JP3527362B2 - 駐車場内人体検知装置 - Google Patents
駐車場内人体検知装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体駐車場等にお
いて、車両内または車両付近に取り残された人体の検知
を行う駐車場内人体検知装置に関する。
いて、車両内または車両付近に取り残された人体の検知
を行う駐車場内人体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機械式駐車設備における入出庫口
位置において、車両内等に人がいる状態で不用意に駐車
設備が駆動されると、その人が駐車設備内に閉じこめら
れたりして危険であることから、入庫された車両内等に
人が残っているかどうかを確認する必要がある。かかる
技術として、車両のクラクションが鳴らされたかどう
か、あるいはヘッドライトやブレーキランプ等が点灯さ
れているかどうかを、マイクや光センサで検出するもの
があった(特開平6−240918号公報、特開平6−
257315号公報および特開平6−257316号公
報参照)。
位置において、車両内等に人がいる状態で不用意に駐車
設備が駆動されると、その人が駐車設備内に閉じこめら
れたりして危険であることから、入庫された車両内等に
人が残っているかどうかを確認する必要がある。かかる
技術として、車両のクラクションが鳴らされたかどう
か、あるいはヘッドライトやブレーキランプ等が点灯さ
れているかどうかを、マイクや光センサで検出するもの
があった(特開平6−240918号公報、特開平6−
257315号公報および特開平6−257316号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
車両内等に居る人が外部にその存在を知らせる意志を持
っているときには有効であるが、車両内で眠っていた
り、故意に車両内等に留まっていたり、あるいは幼児や
高齢者など車両のスイッチ操作を知らない者であったり
するときは、その人の存在をマイクや光センサで検出す
ることは不可能である。したがって、入出庫口から車両
搭載台に入庫した車両から人が車外に出る前に、オペレ
ータもしくはドライバーの不注意により、誤って駐車設
備が駆動された場合、車両内の人があわてて車両外に出
ようとし、機械に挟まれたり、落下する等の事故が発生
するおそれがある。
車両内等に居る人が外部にその存在を知らせる意志を持
っているときには有効であるが、車両内で眠っていた
り、故意に車両内等に留まっていたり、あるいは幼児や
高齢者など車両のスイッチ操作を知らない者であったり
するときは、その人の存在をマイクや光センサで検出す
ることは不可能である。したがって、入出庫口から車両
搭載台に入庫した車両から人が車外に出る前に、オペレ
ータもしくはドライバーの不注意により、誤って駐車設
備が駆動された場合、車両内の人があわてて車両外に出
ようとし、機械に挟まれたり、落下する等の事故が発生
するおそれがある。
【0004】このような状況下で、車両内等に人が残っ
ているかどうかの確認は、管理者が目視で行わざるを得
なかった。
ているかどうかの確認は、管理者が目視で行わざるを得
なかった。
【0005】なお、車両内等に人が存在するかどうかを
検出するには、画像認識等の手段によって、被写体の中
に動くものがあるかどうかの判定を行うことも考えられ
る。しかし、人が寝ているなど、静止状態にあるときに
は、検出することができない。
検出するには、画像認識等の手段によって、被写体の中
に動くものがあるかどうかの判定を行うことも考えられ
る。しかし、人が寝ているなど、静止状態にあるときに
は、検出することができない。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、車両内等に人
が存在する状態での駐車設備の駆動を有効に防止するこ
とによって、安全性の向上を図った駐車場内人体検知装
置を提供することを目的とする。
が存在する状態での駐車設備の駆動を有効に防止するこ
とによって、安全性の向上を図った駐車場内人体検知装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、駐車場にお
いて車両内または車両付近の人の存在を検知する駐車場
内人体検知装置として、マイクロ波の発振器と、送受信
兼用に単一に設けられ、または送受信用に夫々別々に設
けられたアンテナと、前記アンテナで受信されたマイク
ロ波のうち車両内および車両付近で反射された反射波を
前記送信波に対して検波する検波手段と、前記検波手段
からの信号に基づいて周囲の人の0.2〜0.5Hzの
呼吸による信号の変化成分を取り出す変化成分検出手段
と、前記変化成分検出手段の出力を所定の基準値と比較
する比較手段と、比較手段からの信号により車両内また
は車両付近の人の存在を通報する警報手段と、を備え
る。
いて車両内または車両付近の人の存在を検知する駐車場
内人体検知装置として、マイクロ波の発振器と、送受信
兼用に単一に設けられ、または送受信用に夫々別々に設
けられたアンテナと、前記アンテナで受信されたマイク
ロ波のうち車両内および車両付近で反射された反射波を
前記送信波に対して検波する検波手段と、前記検波手段
からの信号に基づいて周囲の人の0.2〜0.5Hzの
呼吸による信号の変化成分を取り出す変化成分検出手段
と、前記変化成分検出手段の出力を所定の基準値と比較
する比較手段と、比較手段からの信号により車両内また
は車両付近の人の存在を通報する警報手段と、を備え
る。
【0008】かかる構成において、受信したマイクロ波
中の0.2〜0.5Hzの呼吸による信号成分を取り出
すことで、人の姿勢や服装、外観等の影響を受けること
なく、車両内または車両付近の人の存在の有無を検出す
ることができ、誤って人を乗せたまま機械式駐車設備の
中に車両を収納してしまうのを防止できる。
中の0.2〜0.5Hzの呼吸による信号成分を取り出
すことで、人の姿勢や服装、外観等の影響を受けること
なく、車両内または車両付近の人の存在の有無を検出す
ることができ、誤って人を乗せたまま機械式駐車設備の
中に車両を収納してしまうのを防止できる。
【0009】ここで、アンテナが振動等の外的要因によ
って影響を受けた場合、例えばドップラーセンサを採用
した場合には送信波に対する反射波のドップラーシフト
を常に精度良く検出することができるとは限らない。そ
こで、検波手段として、送信波に対する反射波の周波数
変化または振幅の変化をマイクロ波センサによって検出
することで、マイクロ波に混合された0.2〜0.5H
zの呼吸による信号成分を検出すればよい。なお、アン
テナとして送受信兼用の単一のものを用いる場合に、こ
のマイクロ波センサを用いても差し支えない。
って影響を受けた場合、例えばドップラーセンサを採用
した場合には送信波に対する反射波のドップラーシフト
を常に精度良く検出することができるとは限らない。そ
こで、検波手段として、送信波に対する反射波の周波数
変化または振幅の変化をマイクロ波センサによって検出
することで、マイクロ波に混合された0.2〜0.5H
zの呼吸による信号成分を検出すればよい。なお、アン
テナとして送受信兼用の単一のものを用いる場合に、こ
のマイクロ波センサを用いても差し支えない。
【0010】あるいは、発振器、アンテナ及び検波手段
を2個ずつ設け、一対のアンテナの両方を送受信兼用と
して使用し、両方の検波手段からの信号を差分検出手段
に入力し、当該両信号について同一波形の信号成分を打
ち消すように構成する。特に、2個のアンテナを強固に
締結して常に同じ振動状態になるようにする。かかる構
成によって、アンテナ等に振動が生じたときには、かか
る振動状態は常に同じになり、この同一の振動成分を差
分検出手段で打ち消すことで、人の呼吸や動きに起因す
るドップラーシフトの成分のみを抽出することができ
る。したがって、振動によって影響を受けることなく車
両内の人の有無を検出できる。
を2個ずつ設け、一対のアンテナの両方を送受信兼用と
して使用し、両方の検波手段からの信号を差分検出手段
に入力し、当該両信号について同一波形の信号成分を打
ち消すように構成する。特に、2個のアンテナを強固に
締結して常に同じ振動状態になるようにする。かかる構
成によって、アンテナ等に振動が生じたときには、かか
る振動状態は常に同じになり、この同一の振動成分を差
分検出手段で打ち消すことで、人の呼吸や動きに起因す
るドップラーシフトの成分のみを抽出することができ
る。したがって、振動によって影響を受けることなく車
両内の人の有無を検出できる。
【0011】また、変化成分検出手段に、前記検波手段
から与えられた信号の大きさが所定の規定値以上である
か否かを比較判断して規定値未満のときに前記警報手段
への出力信号を除去する比較手段と、前記検波手段から
与えられた信号の出力継続時間が所定の規定時間以上で
あるか否かを比較判断して規定時間未満しか信号が継続
しないときに前記警報手段への出力信号を除去する計時
手段とを有せしめることで、規定値に満たない大きさの
微少な電気的ノイズや、一過性のノイズを除去でき、警
報手段の誤動作を防止できる。
から与えられた信号の大きさが所定の規定値以上である
か否かを比較判断して規定値未満のときに前記警報手段
への出力信号を除去する比較手段と、前記検波手段から
与えられた信号の出力継続時間が所定の規定時間以上で
あるか否かを比較判断して規定時間未満しか信号が継続
しないときに前記警報手段への出力信号を除去する計時
手段とを有せしめることで、規定値に満たない大きさの
