JP3339234B2 - 緩衝器 - Google Patents
緩衝器Info
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- JP3339234B2 JP3339234B2 JP01252295A JP1252295A JP3339234B2 JP 3339234 B2 JP3339234 B2 JP 3339234B2 JP 01252295 A JP01252295 A JP 01252295A JP 1252295 A JP1252295 A JP 1252295A JP 3339234 B2 JP3339234 B2 JP 3339234B2
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- gap
- fluid
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ショックアブ
ソーバ等に用いられる緩衝器に係り、特に、作動流体に
電気粘性流体を用いてその粘性変化により減衰力を可変
とした油圧式緩衝器に関する。
ソーバ等に用いられる緩衝器に係り、特に、作動流体に
電気粘性流体を用いてその粘性変化により減衰力を可変
とした油圧式緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電圧或いは電界を印加すると粘度
が増加する電気粘性流体(以下ER流体という)を作動
流体に使用して、減衰力を可変とする油圧式緩衝器が開
発されるに至っている。以下、その一例として特開平6-
10983 号公報に開示されたものを説明する。
が増加する電気粘性流体(以下ER流体という)を作動
流体に使用して、減衰力を可変とする油圧式緩衝器が開
発されるに至っている。以下、その一例として特開平6-
10983 号公報に開示されたものを説明する。
【0003】図10に示すように、緩衝器aは、ピスト
ンbを収容してシリンダ室cを区画する内筒dと、内筒
dの外側を所定間隔の隙間eを有して囲繞する中間筒f
と、中間筒fの外側を所定間隔をもって囲繞し、中間筒
fとの間にリザーバ室gを区画する外筒hとを備えてい
る。内筒dと中間筒fとにはポートi,jが設けられ、
これらポートi,jによってシリンダ室c、隙間e及び
リザーバ室gはそれぞれ連通される。またこれらには作
動流体であるER流体kが、リザーバ室gの上部を除い
て充填されている。
ンbを収容してシリンダ室cを区画する内筒dと、内筒
dの外側を所定間隔の隙間eを有して囲繞する中間筒f
と、中間筒fの外側を所定間隔をもって囲繞し、中間筒
fとの間にリザーバ室gを区画する外筒hとを備えてい
る。内筒dと中間筒fとにはポートi,jが設けられ、
これらポートi,jによってシリンダ室c、隙間e及び
リザーバ室gはそれぞれ連通される。またこれらには作
動流体であるER流体kが、リザーバ室gの上部を除い
て充填されている。
【0004】ピストンbが伸び側即ち上方に移動する
と、シリンダ室cのピストンb上側にあるER流体kが
ポートiを通じて隙間e内に流入し、隙間e内では上か
ら下へのER流体kの移動が生じ、隙間e内からはポー
トjを通じたリザーバ室gへの移動がなされる。他方、
シリンダ室cのピストンb下側には、チェック弁lの開
弁により通路mを通じたリザーバ室gからのER流体k
の供給がなされる。
と、シリンダ室cのピストンb上側にあるER流体kが
ポートiを通じて隙間e内に流入し、隙間e内では上か
ら下へのER流体kの移動が生じ、隙間e内からはポー
トjを通じたリザーバ室gへの移動がなされる。他方、
シリンダ室cのピストンb下側には、チェック弁lの開
弁により通路mを通じたリザーバ室gからのER流体k
の供給がなされる。
【0005】逆に、ピストンbが縮み側即ち下方に移動
すると、シリンダ室cのピストンb上側には、チェック
弁nの開弁により通路oを通じたピストンb下側からの
ER流体kの供給がなされる。このときロッドpの容積
分ER流体kが多く供給されるので、この余剰分はポー
トiを通じ隙間e内へと送られる。そして前記同様、隙
間e内での上から下への移動、ポートjを通じたリザー
バ室gへの排出が生じる。
すると、シリンダ室cのピストンb上側には、チェック
弁nの開弁により通路oを通じたピストンb下側からの
ER流体kの供給がなされる。このときロッドpの容積
分ER流体kが多く供給されるので、この余剰分はポー
トiを通じ隙間e内へと送られる。そして前記同様、隙
間e内での上から下への移動、ポートjを通じたリザー
バ室gへの排出が生じる。
【0006】内筒dと中間筒fとは、絶縁材qで絶縁支
持されると共に電源rからの電線s1 ,s2 が接続さ
