JP3116695B2 - 半導体装置 - Google Patents
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/68—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
- H01L29/70—Bipolar devices
- H01L29/74—Thyristor-type devices, e.g. having four-zone regenerative action
- H01L29/749—Thyristor-type devices, e.g. having four-zone regenerative action with turn-on by field effect
-
- H—ELECTRICITY
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- H01L29/70—Bipolar devices
- H01L29/72—Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals
- H01L29/739—Transistor-type devices, i.e. able to continuously respond to applied control signals controlled by field-effect, e.g. bipolar static induction transistors [BSIT]
- H01L29/7393—Insulated gate bipolar mode transistors, i.e. IGBT; IGT; COMFET
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交互に異なる導電形を
有する4層からなるサイリスタ構造を有し、ターンオン
およびターンオフのための二つのMISFETを備えた
半導体装置に関する。
有する4層からなるサイリスタ構造を有し、ターンオン
およびターンオフのための二つのMISFETを備えた
半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人の出願に係る特願平5−32884
号明細書には、第一導電形の第一半導体領域、第二導電
形の第二半導体領域、第一導電形の第三半導体領域およ
び第二導電形の第四半導体領域とからなるサイリスタ構
造を有し、第二半導体領域に対しその多数キャリアを注
入可能の第一のMISFETと、この第一のMISFE
Tとは独立に開閉可能であって第三半導体領域からその
多数キャリアを引き抜き可能の第二のMISFETとを
備えた半導体装置において、第四半導体領域が、第一の
MISFETのソース領域と、このソース領域とは離隔
した部位に形成された第二のMISFETのソース領域
とに分離されてなるものが開示されている。すなわち、
図2に示したように、コレクタ電極 (アノード電極) 1
が裏面に設置されたp+ 形 (第一導電形) の半導体基板
をコレクタ層 (第一半導体領域) 2として、このコレク
タ層2上に、n- 形 (第二導電形) のベース層 (第二半
導体領域) 3がエピタキシャル成長により形成されてい
る。なお、コレクタ層2とベース層3との間にn+ 形の
バッファ層を設けても良い。そして、このn- 形のベー
ス層3の表面に、p形のウエル状のベース層 (第三半導
体領域) 4が拡散形成されている。さらに、このp形の
ベース層4の内側の表面には、三つの独立したn+ 形の
ウエル状の第一のエミッタ層51、第二のエミッタ層52お
よびドレイン層6がそれぞれ形成されている。これらの
うち、第四半導体領域のn+ 形のエミッタ層51、52はエ
ミッタ電極71、72を介して相互接続されており、また、
p形のベース層4およびn+ 形のドレイン層6にはこれ
らにまたがる短絡用電極8が接続されている。そして、
n+ 形の第一のエミッタ層51から、p形のベース層4お
よびn- 形のベース層3の表面にわたって、ゲート酸化
膜9を介して第一のMOSFET12を構成する多結晶シ
リコンの第一のゲート電極10が設置されており、一方、
n+ 形のドレイン層6から、p形のベース層4およびn
+ 形の第二のエミッタ層52の表面にわたって、ゲート酸
化膜9を介して第二のMOSFET13を構成する多結晶
シリコンの第二のゲート電極11が設置されている。第一
のゲート電極10と第二のゲート電極11は独立に制御可能
となっている。第一のMOSFET12および第二のMO
SFET13は、共にnチャネル型のMOSFETであ
る。
号明細書には、第一導電形の第一半導体領域、第二導電
形の第二半導体領域、第一導電形の第三半導体領域およ
び第二導電形の第四半導体領域とからなるサイリスタ構
造を有し、第二半導体領域に対しその多数キャリアを注
入可能の第一のMISFETと、この第一のMISFE
Tとは独立に開閉可能であって第三半導体領域からその