微少な電気的ノイズや、一過性のノイズを除去でき、警
報手段の誤動作を防止できる。
【0012】
{実施の形態1}
<構成>図1は本発明の実施の形態1の機械式駐車設備
としてのエレベータ式駐車構造物1を示す図である。駐
車構造物1の上部内壁面には、複数の車両棚2が所定の
間隔で固設されており、最上部に取り付けられた図示し
ないプーリに巻掛けられたワイヤ2aによって、入庫車
両4を昇降させる昇降台3が吊設されている。そして、
所定の駆動源(図示せず)でワイヤドラムを回転させる
ことで、昇降台3を、駐車構造物1の下端部中央の入出
車口5から最上段の車両棚2にかけて昇降できるよう構
成されている。また、各車両棚2上には車両載置用パレ
ット6が設置されており、昇降台3に装備された図示し
ない横行装置によって、入庫車両4を昇降台3と車両棚
2との間で横行させる。
としてのエレベータ式駐車構造物1を示す図である。駐
車構造物1の上部内壁面には、複数の車両棚2が所定の
間隔で固設されており、最上部に取り付けられた図示し
ないプーリに巻掛けられたワイヤ2aによって、入庫車
両4を昇降させる昇降台3が吊設されている。そして、
所定の駆動源(図示せず)でワイヤドラムを回転させる
ことで、昇降台3を、駐車構造物1の下端部中央の入出
車口5から最上段の車両棚2にかけて昇降できるよう構
成されている。また、各車両棚2上には車両載置用パレ
ット6が設置されており、昇降台3に装備された図示し
ない横行装置によって、入庫車両4を昇降台3と車両棚
2との間で横行させる。
【0013】そして、この駐車構造物1には、入庫車両
4内または入庫車両4付近に人35が取り残されている
か否かの検知を行うための図2に示したような駐車場内
人体検知装置が設けられている。この駐車場内人体検知
装置は、導波管、空洞共振器またはダイオード等が使用
されるマイクロ波の発振器11と、入庫車両4外から入
庫車両4内および入庫車両4付近に向けたマイクロ波の
送受信兼用アンテナ12と、アンテナ12で受信された
入庫車両4内および入庫車両4付近からの反射波とマイ
クロ波発振器11からの送信波とを検波する検波器13
と、検波器13からの信号の定常状態と比較したときの
変化量から人35の存在を検出する変化成分検出手段1
4(変化検出器)と、変化検出器14からの信号により
入庫車両4内または入庫車両4付近の人35の存在を通
報する警報機15と、変化検出器14からの信号に基づ
いて人35の存在が判断された場合に昇降台3の昇降等
の駐車構造物1の駆動を停止するための駆動停止スイッ
チ16と、を備えている。
4内または入庫車両4付近に人35が取り残されている
か否かの検知を行うための図2に示したような駐車場内
人体検知装置が設けられている。この駐車場内人体検知
装置は、導波管、空洞共振器またはダイオード等が使用
されるマイクロ波の発振器11と、入庫車両4外から入
庫車両4内および入庫車両4付近に向けたマイクロ波の
送受信兼用アンテナ12と、アンテナ12で受信された
入庫車両4内および入庫車両4付近からの反射波とマイ
クロ波発振器11からの送信波とを検波する検波器13
と、検波器13からの信号の定常状態と比較したときの
変化量から人35の存在を検出する変化成分検出手段1
4(変化検出器)と、変化検出器14からの信号により
入庫車両4内または入庫車両4付近の人35の存在を通
報する警報機15と、変化検出器14からの信号に基づ
いて人35の存在が判断された場合に昇降台3の昇降等
の駐車構造物1の駆動を停止するための駆動停止スイッ
チ16と、を備えている。
【0014】ここで、検波器13は、具体的には、送信
波に対する反射波のドップラーシフトを検出するドップ
ラーセンサが使用されており、反射波に入庫車両4内ま
たは入庫車両4付近の人35の呼吸や鼓動等の微少な動
作等による信号成分が混合された場合に、その混合波を
検波可能とするものである。なお、この実施の形態で
は、前述のようにマイクロ波の送信と受信とを単一のア
ンテナ12で兼用しているので、アンテナ12から入庫
車両4内および入庫車両4付近までの送信距離と受信距
離の関係は、別々のアンテナを用いるのに比べて、距離
の誤差が少なくなり、故に、検波器13としてドップラ
ーセンサを採用した場合でも、送信波に対する反射波の
ドップラーシフトを従来例に比べて精度良く検出するこ
とが可能となっている。
波に対する反射波のドップラーシフトを検出するドップ
ラーセンサが使用されており、反射波に入庫車両4内ま
たは入庫車両4付近の人35の呼吸や鼓動等の微少な動
作等による信号成分が混合された場合に、その混合波を
検波可能とするものである。なお、この実施の形態で
は、前述のようにマイクロ波の送信と受信とを単一のア
ンテナ12で兼用しているので、アンテナ12から入庫
車両4内および入庫車両4付近までの送信距離と受信距
離の関係は、別々のアンテナを用いるのに比べて、距離
の誤差が少なくなり、故に、検波器13としてドップラ
ーセンサを採用した場合でも、送信波に対する反射波の
ドップラーシフトを従来例に比べて精度良く検出するこ
とが可能となっている。
【0015】また、変化検出器14は、検波器13の出
力のうちオフセット成分をハイパスフィルタ21で除去
し、このオフセット除去された信号を絶対値回路22で
整流し、さらに整流された信号のノイズ成分をローパス
フィルタ23で除去した後、ADコンバータ24を介し
てCPU25に入力される構成となっている。そして、
このCPU25は、予めプログラミングされたソフトウ
ェア上の機能として、入力された信号の定常状態に対す
る変化量を認識する変化量認識手段31と、認識された
変化量が所定の規定値以上であるか否かを比較する比較
手段32と、を備えており、比較手段32において変化
量が所定の規定値以上であることが判断されれば、入庫
車両4内または入庫車両4付近に人35が存在すると判
断できるため、警報機15に対して警報のための信号を
出力する。
力のうちオフセット成分をハイパスフィルタ21で除去
し、このオフセット除去された信号を絶対値回路22で
整流し、さらに整流された信号のノイズ成分をローパス
フィルタ23で除去した後、ADコンバータ24を介し
てCPU25に入力される構成となっている。そして、
このCPU25は、予めプログラミングされたソフトウ
ェア上の機能として、入力された信号の定常状態に対す
る変化量を認識する変化量認識手段31と、認識された
変化量が所定の規定値以上であるか否かを比較する比較
手段32と、を備えており、比較手段32において変化
量が所定の規定値以上であることが判断されれば、入庫
車両4内または入庫車両4付近に人35が存在すると判
断できるため、警報機15に対して警報のための信号を
出力する。
【0016】<動作>まず、図1に示したような駐車設
備において、入庫車両4の運転者が降車して駐車設備の
操作をしようとするときに、発振器11やアンテナ12
の電源がONになる。そして、発振器11で発振された
約10GHzのマイクロ波がアンテナ12から車両内お
よび車両付近に向かって発射される。
備において、入庫車両4の運転者が降車して駐車設備の
操作をしようとするときに、発振器11やアンテナ12
の電源がONになる。そして、発振器11で発振された
約10GHzのマイクロ波がアンテナ12から車両内お
よび車両付近に向かって発射される。
【0017】ここで、図2のように、入庫車両4内また
は入庫車両4付近に人35が存在している場合、人35
の動きや呼吸による胸郭の動きによって、図3中のp1
に示したような送信波は、入庫車両4内および入庫車両
4付近で反射されて位相変化が生じ、反射波p2とな
る。この反射波p2は、送信波p1と混合された状態で
アンテナ12で受信される。そして、検波器13として
のドップラーセンサによって、送信波の位相p1と反射
波の位相p2の差に応じた信号dp1が出力される。検
波器13の出力信号dp1は、ハイパスフィルタ21に
よってオフセット成分が除去され(dp2)、絶対値回
路22で整流され(dp3)、ローパスフィルタ23で
ノイズ成分が除去される(dp4)。この信号dp4
は、ADコンバータ24を介してCPU25で規定値以
上の変化量であることが判定されれば、警報機15に出
力される。同時に、駆動停止スイッチ16によって昇降
台3の昇降等の駐車構造物1の駆動を停止する。
は入庫車両4付近に人35が存在している場合、人35
の動きや呼吸による胸郭の動きによって、図3中のp1
に示したような送信波は、入庫車両4内および入庫車両
4付近で反射されて位相変化が生じ、反射波p2とな
る。この反射波p2は、送信波p1と混合された状態で
アンテナ12で受信される。そして、検波器13として
のドップラーセンサによって、送信波の位相p1と反射
波の位相p2の差に応じた信号dp1が出力される。検
波器13の出力信号dp1は、ハイパスフィルタ21に
よってオフセット成分が除去され(dp2)、絶対値回
路22で整流され(dp3)、ローパスフィルタ23で
ノイズ成分が除去される(dp4)。この信号dp4
は、ADコンバータ24を介してCPU25で規定値以
上の変化量であることが判定されれば、警報機15に出
力される。同時に、駆動停止スイッチ16によって昇降
台3の昇降等の駐車構造物1の駆動を停止する。
【0018】一方、入庫車両4内または入庫車両4付近
に人が存在していない場合には、図4の如く、反射波p
2は送信波p1に対して位相変化が生じないので、検波
器13からの出力信号dp1nはオフセット分とノイズ
成分だけとなり、ハイパスフィルタ21からの出力信号
