JP3199386B2 - 動的パケット交換網における遅延を等化するためのシステムおよび方法 - Google Patents
動的パケット交換網における遅延を等化するためのシステムおよび方法Info
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Description
し、具体的には、アドレス指定されたパケットデータを
ルーティングし転送する動的パケット交換網の遅延を等
化するシステムおよび方法に関する。
相互接続する電気通信網が存在している。これらの網は
伝送システム、交換システムおよびステーション機器を
利用して、音声、ビデオおよびデータを2地点間で伝送
する。網上の2地点間の物理的回路はリンクと呼ばれ、
リンクの中継点はノードと呼ばれる。データ伝送網のユ
ーザステーションには電話、端末、プリンタ、ファクシ
ミリユニット、コンピュータなどがある。
率的に実施する方法として設計された。ただし、パケッ
ト交換網を使用してディジタル音声を伝送することもで
きる。パケット交換をデータの伝送手段として使用する
網を一般にパケット交換データ網(PSDN:packet switc
hing data network)と呼ぶ。
のデータメッセージ単位である。それぞれのパケット
は、最終宛先に到達する前にメッセージを適当な順序に
再組立てすることを可能とする制御情報を含む。パケッ
ト交換が効率的であるのは、回路交換メッセージではメ
ッセージが続いている間、伝送路を使用する必要がある
のに対して、パケット交換では、網中のチャネルまたは
パスを占有するのがパケットが通過する短い時間の間だ
けであるからである。データ伝送の完了後は、そのチャ
ネルまたはパスを他のパケットの転送に使用することが
できる。PSDN中の伝送路は、トラフィックのルーティン
グおよびフローを制御するコンピュータ化されたスイッ
チによって追加される。パケット交換の標準的な機能
は、伝送されたパケットのエラーの自動検出および訂正
である。
を図1に示す。ユーザおよびその他の網は、例えば、図
1にUAS1、UAS2およびUAS3として示したユーザアクセス
ステーション(「UAS」)を介してこの網にアクセスす
る。他の網N1、N2は他のユーザと同じとみなされる。ユ
ーザアクセスステーションは、1つまたは複数のスイッ
チSjを介して網にユーザデータを送り、網からユーザデ
ータを受け取る。異なるユーザアクセスステーションの
ユーザ間に仮想通信チャネルを設定するために、スイッ
チSjからなる網を通るパスが確立される。1つのUASか
ら別のUASに伝送されるデータパケットの伝送遅延は、
選択される特定のパスによって決まる。
する。Tは例えば20ミリ秒になることがある。網を通る
仮想接続に対して選択された最も長いパスの伝送遅延は
一般的なケースで10Tである。例えば、T=20ミリ秒と
すれば10T=20ミリ秒である。
M網におけるようにデータパケットのサイズを固定する
こともできる。しかし、最大長より長くてはいけない。
最大パケット長は、任意のリンクkiまたはly上でパケッ
トを伝送する待ち時間がT/10よりも短くなるような長さ
である。リンクkiはユーザアクセスステーションをスイ
ッチに接続するリンクであり、リンクlyはスイッチを他
のスイッチに接続するリンクである。
など、いくつかのパケット交換データ網はいくつかの点
で動的な網である。ユーザアクセスステーションUASと
スイッチSjの間の通信リンクkiは永続的なものではな
い。リンクkiの寿命は一般に約15000Tである(例えばT
=20ミリ秒では5分)。古いリンクkiが除去されると、
新しいリンクが確立されるが、たいてい新しいリンクki
は新しいスイッチSj上に確立される。例えば、リンクk2
(図1)が除去されると、UAS1とS2の間に新しいリンク
を確立することができる。UASと網スイッチSjの間には
少なくとも1つのリンクが常に存在する。
リンクの寿命は一般に約30000Tである(例えばT=20ミ
リ秒では10分)。ただしリンクのパターンはある条件を