多数キャリアを引き抜き可能の第二のMISFETとを
備えた半導体装置において、第四半導体領域が、第一の
MISFETのソース領域と、このソース領域とは離隔
した部位に形成された第二のMISFETのソース領域
とに分離されてなるものが開示されている。すなわち、
図2に示したように、コレクタ電極 (アノード電極) 1
が裏面に設置されたp+ 形 (第一導電形) の半導体基板
をコレクタ層 (第一半導体領域) 2として、このコレク
タ層2上に、n- 形 (第二導電形) のベース層 (第二半
導体領域) 3がエピタキシャル成長により形成されてい
る。なお、コレクタ層2とベース層3との間にn+ 形の
バッファ層を設けても良い。そして、このn- 形のベー
ス層3の表面に、p形のウエル状のベース層 (第三半導
体領域) 4が拡散形成されている。さらに、このp形の
ベース層4の内側の表面には、三つの独立したn+ 形の
ウエル状の第一のエミッタ層51、第二のエミッタ層52お
よびドレイン層6がそれぞれ形成されている。これらの
うち、第四半導体領域のn+ 形のエミッタ層51、52はエ
ミッタ電極71、72を介して相互接続されており、また、
p形のベース層4およびn+ 形のドレイン層6にはこれ
らにまたがる短絡用電極8が接続されている。そして、
n+ 形の第一のエミッタ層51から、p形のベース層4お
よびn- 形のベース層3の表面にわたって、ゲート酸化
膜9を介して第一のMOSFET12を構成する多結晶シ
リコンの第一のゲート電極10が設置されており、一方、
n+ 形のドレイン層6から、p形のベース層4およびn
+ 形の第二のエミッタ層52の表面にわたって、ゲート酸
化膜9を介して第二のMOSFET13を構成する多結晶
シリコンの第二のゲート電極11が設置されている。第一
のゲート電極10と第二のゲート電極11は独立に制御可能
となっている。第一のMOSFET12および第二のMO
SFET13は、共にnチャネル型のMOSFETであ
る。
【0003】図3は図1の半導体装置の等価回路であ
る。本装置においては、n+ 形の第一のエミッタ層51、
p形のベース層4およびn- 形のベース層3によりnp
n型のトランジスタQnpn1が構成され、n+ 形の第二エ
ミッタ層51、p形のベース層4およびn- 形のベース層
3によりnpn型のトランジスタQnpn2が構成されてい
る。また、p形のベース層4、n- 形のベース層3およ
びp+ 形のコレクタ層2によりpnp型のトランジスタ
Qpnp が構成されている。従って、エミッタ層を異にす
る並列接続のトランジスタQnpn1、Qnpn2とQpnp によ
りサイリスタ構造が構成されている。これらのトランジ
スタQnpn1、Qnpn2およびQpnp に対し、第一のMOS
FET12は、トランジスタQnpn1のコレクタたるn形の
ベース層3と第一のエミッタ層51とをp形のベース層4
を介して接続し、n形のベース層3へ電子を注入する。
また、第二のMOSFET13は、ドレイン層6と第二の
エミッタ層52を接続し、ベース層4から正孔を引き抜
く。
る。本装置においては、n+ 形の第一のエミッタ層51、
p形のベース層4およびn- 形のベース層3によりnp
n型のトランジスタQnpn1が構成され、n+ 形の第二エ
ミッタ層51、p形のベース層4およびn- 形のベース層
3によりnpn型のトランジスタQnpn2が構成されてい
る。また、p形のベース層4、n- 形のベース層3およ
びp+ 形のコレクタ層2によりpnp型のトランジスタ
Qpnp が構成されている。従って、エミッタ層を異にす
る並列接続のトランジスタQnpn1、Qnpn2とQpnp によ
りサイリスタ構造が構成されている。これらのトランジ
スタQnpn1、Qnpn2およびQpnp に対し、第一のMOS
FET12は、トランジスタQnpn1のコレクタたるn形の
ベース層3と第一のエミッタ層51とをp形のベース層4
を介して接続し、n形のベース層3へ電子を注入する。
また、第二のMOSFET13は、ドレイン層6と第二の
エミッタ層52を接続し、ベース層4から正孔を引き抜
く。
【0004】このような構成の半導体装置において、第
二のゲート電極11には電位が印加されていない状態また
は負電位が印加された状態で、第一のゲート電極10を高
電位とすると、第一のゲート電極10のバックゲートたる
p形のベース層4の表面はn形反転層となり、エミッタ
電極71、ソースとしてのn形のエミッタ層51、第一のゲ
ート電極10の直下のn形反転層、そしてドレインとして
のn- 形のベース層3が接続される。従って、エミッタ
電極71からドリフト領域であるn- 形のベース層3へ電
子が注入され、それに呼応して、p+ 形のコレクタ層2
から正孔が注入される。これは、pnp形のトランジス
タQpnp がオン状態となったことを意味する。さらに、
このトランジスタQpnp の正孔電流が、トランジスタQ
npn1、Q npn2のベース電流となるため、トランジスタQ
npn1、Qnpn2がオン状態となる。すなわち、p+ 形のコ
レクタ層2、n- 形のベース層3、p形のベース層4お
よびn+ 形のエミッタ層51、52により構成されるサイリ
スタがオン状態となり、高濃度のキャリアがデバイス中
に存在し、本装置は低抵抗となる。このように、本装置
は、第二のゲート電極11を低電位とした状態で、第一の
ゲート電極10を高電位とすることによりサイリスタ状態
となるので、オン電圧の低いパワーデバイスとなる。
二のゲート電極11には電位が印加されていない状態また
は負電位が印加された状態で、第一のゲート電極10を高
電位とすると、第一のゲート電極10のバックゲートたる
p形のベース層4の表面はn形反転層となり、エミッタ
電極71、ソースとしてのn形のエミッタ層51、第一のゲ
ート電極10の直下のn形反転層、そしてドレインとして
のn- 形のベース層3が接続される。従って、エミッタ
電極71からドリフト領域であるn- 形のベース層3へ電
子が注入され、それに呼応して、p+ 形のコレクタ層2
から正孔が注入される。これは、pnp形のトランジス
タQpnp がオン状態となったことを意味する。さらに、
このトランジスタQpnp の正孔電流が、トランジスタQ
npn1、Q npn2のベース電流となるため、トランジスタQ
npn1、Qnpn2がオン状態となる。すなわち、p+ 形のコ
レクタ層2、n- 形のベース層3、p形のベース層4お
よびn+ 形のエミッタ層51、52により構成されるサイリ
スタがオン状態となり、高濃度のキャリアがデバイス中
に存在し、本装置は低抵抗となる。このように、本装置
は、第二のゲート電極11を低電位とした状態で、第一の
ゲート電極10を高電位とすることによりサイリスタ状態
となるので、オン電圧の低いパワーデバイスとなる。
【0005】このオン状態から、第一のゲート電極10を
高電位のまま第二のゲート電極11を高電位とすると、第
二のMOSFET13もオン状態となり、第二のゲート電
極11の直下のp形のベース層4の表面がn形に反転す
る。ここで、p形のベース層4における正孔は、短絡用
電極8において電子に変換されるため、p形のベース層
4、短絡用電極8、n+ 形のドレイン層6、第二のゲー
ト電極11の直下のn形反転層、そしてn+ 形のエミッタ
層52が導通状態となる。このため、p形のコレクタ層2
から注入された正孔電流は、p形のベース層4から短絡
用電極8を介して電子電流に変換され、エミッタ電極72
に流出する。従って、トランジスタQnpn1、Qnpn2はオ
フ状態となる。この結果、サイリスタ動作は消滅し、ト
ランジスタQpnp のみが作動するトランジスタ状態とな
る。この状態はIGBTの動作状態と同様であり、デバ
イス中に存在するキャリア密度が減少した状態となって
いる。このため、この後第一のゲート電極10を負電位と
したオフ時に、キャリアの掃き出しに要する時間が短縮
でき、ターンオフ時間を短くすることができる。
高電位のまま第二のゲート電極11を高電位とすると、第
二のMOSFET13もオン状態となり、第二のゲート電
極11の直下のp形のベース層4の表面がn形に反転す
る。ここで、p形のベース層4における正孔は、短絡用
電極8において電子に変換されるため、p形のベース層
4、短絡用電極8、n+ 形のドレイン層6、第二のゲー
ト電極11の直下のn形反転層、そしてn+ 形のエミッタ
層52が導通状態となる。このため、p形のコレクタ層2
から注入された正孔電流は、p形のベース層4から短絡
用電極8を介して電子電流に変換され、エミッタ電極72
に流出する。従って、トランジスタQnpn1、Qnpn2はオ
フ状態となる。この結果、サイリスタ動作は消滅し、ト
ランジスタQpnp のみが作動するトランジスタ状態とな
る。この状態はIGBTの動作状態と同様であり、デバ
イス中に存在するキャリア密度が減少した状態となって
いる。このため、この後第一のゲート電極10を負電位と
したオフ時に、キャリアの掃き出しに要する時間が短縮
でき、ターンオフ時間を短くすることができる。
【0006】この半導体装置は、上述のように、低オン
電圧で高速スイッチングが可能であることに加えて、サ
イリスタ状態での主電流経路とトランジスタ状態での主
電流経路とを分離することにより、トランジスタ状態に
おいて大きなラッチアップ電流を処理可能であることを
特徴とする。すなわち、装置のサイリスタ状態において
は第二のエミッタ層52がサイリスタのカソードとして作
用するため、主電流は第二のMOSFETのソース領域
である第二のエミッタ層52の直下からp+ 形のコレクタ
層2側へ向けて直線的に流れる。これに対し、装置のト
ランジスタ状態においては、n形のベース層3中の多数
キャリアは第一のMOSFETを通ってそのソース領域
である第一のエミッタ層51に接続されるエミッタ電極71
の側へ流出し、また少数キャリアは第一のMOSFET
の側からp形のベース層3内へ流入してn+ 形のドレイ
ン層6との接続部および第二のMOSFETを介して第
二のエミッタ層52からエミッタ電極72の側へ流出するた
め、第二のMOSFETのソース領域である第二のエミ
ッタ層52の直下のサイリスタ状態における主電流経路を