dp2nはノイズ成分だけとなる。このノイズ成分は絶
対値回路22を通過した後(dp3n)、ローパスフィ
ルタ23で除去されて出力がゼロとなる。そして、CP
U25では規定値以下の大きさであると判断され、警報
機15から警報は出力されない。また、駆動停止スイッ
チ16はOFF動作を行わないため、運転者による操作
指示に従って、昇降台3の昇降等の駐車構造物1の駆動
が行われる。
に人が存在していない場合には、図4の如く、反射波p
2は送信波p1に対して位相変化が生じないので、検波
器13からの出力信号dp1nはオフセット分とノイズ
成分だけとなり、ハイパスフィルタ21からの出力信号
dp2nはノイズ成分だけとなる。このノイズ成分は絶
対値回路22を通過した後(dp3n)、ローパスフィ
ルタ23で除去されて出力がゼロとなる。そして、CP
U25では規定値以下の大きさであると判断され、警報
機15から警報は出力されない。また、駆動停止スイッ
チ16はOFF動作を行わないため、運転者による操作
指示に従って、昇降台3の昇降等の駐車構造物1の駆動
が行われる。
【0019】以上のように、入庫車両4内または入庫車
両4付近に人が残されている場合には、その人が意図的
に存在を知らせる意志を有しない場合でも、駐車構造物
1を操作しようとしている者に警告できると共に、昇降
台3の昇降等の動作を停止させることができるので、誤
って入庫車両4内に人を残したまま駐車構造物1に格納
してしまうのを確実に防止できる。
両4付近に人が残されている場合には、その人が意図的
に存在を知らせる意志を有しない場合でも、駐車構造物
1を操作しようとしている者に警告できると共に、昇降
台3の昇降等の動作を停止させることができるので、誤
って入庫車両4内に人を残したまま駐車構造物1に格納
してしまうのを確実に防止できる。
【0020】{実施の形態2}
<構成>図5は本発明の実施の形態2の駐車場内人体検
知装置を示す図である。なお、図5では実施の形態1と
同様の機能を有する要素については同一符号を付してい
る。図5の如く、この実施の形態の駐車場内人体検知装
置は、実施の形態1と同様の発振器11と、発振器11
で発信されたマイクロ波を送信する送信アンテナ41
と、入庫車両4や人35で反射された反射波を受信する
受信アンテナ42と、受信された入庫車両4内および入
庫車両4付近からの反射波とマイクロ波発振器11から
の送信波とを検波する検波器13と、検波器13からの
信号の定常状態と比較したときの変化量から人35の存
在を検出する変化検出器14と、変化検出器14からの
信号により入庫車両4内または入庫車両4付近の人の存
在を通報する警報機15と、変化検出器14からの信号
により人が存在すると判断された場合に昇降台3の昇降
等の駐車構造物1の駆動を停止するための駆動停止スイ
ッチ16と、を備えている。
知装置を示す図である。なお、図5では実施の形態1と
同様の機能を有する要素については同一符号を付してい
る。図5の如く、この実施の形態の駐車場内人体検知装
置は、実施の形態1と同様の発振器11と、発振器11
で発信されたマイクロ波を送信する送信アンテナ41
と、入庫車両4や人35で反射された反射波を受信する
受信アンテナ42と、受信された入庫車両4内および入
庫車両4付近からの反射波とマイクロ波発振器11から
の送信波とを検波する検波器13と、検波器13からの
信号の定常状態と比較したときの変化量から人35の存
在を検出する変化検出器14と、変化検出器14からの
信号により入庫車両4内または入庫車両4付近の人の存
在を通報する警報機15と、変化検出器14からの信号
により人が存在すると判断された場合に昇降台3の昇降
等の駐車構造物1の駆動を停止するための駆動停止スイ
ッチ16と、を備えている。
【0021】ここで、検波器13は、具体的には、ショ
ットキバリア・ダイオードやDCアンプ等を備える一般
的なマイクロ波センサが用いられており、反射波に入庫
車両4内および入庫車両4付近の人35の呼吸や鼓動等
の微少な動作等による信号成分が混合された場合に、そ
の混合波を周波数変化に基づいて検波可能とするもので
ある。なお、この実施の形態では、前述のようにマイク
ロ波の送信と受信とを別々のアンテナ41,42で行っ
ているので、各アンテナ41,42の振動等によって、
送信アンテナ41から入庫車両4までの距離と受信アン
テナ42から入庫車両4までの距離が常に同一とは限ら
ない。したがって、実施の形態1と同様に、送信波に対
する反射波のドップラーシフトを検出しようとしても、
両波の伝達距離が相対的に変化すると、精度良い検出を
行うことができない。この点も検波器13としてマイク
ロ波センサを用い、送信波と反射波との周波数の違いを
利用して検波を行えば、両波の伝達距離が相対的に変化
しても、容易に検波できる。なお、この実施の形態での
変化検出器14は実施の形態1と同様のものが使用され
る。
ットキバリア・ダイオードやDCアンプ等を備える一般
的なマイクロ波センサが用いられており、反射波に入庫
車両4内および入庫車両4付近の人35の呼吸や鼓動等
の微少な動作等による信号成分が混合された場合に、そ
の混合波を周波数変化に基づいて検波可能とするもので
ある。なお、この実施の形態では、前述のようにマイク
ロ波の送信と受信とを別々のアンテナ41,42で行っ
ているので、各アンテナ41,42の振動等によって、
送信アンテナ41から入庫車両4までの距離と受信アン
テナ42から入庫車両4までの距離が常に同一とは限ら
ない。したがって、実施の形態1と同様に、送信波に対
する反射波のドップラーシフトを検出しようとしても、
両波の伝達距離が相対的に変化すると、精度良い検出を
行うことができない。この点も検波器13としてマイク
ロ波センサを用い、送信波と反射波との周波数の違いを
利用して検波を行えば、両波の伝達距離が相対的に変化
しても、容易に検波できる。なお、この実施の形態での
変化検出器14は実施の形態1と同様のものが使用され
る。
【0022】<動作>上記構成の駐車場内人体検知装置
の動作を説明する。まず、図6の如く、入庫車両4に人
35が乗っているとする。発振器11から出た約10G
Hzのマイクロ波は送信アンテナ41から入庫車両4内
および入庫車両4付近に向かって発射される。ここで、
入庫車両4内または入庫車両4付近に人35が存在して
いる場合には、人35の動きや呼吸による胸郭の動きに
よって、入庫車両4内および入庫車両4付近で反射され
た反射波の周波数が変化する。この反射波は、受信アン
テナ42で受信され、発振器11からの電波と混合さ
れ、検波器13で発振器11の周波数f1と受信波の周
波数f2の差に応じた信号df1が出力される。検波器
13の出力信号df1は、ハイパスフィルタ21によっ
てオフセット成分が除去されて信号df2となり、絶対
値回路22で整流されて信号df3となる。そして、ロ
ーパスフィルタ23でノイズ成分が除去されて信号df
4となり、ADコンバータ24を介してCPU25に入
力される。CPU25において信号df4(変化量)が
規定値以上の大きさであると判断されると、警報機15
から警報が出力されるとともに、駐車設備の動作を停止
させる。
の動作を説明する。まず、図6の如く、入庫車両4に人
35が乗っているとする。発振器11から出た約10G
Hzのマイクロ波は送信アンテナ41から入庫車両4内
および入庫車両4付近に向かって発射される。ここで、
入庫車両4内または入庫車両4付近に人35が存在して
いる場合には、人35の動きや呼吸による胸郭の動きに
よって、入庫車両4内および入庫車両4付近で反射され
た反射波の周波数が変化する。この反射波は、受信アン
テナ42で受信され、発振器11からの電波と混合さ
れ、検波器13で発振器11の周波数f1と受信波の周
波数f2の差に応じた信号df1が出力される。検波器
13の出力信号df1は、ハイパスフィルタ21によっ
てオフセット成分が除去されて信号df2となり、絶対
値回路22で整流されて信号df3となる。そして、ロ
ーパスフィルタ23でノイズ成分が除去されて信号df
4となり、ADコンバータ24を介してCPU25に入
力される。CPU25において信号df4(変化量)が
規定値以上の大きさであると判断されると、警報機15
から警報が出力されるとともに、駐車設備の動作を停止
させる。
【0023】一方、車両内または車両付近に人がいない
場合には、反射波には周波数変化が生じないので、図7
に示すように検波器13の出力信号df1nはオフセッ
ト分とノイズ成分だけとなり、ハイパスフィルタ21か
らの出力信号df2nはノイズ成分だけとなる。このノ
イズ成分は、絶対値回路22で整流させて信号df3n
となった後、ローパスフィルタ23によって除去されて
信号df4nのようにゼロ出力となる。この結果、CP
U25では規定値以下の大きさであると判断され、警報
機15から警報は出力されない。
場合には、反射波には周波数変化が生じないので、図7
に示すように検波器13の出力信号df1nはオフセッ
ト分とノイズ成分だけとなり、ハイパスフィルタ21か
らの出力信号df2nはノイズ成分だけとなる。このノ
イズ成分は、絶対値回路22で整流させて信号df3n
となった後、ローパスフィルタ23によって除去されて
信号df4nのようにゼロ出力となる。この結果、CP
U25では規定値以下の大きさであると判断され、警報
機15から警報は出力されない。
【0024】{実施の形態3}
<構成>図8は本発明の実施の形態3の駐車場内人体検
知装置を示す図である。なお、図8では実施の形態2と
同様の機能を有する要素については同一符号を付してい
る。この実施の形態では、実施の形態2と同様、検波器
13として一般的なマイクロ波センサが用いられてい
る。ただし、反射波に入庫車両4内または入庫車両4付
近の人35の呼吸や鼓動等の微少な動作等による信号成
分が混合された場合に、その混合波の検波を、両者の強
度(振幅)変化に基づいて行う点で、実施の形態2と異
なっている。なお、この実施の形態でも、実施の形態2
と同様にマイクロ波の送信と受信とを別々のアンテナ4
1,42で行っている。かかる場合でも、検波器13と
してマイクロ波センサを用いることで、送信波と反射波
との強度の違いを利用して検波を行えば、両波の伝達距
離が相対的に変化しても、容易に検波できる。その他の
構成は実施の形態2と同様のため、説明を省略する。
知装置を示す図である。なお、図8では実施の形態2と
同様の機能を有する要素については同一符号を付してい
る。この実施の形態では、実施の形態2と同様、検波器
13として一般的なマイクロ波センサが用いられてい
る。ただし、反射波に入庫車両4内または入庫車両4付
近の人35の呼吸や鼓動等の微少な動作等による信号成
分が混合された場合に、その混合波の検波を、両者の強
度(振幅)変化に基づいて行う点で、実施の形態2と異
なっている。なお、この実施の形態でも、実施の形態2
と同様にマイクロ波の送信と受信とを別々のアンテナ4
1,42で行っている。かかる場合でも、検波器13と
してマイクロ波センサを用いることで、送信波と反射波
との強度の違いを利用して検波を行えば、両波の伝達距
離が相対的に変化しても、容易に検波できる。その他の
構成は実施の形態2と同様のため、説明を省略する。
【0025】<動作>図9の如く、入庫車両4に人35
が乗っているとする。発振器11から出た約10GHz
のマイクロ波a1は送信アンテナ41から車両内および
車両付近に向かって発射される。車両内および車両付近
で反射された反射波a2は受信アンテナ42で受信さ
れ、検波器13で検波されて信号da1となる。検波器
13の出力信号da1は、ハイパスフィルタ21によっ
て強度変化分だけが伝達されて信号da2となり、絶対
値回路22で整流化されて信号da3となった後、ロー
パスフィルタ23でノイズ成分が除去されて信号da4
となる。この信号da4は、ADコンバータ24を介し
てCPU25で規定値以上の反射波強度の変化量である
ことが判定され、これに従って、警報機15から警報が
鳴らされるとともに、駐車設備の動作を停止させる。
が乗っているとする。発振器11から出た約10GHz
のマイクロ波a1は送信アンテナ41から車両内および
車両付近に向かって発射される。車両内および車両付近
で反射された反射波a2は受信アンテナ42で受信さ
れ、検波器13で検波されて信号da1となる。検波器
13の出力信号da1は、ハイパスフィルタ21によっ
て強度変化分だけが伝達されて信号da2となり、絶対
値回路22で整流化されて信号da3となった後、ロー
パスフィルタ23でノイズ成分が除去されて信号da4
となる。この信号da4は、ADコンバータ24を介し
てCPU25で規定値以上の反射波強度の変化量である
ことが判定され、これに従って、警報機15から警報が
鳴らされるとともに、駐車設備の動作を停止させる。
【0026】一方、車両内または車両付近に人がいない
場合には、反射波には強度変化が生じないので、図10
に示すように検波器13からの出力信号da1nはオフ
セット分とノイズ成分だけとなり、故にハイパスフィル
タ21の出力信号da2nはノイズ成分だけとなる。こ
のノイズ成分は、絶対値回路22で整流されて信号da
3nになり、ローパスフィルタ23によって除去されて
信号da4nのように出力ゼロとなる。その結果、CP
U25では規定値以下の大きさであると判断され、警報
機15から警報は出力されない。
場合には、反射波には強度変化が生じないので、図10
に示すように検波器13からの出力信号da1nはオフ
セット分とノイズ成分だけとなり、故にハイパスフィル
タ21の出力信号da2nはノイズ成分だけとなる。こ
のノイズ成分は、絶対値回路22で整流されて信号da
3nになり、ローパスフィルタ23によって除去されて
信号da4nのように出力ゼロとなる。その結果、CP
U25では規定値以下の大きさであると判断され、警報
機15から警報は出力されない。
【0027】{実施の形態4}図11は本発明の実施の
形態4の駐車場内人体検知装置の概略構成図、図12は
この駐車場内人体検知装置の検知精度を向上させるため
にCPU25で起動されるソフトウェアプログラムにつ
いての説明図である。この駐車場内人体検知装置は、ア
ンテナ12で受信したマイクロ波について検波器13で
検波し、変化検出器14内のADコンバータ24を経た
後、CPU25によって人35の有無を判断し、人35
の存在を確認できた場合には、警報機15および駆動停
止スイッチ16に出力する構成とされている。
形態4の駐車場内人体検知装置の概略構成図、図12は
この駐車場内人体検知装置の検知精度を向上させるため
にCPU25で起動されるソフトウェアプログラムにつ
いての説明図である。この駐車場内人体検知装置は、ア
ンテナ12で受信したマイクロ波について検波器13で
検波し、変化検出器14内のADコンバータ24を経た
後、CPU25によって人35の有無を判断し、人35
の存在を確認できた場合には、警報機15および駆動停
止スイッチ16に出力する構成とされている。
【0028】検波器13からの信号に目的とする人体以
外からの反射信号が多く含まれるような場合には、これ
らが雑音となり、人体の存在を判定することが困難にな
ることがある。このようなときには、人体からの信号の
周期性を利用して、人体からの信号を抽出することが考
えられる。
外からの反射信号が多く含まれるような場合には、これ
らが雑音となり、人体の存在を判定することが困難にな
ることがある。このようなときには、人体からの信号の
周期性を利用して、人体からの信号を抽出することが考
えられる。
【0029】図12では、呼吸による周波数が0.2〜
0.5Hzであるので、例えば周波数f=0.2Hzに
設定し、入力信号をメモリしたデータを、0.2Hzの
1波長分ごとのデータN個に分割する(ステップS
1)。そして、それらの相関度を算出し(ステップS
2)、この相関度が規定値以上であるか否かを比較判断
する(ステップS3)。0.2Hzの呼吸信号が入力信
号内に含まれていた場合には、大きな相関度が得られる
ので、人35が存在すると判断される。したがって、ス
テップS4においてその判断結果を警報機15に出力す
る。一方、相関度が小さい場合は、周波数fを0.3H
zに変えて同様の処理を行う。このような操作を、周波
数fを様々に変えながら演算し、いずれも相関度が小さ
ければ次の入力信号を処理するというように、一連の動
作を行うことによって、雑音が多い場合でも精度よく判
定することができる。
0.5Hzであるので、例えば周波数f=0.2Hzに
設定し、入力信号をメモリしたデータを、0.2Hzの
1波長分ごとのデータN個に分割する(ステップS
1)。そして、それらの相関度を算出し(ステップS
2)、この相関度が規定値以上であるか否かを比較判断
する(ステップS3)。0.2Hzの呼吸信号が入力信
号内に含まれていた場合には、大きな相関度が得られる
ので、人35が存在すると判断される。したがって、ス
テップS4においてその判断結果を警報機15に出力す
る。一方、相関度が小さい場合は、周波数fを0.3H
zに変えて同様の処理を行う。このような操作を、周波
数fを様々に変えながら演算し、いずれも相関度が小さ
ければ次の入力信号を処理するというように、一連の動
作を行うことによって、雑音が多い場合でも精度よく判
定することができる。
【0030】なお、図12に代えて、図13のような処
理を行っても良い。図13では、入力信号データから
0.2〜0.5Hzの周波数成分をデジタルフィルタで
抜き取り(ステップT1)、そのデータをもとにして、
1波長分ごとのデータN個に分割し(ステップT2)、
それらの相関度を算出している(ステップT3)。その
後、この相関度が規定値以上であるか否かを比較判断す
る(ステップT4)。ここで、呼吸信号のような周期性
の信号が入力信号内に含まれていた場合には、大きな相
関度が得られるので、人35が存在すると判断され、ス
テップT5においてその判断結果を警報機15に出力す
る。一方、相関度が小さい場合には、同様の処理を、次
の入力信号について行い、この処理を繰り返すことによ
って、雑音が多い場合でも精度良く判定することができ
る。
理を行っても良い。図13では、入力信号データから
0.2〜0.5Hzの周波数成分をデジタルフィルタで
抜き取り(ステップT1)、そのデータをもとにして、
1波長分ごとのデータN個に分割し(ステップT2)、
それらの相関度を算出している(ステップT3)。その
後、この相関度が規定値以上であるか否かを比較判断す
る(ステップT4)。ここで、呼吸信号のような周期性
の信号が入力信号内に含まれていた場合には、大きな相
関度が得られるので、人35が存在すると判断され、ス
テップT5においてその判断結果を警報機15に出力す
る。一方、相関度が小さい場合には、同様の処理を、次
の入力信号について行い、この処理を繰り返すことによ
って、雑音が多い場合でも精度良く判定することができ
る。
【0031】以上、図12または図13のようなCPU
25の動作によって、CPU25で規定値以下の大きさ
であるか否かを正確に判断でき、車両内または車両付近
の人の有無を精度良く判断できる。
25の動作によって、CPU25で規定値以下の大きさ
であるか否かを正確に判断でき、車両内または車両付近
の人の有無を精度良く判断できる。
【0032】{実施の形態5}上記の各実施の形態で
は、送受信兼用アンテナ及び検波器が僅かな動きに感応
するので、アンテナ等の取り付け状態によっては、アン
テナ等自体の振動によって誤った検知を行う可能性がな
いとは言えない。そこで、アンテナ等を2個ずつ設けて
車内の別々の場所をセンシングするようにし、2個の検
波器の出力の差をとって検出出力とすると、アンテナ等
の振動による出力には差がないことから互いに打ち消さ
れ、それぞれのセンサのセンシングエリア内の変動のみ
が検出できるようになる。
は、送受信兼用アンテナ及び検波器が僅かな動きに感応
するので、アンテナ等の取り付け状態によっては、アン
テナ等自体の振動によって誤った検知を行う可能性がな
いとは言えない。そこで、アンテナ等を2個ずつ設けて
車内の別々の場所をセンシングするようにし、2個の検
波器の出力の差をとって検出出力とすると、アンテナ等
の振動による出力には差がないことから互いに打ち消さ
れ、それぞれのセンサのセンシングエリア内の変動のみ
が検出できるようになる。
【0033】図14は本発明の実施の形態5の駐車場内
人体検知装置と入庫車両との配置関係を示す図、図15
は同じく駐車場内人体検知装置の内部構成を示すブロッ
ク図である。なお、図14及び図15では上記各実施の
形態と同様の機能を有する要素については同一符号を付
している。この駐車場内人体検知装置では、入出車口5
に2台のマイクロ波ドップラーセンサユニット51a,
51bが設置されている。一方のマイクロ波ドップラー
センサユニット51aは入庫車両4の助手席側に対向し
て設けられ、他方のマイクロ波ドップラーセンサユニッ
ト51bは入庫車両4の運転席に対向して設けられてい
る。この両マイクロ波ドップラーセンサユニット51
a,51bは、所定の保持具52によって保持されたロ
ッド53の両端に強固に締結されて、常に同じ振動状態
になるようにされる。
人体検知装置と入庫車両との配置関係を示す図、図15
は同じく駐車場内人体検知装置の内部構成を示すブロッ
ク図である。なお、図14及び図15では上記各実施の
形態と同様の機能を有する要素については同一符号を付
している。この駐車場内人体検知装置では、入出車口5
に2台のマイクロ波ドップラーセンサユニット51a,
51bが設置されている。一方のマイクロ波ドップラー
センサユニット51aは入庫車両4の助手席側に対向し
て設けられ、他方のマイクロ波ドップラーセンサユニッ
ト51bは入庫車両4の運転席に対向して設けられてい
る。この両マイクロ波ドップラーセンサユニット51
a,51bは、所定の保持具52によって保持されたロ
ッド53の両端に強固に締結されて、常に同じ振動状態
になるようにされる。
【0034】各マイクロ波ドップラーセンサユニット5
1a,51bは、図15のように、マイクロ波発振器1
1a,11bと送受信兼用アンテナ12a,12bと検
波器13a,13bとをそれぞれ備えている。これらは
上記各実施の形態で説明したものと同様のものが使用さ
れる。ただし、各マイクロ波発振器11a,11bの設
定周波数は、両マイクロ波ドップラーセンサユニット5
1a,51bが互いに干渉し合うことのない周波数域に
ずれて設定される。そして、両マイクロ波ドップラーセ
ンサユニット51a,51bは、同一波形の信号成分を
打ち消すための差動増幅器55(差分検出手段)の入力
端子に接続され、この差動増幅器55からの出力信号
は、上記各実施の形態で説明された警報機15及び駆動
停止スイッチ16を制御するための変化検出器14に与
えられる。なお、変化検出器14の内部構成は図2に示
した実施の形態1と同様である。
1a,51bは、図15のように、マイクロ波発振器1
1a,11bと送受信兼用アンテナ12a,12bと検
波器13a,13bとをそれぞれ備えている。これらは
上記各実施の形態で説明したものと同様のものが使用さ
れる。ただし、各マイクロ波発振器11a,11bの設
定周波数は、両マイクロ波ドップラーセンサユニット5
1a,51bが互いに干渉し合うことのない周波数域に
ずれて設定される。そして、両マイクロ波ドップラーセ
ンサユニット51a,51bは、同一波形の信号成分を
打ち消すための差動増幅器55(差分検出手段)の入力
端子に接続され、この差動増幅器55からの出力信号
は、上記各実施の形態で説明された警報機15及び駆動
停止スイッチ16を制御するための変化検出器14に与
えられる。なお、変化検出器14の内部構成は図2に示
した実施の形態1と同様である。
【0035】このような構成の駐車場内人体検知装置に
おいて、入庫車両4の例えば運転席側のみに人35が乗
っている状態を説明する。
おいて、入庫車両4の例えば運転席側のみに人35が乗
っている状態を説明する。
【0036】まず、両マイクロ波ドップラーセンサユニ
ット51a,51bの各発振器11a,11bや各アン
テナ12a,12bの電源がONになると、発振器11
a,11bで発振された約10GHzのマイクロ波がア
ンテナ12a,12bから車両内および車両付近に向か
って発射される。
ット51a,51bの各発振器11a,11bや各アン
テナ12a,12bの電源がONになると、発振器11
a,11bで発振された約10GHzのマイクロ波がア
ンテナ12a,12bから車両内および車両付近に向か
って発射される。
【0037】ここで、一方のマイクロ波ドップラーセン
サユニット51bから発せられたマイクロ波は人35に
よって反射され、アンテナ12bで受信する。このと
き、アンテナ12bで受けた受信波の周波数は、検知エ
リア内の人35の動きによってドップラーシフトを受け
て変化しているので、送信波と受信波に差が生じ、その
差に応じた信号を差動増幅器55に出力する。
サユニット51bから発せられたマイクロ波は人35に
よって反射され、アンテナ12bで受信する。このと
き、アンテナ12bで受けた受信波の周波数は、検知エ
リア内の人35の動きによってドップラーシフトを受け
て変化しているので、送信波と受信波に差が生じ、その
差に応じた信号を差動増幅器55に出力する。
【0038】また、他方のマイクロ波ドップラーセンサ
ユニット5aから発せられたマイクロ波は、移動物体の
無い状態で座席56等によって反射されてアンテナ12
aで受信する。このアンテナ12bで受けた周波数は、
移動物体が存在していないことから、運転席側に対応す
るマイクロ波ドップラーセンサユニット51bのような
ドップラーシフトは発生しないため、相応の信号を差動
増幅器55に出力する。
ユニット5aから発せられたマイクロ波は、移動物体の
無い状態で座席56等によって反射されてアンテナ12
aで受信する。このアンテナ12bで受けた周波数は、
移動物体が存在していないことから、運転席側に対応す
るマイクロ波ドップラーセンサユニット51bのような
ドップラーシフトは発生しないため、相応の信号を差動
増幅器55に出力する。
【0039】ここで、両マイクロ波ドップラーセンサユ
ニット51a,51bに振動が生じたときには、それぞ
れの振動に応じてドップラーシフトが生じる。したがっ
て、各マイクロ波ドップラーセンサユニット51a,5
1bから差動増幅器55に与えられる信号には、この振
動によるドップラーシフトの成分が含まれることにな
る。
ニット51a,51bに振動が生じたときには、それぞ
れの振動に応じてドップラーシフトが生じる。したがっ
て、各マイクロ波ドップラーセンサユニット51a,5
1bから差動増幅器55に与えられる信号には、この振
動によるドップラーシフトの成分が含まれることにな
る。
【0040】しかしながら、両マイクロ波ドップラーセ
ンサユニット51a,51bは、保持具52及びロッド
53によって強固に保持されているので、両マイクロ波
ドップラーセンサユニット51a,51bの振動状態は
常に同じになる。したがって、これらが振動することに
よって現れるドップラーシフト量は常に同一になる。そ
の結果、両マイクロ波ドップラーセンサユニット51
a,51bからの周波数差を差動増幅器55で検出する
ことで、振動によるドップラーシフトを打ち消すことが
でき、差動増幅器55からの出力には、人35の呼吸や
動きに起因するドップラーシフトの成分のみを抽出する
ことができる。このようにして抽出された信号は、変化
検出器14によって、オフセット成分やノイズ成分が除
去され、規定値以上の変化量であることが判定されれ
ば、警報機15及び駆動停止スイッチ16に出力され
る。
ンサユニット51a,51bは、保持具52及びロッド
53によって強固に保持されているので、両マイクロ波
ドップラーセンサユニット51a,51bの振動状態は
常に同じになる。したがって、これらが振動することに
よって現れるドップラーシフト量は常に同一になる。そ
の結果、両マイクロ波ドップラーセンサユニット51
a,51bからの周波数差を差動増幅器55で検出する
ことで、振動によるドップラーシフトを打ち消すことが
でき、差動増幅器55からの出力には、人35の呼吸や
動きに起因するドップラーシフトの成分のみを抽出する
ことができる。このようにして抽出された信号は、変化
検出器14によって、オフセット成分やノイズ成分が除
去され、規定値以上の変化量であることが判定されれ
ば、警報機15及び駆動停止スイッチ16に出力され
る。
【0041】なお、運転席と助手席の両方に人が存在す
る場合でも、人の呼吸や動きがそれぞれの検知エリアで
一致することはないので、これらのドップラーシフトに
よる成分は差動増幅器55によって打ち消されることが
なく、したがって、変化検出器14によってその変化を
検出できる。
る場合でも、人の呼吸や動きがそれぞれの検知エリアで
一致することはないので、これらのドップラーシフトに
よる成分は差動増幅器55によって打ち消されることが
なく、したがって、変化検出器14によってその変化を
検出できる。
【0042】{実施の形態6}上記各実施の形態の場
合、駐車場内で蚊や蜂等が飛行しているとき、その動き
がノイズとなってアンテナが感応してしまうことがあり
得る。また、何らかの原因でアンテナや検波器等に電気
的なノイズが発生することもあり得る。このような一過
性のノイズが発生すると、変化検出器が誤動作してしま
い、駐車場内に人が居ないにもかかわらず、警報機が警
報を発したり駆動停止スイッチによって駐車構造物1の
駆動が停止したりすることになる。この実施の形態の駐
車場内人体検知装置は、かかる誤動作防止のため、検出
した信号が一過性のノイズであるか否かを判断すること
で誤動作を防止しようとするものである。
合、駐車場内で蚊や蜂等が飛行しているとき、その動き
がノイズとなってアンテナが感応してしまうことがあり
得る。また、何らかの原因でアンテナや検波器等に電気
的なノイズが発生することもあり得る。このような一過
性のノイズが発生すると、変化検出器が誤動作してしま
い、駐車場内に人が居ないにもかかわらず、警報機が警
報を発したり駆動停止スイッチによって駐車構造物1の
駆動が停止したりすることになる。この実施の形態の駐
車場内人体検知装置は、かかる誤動作防止のため、検出
した信号が一過性のノイズであるか否かを判断すること
で誤動作を防止しようとするものである。
【0043】この実施の形態では、図17に示すよう
に、発振器11、アンテナ12及び検波器13から構成
されるドップラーセンサユニット51は、入庫車両4毎
に人35の存在を検知し得るよう、エレベータ式駐車構
造物1の各車両棚2毎に設置される。
に、発振器11、アンテナ12及び検波器13から構成
されるドップラーセンサユニット51は、入庫車両4毎
に人35の存在を検知し得るよう、エレベータ式駐車構
造物1の各車両棚2毎に設置される。
【0044】そして、図16の如く、変化検出器14に
おいて、実施の形態1のADコンバータ24及びCPU
25が、比較器61及びタイマー62として機能してい
る。
おいて、実施の形態1のADコンバータ24及びCPU
25が、比較器61及びタイマー62として機能してい
る。
【0045】比較器61に与えられる信号(dp4)
は、ハイパスフィルタ21によってオフセット成分が除
去され(dp2)、絶対値回路22で整流され(dp
3)、ローパスフィルタ23でノイズ成分が除去された
ものであり(例えば実施の形態1参照)、比較器61
は、この信号(dp4)が、その環境に応じて予め設定
された規定値以上であるか否かを比較判断し、規定値以
上であったときのみ信号(dp5)を出力する。
は、ハイパスフィルタ21によってオフセット成分が除
去され(dp2)、絶対値回路22で整流され(dp
3)、ローパスフィルタ23でノイズ成分が除去された
ものであり(例えば実施の形態1参照)、比較器61
は、この信号(dp4)が、その環境に応じて予め設定
された規定値以上であるか否かを比較判断し、規定値以
上であったときのみ信号(dp5)を出力する。
【0046】タイマー62は、比較器61から信号(d
p5)が出力された場合に、その信号(dp5)の継続
時間を計時することで、検波器13で検知された位相差
に関する信号の出力継続時間が、その環境に応じて予め
設定された規定時間以上であるか否かを比較判断し、規
定時間以上に信号(dp5)が継続したときに、警報機
15及び駆動停止スイッチ16に信号(dp6)を出力
する。
p5)が出力された場合に、その信号(dp5)の継続
時間を計時することで、検波器13で検知された位相差
に関する信号の出力継続時間が、その環境に応じて予め
設定された規定時間以上であるか否かを比較判断し、規
定時間以上に信号(dp5)が継続したときに、警報機
15及び駆動停止スイッチ16に信号(dp6)を出力
する。
【0047】その他の構成は実施の形態1と同様のため
説明を省略する。
説明を省略する。
【0048】上記構成において、各車両棚2内に人35
が存在している場合、アンテナ12からの送信波が反射
されて受信した際に、人35の動きや呼吸による胸郭の
動きによって位相変化が起こり、検波器13によって送
信波の位相p1と反射波の位相p2の差に応じた信号d
p1が出力される。検波器13の出力信号dp1は、ハ
イパスフィルタ21によってオフセット成分が除去され
(dp2)、絶対値回路22で整流され(dp3)、ロ
ーパスフィルタ23でノイズ成分が除去される(dp
4)。このとき、比較器61は、ローパスフィルタ23
からの信号(dp4)が、予め設定された規定値以上で
あるか否かを比較判断する。車両棚2内に人35が存在
する場合、比較器61は信号(dp4)が規定値以上と
なるため、比較器61は信号(dp5)を出力する。
が存在している場合、アンテナ12からの送信波が反射
されて受信した際に、人35の動きや呼吸による胸郭の
動きによって位相変化が起こり、検波器13によって送
信波の位相p1と反射波の位相p2の差に応じた信号d
p1が出力される。検波器13の出力信号dp1は、ハ
イパスフィルタ21によってオフセット成分が除去され
(dp2)、絶対値回路22で整流され(dp3)、ロ
ーパスフィルタ23でノイズ成分が除去される(dp
4)。このとき、比較器61は、ローパスフィルタ23
からの信号(dp4)が、予め設定された規定値以上で
あるか否かを比較判断する。車両棚2内に人35が存在
する場合、比較器61は信号(dp4)が規定値以上と
なるため、比較器61は信号(dp5)を出力する。
【0049】次に、タイマー62は、比較器61からの
信号(dp5)の出力継続時間が、予め設定された規定
時間以上であるか否かを比較判断する。車両棚2内に人
35が存在する場合、規定時間以上に信号(dp5)が
継続するため、タイマー62は警報機15及び駆動停止
スイッチ16に信号(dp6)を与えてこれらを駆動
し、車両棚2内に人35が存在する旨を外部に放置する
とともに、エレベータ式駐車構造物1を停止状態にす
る。
信号(dp5)の出力継続時間が、予め設定された規定
時間以上であるか否かを比較判断する。車両棚2内に人
35が存在する場合、規定時間以上に信号(dp5)が
継続するため、タイマー62は警報機15及び駆動停止
スイッチ16に信号(dp6)を与えてこれらを駆動
し、車両棚2内に人35が存在する旨を外部に放置する
とともに、エレベータ式駐車構造物1を停止状態にす
る。
【0050】一方、車両棚2内に人が存在していない場
合には、反射波p2は送信波p1に対して位相変化が生
じないので、検波器13からの出力信号dp1nはほと
んどオフセット分とノイズ成分だけとなり、ハイパスフ
ィルタ21からの出力信号dp2nはノイズ成分だけと
なる。このノイズ成分は絶対値回路22を通過した後
(dp3n)、ローパスフィルタ23及び比較器61で
除去されて出力がゼロとなる。ただし、比較器61での
比較の結果、ノイズ成分が規定値より大きい場合があり
得る。この場合でも、比較器61からの信号(dp5)
をタイマー62に入力し、このタイマー62によって規
定時間未満の一過性のノイズを除去する。これによっ
て、一過性のノイズによる誤検知を防止できる。
合には、反射波p2は送信波p1に対して位相変化が生
じないので、検波器13からの出力信号dp1nはほと
んどオフセット分とノイズ成分だけとなり、ハイパスフ
ィルタ21からの出力信号dp2nはノイズ成分だけと
なる。このノイズ成分は絶対値回路22を通過した後
(dp3n)、ローパスフィルタ23及び比較器61で
除去されて出力がゼロとなる。ただし、比較器61での
比較の結果、ノイズ成分が規定値より大きい場合があり
得る。この場合でも、比較器61からの信号(dp5)
をタイマー62に入力し、このタイマー62によって規
定時間未満の一過性のノイズを除去する。これによっ
て、一過性のノイズによる誤検知を防止できる。
【0051】{変形例}上記各実施の形態では、エレベ
ータ式駐車構造物について適用した例について説明した
が、ロータリ方式または多段方式等の駐車設備について
適用してもよい。
ータ式駐車構造物について適用した例について説明した
が、ロータリ方式または多段方式等の駐車設備について
適用してもよい。
【0052】また、実施の形態3のように、反射波の検
波を振幅により判断する場合には、交流信号としてCP
U25に入力しても、反射波の成分を十分に識別できる
ため、絶対値回路22を省略しても差し支えない。この
場合、ハイパスフィルタ21の機能とローパスフィルタ
23の機能とがひとつにまとまったバンドパスフィルタ
回路を使用できる。
波を振幅により判断する場合には、交流信号としてCP
U25に入力しても、反射波の成分を十分に識別できる
ため、絶対値回路22を省略しても差し支えない。この
場合、ハイパスフィルタ21の機能とローパスフィルタ
23の機能とがひとつにまとまったバンドパスフィルタ
回路を使用できる。
【0053】さらにまた、検波器13(13a,13
b)の出力を直接ADコンバータ24に入力して、バン
ドパスフィルタ等の機能をCPU25で行わせてもよ
い。
b)の出力を直接ADコンバータ24に入力して、バン
ドパスフィルタ等の機能をCPU25で行わせてもよ
