JP3460980B2 - 巻掛式動力伝達部材のガイド装置 - Google Patents

巻掛式動力伝達部材のガイド装置

Info

Publication number
JP3460980B2
JP3460980B2 JP2000171090A JP2000171090A JP3460980B2 JP 3460980 B2 JP3460980 B2 JP 3460980B2 JP 2000171090 A JP2000171090 A JP 2000171090A JP 2000171090 A JP2000171090 A JP 2000171090A JP 3460980 B2 JP3460980 B2 JP 3460980B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding contact
power transmission
oil supply
contact member
transmission member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000171090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001349400A (ja
Inventor
和之 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2000171090A priority Critical patent/JP3460980B2/ja
Priority to CNB011214503A priority patent/CN1185409C/zh
Priority to IDP00200100443D priority patent/ID30465A/id
Priority to TW90113831A priority patent/TW520424B/zh
Publication of JP2001349400A publication Critical patent/JP2001349400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3460980B2 publication Critical patent/JP3460980B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
    • F16H2007/0863Finally actuated members, e.g. constructional details thereof
    • F16H2007/0872Sliding members

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、チェーン伝動
装置等の巻掛式動力伝達装置に用いられる動力伝達部材
のガイド装置、特にその潤滑手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4ストロークサイクル内燃機関の動弁系
に適用される従来のチェーン伝動装置として、例えば特
開2000−97042号公報に示されたものがある。
図10はその模式図、図11図10中のテンショナー
アームの正面図、図12は同じく平面図、図13図1
XIII−XIII矢視断面図、図14図11XIV−XIV
矢視断面図である。
【0003】まず図10に示すように、このチェーン伝
動装置は、クランク軸に取付けられた第1のスプロケッ
ト03と、カム軸に取付けられた第2,第3のスプロケッ
ト06,07と、これら3個のスプロケット03,06,07に捲
掛けられたチェーン08とを備えていて、クランク軸の回
転をカム軸に伝達するようになっている。
【0004】チェーン08の弛み側スパンに配置されたチ
ェーンテンショナ010は、アーム020と、同アーム020に
装着され、チェーン08が摺動するガイドシュー030を有
している。アーム020はその一端が枢軸021により回動自
在に枢支され、他端(自由端)には油圧テンショナー01
5のピストン015aが当接している。
【0005】アーム020は図11,図12に示されるよ
うに、一端に枢軸021(図10)が挿入されるピン穴023
が設けられ、他端には断面長円の貫通孔(導入孔)020
aが形成されている。
【0006】アーム020とガイドシュー030との合わせ面
020bは、ほぼ円弧状に延びており、図13,図14
示されるように、この合わせ面020bに沿ってアーム020
にほぼ半円形断面の油溝020cが形成されている。この
油溝020cの一端は導入孔020aと連通しており、他端は
ピン穴023の上方に達している。
【0007】長手方向にほぼ円弧状に延びるガイドシュ
ー030には、複数(図示例では2個)の貫通孔030aが形
成されている。ガイドシュー030をアーム020に組付けた
時には、これらの貫通孔030aはアーム020の油溝020c
と連通するようになっている。またガイドシュー030の
上面には、図13,図14に示されるように、チェーン
08の走行をガイドする溝部030bが形成されている。
【0008】油圧テンショナー015のピストン015aには
孔(図示せず)が形成されており、図示しない油圧供給
源からの潤滑油がこの孔から供給されるようになってい
る。
【0009】このようなチェーン伝動装置において、第
1のスプロケット03(図10)が回転してチェーン08が
矢印の方向に走行するとき、油圧テンショナー015が駆
動されることにより、ピストン015aがアーム020の先端
を押圧する。これによりアーム020が枢軸021の周りに揺
動して、ガイドシュー030がチェーン08を押圧し、その
結果チェーン08に適切な緊張力が作用する。
【0010】このとき、油圧テンショナー015のピスト
ン015aに形成された図示しない孔からは、図示しない
油圧供給源から供給された潤滑油が吹出している。吹出
した潤滑油は、アーム020の導入孔020aを通って油溝02
0c内に流入する。油溝020c内に流入した潤滑油は、油
溝020cを通ってアーム020のピン穴023側に移動すると
ともに、油溝020cと連通するガイドシュー030の各貫通
孔030aに流入し、各貫通孔030aからガイドシュー030
の外面に流出する。
【0011】一方チェーン08は、ガイドシュー030上を
矢印(図10)の方向に走行している。このとき、各貫
通孔030aから流出している潤滑油が、ガイドシュー030
とチェーン08との間に供給される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のガイド装置
は、アーム020とガイドシュー030の合わせ面020bに油
溝020cを設け、アーム020側にはその油溝020cに連通
する導入孔020a、ガイドシュー030側には同様油溝020
cに連通する複数の貫通孔030aを設けるので、構造が
複雑になり、高価であった。また導入孔020aがチェー
ン08の回動方向下流端に設けられているので、ガイドシ
ュー030の表面へ給油が開始されるまでに時間がかかっ
ていた。
【0013】
【課題を解決するための手段および効果】前記従来の課
題を解決するために、請求項1記載の発明は、巻掛式の
動力伝達部材に正面が接触する摺接部材と、該摺接部材
の背面を支持し該摺接部材と一体に形成された支持部材
と、上記摺接部材の接触面の長手方向にわたって設けら
れた潤滑油の給油溝と、上記摺接部材の、動力伝達部材
と摺接部材との接触開始側である回動方向上流側に配さ
れ、上記摺接部材の接触面に潤滑油を供給する給油手段
と、該給油手段を上記給油溝に直接連通する連通路とを
備えた巻掛式動力伝達部材のガイド装置であって、上記
給油溝は、少なくとも上記摺接部材と上記動 力伝達部材
との接触面の上記動力伝達部材の回動方向上流端まで、
上記連通路から上記上流方向に向かって延設され、かつ
その端部が閉じられていることを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項1記載の発明は上記のとおり構成さ
れ、摺接部材の、動力伝達部材と摺接部材との接触開始
側である回動方向上流側に給油手段が設けられているの
で、動力伝達部材の回動により潤滑油が摺接部材の表面
を引張られる。したがって、簡単な構造で、摺接部材の
長手方向全体にわたって潤滑油を供給することができ、
動力伝達部材に働く摩擦力を減少させ、その駆動を円滑
にする。
【0015】また、摺接部材の表面に給油溝を設け、そ
こに潤滑油を直接供給するので、摺接部材の表面と動力
伝達部材との摺動による潤滑油の飛散を抑制することが
できる。さらに、給油溝を設けたことで動力伝達部材と
摺接部材との接触面積が小さくなるので、両者の間の摩
擦力が低減し、摩耗が軽減される。
【0016】さらにまた、上記給油溝が、少なくとも上
記摺接部材と上記動力伝達部材との接触面の上記動力伝
達部材の回動方向上流端まで、上記連通路から上記上流
方向に向かって延設され、かつその端部が閉じられてい
るので、動力伝達部材の停止時にも給油溝内に余分に潤
滑油を保持できるため、動力伝達部材の回転開始時点
で、その動力伝達部材に確実に潤滑油を供給することが
できる。したがって、長時間作動を停止していた場合で
も、動力伝達部材を滑らかに回動させることができ、ま
た摩耗も抑制される。
【0017】次に請求項2記載の発明は、巻掛式の動力
伝達部材に正面が接触する摺接部材と、該摺接部材の背
面を支持し該摺接部材と一体に形成された支持部材と、
上記摺接部材の接触面の長手方向にわたって設けられた
複数の潤滑油の給油溝と、上記摺接部材の、動力伝達部
材と摺接部材との接触開始側である回動方向上流側に配
され、上記摺接部材の接触面に潤滑油を供給する給油手
段と、該給油手段を上記摺接部材の上記複数の給油溝間
に位置する接触面に直接連通する連通路とを備えた巻掛
式動力伝達部材のガイド装置であって、上記給油溝は、
少なくとも上記摺接部材と上記動力伝達部材との接触面
の上記動力伝達部材の回動方向上流端まで、上記連通路
から上記上流方向に向かって延設され、かつその端部が
閉じられていることを特徴とするのである。
【0018】請求項2記載の発明は上記のとおり構成さ
れているので、給油溝間に位置する接触面に供給された
潤滑油は、その両側の給油溝に導かれ、したがって摺動
部材の表面と動力伝達部材との摺動による潤滑油の飛散
を抑制することができる。
【0019】次に請求項3記載の発明は、上記請求項2
記載の発明において、上記複数の給油溝のうち2条が上
記摺接部材の接触面の両側縁に沿って設けられたことを
特徴とするものである。
【0020】請求項3記載の発明は上記のとおり構成さ
れ、摺動部材の接触面の両側縁部に沿って給油溝が設け
られているので、動力伝達部材が摺接部材の一方に偏っ
て動力伝達部材の側縁部下端が摺動部材の側縁の突出部
に接触した時でも、摺動部材の側縁に沿って潤滑油が流
れており、したがってこの部分の磨耗が軽減される。
【0021】また、請求項4記載の発明は、捲掛式の動
力伝達部材に正面が接触する摺接部材と、該摺接部材の
背面を支持し該摺接部材と一体に形成された支持部材
と、上記摺接部材の接触面の長手方向にわたって設けら
れた潤滑油の給油溝と、上記摺接部材の、動力伝達部材
と摺接部材との接触開始側である回動方向上流側に配さ
れ、上記摺接部材の接触面に潤滑油を供給する給油手段
と、該給油手段を上記摺接部材の接触面に直接連通する
連通路と、上記給油溝に設けられ上記給油手段から供給
された潤滑油を保持する保持機構とを備えた巻掛式動力
伝達部材のガイド装置であって、上記給油溝は、少なく
とも上記摺接部材と上記動力伝達部材との接触面の上記
動力伝達部材の回動方向上流端まで、上記連通路から上
記上流方向に向かって延設され、かつその端部が閉じら
れていることを特徴とするものである。
【0022】請求項4記載の発明は上記のとおり構成さ
れ、給油手段から供給された潤滑油を保持する保持機構
を給油溝内に設けたので、常に一定量の潤滑油が給油溝
内に保持される。したがって、運転開始時(動力伝達部
材が回動を始めた時)にも動力伝達部材に十分な潤滑油
を供給することができるから、動力伝達部材を円滑に回
動させるとともに、摩耗・振動等を抑制することができ
る。
【0023】さらに請求項5記載の発明は、上記請求項
4記載の発明において、上記保持機構が上記給油溝内を
仕切る少なくとも1つの仕切壁であって、高さが上記給
油溝の深さよりも低いことを特徴とするものである。
【0024】請求項5記載の発明では、上記のように給
油溝を仕切る仕切壁を給油溝内に設けることによって、
潤滑油を保持するだけでなく、給油溝部の剛性を高める
ことができる。したがって、給油溝の側壁が動力伝達部
材との接触により、給油溝内へ弯曲してくるのを防止す
ることができる。その結果、安定して潤滑油を供給で
き、さらに摺接部材の劣化を抑制できる。
【0025】請求項5記載の発明ではまた、仕切壁の高
さが給油溝の深さよりも低くなっているので、動力伝達
部材が仕切壁に接触せず、したがって磨耗が防止され、
かつ騒音を低減できる。加えて、潤滑油の給油溝内移動
を阻害することなく、潤滑油を給油溝内に保持できる。
【0026】
【発明の実施の形態1】図1は本発明の一実施形態にお
けるチェーンテンショナーの先端部を一部切欠いで示す
拡大側面図、図2は図1のII−II矢視正面図、図3は図
1および図2のIII−III矢視断面図をチェーンとともに
描いた図である。
【0027】これらの図において、1は巻掛式動力伝達
部材としてのチェーンであって、多数のリンクプレート
1aの列を層状に重ね合わせ、それらをピン1bで無端
状に連結して形成されている。2は正面が上記チェーン
1に接触する摺動部材としてのガイドシューである。こ
のガイドシュー2の背面には支持部材としてのチェーン
テンショナー本体3がガイドシュー2と一体に形成され
ている。
【0028】本実施形態では、ガイドシュー2の表面の
長手方向にわたって、潤滑油の給油溝6aが設けられて
いる。この給油溝6aの幅は、チェーン1がガイドシュ
ー2の片側にそれた時に、チェーン1の側縁が給油溝に
落込まない程度にする。
【0029】一方、チェーン回動方向上流側のチェーン
テンショナ−本体3背後には、ガイドシュー2表面に潤
滑油を供給する給油手段として、図示しない油圧テンシ
ョナーのピストンが配されており、該ピストン内に油路
が形成されている。そして、その油路と上記給油溝6a
とを直接連通する連通路として潤滑油通路4が設けら
れ、ガイドシュー2のチェーン回動方向上流側の給油溝
6a内に開口している。そして、上記給油溝6aの上流
側の端部は閉じられている。
【0030】ここでチェーン回動方向上流側とは、チェ
ーン1が近付いて来てガイドシュー2と接触を開始する
側であり、チェーン回動方向下流側とは、チェーン1が
ガイドシュー2から離脱して去ってゆく側をいう(以下
同じ)。
【0031】図示しないスプロケットに巻掛けられて回
送されるチェーン1はチェーンテンショナーのガイドシ
ュー2によってガイド・押圧される。一方、図示しない
オイルポンプから圧送されてきた潤滑油は、チェーンテ
ンショナー本体3の背後の図示しない油圧テンショナー
のピストンから潤滑油通路4を経て、ガイドシュー2の
正面の給油溝6a内に供給される。この潤滑油は給油溝
6aを通って、ガイドシュー2の長手方向にわたって移
動する。こうしてチェーン1とガイドシュー2の接触面
全体が潤滑される。
【0032】この場合、チェーン1がサイレントチェー
ンのように複数枚のリンクプレート1aが連結されたガ
イドシュー2との接触面が平面に形成されていても、給
油溝6aを設けたことにより、チェーン1とガイドシュ
ー2との接触面積が小さくなるので、チェーン1に働く
摩擦力を低減させることができる。また、チェーン1が
下方から上方に向かって回送される位置であっても、回
送方向に潤滑油が引張られるので、ガイドシュー2の全
長にわたって潤滑油を送給することができる。
【0033】本実施形態ではまた、ガイドシュー2表面
の給油溝6aに潤滑油を直接供給するので、ガイドシュ
ー2表面とチェーン1との摺動による潤滑油の飛散を抑
制することができる。
【0034】加えて本実施例では、給油溝6aの上流端
が閉じられているので、チェーン1の駆動開始時期にあ
っても給油溝6a端部に保持された潤滑油によりチェー
ンに給油することができる。
【0035】このように本実施形態では、簡単な構造で
ガイドシュー2の全長にわたって潤滑油を供給すること
ができ、チェーン1に働らく摩擦力を減少させ、その駆
動を円滑にする。
【0036】
【発明の実施の形態2】図4は本発明の第2の実施形態
におけるチェーンテンショナーの先端部横断面をチェー
ンとともに描いた図である。本実施形態では、ガイドシ
ュー2の正面(接触面)の両側縁に沿って2条の給油溝
6b,6bが全長にわたって設けられる。
【0037】潤滑油通路4を経てガイドシュー2の表面
に供給された潤滑油は、これらの給油溝6b,6bに流
れ込み、ガイドシュー2の全長にわたって移動する。こ
うして、チェーン1とガイドシュー2の接触面全体が潤
滑される。本実施形態でも、給油溝6b,6bを設けた
ことにより、チェーン1とガイドシュー2との接触面積
が小さくなるので、チェーン1に働く摩擦力が低減す
る。また、図4に図示されているようにチェーン1がガ
イドシュー2の一方に偏ってチェーン1の側部下端がガ
イドシュー2の側縁の突出部に接触した時でも、ガイド
シュー2の側縁に沿って潤滑油が流れるので、この部分
の摩耗が軽減される。
【0038】さらに本実施形態では、チェーン1の両側
縁のコーナー部分に対応するガイドシュー2の表面に給
油溝6bが設けられているので、チェーン1が回動中に
傾いた場合でも、チェーンコーナー部によるガイドシュ
ー2表面の片減りが防止される。加えて、接触面に供給
された潤滑油のうち、チェーン1表面を潤滑した後の余
りの分が、両側の給油溝6bへ流れ込むので、チェーン
1の回動により潤滑油が周囲に飛散するのを抑制するこ
とができる。
【0039】
【発明の実施の形態3】図5は本発明の第3の実施形態
におけるチェーンテンショナーの先端部を示す正面図で
ある。この実施形態では、ガイドシュー2の長手方向に
対して同方向に傾斜した給油溝6cが設けられる。
【0040】これによって潤滑油がガイドシュー2の全
幅にゆきわたるので、潤滑油の剪断抵抗はさらに減少す
るが、特にこの実施形態は、チェーンを意識的に片側に
寄せたい場合に実施される。チェーンスプロケットの片
持ちにより、例えば左向きの力が発生した場合、これを
右側への反力によって相殺する。またチェーンが左側に
寄った場合、潤滑油も左側へ導かれるので、ガイドシュ
ー2の左側部の摩擦、摩耗が軽減される。
【0041】図5では、給油溝6cがガイドシュー2の
長手方向に対して同方向に傾斜しているが、この給油溝
の傾斜を交互に逆方向にして、連続したジグザグ状の給
油溝とすることもできる。この場合、潤滑油がガイドシ
ュー2の全幅にゆきわたるので、潤滑油の剪断抵抗は減
少する。また給油溝がジグザグに進んでゆくことになる
ので、チェーンが片側に張り付くのを防ぐことができ
る。
【0042】
【発明の実施の形態4】図6は本発明の第4の実施形態
におけるチェーンテンショナーの先端部を示す正面図で
ある。本実施形態では、ガイドシュー2とチェーン1と
の接触開始位置、すなわちガイドシュー2とチェーン1
との接触面のチェーン回動方向上流端7よりも上流側の
ガイドシュー2の幅が他の部分よりも広くなっている。
また、給油溝6dは、潤滑油通路4からその接触開始位
置7まで上流方向に向かって延びており、かつその端部
が閉じられている。
【0043】上記のように本実施形態では、接触開始位
置7よりも上流側のガイドシュー2の幅が他の部分より
も広く、接触面積が大きくなっているので、チェーン1
を安定してガイドでき、またガイドシュー2の剛性が高
まるので、チェーン1との接触による衝撃を緩和するこ
とができる。したがってまた、チェーン1の回動方向下
流側にチェーンテンショナー本体3の支点(枢軸)があ
る場合でも、ガイドシュー2が振動しチェーン1に当た
って振動や騒音が発生したり、チェーン1の回動が阻害
されるような恐れがなくなる。
【0044】本実施形態ではまた、給油溝6dがチェー
ン1との接触開始位置7まで延設され、かつ上流端部が
閉じられているので、チェーン1の停止時にも給油溝
内に余分に潤滑油を保持できるため、チェーン1の回
動開始時点で確実にチェーン1に潤滑油を供給すること
ができる。したがって、長時間内燃機関を停止していた
ような場合でもチェーン1が滑らかに回動し、かつ摩耗
が抑制される。
【0045】なお、チェーン1が上方から下方に向かっ
て回動する位置にガイドシュー2が設けられている場合
は、潤滑油通路4を接触開始位置7よりも更に上流側に
配置しても、上記と同様の効果が得られる。
【0046】また、チェーン1が下方から上方に向かっ
て回動する位置にガイドシュー2が設けられている場合
は、本実施形態のように給油溝6dが潤滑油通路4から
上流方向に向かって延設されていると、その延設部分に
潤滑油が溜められるので、特に長時間停止後の再起動時
に効果的である。
【0047】
【発明の実施の形態5】図7は本発明の第5の実施形態
におけるチェーンテンショナーの先端部を示す正面図、
図8図7VIII−VIII矢視縦断面図、図9図7IX
−IX矢視横断面図である。
【0048】本実施形態では、前記第1の実施形態と同
様なガイドシュー2の中央線に沿う給油溝6eが設けら
れ、さらにその給油溝6eを横断して長手方向を区切る
ように、高さが給油溝6eの深さよりも低い複数の仕切
堰8が、仕切壁として設けられる。すなわち、給油溝
は仕切堰8により複数の区画に区切られて、それぞれ
油溜まり9を形成する。
【0049】したがって、それら複数の油溜まりには常
に一定量の潤滑油が保持され、チェーン駆動が円滑にな
る。また、内燃機関の起動時等で、潤滑油が十分に供給
されない時でも、油溜まり9内に潤滑油が保持されてい
るので、潤滑油が供給されるようになるまでの間、円滑
にチェーン1を作動できるとともに、摩耗・振動等を抑
制することができる。
【0050】本実施形態ではまた、給油溝6eを区切る
仕切堰8を給油溝6e内に設けたので、潤滑油を保持す
るだけでなく、給油溝6e部の剛性を高めることができ
る。したがって、給油溝6eの側壁がチェーン1との接
触により給油溝6e内へ弯曲してくるのを防止すること
ができる。その結果、安定して潤滑油を供給でき、さら
にガイドシュー2の劣化を抑制できる。
【0051】さらに本実施形態では、仕切堰8の高さが
給油溝6eの深さよりも低くなっているので、チェーン
1が仕切堰8に接触せず、したがって磨耗が防止され、
かつ騒音を低減できる。加えて、潤滑油の給油溝6e
移動を阻害することなく、潤滑油を給油溝6e内に保持
できる。
【0052】仕切堰8としては、図示例のように単に給
油溝6eの側壁を横に結ぶものだけでなく、例えばジグ
ザグ状のものでもよい。ただし、チェーン1の回動によ
り給油溝6eの全長にわたって潤滑油が送給されるため
には、仕切堰8の高さを給油溝6eの側壁の高さ、すな
わち給油溝6eの深さよりも低くすることが必要であ
る。
【0053】前記実施の形態では、いずれも潤滑油がチ
ェーンテンショナー本体3の背後から潤滑油通路4を経
てガイドシュー2の正面(接触面)に供給される場合に
ついて説明したが、潤滑油の供給する手段はこれに限定
されるものではなく、例えばチェーン1とガイドシュー
2との間に上方から潤滑油を垂らして給油溝等に流し込
み、これによって潤滑性を向上させることもできる。
【0054】なお、上記の諸実施形態において、給油溝
6a,6b等は、ガイドシュー2の長手方向に設けられ
ていればよく、必ずしも全長にわたっていなくてもよ
い。またガイドシュー2の表面(チェーン1との接触
面)は、上方を向いている方が潤滑油を保持する上で好
ましいが、たとえ下方を向いていても、チェーン1で覆
われているし、しかも潤滑油自体にも粘性があるので、
十分に潤滑油を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態におけるチェーンテ
ンショナーの先端部を一部切欠いて示す拡大側面図であ
る。
【図2】図2は図1のII−II矢視正面図である。
【図3】図3は図1および図2のIII−III矢視断面をチ
ェーンとともに描いた図である。
【図4】図4は本発明の第2の実施形態におけるチェー
ンテンショナーの先端部横断面 をチェーンとともに描い
た図である。
【図5】 図5 は本発明の第3の実施形態におけるチェー
ンテンショナーの先端部を示す正面図である。
【図6】 図6 は本発明の第4の実施形態におけるチェー
ンテンショナーの先端部を示す正面図である。
【図7】 図7 は本発明の第5の実施形態におけるチェー
ンテンショナーの先端部を示す正面図である。
【図8】 図8図7VIII−VIII矢視縦断面図である。
【図9】 図9図7IX−IX矢視横断面図である。
【図10】 図10 は従来のチェーン伝動装置の一例を示
す模式図である。
【図11】 図11図10中のテンショナーアームの正
面図である。
【図12】 図12 は同じく平面図である。
【図13】 図13図11XIII−XIII矢視断面図であ
る。
【図14】 図14図11XIV−XIV矢視断面図であ
る。
【符号の説明】
1…チェーン(巻掛式動力伝達部材)、1a…リンクプ
レート、1b…ピン、2…ガイドシュー(摺接部材)、
3…チェーンテンショナー本体(支持部材)、4…潤滑
油通路、6a,6b,6c,6d,6e…給油溝、7…
接触開始位置、8…仕切堰、9…油溜まり。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−97042(JP,A) 特開 平11−44349(JP,A) 特開 平8−4848(JP,A) 特開 平7−4480(JP,A) 特開 平2−11830(JP,A) 特開 平8−303541(JP,A) 実開 昭56−151545(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 7/00 - 7/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻掛式の動力伝達部材に正面が接触する摺
    接部材と、該摺接部材の背面を支持し該摺接部材と一体
    に形成された支持部材と、上記摺接部材の接触面の長手
    方向にわたって設けられた潤滑油の給油溝と、上記摺接
    部材の、動力伝達部材と摺接部材との接触開始側である
    回動方向上流側に配され、上記摺接部材の接触面に潤滑
    油を供給する給油手段と、該給油手段を上記給油溝に直
    接連通する連通路とを備えた巻掛式動力伝達部材のガイ
    ド装置であって、上記給油溝は、少なくとも上記摺接部
    材と上記動力伝達部材との接触面の上記動力伝達部材の
    回動方向上流端まで、上記連通路から上記上流方向に向
    かって延設され、かつその端部が閉じられていることを
    特徴とする捲掛式動力伝達部材のガイド装置。
  2. 【請求項2】巻掛式の動力伝達部材に正面が接触する摺
    接部材と、該摺接部材の背面を支持し該摺接部材と一体
    に形成された支持部材と、上記摺接部材の接触面の長手
    方向にわたって設けられた複数の潤滑油の給油溝と、上
    記摺接部材の、動力伝達部材と摺接部材との接触開始側
    である回動方向上流側に配され、上記摺接部材の接触面
    に潤滑油を供給する給油手段と、該給油手段を上記摺接
    部材の上記複数の給油溝間に位置する接触面に直接連通
    する連通路とを備えた巻掛式動力伝達部材のガイド装置
    であって、上記給油溝は、少なくとも上記摺接部材と上
    記動力伝達部材との接触面の上記動力伝達部材の回動方
    向上流端まで、上記連通路から上記上流方向に向かって
    延設され、かつその端部が閉じられていることを特徴と
    する捲掛式動力伝達部材のガイド装置。
  3. 【請求項3】上記複数の給油溝のうち2条が上記摺接部
    材の接触面の両側縁に沿って設けられたことを特徴とす
    る請求項2記載の巻掛式動力伝達部材のガイド装置。
  4. 【請求項4】捲掛式の動力伝達部材に正面が接触する摺
    接部材と、該摺接部材の背面を支持し該摺接部材と一体
    に形成された支持部材と、上記摺接部材の接触面の長手
    方向にわたって設けられた潤滑油の給油溝と、上記摺接
    部材の、動力伝達部材と摺接部材との接触開始側である
    回動方向上流側に配され、上記摺接部材の接触面に潤滑
    油を供給する給油手段と、該給油手段を上記摺接部材の
    接触面に直接連通する連通路と、上記給油溝に設けられ
    上記給油手段から供給された潤滑油を保持する保持機構
    とを備えた巻掛式動力伝達部材のガイド装置であって、
    上記給油溝は、少なくとも上記摺接部材と上記動力伝達
    部材との接触面の上記動力伝達部材の回動方向上流端ま
    で、上記連通路から上記上流方向に向かって延設され、
    かつその端部が閉じられていることを特徴とする捲掛式
    動力伝達部材のガイド装置。
  5. 【請求項5】上記保持機構は上記給油溝内を仕切る少な
    くとも1つの仕切壁であって、高さが上記給油溝の深さ
    よりも低いことを特徴とする請求項4記載の巻掛式動力
    伝達部材のガイド装置。
JP2000171090A 2000-06-07 2000-06-07 巻掛式動力伝達部材のガイド装置 Expired - Fee Related JP3460980B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000171090A JP3460980B2 (ja) 2000-06-07 2000-06-07 巻掛式動力伝達部材のガイド装置
CNB011214503A CN1185409C (zh) 2000-06-07 2001-06-07 环绕式传动装置的导引机构
IDP00200100443D ID30465A (id) 2000-06-07 2001-06-07 Mekanisme pengarah petransmisi daya selubung
TW90113831A TW520424B (en) 2000-06-07 2001-06-07 Guide mechanism for a wrapping power transmitter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000171090A JP3460980B2 (ja) 2000-06-07 2000-06-07 巻掛式動力伝達部材のガイド装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003170377A Division JP3898159B2 (ja) 2003-06-16 2003-06-16 巻掛式動力伝達部材のガイド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001349400A JP2001349400A (ja) 2001-12-21
JP3460980B2 true JP3460980B2 (ja) 2003-10-27

Family

ID=18673692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000171090A Expired - Fee Related JP3460980B2 (ja) 2000-06-07 2000-06-07 巻掛式動力伝達部材のガイド装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP3460980B2 (ja)
CN (1) CN1185409C (ja)
ID (1) ID30465A (ja)
TW (1) TW520424B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102213303A (zh) * 2010-04-09 2011-10-12 株式会社椿本链索 链引导机构

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004058948A1 (de) 2004-12-08 2006-06-14 Schaeffler Kg Ölführung an Spann- und Führungsschienen
JP4408922B2 (ja) * 2007-08-24 2010-02-03 株式会社椿本チエイン エンジン用チェーンガイド
JP2009074387A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Nok Corp チェーンガイド及びチェーン駆動装置
WO2012007509A2 (de) * 2010-07-13 2012-01-19 Entec Consulting Gmbh Kettentrieb für verbrennungskraftmaschinen
KR20120054475A (ko) * 2010-11-19 2012-05-30 현대자동차주식회사 차량용 타이밍 체인 마찰 저감장치
JP5650512B2 (ja) * 2010-12-14 2015-01-07 富士重工業株式会社 チェーンガイド
JP6025261B2 (ja) * 2013-07-08 2016-11-16 株式会社椿本チエイン チェーンガイド
JP5980177B2 (ja) * 2013-07-22 2016-08-31 株式会社椿本チエイン チェーンガイド
CN103758931B (zh) * 2014-02-12 2015-10-21 太仓斯普宁精密机械有限公司 一种可储油的链条片和链条
JP6298350B2 (ja) 2014-04-26 2018-03-20 ボーグワーナー インコーポレーテッド オイルジェットアームおよび当該オイルジェットアームを用いたチェーンスパンの潤滑方法、ならびにチェーンテンショニング装置および当該チェーンテンショニング装置を用いたチェーンスパンの潤滑方法
DE112015003586T5 (de) * 2014-09-05 2017-06-08 Borgwarner Inc. Verbesserte kettenführungs- und spannvorrichtung
DE102014014905A1 (de) * 2014-10-08 2016-04-14 Iwis Motorsysteme Gmbh & Co. Kg Spannschiene mit einem Schmiermittelkanal
JP6432564B2 (ja) * 2016-07-08 2018-12-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関用チェーンの潤滑油供給装置
JP7277732B2 (ja) * 2019-05-15 2023-05-19 株式会社椿本チエイン テンショナレバー
CN110513170B (zh) * 2019-08-29 2021-02-19 上海瀚通汽车零部件有限公司 一种正时链条系统及其发动机
US11466755B2 (en) 2020-02-03 2022-10-11 Borgwarner Inc. Chain guide and tensioning apparatus for vehicles
KR20230000058A (ko) * 2021-06-24 2023-01-02 현대자동차주식회사 기계식 체인 텐셔너

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56151545U (ja) * 1980-04-11 1981-11-13
JPH0211830A (ja) * 1988-06-30 1990-01-16 Suzuki Motor Co Ltd 4サイクルエンジンのカムチェーンテンショナ
JPH074480A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Toyota Autom Loom Works Ltd チェーンスリッパ
JP3350612B2 (ja) * 1994-04-18 2002-11-25 ボルグワーナー・モールステック・ジャパン株式会社 テンショナアーム及びチエーンガイド
JPH08303541A (ja) * 1995-04-28 1996-11-19 Hokushin Ind Inc 樹脂製チェーン当接体
JP3269011B2 (ja) * 1997-07-28 2002-03-25 株式会社椿本チエイン 伝動チェーンの走行案内シュー
JP3541926B2 (ja) * 1998-09-18 2004-07-14 本田技研工業株式会社 テンショナアーム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102213303A (zh) * 2010-04-09 2011-10-12 株式会社椿本链索 链引导机构
CN102213303B (zh) * 2010-04-09 2015-11-25 株式会社椿本链索 链引导机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001349400A (ja) 2001-12-21
TW520424B (en) 2003-02-11
ID30465A (id) 2001-12-13
CN1185409C (zh) 2005-01-19
CN1328220A (zh) 2001-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3460980B2 (ja) 巻掛式動力伝達部材のガイド装置
KR101411147B1 (ko) 체인
JP4137147B2 (ja) 低フリクションチェーン
US7963872B2 (en) Transmission chain for use in engine
US8696500B2 (en) Tensioner lever
US8771117B2 (en) Chain transmission apparatus
JP3250660B2 (ja) 伝動チェーン用プレート
CA2299087C (en) Separator structure of chain case
KR101504794B1 (ko) 링크 플레이트
KR20110119544A (ko) 체인
JP2016142412A (ja) 低摩擦リンクプレート背部付きの関節連結チェーン
KR20160057987A (ko) 안내 슈
JP3541926B2 (ja) テンショナアーム
JP3898159B2 (ja) 巻掛式動力伝達部材のガイド装置
JPH084848A (ja) テンショナアーム及びチエーンガイド
JP2003294089A (ja) ローラチェーン
JP2006329221A (ja) チェーン式伝動装置
JP2013221609A (ja) タイミングチェーンの潤滑構造
KR20120041893A (ko) 체인 텐셔너 암
JP2005121197A (ja) ベルト式無段変速機の潤滑装置
JP2003214504A (ja) 伝動チェーン用可動レバー
JP4555615B2 (ja) サイレントチエーンの潤滑構造
KR0128261B1 (ko) 체인 구동장치
JP2596102Y2 (ja) チェーンスライダ
JP6452671B2 (ja) 内燃機関の潤滑構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041021

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140815

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees