JP3528674B2 - 画像信号処理回路、電気光学装置、画像表示装置および画像信号供給方法 - Google Patents

画像信号処理回路、電気光学装置、画像表示装置および画像信号供給方法

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JP3528674B2
JP3528674B2 JP10973199A JP10973199A JP3528674B2 JP 3528674 B2 JP3528674 B2 JP 3528674B2 JP 10973199 A JP10973199 A JP 10973199A JP 10973199 A JP10973199 A JP 10973199A JP 3528674 B2 JP3528674 B2 JP 3528674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
等のトランジスタ駆動によるアクティブマトリクス駆動
方式を採用した電気光学装置を駆動するための画像信号
処理回路、およびそのような画像信号処理回路を有する
電気光学装置、画像表示装置および画像信号供給方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気光学装置の駆動回路は、表示パネル
の画像表示領域に配線されたデータ線や走査線へ画像信
号や走査信号を所定のタイミングで供給するためにデー
タ線駆動回路、走査線駆動回路、サンプリング回路等を
含んで構成されている。
【0003】このような駆動回路において、点順次駆動
方式を採用する場合には、1本の画像信号供給線と各デ
ータ線とを、各データ線に対応して設けられた複数のサ
ンプリングスイッチを介して各々接続して、データ線駆
動回路から各データ線に対応して順次供給されるサンプ
リング信号によって各サンプリングスイッチを制御し、
これにより、画像信号を各データ線に点順次で供給する
ように構成されている。
【0004】液晶装置等の電気光学装置におけるビデオ
転送周波数は、近時における表示画像の高品位化の要請
の下、益々高くなる傾向にある。このようにビデオ転送
周波数が高くなると、前述したサンプリングスイッチに
おけるサンプリング能力が不足したり、駆動回路を構成
する各薄膜トランジスタにおける遅延時間が表示画像の
品位に悪影響を及ぼすようになる。例えば、次のデータ
線に前のデータ線用の画像信号が書き込まれてゴースト
やクロストークが生ずるといった問題が発生する。しか
るに、これに対処するためにサンプリングスイッチや各
薄膜トランジスタの性能自体を高めるのでは、コストが
大幅に上昇してしまう。
【0005】このため、画像信号を予めシリアル−パラ
レル変換して複数のパラレルな画像信号に分けるシリア
ル−パラレル変換回路を駆動回路の前段に設け、電気光
学装置に設けられた複数の画像信号供給線上に供給する
ようにし、サンプリング回路においては複数の画像信号
を同時にサンプリングして、複数本(例えば、6本、1
2本、24本等)のデータ線に画像信号を同時に供給す
る技術が開発されている。この技術によれば、同時に駆
動するデータ線の本数Nに応じて、各サンプリングスイ
ッチがサンプリングする時間を、約N倍にできるため、
駆動回路の駆動周波数を実質的に1/N程度に下げるこ
とができる。すなわち、前述のようにサンプリングスイ
ッチや各薄膜トランジスタの性能自体を向上させる必要
はなく、ビデオ転送周波数の上昇に対処することが可能
となる。
【0006】例えば、1024ドット×768ドットの表示領
域を有するXGA方式では、ビデオ転送周波数が数十M
Hzと高いため、上述したシリアル−パラレル変換回路
を用いて、駆動周波数を実質的に低下させる処理が行わ
れることがある。さらに、1280ドット×1024ドットの表
示領域を有するSXGA方式では、ビデオ転送周波数が
略130MHzに上昇するため、電気光学装置に設ける
画像信号供給線の本数をXGA方式のものと比較して増
加させ、実質的にXGA方式の駆動周波数と同じ周波数
で電気光学装置を駆動させることが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ビデオ転送周
波数が130MHzになると、シリアル−パラレル変換
回路の動作周波数が高くなり、これを構成するICをX
GA方式と同一のプロセスを用いて製造することが困難
になる。
【0008】また、電気光学装置にあっては、画面表示
を左右上下に逆転させて表示させたい場合がある。この
ような場合には、各データ線と各走査線の走査順序を逆
にする必要があるので、シリアル−パラレル変換回路の
動作周波数を低減させる場合には、この点についても考
慮する必要がある。
【0009】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、第1の目的は、ビデオ転送周波数が高くなっ
ても低い動作周波数で動作させることができる画像処理
回路、これを用いた電気光学装置、画像表示装置および
画像信号供給方法を提供することにある。また、第2の
目的は、さらに画像の表示方向を逆転させることが可能
な画像処理回路、これを用いた電気光学装置、画像表示
装置および画像信号供給方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像処理回路は、N(但し、N=J×K、
J,Kは2以上の自然数)本の画像信号供給線に並列化
された画像信号を供給することにより、画像の表示方向
を変更可能な画像表示装置に用いられるものであって、
入力画像信号をJ倍に時間伸長しつつ並列化したJ系統
の画像信号を各々出力するとともに、前記制御信号が順
方向を指示する場合と逆方向を指示する場合とで、前記
J系統の画像信号の順序を逆転させる分配手段と、前記
J系統の画像信号に各々対応して設けられ、1系統の画
像信号をK倍に時間伸長しつつ並列化したK系統の画像
信号を各々出力するとともに、前記制御信号が順方向を
指示する場合と逆方向を指示する場合とで前記K系統の
画像信号の順序を逆転させるJ個の処理手段と、前記J
個の処理手段から出力されるJ×K個の画像信号を、対
応するドット順序に応じて前記N本の画像信号供給線に
各々供給する画像信号供給手段とを備えることを特徴と
する。
【0011】この発明によれば、分配手段によって入力
画像信号がシリアル−パラレル変換されて、J系統の画
像信号が生成される。また、J個の処理手段は、画像信
号をさらにシリアル−パラレル変換してK個の画像信号
を生成するものであるから、J個の処理手段を構成する
素子として動作速度の遅いものを用いることができる。
また、画像信号供給手段は、処理手段から各々出力され
るK個の画像信号を対応するドット順序に応じてN本の
画像信号供給線に各々供給するから、J系統で別々にシ
リアル−パラレル変換を行っても、最終的に表示される
画面において所定のドットに所定の画像表示が正しくな
されることになる。
【0012】本発明の画像処理回路は、2N(Nは2以
上の自然数)本の画像信号供給線に並列化された画像信
号を供給することにより、画像の表示方向を変更可能な
画像表示装置に用いられるものであって、入力画像信号
を2倍に時間伸長しつつ奇数ドットに対応する第1の画
像信号と偶数ドットに対応する第2の画像信号とに分け
て、第1および第2の出力端子から並列化した前記第1
の画像信号と前記第2の画像信号とを各々出力するとと
もに、前記制御信号が順方向を指示するか逆方向を指示
するかによって、前記第1の出力端子から出力する画像
信号と前記第2の出力端子から出力する画像信号とを入
れ替えて出力する分配手段と、前記第1の出力端子から
供給される画像信号をN倍に時間伸長しつつ、並列化し
たN個の画像信号をN個の出力端子から出力するととも
に、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向を指
示する場合とで前記N個の出力端子から出力する画像信
号の順序を逆転させる第1の処理手段と、前記第2の出
力端子から供給される画像信号をN倍に時間伸長しつ
つ、並列化したN個の画像信号をN個の出力端子から出
力するとともに、前記制御信号が順方向を指示する場合
と逆方向を指示する場合とで前記N個の出力端子から出
力する画像信号の順序を逆転させる第2の処理手段と、
前記第1の処理手段から出力されるN個の画像信号と前
記第2の処理手段から出力されるN個の画像信号とを、
対応するドット順序に応じて前記2N本の画像信号供給
線に各々供給する画像信号供給手段とを備えることを特
徴とする。
【0013】この発明によれば、分配手段によって入力
画像信号がシリアル−パラレル変換されて、第1の画像
信号と第2の画像信号が生成される。第1および第2の
処理手段は、第1または第2の画像信号をさらにシリア
ル−パラレル変換するものであるから、それらの動作周
波数は入力画像信号を2N系統にシリアル−パラレル変
換する場合と比較して1/2となる。したがって、第1
および第2の処理手段を構成する素子として動作速度の
遅いものを用いることができる。また、画像信号供給手
段は、第1および第2の処理手段から各々出力されるN
個の画像信号を対応するドット順序に応じて2N本の画
像信号供給線に各々供給するから、2系統で別々にシリ
アル−パラレル変換を行っても、最終的に表示される画
面において所定のドットに所定の画像表示が正しくなさ
れることになる。また、制御信号が逆方向を指示する
と、分配手段から出力される第1および第2の画像信号
が入れ替わり、かつ、第1および第2の処理手段から各
々出力されるN個の画像信号の順序が逆転することにな
る。したがって、制御信号が順方向を指示する場合に第
1番目の画像信号供給線に第1番目の画像信号を出力
し、第2番目の画像信号供給線に第2番目の画像信号を
出力し、以下同様に第2N番目の画像信号供給線に第2
N番目の画像信号を出力するものとすれば、制御信号が
逆方向を指示する場合に第1番目の画像信号供給線に第
2N番目の画像信号を出力し、第2番目の画像信号供給
線に第2N−1番目の画像信号を出力し、以下同様に第
2N番目の画像信号供給線に第1番目の画像信号を出力
することになる。このため、各画像信号供給線に供給す
る画像信号の順番を逆転させることができる。これによ
り、2系統に分けてシリアル−パラレル変換を行う場合
にデータ線の走査方向を逆転させても、所望の画像を正
しく表示させることができる。
【0014】また、本発明の画像処理回路において、前
記第1の画像信号と前記第2の画像信号とがデジタル信
号であるならば、前記第1の処理手段は、デジタル処理
によって、前記第1の出力端子から供給される1系統の
画像信号にシリアル−パラレル変換を施してN系統に並
列化されたデジタル画像信号を生成してN個の出力端子
から出力するとともに、前記制御信号が順方向を指示す
る場合と逆方向を指示する場合とで前記N個の出力端子
から出力するデジタル画像信号の順序を逆転させる第1
のシリアル−パラレル変換部と、N系統のデジタル画像
信号をデジタル信号からアナログ信号に変換するN個の
D/A変換部とを備え、 前記第2の処理手段は、デジ
タル処理によって、前記第2の出力端子から供給される
1系統の画像信号にシリアル−パラレル変換を施してN
系統に並列化されたデジタル画像信号を生成してN個の
出力端子から出力するとともに、前記制御信号が順方向
を指示する場合と逆方向を指示する場合とで前記N個の
出力端子から出力するデジタル画像信号の順序を逆転さ
せる第2のシリアル−パラレル変換部と、N系統のデジ
タル画像信号をデジタル信号からアナログ信号に変換す
るN個のD/A変換部とを備えるものであってもよい。
この構成によれば、デジタル処理によって、第1の画像
信号と第2画像信号がシリアル−パラレル変換される。
また、この場合には、制御信号が順方向を指示する場合
と逆方向を指示する場合とで、各画像信号供給線に供給
する画像信号の順番を逆転させることができる。これに
より、2系統に分けてシリアル−パラレル変換を行う場
合にデータ線の走査方向を逆転させても、所望の画像を
正しく表示させることができる。
【0015】また、本発明の画像処理回路において、前
記第1の画像信号と前記第2の画像信号とがデジタル信
号であるならば、N相のサンプリングパルスを発生する
とともに、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方
向を指示する場合とで前記N相のサンプリングパルスの
順番を逆転させるパルス発生部を備え、前記第1の処理
手段は、前記第1の出力端子から供給されるデジタル画
像信号をデジタル信号からアナログ信号に変換するD/
A変換部と、アナログ画像信号を前記N相のサンプリン
グパルスにしたがって各々サンプルホールドするN個の
サンプルホールド部とを備え、前記第2の処理手段は、
前記第2の出力端子から供給される画像信号をデジタル
信号からアナログ信号に変換するD/A変換部と、アナ
ログ画像信号を前記N相のサンプリングパルスにしたが
ってサンプルホールドするN個のサンプルホールド部と
を備える構成であってもよい。この構成によれば、アナ
ログ処理によって、第1の画像信号と第2画像信号はシ
リアル−パラレル変換されることになる。また、この場
合には、制御信号が順方向を指示する場合と逆方向を指
示する場合とで、各サンプルホールド部に供給されるサ
ンプリングパルスの位相が逆になるので、各画像信号供
給線に供給する画像信号の順番を逆転させることができ
る。これにより、2系統に分けてシリアル−パラレル変
換を行う場合にデータ線の走査方向を逆転させても、所
望の画像を正しく表示させることができる。
【0016】また、本発明の画像処理回路において、前
記第1の画像信号と前記第2の画像信号とがデジタル信
号であるならば、m(但し、N=n×m、n,mは2以
上の自然数)相のサンプリングパルスを発生するととも
に、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向を指
示する場合とで前記m相のサンプリングパルスの順番を
逆転させるパルス発生部を備え、前記第1の処理手段
は、デジタル処理によって、前記第1の出力端子から供
給される1系統の画像信号にシリアル−パラレル変換を
施してn系統に並列化されたデジタル画像信号を生成し
てn個の出力端子から出力するとともに、前記制御信号
が順方向を指示する場合と逆方向を指示する場合とで前
記n個の出力端子から出力するデジタル画像信号の順序
を逆転させる第1のシリアル−パラレル変換部と、n系
統のデジタル画像信号をデジタル信号からアナログ信号
に変換するn個のD/A変換部と、アナログ画像信号を
前記m相のサンプリングパルスにしたがって各々サンプ
ルホールドするm個のサンプルホールド部とを備え、前
記第2の処理手段は、デジタル処理によって、前記第2
の出力端子から供給される1系統の画像信号にシリアル
−パラレル変換を施してn系統に並列化されたデジタル
画像信号を生成してn個の出力端子から出力するととも
に、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向を指
示する場合とで前記n個の出力端子から出力するデジタ
ル画像信号の順序を逆転させる第2のシリアル−パラレ
ル変換部と、n系統のデジタル画像信号をデジタル信号
からアナログ信号に変換するn個のD/A変換部と、ア
ナログ画像信号を前記m相のサンプリングパルスにした
がって各々サンプルホールドするm個のサンプルホール
ド部とを備えるものであってもよい。この構成によれ
ば、第1の画像信号と第2の画像信号とは、デジタル処
理によってn系統に並列化され、さらにアナログ処理に
よってm系統に並列化されることになる。この場合に
は、n、mを適宜設定することによって、デジタル処理
の負担とアナログ処理の負担を割り振ることができるの
で、画像処理回路を構成する際の自由度を格段に拡げる
ことができる。また、制御信号が順方向を指示する場合
と逆方向を指示する場合とで、各段階における画像信号
の順番が逆転するので、各画像信号供給線に供給する画
像信号の順番を逆転させることができる。これにより、
2系統に分けてシリアル−パラレル変換を行う場合にデ
ータ線の走査方向を逆転させても、所望の画像を正しく
表示させることができる。
【0017】次に、本発明の電気光学装置は、一対の基
板間に電気光学物質が挟持されてなり、前記一対の基板
の一方の基板上に相交差する複数のデータ線および複数
の走査線を備え、N(但し、N=J×K、J,Kは2以
上の自然数)本の画像信号供給線と前記複数のデータ線
とをスイッチング素子を介して各々接続し、前記データ
線の走査方向を指示する制御信号に基づいて前記スイッ
チング素子のオン・オフを制御して、隣接するN本のデ
ータ線毎に並列化された画像信号を供給することによ
り、画像の表示方向を変更するものであって、上述した
記載の画像処理回路と、前記スイッチング素子のオン・
オフを制御するサンプリング信号を隣接するN本のデー
タ線から構成される各データ線群単位で生成して、各ス
イッチング素子にサンプリング信号を順次供給するとと
もに、前記制御信号が順方向を指示するか逆方向を指示
するかによって、前記各データ線群に順次供給するサン
プリング信号の順番を逆転させるデータ線駆動回路とを
備えることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、制御信号が順方向を指
示するか逆方向を指示するかによって、各データ線群に
順次供給されるサンプリング信号の順番を逆転すること
になるので、例えば、順方向の場合に左端のデータ線群
から右端のデータ線群にサンプリング信号を順次供給す
ることにより左から右へデータ線を走査するものとすれ
ば、逆方向の場合には右から左へデータ線を走査するこ
とができる。この結果、左右が反転した画像を表示させ
ることが可能となる。
【0019】次に、本発明の画像表示装置は、入力画像
信号に応じた画像を表示するものであって、上述した電
気光学装置と、画像の表示方向を指示する前記制御信号
を生成する制御信号生成手段とを備えたことを特徴とす
る。この画像表示装置としては、例えば、投射型プロジ
ェクタやビデオカメラ等が該当する。
【0020】次に、本発明の画像信号供給方法にあって
は、N(但し、N=J×K、J,Kは2以上の自然数)
本の画像信号供給線に並列化された画像信号を供給する
ことにより、画像の表示方向を変更可能な画像表示装置
に用いられることを前提とし、入力画像信号をJ倍に時
間伸長しつつ並列化したJ系統の画像信号を生成すると
ともに、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向
を指示する場合とで、J個の処理系統に分配するJ個の
画像信号の順序を逆転させる第1のステップと、前記各
処理系統では、供給される画像信号をK倍に時間伸長し
つつ並列化したK個の画像信号を生成するとともに、前
記制御信号が順方向を指示するか逆方向を指示するかに
よって、各K個の画像信号の順番を逆転させる第2のス
テップと、前記各処理系統から出力されるJ×K個の画
像信号を対応するドット順序に応じて前記N本の画像信
号供給線に各々供給する第3のステップとを備えること
を特徴とする。この発明によれば、処理系統の動作周波
数を低減させることができ、しかも、J系統で別々にシ
リアル−パラレル変換を行っても、最終的に表示される
画面において所定のドットに所定の画像を正しく表示を
させることができる。
【0021】また、本発明の画像信号供給方法にあって
は、2N(Nは2以上の自然数)本の画像信号供給線に
並列化された画像信号を供給することにより、画像の表
示方向を変更可能な画像表示装置に用いられ、2N本の
画像信号供給線に並列化された2N個の画像信号を供給
することを前提とし、入力画像信号を2倍に時間伸長し
つつ奇数ドットに対応する第1の画像信号と偶数ドット
に対応する第2の画像信号とに分離し、前記制御信号が
順方向を指示する場合には、前記第1の画像信号を第1
の処理系統に出力するとともに前記第2の画像信号を第
2の処理系統に出力し、前記制御信号が逆方向を指示す
る場合には、前記第2の画像信号を第1の処理系統に出
力するとともに前記第1の画像信号を第2の処理系統に
出力する第1のステップと、前記第1の処理系統では、
供給される画像信号をN倍に時間伸長しつつ並列化した
N個の画像信号を生成し、前記第2の処理系統では前記
供給される画像信号をN倍に時間伸長しつつ並列化した
N個の画像信号を生成するとともに、前記制御信号が順
方向を指示するか逆方向を指示するかによって、各N個
の画像信号の順番を逆転させる第2のステップと、前記
第1の処理系統から出力されるN個の画像信号と前記第
2の処理系統から出力されるN個の画像信号とを対応す
るドット順序に応じて前記2N本の画像信号供給線に各
々供給する第3のステップとを備えることを特徴とす
る。この発明によれば、第1および第2の処理系統の動
作周波数を低減させることができ、しかも、2系統で別
々にシリアル−パラレル変換を行っても、最終的に表示
される画面において所定のドットに所定の画像を正しく
表示をさせることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】<1.第1の実施形態>まず、本発明に係
る画像処理回路を用いた液晶表示装置を第1実施形態と
して説明する。
【0024】図1は、この液晶表示装置の全体構成を示
すブロック図である。この図に示すように液晶表示装置
は、画像処理部100Aと液晶パネル200とから大略
構成されている。
【0025】<1−1:液晶パネル>次に、液晶パネル
200の構成について説明する。液晶パネル200は、
例えば石英基板、ハードガラス等からなる薄膜トランジ
スタアレイ基板1を備えている。そして、当該薄膜トラ
ンジスタアレイ基板1上には、複数の画素部がマトリク
ス状に設けられており、この画素アレイにはX方向に複
数配列され各々Y方向に伸びるデータ線35(ソース電
極線)と、Y方向に複数配列され各々がX方向に伸びる
走査線31(ゲート電極線)が配置される。
【0026】また、各画素部は、各データ線35と各走
査線31との交点に対応して設けられ、データ線35と
走査線31に接続された薄膜トランジスタ30と、薄膜
トランジスタ30に接続された画素電極11と蓄積容量
12とからなる。ここで、データ線35は、隣接する2
4本毎にデータ線群を構成している。なお、後述するよ
うにデータ線群を単位として、画像信号が各データ線3
5へ同時に供給されるようになっている。
【0027】また、薄膜トランジスタ30はデータ線3
5と画素電極11との間に接続され、導通した期間にデ
ータ線35に供給された画像信号を画素電極11および
蓄積容量12に印加する。このとき、薄膜トランジスタ
30の導通状態又は非導通状態は、このゲート電極が接
続された走査線31を介して供給される走査信号に応じ
て各々制御される。
【0028】さらに、薄膜トランジスタアレイ基板1上
には、画素電極11に印加した電圧を長く保持する蓄積
容量12のための配線である容量線31’(蓄積容量用
電極)が走査線31に対して平行に形成され、画素電極
11と容量線31’との間に上記蓄積容量12が形成さ
れる。
【0029】加えて、薄膜トランジスタアレイ基板1上
には、画像信号をサンプリングして複数のデータ線35
に各々供給するサンプリング回路210と、データ線駆
動回路220と、走査線駆動回路230とが、Pチャネ
ル薄膜トランジスタとNチャネル薄膜トランジスタを回
路素子として形成されている。
【0030】次に、サンプリング回路210は、後述す
るシリアル−パラレル変換回路によってパラレル形式に
変換された24個の画像信号V1〜V24を各データ線
35に所定のタイミングで走査信号と同期して供給する
ために、当該画像信号V1〜V24をサンプリングする
回路である。サンプリング回路210は、アナログスイ
ッチを構成するサンプリング用薄膜トランジスタ211
を各データ線35毎に備えている。この薄膜トランジス
タ211のソース電極には画像信号供給線L1〜L24
を介して各各画像信号V1〜V24が入力され、ゲート
電極にはサンプリング信号線216が接続され、ドレイ
ン電極にはデータ線35が接続されている。
【0031】次に、データ線駆動回路220は、いわゆ
る双方向シフトレジスタを有している。当該シフトレジ
スタは、電源電圧とクロック信号に含まれるXシフトク
ロックやXシフトスタートパルス、および制御信号に基
づいて、所定パルス幅及び所定タイミングのサンプリン
グ信号S1,S2,…Snを生成し、これをサンプリング
回路210のサンプリング信号線216に順次出力す
る。また、双方向シフトレジスタは、制御信号に含まれ
る転送方向制御信号Cに従って転送方向を逆転させるこ
とが可能となっている。したがって、データ線駆動回路
220は、転送方向を順方向または逆方向に固定するこ
とにより、左端のサンプリング信号線216から右端の
サンプリング信号線216にサンプリング信号S1,S
2,…Snを順次供給することも、右端のサンプリング
信号線216から左端のサンプリング信号線216にサ
ンプリング信号S1,S2,…Snを順次供給することも
可能である。
【0032】次に、走査線駆動回路230は、データ線
駆動回路220と同様に双方向シフトレジスタを有して
おり、電源電圧、クロック信号に含まれるYシフトクロ
ックやYシフトスタートパルス、および制御信号に基づ
いて、この双方向シフトレジスタから所定パルス幅およ
び所定タイミングの走査信号を生成し、走査信号を走査
線31に線順次で印加するように構成されている。
【0033】この場合、当該シフトレジスタは垂直走査
期間毎に供給されるYシフトスタートパルスを受けてシ
フトを開始し、水平走査期間毎に供給されるYシフトク
ロックに同期してシフト動作することにより、そのシフ
トに応じて走査信号を水平走査期間毎に順次生成する。
【0034】これにより、各画素部では、走査信号が印
加された走査線31にゲート電極が接続された薄膜トラ
ンジスタ30は導通状態となり、走査信号が印加されな
い走査線31にゲート電極が接続された薄膜トランジス
タ30は非道通状態になる。
【0035】ここで、走査線駆動回路230は、制御信
号に含まれる転送方向制御信号Cに従って上記双方向シ
フトレジスタの転送方向を順方向又は逆方向に固定する
ことにより、複数の走査線31に対して、上から下の順
序で走査信号を順次供給することも、下から上の順序で
走査信号を順次供給することも可能に構成されている。
【0036】こうような構成において、サンプリング信
号線216を介してデータ線駆動回路220からサンプ
リング信号S1,S2,…Snがサンプリング回路210
に供給されると、サンプリング回路210は画像信号V
1〜V24を同時にサンプリングして、各データ線群を
構成する24本の隣接するデータ線35に画像信号V1
〜V24を同時に印加する。これをサンプリング信号S
1,S2,…Sn毎に順次行い、水平走査期間内に各画像
信号V1〜V24のサンプリングをデータ線群毎に順次
実施する。
【0037】すなわち、データ線駆動回路220とサン
プリング回路210とは、24の並列信号に相展開され
て入力された画像信号V1〜V24をデータ線35に同
時に供給する。
【0038】<1−2:画像処理部>次に、画像処理部
100Aについて説明する。図2は、画像処理部100
Aの構成を示すブロック図である。図に示すように画像
処理部は、分配器101、第1および第2のスイッチ1
02,103、第1および第2のシリアル−パラレル変
換回路104,105、24個のD/A変換器106、
および24個のアンプ107から大略構成されている。
なお、図2に示す信号名おいて、[ ]に囲まれた符号
は、転送方向制御信号Cが順方向を指示する「1」であ
る場合のものであり、[ ]に囲まれていない符号は、転
送方向制御信号Cが逆方向を指示する「0」である場合
のものである。
【0039】<1−2−1:分配器、第1および第2の
スイッチ>まず、分配器101は、分周クロックに同期
して入力画像データDを奇数ドットに対応する第1画像
データDOと偶数ドットに対応する第2画像データDE
に振り分けるように構成されている。ここで分周クロッ
クは、入力画像データDのサンプリング周期の2倍の周
期を有しており、入力画像データDのサンプリングクロ
ックを1/2分周して生成される。
【0040】この分配器101は、例えば、分周クロッ
クの立上エッジで入力画像データDをラッチして第1画
像データDOを出力する第1のラッチ回路と、分周クロ
ックの立下エッジで入力画像データDをラッチして第2
画像データDEを出力する第2のラッチ回路とを備える
(図示せず)。この分配器101によって、入力画像デ
ータDは2分配されるので、後段の構成部分をサンプリ
ング周波数(ビデオ転送周波数)の1/2で動作させる
ことが可能となる。
【0041】次に、第1および第2のスイッチ102,
103には、第1および第2画像データDO,DEが供
給されており、転送方向制御信号Cに基づいてこれらを
選択して出力する。ここで、転送方向制御信号Cが順方
向を示すならば(この例では、C=0)、第1スイッチ
102は、第1画像データDOを選択しこれを第1のシ
リアル−パラレル変換回路104に出力し、一方、第2
スイッチ103は、第2画像データDEを選択しこれを
第2のシリアル−パラレル変換回路105に出力する。
また、逆に、転送方向制御信号Cが逆方向を示すならば
(この例では、C=1)、第1スイッチ102は、第2
画像データDEを選択しこれを第1のシリアル−パラレ
ル変換回路104に出力し、一方、第2スイッチ103
は、第1画像データDOを選択しこれを第2のシリアル
−パラレル変換回路105に出力する。
【0042】<1−2−2:第1および第2のシリアル
−パラレル変換回路>第1のシリアル−パラレル変換回
路104は、入力端子が第1のスイッチ102に接続さ
れる点を除いて、入力端子が第2のスイッチ103に接
続される第2のシリアル−パラレル変換回路105と、
同一の構成であるので、ここでは第1のシリアル−パラ
レル変換回路104について説明する。
【0043】第1のシリアル−パラレル変換回路104
は、1つの入力端子と12個の出力端子OUT1〜OUT12と
を備えており、シリアルに入力される第1または第2画
像データDO,DEを、12倍に時間伸長するととも
に、位相の揃った12個のパラレルなデータに変換す
る。また、転送方向制御信号Cが順方向を指示する場合
には、先に入力されたデータから順に出力端子OUT1,OUT
2,…OUT12に出力し、一方、転送方向制御信号Cが逆方
向を指示する場合には後に入力されたデータから順に出
力端子OUT1,OUT2,…OUT12に出力する。
【0044】ここで、第1のシリアル−パラレル変換回
路104の動作を図3、4を参照して説明する。図3
は、転送方向制御信号Cが順方向を指示する場合におけ
る第1のシリアル−パラレル変換回路のタイミングチャ
ートであり、図4は転送方向制御信号Cが逆方向を指示
する場合における第1のシリアル−パラレル変換回路の
タイミングチャートである。
【0045】入力画像データDをサンプリング順にD
1,D2,…と表すとき、奇数ドットに対応する第1の画
像データDOはD1,D3,D5,…となり、偶数ドット
に対応する第2の画像データDEはD2,D4,D6,…
となる。ここで、転送方向制御信号Cが順方向を指示す
る場合には(図3参照)、第1の画像データDOが入力
端子に供給されるので、第1のシリアル−パラレル変換
回路104は、第1の画像データD1,D3,D5…を順
次ラッチすることによって、時間軸を12倍に伸長した
内部データiD1〜iD12を内部的に生成する。この
後、第1のシリアル−パラレル変換回路104は、内部
データiD1〜iD12をさらにラッチすることによっ
て、位相の揃ったデータを出力端子OUT1〜OUT12から出
力する。
【0046】この場合、期間T1にあっては出力端子OU
T1〜OUT12からD1,D3,…D23が同時に出力され、
期間T2にあっては出力端子OUT1〜OUT12からD25,D
27,…D47が同時に出力され、期間T3,T4…にあ
っても、期間T1,T2と同様にパラレルに変換された
12個のデータが出力される。ここで、j=1,2,…1
2、k=0,1,…としたとき、DOjをDOj=Dn(n
は入力画像データDの添字)、n=2j−1+24kと
定義すれば、出力端子OUT1,OUT2,…OUT12から出力され
るデータは、図2、3に示すようにDO1,DO2,…D
O12となる。
【0047】一方、転送方向制御信号Cが逆方向を指示
する場合には、第2の画像データDEが入力端子に供給
されるので、第1のシリアル−パラレル変換回路104
は、図4に示すように第2の画像データD2,D4,D6
…の時間軸を12倍に伸長した内部データiD1〜iD
12を生成し、最終的には内部データiD1〜iD12
の位相を揃えて出力端子OUT1〜OUT12から出力する。但
し、転送方向制御信号Cが順方向を指示する場合には、
出力端子OUT1,OUT2,…OUT12から内部データiD1,iD
2,…iD12の対応するデータが出力されるのに対し
て、転送方向制御信号Cが逆方向を指示する場合には、
内部データiD12,iD11,…iD1に対応するデー
タが出力される。
【0048】すなわち、この場合には、期間T1におい
て出力端子OUT1〜OUT12からD24,D22,…D2が同
時に出力され、期間T2において出力端子OUT1〜OUT12
からD48,D46,…D26が同時に出力され、また、
期間T3,T4…にあっても、期間T1,T2と同様にパ
ラレルに変換された12個のデータが出力される。ここ
で、DEjをDEj=Dm(mは入力画像データDの添
字)、m=2j+24k(j=1,2,…12、k=0,1,…)と定
義すれば、出力端子OUT1,OUT2,…OUT12から出力される
データは、図2、4に示すようにDE12,DE11,…
DE1となる。
【0049】なお、第2のシリアル−パラレル変換回路
105は、上述したように第1のシリアル−パラレル変
換回路104と同様に構成されており、入力データが第
1のシリアル−パラレル変換回路105と相違している
だけである。このため、図2に示すように、転送方向制
御信号Cが順方向を指示する場合にはその出力端子OUT
1,OUT2,…OUT12からDE1,DE2,…DE12が出力さ
れ、転送方向制御信号Cが逆方向を指示する場合にはD
O12,DO11,…DO1が出力される。
【0050】<1−2−3:D/A変換器およびアンプ
>次に、図2に示すように各D/A変換器106A〜106L,1
06M〜106Xは、第1および第2のシリアル−パラレル変
換回路104,105の出力端子OUT1〜OUT12に各々接続
されており、デジタル信号をアナログ信号に変換する。
また、アンプ107A〜107Xは、D/A変換器106A〜106Xの
後段に設けられており、D/A変換器106A〜106Xを介し
て得られた画像信号を所定のレベルまで各々増幅して、
画像信号V1〜V24として、上述した液晶パネル20
0に出力する。
【0051】本実施形態では、分配器101によって入
力画像データDを2分配したので、第1および第2のシ
リアル−パラレル変換回路104,105によって、奇
数ドットに対応する第1の画像データDOと偶数ドット
に対応する第2の画像データDEとが各々シリアル−パ
ラレル変換される。したがって、転送方向制御信号Cが
順方向を指示する場合には、アンプ107A〜107Lの出力信
号は奇数ドットに対応するものとなり、一方、アンプ10
7M〜107Xの出力信号は偶数ドットに対応するものとな
る。このため、アンプ107A〜107Xの出力信号を画像信号
供給線L1〜L24へ供給する際には、奇数ドットと偶
数ドットの順序を考慮する必要がある。そこで、107A→
L1、107M→L2、107B→L3、107N→L4…といった
ように2つの処理系統によって得られた処理結果を交互
に画像信号供給線L1〜L24へ供給するようにしてい
る。
【0052】また、DO1〜DO12に対応するアンプ
107A〜106Xの出力信号をAO1〜AO12、DE1〜D
E12に対応するアンプ107A〜106Xの出力信号をAE1
〜AE12で表すものとすれば、転送方向制御信号Cが
順方向の場合にあっては、V1,V3,…V23は各々A
O1,AO2,…AO12となり、V2,V4,…V24は
各々AE1,AE2,…AE12となる。一方、転送方向
制御信号Cが逆方向の場合にあっては、V1,V3,…V
23は各々AE12,AE11,…AE1となり、V2,
V4,…V24は各々AO12,AO11,…AO1とな
る。
【0053】<1−3:液晶表示装置の全体動作>次
に、液晶表示装置の全体動作を図面を参照しつつ説明す
る。図5は、転送方向制御信号Cが順方向を指示する場
合における液晶表示装置の動作を示す概念図であり、図
6は転送方向制御信号Cが逆方向を指示する場合におけ
る液晶表示装置の動作を示す概念図である。なお、この
例の液晶パネル200はX方向に1272ドットの画素
部を有するものとし、図5,6には第1番目の走査線を
構成する画素部にP1〜P1272の符号を付して図示
するものとする。また、入力画像データDを構成する各
データの符号D1,D2,…D1272を、これらに各々
対応するシリアル−パラレル変換以降の信号にも便宜的
に用いることにする。
【0054】まず、転送方向制御信号Cが順方向を指示
する場合を考える(図2,5参照)。入力画像データD
が画像処理部100Aに供給されると、分配器101と
第1および第2のスイッチ102,103によって、入
力画像データDが第1の画像データDOと第2の画像デ
ータDEに振り分けられ、この後、第1および第2の画
像データDO,DEが第1および第2のシリアル−パラ
レル変換回路104,105に各々供給される。これに
より、第1および第2のシリアル−パラレル変換回路1
04,105の動作周波数を、入力画像データDを直接
シリアル−パラレル変換する場合と比較して1/2に低
減することが可能となる。
【0055】この後、第1および第2のシリアル−パラ
レル変換回路104,105は、第1および第2の画像
データDO,DEを各々12系統のパラレルデータに変
換する。これにより、入力画像データDの1サンプル周
期が24倍に時間伸長されたパラレルデータが得られる
ことになる。例えば、期間T1において、第1のシリア
ル−パラレル変換回路104は並列化されたD1,D2,
…D23を出力し、第2のシリアル−パラレル変換回路
105は並列化されたD2,D4,…D24を出力する。
【0056】次に、並列化された各データはD/A変換
され、所定のレベルに増幅される。この後、2つの処理
系統で生成された各画像信号は、対応する画像信号供給
線L1〜L24に各々供給される。例えば、期間T1に
おいて並列化されたD1,D2,…D23とD2,D4,…
D24は、D1→L1、D2→L2、…D24→L24
といったように供給される。すなわち、各画像信号を画
像信号供給線L1〜L24に供給する段階で、2つの処
理系統の処理結果が合成されることになる。
【0057】次に、画像信号供給線L1〜L24に供給
された各画像信号はサンプリング回路210によってサ
ンプリングされる。この場合のサンプリングは、隣接す
る24本のデータ線群毎に行われる。また、この例で
は、転送方向制御信号Cが順方向を示しているので、左
端のサンプリング信号線から右端のサンプリング信号線
にサンプリング信号を順次供給する。したがって、サン
プリング信号S1,S2,…S53は、その位相がS1→
S2→…S53の順に進んでいく。このため、期間T1
にあっては画素部P1〜P24に画像信号(D1〜D2
4)が供給され、期間T2にあっては画素部P25〜P
48に画像信号(D24〜D48)が供給され、以後こ
れを繰り返し、期間T53にあっては画素部P1248
〜P1272に画像信号(D1248〜D1272)が
供給される。
【0058】したがって、各画素部P1〜P1272の
走査方向は、図中矢印Xで示す順方向となる。
【0059】次に、転送方向制御信号Cが逆方向を指示
する場合を考える(図2,6参照)。この場合には、上
述した順方向の場合とは逆に、第2の画像データDEが
第1のシリアル−パラレル変換回路104に供給され、
第1の画像データDOが第2のシリアル−パラレル変換
回路105に供給される。この後、第1および第2のシ
リアル−パラレル変換回路104,105は、第2およ
び第1の画像データDE,DOを各々12系統のパラレ
ルデータに変換する。この際、各変換回路は、それらの
出力端子OUT1〜OUT12から出力するデータの順序を、順
方向の場合と逆転する。これにより、画像信号供給線L
1〜L24に供給する画像信号の順序を順方向の場合と
逆転することができる。
【0060】すなわち、順方向の場合にはL1にD1、
L2にD2、…L24にD24といったように画像信号
を供給していたものを、逆方向の場合にはL1にD2
4、L2にD23、…L24にD1といったように画像
信号を供給する。ここで、各画像信号供給線L1〜L2
4に供給された画像信号は、サンプリング回路210を
介して各データ線群に順次供給されるが、上述したよう
に順方向と逆方向とで、各画像信号供給線L1〜L24
に供給される画像信号を逆転したので、あるデータ線群
に各々接続される各画素部に供給する画像信号の順番を
転送方向に応じて逆転することが可能となる。
【0061】次に、この例では、転送方向制御信号Cが
逆方向を示しているので、データ線駆動回路220は右
端のサンプリング信号線216から左端のサンプリング
信号線216へサンプリング信号S1〜S53を順次供
給する。したがって、サンプリング信号S1,S2,…S
53は、その位相がS53→S52→…S1の順に進ん
でいく。このため、期間T1にあっては第53のデータ
線群を構成する画素部P1272〜P1249に画像信
号(D1〜D24)が供給され、期間T2にあっては画
素部P1248〜P1225に画像信号(D25〜D4
8)が供給され、以後これを繰り返し、期間T53にあ
っては画素部P24〜P1に画像信号(D1249〜D
1272)が供給される。
【0062】したがって、各画素部P1〜P1272の
走査方向は、図中矢印Yで示すように逆方向となる。
【0063】<1−4:第1実施形態の効果>以上説明
したように本実施形態によれば、入力画像データDを分
配器110によって、奇数ドットに対応する第1の画像
データDOと偶数ドットに対応する第22の画像データ
DEとに分離し、各々についてシリアル−パラレル変換
を行うようにしたので、第1および第2のシリアル−パ
ラレル変換回路104,105の動作周波数を1/2に
低下させることができる。
【0064】また、第1および第2のシリアル−パラレ
ル変換回路104,105といった2つの処理系統で各
々並列化された各データは、D/A変換器106A〜106Xお
よびアンプ107A〜107Xを介して画像信号供給線L1〜L
24に供給する際に合成されるが、本実施形態によれ
ば、画像信号は2つの処理系統に供給される第1の画像
データDOと第2の画像データDEとの種別、すなわ
ち、奇数ドットと偶数ドットとの順序を考慮して合成す
るので、2つの処理系統を用いても、正しい順序で画像
信号を表示することができる。
【0065】また、転送方向が逆方向の場合には、順方
向の場合とは逆に、奇数番目の画素部に偶数ドットの画
像信号を、偶数番目の画素部に奇数ドットの画像信号を
供給する必要があるが、第1および第2のスイッチ10
2,103は、転送方向制御信号Cに基づいて、第1ま
たは第2の画像データDO,DEを出力する処理系統を
切り換えるので、そのような制御が可能である。さら
に、転送方向が逆方向の場合には、第1および第2のシ
リアル−パラレル変換回路104,105は、各出力端
子OUT1〜OUT12から並列化された各データを出力する
が、転送方向制御信号Cに基づいてデータ出力順序を切
り換えるので、各データ線群を構成するデータ線に供給
する画像信号の順序を、転送方向に応じて逆転させるこ
とが可能である。くわえて、データ線駆動回路は、転送
方向制御信号Cに基づいてサンプリング信号の供給順序
を切り換えるので、順方向の場合には第1のデータ線群
から昇順に画像信号を画素部に供給し、逆方向の場合に
は第53のデータ線群から降順に画像信号を画素部に供
給することができる。この結果、シリアル−パラレル変
換の動作周波数を低減するために2つの処理系統を用い
るものであっても、画像表示の方向を逆転させることが
できる。
【0066】<2.第2実施形態>次に、第2実施形態
に係る液晶表示装置を説明する。この液晶表示装置は、
上述した画像処理部100Aの替わりに画像処理部10
0Bを用いる点を除いて、第1実施形態の液晶表示装置
と同様に構成されている。
【0067】<2−1:画像処理部100Bの構成>図
7は、画像処理部100Bの構成を示すブロック図であ
る。なお、図7に示す信号名おいて、[ ]に囲まれた符
号は、転送方向制御信号Cが順方向を指示する「1」で
ある場合のものであり、[ ]に囲まれていない符号は、
転送方向制御信号Cが逆方向を指示する「0」である場
合のものである。
【0068】画像処理部100Bが図2に示す画像処理
部100Aと相違するのは、第1および第2のシリアル
−パラレル変換回路104,105の替わりにサンプル
ホールド回路108A〜108Xを用いてシリアル−パラレル変
換を行う点、第1のスイッチ102の後段にD/A変換
器106aとアンプ107aを設けた点、第2のスイッ
チ103の後段にD/A変換器106bとアンプ107
bを設けた点、およびトリガパルス発生回路TPGを設
けた点である。すなわち、第1実施形態の画像処理部1
00Aがデジタル処理によって、シリアル−パラレル変
換を行うのに対し、第2実施形態の画像処理部100B
はアナログ処理によってシリアル−パラレル変換を行う
ように構成されている。
【0069】より具体的には、アンプ107aの出力端
子はサンプルホールド回路108A〜108Lの各入力端子に接
続されており、アンプ107bの出力端子はサンプルホ
ールド回路108M〜108Xの各入力端子に各々接続されてい
る。アンプ107aの出力信号は、図に示すように第1
のスイッチ102から出力される画像データに対応する
ものであるから、転送方向制御信号Cが順方向を指示す
る場合には時間軸を2倍に伸長した奇数ドットの画像信
号に対応し、転送方向制御信号Cが逆方向を指示する場
合には時間軸を2倍に伸長した偶数ドットの画像信号に
対応する。一方、アンプ107bの出力信号は、転送方
向制御信号が順方向を指示する場合には偶数ドットの画
像信号に対応しており、転送方向制御信号が逆方向を指
示する場合には奇数ドットの画像信号に対応するものと
なる。なお、以下の説明では、アンプ107aの出力信
号を第1のアンプ出力信号AS、アンプ107bの出力
信号を第2のアンプ出力信号BSと呼ぶことにする。
【0070】次に、トリガパルス発生回路TPGは、1
2相のサンプリングパルスSP1,SP2,…SP12と
ラッチパルスLPを発生する。サンプリングパルスSP
1〜SP12は転送方向制御信号Cに基づいてサンプル
ホールド回路108A〜108L,108M〜108Xに各々供給され、
また、ラッチパルスLPは全てのサンプルホールド回路
108A〜108Xに供給されるようになっている。
【0071】ここで、サンプリングパルスSP1,SP
2,…SP12およびラッチパルスLPのパルス位相
は、SP1→SP2→…SP12→LPの順に進むよう
になっている。また、転送方向制御信号Cが順方向を指
示する場合には、SP1が108A,108Mに、SP2が108B,
108Nに、…SP12が108L,108Xに供給され、転送方向
制御信号Cが逆方向を指示する場合には、順方向の場合
と逆に、SP1が108L,108Xに、SP2が108K,108Wに、
…SP12が108A,108Mに供給されるようになってい
る。なお、サンプリングパルスSP1〜SP12および
ラッチパルスLPは、入力画像データDと同期してお
り、それらの周波数は入力画像データDのサンプリング
周波数の1/24に設定してある。
【0072】次に、サンプルホールド回路108A〜108L,1
08M〜108Xは、内部的に2段階のサンプルホールドを行
うように構成されており、バッファアンプ、アナログス
イッチ、およびホールドコンデンサ等を備えるものであ
る。まず、第1段階では、第1および第2のアンプ出力
信号AS,BSを、各サンプリングパルスSP1,SP
2,…SP12に基づいてサンプルホールドする。これ
によって、第1および第2のアンプ出力信号AS,BS
の時間軸が24倍に伸長される。しかしながら、各サン
プリングパルスSP1〜SP12の位相は異なっている
ので、第1段階が終了した時点では時間伸長された画像
信号の位相は揃っていない。次に、第2段階では、サン
プルホールドされた画像信号をラッチパルスLPによっ
て再度サンプルホールドする。上述したようにラッチパ
ルスLPは各サンプルホールド回路108A〜108Xに共通で
あるから、それらの出力信号の位相を揃えることができ
る。
【0073】また、サンプルホールド回路108A,108B,…
108Lの出力信号は、画像信号V1,V3,…V23として
液晶パネル200の画像信号供給線L1,L3,…L23
に各々供給され、サンプルホールド回路108M,108N,…10
8Xの出力信号は、画像信号V2,V4,…V24として液
晶パネル200の画像信号供給線L2,L4,…L24に
各々供給される構成となっている。
【0074】<2−2:画像処理部100Bの動作>次
に、画像処理部100Bのシリアル−パラレル変換動作
を図8、9を参照して説明する。なお、サンプルホール
ド回路108A〜108Lと108M〜108Xとは、入力信号が第1の
アンプ出力信号ASであるか、あるいは第2のアンプ出
力信号BSであるかしか相違がないので、ここでは、10
8M〜108Xの説明は省略しサンプルホールド回路108A〜10
8Lについて説明する。図8は転送方向制御信号Cが順方
向を指示する場合におけるサンプルホールド回路108A〜
108Lのタイミングチャートであり、図9は転送方向制御
信号Cが逆方向を指示する場合におけるサンプルホール
ド回路108A〜108Lのタイミングチャートである。
【0075】まず、転送方向制御信号Cが順方向を指示
する場合には(図8参照)、第1の画像データDOに対
応する画像信号が第1のアンプ出力信号ASとしてアン
プ107aから出力される。ここで、入力画像データD
を構成する各データD1,D2,…に対応するアンプ出力
信号をA1,A2,…と表すものとすれば、第1のアンプ
出力信号ASは、図に示すようにA1,A3,…となる。
【0076】サンプルホールド回路108A,108B,…108L
は、第1のアンプ出力信号ASを図に示すサンプリング
パルスSP1,SP2,…SP12によって内部的にサン
プリングする。サンプルホールド回路108A,108B,…108L
における第1段階のサンプルホールドによって得られる
画像信号をSH1,SH2,…SH12で表すものとすれば、これら
の画像信号は、図に示すようになる。すなわち、第1段
階のサンプルホールドによって、12倍に時間軸が伸長
され、位相がずれた画像信号SH1,SH2,…SH12が得られ
る。この後、サンプルホールド回路108A,108B,…108L
は、図に示すラッチパルスLPによって画像信号SH1,SH
2,…SH12をサンプルホールドするから、位相が揃った画
像信号V1,V3,…V23が得られることになる。ここ
で、j=1,2,…12、k=0,1,…としたとき、AO
jをAOj=Dn(nは入力画像データDの添字)、n=
2j−1+24kと定義すれば、画像信号V1,V3,…
V23は、図7、8に示すようにAO1,AO2,…AO
12となる。
【0077】次に、転送方向制御信号Cが逆方向を指示
する場合には(図9参照)、第2の画像データDEに対
応する画像信号が第1のアンプ出力信号ASとしてアン
プ107aから出力される。このため、第1のアンプ出
力信号ASは、図に示すようにA2,A4,…となる。転
送方向制御信号Cが逆方向を指示する場合には、各サン
プルホールド回路108A,108B,…108Lに各サンプリングパ
ルスSP12,SP11,…SP1が供給されるから、画
像信号SH12,SH11,…SH1は、図に示すようになる。すな
わち、転送方向制御信号Cが順方向を指示する場合には
画像信号SH1がA1,A25…、画像信号SH2がA3,A2
4…といったように構成されるのに対し、逆方向の場合
には画像信号SH1がA24,A48…、画像信号SH2がA
22,A26…といったように構成される。
【0078】したがって、逆方向の場合に画像信号SH1,
SH2,…SH12がラッチパルスLPによって再度サンプルホ
ールドされると、図に示す画像信号V1,V3,…V23
が得られることになる。ここで、AEjをAEj=Dm
(mは入力画像データDの添字)、m=2j+24k
(j=1,2,…12、k=0,1,…)と定義すれば、出力端子OUT1,
OUT2,…OUT12から出力されるデータは、画像信号V1,
V3,…V23は、図7、9に示すようにAE12,AE
11,…AE1となる。
【0079】くわえて、サンプルホールド回路108M〜10
8Xは、入力信号が第2のアンプ出力信号BSである点を
除いて、108A〜108Lと同様に構成されているから、図7
に示すように、転送方向制御信号Cが順方向を指示する
場合には、画像信号V2,V4,…V24としてAE1,
AE2,…AE12が出力され、転送方向制御信号Cが
逆方向を指示する場合にはAO12,AO11,…AO1
が出力される。
【0080】以上のことから、第2実施形態の画像処理
部100Bで生成される画像信号V1〜V24は、第1
実施形態の画像処理部100Aで生成される画像信号V
1〜V24と等しくなる。また、第2実施形態の液晶表
示装置に用いられる液晶パネル200は第1実施形態と
同一の構成である。したがって、第2実施形態の液晶表
示装置は第1実施形態のものと同様に、画像表示の方向
を逆転させることが可能である。なお、この液晶表示装
置の全体動作は、第1実施形態の全体動作を説明するた
めに用いた図5、図6において、第1および第2のシリ
アル−パラレル変換回路の出力をサンプルホールド回路
108A〜108Lおよび108M〜108Xの出力と対応付ければ、第
1実施形態の全体動作と同様であるから、ここでは詳細
な説明は省略する。
【0081】<2−3:第2実施形態の効果>本実施形
態によれば、第1実施形態と同様に、2つの処理系統に
分けてシリアル−パラレル変換を行うようにしたので、
D/A変換器106a,106b、アンプ107a,10
7b、およびサンプルホールド回路108A〜108Xの動作周
波数を1/2に低下させることができる。また、2つの
処理系統で各々並列化された画像信号は、サンプルホー
ルド回路108A〜108Xから画像信号供給線L1〜L24に
供給する際に合成されるが、サンプルホールド回路108A
〜108Xと画像信号供給線L1〜L24の接続は、奇数ド
ットと偶数ドットとの順序を考慮してあるので、2つの
処理系統を用いても、正しい順序で画像信号を表示する
ことができる。また、シリアル−パラレル変換の動作周
波数を低減するために2つの処理系統を用いるものであ
っても、画像表示の方向を逆転させることができる。
【0082】さらに、この例にあっては、サンプルホー
ルド回路108A〜108Xを用いることによってシリアル−パ
ラレル変換を行っているので、第1実施形態と比較して
D/A変換器の個数を大幅に減らすことができる。
【0083】<3.第3実施形態>次に、第3実施形態
に係る液晶表示装置を説明する。上述した第1実施形態
にあってはシリアル−パラレル変換をデジタル的に処理
し、第2実施形態ではアナログ的に処理した。これに対
して、第3実施形態は、シリアル−パラレル変換をデジ
タル処理とアナログ処理の両方を用いてシリアル−パラ
レル変換を行うものである。第3実施形態に係る液晶表
示装置は、上述した画像処理部100Aの替わりに画像
処理部100Cを用いる点を除いて、第1実施形態の液
晶表示装置と同様に構成されている。
【0084】<3−1:画像処理部100Cの構成>図
10は、画像処理部100Cの構成を示すブロック図で
ある。なお、図10に示す信号名おいて、[ ]に囲まれ
た符号は、転送方向制御信号Cが逆方向を指示する
「1」である場合のものであり、[ ]に囲まれていない
符号は、転送方向制御信号Cが順方向を指示する「0」
である場合のものである。
【0085】画像処理部100Cにおいて、第3および
第4のシリアル−パラレル変換回路104',105'
は、1つの入力端子と2個の出力端子OUT1,OUT2とを備
えており、シリアルに入力される第1または第2画像デ
ータDO,DEを、2倍に時間伸長するとともに、位相
の揃った2個のパラレルなデータに変換する。したがっ
て、後段の回路を入力画像データDのサンプリング周波
数の1/4で動作させることができる。また、第3およ
び第4のシリアル−パラレル変換回路104',105'
は、転送方向制御信号Cが順方向を指示する場合には、
先に入力されたデータを出力端子OUT1から出力するとと
もに後に入力されたデータを出力端子OUT2から出力し、
一方、転送方向制御信号Cが逆方向を指示する場合には
後に入力されたデータを出力端子OUT2から出力するとと
もに先に入力されたデータを出力端子OUT1から出力する
ように構成されている。
【0086】次に、第3のシリアル−パラレル変換回路
104'の後段には、2系統のD/A変換器106a,1
06bおよびアンプ107a,107bが設けられてお
り、第4のシリアル−パラレル変換回路105'の後段
にも2系統のD/A変換器106c,106dおよびア
ンプ107c,107dが設けられている。これらによ
って、並列化されたデータがデジタル信号からアナログ
信号に変換されるとともに、画像信号が所定レベルに増
幅される。
【0087】次に、アンプ107a〜107dの後段に
は各々6系統にシリアル−パラレル変換を行うサンプル
ホールド回路108A〜108F,108G〜108L,108M〜108R,108S
〜108Xが設けられている。これらのサンプルホールド回
路108A〜108Xは、第2実施形態のものと同様に構成され
ている。
【0088】また、トリガパルス発生回路TPG'は、
6相のサンプリングパルスSP1'〜SP6'とラッチパ
ルスLP'とを生成するように構成されている。サンプ
リングパルスSP1'〜SP6'は転送方向制御信号Cに
基づいてサンプルホールド回路108A〜108F,108G〜108L,
108M〜108R,108S〜108Xに各々供給され、また、ラッチ
パルスLP'は全てのサンプルホールド回路108A〜108X
に供給されるようになっている。
【0089】ここで、サンプリングパルスSP1'〜S
P6'およびラッチパルスLP'は、入力画像データDと
同期しており、それらの周波数は入力画像データDのサ
ンプリング周波数の1/24に設定してある。また、サ
ンプリングパルスSP1',SP2',…SP6'およびラ
ッチパルスLP'のパルス位相は、SP1'→SP2'→
…SP6'→LP'の順に進むようになっている。また、
転送方向制御信号Cが順方向を指示する場合には、SP
1'が108A,108G,108M,108Lに、SP2'が108B,108H,108
N,108Tに、…SP6'が108F,108L,108R,108Xに供給さ
れ、転送方向制御信号Cが逆方向を指示する場合には、
順方向の場合と逆に、SP1'が108F,108L,108R,108X
に、SP2'が108E,108K,108Q,108Wに、…SP6'が108
A,108G,108M,108Lに供給されるようになっている。
【0090】さらに、各サンプルホールド回路108A〜10
8Xに供給される画像信号は、第2実施形態のものと比較
して時間軸が2倍に伸長されているので、サンプリング
パルスSP1'〜SP6'およびラッチパルスLP'のパ
ルス幅は、サンプリングパルスSP1〜SP12および
ラッチパルスLPのパルス幅と比較して2倍に設定して
ある。
【0091】ところで、一般にサンプルホールド回路で
はスイッチング素子を用いてホールドコンデンサに電荷
を充電したりホールドコンデンサと入力を遮断する必要
がある。これらの性能を保証するためには、サンプリン
グ期間が短い程、スイッチング素子の動作速度を高くす
る必要があり、構成が複雑となる。この例では、パルス
幅を長くすることができるから、サンプルホールド回路
108A〜108Xを容易に構成することができる。換言すれ
ば、アナログ処理の性能を補うために第3および第4の
シリアル−パラレル変換回路104',105'において
2系統の並列化を行っている。
【0092】以上の構成によって、画像処理部100C
では3段階からなるシリアル−パラレル変換を行う。ま
ず、第1段階では、分配器101によって入力画像デー
タDが2系統の画像データDO,DEにパラレル変換さ
れ、第2段階では第3および第4のシリアル−パラレル
変換回路104',105'によって画像データDO,DE
が各回路当たり2系統にパラレル変換され、第3段階に
あっては、第2段階で得られた4系統の画像信号を、サ
ンプルホールド回路108A〜108F,108G〜108L,108M〜108
R,108S〜108Xによって24系統の画像信号V1〜V24
に変換している。
【0093】<3−2:画像処理部100Cの動作>次
に、画像処理部100Cのシリアル−パラレル変換動作
を図11、12を参照して説明する。なお、第3のシリ
アル−パラレル変換回路104'、D/A変換器106
a,106b、アンプ107a,107bおよびサンプル
ホールド回路108A〜108Lと、第4のシリアル−パラレル
変換回路105'、D/A変換器106c,106d、ア
ンプ107c,107dおよびサンプルホールド回路108
M〜108Xとは、同様に構成されているので、ここでは、
前者についてのみ説明する。
【0094】図11は転送方向制御信号Cが順方向を指
示する場合におけるシリアル−パラレル変換の動作を示
すタイミングチャートであり、図12は転送方向制御信
号Cが逆方向を指示する場合におけるシリアル−パラレ
ル変換の動作を示すタイミングチャートである。
【0095】まず、転送方向制御信号Cが順方向を指示
する場合には(図11参照)、分配器101によって入
力画像データDが2系統の画像データDO,DEにパラ
レル変換され、第1の画像データDOが第3のシリアル
−パラレル変換回路104'によってさらに2系統にシ
リアル−パラレル変換される。この結果、図に示すよう
に変換回路104'の出力端子OUT1からは、D1,D5,
…といったデータが出力され、一方、変換回路104'
の出力端子OUT2からは、D3,D7,…といったデータが
出力される。
【0096】ここで、入力画像データDを構成する各デ
ータD1,D2,…に対応するアンプ出力信号をA1,A
2,…と表すものとすれば、アンプ107aの出力信号
は、図に示すようにA1,A5,…となり、アンプ107
bの出力信号はA3,A7,…となる。
【0097】サンプルホールド回路108A〜108F,108G〜1
08Lは、アンプ107a,107bの出力信号を図に示す
サンプリングパルスSP1',SP2',…SP6'によっ
て内部的にサンプルホールドし、さらに内部的なサンプ
ルホールド結果をラッチパルスLP'によって同時にサ
ンプルホールドすることによって、パラレル化された1
2系統の画像信号V1,V3,…V23を得ている。ここ
で、j=1,2,…12、k=0,1,…としたとき、AO
jをAOj=Dn(nは入力画像データDの添字)、n=
2j−1+24kと定義すれば、画像信号V1,V3,…
V23は、図10、11に示すようにAO1,AO2,…
AO12となる。
【0098】次に、転送方向制御信号Cが逆方向を指示
する場合には(図12参照)、第12の画像データDE
が第3のシリアル−パラレル変換回路104'によって
さらに2系統にシリアル−パラレル変換される。この結
果、図に示すように変換回路104'の出力端子OUT1か
らは、D4,D8,…といったデータが出力され、一方、
変換回路104'の出力端子OUT2からは、D2,D6,…
といったデータが出力される。
【0099】次に、転送方向制御信号Cが逆方向を指示
する場合には、各サンプルホールド回路108A,108B,…10
8Fと108G,108H,…108Lに各サンプリングパルスSP6,
SP5,…SP1が供給される。すなわち、順方向の場
合にはパルス位相が早い順に各サンプリングパルスをサ
ンプルホールド回路108A,108B,…108Fと108G,108H,…10
8Lに供給していたのに対し、逆方向の場合にはパルス位
相が遅い順に各サンプリングパルスを供給している。し
たがって、図に示す画像信号V1,V3,…V23が得ら
れることになる。ここで、AEjをAEj=Dm(mは入
力画像データDの添字)、m=2j+24k(j=1,2,…
12、k=0,1,…)と定義すれば、出力端子OUT1,OUT2,…OUT
12から出力されるデータは、画像信号V1,V3,…V2
3は、図10、12に示すようにAE12,AE11,…
AE1となる。
【0100】また、第4のシリアル−パラレル変換回路
105'、D/A変換器106c,106d、アンプ10
7c,107dおよびサンプルホールド回路108M〜108X
は、入力データが相違する点を除いて、前述したものと
同様であるから、図10に示すように、転送方向制御信
号Cが順方向を指示する場合には、画像信号V2,V4,
…V24としてAE1,AE2,…AE12が出力され、
転送方向制御信号Cが逆方向を指示する場合にはAO1
2,AO11,…AO1が出力される。
【0101】以上のことから、第3実施形態の画像処理
部100Cで生成される画像信号V1〜V24は、第1
および第2実施形態の画像処理部100A,100Bで
生成される画像信号V1〜V24と等しくなる。また、
第3実施形態の液晶表示装置に用いられる液晶パネル2
00は第1および第2実施形態のものと同一の構成であ
る。したがって、第3実施形態の液晶表示装置は第1お
よび第2実施形態のものと同様に、画像表示の方向を逆
転させることが可能である。
【0102】<3−3:第3実施形態の効果>本実施形
態によれば、第1実施形態と同様に、分配器101によ
って2つの処理系統に分けてシリアル−パラレル変換を
行うようにしたので、第3および第4のシリアル−パラ
レル変換回路104',105'の動作周波数を1/2に
低下させることができる。また、第3および第4のシリ
アル−パラレル変換回路104',105'によってさら
に2系統の並列化が行われるので、サンプルホールド回
路108A〜108Xの動作周波数を第2実施形態のものと比較
して1/2にすることができるので、これらを容易に構
成することが可能となる。また、2つの処理系統で各々
並列化された画像信号は、サンプルホールド回路108A〜
108Xから画像信号供給線L1〜L24に供給する際に合
成されるが、サンプルホールド回路108A〜108Xと画像信
号供給線L1〜L24の接続は、奇数ドットと偶数ドッ
トとの順序を考慮してあるので、2つの処理系統を用い
ても、正しい順序で画像信号を表示することができる。
また、シリアル−パラレル変換の動作周波数を低減する
ために2つの処理系統を用いるものであっても、画像表
示の方向を逆転させることができる。
【0103】<4.応用例>次に、第1〜第3実施形態
で説明した液晶表示装置を電子機器に応用した例を説明
する。
【0104】<4−1:ビデオプロジェクタ>第1〜第
3実施形態で説明した液晶表示装置をライトバルブとし
て用いたビデオプロジェクタについて説明する。図13
は、ビデオプロジェクタの構成例を示す平面図である。
【0105】この図に示すように、ビデオプロジェクタ
1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からな
るランプユニット1102が設けられている。このラン
プユニット1102から射出された投射光は、ライトガ
イド1104内に配置された複数のミラー1106、1
106、……および2枚のダイクロイックミラー110
8によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応す
るライトバルブとしての液晶パネル1110R、111
0Bおよび1110Gに入射される。また、ビデオプロ
ジェクタ1100は、床に据え置いて使用する据置モー
ドと、上面と下面を逆にして天井につり下げて使用する
天吊モードで使用することが可能であり、モードの切換
を装置上面に設けられたモード選択スイッチ(図示せ
ず)あるいは赤外線リモコン(図示せず)によって入力
できるようになっている。
【0106】液晶パネル1110R、1110Bおよび
1110Gの構成は、上述した液晶パネル200であ
り、図示しない画像処理部100A,100B,または1
00Cから供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ
駆動される。さて、これらの液晶パネルによって変調さ
れた光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向か
ら入射される。このダイクロイックプリズム1112に
おいては、RおよびBの光が90度に屈折する一方、G
の光が直進する。したがって、各色の画像が合成される
結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカ
ラー画像が投写されることとなる。
【0107】ここで、据置モードと天吊モードとでは装
置の上下面を逆にして使用するので、液晶パネル111
0R、1110Bおよび1110Gのスクリーンに対す
る相対的な位置関係は、上下左右が各々逆転したものに
なる。そこで、この例にあっては、モード選択スイッチ
によって入力されるモードを判別して、上述した転送方
向制御信号Cを生成している。具体的には、据置モード
において順方向を指示し、天吊モードにおいて逆方向を
指示する転送方向制御信号Cを生成し、これを液晶パネ
ル1110R、1110Bおよび1110Gと各液晶パ
ネル毎に設けられた画像処理部100A,100B,また
は100Cに供給している。これにより、ビデオプロジ
ェクタ1100をいずれのモードで使用しても、スクリ
ーンに表示される画像の上下左右の位置関係を一定のも
のにすることができる。
【0108】なお、この例では3枚の液晶パネル111
0R、1110Bおよび1110Gを用いたが、1枚の
液晶パネルでカラー画像を表示させるものであってもよ
い。この場合には、液晶パネルの前面にカラーフィルタ
を設ければよい。
【0109】<4−2:ビデオカメラ>次に、第1〜第
3実施形態で説明した液晶表示装置をビデオカメラの表
示部に適用した例を説明する。図14は、ビデオカメラ
の外観斜視図であり、図15はビデオカメラの表示態様
を示す図である。
【0110】図14に示すビデオカメラ1200にあっ
ては、レンズ1210を介して入射した光が撮像素子
(図示せず)に結像するようになっており、この撮像素
子の光電変換出力に基づいて、上述した入力画像データ
Dが生成されるようになっている。また、このビデオカ
メラ1200の表示部1220は、上述した液晶パネル
200によって構成されており、ビデオカメラ1200
の内部には画像処理部100A,100B,または100
Cが設けられている。
【0111】このビデオカメラ1200にあっては、通
常、表示部1220を操作者側に向けているが(正転状
態と称する)、表示部1220を180度回転させて被
写体側に向けることができるようになっている(反転状
態と称する)。表示部1220の画像表示を方向を正転
状態と反転状態で同一であるとすれば、例えば、正転状
態で図15(a)に示す画像が表示され、反転状態では
図15(b)に示す画像が表示されることになる。
【0112】このため、ビデオカメラ1200の内部に
は、表示部1220の表示状態を検出する検出部が設け
られており、当該検出部によって上述した転送方向制御
信号Cが生成されるようになっている。具体的には、正
転状態において順方向を指示し、反転状態において逆方
向を指示する転送方向制御信号Cを検出部によって生成
し、これを液晶パネル200と画像処理部100A,1
00B,または100Cに供給するように構成されてい
る。これにより、表示部1220には、逆転状態であっ
ても正転状態と同様に図15(a)に示す画像を表示す
ることが可能となる。
【0113】<5.変形例>本発明は上述した各実施形
態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる変
形が可能である。
【0114】(1)上述した各実施形態では、シリアル
−パラレル変換において、出力する画像信号V1〜V2
4の位相を揃えるようにしたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、画像信号V1〜V24の位相が異な
るものであってもよい。この場合には、例えば、各デー
タ線群毎にサンプリング用薄膜トランジスタ211に供
給するサンプリング信号のパルス幅とタイミングとを適
宜調整して供給すればよい。
【0115】(2)上述した各実施形態では、入力画像
信号としてデジタル信号である入力画像データDを一例
として説明したが、入力画像データDの替わりにアナロ
グ信号の入力画像信号が供給されるものであってもよ
い。この場合には、分配器101を2系統のサンプルホ
ールド回路で構成すればよい。
【0116】(3)上述した各実施形態では、2つの処
理系統を用いて、1系統の画像信号を24系統の画像信
号にシリアル−パラレル変換する例を一例として説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、2N
(Nは2以上の自然数)本の画像信号供給線に画像信号
を供給するため、まず、入力画像信号を2系統に分配
し、次に、第1の処理系統と第2処理系統で各々N系統
に並列化された画像信号を生成するものであってもよ
い。
【0117】(4)上述した各実施形態の画像処理部1
00A,100B,100Cにおいて、画像信号にガンマ
補正を施す場合には、第1および第2のスイッチ10
2,103の後段に第1の補正回路と第2の補正回路と
を設けるようにすればよい。第1および第2の補正回路
には、ROM等で構成される周知なルックアップテーブ
ルを用いればよい。この場合には、入力画像データDに
ガンマ補正を施す場合に比較してルックアップテーブル
の読出速度を1/2にすることができるので、第1およ
び第2の補正回路を容易に構成することができる。
【0118】(5)上述した第3実施形態では、第3お
よび第4のシリアル−パラレル変換回路104',10
5'によって2系統のパラレル変換を行い、さらに、サ
ンプルホールド回路108A〜108Xによって6系統のパラレ
ル変換を行うようにしたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、デジタル処理によってn系統にパラレル
変換した後、アナログ処理によってm系統のパラレル変
換を行うことにより、全体として、n×m系統のパラレ
ル変換を行うようにしてもよい。この場合には、n、m
を適宜設定することによって、デジタル処理の負担とア
ナログ処理の負担を割り振ることができるので、画像処
理部100Cを構成する際に自由度を格段に拡げること
ができる。
【0119】(6)上述した各実施形態では、最初に画
像信号を2系統に分配したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、入力画像信号をJ倍に時間伸長しつつ
並列化したJ系統の画像信号を各々生成するとともに、
転送方向制御信号Cの指示する方向に応じてJ系統の画
像信号の順序を逆転させる分配器と、J系統の画像信号
に各々対応して設けられ、1系統の画像信号をK倍に時
間伸長しつつ並列化したK系統の画像信号を各々出力す
るとともに、転送方向制御信号Cの指示する方向に応じ
てK系統の画像信号の順序を逆転させるJ個の処理手段
とを備えるものであってもよい。この場合には、第1段
階として、分配器によってJ系統の画像信号が生成され
るので、J個の処理手段の動作周波数を低減させること
ができる。また、第2段階として各処理手段で1系統の
画像信号をK倍に時間伸長しつつ並列化したK系統の画
像信号を各々生成するので、N(N=J×K)本の画像
信号供給線に同時にN個の画像信号を供給することがで
きる。さらに、転送方向に応じて、分配器および各処理
手段が出力する画像信号の順序を逆転させることができ
るので、画像表示の方向を逆転させることができる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明よれば、ビデ
オ転送周波数が高くなっても低い動作周波数で並列化さ
れた画像信号を生成することができるので、動作周波数
の高い素子を使用しなくとも画像処理回路を構成するこ
とができ、しかも、画像表示の方向を逆転させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる液晶表示装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態に用いる画像処理部100Aの構
成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態において、転送方向制御信号Cが
順方向を指示する場合における第1のシリアル−パラレ
ル変換回路のタイミングチャートである。
【図4】 同実施形態において、転送方向制御信号Cが
逆方向を指示する場合における第2のシリアル−パラレ
ル変換回路のタイミングチャートである。
【図5】 同実施形態において、転送方向制御信号Cが
順方向を指示する場合における液晶表示装置の動作を示
す概念図である。
【図6】 同実施形態において、転送方向制御信号Cが
逆方向を指示する場合における液晶表示装置の動作を示
す概念図である。
【図7】 本発明の第2実施形態にかかる画像処理部1
00Bの構成を示すブロック図である。
【図8】 同実施形態において、転送方向制御信号Cが
順方向を指示する場合におけるサンプルホールド回路10
8A〜108Lのタイミングチャートである。
【図9】 同実施形態において、転送方向制御信号Cが
順方向を指示する場合におけるサンプルホールド回路10
8A〜108Lのタイミングチャートである。
【図10】 本発明の第3実施形態にかかる画像処理部
100Cの構成を示すブロック図である。
【図11】 同実施形態において、転送方向制御信号C
が順方向を指示する場合におけるシリアル−パラレル変
換の動作を示すタイミングチャートである。
【図12】 同実施形態において、転送方向制御信号C
が逆方向を指示する場合におけるシリアル−パラレル変
換の動作を示すタイミングチャートである。
【図13】 ビデオプロジェクタの構成例を示す平面図
である。
【図14】 ビデオカメラの外観斜視図である。
【図15】 ビデオカメラの表示態様を示す図である。
【符号の説明】
C……転送方向制御信号(制御信号) D……入力画像データ(入力画像信号) 35……データ線 31……走査線 L1〜L24……画像信号供給線 DO……第1の画像データ(第1の画像信号) DE……第2の画像データ(第2の画像信号) 101……分配器(分配手段) 102,103……第1および第2のスイッチ(分配手
段) 104……第1のシリアル−パラレル変換回路(第1の
処理手段) 105……第2のシリアル−パラレル変換回路(第2の
処理手段) 106A〜106X……D/A変換器(D/A変換部) 108A〜108X……サンプルホールド回路(サンプルホール
ド部) 211……サンプリング用薄膜トランジスタ(スイッチ
ング素子) SP1〜SP12,SP1'〜SP6'……サンプリング
パルス TPG……トリガパルス発生回路(パルス発生部) 100A,100B,100C……画像処理部(画像処理
回路) 200……液晶パネル(電気光学装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 3/38 G02F 1/133 505 - 580 H04N 5/66 - 5/74

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N(但し、N=J×K、J,Kは2以上
    の自然数)本の画像信号供給線に並列化された画像信号
    を供給することにより、画像の表示方向を変更可能な画
    像表示装置に用いられる画像処理回路において、 入力画像信号をJ倍に時間伸長しつつ並列化したJ系統
    の画像信号を各々出力するとともに、前記制御信号が順
    方向を指示する場合と逆方向を指示する場合とで、前記
    J系統の画像信号の順序を逆転させる分配手段と、 前記J系統の画像信号に各々対応して設けられ、1系統
    の画像信号をK倍に時間伸長しつつ並列化したK系統の
    画像信号を各々出力するとともに、前記制御信号が順方
    向を指示する場合と逆方向を指示する場合とで前記K系
    統の画像信号の順序を逆転させるJ個の処理手段と、 前記J個の処理手段から出力されるJ×K個の画像信号
    を、対応するドット順序に応じて前記N本の画像信号供
    給線に各々供給する画像信号供給手段とを備えることを
    特徴とする画像信号処理回路。
  2. 【請求項2】 N(Nは2以上の自然数)本の画像信号
    供給線に並列化された画像信号を供給することにより、
    画像の表示方向を変更可能な画像表示装置に用いられる
    画像処理回路において、 入力画像信号を2倍に時間伸長しつつ奇数ドットに対応
    する第1の画像信号と偶数ドットに対応する第2の画像
    信号とに分けて、第1および第2の出力端子から並列化
    した前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とを各々
    出力するとともに、前記制御信号が順方向を指示するか
    逆方向を指示するかによって、前記第1の出力端子から
    出力する画像信号と前記第2の出力端子から出力する画
    像信号とを入れ替えて出力する分配手段と、 前記第1の出力端子から供給される画像信号をN倍に時
    間伸長しつつ、並列化したN個の画像信号をN個の出力
    端子から出力するとともに、前記制御信号が順方向を指
    示する場合と逆方向を指示する場合とで前記N個の出力
    端子から出力する画像信号の順序を逆転させる第1の処
    理手段と、 前記第2の出力端子から供給される画像信号をN倍に時
    間伸長しつつ、並列化したN個の画像信号をN個の出力
    端子から出力するとともに、前記制御信号が順方向を指
    示する場合と逆方向を指示する場合とで前記N個の出力
    端子から出力する画像信号の順序を逆転させる第2の処
    理手段と、 前記第1の処理手段から出力されるN個の画像信号と前
    記第2の処理手段から出力されるN個の画像信号とを、
    対応するドット順序に応じて前記2N本の画像信号供給
    線に各々供給する画像信号供給手段とを備えることを特
    徴とする画像信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の画像信号と前記第2の画像信
    号とはデジタル信号であり、 前記第1の処理手段は、デジタル処理によって、前記第
    1の出力端子から供給される1系統の画像信号にシリア
    ル−パラレル変換を施してN系統に並列化されたデジタ
    ル画像信号を生成してN個の出力端子から出力するとと
    もに、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向を
    指示する場合とで前記N個の出力端子から出力するデジ
    タル画像信号の順序を逆転させる第1のシリアル−パラ
    レル変換部と、N系統のデジタル画像信号をデジタル信
    号からアナログ信号に変換するN個のD/A変換部とを
    備え、 前記第2の処理手段は、デジタル処理によって、前記第
    2の出力端子から供給される1系統の画像信号にシリア
    ル−パラレル変換を施してN系統に並列化されたデジタ
    ル画像信号を生成してN個の出力端子から出力するとと
    もに、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向を
    指示する場合とで前記N個の出力端子から出力するデジ
    タル画像信号の順序を逆転させる第2のシリアル−パラ
    レル変換部と、N系統のデジタル画像信号をデジタル信
    号からアナログ信号に変換するN個のD/A変換部とを
    備えることを特徴とする請求項2に記載の画像信号処理
    回路。
  4. 【請求項4】 N相のサンプリングパルスを発生すると
    ともに、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向
    を指示する場合とで前記N相のサンプリングパルスの順
    番を逆転させるパルス発生部を備え、 前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とはデジタル
    信号であり、 前記第1の処理手段は、前記第1の出力端子から供給さ
    れるデジタル画像信号をデジタル信号からアナログ信号
    に変換するD/A変換部と、アナログ画像信号を前記N
    相のサンプリングパルスにしたがって各々サンプルホー
    ルドするN個のサンプルホールド部とを備え、 前記第2の処理手段は、前記第2の出力端子から供給さ
    れる画像信号をデジタル信号からアナログ信号に変換す
    るD/A変換部と、アナログ画像信号を前記N相のサン
    プリングパルスにしたがってサンプルホールドするN個
    のサンプルホールド部とを備えることを特徴とする請求
    項2に記載の画像信号処理回路。
  5. 【請求項5】 m(但し、N=n×m、n,mは2以上
    の自然数)相のサンプリングパルスを発生するととも
    に、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向を指
    示する場合とで前記m相のサンプリングパルスの順番を
    逆転させるパルス発生部を備え、 前記第1の画像信号と前記第2の画像信号とはデジタル
    信号であり、 前記第1の処理手段は、デジタル処理によって、前記第
    1の出力端子から供給される1系統の画像信号にシリア
    ル−パラレル変換を施してn系統に並列化されたデジタ
    ル画像信号を生成してn個の出力端子から出力するとと
    もに、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向を
    指示する場合とで前記n個の出力端子から出力するデジ
    タル画像信号の順序を逆転させる第1のシリアル−パラ
    レル変換部と、n系統のデジタル画像信号をデジタル信
    号からアナログ信号に変換するn個のD/A変換部と、
    アナログ画像信号を前記m相のサンプリングパルスにし
    たがって各々サンプルホールドするm個のサンプルホー
    ルド部とを備え、 前記第2の処理手段は、デジタル処理によって、前記第
    2の出力端子から供給される1系統の画像信号にシリア
    ル−パラレル変換を施してn系統に並列化されたデジタ
    ル画像信号を生成してn個の出力端子から出力するとと
    もに、前記制御信号が順方向を指示する場合と逆方向を
    指示する場合とで前記n個の出力端子から出力するデジ
    タル画像信号の順序を逆転させる第2のシリアル−パラ
    レル変換部と、n系統のデジタル画像信号をデジタル信
    号からアナログ信号に変換するn個のD/A変換部と、
    アナログ画像信号を前記m相のサンプリングパルスにし
    たがって各々サンプルホールドするm個のサンプルホー
    ルド部とを備えることを特徴とする請求項2に記載の画
    像信号処理回路。
  6. 【請求項6】 一対の基板間に電気光学物質が挟持され
    てなり、前記一対の基板の一方の基板上に相交差する複
    数のデータ線および複数の走査線を備え、N(但し、N
    =J×K、J,Kは2以上の自然数)本の画像信号供給
    線と前記複数のデータ線とをスイッチング素子を介して
    各々接続し、前記データ線の走査方向を指示する制御信
    号に基づいて前記スイッチング素子のオン・オフを制御
    して、隣接するN本のデータ線毎に並列化された画像信
    号を供給することにより、画像の表示方向を変更する電
    気光学装置において、 請求項1に記載の画像処理回路と、 前記スイッチング素子のオン・オフを制御するサンプリ
    ング信号を隣接するN本のデータ線から構成される各デ
    ータ線群単位で生成して、各スイッチング素子にサンプ
    リング信号を順次供給するとともに、前記制御信号が順
    方向を指示するか逆方向を指示するかによって、前記各
    データ線群に順次供給するサンプリング信号の順番を逆
    転させるデータ線駆動回路とを備えることを特徴とする
    電気光学装置。
  7. 【請求項7】 入力画像信号に応じた画像を表示する画
    像表示装置において、 請求項6に記載した電気光学装置と、 画像の表示方向を指示する前記制御信号を生成する制御
    信号生成手段とを備えたことを特徴とする画像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 N(但し、N=J×K、J,Kは2以上
    の自然数)本の画像信号供給線に並列化された画像信号
    を供給することにより、画像の表示方向を変更可能な画
    像表示装置に用いられる画像信号供給方法において、 入力画像信号をJ倍に時間伸長しつつ並列化したJ系統
    の画像信号を生成するとともに、前記制御信号が順方向
    を指示する場合と逆方向を指示する場合とで、J個の処
    理系統に分配するJ個の画像信号の順序を逆転させる第
    1のステップと、 前記各処理系統では、供給される画像信号をK倍に時間
    伸長しつつ並列化したK個の画像信号を生成するととも
    に、前記制御信号が順方向を指示するか逆方向を指示す
    るかによって、各K個の画像信号の順番を逆転させる第
    2のステップと、 前記各処理系統から出力されるJ×K個の画像信号を対
    応するドット順序に応じて前記N本の画像信号供給線に
    各々供給する第3のステップとを備えることを特徴とす
    る画像信号供給方法。
  9. 【請求項9】 2N(Nは2以上の自然数)本の画像信
    号供給線に並列化された画像信号を供給することによ
    り、画像の表示方向を変更可能な画像表示装置に用いら
    れ、2N本の画像信号供給線に並列化された2N個の画
    像信号を供給する画像信号供給方法において、 入力画像信号を2倍に時間伸長しつつ奇数ドットに対応
    する第1の画像信号と偶数ドットに対応する第2の画像
    信号とに分離し、前記制御信号が順方向を指示する場合
    には、前記第1の画像信号を第1の処理系統に出力する
    とともに前記第2の画像信号を第2の処理系統に出力
    し、前記制御信号が逆方向を指示する場合には、前記第
    2の画像信号を第1の処理系統に出力するとともに前記
    第1の画像信号を第2の処理系統に出力する第1のステ
    ップと、 前記第1の処理系統では、供給される画像信号をN倍に
    時間伸長しつつ並列化したN個の画像信号を生成し、前
    記第2の処理系統では前記供給される画像信号をN倍に
    時間伸長しつつ並列化したN個の画像信号を生成すると
    ともに、前記制御信号が順方向を指示するか逆方向を指
    示するかによって、各N個の画像信号の順番を逆転させ
    る第2のステップと、 前記第1の処理系統から出力されるN個の画像信号と前
    記第2の処理系統から出力されるN個の画像信号とを対
    応するドット順序に応じて前記2N本の画像信号供給線
    に各々供給する第3のステップとを備えることを特徴と
    する画像信号供給方法。
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