い。
【0054】また、実施の形態5では、アンテナ等を2
個ずつ設けて車内の別々の場所をセンシングするように
していたが、アンテナ等を運転席等の同一点のみをセン
シングするようにしても同様の効果が得られることは言
うまでもない。
個ずつ設けて車内の別々の場所をセンシングするように
していたが、アンテナ等を運転席等の同一点のみをセン
シングするようにしても同様の効果が得られることは言
うまでもない。
【0055】さらに、実施の形態6では、比較器61及
びタイマー62の両方を設けていたが、エレベータ式駐
車構造物1の環境に応じて、比較器61及びタイマー6
2のいずれか一方のみを設ける構成としてもよい。
びタイマー62の両方を設けていたが、エレベータ式駐
車構造物1の環境に応じて、比較器61及びタイマー6
2のいずれか一方のみを設ける構成としてもよい。
【0056】さらにまた、実施の形態6では、比較器6
1及びタイマー62としてアナログ回路を用いる場合に
ついて説明したが、実施の形態1のADコンバータ24
を使用してデジタル信号に変換した後、CPU25によ
って、出力された信号が所定の規定値以上か否か、所定
の規定時間以上継続しているか否かを判断してもよい。
1及びタイマー62としてアナログ回路を用いる場合に
ついて説明したが、実施の形態1のADコンバータ24
を使用してデジタル信号に変換した後、CPU25によ
って、出力された信号が所定の規定値以上か否か、所定
の規定時間以上継続しているか否かを判断してもよい。
【0057】
【発明の効果】この発明によれば、受信されたマイクロ
波のうち、車両内および車両付近で反射された反射波の
ドップラーシフト、位相変化または周波数変化を検出す
ることにより、反射波のみを検波し、ここから0.2〜
0.5Hzの呼吸による信号の変化成分を取り出して、
車両内または車両付近の人の存在の有無を検出している
ので、人の姿勢や服装、外観等の影響を受けることなく
車両内または車両付近の人の存在の有無を検出すること
ができる。したがって、車内の人が寝ている等の静止状
態であっても、呼吸による胸郭の動き等僅かな変化を検
知することで人の存在を検知でき、係員の誘導または自
動的な手段によって、誤って人を乗せたまま駐車場の中
に車両を格納してしまうといった事態を防止できる。
波のうち、車両内および車両付近で反射された反射波の
ドップラーシフト、位相変化または周波数変化を検出す
ることにより、反射波のみを検波し、ここから0.2〜
0.5Hzの呼吸による信号の変化成分を取り出して、
車両内または車両付近の人の存在の有無を検出している
ので、人の姿勢や服装、外観等の影響を受けることなく
車両内または車両付近の人の存在の有無を検出すること
ができる。したがって、車内の人が寝ている等の静止状
態であっても、呼吸による胸郭の動き等僅かな変化を検
知することで人の存在を検知でき、係員の誘導または自
動的な手段によって、誤って人を乗せたまま駐車場の中
に車両を格納してしまうといった事態を防止できる。
【0058】また、発振器、送受信兼用アンテナ及び検
波手段を2個ずつ設け、両方の検波手段からの信号を差
動増幅器に入力し、当該両信号について同一波形の信号
成分を打ち消すように構成し、さらに2個のアンテナを
強固に締結して常に同じ振動状態になるように構成して
いるので、アンテナ等に振動が生じたときに、かかる振
動状態が常に同じになり、この同一の振動成分を差動増
幅器で打ち消すことで、人の呼吸や動きに起因するドッ
プラーシフトの成分のみを抽出することができる。した
がって、振動によって影響を受けることなく車両内の人
の有無を検出できる。
波手段を2個ずつ設け、両方の検波手段からの信号を差
動増幅器に入力し、当該両信号について同一波形の信号
成分を打ち消すように構成し、さらに2個のアンテナを
強固に締結して常に同じ振動状態になるように構成して
いるので、アンテナ等に振動が生じたときに、かかる振
動状態が常に同じになり、この同一の振動成分を差動増
幅器で打ち消すことで、人の呼吸や動きに起因するドッ
プラーシフトの成分のみを抽出することができる。した
がって、振動によって影響を受けることなく車両内の人
の有無を検出できる。
【0059】また、変化成分検出手段に、検波手段から
与えられた信号の大きさが所定の規定値以上であるか否
かを比較判断して規定値未満のときに警報手段への出力
信号を除去する比較手段を有せしめているので、規定値
に満たない大きさの微少な電気的ノイズを除去でき、警
報手段の誤動作を防止できるという効果がある。
与えられた信号の大きさが所定の規定値以上であるか否
かを比較判断して規定値未満のときに警報手段への出力
信号を除去する比較手段を有せしめているので、規定値
に満たない大きさの微少な電気的ノイズを除去でき、警
報手段の誤動作を防止できるという効果がある。
【0060】あるいは、変化成分検出手段に、検波手段
から与えられた信号の出力継続時間が所定の規定時間以
上であるか否かを比較判断して規定時間未満しか信号が
継続しないときに警報手段への出力信号を除去する計時
手段を有せしめているので、一過性のノイズを除去で
き、警報手段の誤動作を防止できるという効果がある。
から与えられた信号の出力継続時間が所定の規定時間以
上であるか否かを比較判断して規定時間未満しか信号が
継続しないときに警報手段への出力信号を除去する計時
手段を有せしめているので、一過性のノイズを除去で
き、警報手段の誤動作を防止できるという効果がある。
【図1】本発明の実施の形態1の駐車場内人体検知装置
が適用される駐車構造物を示す図である。
が適用される駐車構造物を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1の駐車場内人体検知装置
の概要を示すブロック図である。
の概要を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1において入庫車両内等に
人が存在している場合の各部の検出波形を示す図であ
る。
人が存在している場合の各部の検出波形を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態1において入庫車両内等に
人が存在しない場合の各部の検出波形を示す図である。
人が存在しない場合の各部の検出波形を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2の駐車場内人体検知装置
の概要を示すブロック図である。
の概要を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態2において入庫車両内等に
人が存在している場合の各部の検出波形を示す図であ
る。
人が存在している場合の各部の検出波形を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態2において入庫車両内等に
人が存在しない場合の各部の検出波形を示す図である。
人が存在しない場合の各部の検出波形を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態3の駐車場内人体検知装置
の概要を示すブロック図である。
の概要を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態3において入庫車両内等に
人が存在している場合の各部の検出波形を示す図であ
る。
人が存在している場合の各部の検出波形を示す図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態3において入庫車両内等
に人が存在しない場合の各部の検出波形を示す図であ
る。
に人が存在しない場合の各部の検出波形を示す図であ
る。
【図11】本発明の実施の形態4の駐車場内人体検知装
置の概要を示すブロック図である。
置の概要を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態4における基本動作の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態4における基本動作の他
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態5の駐車場内人体検知装
置及び入庫車両の関係を示す平面図である。
置及び入庫車両の関係を示す平面図である。
【図15】本発明の実施の形態5の駐車場内人体検知装
置の概要を示すブロック図である。
置の概要を示すブロック図である。
【図16】本発明の実施の形態6の駐車場内人体検知装
置の概要を示すブロック図である。
置の概要を示すブロック図である。
【図17】本発明の実施の形態6のエレベータ式駐車構
造物を示す図である。
造物を示す図である。
1 駐車構造物
2 車両棚
2a ワイヤ
3 昇降台
4 入庫車両
5 入出車口
6 載置用パレット
11 マイクロ波発振器
11a マイクロ波発振器
11b マイクロ波発振器
12 送受信兼用アンテナ
12a 送受信兼用アンテナ
12b 送受信兼用アンテナ
13 検波器
13a 検波器
13b 検波器
14 変化検出器
15 警報機
21 ハイパスフィルタ
22 絶対値回路
23 ローパスフィルタ
24 ADコンバータ
25 CPU
31 変化量認識手段
32 比較手段
35 人
55 差動増幅器
61 比較器
62 タイマー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04H 6/06,6/14 601
E04H 6/18 601,6/42
G08B 13/16,19/00 - 21/24
Claims (8)
- 【請求項1】 駐車場において車両内または車両付近の
人の存在を検知する駐車場内人体検知装置であって、 マイクロ波の発振器と、 前記発振器で発振されたマイクロ波を送信波として車両
に向けて送信し、且つ周囲のマイクロ波を受信する単一
のアンテナと、 前記アンテナで受信されたマイクロ波のうち車両内およ
び車両付近で反射された反射波を前記送信波に対して検
波する検波手段と、 前記検波手段からの信号に基づいて周囲の人の0.2〜
0.5Hzの呼吸による信号の変化成分を取り出す変化
成分検出手段と、 前記変化成分検出手段の出力を所定の基準値と比較する
比較手段と、 前記比較手段からの信号により車両内または車両付近の
人の存在を通報する警報手段と、 を備える駐車場内人体検知装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の駐車場内人体検知装置
であって、前記検波手段は、送信波に対する反射波のド
ップラーシフトを検出するドップラーセンサを備えるこ
とを特徴とする駐車場内人体検知装置。 - 【請求項3】 駐車場において車両内または車両付近の
人の存在を検知する駐車場内人体検知装置であって、 マイクロ波の発振器と、 前記発振器で発振されたマイクロ波を送信波として車両
に向けて送信する送信アンテナと、 周囲のマイクロ波を受信する受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信されたマイクロ波のうち車両内
および車両付近で反射された反射波を検波する検波手段
と、 前記検波手段からの信号に基づいて周囲の人の0.2〜
0.5Hzの呼吸による信号の変化成分を取り出す変化
成分検出手段と、 前記変化成分検出手段の出力を所定の基準値と比較する
比較手段と、 前記比較手段からの信号により車両内または車両付近の
人の存在を通報する警報手段と、 を備える駐車場内人体検知装置。 - 【請求項4】 駐車場において車両内または車両付近の
人の存在を検知する駐車場内人体検知装置であって、 一対のマイクロ波の発振器と、 前記各発振器で発振されたマイクロ波を送信波として車
両に向けてそれぞれ送信し、且つ周囲のマイクロ波をそ
れぞれ受信する一対のアンテナと、 前記各アンテナで受信されたマイクロ波のうち車両内お
よび車両付近で反射されたそれぞれの反射波を前記各送
信波に対してそれぞれ検波する一対の検波手段と、 前記一対の検波手段からの信号について互いに同一の波
形の信号成分を打ち消す差分検出手段と、 前記差分検出手段からの信号に基づいて周囲の人の0.
2〜0.5Hzの呼吸による信号の変化成分を取り出す
変化成分検出手段と、 前記変化成分検出手段の出力を所定の基準値と比較する
比較手段と、 前記比較手段からの信号により車両内または車両付近の
人の存在を通報する警報手段と、 を備え、 前記一対のアンテナは、常に同じ振動状態になるように
互いに強固に締結されることを特徴とする駐車場内人体
検知装置。 - 【請求項5】 請求項1、請求項3または請求項4に記
載の駐車場内人体検知装置であって、前記変化成分検出
手段は、送信波に対する反射波の周波数の変化に基づい
てマイクロ波に混合された人の0.2〜0.5Hzの呼
吸による信号成分を検出することを特徴とする駐車場内
人体検知装置。 - 【請求項6】 請求項1、請求項3または請求項4に記
載の駐車場内人体検知装置であって、前記変化成分検出
手段は、送信波に対する反射波の振幅の変化に基づいて
マイクロ波に混合された人の0.2〜0.5Hzの呼吸
による信号成分を検出することを特徴とする駐車場内人
体検知装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載の駐車場内人体検知装置
であって、前記変化成分検出手段は、前記検波手段から
与えられた信号の大きさが所定の規定値以上であるか否
かを比較判断して規定値未満のときに前記警報手段への
出力信号を除去する比較手段を有することを特徴とする
駐車場内人体検知装置。 - 【請求項8】 請求項1に記載の駐車場内人体検知装置
であって、前記変化成分検出手段は、前記検波手段から
与えられた信号の出力継続時間が所定の規定時間以上で
あるか否かを比較判断して規定時間未満しか信号が継続
しないときに前記警報手段への出力信号を除去する計時
手段を有することを特徴とする駐車場内人体検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18202396A JP3527362B2 (ja) | 1995-12-21 | 1996-07-11 | 駐車場内人体検知装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-333400 | 1995-12-21 | ||
JP33340095 | 1995-12-21 | ||
JP18202396A JP3527362B2 (ja) | 1995-12-21 | 1996-07-11 | 駐車場内人体検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09228679A JPH09228679A (ja) | 1997-09-02 |
JP3527362B2 true JP3527362B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=26500980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18202396A Expired - Fee Related JP3527362B2 (ja) | 1995-12-21 | 1996-07-11 | 駐車場内人体検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3527362B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003066157A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Fujitsu Ten Ltd | 車両内人体検出方法 |
JP4557646B2 (ja) * | 2004-09-08 | 2010-10-06 | 新明和エンジニアリング株式会社 | 立体駐車場の場内監視システム |
JP5216169B2 (ja) * | 2008-02-22 | 2013-06-19 | 株式会社日鉄エレックス | 生体検出システム |
SE535666C2 (sv) * | 2011-03-11 | 2012-10-30 | Totalfoersvarets Forskningsins | Metod och anordning för genomsökning av rasmassor |
US8878697B2 (en) * | 2011-10-19 | 2014-11-04 | Balu Subramanya | Directional speed and distance sensor |
US11004337B2 (en) | 2012-12-28 | 2021-05-11 | Balu Subramanya | Advanced parking management system |
JP6553387B2 (ja) | 2015-03-27 | 2019-07-31 | 株式会社Soken | 対象物検出装置 |
JP6510378B2 (ja) | 2015-10-02 | 2019-05-08 | 株式会社Soken | 検出装置 |
JP6591900B2 (ja) * | 2016-01-19 | 2019-10-16 | Ihi運搬機械株式会社 | 機械式駐車場の管理システム、およびこれに利用する機械式駐車場制御装置 |
JP6512183B2 (ja) | 2016-06-30 | 2019-05-15 | 株式会社Soken | 乗員検知システム及び乗員検知装置 |
JP6928693B2 (ja) * | 2016-09-30 | 2021-09-01 | 新明和工業株式会社 | 動体検知装置及び機械式駐車設備 |
JP6833435B2 (ja) * | 2016-09-30 | 2021-02-24 | 新明和工業株式会社 | 動体検知装置及び機械式駐車設備 |
JP7176926B2 (ja) * | 2018-10-26 | 2022-11-22 | 株式会社Ihi | 異物検知方法およびシステム |
JP7396923B2 (ja) * | 2020-02-13 | 2023-12-12 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 駐車システム |
KR102632050B1 (ko) * | 2022-12-27 | 2024-02-02 | 주식회사 케이엠티 | 주차정보 및 편의성 위한 스마트시티형 스마트 카 스토퍼 |
-
1996
- 1996-07-11 JP JP18202396A patent/JP3527362B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH09228679A (ja) | 1997-09-02 |
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