持ち梁状に構成されていることが好ましい。
次に,請求項10記載の発明のように,上記衝撃吸収部材は,上記窓ガラスの進行方向と非直角に形成されると共に車内側又は車外側に傾斜した状態にあることが好ましい。
これらの場合には上記請求項2〜5の場合と同様の効果を得ることができる。
【0029】
また,後述する実施形態例1に示すごとく,窓ガラスが下から上へと進行するタイプのガラスランチャンネル組立体においては窓枠の上部に位置する,当接側ガラスランチャンネルに衝撃吸収部材を設ける。
また,後述する実施形態例4に示すごとく,窓ガラスが車体の前から後,あるいはその逆に進行するタイプのガラスランチャンネル組立体においては,窓枠の側部に位置する当接側ガラスランチャンネルに衝撃吸収部材を設ける。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施形態例にかかるガラスランチャンネル,およびガラスランチャンネル組立体につき,図1〜図10を用いて説明する。
本例にかかるガラスランチャンネル1は,図5及び図6に示すごとく,車体の窓枠21,31に取付けられ,その内部を窓ガラス20,30が摺動するように構成されている。
【0031】
本例のガラスランチャンネル1は,図1に示すごとく,一対の車内側側壁部12及び車外側側壁部13と,該一対の側壁部12,13を接続する基底部11とよりなる本体部10と,上記一対の側壁部12,13の開口縁側100から上記基底部11に向けて突出形成された車内側及び車外側シールリップ121,131とを有する。
【0032】
図2に示すごとく,上記基底部11との間に間隙を有して窓ガラス20の進行方向と交差する方向に設けられた衝撃吸収部材15を有し,該衝撃吸収部材15には窓ガラス20の先端201と接触する接触面151,及び該接触面151の反対側に位置する背面152に,低摩擦材層155が一体的に設けてある。
【0033】
以下,詳細に説明する。
図1に示すごとく,本例にかかるガラスランチャンネル1は,基底部11と該基底部11の両側より延びた車内側側壁部12及び車外側側壁部13とよりなる。
両側壁部12,13の根元には車内側及び車外側に向かってそれぞれ抜け防止リップ122,132が設けてある。
両側壁部12,13の開口縁側100にはガラスランチャンネル1の内側のほぼ基底部11に向かって伸びるシールリップ121,131が設けてある。
また,図2に示すごとく,基底部11の背面115には突条119が二つ設けてある。
【0034】
図2に示すごとく,上記衝撃吸収部材15は基底部11の車内側寄りの箇所に連結部153を有し,該連結部153から片持ち梁状に車外側へ向かって突き出すよう構成されている。なお,衝撃吸収部材15はガラスランチャンネル1の長手方向に沿った全体に設けてある(図7参照)
図2に示すごとく,上記衝撃吸収部材15の背面152で,基底部11の底面111と対面する位置,また窓ガラス20の先端201が接触する衝撃吸収部材15の接触面151にそれぞれ低摩擦材層155が設けてある。
【0035】
図1に示すごとく,両側壁部12,13の内側面123,133,シールリップ121,131のガラス接触面125,135についても,衝撃吸収部材15と同様に低摩擦材層120,130が設けてある。
【0036】
また,図3に示すごとく,窓ガラス20が閉じた際には,ガラスランチャンネル1のシールリップ121,131が窓ガラス20の側面に当接し,また窓ガラス20の先端201は衝撃吸収部材15の接触面151と当接する。
このとき,衝撃吸収部材15の弾性変形に伴って,その接触面151が車外側に向けて傾斜状に変位するので,窓ガラス20の先端201が接触面151の上を滑ってMの位置からNの位置に移動する。この結果,窓ガラス20は車外側に変位する。
このとき,接触面151にも低摩擦材層155が形成されていると上記滑りがより確実になる。
【0037】
また,上記ガラスランチャンネル1の本体部10,車内側及び車外側シールリップ121,131,抜け防止リップ122,132,衝撃吸収部材15等は熱可塑性エラストマーより構成されている。低摩擦材層155や120,130は熱可塑性エラストマーにシリコーンやシリコーン化合物を混入した材料より構成される。
ガラスランチャンネル1の本体部10及び衝撃吸収部材15と低摩擦材層155,120,130は,二色同時押出成形等を利用することで,一体的に両者が成形される。
また,本体部10及び衝撃吸収部材15を押出成形した後,該当する箇所に低摩擦塗料を塗布することもできる。また,押出前に予め成形しておいた低摩擦フィルムを押出後に貼り合わせてもよい。
【0038】
次に,本例のガラスランチャンネル組立体200,300について説明する。図5,図6はそれぞれ自動車のフロントドア用,リアドア用のガラスランチャンネル組立体200,300を示している。
上記ガラスランチャンネル組立体200,300は,窓枠21,31に装着され,内部を摺動するよう配設され,フロント側とリヤ側のそれぞれの窓ガラス20,30の移動を案内する。このガラスランチャンネル組立体200,300では,同図に破線Lで示したラインがドアパネル本体の上端位置である。
【0039】
また,後述するように,上記ガラスランチャンネル1は,窓枠のうちの上部側に配置され,進行する窓ガラスの先端が当接する当接側ガラスランチャンネルであり,上記ガラスランチャンネル1の前後方向両側部分には側部側ガラスランチャンネル295,395が組付けられる。即ち,上記の当接側ガラスランチャンネル1及び側部側ガラスランチャンネル295,395は,インサート射出成形したコーナー部材によって接続され,一体的に組立てられ,フロントドア用ガラスランチャンネル組立体200(図5),及びリアドア用のガラスランチャンネル組立体300(図6)を構成する。そして,このガラスランチャンネル組立体200,300が窓枠21,31に装着される(図5,図6)。
【0040】
図5,図6において,矢印Sが窓ガラス20,30の開閉の際の移動する方向を示している。進行方向は上方向で,窓ガラス20,30は図面における下方から上方へと上昇し,後述するフロントピラー側窓枠212,ルーフ側上窓枠213,及びリアピラー側窓枠313とルーフ側上側窓枠312に設けたガラスランチャンネル1に当たって停止する。
【0041】
図5に示すごとく,フロントドア用のガラスランチャンネル組立体200において,窓枠21はフロント側縦窓枠211,フロントピラー側窓枠212,ルーフ側上窓枠213,センターピラー側縦窓枠214とより構成される。この窓枠21の内側にガラスランチャンネル組立体200等が装着される。
【0042】
窓枠21に装着されるガラスランチャンネル1等について詳細に説明すると,まずフロントピラー側窓枠212とルーフ側上窓枠213は一体の窓枠で,ここに図1,図2に示したガラスランチャンネル1が装着される。
【0043】
フロント側縦窓枠211,フロントピラー側窓枠212の間,ルーフ側上窓枠213,センターピラー側縦窓枠214の間はコーナーとなっており,この二ヶ所のコーナーにおいては,それぞれ前述の射出成形によって形成された,接続部材としてのガラスランチャンネルコーナー部材291,292が配置され,このコーナー部材で隣り合うガラスランチャンネルを一体的に接続している。
フロント側縦窓枠211,センターピラー側縦窓枠214には衝撃吸収部材を持たない図4に示すごとき側部側ガラスランチャンネル295を装着する。
【0044】
この側部側ガラスランチャンネル295は,図4に示すごとく,衝撃吸収部材を持たない以外は図1に示したガラスランチャンネル1と同じ構造で,一対の側壁部12,13と,該一対の側壁部12,13を接続する基底部11とよりなる本体部10と,開口縁側100から基底部11に向けて突出形成されたシールリップ121,131を有する。
なお,図1は,図5におけるA−A矢視断面図,図6におけるC−C及びD−D矢視断面図を示しており,図4は図5におけるB−B矢視断面図及び図6におけるE−E矢視断面図である。
【0045】
図6に示すごとく,リアドア用のガラスランチャンネル組立体300において,窓枠31は,センターピラー側縦窓枠311,ルーフ側上窓枠312,リアピラー側窓枠313,リアロアピラー側縦窓枠314とより構成されている。この窓枠31の内側にガラスランチャンネル組立体300が配置されている。
【0046】
上記窓枠31におけるセンターピラー側縦窓枠311,ルーフ側上窓枠312との間,リアピラー側窓枠313,リアロアピラー側縦窓枠314との間のコーナーにおいては,それぞれガラスランチャンネルコーナー部材392,391が同様に配置されている。
また,ルーフ側上窓枠312からリアピラー側窓枠313との間にかけては一本のガラスランチャンネル1が配置されているが,両窓枠312,313間のコーナー319においては,図7(a)に示すごとく,ガラスランチャンネル1の基底部11の外側にスリット171を複数個(ここでは3個)設け,(b)に示すごとく,コーナー319の形状に合わせた曲折部17を形成する。
【0047】
ルーフ側上窓枠312,リアピラー側窓枠313に対し装着されるのは,衝撃吸収部材15を設けたガラスランチャンネル1である。
また,その他の縦窓枠311,314に対し装着されるガラスランチャンネル395は図4に示すごとき,衝撃吸収部材15を設けていないタイプを用いる。
【0048】
次に,本例におけるガラスランチャンネル組立体に関して図5及び図6を用いて説明する。
即ち,まず図5に示す,フロントドア用のガラスランチャンネル組立体200は,車体の窓枠21において,窓ガラス20が進行して当接する側に取付ける当接側ガラスランチャンネル1と,該当接側ガラスランチャンネル1の両側部分に取付ける前後の側部側ガラスランチャンネル295とを一体的に組立ててなる。
【0049】
そして,上記側部側ガラスランチャンネル295は,その内部を窓ガラス20が摺動するように構成され,一対の側壁部12,13と,該一対の側壁部を接続する基底部11とよりなる本体部10と,上記一対の側壁部の開口縁側から上記基底部11に向けて突出形成されたシールリップ121,131とを有する。
【0050】
そして,本例においては上記当接側ガラスランチャンネル1は,上記基底部11との間に間隙を有して上記窓ガラス20の進行方向と交差する方向に設けられた衝撃吸収部材15を有する。また,上記衝撃吸収部材15の上記窓ガラスの先端と接触する面の反対側の背面には,低摩擦材層155が一体的に設けてある。
【0051】
また,図6に示すガラスランチャンネル組立体300も,上記と同様である。一方,両側の上記側部側ガラスランチャンネル295(図5)及び側部側ガラスランチャンネル395は,図5のB−B矢視断面図,図6のE−E矢視断面図である図4に示すごとく,当接側ガラスランチャンネル1に設けた衝撃吸収部材は有していない。
これにより窓ガラス20,30が移動するときに,側部側ガラスランチャンネルは衝撃吸収部材を有しないので,窓ガラス20,30の外周端で押し付けられることがない。そのため,窓ガラスの移動中の摺動抵抗は増大しない。
【0052】
次に,窓ガラス20が閉まる際の衝撃の大きさについて,衝撃吸収部材15を持つ場合,持たない場合について図8を用いて説明する。
同図における縦軸は窓ガラス20の進行速度,横軸が窓ガラス先端201の位置である。横軸において,Xは窓ガラス先端201がガラスランチャンネル1のシールリップ121,131にはじめてあたった位置,Yは衝撃吸収部材15にはじめてあたった位置,Zは停止位置である。
【0053】
図8において,窓ガラス先端201がYの位置に移動するまでの速度は,本例も上記従来例も同じであるが,位置Yより先の速度は異なり,本例のガラスランチャンネル1の場合が実線で,従来にかかる衝撃吸収部材を持たないガラスランチャンネルの場合が破線で示されている。本例の場合,窓ガラス先端201の進行速度はX1である。窓ガラスの先端の位置がXに達し,さらにYに至って速度がY1となるまでの間は,徐々に速度が低下する。
同図の左軸は窓ガラスの進行速度を,右側の横軸は窓ガラスの先端の変位量を指している。
【0054】
ところで,図1に示すごとく,窓ガラス20の厚さの中心209と窓枠213の表面との距離Gは窓ガラス20が衝撃吸収部材15に当接するまでは一定の値を取る。図3に示すごとく,窓ガラス20が衝撃吸収部材15と当接した後は窓ガラス20の中心209は車外側に変位する。図3において,符号Mの付された破線は窓ガラス20が当接する前の中心209の位置である。符号Nの付された破線は当接後の中心209である。
そして,図1におけるG(窓枠213の表面との距離)を基準とした,本例のガラスランチャンネルの変位量を図8に記載した(破線a)。
この変位量は,窓ガラス20の先端が停止位置に達するまで増大しつづけ,最終的にZ1に達する。
【0055】
従来の衝撃吸収部材を持たないガラスランチャンネルを用いたときには,本例の衝撃吸収部材の位置に基底部があるので,窓ガラス先端の進行速度はYを過ぎた後は急激に低下して0となる(つまり停止する)。この状態を同図に破線bで記載した。
一方,本例の衝撃吸収部材を持つガラスランチャンネル1では,衝撃吸収部材が弾性変形している間中に窓ガラスの先端の進行速度は徐々に低下する。この状態を同図に実線で示した。
【0056】
衝撃エネルギーの吸収量は窓ガラス先端の進行速度に対応する値となるため,急激に速度が低下する従来品では衝突の衝撃がガラスランチャンネルにおいて殆ど吸収されずに,底付き音となって発生する。
本例にかかるガラスランチャンネル1では,衝撃がガラスランチャンネル1における衝撃吸収部材15によって吸収され,底付き音は殆ど生じない。
【0057】
なお,従来品のガラスランチャンネルにおける衝撃の吸収量は同図に示した斜線ハッチの部分の面積に比例し,本例のガラスランチャンネル1の衝撃の吸収量は,Y1,Y,Zとで囲まれた部分の面積に比例する。
【0058】
次に,本例の作用効果について説明する。
本例のガラスランチャンネル1において,窓ガラス20の先端201は基底部11に設けた衝撃吸収部材15に接触してこれを弾性変形させて停止する。そのため,図8に示すごとく,窓ガラス先端201が徐々に減速できるため,停止位置での衝突のエネルギーが小さくなって,底付き音が発生しない。
【0059】
また,本例のガラスランチャンネルは衝撃吸収部材15の背面152に低摩擦材層155が設けてあり,衝撃吸収部材15と基底部底面111との間の摩擦が小さく,衝撃吸収部材15が弾性変形するのを阻害されない構成となっている。よって,窓ガラス先端201との衝突時,衝撃吸収部材15は容易に変位して,確実に衝突のエネルギーの吸収が行われる。
【0060】
また,衝撃吸収部材15の背面152と基底部底面111とが接触したり,分離するときの摩擦が小さいため,両者間での音の発生も生じ難い。よって,窓ガラス20が開けられる際のスティックスリップ音の発生を防止できる。
また,接触面151に対しても低摩擦材層155が設けてあるため,窓ガラス20の先端201が接触面151の上を滑り易く,窓ガラス201の停止位置で変位させ易い。更に,衝撃吸収部材15との摩耗を低減することもできる。
【0061】
以上,本例によれば,底付き音の発生しないガラスランチャンネルを提供することができる。
【0062】
更に,本例では,フロントドア用のガラスランチャンネル組立体200(図5参照)において,フロント側縦窓枠211,センターピラー側縦窓枠214に装着されるガラスランチャンネル295には衝撃吸収部材15を設けてない図4に示すごときものを用いている。
そして,フロントピラー側窓枠212,ルーフ側上窓枠213に装着されるガラスランチャンネル1は衝撃吸収部材15を設けた図1にかかるものを用いている。
【0063】
フロント側縦窓枠211,センターピラー側縦窓枠214は窓ガラス20が開閉される際に,窓ガラス20の側部と接触する箇所であり,上記ガラスランチャンネル295には窓ガラス20の進行に抵抗を付与するような箇所がなく,窓ガラス20がスムーズに上昇することができる。
上昇した窓ガラス20の先端201が停止の際に接するフロントピラー側窓枠212,ルーフ側上窓枠213に装着したガラスランチャンネル1は衝撃吸収部材15が設けてあり,これにより底付き音を低減できる。
また,リアドア用のガラスランチャンネル組立体300(図6参照)も同様の効果を有する。
【0064】
なお,本例にかかるガラスランチャンネル1として,図9に示すごとく,側壁部12及び13に対し,低摩擦材層を設けない構成のものもある。
また,図10に示すごとく,低摩擦材層を背面152ではなく,背面152と対向する基底部11の底面111にのみ設けることもできる。
【0065】
参考例
本例は図11に示すごとく,衝撃吸収部材が窓ガラスの進行方向と非直角に形成されたガラスランチャンネルである。
図11に示すごとく,本例のガラスランチャンネル1は,一対の側壁部12,13と,両者を接続する基底部11とよりなる本体部10と,側壁部12,13の開口縁側100から突出形成されたシールリップ121,131とを有する。
基底部には衝撃吸収部材15が設けてあり,窓ガラス20の先端201との接触面151,及びその反対側の背面152には低摩擦材層155が一体的に設けてある。
【0066】
そして,窓ガラス20の進行方向は窓ガラス20の中心軸方向mと平行である。また,衝撃吸収部材15の窓ガラス先端201との接触面151と平行方向nと中心軸方向mとが交わる角度θが90度未満である。
そして,図12に示すごとく,窓ガラス20が閉じた状態において,窓ガラス20は車内側に変位した状態にある。
つまり,窓ガラス20が衝撃吸収部材15と当接した後は窓ガラス20の中心209は車内側に変位する。図12において,符号Oの付された破線は窓ガラス20が当接する前の中心209の位置である。符号Pの付された破線は当接後の中心209である。
その他詳細は実施形態例1と同様の構造を有する。
【0067】
このように,窓ガラス20の進行方向と,衝撃吸収部材15との形成する角度θが非直角である場合,窓ガラス20が停止する時,窓ガラス先端201と接触する衝撃吸収部材15の接触面151の上を窓ガラス20が進行方向と交差する方向に滑って,進行方向から車内側に向かって傾くことができる。
従って,窓ガラス20が車内側のシールリップ121と強く接触することができ,この接触部分でのシール性が高まって,水等の車内への侵入を確実に防止できる。
その他実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0068】
実施形態例2
本例は,両連結部から両持ち梁状に構成された衝撃吸収部材を持つガラスランチャンネルについて説明する。
図13に示すガラスランチャンネル1において衝撃吸収部材15は,基底部11に対し一体に連結された連結部153,154を有し,両連結部153,154から両持ち梁状に構成されている。
そして,衝撃吸収部材15の背面152と窓ガラス20の先端201と接触する接触面151に低摩擦材層155が設けてある。
その他詳細は実施形態例1と同様である。
このガラスランチャンネル1の衝撃吸収部材15は,両持ち梁状に衝撃吸収部材15が構成されているため,耐久性に優れている。
その他,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0069】
図14に示すガラスランチャンネル1は,図13に示したものに加え,背面152と対向する基底部11の底面111にも低摩擦材層155を設けたものである。その他詳細は上記図13にかかるガラスランチャンネルと同様である。
【0070】
このガラスランチャンネル1の衝撃吸収部材15は,両持ち梁状に衝撃吸収部材15が構成されているため,耐久性に優れていると共に底面111にも低摩擦材層155が設けてあるため,衝撃吸収部材15の背面152と基底部底面111とが接触したり,分離するときの摩擦を更に小さくして,スティックスリップ音を更に小さくすることができる。
また,その他実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0071】
実施形態例3
図15〜図17に示すごとく,左右(車体の前後方向)に開閉する窓ガラスを持つ窓ガラス組立体とそこに装着されるガラスランチャンネル及びガラスランチャンネル組立体について説明する。図15に示すごとく,本例の窓ガラス組立体4は,バスの側部に配置されており,車体前後方向に窓ガラス20を摺動させることで,窓を開閉するよう構成されている。
【0072】
窓枠41は上側窓枠411,後側窓枠412,下側窓枠413,前側窓枠414の4つがコーナー枠415によって連結されて構成される。この窓枠41の内側に対しガラスランチャンネル45及び495,コーナー部材よりなるガラスランチャンネル組立体400が装着される。なお,ガラスランチャンネル組立体400は同図に破線で示した。
後側窓枠412には図16にかかるガラスランチャンネル45が,他の窓枠411,413,414には図17にかかるガラスランチャンネル495が装着される。また,コーナー枠415についてはコーナー部材が装着される。
また,上記窓枠41内を窓ガラス20は同図に示す矢印のごとく,車体の前後に摺動する。
【0073】
図16に示したガラスランチャンネル45は一対の側壁部12,13と,該一対の側壁部12,13を接続する基底部11とよりなる本体部10と,上記一対の側壁部12,13の開口縁側100から突出形成されたシールリップ121,131とを有する。また,上記シールリップ121,131についても,窓ガラス20と対面する側には低摩擦材層120,130が設けてある。
そして,基底部11に衝撃吸収部材15が設けてあり,背面152から接触面151に低摩擦材層155が一体的に設けてある。また,同図は図15のF−F矢視断面図でもある。
【0074】
また,図17に示したガラスランチャンネル495は図16と同様の構造であるが,衝撃吸収部材が設けていない。また,同図は図15のG−G矢視断面図でもある。その他詳細は実施形態例1と同様である。
また,本例にかかるガラスランチャンネル組立体400も実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0075】
【発明の効果】
上述のごとく,本発明によれば,底付き音の生じ難いガラスランチャンネル及びガラスランチャンネル組立体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態例1における,衝撃吸収部材を持つガラスランチャンネルの,図5のA−A矢視,図6のC−C矢視,図6のD−D矢視の断面図。
【図2】 実施形態例1における,衝撃吸収部材の要部説明図。
【図3】 実施形態例1における,図1のガラスランチャンネルにおいて窓ガラスが閉じて接触し,車外側に変位した状態の説明図。
【図4】 実施形態例1における,衝撃吸収部材を持たないガラスランチャンネルの,図5のB−B矢視,図6のE−E矢視の断面説明図。
【図5】 実施形態例1における,フロントドアのガラスランチャンネル組立体の説明図。
【図6】 実施形態例1における,リアドアのガラスランチャンネル組立体の説明図。
【図7】 実施形態例1における,ガラスランチャンネルを曲げる際の説明図。
【図8】 実施形態例1における,本例及び従来品のガラスランチャンネル組立体を装着した窓ガラス組立体における窓ガラスの進行速度と,先端位置と先端の変位量との関係を示す線図。
【図9】 実施形態例1における,側壁部に低摩擦材層を設けていないガラスランチャンネルを示す説明図。
【図10】 実施形態例1における,基底部の底面に低摩擦材層を設けたガラスランチャンネルの説明図。
【図11】 参考例における,衝撃吸収部材が窓ガラスの進行方向と非直角に形成されたガラスランチャンネルの断面説明図。
【図12】 参考例における,ガラスランチャンネルにおいて窓ガラスが閉じて車内側に変位した状態の説明図。
【図13】 実施形態例2における,衝撃吸収部材が両持ち梁式のガラスランチャンネルの断面説明図。
【図14】 実施形態例2における,衝撃吸収部材が両持ち梁式で,背面と基底部の底面とにそれぞれ低摩擦材層が設けてあるガラスランチャンネルの断面説明図。
【図15】 実施形態例3における,ガラスランチャンネル組立体の説明図。
【図16】 実施形態例3における,衝撃吸収部材を持つガラスランチャンネルのF−F矢視断面説明図。
【図17】 実施形態例3における,衝撃吸収部材を持たないガラスランチャンネルの,図15のG−G矢視断面図。
【符号の説明】
1...ガラスランチャンネル,
10...本体部,
100...開口縁側,
11...基底部,
111...基底部底面,
12...車内側側壁部,
121...車内側シールリップ,
13...車外側側壁部,
131...車外側シールリップ,
15...衝撃吸収部材,
151...接触面,
152...背面,
153...連結部,
155...低摩擦材層,
20...窓ガラス,
200...ガラスランチャンネル組立体,