満たさなければならない。任意のUASが他の任意のUASと
通信することができるだけのリンクが常に存在する。リ
ンクkiまたはlyのうちのいくつかが永続的なリンクであ
ってもよいし、または寿命が先に述べたものよりもはる
かに長くてもよい。
を有する制御ステーションCSが存在する。制御ステーシ
ョンの機能は網を制御し、仮想接続を設定、破棄するこ
とである。ユーザアクセスステーションUASは常に、少
なくとも1つの制御ステーションCSと通信することがで
きる。制御ステーションCSの位置は本発明とは無関係で
ある。網相互接続パターン(リンクkiおよびly)が予測
可能であり、制御ステーションCSが任意の本来の時刻に
このパターンを計算することができると仮定する。実際
に必要なのは、現時点で確立されている最も長い予測性
に影響を及ぼしうるが、誤動作を処置する方法も存在す
る。
く続く場合、その接続は、接続の寿命の間に網中の別の
パスを使用しなければならない。動的相互接続パターン
(リンクkiおよびly)は、仮想接続の持続期間の間に一
連のパスを選択することができ、それぞれのパスを、少
なくとも時間1200T(例えばT=20ミリ秒では4分)の
間、使用することができるものであると仮定する。もち
ろんこれは、他のあらゆる種類の網と同様に帯域幅の可
用性を仮定している。十分な帯域幅を使用できない場
合、接続を設定することはできない。リソースは、予想
される呼の持続期間に対して確保される。図2aに示すと
おり、連続した一連の時間間隔t1、t2、t3、...tnのそ
れぞれに対して、時間間隔t1中には仮想接続にパスP1が
使用されるというように対応するパスP1、P2、P3、...P
nが存在する。
S3、S4、S5、S9、S10、S11およびS13を通り、第2のパ
スP2は、スイッチ2、S6、S7、S11およびS13を通る。UA
S1とUAS2の間の同じ仮想接続に対して、時間間隔t1の間
はパスP1が使用され、時間間隔t2の間はパスP2が使用さ
れる。以下同様である。
とによって問題が生じる。図3に示すように、UAS1のユ
ーザU1とUAS2のユーザU2との間に仮想接続が設定されて
いる。第1の時間間隔t1の間はパスPAが使用される。第
2の時間間隔t2の間はパスPBが使用される。パスPAのUA
S1からUAS2までの伝送遅延時間はtaであり、パスPBのUA
S1からUAS2までの伝送遅延時間はtbである。伝送遅延時
間taおよびtbは、時間間隔t1およびt2によって与えられ
るパスPAおよびPBが使用される時間間隔とは異なること
に留意されたい。
秒)で、UAS2でバッファリングが実施されないと仮定す
る。時間間隔t1が終了すると仮想接続はパスPAの代わり
にパスPBを使用する。パスPBに沿って伝送される最初の
データパケットは、パスPA上を伝送された場合よりも時
間tb−taだけ遅くUAS2に到達する。これによってデータ
ストリームに、多くの通信サービスにとって受け入れが
たいほどに長い持続時間tb−a(例えばtb−ta=80ミリ
秒)のサイレントギャップが生じる。この問題の修正は
単純であるが、より長いパスPBからより短いパスPAへの
変更は、以下に説明するようなより難しい問題を引き起
こす。
の時間間隔t2の間はパスPAを使用すると仮定する(図4a
および図4b参照)。この場合も、パスPAに沿った伝送遅
延はta、パスPBに沿った伝送遅延時間はtbであり、ta<
tbである。UAS2でもUAS1でもバッファリングは実施され
ない。
SCを有すると仮定する。時間間隔t1の終わりに接続はパ
スPBからパスPAに変更される。パスPAに沿って最初のデ
ータパケットがスイッチSCに到達したとき、その接続か
らこれより早く送信されたデータパケットがまだパスPB
上にある(パケット間スペーシング時間も存在するが記
載の問題に対しては無視できる)。時間tb−taの間、ス
イッチSCはこの接続から通常のレートの2倍でパケット
を受け取る。スイッチSCからUAS2へのリンクが完全に
(またはほぼ完全に)利用されている場合、スイッチSC
はこの接続からのセルをtb−taよりもはるかに長い時
間、バッファリングしなければならない。これを修正し
ないままにした場合、これによって遅延が生じ、おそら
く他の仮想接続に対するセル損失の確率が増大する(セ
ル=データパケット)。
い場合、UAS2は時間間隔tb−taの間、2つのリンクを維
持しなければならず、その間、その接続の通常のレート
の2倍のレートでセルを受け取る。これによっても遅延
は増大し、他の仮想接続に対するセル損失の確率は高ま
る。
タパケットのデータをルーティングし転送するシステム
および方法であって、動的パケット交換網における前述
の問題を克服する改良型のシステムおよび方法を提供す
ることにある。
遅延を等化し、伝送パス変更後のパケットレートの倍化
を排除するシステムおよび方法を提供することにある。
説明に記載されるが、これらは、当業者がこの説明を読
むか、または本発明を実施することによって明らかとな
ろう。本発明の目的および利点は添付の請求の範囲によ
って実現され達成される。
細書に具体例を示し広く説明した本発明の目的によれ
ば、本発明の装置は、動的パケット交換網における遅延
を等化するシステムであって、網を通してパケット伝送
をバッファリングして、網中におけるパケット伝送の遅
延を等化し、網を通る伝送パスの変更後のパケットレー
トの倍化を排除するバッファ手段を備えるシステムを含
む。
おいてパケット伝送をバッファリングして、1つの伝送
パスから他の伝送パスへの変更後に網中におけるパケッ
ト遅延を等化する第1のバッファ手段を備えることが好
ましい。バッファ手段がさらに、送信ユーザアクセスス
テーションにおいてパケット伝送をバッファリングし
て、網を通るより長い伝送パスからより短い伝送パスへ
の変更が実施されたときのパケットレートの倍化を排除
する第2のバッファ手段を備えることが好ましい。第2
のバッファ手段を制御して、網を通るより長い伝送パス
からより短い伝送パスへの変更が実施された直後に送信
ユーザアクセスステーションにおいて第1のバッファリ
ングを実施させる手段、およびより長い伝送パスからよ
り短い伝送パスへの変更後の第1の時間の間に第1の量
のバッファリングを第2のバッファ手段から第1のバッ
ファ手段に徐々にシフトする手段が提供される。
置は、パケット伝送を遅延させるためのバッファをそれ
ぞれが少なくとも1つ有する第1および第2のユーザア
クセスステーション、ならびに第1のユーザアクセスス
テーションと第2のユーザアクセスステーションを相互
接続するスイッチと通信リンクの網を備える動的パケッ
ト交換網を含む。スイッチおよびユーザアクセスステー
ションへの通信リンクを有する制御ステーションが、第
1のユーザアクセスステーションと第2のユーザアクセ
スステーションの間の伝送パスを設定、変更する手段、
ならびに第1および第2のユーザアクセスステーション
のバッファを制御して、異なる伝送パスの網中における
パケット伝送遅延を等化する手段を提供する。
スステーションのバッファを制御して、網を通るより長
い伝送パスからより短い伝送パスへの変更が実施された
ときのパケットレートの倍化を排除させる手段を有する
ことがさらに好ましい。第1および第2のユーザアクセ
スステーションのバッファを制御する手段は、第2のユ
ーザアクセスステーションのバッファに第1のユーザア
クセスステーションから受け取ったパケットを、それぞ
れの伝送パスの総伝送遅延時間を伝送パスのうちの最も
長いパスの伝送遅延時間と等しくするのに十分な時間、
遅延させる手段を備える。
ファを制御する手段が、第1のユーザアクセスステーシ
ョンのバッファに、第1のユーザアクセスステーション
から第2のユーザアクセスステーションに送信されたパ
ケットを遅延させ、より長い伝送パスからより短い伝送
パスへの変更が実施されたときのパケットレートの倍化
を排除することがさらに好ましい。バッファを制御する
手段が、より長い伝送パスからより短い伝送パスへの変
更後のある時間の間に、第1のユーザアクセスステーシ
ョンのバッファによって提供されたバッファリングを第
2のユーザアクセスステーションのバッファに徐々にシ
フトする手段を備えることがさらに好ましい。
法が、動的パケット網における遅延を等化する方法であ
って、パケット伝送を遅延させるためのバッファをそれ
ぞれが少なくとも1つ有する第1および第2のユーザア
クセスステーション、ならびに第1のユーザアクセスス
テーションと第2のユーザアクセスステーションを相互
接続するスイッチと通信リンクの網を提供するステッ
プ、第1のユーザアクセスステーションと第2のユーザ
アクセスステーションの間にあってスイッチと通信リン
クの網を通る伝送パスを設定し、変更するステップ、な
らびに、第1および第2のユーザアクセスステーション
のバッファを制御して、全ての伝送パスの網中における
パケット伝送遅延を等化するステップを含む。
ションのバッファを制御して、網中のより長い伝送パス
からより短い伝送パスへの変更が実施されたときのパケ
ットレートの倍化を排除するステップを含むことがさら
に好ましい。この方法はさらに、網中のより長い第1の
パスから網中のより短い第2の伝送パスへの変更後に、
第1のユーザアクセスステーションのバッファからのバ
ッファリングを第2のユーザアクセスステーションのバ
ッファに徐々にシフトするステップを含む。
発明はより明確に理解される。
す図である。
一連の時間間隔に対するリソースの割当てを示す図であ
る。
中に使用されるパスを示す図である。
ーザ間で異なるパスが使用される仮想接続を示す図であ
る。
ーザ間の仮想接続に使用される共通スイッチを有する2
つのパスを示す図である。
ザアクセスステーションへの別々のリンクを有する2つ
のパスを示す図である。
るバッファシステムを使用して網の遅延を等化する本発
明の好ましい実施例を示す図である。
リンクを有する2つのパスを示す本発明の図である。
発明の遅延等化システムを示す本発明の図である。
を等化するのに本発明が使用する処理ステップの流れ図
である。
一例を添付図面に示す。
ト交換データ網中のデータパケットの遅延を等化するた
めのシステムおよび方法を説明する。さらに、本発明に
基づくシステムは、1つの接続が使用する2つのパス上
の共通スイッチにおけるデータパケットレートの倍化、
または受信UASにおけるデータパケットレートの倍化を
排除する。
セスステーションUASで2つのバッファが使用される。
受信バッファRBnは、遅延が、仮想接続が使用する最も
長いパスのそれに等化されるようにパケットを遅延させ
る。送信バッファTBnは、1つのパスからこれより短い
他のパスに変更されたときのデータパケットレートの倍
化を排除するように動作する。網スイッチSjおよびユー
ザアクセスステーションUASへの通信リンクを有する制
御ステーションCSは、網のバッファおよび仮想接続を制
御する機能を有する。バッファTBnおよびRBnへの通信フ
ィード、およびバッファTBnおよびRBnからの通信フィー
ドは、それぞれのユーザアクセスステーションにあるク
ロス接続エレメントCCnで結合される。これらのバッフ
ァおよびパケット網における動作の詳細については後に
説明する。
最初に説明する。これらのパスは、受信ユーザアクセス
ステーションUAS2の前に共通スイッチSCを有するか(図
5a)、または共通スイッチのない2つのリンクを通って
受信ユーザアクセスステーションUAS2に結合する(図5
b)。接続が、例えばパスPAを使用して開始されるとす
る。パスPAに沿って伝送されるパケットは、UAS1からUA
S2まで伝送されるのに伝送遅延時間taを擁する。仮想接
続がパスPAからパスPBに移ると、パスPBに沿って伝送さ
れるパケットはUAS1からUAS2まで伝送されるのに伝送遅
延時間tbを要する。
するためには、パスPAに沿って伝送されたパケットを、
時間tb−taの間バッファRB2内で遅延させる。他方、パ
スPBに沿って伝送されたパケットはRB2で遅延させな
い。パスPAからパスPBに仮想接続が移った後、パスPBに
沿って伝送されたその接続の最初のパケットは、パスPA
に沿って伝送された最後のパケットがバッファRB2を出
た後でRB2に到達する。データパケットストリームにギ
ャップはなく、パスPAを使用しても、またはパスPBを使
用してもU1からU2までの伝送遅延時間は同じである。
変更を説明する。接続がパスPBを使用している時間中の
伝送遅延はtbであり、パケットは、TB1でもRB2でも遅延
されない。短いパスPAに変更されたとき、本発明は、パ
スPAに沿って伝送するパケットをバッファTB1で時間tb
−taの間遅延させ、パケットレートの倍化を回避する。
このように、パスPAに沿って伝送された最初のパケット
は、パスPBに沿って伝送された最後のパケットがSCまた
はUAS2に到達した後でSC(図5a)またはUAS2(図5b)に
到達する。これによってデータパケットレートの倍化が
排除され、パスPAとPBの伝送遅延時間が等化される。
変更が実施されるケースについて本発明を説明する。接
続が、伝送遅延がそれぞれtb、taおよびtcであるパス
PB、PAおよびPCを使用すると仮定する。さらに、先と同
様にta<tbと仮定し、さらにta<tc<tbと仮定する。パ
スPBは、3つのパスのうちで最も長い遅延を有するパス
である。パスPBからこれより短いパスPAへの変更が実施
されたときには、先に説明した手順が使用される。前述
のとおり、パケットは、送信バッファTB1で時間tb−ta
の間バッファリングされて遅延され、受信バッファRB2
ではバッファリングされない。システムが単に、パスPA
からパスPCへの変更が実施されるのを待つ場合、パケッ
トストリームに時間tc−taのギャップが生じ、tc−taは
正なので総遅延時間はtbよりも長い(tb−ta)+tcとな
る。
のバッファリングをパスPAを使用している時間の間にTB
1からRB1にシフトすることによって回避される。本発明
の一実施例では、それぞれのパスが、少なくとも時間12
000T(例えばT=20ミリ秒では4分)の間、使用される
と仮定する。ただし、Tは網の一般的な伝送遅延であ
る。さらに、最大伝送遅延が最も長いパスPB上で伝送さ
れる場合の10T(例えばT=20ミリ秒では200ミリ秒)で
あると仮定する。
グ遅延は、2つのパスに沿った伝送時間の差に等しい。
したがってバッファリング遅延の上限は10Tとなる。時
間12000T(パスPAの最少アクティブ時間)のうちにその
接続に対して伝送されるパケットの平均数は、10T(最
大バッファリング遅延)のうちに伝送されるパケットの
平均数の1200倍である。そのため、TB1でバッファリン
グされるパケットの数は、任意の1つのパス、具体的に
はパスPAが使用される時間の下限である時間12000Tの間
に仮想接続が送達するパケットの数の1/1200となる。
にパケットを送ることによって、バッファリングをバッ
ファTB1からRB2にシフトすることができる。この手順に
は、10000Tよりも短く、パスPAが使用される時間よりも
短い時間1000(tc−ta)がかかる。この時間中、パケッ
トは、総遅延時間がtbとなるのに十分な時間、RB2で遅
延される。手順の始めには、パケットがTB1でtb−taだ
け遅延され、RB2では遅延されない。この手順の終わり
にはパケットはTB1では遅延されず、RB2でtb−taだけ遅
延される。
延はtb−taからゼロに線形的に変更され、バッファRB2
における遅延はゼロからtb−taに線形的に変更される。
このバッファリングシフトの終わりにはバッファTB1に
おける遅延はなく、パスPAの使用の終了近くにRB2でtb
−taの遅延が実施される。パスPCへの変更が実施される
と、伝送遅延はtaよりも長いtcとなる。UAS2からユーザ
U2へのパケットストリームにギャップは生じない。パス
PCに沿って伝送される最初のパケットは、パスPA上を行
く場合よりも時間tc−taだけ遅くバッファRB2に到達す
る。この間は、U2への接続にバッファRB2から供給が実
施される。バッファRB2における遅延は、パスPCに沿っ
て伝送されるパケットに対してtb−tcとなる。バッファ
リングを含む総伝送遅延は前述のとおりtbである。
1/1000(0.1%)がバッファシフト用に確保する必要が
ある。
方向の接続に対する遅延を等化し、パケットストリーム
のギャップを排除することができる。少なくとも時間12
000Tの間パスを使用しなければならないという要件をコ
ネクションが最後に使用するパスに適用する必要はな
い。
等化する本発明に基く方法を一連の処理ステップとして
さらに説明する。
この処理は、最大時間遅延tmaxを有して使用されるパス
Pmaxを決定することから開始される(例えば前記の例で
はPBとtb)。データ伝送の持続時間が不足である場合、
システムはtmaxの上限を使用する。次いで、伝送遅延ts
を有する第1のパスPsが制御システムによって設定され
る。ts<tmaxの場合には、システムはパケットをRB2でt
max−tsだけ遅延させ、TB1では遅延させない。ts=tmax
の場合には、システムはTB1でもRB2でもパケットを遅延
させない。
テップを示す。パスの変更を実施する時刻が来たとき、
バッファリングはあるとすればRB2にある。現在のパス
は伝送遅延tcを有するPCであり、新しいパスは伝送遅延
tnを有するPNである。tn=tcの場合、制御システムはバ
ッファリングまたは遅延の変更を一切実施しない。しか
しtn>tcの場合には、パスPNに沿って伝送されるパケッ
トに長さtmax−tnのバッファリング遅延がRB2で加えら
れる。変更前のバッファリング遅延はtmax−tcであり、
変更後のバッファリング遅延はtmax−tnになる。tn<tc
の場合、制御システムは長さtc−tnのバッファリング遅
延をバッファTB1で加える。システムは次いで、前述の
手順を使用して、パスPNが使用されている時間中にバッ
ファリングを徐々にTB1からRB2にシフトさせる。バッフ
ァシフト手順の終わりには、全てのバッファリング遅延
はRB2にあり、それはtmax−tnとなる。総伝送遅延は常
にtmaxである。
理がバッファシフト手順の途中にある場合、問題はな
い。網中の残りのパケットは一定の遅延tmaxでU2に送達
される。
きる時間の最小長さを所望の長さに短くすることができ
る。例えば、パスが使用可能でなければならない時間の
最小値が(12000Tではなく)1200Tである場合には、必
要時に10杯の速さでバッファリングをTB1からRB2にシフ
トさせなければならない。このことは、バッファリング
シフト処理の間、100パケットあたり1パケット余計に
送信することを意味する。これには、使用可能な帯域幅
の1%をこの目的に確保することが必要である。より多
くの帯域幅をシフトに使用できる場合にはこれをさらに
運ぶことができる。
処理ステップに限定されるものでないこと、および本発
明の範囲から逸脱することなくさまざまな修正および変
更を実施できることを理解されたい。本発明の範囲は添
付の請求の範囲によってのみ限定されるものである。
Claims (10)
- 【請求項1】動的パケット交換網における遅延を等化す
るシステムにおいて、 パケット交換網におけるユーザ間のパケット伝送を送受
信する第1および第2のユーザアクセスステーション
と、 前記ユーザアクセスステーション間にあって、前記第1
のユーザアクセスステーションと前記第2のユーザアク
セスステーションとの間に少なくとも2つの伝送パスが
定義されるように接続することができる複数のスイッチ
と、 前記ユーザアクセスステーションのそれぞれにあって、
網を通した前記ユーザアクセスステーション間のパケッ
ト伝送をバッファリングするバッファ手段と、 前記スイッチを制御して伝送パスを定義し、さらに前記
ユーザアクセスステーションの前記バッファ手段を制御
して、網中におけるパケット伝送遅延を等化し、および
前記ユーザアクセスステーション間で利用される伝送パ
スの変更後のパケットレートの倍化を排除する制御手段
と を備えたことを特徴とするシステム。 - 【請求項2】前記ユーザアクセスステーションのそれぞ
れにある前記バッファ手段は、受信されたパケット伝送
を受信ユーザアクセスステーションにおいてバッファリ
ングして、遅延時間が最大である伝送パスに関連した遅
延時間に等しい時間、パケット伝送を遅延させ、1つの
伝送パスから他の伝送パスへの変更後に網中におけるパ
ケット遅延を等化する受信バッファを備えたことを特徴
とする請求項1に記載のシステム。 - 【請求項3】前記ユーザアクセスステーションのそれぞ
れにある前記バッファ手段は、送信するパケット伝送を
送信ユーザアクセスステーションにおいてバッファリン
グして、より長い伝送パスに関連したより長い伝送パス
遅延時間とより短い伝送パスに関連したより短い伝送パ
ス遅延時間の間の遅延時間の差に等しい時間、パケット
伝送を遅延させ、網を通るより長い伝送パスからより短
い伝送パスへの変更が実施されたときのパケットレート
の倍化を排除する送信バッファを備えたことを特徴とす
る請求項2に記載のシステム。 - 【請求項4】前記制御手段は、前記送信バッファを制御
して、網を通るより長い伝送パスからより短い伝送パス
への変更が実施された直後に送信ユーザアクセスステー
ションで第1のバッファリングを実施させ、およびより
長い伝送パスからより短い伝送パスへの変更後の第1の
時間の間に前記第1のバッファリングを前記送信バッフ
ァから受信バッファに徐々にシフトすることを特徴とす
る請求項3に記載のシステム。 - 【請求項5】前記より短い伝送パスが第2の時間の間使
用され、前記第1の時間が前記第2の時間よりも短いこ
とを特徴とする請求項4に記載のシステム。 - 【請求項6】網を通るより長い第1のパスPBの伝送遅延
がtbであり、網を通るより短い第2のパスPAの伝送遅延
がtaであり、前記伝送遅延tbが前記伝送遅延taよりも大
きく、前記制御手段が、前記送信バッファを制御して、
前記より長い第1のパスPBから前記より短い第2のパス
PAへの変更が実施された直後に、tbとtaの差に等しいパ
ケット伝送遅延を生じさせるのに十分なバッファリング
を送信ユーザアクセスステーションにおいて実施させる
ことを特徴とする請求項3に記載のシステム。 - 【請求項7】前記制御手段は、前記より長い第1のパス
PBから前記より短い第2のパスPAへの変更後の前記第1
の時間からの変化の後の第1の時間の間に、送信バッフ
ァによって提供されたバッファリングを受信バッファに
シフトし、これによって、第1の時間の終了時に、前記
送信バッファは、tbとtaの差に等しいパケット伝送遅延
を生じさせるのに十分なバッファリングを受信ユーザア
クセスステーションにおいて実施し、前記受信バッファ
は、送信ユーザアクセスステーションにおいてバッファ
リングを実施しないことを特徴とする請求項6に記載の
システム。 - 【請求項8】前記第1の時間は、第2のパスPAが使用さ
れる合計時間よりも短いことを特徴とする請求項7に記
載のシステム。 - 【請求項9】前記制御手段は、送信バッファによって提
供されたバッファリングを前記第1の時間の間に受信バ
ッファに徐々にシフトさせることを特徴とする請求項7
に記載のシステム。 - 【請求項10】パケット伝送を遅延させるためのバッフ
ァを少なくとも1つ有する第1のユーザアクセスステー
ションと、 パケット伝送を遅延させるためのバッファを少なくとも
1つ有する第2のユーザアクセスステーションと、 第1のユーザアクセスステーションと第2のユーザアク
セスステーションを相互接続するスイッチと通信リンク
の網と、 スイッチおよびユーザアクセスステーションへの通信リ
ンクを有し、前記スイッチを通る第1のユーザアクセス
ステーションと第2のユーザアクセスステーションの間
の伝送パスの設定および変更を制御し、第1および第2
のユーザアクセスステーションのバッファを制御して、
前記第1のユーザアクセスステーションと前記第2のユ
ーザアクセスステーションの間の異なる伝送パスの網中
におけるパケット伝送遅延を等化し、それにより、最も
長い遅延時間を有する伝送パスの遅延時間によって決ま
りかつ変更伝送パス間の相対的な遅延時間に基づく可変
の時間の間、パケット伝送を遅延させる少なくとも1つ
の制御ステーションと を備えたことを特徴とする動的パケット交換網。
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