れ、これにより隙間e内に電界或いは電圧を印加するた
めの電極を形成する。よってこの隙間e内のER流体k
に電界を印加すれば、その粘度が増し、減衰力が高ま
る。
持されると共に電源rからの電線s1 ,s2 が接続さ
れ、これにより隙間e内に電界或いは電圧を印加するた
めの電極を形成する。よってこの隙間e内のER流体k
に電界を印加すれば、その粘度が増し、減衰力が高ま
る。
【0007】このように、ER流体への電界の印加・無
印加或いはその強弱により、減衰力を高速かつ連続的に
変化させることができるため、これを最適に制御するこ
とにより、例えば自動車用ショックアブソーバにおいて
は、車両の乗り心地と安定性とを同時に改善することが
可能となる。
印加或いはその強弱により、減衰力を高速かつ連続的に
変化させることができるため、これを最適に制御するこ
とにより、例えば自動車用ショックアブソーバにおいて
は、車両の乗り心地と安定性とを同時に改善することが
可能となる。
【0008】また、例えば特開平4-258541号公報で開示
されるようなメカニカルに減衰力を変化させるものに比
べ、構造が単純でかつアクチュエータ等動作遅れを生じ
る装置がないため、応答性が良好で、減衰力を連続的に
調整できるメリットがある。
されるようなメカニカルに減衰力を変化させるものに比
べ、構造が単純でかつアクチュエータ等動作遅れを生じ
る装置がないため、応答性が良好で、減衰力を連続的に
調整できるメリットがある。
【0009】尚、ER流体の粘度の変化とは、その見掛
け上の粘度の変化を意味し、その粘度自体は変化しな
い。即ち、電界を印加すると流体中の分散粒子がつなが
って降伏応力を発生し、その結果として粘度が増加して
いるように見えるだけのことである。図11は電界印加
・無印加時の減衰力特性をそれぞれ示し、縦軸は減衰力
f、横軸はピストン速度Vである。これから分かるよう
に、電界印加時の減衰力特性は、電界無印加時の減衰力
特性が降伏応力分シフトしたものとなる(このような特
性を持つ流体をビンガム流体という)。
け上の粘度の変化を意味し、その粘度自体は変化しな
い。即ち、電界を印加すると流体中の分散粒子がつなが
って降伏応力を発生し、その結果として粘度が増加して
いるように見えるだけのことである。図11は電界印加
・無印加時の減衰力特性をそれぞれ示し、縦軸は減衰力
f、横軸はピストン速度Vである。これから分かるよう
に、電界印加時の減衰力特性は、電界無印加時の減衰力
特性が降伏応力分シフトしたものとなる(このような特
性を持つ流体をビンガム流体という)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記緩衝器
を車両のサスペンション用とする場合、電界印加時のE
R流体の粘度を必要な減衰力を得られる値にまで高める
ためには、狭い電極間距離と、長く広い電極間形状とが
要求される。しかし後者に関しては、緩衝器の寸法上の
制約や電極の複数化を招く等の理由から限界があり、従
って内筒と中間筒との間隔を可能な限り狭め、隙間を1
mm程度とすることによって狭い電極間距離を実現させて
いた。
を車両のサスペンション用とする場合、電界印加時のE
R流体の粘度を必要な減衰力を得られる値にまで高める
ためには、狭い電極間距離と、長く広い電極間形状とが
要求される。しかし後者に関しては、緩衝器の寸法上の
制約や電極の複数化を招く等の理由から限界があり、従
って内筒と中間筒との間隔を可能な限り狭め、隙間を1
mm程度とすることによって狭い電極間距離を実現させて
いた。
【0011】しかしながら、こうすると、その狭い隙間
がER流体の流れに対する絞りとなって、電界無印加時
の減衰力特性の下限を低くできないという欠点があっ
た。従って、電界印加時の減衰力特性との間に大きな幅
を持たせることもできず、減衰力の調整範囲も大きくと
れなかった。
がER流体の流れに対する絞りとなって、電界無印加時
の減衰力特性の下限を低くできないという欠点があっ
た。従って、電界印加時の減衰力特性との間に大きな幅
を持たせることもできず、減衰力の調整範囲も大きくと
れなかった。
【0012】また一般に、車両の乗り心地を悪化させる
主な原因の一つに、路面上の突起物を乗り越える時のバ
ネ下(タイヤ)からの突き上げ入力がある。この突き上
げ入力は高周波成分を含み、緩衝器にあっては高いピス
トン速度が生じる。この高周波振動を吸収するには、緩
衝器の発生する減衰力をできる限り高応答で小さくする
ことが要求される。また乗り心地を向上させる制御則の
ひとつである車体のスカイフックダンパ制御を行うに際
しても、減衰力をできるだけ小さくする要求が多く生じ
る。
主な原因の一つに、路面上の突起物を乗り越える時のバ
ネ下(タイヤ)からの突き上げ入力がある。この突き上
げ入力は高周波成分を含み、緩衝器にあっては高いピス
トン速度が生じる。この高周波振動を吸収するには、緩
衝器の発生する減衰力をできる限り高応答で小さくする
ことが要求される。また乗り心地を向上させる制御則の
ひとつである車体のスカイフックダンパ制御を行うに際
しても、減衰力をできるだけ小さくする要求が多く生じ
る。
【0013】しかしながら、これに関しても、小さな減
衰力を得られないために、突き上げ入力に対して十分な
振動吸収を行うことができないという問題が生じる。
衰力を得られないために、突き上げ入力に対して十分な
振動吸収を行うことができないという問題が生じる。
【0014】そこで、上記課題を解決すべく本発明は創
案されたものであり、その目的は、小さな減衰力を得ら
れ、減衰力特性に大きな変化幅を持たせることができる
緩衝器を提供することにある。
案されたものであり、その目的は、小さな減衰力を得ら
れ、減衰力特性に大きな変化幅を持たせることができる
緩衝器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ピストンを収容してシリンダ室を区画する
内筒と、この内筒の外側を所定間隔を有して囲繞する中
間筒との隙間に電界を印加して、その隙間を通ずる作動
流体たる電気粘性流体の粘度を変化させて減衰力を変化
させるようにした緩衝器において、上記中間筒に、その
排出側端部に位置するポートと、その中間部に位置する
孔とを設け、上記中間筒の上記孔の周囲部分に、上記内
筒に向かって突出してその内筒との隙間を減少させる突
出部を形成したものである。
に本発明は、ピストンを収容してシリンダ室を区画する
内筒と、この内筒の外側を所定間隔を有して囲繞する中
間筒との隙間に電界を印加して、その隙間を通ずる作動
流体たる電気粘性流体の粘度を変化させて減衰力を変化
させるようにした緩衝器において、上記中間筒に、その
排出側端部に位置するポートと、その中間部に位置する
孔とを設け、上記中間筒の上記孔の周囲部分に、上記内
筒に向かって突出してその内筒との隙間を減少させる突
出部を形成したものである。
【0016】
【作用】電界無印加時、隙間内の電気粘性流体は、ピス
トンの移動により、中間筒のポートに加え孔を通じても
排出される。また電界を印加すると、突出部の周辺にお
いて電気粘性流体の粘度が他の部分より増加し、これに
より孔からの排出が制限される。
トンの移動により、中間筒のポートに加え孔を通じても
排出される。また電界を印加すると、突出部の周辺にお
いて電気粘性流体の粘度が他の部分より増加し、これに
より孔からの排出が制限される。
【0017】
【実施例】以下本発明の好適実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0018】図1は、本発明に係る緩衝器を示す縦断正
面図で、その構成は前記従来例のものと大略同様であ
る。図示するように、緩衝器1は、ピストン2を摺動往
復自在に収容してシリンダ室3を区画する内筒4と、こ
の内筒4の外側を1mm程度の比較的小さな隙間5をもっ
て囲繞する中間筒6と、この中間筒6の外側を比較的大
きな間隔をもって囲繞し、中間筒6との間にリザーバ室
7を区画する外筒8とを同軸的に有する。外筒8の一端
即ち上端開口部には、樹脂等の絶縁材料からなる一端閉
塞板9が設けられ、他端即ち下端開口部にも他端閉塞板
10が設けられる。他端閉塞板10の上面部には、樹脂
等の絶縁材料からなるリング状の支持部材11が設けら
れ、これと一端閉塞板9とにより、内筒4と中間筒6と
は両端部が絶縁支持される。一端閉塞板9には軸受12
が設けられ、これを通じてピストンロッド13が突出さ
れる。
面図で、その構成は前記従来例のものと大略同様であ
る。図示するように、緩衝器1は、ピストン2を摺動往
復自在に収容してシリンダ室3を区画する内筒4と、こ
の内筒4の外側を1mm程度の比較的小さな隙間5をもっ
て囲繞する中間筒6と、この中間筒6の外側を比較的大
きな間隔をもって囲繞し、中間筒6との間にリザーバ室
7を区画する外筒8とを同軸的に有する。外筒8の一端
即ち上端開口部には、樹脂等の絶縁材料からなる一端閉
塞板9が設けられ、他端即ち下端開口部にも他端閉塞板
10が設けられる。他端閉塞板10の上面部には、樹脂
等の絶縁材料からなるリング状の支持部材11が設けら
れ、これと一端閉塞板9とにより、内筒4と中間筒6と
は両端部が絶縁支持される。一端閉塞板9には軸受12
が設けられ、これを通じてピストンロッド13が突出さ
れる。
【0019】内筒4は、導電性金属製とされ、その下端
面が他端閉塞板10に当接され、その上端面が、一端閉
塞板9の上面と面一とされて外部に露出される。また内
筒4は、図2にも示すように、その上端部に、シリンダ
室3と隙間5とを連通するための内筒ポート14が設け
られる。内筒ポート14は、対向位置に四つ設けられ、
内筒4の周方向に沿う長穴或いはスリット状に形成され
ている。
面が他端閉塞板10に当接され、その上端面が、一端閉
塞板9の上面と面一とされて外部に露出される。また内
筒4は、図2にも示すように、その上端部に、シリンダ
室3と隙間5とを連通するための内筒ポート14が設け
られる。内筒ポート14は、対向位置に四つ設けられ、
内筒4の周方向に沿う長穴或いはスリット状に形成され
ている。
【0020】中間筒6は、導電性金属製とされ、内筒4
の外径よりも2mm程度大きい内径を有し、その上端が一
端閉塞板9の内部に、下端が支持部材11の内部に埋め
込まれて、露出や当接のないようにされている。
の外径よりも2mm程度大きい内径を有し、その上端が一
端閉塞板9の内部に、下端が支持部材11の内部に埋め
込まれて、露出や当接のないようにされている。
【0021】図3にも示すように、中間筒6は、その下
端部に、隙間5とリザーバ室7とを連通するための中間
筒ポート15が設けられる。この中間筒ポート15も、
対向位置に四つ設けられ、内筒4の周方向に沿う長穴或
いはスリット状に形成されている。
端部に、隙間5とリザーバ室7とを連通するための中間
筒ポート15が設けられる。この中間筒ポート15も、
対向位置に四つ設けられ、内筒4の周方向に沿う長穴或
いはスリット状に形成されている。
【0022】そして特に、中間筒6には、中間筒ポート
15に加えて隙間5とリザーバ室7とを連通する複数の
孔16が設けられる。孔16は、中間筒6の中間部或い
は全体に適当にちらばるようまた、リザーバ室7中のE
R流体28の液面より常に下にあるよう適宜間隔で千鳥
状に配置され、中間筒6の半径方向に沿って穿設される
と共に、中間筒外径等に比較して十分小径とされる。ま
た図4に詳しく示すように、中間筒6の内面における孔
16の周囲部分には、内筒4に向かって突出して内筒4
との隙間5を減少させる突出部17が一体的に設けられ
ている。突出部17は、孔16を取り囲むリング状に形
成され、その径方向外側の端縁部が断面角状に形成さ
れ、その径方向内側の端縁部は断面アール状に削り取ら
れている。内筒4への対向面18は、内筒4との同心円
筒上に沿うよう、或いは内筒4との隙間間隔を一定に保
つようアール状に形成されている。こうすることによっ
て、隙間5の間隔h1 は1mm程度とされるのに対し、面
18と内筒4との隙間19の間隔h2 は、例えば 0.6mm
程度とされる。
15に加えて隙間5とリザーバ室7とを連通する複数の
孔16が設けられる。孔16は、中間筒6の中間部或い
は全体に適当にちらばるようまた、リザーバ室7中のE
R流体28の液面より常に下にあるよう適宜間隔で千鳥
状に配置され、中間筒6の半径方向に沿って穿設される
と共に、中間筒外径等に比較して十分小径とされる。ま
た図4に詳しく示すように、中間筒6の内面における孔
16の周囲部分には、内筒4に向かって突出して内筒4
との隙間5を減少させる突出部17が一体的に設けられ
ている。突出部17は、孔16を取り囲むリング状に形
成され、その径方向外側の端縁部が断面角状に形成さ
れ、その径方向内側の端縁部は断面アール状に削り取ら
れている。内筒4への対向面18は、内筒4との同心円
筒上に沿うよう、或いは内筒4との隙間間隔を一定に保
つようアール状に形成されている。こうすることによっ
て、隙間5の間隔h1 は1mm程度とされるのに対し、面
18と内筒4との隙間19の間隔h2 は、例えば 0.6mm
程度とされる。
【0023】なお、孔16及び突出部17の形成方法と
しては、中間筒6の成形と同時に突出部17を設けてお
き、その突出部17の中心に孔16を穿設する方法等が
ある。
しては、中間筒6の成形と同時に突出部17を設けてお
き、その突出部17の中心に孔16を穿設する方法等が
ある。
【0024】図1に示すように、一端閉塞板9から露出
する内筒4の上端面には、高電圧を発生させる電源20
からのマイナス或いはグランド線21が電気的に接続さ
れている。また電源20からのプラス線22は、絶縁管
23内を挿通して中間筒6に電気的に接続される。絶縁
管23は、外筒8を油密に貫通し、リザーバ室7を通過
して中間筒6に油密に接続する。これにより、中間筒6
はプラス側の電極を、内筒4はマイナス側の電極をそれ
ぞれ形成することになる。
する内筒4の上端面には、高電圧を発生させる電源20
からのマイナス或いはグランド線21が電気的に接続さ
れている。また電源20からのプラス線22は、絶縁管
23内を挿通して中間筒6に電気的に接続される。絶縁
管23は、外筒8を油密に貫通し、リザーバ室7を通過
して中間筒6に油密に接続する。これにより、中間筒6
はプラス側の電極を、内筒4はマイナス側の電極をそれ
ぞれ形成することになる。
【0025】ピストン2は、その内部に、上側のシリン
ダ室3aと下側のシリンダ室3bとを連通させるピスト
ン流路24と、これの中間部に設けられたピストン側チ
ェックバルブ25とを有する。また他端閉塞板10も、
その内部に、下側のシリンダ室3bとリザーバ室7とを
連通させる閉塞板流路26と、これのシリンダ室3b出
口付近に設けられた閉塞板側チェックバルブ27とを有
する。そしてこのように形成された緩衝器1内部には、
リザーバ室7の上部を除き、作動流体としてのER流体
28が充填される。なおリザーバ室7上部の空間は、ピ
ストンロッド13の出入りによって生じる容積変化分を
吸収するための空間である。
ダ室3aと下側のシリンダ室3bとを連通させるピスト
ン流路24と、これの中間部に設けられたピストン側チ
ェックバルブ25とを有する。また他端閉塞板10も、
その内部に、下側のシリンダ室3bとリザーバ室7とを
連通させる閉塞板流路26と、これのシリンダ室3b出
口付近に設けられた閉塞板側チェックバルブ27とを有
する。そしてこのように形成された緩衝器1内部には、
リザーバ室7の上部を除き、作動流体としてのER流体
28が充填される。なおリザーバ室7上部の空間は、ピ
ストンロッド13の出入りによって生じる容積変化分を
吸収するための空間である。
【0026】さらに電源20には、その出力のON/OFF、
出力電圧値等を制御するためのコントローラ28が接続
される。コントローラ28はマイクロコンピュータ等か
らなり、車両の走行状態(車速、前後加速度、横加速
度)を検知するセンサ、路面入力を検知するセンサ(バ
ネ下加速度、車高センサ)等が接続される。そしてコン
トローラ28は、これらセンサの値から最適な減衰力を
生じる指令値を電源20に出力し、この指令値に比例し
た高電圧を電源20から出力させるようになっている。
出力電圧値等を制御するためのコントローラ28が接続
される。コントローラ28はマイクロコンピュータ等か
らなり、車両の走行状態(車速、前後加速度、横加速
度)を検知するセンサ、路面入力を検知するセンサ(バ
ネ下加速度、車高センサ)等が接続される。そしてコン
トローラ28は、これらセンサの値から最適な減衰力を
生じる指令値を電源20に出力し、この指令値に比例し
た高電圧を電源20から出力させるようになっている。
【0027】次に実施例の作用について説明する。
【0028】先ず、電源20からは電圧が出力されず、
中間筒6と内筒4との間の隙間5には電圧或いは電界が
印加されない通常状態(ソフトの状態)について説明す
る。
中間筒6と内筒4との間の隙間5には電圧或いは電界が
印加されない通常状態(ソフトの状態)について説明す
る。
【0029】図1を参照して、例えばピストン2が伸び
側即ち上方に移動するとき、ピストン側チェックバルブ
25は閉であり、上側シリンダ室3aにあるER流体2
8は内筒ポート14を通じて隙間5内に流入する。隙間
5内ではER流体28の上から下への移動が生じ、隙間
5内からは中間筒ポート15を通じたリザーバ室7への
排出がなされる。また下側シリンダ室3bには、閉塞板
側チェックバルブ27の開弁により、閉塞板流路26を
通じたリザーバ室7からのER流体28の供給がなされ
る。
側即ち上方に移動するとき、ピストン側チェックバルブ
25は閉であり、上側シリンダ室3aにあるER流体2
8は内筒ポート14を通じて隙間5内に流入する。隙間
5内ではER流体28の上から下への移動が生じ、隙間
5内からは中間筒ポート15を通じたリザーバ室7への
排出がなされる。また下側シリンダ室3bには、閉塞板
側チェックバルブ27の開弁により、閉塞板流路26を
通じたリザーバ室7からのER流体28の供給がなされ
る。
【0030】逆に、ピストン2が縮み側即ち下方に移動
すると、上側シリンダ室3aには、ピストン側チェック
バルブ25の開弁により、ピストン流路24を通じた下
側シリンダ室3bからのER流体28の供給がなされ
る。なお閉塞板側チェックバルブ27は閉である。この
ときピストンロッド13の容積分ER流体28が多く供
給されるので、この余剰分は内筒ポート14を通じて隙
間5内へと送られる。そしてER流体28の、隙間5内
での上から下への即ち流入側から排出側への移動、中間
筒ポート15を通じたリザーバ室7への排出が生じる。
すると、上側シリンダ室3aには、ピストン側チェック
バルブ25の開弁により、ピストン流路24を通じた下
側シリンダ室3bからのER流体28の供給がなされ
る。なお閉塞板側チェックバルブ27は閉である。この
ときピストンロッド13の容積分ER流体28が多く供
給されるので、この余剰分は内筒ポート14を通じて隙
間5内へと送られる。そしてER流体28の、隙間5内
での上から下への即ち流入側から排出側への移動、中間
筒ポート15を通じたリザーバ室7への排出が生じる。
【0031】このように本実施例の場合、隙間5内のE
R流体28は常に上から下へと移動するワンウェイタイ
プであるが、特にこの隙間5内のER流体28は、孔1
6を通じてもリザーバ室7に排出される。つまり孔16
によってER流体28を洩れ出させる(リークさせる)
ことができ、孔16の部分においてER流体28の通過
抵抗を減じられるため、隙間5の間隔h1 を増加したの
と同様の効果が得られ、減衰器1が発生する減衰力、或
いは減衰力特性の下限を小さくすることができる。
R流体28は常に上から下へと移動するワンウェイタイ
プであるが、特にこの隙間5内のER流体28は、孔1
6を通じてもリザーバ室7に排出される。つまり孔16
によってER流体28を洩れ出させる(リークさせる)
ことができ、孔16の部分においてER流体28の通過
抵抗を減じられるため、隙間5の間隔h1 を増加したの
と同様の効果が得られ、減衰器1が発生する減衰力、或
いは減衰力特性の下限を小さくすることができる。
【0032】次に電界印加時の状態(ハードの状態)に
ついて説明する。コントローラ28が電源20の出力を
ONとすると、電源20からは例えば5kV を上限とする最
適値の電圧が出力され、これによりプラス側電極として
の中間筒6と、マイナス側電極としての内筒4との隙間
5には電圧或いは電界が印加される。こうすると隙間5
内のER流体28は粘度(見掛け上の粘度)を増し、緩
衝器1の発生する減衰力を高める。
ついて説明する。コントローラ28が電源20の出力を
ONとすると、電源20からは例えば5kV を上限とする最
適値の電圧が出力され、これによりプラス側電極として
の中間筒6と、マイナス側電極としての内筒4との隙間
5には電圧或いは電界が印加される。こうすると隙間5
内のER流体28は粘度(見掛け上の粘度)を増し、緩
衝器1の発生する減衰力を高める。
【0033】特にこのとき、突出部17と内筒4との隙
間19の間隔h2 は、他の部分の隙間5の間隔h1 より
も小さいため、ER流体28の粘度が隙間間隔に反比例
して高まることから、隙間19のER流体28の粘度は
隙間5のものよりも高まる。特に隙間5の間隔h1 が1
mm、隙間19の間隔h2 が 0.6mmなので、隙間19にお
いては1.67倍の粘度の増大が生じる。この粘度の増大は
流動性の低下をもたらし、孔16を通ずる洩れ出しを著
しく制限するか、或いは皆無とする。従って、ER流体
28の主な流れは、図5に示すような突出部17を避け
た流れとなり、これによって既存の性能を損なうことな
く、十分な減衰力の確保を図れる。
間19の間隔h2 は、他の部分の隙間5の間隔h1 より
も小さいため、ER流体28の粘度が隙間間隔に反比例
して高まることから、隙間19のER流体28の粘度は
隙間5のものよりも高まる。特に隙間5の間隔h1 が1
mm、隙間19の間隔h2 が 0.6mmなので、隙間19にお
いては1.67倍の粘度の増大が生じる。この粘度の増大は
流動性の低下をもたらし、孔16を通ずる洩れ出しを著
しく制限するか、或いは皆無とする。従って、ER流体
28の主な流れは、図5に示すような突出部17を避け
た流れとなり、これによって既存の性能を損なうことな
く、十分な減衰力の確保を図れる。
【0034】これから分かるように、孔16の径、位
置、数等や、突出部17の大きさ、形状等は、電界無印
加時にはER流体28の流出を促進し、電界印加時には
それを制限するよう最適に定められる。本実施例におい
て電極間距離、すなわち隙間5の間隔h1 は1mm、隙間
19の間隔h2 は 0.6mmとしたが、これは放電や組立精
度の問題等を考慮して最適に定めたものである。なお種
々の条件によっては他の値とすることも可能である。ま
た孔16の形状を円形以外の楕円形、矩形等としてもよ
く、突出部17に関しても同様の変形が可能である。
置、数等や、突出部17の大きさ、形状等は、電界無印
加時にはER流体28の流出を促進し、電界印加時には
それを制限するよう最適に定められる。本実施例におい
て電極間距離、すなわち隙間5の間隔h1 は1mm、隙間
19の間隔h2 は 0.6mmとしたが、これは放電や組立精
度の問題等を考慮して最適に定めたものである。なお種
々の条件によっては他の値とすることも可能である。ま
た孔16の形状を円形以外の楕円形、矩形等としてもよ
く、突出部17に関しても同様の変形が可能である。
【0035】図6は、本実施例の緩衝器において、孔1
6及び突出部17の有無による減衰力特性の比較を行う
ためのグラフで、縦軸が減衰力f、横軸がピストン速度
V、実線が有の場合、破線が無の場合を示す。図示する
ように、電界印加時の上限については、孔16からの洩
れ出しによる僅かな低下が見られるものの殆ど大差な
く、これに対し下限については、孔16の作用により明
らかな低下が見られる。またこうして下限の減衰力を小
さくすることで、減衰力特性に大きな変化幅を持たせる
ことができ、自動車用においては乗り心地、操安性の向
上に貢献し得ると共に、特に突き上げ入力に対する振動
吸収、車体のスカイフックダンパ制御に対しても極めて
有効となる。
6及び突出部17の有無による減衰力特性の比較を行う
ためのグラフで、縦軸が減衰力f、横軸がピストン速度
V、実線が有の場合、破線が無の場合を示す。図示する
ように、電界印加時の上限については、孔16からの洩
れ出しによる僅かな低下が見られるものの殆ど大差な
く、これに対し下限については、孔16の作用により明
らかな低下が見られる。またこうして下限の減衰力を小
さくすることで、減衰力特性に大きな変化幅を持たせる
ことができ、自動車用においては乗り心地、操安性の向
上に貢献し得ると共に、特に突き上げ入力に対する振動
吸収、車体のスカイフックダンパ制御に対しても極めて
有効となる。
【0036】また、複雑な構造とせずに、或いは応答性
を悪化させずに減衰力を可変とする、ER流体を用いた
緩衝器のメリットは依然として残る。
を悪化させずに減衰力を可変とする、ER流体を用いた
緩衝器のメリットは依然として残る。
【0037】次に、孔16及び突出部17の変形例を以
下に具体的に示す。
下に具体的に示す。
【0038】先ず、図7に示す第1変形例にあっては、
孔16が、中間筒6の一部を内筒4側に向かってピンポ
イント的に押し破ることにより形成されている。そして
これにより捲れあがり、突出した部分を所定長さに切断
して突出部17を形成する。或いは、中間筒6の一部を
内筒4側に凹ませ、これによって突き出た部分を切断す
ることにより孔16及び突出部17を形成することもで
きる。こうすると加工、製作が楽で、製作コスト削減等
が図れる。なお突出部17と内筒4との隙間19は、前
記同様一定間隔に保たれる。
孔16が、中間筒6の一部を内筒4側に向かってピンポ
イント的に押し破ることにより形成されている。そして
これにより捲れあがり、突出した部分を所定長さに切断
して突出部17を形成する。或いは、中間筒6の一部を
内筒4側に凹ませ、これによって突き出た部分を切断す
ることにより孔16及び突出部17を形成することもで
きる。こうすると加工、製作が楽で、製作コスト削減等
が図れる。なお突出部17と内筒4との隙間19は、前
記同様一定間隔に保たれる。
【0039】次に、図8に示す第2変形例にあっては、
形成方法としては第1変形例同様であるが、孔16及び
突出部17に方向性を付加した点が異なっている。本例
は、孔16及び突出部17を、中間筒6の半径方向に対
し、上方(一端閉塞板9側)から見て反時計回り方向に
向かって角度θ1 だけ傾けたものである。これは隙間5
内のER流体28の流れ方向を考慮したためで、例えば
内筒ポート14と中間筒ポート15との位置関係等によ
っては流れに周方向の成分が加わる。本案の場合この流
れ方向に一致するように傾けたものであるから、電界無
印加時の孔16からの流出はスムーズとなり、減衰力を
より小さくできる。なお、逆に、反対方向に傾けて流出
を妨げるようにすることも可能である。
形成方法としては第1変形例同様であるが、孔16及び
突出部17に方向性を付加した点が異なっている。本例
は、孔16及び突出部17を、中間筒6の半径方向に対
し、上方(一端閉塞板9側)から見て反時計回り方向に
向かって角度θ1 だけ傾けたものである。これは隙間5
内のER流体28の流れ方向を考慮したためで、例えば
内筒ポート14と中間筒ポート15との位置関係等によ
っては流れに周方向の成分が加わる。本案の場合この流
れ方向に一致するように傾けたものであるから、電界無
印加時の孔16からの流出はスムーズとなり、減衰力を
より小さくできる。なお、逆に、反対方向に傾けて流出
を妨げるようにすることも可能である。
【0040】図9の第3変形例は、これと同様の理由で
こんどは下方に傾けたものである。即ち孔16及び突出
部17は、中間筒6の軸方向に対し角度θ2 をなすよう
傾斜されている。上記緩衝器1の場合、隙間5内のER
流体28は常に上から下へと移動するため、こうするこ
とでも孔16からの流出がスムーズとなる。
こんどは下方に傾けたものである。即ち孔16及び突出
部17は、中間筒6の軸方向に対し角度θ2 をなすよう
傾斜されている。上記緩衝器1の場合、隙間5内のER
流体28は常に上から下へと移動するため、こうするこ
とでも孔16からの流出がスムーズとなる。
【0041】本発明は、以上の他にも様々な変形実施例
が可能である。
が可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【0043】(1)小さな減衰力を得られ、減衰力特性
に大きな変化幅を持たせることができる。
に大きな変化幅を持たせることができる。
【図1】本発明に係る緩衝器の一実施例を示す縦断正面
図である。
図である。
【図2】内筒を示す斜視図である。
【図3】中間筒を示す斜視図である。
【図4】孔及び突出部を示す縦断正面図である。
【図5】孔及び突出部周辺の電気粘性流体の流れを示す
図である。
図である。
【図6】減衰力特性を示すグラフである。
【図7】孔及び突出部の第1変形例を示す縦断正面図で
ある。
ある。
【図8】孔及び突出部の第2変形例を示す縦断正面図で
ある。
ある。
【図9】孔及び突出部の第3変形例を示す縦断正面図で
ある。
ある。
【図10】従来の緩衝器を示す縦断正面図である。
【図11】一般的な減衰力特性を示すグラフである。
1 緩衝器 2 ピストン 3 シリンダ室 4 内筒 5 隙間 6 中間筒 15 ポート 16 孔 17 突出部 28 電気粘性流体
Claims (2)
- 【請求項1】 ピストンを収容してシリンダ室を区画す
る内筒と、該内筒の外側を所定間隔を有して囲繞する中
間筒との隙間に電界を印加して、その隙間を通ずる作動
流体たる電気粘性流体の粘度を変化させて減衰力を変化
させるようにした緩衝器において、上記中間筒に、その
排出側端部に位置するポートと、その中間部に位置する
孔とを設け、上記中間筒の上記孔の周囲部分に、上記内
筒に向かって突出して該内筒との隙間を減少させる突出
部を形成したことを特徴とする緩衝器。 - 【請求項2】 上記孔が、上記中間筒の軸方向或いは半
径方向に対し傾斜された請求項1記載の緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01252295A JP3339234B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01252295A JP3339234B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 緩衝器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08200430A JPH08200430A (ja) | 1996-08-06 |
JP3339234B2 true JP3339234B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=11807680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01252295A Expired - Fee Related JP3339234B2 (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3339234B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT408782B (de) * | 2000-01-27 | 2002-03-25 | Blum Gmbh Julius | Dämpfungseinrichtung für bewegbare möbelteile |
CN102235400A (zh) * | 2010-04-22 | 2011-11-09 | 郑文瑞 | 缓冲装置 |
JP6457649B2 (ja) * | 2015-09-18 | 2019-01-23 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | シリンダ装置 |
JP6761897B2 (ja) * | 2017-03-30 | 2020-09-30 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | シリンダ装置 |
JP6979512B2 (ja) * | 2018-03-27 | 2021-12-15 | 日立Astemo株式会社 | サスペンション制御装置 |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP01252295A patent/JP3339234B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08200430A (ja) | 1996-08-06 |
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