JP3626590B2 - Actuator bleed-off control device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業船その他の油圧クレーンや油圧ショベル等に用いられるアクチュエータのブリードオフ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、作動流体の供給を受けて作動するアクチュエータの速度制御方式として、当該アクチュエータを経由せずにポンプからタンクに戻る流体の流量を制御するブリードオフ制御が良く知られている。例えば、特公平7−6525号公報には、内部にブリードオフ通路をもつ方向流量制御弁を油圧モータと油圧ポンプとの間に設け、作業者により操作されるレバーの操作量に対応して上記方向流量制御弁のパイロット圧を変化させて、ブリードオフ流路の開口面積を制御するようにしたものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報にかかる装置では、レバー操作とブリードオフ流路の開口面積とが一対一で対応づけられているため、同じレバー操作量でも、ポンプ吐出流量によって当該操作量に対応するブリードオフ圧(ブリードオフ流路の前後の差圧)が異なることになる。換言すれば、レバー操作とブリードオフ流路の開口面積との関係が一定しておらず、このため、適切な操作を行いにくい不都合がある。
【0004】
なお、上記公報では、操作レバーの操作量に応じ、加速時にはポンプ吐出圧力、減速時にはモータ排出側流路の圧力をそれぞれ制御する圧力制御を実行し、スムーズな減速停止や荷振れ防止の実現を図ったものが開示されているが、このような圧力制御においても、ポンプ吐出流量によって圧力関係が変動するため、操作者が同じ操作をしたつもりであっても加速感、減速感が変わってしまうおそれがある。
【0005】
また、この公報に示される装置では、パイロット圧とバネ反力との関係で流量特性・圧力特性が決まってしまうので、その特性の設定自由度が低い。従って、多種の特性を設定するためにはその数だけ油圧機器を追加しなければならず、コスト高となる不都合が生じる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑み、安定した操作フィーリングが得られ、しかもその制御特性の設定の自由度が高いアクチュエータのブリードオフ制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、アクチュエータと、このアクチュエータに作動流体を供給するポンプと、このポンプから上記アクチュエータを経由せずに作動流体をタンクに戻すためのブリードオフ流路の開口面積を変化させるブリードオフ絞り手段と、上記アクチュエータを作動させるために操作される操作手段と、上記ポンプの吐出流量を検出する吐出流量検出手段と、この吐出流量検出手段により検出された吐出流量と上記操作手段の操作量とに基づき、上記操作手段の操作量と上記ブリードオフ絞り手段の前後の差圧との関係が予め定められた関係となるように上記ブリードオフ絞り手段を作動させる制御手段とを備えたものである。
【0008】
この構成では、上記操作手段の操作量と上記ブリードオフ絞り手段の前後の差圧との関係が予め定められており、この関係を保つようにポンプ吐出流量に応じてブリードオフ流路の開口面積が決定されるので、従来のようにポンプ吐出流量の変化に伴って操作量−ブリードオフ圧の特性が大きく変動するといったことがなく、安定した操作フィーリングを得ることができるとともに、高い自由度で上記特性の設定ができる。
【0009】
なお、ここでいう「ブリードオフ絞り手段の前後の差圧」とは、ポンプ吐出全量が通過すると仮定した場合の差圧を意味し、アクチュエータが動き出した後も、実際のつうか流量と関係なくポンプ吐出全量がブリードオフ絞り手段を通過したと仮定して演算した差圧とするものである。
【0010】
このブリードオフ絞り手段としては、上記アクチュエータとポンプとの間に、内部にブリードオフ流路をもつ方向流量制御弁を設けるようにしてもよいし、この方向流路制御弁とは別に、このポンプから上記アクチュエータを経由せずにタンクに戻る作動流体の流量を変化させるブリードオフ制御弁を設けるようにしてもよい。
【0011】
前者のように方向流量制御弁の内部にブリードオフ通路を設けるものとしては、上記方向流量制御弁をパイロット圧に応じてブリードオフ流路の開口面積が変化するパイロット切換弁とするとともに、上記吐出流量検出手段により検出された吐出流量と上記操作手段の操作量とに基づいて上記方向流量制御弁のパイロット圧を変化させるように上記制御手段を構成したものが好適である。後者のように方向流量制御弁とは別にブリードオフ制御弁を設ければ、方向流量制御弁の作動とは独立してブリードオフ制御ができるため、当該ブリードオフ制御の特性の設定自由度がさらに高くなる。また、方向流量制御弁の作動方向によってブリードオフ流量がばらつくといった不都合も回避できる。
【0012】
上記吐出流量を直接検出することは非常に難しいが、その検出手段として、上記ポンプの駆動源の作動速度に相当する値とポンプ容量に相当する値とに基づいてポンプの吐出流量を演算するものを備えれば、容易にポンプ吐出流量を割り出すことができる。
【0013】
上述のように、本発明では操作手段の操作量とブリードオフ絞り手段の前後の差圧との特性を自由に設定できるため、例えばその特性が互いに異なる複数種の制御パターンを記憶し、このうち選択された制御パターンに基づいてブリードオフ絞り手段の作動を制御するといったことも可能になる。このような構成によれば、運転状況等に応じて適当な制御パターンを選択することにより、さらに適正なアクチュエータ制御が可能になる。
【0014】
例えば、操作手段の操作量の増加に対応して上記ブリードオフ絞り手段の前後の差圧を増大させる流量制御パターンと、ブリードオフ絞り手段の前後の差圧を十分に高く維持しながら制御手段の操作量の増加に対応してリリーフ圧(例えばブリードオフ絞り手段と並列に設置されるリリーフ弁の設定圧)を増大させる圧力制御パターンとを用意すれば、速度重視の操作と、作動力重視の操作のいずれをも行うことが可能になる。また、上記流量制御パターンには、操作手段の操作量の増加に対応して上記ブリードオフ絞り手段の前後の差圧とリリーフ圧の双方を増大させる複合制御パターンを含めるようにしてもよい。
【0015】
上記アクチュエータとしては、例えば作業機械における旋回モータが好適である。この場合、上記圧力制御パターンとして、リリーフ圧立上り時の当該リリーフ圧の増加率が高い第1の圧力制御パターンと、リリーフ圧立上り時の当該リリーフ圧の増加率が低い第2の圧力制御パターンとを記憶し、操作手段の操作方向に対応する旋回方向が現在の旋回方向と同じ方向である場合には上記第1の圧力制御パターンを実行し、操作手段の操作方向に対応する旋回方向が現在の旋回方向と逆の方向である場合には上記第2の圧力制御パターンを実行するように制御手段を構成すれば、前者の場合には加速性を高めて早い段階でトップスピードに到達するのを可能にしながら、後者の場合には減速ショックを緩和して当該ショックに起因する荷振れ等の不都合を回避することが可能になる。
【0016】
この作用効果は、上記流量制御パターンとして、ブリードオフ絞り手段の前後の差圧の立上り時の当該差圧の増加率が高い第1の流量制御パターンと、ブリードオフ絞り手段の前後の差圧の立上り時の当該差圧の増加率が低い第2の流量制御パターンとを記憶し、操作手段の操作方向に対応する旋回方向が現在の旋回方向と同じ方向である場合には上記第1の流量制御パターンを実行し、操作手段の操作方向に対応する旋回方向が現在の旋回方向と逆の方向である場合には上記第2の流量制御パターンを実行するようにしても、同様に得ることが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0018】
図1に示す油圧回路は、タンク10と、油圧ポンプ12と、旋回モータ14とを備えている。油圧ポンプ12は、その駆動源として、作業機械等に搭載されているエンジン16に連結されており、旋回モータ14の出力軸は、上記作業機械等に設けられた旋回体18に連結されている。
【0019】
なお、本発明において作動制御の対象となるアクチュエータは旋回モータ14に限らず、例えば油圧シリンダの速度制御にも本発明を適用することが可能である。
【0020】
上記油圧ポンプ12と旋回モータ14との間には、方向流量制御弁20が設けられている。図例では、この方向流量制御弁20として、左旋回用のパイロット部21と右旋回用のパイロット部22とをもつ3位置パイロット切換弁が用いられている。この方向流量制御弁20は、入口ポートとして、2つのPポート(ポンプポート)と1つのTポート(タンクポート)を有し、出口ポートとして、TポートとAポートとBポートとを有しており、Aポートが上記旋回モータ14のMAポートに、Bポートが同モータ14のMBポートにそれぞれ接続されている。
【0021】
この方向流量制御弁20は、図の中立位置の他、右旋回位置(PポートとAポートとを主に連通する位置)や左旋回位置(PポートとBポートとを主に連通する位置)でも一部の作動油を旋回モータ14を経由せずにタンク10に戻すブリードオフ流路を有しており、このブリードオフ流路も含めた各流路の開口面積とスプールストローク(中立位置からのスプール移動量)との関係は図2のように設定されている。すなわち、スプールストロークが一定未満の中立範囲(P→A流路もP→B流路も完全に開いていない範囲)では、P→T流路の開口面積が大きく、スプールストロークが一定以上の旋回範囲(P→A流路またはP→B流路が完全に開いている範囲)では、P→T流路(ブリードオフ流路)の開口面積が小さく、かつ当該開口面積がスプールストロークの増大に伴って減少するように、方向流量制御弁20のスプール及びスリーブの形状が設定されている。
【0022】
この方向流量制御弁20の両パイロット部21,22には、共通のパイロット油圧源30が接続されており、このパイロット油圧源30と各パイロット部21,22との間にそれぞれ電磁比例減圧弁31,32が設けられている。従って、これら電磁比例減圧弁31,32に入力されるソレノイド励磁電流によって、各パイロット部21,22に入力されるパイロット圧が調節可能となっている。
【0023】
油圧ポンプ12の吐出側とタンク戻り油路との間には、リリーフ圧を可変にするための電磁比例リリーフ弁40が設けられている。また、方向流量制御弁20のAポート、Bポートと旋回モータ14のMAポート、MBポートとをそれぞれつなぐ流路は、当該流路が負圧となるのを防ぐため、逆止弁42を介してタンクに接続されている。
【0024】
この油圧回路が搭載される作業機械の運転室には、運転者等により操作される電気レバー(操作手段)44が設けられている。この電気レバー44は、その操作量に応じた電気信号を出力するように構成されている。また、この装置には、旋回モータ14の旋回方向を検出する旋回方向検出センサ46や、エンジン16の回転数を検出するエンジン回転数センサ48等のセンサ類が設けられ、これらセンサの出力する検出信号や、上記電気レバー44の出力する電気信号が、コントローラ50に入力されるようになっている。
【0025】
このコントローラ50は、上記各入力信号に基づき、上記電磁比例減圧弁31,32及び電磁比例リリーフ弁40のソレノイドに制御信号を出力するように構成されている。具体的に、このコントローラ50は、図3に示すような差圧算出手段51、吐出流量算出手段52、パイロット圧制御手段53、及びリリーフ圧制御手段54を備えている。
【0026】
差圧算出手段51は、レバー入力信号(レバー操作量に対応する信号)Vinと、上記ブリードオフ流路の前後差圧の目標値(目標差圧)Pbとの関係について、2種類のパターン、すなわち、流量制御用のパターン▲1▼と圧力制御用のパターン▲2▼とを記憶しており、これらパターン▲1▼,▲2▼のうち選択されたパターンと前記レバー入力信号Vinとに基づいて、当該レバー入力信号Vinに対応する目標差圧Pbを算出するものである。
【0027】
上記流量制御用のパターン▲1▼(図4(a)に示すパターン)は、図4(d)に示すように、ポンプ吐出流量Qpの大小にかかわらず、レバー入力信号Vinにほぼ比例して定常旋回速度を増減させるように設定されたパターンである。これに対して圧力制御用のパターン▲2▼(同図(b)に示すパターン)は、レバー入力信号Vinが一定以上となった時点で上記目標差圧Pbをリリーフ圧の最高値よりも十分高い圧力まで立ち上げるように設定されたパターンであり、この範囲において、図5(d)に示すように定常旋回速度はレバー入力信号Vinにかかわらず一定となる。
【0028】
なお、上記パターンの選択は、運転者が備付けのスイッチを操作することにより行うようにしてもよいし、コントローラ50が運転状態に応じて自動的に判断して行うようにしてもよい。例えば、加速度、減速度が低い定常運転時には流量制御パターン▲1▼を選択し、加速度、減速度が大きい作業時には圧力制御パターン▲2▼を選択するようにコントローラ50を構成してもよい。
【0029】
吐出流量算出手段52は、エンジン回転数センサ48により検出されたエンジン回転数Neと、次式とに基づき、ポンプ12の吐出流量Qpを算出するものである。
【0030】
【数1】
Qp=ηv・qp・Ne
ただし、ηv:容積効率 qp:ポンプ容積
ここで、ポンプ容積qpには、使用するポンプ12の固有の値を用いる。容積効率ηvの求め方は吐出流量Qpの算出に要求される精度によって定められばよい。例えば、高い精度が要求される場合には、ポンプ回転数に対応するエンジン回転数Neとポンプ吐出圧とを時々刻々センサによって検出し、これをコントローラ50に取り込んでポンプの容積効率特性に基づいて容積効率ηvを算出するようにすればよい。さほど高い精度が要求されない場合には、エンジン回転数Neとポンプ吐出圧とのいずれか一方のみを検出してこれをパラメータとし、他方を固定値として容積効率ηvを算出するようにしてもよいし、容積効率ηvそのものを固定値として取扱ってもよい。
【0031】
パイロット圧制御手段53は、上記設定圧力Pbとポンプ吐出流量Qpとに対応するブリードオフ流路の開口面積Abを演算し、この開口面積Abが得られるスプールストロークを割り出し、このスプールストロークに対応するパイロット圧が得られるように電磁比例減圧弁31もしくは32に制御信号を出力するものである。
【0032】
ここで、上記ブリードオフ流路の開口面積Abは、次式により求められる。
【0033】
【数2】
Ab=Qp/(C√Pb)
ただし、Cはオリフィスの式にかかる係数である。この式により演算される開口面積Abと電気レバー入力Vinとの関係は、流量制御パターン▲1▼の場合には図4(e)のように、圧力制御パターン▲2▼の場合には図5(e)のようになる。すなわち、この装置では、従来装置と違い、電気レバー入力Vinとブリードオフ流路開口面積Abとの関係はポンプ吐出流量Qpによって異なることになる。
【0034】
リリーフ圧制御手段54は、レバー入力信号Vinに対応する目標リリーフ圧Prを算出し、この目標リリーフ圧Prが得られるように電磁比例リリーフ弁40に制御信号を出力するものである。具体的に、このリリーフ圧制御手段54は、上記制御パターンのうち流量制御パターン▲1▼が選択された場合には、図4(b)に示すように電気レバー入力Vinに関わらず目標リリーフ圧Prを最高値に設定する。これに対し、圧力制御パターン▲2▼が選択された場合には、図3に示すような3つのパターンa,b,cのうち選択されたパターンを採用し、このパターンとレバー入力信号Vinとに基づいて目標リリーフ圧Prの算出を行う。ここに示すパターンa,b,cのうち、パターンaは、レバー入力信号Vinが一定以上の範囲で、このレバー入力信号Vinと目標リリーフ圧Prとが比例するパターンである。パターンbは、レバー入力信号Vinが比較的小さい領域(リリーフ圧立上り時)での当該レバー入力信号Vinの増加に対する目標リリーフ圧Prの増加率が比較的高いパターン(第1の圧力制御パターン)であり、パターンcは、レバー入力信号Vinが比較的小さい領域での当該レバー入力信号Vinの増加に対する目標リリーフ圧Prの増加率が第1の圧力制御パターンよりも低いパターン(第2の圧力制御パターン)である。
【0035】
これらのパターンa〜cも、運転者が備付けのスイッチを操作することにより行うようにしてもよいし、コントローラ50が運転状態に応じて自動的に判断して行うようにしてもよい。例えば、旋回方向検出センサ46により検出される旋回方向と、電気レバー44の操作方向に対応する旋回方向(指令旋回方向)とが同じである場合には、レバー操作開始時から比較的早い段階で最高速度に近い速度が得られるようにパターンbを自動的に選択し、旋回方向検出センサ46により検出される旋回方向と、電気レバー44の操作方向に対応する旋回方向(指令旋回方向)とが逆である場合には、急激な減速によるショックで荷振れが起こるのを防ぐためにパターンcを自動的に選択するように、コントローラ50を構成するようにしてもよい。
【0036】
このことは、例えば流量制御パターンについても同様にいえる。すなわち、流量制御パターンにおいて、レバー入力信号Vinが比較的小さい領域での当該レバー入力信号Vinの増加に対する目標差圧Pbの増加率が比較的高いパターン(第1の流量制御パターン)と、レバー入力信号Vinが比較的小さい領域での当該レバー入力信号Vinの増加に対する目標差圧Pbの増加率が第1の流量制御パターンよりも低いパターン(第2の流量制御パターン)とを用意し、旋回方向検出センサ46により検出される旋回方向と、電気レバー44の操作方向に対応する旋回方向(指令旋回方向)とが同じである場合には、第1の流量制御パターンを選択することにより、レバー操作開始時から比較的早い段階で最高速度に近い速度を得ることが可能になり、電気レバー44の操作方向に対応する旋回方向(指令旋回方向)とが逆である場合には、第2の流量制御パターンを選択することにより、急激な減速によるショックで荷振れが起こるのを防ぐことが可能になる。
【0037】
次に、この装置の作用を説明する。
【0038】
電気レバー44が操作されると、その操作方向及び操作量に応じたレバー入力信号Vinがコントローラ50に入力される。この信号を受け、コントローラ50は、電磁比例減圧弁31,32に制御信号を出力して方向流量制御弁20のパイロット圧を制御するとともに、電磁比例リリーフ弁40に制御信号を出力してリリーフ圧の制御を行う。
【0039】
ここで、流量制御パターン▲1▼が選択されている場合には、図4(a)に示す関係に基づいて目標差圧(ブリードオフ流路の前後差圧の目標値)Pbが演算され、この演算値に基づいて同図(e)に示されるブリードオフ流路の開口面積Abが演算され、この開口面積Abに対応するスプールストロークが得られるように方向流量制御弁20のパイロット圧が制御される。
【0040】
一方、同図(b)に示すように、目標リリーフ圧Prはレバー入力信号Vinにかかわらず最高値に設定される。旋回モータ14の作動圧力、すなわち、実際の加速力、減速力は、上記ブリードオフ流路の前後差圧と目標リリーフ圧のうちの低い方の圧力に支配されるので、結局、上記加速力及び減速力の特性は、同図(c)に示すように、ほとんどの領域においてブリードオフ流路前後差圧Pbの特性と等しくなる。従って、この流量制御時には、同図(d)に示すように、ポンプ吐出流量Qpに対応した割合でレバー入力信号Vinにほぼ比例して定常旋回速度が増減することになる。
【0041】
圧力制御パターン▲2▼が選択されている場合には、図5(a)に示す関係に基づいて目標差圧Pbが演算され、この演算値に基づいて同図(e)に示されるブリードオフ流路の開口面積Abが演算され、この開口面積Abに対応するスプールストロークが得られるように方向流量制御弁20のパイロット圧が制御される。
【0042】
一方、同図(b)に示すように、目標リリーフ圧Prはレバー入力信号Vinにほぼ比例した値に設定される。前記と同様、実際の加速力及び減速力は、上記ブリードオフ流路の前後差圧と目標リリーフ圧のうちの低い方の圧力に支配されるので、当該加速力及び減速力の特性は、同図(c)に示すように、ほとんどの領域においてリリーフ圧Prの特性と等しくなる。すなわち、この圧力制御時には、レバー入力信号Vinにほぼ比例する加速力・減速力が得られることになる。
【0043】
以上のように、この実施の形態にかかる装置では、予めレバー入力信号Vinとブリードオフ流路前後差圧Pbとの関係を定めておき、この関係を維持するようにポンプ吐出流量Qpに応じてブリードオフ流路開口面積Abを調節するようにしているので、従来のようにポンプ吐出流量Qpによってレバー入力信号Vinとブリードオフ流路前後差圧Pbとの関係が大きく変化してしまうといったことがない。よって、常に安定した操作フィーリングを得ることができる効果が得られる。
【0044】
さらに、この実施の形態では、レバー入力信号Vinとブリードオフ流路前後差圧Pbとの関係として流量制御用のパターンと圧力制御用のパターンの2種を用意しておき、これらのパターンを適宜選択できるようにしているので、より運転状態に見合ったブリードオフ制御を行うことが可能となっている。
【0045】
なお、このように複数種のパターンを用意する場合、その種類数は2種に限らず、3種以上に設定してもよい。また、流量制御用のパターンについて複数種設定するようにしてもよいし、リリーフ圧の特性の設定によっては、流量制御用のパターン及び圧力制御用のパターン以外のパターンを設定することも可能である。例えば、図6(a)に示すようにレバー入力信号Vinと目標差圧Pbとの関係は前記図4(a)に示したものと同様に設定し、図6(b)に示すようにレバー入力信号Vinと目標リリーフ圧Prとの関係は前記図5(b)に示した圧力制御パターンと同様に設定すれば、最終的に得られる加速力及び減速力は、図6(c)に示されるように流量制御と圧力制御とを複合した特性を有することになる。このような複合制御パターンも流量制御パターンに含めるようにすれば、より多彩な制御が可能になる。
【0046】
次に、第2の実施の形態を図7及び図8に基づいて説明する。
【0047】
図7(a)に示すように、スリーブ26内にスプール25が装填されてなる方向流量制御弁20において、例えばスプール25の表面に左旋回用切欠25a及び右旋回用切欠25bが加工され、左旋回用切欠25aによって左旋回時のブリードオフ通路が確保され、右旋回用切欠25bによって右旋回時のブリードオフ通路が確保されるような場合、両旋回用切欠25a,25bの加工には必ず誤差があるので、両切欠25a,25bの形状を全く同一にすることはきわめて困難であり、実際には、例えば同図二点鎖線に示すように左旋回用切欠25aの方が右旋回用切欠25bよりも大きくなったりすることが生じ得る。このような場合、同じスプールストロークであっても、左旋回時と右旋回時とではブリードオフ流路の開口面積に差が生じることになり、図例では、左旋回時の方が当該開口面積が増えてブリードオフ流路前後差圧は低くなることになる。
【0048】
一方、図7(b)に示すように、旋回範囲でのレバーストロークをSo、ポンプ吐出流量Qpが比較的大きい時の旋回範囲におけるスプールストロークをS1、ポンプ吐出流量Qpが比較的小さい時の旋回範囲におけるスプールストロークをS2(<S1)とすると、スプールストロークに対するレバーストロークの拡大率Rは、大吐出流量時でR1=So/S1、小吐出流量時でR2=So/S2(>R1)となる。従って、レバーストロークでみた場合、上記ブリードオフ流路の開口面積の差までも上記拡大率Rだけ拡大されてしまうことになり、特に小吐出流量時には、大きい比率で拡大されてしまうことになる。このような不都合は、スプール25の外面にブリードオフ流路を形成する場合に限らず、スリーブ26の内面にブリードオフ流路を形成する場合にも同様に生じ得る。
【0049】
そこで、この実施の形態では、前記実施の形態のように方向流量制御弁20の内部にブリードオフ流路を形成するのに代え、もしくはこれに加え、図8に示すように、方向流量制御弁20の外部にこれとは別のブリードオフ制御弁60を電磁比例リリーフ弁40と並列に設け、このブリードオフ制御弁60によってブリードオフ制御を方向流量制御弁20とは独立して行うようにしている。このようにすれば、左旋回時と右旋回時とでブリードオフ流量に差が生じるといった不都合を防止し、もしくは抑制することができる。
【0050】
しかも、図示のように、上記ブリードオフ制御弁60として、パイロット部63に入力されるパイロット圧によって流路開口面積が変わる流量可変のパイロット切換弁を用いるとともに、電磁比例減圧弁31,32の二次側のパイロット回路にシャトル弁63を設け、パイロット部21,22に入力されるパイロット圧のうち高い側の圧力を選択してパイロット部63に入力するようにすれば、方向流量制御弁20を作動させるためのパイロット回路をそのまま利用してブリードオフ制御も実行できる効果が得られる。
【0051】
勿論、ブリードオフ制御については方向流量制御弁20のパイロット圧以外の手段を用いて行うことも自由である。例えば、第3の実施の形態として図9に示すように、ブリードオフ制御専用の電磁比例減圧弁33を前記電磁比例減圧弁31,32と並列に共通のパイロット油圧源30に接続し、この電磁比例減圧弁33にコントローラ50から制御信号を入力することにより、ブリードオフ制御弁60のパイロット圧を制御するようにしてもよい。この構成では、メータイン・メータアウトの絞り開度に影響されずにブリードオフ絞りを独立して制御できるので、当該制御の自由度がさらに高くなる利点も得られる。
【0052】
第4の実施の形態を図10に示す。この実施の形態では、操作手段として、前記電気レバー44に代え、操作量に応じて二次圧が変化するリモコン弁64が装備されており、その二次側圧力が圧力センサ66,68により検出され、その検出信号すなわちリモコン弁64の操作量に対応する信号がコントローラ50に入力されるようになっている。
【0053】
一方、各パイロット部21,22と電磁比例減圧弁31,32との間には、それぞれ電磁切換弁71,72が設けられており、これら電磁切換弁71,72にコントローラ50から制御信号が入力される時には、電磁比例減圧弁31,32とパイロット部21,22とを結ぶパイロット油路が確保され、電磁切換弁71,72にコントローラ50から制御信号が入力されない時には、リモコン弁64の二次圧をそのままパイロット圧としてパイロット部21,22に入力するパイロット油路が確保されるようになっている。
【0054】
このような装置によれば、コントローラ50が正常に作動して電磁切換弁71,72に制御信号を入力している時には、前記第1の実施の形態と同様の制御を実行できる一方、例えばコントローラ50が故障して作動しなくなった非常時には、電磁切換弁71,72への制御信号の入力が停止して自動的にリモコン弁64がパイロット部21,22に接続されるため、コントローラ50を経由することなく油圧回路のみで最低限の操縦を行うことができる。従って、コントローラ50の異常時に全く機械が作動しなくなるといった不都合を回避することができ、とりあえず安全な場所へ避難するといった緊急の安全処理を迅速に行うことが可能になる。
【0055】
なお、以上の各実施形態では、中立位置で方向流量制御弁20が旋回モータ14の両ポートMA,MBとポンプポート及びタンクポートを連通する、いわゆる中立フリー式のものを用いたが、本発明は、例えば第5の実施の形態として図11に示すように、中立位置で両ポートMA,MBをブロックする中立ブロック式のものにも有効に適用できる(ただし、同図では便宜上オーバーロードリリーフ弁を省略している。)。
【0056】
これを具体的に説明すると、まず従来の装置では、ポンプ吐出流量に関係なく、電気レバー入力Vinに対応するブリードオフ流路の開口面積Ab(図12(a)の実線L1)及びメータイン及びメータアウトの流路の開口面積(同図(a)の実線L2)が固定されていたため、同図(b)に示すように、同じ電気レバー入力Vinでも、ポンプ吐出流量が低いときの前後差圧(曲線CL)よりも、ポンプ吐出流量が高いときの前後差圧(曲線CH)とが高くなってしまい、特に後者の場合、メータインあるいはメータアウトの流路が開き始める時点でのブリードオフ差圧は、アクチュエータの起動抵抗よりも必要以上に高い圧力となって、その分だけ余計にエネルギーを消費してしまう不都合が生じる。また、このエネルギー消費を抑えるため、ポンプ吐出流量が高いときの前後差圧を低く設定すると、逆にポンプ吐出流量が低いときの前後差圧が足りなくなってしまい、所定の操作位置までレバー操作してもアクチュエータが立ち上がらなくなるおそれがある。
【0057】
これに対して本発明では、ポンプ吐出流量が高い場合、ポンプ吐出流量が低い場合よりもブリードオフ流路の開口面積Abを大きくし(図12(a)の二点鎖線L1´)、ポンプ吐出流量にかかわらず電気レバー入力Vinとブリードオ前後差圧Pbとの関係が予め定められた関係となるようにしているので(同図(c)の曲線C)、良好なアクチュエータの始動を確保しながら、無駄なエネルギーの消費を防ぐことが可能になる。
【0058】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ポンプの吐出流量を検出し、この吐出流量検出手段により検出された吐出流量と上記操作手段の操作量とに基づき、上記操作手段の操作量と上記ブリードオフ絞り手段の前後の差圧との関係が予め定められた関係となるように上記ブリードオフ絞り手段を作動させるようにしたものであるので、従来のようにポンプ吐出流量の変化に伴って操作量−ブリードオフ圧の特性が大きく変動するといった不都合を防ぎ、安定した操作フィーリングを得ることができるとともに、高い自由度で上記特性の設定ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す油圧回路図である。
【図2】図1に示される方向流量制御弁のスプールストロークと各流路の開口面積との関係を示すグラフである。
【図3】図1に示されるコントローラの機能構成を示すブロック図である。
【図4】(a)〜(e)は上記コントローラにおいて流量制御パターンが選択された時の各パラメータの特性を示すグラフである。
【図5】(a)〜(e)は上記コントローラにおいて圧力制御パターンが選択された時の各パラメータの特性を示すグラフである。
【図6】(a)〜(c)は上記コントローラにおいて複合制御パターンが選択された時の各パラメータの特性を示すグラフである。
【図7】(a)は方向流量制御弁のスプールにブリードオフ流路用の切欠が設けられた例を示す正面図、(b)は当該方向流量制御弁のレバーストロークとスプールストロークとの関係を示すグラフである。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示す油圧回路図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す油圧回路図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す油圧回路図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態を示す油圧回路図である。
【図12】(a)は第5の実施の形態において設定される電気レバー入力とブリードオフ流路開口面積との関係を示すグラフ、(b)は従来の装置において得られる電気レバー入力と実際のブリードオフ前後差圧との関係を示すグラフ、(c)は第5の実施の形態において設定される電気レバー入力とブリードオフ前後差圧との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 タンク
12 油圧ポンプ
14 旋回モータ
16 エンジン(ポンプ駆動源)
18 旋回体
20 方向流量制御弁
21,22 パイロット部
30 パイロット油圧源
31,32 電磁比例減圧弁
40 電磁比例リリーフ弁
44 電気レバー(操作手段)
48 エンジン回転数センサ
50 コントローラ(制御手段)
60 ブリードオフ制御弁
62 シャトル弁(パイロット圧入力手段)
63 パイロット部
64 リモコン弁(操作手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bleed-off control device for an actuator used in a work ship, other hydraulic cranes, excavators and the like.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, bleed-off control for controlling the flow rate of fluid returning from a pump to a tank without passing through the actuator is well known as a speed control method for an actuator that operates by receiving supply of a working fluid. For example, in Japanese Patent Publication No. 7-6525, a directional flow control valve having a bleed-off passage is provided between a hydraulic motor and a hydraulic pump, and the above-described operation is performed in accordance with the amount of operation of a lever operated by an operator. A valve in which the pilot pressure of the directional flow control valve is changed to control the opening area of the bleed-off flow path is disclosed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the device according to the above publication, the lever operation and the opening area of the bleed-off flow path are associated one-to-one, so that even with the same lever operation amount, the bleed-off pressure (bleed-off pressure) corresponding to the operation amount depending on the pump discharge flow rate. The differential pressure before and after the off flow path will be different. In other words, the relationship between the lever operation and the opening area of the bleed-off flow path is not constant, and there is a disadvantage that it is difficult to perform an appropriate operation.
[0004]
In the above publication, pressure control is performed to control the pump discharge pressure during acceleration and the pressure in the motor discharge-side flow path during acceleration according to the amount of operation of the operation lever, thereby realizing smooth deceleration stop and prevention of load shake. Although what is shown is disclosed, even in such pressure control, the pressure relationship varies depending on the pump discharge flow rate, so even if the operator intends to perform the same operation, the feeling of acceleration and deceleration changes. There is a fear.
[0005]
Further, in the apparatus disclosed in this publication, since the flow rate characteristic and the pressure characteristic are determined by the relationship between the pilot pressure and the spring reaction force, the degree of freedom in setting the characteristic is low. Therefore, in order to set various characteristics, it is necessary to add as many hydraulic devices as the number of the characteristics, resulting in a disadvantage of high cost.
[0006]
In view of such circumstances, an object of the present invention is to provide a bleed-off control device for an actuator that provides a stable operation feeling and has a high degree of freedom in setting its control characteristics.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As means for solving the above-mentioned problems, the present invention relates to an actuator, a pump for supplying a working fluid to the actuator, and a bleed-off flow path for returning the working fluid from the pump to the tank without passing through the actuator. A bleed-off restricting means for changing the opening area, an operating means operated for operating the actuator, a discharge flow rate detecting means for detecting a discharge flow rate of the pump, and a discharge detected by the discharge flow rate detecting means Based on the flow rate and the operation amount of the operation means, the bleed-off throttle means is operated so that the relationship between the operation amount of the operation means and the differential pressure before and after the bleed-off throttle means becomes a predetermined relationship. And a control means.
[0008]
In this configuration, the relationship between the operation amount of the operating means and the differential pressure before and after the bleed-off throttling means is determined in advance, and the opening area of the bleed-off flow path according to the pump discharge flow rate so as to maintain this relationship Therefore, the characteristic of the operation amount-bleed-off pressure does not fluctuate greatly with the change in the pump discharge flow rate as in the conventional case, and a stable operation feeling can be obtained and the degree of freedom is high. You can set the above characteristics.
[0009]
The "differential pressure before and after the bleed-off throttling means" here means the differential pressure when it is assumed that the entire pump discharge amount passes, and it does not depend on the actual flow rate after the actuator starts to move. This is a differential pressure calculated on the assumption that the entire pump discharge amount has passed through the bleed-off throttling means.
[0010]
As the bleed-off throttle means, a directional flow control valve having a bleed-off flow path may be provided between the actuator and the pump. In addition to the directional flow control valve, the pump A bleed-off control valve that changes the flow rate of the working fluid that returns to the tank without passing through the actuator may be provided.
[0011]
For providing the bleed-off passage inside the directional flow control valve as in the former, the directional flow control valve is a pilot switching valve in which the opening area of the bleed-off flow path changes according to the pilot pressure, and the discharge It is preferable that the control unit is configured to change the pilot pressure of the directional flow control valve based on the discharge flow rate detected by the flow rate detection unit and the operation amount of the operation unit. If a bleed-off control valve is provided separately from the directional flow control valve as in the latter case, bleed-off control can be performed independently of the operation of the directional flow control valve, so that the degree of freedom in setting the characteristics of the bleed-off control is further increased. Get higher. Further, it is possible to avoid the disadvantage that the bleed-off flow rate varies depending on the operating direction of the directional flow control valve.
[0012]
Although it is very difficult to directly detect the discharge flow rate, the detection means calculates the pump discharge flow rate based on the value corresponding to the operating speed of the pump drive source and the value corresponding to the pump capacity. The pump discharge flow rate can be easily determined.
[0013]
As described above, in the present invention, since the characteristics of the operation amount of the operating means and the differential pressure before and after the bleed-off throttling means can be freely set, for example, a plurality of types of control patterns having different characteristics are stored. It is also possible to control the operation of the bleed-off throttling means based on the selected control pattern. According to such a configuration, more appropriate actuator control can be performed by selecting an appropriate control pattern according to the driving situation or the like.
[0014]
For example, a flow rate control pattern for increasing the differential pressure before and after the bleed-off throttling means in response to an increase in the operation amount of the operating means, and the control means while maintaining the differential pressure before and after the bleed-off throttling means sufficiently high. By preparing a pressure control pattern that increases the relief pressure (for example, the set pressure of a relief valve installed in parallel with the bleed-off throttle means) in response to an increase in the operation amount, speed-oriented operations and operating force-oriented Any of the operations can be performed. The flow rate control pattern may include a composite control pattern that increases both the differential pressure before and after the bleed-off throttling means and the relief pressure in response to an increase in the operation amount of the operating means.
[0015]
As the actuator, for example, a turning motor in a work machine is suitable. In this case, as the pressure control pattern, a first pressure control pattern with a high increase rate of the relief pressure when the relief pressure rises, and a second pressure control pattern with a low increase rate of the relief pressure when the relief pressure rises And when the turning direction corresponding to the operation direction of the operation means is the same direction as the current turning direction, the first pressure control pattern is executed, and the turning direction corresponding to the operation direction of the operation means is If the control means is configured to execute the second pressure control pattern when the direction is the direction opposite to the turning direction, in the former case, the acceleration is increased and the top speed is reached at an early stage. In the latter case, it is possible to alleviate the deceleration shock and avoid inconveniences such as load swings caused by the shock.
[0016]
This effect is obtained by using the first flow rate control pattern having a high rate of increase of the differential pressure at the time of rising of the differential pressure before and after the bleed-off throttling means as the flow rate control pattern and the differential pressure before and after the bleed-off throttling means. The second flow rate control pattern having a low rate of increase in the differential pressure at the time of rising is stored, and when the turning direction corresponding to the operation direction of the operating means is the same direction as the current turning direction, the first flow rate is set. Even if the second flow rate control pattern is executed when the control pattern is executed and the turning direction corresponding to the operation direction of the operation means is the direction opposite to the current turning direction, the same can be obtained. Is possible.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0018]
The hydraulic circuit shown in FIG. 1 includes a
[0019]
In the present invention, the actuator that is the target of the operation control is not limited to the
[0020]
A directional
[0021]
In addition to the neutral position in the figure, this directional
[0022]
A common pilot
[0023]
An electromagnetic
[0024]
An electric lever (operation means) 44 that is operated by a driver or the like is provided in a cab of a work machine on which the hydraulic circuit is mounted. The
[0025]
The
[0026]
The differential pressure calculating means 51 has two types of patterns regarding the relationship between the lever input signal (signal corresponding to the lever operation amount) Vin and the target value (target differential pressure) Pb of the differential pressure across the bleed-off channel. That is, the flow control pattern (1) and the pressure control pattern (2) are stored, and based on the pattern selected from the patterns (1) and (2) and the lever input signal Vin. Thus, the target differential pressure Pb corresponding to the lever input signal Vin is calculated.
[0027]
The flow rate control pattern {circle around (1)} (pattern shown in FIG. 4A) is almost proportional to the lever input signal Vin regardless of the pump discharge flow rate Qp, as shown in FIG. 4D. This pattern is set to increase or decrease the steady turning speed. On the other hand, the pressure control pattern (2) (the pattern shown in FIG. 2B) is such that the target differential pressure Pb is sufficiently higher than the maximum value of the relief pressure when the lever input signal Vin exceeds a certain level. In this range, the steady turning speed is constant regardless of the lever input signal Vin, as shown in FIG. 5 (d).
[0028]
Note that the selection of the pattern may be performed by the driver operating an equipped switch, or may be performed by the
[0029]
The discharge flow rate calculation means 52 calculates the discharge flow rate Qp of the
[0030]
[Expression 1]
Qp = η v ・ Q p ・ Ne
Where η v : Volumetric efficiency q p : Pump volume
Where pump volume q p Is a specific value of the
[0031]
The pilot pressure control means 53 calculates the opening area Ab of the bleed-off flow path corresponding to the set pressure Pb and the pump discharge flow rate Qp, determines the spool stroke from which this opening area Ab is obtained, and corresponds to this spool stroke. A control signal is output to the electromagnetic proportional
[0032]
Here, the opening area Ab of the bleed-off channel is obtained by the following equation.
[0033]
[Expression 2]
Ab = Qp / (C√Pb)
However, C is a coefficient concerning an orifice formula. The relationship between the opening area Ab calculated by this equation and the electric lever input Vin is as shown in FIG. 4 (e) in the case of the flow rate control pattern (1) and as shown in FIG. 5 in the case of the pressure control pattern (2). As shown in (e). That is, in this apparatus, unlike the conventional apparatus, the relationship between the electric lever input Vin and the bleed-off flow path opening area Ab differs depending on the pump discharge flow rate Qp.
[0034]
The relief pressure control means 54 calculates a target relief pressure Pr corresponding to the lever input signal Vin, and outputs a control signal to the electromagnetic
[0035]
These patterns a to c may also be performed by the driver operating an equipped switch, or may be performed by the
[0036]
This is also true for the flow rate control pattern, for example. That is, in the flow rate control pattern, a pattern in which the increase rate of the target differential pressure Pb with respect to the increase in the lever input signal Vin in the region where the lever input signal Vin is relatively small (first flow rate control pattern), and the lever input A pattern (second flow rate control pattern) in which the increase rate of the target differential pressure Pb with respect to the increase of the lever input signal Vin in a region where the signal Vin is relatively small is lower than the first flow rate control pattern (second flow rate control pattern) is prepared. When the turning direction detected by the
[0037]
Next, the operation of this apparatus will be described.
[0038]
When the
[0039]
Here, when the flow rate control pattern (1) is selected, the target differential pressure (target value of the differential pressure before and after the bleed-off flow path) Pb is calculated based on the relationship shown in FIG. Based on this calculated value, the opening area Ab of the bleed-off flow path shown in FIG. 5E is calculated, and the pilot pressure of the directional
[0040]
On the other hand, as shown in FIG. 5B, the target relief pressure Pr is set to the maximum value regardless of the lever input signal Vin. The operating pressure of the
[0041]
When the pressure control pattern (2) is selected, the target differential pressure Pb is calculated based on the relationship shown in FIG. 5A, and the bleed-off shown in FIG. 5E is calculated based on the calculated value. The opening area Ab of the flow path is calculated, and the pilot pressure of the directional
[0042]
On the other hand, as shown in FIG. 5B, the target relief pressure Pr is set to a value substantially proportional to the lever input signal Vin. As described above, the actual acceleration force and deceleration force are governed by the lower pressure between the front-rear differential pressure and the target relief pressure in the bleed-off flow path, so the characteristics of the acceleration force and deceleration force are the same. As shown in FIG. 3C, the characteristics of the relief pressure Pr are almost the same in most regions. That is, at the time of this pressure control, acceleration force / deceleration force substantially proportional to the lever input signal Vin is obtained.
[0043]
As described above, in the apparatus according to this embodiment, the relationship between the lever input signal Vin and the differential pressure Pb before and after the bleed-off flow path is determined in advance, and the pump discharge flow rate Qp is maintained so as to maintain this relationship. Since the bleed-off channel opening area Ab is adjusted, the relationship between the lever input signal Vin and the bleed-off channel front-rear differential pressure Pb greatly changes depending on the pump discharge flow rate Qp as in the prior art. Absent. Therefore, the effect which can always obtain the stable operation feeling is acquired.
[0044]
Furthermore, in this embodiment, two types of patterns for flow control and pressure control are prepared as the relationship between the lever input signal Vin and the differential pressure Pb before and after the bleed-off flow path, and these patterns are appropriately set. Since selection can be made, it is possible to perform bleed-off control more appropriately in accordance with the operating state.
[0045]
When a plurality of types of patterns are prepared in this way, the number of types is not limited to two, and may be set to three or more types. In addition, a plurality of types of flow control patterns may be set. Depending on the relief pressure characteristics, it is possible to set a pattern other than the flow control pattern and the pressure control pattern. . For example, as shown in FIG. 6 (a), the relationship between the lever input signal Vin and the target differential pressure Pb is set in the same manner as that shown in FIG. 4 (a), and the lever as shown in FIG. 6 (b). If the relationship between the input signal Vin and the target relief pressure Pr is set in the same way as the pressure control pattern shown in FIG. 5B, the finally obtained acceleration force and deceleration force are shown in FIG. 6C. As described above, the flow rate control and the pressure control are combined. If such a composite control pattern is also included in the flow rate control pattern, more diverse control becomes possible.
[0046]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS.
[0047]
As shown in FIG. 7A, in the directional
[0048]
On the other hand, as shown in FIG. 7B, the lever stroke in the turning range is So, and the spool stroke in the turning range when the pump discharge flow rate Qp is relatively large is S. 1 The spool stroke in the turning range when the pump discharge flow rate Qp is relatively small is S 2 (<S 1 ), The expansion rate R of the lever stroke relative to the spool stroke is R at a large discharge flow rate. 1 = So / S 1 R at small discharge flow rate 2 = So / S 2 (> R 1 ) Therefore, when viewed from the lever stroke, even the difference in the opening area of the bleed-off flow path is enlarged by the enlargement ratio R, and particularly at a small discharge flow rate, it is enlarged at a large ratio. Such inconvenience may occur not only when the bleed-off flow path is formed on the outer surface of the
[0049]
Therefore, in this embodiment, instead of or in addition to forming the bleed-off flow path inside the directional
[0050]
Moreover, as shown in the figure, as the bleed-off
[0051]
Of course, the bleed-off control can be performed using means other than the pilot pressure of the directional
[0052]
A fourth embodiment is shown in FIG. In this embodiment, instead of the
[0053]
On the other hand,
[0054]
According to such an apparatus, when the
[0055]
In each of the above embodiments, a so-called neutral-free type in which the directional
[0056]
Specifically, in the conventional apparatus, the opening area Ab of the bleed-off flow path corresponding to the electric lever input Vin (solid line L1 in FIG. 12A), meter-in and meter, regardless of the pump discharge flow rate. Since the opening area of the outlet channel (solid line L2 in FIG. 5A) is fixed, as shown in FIG. 5B, the differential pressure before and after the pump discharge flow rate is low even with the same electric lever input Vin. (Curve C L ) Before and after the pump discharge flow rate is higher (curve C H In particular, in the latter case, the bleed-off differential pressure at the point when the meter-in or meter-out flow path begins to open becomes a pressure higher than necessary than the actuator starting resistance. The inconvenience of extra energy consumption occurs. In order to reduce this energy consumption, if the front / rear differential pressure when the pump discharge flow rate is high is set low, the front / rear differential pressure when the pump discharge flow rate is low will be insufficient, and the lever will be operated to the specified operating position. However, the actuator may not stand up.
[0057]
On the other hand, in the present invention, when the pump discharge flow rate is high, the opening area Ab of the bleed-off flow path is made larger than when the pump discharge flow rate is low (two-dot chain line L1 ′ in FIG. 12 (a)). Regardless of the flow rate, the relationship between the electric lever input Vin and the bleed-back differential pressure Pb is set in a predetermined relationship (curve C in FIG. 3C), while ensuring good actuator start-up. It becomes possible to prevent useless energy consumption.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, the present invention detects the discharge flow rate of the pump, and based on the discharge flow rate detected by the discharge flow rate detection means and the operation amount of the operation means, the operation amount of the operation means and the bleed-off throttle means The bleed-off throttling means is operated so that the relationship with the differential pressure before and after becomes a predetermined relationship. In addition to preventing inconvenience that the characteristics of the off pressure fluctuate greatly, it is possible to obtain a stable operation feeling and to set the above characteristics with a high degree of freedom.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a hydraulic circuit diagram showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a graph showing the relationship between the spool stroke of the directional flow control valve shown in FIG. 1 and the opening area of each flow path.
FIG. 3 is a block diagram showing a functional configuration of the controller shown in FIG. 1;
4A to 4E are graphs showing characteristics of parameters when a flow rate control pattern is selected in the controller. FIG.
FIGS. 5A to 5E are graphs showing characteristics of parameters when a pressure control pattern is selected in the controller.
6A to 6C are graphs showing characteristics of parameters when a composite control pattern is selected in the controller. FIG.
7A is a front view showing an example in which a bleed-off channel notch is provided in the spool of the directional flow control valve, and FIG. 7B is a relationship between the lever stroke and the spool stroke of the directional flow control valve. It is a graph which shows.
FIG. 8 is a hydraulic circuit diagram showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a hydraulic circuit diagram showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a hydraulic circuit diagram showing a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a hydraulic circuit diagram showing a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 12A is a graph showing the relationship between the electric lever input and the bleed-off flow path opening area set in the fifth embodiment, and FIG. 12B is the electric lever input obtained in the conventional apparatus and the actual state. (C) is a graph which shows the relationship between the electric lever input set in 5th Embodiment, and the bleed-off differential pressure before and after bleed-off.
[Explanation of symbols]
10 tanks
12 Hydraulic pump
14 Rotating motor
16 Engine (pump drive source)
18 Revolving body
20-way flow control valve
21,22 Pilot part
30 Pilot hydraulic power source
31, 32 Proportional pressure reducing valve
40 Solenoid proportional relief valve
44 Electric lever (operating means)
48 Engine speed sensor
50 controller (control means)
60 Bleed-off control valve
62 Shuttle valve (pilot pressure input means)
63 Pilot club
64 Remote control valve (operating means)
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