201...窓ガラス先端,
300...ガラスランチャンネル組立体,
400・・・ガラスランチャンネル組立体,
Claims (10)
- 車体の窓枠に取付けられ,その内部を窓ガラスが摺動するように構成され,一対の側壁部と,該一対の側壁部を接続する基底部とよりなる本体部と,上記一対の側壁部の開口縁側から上記基底部に向けて突出形成されたシールリップとを有するガラスランチャンネルにおいて,
上記基底部との間に間隙を有して上記窓ガラスの進行方向と交差する方向に設けられた衝撃吸収部材を有し,
また,上記衝撃吸収部材の上記窓ガラスの先端と接触する接触面,及び該接触面の背面及び/又は該背面と対向する上記基底部の底面には,上記本体部や衝撃吸収部材の構成材料よりも低摩擦係数の材料よりなる低摩擦材層が一体的に設けてあり,
かつ,窓ガラス先端が衝撃吸収部材の上記接触面と当接すると,窓ガラスが車外側に変位するよう構成されていることを特徴とするガラスランチャンネル。 - 請求項1において,上記衝撃吸収部材は,幅方向の少なくとも一部が上記基底部及び/又は上記側壁部と一体に接続されていることを特徴とするガラスランチャンネル。
- 請求項1又は2において,上記衝撃吸収部材は,上記基底部及び/又は上記側壁部に対し一体に連結された連結部を有し,該連結部から片持ち梁状に突き出すよう構成されていることを特徴とするガラスランチャンネル。
- 請求項1〜3のいずれか一項において,上記衝撃吸収部材は,上記基底部及び/又は上記側壁部に対し一体に連結された連結部を有し,該連結部から両持ち梁状に構成されていることを特徴とするガラスランチャンネル。
- 請求項1〜4のいずれか一項において,上記衝撃吸収部材は,上記窓ガラスの進行方向と非直角に形成されると共に車内側又は車外側に傾斜した状態にあることを特徴とするガラスランチャンネル。
- 車体の窓枠に取付けられ,窓ガラスが進行して当接する側に取付ける当接側ガラスランチャンネルと,該当接側ガラスランチャンネルの両側部分で窓ガラスの進行方向とほぼ平行に取付ける側部側ガラスランチャンネルとを一体的に組立ててなり,上記当接側ガラスランチャンネル及び側部側ガラスランチャンネルは,共に一対の側壁部と,該一対の側壁部を接続する基底部とよりなる本体部と,上記一対の側壁部の開口縁側から上記基底部に向けて突出形成されたシールリップとを有するガラスランチャンネル組立体において,
上記当接側ガラスランチャンネルは,上記基底部との間に間隙を有して上記窓ガラスの進行方向と交差する方向に設けられた衝撃吸収部材を有し,また,上記衝撃吸収部材の上記窓ガラスの先端と接触する接触面,及び該接触面の背面及び/又は該背面と対向する上記基底部の底面には,上記本体部や衝撃吸収部材の構成材料よりも低摩擦係数の材料よりなる低摩擦材層が一体的に設けてあり,
一方側部側ガラスランチャンネルは衝撃吸収部材を有しておらず,当接側ガラスランチャンネル及び側部側ガラスランチャンネルは,非直線状に所定の角度を保ってその端末同士が別途の接続部材で接続されており,
かつ,窓ガラス先端が衝撃吸収部材の上記接触面と当接すると,窓ガラスが車外側に変位するよう構成されていることを特徴とするガラスランチャンネル組立体。 - 請求項6において,上記衝撃吸収部材は,幅方向の少なくとも一部が上記基底部及び/又は上記側壁部と一体に接続されていることを特徴とするガラスランチャンネル組立体。
- 請求項6又は7において,上記衝撃吸収部材は,上記基底部及び/又は上記側壁部に対し一体に連結された連結部を有し,該連結部から片持ち梁状に突き出すよう構成されていることを特徴とするガラスランチャンネル組立体。
- 請求項6〜8のいずれか一項において,上記衝撃吸収部材は,上記基底部及び/又は上記側壁部に対し一体に連結された連結部を有し,該連結部から両持ち梁状に構成されていることを特徴とするガラスランチャンネル組立体。
- 請求項6〜9のいずれか一項において,上記衝撃吸収部材は,上記窓ガラスの進行方向と非直角に形成されると共に車内側又は車外側に傾斜した状態にあることを特徴とするガラスランチャンネル組立体。
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