JP3460980B2 - 巻掛式動力伝達部材のガイド装置 - Google Patents
巻掛式動力伝達部材のガイド装置Info
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- F16H2007/0872—Sliding members
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
装置等の巻掛式動力伝達装置に用いられる動力伝達部材
のガイド装置、特にその潤滑手段に関するものである。
に適用される従来のチェーン伝動装置として、例えば特
開2000−97042号公報に示されたものがある。
図10はその模式図、図11は図10中のテンショナー
アームの正面図、図12は同じく平面図、図13は図1
1のXIII−XIII矢視断面図、図14は図11のXIV−XIV
矢視断面図である。
動装置は、クランク軸に取付けられた第1のスプロケッ
ト03と、カム軸に取付けられた第2,第3のスプロケッ
ト06,07と、これら3個のスプロケット03,06,07に捲
掛けられたチェーン08とを備えていて、クランク軸の回
転をカム軸に伝達するようになっている。
ェーンテンショナ010は、アーム020と、同アーム020に
装着され、チェーン08が摺動するガイドシュー030を有
している。アーム020はその一端が枢軸021により回動自
在に枢支され、他端(自由端)には油圧テンショナー01
5のピストン015aが当接している。
うに、一端に枢軸021(図10)が挿入されるピン穴023
が設けられ、他端には断面長円の貫通孔(導入孔)020
aが形成されている。
020bは、ほぼ円弧状に延びており、図13,図14に
示されるように、この合わせ面020bに沿ってアーム020
にほぼ半円形断面の油溝020cが形成されている。この
油溝020cの一端は導入孔020aと連通しており、他端は
ピン穴023の上方に達している。
ー030には、複数(図示例では2個)の貫通孔030aが形
成されている。ガイドシュー030をアーム020に組付けた
時には、これらの貫通孔030aはアーム020の油溝020c
と連通するようになっている。またガイドシュー030の
上面には、図13,図14に示されるように、チェーン
08の走行をガイドする溝部030bが形成されている。
孔(図示せず)が形成されており、図示しない油圧供給
源からの潤滑油がこの孔から供給されるようになってい
る。
1のスプロケット03(図10)が回転してチェーン08が
矢印の方向に走行するとき、油圧テンショナー015が駆
動されることにより、ピストン015aがアーム020の先端
を押圧する。これによりアーム020が枢軸021の周りに揺
動して、ガイドシュー030がチェーン08を押圧し、その
結果チェーン08に適切な緊張力が作用する。
ン015aに形成された図示しない孔からは、図示しない
油圧供給源から供給された潤滑油が吹出している。吹出
した潤滑油は、アーム020の導入孔020aを通って油溝02
0c内に流入する。油溝020c内に流入した潤滑油は、油
溝020cを通ってアーム020のピン穴023側に移動すると
ともに、油溝020cと連通するガイドシュー030の各貫通
孔030aに流入し、各貫通孔030aからガイドシュー030
の外面に流出する。
矢印(図10)の方向に走行している。このとき、各貫
通孔030aから流出している潤滑油が、ガイドシュー030
とチェーン08との間に供給される。
は、アーム020とガイドシュー030の合わせ面020bに油
溝020cを設け、アーム020側にはその油溝020cに連通
する導入孔020a、ガイドシュー030側には同様油溝020
cに連通する複数の貫通孔030aを設けるので、構造が
複雑になり、高価であった。また導入孔020aがチェー
ン08の回動方向下流端に設けられているので、ガイドシ
ュー030の表面へ給油が開始されるまでに時間がかかっ
ていた。
題を解決するために、請求項1記載の発明は、巻掛式の
動力伝達部材に正面が接触する摺接部材と、該摺接部材
の背面を支持し該摺接部材と一体に形成された支持部材
と、上記摺接部材の接触面の長手方向にわたって設けら
れた潤滑油の給油溝と、上記摺接部材の、動力伝達部材
と摺接部材との接触開始側である回動方向上流側に配さ
れ、上記摺接部材の接触面に潤滑油を供給する給油手段
と、該給油手段を上記給油溝に直接連通する連通路とを
備えた巻掛式動力伝達部材のガイド装置であって、上記
給油溝は、少なくとも上記摺接部材と上記動 力伝達部材
との接触面の上記動力伝達部材の回動方向上流端まで、
上記連通路から上記上流方向に向かって延設され、かつ
その端部が閉じられていることを特徴とするものであ
る。
れ、摺接部材の、動力伝達部材と摺接部材との接触開始
側である回動方向上流側に給油手段が設けられているの
で、動力伝達部材の回動により潤滑油が摺接部材の表面
を引張られる。したがって、簡単な構造で、摺接部材の
長手方向全体にわたって潤滑油を供給することができ、
動力伝達部材に働く摩擦力を減少させ、その駆動を円滑
にする。
こに潤滑油を直接供給するので、摺接部材の表面と動力
伝達部材との摺動による潤滑油の飛散を抑制することが
できる。さらに、給油溝を設けたことで動力伝達部材と
摺接部材との接触面積が小さくなるので、両者の間の摩
擦力が低減し、摩耗が軽減される。
記摺接部材と上記動力伝達部材との接触面の上記動力伝
達部材の回動方向上流端まで、上記連通路から上記上流
方向に向かって延設され、かつその端部が閉じられてい
るので、動力伝達部材の停止時にも給油溝内に余分に潤
滑油を保持できるため、動力伝達部材の回転開始時点
で、その動力伝達部材に確実に潤滑油を供給することが
できる。したがって、長時間作動を停止していた場合で
も、動力伝達部材を滑らかに回動させることができ、ま
た摩耗も抑制される。
伝達部材に正面が接触する摺接部材と、該摺接部材の背
面を支持し該摺接部材と一体に形成された支持部材と、
上記摺接部材の接触面の長手方向にわたって設けられた
複数の潤滑油の給油溝と、上記摺接部材の、動力伝達部
材と摺接部材との接触開始側である回動方向上流側に配
され、上記摺接部材の接触面に潤滑油を供給する給油手
段と、該給油手段を上記摺接部材の上記複数の給油溝間
に位置する接触面に直接連通する連通路とを備えた巻掛
式動力伝達部材のガイド装置であって、上記給油溝は、
少なくとも上記摺接部材と上記動力伝達部材との接触面
の上記動力伝達部材の回動方向上流端まで、上記連通路
から上記上流方向に向かって延設され、かつその端部が
閉じられていることを特徴とするのである。
れているので、給油溝間に位置する接触面に供給された
潤滑油は、その両側の給油溝に導かれ、したがって摺動
部材の表面と動力伝達部材との摺動による潤滑油の飛散
を抑制することができる。
記載の発明において、上記複数の給油溝のうち2条が上
記摺接部材の接触面の両側縁に沿って設けられたことを
特徴とするものである。
れ、摺動部材の接触面の両側縁部に沿って給油溝が設け
られているので、動力伝達部材が摺接部材の一方に偏っ
て動力伝達部材の側縁部下端が摺動部材の側縁の突出部
に接触した時でも、摺動部材の側縁に沿って潤滑油が流
れており、したがってこの部分の磨耗が軽減される。
力伝達部材に正面が接触する摺接部材と、該摺接部材の
背面を支持し該摺接部材と一体に形成された支持部材
と、上記摺接部材の接触面の長手方向にわたって設けら
れた潤滑油の給油溝と、上記摺接部材の、動力伝達部材
と摺接部材との接触開始側である回動方向上流側に配さ
れ、上記摺接部材の接触面に潤滑油を供給する給油手段
と、該給油手段を上記摺接部材の接触面に直接連通する
連通路と、上記給油溝に設けられ上記給油手段から供給
された潤滑油を保持する保持機構とを備えた巻掛式動力
伝達部材のガイド装置であって、上記給油溝は、少なく
とも上記摺接部材と上記動力伝達部材との接触面の上記
動力伝達部材の回動方向上流端まで、上記連通路から上
記上流方向に向かって延設され、かつその端部が閉じら
れていることを特徴とするものである。
れ、給油手段から供給された潤滑油を保持する保持機構
を給油溝内に設けたので、常に一定量の潤滑油が給油溝
内に保持される。したがって、運転開始時(動力伝達部
材が回動を始めた時)にも動力伝達部材に十分な潤滑油
を供給することができるから、動力伝達部材を円滑に回
動させるとともに、摩耗・振動等を抑制することができ
る。
4記載の発明において、上記保持機構が上記給油溝内を
仕切る少なくとも1つの仕切壁であって、高さが上記給
油溝の深さよりも低いことを特徴とするものである。
油溝を仕切る仕切壁を給油溝内に設けることによって、
潤滑油を保持するだけでなく、給油溝部の剛性を高める
ことができる。したがって、給油溝の側壁が動力伝達部
材との接触により、給油溝内へ弯曲してくるのを防止す
ることができる。その結果、安定して潤滑油を供給で
き、さらに摺接部材の劣化を抑制できる。
さが給油溝の深さよりも低くなっているので、動力伝達
部材が仕切壁に接触せず、したがって磨耗が防止され、
かつ騒音を低減できる。加えて、潤滑油の給油溝内移動
を阻害することなく、潤滑油を給油溝内に保持できる。
けるチェーンテンショナーの先端部を一部切欠いで示す
拡大側面図、図2は図1のII−II矢視正面図、図3は図
1および図2のIII−III矢視断面図をチェーンとともに
描いた図である。
部材としてのチェーンであって、多数のリンクプレート
1aの列を層状に重ね合わせ、それらをピン1bで無端
状に連結して形成されている。2は正面が上記チェーン
1に接触する摺動部材としてのガイドシューである。こ
のガイドシュー2の背面には支持部材としてのチェーン
テンショナー本体3がガイドシュー2と一体に形成され
ている。
長手方向にわたって、潤滑油の給油溝6aが設けられて
いる。この給油溝6aの幅は、チェーン1がガイドシュ
ー2の片側にそれた時に、チェーン1の側縁が給油溝に
落込まない程度にする。
テンショナ−本体3背後には、ガイドシュー2表面に潤
滑油を供給する給油手段として、図示しない油圧テンシ
ョナーのピストンが配されており、該ピストン内に油路
が形成されている。そして、その油路と上記給油溝6a
とを直接連通する連通路として潤滑油通路4が設けら
れ、ガイドシュー2のチェーン回動方向上流側の給油溝
6a内に開口している。そして、上記給油溝6aの上流
側の端部は閉じられている。
ーン1が近付いて来てガイドシュー2と接触を開始する
側であり、チェーン回動方向下流側とは、チェーン1が
ガイドシュー2から離脱して去ってゆく側をいう(以下
同じ)。
送されるチェーン1はチェーンテンショナーのガイドシ
ュー2によってガイド・押圧される。一方、図示しない
オイルポンプから圧送されてきた潤滑油は、チェーンテ
ンショナー本体3の背後の図示しない油圧テンショナー
のピストンから潤滑油通路4を経て、ガイドシュー2の
正面の給油溝6a内に供給される。この潤滑油は給油溝
6aを通って、ガイドシュー2の長手方向にわたって移
動する。こうしてチェーン1とガイドシュー2の接触面
全体が潤滑される。
ンのように複数枚のリンクプレート1aが連結されたガ
イドシュー2との接触面が平面に形成されていても、給
油溝6aを設けたことにより、チェーン1とガイドシュ
ー2との接触面積が小さくなるので、チェーン1に働く
摩擦力を低減させることができる。また、チェーン1が
下方から上方に向かって回送される位置であっても、回
送方向に潤滑油が引張られるので、ガイドシュー2の全
長にわたって潤滑油を送給することができる。
の給油溝6aに潤滑油を直接供給するので、ガイドシュ
ー2表面とチェーン1との摺動による潤滑油の飛散を抑
制することができる。
が閉じられているので、チェーン1の駆動開始時期にあ
っても給油溝6a端部に保持された潤滑油によりチェー
ンに給油することができる。
ガイドシュー2の全長にわたって潤滑油を供給すること
ができ、チェーン1に働らく摩擦力を減少させ、その駆
動を円滑にする。
におけるチェーンテンショナーの先端部横断面をチェー
ンとともに描いた図である。本実施形態では、ガイドシ
ュー2の正面(接触面)の両側縁に沿って2条の給油溝
6b,6bが全長にわたって設けられる。
に供給された潤滑油は、これらの給油溝6b,6bに流
れ込み、ガイドシュー2の全長にわたって移動する。こ
うして、チェーン1とガイドシュー2の接触面全体が潤
滑される。本実施形態でも、給油溝6b,6bを設けた
ことにより、チェーン1とガイドシュー2との接触面積
が小さくなるので、チェーン1に働く摩擦力が低減す
る。また、図4に図示されているようにチェーン1がガ
イドシュー2の一方に偏ってチェーン1の側部下端がガ
イドシュー2の側縁の突出部に接触した時でも、ガイド
シュー2の側縁に沿って潤滑油が流れるので、この部分
の摩耗が軽減される。
縁のコーナー部分に対応するガイドシュー2の表面に給
油溝6bが設けられているので、チェーン1が回動中に
傾いた場合でも、チェーンコーナー部によるガイドシュ
ー2表面の片減りが防止される。加えて、接触面に供給
された潤滑油のうち、チェーン1表面を潤滑した後の余
りの分が、両側の給油溝6bへ流れ込むので、チェーン
1の回動により潤滑油が周囲に飛散するのを抑制するこ
とができる。
におけるチェーンテンショナーの先端部を示す正面図で
ある。この実施形態では、ガイドシュー2の長手方向に
対して同方向に傾斜した給油溝6cが設けられる。
幅にゆきわたるので、潤滑油の剪断抵抗はさらに減少す
るが、特にこの実施形態は、チェーンを意識的に片側に
寄せたい場合に実施される。チェーンスプロケットの片
持ちにより、例えば左向きの力が発生した場合、これを
右側への反力によって相殺する。またチェーンが左側に
寄った場合、潤滑油も左側へ導かれるので、ガイドシュ
ー2の左側部の摩擦、摩耗が軽減される。
長手方向に対して同方向に傾斜しているが、この給油溝
の傾斜を交互に逆方向にして、連続したジグザグ状の給
油溝とすることもできる。この場合、潤滑油がガイドシ
ュー2の全幅にゆきわたるので、潤滑油の剪断抵抗は減
少する。また給油溝がジグザグに進んでゆくことになる
ので、チェーンが片側に張り付くのを防ぐことができ
る。
におけるチェーンテンショナーの先端部を示す正面図で
ある。本実施形態では、ガイドシュー2とチェーン1と
の接触開始位置、すなわちガイドシュー2とチェーン1
との接触面のチェーン回動方向上流端7よりも上流側の
ガイドシュー2の幅が他の部分よりも広くなっている。
また、給油溝6dは、潤滑油通路4からその接触開始位
置7まで上流方向に向かって延びており、かつその端部
が閉じられている。
置7よりも上流側のガイドシュー2の幅が他の部分より
も広く、接触面積が大きくなっているので、チェーン1
を安定してガイドでき、またガイドシュー2の剛性が高
まるので、チェーン1との接触による衝撃を緩和するこ
とができる。したがってまた、チェーン1の回動方向下
流側にチェーンテンショナー本体3の支点(枢軸)があ
る場合でも、ガイドシュー2が振動しチェーン1に当た
って振動や騒音が発生したり、チェーン1の回動が阻害
されるような恐れがなくなる。
ン1との接触開始位置7まで延設され、かつ上流端部が
閉じられているので、チェーン1の停止時にも給油溝6
d内に余分に潤滑油を保持できるため、チェーン1の回
動開始時点で確実にチェーン1に潤滑油を供給すること
ができる。したがって、長時間内燃機関を停止していた
ような場合でもチェーン1が滑らかに回動し、かつ摩耗
が抑制される。
て回動する位置にガイドシュー2が設けられている場合
は、潤滑油通路4を接触開始位置7よりも更に上流側に
配置しても、上記と同様の効果が得られる。
て回動する位置にガイドシュー2が設けられている場合
は、本実施形態のように給油溝6dが潤滑油通路4から
上流方向に向かって延設されていると、その延設部分に
潤滑油が溜められるので、特に長時間停止後の再起動時
に効果的である。
におけるチェーンテンショナーの先端部を示す正面図、
図8は図7のVIII−VIII矢視縦断面図、図9は図7のIX
−IX矢視横断面図である。
様なガイドシュー2の中央線に沿う給油溝6eが設けら
れ、さらにその給油溝6eを横断して長手方向を区切る
ように、高さが給油溝6eの深さよりも低い複数の仕切
堰8が、仕切壁として設けられる。すなわち、給油溝6
eは仕切堰8により複数の区画に区切られて、それぞれ
油溜まり9を形成する。
に一定量の潤滑油が保持され、チェーン駆動が円滑にな
る。また、内燃機関の起動時等で、潤滑油が十分に供給
されない時でも、油溜まり9内に潤滑油が保持されてい
るので、潤滑油が供給されるようになるまでの間、円滑
にチェーン1を作動できるとともに、摩耗・振動等を抑
制することができる。
仕切堰8を給油溝6e内に設けたので、潤滑油を保持す
るだけでなく、給油溝6e部の剛性を高めることができ
る。したがって、給油溝6eの側壁がチェーン1との接
触により給油溝6e内へ弯曲してくるのを防止すること
ができる。その結果、安定して潤滑油を供給でき、さら
にガイドシュー2の劣化を抑制できる。
給油溝6eの深さよりも低くなっているので、チェーン
1が仕切堰8に接触せず、したがって磨耗が防止され、
かつ騒音を低減できる。加えて、潤滑油の給油溝6e内
移動を阻害することなく、潤滑油を給油溝6e内に保持
できる。
油溝6eの側壁を横に結ぶものだけでなく、例えばジグ
ザグ状のものでもよい。ただし、チェーン1の回動によ
り給油溝6eの全長にわたって潤滑油が送給されるため
には、仕切堰8の高さを給油溝6eの側壁の高さ、すな
わち給油溝6eの深さよりも低くすることが必要であ
る。
ェーンテンショナー本体3の背後から潤滑油通路4を経
てガイドシュー2の正面(接触面)に供給される場合に
ついて説明したが、潤滑油の供給する手段はこれに限定
されるものではなく、例えばチェーン1とガイドシュー
2との間に上方から潤滑油を垂らして給油溝等に流し込
み、これによって潤滑性を向上させることもできる。
6a,6b等は、ガイドシュー2の長手方向に設けられ
ていればよく、必ずしも全長にわたっていなくてもよ
い。またガイドシュー2の表面(チェーン1との接触
面)は、上方を向いている方が潤滑油を保持する上で好
ましいが、たとえ下方を向いていても、チェーン1で覆
われているし、しかも潤滑油自体にも粘性があるので、
十分に潤滑油を保持できる。
ンショナーの先端部を一部切欠いて示す拡大側面図であ
る。
ェーンとともに描いた図である。
ンテンショナーの先端部横断面 をチェーンとともに描い
た図である。
ンテンショナーの先端部を示す正面図である。
ンテンショナーの先端部を示す正面図である。
ンテンショナーの先端部を示す正面図である。
す模式図である。
面図である。
る。
る。
レート、1b…ピン、2…ガイドシュー(摺接部材)、
3…チェーンテンショナー本体(支持部材)、4…潤滑
油通路、6a,6b,6c,6d,6e…給油溝、7…
接触開始位置、8…仕切堰、9…油溜まり。
Claims (5)
- 【請求項1】巻掛式の動力伝達部材に正面が接触する摺
接部材と、該摺接部材の背面を支持し該摺接部材と一体
に形成された支持部材と、上記摺接部材の接触面の長手
方向にわたって設けられた潤滑油の給油溝と、上記摺接
部材の、動力伝達部材と摺接部材との接触開始側である
回動方向上流側に配され、上記摺接部材の接触面に潤滑
油を供給する給油手段と、該給油手段を上記給油溝に直
接連通する連通路とを備えた巻掛式動力伝達部材のガイ
ド装置であって、上記給油溝は、少なくとも上記摺接部
材と上記動力伝達部材との接触面の上記動力伝達部材の
回動方向上流端まで、上記連通路から上記上流方向に向
かって延設され、かつその端部が閉じられていることを
特徴とする捲掛式動力伝達部材のガイド装置。 - 【請求項2】巻掛式の動力伝達部材に正面が接触する摺
接部材と、該摺接部材の背面を支持し該摺接部材と一体
に形成された支持部材と、上記摺接部材の接触面の長手
方向にわたって設けられた複数の潤滑油の給油溝と、上
記摺接部材の、動力伝達部材と摺接部材との接触開始側
である回動方向上流側に配され、上記摺接部材の接触面
に潤滑油を供給する給油手段と、該給油手段を上記摺接
部材の上記複数の給油溝間に位置する接触面に直接連通
する連通路とを備えた巻掛式動力伝達部材のガイド装置
であって、上記給油溝は、少なくとも上記摺接部材と上
記動力伝達部材との接触面の上記動力伝達部材の回動方
向上流端まで、上記連通路から上記上流方向に向かって
延設され、かつその端部が閉じられていることを特徴と
する捲掛式動力伝達部材のガイド装置。 - 【請求項3】上記複数の給油溝のうち2条が上記摺接部
材の接触面の両側縁に沿って設けられたことを特徴とす
る請求項2記載の巻掛式動力伝達部材のガイド装置。 - 【請求項4】捲掛式の動力伝達部材に正面が接触する摺
接部材と、該摺接部材の背面を支持し該摺接部材と一体
に形成された支持部材と、上記摺接部材の接触面の長手
方向にわたって設けられた潤滑油の給油溝と、上記摺接
部材の、動力伝達部材と摺接部材との接触開始側である
回動方向上流側に配され、上記摺接部材の接触面に潤滑
油を供給する給油手段と、該給油手段を上記摺接部材の
接触面に直接連通する連通路と、上記給油溝に設けられ
上記給油手段から供給された潤滑油を保持する保持機構
とを備えた巻掛式動力伝達部材のガイド装置であって、
上記給油溝は、少なくとも上記摺接部材と上記動力伝達
部材との接触面の上記動力伝達部材の回動方向上流端ま
で、上記連通路から上記上流方向に向かって延設され、
かつその端部が閉じられていることを特徴とする捲掛式
動力伝達部材のガイド装置。 - 【請求項5】上記保持機構は上記給油溝内を仕切る少な
くとも1つの仕切壁であって、高さが上記給油溝の深さ
よりも低いことを特徴とする請求項4記載の巻掛式動力
伝達部材のガイド装置。
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