共用しない。従って、トランジスタ状態における電流経
路が低抵抗化されるので、ラッチアップを抑制すること
ができ、大電流を処理することが可能となる。また、ト
ランジスタ状態での高安定性が確保される。
電圧で高速スイッチングが可能であることに加えて、サ
イリスタ状態での主電流経路とトランジスタ状態での主
電流経路とを分離することにより、トランジスタ状態に
おいて大きなラッチアップ電流を処理可能であることを
特徴とする。すなわち、装置のサイリスタ状態において
は第二のエミッタ層52がサイリスタのカソードとして作
用するため、主電流は第二のMOSFETのソース領域
である第二のエミッタ層52の直下からp+ 形のコレクタ
層2側へ向けて直線的に流れる。これに対し、装置のト
ランジスタ状態においては、n形のベース層3中の多数
キャリアは第一のMOSFETを通ってそのソース領域
である第一のエミッタ層51に接続されるエミッタ電極71
の側へ流出し、また少数キャリアは第一のMOSFET
の側からp形のベース層3内へ流入してn+ 形のドレイ
ン層6との接続部および第二のMOSFETを介して第
二のエミッタ層52からエミッタ電極72の側へ流出するた
め、第二のMOSFETのソース領域である第二のエミ
ッタ層52の直下のサイリスタ状態における主電流経路を
共用しない。従って、トランジスタ状態における電流経
路が低抵抗化されるので、ラッチアップを抑制すること
ができ、大電流を処理することが可能となる。また、ト
ランジスタ状態での高安定性が確保される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、前記の
明細書に開示された半導体装置は、低オン電圧で高速ス
イッチングが可能であり、ラッチアップを抑制できる特
長をもっている。本発明の目的は、これらの特長をさら
に向上させた半導体装置を提供することにある。
明細書に開示された半導体装置は、低オン電圧で高速ス
イッチングが可能であり、ラッチアップを抑制できる特
長をもっている。本発明の目的は、これらの特長をさら
に向上させた半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、第一導電形の第一半導体領域、第二導
電形の第二半導体領域、第一導電形の第三半導体領域お
よび第二導電形の第四半導体領域とからなるサイリスタ
構造を有し、第二半導体領域に対しその多数キャリアを
第四半導体領域から注入可能の第一のMISFETと、
この第一のMISFETとは独立に開閉可能であって第
三半導体領域からその多数キャリアを第四半導体領域へ
引き抜き可能の第二のMISFETとを備え、第四半導
体領域が第一のMISFETのソース領域と、このソー
ス領域とは離隔した部位に形成された第二のMISFE
Tのソース領域とに分離されてなる半導体装置におい
て、第二のMISFETのソース領域、ドレイン領域の
深さが異なるものとする。あるいは第二のMISFET
のソース領域およびドレイン領域の深さが第一のMIS
FETのソース領域の深さより深いものとする。また別
の本発明では、第三半導体領域の第一のMISFETの
ゲート電極直下と第二のMISFETのゲート電極直下
との間に、第四半導体領域より深いが第三半導体領域よ
り浅く、第三半導体領域より高不純物濃度の第一導電形
の半導体領域が形成されたものとする。
めに、本発明は、第一導電形の第一半導体領域、第二導
電形の第二半導体領域、第一導電形の第三半導体領域お
よび第二導電形の第四半導体領域とからなるサイリスタ
構造を有し、第二半導体領域に対しその多数キャリアを
第四半導体領域から注入可能の第一のMISFETと、
この第一のMISFETとは独立に開閉可能であって第
三半導体領域からその多数キャリアを第四半導体領域へ
引き抜き可能の第二のMISFETとを備え、第四半導
体領域が第一のMISFETのソース領域と、このソー
ス領域とは離隔した部位に形成された第二のMISFE
Tのソース領域とに分離されてなる半導体装置におい
て、第二のMISFETのソース領域、ドレイン領域の
深さが異なるものとする。あるいは第二のMISFET
のソース領域およびドレイン領域の深さが第一のMIS
FETのソース領域の深さより深いものとする。また別
の本発明では、第三半導体領域の第一のMISFETの
ゲート電極直下と第二のMISFETのゲート電極直下
との間に、第四半導体領域より深いが第三半導体領域よ
り浅く、第三半導体領域より高不純物濃度の第一導電形
の半導体領域が形成されたものとする。
【0009】
【作用】第二のMISFETのソース領域およびドレイ
ン領域はゲートをマスクとしての拡散で形成される。こ
の両領域を同時に形成しないで、一方を他方より、ある
いは双方を第一のMISFETのソース領域より深くす
ると、横方向拡散により第二のMISFETのゲート幅
に対してチャネル長をさらに短くすることができる。こ
のため、デザインルールをさらに縮小することなく、M
ISFETのチャネル幅の微細化が可能になり、第二の
MISFETのオン抵抗が低減する。その結果、ラッチ
アップ電流の増大および高速ターンオフが可能になる。
ン領域はゲートをマスクとしての拡散で形成される。こ
の両領域を同時に形成しないで、一方を他方より、ある
いは双方を第一のMISFETのソース領域より深くす
ると、横方向拡散により第二のMISFETのゲート幅
に対してチャネル長をさらに短くすることができる。こ
のため、デザインルールをさらに縮小することなく、M
ISFETのチャネル幅の微細化が可能になり、第二の
MISFETのオン抵抗が低減する。その結果、ラッチ
アップ電流の増大および高速ターンオフが可能になる。
【0010】さらに、第二のMISFETのソース領域
の深さを深くすることは、主電流の流れるサイリスタ構
造の上部にある第二導電形の第四半導体領域、すなわち
第二のMISFETのソース領域、第一導電形の第三半
導体領域および第二導電形の第二半導体領域よりなるバ
イポーラトランジスタのベース層を狭くし、このトラン
ジスタhFEが上昇するので、サイリスタのオン電圧が上
昇する。
の深さを深くすることは、主電流の流れるサイリスタ構
造の上部にある第二導電形の第四半導体領域、すなわち
第二のMISFETのソース領域、第一導電形の第三半
導体領域および第二導電形の第二半導体領域よりなるバ
イポーラトランジスタのベース層を狭くし、このトラン
ジスタhFEが上昇するので、サイリスタのオン電圧が上
昇する。
【0011】第三半導体領域の第一のMISFETのゲ
ート電極直下と第二のMISFETのゲート電極直下と
の間に第三半導体領域より高不純物濃度の半導体領域を
形成することは、前記の明細書の請求項4および図23に
開示され、第二半導体領域の多数キャリア流出における
抵抗をさらに軽減し、トランジスタ状態で許容できる最
大電流の増加が可能となる。また、サイリスタ状態から
トランジスタ状態への移行時間を短縮し、ターンオフ時
間を短縮する作用がある。この半導体領域の深さを第三
半導体領域の深さより浅くすることは、この領域の表面
不純物濃度を高めることができ、IGBT動作時のラッ
チアップする電流値を大きくする作用が強くなる。ラッ
チアップは、第四半導体領域である第二導電形の第一の
MISFETのソース領域、第一導電形の第三半導体領
域および第二導電形の第二半導体領域からなるバイポー
ラトランジスタが動作することにより起こる。第四半導
体領域より深い高不純物濃度の領域を形成することによ
り、第四半導体領域の下側における抵抗が下がり、その
間における電圧降下が防げるので、上記のバイポーラト
ランジスタが動作しにくくなり、ラッチアップ電流が増
大する。
ート電極直下と第二のMISFETのゲート電極直下と
の間に第三半導体領域より高不純物濃度の半導体領域を
形成することは、前記の明細書の請求項4および図23に
開示され、第二半導体領域の多数キャリア流出における
抵抗をさらに軽減し、トランジスタ状態で許容できる最
大電流の増加が可能となる。また、サイリスタ状態から
トランジスタ状態への移行時間を短縮し、ターンオフ時
間を短縮する作用がある。この半導体領域の深さを第三
半導体領域の深さより浅くすることは、この領域の表面
不純物濃度を高めることができ、IGBT動作時のラッ
チアップする電流値を大きくする作用が強くなる。ラッ
チアップは、第四半導体領域である第二導電形の第一の
MISFETのソース領域、第一導電形の第三半導体領
域および第二導電形の第二半導体領域からなるバイポー
ラトランジスタが動作することにより起こる。第四半導
体領域より深い高不純物濃度の領域を形成することによ
り、第四半導体領域の下側における抵抗が下がり、その
間における電圧降下が防げるので、上記のバイポーラト
ランジスタが動作しにくくなり、ラッチアップ電流が増
大する。
【0012】
【実施例】以下、図2と共通の部分に同一の符号を付し
た図を引用して本発明の実施例について述べる。図1に
示すダブルゲートを備えた半導体装置は、図2とくらべ
てn+ 形のドレイン層6が他のn+ 形の拡散層51、52の
深さ約0.3μmに比して深い、約1μmの深さに形成さ
れている。すなわち、第二のMOSFETの片側の拡散
層の拡散深さを深くすることにより、第二のMOSFE
Tのゲート幅 (ゲート電極11の幅) に対して、チャネル
長をさらに短くすることができる。このため、この方法
を用いることにより、第二のMOSFETのソース・ド
レイン拡散層を同時に形成する方法と比較すると、同じ
デザインルールをさらに縮小することなく、MOSFE
Tのチャネル幅の微細化が可能となる。従って、第二の
MOSFETのオン抵抗をさらに低減することができ、
つまりはラッチアップ電流の増大および高速ターンオフ
が可能となる。
た図を引用して本発明の実施例について述べる。図1に
示すダブルゲートを備えた半導体装置は、図2とくらべ
てn+ 形のドレイン層6が他のn+ 形の拡散層51、52の
深さ約0.3μmに比して深い、約1μmの深さに形成さ
れている。すなわち、第二のMOSFETの片側の拡散
層の拡散深さを深くすることにより、第二のMOSFE
Tのゲート幅 (ゲート電極11の幅) に対して、チャネル
長をさらに短くすることができる。このため、この方法
を用いることにより、第二のMOSFETのソース・ド
レイン拡散層を同時に形成する方法と比較すると、同じ
デザインルールをさらに縮小することなく、MOSFE
Tのチャネル幅の微細化が可能となる。従って、第二の
MOSFETのオン抵抗をさらに低減することができ、
つまりはラッチアップ電流の増大および高速ターンオフ
が可能となる。
【0013】図4は、MOSFETのゲート幅 (ゲート
電極の幅) とチャネル抵抗の関係を示し、線41は、上記
の実施例の第二のMOSFETと同様にソース拡散層の
深さが約0.3μm、ドレイン拡散層の深さが約1μmの
場合、線42は図2に示した従来の構造のようにソース拡
散層、ドレイン拡散層がいずれも約0.3μmの場合であ
る。図4より明らかなように、例えば本発明の実施例の
ゲート幅5μmのMOSFETのチャネル抵抗は、従来
の構造のゲート幅2μmのMOSFETのチャネル抵抗
とほぼ等しいことがわかる。このように本発明により、
微細加工技術を用いることなくMOSFETのオン抵抗
を大幅に減少することが可能となる。
電極の幅) とチャネル抵抗の関係を示し、線41は、上記
の実施例の第二のMOSFETと同様にソース拡散層の
深さが約0.3μm、ドレイン拡散層の深さが約1μmの
場合、線42は図2に示した従来の構造のようにソース拡
散層、ドレイン拡散層がいずれも約0.3μmの場合であ
る。図4より明らかなように、例えば本発明の実施例の
ゲート幅5μmのMOSFETのチャネル抵抗は、従来
の構造のゲート幅2μmのMOSFETのチャネル抵抗
とほぼ等しいことがわかる。このように本発明により、
微細加工技術を用いることなくMOSFETのオン抵抗
を大幅に減少することが可能となる。
【0014】この効果は、図5に示した本発明の別の実
施例におけるように、ドレイン層6は第一のMOSFE
Tのエミッタ層51と同時に形成し、第二のMOSFET
のエミッタ層52を深くすることによっても、またドレイ
ン層6およびエミッタ層52の双方の拡散深さを深くする
ことによっても得られる。さらに、第二のMOSFET
のソース拡散の拡散深さを深くすることは、サイリスタ
動作時のオン電圧をさらに低減する効果も兼ね備えてい
る。サイリスタ動作時には主電流は、エミッタ層51、p
形のベース層4、n形のベース層3およびp形のコレク
タ層2よりなるnpnpサイリスタを流れている。この
ため、第二のMOSFETのソース拡散層を深くするこ
とにより、上部npnトランジスタのhFEが上昇し、つ
まりはサイリスタのオン電圧が低減できる。
施例におけるように、ドレイン層6は第一のMOSFE
Tのエミッタ層51と同時に形成し、第二のMOSFET
のエミッタ層52を深くすることによっても、またドレイ
ン層6およびエミッタ層52の双方の拡散深さを深くする
ことによっても得られる。さらに、第二のMOSFET
のソース拡散の拡散深さを深くすることは、サイリスタ
動作時のオン電圧をさらに低減する効果も兼ね備えてい
る。サイリスタ動作時には主電流は、エミッタ層51、p
形のベース層4、n形のベース層3およびp形のコレク
タ層2よりなるnpnpサイリスタを流れている。この
ため、第二のMOSFETのソース拡散層を深くするこ
とにより、上部npnトランジスタのhFEが上昇し、つ
まりはサイリスタのオン電圧が低減できる。
【0015】図6は別の本発明の実施例を示し、p形の
ベース層4のさらに内側に高濃度のp形の拡散層14が設
けられている。このp形の拡散層14の拡散深さは、p形
のベース層4の拡散深さよりも浅く、n形のエミッタ層
51の拡散深さよりも深いことが望ましい。この拡散層13
を形成することで、IGBT動作時におけるラッチアッ
プする電流値を大きくすることができる。すなわち、ラ
ッチアップはn形のエミッタ層51、p形のベース層4、
n形のベース層3からなるnpnバイポーラトランジス
タが動作することにより起こる。p形の拡散層13を新た
に設置することにより、IGBT動作時のホール電流の
経路となるエミッタ層51の下側部分の抵抗が下がるため
に、p形の拡散層4および14における電圧降下を防ぐこ
とができる。これにより、このnpnトランジスタのベ
ース層が順バイアスされにくくなり、IGBT動作時に
おけるラッチアップする電流値を増大することができ、
可制御電流を大きくとることができる。
ベース層4のさらに内側に高濃度のp形の拡散層14が設
けられている。このp形の拡散層14の拡散深さは、p形
のベース層4の拡散深さよりも浅く、n形のエミッタ層
51の拡散深さよりも深いことが望ましい。この拡散層13
を形成することで、IGBT動作時におけるラッチアッ
プする電流値を大きくすることができる。すなわち、ラ
ッチアップはn形のエミッタ層51、p形のベース層4、
n形のベース層3からなるnpnバイポーラトランジス
タが動作することにより起こる。p形の拡散層13を新た
に設置することにより、IGBT動作時のホール電流の
経路となるエミッタ層51の下側部分の抵抗が下がるため
に、p形の拡散層4および14における電圧降下を防ぐこ
とができる。これにより、このnpnトランジスタのベ
ース層が順バイアスされにくくなり、IGBT動作時に
おけるラッチアップする電流値を増大することができ、
可制御電流を大きくとることができる。
【0016】本発明は、以上の実施例に限定されず、前
記の明細書の各請求項に記載された発明と並行して実施
することも可能である。
記の明細書の各請求項に記載された発明と並行して実施
することも可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、特願平5−32884 号で
出願されたダブルゲート型の半導体装置の第二のMIS
FETのソース・ドレイン領域の両方またはどちらかの
拡散深さを、第一のMISFETのソース領域の拡散深
さより深くすることで、オン時に主電流の流れる第二の
MISFETのオン抵抗を低減することができるため、
可制御電流を増大することができる。さらに、サイリス
タ動作時のオン電圧を低減できるために、スイッチング
損失の低減も可能となる。
出願されたダブルゲート型の半導体装置の第二のMIS
FETのソース・ドレイン領域の両方またはどちらかの
拡散深さを、第一のMISFETのソース領域の拡散深
さより深くすることで、オン時に主電流の流れる第二の
MISFETのオン抵抗を低減することができるため、
可制御電流を増大することができる。さらに、サイリス
タ動作時のオン電圧を低減できるために、スイッチング
損失の低減も可能となる。
【0018】また、第一のMISFETのソース領域下
の抵抗を下げる高不純物濃度半導体領域を形成すること
によっても、ラッチアップする電流値を増大させ、可制
御電流を大きくすることができる。
の抵抗を下げる高不純物濃度半導体領域を形成すること
によっても、ラッチアップする電流値を増大させ、可制
御電流を大きくすることができる。
【図1】本発明の一実施例の半導体装置の断面図
【図2】先願の従来技術の半導体装置の断面図
【図3】本発明の実施例および先願の従来技術の半導体
装置の等価回路図
装置の等価回路図
【図4】本発明の実施例および従来技術の半導体装置中
に形成されるMOSFETのゲート幅とチャネル抵抗と
の関係線図
に形成されるMOSFETのゲート幅とチャネル抵抗と
の関係線図
【図5】本発明の他の実施例の半導体装置の断面図
【図6】別の本発明の一実施例の半導体装置の断面図
1 コレクタ電極 2 p+ コレクタ層 3 n- ベース層 4 pベース層 51 p+ 第一エミッタ層 52 p+ 第二エミッタ層 6 n+ ドレイン層 71、72 エミッタ電極 9 ゲート酸化膜 10、11 ゲート電極 12 第一のMOSFET 13 第二のMOSFET 14 p+ 拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−21783(JP,A) 特開 昭62−76557(JP,A) 特開 平5−121729(JP,A) 特開 平6−69496(JP,A) 特開 平6−125078(JP,A) 特開 昭63−280459(JP,A) 特開 平3−136371(JP,A) 特開 平7−99306(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/74 H01L 29/749 H01L 29/78 655
Claims (3)
- 【請求項1】第一導電形の第一半導体領域、第二導電形
の第二半導体領域、第一導電形の第三半導体領域および
第二導電形の第四半導体領域とからなるサイリスタ構造
を有し、第二半導体領域に対しその多数キャリアを第四
半導体領域から注入可能の第一のMISFETと、この
第一のMISFETとは独立に開閉可能であって第三半
導体領域からその多数キャリアを第四半導体領域へ引き
抜き可能の第二のMISFETとを備え、第四半導体領
域が第一のMISFETのソース領域と、このソース領
域とは離隔した部位に形成された第二のMISFETの
ソース領域とに分離されてなるものにおいて、第二のM
ISFETのソース領域、ドレイン領域の深さが異なる
ことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】第一導電形の第一半導体領域、第二導電形
の第二半導体領域、第一導電形の第三半導体領域および
第二導電形の第四半導体領域とからなるサイリスタ構造
を有し、第二半導体領域に対しその多数キャリアを第四
半導体領域から注入可能の第一のMISFETと、この
第一のMISFETとは独立に開閉可能であって第三半
導体領域からその多数キャリアを第四半導体領域へ引き
抜き可能の第二のMISFETとを備え、第四半導体領
域が第一のMISFETのソース領域と、このソース領
域とは隔離した部位に形成された第二のMISFETの
ソース領域とに分離されてなるものにおいて、第二のM
ISFETのソース領域およびドレイン領域の深さが第
一のMISFETのソース領域の深さより深いことを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項3】第一導電形の第一半導体領域、第二導電形
の第二半導体領域、第一導電形の第三半導体領域および
第二導電形の第四半導体領域とからなるサイリスタ構造
を有し、第二半導体領域に対しその多数キャリアを第四
半導体領域から注入可能の第一のMISFETと、この
第一のMISFETとは独立に開閉可能であって第三半
導体領域からその多数キャリアを第四半導体領域へ引き
抜き可能の第二のMISFETとを備え、第四半導体領
域が第一のMISFETのソース領域と、このソース領
域とは離隔した部位に形成された第二のMISFETの
ソース領域とに分離されてなるものにおいて、第三半導
体領域の第一のMISFETのゲート電極直下と第二の
MISFETのゲート電極直下との間に、第四半導体領
域より深いが第三半導体領域より浅く、第三半導体領域
より高不純物濃度の第一導電形の半導体領域が形成され
たことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05309964A JP3116695B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 半導体装置 |
EP94119528A EP0657943A3 (en) | 1993-12-10 | 1994-12-09 | Semiconductor device having a thyristor structure |
US08/352,956 US5606183A (en) | 1993-07-27 | 1994-12-09 | Double-gated turn-off thyristor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05309964A JP3116695B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07161966A JPH07161966A (ja) | 1995-06-23 |
JP3116695B2 true JP3116695B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=17999487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05309964A Expired - Fee Related JP3116695B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-12-10 | 半導体装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0657943A3 (ja) |
JP (1) | JP3116695B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19750413A1 (de) * | 1997-11-14 | 1999-05-20 | Asea Brown Boveri | Bipolartransistor mit isolierter Steuerelektrode (IGBT) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3689680T2 (de) * | 1985-09-30 | 1994-06-23 | Toshiba Kawasaki Kk | Mittels Steuerelektrode abschaltbarer Thyristor mit unabhängigen Zünd-/Lösch-Kontrolltransistoren. |
JPH0795596B2 (ja) * | 1989-10-23 | 1995-10-11 | 三菱電機株式会社 | サイリスタ及びその製造方法 |
GB2267996B (en) * | 1992-06-01 | 1996-04-17 | Fuji Electric Co Ltd | Semiconductor device |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP05309964A patent/JP3116695B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-12-09 EP EP94119528A patent/EP0657943A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0657943A3 (en) | 1999-05-19 |
EP0657943A2 (en) | 1995-06-14 |
JPH07161966A (ja) | 1995-06-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |