JP3467414B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
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Description
関する。
使い捨ておむつは、トップシートと、バックシートと、
これら両シートの間に介在する吸収体とから構成され、
幅方向と交差する長手方向に前身頃と、後身頃と、これ
ら身頃の間に位置する股下部とを有し、前後身頃の端縁
部幅方向には、これら身頃の幅方向中央域から両側縁に
向かって伸長率が次第に小さくなる弾性部材を伸長状態
で接合している。
3号公報に開示のおむつは、伸長率が高い幅方向中央域
に延びる弾性部材の収縮力が、コアをおむつの幅方向内
側へ収縮させるように作用する。前後身頃に接合された
弾性部材は、伸縮応力が弱い場合であっても、コアの剛
性に勝ると、コアが撓んで皺がよることがある。コアに
皺がよるとおむつの前後身頃の両端縁部では、着用者の
肌とおむつとの間に隙間が開いてしまい排泄物が漏れ易
いという問題がある。
物の漏れを防ぐことができる使い捨ておむつを提供する
ことにある。
ために、本発明が前提とするところは、透液性トップシ
ートと、不透液性バックシートと、これら両シートの間
に介在する吸液性コアとから構成され、前記コアの両端
縁それぞれから長手方向外側へ延出する一対のエンドフ
ラップと、前記エンドフラップの間に位置して前記コア
の両側縁それぞれから幅方向外側へ延出する一対のサイ
ドフラップとを有し、前記一対のエンドフラップの少な
くとも一方には、前記幅方向へ延びる弾性伸縮性部材を
伸長状態で接合している使い捨ておむつである。
前記コアの両側縁部から前記エンドフラップの両側縁部
へ至る部分に位置する前記弾性伸縮性部材の第2部分
は、前記トップシートと前記バックシートとのうちの少
なくとも一方の内面に間欠的に接合され、前記コアの両
側縁部の間の部分に位置する前記弾性伸縮性部材の第1
部分は、幅方向全長において前記トップシートと前記バ
ックシートとのうちの少なくとも一方の内面に連続して
接合されることで、その収縮力が実質的に非発現状態に
ある。
コアの両側縁部から前記エンドフラップの両側縁部へ至
る部分に位置する前記弾性伸縮性部材の伸縮応力が、2
00〜300gの範囲にある。
前記コアと前記弾性伸縮性部材との対向端縁間の寸法
が、3〜25mmの範囲にある。
係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおり
である。
おむつ1の部分破断斜視図と、図1のA−A線矢視図で
ある。おむつ1は、透液性トップシート2と、不透液性
バックシート3と、トップシート2とバックシート3と
の間に介在し、これらシート2,3のうちの少なくとも
一方の内面に接合された砂時計型の吸液性コア4とで構
成され、コア4の両端縁から長手方向外側へ延出するエ
ンドフラップ24と、両エンドフラップ24の間に位置
してコア4の両側縁から幅方向外側へ延出するサイドフ
ラップ23とを有する。おむつ1は、幅方向と交差する
長手方向に前胴周り域20と、後胴周り域22と、これ
ら前後胴周り域20,22の間に位置する股下域21と
を有する。コア4は、テーバー法による剛性値が10〜
20g/cmの範囲にある。エンドフラップ24とサイ
ドフラップ23とは、互いに重なり合うトップシート2
とバックシート3とで形成されている。
する両エンドフラップ24それぞれには、コア4の両端
縁部4bから所要寸法、好ましくは3〜25mm、より
好ましくは5〜15mmだけ外側へ離間した位置に、エ
ンドフラップ24の端縁部8に沿っておむつ1の幅方向
へ延びるフィルム状の弾性伸縮性部材5,6が伸長状態
で接合されている。
置する弾性部材5,6の第1部分は、トップシート2と
バックシート3との間に介在し、これらシート2,3の
内面にそれら部材5,6の幅方向全長にわたって連続し
て接合されている。コア4の両側縁部4aとは、股下域
21に位置するコア4の幅方向寸法の最も短い部位から
前後胴周り域20,22に位置するコア4の幅方向寸法
の最も長い部位までの間をいう。
て収縮力が実質的に非発現状態にある。弾性部材5,6
の収縮力を実質的に非発現状態にするには、たとえば、
接着剤を用いて弾性部材5,6を接着する場合、硬化さ
せた接着剤の剛性を利用する。熱融着手段を用いて弾性
部材5,6を接合する場合は、シート2,3と弾性部材
5,6とを熱で溶融し、それらを冷却硬化させて接合す
る手段を利用する。
24の両側縁部7に至る部分W2に位置する弾性部材
5,6の第2部分は、トップシート2とバックシート3
との間に介在し、これらシート2,3の内面に間欠的に
接合されている。部分W2に位置する弾性部材5,6の
伸長応力は、200〜300gの範囲にある。弾性部材
5,6の第2部分は、シート2,3のうちのいずれか一
方の内面に接合されていてもよい。また、弾性部材5,
6の第2部分は、第2部分の長さ方向(横方向)の両端
部の2点だけでシート2,3のいずれか一方の内面に接
合されてもよい。
の範囲にあり、コア4の幅方向の寸法が10〜15cm
の範囲にある場合は、コア4の両側縁部4aの間の部分
W1の寸法が6〜10cmの範囲、コア4の両側縁部4
aからエンドフラップ24の両側縁部7に至る部分W2
の寸法それぞれが12〜15cmの範囲にあることが好
ましい。これらの寸法は、大人用または子供用に応じて
適宜決定することができる。
域21におむつ1の幅方向内側へ向かって凹欠部10が
形成され、凹欠部10に沿っておむつ1の長手方向へ延
びる弾性部材9が、トップシート2とバックシート3と
の間に介在し、これらシート2,3のうちの少なくとも
一方の内面に接合されている。これら部材の接合は、ホ
ットメルト接着剤による接着、ヒートシールまたはソニ
ックシールによる熱融着の技術を使用することができ
る。
24の両側縁部7には、おむつ1の幅方向外側へ延出す
る一対のテープファスナ11の基端部が、トップシート
2とバックシート3との間に介在し、これらシート2,
3の少なくとも一方に剥離不能に接合されている。テー
プファスナ11の自由端部内面には、粘着剤が塗布され
ている。前胴周り域20の外面には、テープファスナ1
1の止着域となるターゲットテープが接合されている
(図示せず)。
1の斜視図である。両エンドフラップ24それぞれの端
縁部8には、コア4の両側縁部4aから各エンドフラッ
プ24の両側縁部7に至る部分W2にギャザー12が形
成される。コア4の両側縁部4aの間の部分W1では、
弾性部材5,6の収縮力が作用しないので、ギャザーは
形成されず、コア4に皺がよることはない。部分W2に
位置する弾性部材5,6は、その伸縮応力がコア4の剛
性によって阻害され難いので、伸縮応力が200〜30
0gであっても着用時に着用者の胴周りを十分に締め付
けることができる。股下域21の凹欠部10には、弾性
部材9の収縮力でギャザー13が形成される。
1の部分破断斜視図と、自然に放置した状態にある図4
のおむつ1の斜視図である。おむつ1の前後胴周り域2
0,22のエンドフラップ24それぞれには、図4に示
すように、コア4の両端縁から所要寸法離間した位置
に、前後胴周り域20,22の端縁部8に沿っておむつ
1の幅方向へ延びるフィルム状の弾性伸縮性部材5,6
が伸長状態で接合されている。弾性部材5,6は、コア
4の両側縁部4aからエンドフラップ24の両側縁部7
に至る部分W2に配置されており、コア4の両側縁部4
aの間の部分W1には、弾性部材5,6が存在していな
い。弾性部材の伸縮応力は、200〜300gの範囲に
ある。
ラップ24それぞれの端縁部8には、図5に示すよう
に、コア4の両側縁部4aからエンドフラップ24の両
側縁部7に至る部分W2にギャザーが形成される。コア
4の両側縁部4aの間の部分W1には、弾性部材5,6
が配置されていないので、ギャザーは形成されない。部
分W1での剛性は、弾性部材5,6を接合している部分
W2と比較して小さいので、部分W1において着用感を
損なうことはない。
きく、特に引き裂きに対して強いウレタン系合成ゴムを
使用することが好ましい。
ら幅方向外側へ延びる不透液性シートと、コア4の両側
縁から幅方向外側へ延びるバックシート3とにより形成
することもできる。不透液性シートをコア4の両側縁そ
れぞれの外側でトップシート2の上面に接合すること
で、排泄物がサイドフラップ23の外側へ滲出すること
を防ぐことができる。
化剤で処理したものや親水化剤を練り込んだ繊維で形成
した親水性不織布が用いられる。これら不織布に代えて
開孔を有する熱可塑性合成樹脂フィルムを用いることも
できる。
合成樹脂フィルムまたは合成樹脂フィルムと疎水性不織
布とのラミネートシート等が用いられる。コア4は、フ
ラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物であ
り、所要の厚みに圧縮され、全体がティシュペーパ等の
透液シートによって被覆されている。
向を有する伸縮弾性化バリヤカフを、サイドフラップ2
3の上面に配置することもできる。
コアの両側縁部の間の部分では、弾性部材の収縮力が非
発現状態にあるか、または、弾性部材が配置されていな
いので、該部分において弾性部材の収縮力によりコアに
皺がよることはない。おむつの着用時には、コアの両側
縁部の間の部分であって、コアの両端縁部からエンドフ
ラップの両端縁部の間に隙間ができず、排泄物の漏れを
防止することができる。コアの両側縁部の間の部分に弾
性部材を配置していないおむつは、その部分がトップシ
ートとバックシートとで構成されるので、容易に撓むこ
とができ着用者の肌との密着性がよい。
図。
視図。
断斜視図。
つの斜視図。
Claims (3)
- 【請求項1】 透液性トップシートと、不透液性バック
シートと、これら両シートの間に介在する吸液性コアと
から構成され、前記コアの両端縁それぞれから長手方向
外側へ延出する一対のエンドフラップと、前記エンドフ
ラップの間に位置して前記コアの両側縁それぞれから幅
方向外側へ延出する一対のサイドフラップとを有し、前
記一対のエンドフラップの少なくとも一方には、前記幅
方向へ延びる弾性伸縮性部材を伸長状態で接合している
使い捨ておむつであって、 前記コアの両側縁部から前記エンドフラップの両側縁部
へ至る部分に位置する前記弾性伸縮性部材の第2部分
は、前記トップシートと前記バックシートとのうちの少
なくとも一方の内面に間欠的に接合され、 前記コアの両側縁部の間の部分に位置する前記弾性伸縮
性部材の第1部分は、幅方向全長において前記トップシ
ートと前記バックシートとのうちの少なくとも一方の内
面に連続して接合されることで、その収縮力が実質的に
非発現状態にあることを特徴とする前記おむつ。 - 【請求項2】 前記コアの両側縁部から前記エンドフラ
ップの両側縁部へ至る部分に位置する前記弾性伸縮性部
材の伸縮応力が、200〜300gの範囲にある請求項
1記載のおむつ。 - 【請求項3】 前記コアと前記弾性伸縮性部材との対向
端縁間の寸法が、3〜25mmの範囲にある請求項1ま
たは請求項2に記載のおむつ。
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Family Applications (1)
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